JPH11350598A - 座金及びこの座金を用いた木材の固定構造 - Google Patents
座金及びこの座金を用いた木材の固定構造Info
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- JPH11350598A JPH11350598A JP17965498A JP17965498A JPH11350598A JP H11350598 A JPH11350598 A JP H11350598A JP 17965498 A JP17965498 A JP 17965498A JP 17965498 A JP17965498 A JP 17965498A JP H11350598 A JPH11350598 A JP H11350598A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 建築に使用する木材は、乾燥させてから使用
するのが一般的であるが梁等として使用される大型の木
材は乾燥させるのが難しく含水率が大きいままで使用せ
ざるを得ない。しかし、含水率が大きい木材同士をボル
トとナットにより固定し、緩み止めに従来の座金を用い
ると、木材から徐々に水分が蒸発して収縮が進行するに
つれ、上記座金と木材との間に隙間ができ、緩み防止効
果が損なわれてしまう。 【解決手段】 任意形状に成形され中央にはボルト6の
軸部6aが挿通される円形状の挿通孔3が形成されてな
る座金本体2と、この座金本体2の一面に固定されてな
る弾性体4と、から構成され、上記弾性体4は、上記挿
通孔3と同軸とされてなるとともに少なくとも2巻以上
の長さを有してなる。
するのが一般的であるが梁等として使用される大型の木
材は乾燥させるのが難しく含水率が大きいままで使用せ
ざるを得ない。しかし、含水率が大きい木材同士をボル
トとナットにより固定し、緩み止めに従来の座金を用い
ると、木材から徐々に水分が蒸発して収縮が進行するに
つれ、上記座金と木材との間に隙間ができ、緩み防止効
果が損なわれてしまう。 【解決手段】 任意形状に成形され中央にはボルト6の
軸部6aが挿通される円形状の挿通孔3が形成されてな
る座金本体2と、この座金本体2の一面に固定されてな
る弾性体4と、から構成され、上記弾性体4は、上記挿
通孔3と同軸とされてなるとともに少なくとも2巻以上
の長さを有してなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボルトとナットに
より被締結物を締結する際に、使用される座金及びこの
座金を用いた木材の固定構造に関するものである。
より被締結物を締結する際に、使用される座金及びこの
座金を用いた木材の固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、座金は、ボルトとナットを
使用した締結具において、この締結具の緩み防止手段と
して有効であることから従来より広く用いられている。
従来の座金100は、金属により略正方形に成形されて
なる座金本体と、この座金本体の略中央に形成されボル
トの軸部が挿通される図示しない円形状の挿通孔とから
構成されている。ここでは、この従来の座金100の使
用方法の一例について簡単に説明する。上記座金100
は、図6に示すように、例えば建築物等に使用される木
材を接合する場合に接合部を補強する補強金具101の
緩み防止手段としても用いられる。
使用した締結具において、この締結具の緩み防止手段と
して有効であることから従来より広く用いられている。
従来の座金100は、金属により略正方形に成形されて
なる座金本体と、この座金本体の略中央に形成されボル
トの軸部が挿通される図示しない円形状の挿通孔とから
構成されている。ここでは、この従来の座金100の使
用方法の一例について簡単に説明する。上記座金100
は、図6に示すように、例えば建築物等に使用される木
材を接合する場合に接合部を補強する補強金具101の
緩み防止手段としても用いられる。
【0003】上記補強金具101は、逆T字型に接合さ
れた一方の木材W1 と他方の木材W2 との接合部を補強
するためのものであり、該一方の木材W1 に形成された
一方の貫通孔H1 内に挿通される一方の軸部102aと
頭部102bとからなるボルト102と、このボルト1
02に螺着される一方のナット103と、この一方のナ
ット103と該一方の木材W1 との間に着座される一方
の座金100と、上記一方の貫通孔H1 に対応するとと
