JPH11349842A - 光重合性顔料分散剤、感光性着色組成物及び遮光層用組成物 - Google Patents

光重合性顔料分散剤、感光性着色組成物及び遮光層用組成物

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Publication number
JPH11349842A
JPH11349842A JP22331698A JP22331698A JPH11349842A JP H11349842 A JPH11349842 A JP H11349842A JP 22331698 A JP22331698 A JP 22331698A JP 22331698 A JP22331698 A JP 22331698A JP H11349842 A JPH11349842 A JP H11349842A
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JP
Japan
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composition
dispersant
light
shielding layer
pigment
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Application number
JP22331698A
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English (en)
Inventor
Yoshiko Kiyohara
欣子 清原
Masayuki Ando
雅之 安藤
Shunsuke Sega
俊介 瀬賀
Akira Inoue
彰 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 分散安定性が高い光重合性顔料分散剤であっ
て、レジスト特性の向上に有効な顔料分散レジスト用分
散剤、およびカラーフィルターの作製に適した感光性着
色組成物、特に遮光層用組成物を提供する。 【解決手段】 各種顔料に対する分散性に優れ、感光性
着色組成物及び遮光層用組成物の安定性・感度・基板密
着性を改善する下記(I)、(II)、(III)の光
重合性顔料分散剤を含む感光性着色組成物。 (式中、R、R、Rは水素またはメチル基を、R
、Rは炭素数1〜10のアルキレン基を、Rはア
ルキレン基またはフェニレン基を、X、X、X
はオキシエチレン基、オキシプロピレン基などを示
す。l、qは0または1、m、n、r、sは0〜10
0、pは1または2、tは1〜100である。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光重合性を有する
顔料分散剤に関するものであり、特に有機溶媒系におけ
る顔料分散安定性に優れており、また、UVやEBに対
する反応性を有するため、UV・EB硬化性塗料やイン
キ、ソルダーレジスト等の各種レジスト、ポリマーアロ
イの相溶化剤としても適用できる。特に、顔料分散法カ
ラーフィルターにおける着色組成物の分散剤、遮光層用
の分散剤として好適な光重合性顔料分散剤、また、該分
散剤を使用した感光性着色組成物及び遮光層用組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】顔料分散レジストを用いフォトリソ法に
よってカラーフィルターを作製する方法は、顔料を使用
するため、光や熱などに安定であると共にフォトリソ法
によってパターニングするため、位置精度も十分で大画
面、高精紬カラーディスプレーの作製に好適な方法であ
る。しかしながら、顔料分散法で作製されたカラーフィ
ルターにおいては、顔料の分散性が不十分であると色純
度や寸法精度に問題を生じたり、消偏作用のため表示コ
ントラスト比が著しく劣化する。また、顔料の分散安定
性の悪いレジスト組成物は、カラーフィルター製造プロ
セスにおける塗布時の膜厚均一性、露光時の感度、現像
時の溶解性に悪影響を及ぼすばかりか、経時によって凝
集を起こして粘度が上昇し、ポットライフが極めて短い
という問題もある。一般に、顔料は有機溶媒、高分子化
合物等の有機媒質中への分散性や混和性が悪いため、顔
料の分散性を高める手段として、界面活性剤、顔料誘導
体等の分散剤が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の分散剤
は、その分子中に感光性基を有しないため、レジスト組
成物中に、バインダー樹脂、分散剤等の光硬化性を持た
ない材料が多量に存在することはレジストの感度を低下
させる原因となる。特に、遮光層用組成物においては、
