JPH1135760A - 熱可塑性樹脂組成物、成形体、及びその製造方法 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物、成形体、及びその製造方法

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JPH1135760A
JPH1135760A JP19367697A JP19367697A JPH1135760A JP H1135760 A JPH1135760 A JP H1135760A JP 19367697 A JP19367697 A JP 19367697A JP 19367697 A JP19367697 A JP 19367697A JP H1135760 A JPH1135760 A JP H1135760A
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copolymer
resin
vinyl
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JP19367697A
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English (en)
Inventor
Kunihiko Konishi
邦彦 小西
Kinya Kurokawa
欽也 黒川
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Denka Co Ltd
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Denki Kagaku Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ABS系樹脂の長所である優れた衝撃強度、
剛性、成形加工性、光沢、外観を保持しながら耐薬品性
にも優れた熱可塑性樹脂組成物及び熱可塑性樹脂成形体
を提供すること。 【解決手段】 特定の不飽和ジカルボン酸系共重合体、
ビニル系共重合体、グラフト共重合体、ポリアミド樹
脂、エチレン−α−オレフィンからなるエラストマー共
重合体、及びアクリル系ゴム状重合体からなる熱可塑性
樹脂組成物。特にABS系樹脂(I)に、不飽和ジカル
ボン酸無水物単量体残基を含有する共重合体、グラフト
共重合体、ポリアミド樹脂、不飽和ジカルボン酸及び/
又はその無水物基を有するエチレン−αオレフィン系エ
ラストマーを配合したポリアミド含有樹脂(II)、並
びにアクリルゴム状重合体とビニル系共重合体からなる
アクリル系ゴム状重合体含有樹脂(III)を配合する
熱可塑性樹脂組成物で、かつその成形体並びに直接成形
する成形体の製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐薬品性に優れた
熱可塑性樹脂組成物、成形体、及びその成形体の製造方
法に関する。詳しくは特定の不飽和ジカルボン酸系共重
合体、ビニル系共重合体、グラフト共重合体、ポリアミ
ド樹脂、エチレン−α−オレフィンからなるエラストマ
ー共重合体、及びアクリル系ゴム状重合体からなる熱可
塑性樹脂組成物。特に本発明は、ABS系樹脂に優れた
耐薬品性を付与することが出来る特定のポリアミド含有
樹脂と特定のアクリル系ゴム状重合体含有樹脂、及びA
BS系樹脂とからなる熱可塑性樹脂組成物、並びに3成
分の樹脂を同時に成形機に供給し成形(以下、直接成形
法と称する)して得られた熱可塑性樹脂成形体及びその
製造方法に関する。本発明の成形体は自動車部品、電
気、電子部品、事務用機器部品、熱器具、食器、冷蔵庫
部品、浴槽部品、シャワー部品、浄水器部品、便座等に
好ましく用いることが出来る。
【0002】
【従来の技術】ABS系樹脂は高い衝撃強度と剛性、成
形加工性、光沢、及び外観に優れ、工業部品や家庭電気
製品に数多く採用されている。一方これらの用途では、
種々の薬品や洗剤と接触する機会が多く、ABS系樹脂
成形体に亀裂が発生する事がある。これを防止するため
に、ABS系樹脂に耐薬品性を付与することが要求され
ている。
【0003】ABS系樹脂の耐薬品性を改良する目的
で、ABS系樹脂の樹脂成分を構成するAS樹脂の分子
量を増大させる方法、あるいはAS樹脂を構成する極性
単量体であるアクリロニトリルの組成比を増大させる方
法は公知であるが、これらの方法ではABS系樹脂の成
形加工性を損ね、また耐薬品性も十分でない。
【0004】さらに、ゴム含有スチレン系樹脂とアクリ
ル酸エステル系重合体の混合物からなる組成物も提案さ
れており(特公昭63−22222号公報)、耐薬品性
が著しく改善される事が知られている。しかし、この方
法では、薬品の種類によっては十分に耐薬品性の向上効
果が得られない場合がある。
【0005】また、マレイミド系ABS樹脂とポリアミ
ド、変性エチレン−α−オレフィン系エラストマーから
なる組成物も提案されており(特開平7−316381
号公報)、耐薬品性が向上することが知られている。
【0006】また、ABS系樹脂とポリアミド含有樹脂
を同時に成形機に供給し、耐薬品性に優れた成形体を得
ることも知られている(特開平8−148976号公
報)。しかし、これらの方法でも薬品の種類によって
は、耐薬品性の向上が十分ではない場合がある。
【0007】更に、これらの方法では種々の耐薬品性レ
ベルやその他の機械的物性の要求に対応した成形体を生
産するのには、その特性レベルに応じた多くの品種(樹
脂ペレット)とその品種を得るために混練操作等非常に
煩雑な操作が必要となり、また多大なコストが発生する
などの欠点を有している。さらに、その品種を得るため
に混練操作を経るので、特にABS系樹脂が劣化し、衝
撃強度に低下を招いていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
に述べたような欠点を同時に解決する事であり、ABS
系樹脂の長所である優れた衝撃強度、剛性、成形加工
性、光沢、外観を保持しながら耐薬品性にも優れた熱可
塑性樹脂組成物及び熱可塑性樹脂成形体を提供すること
である。本発明の方法に依れば従来の耐薬品性を向上さ
せる手法に比べて大幅に耐薬品性を向上させることが出
来る。また特性レベルに応じた成形体を得る際に生じて
いた上記の多品種の品揃えと煩雑な操作、経済性の不
利、及び衝撃強度の低下等を解決することでもある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の発明者らは、A
BS系樹脂(I)の耐薬品性を飛躍的に向上させた熱可
