JPH1140953A - 数値制御装置の筐体構造 - Google Patents

数値制御装置の筐体構造

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JPH1140953A
JPH1140953A JP9208305A JP20830597A JPH1140953A JP H1140953 A JPH1140953 A JP H1140953A JP 9208305 A JP9208305 A JP 9208305A JP 20830597 A JP20830597 A JP 20830597A JP H1140953 A JPH1140953 A JP H1140953A
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和幸 佐々木
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一彦 平野
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豊 村岡
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K7/00Constructional details common to different types of electric apparatus
    • H05K7/20Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating
    • H05K7/20009Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating using a gaseous coolant in electronic enclosures
    • H05K7/20136Forced ventilation, e.g. by fans
    • H05K7/20172Fan mounting or fan specifications

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブルを使用せずにファンカバーの冷却フ
ァンとメインカバー側の制御基板との間の電気的な接続
を行えるようにする。 【解決手段】 ファンモータ22の配線を接続した端子
ユニット24をファンカバー6に固設する一方、メイン
カバー3の主制御基板9の上端部にファンカバー6の端
子ユニット24と直に接続する電源端子23を固設し、
ケーシング本体2に対するファンカバー6の着脱作業に
よって端子ユニット24と電源端子23を接離させるよ
うに構成してケーブルによる接続手段をなくす。ケーブ
ルの這い回しが不要となるので筐体1の分解組み立て作
業が容易であり、また、ケーブルの干渉による組み立て
ミスがなくなるので、組み立ての自動化も容易に達成す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、数値制御装置の筐
体構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ケーシング本体と、ケーシング本体の前
面開口部を塞ぐメインカバーおよびサブカバーと、ケー
シング本体の上面に取り付けるファンカバーとによって
構成される数値制御装置の筐体構造が既に公知である。
【0003】この種の筐体構造においては、ケーシング
本体の上面に取り付けるファンカバーに冷却ファンを固
設してユニット化し、ファンカバーの取り付けと共にケ
ーシング本体に対する冷却ファンの取り付け作業を行う
のが一般的であるが、冷却ファンからの配線をケーブル
を介してメインカバー側の制御基板の電源端子に接続す
る必要があるため、手作業による筐体組み立て時にはケ
ーブルの這い回しの煩わしさがあり、また、自動化した
作業による筐体組み立て時には、ケーブルの干渉による
組み立てミス等が発生するといった問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、前記
従来技術の欠点を解消し、ケーブルを使用せずにファン
カバーの冷却ファンとメインカバー側の制御基板との間
の電気的な接続を行うことのできる数値制御装置の筐体
構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ケーシング本
体と、ケーシング本体の前面開口部を塞ぐメインカバー
およびサブカバーと、ケーシング本体の上面に取り付け
るファンカバーとによって構成される数値制御装置の筐
体構造において、メインカバーとサブカバーの各々に制
御基板を立設する一方、ケーシング本体の内部には前記
