JPH1135926A - 振動波モータ用摩擦材およびそれを用いた振動波モータ - Google Patents
振動波モータ用摩擦材およびそれを用いた振動波モータInfo
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- JPH1135926A JPH1135926A JP9202620A JP20262097A JPH1135926A JP H1135926 A JPH1135926 A JP H1135926A JP 9202620 A JP9202620 A JP 9202620A JP 20262097 A JP20262097 A JP 20262097A JP H1135926 A JPH1135926 A JP H1135926A
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- Japan
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- resin
- wave motor
- vibration wave
- friction material
- vibration
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- Pending
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- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 長期放置による振動体と接触体の吸着による
起動不能を解決し、安定した回転が得られる振動波モー
タ用摩擦材およびそれを用いた振動波モータを提供す
る。 【解決手段】 振動波モータの振動を発生する振動体1
1と、該振動体11と摩擦接触し、該振動によって前記
振動体11と相対移動する接触体1の摩擦接触部分の駆
動面10に用いる摩擦材12で、耐熱性樹脂と、親水基
およびフルオロアルキル基またはパーフルオロアルキル
基を有するふっ素化合物を含有する樹脂組成物からなる
振動波モータ用摩擦材およびそれを用いた振動波モー
タ。
起動不能を解決し、安定した回転が得られる振動波モー
タ用摩擦材およびそれを用いた振動波モータを提供す
る。 【解決手段】 振動波モータの振動を発生する振動体1
1と、該振動体11と摩擦接触し、該振動によって前記
振動体11と相対移動する接触体1の摩擦接触部分の駆
動面10に用いる摩擦材12で、耐熱性樹脂と、親水基
およびフルオロアルキル基またはパーフルオロアルキル
基を有するふっ素化合物を含有する樹脂組成物からなる
振動波モータ用摩擦材およびそれを用いた振動波モー
タ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動波モータ用摩
擦材およびそれを用いた振動波モータに関するものであ
る。
擦材およびそれを用いた振動波モータに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に振動波モータ等とは振動体の表面
粒子に円又は楕円運動を起こさせ、これに押圧された接
触体を摩擦駆動するものである。従って、振動体及び接
触体の加圧接触部に、摩擦材として摩擦係数の大きい材
質のものを設けるほうが効率良く振動波モータの出力を
取り出す事が出来る。又、摩擦材の摩耗がそのまま振動
波モータの寿命につながるため、摩耗の少ない材料が望
ましい。その為、従来から摩擦材として種々の有機材
料、無機材料および金属材料が提案されてきた。
粒子に円又は楕円運動を起こさせ、これに押圧された接
触体を摩擦駆動するものである。従って、振動体及び接
触体の加圧接触部に、摩擦材として摩擦係数の大きい材
質のものを設けるほうが効率良く振動波モータの出力を
取り出す事が出来る。又、摩擦材の摩耗がそのまま振動
波モータの寿命につながるため、摩耗の少ない材料が望
ましい。その為、従来から摩擦材として種々の有機材
料、無機材料および金属材料が提案されてきた。
【0003】具体的には、アルキド樹脂、ポリエステル
樹脂、アクリル樹脂、アミノ樹脂、ポリアミド樹脂、ポ
リイミド樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ユリア
樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリ
エーテルイミド樹脂、シリコーン樹脂、ふっ素樹脂等の
耐熱性樹脂を母材として用いた摩擦材が提案されてい
る。
樹脂、アクリル樹脂、アミノ樹脂、ポリアミド樹脂、ポ
リイミド樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ユリア
樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリ
エーテルイミド樹脂、シリコーン樹脂、ふっ素樹脂等の
耐熱性樹脂を母材として用いた摩擦材が提案されてい
る。
【0004】しかしながら、上記摩擦材は、摩擦係数の
大きさや安定性、耐摩耗性、起動の安定性などの条件を
バランス良く備えたものではなく、一定時間駆動した後
に高温高湿の雰囲気中に放置すると、摩擦材を介して振
動体と接触体が接着して振動波モータが起動不能になる
という現象(以降「吸着」という)が発生する欠点があ
る。
大きさや安定性、耐摩耗性、起動の安定性などの条件を
バランス良く備えたものではなく、一定時間駆動した後
に高温高湿の雰囲気中に放置すると、摩擦材を介して振
動体と接触体が接着して振動波モータが起動不能になる
という現象(以降「吸着」という)が発生する欠点があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
した従来の摩擦材の問題点を解決するもので、安定した
回転が得られ、摩擦熱や湿気に係わらず振動体と接触体
との間の吸着を防止し、安定した起動性を確保できる振
動波モータ用摩擦材およびそれを用いた振動波モータを
提供するものである。
した従来の摩擦材の問題点を解決するもので、安定した
回転が得られ、摩擦熱や湿気に係わらず振動体と接触体
との間の吸着を防止し、安定した起動性を確保できる振
動波モータ用摩擦材およびそれを用いた振動波モータを
提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、振動波
モータの振動を発生する振動体と、該振動体と摩擦接触
し、該振動によって前記振動体と相対移動する接触体の
摩擦接触部分に用いる摩擦材であり、耐熱性樹脂と、親
水基およびフルオロアルキル基を有するふっ素化合物を
含有する樹脂組成物からなることを特徴とする振動波モ
ータ用摩擦材である。
モータの振動を発生する振動体と、該振動体と摩擦接触
し、該振動によって前記振動体と相対移動する接触体の
摩擦接触部分に用いる摩擦材であり、耐熱性樹脂と、親
水基およびフルオロアルキル基を有するふっ素化合物を
含有する樹脂組成物からなることを特徴とする振動波モ
ータ用摩擦材である。
【0007】また、本発明は、振動を発生する振動体
と、該振動体と摩擦接触し、該振動によって前記振動体
と相対移動する接触体を有する振動波モータに於いて、
前記振動体又は接触体の少なくとも一方の摩擦接触部分
に上記の振動波モータ用摩擦材を設けたことを特徴とす
る振動波モータである。
と、該振動体と摩擦接触し、該振動によって前記振動体
と相対移動する接触体を有する振動波モータに於いて、
前記振動体又は接触体の少なくとも一方の摩擦接触部分
に上記の振動波モータ用摩擦材を設けたことを特徴とす
る振動波モータである。
【0008】また、本発明は、振動波モータの振動を発
生する振動体と、該振動体と摩擦接触し、該振動によっ
て前記振動体と相対移動する接触体の摩擦接触部分に用
いる摩擦材であり、耐熱性樹脂と、親水基およびパーフ
ルオロアルキル基を有するふっ素化合物を含有する樹脂
組成物からなることを特徴とする振動波モータ用摩擦材
である。
生する振動体と、該振動体と摩擦接触し、該振動によっ
て前記振動体と相対移動する接触体の摩擦接触部分に用
いる摩擦材であり、耐熱性樹脂と、親水基およびパーフ
ルオロアルキル基を有するふっ素化合物を含有する樹脂
組成物からなることを特徴とする振動波モータ用摩擦材
である。
【0009】さらに、本発明は、振動を発生する振動体
と、該振動体と摩擦接触し、該振動によって前記振動体
