JPH1141822A - 電気自動車充電用コネクタ - Google Patents

電気自動車充電用コネクタ

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JPH1141822A
JPH1141822A JP19153697A JP19153697A JPH1141822A JP H1141822 A JPH1141822 A JP H1141822A JP 19153697 A JP19153697 A JP 19153697A JP 19153697 A JP19153697 A JP 19153697A JP H1141822 A JPH1141822 A JP H1141822A
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communication
connector
hole
rotary shutter
charging
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JP19153697A
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Inventor
Heiji Kuki
平次 九鬼
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノイズの影響を受け難く安定的な情報伝達が
可能であり、防水機能も備えた電気自動車充電用コネク
タを提供する。 【解決手段】 電気自動車側の受電部10には、発光素
子42Aと受光素子42Bとが設けられている。コネク
タ12には、その一次側ハウジング14に素子配置室1
8が設けられ、その内部に発光素子19A及び受光素子
19Bが配置されるとともに、通信用貫通孔31が常時
は回転式シャッタ32により閉じられ、その閉じた状態
で通信用貫通孔31の回りにはOリング51が水密面を
形成する構成となっている。これにより、充電に関する
情報を光通信で授受でき、かつ、未使用時の防水ができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気自動車を充電
するための充電用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】電気自動車を充電するためには、外部充
電用電源に連なる充電用コネクタを電気自動車の受電部
に装着して電気自動車の蓄電装置に送電する。このと
き、蓄電装置の充電状況等を監視しつつ充電を制御する
ことが好ましいから、電気自動車側と外部充電用電源側
との間で情報の授受が必要となる。このための通信手段
としては、従来より無線通信方式が検討されていた。こ
れは、充電用コネクタに通信用アンテナを内蔵させると
共に、電気自動車の受電部にもアンテナを配置し、両ア
ンテナ間で例えば900MHz 帯の高周波による無線通
信を行うのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の無線
通信方式では、電波法等による各種の規制を受けるか
ら、送信出力を大きく設定することができず、ノイズに
弱いという欠点がある。特に、電気自動車の充電方式と
して、コネクタ側に設けた一次コイルに高周波電流を流
して電気自動車側の二次コイルに電力を送電するという
電磁誘導方式を採用している場合には、通信周波数と送
電周波数とが相違するとはいえ送電電力が桁違いに大き
いため、充電用のインバータ装置からのノイズも無視で
きなくなり、誤動作も憂慮される。しかも、無線通信回
路の設計に当たっては、コネクタ側のアンテナの形状及
び配置だけでなく、電気自動車側のアンテナの形状及び
配置も実験的に決定して設計を進めることが必要で、そ
の工数は相当なものとなる。
【0004】一方、上述の不利を避けるために、例え
ば、赤外線を利用した光通信も考えることができるが、
これを自動車の充電装置のような被水し得る製品に応用
するには、光通信素子に対する防水も考慮する必要があ