各制御基板を挿入および固定するためのガイドレールを
設け、ケーシング本体と前記各カバーとの勘合部にリリ
ース機構を有する係止具を配備すると共に、ケーシング
本体の背面側には前記各制御基板の端子と接続する基板
を設け、前記ファンカバーに冷却ファンおよび冷却ファ
ンからの配線を接続した端子を固設して、前記メインカ
バーに立設した制御基板の上端部にファンカバーの端子
と直に接続する電源端子を固設したことを特徴とする構
成により前記課題を達成した。
【0006】更に、前記ファンカバーと前記メインカバ
ーの制御基板との間、もしくは、前記ファンカバーと前
記メインカバーとの間に、前記ファンカバーが外された
ときにだけメインカバーおよびその制御基板の脱着を許
容するロック機構を設けたことを特徴とする構成によ
り、手作業による筐体組み立て時やメンテナンス作業時
における分解組み立て作業に際し、ファンカバー側の端
子やメインカバー側の制御基板の電源端子に損傷が生じ
ないようにした。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図1は本発明を適用した一実施形態
の数値制御装置の筐体1を透視して示す左側面図、図2
は筐体1の要部を透視して示す正面図、図3は筐体1の
要部を透視して示す背面図、また、図4は筐体1の要部
を透視して示す平面図である。
【0008】図1乃至図4に示す通り、筐体1の主要部
は、ケーシング本体2と、ケーシング本体2の前面開口
部を塞ぐメインカバー3およびサブカバー4,5と、ケ
ーシング本体2の上面に取り付けられるファンカバー6
とによって構成される。
【0009】メインカバー3の裏面上下の端部には、主
制御基板装着用のステー7,8が、図1および図2に示
すように正面から見て右方向にオフセットして固設さ
れ、ケーシング本体2の側断面とほぼ同様の大きさを有
する矩形状の主制御基板9が、ステー7,8により上下
を固定されてメインカバー3の裏面に立設されている。
【0010】ステー8はメインカバー3と一体成形され
た合成樹脂によって構成され、図6(a)および図6
(b)に示すように、主制御基板9の表裏を挟むように
して支える支持部8a,8bと主制御基板9の下端部を
支える支持部8cとからなり、更に、支持部8bの中央
部には蹄鉄型のスリットを設けて形成した舌片8dが設
けられている。舌片8dの先端部の内側には、先端にテ
ーパ面を形成したダボ8eが突出して設けられ、主制御
基板9の側に穿設された孔10に突入して、ステー8か
ら主制御基板9が抜けるのを防止している。
【0011】主制御基板9をメインカバー3に取り付け
る際には、該基板9の角をステー8の支持部8a,8
b,8cの内側でガイドして押し込むだけでよく、基板
9のエッジに摺接するダボ8eのテーパ面の楔効果によ
り、自動的にダボ8eが基板9の表面に沿って持ち上げ
られ、基板9の進路から退避する。そして、基板9がス
テー8の基部にまで完全に突入した段階でダボ8eが弾
性復帰し、前述の孔10に突入して基板9がステー8に
ロックされる。
【0012】もう一方のステー7の構成も前述のステー
8と同様であり、ステー8に対向してメインカバー3の
裏面上端部に固設されている。
【0013】なお、図6(a)に示される突起11は、
主制御基板9の側端部に係合して基板9の反りを防止す
るためのリブで、主制御基板9の側端部に沿って、メイ
ンカバー3の裏面に適当な間隔をおいて幾つか立設され
ている。
【0014】メインカバー3は、ステー7,8および突
起11等を含めて合成樹脂の一体成形によって形成され
ているので製造コストが安く、また、ステー7,8はこ
れと一体に形成された舌片によって主制御基板9を固定
するようにしているので、ビスやリベット等の固定手段
を必要としない。しかも、主制御基板9を押し込むだけ
で極めて容易に主制御基板9を固定することができるた
め、手作業による組み立て作業も容易であり、また、ビ
スやリベット等を必要としない単純な押し込み作業で組
み立てが完了するため、機械を利用して組み立て作業の
自動化を図るのも容易である。
【0015】主制御基板9の側端部には、サーボアンプ
やパラレルケーブル等の接続に用いられる様々なコネク
タ12,13,14や、数値情報表示用のLED15、
および、プッシュスイッチ16等が固設され、これらの
コネクタ12,13,14やプッシュスイッチ16への
アクセス、および、LED15の視認を可能たらしめる
ための開口部が、メインカバー3の対応位置に穿設され
ている。
【0016】更に、主制御基板9の上端部には、ファン
カバー6の側に固設された端子ユニット24の先端形状
に合わせて形成した切欠25が設けられ、この切欠25
に臨む基板9上の位置に電源端子23が固設されてい