と相対移動する接触体を有する振動波モータに於いて、
前記振動体又は接触体の少なくとも一方の摩擦接触部分
に上記の振動波モータ用摩擦材を設けたことを特徴とす
る振動波モータである。
と、該振動体と摩擦接触し、該振動によって前記振動体
と相対移動する接触体を有する振動波モータに於いて、
前記振動体又は接触体の少なくとも一方の摩擦接触部分
に上記の振動波モータ用摩擦材を設けたことを特徴とす
る振動波モータである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の振動波モータ用摩擦材は、振動波モータの振動
を発生する振動体と、該振動体と摩擦接触し、該振動に
よって前記振動体と相対移動する接触体の摩擦接触部分
に用いる摩擦材であり、その摩擦材に特定の樹脂組成物
を用いるものである。
本発明の振動波モータ用摩擦材は、振動波モータの振動
を発生する振動体と、該振動体と摩擦接触し、該振動に
よって前記振動体と相対移動する接触体の摩擦接触部分
に用いる摩擦材であり、その摩擦材に特定の樹脂組成物
を用いるものである。
【0011】すなわち、本発明の振動波モータ用摩擦材
は、耐熱性樹脂と、親水基およびフルオロアルキル基
を有するふっ素化合物(以下、ふっ素化合物Fと記す)
を含有する樹脂組成物(以下、樹脂組成物Fと記す)、
または耐熱性樹脂と、親水基およびパーフルオロアル
キル基を有するふっ素化合物(以下、ふっ素化合物Pと
記す)を含有する樹脂組成物(以下、樹脂組成物Pと記
す)からなる材質のものを用いることを特徴とする。
は、耐熱性樹脂と、親水基およびフルオロアルキル基
を有するふっ素化合物(以下、ふっ素化合物Fと記す)
を含有する樹脂組成物(以下、樹脂組成物Fと記す)、
または耐熱性樹脂と、親水基およびパーフルオロアル
キル基を有するふっ素化合物(以下、ふっ素化合物Pと
記す)を含有する樹脂組成物(以下、樹脂組成物Pと記
す)からなる材質のものを用いることを特徴とする。
【0012】本発明における樹脂組成物FおよびPに用
いられる耐熱性樹脂としては、アルキド樹脂、ポリエス
テル樹脂、アクリル樹脂、アミノ樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、
ユリア樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミドイミド樹
脂、ポリエーテルイミド樹脂、シリコーン樹脂、ふっ素
樹脂から選ばれた一種または二種以上の樹脂が挙げられ
る。これらの樹脂は、高い耐久性、耐熱性、疎水性を備
えているために、振動波モータに最適な摩擦特性が得ら
れる。また、耐熱性樹脂には、その他の添加材、例えば
有機系、無機系等のファイバーを添加することで耐久性
の向上も図れる。その他、固体潤滑材を還元添加するこ
とも別の効果が期待できる。
いられる耐熱性樹脂としては、アルキド樹脂、ポリエス
テル樹脂、アクリル樹脂、アミノ樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、
ユリア樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミドイミド樹
脂、ポリエーテルイミド樹脂、シリコーン樹脂、ふっ素
樹脂から選ばれた一種または二種以上の樹脂が挙げられ
る。これらの樹脂は、高い耐久性、耐熱性、疎水性を備
えているために、振動波モータに最適な摩擦特性が得ら
れる。また、耐熱性樹脂には、その他の添加材、例えば
有機系、無機系等のファイバーを添加することで耐久性
の向上も図れる。その他、固体潤滑材を還元添加するこ
とも別の効果が期待できる。
【0013】本発明において、ふっ素化合物は、親水基
と、フルオロアルキル基またはパーフルオロアルキル基
を有するふっ素化合物FまたはPが用いられる。
と、フルオロアルキル基またはパーフルオロアルキル基
を有するふっ素化合物FまたはPが用いられる。
【0014】親水基としては、例えば A.陰イオン型 水酸基(−OH)、カルボン酸(−COOH)、カルボ
ン酸塩(−COO- M+ )、スルホン酸塩(−SO3 -M
+ )、硫酸エステル塩(−OSO3 -M+ )、リン酸エス
テル塩(−OPO3 2- 2M+)、ホスホン酸塩(−PO3
2- 2M+)、 B.陽イオン型 アミン塩、4級アンモニウム塩(−N+ (CH3 )3 X
- )、ピリジニウム塩
ン酸塩(−COO- M+ )、スルホン酸塩(−SO3 -M
+ )、硫酸エステル塩(−OSO3 -M+ )、リン酸エス
テル塩(−OPO3 2- 2M+)、ホスホン酸塩(−PO3
2- 2M+)、 B.陽イオン型 アミン塩、4級アンモニウム塩(−N+ (CH3 )3 X
- )、ピリジニウム塩
【0015】
【化3】 、スルホニウム塩(−S+ (CH3 )2 X- )、ホスホ
ニウム塩(−P+ (CH3 )3 X- )、ポリエチレンポ
リアミン(−NH(C2 H4 NH)m H、 C.両性型 アミノ酸(−NHC2 H4 COOH)、ベタイン(−N
+ (CH3 )2 CH2COO- )、アミノ硫酸エステル
(−NHC2 H4 OSO3 -)、スルホベタイン(−N+
(CH3 )2 C2 H4 SO3 -)、 D.非イオン型 多価アルコール、アミノアルコール、ポリエチレングリ
コール、アミンオキシド(−N+ (CH3 )2 O- )、
スルホキシド(−S+ (CH3 )O- )、アミンイミド
(−N+ (CH3 )2 N- CO−) 等が挙げられる。
ニウム塩(−P+ (CH3 )3 X- )、ポリエチレンポ
リアミン(−NH(C2 H4 NH)m H、 C.両性型 アミノ酸(−NHC2 H4 COOH)、ベタイン(−N
+ (CH3 )2 CH2COO- )、アミノ硫酸エステル
(−NHC2 H4 OSO3 -)、スルホベタイン(−N+
(CH3 )2 C2 H4 SO3 -)、 D.非イオン型 多価アルコール、アミノアルコール、ポリエチレングリ
コール、アミンオキシド(−N+ (CH3 )2 O- )、
スルホキシド(−S+ (CH3 )O- )、アミンイミド
(−N+ (CH3 )2 N- CO−) 等が挙げられる。
【0016】上記の親水基の中で、M+ は金属イオンを
示し、金属イオンの具体例としては、H,Na,K等が
挙げられる。また、X- はアニオンを示し、アニオンの
具体例としては、Cl,Br,I等が挙げられる。mは
1〜2の整数を示す。
示し、金属イオンの具体例としては、H,Na,K等が
挙げられる。また、X- はアニオンを示し、アニオンの
具体例としては、Cl,Br,I等が挙げられる。mは
1〜2の整数を示す。
【0017】フルオロアルキル基としては、少なくとも
1個のふっ素原子を含む炭素数1〜20のアルキル基で
あり、例えばCF3CH2−等が挙げられる。パーフルオ
ロアルキル基としては、炭素数1〜13のパーフルオロ
アルキル基であり、例えばC7F15−,C8F17−等が挙
げられる。
1個のふっ素原子を含む炭素数1〜20のアルキル基で
あり、例えばCF3CH2−等が挙げられる。パーフルオ
ロアルキル基としては、炭素数1〜13のパーフルオロ
アルキル基であり、例えばC7F15−,C8F17−等が挙
げられる。
【0018】本発明の摩擦材は、上記の様に、親水基
と、フルオロアルキル基またはパーフルオロアルキル基
を有するふっ素化合物FまたはPを用いている為、樹脂
表面側にフルオロアルキル基が配向し、疎水性を備えた
振動波モータに最適な摩擦特性が得られ、実用上問題と
なる大きさの吸着を防止することが出来る。
と、フルオロアルキル基またはパーフルオロアルキル基
を有するふっ素化合物FまたはPを用いている為、樹脂
表面側にフルオロアルキル基が配向し、疎水性を備えた
振動波モータに最適な摩擦特性が得られ、実用上問題と
なる大きさの吸着を防止することが出来る。
【0019】以下に本発明に用いられるふっ素化合物F
およびPの具体例を示す。ふっ素化合物F(フルオロアルキル系ふっ素化合物) フルオロカプリル酸、炭素数2〜20のフルオロアルキ
ルカルボン酸、3−[フルオロアルキル(炭素数6〜1
1)オキシ]−1−アルキル(炭素数3〜4)スルホン
酸ナトリウム、3−[ω−フルオロアルカノイル(炭素
数6〜8)−N−エチルアミノ]−1−プロパンスルホ
ン酸ナトリウム、及びそれらの誘導体が挙げられる。
およびPの具体例を示す。ふっ素化合物F(フルオロアルキル系ふっ素化合物) フルオロカプリル酸、炭素数2〜20のフルオロアルキ