遮光性のため露光量の低下が著しく、硬化不足となり、
非反応性成分の影響が出やすくなる。また、分散剤がア
ルカリ水溶液に可溶な場合、露光部に存在する分散剤が
アルカリ現像時に光硬化部から溶出することにより、塗
膜の基材に対する密着性、パターン形状に悪影響を及ぼ
すという大きな問題を有する。本発明は、上記の従来技
術の問題点を解決するものであり、その目的は、分散安
定性が高い光重合性顔料分散剤であって、レジスト特性
の向上に有効な顔料分散レジスト用分散剤、およびカラ
ーフィルターの作製に適した感光性着色組成物、特に遮
光層用組成物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに鋭意検討を行った結果、下記の一般式(I)、(I
I)または(III)で示される化合物を少なくとも一
種含むことを特徴とする光重合性顔料分散剤は、各種顔
料に対する分散性に優れ、感光性着色組成物及び遮光層
用組成物の安定性・感度・基板密着性を改善することを
見出し、本発明に至った。
【化4】
【化5】
【化6】
【0005】本発明の感光性着色組成物は、アルカリ可
溶性バインダー、光重合性モノマー、光重合性開始剤、
分散剤、顔料及び溶剤を主成分とし、該分散剤が上記の
一般式(I)、(II)または(III)で示される光
重合性分散剤を少なくとも一種含むことを特徴とする。
また、本発明の遮光層用組成物は、アルカリ可溶性バイ
ンダー、光重合性モノマー、光重合性開始剤、分散剤、
無機黒色顔料及び溶剤を主成分とし、該分散剤が上記の
一般式(I)、(II)または(III)で示される光
重合性分散剤を少なくとも一種含むことを特徴とする。
上記の無機黒色顔料が、少なくとも銅、鉄、マンガンを
含む複合金属酸化物であることを特徴とする。
【0006】上記の光重合性モノマーが3個〜6個の反
応性二重結合基を持つ多官能アクリレート、及び/また
は多官能メタアクリレートであることを特徴とする。上
記のアルカリ可溶性バインダーの平均分子量が2000
〜20000であり、少なくとも一部が、1gあたり反
応性二重結合基を0.05〜5ミリモル含み、かつ、酸
価が50〜250mgKOH/gであるエポキシ樹脂で
あることを特徴とする。上記のエポキシ樹脂がビスフェ
ノールA型ビニルエステルであることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の一般式(I)、(II)
または(III)で示される光重合性分散剤は光硬化性
のエチレン性不飽和基を有しているため、顔料分散レジ
ストに使用した場合、レジストの感度を向上させる。ま
た、光硬化性のない分散剤の欠点であった、アルカリ現
像による塗膜の基材密着性の低下、パターン形状の悪化
を改善することができる。
【0008】本発明の一般式(I)で示される光重合性
分散剤の具体例を以下に示す。
【化7】
【化8】
【化9】
【化10】
【化11】
【化12】 上記の化学式7〜12の全てのpは1または2を示す。
【0009】これらの有機リン酸系化合物の合成は、O
H基を含有する単量体と、五酸化リン、五塩化リン、三
塩化リン、オキシ塩化リン、五硫化リン等のリン酸エス
テル化剤との反応により製造することができる。具体的
には特開昭58−128393号、USP375497
2号等に示される合成法が利用できる。OH基を含有す
る単量体としては、プラクセルFM1D、FM2D、F
M3、FM4、FM5、FM6X、プラクセルFA1D
T、FA2D、FA3、FA4、FA5(ダイセル化学
工業製)、ブレンマーAP−400、AE−350、7
0PEP−350B、55PET−800、NKH−5
050(日本油脂製)等が挙げられる。
【0010】本発明の一般式(II)で示される光重合
性分散剤の具体例を以下に示す。
【化13】
【化14】
【化15】
【化16】
【化17】
【化18】
【0011】これらの化合物は、OH基を含有する単量
体と、無水コハク酸、無水グルタル酸、無水フタル酸等
の酸無水物との反応により製造することができる。OH
基を含有する単量体としては、プラクセルFM1D、F
M2D、FM3、FM4、FM5、FM6X、プラクセ
ルFA1DT、FA2D、FA3、FA4、FA5(ダ
イセル化学工業製)、ブレンマーAP−400、AE−
350、70PEP−350B、55PET−800、
NKH−5050(日本油脂製)等が挙げられる。ま
た、市販品としてはプラクセルFM1A、FM4A、F
M10A(ダイセル化学工業製)等が挙げられる。
【0012】本発明の一般式(III)で示される界面
活性剤としては、市販されているアロニックスM−53
00(東亜合成製)等が挙げられる。また、この界面活
