JPH1135540A - 有機光導電性化合物及びそれを用いた電子写真感光体 - Google Patents

有機光導電性化合物及びそれを用いた電子写真感光体

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JPH1135540A
JPH1135540A JP19970197A JP19970197A JPH1135540A JP H1135540 A JPH1135540 A JP H1135540A JP 19970197 A JP19970197 A JP 19970197A JP 19970197 A JP19970197 A JP 19970197A JP H1135540 A JPH1135540 A JP H1135540A
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JP
Japan
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group
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substituent
organic photoconductive
optionally substituted
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Application number
JP19970197A
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English (en)
Inventor
Koichi Toritsuka
光一 鳥塚
Tatsuya Kodera
達弥 小寺
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1135540A publication Critical patent/JPH1135540A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高感度で高耐久性を有する電子写真感光体及び
センサー材料、EL素子、静電記録素子の提供。 【解決手段】導電性支持体上に有機光導電性化合物とし
て、下記一般式(2)または下記一般式(7)で示され
る化合物を1種または2種以上含有させる。 【化27】 ((2)において、R1はフェニル基等、R2は水素原子
等、R3及びR4はメチル基等を、またAr1はフェニル
基等を表しており、また(7)においてR7はフェニル
基等、R8はメチル基等、R9及びR10は水素原子等を、
またAr2はフェニル基等を表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は有機光導電性化合物
及びそれを用いた電子写真感光体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真方式の利用は複写機の分
野に限らず、印刷版材、スライドフィルム、マイクロフ
ィルムなどの、従来では写真技術が使われていた分野へ
広がり、またレーザーやLED、CRTを光源とする高
速プリンターへの応用も検討されている。また最近では
光導電性材料の電子写真感光体以外の用途、例えば静電
記録素子、センサー材料、EL素子などへの応用も検討
され始めた。従って光導電性材料及びそれを用いた電子
写真感光体に対する要求も高度で幅広いものになりつつ
ある。これまで電子写真方式の感光体としては無機系の
光導電性物質、例えばセレン、硫化カドミウム、酸化亜
鉛、シリコンなどが知られており、広く研究され、かつ
実用化されている。これらの無機物質は多くの長所を持
っているのと同時に、種々の欠点をも有している。例え
ばセレンには製造条件が難しく、熱や機械的衝撃で結晶
化しやすいという欠点があり、硫化カドミウムや酸化亜
鉛は耐湿性、耐久性に難がある。シリコンについては帯
電性の不足や製造上の困難さが指摘されている。更に、
セレンや硫化カドミウムには毒性の問題もある。
【0003】これに対し、有機系の光導電性物質は成膜
性がよく、可撓性も優れていて、軽量であり、透明性も
よく、適当な増感方法により広範囲の波長域に対する感
光体の設計が容易であるなどの利点を有していることか
ら、次第にその実用化が注目を浴びている。
【0004】ところで、電子写真技術に於て使用される
感光体は、一般的に基本的な性質として次のような事が
要求される。即ち、(1) 暗所におけるコロナ放電に対し
て帯電性が高いこと、(2) 得られた帯電電荷の暗所での
漏洩(暗減衰)が少ないこと、(3) 光の照射によって帯
電電荷の散逸(光減衰)が速やかであること、(4) 光照
射後の残留電荷が少ないことなどである。
【0005】しかしながら、今日まで有機系光導電性物
質としてポリビニルカルバゾールを始めとする光導電性
ポリマーに関して多くの研究がなされてきたが、これら
は必ずしも皮膜性、可撓性、接着性が十分でなく、また
上述の感光体としての基本的な性質を十分に具備してい
るとはいい難い。
【0006】一方、有機系の低分子光導電性化合物につ
いては、感光体形成に用いる結着剤などを選択すること
により、皮膜性や接着性、可撓性など機械的強度に優れ
た感光体を得ることができ得るものの、高感度の特性を
保持し得るのに適した化合物を見出すことは困難であ
る。
【0007】このような点を改良するために電荷発生機
能と電荷輸送機能とを異なる物質に分担させ、より高感
度の特性を有する有機感光体が開発されている。機能分
離型と称されているこのような感光体の特徴はそれぞれ
の機能に適した材料を広い範囲から選択できることであ
り、任意の性能を有する感光体を容易に作製し得ること
から多くの研究が進められてきた。
【0008】このうち、電荷発生機能を担当する物質と
しては、フタロシアニン顔料、スクエアリウム色素、ア
ゾ顔料、ペリレン顔料などの多種の物質が検討され、中
でもアゾ顔料は多様な分子構造が可能であり、また、高
い電荷発生効率が期待できることから広く研究され、実
用化も進んでいる。しかしながら、このアゾ顔料におい
ては、分子構造と電荷発生効率の関係はいまだに明らか
になっていない。膨大な合成研究を積み重ねて、最適の
構造を探索しているのが実情であるが、先に掲げた感光
体として求められている基本的な性質や高い耐久性など