塑性樹脂組成物の開発を目的に鋭意検討した結果、特定
の不飽和ジカルボン酸系共重合体、ビニル系共重合体、
グラフト共重合体、ポリアミド樹脂、エチレン−α−オ
レフィンからなるエラストマー共重合体、及びアクリル
系ゴム状重合体からなる熱可塑性樹脂組成物とすること
によって目的が達成でき、特にABS系樹脂(I)に、
特定の割合で不飽和ジカルボン酸無水物単量体残基を含
有する共重合体、グラフト共重合体、ポリアミド樹脂、
特定の割合で不飽和ジカルボン酸及び/又はその無水物
基を有するエチレン−α−オレフィン系エラストマー、
及び必要に応じてビニル系共重合体を特定の割合で配合
したポリアミド含有樹脂(II)、並びにアクリルゴム
状重合体と、芳香族ビニル単量体、シアン化ビニル単量
体、及びこれらと共重合可能なビニル単量体を重合させ
たビニル系共重合体からなるアクリル系ゴム状重合体含
有樹脂(III)を配合することで上記の課題が解決で
きることを見いだし、本発明に達した。
【0010】更に、上記ABS系樹脂(I)とポリアミ
ド含有樹脂(II)とアクリル系ゴム状重合体(II
I)を同時に成形機に供給して、直接耐薬品性の優れた
ABS系樹脂成形体を得ることも可能であり、この方式
では混練操作が省け、品種の品揃えも減らせる効果もあ
る。
【0011】即ち本発明は、下記の(A)成分0.25
〜46重量%、(B)成分1.0〜76.5重量%、
(C)成分10.15〜46重量%、(D)成分1.5
〜15重量%、(E)成分1.0〜10重量%、及び
(F)成分2.0〜20重量%からなる熱可塑性樹脂組
成物で、これらの各成分は (A)成分:芳香族ビニル単量体残基40〜80重量
%、不飽和ジカルボン酸無水物単量体残基20重量%以
下(但し、0は含まず)、不飽和ジカルボン酸イミド誘
導体残基0〜60重量%未満、及びこれらと共重合可能
なビニル単量体残基0〜20重量%からなる不飽和ジカ
ルボン酸系共重合体、 (B)成分:芳香族ビニル単量体残基60〜80重量
%、シアン化ビニル単量体残基20〜40重量%、及び
これらと共重合可能なビニル単量体残基0〜30重量%
からなるビニル系共重合体、 (C)成分:ゴム状重合体35〜65重量部に、芳香族
ビニル単量体50〜80重量%、シアン化ビニル単量体
20〜40重量%、及びこれらと共重合可能なビニル単
量体0〜30重量%からなる単量体混合物35〜65重
量部をグラフト重合させたグラフト共重合体、 (D)成分:ポリアミド樹脂、 (E)成分:不飽和ジカルボン酸単量体残基及び/又は
その酸無水物単量体残基5重量%以下(但し、0は含ま
ず)を含むエチレン−α−オレフィンからなるエラスト
マー共重合体、 (F)成分:ガラス転移温度が0℃以下、ゲル含有率が
70%以下であり、かつ溶解度パラメーターが8.4〜
9.8(cal/cc)1/2 であるアクリル酸エステル
単量体の単独重合体又は他の共重合性単量体との共重合
体であるアクリル系ゴム状重合体である。
【0012】更に、この熱可塑性樹脂組成物は、下記の
ABS系樹脂(I)50〜90重量%、ポリアミド含有
樹脂(II)5〜25重量%、及びアクリル系ゴム状重
合体含有樹脂(III)5〜25重量%からなる熱可塑
性樹脂組成物をも含むもので、各樹脂において、ABS
系樹脂(I)は、上記の(A)成分の不飽和ジカルボン
酸系共重合体0〜50重量%、(B)成分のビニル系共
重合体0〜80重量%、及び(C)成分のグラフト共重
合体20〜50重量%とからなる樹脂、ポリアミド含有
樹脂(II)は、上記の(A)成分の不飽和ジカルボン
酸系共重合体5〜20重量%、(B)成分のビニル系共
重合体0〜30重量%、(C)成分のグラフト共重合体
3〜20重量%、(D)成分のポリアミド樹脂30〜6
0重量%、及び(E)成分のエチレン−α−オレフィン
系エラストマー共重合体20〜40重量%からなる樹脂
組成物、並びにアクリル系ゴム状重合体含有樹脂(II
I)は、上記の(B)成分のビニル系共重合体20〜6
0重量%と(F)成分のアクリル系ゴム状重合体40〜
80重量%とからなる樹脂組成物である。但し、ABS
系樹脂(I)、ポリアミド含有樹脂(II)、及びアク
リル系ゴム状重合体含有樹脂(III)に用いられる
(A)成分、(B)成分、及び(C)成分は同一のもの
である必要はない。
【0013】また、本発明はこれらのABS系樹脂
(I)50〜90重量%、ポリアミド含有樹脂(II)
5〜25重量%、及びアクリル系ゴム状重合体含有樹脂
(III)5〜25重量%とを同時に成形機に供給し成
形して得た熱可塑性樹脂成形体、並びにその熱可塑性樹
脂成形体の製造方法である。
【0014】以下、本発明を詳細に説明する。本発明で
用いる(A)成分の不飽和ジカルボン酸系共重合体につ
いて説明する。(A)成分を構成する芳香族ビニル単量
体としては、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルト
ルエン、t−ブチルスチレン、クロロスチレン等のスチ
レン系単量体が挙げられ、これらの中でスチレンが特に
好ましい。
【0015】不飽和ジカルボン酸無水物としては、マレ
イン酸、イタコン酸、シトラコン酸、アコニット酸等の
無水物が挙げられ、マレイン酸無水物が特に好ましい。
【0016】不飽和ジカルボン酸イミド誘導体として
は、マレイミド、N−メチルマレイミド、N−エチルマ
レイミド、N−シクロヘキシルマレイミド、N−フェニ
ルマレイミド、N−ナフチルマレイミド、グルタルイミ
ド等のイミド単量体が挙げれ、N−フェニルマレイミド
が特に好ましい。
【0017】また、これらと共重合可能なビニル単量体
としては、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等の
シアン化ビニル単量体、メチルアクリル酸エステル、エ
チルアクリル酸エステル、ブチルアクリル酸エステル等
のアクリル酸エステル単量体、メチルメタアクリル酸エ
ステル、エチルメタクリル酸エステル等のメタクリル酸
エステル単量体、アクリル酸、メタクリル酸等のビニル
カルボン酸単量体、アクリル酸アミド、メタクリル酸ア
ミド、及びN−ビニルカルバゾール等が挙げられ、これ
らの中でアクリロニトリル、アクリル酸エステル、メタ
クリル酸エステル、アクリル酸、メタクリル酸等の単量
体が特に好ましい。
【0018】芳香族ビニル単量体と不飽和ジカルボン酸
無水物を必須とする共重合体は、不飽和ジカルボン酸無
水物と芳香族ビニル単量体と必要に応じて不飽和ジカル
ボン酸イミド及び/又はこれらと共重合可能なビニル単
量体を共重合させる。あるいは芳香族ビニル単量体と不
飽和ジカルボン酸無水物と必要に応じてこれらと共重合