る。端子ユニット24の先端には、ファンカバー6に固
設されたファンモータ22(冷却ファン付)からの配線
を接続した端子24aが設けられ、ファンカバー6を閉
じた状態で、ファンカバー6側の端子24aと主制御基
板9側の電源端子23とが電気的に接触して、主制御基
板9からファンモータ22に駆動電力が供給される。
【0017】また、主制御基板9の上端部のメインカバ
ー3寄りの位置には、ロック機構の一部を構成する切欠
27が形成され、ファンカバー6から下方に延出するリ
ブ26の先端突起26aが、ファンカバー6を閉じた状
態で、切欠27に突入するようになっている。
【0018】更に、切欠27から僅かに下った位置に
は、コネクタ66が設けられ、コネクタ66の挿入口6
7にアクセスするための開口部がメインカバー3に穿設
されている。この他、主制御基板9上には、スペーサ及
びビス&ナットを介して小基板68,69,70が図1
の紙面手前方向に重合して主制御基板9上に並設されて
いる。
【0019】メインカバー3の表面上端部には該カバー
3の取り外し時に使用される把手19が一体的に設けら
れ、また、メインカバー3の表面下端部には、把手を兼
ねる係止具20が一体的に設けられている。
【0020】係止具20はメインカバー3の下端部にV
字型に立設するかたちで形成され、一方の足20aはメ
インカバー3と一体、また、他方の足20bはメインカ
バー3の孔28を貫通して該カバー3の裏面にまで延出
し、その先端部に形成されたテーパ状の突起20cで、
ケーシング本体2の底面部2aに形成された段差部29
と係合し、メインカバー3の外れを防止する。突起20
cを段差部29から外す際には、係止具20の足20
a,20bを上下方向に挾圧し、足20bの側を足20
aに引き付けるように弾性変形させて突起20cと段差
部29との係合を解除するだけでよい(クイックリリー
ス機構)。
【0021】主制御基板9の下端部にはRS232Cケーブル
等を接続するためのコネクタ17が固設され、コネクタ
17の位置に対応するケーシング本体2の底面部2aに
は、コネクタ17に接続するケーブルコネクタ33を通
すための開口部が穿設されている。なお、ケーシング本
体2の背面上端部には図2および図3に示されるような
フック穴18が設けられており、コネクタ17が実際に
使用できるのは、このフック穴18を使用して筐体1を
懸吊状態で利用する場合だけである。また、ケーシング
本体2の背面下端部に設けられた孔21は、壁面に植設
したクギやネジまたはボルト等を通すためのもので、筐
体1を懸吊状態で利用する際に筐体1が不用意に傾くの
を防止する。
【0022】ケーシング本体2の底面部2aおよび上面
部2bの内側には、主制御基板9の下端部および上端部
に嵌合する係合溝を備えたガイドレール31,30が一
体的に形成され、ケーシング本体2の前面開口部からガ
イドレール31,30に沿って主制御基板9を差し込め
るようになっている。
【0023】更に、ケーシング本体2の背面部2cの内
側には断面コの字型の突起32が一体的に形成され、ガ
イドレール31,30に沿って完全に押し込まれた主制
御基板9の側端部を挟持して、主制御基板9における反
りの発生を防止するようになっている。
【0024】なお、上面部2b側のガイドレール30で
は主制御基板9における切欠25,27の対応位置、ま
た、下面部2a側のガイドレール31ではコネクタ17
の対応位置でレールが部分的に分断されて上下方向の貫
通孔が形成され、ファンカバー6側の端子ユニット24
とリブ26の先端突起26a、および、ケーブルコネク
タ33がケーシング本体2に突入することを許容してい
る。また、ケーシング本体2の上面部2bには、ファン
モータ22に臨むダクト34がケーシング本体2と一体
的に成形され、ファンモータ22で送り込まれた外気を
ケーシング本体2の内部に導くようになっている。
【0025】サブカバー5と副制御基板35の詳細につ
いて図5に示す。なお、ここでいう副制御基板とは、数
値制御装置の機能向上または付加機能の追加等のために
用いられる機能拡張カードのことである。
【0026】サブカバー5の裏面上下の端部には、副制
御基板装着用のステー36,37が固設され、矩形状の
副制御基板35が、ステー36,37により上下を固定
されてサブカバー5の裏面に立設されている。
【0027】ステー37はサブカバー5と一体成形され
た合成樹脂によって構成され、図5(b)および図5
(c)に示すように、副制御基板35の表裏を挟むよう
にして支える支持部37a,37bと副制御基板35の
下端部を支える支持部37cとからなり、更に、支持部
37cの先端部には先端に2次曲面の丸み付けを施した
ダボ37dが突出して設けられ、副制御基板35の側に