る。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、ノイズの影響を受け難く安定的な情報
伝達が可能であり、しかも、被水しやすいという事情の
ものでも安定して使用できる電気自動車充電用コネクタ
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
<請求項1の発明>請求項1の発明は、電気自動車の蓄
電装置を充電するためのものであって、コネクタハウジ
ングの内部に形成した素子配置室内に光通信素子を備
え、その素子配置室の壁部に形成した通信用貫通孔を介
して相手コネクタとの間で蓄電装置の充電に関する情報
の光信号を授受できるようにすると共に、常には通信用
貫通孔を閉鎖し、相手コネクタとのコネクタ装着時には
素子配置室の壁部に沿って回転して通信用貫通孔を開放
させる回転式シャッタを設け、この回転式シャッタと素
子配置室の壁部との少なくとも一方に、通信用挿通孔を
閉鎖した状態で通信用貫通孔を囲んで相手側に密接する
シール部を設けたところに特徴を有する。
【0007】<請求項2の発明>請求項2の発明は、請
求項1記載の電気自動車充電用コネクタにおいて、回転
式シャッタと素子配置室の壁部との少なくとも一方に環
状溝を形成すると共にその環状溝内にOリングを収容し
てシール部を構成したところに特徴を有する。
【0008】<請求項3の発明>請求項3の発明は、請
求項1または請求項2のいずれか記載の電気自動車充電
用コネクタにおいて、回転軸を一体に備えた回転式シャ
ッタを素子配置室内に収容すると共に回転軸を素子配置
室の壁部にスライド可能に貫通させて回転式シャッタを
壁部側に付勢し、さらに、回転軸の周面とコネクタハウ
ジングに設けた軸受部とをカム溝とそのカム溝に案内さ
れるカム突部とからなるカム機構によって係合させて回
転軸が相手コネクタとの突き当てによりスライドしつつ
所定の回転位相に規制されるようにし、そのカム溝に、
回転軸のスライド移動の初期段階でカム突部を軸方向に
案内する直線部と、その直線部の先に連続していてカム
突部を回転方向に案内する螺旋部とを備えたところに特
徴を有する。
【0009】<請求項4の発明>請求項4の発明は、請
求項3記載の電気自動車充電用コネクタにおいて、回転
式シャッタに、通信用貫通孔が閉鎖された状態でその通
信用貫通孔内に嵌入される栓部を設けたところに特徴を
有する。
【0010】
【発明の作用・効果】
<請求項1の発明>請求項1の構成によれば、本コネク
タと相手コネクタとは、光通信素子によって光信号を介
して情報の授受が行われる。このため、無線通信方式に
比べてノイズの影響を受けにくく安定した通信を行うこ
とができる。しかも、電波法等による法規制を受けるこ
とがないので設計の自由度が高く、また、無線通信回路
に比べて回路設計コストを大幅に低減することができ
る。さらに、通信用貫通孔は回転式シャッタによって閉
鎖可能であるから、その通信用貫通孔から素子配置室内
へと異物が侵入することを防止できる。その上、シール
部材によって回転式シャッタと素子配置室の壁部との間
には通信用挿通孔を囲む水密面が形成されるから、通信
用貫通孔に被水しても素子配置室内に浸水しない。
【0011】<請求項2の発明>シール部の具体的構成
として、請求項2の発明によれば、回転式シャッタと素
子配置室の壁部との間でOリングが押し潰されて通信用
貫通孔を囲む水密面が形成される。
【0012】<請求項3の発明>請求項3の構成によれ
ば、回転軸が相手コネクタに押されてスライド移動する
ことによりカム突部がカム溝内を移動し、回転軸と一体
となった回転式シャッタがスライド位置に応じた所定の
回転位相となって通信用貫通孔が開閉される。ここで、
スライド移動の初期段階ではカム突部がカム溝の直線部
に沿って案内され、これにより回転式シャッタが素子配
置室の壁部から真っ直ぐ離反してから回転するから、シ
ール部は相手方に対して滑ることがなくなり、シール部
の摩耗防止や円滑回転を図ることができる。
【0013】<請求項4の発明>請求項4の構成によれ
ば、回転式シャッタに設けた栓部が素子配置室の壁部の
内面側から通信用貫通孔内に入り込んで栓をするから、
通信用貫通孔の内部への異物の侵入が防がれる。
