JPH1144708A - コンタクトプローブおよびその製造方法 - Google Patents

コンタクトプローブおよびその製造方法

Info

Publication number
JPH1144708A
JPH1144708A JP19903997A JP19903997A JPH1144708A JP H1144708 A JPH1144708 A JP H1144708A JP 19903997 A JP19903997 A JP 19903997A JP 19903997 A JP19903997 A JP 19903997A JP H1144708 A JPH1144708 A JP H1144708A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal layer
contact
film
contact pin
forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19903997A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Kato
直樹 加藤
Toshinori Ishii
利昇 石井
Hideaki Yoshida
秀昭 吉田
Isato Sasaki
勇人 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP19903997A priority Critical patent/JPH1144708A/ja
Publication of JPH1144708A publication Critical patent/JPH1144708A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Leads Or Probes (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高硬度が得られるとともに折曲および繰り返
しの使用に対応できる靱性を備え、屈曲部分の亀裂等を
抑制し、かつ導電性が良く高周波特性に優れたコンタク
トプローブを提供する。 【解決手段】 複数のパターン配線3がフィルム2上に
形成されこれらのパターン配線3の各先端が前記フィル
ム2から突出状態に配されてコンタクトピン3aとされ
るコンタクトプローブ1であって、少なくとも前記コン
タクトピン3aは、マンガンを0.05重量%以上含有
するニッケル−マンガン合金からなる第1の金属層NM
と、該第1の金属層NMより靱性および導電性の高い第
2の金属層AUとを具備してなり、該コンタクトピン3
aの途中位置Vにて前記第2の金属層AU側を外側にし
て折曲されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プローブピンやソ
ケットピン等として用いられ、プローブカードやテスト
用ソケット等に組み込まれて半導体ICチップや液晶デ
バイス等の各端子に接触して電気的なテストを行うコン
タクトプローブおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ICチップやLSIチップ等の
半導体チップ又はLCD(液晶表示体)の各端子に接触
させて電気的なテストを行うために、コンタクトピンが
用いられている。近年、ICチップ等の高集積化および
微細化に伴って電極であるコンタクトパッドが狭ピッチ
化されるとともに、コンタクトピンの多ピン狭ピッチ化
が要望されている。しかしながら、コンタクトピンとし
て用いられていたタングステン針のコンタクトプローブ
では、タングステン針の径の限界から多ピン狭ピッチへ
の対応が困難になっていた。
【0003】これに対して、例えば、特公平7−820
27号公報に、複数のパターン配線が樹脂フィルム上に
形成されこれらのパターン配線の各先端が前記樹脂フィ
ルムから突出状態に配されてコンタクトピンとされるコ
ンタクトプローブの技術が提案されている。この技術例
では、複数のパターン配線の先端部をコンタクトピンと
することによって、多ピン狭ピッチ化を図るとともに、
複雑な多数の部品を不要とするものである。
【0004】上記のコンタクトプローブでは、テスト時
において、所望の接触圧を得るためにコンタクトピンの
押し付け量を増減させているが、大きな接触圧を得るた
めには大きな押し付け量が必要となる。しかしながら、
上記のコンタクトプローブは、パターン配線の先端部、
すなわちコンタクトピンがNi(ニッケル)で形成され
ているため、硬度がHv300程度しか得られず、硬度
が低いために過度の接触圧が加わることによりコンタク
トピンが湾曲・変形してしまうため、押し付け量に限界
があり大きな接触圧が得られなかった。この結果、電気
的測定に十分な接触圧が得られず、接触不良を起こす原
因となっていた。
【0005】この対策として、Niをメッキ処理で形成
する際に、サッカリン等の添加剤を投入する手段があ
り、この場合、常温でHv350以上の硬度を維持する
ことが可能であるが、サッカリン等の添加剤にはS(硫
黄)が含まれているために高温加熱、例えば300℃で
加熱すると、硬度がHv200以下にまで急激に低下し
てしまう不都合が生じる。このため、上記のコンタクト
プローブを、高温下に置くことがある場合、特に、バー
ンインテスト用チップキャリア等に用いることができな
かった。
【0006】そこで、硬度を向上させしかも耐熱性も兼
ね備え、高温加熱後でも高硬度を安定して維持すること
ができるニッケル−マンガン(Ni−Mn)合金製のコ
ンタクトプローブが提案されている。
【0007】ところで、Al(アルミニウム)合金等で
形成されるICチップ等の各端子(パッド)は、その表
面が空気中で酸化して、薄いアルミニウムの表面酸化膜
で覆われた状態となっている。したがって、パッドの電
気的テストを行うには、アルミニウムの表面酸化膜を剥
離させ、内部のアルミニウムを露出させて、導電性を確
保する必要がある。
【0008】そこで、上記コンタクトプローブにおいて
は、コンタクトピンをパッドの表面に接触させつつ、オ
ーバードライブをかける(コンタクトピンがパッドに接
触してからさらに下方に向けて引き下げる)ことによ
り、コンタクトピンの先端でパッド表面のアルミニウム
の表面酸化膜を擦り取り、内部のアルミニウムを露出さ
せるようにしている。上述した作業は、スクラブ(scru
b)と呼ばれ、電気的テストを確実に行う上で重要とされ
る。
【0009】上記コンタクトピンにおいて、スクラブ時
にパッドの下地が傷つくのを防止するためには、コンタ
クトピンのパッドに対する接触角を十分な大きさまで確
保することが必要とされる。その理由は、接触角が小さ
いと、表面のアルミニウムの排斥量が著しく大きくな
り、パッド下地にまで影響を及ぼすからである。
【0010】この対策として、図27に示すように、コ
ンタクトピン600の途中位置Vにて折曲させたコンタ
クトプローブ601が提案されている。このコンタクト
プローブ601では、コンタクトピン600の先端部と
基端部とで測定対象物(パッド)に対する角度を変える
ことができ、コンタクトピン600の基端部のパッドに
対する角度、すなわち、フィルム602のパッドに対す
る角度を大きくすることなく、コンタクトピン600の
先端部とパッドの角度(接触角)を大きくすることが可
能となる。すなわち、このコンタクトプローブ601で
は、スクラブ距離が過度に大きくなることがなく、か
つ、プローブ装置の高さを大きくすることなく、スクラ
ブ時にパッドの下地が傷つくことを防止することができ
るという利点がある。
【0011】上記折曲されたコンタクトピン600を有
するコンタクトプローブ601は、上述したNi−Mn
合金製のコンタクトピンを採用した場合に、図27に示
すように、該コンタクトピン600をその途中位置Vに
て折曲して作製すると、屈曲部分の外側に亀裂や破断等
が生じる場合があった。また、折曲時に亀裂等が生じて
いなくても、繰り返しの使用により屈曲部分の外側に亀
裂等が発生するおそれがあった。この理由は、上記Ni
−Mn合金製のコンタクトプローブにおいて、硬度を向
上させるためにMnを一定濃度以上含有させなければな
らないが、この場合にコンタクトピンにおける靱性が低
下してしまい、折曲時に屈曲部分の外側が最も伸ばされ
るために亀裂等が生じてしまうためである。
【0012】そこで、屈曲部分の外側にMn濃度の低い
Ni−Mn合金層を設けるとともに、屈曲部分の内側に
Mn濃度の高いNi−Mn合金層を設けることで、屈曲
部分の外側の亀裂等を防ぐことが考えられる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、屈曲部分の外側においてMn濃度を0.03重
量%程度まで下げても伸びが3〜5%程度しか得られ
ず、靱性が十分とはいえないため、屈曲部分の外側に生
じる亀裂等を防止することができなかった。
【0014】また、狭ピッチ化が進むに連れてコンタク
トピンの線幅が小さくなると、直流抵抗が大きくなるた
め、コンタクトピンの材質としては導電性の高いものが
要求される。Ni−Mn合金では、抵抗が大きいため伝
送線路としては損失が大きく、信号が劣化するという問
題があった。
【0015】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、高硬度が得られるとともに折曲および繰り返しの
使用に対応できる靱性を備え、屈曲部分の亀裂等を抑制
し、かつ導電性が良く高周波特性に優れたコンタクトプ
ローブおよびその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために以下の構成を採用した。すなわち、請求項
1記載のコンタクトプローブでは、複数のパターン配線
がフィルム上に形成されこれらのパターン配線の各先端
が前記フィルムから突出状態に配されてコンタクトピン
とされるコンタクトプローブであって、少なくとも前記
コンタクトピンは、マンガンを0.05重量%以上含有
するニッケル−マンガン合金からなる第1の金属層と、
該第1の金属層より靱性および導電性の高い第2の金属
層とを具備してなり、該コンタクトピンの途中位置にて
前記第2の金属層側を外側にして折曲されている技術が
採用される。
【0017】このコンタクトプローブでは、測定対象物
に対して接触する第1の金属層がマンガン濃度0.05
重量%以上のNi−Mn合金であるので、常温および高
温加熱後、すなわち500℃で加熱した後でもHv35
0以上の高硬度が得られる。さらに、第1の金属層より
靱性の高い第2の金属層を外側にして折曲されているの
で、第1の金属層単層で形成された場合に比べて屈曲部
分の外側の靱性が高くなり、折曲時および繰り返しの使
用においても屈曲部分の外側の亀裂等の発生が抑制され
る。また、コンタクトピンは、第1の金属層よりも導電
率の高い第2の金属層を備えているため、第1の金属層
単層で形成された場合に比べて損失の少ない伝送線路を
形成でき、信号劣化を抑えることができる。ここで、前
記マンガン濃度が0.05重量%以上のNi−Mn合金
より靱性および導電性の高い第2の金属層としては、例
えば、Cu(銅)、Au(金)、Ag(銀)およびその
合金が考えられる。なお、上記第1、第2の金属層を、
例えば、メッキ技術により作製すれば、メッキ液を変更
するだけで容易に厚さ方向に複数層形成することがで
き、各金属層をそれぞれ別体に形成した後に両者を接合
(クラッド)するものよりも作製が容易である。
【0018】請求項2記載のコンタクトプローブでは、
複数のパターン配線がフィルム上に形成されこれらのパ
ターン配線の各先端が前記フィルムから突出状態に配さ
れてコンタクトピンとされるコンタクトプローブであっ
て、少なくとも前記コンタクトピンは、マンガンを0.
