JPH1136180A - 加色した合成樹脂シート又は合成樹脂組成物、及びその製造方法 - Google Patents

加色した合成樹脂シート又は合成樹脂組成物、及びその製造方法

Info

Publication number
JPH1136180A
JPH1136180A JP9208484A JP20848497A JPH1136180A JP H1136180 A JPH1136180 A JP H1136180A JP 9208484 A JP9208484 A JP 9208484A JP 20848497 A JP20848497 A JP 20848497A JP H1136180 A JPH1136180 A JP H1136180A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
porous
polyurethane
sheet
color
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9208484A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Hayashida
靖之 林田
Yasuharu Sakai
康晴 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanebo Ltd filed Critical Kanebo Ltd
Priority to JP9208484A priority Critical patent/JPH1136180A/ja
Publication of JPH1136180A publication Critical patent/JPH1136180A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Coloring (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の加色方法では行えなかった、多くの色の
加色を1工程で行え且つデザインの変更にも即座に対応
可能な、液滴噴射手段を用いた加色方法で、ポリウレタ
ンシート或は、ポリウレタン組成物中でも人工皮革を加
色する。 【解決手段】本発明は、以上の課題を解決すべく種々検
討し、液滴噴射手段を用いて加色した多孔性ポリウレタ
ンシート或は、それにて加色した多孔性ポリウレタン組
成物中でも人工皮革を見出し、本課題を解決した。そし
て本発明は、多孔質合成樹脂層表面が研磨され表皮が除
去されている、そして本発明は、加色した合成樹脂シー
ト又は合成樹脂組成物を製造する方法であって、多孔質
合成樹脂層を形成し、次いで表皮を除去し、しかる後に
液的噴射することにより加色した多孔性合成シート又は
多孔性合成組成物の製造方法を見出したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液滴噴射手段を用
いて染色や塗装等の加色した合成樹脂シート又は、合成
樹脂組成物中でも人工皮革に関するものである。更に
は、染色や塗装等の加色可能な合成樹脂シート又は、合
成樹脂組成物中でも人工皮革の製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂シート又は、合成樹脂組成物中
でも人工皮革への加色は、従来グラビアロールプリン
ト、スクリーンプリント、転写紙等による加色方法に限
られていた。これらの方法は、いわゆる捺染であり、図
柄版と被染色体のシート状物が接触することで、加色す
るものである。この場合、色素が被染色体に転写される
ことから、被染色体がその上で色素が流動することなく
確実に染色される点がメリットである。この事から、こ
れらの染色方法では、合成樹脂を染色する色素を選択す
るだけで、着色が可能である。
【0003】しかしながら、近年物品のカラフルさ、デ
ザインの変化が消費者から要求される中、これらの加色
方法では対応が困難となってきている。即ち、これらグ
ラビアロールプリント、スクリーンプリント、転写紙等
による着色方法では多色刷りの場合、色の数だけの図柄
版及び染色工程が必要となる。更には、1つのデザイン
に対しそれに必要な色の数だけの図柄版が必要であり、
デザインの変更に即座に対応できるものではない。
【0004】このような状況に対し、従来とは異なる新
しい、コンピュータと連動した、カラーインク噴射によ
る加色方法が開発された。例えば、布帛においては、特