可能なビニル単量体を共重合させた後、アンモニア及び
/又は第1級アミンと反応させてイミド誘導体にしても
よい。
【0019】(A)成分の重合方法は、溶液重合、塊状
重合、懸濁重合、塊状−懸濁重合等の一般的な方法で行
うことができる。
【0020】また、イミド誘導体にする時のイミド化反
応に用いるアンモニアや第1級アミンは無水又は水溶液
のいずれの状態であってもよく、また第1級アミンの例
としてメチルアミン、エチルアミン、シクロヘキシルア
ミン等のアルキルアミン及び/又はアニリン、トルイジ
ン、ナフチルアミン等の芳香族アミンが挙げられる。
【0021】イミド化反応は溶液状態又は懸濁状態で行
う場合は通常の反応容器、例えばオートクレーブなどを
用いるのが好ましく、塊状溶融状態で行う場合には、脱
揮装置の付いた押出機を用いてもよい。
【0022】イミド化反応の温度は約80〜350℃で
あり、好ましくは100〜300℃である。80℃未満
の場合には反応速度が遅く、反応に長時間を要して実用
的でない。一方350℃を越える場合には重合体の熱分
解による物性低下をきたす。イミド化反応時に触媒を用
いてもよく、その場合は第3級アミン、例えばトリエチ
ルアミン等が好ましく用いられる。
【0023】(A)成分に用いられる芳香族ビニル単量
体残基は40〜80重量%であるが、45〜60重量%
が特に好適である。40重量%未満では成形性が低下
し、80重量%を越えると熱可塑性樹脂組成物の耐熱性
が低下し好ましくない。不飽和ジカルボン酸無水物単量
体残基は20重量%以下(但し、0は含まず)であり、
特に0.5〜15重量%が好ましい。不飽和ジカルボン
酸無水物残基を含まないと、(A)成分とポリアミド樹
脂との相溶性が低下し、成形物の層剥離の原因となるだ
けでなく、衝撃強度が低下する。20重量%を超えると
ポリアミド樹脂中の末端アミノ基との架橋が進み、MF
Rが極端に低下し、表面外観が損なわれるのみならず、
成形性も低下する。不飽和ジカルボン酸イミド誘導体残
基量は0〜60重量%であり、60重量%を超えると熱
可塑性樹脂組成物の相溶性が劣り、耐衝撃性が大幅に低
下する。
【0024】次に(B)成分のビニル系共重合体につい
て説明する。本発明の(B)成分において用いられる芳
香族ビニル単量体としては、スチレン、α−メチルスチ
レン、ビニルトルエン、t−ブチルスチレン、クロロス
チレン等のスチレン系単量体であり、特にスチレンが好
ましい。シアン化ビニル単量体としては、アクリロニト
リル、メタクリロニトリル、α−クロロアクリロニトリ
ル等があり、特にアクリロニトリルが好ましい。
【0025】また、これらと共重合可能なビニル単量体
としては、メチルアクリル酸エステル、エチルアクリル
酸エステル、ブチルアクリル酸エステル等のアクリル酸
エステル単量体、メチルメタクリル酸エステル、エチル
メタクリル酸エステル等のメタクリル酸エステル単量
体、アクリル酸、メタクリル酸等のビニルカルボン酸単
量体、アクリル酸アミド、メタクリル酸アミド、及びN
−ビニルカルバゾ−ル等が挙げられる。これらの中でメ
タクリル酸エステル、アクリル酸、メタクリル酸などの
単量体が特に好ましい。
【0026】(B)成分も通常の重合方法で製造でき、
例えば懸濁重合、溶液重合、乳化重合等の重合方法が採
用できる。
【0027】(B)成分中の芳香族ビニル単量体残基は
60〜80重量%であり、好ましくは68〜78重量%
である。60重量%未満や、80重量%を越えると成形
性が低下してしまう。また、シアン化ビニル単量体残基
量は20〜40重量%であり、特に22〜32重量%が
望ましい。20重量%未満か40重量%を超えると
(A)成分との相溶性が低下し、成形品の層剥離や衝撃
強度低下の原因となる。
【0028】次に、本発明の(C)成分のグラフト共重
合体について説明する。(C)成分に使用されるゴム状
重合体はブタジエン重合体、ブタジエンと共重合可能な
ビニル単量体との共重合体、例えばブタジエン−スチレ
ン共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン
−プロピレン−ジエン共重合体、及びアクリル酸エステ
ル重合体、アクリル酸エステルと共重合可能なビニル単
量体との共重合体等が挙げられる。
【0029】また、(C)成分に用いられる芳香族ビニ
ル単量体にはスチレン、α−メチルスチレン、ビニルト
ルエン、t−ブチルスチレン、クロロスチレン等のスチ
レン系単量体が挙げられ、特にスチレンが好ましい。シ
アン化ビニル単量体としては、アクリロニトリル、メタ
クリロニトリル、α−クロロアクリロニトリル等があ
り、特にアクリロニトリルが好ましい。
【0030】また、これらと共重合可能なビニル単量体
としては、メチルアクリル酸エステル、エチルアクリル
酸エステル、ブチルアクリル酸エステル等のアクリル酸
エステル単量体、メチルメタアクリル酸エステル、エチ
ルメタクリル酸エステル等のメタクリル酸エステル単量
体、アクリル酸、メタクリル酸等のビニルカルボン酸単
量体、アクリル酸アミド、メタクリル酸アミド、及びN
−ビニルカルバゾール等が挙げられ、これらの中でアク
リル酸エステル、メタクリル酸エステル、アクリル酸、
メタクリル酸などの単量体が特に好ましい。
【0031】このグラフト重合体の製造に当たっては公
知のいずれの重合技術も採用可能であって、例えば懸濁
重合、乳化重合の如き水性不均一重合、塊状重合、溶液
重合及び生成重合体の貧溶媒中での沈殿不均一重合等並
びにこれらの組合せが挙げられる。
【0032】グラフト共重合体のゴム粒径は0.1〜
0.6μmの範囲が、耐衝撃性の面から好ましい。ま
た、グラフト率は20〜80%で、未グラフトコポリマ
ーの重量平均分子量は5万〜20万の範囲であると、耐
衝撃性と成形性のバランスが良好である。
【0033】(C)成分は、ゴム状重合体35〜65重
量部存在下に、芳香族ビニル単量体50〜80重量%、
シアン化ビニル単量体20〜40重量%、及びこれらと
共重合可能なビニル単量体0〜30重量%からなる単量
体混合物35〜65重量部をグラフト重合させたもので
ある。特に芳香族ビニル単量体65〜70重量%、シア
ン化ビニル単量体22〜32重量%、及びこれらと共重
合可能なビニル単量体3〜13重量%が好ましい。芳香
族ビニル単量体が50重量%未満では成形性が低下し、
80重量%を越えると耐熱性が低下してしまう。また、
シアン化ビニル単量体は20重量%未満か40重量%を
越えると(A)成分との相溶性が低下し成形体の層剥離
や、衝撃強度低下の原因となる。また、ゴム状重合体が
35重量部未満では耐衝撃性が低下し、65重量部を越