の要求を十分に満足するものは、未だ得られていない。
【0009】一方、電荷輸送機能を担当する物質には正
孔輸送物質と電子輸送物質がある。正孔輸送物質として
はヒドラゾン化合物やスチルベン化合物など、電子輸送
物質としては2,4,7−トリニトロ−9−フルオレノ
ン、ジフェノキノン誘導体など多種の物質が検討され、
実用化も進んでいるが、こちらも膨大な合成研究を積み
重ねて最適の構造を探索しているのが実情である。事
実、これまでに多くの改良がなされてきたが、先に掲げ
た感光体として求められている基本的な性質や高い耐久
性などの要求を十分に満足するものは、未だ得られてい
ない。
【0010】以上述べたように電子写真感光体の作製に
は種々の改良が成されてきたが、先に掲げた感光体とし
て要求される基本的な性質や高い耐久性などの要求を十
分に満足するものは未だ得られていないのが現状であ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、帯電
電位が高く高感度で、繰返し使用しても諸特性が変化せ
ず安定した性能を発揮できる電子写真感光体及びセンサ
ー材料、EL素子、静電記録素子などにも使用可能な有
機光導電性化合物を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成すべく光導電性化合物の研究を行なった結果、特定
の構造を有する有機光導電性化合物が有効であることを
見出し、本発明に至った。上記で特定の構造を有する有
機光導電性化合物とは、下記一般式(1)、または
(2)で示されるスチルベン系化合物、或いは下記一般
式(6)、または(7)で示されるヒドラゾン系化合物
である。この中でも、本発明において好ましくは下記一
般式(3)で示されるスチルベン系化合物、或いは下記
一般式(8)で示されるヒドラゾン系化合物があげら
れ、さらに、より好ましくは下記一般式(4)で示され
るスチルベン系化合物、或いは下記一般式(9)で示さ
れるヒドラゾン系化合物があげられ、さらに、その中で
も特に好ましくは下記一般式(5)で示されるスチルベ
ン系化合物、或いは下記一般式(10)で示されるヒド
ラゾン系化合物があげられる。
【0013】
【化9】
【0014】
【化10】
【0015】一般式(1)、または(2)において、X
は酸素原子、または硫黄原子を示し、R1は置換基を有
していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよい
アラルキル基、置換基を有していてもよいアリール基、
または置換基を有していてもよい複素環基を示し、R2
は水素原子、置換基を有していてもよいアルキル基、置
換基を有していてもよいアラルキル基、置換基を有して
いてもよいアリール基、または置換基を有していてもよ
い複素環基を示す。R3及びR4は水素原子、置換基を有
していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよい
アルコキシ基、またはハロゲン原子を示す。Ar1は置
換基を有していてもよいアリール基、置換基を有してい
てもよい複素環基、または置換基を有していてもよいス
チリル基を示す。
【0016】ここでR1の具体例としては、メチル基、
エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチ
ル基、n−ヘキシル基、n−オクチル基、2−エチルヘ
キシル基、3−メトキシプロピル基、2−クロル−3−
メチルヘキシル基などの無置換或いは置換アルキル基、
ベンジル基、フェネチル基、3−フェニルプロピル基、
p−メチルベンジル基、o−メトキシベンジル基、3,
5−ジクロルベンジル基、2,4−ジメチルフェネチル
基、p−メトキシフェネチル基、2−メチル−3−フェ
ニルプロピル基などの無置換或いは置換アラルキル基、
フェニル基、p−トリル基、m−トリル基、p−メトキ
シフェニル基、o−メトキシフェニル基、p−クロルフ
ェニル基、3,5−ジメチルフェニル基、4−メトキシ
−2−クロルフェニル基、3,5−ジメトキシフェニル
基、1−ナフチル基、1−メチル−2−ナフチル基、9
−フェナントリル基、1−ピレニル基などの無置換或い
は置換アリール基、または2−フリル基、2−チエニル
基、2−ピリジル基、2,6−ジメチル−4−ピリジル
基、3−インドリル基、2−キノリル基などの無置換或
いは置換複素環基などを挙げることができる。
【0017】またR2の具体例としては、水素原子、メ
チル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、
n−ブチル基、n−ヘキシル基、n−オクチル基、2−
エチルヘキシル基、3−メトキシプロピル基、2−クロ
ル−3−メチルヘキシル基などの無置換或いは置換アル
キル基、ベンジル基、フェネチル基、3−フェニルプロ
ピル基、p−メチルベンジル基、o−メトキシベンジル
基、3,5−ジクロルベンジル基、2,4−ジメチルフ
ェネチル基、p−メトキシフェネチル基、2−メチル−
3−フェニルプロピル基などの無置換或いは置換アラル
キル基、フェニル基、p−トリル基、m−トリル基、p
−メトキシフェニル基、o−メトキシフェニル基、p−
クロルフェニル基、3,5−ジメチルフェニル基、4−
メトキシ−2−クロルフェニル基、3,5−ジメトキシ
フェニル基、1−ナフチル基、1−メチル−2−ナフチ
ル基、9−フェナントリル基、1−ピレニル基などの無
置換或いは置換アリール基、または2−フリル基、2−
チエニル基、2−ピリジル基、2,6−ジメチル−4−
ピリジル基、3−インドリル基、2−キノリル基などの
無置換或いは置換複素環基を挙げることができる。
【0018】またR3及びR4の具体例としては、水素原
子、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピ
ル基、n−ブチル基、n−ヘキシル基、2−エチルペン
チル基、2−メトキシエチル基、3−クロルプロピル基
などの無置換或いは置換アルキル基、メトキシ基、エト
キシ基、n−プロポキシ基、n−ブトキシ基、2−メト
キシエトキシ基、4−クロルブトキシ基などの無置換或
いは置換アルコキシ基、またはフッ素原子、塩素原子、
臭素原子などのハロゲン原子などを挙げることができ
る。
【0019】またAr1の具体例としては、フェニル
基、p−トリル基、m−トリル基、p−メトキシフェニ
ル基、o−メトキシフェニル基、p−クロルフェニル