【0014】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>以下、本発明の第1実施形態について
図1ないし図6を参照して説明する。電気自動車の車体
外側面には、外向きに開放する受電部10が形成され、
その開放面が蓋11によって開閉可能にされており、こ
こに図1の矢印A方向に沿って本発明を適用した充電用
コネクタ12(以下、「コネクタ12」という)を挿入
して装着できるようになっている。
【0015】コネクタ12は、アルミ製の一次側コネク
タハウジング14(以下、「一次側ハウジング14」と
いう)を備え、それを覆う外枠ケース15の後面にハン
ドル部16を有した構成となっている。一次側ハウジン
グ14は扁平の矩形状をなすと共に前面14Cに凹所1
7を備え、その内部に例えばフェライト製の一次コア2
0を収容している。一次コア20は、全体として円盤状
に形成され、その前面が受電部10に設けた二次コア2
5との接合面20Aをなし、一次側ハウジング14の前
面14Cと面一になっている。
【0016】接合面20Aには同心円環状のコイル収容
部20Bが形成され、ここに一次コイル22が巻回され
た状態で収容されている。この一次コイル22の出力端
子は、図6に示すように商用電源1を電源としたインバ
ータ装置2に接続され、そのインバータ装置2によって
一次コイル22に高周波電流が流される。なお、そのイ
ンバータ装置2は後述するようにインバータ制御回路3
によって一次コイル22に印加する電圧を制御できるよ
うになっている。
【0017】一次側ハウジング14のうち図2における
左側上部には素子配置室18が設けられている。この素
子配置室18は、図3にその詳細が示されており、一次
側ハウジング14の内部で閉じた空間をなし、その素子
配置室18内の後面壁18Aには本発明の光通信素子に
相当する赤外線型の発光素子19A及び受光素子19B
が前方を指向して取り付けられている。また、素子配置
室18の前面壁18Bのうち両素子19A,19Bの対
向部には、受電部10に設けた光通信素子との間で光通
信を行うための通信用貫通孔31,31が形成されてい
る。
【0018】素子配置室18内には、通信用貫通孔31
を開閉するための回転式シャッタ32が設けられてい
る。回転式シャッタ32は図5に示すように円盤状をな
し、その中心を貫通するように回転軸33を一体に備え
ており、この回転軸33の両端を素子配置室18の前面
壁18Bに形成した軸受用貫通孔34と後面壁18Aに
形成した軸受用差込孔35とに通されてスライド可能に
支持されている。また、回転式シャッタ32は、差込孔
35内に設けたコイルバネ38によって前面壁18B側
に付勢され、受電部10からコネクタ12を離脱させた
状態(図3参照、以下この状態を「コネクタ離脱状態」
という)で、回転式シャッタ32が前面壁18Bに当接
し、かつ、回転軸33が前面壁18Bから受電部10側
へと突出しており、受電部10とコネクタ12とを結合
させると回転軸33が受電部10に押されてスライド移
動する。
【0019】このスライド移動に伴って回転軸33を回
転させるために、回転軸33と軸受用差込孔35との間
にはカム機構が設けられている。このカム機構は、回転
軸33の周面に形成したカム溝36と、そのカム溝36
に係合するように軸受用差込孔35内に形成されたカム
突部37とからなり、カム溝36には回転軸33の先端
部から軸方向に沿って真っ直ぐ延びた直線部36Aと、
この直線部36Aに連続して延びた螺旋部36Bとが備
えられている。そして、コネクタ離脱状態ではカム突部
37が直線部36Aの端部に位置し、回転式シャッタ3
2がスライド移動するとカム突部37が直線部36Aを
通ってから螺旋部36B側に移動する。これにより、回
転式シャッタ32は前面壁18Bから真っ直ぐ離反して
から回転する。
【0020】回転式シャッタ32には、前記通信用貫通
孔31に対応したシャッタ孔32A,32Aが形成され
ている。このシャッタ孔32A,32Aは、コネクタ離
脱状態では、通信用貫通孔31とずれた位置となってそ
の通信用貫通孔31を閉鎖し、コネクタ12と受電部1