えると、耐熱性及び成形性が低下する。
【0034】次に、本発明の(D)成分のポリアミド樹
脂について説明する。(D)成分のポリアミド樹脂とし
ては、例えばナイロン−6、ナイロン−6,6、ナイロ
ン−4,6、ナイロン−6,10、ナイロン−12、ナ
イロン−11等が挙げられ、これらを単独又は混合して
用いることもできる。
【0035】次に、本発明の(E)成分のエチレン−α
−オレフィン系エラストマーについて説明する。(E)
成分の不飽和ジカルボン酸単量体残基及び/又はその酸
無水物単量体残基を含むエチレン−α−オレフィン系エ
ラストマーとしては、数平均分子量が10,000〜
1,000,000の範囲にあり、エチレン含有量が5
0〜80モル%のものが好ましい。また、α−オレフィ
ンとしては、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテンを
用いることができ、特に、プロピレンが好ましい。
【0036】また、(E)成分の官能基として変性に用
いる不飽和ジカルボン酸及び/又はその無水物として、
マレイン酸、イタコン酸、シトラコン酸、アコニット
酸、及びこれらの酸無水物があり、特に無水マレイン酸
が好適である。
【0037】不飽和ジカルボン酸及び/又はその無水物
の含有量としては5重量%以下(但し、0は含まず)、
好ましくは0.5〜5重量%であり、5重量%を超える
と組成物にゲル等が発生する。また0.5重量%未満で
は、組成物の相溶性が不充分で層剥離の原因となり、衝
撃強度が発現しない。この変性されたエチレン−α−オ
レフィン系エラストマーは特公昭58−445号公報に
開示されている実施例1の製造方法などを用いることに
より得ることが出来る。
【0038】次に、本発明の(F)成分のアクリル系ゴ
ム状重合体について説明する。アクリル酸エステル単量
体としては、メチルアクリレート、エチルアクリレー
ト、ブチルアクリレート、ヘキシルアクリレート、シク
ロヘキシルアクリレート、オクチルアクリレート、ヒド
ロキシエチルアクリレート、メトキシエチルアクリレー
トなどが挙げられ、特にブチルアクリレートが好まし
い。
【0039】他の共重合性単量体としては、スチレン、
α−メチルスチレン、t−ブチルスチレン等のスチレン
系単量体、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等の
シアン化ビニル単量体、メチルメタクリレート、ブチル
メタクリレート等のメタクリル酸エステル単量体、エチ
レン、プロピレン、1−ブテン、イソブチレン、2−ブ
テン等のオレフィン単量体、メチルビニルエーテル、エ
チルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル等のビニル
エーテル単量体などが挙げられ、特にメチルメタクリレ
ートが好ましい。
【0040】さらに共重合性単量体として、ジビニルベ
ンゼン、エチレングリコールジメタクリレート、1,3
−ブチレングリコールジメタクリレート、1,4−ブチ
レングリコールジメタクリレート、プロピレングリコー
ルジメタクリレート、シアヌル酸トリアリル、イソシア
ヌル酸トリアリル、トリメチロールプロパントリメタク
リレート、アリルアクリレート、ビニルアクリレート、
ビニルメタクリレート、グリシジルアクリレート、グリ
シジルメタクリレート等の多官能性ビニル単量体が挙げ
られ、特にエチレングリコールメタクリレートが好まし
い。
【0041】(F)成分は、アクリル酸エステル単量体
残基を有することを必須としている。また、2種類以上
の(F)成分の混合物をも用いることが出来る。
【0042】本発明の(F)成分はガラス転移温度が0
℃以下、ゲル含有率が70%以下、かつ溶解度パラメー
ターが8.4〜9.8(cal/cc)1/2 である。ガ
ラス転移温度が0℃を越えると、熱可塑性樹脂組成物の
衝撃強度が低下し、また耐薬品性が十分でなくなる。
【0043】また、ゲル含有率が70%を越えると、熱
可塑性樹脂組成物及び直接成形して得られる成形体の耐
薬品性が十分でない。なお、本発明の(F)成分のゲル
含有率は、(F)成分のメチルエチルケトン溶液を温度
30℃にて24時間放置した後、200メッシュステン
レス製金網で濾過して得た濾過残渣を完全に乾燥し、
{(濾過残渣重量)/((A)成分重量)}×100%
として求めた。
【0044】更に、溶解度パラメーターが8.4〜9.
8(cal/cc)1/2 の範囲をはずれると、熱可塑性
樹脂組成物及び直接成形して得られる成形体の耐薬品性
が十分でない。
【0045】なお、溶解度パラメーターは、John
Wiley&Son社出版「ポリマーハンドブック」
(1989年、第3版 セクションVII第519〜5
59頁)に記載されている値であり、共重合体の溶解度
パラメーターδT は、重量分率で加成性が成立するとし
た。すなわち、m種類の(メタ)アクリル酸エステル単
量体からなる共重合体を構成する個々の(メタ)アクリ
ル酸エステル単量体の単独重合体の溶解度パラメーター
δn と、その重量分率Wn とから式(1)により算出し
たものである。
【0046】
【数1】
【0047】例えば、ノルマルブチルアクリレート70
重量%とメチルメタクリレート30重量%からなるアク
リル系ゴム状重合体の溶解度パラメーターは、ノルマル
ブチルアクリレートの溶解度パラメーター8.8(ca
l/cc)1/2 及びメチルメタクリレートの溶解度パラ
メーター9.5(cal/cc)1/2 を用いて式(1)
に代入して9.0(cal/cc)1/2 が得られる。
【0048】また、(F)成分の製造方法については特
に制限はないが、乳化重合法による製造が工業的に有利
であり、乳化重合法の公知の技術がそのまま適用でき
る。
【0049】本発明における(A)成分、(B)成分、
(C)成分、(D)成分、(E)成分、及び(F)成分
の配合比は、(A)成分0.25〜46重量%、(B)
成分1.0〜76.5重量%、(C)成分10.15〜
46重量%、(D)成分1.5〜15重量%、(E)成
分1.0〜10重量%、及び(F)成分2.0〜20重
量%からなり、(A)成分が0.25重量%未満では
(D)成分との相溶性が充分でなく、46重量%を超え
ると樹脂組成物の耐衝撃性及び成形性が低下する。
(B)成分が1.0重量%未満では成形性が低下し、7
6.5重量%を超えると耐衝撃性が低下する。(C)成
分が10.15重量%未満では耐衝撃性が低下し、46
重量%を超えると成形性が低下する。また(D)成分は
1.5重量%未満では耐薬品性が充分でなく、15重量
%を超えると寸法安定性が低下する。(E)成分は1.