基、3,5−ジメチルフェニル基、4−メトキシ−2−
クロルフェニル基、3,5−ジメトキシフェニル基、1
−ナフチル基、1−メチル−2−ナフチル基、9−フェ
ナントリル基、1−ピレニル基などの無置換或いは置換
アリール基、2−フリル基、2−チエニル基、2−ピリ
ジル基、2,6−ジメチル−4−ピリジル基、3−イン
ドリル基、2−キノリル基などの無置換或いは置換複素
環基、または2−スチリル基、2−p−メチルスチリル
基、2−m−メトキシスチリル基などの無置換或いは置
換スチリル基などを挙げることができる。
【0020】また一般式(6)、または(7)におい
て、Zは酸素原子、または硫黄原子を示し、R7及びR8
は置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有し
ていてもよいアラルキル基、置換基を有していてもよい
アリール基、または置換基を有していてもよい複素環基
を示す。R9及びR10は水素原子、置換基を有していて
もよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルコキ
シ基、またはハロゲン原子を示す。Ar2は置換基を有
していてもよいアリール基、または置換基を有していて
もよい複素環基を示す。
【0021】ここでR7及びR8の具体例としては、メチ
ル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n
−ブチル基、n−ヘキシル基、n−オクチル基、2−エ
チルヘキシル基、3−メトキシプロピル基、2−クロル
−3−メチルヘキシル基などの無置換或いは置換アルキ
ル基、ベンジル基、フェネチル基、3−フェニルプロピ
ル基、p−メチルベンジル基、o−メトキシベンジル
基、3,5−ジクロルベンジル基、2,4−ジメチルフ
ェネチル基、p−メトキシフェネチル基、2−メチル−
3−フェニルプロピル基などの無置換或いは置換アラル
キル基、フェニル基、p−トリル基、m−トリル基、p
−メトキシフェニル基、o−メトキシフェニル基、p−
クロルフェニル基、3,5−ジメチルフェニル基、4−
メトキシ−2−クロルフェニル基、3,5−ジメトキシ
フェニル基、1−ナフチル基、1−メチル−2−ナフチ
ル基、9−フェナントリル基、1−ピレニル基などの無
置換或いは置換アリール基、または2−フリル基、2−
チエニル基、2−ピリジル基、2,6−ジメチル−4−
ピリジル基、3−インドリル基、2−キノリル基などの
無置換或いは置換複素環基などを挙げることができる。
【0022】またR9及びR10の具体例としては、水素
原子、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロ
ピル基、n−ブチル基、n−ヘキシル基、2−エチルペ
ンチル基、2−メトキシエチル基、3−クロルプロピル
基などの無置換或いは置換アルキル基、メトキシ基、エ
トキシ基、n−プロポキシ基、n−ブトキシ基、2−メ
トキシエトキシ基、4−クロルブトキシ基などの無置換
或いは置換アルコキシ基、またはフッ素原子、塩素原
子、臭素原子などのハロゲン原子などを挙げることがで
きる。
【0023】またAr2の具体例としては、フェニル
基、p−トリル基、m−トリル基、p−メトキシフェニ
ル基、o−メトキシフェニル基、p−クロルフェニル
基、3,5−ジメチルフェニル基、4−メトキシ−2−
クロルフェニル基、3,5−ジメトキシフェニル基、1
−ナフチル基、1−メチル−2−ナフチル基、9−フェ
ナントリル基、1−ピレニル基などの無置換或いは置換
アリール基、2−フリル基、2−チエニル基、2−ピリ
ジル基、2,6−ジメチル−4−ピリジル基、3−イン
ドリル基、2−キノリル基などの無置換或いは置換複素
環基、または2−スチリル基、2−p−メチルスチリル
基、2−m−メトキシスチリル基などの無置換或いは置
換スチリル基などを挙げることができる。
【0024】一般式(3)において、R1、R2及びAr
1は一般式(2)と同じである。一般式(4)におい
て、R1は一般式(2)と同じである。R5は水素原子、
低級アルキル基、低級アルコキシ基、またはハロゲン原
子を示す。Y1は水素原子、低級アルキル基またはアリ
ール基を示し、該アリール基は低級アルキル基、低級ア
ルコキシ基、またはハロゲン原子で置換されていてもよ
い。
【0025】ここでR5の具体例としては、水素原子、
メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル
基、n−ブチル基などの低級アルキル基、メトキシ基、
エトキシ基、n−プロポキシ基、n−ブトキシ基などの
低級アルコキシ基、またはフッ素原子、塩素原子、臭素
原子などのハロゲン原子などを挙げることができる。
【0026】またY1の具体例としては、水素原子、メ
チル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、
n−ブチル基などの低級アルキル基、またはフェニル
基、p−トリル基、m−トリル基、p−メトキシフェニ
ル基、o−メトキシフェニル基、p−クロルフェニル
基、3,5−ジメチルフェニル基、4−メトキシ−2−
クロルフェニル基、3,5−ジメトキシフェニル基、1
−ナフチル基、1−メチル−2−ナフチル基、9−フェ
ナントリル基、1−ピレニル基などの、無置換或いは低
級アルキル基、低級アルコキシ基、またはハロゲン原子
で置換されたアリール基などを挙げることが出来る。
【0027】一般式(5)において、R6は水素原子、
メチル基、または塩素原子を示す。Y2は水素原子、メ
チル基、フェニル基、p−トリル基、p−メトキシフェ
ニル基、またはp−クロロフェニル基を示す。
【0028】また一般式(8)において、R7、R8及び
Ar2は一般式(7)と同じである。一般式(9)にお
いて、R7及びR8は一般式(7)と同じである。R11
水素原子、メチル基、または塩素原子を示す。
【0029】また一般式(10)において、R11は一般
式(9)と同じである。Uはメチル基、フェニル基、p
−トリル基、p−メトキシフェニル基、またはp−クロ
ロフェニル基を示す。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明にかかわる一般式(1)、
または(2)で示される有機光導電性化合物の具体例と
しては、以下に示すS−01〜36のスチルベン系化合
物を、また一般式(6)、または(7)で示される有機