刻設された切欠38に突入して、ステー37から副制御
基板35が抜けるのを防止している。
【0028】もう一方のステー36の構成も前述のステ
ー37と基本的に同様であるが、ダボ36dの先端部に
は丸み付けが施されていない。これは、サブカバー5を
筐体1から取り外して単体で保持したときに副制御基板
35に作用する図5(c)中時計方向の回転モーメント
によってダボ36dから切欠38が外れるのを防止する
ためである。
【0029】従って、サブカバー5に副制御基板35を
装着する際には、まず、副制御基板35の上面側の切欠
38をステー36のダボ36dに嵌合させてから、該基
板35の下端部の角をステー37の支持部37a,37
bおよびダボ37dの内側でガイドするようにして押し
込むようにする。基板35の下端部の角には丸み付け3
9が施されているので、基板35の下端部をステー37
に押し込むだけで、基板35の丸み付け部分39とダボ
37dの丸み付け部分との摺接による押圧効果により、
ステー37を容易に弾性変形させてダボ37dと切欠3
8とを嵌合させてロックすることができる。
【0030】なお、図5(b)に示される突起40は、
副制御基板35の側端部に係合して基板35の反りを防
止するためのリブで、副制御基板35の側端部に沿っ
て、ステー36と37の中間位置に立設されている。
【0031】サブカバー5は、ステー36,37および
突起40等を含めて合成樹脂の一体成形によって形成さ
れているので製造コストが安く、また、ステー36,3
7はこれと一体に形成されたダボによって副制御基板3
5を固定するようにしているので、ビスやリベット等の
固定手段を必要としない。しかも、副制御基板35を押
し込むだけで極めて容易に副制御基板35を固定するこ
とができるため、手作業による組み立て作業も容易であ
り、また、ビスやリベット等を必要としない単純な押し
込み作業で組み立てが完了するため、機械を利用して組
み立て作業の自動化を図るのも容易である。
【0032】副制御基板35の側端部には、コネクタ4
1が固設され、コネクタ41へのアクセスを可能たらし
めるための切欠42がサブカバー5の対応位置に設けら
ている。なお、フード状に形成された凹部43は、メイ
ンカバー3の側に固設された光ケーブル用コネクタ44
のロック解除用つまみ45を操作するために必要とされ
る指先の侵入を許容するクリアランスである。
【0033】サブカバー5の表面下端部には該カバー5
の取り外し時に使用される把手46が一体的に設けら
れ、また、サブカバー5の表面上端部には、把手を兼ね
る係止具47が一体的に設けられている。
【0034】係止具47の構造は前述したメインカバー
3の係止具20と同様であり、係止具47の足47bの
先端に設けられたテーパ状の突起47cがケーシング本
体2の左側面部2dに形成されたスリット48に係合し
てサブカバー5の外れを防止する。突起47cをスリッ
ト48から外す際には、係止具47の足47a,47b
を左右方向に挾圧し、足47bの側を足47aに引き付
けるように弾性変形させて突起47cとスリット48と
の係合を解除するだけでよい(クイックリリース機
構)。
【0035】サブカバー4の構成に関しては前述したサ
ブカバー5と同様であるので説明を省略する。なお、サ
ブカバー5に装着される副制御基板35とサブカバー4
に装着される副制御基板49とでは一般に機能が相違す
る。
【0036】ケーシング本体2の左側面部2dの内側に
は、副制御基板35の下端部に嵌合する係合溝を備えた
ガイドレール50と、副制御基板35の上端部および副
制御基板49の下端部に嵌合する係合溝を上下に備えた
ガイドレール51と、副制御基板49の上端部に嵌合す
る係合溝を備えたガイドレール52が、ケーシング本体
2と一体的に形成され、ケーシング本体2の前面開口部
からガイドレール50,51に沿って副制御基板35
を、また、ガイドレール51,52に沿って副制御基板
49を差し込めるようになっている。
【0037】そして、図3に示すように、ケーシング本
体2の背面部2cの下部側約2/3を占める背面開口部
には、前述した主制御基板9や副制御基板35,49の
端子を外部装置と接続したり、または、主制御基板9と
副制御基板35,49、もしくは、副制御基板35,4
9同志を接続したりする際の配線作業を行うための分線
基板53が取り付けられている。
【0038】分線基板53には、図3に示すように、副
制御基板35の端子54(図1および図5(c)参照)
と接続するための中間コネクタ58、副制御基板49の
端子56(図1参照)と接続するための中間コネクタ5
9、主制御基板9の端子55(図1参照)と接続するた
めの中間コネクタ60が固設され、分線基板53を取り
付けたケーシング本体2に、副制御基板35,49や主