もに上記ボルト102が挿通される挿通孔が形成され該
一方の木材W1 の外周面に当着される補強板104と、
この補強板104の下部に溶接されてなり上記他方の木
材W2 に形成された他方の貫通孔H2 内に挿通される他
方の軸部105と、この他方の軸部105に螺着される
他方のナット103と、この他方のナット103と該他
方の木材W2 との間に着座される他方の座金100と、
を備えている。上記ボルト102を構成する一方の軸部
102bの先端側の外周には一方の雄ネジ102cが螺
刻されている。そして、上記他方の軸部105の先端側
の外周には、他方の雄ネジ105aが螺刻されている。
また、上記一方及び他方のナット103は、六角柱状に
成形され、内周面には上記一方及び他方のの雄ネジ10
2c,105aに螺着される一方及び他方のの雌ネジ1
03a,103aが螺刻されている。
れた一方の木材W1 と他方の木材W2 との接合部を補強
するためのものであり、該一方の木材W1 に形成された
一方の貫通孔H1 内に挿通される一方の軸部102aと
頭部102bとからなるボルト102と、このボルト1
02に螺着される一方のナット103と、この一方のナ
ット103と該一方の木材W1 との間に着座される一方
の座金100と、上記一方の貫通孔H1 に対応するとと
もに上記ボルト102が挿通される挿通孔が形成され該
一方の木材W1 の外周面に当着される補強板104と、
この補強板104の下部に溶接されてなり上記他方の木
材W2 に形成された他方の貫通孔H2 内に挿通される他
方の軸部105と、この他方の軸部105に螺着される
他方のナット103と、この他方のナット103と該他
方の木材W2 との間に着座される他方の座金100と、
を備えている。上記ボルト102を構成する一方の軸部
102bの先端側の外周には一方の雄ネジ102cが螺
刻されている。そして、上記他方の軸部105の先端側
の外周には、他方の雄ネジ105aが螺刻されている。
また、上記一方及び他方のナット103は、六角柱状に
成形され、内周面には上記一方及び他方のの雄ネジ10
2c,105aに螺着される一方及び他方のの雌ネジ1
03a,103aが螺刻されている。
【0004】次に、この補強金具101で逆T字型に接
合された上記一方の木材W1 と、他方の木材W2 との接
合部を補強する方法について簡単に説明する。先ず、上
記他方の軸部105の先端側を上記他方の木材W2 に形
成された他方の貫通孔H2 内に挿通させるとともに、上
記補強板104に形成された挿通孔と上記一方の木材W
1 に形成された上記一方の貫通孔H1 の開口とを合致さ
せ、該一方の貫通孔H1 内に上記ボルト102を構成す
る一方の軸部102aを挿通する。そして、上記他方の
軸部105の先端側に上記他方の座金100を介して上
記他方のナット103を螺着螺進させることにより上記
一方の木材W1 の下面に上記他方の木材W2 の上面の接
合面を押しつける。また、上記一方の軸部102aの先
端側に上記一方の座金100を介して上記一方のナット
103を螺着螺進させ、上記ボルト102と、該一方の
ナット103とにより、上記一方の木材W1 を締結す
る。これらの作業により、上記一方の木材W1 と、他方
の木材W2 との接合部は、強固に補強される。
合された上記一方の木材W1 と、他方の木材W2 との接
合部を補強する方法について簡単に説明する。先ず、上
記他方の軸部105の先端側を上記他方の木材W2 に形
成された他方の貫通孔H2 内に挿通させるとともに、上
記補強板104に形成された挿通孔と上記一方の木材W
1 に形成された上記一方の貫通孔H1 の開口とを合致さ
せ、該一方の貫通孔H1 内に上記ボルト102を構成す
る一方の軸部102aを挿通する。そして、上記他方の
軸部105の先端側に上記他方の座金100を介して上
記他方のナット103を螺着螺進させることにより上記
一方の木材W1 の下面に上記他方の木材W2 の上面の接
合面を押しつける。また、上記一方の軸部102aの先
端側に上記一方の座金100を介して上記一方のナット
103を螺着螺進させ、上記ボルト102と、該一方の
ナット103とにより、上記一方の木材W1 を締結す
る。これらの作業により、上記一方の木材W1 と、他方
の木材W2 との接合部は、強固に補強される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、建築物に使
用される柱は、製材当初は多量の水分を含有しており、