光導電性化合物の具体例としては、以下に示すH−01
〜36のヒドラゾン系化合物を挙げることができるが、
これらに限定されるものではない。
【0031】
【化11】
【0032】
【化12】
【0033】
【化13】
【0034】
【化14】
【0035】
【化15】
【0036】
【化16】
【0037】
【化17】
【0038】
【化18】
【0039】
【化19】
【0040】
【化20】
【0041】
【化21】
【0042】
【化22】
【0043】本発明の、一般式(1)、または(2)で
示される有機光導電性化合物、或いは一般式(6)、ま
たは(7)で示される有機光導電性化合物を含有する感
光層を含む電子写真感光体の形態は、そのいずれを用い
ることもできる。例えば、導電性支持体上に電荷発生物
質、電荷輸送物質、及びフィルム形成性結着剤樹脂から
なる感光層を設けたものがある。また、導電性支持体上
に、電荷発生物質と結着剤樹脂からなる電荷発生層と、
電荷輸送物質と結着剤樹脂からなる電荷輸送層を設けた
積層型の感光体も知られている。電荷発生層と電荷輸送
層はどちらが上層となっても構わない。また、必要に応
じて導電性支持体と感光層の間に下引き層を、感光体表
面にオーバーコート層を、積層型感光体の場合は電荷発
生層と電荷輸送層との間に中間層を設けることもでき
る。本発明の化合物を用いて感光体を作製する支持体と
しては、金属製ドラム、金属板、導電性加工を施した紙
やプラスチックフィルムのシート状、ドラム状あるいは
ベルト状の支持体などが使用される。
【0044】本発明の電子写真感光体は、一般式
(1)、または(2)或いは一般式(6)、または
(7)で示される有機光導電性化合物、及び電荷発生物
質をそれぞれ1種類あるいは2種類以上含有することに
より得られる。電荷発生物質には無機系電荷発生物質と
有機系電荷発生物質があり、前者の例としては例えばセ
レン、セレン−テルル合金、セレン−ヒ素合金、硫化カ
ドミウム、酸化亜鉛、アモルファスシリコンなどが挙げ
られる。有機系電荷発生物質の例としては、例えばメチ
ルバイオレット、ブリリアントグリーン、クリスタルバ
イオレットなどのトリフェニルメタン系染料、メチレン
ブルーなどのチアジン染料、キニザリンなどのキノン染
料、シアニン染料、アクリジン染料、ピリリウム色素、
チアピリリウム色素、スクエアリウム色素、ペリノン系
顔料、アントラキノン系顔料、ペリレン系顔料、金属含
有あるいは無金属のフタロシアニン系顔料などが挙げら
れ、また、アゾ顔料も用いられる。
【0045】アゾ顔料としては、例えば特開昭47−3
7543号公報、特開昭53−95033号公報、特開
昭53−132347号公報、特開昭53−13344
5号公報、特開昭54−12742号公報、特開昭54
−20736号公報、特開昭54−20737号公報、
特開昭54−21728号公報、特開昭54−2283
4号公報、特開昭55−69148号公報、特開昭55
−69654号公報、特開昭55−79449号公報、
特開昭55−117151号公報、特開昭56−462
37号公報、特開昭56−116039号公報、特開昭
56−116040号公報、特開昭56−119134
号公報、特開昭56−143437号公報、特開昭57
−63537号公報、特開昭57−63538号公報、
特開昭57−63541号公報、特開昭57−6354
2号公報、特開昭57−63549号公報、特開昭57
−66438号公報、特開昭57−74746号公報、
特開昭57−78542号公報、特開昭57−7854
3号公報、特開昭57−90056号公報、特開昭57
−90057号公報、特開昭57−90632号公報、
特開昭57−116345号公報、特開昭57−202
349号公報、特開昭58−4151号公報、特開昭5
8−90644号公報、特開昭58−144358号公
報、特開昭58−177955号公報、特開昭59−3
1962号公報、特開昭59−33253号公報、特開
昭59−71059号公報、特開昭59−72448号
公報、特開昭59−78356号公報、特開昭59−1
36351号公報、特開昭59−201060号公報、
特開昭60−15642号公報、特開昭60−1403
51号公報、特開昭60−179746号公報、特開昭
61−11754号公報、特開昭61−90164号公
報、特開昭61−90165号公報、特開昭61−90
166号公報、特開昭61−112154号公報、特開
昭61−269165号公報、特開昭61−28124
5号公報、特開昭61−51063号公報、特開昭62
−267363号公報、特開昭63−68844号公
報、特開昭63−89866号公報、特開昭63−13
9355号公報、特開昭63−142063号公報、特
開昭63−183450号公報、特開昭63−2827
43号公報、特開昭64−21455号公報、特開昭6
4−78259号公報、特開平1−200267号公
報、特開平1−202757号公報、特開平1−319
754号公報、特開平2−72372号公報、特開平2
−254467号公報、特開平3−95561号公報、
特開平3−278063号公報、特開平4−96068
号公報、特開平4−96069号公報、特開平4−14
7265号公報、特開平5−142841号公報、特開
平5−303226号公報、特開平6−324504号
公報、特開平7−168379号公報などに記載の化合
物が挙げられる。
【0046】また、これらのアゾ顔料に用いられるカプ
ラー成分の構造は多岐に渡る。例えば特開昭54−17
735号公報、特開昭54−79632号公報、特開昭
57−176055号公報、特開昭59−197043
号公報、特開昭60−130746号公報、特開昭60
−153050号公報、特開昭60−103048号公
報、特開昭60−189759号公報、特開昭63−1
31146号公報、特開昭63−155052号公報、
特開平2−110569号公報、特開平4−14944
8号公報、特開平6−27705号公報、特開平6−3
48047号公報などに記載の化合物が挙げられる。
【0047】上記アゾ顔料の具体例としては、以下の表
1〜45に示す化合物を挙げることができるが、これら
に限定されるものではない。また、これらの化合物と他
の電荷発生物質を併用することも可能である。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】
【表3】
【0051】