05重量%以上含有するニッケル−マンガン合金からな
る第1の金属層と、厚さ方向において前記第1の金属層
の上下にそれぞれ設けられる前記第1の金属層より靱性
および導電性の高い第2の金属層とを具備してなり、該
コンタクトピンの途中位置にて折曲されている技術が採
用される。
【0019】このコンタクトプローブでは、第2の金属
層が厚さ方向において前記第1の金属層の上下にそれぞ
れ設けられて、該第1の金属層の上下両表層が第2の金
属層となるため、請求項1記載のコンタクトプローブに
比べて一層信号劣化を抑えることができる。すなわち、
一般に、高周波信号は、コンタクトピンにおいて表面近
傍を流れる(表皮効果)ため、前記第1の金属層の上下
両方の表層を導電性の高い第2の金属層で形成すれば、
高周波特性が向上する。なお、本コンタクトプローブに
おいて、前記第1の金属層の上下にそれぞれ設けられる
二つの第2の金属層は、共に前記第1の金属層よりも靱
性および導電性が高いものであれば、それぞれが異なる
材質であってもよい。
【0020】請求項3記載のコンタクトプローブでは、
複数のパターン配線がフィルム上に形成されこれらのパ
ターン配線の各先端が前記フィルムから突出状態に配さ
れてコンタクトピンとされるコンタクトプローブであっ
て、少なくとも前記コンタクトピンは、マンガンを0.
05重量%以上含有するニッケル−マンガン合金からな
る第1の金属層と、該第1の金属層の周囲を覆った状態
に設けられる該第1の金属層より靱性および導電性の高
い第2の金属層とを具備してなり、該コンタクトピンの
途中位置にて折曲されている技術が採用される。
【0021】このコンタクトプローブでは、第2の金属
層が第1の金属層の周囲を覆った状態に設けられ、コン
タクトピンの表面全体が導電性の高い材質となるため、
請求項2記載のコンタクトプローブに比べて一層、高周
波特性に優れる。
【0022】請求項4記載のコンタクトプローブでは、
複数のパターン配線がフィルム上に形成されこれらのパ
ターン配線の各先端が前記フィルムから突出状態に配さ
れてコンタクトピンとされるコンタクトプローブであっ
て、少なくとも前記コンタクトピンは、マンガンを0.
05重量%以上含有するニッケル−マンガン合金からな
る第1の金属層と、厚さ方向において前記第1の金属層
の上下にそれぞれ設けられる前記第1の金属層より靱性
および導電性の高い第2の金属層とを具備して、該コン
タクトピンの途中位置にて前記厚さ方向の測定対象物側
に向けて折曲されてなり、前記第1の金属層の前記厚さ
方向において測定対象物側に設けられる前記第2の金属
層の先端部には、該第2の金属層の厚さの薄い薄肉層部
が設けられている技術が採用される。
【0023】このコンタクトプローブでは、コンタクト
ピンは、該コンタクトピンの途中位置にて前記厚さ方向
の測定対象物側に向けて折曲され、前記第1の金属層の
前記厚さ方向において測定対象物側に設けられる前記第
2の金属層の先端部には、該第2の金属層の厚さの薄い
薄肉層部が設けられているため、該薄肉層部は、コンタ
クトピンにおける測定対象物に対する接触部に相当する
位置に配設される。そして、厚さが薄く形成されている
ことから、何回かの使用により、前記薄肉層部が削り取
られ、その内部の前記第1の金属層が露出する。これに
より、コンタクトピンは、測定対象物に対して、前記第
1の金属層で接触することとなり、高温加熱後でも高硬
度を安定して維持できることから、大きな接触圧に対応
することができる。また、本コンタクトプローブでは、
測定対象物側に向けて折曲されるコンタクトピンの先端
部測定対象物側に設けられる前記薄肉層部は、測定対象
物の接触面に対して斜めから接触するため、接触圧が高
く特に比較的少ない回数の使用により前記第1の金属層
が露出し易く、または、コンタクトピンの最先端部にお
いては当初から前記第1の金属層が若干露出した状態と
なっている。したがって、作製直後から大きな接触圧に
対応でき、安定したコンタクトを得ることができる。な
お、本コンタクトプローブのコンタクトピンは、三層か
らなり表面の導電性が高く、優れた高周波特性が得られ
ると同時に、測定対象物に対する接触部の硬度が高く、
高い接触圧に対応することができ、上記二つの要請を両
立できる。
【0024】請求項5記載のコンタクトプローブでは、
請求項1から4のいずれかに記載のコンタクトプローブ
において、前記第1の金属層は、マンガン濃度が1.5
重量%以下に設定されている技術が採用される。
【0025】このコンタクトプローブでは、Mn濃度が
1.5重量%を越えると、コンタクトピンの応力が増大
してしまい湾曲するおそれがあるとともに、非常に脆く
靱性が大幅に低下してしまう。したがって、上記範囲内
に第1の金属層のMn濃度を設定することにより、屈曲
部分の内側に位置する第1の金属層自体にもコンタクト
プローブとして適度な靱性および硬度が与えられる。
【0026】請求項6記載のコンタクトプローブでは、
請求項1から5のいずれかに記載のコンタクトプローブ
において、前記フィルムには、金属フィルムが直接張り
付けられて設けられている技術が採用される。
【0027】このコンタクトプローブでは、前記フィル
ムが、例えば水分を吸収して伸張し易い樹脂フィルム等
であっても、該フィルムには、金属フィルムが直接張り
付けられて設けられているため、該金属フィルムによっ
て前記フィルムの伸びが抑制される。すなわち、各コン
タクトピンの間隔にずれが生じ難くなり、先端部が測定
対象物に正確かつ高精度に当接させられる。したがっ
て、測定対象物であるICチップやLCD等の端子以外
の場所に、高硬度の第1の金属層で形成された先端部が
当接することによって生じる損傷等を防ぐことができ
る。
【0028】さらに、該金属フィルムは、グラウンドと
して用いることができ、それにより、コンタクトプロー
ブの先端近くまでインピーダンスマッチングをとる設計
が可能となり、高周波域でのテストを行う場合にも反射
雑音による悪影響を防ぐことができる。すなわち、プロ
ーバーと呼ばれるテスターからの伝送線路の途中で基板
配線側とコンタクトピンとの間の特性インピーダンスが
合わないと反射雑音が生じ、その場合、特性インピーダ
ンスの異なる伝送線路が長ければ長いほど大きな反射雑
音が生じるという問題がある。反射雑音は信号歪とな
り、高周波になると誤動作の原因になり易い。本コンタ
クトプローブでは、前記金属フィルムをグラウンドとし
て用いることにより、コンタクトピン先の近くまで基板
配線側との特性インピーダンスのずれを最小限に抑える
ことができ、反射雑音による信号の劣化を抑えることが
できる。
【0029】請求項7記載のコンタクトプローブの製造
方法では、フィルム上に複数のパターン配線を形成しこ
れらのパターン配線の各先端を前記フィルムから突出状
態に配してコンタクトピンとするコンタクトプローブの
製造方法であって、基板層の上に前記コンタクトピンの
材質に被着または結合する材質の第3の金属層を形成す
る第3の金属層形成工程と、前記第3の金属層の上にマ
スクを施してマスクされていない部分に、前記コンタク
トピンに供される第1の金属層および2の金属層をメッ
キ処理により厚さ方向複数層状に形成するメッキ処理工
程と、前記マスクを取り除いた第1の金属層および第2
の金属層の上に前記コンタクトピンに供される部分以外
をカバーする前記フィルムを被着するフィルム被着工程
と、前記フィルムと第1の金属層および第2の金属層と
からなる部分と、前記基板層と第3の金属層とからなる
部分とを分離する分離工程と、前記コンタクトピンを、
その途中位置で折曲させるコンタクトピン折曲工程とを
備えてなり、前記メッキ処理工程は、マンガン濃度が
0.05重量%以上に設定されたニッケル−マンガン合
金からなる第1の金属層を形成する第1の金属層形成工
程と、前記第1の金属層より靱性および導電性の高い第
2の金属層を形成する第2の金属層形成工程とを備え、
前記コンタクトピン折曲工程は、前記第2の金属層側を
外側にして折曲する技術が採用される。
【0030】このコンタクトプローブの製造方法では、
第1の金属層形成工程と第2の金属層形成工程によって
第1の金属層および第2の金属層の二層構造が形成さ
れ、コンタクトピン折曲工程で第1の金属層よりも靱性
が高い第2の金属層側を外側にして折曲させるので、折
曲時に最も伸ばされる屈曲部分の外側が高靱性層となる
ことから、折曲による応力が緩和されるとともに亀裂等
の発生が抑制される。さらに、上記第1、第2の金属層
は、メッキにより作製されるので、メッキ液を変更する
だけで容易に厚さ方向に二層構造を形成することがで
き、単体の金属層をそれぞれ別体に形成した後に両者を
接合(クラッド)したものよりも作製が容易である。
【0031】請求項8記載のコンタクトプローブの製造
方法では、フィルム上に複数のパターン配線を形成しこ
れらのパターン配線の各先端を前記フィルムから突出状
態に配してコンタクトピンとするコンタクトプローブの
製造方法であって、基板層の上に前記コンタクトピンの
材質に被着または結合する材質の第3の金属層を形成す
る第3の金属層形成工程と、前記第3の金属層の上にマ
スクを施してマスクされていない部分に、前記コンタク