時間の経過による水分の蒸発により収縮することから、
低温除湿乾燥器等で水分を取り除き、含水率約20パー
セント以下まで乾燥させてから使用するのが一般的であ
る。しかしながら、梁等に使用される木材は、一般的に
大型の木材が用いられ、上述した低温除湿乾燥機等で乾
燥させることが困難なため含水率を20パーセント以下
まで下げることができない。したがって、含水率が60
パーセントの木材や、場合によっては含水率が100パ
ーセントの木材が使用される場合がある。しかしなが
ら、このような含水率が高い木材は、施工された後に前
述したように、徐々に水分が蒸発し、約半年後には大き
く収縮してしまう。なお、この木材の収縮が終了し、該
木材の大きさが最終的に定まるまで施工後約3年間位は
必要とされる。こうした場合、上述した従来の補強金具
101で上記一方の木材W1 と、他方の木材W2 との接
合部を補強すると、該一方の木材W1 と、他方の木材W
2 とから徐々に水分が蒸発して収縮が進行するにつれ、
上記一方及び他方の木材W1 ,W2 と、上記一方及び他
方の座金100,100との間に隙間ができ、緩み防止
効果は十分に発揮されない。
用される柱は、製材当初は多量の水分を含有しており、
時間の経過による水分の蒸発により収縮することから、
低温除湿乾燥器等で水分を取り除き、含水率約20パー
セント以下まで乾燥させてから使用するのが一般的であ
る。しかしながら、梁等に使用される木材は、一般的に
大型の木材が用いられ、上述した低温除湿乾燥機等で乾
燥させることが困難なため含水率を20パーセント以下
まで下げることができない。したがって、含水率が60
パーセントの木材や、場合によっては含水率が100パ
ーセントの木材が使用される場合がある。しかしなが
ら、このような含水率が高い木材は、施工された後に前
述したように、徐々に水分が蒸発し、約半年後には大き
く収縮してしまう。なお、この木材の収縮が終了し、該
木材の大きさが最終的に定まるまで施工後約3年間位は
必要とされる。こうした場合、上述した従来の補強金具
101で上記一方の木材W1 と、他方の木材W2 との接
合部を補強すると、該一方の木材W1 と、他方の木材W
2 とから徐々に水分が蒸発して収縮が進行するにつれ、
上記一方及び他方の木材W1 ,W2 と、上記一方及び他
方の座金100,100との間に隙間ができ、緩み防止
効果は十分に発揮されない。
【0006】そこで、本発明は、上述した従来の座金が
有する課題を解決するために提案されたものであって、
被締結物が例えば木材のような施工後に乾燥収縮する材
質であっても締結具の締結効果が有効に持続される新規
な座金を提供することを目的とするものである。
有する課題を解決するために提案されたものであって、
被締結物が例えば木材のような施工後に乾燥収縮する材
質であっても締結具の締結効果が有効に持続される新規
な座金を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】先ず、第1の発明(請求
項1記載の発明)は、任意形状に成形され中央にはボル
トの軸部が挿通される円形状の挿通孔が形成されてなる
座金本体と、この座金本体の一面に固定されてなる弾性
体と、から構成され、上記弾性体は、上記挿通孔と同軸
とされてなるとともに少なくとも2巻以上の長さを有し
てなることを特徴とするものである。
項1記載の発明)は、任意形状に成形され中央にはボル
トの軸部が挿通される円形状の挿通孔が形成されてなる
座金本体と、この座金本体の一面に固定されてなる弾性
体と、から構成され、上記弾性体は、上記挿通孔と同軸
とされてなるとともに少なくとも2巻以上の長さを有し
てなることを特徴とするものである。
【0008】また、第2の発明(請求項2記載の発明)
は、前記弾性体は、基端側から先端側に亘って徐々に径
が細径化又は太径化されてなることを特徴とするもので
ある。
は、前記弾性体は、基端側から先端側に亘って徐々に径
が細径化又は太径化されてなることを特徴とするもので
ある。
【0009】また、第3の発明(請求項3記載の発明)
は、一方の木材とこの一方の木材の上面又は下面に固定
される他方の木材もしくは該一方の木材の一端又は他端
に固定金具を介して固定される他方の木材との固定構造
であって、上記一方の木材及び/又は他方の木材に穿設
された挿通孔に挿通されたボルトの軸部には前記請求項
1又は2記載の座金に挿通されてなるとともにナットが
螺着され、このナットにより該座金を構成する弾性体が
弾性力に抗して縮小されてなることを特徴とするもので