【表4】
【0052】
【表5】
【0053】
【表6】
【0054】
【表7】
【0055】
【表8】
【0056】
【表9】
【0057】
【表10】
【0058】
【表11】
【0059】
【表12】
【0060】
【表13】
【0061】
【表14】
【0062】
【表15】
【0063】
【表16】
【0064】
【表17】
【0065】
【表18】
【0066】
【表19】
【0067】
【表20】
【0068】
【表21】
【0069】
【表22】
【0070】
【表23】
【0071】
【表24】
【0072】
【表25】
【0073】
【表26】
【0074】
【表27】
【0075】
【表28】
【0076】
【表29】
【0077】
【表30】
【0078】
【表31】
【0079】
【表32】
【0080】
【表33】
【0081】
【表34】
【0082】
【表35】
【0083】
【表36】
【0084】
【表37】
【0085】
【表38】
【0086】
【表39】
【0087】
【表40】
【0088】
【表41】
【0089】
【表42】
【0090】
【表43】
【0091】
【表44】
【0092】
【表45】
【0093】本発明において使用するフタロシアニン系
顔料としては、それ自体公知のフタロシアニン及びその
誘導体のいずれでも使用でき、具体的には、無金属フタ
ロシアニン類、チタニルオキシフタロシアニン類、銅フ
タロシアニン類、アルミニウムフタロシアニン類、ジフ
ェノキシゲルマニウムフタロシアニン類、ゲルマニウム
フタロシアニン類、ガリウムフタロシアニン類、クロロ
ガリウムフタロシアニン類、ブロモガリウムフタロシア
ニン類、クロロインジウムフタロシアニン類、ブロモイ
ンジウムフタロシアニン類、ヨードインジウムフタロシ
アニン類、マグネシウムフタロシアニン類、クロロアル
ミニウムフタロシアニン類、ブロモアルミニウムフタロ
シアニン類、スズフタロシアニン類、ジクロロスズフタ
ロシアニン類、バナジルオキシフタロシアニン類、亜鉛
フタロシアニン類、コバルトフタロシアニン類、ニッケ
ルフタロシアニン類、ヒドロキシガリウムフタロシアニ
ン類、ジヒドロキシガリウムフタロシアニン類、バリウ
ムフタロシアニン類、ベリリウムフタロシアニン類、カ
ドミウムフタロシアニン類、クロロコバルトフタロシア
ニン類、ジクロロチタニルフタロシアニン類、鉄フタロ
シアニン類、シリコンフタロシアニン類、鉛フタロシア
ニン類、白金フタロシアニン類、無金属ナフタロシアニ
ン類、アルミニウムナフタロシアニン類、チタニルオキ
シナフタロシアニン類、ルテニウムフタロシアニン、パ
ラジウムフタロシアニンなどが挙げられる。特にその中
でも無金属フタロシアニン、チタニルオキシフタロシア
ニン、銅フタロシアニン、クロロアルミニウムフタロシ
アニン、クロロインジウムフタロシアニン、バナジルオ
キシフタロシアニン、ジフェノキシゲルマニウムフタロ
シアニン、クロロガリウムフタロシアニン、ヒドロキシ
ガリウムフタロシアニンが本発明では好ましく用いられ
る。
【0094】また、フタロシアニン系顔料は結晶多型の
化合物として知られ、各種結晶型のフタロシアニン系顔
料が見出されている。これらの結晶型や製造方法に関す
る記述として、無金属フタロシアニンは、特公昭49−
4338号公報、特開昭58−182639号公報、特
開昭60−19151号公報、特開昭62−47054
号公報、特開昭62−143058号公報、特開昭63
−286857号公報、特開平1−138563号公
報、特開平1−230581号公報、特開平2−233
769号公報、更にはJ.Phys.Chem.72
3230(1968)に記載されているものを挙げるこ
とができる。
【0095】チタニルオキシフタロシアニンは、特開昭
61−217050号公報、特開昭62−67094号
公報、特開昭62−229253号公報、特開昭63−
364号公報、特開昭63−365号公報、特開昭63
−366号公報、特開昭63−37163号公報、特開
昭63−80263号公報、特開昭63−116158
号公報、特開昭63−198067号公報、特開昭63
−218768号公報、特開昭64−17066号公
報、特開平1−123868号公報、特開平1−138
562号公報、特開平1−153757号公報、特開平
1−172459号公報、特開平1−172462号公
報、特開平1−189200号公報、特開平1−204
969号公報、特開平1−207755号公報、特開平
1−299874号公報、特開平2−8256号公報、
特開平2−99969号公報、特開平2−131243
号公報、特開平2−165156号公報、特開平2−1
65157号公報、特開平2−215866号公報、特
開平2−267563号公報、特開平2−297560
号公報、特開平3−35064号公報、特開平3−54
264号公報、特開平3−84068号公報、特開平3
−94264号公報、特開平3−100658号公報、
特開平3−100659号公報、特開平3−12335
9号公報、特開平3−199268号公報、特開平3−
200790号公報、特開平3−269064号公報、
特開平4−145166号公報、特開平4−14516
7号公報、特開平4−153273号公報、特開平4−
159373号公報、特開平4−179964号公報、
特開平5−202309号公報、特開平5−27959
2号公報、特開平5−289380号公報、特開平6−
336554号公報、特開平7−82503号公報、特
開平7−82505号公報、更には特開平8−1106
49号公報に記載されているものを挙げることができ
る。
【0096】また、銅フタロシアニンは、特公昭52−
1667号公報、特開昭51−108847号公報、特
開昭55−60958号公報に記載されているものや、
更にはγ型、π型、χ型、ρ型などが知られておりこれ
らを挙げることができる。クロロアルミニウムフタロシ
アニンは、特開昭58−158649号公報、特開昭6
2−133462号公報、特開昭62−163060号
公報、特開昭63−43155号公報、更には特開昭6
4−70762号公報に、クロロインジウムフタロシア
ニンは特開昭59−44054号公報、特開昭60−5
9355号公報、特開昭61−45249号公報、更に
は特開平7−13375号公報に、バナジルオキシフタ
ロシアニンは、特開昭63−18361号公報、特開平
1−204968号公報、特開平1−268763号公