制御基板9を差し込むことにより、各制御基板側の端子
54,56,55が分線基板53側の中間コネクタ5
8,59,60に自動的に接続されるようになってい
る。
【0039】その接続方法は公知であり、一般に、各制
御基板側の端子54,56,55は基板上のプリント配
線等によって構成され、また、分線基板53側の中間コ
ネクタ58,59,60の各端子群は、前述したプリン
ト配線を挟み込むように略V字型に形成されたプレス加
工製の金属端子列等で構成される。
【0040】なお、主制御基板9の下端部に設けられた
コネクタ17,17は外部接続用である。また、61
は、ケーシング本体側面からアクセスできる試験用コネ
クタである。
【0041】図1および図3に示すように、合成樹脂か
らなるケーシング本体2の背面部2cの開口部には、分
線基板53を外周側および裏側から支えるためのリブ6
2が設けられ、また、背面部2cの下端部には、分線基
板53の下端部を表側から支持するための突起64がケ
ーシング本体2と一体的に設けられている。分線基板5
3をケーシング本体2の背面部2cに取り付ける際に
は、まず、分線基板53を傾斜させてその下端部表側を
突起64の内側斜面64aに当てて固定し、そのままリ
ブ62によって分線基板53の両側をガイドするように
して図1における時計方向に分線基板53を揺動させ、
最終的に、ケーシング本体2の背面部2cに一体的に形
成された係止具65,63のテーパ状の突起65a,6
3aにより分線基板53の端部を表側からロックする。
【0042】係止具65,63の突起65a,63aは
テーパ状に形成されているので、分線基板53を揺動さ
せてケーシング本体2の背面部2cに押し付けるだけ
で、分線基板53の端部とテーパ面との摺接による押圧
効果により、係止具65,63を容易に弾性変形させ
て、突起65a,63aの立上りを分線基板53に嵌合
させロックすることができる。
【0043】また、分線基板53をケーシング本体2か
ら取り外す際には、係止具65,63の突起65a,6
3aを弾性力に抗して指で跳ね上げ、突起65a,63
aと分線基板53の端部との係合を解除し、分線基板5
3を図1における反時計方向に揺動させて、そのまま上
方に引き抜くだけでよい(クイックリリース機構)。
【0044】なお、突起78はケーシング本体2の背面
部2cにスパイク状に植設された位置決め用の突起であ
り、分線基板53側の対応位置に穿設された孔に嵌合し
て、ケーシング本体1の背面部2cに対して分線基板5
3を正確に位置決めする。下側の突起78は上側の突起
78よりも短く形成され、装着時に分線基板53の下端
部を突起64の内側斜面64aに突入させる際、およ
び、取り外し時にこれを引き抜く際に、干渉が生じない
ように考慮されている。
【0045】ファンカバー6の上面部6aには、図4に
示すように、ファンモータ22によって外気を取り込む
ための孔71が多数穿設され、また、ファンカバー6に
おける背面部2c側端部の両側には、該ファンカバー6
をケーシング本体2に取り付けるためのダボ72が一体
的に成形され、図1および図3に示されるように、ケー
シング本体2の背面部2cに穿設された矩形状の孔73
と係合するようになっている。
【0046】一方、ファンカバー6におけるメインカバ
ー3側の端部には、該カバー6を閉じた状態でその先端
部がメインカバー3の上端部表側に僅かに重合する前垂
れ部74が一体的に形成され、その中央部に図2および
図4に示すような切欠75が形成されている。
【0047】ファンカバー6の上面部6aにはテーパ状
の突起76aと先端押圧部76bとを備えてU字型に形
成された係止具76が一体的に形成され、図1および図
4に示すように、先端押圧部76bの部分が前垂れ部7
4の切欠75から僅かに前面側に向けて突出している。
また、係止具76の突起76aは、ファンカバー6を閉
じた状態でケーシング本体2の前面部2eのスリット7
7と係合し、ファンカバー6を固定する。なお、ケーシ
ング本体2の前面部2eは、ケーシング本体2の上面部
2bから上方に立ち上がるかたちで、もしくは、ケーシ
ング本体2の左側面部2dと右側面部2fとを連絡する
かたちで、ケーシング本体2の前面開口部の上方に左右
の帯状に形成されている。
【0048】ファンカバー6を取り付ける際には、ま
ず、図1に二点鎖線で示すような状態にファンカバー6
を傾斜させ、ファンカバー6のダボ72を背面部2cの
孔73に突入させて、そのままファンカバー6を下方に
押し付けるようにして閉じる。
【0049】ファンカバー6を閉じる際にファンカバー
6の係止具76の突起76a及び前垂れ部74がケーシ
ング本体2の全面部2eの上縁に干渉するが、この部分
には丸み付けが施されているので、突起76aとケーシ