0重量%未満では耐衝撃性が充分でなく、10重量%を
超えると成形性が低下する。(F)成分は2.0重量%
未満では耐薬品性が充分でなく、20重量%を超えると
外観が不良となる。
【0050】更に、本発明は上記の(A)〜(F)成分
からなる熱可塑性樹脂組成物であるが、これらを混合す
る際に、下記のABS系樹脂(I)50〜90重量%、
ポリアミド含有樹脂(II)5〜25重量%、及びアク
リル系ゴム状重合体含有樹脂(III)5〜25重量%
を混合することが好ましい。ABS系樹脂(I)は、
(A)成分の不飽和ジカルボン酸系共重合体0〜50重
量%、(B)成分のビニル系共重合体0〜80重量%、
及び(C)成分のグラフト共重合体20〜50重量%と
からなる樹脂で、その具体例としては、ABS(アクリ
ロニトリル−ブタジエン−スチレン)樹脂、α−メチル
スチレン系耐熱ABS(アクリロニトリル−ブタジエン
−α−メチルスチレン;アクリロニトリル−ブタジエン
−α−メチルスチレン−スチレン)樹脂、マレイミド系
耐熱ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−N−フェ
ニルマレイミド−スチレン)樹脂、AES(アクリロニ
トリル−EPDM−スチレン)樹脂、AAS(アクリロ
ニトリル−アクリレート−スチレン)樹脂、MBS(メ
チルメタクリレート−ブタジエン−スチレン;メチルメ
タクリレート−アクリロニトリル−ブタジエン−スチレ
ン)樹脂等が挙げられる。
【0051】ポリアミド含有樹脂(II)は、前記の
(A)成分の不飽和ジカルボン酸系共重合体5〜20重
量%、(B)成分のビニル系共重合体0〜30重量%、
(C)成分のグラフト共重合体3〜20重量%、(D)
成分のポリアミド樹脂30〜60重量%、及び(E)成
分のエチレン−α−オレフィン系エラストマー共重合体
20〜40重量%からなる樹脂組成物で、(A)成分が
5重量%未満では、相溶性が充分でなく20重量%を超
えると組成物の耐衝撃性、成形性が大幅に低下する。ま
た、(B)成分は30重量%を超えると耐衝撃性が低下
する問題点がある。(C)成分が3重量%未満では耐衝
撃性が低下し、20重量%を超えると成形性が低下す
る。(D)成分は30重量%未満では耐薬品性が充分で
なく、60重量%を超えると寸法安定性が低下する。
(E)成分は20重量%未満では耐衝撃性が充分ではな
く、40重量%を超えると成形性が低下する。
【0052】本発明のポリアミド含有樹脂(II)を得
るために、(A)〜(E)成分を混合する方法は特に制
限がなく、公知の手段を使用する事が出来る。その手段
として例えばバンバリーミキサー、タンブラーミキサ
ー、混合ロール、1軸又は2軸押出機等があげられる。
混合形態としては通常の溶触混合、マスターペレット等
を用いる多段階溶融混合液中でのブレンドより組成物を
得る方法がある。特に(D)成分と(E)成分を予め溶
融混合してから、残りの(A)〜(C)成分と混合する
と、成形品の耐薬品性、耐衝撃性、成形性がさらに良好
となる。
【0053】次に、本発明のアクリル系ゴム状重合体含
有樹脂(III)は、前記の(B)成分のビニル系共重
合体20〜60重量%と(F)成分のアクリル系ゴム状
重合体40〜80重量%とからなる樹脂で、好ましくは
(B)成分のビニル系共重合体25〜50重量%と
(F)成分のアクリル系ゴム状重合体50〜75重量%
とからなる。
【0054】(B)成分のビニル系共重合体が20重量
%未満では(F)成分が凝集し、成形体に外観不良が発
生する。また、60重量%より多いと成形体の衝撃強度
が低下する。
【0055】また、(F)成分のアクリル系ゴム状重合
体が、40重量%未満では所望の耐薬品性の成形体を得
るためには、多量に配合しなくてはならず経済的に不利
となるばかりでなく、衝撃強度も低下する。また、80
重量%より多いとアクリル系ゴム状重合体が凝集し、成
形体に外観不良が発生する。
【0056】なお、この(B)成分のビニル系共重合体
は、前記したとおりの芳香族ビニル単量体残基60〜8
0重量%、シアン化ビニル単量体残基20〜40重量
%、及びこれらと共重合可能なビニル単量体残基0〜3
0重量%とからなる。この範囲を逸脱すると、(F)成
分との相溶性が劣り、熱可塑性樹脂組成物及び直接成形
して得られる成形体の衝撃強度が低下する。
【0057】本発明のアクリル系ゴム状重合体含有樹脂
(III)製造時の(B)成分と(F)成分の混合方法
には、特に制限がなく、公知の手段を使用することが出
来る。その手段としては、例えば、バンバリーミキサ
ー、混合ロール、及び1軸又は2軸押出機等の押出機が
挙げられる。また、(B)成分、(F)成分とも乳化重
合法で製造される場合は(B)成分ラテックスと(F)
成分ラテックスを所定量ブレンドし、脱水・乾燥後、使
用するのが好ましい。
【0058】本発明の熱可塑性樹脂組成物がABS系樹
脂(I)、ポリアミド含有樹脂(II)、及びアクリル
系ゴム状重合体含有樹脂(III)からなる場合、AB
S系樹脂(I)50〜90重量%であり、好ましくは6
0〜80重量%である。ABS系樹脂(I)が50重量
%未満では成形性、寸法安定性が低下し好ましくない。
また、ABS系樹脂(I)が90重量%を超えると耐薬
品性が低下し好ましくない。ポリアミド含有樹脂(I
I)は5〜25重量%であり、好ましくは10〜20重
量%で、5重量%未満では耐薬品性が低下し、25重量
%を超えると成形性が低下し好ましくない。アクリル系
ゴム状重合体含有樹脂(III)は5〜25重量%であ
り、好ましくは10〜20重量%で、5重量%未満では
耐薬品性が低下し、25重量%を超えると成形性が低下
し好ましくない。
【0059】本発明の熱可塑性樹脂組成物を得る為に
(I)〜(III)成分を混合する方法は特に制限がな
く、公知の手段を使用する事が出来る。その手段として
例えばバンバリーミキサー、タンブラーミキサー、混合
ロール、1軸又は2軸押出機等があげられる。
【0060】また、ABS系樹脂(I)、ポリアミド含
有樹脂(II)、及びアクリル系ゴム状重合体含有樹脂
(III)には、安定剤、可塑剤、滑剤、紫外線吸収
剤、着色剤を目的に合わせて配合しておくことも可能で
あり、更には(I)〜(III)成分を混合する時に添
加することもできる。
【0061】また、本発明の(I)〜(III)成分を
成形機に供給し、直接熱可塑性樹脂成形体を得ることも
出来る。
【0062】直接成形法に使用される成形機としては射
出成形機、シート成形機、ブロー成形機、射出−ブロー
成形機等が挙げられるが、これらに限定されるものでは
ない。
【0063】直接成形法で(I)〜(III)成分を成
形機に供給する方法としては、タンブラーミキサーや、
Vブレンダー等の公知の装置を用いてプリブレンドした
ものを供給する方法や、成形機の供給口に両材料を別々
に定量的に供給する方法も採用することができる。特に
供給方法にこだわるものではない。
【0064】成形機のシリンダー設定温度は、熱可塑性