0とが正規嵌合状態となって回転軸33が奥まで押し込
まれるとシャッタ孔32Aが通信用貫通孔31と整合
し、両素子19A,19Bに通信用の光が授受される。
【0021】さて、回転式シャッタ32と前面壁18B
との間にはコネクタ離脱状態で素子配置室18を防水状
態とするためのシール部が設けられている。シール部
は、具体的には図5に示すように、前面壁18Bのうち
通信用貫通孔31,31と軸受用貫通孔34の各周縁部
に、各貫通孔を取り囲む環状溝50を形成してそこにO
リング51を収容した構成となっている。この環状溝5
0はOリング51の線径より若干浅くなっていて、これ
により図4に示すようにOリング51が前面壁18Bか
ら突出して回転式シャッタ32と密接可能となってい
る。また、環状溝50はOリング51の内径より若干大
きい径となっていて、これによりOリング51が環状溝
50の内壁に摩擦により係止されている。
【0022】一方、受電部10は、図1に示すように、
その奥部に前記一次側ハウジング14に対応したアルミ
製の二次側ハウジング40を備え、この二次側ハウジン
グ40の前面に形成した凹所40A内に一次コア20と
同一形状の二次コア25を収容しており、この二次コア
25に二次コイル26を巻装させてある。この二次コイ
ル26の出力端子は、電気自動車の動力用の蓄電装置で
ある動力用バッテリ4(図6にのみ示す)を充電するた
めの充電回路5に接続されていて、二次コイル26に誘
導される高周波起電力を整流してその動力用バッテリ4
を充電できる。なお、図6に示すように充電回路5には
充電状態検出回路6が接続され、これにて動力用バッテ
リ4の充電状態を検出できるようになっている。
【0023】二次側ハウジング40のうち、前記コネク
タ12の通信用貫通孔31と対面する位置には、一対の
窪み部41が形成され、その内部に電気自動車側の光通
信素子が収容されている。尚、この窪み部41と前記通
信用貫通孔31とは、相互の合わせ面側が拡開するテー
パ状をなっており、これにより、両者間の重なる範囲が
広くなって多少位置ずれしても光通信素子間で光り信号
が授受される。また、テーパ面なので異物が外方に排出
されやすく、内部に蓄積されにくいという効果もある。
【0024】上記窪み部41内の光通信素子は、通信用
貫通孔31を介してコネクタ12の発光素子19Aと対
面する側が受光素子42Bとなっており、受光素子19
Bと対面する側が発光素子42Aとなっている。そし
て、電気的には図6に示すように、電気自動車側の発光
素子42A及び受光素子42Bは充電状態検出回路6に
接続されており、後述するようにコネクタ12からの光
信号を受光素子42Bにて受けて動力用バッテリ4の充
電状態を検出し、それに応じて発光素子42Aを駆動す
ることでコネクタ12側に光信号を出力する。また、前
記コネクタ12側の発光素子19A及び受光素子19B
はインバータ制御回路3に接続されており、受光素子1
9Aで受けた光信号を光電変換してインバータ制御回路
3に与え、動力用バッテリ4の充電が適切に行われるよ
うに同回路3によってインバータ装置2を制御するよう
になっている。
【0025】尚、特に図示はしないが、受電部10の内
周面には、コネクタ12を機械的にロックするロック機
構が設けられていてコネクタ12の装着時における不用
意な脱落が防止されている。
【0026】本実施形態は以上の構成であり、次にその
作用を説明する。電気自動車の充電を行うには、受電部
10の蓋11を開放してここにコネクタ12を挿入し、
一次側ハウジング14を二次側ハウジング40に突き合
わせる。すると、一次側ハウジング14の前面から突出
した回転軸33が二次側ハウジング40に押されてスラ
イド移動して、その回転軸33のカム溝36内を軸受用
差込孔35のカム突部37が移動し、回転軸33をスラ
イド位置に応じた所定の回転位相に位置決めする。
【0027】ここで、スライド移動の初期段階ではカム
突部37がカム溝36が直線部36Aに沿って移動する
から、回転式シャッタ32は前面壁18BのOリング5
1から真っ直ぐ離反する。そして、回転軸33が更に奥
にスライド移動するとカム突部37が螺旋部36Bに至