報、特開平3−269063号公報、更には特開平7−
247442号公報に、ジフェノキシゲルマニウムフタ
ロシアニンは、特開平4−360150号公報に、クロ
ロガリウムフタロシアニンは、特開平5−194523
号公報、更には特開平7−102183号公報に、ヒド
ロキシガリウムフタロシアニンは、特開平5−2630
07号公報、更には特開平7−53892号公報に記載
されているものを挙げることができる。
【0097】本発明の一般式(1)、または(2)或い
は一般式(6)、または(7)で示される有機光導性化
合物を含む感光層を形成するために用いるフィルム形成
性結着剤樹脂としては利用分野に応じて種々のものがあ
げられる。例えば複写用感光体の用途ではポリスチレン
樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリスルホン樹脂、
ポリカーボネート樹脂、酢ビ・クロトン酸共重合体樹
脂、ポリエステル樹脂、ポリフェニレンオキサイド樹
脂、ポリアリレート樹脂、アルキッド樹脂、アクリル樹
脂、メタクリル樹脂、フェノキシ樹脂あるいはポリ塩化
ビニル樹脂などが挙げられる。これらの中でも、ポリス
チレン樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリカーボネ
ート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアリレート樹脂など
は感光体としての電位特性に優れている。また、これら
の樹脂は、単独あるいは共重合体のいずれでもよく、ま
たこれらを1種または2種以上を混合して用いることが
できる。これら結着剤樹脂の光導電性化合物に対して加
える量は、20〜1000重量%が好ましく、50〜5
00重量%がより好ましい。
【0098】積層型感光体の場合、電荷発生層に含有さ
れるこれらの樹脂は、電荷発生物質に対して10〜50
0重量%が好ましく、50〜150重量%がより好まし
い。樹脂の比率が高くなりすぎると電荷発生効率が低下
し、また樹脂の比率が低くなりすぎると成膜性に問題が
生じる。また、電荷輸送層に含有されるこれらの樹脂
は、電荷輸送物質に対して20〜1000重量%が好ま
しく、50〜500重量%がより好ましい。樹脂の比率
が高すぎると感度が低下し、また、樹脂の比率が低くな
りすぎると繰り返し特性の悪化や塗膜の欠損を招くおそ
れがある。
【0099】これらの樹脂の中には、引っ張り、曲げ、
圧縮などの機械的強度に弱いものがある。この性質を改
良するために、可塑性を与える物質を加えることができ
る。具体的には、フタル酸エステル(例えばDOP、D
BPなど)、リン酸エステル(例えばTCP、TOPな
ど)、セバシン酸エステル、アジピン酸エステル、ニト
リルゴム、塩素化炭化水素などが挙げられる。これらの
物質は、必要以上に添加すると電子写真特性の悪影響を
及ぼすので、その割合は結着剤樹脂に対し20重量%以
下が好ましい。
【0100】その他、感光体中への添加物として酸化防
止剤やカール防止剤など、塗工性の改良のためレベリン
グ剤などを必要に応じて添加することができる。
【0101】一般式(1)、または(2)或いは一般式
(6)、または(7)で示される化合物は更に他の電荷
輸送物質と組み合わせて用いることができる。電荷輸送
物質には正孔輸送物質と電子輸送物質がある。前者の例
としては、例えば特公昭34−5466号公報などに示
されているオキサジアゾール類、特公昭45−555号
公報などに示されているトリフェニルメタン類、特公昭
52−4188号公報などに示されているピラゾリン
類、特公昭55−42380号公報などに示されている
ヒドラゾン類、特開昭56−123544号公報などに
示されているオキサジアゾール類などを挙げることがで
きる。一方、電子輸送物質としては、例えばクロラニ
ル、テトラシアノエチレン、テトラシアノキノジメタ
ン、2,4,7−トリニトロ−9−フルオレノン、2,
4,5,7−テトラニトロ−9−フルオレノン、2,
4,5,7−テトラニトロキサントン、2,4,8−ト
リニトロチオキサントン、1,3,7−トリニトロジベ
ンゾチオフェン、1,3,7−トリニトロジベンゾチオ
フェン−5,5−ジオキシドなどがある。これらの電荷
輸送物質は単独または2種以上組み合わせて用いること
ができる。
【0102】また、一般式(1)、または(2)或いは
一般式(6)、または(7)で示される化合物と電荷移
動錯体を形成し、更に増感効果を増大させる増感剤とし
て、ある種の電子吸引性化合物を添加することもでき
る。この電子吸引性化合物としては例えば、2,3−ジ
クロロ−1,4−ナフトキノン、1−ニトロアントラキ
ノン、1−クロロ−5−ニトロアントラキノン、2−ク
ロロアントラキノン、フェナントレンキノンなどのキノ
ン類、4−ニトロベンズアルデヒドなどのアルデヒド
類、9−ベンゾイルアントラセン、インダンジオン、
3,5−ジニトロベンゾフェノン、3,3′,5,5′
−テトラニトロベンゾフェノンなどのケトン類、無水フ
タル酸、4−クロロナフタル酸無水物などの酸無水物、
テレフタラルマロノニトリル、9−アントリルメチリデ
ンマロノニトリル、4−ニトロベンザルマロノニトリ
ル、4−(p−ニトロベンゾイルオキシ)ベンザルマロ
ノニトリルなどのシアノ化合物、3−ベンザルフタリ
ド、3−(α−シアノ−p−ニトロベンザル)フタリ
ド、3−(α−シアノ−p−ニトロベンザル)−4,
5,6,7−テトラクロロフタリドなどのフタリド類な
どを挙げることができる。
【0103】本発明の有機光導電性化合物は、感光体の
形態に応じて上記の種々の添加物質と共に適当な溶剤中
に溶解または分散し、その塗布液を先に述べた導電性支
持体上に塗布し、乾燥して感光体を製造することができ
る。
【0104】塗布溶剤としてはクロロホルム、ジクロロ
エタン、ジクロロメタン、トリクロロエタン、トリクロ
ロエチレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼンなどの
ハロゲン化炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレンな
どの芳香族炭化水素、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、エチレング
リコールジメチルエーテルなどのエーテル系溶剤、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルイソ
プロピルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン系溶
剤、酢酸エチル、ギ酸メチル、メチルセロソルブアセテ
ートなどのエステル系溶剤、N,N−ジメチルホルムア
ミド、アセトニトリル、N−メチルピロリドン、ジメチ
ルスルホキシドなどの非プロトン性極性溶剤及びn−ブ
タノール、2−プロパノールなどのアルコール系溶剤な
どを挙げることができる。これらの溶剤は単独または2
種以上の混合溶剤として使用することができる。
【0105】
【実施例】次に本発明を実施例により更に詳細に説明す
るが、本発明はこれらに何ら限定されるものではない。
【0106】
【化23】
【0107】
【化24】
【0108】合成例1 例示化合物(S−07)の合成 上記(11)で示されるアルデヒド化合物1.59g、
及び上記(12)で示されるフォスフォネート化合物
1.07gを溶かしたN,N−ジメチルホルムアルデヒ
ド(DMF)50ml溶液に、室温で攪拌下、カリウム
t−ブトキシド0.72gをゆっくりと加えた。室温下
一晩攪拌を続けた後、反応液を300mlの氷水に注ぎ
込んで反応を停止し、酢酸エチルで有機成分を抽出し
た。分離した有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、
減圧下溶媒を留去した。得られたオイル状物質をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーで精製して目的とする化
合物(S−07)1.15gを得た。このものの融点は
77.0〜79.0℃であった。
【0109】
【化25】
【0110】合成例2 例示化合物(S−12)の合成 上記(11)で示されるアルデヒド化合物1.77g、
及び上記(13)で示されるフォスフォネート化合物
1.72gを溶かしたDMF50ml溶液に、室温で攪
拌下、カリウムt−ブトキシド0.80gをゆっくりと
加えた。室温下一晩攪拌を続けた後、反応液を300m
lの氷水に注ぎ込んで反応を停止し、酢酸エチルで有機
成分を抽出した。分離した有機層を無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。得られたオイル状
物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して
目的とする化合物(S−12)1.33gを得た。この
ものの融点は89.5〜91.5℃であった。
【0111】実施例1 アゾ顔料(K−1)1重量部及びポリエステル樹脂(東
洋紡製バイロン200)1重量部をテトラヒドロフラン
100重量部と混合し、ペイントコンディショナー装置
でガラスビーズと共に2時間分散した。こうして得た分
散液を、アプリケーターにてアルミ蒸着ポリエステル上
に塗布して乾燥し、膜厚約0.2μmの電荷発生層を形
成した。次に例示化合物(S−07)を、ポリアリレー
ト樹脂(ユニチカ製U−ポリマー)と1:1の重量比で
混合し、ジクロロエタンを溶媒として10重量%の溶液
を作り、上記の電荷発生層の上にアプリケーターで塗布
して膜厚約20μmの電荷輸送層を形成した。
【0112】この様にして作製した積層型感光体につい
て、静電記録試験装置(川口電機製SP−428)を用
いて電子写真特性の評価を行なった。 測定条件:印加電圧−6kV、スタティックNo. 3(タ
ーンテーブルの回転スピードモード:10m/min
)。その結果、帯電電位(V0)が−780V半減露光
量(E1/2)が1.1ルックス・秒と高感度の値を示し
た。
【0113】更に同装置を用いて、帯電−除電(除電
光:白色光で400ルックス×1秒照射)を1サイクル
とする繰返し使用に対する特性評価を行った。5000
回での繰返しによる帯電電位の変化を求めたところ、1
回目の帯電電位(V0)−780Vに対し、5000回
目の帯電電位(V0)は−770Vであり、繰返しによ
る電位の低下がほとんどなく安定した特性を示した。ま
た、1回目の半減露光量(E1/2)1.1ルックス・秒
に対して5000回目の半減露光量(E1/2)は1.1
ルックス・秒と変化がなく優れた特性を示した。
【0114】実施例2〜49 実施例1のアゾ顔料(K−1)及び例示化合物(S−0
7)の代わりに、それぞれ表46、表47に示すアゾ顔
料、及び本発明の化合物を用いた他は、実施例1と同様
にして感光体を作製してその特性を評価した。結果を表
46、表47に示す。
【0115】
【表46】
【0116】
【表47】
【0117】実施例50 アゾ顔料(I−2)1重量部とテトラヒドロフラン40
重量部を、ペイントコンディショナー装置でガラスビー
ズと共に8時間分散処理した。こうして得た分散液に、
例示化合物(S−12)を2.5重量部、ポリカーボネ
ート樹脂(三菱瓦斯化学製PCZ−200)10重量
部、テトラヒドロフラン60重量部を加え、更にペイン
トコンディショナー装置で30分間分散処理を行った
後、アプリケーターにてアルミ蒸着ポリエステル上に塗
布し、膜厚約15μmの感光層を形成した。この感光体
の電子写真特性を、実施例1と同様にして評価した。た
だし、印加電圧のみ+5kVに変更した。その結果、1
回目の帯電電位(V0)+480V、半減露光量(E1/
2)1.4ルックス・秒、5000回繰り返し後の帯電
電位(V0)+475V、半減露光量(E1/2)1.4ル
ックス・秒と、高感度でしかも変化の少ない、優れた特
性を示した。
【0118】実施例51〜92 実施例50のアゾ顔料(I−2)及び例示化合物(S−
12)の代わりに、それぞれ表48、表49に示すアゾ
顔料及び本発明の化合物を用いた他は、実施例50と同
様にして感光体を作製してその特性を評価した。結果を
表48、表49に示す。
【0119】
【表48】
【0120】
【表49】
【0121】実施例93〜103 実施例1のアゾ顔料の代わりにCuKα1.541オンク゛
ストロームのX線に対するブラッグ角(2θ±0.2°)
が、9.5°、9.7°、11.7°、15.0°、2
3.5°、24.1°、27.3°に主要なピークを示
すX線回折スペクトルを有するチタニルオキシフタロシ
アニン(Y型チタニルオキシフタロシアニン)を、例示
化合物(S−07)の代わりにそれぞれ表50に示す本
発明の化合物を用いた他は、実施例1と同様にして感光