性剤は(メタ)アクリル酸、または(メタ)アクリル酸
クロリドとOH−(C5 10COO)t −Hの反応によ
り製造することができる。
【0013】本発明の光重合性顔料分散剤は、種々の無
機顔料及び有機顔料に適用できる。具体的には、鉄、コ
バルト、アルミニウム、カドミウム、鉛、銅、チタン、
マグネシウム、クロム、亜鉛、アンチモン、マンガン等
の金属酸化物、及び前記金属の複合酸化物、硫酸バリウ
ム、シリカ、クロム酸亜鉛、クロム酸ストロンチウム、
カーボンブラック、金属アルミニウム、金属鉛、金属亜
鉛、塩基性硫酸鉛、水酸化アルミニウム、塩基性炭酸鉛
等の無機化合物、或いは有機顔料、例えばキナクリド
ン、フタロシアニン青、フタロシアニン緑、アゾ顔料、
イソインドリン顔料、ジオキサジン顔料などカラーイン
デックス(C.I.;The Society of
Dyersand Colourists社発行)のピ
グメントに分類される化合物が挙げられる。
【0014】顔料は通常凝集体を形成しており、顔料を
微粒子化するのは容易ではない。そのため、本発明の感
光性着色組成物は、顔料、光重合性分散剤、溶媒からな
る着色液を予め調製し、その着色液にアルカリ可溶性バ
インダー、光重合性モノマー、光重合性開始剤、溶媒を
混合して調製する。上記着色液の調製において、本発明
の分散剤は予め微粉状の顔料等に均質に混合するか、あ
るいは分散媒中に予め溶解して用い、または顔料等と非
水溶媒からなる分散系に添加して用いるのが好ましい。
【0015】また、本分散剤は、単独もしくは一般的な
低分子界面活性剤、高分子界面活性剤、顔料誘導体と混
合して用いることができる。このような分散剤として
は、市販されている(メタ)アクリル酸系(共)重合体
ポリフローNo.75、No.90、No.95(共栄
社油脂化学工業製)、メガファックF171、F17
2、F173(大日本インキ化学工業製)、フロラード
Fc430、Fc431(住友スリーエム製)、ソルス
パス12000、13240、20000、2400
0、26000、28000などの各種ソルスパース分
散剤(ゼネカ製)、ディスパースビッグ111、16
1、164、165(ビッグケミー製)、アジスパーP
B711、PB411、PB111、PB821(味の
素製)等が用いることができる。
【0016】着色液の調製においては、いずれの分散機
を使用してもよく、例えば、ボールミル、サンドミル、
ビスコミル、ロールミル、ニーダー、アトライター、ハ
イスピードミキサー、ホモミキサー等が挙げられる。光
重合性顔料分散剤は、液状感光性組成物の全固形分に対
して、2重量%〜80重量%、好ましくは2重量%〜4
0重量%添加する。2重量%よりも少ないと分散安定性
が不十分であり、経時的に粘度上昇や顔料の沈降が生じ
る。但し、分散剤の最適な添加量は、使用する顔料、溶
剤、レジスト成分の組み合わせにより変動する。また、
光重合性顔料分散剤は、上述したように、単独で用いて
も、他の非水系分散剤と併用してもよい。この場合の他
の非水系分散剤は、本発明の分散剤の0〜80重量%用
いることができる。80重量%を越えて使用すると、本
発明の目的である感度が低下する。
【0017】以下、本発明の感光性着色組成物として、
特に、遮光層用組成物である場合について詳述する。本
発明の光重合性顔料分散剤は、無機黒色顔料を用いた遮
光層用組成に対して優れた効果を示す。これは遮光性の
ため膜中の露光量の低下が著しく、硬化不足となり、非
反応性成分の悪影響が出やすくなるが、本発明の分散剤
によって感度が上がるためである。既に本発明者らが提
案している、少なくとも銅、マンガン、鉄の金属を含む
複合金属酸化物微粒子を用いた遮光層用組成物に対して
は、分散性という観点では特に優れた効果を発揮する。
【0018】本発明の遮光層用組成物における顔料は、
特開平9−25126号公報に開示される湿式法に準
じ、銅、マンガン、鉄の3種類の水溶性金属塩にアルカ
リを添加し、中和析出させ、その析出したスラリー中に
過酸化水素などの酸化剤を加え、液相中で酸化した後、
洗浄、乾燥、焼成および粉砕して製造することができ
る。また、顔料の表面状態をより分散しやすくするた
め、ジルコニウムや亜鉛の水溶性金属塩を添加すること
もできる。
【0019】銅、マンガン、鉄からなる複合金属酸化物
は、例えば、CuMn24 のMnの一部をFeによっ
て置換したもので、組成比としては、CuOが25重量
%〜40重量%、Fe23 が5重量%〜30重量%、
およびMn23 が40重量%〜60重量%の範囲のも
のが挙げられる。ジルコニウム及び亜鉛の複合金属酸化
物の含有量は、銅、マンガン、鉄からなる複合金属酸化
物に対し、0.1重量%〜50重量%、好ましくは0.