公昭62−57750号、特公昭63−31594号、
特開平8−311785号等で、コンピュータによって
処理して得た情報に基いてインクジェット方式によって
加色する事が開示されている。また例えば、皮革におい
ては、特開平7−216400号、特開平7−3315
85号、特開平8−113881号、特開平8−209
553号で、前処理方法や後処理方法を含めてインクジ
ェット方式によって加色する事が開示されている。
【0005】しかしながら、これら開示された発明は、
インクの比較的浸透しやすい布帛や天然皮革を加色対象
としており、合成樹脂の様な樹脂を対象としているもの
ではない。合成樹脂が加色対象である場合、その表面が
滑らかであるが故にそのままでは噴射されたインクは弾
かれてしまい、噴射位置にインクが残留しにくいととも
に、にじみや混色の発生源となり易く、またそれが滑ら
かであるが故にインクが残留したとしても染色されにく
く、繊細な図柄を色とりどりに加色できるものでは無い
のである。
【0006】特開平7−331585号、特開平8−1
13881号、特開平8−209553号において、請
求項に加色対象を皮革としているが、詳細な説明の中で
天然皮革を特に記載していること、実施例において天然
皮革への加色例しか無いことから、これら発明は、合成
樹脂シート或は、合成樹脂組成物、中でも人工皮革を対
象にした加色では無い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の加色方法では行
えなかった、多くの色の加色を1工程で行え且つデザイ
ンの変更にも即座に対応可能な、液滴噴射手段を用いた
加色方法で、合成樹脂シート或は、合成樹脂組成物、中
でも人工皮革を加色することが課題である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の課題を
解決すべく種々検討し、液滴噴射手段を用いて加色した
多孔性合成樹脂シート或は、それにて加色した多孔性合
成樹脂組成物中でも人工皮革を見出し、本課題を解決し
た。
【0009】そして本発明は、加色した合成樹脂シート
又は合成樹脂組成物を製造する方法であって、多孔質合
成樹脂層を形成し、次いで表皮を除去し、しかる後に液
的噴射することにより加色した多孔性合成シート又は多
孔性合成組成物の製造方法であり、更には、多孔質合成
樹脂層において多孔質の平均直径が10〜200ミクロ
ンであり、且つ最長の直径がシート面に対し実質垂直に
配向している多孔性合成シート又は多孔性合成組成物の
表皮を除去し、しかる後に液的噴射することにより加色
した多孔性合成シート又は多孔性合成組成物の製造方法
を見出したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる合成樹脂は、
特に限定されるものでは無いが、例えば、ポリウレタン
である場合、ポリカーボネート系ポリウレタン、ポリテ
トラメチレンエーテルグリコール系ポリウレタン、ポリ
エステルエーテル系ポリウレタン、ポリブチレンアジペ
ート系ポリウレタン、ポリメチルペンタンアジペート系
ポリウレタン、ポリノナンジオールアジペート/ポリオ
クタンアジペート系ポリウレタン、ポリメチルペンタン
アジペート系ポリウレタンが挙げられ、その他の樹脂と
しては、ポリウレア、ポリウレタンポルイウレア、スチ
レンブタジエンゴム、アクリルニトリルブタジエンゴム
等が挙げられる。
【0011】さらに例えば、ポリウレタン、塩化ビニル
樹脂、アクリル酸エステル−スチレン共重合体、スチレ
ンブタジエン共重合体、ウレタン−塩化ビニル共重合体
の混合物が挙げられる。
【0012】該合成樹脂を合成樹脂シートや合成樹脂組
成物に用いる場合、塗工液とするが、それがポリウレタ
ンである場合、例えば下記の塗工液である20〜30%
ポリテトラメチレンエーテル系ポリウレタン溶液が挙げ
られる。 塗工液 ポリテトラメチレンエーテル系ポリウレタン 100部 ジメチルホルムアミド(DMF) 30〜50部 アニオン(及び又はカチオン及び又はノニオン)系界面活性剤 0.5〜2部 シリコン 0.5〜2部 白顔料 15部
【0013】多孔質合成樹脂層において多孔質の平均直
径や形状について特に限定されるものでは無いが、多孔
質の平均直径が10〜200ミクロンであり、且つ最長
の直径がシート面に対し実質垂直に配向している場合、
液的噴射手段を用いた加色が良好に行うことができる。
多孔質の平均直径が10ミクロン以下である場合、色材
の浸透量が少なく鮮明に加色できない場合があり、多孔