り、回転式シャッタ32が回転され、両ハウジング1
4,40の前面同士が突き当たった完全嵌合状態(図4
参照)となると、回転式シャッタ32のシャッタ孔32
Aが通信用貫通孔31と整合して、受電部10側の素子
42A,42Bとコネクタ12側の素子19B,19A
とが対面する。また、このとき、一次コア20と二次コ
ア25との接合面同士も当接して接合され、一次、二次
の両コイル22,26間に閉ループの磁気回路が構成さ
れる。
【0028】この状態で図示しない充電開始スイッチを
オン操作すると、まずインバータ制御回路3に接続され
ている発光素子19Aから光信号が出力され、これが受
電部10の受光素子42Bに入射する。この結果、受光
素子42Bから充電状態検出回路6に電気信号が出力さ
れ、これに基づき充電状態検出回路6は動力用バッテリ
4の充電状態を検出する。そして、その充電状態に応じ
た電気信号を発光素子42Aに出力して光信号を出力さ
せ、これがコネクタ12側の受光素子19Bに入射され
て電気信号に変換される。そして、その信号がインバー
タ制御回路3に与えられ、動力用バッテリ4の充電状態
として把握される。なお、充電状態に関する情報の授受
は例えばバッテリの端子電圧から測定した充電容量をデ
ジタル値に変換し、これを一般的なシリアル通信方式に
よって伝送することで行われる。インバータ制御回路3
は、動力用バッテリ4の充電容量に応じて例えば出力電
圧等を制御することでバッテリ4の適切な充電が行われ
る。そして、動力用バッテリ4の充電が完了すると、こ
れが充電状態検出回路6によって検出され、発光素子4
2Aからの光信号がコネクタ12側の受光素子19Bに
与えられるので、インバータ制御回路3はインバータ装
置2に停止信号を出力して充電動作を終了させる。
【0029】充電完了後は、コネクタ12を受電部10
から引き抜く。すると、回転軸33がコイルバネ38に
よって前方に押し戻されつつ回転して通信用貫通孔31
を閉鎖し、最後に無回転でスライド移動して回転式シャ
ッタ32が前面壁18BのOリング51に密接する。
【0030】このように本実施形態では、給電側(コネ
クタ12側)と受電側(受電部10側)とは赤外線を介
した光通信によって充電に関する情報を授受する構成で
あるから、無線通信方式に比べてノイズの影響を受けに
くく安定した通信を行うことができる。しかも、電波法
等による法規制を受けることがないので設計の自由度が
高く、無線通信回路に比べて回路設計コストを大幅に低
減することができる。また、通信用貫通孔31は回転式
シャッタ32によって閉鎖可能であるから、その通信用
貫通孔31から素子配置室18内へと異物が侵入するこ
とを防止できる。その上、Oリング51によって回転式
シャッタ32と素子配置室18の前面壁18Bとの間に
は通信用貫通孔31を囲む水密面が形成されるから、通
信用貫通孔31に被水しても素子配置室18内に浸水し
ない。
【0031】さらに、通信用貫通孔31はコネクタ12
の装着時に自動的に回転式シャッタ32が回転して開放
され、コネクタ12を取り外すことで自動的に回転式シ
ャッタ32が回転して閉鎖されるから、特別な開閉操作
が不要であって使い勝手に優れる。その上、回転式シャ
ッタ32は前面壁18Bから真っ直ぐ離反してから回転
するから、Oリング51は回転式シャッタ32に対して
滑ることがなくなり、Oリング51の摩耗防止や回転式
シャッタ32の円滑回転を図ることができる。なお、受
電部10側の光通信素子42A,42Bは蓋11を閉じ
ることで異物の付着から保護することができる。
【0032】<第2実施形態>第2実施形態は図7ない
し図9に示されている。この実施形態は前記第1実施形
態と通信用貫通孔におけるシール部の構成が異なってお
り、その他は同一であるから重複説明を省略して異なる
ところのみを説明する。
【0033】本実施形態の回転式シャッタ32には、そ
の円盤部32Cの前面に通信用貫通孔31(図8参照)
に対応した一対の栓部52が突設されている。この栓部
52は、例えば、防水用のゴム製であって円柱状の主体
部53の一端に円形のフランジ部54を備えており、こ
のフランジ部54側の端面が円盤部32Cに固定されて