3重量%〜10重量%である。0.1重量%未満の場合
にはアルカリ可溶性バインダー等との親和性に劣るため
所望の遮光層を得ることができず、また50重量%を越
えると顔料の黒色度が大幅に低下し、カラーフィルター
として使用した際に現像性に劣るので好ましくない。
【0020】また、本発明の遮光層用組成物において使
用する黒色顔料は、粒子径、比表面積、表面水酸基量に
夫々最適値が存在する。粒子径については、0.01μ
m〜0.5μm、好ましくは0.01μm〜0.3μm
の範囲にあることが好ましい。粒子径が0.01μm未
満では遮光性が十分でなく、0.5μmを越えると膜面
の平滑性が損なわれたり、パターン形成精度を大幅に低
減させるため好ましくない。
【0021】比表面積としては、15m2 /g〜40m
2 /g、好ましくは18m2 /g〜35m2 /gの範囲
である。ここで比表面積が40m2 /gを越えるものと
なるには適性粒子径以下の顔料が含まれる場合と、適性
粒子径の範囲内であっても多孔質やアモルファス構造を
とる場合とが考えられる。適性粒子径未満の場合は遮光
性が十分にとれず、また、適性粒子径の範囲内であって
も顔料が多孔質体やアモルファス構造を取る場合には、
顔料自身の凝集力が強いと同時にバインダー成分をも強
固に吸着し凝集体を形成するため、顔料の分散性が著し
く阻害され好ましくない。比表面積が15m2 /g未満
では適性粒子径以上の顔料が含まれるために好ましくな
い。さらに、粒子径、および比表面積が適性範囲内にあ
る場合でも、本発明で使用される顔料は表面の水酸基量
が0.1μmol/g〜40μmol/g、好ましく
は、0.5μmol/g〜25μmol/gである必要
がある。表面水酸基量が0.1μmol/g未満では、
顔料表面の溶剤や分散剤に対する親和性が極端に落ちる
ために顔料の凝集や析出等が起こり、40μmol/g
を越えると、比表面積が大きすぎる場合と同様、顔料自
身の凝集力や他のバインダー成分の吸着力が強くなりす
ぎるため好ましくない。
【0022】なお、本発明における顔料表面の水酸基量
は、以下の定量法で決定するものである。 (定量法)顔料2.0gに対し、0.01Nの水酸化テ
トラブチルアンモニウム−エタノール溶液30mlを添
加し、1時間攪拌させて上澄み10mlを取り、エタノ
ール30mlを加え、0.01N過塩素酸−エタノール
溶液で定量した残留水酸化テトラブチルアンモニウム量
を、上記0.01Nの水酸化テトラブチルアンモニウム
−エタノール溶液30ml中に含まれる水酸化テトラブ
チルアンモニウム量から引いた値を顔料表面の水酸基量
とする。このような顔料は、市販されているものとし
て、例えば大日精化工業(株)製「ダイピロキサイドT
Mブラック#3950」、「ダイピロキサイドTMブラ
ック#3952」、「ダイピロキサイドTMブラック#
9550」、「ダイピロキサイドTMブラック#355
0」、BASF社製「SICOCER F Black
2904」、「SICOCER F Black 2
912」、「SICOPUR SE 1435」等が挙
げられる。
【0023】また、顔料表面を、粒子径が0.005μ
m〜0.02μmのZr、Zn、Fe、Co、又はNi
等の遷移金属水酸化物微粒子、及び/又は遷移金属酸化
物微粒子で被覆してもよい。また、遷移金属は単独でも
また複合していてもよい。被覆方法としては、遷移金属
塩水溶液中に顔料を分散させ、アルカリ溶液を滴下させ
て顔料表面に遷移金属水酸化物微粒子及び/又は遷移金
属酸化物微粒子として中和析出・沈着させる等の公知の
方法で被覆するとよい。顔料粒子表面への被覆量として
は、0.01重量%〜20重量%である。次に、アルカ
リ可溶性バインダーとしては、顔料粒子の分散性に寄与
し、光重合性モノマーや光重合性開始剤との相性が良
く、また、アルカリ現像液に対する溶解性や有機溶剤溶
解性に優れることが要求される。また、露光、現像を含
むパターン形成工程にあっては、特にアルカリ現像液や
洗浄液に長時間曝された場合でも基板に対する密着性に
優れることが要求され、更に、カラーフィルター部材と
しての強度、軟化温度等が適当であるものが好ましい。
【0024】このようなアルカリ可溶性バインダーとし
ては、エポキシ樹脂、特に、基本骨格がビスフェノール
Aとエピクロロヒドリンとの縮合反応物であって、分子
内に2個以上含まれるエポキシ基の開環反応を利用して
グリシジルメタクリレート等により反応性二重結合基や
環状酸無水物を付加し、得られるカルボキシル基等によ
り重合開始能やアルカリ現像性を付与したものが好まし
い。例えば、ビスフェノールA型ビニルエステルが挙げ
られ、アルカリに対する耐性や基板密着性、膜強度の実
現の上で上記特性を満たすものである。また、本発明の
アルカリ可溶性バインダーにおいては、更に、反応性二
重結合基の導入により重合性のバインダーとすることで
形成される遮光層の各種強度を向上させることができ
る。導入される反応性二重結合基は、1gあたり0.0
5ミリモル〜5ミリモル、好ましくは0.2ミリモル〜
3ミリモルの範囲である。また、適度なアルカリ現像液
耐性を付与するためには、その酸価が50mgKOH/