樹脂組成物の組成により、その最適温度が決まるが、具
体的には、本発明の場合は温度240℃〜280℃が好
ましい。
【0065】また、射出成形の場合は、成形機シリンダ
ーとノズルの間に、公知の静止型混合器、例えばスルー
ザータイプ、ケニックスタイプ等を設置することによ
り、より高品質の成形体を得ることが出来る。
【0066】さらに、射出成形機のスクリューは、最も
汎用性の高いフルフライトスクリューを用いることが出
来るが、より混練性の高いダルメージタイプ、ピンタイ
プ、マドックタイプのスクリューを用いることもでき
る。
【0067】以下本発明を更に実施例により説明する
が、本発明はその主旨を越えない限り、以下の実施例に
限定されるものではない。なお、実施例、比較例中の
部、%はいずれも特にことわらない限り重量基準であ
る。
【0068】
【実施例】
(1)ABS系樹脂(I) ABS系樹脂(I)の単量体成分及び各共重合体組成を
満足する一般ABS樹脂として市販のABS樹脂「GT
−R(電気化学工業株式会社製)」(以下、ABS−1
と称する)を、耐熱性ABS樹脂として市販の「K−0
90(電気化学工業株式会社製)」(以下、ABS−2
と称する)を用いた。
【0069】(2)ポリアミド含有樹脂(II) (イ)不飽和ジカルボン酸系共重合体(A)成分の製造
−1(A−1) 撹拌機を備えたオートクレーブ中にスチレン60部、α
−メチルスチレンダイマー0.05部、メチルエチルケ
トン100部を仕込み、系内を窒素ガスで置換した後温
度を85℃に昇温し、無水マレイン酸40部とベンゾイ
ルパ−オキサイド0.15部をメチルエチルケトン20
0部に溶解した溶液を8時間で連続的に添加した。添加
後更に3時間温度を85℃に保った。ここで得られた共
重合体溶液にアニリン38部、トリエチルアミン0.6
部を加え温度140℃で7時間反応させた。反応液をベ
ント付き2軸押出機に供給し、脱揮してマレイミド系共
重合体を得た。C−13NMR分析より酸無水物基のイ
ミド基への転化率は92モル%であった。このマレイミ
ド系共重合体は不飽和ジカルボン酸イミド誘導体として
のN−フェニルマレイミド単位を51%含む共重合体で
あり、これを共重合体A−1とした。
【0070】(ロ)不飽和ジカルボン酸系共重合体
(A)成分の製造−2(A−2) 撹拌機を備えたオートクレーブ中にスチレン60部、メ
チルエチルケトン100部を仕込み、系内を窒素ガスで
置換した後温度を85℃に昇温し、温度を85℃に保ち
ながら充分撹拌を行った。この中にα−メチルスチレン
ダイマー1部を添加する以外はA−1と同様な方法に
て、A−2を製造した。
【0071】(ハ)不飽和ジカルボン酸系共重合体
(A)成分の製造−3(A−3) 撹拌機を備えたオートクレーブ中にスチレン80部、メ
チルエチルケトン100部を仕込み、系内を窒素ガスで
置換した後温度を85℃に昇温し、無水マレイン酸10
部、アクリロニトリル10部とベンゾイルパ−オキサイ
ド0.15部をメチルエチルケトン200部に溶解した
溶液を8時間で連続的に添加した。添加後更に3時間温
度を85℃に保った。反応液をベント付き2軸押出機に
供給し、脱揮して不飽和ジカルボン酸系共重合体A−3
を得た。表1にA−1〜A−3の組成分析結果及び特性
解析を示す。
【0072】
【表1】
【0073】なお、表1のStはスチレン、NPMIは
N−フェニルマレイミド、MAHは無水マレイン酸、A
Nはアクリロニトリルを示す。
【0074】また、共重合体組成のうち、スチレン、ア
クリロニトリル、無水マレイン酸は反応溶液中の未反応
単量体をガスクロマトグラフィーで分析して求め、N−
フェニルマレイミドは共重合体をC−13NMRで分析
して、無水マレイン酸の転換率を求めた。
【0075】また、表1に示した重量平均分子量算出の
ためのGPC測定には、昭和電工株式会社製「SHOD
EX GPC SYSTEM−21」を用い、標準分子
量のポリスチレンを用いて作成した検量線を使用し、ポ
リスチレン換算の重量平均分子量を求めた。
【0076】(ニ)ビニル系共重合体(B)成分の製造
−1(B−1) 撹拌機を備えた反応缶中にスチレン70部、アクリロニ
トリル30部、第三リン酸カルシウム2.5部、t−ド
デシルメルカブタン0.5部、ベンゾイルパーオキサイ
ド0.2部及び水250部を仕込み、温度70℃に昇温
し重合を開始させた。重合開始から7時間後に温度を7
5℃に昇温して3時間保ち重合を完結させた。重合率は
97%に達した。得られた反応液を塩酸にて中和し、脱
水、乾燥後白色ビーズ状の共重合体を得た。これを共重
合体B−1とした。
【0077】(ホ)グラフト共重合体(C)成分の製造
(C−1) 撹拌機を備えた反応缶中にポリブタジェンラテックス1
43部(固形分35%重量平均粒径0.25μm、ゲル
含率90%)、ステアリン酸ソーダ1部、ソジウムホル
ムアルデヒドスルホキシレート0.1部、テトラソジウ
ムエチレンジアミンテトラアセチックアシッド0.03
部、硫酸第一鉄0.003部、及び純水150部を温度
50℃に加熱し、これにスチレン70%及びアクリロニ
トリル30%よりなる単量体混合物50部、t−ドデシ
ルメルカブタン0.2部、キユメンハイドロパーオキサ
イド0.15部を6時間で連続添加し、さらに添加後温
度65℃に昇温し2時間重合した。重合率は97%に達
した。得られたラテックスに酸化防止剤を添加した後、
塩化カルシウムで凝固、水洗、乾燥後白色粉末としてグ
ラフト共重合体を得た。これを共重合体C−1とした。
【0078】次にC−1のグラフト率と未グラフトコポ
リマーの分子量を測定する為に、C−1を3gとり、メ
チルエチルケトン溶液に膨潤させて、遠心分離した上澄
み溶液中のグラフトされていないスチレン−アクリロニ
トリル共重合体の分子量をゲルパーミエーションクロマ
トグラフィーにて測定したところ、重量平均分子量は
8.2万であった。また、遠心分離で沈降したゲル分
(グラフトコポリマーとポリブタジエンゴム)の組成を
ケルダール窒素定量分析と熱分解ガスクロマトグラフィ
ーにより分析し、スチレンとアクリロニトリル量からグ
ラフトコポリマーの重量を測定した。また、臭素付加法
によりポリブタジエンゴムを分析し、ポリブタジエンゴ
ムの重量を決定した。このように求められたグラフトコ
ポリマーの重量とポリブタジエンゴムの重量から下記の
式(2)よりグラフト率を求めたところグラフト率は3
3%であった。
【0079】
【数2】
【0080】(ヘ)ポリアミド樹脂(D成分) (D)成分のポリアミド樹脂としてナイロン−6;ε−
カプロラクタムを縮合重合して得られた相対粘度2.6
5(溶媒に濃硫酸、濃度は0.5g/100ml、温度
は25℃で測定した値)のナイロン−6(東レ(株)製
CM−1017)を使用した。
【0081】(ト)変性エチレン−α−オレフィン系エ
ラストマー共重合体(E成分) 特開昭52−49289号公報に示される製法(実施例
に準じ)にて数平均分子量50万のエチレン−プロピレ
ン共重合体(温度230℃、荷重10kgのMFRが0.