ある。
は、一方の木材とこの一方の木材の上面又は下面に固定
される他方の木材もしくは該一方の木材の一端又は他端
に固定金具を介して固定される他方の木材との固定構造
であって、上記一方の木材及び/又は他方の木材に穿設
された挿通孔に挿通されたボルトの軸部には前記請求項
1又は2記載の座金に挿通されてなるとともにナットが
螺着され、このナットにより該座金を構成する弾性体が
弾性力に抗して縮小されてなることを特徴とするもので
ある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
に係る座金について、図面を参照しながら詳細に説明す
る。この座金1は、ボルトとナットの緩み防止手段とし
て該ナットと被締結物との間に着座されて使用されるも
のであり、図1に示すように、金属により略正方形状に
成形されてなる座金本体2と、この座金本体2の略中央
に形成されてなるボルト挿通用の挿通孔3と、上記座金
本体2の表面に固定されてなるコイルスプリング4と、
を備えている。なお、このコイルスプリング4は、本発
明に係る弾性体である。上記挿通孔3は、ボルトの軸部
よりやや大きい内径を有する円形状の孔であり、上記コ
イルスプリング4は、基端側が上記座金本体2の表面に
溶接され、基端側から先端側に亘って上記挿通孔3の周
囲を囲むように外側に向かって付勢されている。そし
て、上記コイルスプリング4の長さは約2巻の長さとさ
れてなり、該コイルスプリング4のバネ径は基端側から
先端側に亘って略等しい大きさとされている。なお、上
記コイルスプリング4の内径は、ボルトの軸部が挿通可
能なように上記挿通孔3の直径と略等しい直径とされて
いるとともに、後述するナットの外径よりも短いものと
されている。
に係る座金について、図面を参照しながら詳細に説明す
る。この座金1は、ボルトとナットの緩み防止手段とし
て該ナットと被締結物との間に着座されて使用されるも
のであり、図1に示すように、金属により略正方形状に
成形されてなる座金本体2と、この座金本体2の略中央
に形成されてなるボルト挿通用の挿通孔3と、上記座金
本体2の表面に固定されてなるコイルスプリング4と、
を備えている。なお、このコイルスプリング4は、本発
明に係る弾性体である。上記挿通孔3は、ボルトの軸部
よりやや大きい内径を有する円形状の孔であり、上記コ
イルスプリング4は、基端側が上記座金本体2の表面に
溶接され、基端側から先端側に亘って上記挿通孔3の周
囲を囲むように外側に向かって付勢されている。そし
て、上記コイルスプリング4の長さは約2巻の長さとさ
れてなり、該コイルスプリング4のバネ径は基端側から
先端側に亘って略等しい大きさとされている。なお、上
記コイルスプリング4の内径は、ボルトの軸部が挿通可
能なように上記挿通孔3の直径と略等しい直径とされて
いるとともに、後述するナットの外径よりも短いものと
されている。
【0011】次に、上記座金1を接合木材の補強金具5
の緩み防止手段として使用するときの使用方法について
簡単に説明する。この補強金具5は、図2に示すよう
に、逆T字型に接合された一方の木材W1 と他方の木材
W2 との接合部を補強するためのものであり、該一方の
木材W1 に形成された一方の貫通孔H1 内に挿通される
ボルト6と、このボルト6に螺着される一方のナット7
と、この一方のナット7と該一方の木材W1 の間に着座
される座金1と、軸付部材8と、この軸付部材8の先端
に螺着される他方のナット7と、この他方のナット7と
該他方の木材W2の間に着座される他方の座金1と、を
備えている。なお、上記一方及び他方の木材W1 ,W2
は、梁に使用される大型の木材である。
の緩み防止手段として使用するときの使用方法について
簡単に説明する。この補強金具5は、図2に示すよう
に、逆T字型に接合された一方の木材W1 と他方の木材
W2 との接合部を補強するためのものであり、該一方の
木材W1 に形成された一方の貫通孔H1 内に挿通される
ボルト6と、このボルト6に螺着される一方のナット7
と、この一方のナット7と該一方の木材W1 の間に着座
される座金1と、軸付部材8と、この軸付部材8の先端
に螺着される他方のナット7と、この他方のナット7と
該他方の木材W2の間に着座される他方の座金1と、を
備えている。なお、上記一方及び他方の木材W1 ,W2
は、梁に使用される大型の木材である。
【0012】上記ボルト6は、一方の軸部6aと、六角
形状に成形された頭部6bとから構成された周知のボル