質の平均直径が200ミクロン以上であれば、隣接する
色材も同時に一つの孔に入る確立が増加し、繊細な加色
が困難となる場合がある。
【0014】多孔質合成樹脂層において、多孔質の平均
直径が10〜200ミクロンであり、且つ最長の直径が
シート面に対し実質垂直に配向している多孔質合成樹脂
を得るには、特に限定されるものではないが、例えば前
述の塗工液をシート状あるいは基材上で表面を覆い、水
洗することで形成することができる。
【0015】多孔性合成樹脂シートを製造する場合、湿
式法でも乾式法でも特に限定されるものでは無い。例え
ば、ポリウレタンである場合、塗工液を離型紙等の上に
フィルム状に塗布し、温水中で湿式凝固させることで多
孔性合成樹脂シートとすることができる。また、それを
含む塗工液に水や発泡剤を添加し乾燥させることで多孔
性合成樹脂シートとすることができる。
【0016】合成樹脂組成物は、例えば人工皮革、合成
皮革、接着剤の付加されたシート等が挙げられる。その
皮膜を形成する場合、合成樹脂は一般的な合成樹脂でも
十分であり、例えば、合成樹脂がポリウレタンである場
合、前述の樹脂が挙げられる。人工皮革を製造する場
合、湿式法でも乾式法でも特に限定されるものでは無い
が、以下の様な製造方法が挙げられる。
【0017】即ち、不織布シートに弾性高分子の溶液又
は水性エマルジョンを含浸させ、乾燥した上にポリウレ
タン弾性体10〜35重量%の水混和性有機溶剤溶液を
50〜1000g/m2 程度塗布し、これを水或は水と
溶剤の混合系中に浸せきして湿式凝固させた後、水洗し
た。これを乾燥することにより得られる。或は、離型紙
上にポリウレタン弾性体の有機溶剤溶液を塗布し乾燥し
て表皮層を形成した後、該表皮層上に2液反応型の弾性
高分子の溶液又は水性エマルジョンを塗布し、次いで乾
燥した後、該塗布面に不織布シートを熱圧着して貼り合
せ、熟成後離型紙を剥離することにより形成できる。
【0018】人工皮革の基材としては、一般的な繊維質
及び合成樹脂(高分子弾性体)からなる構造物を示す
が、該繊維質としては、例えば、綿、麻等の天然繊維、
レーヨン、スフ、アセテート等の再生繊維、ポリエステ
ル、ポリアミド、ポリアクリロニトリル等の合成繊維等
の単独又は、各種混紡繊維を編成、織成あるいは、交絡
させた編布、織布、不織布等が用いられる。
【0019】基材と皮膜を結合するには、前述の如く基
材を皮膜溶液に含浸させる方法や、互いに接着させる方
法、双方を組み合わせる方法がある。
【0020】接着させる方法においては接着剤として、
基材と表皮層を接着しうるものであればいかなる接着剤
でもよいが、通常ウレタン系接着剤を用いる。ウレタン
系接着剤としては、100%モジュラスが、10〜10
0kg/cm2 のものが好ましく、このウレタン系接着
剤におけるポリウレタンとしては、ポリカーボネート系
ポリウレタン、ポリテトラメチレンエーテル系ウレタ
ン、ポリプロピレンエーテル系ポリウレタン、ポリエス
テルエーテル系ポリウレタンが挙げられる。
【0021】得られた多孔性合成樹脂シート又は、多孔
性合成樹脂組成物は、例えばサンドペーパー等の研削機
によってその表皮を除去する。このことによって、樹脂
内部の多孔性を表面に露出させるのである。この時、例
えば100〜300メッシュのサンドペーパーをロール
に巻き付けた研削機で多孔質ポリウレタン層の表皮を削
除する。
【0022】該色多孔性合成樹脂シート又は、多孔性合
成樹脂組成物は、液的噴射手段を用いた加色が可能とな
る。この場合、液的噴射手段として特に限定するもので
無く、各色材が噴射されて該色多孔性合成樹脂シート又
は、多孔性合成樹脂組成物の目的位置に加色されればよ
い。液的噴射手段としては例えば、
【0023】この時、加色に用いられる色材としては、
従来からある染料や顔料を用いる事ができるが、インク
ジェット加色を行う場合でも染料、顔料のいずれかに限
定する必要は無い。顔料は、溶剤に不溶のため合成樹脂
によるエマルジョン形態で分散状態にして使用すること
が望ましい。一方、染料の場合は、水やアルコールに溶
け易いものが多く、使用方法も簡単である。本発明の加
色に使用する染料としては直接染料、反応染料、酸性染
料、カチオン染料、分散染料等を用いる事ができる。
【0024】加色した多孔性合成樹脂シートは、表面を
覆ったり、保護するためのシート、例えば壁紙、カバ
ー、床材等のインテリア材に用いられる。また、加色し
た多孔性合成樹脂組成物中でも多孔性合成皮革は、天然
皮革の代替として用いられるもの、例えば靴、鞄、袋