トピンに供される第1の金属層および2の金属層をメッ
キ処理により厚さ方向複数層状に形成するメッキ処理工
程と、前記マスクを取り除いた第1の金属層および第2
の金属層の上に前記コンタクトピンに供される部分以外
をカバーする前記フィルムを被着するフィルム被着工程
と、前記フィルムと第1の金属層および第2の金属層と
からなる部分と、前記基板層と第3の金属層とからなる
部分とを分離する分離工程と、前記コンタクトピンを、
その途中位置で折曲させるコンタクトピン折曲工程とを
備えてなり、前記メッキ処理工程は、マンガン濃度が
0.05重量%以上に設定されたニッケル−マンガン合
金からなる第1の金属層を形成する第1の金属層形成工
程と、前記第1の金属層より靱性および導電性の高い第
2の金属層を形成する第2の金属層形成工程とを備えて
なり、前記第2の金属層形成工程は、前記第1の金属層
形成工程よりも先または後のいずれか一方に行われ前記
マスクされていない部分の先端部に相当する位置の前記
マスク上に遮蔽板を設置した状態で該第2の金属層を構
成するメッキ浴に浸して該先端部に薄肉層部を形成する
第2の金属層形成第1工程と、前記第1の金属層形成工
程の先または後のいずれか他方に行われる第2の金属層
形成第2工程とを備え、前記コンタクトピン折曲工程
は、前記第2の金属層形成第1工程にて形成した第2の
金属層側を内側にして折曲する技術が採用される。な
お、本発明において、前記遮蔽板は、マスク上に直接設
ける場合に限定されるものではない。すなわち、遮蔽板
の大きさや形状等によっては、マスク上に直接設ける
と、該マスクの陰になる部分に電流が流れず、メッキさ
れないことがあるが、その場合には、遮蔽板をマスクか
ら数mm程度空けて設置すればよい。
【0032】このコンタクトプローブの製造方法では、
第2の金属層形成第1工程において、前記マスクされて
いない部分の先端部に相当する位置のマスク上に遮蔽板
を設置した状態でメッキすると、遮蔽板のすぐ背後は、
イオン流に対して陰になるため、この部分に達するイオ
ンが減り、メッキ付着量が抑制され、該遮蔽板の下方の
メッキ膜厚が局部的に薄くなる。特に、本コンタクトプ
ローブの製造方法では、遮蔽板を設置する場所が、前記
マスクされていない部分の先端部であることから、該遮
蔽板の下方は、一層、電流が流れ難くなり、メッキ膜厚
がさらに薄くなるか、若しくは殆どメッキされない状態
となる。この工程により、コンタクトピンの先端部測定
対象物側に、第2の金属層の厚さの薄い薄肉層部が形成
される。本工程では、遮蔽板を設置するだけであるの
で、容易に薄肉層部を形成することができる。前記第2
の金属層形成第1工程を第1の金属層形成工程よりも先
に行う場合、その後の第1の金属層形成工程では、前記
遮蔽板を除いた状態で通常通りのメッキ処理を行う。こ
こで、第1の金属層を形成するメッキ液は、前記第2の
金属層形成第1工程で形成された第2の金属層の上部に
流入するが、この場合、前記第1の金属層を形成するメ
ッキ液は、均一の高さとなることから、前記薄肉層部の
上部においては、その第2の金属層の厚さの薄い分だ
け、第1の金属層を形成するメッキ液の厚さは厚くな
る。そして、前記第1の金属層形成工程の次に、第2の
金属層形成第2工程を行う。すなわち、第1の金属層の
上部、第2の金属層を形成するメッキ浴に浸し、通常
通りのメッキ処理を行う。一方、前記第2の金属層形成
第1工程を第1の金属層形成工程よりも後に行う場合に
は、前記第2の金属層形成第2工程、第1の金属層形成
工程の順に通常通りのメッキ処理を行ってそれぞれ均一
の膜厚を形成した後に、該第2の金属層第1工程にて前
記遮蔽板を用いることにより先端部に薄肉層部を形成す
る。なお、本コンタクトプローブの製造方法において
も、前記第2の金属層形成第1工程および第2の金属層
形成第2工程にてそれぞれ形成される二つの第2の金属
層は、共に前記第1の金属層よりも靱性および導電性が
高いものであれば、それぞれが異なる材質であってもよ
い。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るコンタクトプ
ローブの第1実施形態を図1から図6を参照しながら説
明する。これらの図にあって、符号1はコンタクトプロ
ーブ、2は樹脂フィルム、3はパターン配線を示してい
る。
【0034】本実施形態のコンタクトプローブ1は、図
1および図2に示すように、ポリイミド樹脂フィルム2
の片面に金属で形成されるパターン配線3を有する構造
となっており、前記樹脂フィルム2の中央開口部Kに、
前記樹脂フィルム2の端部(すなわち、中央開口部Kの
各辺)から前記パターン配線3の先端部が突出してコン
タクトピン3aとされている。また、パターン配線3の
後端部には、テスター側のコンタクトピンが接触される
接触端子3bが形成されている。
【0035】前記パターン配線3は、その厚さ方向にお
いて、Ni−Mn合金からなる第1の金属層NMと、A
u(金)からなる第2の金属層AUの二層構造とされて
いる。前記第1の金属層NMは、Mn濃度が0.05重
量%から1.5重量%の範囲内に設定されている。
【0036】前記コンタクトピン3aは、図2に示すよ
うに、その先端から所定長さの途中位置Vにて樹脂フィ
ルム2側に向けて、第2の金属層AUを外側に、第1の
金属層NMを内側にして折曲されている。
【0037】次に、図3を参照して、前記コンタクトプ
ローブ1の作製工程について工程順に説明する。
【0038】〔ベースメタル層形成工程(第3の金属層
形成工程)〕まず、図3の(a)に示すように、ステン
レス製の支持金属板5の上に、Cu(銅)メッキにより
ベースメタル層(第3の金属層)6を形成する。
【0039】〔パターン形成工程〕このベースメタル層
6の上にフォトレジスト層7を形成した後、図3の
(b)に示すように、写真製版技術により、フォトレジ
スト層7に所定のパターンのフォトマスク8を施して露
光し、図3の(c)に示すように、フォトレジスト層7
を現像して前記パターン配線3となる部分を除去して残
存するフォトレジスト層(マスク)7に開口部7aを形
成する。
【0040】なお、本実施形態においては、フォトレジ
スト層7をネガ型フォトレジストによって形成している
が、ポジ型フォトレジストを採用して所望の開口部7a
を形成しても構わない。また、本実施形態においては、
前記フォトレジスト層7が、本願請求項にいう「マス
ク」に相当する。但し、本願請求項の「マスク」とは、
本実施形態のフォトレジスト層7のように、フォトマス
ク8を用いた露光・現像工程を経て開口部7aが形成さ
れるものに限定されるわけではない。例えば、メッキ処
理される箇所に予め孔が形成された(すなわち、予め、
図3の(c)の符号7で示す状態に形成されている)フ
ィルム等でもよい。本願発明において、このようなフィ
ルム等を「マスク」として用いる場合には、本実施形態
におけるパターン形成工程は不要である。
【0041】〔メッキ処理工程〕そして、図3の(d)
に示すように、前記開口部7aに、前記パターン配線3
となる第1の金属層NMおよび第2の金属層AUを、そ
れぞれ「第1の金属層形成工程」および「第2の金属層
形成工程」に分けて電解メッキ処理により形成する。
【0042】<第2の金属層形成工程>まず、第1の金
属層NMよりも高靱性かつ高導電層となるAu(金)か
らなる第2の金属層AUをベースメタル層6の上にメッ
キ形成する。
【0043】<第1の金属層形成工程>さらに、前記第
2の金属層AU上に、Mn濃度が0.05重量%から
1.5重量%の範囲内の高硬度層であるニッケル−マン
ガン合金層(第1の金属層)NMをメッキ形成して積層
する。このとき、Mnを含有させるためにメッキ液の組
成の例として、スルファミン酸Ni浴にスルファミン酸
Mnを添加したものを用い、メッキ液中のMn量および
メッキする際の電流密度を制御して、上記のMn濃度に
設定する。なお、第2の金属層AUおよび第1の金属層
NMの厚さは、測定周波数の高さ、折曲させる位置およ
び角度等によって適宜設定されるが、例えば、厚さ数十
μmの第1の金属層NMに対して、第2の金属層AUの
厚さは数μmから十数μm程度の範囲内に設定される。
【0044】上記メッキ処理の後、図3の(e)に示す
ように、フォトレジスト層7を除去する。
【0045】〔フィルム被着工程〕次に、図3の(f)
に示すように、前記第1の金属層NMの上であって、図
に示した前記パターン配線3の先端部、すなわちコンタ
クトピン3aとなる部分以外に、前記樹脂フィルム2を
接着剤2aにより接着する。この樹脂フィルム2は、ポ
リイミド樹脂PIに金属フィルム(銅箔)500が一体
に設けられた二層テープである。このフィルム被着工程
の前までに、二層テープのうちの金属フィルム500
に、写真製版技術を用いた銅エッチングを施して、グラ
ウンド面を形成しておき、このフィルム被着工程では、
二層テープのうちのポリイミド樹脂PIを接着剤2aを
介して前記第1の金属層NMに被着させる。なお、金属
フィルム500は、銅箔に加えて、Ni、Ni合金等で
もよい。
【0046】〔分離工程〕そして、図3の(g)に示す
ように、樹脂フィルム2とパターン配線3とベースメタ
ル層6とからなる部分を、支持金属板5から分離させた