ルカルボン酸、3−[フルオロアルキル(炭素数6〜1
1)オキシ]−1−アルキル(炭素数3〜4)スルホン
酸ナトリウム、3−[ω−フルオロアルカノイル(炭素
数6〜8)−N−エチルアミノ]−1−プロパンスルホ
ン酸ナトリウム、及びそれらの誘導体が挙げられる。
【0020】ふっ素化合物P(パーフルオロアルキル系
ふっ素化合物) 3−(2−パーフルオロヘキシル)エトキシ−1,2−
ジヒドロキシプロパンN−n−プロピルーN−2,3−
ジヒドロキシプロピルパーフルオロオクチルスルホンア
ミド、3−(2−パーフルオロヘキシル)エトキシ−
1,2−エポキシプロパン、N−プロピル−N−(2,
3−エポキシプロピル)パーフルオロオクタンスルホン
アミド、N−(3−(トリメトキシシリル)プロピル)
−N−プロピルパーフルオロオクタンスルホンアミド、
N−プロピル−N−(β−メタクリロキシエチル)パー
フルオロオクタンスルホンアミド、N−プロピル−N−
(β−アクリロキシエチル)パーフルオロオクタンスル
ホンアミド、N−プロピル−N−(2−ヒドロキシルエ
チル)パーフルオロオクタンスルホンアミド、
ふっ素化合物) 3−(2−パーフルオロヘキシル)エトキシ−1,2−
ジヒドロキシプロパンN−n−プロピルーN−2,3−
ジヒドロキシプロピルパーフルオロオクチルスルホンア
ミド、3−(2−パーフルオロヘキシル)エトキシ−
1,2−エポキシプロパン、N−プロピル−N−(2,
3−エポキシプロピル)パーフルオロオクタンスルホン
アミド、N−(3−(トリメトキシシリル)プロピル)
−N−プロピルパーフルオロオクタンスルホンアミド、
N−プロピル−N−(β−メタクリロキシエチル)パー
フルオロオクタンスルホンアミド、N−プロピル−N−
(β−アクリロキシエチル)パーフルオロオクタンスル
ホンアミド、N−プロピル−N−(2−ヒドロキシルエ
チル)パーフルオロオクタンスルホンアミド、
【0021】N−パーフルオロオクタンスルホニルグル
タミン酸ジナトリウム、N−[3−(パーフルオロオク
タンスルホンアミド)プロピル]−N,N−ジメチル−
N−カルボキシメチレンアンモニウムベタイン、パーフ
ルオロオクタンスルホン酸ジエタノールアミド、リン酸
ビス(N−パーフルオロオクチルスルホニル−N−エチ
ルアミノエチル)、
タミン酸ジナトリウム、N−[3−(パーフルオロオク
タンスルホンアミド)プロピル]−N,N−ジメチル−
N−カルボキシメチレンアンモニウムベタイン、パーフ
ルオロオクタンスルホン酸ジエタノールアミド、リン酸
ビス(N−パーフルオロオクチルスルホニル−N−エチ
ルアミノエチル)、
【0022】パーフルオロアルキルカプリル酸(炭素数
7) パーフルオロアルキル(炭素数7〜13)カルボン酸、
パーフルオロアルキル(炭素数4〜12)スルホン酸、
パーフルオロアルキル(炭素数4〜12)スルホン酸リ
チウム、パーフルオロアルキル(炭素数4〜12)スル
ホン酸カリウム、パーフルオロアルキル(炭素数4〜1
2)スルホン酸ナトリウム、
7) パーフルオロアルキル(炭素数7〜13)カルボン酸、
パーフルオロアルキル(炭素数4〜12)スルホン酸、
パーフルオロアルキル(炭素数4〜12)スルホン酸リ
チウム、パーフルオロアルキル(炭素数4〜12)スル
ホン酸カリウム、パーフルオロアルキル(炭素数4〜1
2)スルホン酸ナトリウム、
【0023】パーフルオロアルキル(炭素数6〜10)
スルホンアミドプロピルトリメチルアンモニウム塩、パ
ーフルオロアルキル(炭素数6〜10)トリメチルアン
モニウム塩、パーフルオロアルキル(炭素数6〜10)
−N−エチルスルホニルグリシン塩、モノパーフルオロ
アルキル(炭素数6〜10)エチルリン酸エステル、パ
ーフルオロアルキル(炭素数7〜13)ベタイン、パー
フルオロアルキル(炭素数7〜13)アミンオキシド、
パーフルオロアルキル(炭素数7〜13)エチレンオキ
シド、及びそれらの誘導体が挙げられる。
スルホンアミドプロピルトリメチルアンモニウム塩、パ
ーフルオロアルキル(炭素数6〜10)トリメチルアン
モニウム塩、パーフルオロアルキル(炭素数6〜10)
−N−エチルスルホニルグリシン塩、モノパーフルオロ
アルキル(炭素数6〜10)エチルリン酸エステル、パ
ーフルオロアルキル(炭素数7〜13)ベタイン、パー
フルオロアルキル(炭素数7〜13)アミンオキシド、
パーフルオロアルキル(炭素数7〜13)エチレンオキ
シド、及びそれらの誘導体が挙げられる。
【0024】市販のふっ素化合物P(パーフルオロアル
キル系ふっ素化合物) EF−101、EF−102、EF−103、EF−1
04、EF−105、EF−112、EF−121、E
F−122A、EF−122B、EF−122C、EF
−122A3、EF−123B、EF−132、EF−
301、EF−303、EF−305、EF−306
A、EF−501、EF−700、EF−201、EF
−204、EF−351、EF−352、EF−80
1、EF−802、EF−125DS、EF−120
0、EF−Ll02、EF−Ll55、EF−Ll7
4、EF−L215等(何れも三菱マテリアル(株)
製)、
キル系ふっ素化合物) EF−101、EF−102、EF−103、EF−1
04、EF−105、EF−112、EF−121、E
F−122A、EF−122B、EF−122C、EF
−122A3、EF−123B、EF−132、EF−
301、EF−303、EF−305、EF−306
A、EF−501、EF−700、EF−201、EF
−204、EF−351、EF−352、EF−80
1、EF−802、EF−125DS、EF−120
0、EF−Ll02、EF−Ll55、EF−Ll7
4、EF−L215等(何れも三菱マテリアル(株)
製)、
【0025】FC−93、FC−95、FC−98、F
C−129、FC−135、FC−170C、FC−1
71、FC−430、FC−431等(何れも住友スリ
ーエム(株)製)、
C−129、FC−135、FC−170C、FC−1
71、FC−430、FC−431等(何れも住友スリ
ーエム(株)製)、
【0026】S−111、S−112、S−113、S
−121、S−131、S−132、S−141、S−
145、S−381、S−383、S−393、SC−
101、SC−105、KH40、SA−100等(何
れも旭硝子(株)製)、
−121、S−131、S−132、S−141、S−
145、S−381、S−383、S−393、SC−
101、SC−105、KH40、SA−100等(何
れも旭硝子(株)製)、
【0027】DS−401、DS−402、DS−50
1、DS−502、DS−101、DS−102、DS
−202、DS201、DS−301(何れもダイキン
(株)製)、
1、DS−502、DS−101、DS−102、DS
−202、DS201、DS−301(何れもダイキン
(株)製)、
【0028】F−142D、F−144D、F−17
1、F−172、F−173、F−120、F−81
2、F−110、F−113、F−l91、F−15
0、F−l60(何れも大日本インキ化学(株)製)、
FSN−100、FSNシリーズ、FSAシリーズ、F
SPシリーズ、FSEシリーズ、URシリーズ、FSC
シリーズ、FSKシリーズ(何れもデュポン(株)製)
等が挙げられる。上記の本発明に用いられるふっ素化合
物は、一種または二種以上を用いることができる。
1、F−172、F−173、F−120、F−81
2、F−110、F−113、F−l91、F−15
0、F−l60(何れも大日本インキ化学(株)製)、
FSN−100、FSNシリーズ、FSAシリーズ、F
SPシリーズ、FSEシリーズ、URシリーズ、FSC
シリーズ、FSKシリーズ(何れもデュポン(株)製)
等が挙げられる。上記の本発明に用いられるふっ素化合
物は、一種または二種以上を用いることができる。
【0029】本発明における前記樹脂組成物F中のふっ
素化合物Fの含有量は0.5〜5重量%、好ましくは1
〜2重量%が望ましい。0.5重量%未満では、摩擦材
の吸着防止効果が得られず、また5重量%を越えると樹
脂組成物の強度が落ちたりして好ましくない。
素化合物Fの含有量は0.5〜5重量%、好ましくは1
〜2重量%が望ましい。0.5重量%未満では、摩擦材
の吸着防止効果が得られず、また5重量%を越えると樹
脂組成物の強度が落ちたりして好ましくない。
【0030】また、前記樹脂組成物P中のふっ素化合物
Pの含有量は0.5〜3重量%、好ましくは1〜2重量