g〜250mgKOH/g、好ましくは60mgKOH
/g〜150mgKOH/gの範囲である。
【0025】酸価数が250mgKOH/gを越える
と、露光・現像後においてパターン解像はされるが、ア
ルカリ現像液に対する耐性がなく、現像パターン面に小
さなクラックが発生し、ここからアルカリ現像液の浸透
が急速に生じて最終的にはガラス基板面からレジスト剥
がれ(剥離)を引き起こす。また、酸価数が50mgK
OH/g未満であると、アルカリに対する溶解性が無く
なり、未露光部でも溶解が起こらず、適切なパターン形
成が行えない。アルカリ可溶性バインダーの平均分子量
は、2000〜20,000、好ましくは3000〜1
5,000の範囲である。2000未満ではバインダー
として十分に機能せず、20,000を越えると顔料同
士の凝集物を作りやすく、顔料凝集に起因する組成物寿
命や、基板密着性、パターン形成性や塗膜の平滑性の低
下を引き起こすため好ましくない。また、アルカリ可溶
性バインダーとして、上述したエポキシ樹脂を使用する
と、遮光層用組成物中での顔料に対する分散安定化の効
果も有する。
【0026】アルカリ可溶性バインダーとして好ましい
エポキシ樹脂としては、例えば昭和高分子(株)製「ビ
スフェノールA型エポキシアクリレート、VR−60T
H、1gあたりの二重結合基0.29ミリモル、酸価7
0mgKOH/g、平均分子量7,000」、「ビスフ
ェノールA型エポキシアクリレート、VR−90TH、
1gあたりの二重結合基0.57ミリモル、酸価125
mgKOH/g、平均分子量3500」、「クレゾール
型ノボラック型エポキシアクリレート、1gあたりの二
重結合基0.6ミリモル、酸価110mgKOH/g、
平均分子量7500」、「フェノールノボラック型エポ
キシアクリレート、1gあたりの二重結合基0.6ミリ
モル、酸価120mgKOH/g、平均分子量550
0」等が挙げられる。アルカリ可溶性バインダーは、遮
光層用組成物中の全固形分の5重量%〜80重量%、好
ましくは5重量%〜60重量%の範囲である。本発明の
アルカリ可溶性バインダーには、例えば特願平8−95
884号に記載される高分子量のものでも、アルカリ可
溶性バインダーとして好ましいエポキシ樹脂の作用を損
なわない範囲において併用してもよい。
【0027】次に、光重合性モノマーとしては、一つの
分子中に3個以上の二重結合官能基を持つ多官能アクリ
レートや多官能メタアクリレート(以下、アクリレート
体とメタクリレート体とを同時に示す場合(メタ)アク
リレートと称する)が好ましい。多官能(メタ)アクリ
レートにおいて、官能基数が6を越えると、膜自身が固
くなる反面、脆くなるため十分な強度が発現し得ず、4
未満では効果が不十分で、この場合も強度が不十分とな
ることが考えられるが、実使用上は3個以上の二重結合
基を有していればよい。特に5個の二重結合基を持つジ
ペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート及び
その誘導体が好ましい。
【0028】その他にも、例えば、ポリエチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタントリ
アクリレート、トリメチロールプロパンジアクリレー
ト、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、
ペンタエリスリトールテトラ(メク)アクリレート、ぺ
ンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペン
タエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペン
タエリスリトールヘキサアクリレート、ヘキサンジオー
ルジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパント
リ(アクリロイルオキシプロピル)エーテル、トリ(ア
クリロイルオキシエチル)イソシアヌレート、トリ(ア
クリロイルオキシエチル)シアヌレート、グリセリント
リ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンやグ
リセリン等の多官能アルコールにエチレンオキシドやプ
ロピレンオキシドを付加反応した後に(メタ)アクリレ
ート化したもの、ポリエステルアクリレート類が挙げら
れる。また、上記のアクリレート体とメタクリレート体
とはそれぞれ単独、また混合して使用してもよく、ま
た、モノマーの他にプレポリマー、即ち、2量体や3量
体も有効である。上記モノマーの含有量は、遮光層用組
成物中の全固形分の5重量%〜50重量%、好ましくは
5重量%〜40重量%の範囲である。
【0029】本発明を実現する上で、上記アルカリ可溶
性バインダーと光重合性モノマーを組み合わせることで
好適な非導電性遮光層を形成することが可能であるが、
アルカリ可溶性バインダーとして用いるエポキシ樹脂
は、好ましい分子量範囲である2000〜20,000
では粘着性であり、非導電性遮光層自体がべとつき、製