後、Cuエッチングを経て、樹脂フィルム2にパターン
配線3のみを接着させた状態とする。
【0047】〔金コーティング工程〕そして、露出状態
のパターン配線3に、図3の(h)に示すように、Au
(金)メッキを施し、表面にAu層Bを形成する。この
とき、樹脂フィルム2から突出状態とされた前記コンタ
クトピン3aでは、全周に亙る表面全体にAu層Bが形
成される。なお、このAu層Bは、前記第2の金属層A
Uと比べて厚みが薄く、本発明においては必ずしも必要
とされない。
【0048】〔コンタクトピン折曲工程〕上記工程後、
精密金型を用いて前記第2の金属層AU側が外側になる
ように前記コンタクトピン3aを一括して折り曲げ、図
2に示すように、所定の角度を有するコンタクトピン3
aを形成する。
【0049】〔コンタクトピン研磨工程〕コンタクトピ
ン3aを折曲した結果、コンタクトピン3aの長さ(高
さ)に不揃いが生じる場合には、研磨により均一化を図
る。研磨方法としては、コンタクトピン3aを固定した
状態で、該コンタクトピン3aの折曲された先端部にサ
ンドペーパーを当接させ、その状態でサンドペーパーを
回転させることにより行う。
【0050】以上の工程により、図1および図2に示す
ような、樹脂フィルム2にパターン配線3を接着させた
コンタクトプローブ1が作製される。
【0051】このコンタクトプローブ1の製造方法で
は、高硬度層形成工程(第1の金属層形成工程)および
高靱性かつ高導電層形成工程(第2の金属層形成工程)
によって第1の金属層NMおよび第2の金属層AUの二
層構造が形成され、コンタクトピン折曲工程で第1の金
属層NMより靱性が高い第2の金属層AU側を外側にし
て折曲させるので、折曲時に最も伸ばされる屈曲部分の
外側が高靱性層となることから、折曲による応力が緩和
されるとともに亀裂等の発生が抑制される。
【0052】また、コンタクトピン3aは、Mn濃度が
1.5重量%を越えると、コンタクトピン3aの応力が
増大してしまい湾曲するおそれがあるとともに、非常に
脆く靱性が低下してしまうため、上記範囲内に第1の金
属層NMのMn濃度を設定することにより、第2の金属
層AUのみで靱性を維持するだけでなく、第1の金属層
NM自体にもコンタクトプローブとして適度な靱性およ
び硬度が与えられる。
【0053】このコンタクトプローブ1では、コンタク
トピン3aは、第1の金属層NMよりも導電性の高い第
2の金属層AUを備えているため、第1の金属層NM単
層で形成された場合に比べて伝送線路における損失を小
さくすることができ、高周波域でテストする場合に信号
の劣化を抑えることができる。
【0054】また、上記第1、第2の金属層NM、AU
は、メッキ技術により作製しているため、メッキ液を変
更するだけで容易に厚さ方向に複数層形成することがで
き、各金属層をそれぞれ別体に形成した後に両者を接合
(クラッド)するものよりも作製が容易であるという利
点がある。
【0055】次に、前記コンタクトプローブ1を、バー
ンインテスト等に用いるプローブ装置、いわゆるチップ
キャリアに適用した場合の一例を、図4から図6を参照
して説明する。これらの図において、符号10はプロー
ブ装置、11はフレーム本体、12は位置決め板、13
は上板、14はクランパ、15は下板を示している。な
お、本発明に係るコンタクトプローブは、全体が柔軟で
曲げやすいためプローブ装置に組み込む際にフレキシブ
ル基板として機能する。
【0056】プローブ装置10は、図4および図5に示
すように、フレーム本体11と、フレーム本体の内側に
固定され中央に開口部が形成された位置決め板12と、
コンタクトプローブ1と、該コンタクトプローブ1を上
から押さえて支持する上板13と、該上板13を上から
付勢してフレーム本体11に固定するクランパ14とを
備えている。また、フレーム本体11の下部には、IC
チップIを載置して保持する下板15がボルト15aに
よって取り付けられている。
【0057】コンタクトプローブ1の中央開口部Kおよ
びコンタクトピン3aは、ICチップIの形状およびI
CチップI上のコンタクトパッドの配置に対応して形成
され、中央開口部Kからコンタクトピン3aとICチッ
プIのコンタクトパッドとの接触状態を監視できるよう
になっている。なお、前記中央開口部Kの隅部に切込み
を形成して、組み込み時に容易にコンタクトプローブ1
が変形できるようにしても構わない。
【0058】また、コンタクトプローブ1の接触端子3
bは、コンタクトピン3aのピッチに比べて広く設定さ
れ、狭ピッチであるICチップIのコンタクトパッドと
該コンタクトパッドに比べて広いピッチのテスター側コ
ンタクトピンとの整合が容易に取れるようになってい
る。
【0059】なお、ICチップIの4辺全てにはコンタ
クトパッドが形成されておらず、一部の辺に配されてい
る場合には、少なくとも前記一部の辺に対応する中央開
口部Kの辺にのみコンタクトピン3aを設ければよい
が、ICチップIを安定して保持するためには、対向す
る2辺にコンタクトピン3aを形成してICチップIの
対向する両辺を押さえることが好ましい。
【0060】上記プローブ装置10にICチップIを取
り付ける手順について説明する。 〔仮組立工程〕まず、位置決め板12をフレーム本体1
1の取付部上に載置し、この上にコンタクトプローブ1
を中央開口部Kとフレーム本体11の開口部とを合わせ
て配置する。そして、中央開口部K上に同様に開口部を
合わせて上板13を載置し、その上からフレーム本体1
1にクランパ14を係止させる。該クランパ14は、中
央に屈曲部を有する一種の板バネであるため、上記係止
状態で上板13を押さえて固定する機能を有する。
【0061】上記組立状態では、中央に開口が設けら
れ、この部分にICチップIが取り付けられるので、取
り付けられたICチップIが開口上方から観察可能とさ
れている。また、上板13とクランパ14とは平面上略
長方形に形成され、コンタクトプローブ1の接触端子3
bが、それぞれの長辺側から外側に出るように組立され
る。
【0062】上板13の下面は、開口近傍が所定の傾斜
角で傾斜状態とされ、図6に示すように、コンタクトプ
ローブ1のコンタクトピン3aを所定角度で下向きに傾
斜させる。ICチップIは、配線側を上向きにして下板
15上に載置され、この状態で下板15がフレーム本体
11に下方から仮止め状態とされる。このとき、コンタ
クトプローブ1のコンタクトピン3a先端と下板15上
面との距離がICチップIの厚さより所定量小さく設定
されているので、ICチップIはコンタクトピン3aと
下板15とによって挟持される。
【0063】〔位置合わせ工程〕さらに、開口上方から
コンタクトピン3aの先端に対するICチップIのコン
タクトパッドの位置を観察しながら、位置決め板12を
動かしたりICチップIを針状治具等で動かすことによ
って調整し、対応するコンタクトピン3a先端とコンタ
クトパッドとが一致し接触するように微調整設定する。
【0064】なお、ICチップIのダイシング精度が高
く、その外形とコンタクトパッドの位置が相対的に安定
しているときには、位置決め板12とコンタクトプロー
ブ1との位置関係を予め調整しておいてから固定的に組
み立てておくことにより、上記微調整をせずにコンタク
トピン3aとコンタクトパッドとを一致させることが可
能となる。これによって、ICチップIの位置合わせ工
程が不要となり、ICチップIの取り付け作業が効率的
にかつ容易に行うことができる。
【0065】〔本固定工程〕前記位置合わせ工程後、フ
レーム本体11に下板15を本格的に固定する。このと
き、傾斜状態のコンタクトピン3aに、いわゆるオーバ
ードライブがかかり、所定の押圧力でコンタクトピン3
a先端とコンタクトパッドとが接触して確実に電気的に
結合される。これにより、ほぼ実装状態とされたICチ
ップIの動作状態を高信頼性をもってテストすることが
できる。
【0066】このプローブ装置10は、約1インチ角
(約2.5cm角)の小さなチップキャリアであり、ダ
イナミックバーンインテスト等の高温加熱を伴う信頼性
試験に好適なものである。
【0067】上記プローブ装置10では、コンタクトプ
ローブ1のコンタクトピン3aが、マンガン濃度0.0
5重量%以上のNi−Mn合金である第1の金属層NM
を備えているので、常温および高温加熱後、すなわち5
00℃で加熱した後でもHv350以上の高硬度が得ら
れる。また、コンタクトピン3aが、第1の金属層NM
より靱性の高い第2の金属層AUを備え、第2の金属層
AUを外側にして折曲されているので、第1の金属層N
M単層で形成された場合に比べて屈曲部分外側の靱性が
高くなり、繰り返しの使用にも十分な耐久性を備えるこ
とができる。
【0068】さらに、コンタクトピン3aは、第1の金
属層NMよりも導電率の高い第2の金属層AUを備えて
いるため、第1の金属層NM単層で形成された場合に比
べて伝送線路における損失を小さくすることができ、高
周波域でテストする場合に信号の劣化を抑えることがで
きる。
【0069】なお、上記第1実施形態では、第2の金属
層AUの材料として、Au(金)を用いたが、本発明に
おいてはこれに限定されるものではない。すなわち、第