%が望ましい。0.5重量%未満では、摩擦材の吸着防
止効果が得られず、また3重量%を越えると樹脂組成物
の強度が落ちたりして好ましくない。
Pの含有量は0.5〜3重量%、好ましくは1〜2重量
%が望ましい。0.5重量%未満では、摩擦材の吸着防
止効果が得られず、また3重量%を越えると樹脂組成物
の強度が落ちたりして好ましくない。
【0031】また、本発明における樹脂組成物F、Pに
は、必要に応じて従来から用いられている他のふつ素化
合物を添加して併用してもよい。その他のふつ素化合物
としては、例えば、ホウフッ化カリウム、四フッ化アル
ミニウムカリウム、六フッ化アンチモン酸銀、六フッ化
アンチモン酸ナトリウム、六フッ化リン酸カリウム、六
フッ化リン酸アンモニウム、六フッ化リン酸リチウム、
ホウフッ化鉛、ホウフッ化錫、ホウフッ化銅、ホウフッ
化亜鉛、ホウフッ化ニッケル、ホウフッ化ソーダ、ホウ
フッ化アンモニウム、ホウフッ化水素酸、ホウフッ化第
一鉄、フッ化マグネシウム、フッ化リチウム、フッ化カ
リウム、フッ化カルシウム、フッ化アルミニウム、フッ
化バリウム、フッ化クロム、フッ化カリウム、フッ化マ
グネシウム、フッ化セリウム、フッ化チタン酸カリウ
ム、フッ化ジルコン酸カリウム、ケイフッ化水素酸、合
成水晶石等の無機系ふつ素化合物等が挙げられる。
は、必要に応じて従来から用いられている他のふつ素化
合物を添加して併用してもよい。その他のふつ素化合物
としては、例えば、ホウフッ化カリウム、四フッ化アル
ミニウムカリウム、六フッ化アンチモン酸銀、六フッ化
アンチモン酸ナトリウム、六フッ化リン酸カリウム、六
フッ化リン酸アンモニウム、六フッ化リン酸リチウム、
ホウフッ化鉛、ホウフッ化錫、ホウフッ化銅、ホウフッ
化亜鉛、ホウフッ化ニッケル、ホウフッ化ソーダ、ホウ
フッ化アンモニウム、ホウフッ化水素酸、ホウフッ化第
一鉄、フッ化マグネシウム、フッ化リチウム、フッ化カ
リウム、フッ化カルシウム、フッ化アルミニウム、フッ
化バリウム、フッ化クロム、フッ化カリウム、フッ化マ
グネシウム、フッ化セリウム、フッ化チタン酸カリウ
ム、フッ化ジルコン酸カリウム、ケイフッ化水素酸、合
成水晶石等の無機系ふつ素化合物等が挙げられる。
【0032】この様に本発明の構成では、接触体又は振
動体の少なくとも一方の摩擦接触する摩擦材に、耐熱性
樹脂と、親水基を有するフルオロアルキル基またはパー
フルオロアルキル基を有するふっ素化合物FまたはPを
含有する樹脂組成物FまたはPを母材としているので、
耐熱性が極めて高く、高温での機械的強度も高く、振動
体が摩擦駆動により接触体を相対移動させる際に発生す
る摩擦熱や高温高湿の雰囲気にたいして、変形や劣化、
軟化等が無く、又フルオロアルキル基またはパーフルオ
ロアルキル基を持つふっ素化合物FまたはPを用いるこ
とにより摩擦材の表面に疎水効果を得る事が出来るた
め、水分吸着が原因とされる吸着を防止する事が出来
る。
動体の少なくとも一方の摩擦接触する摩擦材に、耐熱性
樹脂と、親水基を有するフルオロアルキル基またはパー
フルオロアルキル基を有するふっ素化合物FまたはPを
含有する樹脂組成物FまたはPを母材としているので、
耐熱性が極めて高く、高温での機械的強度も高く、振動
体が摩擦駆動により接触体を相対移動させる際に発生す
る摩擦熱や高温高湿の雰囲気にたいして、変形や劣化、
軟化等が無く、又フルオロアルキル基またはパーフルオ
ロアルキル基を持つふっ素化合物FまたはPを用いるこ
とにより摩擦材の表面に疎水効果を得る事が出来るた
め、水分吸着が原因とされる吸着を防止する事が出来
る。
【0033】又特に、本発明の構成では摩擦材に樹脂組
成物FまたはPを用いることにより、従来の界面活性剤
よりも添加量が少なくても従来と同様の摩擦材の表面に
疎水効果を得る事が出来るため、樹脂本来の特性を活か
す事が出来、硬化物性の低下、例えば、耐摩耗性や耐ク
リープ性を招く事の無い振動波モータに最適な摩擦特性
が得られる。
成物FまたはPを用いることにより、従来の界面活性剤
よりも添加量が少なくても従来と同様の摩擦材の表面に
疎水効果を得る事が出来るため、樹脂本来の特性を活か
す事が出来、硬化物性の低下、例えば、耐摩耗性や耐ク
リープ性を招く事の無い振動波モータに最適な摩擦特性
が得られる。
【0034】次に、本発明の振動波モータは、振動を発
生する振動体と、該振動体と摩擦接触し、該振動によっ
て前記振動体と相対移動する接触体を有する振動波モー
タに於いて、前記振動体又は接触体の少なくとも一方の
摩擦接触部分に上記の振動波モータ用摩擦材を設けたこ
とを特徴とする。振動波モータ用摩擦材は、振動体又は
接触体のいずれか、或いは振動体又は接触体の両方の摩
擦接触部分に設けることができる。
生する振動体と、該振動体と摩擦接触し、該振動によっ
て前記振動体と相対移動する接触体を有する振動波モー
タに於いて、前記振動体又は接触体の少なくとも一方の
摩擦接触部分に上記の振動波モータ用摩擦材を設けたこ
とを特徴とする。振動波モータ用摩擦材は、振動体又は
接触体のいずれか、或いは振動体又は接触体の両方の摩
擦接触部分に設けることができる。
【0035】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
する。
する。
【0036】実施例1 図1は本発明の振動波モータの一実施例を示す概略断面
図である。同図1において、本発明の振動波モータの構
成は、棒形状の振動体11と上部端部に当接する移動体
である接触体(ロータ)1とを基本的な構成部材とし、
振動体11の電気−機械変換素子としてのリング状の複
数の圧電素子3、4、5、6の位置的位相差、及び不図
示の電極板より該圧電素子に印加する交流電圧の時間的
位相差を適当に選択する事により、振動体11の駆動面
10の表面粒子に円又は楕円運動を形成し、この駆動面
10に当接する接触体1を回転駆動するものである。即
ち、振動体11に発生した進行性振動波によリ接触体1
を駆動するものである。
図である。同図1において、本発明の振動波モータの構
成は、棒形状の振動体11と上部端部に当接する移動体
である接触体(ロータ)1とを基本的な構成部材とし、
振動体11の電気−機械変換素子としてのリング状の複
数の圧電素子3、4、5、6の位置的位相差、及び不図
示の電極板より該圧電素子に印加する交流電圧の時間的
位相差を適当に選択する事により、振動体11の駆動面
10の表面粒子に円又は楕円運動を形成し、この駆動面
10に当接する接触体1を回転駆動するものである。即
ち、振動体11に発生した進行性振動波によリ接触体1
を駆動するものである。
【0037】振動体11は、表面に炭化けい素粒子を含
むニッケルめっきをほどこした金属の中空の振動体構造
体2、8の間に、駆動用圧電素子3、4、5、6、およ
び振動体11の振動状態検出用の、電気−機械変換素子
としての検出用圧電素子7を配置し、振動体構造体8側
から振動体構造体8の中空部に挿入した締結ボルト9を
中空状振動体構造体2のめねじ部に螺着することによ
り、圧電素子3〜6および検出用圧電素子7を挟持固定
して一体的な振動体11を構成している。
むニッケルめっきをほどこした金属の中空の振動体構造
体2、8の間に、駆動用圧電素子3、4、5、6、およ
び振動体11の振動状態検出用の、電気−機械変換素子
としての検出用圧電素子7を配置し、振動体構造体8側
から振動体構造体8の中空部に挿入した締結ボルト9を
中空状振動体構造体2のめねじ部に螺着することによ
り、圧電素子3〜6および検出用圧電素子7を挟持固定
して一体的な振動体11を構成している。
【0038】又接触体1は振動体11の駆動面10に、
周知の不図示の加圧手段により、例えば300gwの荷
重で加圧接触し、摩擦力が得られるようになっている。
そして、接触体1と振動体11の摩擦接触面には摩擦材
12が設けられている。摩擦材12は、例えば接触体1
側に液状の樹脂組成物FまたはPを、エアスプレーによ
り吹き付け、その後、後述するような熱処理を行い、硬
化させ、厚さ30〜40μmの膜を形成させて設けた。
しかる後にこのモータを回転数350rpm、付加トル
ク9gf・cmにて連続駆動試験を行つた。
周知の不図示の加圧手段により、例えば300gwの荷
重で加圧接触し、摩擦力が得られるようになっている。
そして、接触体1と振動体11の摩擦接触面には摩擦材
12が設けられている。摩擦材12は、例えば接触体1
側に液状の樹脂組成物FまたはPを、エアスプレーによ
り吹き付け、その後、後述するような熱処理を行い、硬