物、衣服、家具、インテリア材等、多方面で使用でき
る。
【0025】
【実施例】以下、本発明を実施例および比較例により更
に具体的に説明する。
【0026】(実施例1)多孔性ポリウレタンシートを
以下の如く製造した。即ち、厚み0.2mmのポリエス
テルフィルム上に固形分26%のポリテトラメチレンエ
ーテル系ポリウレタン溶液(下記塗工液)をドクターナ
イフにて1000g/m2 塗工し、35度温水にて湿式
凝固させた。 塗工液 ポリテトラメチレンエーテル系ポリウレタン 100部 ジメチルホルムアミド(DMF) 40部 アニオン系界面活性剤 2部 シリコン 2部 白顔料 15部
【0027】更に、50度温水にて充分水洗後120度
にて乾燥させ、厚み0.7mm、密度0.37g/cm
3 の多孔質ポリウレタンシートを得た。180メッシュ
のサンドペーパーをロールに巻き付けた研削機(ロール
回転数700回/分、ラインスピード5m/分、切削厚
み10ミクロン)で該多孔質ポリウレタンシートの表面
を除去した。
【0028】処理したポリウレタンシートを、液滴噴射
手段によって加色した。即ち、表1の4種類のインクを
調製し、4個のインクジェットヘッドを持つインクジェ
ットプリンターに搭載し、8ドット/mmの連続プリン
ター(ブルー色及びグリーン色)を行いコンピューター
上に描かせた画像を該シート上に加色した。
【0029】
【表1】
【0030】(比較例1)非多孔性ポリウレタンシート
を以下の如く製造した。即ち、厚み0.2mmのポリエ
ステルフィルム上に固形分26%のポリテトラメチレン
エーテル系ポリウレタン溶液(下記塗工液)をドクター
ナイフにて1000g/m2 塗工し、35度温水にて湿
式凝固させた。 塗工液 ポリテトラメチレンエーテル系ポリウレタン 100部 ジメチルホルムアミド(DMF) 40部 アニオン系界面活性剤 2部 白顔料 15部
【0031】更に、50度温水にて充分水洗後120度
にて乾燥させ、厚み0.7mm、密度0.43g/cm
3 の非多孔質ポリウレタンシートを得た。
【0032】該ポリウレタンシートは、研削機でポリウ
レタンシートの表面を除去することなく、実施例1と同
様に液滴噴射手段によって加色した。
【0033】(比較例2)実施例1と同じ方法にて、多
孔性ポリウレタンシートを作成し、研削機で多孔質ポリ
ウレタンシートの表面を除去することなく、実施例1と
同様に液滴噴射手段によって加色した。
【0034】(比較例3)比較例1と同じ方法にて、非
多孔性ポリウレタンシートを作成し、実施例1と同様に
研削機で該ポリウレタンシートの表面を除去し、液滴噴
射手段によって加色した。
【0035】上記実施例1および比較例1〜3で得られ
た加色ポリウレタンシートについて、その色彩におけ
る、インクの弾き、にじみ、混色から評価した。その結
果を表2に示す。
【0036】
【表2】
【0037】その結果、実施例1の如く、多孔性ポリウ
レタンシートであり、且つ表面が研削されたシートにお
いて、インクの弾き、にじみ、混色に遜色の無い加色が
可能であった。これは、ポリウレタンシートの加色に
は、色素が浸透しうる様に多孔性であり、且つ表面にそ
の多孔性が現れていることが必要であることを示唆す
る。
【0038】(実施例2)実施例1で得られた加色した
多孔性ポリウレタンシートを、更に表面処理した。即
ち、シボ付き離型紙上にレザミンME−8115LP
(大日精化工業製)100部に対し、ジメチルホルムア
ミド/メチルケチルケトン=5/5を50部加えたポリ
ウレタン有機溶剤溶液を乾燥厚みが30ミクロンになる
ようにナイフコーターにて塗布し、これを100度で3
分間熱風乾燥させポリウレタン表皮層を作製した。更
に、レザミンUD−8300LP(大日精化工業製)1
00部,レザミンUD−架橋剤(大日精化工業製)8
部、レザミンUD−架橋促進剤(大日精化工業製)2
部、ジメチルホルムアミド/メチルケチルケトン=5/
5を50部加えたポリウレタン接着剤をポリウレタン表
皮層に乾燥厚みが30ミクロンになるようにナイフコー
ターにて塗布し、これを100度で3分間熱風乾燥し
た。該接着剤の付いた表皮層に、加色した多孔性ポリウ
レタンシートを120度で熱圧着し、接着剤の硬化後離
型紙を剥離して、表面コート及び加色されたポリウレタ
ンシートを得た。この事によって、透明フィルムで色落
ちが防止され、色調がより鮮明にする事ができた。
【0039】(実施例3)多孔性ポリウレタン組成物で
ある人工皮革を以下の如く製造した。即ち、ポリエステ
ル短繊維をニードリングし、厚み1.8mm、密度0.