2の金属層AUの材料としては、第1の金属層NM、す
なわち、マンガン濃度が0.05重量%以上1.5重量
%以下に設定されたニッケル−マンガン合金、よりも靱
性および導電性が高いものであれば構わない。例えば、
Auの他に、Ag(銀)やCu(銅)およびその合金等
が考えられる。
【0070】但し、第2の金属層AUとして、Cuを選
択する場合には、上記分離工程におけるCuエッチング
の際に、ベースメタル層6と共にエッチングされてしま
うため、例えば、予め第2の金属層AUにNi(ニッケ
ル)等のメッキを施してCuエッチングされないよう保
護膜を形成したり、あるいは、予め第2の金属層AUの
厚さを厚めに形成してCuエッチングされても支障がな
いように設計することが必要とされる。
【0071】また、上記第1実施形態では、コンタクト
プローブ1をチップキャリアであるプローブ装置10に
適用したが、他の測定用治具等に採用しても構わない。
【0072】さらに、上記の第1実施形態においては、
コンタクトピン3aの厚さ方向において、第2の金属層
AUと第1の金属層NMとを二層構造により構成した
が、この構成に代えて、図7に示すように、第1の金属
層NMの全周に亙って第2の金属層AUを覆った状態に
形成してもよい。この場合、第2の金属層AUは、例え
ば厚さ約20μmの第1の金属層NMを形成した後に、
該第1の金属層NMの周囲に、例えば厚さ約10μmか
らなる金(Au)メッキを所定の厚さまで施すことによ
り形成し、その場合、前記Au層Bは、省略可能であ
る。
【0073】上記変形例では、第1の金属層NMの表層
全体が、一定の厚さを有した第2の金属層AUとなるた
め、上記第1実施形態のコンタクトプローブ1に比べて
一層損失の少ない伝送線路を形成でき、信号劣化を抑え
ることができる。すなわち、一般に、高周波信号は、コ
ンタクトピン3aにおいて表面近傍を流れるため、第1
の金属層NMの周方向全体に亙る表層の一定の厚さ以上
を導電性の高い第2の金属層AUで形成することによ
り、高周波特性を向上させることができる。
【0074】また、この変形例では、上記第1、第2の
金属層NM、AUを、メッキ技術により作製しているた
め、第1の金属層NMの周囲全体を覆うように、異種材
料からなる第2の金属層AUを形成することができる。
すなわち、各金属層をそれぞれ別体に形成した後に両者
を接合(クラッド)する方法では、本変形例のように、
異種材料で周囲を覆うという構造を作成することは困難
である。
【0075】次に、第2の実施形態として、本発明に係
るコンタクトプローブ16をIC用プローブとして採用
し、メカニカルパーツ60に組み込んでプローブ装置
(プローブカード)70にする構成について、図8から
図10を参照して説明する。なお、上記第1の実施形態
と構成が同じである場合には、同符号を付してその詳細
な説明は省略する。
【0076】図8および図9は、コンタクトプローブ1
6をIC用プローブとして所定形状に切り出したものを
示す図であり、図10は、図9のC−C線断面図であ
る。
【0077】上記第1の実施形態およびその変形例で
は、コンタクトピン3a(パターン配線3)を二層構造
としたが、本実施形態では、三層構造としている。すな
わち、図10および図11に示すように、パターン配線
3は、第1の金属層NMと、Au(金)からなる二つの
第2の金属層AUa,AUbの三層から構成され、その
厚さ方向において前記樹脂フィルム2側から順に、第2
の金属層AUa、第1の金属層NM、第2の金属層AU
bがそれぞれ配設されている。
【0078】前記第2の金属層AUa,AUbは、後述
する第2の金属層形成第1工程において第2の金属層A
Ubが作製され、第2の金属層形成第2工程において第
2の金属層AUaが作製されるようになっている。
【0079】前記第2の金属層AUbの先端部には、該
第2の金属層AUbの厚さが先端側に向かうに連れて漸
次薄くされた薄肉層部Fが形成されている。
【0080】前記コンタクトピン3aは、その先端から
所定長さの途中位置Vにて樹脂フィルム2と反対側に向
けて、第2の金属層AUaを外側に、第2の金属層AU
bを内側にして折曲されている。
【0081】次に、図12を参照して、前記コンタクト
プローブ16の作製方法について説明する。前記コンタ
クトプローブ16の作製に際して、上記第1の実施形態
と異なる工程は、メッキ処理工程であるので、以下説明
する。
【0082】〔メッキ処理工程〕前記図3(c)に示し
た開口部7aに、前記パターン配線3となる第2の金属
層AUb、第1の金属層NMおよび第2の金属層AUa
を、それぞれ「第2の金属層形成第1工程」、「第1の
金属層形成工程」および「第2の金属層形成第2工程」
に分けて電解メッキ処理により形成する。
【0083】<第2の金属層形成第1工程>フォトレジ
スト層7に開口部7aを形成した後、まず、第2の金属
層形成第1工程を行い、ベースメタル層6上に、前記第
2の金属層AUbを所定の厚さだけ形成する。すなわ
ち、図12に示すように、開口部7aの先端部に相当す
る位置のフォトレジスト層7上に、塩化ビニル板(遮蔽
板)Gを設置する。この場合、前記塩化ビニル板Gは、
複数の開口部7aの先端部上方をそれぞれ覆うように、
各開口部7aの延在方向と直交する方向に設置する。そ
して、その状態で、前記開口部7aに前記第2の金属層
AUbを構成するメッキ液を流すと、塩化ビニル板Gの
下方は、イオンの流れが阻害され、この部分に達するイ
オンが減少する。これにより、メッキ付着量が抑制さ
れ、該塩化ビニル板Gの下方のメッキ膜厚が局部的に薄
くなる。特に、塩化ビニル板Gの設置場所が、前記開口
部7aの先端部であることから、該塩化ビニル板Gの下
方は、一層、イオンが流れ難く、メッキ膜厚がさらに薄
くなるか、若しくは殆どメッキされない状態となる。す
なわち、前記開口部7aの先端部に向かうに連れて、こ
の部分に達するイオンが減少するので、前記第2の金属
層AUbの厚さは、先端部に向かうに連れて漸次薄くな
る。これにより、図11に示すように、第2の金属層A
Ubの先端部に、該第2の金属層AUbの厚さが漸次薄
い薄肉層部Fが形成される。本工程では、フォトレジス
ト層7上に塩化ビニル板Gを設置するだけであるので、
容易に薄肉層部Fを形成することができる。なお、遮蔽
板Gとしては、塩化ビニル板に限らず、非導電体であれ
ばよく、薄肉層部Fを形成する長さ等に応じてその大き
さは決定される。
【0084】<第1の金属層形成工程>次に、前記第2
の金属層AUbの上に、第1の金属層NMを所定の厚さ
だけ形成する。すなわち、この工程では、前記第2の金
属層形成第1工程で用いた塩化ビニル板Gを除いた後
に、通常通りのメッキ処理を行う。ここで、第1の金属
層NMを形成するメッキ液は、前記第2の金属層AUb
の上部に流入するが、この場合、前記第1の金属層NM
を形成するメッキ液は、前記開口部7a内において均一
の高さとなることから、前記薄肉層部Fの上部において
は、その第2の金属層AUbの厚さが薄い分だけ、第1
の金属層NMを形成するメッキ液の厚さは厚く形成され
る(図11参照)。
【0085】<第2の金属層形成第2工程>そして、前
記第1の金属層形成工程の次に、第2の金属層形成第2
工程を行う。すなわち、第1の金属層NMの上部に、第
2の金属層AUaを形成するメッキ液を流し、通常通り
のメッキ処理を行う。
【0086】なお、本実施形態においても、前記第2の
金属層形成第1工程および第2の金属層形成第2工程に
てそれぞれ形成される二つの第2の金属層AUa、AU
bは、共に前記第1の金属層NMよりも靱性および導電
性が高いものであれば、それぞれが異なる材質であって
もよい。例えば、前記第2の金属層AUaのみをCuと
すれば、前記分離工程におけるCuエッチングの問題
(ベースメタル層6と共にコンタクトピン3aの一部ま
でエッチングされる)を回避しつつ、Auとした場合に
比べて安価に作製できる。
【0087】以上の工程により、三層からなるコンタク
トピン3a(パターン配線3)を備えたコンタクトプロ
ーブ16を作製することができる。
【0088】また、図9に示すように、コンタクトプロ
ーブ16の樹脂フィルム2には、コンタクトプローブ1
6を位置合わせおよび固定するための位置合わせ孔2b
および孔2cが設けられ、また、パターン配線3から得
られた信号を引き出し用配線である接触端子3bを介し
てプリント基板20(図13参照)に伝えるための窓2
dが設けられている。
【0089】前記メカニカルパーツ60は、図13に示
すように、マウンティングベース30と、トップクラン
プ40と、ボトムクランプ50とからなっている。ま
ず、プリント基板20の上にトップクランプ40を取付
け、次に、コンタクトプローブ16を取り付けたマウン
ティングベース30をトップクランプ40にボルト穴4
1にボルト42を螺合させて取り付ける(図14参
照)。そして、ボトムクランプ50でコンタクトプロー
ブ16を押さえ込むことにより、パターン配線3を一定
の傾斜状態に保つとともに、下方に折曲されたコンタク
トピン3aの先端部を所定角度に設定し、該コンタクト
ピン3aをICチップに押しつける。
【0090】図14は、組立終了後のプローブ装置70