造中にゴミ等が表面に付着しやすく、カラーフィルター
の欠陥を生じやすくなる。そのため、本発明の非導電性
遮光層用組成物においては、塗膜物性改良剤を添加して
「べとつき」を取り除くことが望ましい。
【0030】塗膜物性改良剤としては、現像性や解像性
等の非導電性遮光層の特性を保持したまま、べとつきの
みを取り除ける特性を有することが望ましく、アルカリ
可溶性バインダーとの相溶部(親水部)と非相溶部(疎
水部)を合わせ持つグラフト共重合物やブロック共重合
物が挙げられる。このような塗膜物性改良剤を非導電性
遮光層中に添加すると、非導電性遮光層中に不均質部
(疎水部)を均一に分布させることができ、非導電性遮
光層の特性を保持しながら、べとつきのみを取り除くこ
とができる。
【0031】塗膜物性改良剤の相溶部(親水部)とは、
OH基やCOOH基等の親水性官能基を持つ高分子量
体、例えばポリアクリル酸、ポリビニルピロリドン、ポ
リビニルアルコール、ポリメタクリル酸−2−ヒドロキ
シエチル、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリ
エチレングリコール等のことである。また、疎水部と
は、骨格中に親水部を持たないポリメタクリル酸メチ
ル、ポリスチレン、ポリブテン等である。塗膜物性改良
剤は、顔料表面に吸着し、液中での顔料の凝集を防ぐ、
いわゆる分散安定化剤としての効果も合わせ持つ。
【0032】このような塗膜物性改良剤として、例えば
綜研化学(株)製「L−20−3(グラフトポリマ
ー)、二重結合基なし、酸価0mgKOH/g、平均分
子量56,000」、「L−403A、二重結合基な
し、酸価0mgKOH/g、平均分子量30,00
0」、「LH−448、二重結合基なし、酸価0mgK
OH/g、平均分子量30,000」や、公知の方法で
得られるエチレン性不飽和二重結合を含有する主鎖ポリ
(メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル)/側鎖ポリメ
タクリル酸メチルのグラフトポリマー(二重結合基ポリ
マー1g当たり0.45ミリモル、酸価7mgKOH/
g、重量平均分子量18,000)、エチレン性不飽和
二重結合を含有する主鎖ポリ(メタクリル酸メチル)/
側鎖ポリ(メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル)のグ
ラフトポリマー(二重結合基ポリマー1g当たり0.5
ミリモル、酸価1mgKOH/g、重量平均分子量4
4,000)等が挙げられる。塗膜物性改良剤の含有量
は、非導電性遮光層用組成物の全固形分の0.1重量%
〜50重量%、好ましくは0.1重量%〜30重量%の
範囲である。
【0033】光重合性開始剤としては、チオキサントン
系、アセトフェノン系、ベンゾフェノン系、ベンゾイン
エーテル系、パーオキシド系、ビイミダゾール系の化合
物が挙げられ、感度の向上などの必要性に応じて、アミ
ン系やキノン系の光重合促進剤の添加が有効である。光
重合開始剤や光重合促進剤の含有量は、遮光層用組成物
の全固形分の0.5重量%〜40重量%、好ましくは5
重量%〜40重量%である。溶剤としては、遮光層用組
成物の塗布適性、アルカリ可溶性バインダー等のポリマ
ーやモノマー、光重合性顔料分散剤、光重合開始剤に対
する溶解性、ならびに顔料の分散性を考慮して、下記に
示す1種又は2種以上の溶剤を適宜選択して用いること
ができるが、好ましくは多価アルコールまたはその誘導
体を1種以上含むことが望ましい。特に、顔料の分散性
を考慮すると、20℃で水100重量部に対して20重
量部以上の溶解性を持つ多価アルコールまたはその誘導
体が有効である。
【0034】溶剤の具体例としては、エチレングリコー
ルモノメチルエーテル、エチレングリコールモノメチル
エーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエ
ーテル、グリコールモノエチルエーテルアセテート、エ
チレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリ
コールモノプロピルエーテルアセテート、エチレングリ
コールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノブ
チルエーテルアセテート、エチレングリコールジエチル
エーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エ
チレングリコールイソアミルエーテル、メトキシメトキ
シエーテル、エチレングリコールモノアセテート、ジエ
チレングリコール、ジエチレングリコールモノメチルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジ
エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジ
エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジ
エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリ
コールジエチルエーテル、ジエチレングリコールメチル
エチルエーテル、プロピレングリコール、ブロピレング
リコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモ
ノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモ
ノエチルエーテル、1−ブトキシエトキシプロパノー
ル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、3−
メチル−3−メトキシブタノール、3−メチル−3−メ
トキシブチルアセテート、メチルアミルケトン、乳酸メ
チル、乳酸エチル、メチル−α−ヒドロキシイソブチレ
ート、メチル−β−メトキシイソブチレート等が挙げら
れる。
【0035】本発明の遮光層用組成物には、以上の成分
の他に、組成物が塗布される基板との密着性を付与する
ために、組成物中にシランカップリング剤やチタネート
カップリング剤、アルミニウムカップリング剤等を添加
することができる。本発明の遮光層用組成物は、公知の
方法で基板上に塗布、および乾燥させることにより、基
板上に遮光層を形成することができる。塗布の方法の具
体例としては、スピンナー、ホワイラーローラーコータ
ー、カーテンコーター、ナイフコーター、バーコータ
ー、エクストルーダー等が挙げられ、乾燥後膜厚0.5
μm〜5μm、好ましくは0.5μm〜3μmで塗工さ
れる。遮光層を形成した基板の露光に際しては、光源は
遮光層の感光性に応じて選択され、超高圧水銀灯、キセ
ノン灯、カーボンアーク灯、アルゴンレーザー等の公知
のものが使用できる。
【0036】パターン露光した遮光層を現像するための
現像液として好適に用いられるものはアルカリ水系現像
剤である。アルカリ水系現像液とは、現像を水系で行な
うため、狭義には現像時にOH- を放出する現像液であ
る。このアルカリ水系現像液のpHは、最適には7.5
〜12までの領域である。使用するアルカリ成分は、例
えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウ
ム、さらに有機アンモニウム系化合物、例えば水酸化テ
トラエチルアンモニウムで、その他、硫化物、酸化物或
いは弱酸の陰イオン(例えば、F- 、CN- 等)等によ
り加水分解されたものが挙げられる。また、このpH領
域の緩衝溶液を調製してアルカリ水系現像液として使用
してもよい。本発明の遮光層用組成物は、透明基板上に
赤、緑および青の画素を区画するためのブラックマトリ
ックスの形成に使用され、その後公知の方法に従って、
赤、緑、青の画素が形成される。その表面にさらに透明
電極層を設けてカラーフィルタとされる。ただし、必要
に応じて、透明導電層を設ける前に保護膜が形成され
る。
【0037】以下、本発明を実施例によって具体的に説
明するが、本発明はそれらによって何ら限定されるもの
でない。実施例中の「部」は重量部を意味する。
【合成例】リン酸基を有する光重合性分散剤の合成 合成例1 オキシ塩化リン26.6部(0.18mol)を70部
のテトラヒドロフランに溶解し、反応容器に入れ、−5
0℃まで冷却した。プラクセルFM4(ダイセル化学工
業製)100部とトリエチルアミン16.7g(0.1
7mol)とハイドロキノンモノメチルエーテル0.1
部をテトラヒドロフラン150部に溶解し、滴下ロート
に入れた。乾燥窒素ガスを吹き込みながら、オキシ塩化
リン溶液を攪拌し、前記プラクセル4A溶液を滴下し
た。滴下中は−45〜−50℃に保ち、滴下終了後1時
間−45℃に保った。その後、0℃まで昇温し、水15
部とトリエチルアミン37.9部を100部のテトラヒ
ドロフランに溶解した溶液を滴下した。滴下終了後、1
5時間氷冷下攪拌し、P−C1結合の加水分解を完了さ
せた。その後析出したトリエチルアンモニウムクロリド
をろ別し、テトラヒドロフランを30℃以下の温度で減
圧除去した。得られた固体を0.3N塩酸水溶液で洗浄
した。次にトルエンで数回洗浄した後、室温にて減圧乾
燥し、下記化学式19の光重合性分散剤が得られた。
【化19】
【0038】カルボキシル基を有する光重合性分散剤の
合成 合成例2 温度計、攪拌機及び還流冷却器を備えたガラス製反応容
器にブレンマー55PET−800(日本油脂製)10
0部とテトラヒドロフラン300部を仕込み、攪拌によ
り溶解させた。無水コハク酸11.7部のテトラヒドロ
フラン溶液を攪拌しながら徐々に添加した。70℃で2
時間反応させた。反応溶液をシクロヘキサンに再沈澱さ
せることにより精製を行い、下記化学式20の光重合性
分散剤が得られた。
【化20】
【0039】 (実施例) 1.黒色顔料分散液の調製 ・黒色顔料:TMブラック#3952(CuMn24 のMnの一部をFeに置 換した複合酸化物微粒子表面付近にZrをZrO2 換算で複合金属酸化物に対し て2.5重量%、ZnをZnO換算で1.0重量%付与した顔料;大日精化工業 (株)製) ・・・ 100重量部 ・顔料分散剤 ・・・ 7重量部 ・ジエチレングリコールジメチルエーテル ・・・ 151重量部 上記の各成分を混合し、0.3mm径ジルコニアビーズ