ング本体2の全面部2eとの摺接による押圧効果によっ
て係止具76の側が弾性変形してこの干渉を解消する。
ファンカバー6が完全に閉じられると、係止具76が弾
性復帰して突起76aがケーシング本体2の全面部2e
のスリット77に突入し、突起76aの立上りとスリッ
ト77との嵌合によってファンカバー6が固定される。
【0050】同時に、ファンカバー6側の端子ユニット
24の先端が主制御基板9における切欠25の縮径部で
ガイドされながら基板9の切欠25内に突入し、端子ユ
ニット24の端子24aと主制御基板9の電源端子23
とが正確に接合され、ファンカバー6側のリブ26の先
端突起26aが主制御基板9側の切欠27に突入して、
ファンカバー6を閉じたままでの主制御基板9の引き抜
きを禁止する。また、ファンカバー6を閉じることによ
って、ファンカバー6の前垂れ部74の下端部がメイン
カバー3の上端部を外側から覆うかたちとなり、前述し
た先端突起26aと切欠27との嵌合と共同して、メイ
ンカバー3の取り外し、要するに、主制御基板9の引き
抜きを禁止する。
【0051】また、ファンカバー6を取り外す際には、
係止具76の先端押圧部76bを正面側から押し込むこ
とによって係止具76を弾性変形させ、突起76aをス
リット77から退避させてダボ72の位置を中心として
図1の反時計方向にファンカバー6を揺動させ、そのま
ま背面部2cの孔73からダボ72を引き抜くようにす
ればよい(クイックリリース機構)。
【0052】次に、製品出荷時およびメンテナンス時に
おける筐体1の全体的な組み立ておよび分解方法につい
て説明する。
【0053】まず、メインカバー3およびサブカバー
4,5に主制御基板9および副制御基板49,35を取
り付けたものと、ファンカバー6にファンモータ22お
よび端子ユニット24を取り付けたもの、および、分線
基板53と、ケーシング本体2を準備した後、筐体1の
組み立て作業は、基本的に、ケーシング本体2に対する
分線基板53の取り付け、メインカバー3およびサブカ
バー4,5の取り付け、ファンカバー6の取り付けの順
で行うことになる。
【0054】無論、この順序は或る程度は変えても構わ
ないが、ファンカバー6の取り付けは、必ず、メインカ
バー3(主制御基板9)の取り付けを行ってから実施し
なければならない。ファンカバー6に固設された端子ユ
ニット24と主制御基板9に固設された電源端子23と
の接合が上下方向の凹凸嵌合によって達成される構造
上、ファンカバー6を取り付けた状態でガイドレール3
1,30に主制御基板9を差し込もうとすると、端子ユ
ニット24と主制御基板9とが干渉して損傷を生じるか
らである。
【0055】本実施形態の構成においては、ケーシング
本体2にファンカバー6を取り付けた状態ではファンカ
バー6側のリブ26の先端突起26aがガイドレール3
0を貫通して下方に突出するようになっているため、ケ
ーシング本体2にファンカバー6を取り付けた状態で主
制御基板9をガイドレール31,30に差し込もうとし
ても、端子ユニット24よりも手前側に位置するリブ2
6の先端突起26aによって主制御基板9の進路が阻ま
れ、主制御基板9をそれ以上挿入することはできず、端
子ユニット24と主制御基板9との干渉は未然に防止さ
れる。
【0056】この際、図1における主制御基板9の左上
端部がリブ26の先端突起26aに衝合するが、主制御
基板9の左上端部には電気部品は何ら配備されていない
ので、主制御基板9側に損傷が生じることはない。ま
た、端子ユニット24の側もリブ26の先端突起26a
によって守られるので安全である。
【0057】従って、ファンカバー6を取り付けてから
主制御基板9を取り付けるといった誤った取り付け作業
は禁止され、手作業による筐体組み立て作業を行う場合
の組み違いの発生が防止される。
【0058】また、ファンモータ22と主制御基板9と
を接続する端子ユニット24と電源端子23とは、主制
御基板9を装着してからファンカバー6を閉じるだけで
簡単に接続することができ、ケーブル等の這い回しが不
要であるため、組み立てを自動化して行うような場合に
もケーブルの干渉等による組み立て不良が発生すること
がない。
【0059】既に述べた通り、メインカバー3およびサ
ブカバー4,5に対する主制御基板9および副制御基板
49,35の取り付け作業は、各々のステー7,8や3
6,37に各基板9,49,35を押し込むだけで簡単
に行うことができ、また、主制御基板9および副制御基
板49,35とケーシング本体2に装着された分線基板
53との電気的な接続作業も、ケーシング本体2に各基
板9,49,35を差し込むだけで簡単に行うことがで
きる。しかも、簡単な押し込み作業によって各カバー