トであり、該一方の軸部6aの先端側外周には一方の雄
ネジ6cが螺刻されている。そして、上記軸付部材8
は、補強板9と、この補強板9の下端側に溶接されてな
り上記他方の木材W2 に形成された他方の貫通孔H2 内
に挿通される他方の軸部10とから構成されている。上
記補強板9の上端側には、上記ボルト6が挿通される図
示しない円形状の孔が形成されている。また、上記他方
の軸部10の先端側外周には、他方の雄ネジ10aが螺
刻されている。上記一方及び他方のナット7,7は六角
形状に成形された周知のナットであり、内周面には上記
一方及び他方の雄ネジ6c,10aに螺着される雌ネジ
7a,7aが螺刻されている。
形状に成形された頭部6bとから構成された周知のボル
トであり、該一方の軸部6aの先端側外周には一方の雄
ネジ6cが螺刻されている。そして、上記軸付部材8
は、補強板9と、この補強板9の下端側に溶接されてな
り上記他方の木材W2 に形成された他方の貫通孔H2 内
に挿通される他方の軸部10とから構成されている。上
記補強板9の上端側には、上記ボルト6が挿通される図
示しない円形状の孔が形成されている。また、上記他方
の軸部10の先端側外周には、他方の雄ネジ10aが螺
刻されている。上記一方及び他方のナット7,7は六角
形状に成形された周知のナットであり、内周面には上記
一方及び他方の雄ネジ6c,10aに螺着される雌ネジ
7a,7aが螺刻されている。
【0013】次に、この補強金具5で逆T字型に接合さ
れた上記一方の木材W1 と他方の木材W2 との接合部を
補強する方法について簡単に説明する。先ず、上記軸付
部材8を構成する上記他方の軸部10の先端側を上記他
方の木材W2 に形成された他方の貫通孔H2 内に挿通さ
せるとともに、上記補強板9に形成された図示しない孔
と上記一方の木材W1 に形成された一方の貫通孔H1 と
を合致させ、該一方の貫通孔H1 内に上記ボルト6を構
成する一方の軸部6aを挿通する。そして、上記一方の
軸部6aの先端側に上記一方の座金1を挿通し、該一方
の軸部6aに螺刻された一方の雄ネジ6cに、上記一方
のナット7を螺着螺進させることにより上記一方の木材
W1 を締結する。この時、上記一方の座金1を構成する
座金本体2に固定された上記コイルスプリング4は、図
2に示すように、上記一方のナット7の螺進操作により
圧縮される。次に、上記他方の軸部10の先端側に上記
他方の座金1を挿通し、該他方の軸部10に螺刻された
他方の雄ネジ10aに、上記他方のナット7を螺着螺進
させることにより上記一方の木材W1 の下面に上記他方
の木材W2 の接合面を押しつける。この時も、上記他方
の座金1に固定されたコイルスプリング4は上記他方の
ナット7の螺進操作により圧縮される。これらの作業に
より、上記一方の木材W1 と他方の木材W2 との接合部
は、強固に補強される。
れた上記一方の木材W1 と他方の木材W2 との接合部を
補強する方法について簡単に説明する。先ず、上記軸付
部材8を構成する上記他方の軸部10の先端側を上記他
方の木材W2 に形成された他方の貫通孔H2 内に挿通さ
せるとともに、上記補強板9に形成された図示しない孔
と上記一方の木材W1 に形成された一方の貫通孔H1 と
を合致させ、該一方の貫通孔H1 内に上記ボルト6を構
成する一方の軸部6aを挿通する。そして、上記一方の
軸部6aの先端側に上記一方の座金1を挿通し、該一方
の軸部6aに螺刻された一方の雄ネジ6cに、上記一方
のナット7を螺着螺進させることにより上記一方の木材
W1 を締結する。この時、上記一方の座金1を構成する
座金本体2に固定された上記コイルスプリング4は、図
2に示すように、上記一方のナット7の螺進操作により
圧縮される。次に、上記他方の軸部10の先端側に上記
他方の座金1を挿通し、該他方の軸部10に螺刻された
他方の雄ネジ10aに、上記他方のナット7を螺着螺進
させることにより上記一方の木材W1 の下面に上記他方
の木材W2 の接合面を押しつける。この時も、上記他方
の座金1に固定されたコイルスプリング4は上記他方の
ナット7の螺進操作により圧縮される。これらの作業に
より、上記一方の木材W1 と他方の木材W2 との接合部
は、強固に補強される。
【0014】したがって、上述した本発明の実施の形態
に係る座金1及び木材の固定構造によれば、上記一方及
び他方の木材W1 ,W2 が、時間の経過により水分が蒸
発し大きく収縮しても、上記一方及び他方の座金1,1
は、上記一方及び他方の木材W1 ,W2 の収縮に合わせ