化させ、厚さ30〜40μmの膜を形成させて設けた。
しかる後にこのモータを回転数350rpm、付加トル
ク9gf・cmにて連続駆動試験を行つた。
【0039】図2は図1のA部を拡大した図であり、本
発明による摩擦材を塗布した接触体とこれに接触する振
動体を示す説明図である。同図において、接触体1に塗
布し硬化した摩擦材12と、振動体11の駆動面10の
接触部を拡大して示した図であり、駆動面10上には直
径φ9mmの円周状に、幅0.lmmの突起10aがあ
り、その表面には炭化珪素粉末を含有したニッケル無電
解めっきを付けている。そして、突起10aが摩擦材1
2と加圧され接触している。摩擦材12は接触体1に樹
脂組成物FまたはPを用いてスプレー法により塗膜を形
成し、硬化後約20μmまで研磨して仕上げている。
発明による摩擦材を塗布した接触体とこれに接触する振
動体を示す説明図である。同図において、接触体1に塗
布し硬化した摩擦材12と、振動体11の駆動面10の
接触部を拡大して示した図であり、駆動面10上には直
径φ9mmの円周状に、幅0.lmmの突起10aがあ
り、その表面には炭化珪素粉末を含有したニッケル無電
解めっきを付けている。そして、突起10aが摩擦材1
2と加圧され接触している。摩擦材12は接触体1に樹
脂組成物FまたはPを用いてスプレー法により塗膜を形
成し、硬化後約20μmまで研磨して仕上げている。
【0040】本実施例1では、接触体1に、摩擦材12
として予めエポキシ構脂にフルオロカプリル酸(炭素数
7)を1.5wt%添加したものを塗布し、硬化したエ
ポキシ樹脂組成物を使用しており、突起10aが摩擦材
12と加圧され接触している。摩擦材12はエポキシ樹
脂組成物を用いて接触体1にスプレー法により塗膜を形
成し、180℃、60minの条件で硬化後約20μm
まで研磨して仕上げている。
として予めエポキシ構脂にフルオロカプリル酸(炭素数
7)を1.5wt%添加したものを塗布し、硬化したエ
ポキシ樹脂組成物を使用しており、突起10aが摩擦材
12と加圧され接触している。摩擦材12はエポキシ樹
脂組成物を用いて接触体1にスプレー法により塗膜を形
成し、180℃、60minの条件で硬化後約20μm
まで研磨して仕上げている。
【0041】図5は、フルオロカプリル酸の吸着に対す
る効果を示したものである。又、図4は比較例としてホ
ウフッ化カリウムを添加したときの吸着に対する効果を
示したものである。吸着を発生させる条件としては、図
1に示した振動波モータを、400rpmで3hr回転
させた後、45℃、95%の環境中に24hr放置し、
その後45℃、20%として2hr乾燥させる温度−湿
度サイクルを実施した。その後、接触体1と振動体11
の間の保持トルクを吸着が剥がれてスムーズに回転し始
めるまでの最大トルクを吸着トルクとしてトルクメータ
で測定し、吸着トルクと添加したフルオロカプリル酸の
添加量の関係を示した。この図から分かるようにフルオ
ロカプリル酸の添加量が増加するに従って、吸着の発生
したときの吸着トルクが低下している事が分かる。その
結果で1wt%以上添加することにより吸着トルクを低
下させる効果を確認することが出来、比較例としてホウ
フッ化カリウムを添加したときよりも比較的少ない添加
量でも吸着の発生を抑えることが出来た。これは少量の
添加でも表面に高密度に配向するフルオロアルキル基の
特徴を示すものである。
る効果を示したものである。又、図4は比較例としてホ
ウフッ化カリウムを添加したときの吸着に対する効果を
示したものである。吸着を発生させる条件としては、図
1に示した振動波モータを、400rpmで3hr回転
させた後、45℃、95%の環境中に24hr放置し、
その後45℃、20%として2hr乾燥させる温度−湿
度サイクルを実施した。その後、接触体1と振動体11
の間の保持トルクを吸着が剥がれてスムーズに回転し始
めるまでの最大トルクを吸着トルクとしてトルクメータ
で測定し、吸着トルクと添加したフルオロカプリル酸の
添加量の関係を示した。この図から分かるようにフルオ
ロカプリル酸の添加量が増加するに従って、吸着の発生
したときの吸着トルクが低下している事が分かる。その
結果で1wt%以上添加することにより吸着トルクを低
下させる効果を確認することが出来、比較例としてホウ
フッ化カリウムを添加したときよりも比較的少ない添加
量でも吸着の発生を抑えることが出来た。これは少量の
添加でも表面に高密度に配向するフルオロアルキル基の
特徴を示すものである。
【0042】又、図7は上記条件のもとで25℃、60
%の雰囲気中で、負荷トルク9gf・cmを加え、l0
万回転させた後の図3に示す摩擦材12の磨耗深さ13
とフルオロカプリル酸の添加量との関係を示したもので
ある。図3は、図2の部分の磨耗深さを示す図である。
その結果添加量が5wt%以上になると摩耗深さが徐々
に大きくなる傾向が得られた(点線は吸着トルク0.1
5kgf・cm以下の部分)。そして、図6に示す比較
例としてホウフッ化カリウムを吸着トルクが0.15k
gf・cm以下になるまで添加(30wt%以上)した
時に比べ(図6のホウフッ化カリウムの添加量と摩擦深
さ13の関係参照)摩耗深さがはるかに小さいことが認
められた。これは、添加量が少ない為樹脂の特性を損な
うことが無くエポキシ樹脂本来の強度を保つ事が出来る
ためと考えられる。
%の雰囲気中で、負荷トルク9gf・cmを加え、l0
万回転させた後の図3に示す摩擦材12の磨耗深さ13
とフルオロカプリル酸の添加量との関係を示したもので
ある。図3は、図2の部分の磨耗深さを示す図である。
その結果添加量が5wt%以上になると摩耗深さが徐々
に大きくなる傾向が得られた(点線は吸着トルク0.1
5kgf・cm以下の部分)。そして、図6に示す比較
例としてホウフッ化カリウムを吸着トルクが0.15k
gf・cm以下になるまで添加(30wt%以上)した
時に比べ(図6のホウフッ化カリウムの添加量と摩擦深
さ13の関係参照)摩耗深さがはるかに小さいことが認
められた。これは、添加量が少ない為樹脂の特性を損な
うことが無くエポキシ樹脂本来の強度を保つ事が出来る
ためと考えられる。
【0043】尚、フルオロカプリル酸の添加量として
は、以上の吸着トルクと摩耗深さの結果より0.5〜5
wt%にすることが望ましい。
は、以上の吸着トルクと摩耗深さの結果より0.5〜5
wt%にすることが望ましい。
【0044】又、本実施例のエポキシ樹脂の硬化温度が
180℃のため、添加するふっ素化合物はその熱分解温
度が200℃以上のものを使用したが、樹脂の硬化温度
に合わせ、その温度以上の熱分解温度を持つふっ素化合
物を選定することが望ましい。
180℃のため、添加するふっ素化合物はその熱分解温
度が200℃以上のものを使用したが、樹脂の硬化温度
に合わせ、その温度以上の熱分解温度を持つふっ素化合
物を選定することが望ましい。
【0045】実施例2 本実施例2では、接触体1に予めエポキシ樹脂に、親水
基とパーフルオロアルキル基を含むふっ素化合物であ
る、3−(2−パーフルオロヘキシル)エトキシ−1,
2−ジヒドロキシプロパンを0.6wt%添加したエポ
キシ樹脂組成物を塗布し、硬化した摩擦材12を使用し
ており、突起10aが摩擦材12と加圧され接触してい
る。摩擦材12はエポキシ樹脂組成物を用いて接触体1
にスプレー法により塗膜を形成し、180℃、60mi
nの条件で硬化後約20μmまで研磨して仕上げてい
る。
基とパーフルオロアルキル基を含むふっ素化合物であ
る、3−(2−パーフルオロヘキシル)エトキシ−1,
2−ジヒドロキシプロパンを0.6wt%添加したエポ
キシ樹脂組成物を塗布し、硬化した摩擦材12を使用し
ており、突起10aが摩擦材12と加圧され接触してい
る。摩擦材12はエポキシ樹脂組成物を用いて接触体1
にスプレー法により塗膜を形成し、180℃、60mi
nの条件で硬化後約20μmまで研磨して仕上げてい
る。
【0046】図8は、3−(2−パーフルオロヘキシ
ル)エトキシ−1,2−ジヒドロキシプロパンの吸着に
対する効果を示したものである。吸着を発生させる条件
としては、図1に示した振動波モータを、400rpm
で3hr回転させた後、45℃、95%の環境中に24
hr放置し、その後45℃、20%として2hr乾燥さ
せる温度−湿度サイクルを実施した。その後、接触体1
と振動体11の間の保持トルクを吸着が剥がれてスムー
ズに回転し始めるまでの最大トルクを吸着トルクとして
トルクメータで測定し、保持トルクと添加した3−(2