5g/10分のEPR)に無水マレイン酸を1.3%グ
ラフトして使用した。
【0082】(チ)(D)成分と(E)成分の混合 (D)成分60%と(E)成分40%をブレンドし、こ
のブレンド物を35mm脱揮装置付き同方向回転2軸押
出機にて温度280℃で押出し、ペレット化し、樹脂組
成物H−1を得た。
【0083】(リ)ポリアミド含有樹脂(II)の製造 (A)成分、(B)成分、(C)成分、及びH−1成分
〔(D)成分+(E)成分〕を、表2に示す量比でブレ
ンドし、35mm脱揮装置付き同方向回転2軸押出機に
て温度280℃で押出し、ペレット化してX−1〜X−
5を作成した。これらのメルトフローレイト(MFR)
を測定し、表2に示した。
【0084】
【表2】
【0085】(3)アクリル系ゴム状重合体含有樹脂
(III) (イ)ビニル系共重合体(B)成分の製造−2(B−
2) 純水150部、ステアリン酸カリウム2部をオートクレ
ーブに仕込み、撹拌しながら温度50℃に加熱した。こ
こに、硫酸第一鉄・七水塩0.005部、エチレンジア
ミン四酢酸四ナトリウム・二水塩0.01部、及びナト
リウムホルムアルデヒドスルフォキシレート・二水塩
0.3部を純水10部に溶解した水溶液を注入した。次
いで、スチレン75%、アクリロニトリル25%からな
る混合液100部及びα−メチルスチレンダイマー1.
0部を4時間かけて連続添加した。単量体混合液の添加
終了後、ターシャリーブチルパーオキシアセテート0.
1部を添加し、反応液温度を70℃に上げ、更に2時間
撹拌して重合を終了し、ビニル系共重合体B−2のラテ
ックスを得た。このビニル系共重合体B−2の重量平均
分子量は22.5万であった。
【0086】(ロ)ビニル系共重合体(B)成分の製造
−3(B−3) スチレンとアクリロニトリルの量をスチレン85%、ア
クリロニトリル15%からなる混合液100部とし、α
−メチルスチレンダイマーを0.7部と変更した以外
は、上記(イ)と同様の製造法でビニル系共重合体B−
3のラテックスを得た。このビニル系共重合体B−3の
重量平均分子量は24.3万であった。なお、B−2と
B−3の重量平均分子量は、(B)成分重合体の乳化液
を一部を取り出しメタノ−ル析出して得た固体を試料と
し、昭和電工株式会社製「SHODEX GPC SY
STEM−21」を用い、標準分子量のポリスチレンを
用いて作製した検量線を使用し、ポリスチレン換算の重
量平均分子量として求めた。
【0087】(ハ)アクリル系ゴム状重合体(F)の製
造(F−1〜F−4) 純水120部、アルキルジフェニルエーテルジスルフォ
ン酸ナトリウム4部をオートクレーブに仕込み、撹拌し
ながら温度65℃に加熱した。ここに、硫酸第一鉄七水
塩0.005部、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム
・二水塩0.01部及びナトリウムホルムアルデヒドス
ルフォキシレート・二水塩0.3部を純水10部に溶解
した水溶液を注入した。次いで、表3に示したアクリル
系ゴム状重合体(F)を構成する単量体の混合物100
部のうち20部をオートクレーブに注入し、残りの80
部は、過硫酸カリウム0.05部を20部の純水に溶解
した水溶液とともに6時間かけて均等に連続添加した。
添加終了後、冷却し、アクリル系ゴム状重合体F−1〜
F−4のラテックスを得た。これらのアクリル系ゴム状
重合体の物性値も併せて表3に示した。
【0088】
【表3】
【0089】なお、表3中のn−BAはn−ブチルアク
リレート、MMAはメチルメタクリレート、EGdGM
Aはエチレングリコールジメタクリレート、ANはアク
リロニトリルを示す。
【0090】(ニ)アクリル系ゴム状重合体含有樹脂
(III)の製造 ビニル系共重合体(B)とアクリル系ゴム状重合体
(F)のラテックスを所定量ブレンドし、塩化カルシウ
ム水溶液を添加して、温度90℃で析出させた析出物を
濾過、脱水した。これを乾燥後、単軸押出機にてペレッ
トとし、樹脂組成物(G)を得た。組成比を表4に示
す。
【0091】
【表4】
【0092】実施例1〜9 成分(I)〜成分(III)を表5〜表6に示す量比で
ブレンドし、このブレンド物を35mm脱揮装置付き同
方向回転2軸押出機にて温度250℃で押出し、ペレッ
ト化した。このペレットを使用し射出成形機により、温
度250℃にて物性測定用の試験片を作成し、各種物性
を測定した。その結果を表5〜表6に示す。また、参考
例1としてABS−1及び参考例2としてABS−2単
独の各種物性値も表6に示した。
【0093】
【表5】
【0094】
【表6】
【0095】実施例10〜15 成分(I)〜成分(III)を表7に示す量比でブレン
ドし、直接射出成形機に供給し、試験片を成形した。成
形は、川口鉄工株式会社製射出成形機K−125に東レ
エンジニアリング株式会社製静止型混練器(ミキシング
ノズル)TMN−16−06を取り付けて行った。その
他の成形条件は次の通りである。 シリンダー設定温度:260℃ 射出圧力 :最小充填圧力+5kg/cm2 G 射出速度 :70% 金型温度 :60℃ スクリュー:フルフライトタイプ
【0096】
【表7】
【0097】比較例1〜18 ABS系樹脂(I)、ポリアミド含有樹脂(II)、及
びアクリル系ゴム状重合体含有樹脂(III)を表8〜
表10に示す量比でブレンドした以外は、実施例1〜9
と同様の方法で行い、その結果も示した。
【0098】
【表8】
【0099】
【表9】
【0100】
【表10】
【0101】比較例19〜22 成分(I)〜成分(III)を表11に示す量比でブレ
ンドし、直接射出成形機に供給し、試験片を成形した。
成形は、川口鉄工株式会社製射出成形機K−125に東
レエンジニアリング株式会社製静止型混練器(ミキシン
グノズル)TMN−16−06を取り付けて行った。そ
の他の成形条件は次の通りである。 シリンダー設定温度:260℃ 射出圧力 :最小充填圧力+5kg/cm2 G 射出速度 :70% 金型温度 :60℃ スクリュー:フルフライトタイプ
【0102】
【表11】
【0103】物性測定試験方法 1)アイゾット衝撃強度:1/4インチ厚のノッチ付試
験片を用い、ASTM−D256に準じて測定した。 2)HDT(熱変形温度):荷重18.6kg/cm2で、A
STM D−648に準じて測定した。 3)MFR:温度265℃、荷重10kgで、ASTM
D−6874に準じて測定した。 4)臨界歪み(耐薬品性):試験片形状330mm×2
0mm×2mm、長半径300mm、短半径100mm
の1/4楕円法により、温度23℃、24時間後の臨界
歪み量を測定した。なお、試験片は成形歪みの影響を排
除するため、温度270℃にてペレットをプレス成形し