て上記一方及び他方のコイルスプリング4,4が弾性力
によって伸長する(図3参照)ので、緩み防止効果が持
続され上記補強金具5の補強効果を持続させることがで
きる。このため、この座金1は、被締結物が木材のよう
に収縮する性質を有する物質であっても、コイルスプリ
ング4の弾性力により緩み防止効果が有効に持続する極
めて画期的な座金である。
に係る座金1及び木材の固定構造によれば、上記一方及
び他方の木材W1 ,W2 が、時間の経過により水分が蒸
発し大きく収縮しても、上記一方及び他方の座金1,1
は、上記一方及び他方の木材W1 ,W2 の収縮に合わせ
て上記一方及び他方のコイルスプリング4,4が弾性力
によって伸長する(図3参照)ので、緩み防止効果が持
続され上記補強金具5の補強効果を持続させることがで
きる。このため、この座金1は、被締結物が木材のよう
に収縮する性質を有する物質であっても、コイルスプリ
ング4の弾性力により緩み防止効果が有効に持続する極
めて画期的な座金である。
【0015】次に、第2の実施の形態に係る座金につい
て説明する。この座金20は周知のボルト6とナット7
により被締結物を締結するための締結具の緩み防止手段
として使用されるものであり、図4に示すように、金属
により略正方形状に成形されてなる座金本体21と、こ
の座金本体21の略中央に形成されてなるボルト挿通用
の挿通孔22と、上記座金本体21の表面に固定されて
なる円錐形コイルスプリング23と、を備えている。上
記挿通孔22は、上記ボルト6の軸部よりやや大きい口
径を有する円形状の孔であり、上記円錐形コイルスプリ
ング23は、基端側が上記座金本体21の表面に溶接さ
れ、基端側から先端側に亘って上記挿通孔22の周囲を
囲むように外側に向かって形成されている。そして、上
記円錐形コイルスプリング23の長さは約2巻の長さと
されてなり、該円錐形コイルスプリング23のバネ径は
基端側から先端側に亘って徐々に縮径されている。な
お、上記円錐形コイルスプリング23の内径は、最も縮
径された部分であってもボルトの軸部が挿通可能なよう
に上記挿通孔22の直径と略等しい直径とされている。
て説明する。この座金20は周知のボルト6とナット7
により被締結物を締結するための締結具の緩み防止手段
として使用されるものであり、図4に示すように、金属
により略正方形状に成形されてなる座金本体21と、こ
の座金本体21の略中央に形成されてなるボルト挿通用
の挿通孔22と、上記座金本体21の表面に固定されて
なる円錐形コイルスプリング23と、を備えている。上
記挿通孔22は、上記ボルト6の軸部よりやや大きい口
径を有する円形状の孔であり、上記円錐形コイルスプリ
ング23は、基端側が上記座金本体21の表面に溶接さ
れ、基端側から先端側に亘って上記挿通孔22の周囲を
囲むように外側に向かって形成されている。そして、上
記円錐形コイルスプリング23の長さは約2巻の長さと
されてなり、該円錐形コイルスプリング23のバネ径は
基端側から先端側に亘って徐々に縮径されている。な
お、上記円錐形コイルスプリング23の内径は、最も縮
径された部分であってもボルトの軸部が挿通可能なよう
に上記挿通孔22の直径と略等しい直径とされている。
【0016】このような第2の実施の形態に係る座金2
0による場合であっても、前記第1の実施の形態に係る
座金1と同じ作用効果を実現することができる。特に、
この第2の実施の形態に係る座金20による場合では、
図5に示すように、上記ボルト6とナット7とにより一
方の木材W3 と、他方の木材W4 とを締結する場合に上
記座金20を緩み止めに使用すれば、上記一方及び他方
の木材W3 ,木材W4が収縮した場合であっても、上記
円錐形コイルスプリング23が弾性力によって伸長する
ので該ボルト6とナット7による締結が緩むことがない
ばかりではなく、この第2の実施の形態に係る座金20
は、上記ボルト6とナット7を締めつけると、上記円錐
形コイルスプリング23の縮径された部分が拡径された
部分に内側に収納されるので、図5に示すように、該ナ
ット7と座金本体21とが大きく離間することを防止す
ることができ、このために、一方の木材W3 から突出す
るボルト6の軸部(符号は省略する。)の長さを必要最
小限のもの(やや短く)することが可能となり、外観を
綺麗に仕上げることができる。
0による場合であっても、前記第1の実施の形態に係る
座金1と同じ作用効果を実現することができる。特に、
この第2の実施の形態に係る座金20による場合では、