−パーフルオロヘキシル)エトキシ−1,2−ジヒドロ
キシプロパンの添加量の関係を示した。この図から分か
るように3−(2−パーフルオロヘキシル)エトキシ−
1,2−ジヒドロキシプロパンの添加量が増加するに従
って、吸着の発生したときの保持トルクが低下している
事が分かる。そして、比較的少ない添加量でも吸着の発
生を抑えることが出来た。これは極少量の添加でも表面
に高密度に配向するパーフルオロアルキル基の特徴を示
すものである。
ル)エトキシ−1,2−ジヒドロキシプロパンの吸着に
対する効果を示したものである。吸着を発生させる条件
としては、図1に示した振動波モータを、400rpm
で3hr回転させた後、45℃、95%の環境中に24
hr放置し、その後45℃、20%として2hr乾燥さ
せる温度−湿度サイクルを実施した。その後、接触体1
と振動体11の間の保持トルクを吸着が剥がれてスムー
ズに回転し始めるまでの最大トルクを吸着トルクとして
トルクメータで測定し、保持トルクと添加した3−(2
−パーフルオロヘキシル)エトキシ−1,2−ジヒドロ
キシプロパンの添加量の関係を示した。この図から分か
るように3−(2−パーフルオロヘキシル)エトキシ−
1,2−ジヒドロキシプロパンの添加量が増加するに従
って、吸着の発生したときの保持トルクが低下している
事が分かる。そして、比較的少ない添加量でも吸着の発
生を抑えることが出来た。これは極少量の添加でも表面
に高密度に配向するパーフルオロアルキル基の特徴を示
すものである。
【0047】本実施例2でも実施例1同様に、ホウフッ
化カリウムを添加した場合よりも摩耗深さがはるかに小
さいことが認められた。
化カリウムを添加した場合よりも摩耗深さがはるかに小
さいことが認められた。
【0048】実施例3 本実施例3では、接触体1に予めエポキシ樹脂に、親水
基とパーフルオロアルキル基を含むふっ素化合物である
N−パーフルオロオクタンスルホニルグルタミン酸ジナ
トリウムを0.5wt%添加したエポキシ樹脂組成物を
塗布し硬化した摩擦材12を使用しており、突起10a
が摩擦材12と加圧され接触している。摩擦材12はエ
ポキシ樹脂組成物を用いて接触体1にスプレー法により
塗膜を形成し、180℃、60minの条件で硬化後約
20μmまで研磨して仕上げている。
基とパーフルオロアルキル基を含むふっ素化合物である
N−パーフルオロオクタンスルホニルグルタミン酸ジナ
トリウムを0.5wt%添加したエポキシ樹脂組成物を
塗布し硬化した摩擦材12を使用しており、突起10a
が摩擦材12と加圧され接触している。摩擦材12はエ
ポキシ樹脂組成物を用いて接触体1にスプレー法により
塗膜を形成し、180℃、60minの条件で硬化後約
20μmまで研磨して仕上げている。
【0049】図9は、N−パーフルオロオクタンスルホ
ニルグルタミン酸ジナトリウムの吸着に対する効果を示
したものである。吸着を発生させる条件としては、図1
に示した振動波モータを、400rpmで3hr回転さ
せた後、45℃、95%の環境中に24hr放置し、そ
の後45℃、20%として2hr乾燥させる温度−湿度
サイクルを実施した。その後、接触体1と振動体11の
間の保持トルクを吸着が剥がれてスムーズに回転し始め
るまでの最大トルクを吸着トルクとしてトルクメータで
測定し、吸着トルクと添加したN−パーフルオロオクタ
ンスルホニルグルタミン酸ジナトリウムの添加量の関係
を示した。この図9から分かるように、N−パーフルオ
ロオクタンスルホニルグルタミン酸ジナトリウムの添加
量が増加するに従って、吸着の発生したときの保持トル
クが低下している事が分かる。そして、比較的少ない添
加量でも吸着の発生を抑えることが出来た。これは極少
量の添加でも表面に高密度に配向するパーフルオロアル
キル基の特徴を示すものである。
ニルグルタミン酸ジナトリウムの吸着に対する効果を示
したものである。吸着を発生させる条件としては、図1
に示した振動波モータを、400rpmで3hr回転さ
せた後、45℃、95%の環境中に24hr放置し、そ
の後45℃、20%として2hr乾燥させる温度−湿度
サイクルを実施した。その後、接触体1と振動体11の
間の保持トルクを吸着が剥がれてスムーズに回転し始め
るまでの最大トルクを吸着トルクとしてトルクメータで
測定し、吸着トルクと添加したN−パーフルオロオクタ
ンスルホニルグルタミン酸ジナトリウムの添加量の関係
を示した。この図9から分かるように、N−パーフルオ
ロオクタンスルホニルグルタミン酸ジナトリウムの添加
量が増加するに従って、吸着の発生したときの保持トル
クが低下している事が分かる。そして、比較的少ない添
加量でも吸着の発生を抑えることが出来た。これは極少
量の添加でも表面に高密度に配向するパーフルオロアル
キル基の特徴を示すものである。
【0050】本実施例3でも実施例1同様に、ホウフッ
化カリウムを添加した場合よりも摩耗深さがはるかに小
さいことが認められた。
化カリウムを添加した場合よりも摩耗深さがはるかに小
さいことが認められた。
【0051】実施例4 本実施例4では、接触体1に予めエポキシ樹脂に、親水
基とパーフルオロアルキル基を含むふっ素化合物である
パーフルオロアルキルカプリル酸(炭素数7)を0.6
wt%添加したエポキシ樹脂組成物を塗布し硬化した摩
擦材12を使用しており、突起10aが摩擦材12と加
圧され接触している。摩擦材12はエポキシ樹脂組成物
を用いて接触体1にスプレー法により塗膜を形成し、1
80℃、60minの条件で硬化後約20μmまで研磨
して仕上げている。
基とパーフルオロアルキル基を含むふっ素化合物である
パーフルオロアルキルカプリル酸(炭素数7)を0.6
wt%添加したエポキシ樹脂組成物を塗布し硬化した摩
擦材12を使用しており、突起10aが摩擦材12と加
圧され接触している。摩擦材12はエポキシ樹脂組成物
を用いて接触体1にスプレー法により塗膜を形成し、1
80℃、60minの条件で硬化後約20μmまで研磨
して仕上げている。
【0052】図10は、パーフルオロアルキルカプリル
酸(炭素数7)の吸着に対する効果を示したものであ
る。吸着を発生させる条件としては、図1に示した振動
波モータを、400rpmで3hr回転させた後、45
℃、95%の環境中に24hr放置し、その後45℃、
20%として2hr乾燥させる温度−湿度サイクルを実
施した。その後、接触体1と振動体11の間の保持トル
クを吸着が剥がれてスムーズに回転し始めるまでの最大
トルクを吸着トルクとしてトルクメータで測定し、吸着
トルクと添加したパーフルオロアルキルカプリル酸(炭
素数7)の添加量の関係を示した。この図10から分か
るようにパーフルオロアルキルカプリル酸(炭素数7)
の添加量が増加するに従って、吸着の発生したときの保
持トルクが低下している事が分かる。そして、比較的少
ない添加量でも吸着の発生を抑えることが出来た。これ
は極少量の添加でも表面に高密度に配向するパーフルオ
ロアルキル基の特徴を示すものである。
酸(炭素数7)の吸着に対する効果を示したものであ
る。吸着を発生させる条件としては、図1に示した振動
波モータを、400rpmで3hr回転させた後、45
℃、95%の環境中に24hr放置し、その後45℃、
20%として2hr乾燥させる温度−湿度サイクルを実
施した。その後、接触体1と振動体11の間の保持トル
クを吸着が剥がれてスムーズに回転し始めるまでの最大
トルクを吸着トルクとしてトルクメータで測定し、吸着
トルクと添加したパーフルオロアルキルカプリル酸(炭
素数7)の添加量の関係を示した。この図10から分か
るようにパーフルオロアルキルカプリル酸(炭素数7)
の添加量が増加するに従って、吸着の発生したときの保
持トルクが低下している事が分かる。そして、比較的少
ない添加量でも吸着の発生を抑えることが出来た。これ
は極少量の添加でも表面に高密度に配向するパーフルオ
ロアルキル基の特徴を示すものである。
【0053】本実施例でも実施例1同様に、ホウフッ化
カリウムを添加した場合よりも摩耗深さがはるかに小さ
いことが認められた。
カリウムを添加した場合よりも摩耗深さがはるかに小さ
いことが認められた。
【0054】実施例5 本実施例5では、接触体1に予めエポキシ樹脂に、親水
基とパーフルオロアルキル基を有するふっ素化合物であ
るEF−101(三菱マテリアル(株)製)(C 8F17
SO3H)を0.4wt%添加したエポキシ樹脂組成物
を塗布し硬化した摩擦材12を使用しており、突起10
aが摩擦材12と加圧され接触している。摩擦材12は