いる。主体部53は、その径寸法が通信用貫通孔31の
径寸法より若干小さめに設定され、かつ、高さ寸法は前
面壁18Bの板厚程度となっている。一方、フランジ部
54は通信用貫通孔31より大きい径寸法としてある。
尚、本実施形態のカム溝36では、栓部52全体が通信
用貫通孔31から抜かれた状態(図9参照)となるまで
カム突部37が直線部36Aによって案内される構成と
なっている。
【0034】本実施形態では、コイルバネ38によって
回転式シャッタ32が前面壁18Bに突き当てられる
と、図8に示すように、前面壁18Bのうちの通信用貫
通孔31の周縁部に前記フランジ部54が密接して水密
面を形成し、かつ、主体部53が通信用貫通孔31に入
り込んで栓をして泥等の異物が通信用貫通孔31を塞い
でしまうことを防止する。
【0035】<第3実施形態>図10ないし図12は本
発明の第3実施形態を示す。本実施形態は、前記第2実
施形態と素子配置室及び回転式シャッタの構成が相違
し、その他は同一であるから、重複説明を省略して異な
るところのみを説明する。尚、本実施形態の素子配置室
18は、図11に示すように、コネクタ12を一次コア
20の接合面側から見た場合の左側下部に配置されてい
る。
【0036】本実施形態のコネクタ12では、発光素子
19Aと受光素子19Bとを隣あわせにして素子配置室
18における後面壁18Aの小さなスペースに収めてあ
る。また、前面壁18Bのうち両素子との対向部には、
図11に示すように、長円形の通信用貫通孔55が形成
されると共に、同図における通信用貫通孔55の下方に
は回転式シャッタ60の回転軸61を支持する軸受用貫
通孔62が形成されている。そして、この通信用貫通孔
55と軸受用貫通孔62とを一つの長円で取り囲むよう
に環状溝63(図10参照)を形成し、そこにOリング
64を収容してある。そして、本実施形態の回転式シャ
ッタ60は、前記環状溝63の長円よりも一回り大きな
長円形をなしてその一端寄りに回転軸61を一体に備
え、この回転軸61の前端側に形成したカム溝65を軸
受用貫通孔62に設けたカム突部66に係合させてた構
成としてある。このコネクタ12を受電部10に嵌合す
ると、前記第1実施形態と同様にカム溝65とカム突部
66との係合によって回転式シャッタ60が無回転で前
面壁18Bから離反した後に、図12に示すように回転
して、通信用貫通孔55が開放される。本実施形態によ
れば、回転式シャッタを小型化できるから、コネクタの
小型化が図られる。
【0037】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施の形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施の形態も本発明の技術的範囲
に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲
内で種々変更して実施することができる。 (1)前記第1から第3実施形態では、Oリングによっ
て防水を図る構成としたが、回転式シャッタ自体を例え
ば防水ゴム製としてその回転式シャッタと素子配置室の
前面壁との直接の接合により水密面を形成する構成とし
てもよい。 (2)また、第2実施形態の変形例として、例えば、図
13に示すように栓部67を円柱状に形成して回転式シ
ャッタ32に備えると共に、その回転式シャッタ32に
栓部67を取り囲むように環状溝68を形成してそこに
Oリング69を配した構成としてもよい。 (3)前記第1から第3実施形態では、コネクタ12側
に回転式シャッタ32を備えたものを示したが、電気自
動車の受電部10側に設けてもよく、あるいは、コネク
タ12側と受電部10側との両方に備えた構成とするこ
ともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す受電部及びコネク
タの縦断面図
【図2】そのコネクタの正面図
【図3】回転式シャッタが通信用貫通孔を閉鎖した状態
の拡大縦断面図
【図4】その回転式シャッタが通信用貫通孔を開放した
状態の拡大縦断面図
【図5】回転式シャッタの分解斜視図