14g/cm3 の不織布を得た。次に、水溶性高分子溶
液に該不織布を含浸処理し、圧搾ロールで過剰の液を絞
り、120度にて乾燥し、前処理段階の不織布を得た。
該不織布を固形分濃度10%ポリテトラメチレンエーテ
ル系ポリウレタン溶液に含浸させた。
【0040】含浸させた該不織布の上に、ポリテトラメ
チレンエーテル系ポリウレタン100部に対し、ジメチ
ルホルムアミド40部、ノニオン系界面活性剤1部、シ
リコン1部、白顔料15部を混合した26%ポリウレタ
ン塗工液を、ドクターナイフにて900g/m2 塗工
し、35度温水にて湿式凝固させた。更に、50度温水
で充分水洗後120度にて乾燥させ、厚み1.4mm、
密度0.36g/cm3の多孔質ポリウレタン層を持つ
人工皮革を得た。
【0041】更に、実施例1と同様に研削機で該人工皮
革の表面を除去した。その上、実施例1と同様に液滴噴
射手段によって加色した。
【0042】(比較例4)非多孔性ポリウレタン組成物
である人工皮革を以下の如く製造した。即ち、ポリエス
テル短繊維をニードリングし、厚み1.8mm、密度
0.14g/cm3の不織布を得た。次に、水溶性高分
子溶液に前記不織布を含浸処理し、圧搾ロールで過剰の
液を絞り、120度にて乾燥し、前処理不織布を得た。
次いで固形分濃度10%のポリテトラメチレンエーテル
系ポリウレタン溶液に該基材を含浸させた。
【0043】含浸させた該不織布の上に、ポリテトラメ
チレンエーテル系ポリウレタン100部に対し、ジメチ
ルホルムアミド40部、ノニオン系界面活性剤1部、白
顔料15部を混合した26%ポリウレタン塗工液を、ド
クターナイフにて900g/m2 塗工し、35度温水に
て湿式凝固させた。更に、50度温水で充分水洗後12
0度にて乾燥させ、厚み1.4mm、密度0.43g/
cm3 の非多孔質ポリウレタン層を持つ人工皮革を得
た。
【0044】該人工皮革は、研削機で非多孔質ポリウレ
タンシートの表面を除去することなく、実施例1と同様
に液滴噴射手段によって加色した。
【0045】(比較例5)実施例3と同じ方法にて、多
孔性ポリウレタン組成物である人工皮革を作成し、研削
機で該人工皮革の表面を除去することなく、実施例1と
同様に液滴噴射手段によって加色した。
【0046】(比較例6)比較例4と同じ方法にて、非
多孔性ポリウレタン組成物である人工皮革を作成し、実
施例1と同様に研削機で該人工皮革の表面を除去し、液
滴噴射手段によって加色した。
【0047】上記実施例3および比較例4〜6で得られ
た加色ポリウレタン組成物である人工皮革について、そ
の色彩における、インクの弾き、にじみ、混色から評価
した。その結果を表3に示す。
【0048】
【表3】
【0049】その結果、実施例3の如く、多孔性ポリウ
レタン組成物であり、且つ表面が研削された組成物にお
いて、インクの弾き、にじみ、混色に遜色の無い加色が
可能であった。
【0050】(実施例4)実施例3で得られた加色した
多孔性ポリウレタン組成物である人工皮革を、更に表面
処理した。即ち、実施例2と同様にレザミンME−81
15LP等の表皮層に、加色した人工皮革を120度で
熱圧着し、接着剤の硬化後離型紙を剥離して、表面コー
ト及び加色された人工皮革を得た。この事によって、透
明フィルムで色落ちが防止され、色調がより鮮明にする
事ができた。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ポリウレタンを多孔化し、且つ表面研削することで、従
来の加色方法では行えなかった、多くの色の加色を1工
程で行え且つデザインの変更にも即座に対応可能な、液
滴噴射手段を用いた加色が可能となり、そのことによっ
て、該手段により加色したポリウレタンシート或は、ポ
リウレタン組成物特に人工皮革を得ることができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B41J 2/01 C08J 9/00 Z C08J 9/00 D06N 3/00 DAD D06N 3/00 DAD D06P 3/24 Z D06P 3/24 B41J 3/04 101Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液滴噴射手段を用いて加色してなる、多孔
    性合成樹脂シート。
  2. 【請求項2】液滴噴射手段を用いて加色してなる、多孔
    性合成樹脂組成物。
  3. 【請求項3】多孔性合成樹脂組成物が人工皮革である請
    求項2記載の多孔性合成樹脂組成物。
  4. 【請求項4】加色した合成樹脂シート又は合成樹脂組成
    物を製造する方法であって、多孔質合成樹脂層を形成
    し、次いで表皮を除去し、しかる後に液的噴射すること
    により加色した多孔性合成シート又は多孔性合成組成物
    の製造方法。
  5. 【請求項5】多孔質合成樹脂層において多孔質の平均直
    径が10〜200ミクロンであり、且つ最長の直径がシ
    ート面に対し実質垂直に配向している、請求項4記載の
    加色した多孔性合成シート又は多孔性合成組成物の製造
    方法。