を示している。図15は、図14のE−E線断面図であ
る。図15に示すように、パターン配線3の先端、すな
わちコンタクトピン3aは、マウンティングベース30
によりICチップIに接触している。
【0091】前記マウンティングベース30には、コン
タクトプローブ16の位置を調整するための位置決めピ
ン31が設けられており、この位置決めピン31をコン
タクトプローブ16の前記位置合わせ穴2bに挿入する
ことにより、パターン配線3とICチップIとを正確に
位置合わせすることができるようになっている。コンタ
クトプローブ16に設けられた窓2dの部分のパターン
配線3に、ボトムクランプ50の弾性体51を押しつけ
て、前記接触端子3bをプリント基板20の電極21に
接触させ、パターン配線3から得られた信号を電極21
を通して外部に伝えることができるようになっている。
【0092】上記のように構成されたプローブ装置70
を用いて、ICチップIのプローブテスト等を行う場合
は、プローブ装置70をプローバに挿着するとともにテ
スターに電気的に接続し、所定の電気信号をパターン配
線3のコンタクトピン3aからウェーハ上のICチップ
Iに送ることによって、該ICチップIからの出力信号
がコンタクトピン3aからテスターに伝送され、ICチ
ップIの電気的特性が測定される。
【0093】このコンタクトプローブ16およびこれを
組み込んだプローブ装置70では、第1実施形態と同様
に、コンタクトピン3aが、マンガン濃度が0.05〜
1.5重量%の範囲内のNi−Mn合金である第1の金
属層NMと、第1の金属層NMより靱性の高い第2の金
属層AUaとを備え、第2の金属層AUa側を外側にし
て折曲されているので、屈曲部分の優れた靱性とコンタ
クトピン3a全体としての高い硬度(Hv350以上)
が得られる。
【0094】また、第1の金属層NMよりも導電性の高
い第2の金属層AUa、AUbが厚さ方向において前記
第1の金属層NMの上下にそれぞれ設けられて、パター
ン配線3の上下両表層が高導電性を備えるため、第一実
施形態に比べて一層損失の少ない伝送線路を形成でき、
信号劣化を抑えることができる。
【0095】さらに、コンタクトピン3aは、その途中
位置Vにて前記厚さ方向の測定対象物I側に向けて折曲
され、該測定対象物I側の前記第2の金属層AUbの先
端部には、薄肉層部Fが設けられ、該薄肉層部Fが、測
定対象物Iに対して接触する。そして、厚さが薄く形成
されていることから、何回かの使用により、前記薄肉層
部Fが削り取られ、その内部の前記第1の金属層NMが
露出する。これにより、コンタクトピン3aは、測定対
象物Iに対して、前記第1の金属層NMで接触すること
となり、高温加熱後でも高硬度を安定して維持できるこ
とから、大きな接触圧に対応することができる。
【0096】また、測定対象物I側に向けて折曲される
コンタクトピン3aの先端部に設けられる前記薄肉層部
Fは、測定対象物Iの接触面に対して斜めから接触する
ため、比較的少ない回数の使用により前記第1の金属層
NMが露出し易く、または、コンタクトピン3aの最先
端部においては当初から前記第1の金属層NMが若干露
出した状態となっている。したがって、作製直後から大
きな接触圧に対応でき、安定したコンタクトを得ること
ができる。なお、この薄肉層部Fのように、金属層の厚
さを漸次薄く形成できるのは、メッキ技術の利点であ
り、クラッド法では極めて困難である。
【0097】次に、図16乃至図21を参照して、第3
実施形態について説明する。本実施形態は、第2実施形
態においてICプローブ用の所定形状に切り出したコン
タクトプローブ16を、それに代えてLCD用プローブ
の所定形状に切り出して使用するものである。LCD用
プローブに切り出されたコンタクトプローブは、図16
乃至図18に符号200で示され、201は樹脂フィル
ムである。
【0098】図19に示すように、LCD用プローブ装
置100は、コンタクトプローブ挟持体110を額縁状
フレーム120に固定してなる構造を有しており、この
コンタクトプローブ挟持体110から突出したコンタク
トピン3aの先端がLCD(液晶表示体)90の端子
(図示せず)に接触するようになっている。
【0099】図18に示すように、コンタクトプローブ
挟持体110は、トップクランプ111とボトムクラン
プ115とを備えている。トップクランプ111は、コ
ンタクトピン3aの先端を押さえる第一突起112、T
ABIC300側の端子301を押さえる第二突起11
3およびリードを押さえる第三突起114を有してい
る。ボトムクランプ115は、傾斜板116、取付板1
17および底板118から構成されている。
【0100】コンタクトプローブ200を傾斜板116
の上に載置し、さらにTABIC300の端子301が
コンタクトプローブ200の樹脂フィルム201,20
1間に位置するように載置する。その後、トップクラン
プ111を第一突起112が樹脂フィルム201の上で
かつ第二突起113が端子301に接触するように乗せ
ボルトにより組み立てる。
【0101】図20に示すように、コンタクトプローブ
200を組み込み、ボルト130によりトップクランプ
111とボトムクランプ115を組み合わせることによ
り、コンタクトプローブ挟持体110が作製される。
【0102】上記コンタクトプローブ挟持体110は、
図21に示すように、ボルト131により固定されてL
CD用プローブ装置100に組み立てられる。LCD用
プローブ装置100を用いてLCD90の電気的テスト
を行うには、LCD用プローブ装置100のコンタクト
ピン3aの先端をLCD90の端子(図示せず)に接触
させた状態で、コンタクトピン3aから得られた信号を
TABIC300を通して外部に取り出すことにより行
われる。
【0103】上記LCD用プローブ装置100では、L
CD90の端子に当接させるコンタクトピン3aが、第
1実施形態および第2実施形態と同様のマンガン濃度に
設定された第1の金属層NMと、この第1の金属層NM
よりも靱性および導電性の高い第2の金属層AUとを備
え、第2の金属層AU側を外側にして折曲されているの
で、屈曲部分の優れた靱性とコンタクトピン3a全体と
しての高い硬度(Hv350以上)が得られる。
【0104】次に、図22および図23を参照して、第
4実施形態について説明する。図22に示すように、上
記第3実施形態において説明した、コンタクトプローブ
200の樹脂フィルム201は、例えばポリイミド樹脂
からなっているため、水分を吸収して伸びが生じ、コン
タクトピン3a,3a間の間隔tが変化することがあっ
た。そのため、コンタクトピン3aがLCD90の端子
の所定位置に接触することが不可能となり、正確な電気
テストを行うことができないという問題があった。
【0105】そこで、第4実施形態では、図23に示す
ように、前記樹脂フィルム201の上に金属フィルム5
00を張り付け、湿度が変化してもコンタクトピン3
a,3a間の間隔tの変化を少なくし、これにより、コ
ンタクトピン3aをLCD90の端子の所定位置に確実
に接触させることとした。
【0106】すなわち、各コンタクトピン3aの位置ず
れが生じ難くなり、先端がLCD90の端子に正確かつ
高精度に当接させられる。したがって、LCD90の端
子以外の場所に、高硬度の第1の金属層NMで形成され
たコンタクトピン3aが当接することによって生じる損
傷等を防ぐことができる。なお、金属フィルム500
は、導電体であるNi、Ni合金、CuまたはCu合金
のうちいずれかのものが好ましい。
【0107】次に、図24および図25を参照して、第
5実施形態について説明する。第5実施形態と第1実施
形態との異なる点は、第1実施形態におけるプローブ装
置10ではICチップIがコンタクトプローブ1の下方
に位置されているのに対し、第5実施形態におけるプロ
ーブ装置700では、ICチップIはコンタクトプロー
ブ701の上方に位置される点である。
【0108】すなわち、プローブ装置700は、フレー
ム本体711と、フレーム本体711の内側に固定され
中央に矩形状の開口部と該開口部周囲に上方に傾斜する
傾斜面が形成された位置決め板712と、該位置決め板
712上に配されるコンタクトプローブ701と、該コ
ンタクトプローブ701を上から押さえて支持する上板
713と、該上板713を上から付勢してフレーム本体
711に固定するクランパ714とを備えている。上記
プローブ装置700では、ICチップIはコンタクトプ
ローブ701の上方、すなわち上方に折曲されたコンタ
クトピン3aの先端と上板713との間に挟持状態に配
されることとなる。
【0109】また、第1実施形態におけるコンタクトプ
ローブ1のパターン配線3およびコンタクトピン3a
は、樹脂フィルム2側に第1の金属層NMが配されて構
成されているのに対し、第5実施形態におけるコンタク
トプローブ701のパターン配線3およびコンタクトピ
ン3aは、樹脂フィルム2側に第2の金属層AUが配さ
れて構成されている点が異なっている。
【0110】すなわち、コンタクトプローブ701の製
造工程におけるメッキ処理工程で、まず、高硬度層とな
る第1の金属層NMをベースメタル層の上にメッキ形成