3,4,5,6の係止具20,47,76がケーシング
本体2と嵌合して各カバーを自動的に固定するので、効
率の良い組み立て作業を行うことができ、組み立ての全
工程を機械によって自動化することも可能である。
【0060】一方、筐体1の分解作業は、基本的に、ケ
ーシング本体2からのファンカバー6の取り外し、サブ
カバー4,5の取り外し、メインカバー3の取り外し、
分線基板53の取り外しの順で行うことになる。
【0061】無論、この順序は或る程度は変えても構わ
ないが、メインカバー3(主制御基板9)の取り外し
は、必ず、ファンカバー6の取り外しを行ってから実施
しなければならない。組み立ての場合と同様、ファンカ
バー6に固設された端子ユニット24やメインカバー9
に固設された電源端子23に損傷を生じるからである。
【0062】本実施形態の構成においては、組み立てが
完了してファンカバー6を閉じた状態で、ファンカバー
6側のリブ26の先端突起26aが主制御基板9の切欠
27に突入して主制御基板9をロックし、同時に、ファ
ンカバー6の前垂れ部74がメインカバー3の上端部の
手前に重合してメインカバー3の取り外しを禁止してい
るので、筐体1を分解する際には、必ず、ファンカバー
6を外してからでないと主制御基板9を取り外せないよ
うになっており、端子ユニット24や電源端子23の損
傷が未然に防止される。
【0063】また、ファンカバー6、メインカバー3、
サブカバー4,5、分線基板53はクイックリリース機
構を備えた係止具76,20,47,63,65を操作
して引き抜くだけで簡単に取り外すことができるので、
メンテナンス時の分解作業を極めて短時間で行うことが
できる。
【0064】
【発明の効果】本発明の筐体構造は、ファンカバー側に
取り付けた冷却ファンの端子とメインカバーの制御基板
に設けた電源端子とを直に接続して冷却ファンを駆動す
るようにしているので、冷却ファンと制御基板側の電源
端子とを接続するケーブルが不要となり、ケーブルの這
い回しを考慮する必要もなくなるので、ファンカバーの
取り付け取り外しの作業が容易となる。また、ケーブル
が干渉したり絡んだりして組み立て不良が生じることも
なくなるので、機械を利用した自動組み立て作業も容易
に達成することができる。
【0065】また、ファンカバーとメインカバーの制御
基板との間やファンカバーとメインカバーとの間に、フ
ァンカバーが外されたときにだけメインカバーや制御基
板の脱着を許容するロック機構を設けるようにしている
ので、ファンカバーを装着したままの制御基板の抜き指
しといった作業ミスがなくなり、冷却ファンの端子や電
源端子に損傷が生じることを未然に防止することができ
る。
【0066】しかも、ケーシング本体に対する各制御基
板の取り付けはガイドレールを利用した簡単な差し込み
構造によって実現されており、制御基板を立設した各種
カバーもクイックリリース機構を有する係止具によって
ケーシング本体に簡単に着脱することができるので、メ
ンテナンス時における分解組み立て作業を素早く簡単に
行うことができ、組み立ての全工程に渡って組み立て作
業を自動化することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施形態の数値制御装置の
筐体を透視して示す左側面図である。
【図2】同実施形態の筐体の要部を透視して示す正面図
である。
【図3】同実施形態の筐体の要部を透視して示す背面図
である。
【図4】同実施形態の筐体の要部を透視して示す平面図
である。
【図5】サブカバーと副制御基板の詳細について示す図
である。
【図6】メインカバーに対する主制御基板の取り付け状
態を示す図である。
【符号の説明】
1 数値制御装置の筐体 2 ケーシング本体 2a 底面部 2b 上面部 2c 背面部 2d 左側面部 2e 前面部 2f 右側面部 3 メインカバー 4 サブカバー 5 サブカバー 6 ファンカバー 6a 上面部 7 ステー 8 ステー 8a 支持部 8b 支持部 8c 支持部 8d 舌片 8e ダボ 9 主制御基板 10 孔 11 突起 12 コネクタ 13 コネクタ 14 コネクタ 15 LED 16 プッシュスイッチ 17 コネクタ 18 フック穴 19 把手 20 係止具(クイックリリース機構) 20a 足 20b 足 20c 突起 21 孔 22 ファンモータ 23 電源端子 24 端子ユニット 24a 端子 25 切欠 26 リブ 26a 先端突起(ロック機構の一部) 27 切欠(ロック機構の一部) 28 孔 29 段差部 30 ガイドレール 31 ガイドレール 32 突起 33 ケーブルコネクタ 34 ダクト 35 副制御基板 36 ステー 36d ダボ 37 ステー 37a 支持部 37b 支持部 37c 支持部 37d ダボ 