【図6】充電システムのブロック図
【図7】第2実施形態の回転式シャッタを示す斜視図
【図8】その回転式シャッタが通信用貫通孔を閉鎖した
状態の拡大縦断面図
【図9】栓部が通信用貫通孔から抜かれた状態の拡大縦
断面図
【図10】第3実施形態の素子配置室の側断面図
【図11】その回転式シャッタが通信用貫通孔を閉鎖し
た状態の正断面図
【図12】その回転式シャッタが通信用貫通孔を開放し
た状態の正断面図
【図13】変形例を示す側断面図
【符号の説明】
4…動力用バッテリ(蓄電装置) 10…受電部(相手コネクタ) 12…充電用コネクタ(電気自動車充電用コネクタ) 14…一次側コネクタハウジング 18…素子配置室 18B…前面壁(壁部) 19A,42A…受光素子 19B,42B…受光素子 31,55…通信用貫通孔 32,60…回転式シャッタ 33,61…回転軸 34,62…軸受用貫通孔(軸受部) 35…差込孔(軸受部) 36,65…カム溝 36A…直線部 36B…螺旋部 37,66…カム突部 50,63,68…環状溝 51,64,69…Oリング 52,67…栓部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気自動車の蓄電装置を充電するための
    ものであって、コネクタハウジングの内部に形成した素
    子配置室内に光通信素子を備え、その素子配置室の壁部
    に形成した通信用貫通孔を介して相手コネクタとの間で
    前記蓄電装置の充電に関する情報の光信号を授受できる
    ようにすると共に、 常には前記通信用貫通孔を閉鎖し、前記相手コネクタと
    のコネクタ装着時には前記素子配置室の壁部に沿って回
    転して前記通信用貫通孔を開放させる回転式シャッタを
    設け、 この回転式シャッタと前記素子配置室の壁部との少なく
    とも一方に、前記通信用挿通孔を閉鎖した状態で前記通
    信用貫通孔を囲んで相手側に密接するシール部を設けた
    ことを特徴とする電気自動車充電用コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記回転式シャッタと前記素子配置室の
    壁部との少なくとも一方に環状溝を形成すると共にその
    環状溝内にOリングを収容して前記シール部を構成した
    ことを特徴とする請求項1記載の電気自動車充電用コネ
    クタ。
  3. 【請求項3】 回転軸を一体に備えた回転式シャッタを
    前記素子配置室内に収容すると共に前記回転軸を前記素
    子配置室の壁部にスライド可能に貫通させて前記回転式
    シャッタを前記壁部側に付勢し、 さらに、前記回転軸の周面と前記コネクタハウジングに
    設けた軸受部とをカム溝とそのカム溝に案内されるカム
    突部とからなるカム機構によって係合させて前記回転軸
    が相手コネクタとの突き当てによりスライドしつつ所定
    の回転位相に規制されるようにし、 そのカム溝に、前記回転軸のスライド移動の初期段階で
    前記カム突部を軸方向に案内する直線部と、その直線部
    の先に連続していて前記カム突部を回転方向に案内する
    螺旋部とを備えたことを特徴とする請求項1または請求
    項2のいずれか記載の電気自動車充電用コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記回転式シャッタに、前記通信用貫通
    孔が閉鎖された状態でその通信用貫通孔内に嵌入される
    栓部を設けたことを特徴とする請求項3記載の電気自動
    車充電用コネクタ。
JP19153697A 1997-07-16 1997-07-16 電気自動車充電用コネクタ Pending JPH1141822A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020068588A (ja) * 2018-10-24 2020-04-30 ダイキョーニシカワ株式会社 車両用充電装置

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