した後、続いて第1の金属層NMより靱性および導電性
の高い第2の金属層AUを形成している。
【0111】また、前記コンタクトピン3aは、その先
端から所定長さの途中位置にて樹脂フィルム2側と反対
側(ICチップI側)に向けて、すなわち第2の金属層
AU側を外側にして折曲されている。
【0112】
【実施例】上記各実施形態におけるコンタクトプローブ
のパターン配線およびコンタクトピンを形成する電解メ
ッキ工程において、上記第1の金属層のメッキ条件は、
以下の試験結果に基づいて求めた。
【0113】MnをNiに含有させるためのメッキ液
は、スルファミン酸Ni浴にスルファミン酸Mnを添加
したものであり、Niメッキ膜中に含有されるMn量
は、メッキ液中のMn量およびメッキする際の電流密度
に左右されるため、第1の金属層については以下の条件
でメッキ処理を施した。 Mn量:20〜35g/l 電流密度:1〜10A/dm2
【0114】第1の金属層のメッキ条件を、上記範囲内
に設定した理由は、Mn量が20g/l未満および電流
密度1A/dm2未満では、皮膜中のMn濃度が少なく
所望の硬度を得ることができず、35g/lおよび10
A/dm2を越えるとMn濃度が増大し、メッキ皮膜の
応力増大および皮膜自身が非常に脆くなるためである。
【0115】なお、スルファミン酸に限らず硫酸Ni浴
をベースにしたものでメッキ処理を施しても構わない
が、スルファミン酸Ni浴によるメッキ処理では、硫酸
Ni浴に比べて応力が低減されるという効果がある。以
下の表1に、Mn量を一定(30g/l)とした場合に
おいて、電流密度を変えた際のMn濃度および熱処理前
後の硬度の実験結果を示す。また、Mn濃度と硬度との
関係を図26に示す。
【0116】
【表1】
【0117】コンタクトピンを第1の金属層のみ及び第
2の金属層のみの単一材料で構成した場合と、第1の金
属層(高硬度層)と第2の金属層(高靱性層)の二層構
造で構成した場合における靱性についての比較データを
表2に示す。ここでは、第1の金属層として、マンガン
濃度0.4重量%のNi−Mn合金を例に採り、第2の
金属層として、Cuを例に採った。表2は、試作された
コンタクトピンの90度曲げ試験を行ったものであり、
コンタクトピンを90度曲げた後、元に戻す作業を1サ
イクルとして、ピンが破断するのに要したサイクル数を
示したものである。表2からも分かるように、第2の金
属層は、第1の金属層に比べて優れた靱性を備え、二層
構造を採用したものは、第1の金属層単層のものに比べ
て優れた靱性を有している。
【0118】
【表2】
【0119】
【発明の効果】請求項1記載のコンタクトプローブによ
れば、測定対象物に対して接触する第1の金属層がマン
ガン濃度0.05重量%以上のNi−Mn合金であるの
で、常温および高温加熱後、すなわち500℃で加熱し
た後でもHv350以上の高硬度を得ることができる。
さらに、第1の金属層より靱性の高い第2の金属層を外
側にして折曲されているので、第1の金属層単層で形成
された場合に比べて屈曲部分の外側の靱性が高くなり、
折曲時および繰り返しの使用においても屈曲部分の外側
の亀裂等の発生を抑制することができる。また、コンタ
クトピンは、第1の金属層よりも導電率の高い第2の金
属層を備えているため、第1の金属層単層で形成された
場合に比べて伝送線路における損失を小さくすることが
でき、高周波域でテストする場合に信号の劣化を抑える
ことができる。
【0120】請求項2記載のコンタクトプローブによれ
ば、第2の金属層が厚さ方向において前記第1の金属層
の上下にそれぞれ設けられて、該第1の金属層の上下両
表層が第2の金属層となるため、請求項1記載のコンタ
クトプローブに比べて一層損失の少ない伝送線路を形成
でき、信号劣化を抑えることができる。
【0121】請求項3記載のコンタクトプローブによれ
ば、第2の金属層が第1の金属層の周囲を覆った状態に
設けられ、コンタクトピンの表面全体が導電性の高い材
質となるため、請求項2記載のコンタクトプローブに比
べて一層、優れた高周波特性を得ることができる。
【0122】請求項4記載のコンタクトプローブによれ
ば、コンタクトピンは、その途中位置にて前記厚さ方向
の測定対象物側に向けて折曲され、前記測定対象物側に
設けられる前記第2の金属層の先端部には、薄肉層部が
設けられているため、該薄肉層部は、測定対象物に対す
る接触部に相当する位置に配設され、厚さが薄く形成さ
れていることから、何回かの使用により、前記薄肉層部
が削り取られ、その内部の前記第1の金属層が露出す
る。これにより、コンタクトピンは、測定対象物に対し
て、前記第1の金属層で接触し、高温加熱後でも高硬度
を安定して維持でき、大きな接触圧に対応できる。ま
た、前記薄肉層部は、測定対象物の接触面に対して斜め
から接触することから、局部的接触圧が高く、より削ら
れ易いため、比較的少ない回数の使用により前記第1の
金属層が露出し易く、または、コンタクトピンの最先端
部においては当初から前記第1の金属層が若干露出した
状態となっており、作製直後から大きな接触圧に対応で
き、安定したコンタクトを得ることができる。
【0123】請求項5記載のコンタクトプローブによれ
ば、請求項1から4のいずれかに記載のコンタクトプロ
ーブにおいて、前記第1の金属層は、マンガン濃度が
1.5重量%以下に設定されているため、コンタクトピ
ンの応力が増大して湾曲するおそれがなく、屈曲部分の
内側に位置する第1の金属層自体にもコンタクトプロー
ブとして適度な靱性および硬度を与えることができる。
【0124】請求項6記載のコンタクトプローブによれ
ば、前記フィルムが、例えば水分を吸収して伸張し易い
樹脂フィルム等であっても、該フィルムには、金属フィ
ルムが直接張り付けられて設けられているため、該金属
フィルムによって前記フィルムの伸びが抑制される。す
なわち、各コンタクトピンの間隔にずれが生じ難くな
り、先端部が測定対象物に正確かつ高精度に当接させら
れる。したがって、測定対象物であるICチップやLC
D等の端子以外の場所に、高硬度の第1の金属層で形成
された先端部が当接することによって生じる損傷等を防
ぐことができる。さらに、該金属フィルムは、グラウン
ドとして用いることができ、それにより、コンタクトプ
ローブの先端近くまでインピーダンスマッチングをとる
設計が可能となり、高周波域でのテストを行う場合にも
反射雑音による悪影響を防ぐことができる。
【0125】請求項7記載のコンタクトプローブの製造
方法によれば、第1の金属層形成工程と第2の金属層形
成工程によって第1の金属層および第2の金属層の二層
構造が形成され、コンタクトピン折曲工程で第1の金属
層よりも靱性が高い第2の金属層側を外側にして折曲さ
せるので、折曲時に最も伸ばされる屈曲部分の外側が高
靱性層となることから、折曲による応力が緩和されると
ともに亀裂等の発生を抑制することができる。また、上
記第1、第2の金属層は、メッキにより作製するので、
メッキ液を変更するだけで容易に厚さ方向に二層構造を
形成することができ、単体の金属層をそれぞれ別体に形
成した後に両者を接合(クラッド)するものより作製が
容易という効果が得られる。
【0126】請求項8記載のコンタクトプローブの製造
方法によれば、第2の金属層形成第1工程において、前
記マスクされていない部分の先端部に相当するマスク上
に遮蔽板を設置して、電解メッキ時におけるイオンの流
れを阻害させ、メッキ膜厚を薄くするか、若しくは殆ど
メッキしない状態にして、コンタクトピンの先端部に薄
肉層部を形成する。本方法では、遮蔽板を設置するだけ
であるので、容易に薄肉層部を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るコンタクトプローブの第1実施
形態を示す拡大模式図である。
【図2】 図1のA−A線断面図である。
【図3】 本発明に係るコンタクトプローブの第1実施
形態における製造方法を工程順に示す要部断面図であ
る。
【図4】 本発明に係るコンタクトプローブの第1実施
形態におけるプローブ装置(チップキャリア)の分解斜
視図である。
【図5】 本発明に係るコンタクトプローブの第1実施
形態におけるプローブ装置(チップキャリア)の外観斜
視図である。
【図6】 図5の要部が拡大されたB−B線断面図であ
る。
【図7】 本発明に係るコンタクトプローブの第1実施
形態の変形例を拡大して示す正断面図である。
【図8】 本発明に係るコンタクトプローブの第2実施
形態を示す要部斜視図である。
【図9】 本発明に係るコンタクトプローブの第2実施
形態を示す平面図である。
【図10】 図9のC−C線断面図である。
【図11】 図10の要部拡大図である。
【図12】 本発明に係るコンタクトプローブの第2実
施形態におけるメッキ工程を示す平面図である。
【図13】 本発明に係るコンタクトプローブの第2実
施形態を組み込んだプローブ装置の一例を示す分解斜視
図である。
【図14】 本発明に係るコンタクトプローブの第2実
施形態を組み込んだプローブ装置の一例を示す要部斜視
図である。
【図15】 図14のE−E線断面図である。
【図16】 本発明に係るプローブ装置の第3実施形態
におけるコンタクトプローブを示す斜視図である。