体を作製してその特性を評価した。結果を表50に示
す。
【0122】
【表50】
【0123】実施例104〜114 実施例50のアゾ顔料の代わりにY型チタニルオキシフ
タロシアニンを、例示化合物(S−12)の代わりにそ
れぞれ表51に示す本発明の化合物を用いた他は、実施
例50と同様にして感光体を作製してその特性を評価し
た。結果を表51に示す。
【0124】
【表51】
【0125】
【化26】
【0126】比較例 電荷輸送物質として例示化合物(S−07)の代わりに
上記に示す比較化合物(14)を用いた他は、実施例1
と同様の操作で感光体を作製し特性を評価した結果、帯
電電位(V0)は−640V、半減露光量(E1/2)は
4.1ルックス・秒と感度の低下がみられた。
【0127】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明の有機
光導電性化合物を用いれば高感度で高耐久性を有する、
優れた電子写真感光体を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07D 409/12 C07D 409/12 G03G 5/06 324 G03G 5/06 324A 324B

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)または(2)で示され
    る有機光導電性化合物。 【化1】 (一般式(1)、または(2)において、Xは酸素原
    子、または硫黄原子を示し、R1は置換基を有していて
    もよいアルキル基、置換基を有していてもよいアラルキ
    ル基、置換基を有していてもよいアリール基、または置
    換基を有していてもよい複素環基を示し、R2は水素原
    子、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有
    していてもよいアラルキル基、置換基を有していてもよ
    いアリール基、または置換基を有していてもよい複素環
    基を示す。R3及びR4は水素原子、置換基を有していて
    もよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルコキ
    シ基、またはハロゲン原子を示す。Ar1は置換基を有
    していてもよいアリール基、置換基を有していてもよい
    複素環基、または置換基を有していてもよいスチリル基
    を示す。)
  2. 【請求項2】 下記一般式(3)で示される請求項1記
    載の有機光導電性化合物。 【化2】 (一般式(3)において、R1、R2及びAr1は一般式
    (2)と同じである。)
  3. 【請求項3】 下記一般式(4)で示される請求項1記
    載の有機光導電性化合物。 【化3】 (一般式(4)において、R1は一般式(2)と同じで
    ある。R5は水素原子、低級アルキル基、低級アルコキ
    シ基、またはハロゲン原子を示す。Y1は水素原子、低
    級アルキル基またはアリール基を示し、該アリール基は
    低級アルキル基、低級アルコキシ基、またはハロゲン原
    子で置換されていてもよい。)
  4. 【請求項4】 下記一般式(5)で示される請求項1記
    載の有機光導電性化合物。 【化4】 (一般式(5)において、R6は水素原子、メチル基、
    または塩素原子を示す。Y2は水素原子、メチル基、フ
    ェニル基、p−トリル基、p−メトキシフェニル基、ま
    たはp−クロロフェニル基を示す。)
  5. 【請求項5】 導電性支持体上に上記一般式(1)〜
    (5)で示される有機光導電性化合物の少なくとも1種
    を含む感光層を有することを特徴とする電子写真感光
    体。
  6. 【請求項6】 感光層が電荷発生物質と電荷輸送物質と
    を含有し、この電荷輸送物質が上記一般式(1)〜
    (5)で示される有機光導電性化合物の少なくとも1種
    であることを特徴とする請求項5記載の電子写真感光
    体。
  7. 【請求項7】 下記一般式(6)または(7)で示され
    る有機光導電性化合物。 【化5】 (一般式(6)、または(7)において、Zは酸素原
    子、または硫黄原子を示し、R7及びR8は置換基を有し
    ていてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいア
    ラルキル基、置換基を有していてもよいアリール基、ま
    たは置換基を有していてもよい複素環基を示す。R9
    びR10は水素原子、置換基を有していてもよいアルキル
    基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、またはハ
    ロゲン原子を示す。Ar2は置換基を有していてもよい
    アリール基、または置換基を有していてもよい複素環基
    を示す。)
  8. 【請求項8】 下記一般式(8)で示される請求項7記
    載の有機光導電性化合物。 【化6】 (一般式(8)において、R7、R8及びAr2は一般式
    (7)と同じである。)
  9. 【請求項9】 下記一般式(9)で示される請求項7記
    載の有機光導電性化合物。 【化7】 (一般式(9)において、R7及びR8は一般式(7)と
    同じである。R11は水素原子、メチル基、または塩素原
    子を示す。)
  10. 【請求項10】 下記一般式(10)で示される請求項
    7記載の有機光導電性化合物。 【化8】 (一般式(10)において、R11は一般式(9)と同じ
    である。Uはメチル基、フェニル基、p−トリル基、p
    −メトキシフェニル基、またはp−クロロフェニル基を
    示す。)
  11. 【請求項11】 導電性支持体上に上記一般式(7)〜
    (10)で示される有機光導電性化合物の少なくとも1
    種を含む感光層を有することを特徴とする電子写真感光
    体。
  12. 【請求項12】 感光層が電荷発生物質と電荷輸送物質
    とを含有し、この電荷輸送物質が上記一般式(7)〜
    (10)で示される有機光導電性化合物の少なくとも1
    種であることを特徴とする請求項11記載の電子写真感
    光体。
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