エポキシ樹脂組成物を用いて接触体1にスプレー法によ
り塗膜を形成し、180℃、60minの条件で硬化後
約20μmまで研磨して仕上げている。
基とパーフルオロアルキル基を有するふっ素化合物であ
るEF−101(三菱マテリアル(株)製)(C 8F17
SO3H)を0.4wt%添加したエポキシ樹脂組成物
を塗布し硬化した摩擦材12を使用しており、突起10
aが摩擦材12と加圧され接触している。摩擦材12は
エポキシ樹脂組成物を用いて接触体1にスプレー法によ
り塗膜を形成し、180℃、60minの条件で硬化後
約20μmまで研磨して仕上げている。
【0055】図11は、EF−102の吸着に対する効
果を示したものである。吸着を発生させる条件として
は、実施例1と同様である。この図から分かるようにE
F−102の添加量が増加するに従って、吸着の発生し
たときの保持トルクが低下している事が分かる。そし
て、比較的少ない添加量でも吸着の発生を抑えることが
出来た。これは極少量の添加でも表面に高密度に配向す
るふっ素化アルキル基の特徴を示すものである。
果を示したものである。吸着を発生させる条件として
は、実施例1と同様である。この図から分かるようにE
F−102の添加量が増加するに従って、吸着の発生し
たときの保持トルクが低下している事が分かる。そし
て、比較的少ない添加量でも吸着の発生を抑えることが
出来た。これは極少量の添加でも表面に高密度に配向す
るふっ素化アルキル基の特徴を示すものである。
【0056】本実施例でも実施例1同様に、ホウフッ化
カリウムを添加した場合よりも摩耗深さがはるかに小さ
いことが認められた。
カリウムを添加した場合よりも摩耗深さがはるかに小さ
いことが認められた。
【0057】尚、本実施例1〜5ではエポキシ樹脂に対
する振動体の摩擦接触部として、炭化珪素粉末を含有し
たニッケル無電解めっきを使用したが、エポキシ樹脂や
その他の高分子材料である摩擦材に対する相手側の振動
体の摩擦接触部の材質の選択の余地は広い。エポキシ樹
脂やその他の高分子材料よりもある程度硬い材料であれ
ば、図2および図3に示したように摩擦駆動時に比較的
に軟らかいエポキシ樹脂やその他の高分子材料の方の摩
耗のみ進行するので安定した摩耗状態となる。例えば、
その他の振動体の摩擦接触部として、クロムなどの硬質
めっき、アルミナなどの酸化物セラミックス、その他、
窒化チタンなどの窒化物セラミックスの蒸着、溶射など
の各種コーティング、金属の窒化、焼き入れによる硬化
処理でも良い。
する振動体の摩擦接触部として、炭化珪素粉末を含有し
たニッケル無電解めっきを使用したが、エポキシ樹脂や
その他の高分子材料である摩擦材に対する相手側の振動
体の摩擦接触部の材質の選択の余地は広い。エポキシ樹
脂やその他の高分子材料よりもある程度硬い材料であれ
ば、図2および図3に示したように摩擦駆動時に比較的
に軟らかいエポキシ樹脂やその他の高分子材料の方の摩
耗のみ進行するので安定した摩耗状態となる。例えば、
その他の振動体の摩擦接触部として、クロムなどの硬質
めっき、アルミナなどの酸化物セラミックス、その他、
窒化チタンなどの窒化物セラミックスの蒸着、溶射など
の各種コーティング、金属の窒化、焼き入れによる硬化
処理でも良い。
【0058】又、本実施例では接触体1としてアルミを
使用している。しかし、アルミの場合、スプレーコーテ
ィングを行う際には、密着力が悪く、コーティングが剥
がれ易い。そのためアルミには、ショットブラストでコ
ーティング面の粗度を荒らし、アルマイト処理を行いコ
ーティングしたエポキシ樹脂との密着力を上げている。
使用している。しかし、アルミの場合、スプレーコーテ
ィングを行う際には、密着力が悪く、コーティングが剥
がれ易い。そのためアルミには、ショットブラストでコ
ーティング面の粗度を荒らし、アルマイト処理を行いコ
ーティングしたエポキシ樹脂との密着力を上げている。
【0059】尚、接触体1が固定され、振動体11が振
動波によって移動するタイプのモータにも本発明は適用
される。
動波によって移動するタイプのモータにも本発明は適用
される。
【0060】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、振
動を発生する振動体と、該振動体と摩擦接触し、該振動
によって前記振動体と相対移動する接触体を有する振動
波モータに於いて、前記接触体、又は振動体の少なくと
も一方の摩擦接触部分に、耐熱性樹脂と、親水基および
フルオロアルキル基またはパーフルオロアルキル基を有
するふっ素化合物を含有する樹脂組成物を母材とする摩
擦材を設けているので、安定した回転が得られ、摩擦熱
や湿気に係わらず振動体と接触体との間の吸着を防止
し、安定した起動性を確保できる効果が得られる。
動を発生する振動体と、該振動体と摩擦接触し、該振動
によって前記振動体と相対移動する接触体を有する振動
波モータに於いて、前記接触体、又は振動体の少なくと
も一方の摩擦接触部分に、耐熱性樹脂と、親水基および
フルオロアルキル基またはパーフルオロアルキル基を有
するふっ素化合物を含有する樹脂組成物を母材とする摩
擦材を設けているので、安定した回転が得られ、摩擦熱
や湿気に係わらず振動体と接触体との間の吸着を防止
し、安定した起動性を確保できる効果が得られる。
【0061】特に、本発明の摩擦材は、親水基およびフ
ルオロアルキル基またはパーフルオロアルキル基を有す
るふっ素化合物の含有量は、該親水基を有するフルオロ
アルキル基またはパーフルオロアルキル基を持つふっ素
化合物以外のふっ素化合物と比較して少ない量で吸着防
止効果が得られるために、耐熱性樹脂がもっている高耐
熱、高耐久特性をそこなうことが無い。
ルオロアルキル基またはパーフルオロアルキル基を有す
るふっ素化合物の含有量は、該親水基を有するフルオロ
アルキル基またはパーフルオロアルキル基を持つふっ素
化合物以外のふっ素化合物と比較して少ない量で吸着防
止効果が得られるために、耐熱性樹脂がもっている高耐
熱、高耐久特性をそこなうことが無い。
【図1】本発明の振動波モータの一実施例を示す概略断
面図である。
面図である。
【図2】図1のA部を拡大した部分で、摩擦材を塗布し
た接触体とこれに接触する振動体を示す説明図である。
た接触体とこれに接触する振動体を示す説明図である。
【図3】図2の部分の磨耗深さを示す図である。
【図4】比較例であるホウフッ化カリウムを添加したと
きの添加量と吸着時の吸着トルクの関係を示す図であ
る。
きの添加量と吸着時の吸着トルクの関係を示す図であ
る。
【図5】本発明の実施例1のフルオロアルキル基を持つ
ふっ素化合物の添加量と吸着時の吸着トルクの関係を示
す図である。
ふっ素化合物の添加量と吸着時の吸着トルクの関係を示
す図である。
【図6】比較例であるホウフッ化カリウムの添加量と摩
耗深さとの関係を示す図である。
耗深さとの関係を示す図である。
【図7】本発明の実施例1のフルオロアルキル基を持つ
ふっ素化合物の添加量と摩耗深さとの関係を示す図であ
る。
ふっ素化合物の添加量と摩耗深さとの関係を示す図であ
る。
【図8】本発明の実施例2のパーフルオロアルキル基を
持つふっ素化合物の添加量と吸着時の吸着トルクの関係
を示す図である。
持つふっ素化合物の添加量と吸着時の吸着トルクの関係
を示す図である。
【図9】本発明の実施例3のパーフルオロアルキル基を
持つふっ素化合物の添加量と吸着時の吸着トルクの関係
を示す図である。
持つふっ素化合物の添加量と吸着時の吸着トルクの関係
を示す図である。
【図10】本発明の実施例4のパーフルオロアルキル基
を持つふっ素化合物の添加量と吸着時の吸着トルクの関
係を示す図である。
を持つふっ素化合物の添加量と吸着時の吸着トルクの関
係を示す図である。
【図11】本発明の実施例5のパーフルオロアルキル基
を持つふっ素化合物の添加量と吸着時の吸着トルクの関
係を示す図である。
を持つふっ素化合物の添加量と吸着時の吸着トルクの関
係を示す図である。
1 接触体 2、8 振動体構造体 3、4、5、6 駆動用圧電素子 7 振動検出用圧電素子 9 締結ボルト 10 駆動面 11 振動体 12 摩擦材 13 摩耗深さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永田 之則 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (12)
- 【請求項1】 振動波モータの振動を発生する振動体
と、該振動体と摩擦接触し、該振動によって前記振動体