図5に示すように、上記ボルト6とナット7とにより一
方の木材W3 と、他方の木材W4 とを締結する場合に上
記座金20を緩み止めに使用すれば、上記一方及び他方
の木材W3 ,木材W4が収縮した場合であっても、上記
円錐形コイルスプリング23が弾性力によって伸長する
ので該ボルト6とナット7による締結が緩むことがない
ばかりではなく、この第2の実施の形態に係る座金20
は、上記ボルト6とナット7を締めつけると、上記円錐
形コイルスプリング23の縮径された部分が拡径された
部分に内側に収納されるので、図5に示すように、該ナ
ット7と座金本体21とが大きく離間することを防止す
ることができ、このために、一方の木材W3 から突出す
るボルト6の軸部(符号は省略する。)の長さを必要最
小限のもの(やや短く)することが可能となり、外観を
綺麗に仕上げることができる。
【0017】なお、上述した第1及び第2の実施の形態
に係る座金1,20は、略正方形の座金本体2,21を
備えてなるものであるが、本発明に係る座金を構成する
座金本体は正方形に限られることはなく、円形状であっ
てもよく、六角形状であってもよい。また、上記第2の
実施の形態に係る座金20を構成する円錐形コイルスプ
リング23は、基端側から先端側に亘って徐々にバネ径
が縮径されてなるものであるが、本発明を構成する円錐
形コイルスプリングは基端側から先端側に亘って徐々に
バネ径が拡径されてなるものであってもよい。また、コ
イルスプリングの長さも2巻に限らず3巻以上であって
もよい。
に係る座金1,20は、略正方形の座金本体2,21を
備えてなるものであるが、本発明に係る座金を構成する
座金本体は正方形に限られることはなく、円形状であっ
てもよく、六角形状であってもよい。また、上記第2の
実施の形態に係る座金20を構成する円錐形コイルスプ
リング23は、基端側から先端側に亘って徐々にバネ径
が縮径されてなるものであるが、本発明を構成する円錐
形コイルスプリングは基端側から先端側に亘って徐々に
バネ径が拡径されてなるものであってもよい。また、コ
イルスプリングの長さも2巻に限らず3巻以上であって
もよい。
【0018】
【発明の効果】上述した各実施の形態に係る座金の説明
からも明らかなように、先ず、第1の発明(請求項1記
載の発明)に係る座金は、座金本体に固定されてなる弾
性体が2巻以上の長さを有してなるので、被締結物が固
定後に収縮しても、該弾性体が該被締結物の収縮に合わ
せて伸長するので、緩み防止効果が損なわれることがな
く、例えば木材のような固定後に乾燥して収縮する性質
を有する材質を締結する際の緩み防止には極めて有効で
ある。
からも明らかなように、先ず、第1の発明(請求項1記
載の発明)に係る座金は、座金本体に固定されてなる弾
性体が2巻以上の長さを有してなるので、被締結物が固
定後に収縮しても、該弾性体が該被締結物の収縮に合わ
せて伸長するので、緩み防止効果が損なわれることがな
く、例えば木材のような固定後に乾燥して収縮する性質
を有する材質を締結する際の緩み防止には極めて有効で
ある。
【0019】また、第2の発明(請求項2記載の発明)
に係る座金は、座金本体に固定されてなる弾性体が基端
側から先端側に亘って細径化又は太径化されてなるの
で、ボルトとナットを締めつけると該弾性体が圧縮され
る際に径の細径された部分が拡径された部分の内側に収
納され、上記座金及びナットが被締結物の外側に突出す
る長さを短くすることができる。
に係る座金は、座金本体に固定されてなる弾性体が基端
側から先端側に亘って細径化又は太径化されてなるの
で、ボルトとナットを締めつけると該弾性体が圧縮され
る際に径の細径された部分が拡径された部分の内側に収
納され、上記座金及びナットが被締結物の外側に突出す
る長さを短くすることができる。
【0020】また、第3の発明(請求項3記載の発明)
に係る木材の固定方法は、一方及び/又は他方の木材が
固定後に収縮しても、該弾性体が該被締結物の収縮に合
わせて伸長し、ボルトとナットが直ちに緩むのを防止で
き、該一方及び他方の木材の固定がある程度は維持され
るので、木材相互の固定には極めて有効な固定構造であ
る。
に係る木材の固定方法は、一方及び/又は他方の木材が
固定後に収縮しても、該弾性体が該被締結物の収縮に合
わせて伸長し、ボルトとナットが直ちに緩むのを防止で
き、該一方及び他方の木材の固定がある程度は維持され
るので、木材相互の固定には極めて有効な固定構造であ
る。
【図1】図1は、第1の実施の形態に係る座金を示す斜
視図である。