て作成した。薬品はブレーキオイルを用いて行った。 5)寸法安定性:ASTM D−638 1号ダンベル
を温度80℃の温水に24時浸した前後のダンベルの長
手方向の寸法変化を測定した。寸法変化率が0.5%以
下の場合を○とし、0.5%を超える場合を×とした。 6)表面外観:縦127mm、横127mm、肉厚2m
mの角板をサイドゲート(2点)で前記射出成形条件に
て成形し、その成形品の外観を目視し、以下の基準で判
定した。 ○:表面に不良現象(フローマーク、銀条、フラッシ
ュ)が発生していない。 ×:表面に不良現象(フローマーク、銀条、フラッシ
ュ)が発生している。
【0104】
【発明の効果】表5〜表6の実施例に示す通り、本発明
の熱可塑性樹脂組成物は優れた耐薬品性を有するととも
に、衝撃強度、外観性にも優れている。一方、表8〜表
10の比較例に示す通り、本発明の範囲を逸脱した熱可
塑性樹脂組成物は、これらの優れた品質を保持できな
い。従って、表5〜表6に示す様に、本発明の熱可塑性
樹脂組成物は優れた耐薬品性を有し、工業用部品や家庭
電気部品等の広範囲な分野で極めて有用である。
【0105】更に、表7の実施例に示す通り、本発明の
ABS系樹脂(I)とポリアミド含有樹脂(II)とア
クリル系ゴム状重合体含有樹脂(III)とを直接成形
することによって、ベースのABS系樹脂の諸物性を低
下させることなく、耐薬品性、高品質外観、耐衝撃性を
有した成形体を得ることができる。
【0106】これに対して、表11の比較例に示す通
り、本発明の範囲を逸脱したポリアミド含有樹脂(I
I)、アクリル系ゴム状重合体含有樹脂(III)を用
いると、これらの優れた品質の成形体を得ることはでき
ない。
【0107】以上、説明したとおり、本発明の熱可塑性
樹脂組成物は優れた耐薬品性を有しており、ABS系樹
脂の持つ耐衝撃性、耐熱性、高外観性も低下していな
い。しかも、本発明はABS系樹脂と耐薬品性付与成分
と直接成形が可能で、その成形体は優れた耐薬品性を有
し、しかもベースABS樹脂の諸物性を低下させること
もなく、成形性も優れている。また、直接成形という経
済的に優れたプロセスを採用することができるため自動
車部品、電気、電子部品、事務用機器部品、熱器具、食
器、冷蔵庫部品、浴槽部品、シャワー部品、浄水機部
品、便座等の材料として産業上の利用価値は極めて大き
い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 35/00 C08L 35/00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の(A)成分0.25〜46重量
    %、(B)成分1.0〜76.5重量%、(C)成分1
    0.15〜46重量%、(D)成分1.5〜15重量
    %、(E)成分1.0〜10重量%、及び(F)成分
    2.0〜20重量%からなることを特徴とする熱可塑性
    樹脂組成物。 (A)成分:芳香族ビニル単量体残基40〜80重量
    %、不飽和ジカルボン酸無水物単量体残基20重量%以
    下(但し、0は含まず)、不飽和ジカルボン酸イミド誘
    導体残基0〜60重量%未満、及びこれらと共重合可能
    なビニル単量体残基0〜20重量%からなる不飽和ジカ
    ルボン酸系共重合体、 (B)成分:芳香族ビニル単量体残基60〜80重量
    %、シアン化ビニル単量体残基20〜40重量%、及び
    これらと共重合可能なビニル単量体残基0〜30重量%
    からなるビニル系共重合体、 (C)成分:ゴム状重合体35〜65重量部に、芳香族
    ビニル単量体50〜80重量%、シアン化ビニル単量体
    20〜40重量%、及びこれらと共重合可能なビニル単
    量体0〜30重量%からなる単量体混合物35〜65重
    量部をグラフト重合させたグラフト共重合体、 (D)成分:ポリアミド樹脂、 (E)成分:不飽和ジカルボン酸単量体残基及び/又は
    その酸無水物単量体残基5重量%以下(但し、0は含ま
    ず)を含むエチレン−α−オレフィンからなるエラスト
    マー共重合体、 (F)成分:ガラス転移温度が0℃以下、ゲル含有率が
    70%以下であり、かつ溶解度パラメーターが8.4〜
    9.8(cal/cc)1/2 であるアクリル酸エステル
    単量体の単独重合体又は他の共重合性単量体との共重合
    体であるアクリル系ゴム状重合体。
  2. 【請求項2】 下記のABS系樹脂(I)50〜90重
    量%、ポリアミド含有樹脂(II)5〜25重量%、及
    びアクリル系ゴム状重合体含有樹脂(III)5〜25
    重量%からなることを特徴とする請求項1記載の熱可塑
    性樹脂組成物で、ABS系樹脂(I)は、請求項1記載
    の(A)成分の不飽和ジカルボン酸系共重合体0〜50
    重量%、(B)成分のビニル系共重合体0〜80重量%
    と(C)成分のグラフト共重合体20〜50重量%とか
    らなる樹脂、ポリアミド含有樹脂(II)は、請求項1
    記載の(A)成分の不飽和ジカルボン酸系共重合体5〜
    20重量%、(B)成分のビニル系共重合体0〜30重
    量%、(C)成分のグラフト共重合体3〜20重量%、
    (D)成分のポリアミド樹脂30〜60重量%、及び
    (E)成分のエチレン−α−オレフィン系エラストマー
    共重合体20〜40重量%からなる樹脂組成物、並びに
    アクリル系ゴム状重合体含有樹脂(III)は、請求項
    1記載の(B)成分のビニル共重合体20〜60重量%
    と(F)成分のアクリル系ゴム状重合体40〜80重量
    %とからなる樹脂組成物である。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のABS系樹脂(I)50
    〜90重量%、ポリアミド含有樹脂(II)5〜25重
    量%、及びアクリル系ゴム状重合体含有樹脂(III)
    5〜25重量%とを同時に成形機に供給し、成形して得
    られることを特徴とする熱可塑性樹脂成形体。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のABS系樹脂(I)50
    〜90重量%、ポリアミド含有樹脂(II)5〜25重
    量%、及びアクリル系ゴム状重合体含有樹脂(III)
    5〜25重量%とを同時に成形機に供給し成形すること
    を特徴とする熱可塑性樹脂成形体の製造方法。
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