と相対移動する接触体の摩擦接触部分に用いる摩擦材で
あり、耐熱性樹脂と、親水基およびフルオロアルキル基
を有するふっ素化合物を含有する樹脂組成物からなるこ
とを特徴とする振動波モータ用摩擦材。 - 【請求項2】 前記耐熱性樹脂が、アルキド樹脂、ポリ
エステル樹脂、アクリル樹脂、アミノ樹脂、ポリアミド
樹脂、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹
脂、ユリア樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミドイミド
樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、シリコーン樹脂、ふっ
素樹脂から選ばれた一種または二種以上の樹脂からなる
請求項1記載の振動波モータ用摩擦材。 - 【請求項3】 前記親水基が、水酸基(−OH)、カル
ボン酸(−COOH)、カルボン酸塩(−COO- M
+ )、スルホン酸塩(−SO3 -M+ )、硫酸エステル塩
(−OSO3 -M+ )、リン酸エステル塩(−OPO3 2-
2M+)、ホスホン酸塩(−PO3 2- 2M+)、アミン
塩、4級アンモニウム塩(−N+ (CH3)3 X- )、
ピリジニウム塩 【化1】 、スルホニウム塩(−S+ (CH3 )2 X- )、ホスホ
ニウム塩(−P+ (CH3 )3 X- )、ポリエチレンポ
リアミン(−NH(C2 H4 NH)m H、アミノ酸(−
NHC2 H4 COOH)、ベタイン(−N+ (CH3 )
2 CH2 COO-)、アミノ硫酸エステル(−NHC2
H4 OSO3 -)、スルホベタイン(−N+(CH3 )2
C2 H4 SO3 -)、多価アルコール、アミノアルコー
ル、ポリエチレングリコール、アミンオキシド(−N+
(CH3 )2 O- )、スルホキシド(−S+ (CH3 )
O- )、アミンイミド(−N+ (CH3 )2 N- CO
−)[但し、M+ は金属イオン、X- はアニオン、mは
1〜2の整数を示す。]のうちいずれかである請求項1
記載の振動波モータ用摩擦材。 - 【請求項4】 前記フルオロアルキル基が、少なくとも
1個のふっ素原子を含む炭素数1〜20のアルキル基で
ある請求項1記載の振動波モータ用摩擦材。 - 【請求項5】 前記樹脂組成物中のふっ素化合物の含有
量が0.5〜5重量%である請求項1記載の振動波モー
タ用摩擦材。 - 【請求項6】 振動を発生する振動体と、該振動体と摩
擦接触し、該振動によって前記振動体と相対移動する接
触体を有する振動波モータに於いて、前記振動体又は接
触体の少なくとも一方の摩擦接触部分に請求項1乃至5
のいずれかの項に記載の摩擦材を設けたことを特徴とす
る振動波モータ。 - 【請求項7】 振動波モータの振動を発生する振動体
と、該振動体と摩擦接触し、該振動によって前記振動体
と相対移動する接触体の摩擦接触部分に用いる摩擦材で
あり、耐熱性樹脂と、親水基およびパーフルオロアルキ
ル基を有するふっ素化合物を含有する樹脂組成物からな
ることを特徴とする振動波モータ用摩擦材。 - 【請求項8】 前記耐熱性樹脂が、アルキド樹脂、ポリ
エステル樹脂、アクリル樹脂、アミノ樹脂、ポリアミド
樹脂、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹
脂、ユリア樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミドイミド
樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、シリコーン樹脂、ふっ
素樹脂から選ばれた一種または二種以上の樹脂からなる
請求項7記載の振動波モータ用摩擦材。 - 【請求項9】 前記親水基が、水酸基(−OH)、カル
ボン酸(−COOH)、カルボン酸塩(−COO- M
+ )、スルホン酸塩(−SO3 -M+ )、硫酸エステル塩
(−OSO3 -M+ )、リン酸エステル塩(−OPO3 2-
2M+)、ホスホン酸塩(−PO3 2- 2M+)、アミン
塩、4級アンモニウム塩(−N+ (CH3)3 X- )、
ピリジニウム塩 【化2】 、スルホニウム塩(−S+ (CH3 )2 X- )、ホスホ
ニウム塩(−P+ (CH 3 )3 X- )、ポリエチレンポ
リアミン(−NH(C2 H4 NH)m H、アミノ酸(−
NHC2 H4 COOH)、ベタイン(−N+ (CH3 )
2 CH2 COO-)、アミノ硫酸エステル(−NHC2
H4 OSO3 -)、スルホベタイン(−N+(CH3 )2
C2 H4 SO3 -)、多価アルコール、アミノアルコー
ル、ポリエチレングリコール、アミンオキシド(−N+
(CH3 )2 O- )、スルホキシド(−S+ (CH3 )
O- )、アミンイミド(−N+ (CH3 )2 N- CO
−)[但し、M+ は金属イオン、X- はアニオン、mは
1〜2の整数を示す。]のうちいずれかである請求項7
記載の振動波モータ用摩擦材。 - 【請求項10】 前記樹脂組成物中のふっ素化合物の含
有量が0.5〜3重量%である請求項7記載の振動波モ
ータ用摩擦材。 - 【請求項11】 前記パーフルオロアルキル基が、炭素
数1〜13のパーフルオロアルキル基である請求項7記
載の振動波モータ用摩擦材。 - 【請求項12】 振動を発生する振動体と、該振動体と
摩擦接触し、該振動によって前記振動体と相対移動する
接触体を有する振動波モータに於いて、前記振動体又は
接触体の少なくとも一方の摩擦接触部分に請求項7乃至
11のいずれかの項に記載の摩擦材を設けたことを特徴
とする振動波モータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9202620A JPH1135926A (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 振動波モータ用摩擦材およびそれを用いた振動波モータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9202620A JPH1135926A (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 振動波モータ用摩擦材およびそれを用いた振動波モータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1135926A true JPH1135926A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16460396
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9202620A Pending JPH1135926A (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 振動波モータ用摩擦材およびそれを用いた振動波モータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1135926A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015163469A (ja) * | 2014-02-03 | 2015-09-10 | Ntn株式会社 | 摺動部材、転がり軸受および保持器 |
| US10465750B2 (en) | 2014-02-03 | 2019-11-05 | Ntn Corporation | Sliding member, rolling bearing, and cage |
-
1997
- 1997-07-14 JP JP9202620A patent/JPH1135926A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015163469A (ja) * | 2014-02-03 | 2015-09-10 | Ntn株式会社 | 摺動部材、転がり軸受および保持器 |
| US10465750B2 (en) | 2014-02-03 | 2019-11-05 | Ntn Corporation | Sliding member, rolling bearing, and cage |
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