38 切欠 39 丸み付け 40 突起 41 コネクタ 42 切欠 43 凹部 44 光ケーブル用コネクタ 45 ロック解除用つまみ 46 把手 47 係止具(クイックリリース機構) 47a 足 47b 足 47c 突起 48 スリット 49 副制御基板 50 ガイドレール 51 ガイドレール 52 ガイドレール 53 分線基板 54 端子 55 端子 56 端子 58 中間コネクタ 59 中間コネクタ 60 中間コネクタ 61 試験用コネクタ 62 リブ 63 係止具(クイックリリース機構) 64 突起 64a 内側斜面 65 係止具(クイックリリース機構) 65a 突起 66 コネクタ 67 コネクタの挿入口 68 小基板 69 小基板 70 小基板 71 孔 72 ダボ 73 孔 74 前垂れ部 75 切欠 76 係止具(クイックリリース機構) 76a 突起 76b 先端押圧部 77 スリット 78 突起
【手続補正書】
【提出日】平成10年8月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、前記
従来技術の欠点を解消し、ケーブルを使用せずにファン
カバーの冷却ファンと制御基板との間の電気的な接続を
行うことのできる数値制御装置の筐体構造を提供するこ
とにある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ケーシング本
体と、ケーシング本体の上面に取り付けるファンカバー
とによって構成される数値制御装置の筐体構造におい
、ケーシング本体の内部には各制御基板を収納し、前
記ファンカバーに冷却ファンおよび冷却ファンからの配
線を接続した端子を固設して、前記制御基板にファンカ
バーの端子と接続する電源端子を設けたことを特徴とす
る構成により前記課題を達成した。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】更に、前記ファンカバーと前記制御基板と
の間、もしくは、前記ファンカバーと前記ケーシング本
体の前面開口部を塞ぐメインカバーとの間に、前記ファ
ンカバーが外されたときにだけメインカバーおよび制
基板の脱着を許容するロック機構を設けたことを特徴と
する構成により、手作業による筐体組み立て時やメンテ
ナンス作業時における分解組み立て作業に際し、ファン
カバー側の端子やメインカバー側の制御基板の電源端子
に損傷が生じないようにした。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正内容】
【0064】
【発明の効果】本発明の筐体構造は、ファンカバー側に
取り付けた冷却ファンの端子と制御基板に設けた電源端
子とを接続して冷却ファンを駆動するようにしているの
で、冷却ファンと制御基板側の電源端子とを接続するケ
ーブルが不要となり、ケーブルの這い回しを考慮する必
要もなくなるので、ファンカバーの取り付け取り外しの
作業が容易となる。また、ケーブルが干渉したり絡んだ
りして組み立て不良が生じることもなくなるので、機械
を利用した自動組み立て作業も容易に達成することがで
きる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング本体と、ケーシング本体の前
    面開口部を塞ぐメインカバーおよびサブカバーと、ケー
    シング本体の上面に取り付けるファンカバーとによって
    構成される数値制御装置の筐体構造において、メインカ
    バーとサブカバーの各々に制御基板を立設する一方、ケ
    ーシング本体の内部には前記各制御基板を挿入および固
    定するためのガイドレールを設け、ケーシング本体と前
    記各カバーとの勘合部にリリース機構を有する係止具を
    配備すると共に、ケーシング本体の背面側には前記各制
    御基板の端子と接続する基板を設け、前記ファンカバー
    に冷却ファンおよび冷却ファンからの配線を接続した端
    子を固設して、前記メインカバーに立設した制御基板の
    上端部にファンカバーの端子と直に接続する電源端子を
    固設したことを特徴とする数値制御装置の筐体構造。
  2. 【請求項2】 前記ファンカバーと前記メインカバーの
    制御基板との間、もしくは、前記ファンカバーと前記メ
    インカバーとの間に、前記ファンカバーが外されたとき
    にだけメインカバーおよびその制御基板の脱着を許容す
    るロック機構を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    数値制御装置の筐体構造。
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