視図である。
【図2】図2は、第1の実施の形態に係る座金を使用し
た木材の固定構造を示す平面図である。
た木材の固定構造を示す平面図である。
【図3】図3は、図2に示す状態から木材の収縮に合わ
せて弾性体が伸長した後の状態を示す正面図である。
せて弾性体が伸長した後の状態を示す正面図である。
【図4】図4は、第2の実施の形態に係る座金を示す斜
視図である。
視図である。
【図5】図5は、第2の実施の形態に係る座金を使用し
た木材の固定構造を示す平面図である。
た木材の固定構造を示す平面図である。
【図6】図6は、従来の座金を使用した木材の固定構造
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【符号の説明】 1 座金 2 座金本体 3 挿通孔 4 コイルスプリング 20 座金 21 座金本体 22 挿通孔 23 円錐形コイルスプリング
Claims (3)
- 【請求項1】 任意形状に成形され中央にはボルトの
軸部が挿通される円形状の挿通孔が形成されてなる座金
本体と、この座金本体の一面に固定されてなる弾性体
と、から構成され、上記弾性体は、上記挿通孔と同軸と
されてなるとともに少なくとも2巻以上の長さを有して
なることを特徴とする座金。 - 【請求項2】 前記弾性体は、基端側から先端側に亘
って徐々に径が細径化又は太径化されてなることを特徴
とする請求項1記載の座金。 - 【請求項3】 一方の木材とこの一方の木材の上面又
は下面に固定される他方の木材もしくは該一方の木材の
一端又は他端に固定金具を介して固定される他方の木材
との固定構造であって、上記一方の木材及び/又は他方
の木材に穿設された挿通孔に挿通されたボルトの軸部に
は前記請求項1又は2記載の座金に挿通されてなるとと
もにナットが螺着され、このナットにより該座金を構成
する弾性体が弾性力に抗して縮小されてなることを特徴
とする木材の固定構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17965498A JPH11350598A (ja) | 1998-06-10 | 1998-06-10 | 座金及びこの座金を用いた木材の固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17965498A JPH11350598A (ja) | 1998-06-10 | 1998-06-10 | 座金及びこの座金を用いた木材の固定構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11350598A true JPH11350598A (ja) | 1999-12-21 |
Family
ID=16069560
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17965498A Pending JPH11350598A (ja) | 1998-06-10 | 1998-06-10 | 座金及びこの座金を用いた木材の固定構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11350598A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008501907A (ja) * | 2004-06-04 | 2008-01-24 | アトラス コプコ セコロク エイビー | ダウンホール・ドリル用の取り外し可能なワッシャ・デバイス |
| JP2017015220A (ja) * | 2015-07-03 | 2017-01-19 | 株式会社タナカ | 弾性座金および木材の接合構造 |
-
1998
- 1998-06-10 JP JP17965498A patent/JPH11350598A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008501907A (ja) * | 2004-06-04 | 2008-01-24 | アトラス コプコ セコロク エイビー | ダウンホール・ドリル用の取り外し可能なワッシャ・デバイス |
| JP2017015220A (ja) * | 2015-07-03 | 2017-01-19 | 株式会社タナカ | 弾性座金および木材の接合構造 |
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