JP9208484A 1997-07-16 1997-07-16 加色した合成樹脂シート又は合成樹脂組成物、及びその製造方法 Pending JPH1136180A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9208484A JPH1136180A (ja) 1997-07-16 1997-07-16 加色した合成樹脂シート又は合成樹脂組成物、及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9208484A JPH1136180A (ja) 1997-07-16 1997-07-16 加色した合成樹脂シート又は合成樹脂組成物、及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1136180A true JPH1136180A (ja) 1999-02-09

Family

ID=16556932

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9208484A Pending JPH1136180A (ja) 1997-07-16 1997-07-16 加色した合成樹脂シート又は合成樹脂組成物、及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1136180A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008057062A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Teijin Cordley Ltd 皮革様シート状物およびその製造方法
WO2009107246A1 (ja) * 2008-02-26 2009-09-03 帝人コードレ株式会社 皮革様シートおよびその製造方法
TWI427206B (zh) * 2008-02-27 2014-02-21 Teijin Cordley Ltd Quasi - leather sheet and its manufacturing method
JP2018150649A (ja) * 2017-03-14 2018-09-27 株式会社クラレ 銀付調人工皮革及びその製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008057062A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Teijin Cordley Ltd 皮革様シート状物およびその製造方法
WO2009107246A1 (ja) * 2008-02-26 2009-09-03 帝人コードレ株式会社 皮革様シートおよびその製造方法
US8465800B2 (en) 2008-02-26 2013-06-18 Teijin Cordley Limited Leather-like sheet and process for the production thereof
KR101426118B1 (ko) * 2008-02-26 2014-08-05 데이진 고도레 가부시키가이샤 피혁형 시트 및 그 제조 방법
TWI427206B (zh) * 2008-02-27 2014-02-21 Teijin Cordley Ltd Quasi - leather sheet and its manufacturing method
JP2018150649A (ja) * 2017-03-14 2018-09-27 株式会社クラレ 銀付調人工皮革及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6517218B2 (ja) 捺染方法及び捺染装置
KR100517044B1 (ko) 피혁형 시트 및 그 제조 방법
JPH02251682A (ja) 着色された人工皮革
JPH1136180A (ja) 加色した合成樹脂シート又は合成樹脂組成物、及びその製造方法
JPH11158782A (ja) 皮革様シート
US7335237B2 (en) Method for textile printing, pre-treatment fluid for textile printing and fiber sheet for textile printing
KR20100126653A (ko) 피혁형 시트 및 그 제조 방법
JP4778864B2 (ja) 銀付調皮革様シート状物の製造方法
JPH0291279A (ja) 合成皮革及びその製造方法
JP4950598B2 (ja) シート状物の製造方法
JP3009346B2 (ja) 皮革様シート状物およびその製造方法
JP2003138488A (ja) 皮革様シート
JPS6216832B2 (ja)
JP3043131B2 (ja) 濃淡色に染色されるシート状物
JP4021093B2 (ja) 柄模様を有するスエード調人工皮革及びその製造方法
JPH101881A (ja) 銀面を有する皮革様シート及びその製造方法
JP3062015B2 (ja) 意匠外観の優れたヌバック調人工皮革の製造方法
JP4778862B2 (ja) 皮革様シート状物の製造方法
JPH05222681A (ja) 合成皮革
JP4180755B2 (ja) 立毛加工性に優れたシート状物およびその製造方法
JP2008050714A (ja) 皮革様シート状物およびその製造方法
JP2994839B2 (ja) 意匠効果の優れた皮革様シート状物及びその製造方法
JP2786866B2 (ja) 皮革様シートの製造法
KR100339606B1 (ko) 인공피혁 제조방법
JPS605709B2 (ja) 谷染感のすぐれた皮革様シートの製造法