を入れ、ペイントシェーカーにて3時間分散した。
【0040】2.顔料の粒度分布測定 上記1で得られた黒色顔料分散液を100倍希釈し、粒
度分析計(日機装(株)製9340UPA)にて分散液
中の顔料の粒径を測定し、初期分散能を評価した。
【0041】 3.遮光層用組成物の調製 ・上記1で作製した黒色顔料分散液 ・・・ 56重量部 ・アルカリ可溶性バインダー(ビスフェノールA型エポキシアクリレート、昭和 高分子(株)製、「VR−60TH」、平均分子量7,000、反応性二重結合 基20モル%、酸価70mgKOH/g) ・・・ 10重量部 ・光重合性モノマー(ジペンタエリスリトールペンタアクリレート) ・・・ 2.9重量部 ・塗膜物性改良剤(櫛形ポリマー、綜研化学(株)製 L−20−3) ・・・ 0.7重量部 ・光重合性開始剤 2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブ タノン−1 ・・・ 1.6重量部 4,4′−ジエチルチオキサントン ・・・ 0.3重量部 2,4−ジエチルチオキサントン ・・・ 0.1重量部 ビイミダゾール ・・・ 0.4重量部 ・溶剤(ジエチレングリコルジメチルエーテル) ・・・ 25重量部 ・溶剤(乳酸メチル) ・・・ 3重量部 上記の各成分を十分に混合して、本発明の遮光層用組成
物を得た。
【0042】4.遮光層の作製 ガラス基板上に上記3で作製した遮光層用組成物をスピ
ンコーターで塗布し、100℃で3分間乾燥させ、膜厚
約1μmの遮光層を形成した。
【0043】5.露光、及び現像 上記の遮光層に対して、窒素気流下、超高圧水銀灯で遮
光層パターンを、露光量、300mJ/cm2 で露光し
た後、1%水酸化カリウム水溶液で現像した。
【0044】実施例及び比較例において、下記の表1に
示す条件の光重合性分散剤を用いて、各顔料分散液を調
整し、顔料分散液の平均粒径、レジストの現像特性を比
較した結果を下記の表2に示す。
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】表からわかるように、実施例1、4の光重
合性分散剤は、比較例1の光反応性でない分散剤と同等
の顔料分散能を有し、レジストの現像特性は、比較例1
よりも優れている。この優れた現像特性は、エチレン性
二重結合を有する界面活性剤の使用により、感度が上昇
し、さらに、硬化部からの分散剤の溶出が低減されたた
めと考えられる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、基板密着性、パターン
形成性に優れる、カラーフィルターの作製に適した感光
性着色組成物及び遮光層用組成物を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // G03F 7/004 504 G03F 7/004 504 505 505 (72)発明者 井上 彰 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の一般式(I)、(II)または
    (III)で示される化合物を少なくとも一種含むこと
    を特徴とする光重合性顔料分散剤。 【化1】 【化2】 【化3】
  2. 【請求項2】 アルカリ可溶性バインダー、光重合性モ
    ノマー、光重合性開始剤、分散剤、顔料及び溶剤を主成
    分とし、該分散剤が上記の一般式(I)、(II)また
    は(III)で示される光重合性分散剤を少なくとも一
    種含むことを特徴とする感光性着色組成物。
  3. 【請求項3】 アルカリ可溶性バインダー、光重合性モ
    ノマー、光重合性開始剤、分散剤、無機黒色顔料及び溶
    剤を主成分とし、該分散剤が上記の一般式(I)、(I
    I)または(III)で示される光重合性分散剤を少な
    くとも一種含むことを特徴とする遮光層用組成物。
  4. 【請求項4】 前記の無機黒色顔料が少なくとも銅、
    鉄、マンガンを含む複合金属酸化物であることを特徴と
    する請求項3記載の遮光層用組成物。
  5. 【請求項5】 光重合性モノマーが3個〜6個の反応性
    二重結合基を持つ多官能アクリレート、及び/または多
    官能メタアクリレートであることを特徴とする請求項4
    記載の遮光層用組成物。
  6. 【請求項6】 アルカリ可溶性バインダーの平均分子量
    が2000〜20000であり、少なくとも一部が、1
    gあたり反応性二重結合基を0.05〜5ミリモル含
    み、かつ、酸価が50〜250mgKOH/gであるエ
    ポキシ樹脂であることを特徴とする請求項4記載の遮光
    層用組成物。
  7. 【請求項7】 エポキシ樹脂がビスフェノールA型ビニ
    ルエステルであることを特徴とする請求項4記載の遮光
    層用組成物。
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