【図17】 図16のJ−J線断面図である。
【図18】 本発明に係るプローブ装置の第3実施形態
におけるコンタクトプローブ挟持体を示す分解斜視図で
ある。
【図19】 本発明に係るプローブ装置の第3実施形態
を示す斜視図である。
【図20】 本発明に係るプローブ装置の第3実施形態
におけるコンタクトプローブ挟持体を示す斜視図であ
る。
【図21】 図19のX−X線断面図である。
【図22】 本発明に係るコンタクトプローブの第4実
施形態に関して図16のD方向矢視図である。
【図23】 本発明に係るコンタクトプローブの第4実
施形態を示す側面図である。
【図24】 本発明に係るコンタクトプローブの第5実
施形態におけるプローブ装置(チップキャリア)を示
し、(a)はその外観斜視図、(b)は(a)の要部が
拡大されたL−L線断面図である。
【図25】 本発明に係るコンタクトプローブの第5実
施形態におけるプローブ装置(チップキャリア)の分解
斜視図である。
【図26】 本発明に係るコンタクトプローブの先端部
におけるMn濃度と硬度との関係を示すグラフである。
【図27】 本発明に係るコンタクトプローブの従来例
を示す要部を拡大した断面図である。
【符号の説明】
1,16,701 コンタクトプローブ 2 樹脂フィルム 3 パターン配線 3a コンタクトピン 10,700 プローブ装置 90 LCD(測定対象物) 100 プローブ装置 200 コンタクトプローブ 201 樹脂フィルム 500 金属フィルム AU 第2の金属層 AUa 第2の金属層 AUb 第2の金属層 G 塩化ビニル板(遮蔽板) I ICチップ(測定対象物) NM 第1の金属層 PI ポリイミド樹脂 V 途中位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 勇人 兵庫県三田市テクノパーク十二番の六 三 菱マテリアル株式会社三田工場内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のパターン配線がフィルム上に形成
    されこれらのパターン配線の各先端が前記フィルムから
    突出状態に配されてコンタクトピンとされるコンタクト
    プローブであって、 少なくとも前記コンタクトピンは、マンガンを0.05
    重量%以上含有するニッケル−マンガン合金からなる第
    1の金属層と、該第1の金属層より靱性および導電性の
    高い第2の金属層とを具備してなり、該コンタクトピン
    の途中位置にて前記第2の金属層側を外側にして折曲さ
    れていることを特徴とするコンタクトプローブ。
  2. 【請求項2】 複数のパターン配線がフィルム上に形成
    されこれらのパターン配線の各先端が前記フィルムから
    突出状態に配されてコンタクトピンとされるコンタクト
    プローブであって、 少なくとも前記コンタクトピンは、マンガンを0.05
    重量%以上含有するニッケル−マンガン合金からなる第
    1の金属層と、厚さ方向において前記第1の金属層の上
    下にそれぞれ設けられる前記第1の金属層より靱性およ
    び導電性の高い第2の金属層とを具備してなり、該コン
    タクトピンの途中位置にて折曲されていることを特徴と
    するコンタクトプローブ。
  3. 【請求項3】 複数のパターン配線がフィルム上に形成
    されこれらのパターン配線の各先端が前記フィルムから
    突出状態に配されてコンタクトピンとされるコンタクト
    プローブであって、 少なくとも前記コンタクトピンは、マンガンを0.05
    重量%以上含有するニッケル−マンガン合金からなる第
    1の金属層と、該第1の金属層の周囲を覆った状態に設
    けられる該第1の金属層より靱性および導電性の高い第
    2の金属層とを具備してなり、該コンタクトピンの途中
    位置にて折曲されていることを特徴とするコンタクトプ
    ローブ。
  4. 【請求項4】 複数のパターン配線がフィルム上に形成
    されこれらのパターン配線の各先端が前記フィルムから
    突出状態に配されてコンタクトピンとされるコンタクト
    プローブであって、 少なくとも前記コンタクトピンは、マンガンを0.05
    重量%以上含有するニッケル−マンガン合金からなる第
    1の金属層と、厚さ方向において前記第1の金属層の上
    下にそれぞれ設けられる前記第1の金属層より靱性およ
    び導電性の高い第2の金属層とを具備して、該コンタク
    トピンの途中位置にて前記厚さ方向の測定対象物側に向
    けて折曲されてなり、 前記第1の金属層の前記厚さ方向において測定対象物側
    に設けられる前記第2の金属層の先端部には、該第2の
    金属層の厚さの薄い薄肉層部が設けられていることを特
    徴とするコンタクトプローブ。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載のコン
    タクトプローブにおいて、 前記第1の金属層は、マンガン濃度が1.5重量%以下
    に設定されていることを特徴とするコンタクトプロー
    ブ。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれかに記載のコン
    タクトプローブにおいて、 前記フィルムには、金属フィルムが直接張り付けられて
    設けられていることを特徴とするコンタクトプローブ。
  7. 【請求項7】 フィルム上に複数のパターン配線を形成
    しこれらのパターン配線の各先端を前記フィルムから突
    出状態に配してコンタクトピンとするコンタクトプロー
    ブの製造方法であって、 基板層の上に前記コンタクトピンの材質に被着または結
    合する材質の第3の金属層を形成する第3の金属層形成
    工程と、 前記第3の金属層の上にマスクを施してマスクされてい
    ない部分に、前記コンタクトピンに供される第1の金属
    層および第2の金属層をメッキ処理により厚さ方向複数
    層状に形成するメッキ処理工程と、 前記マスクを取り除いた第1の金属層および第2の金属
    層の上に前記コンタクトピンに供される部分以外をカバ
    ーする前記フィルムを被着するフィルム被着工程と、 前記フィルムと第1の金属層および第2の金属層とから
    なる部分と、前記基板層と第3の金属層とからなる部分
    とを分離する分離工程と、 前記コンタクトピンを、その途中位置で折曲させるコン
    タクトピン折曲工程とを備えてなり、 前記メッキ処理工程は、マンガン濃度が0.05重量%
    以上に設定されたニッケル−マンガン合金からなる第1
    の金属層を形成する第1の金属層形成工程と、前記第1
    の金属層より靱性および導電性の高い第2の金属層を形
    成する第2の金属層形成工程とを備え、 前記コンタクトピン折曲工程は、前記第2の金属層側を
    外側にして折曲することを特徴とするコンタクトプロー
    ブの製造方法。
  8. 【請求項8】 フィルム上に複数のパターン配線を形成
    しこれらのパターン配線の各先端を前記フィルムから突
    出状態に配してコンタクトピンとするコンタクトプロー
    ブの製造方法であって、 基板層の上に前記コンタクトピンの材質に被着または結
    合する材質の第3の金属層を形成する第3の金属層形成
    工程と、 前記第3の金属層の上にマスクを施してマスクされてい
    ない部分に、前記コンタクトピンに供される第1の金属
    層および第2の金属層をメッキ処理により厚さ方向複数
    層状に形成するメッキ処理工程と、 前記マスクを取り除いた第1の金属層および第2の金属
    層の上に前記コンタクトピンに供される部分以外をカバ
    ーする前記フィルムを被着するフィルム被着工程と、 前記フィルムと第1の金属層および第2の金属層とから
    なる部分と、前記基板層と第3の金属層とからなる部分
    とを分離する分離工程と、 前記コンタクトピンを、その途中位置で折曲させるコン
    タクトピン折曲工程とを備えてなり、 前記メッキ処理工程は、マンガン濃度が0.05重量%
    以上に設定されたニッケル−マンガン合金からなる第1
    の金属層を形成する第1の金属層形成工程と、前記第1
    の金属層より靱性および導電性の高い第2の金属層を形
    成する第2の金属層形成工程とを備えてなり、前記第2
    の金属層形成工程は、前記第1の金属層形成工程よりも
    先または後のいずれか一方に行われ前記マスクされてい
    ない部分の先端部に相当する位置の前記マスク上に遮蔽
    板を設置した状態で該第2の金属層を構成するメッキ浴
    に浸して該先端部に薄肉層部を形成する第2の金属層形
    成第1工程と、前記第1の金属層形成工程の先または後
    のいずれか他方に行われる第2の金属層形成第2工程と
    を備え、 前記コンタクトピン折曲工程は、前記第2の金属層形成
    第1工程にて形成した第2の金属層側を内側にして折曲
    することを特徴とするコンタクトプローブの製造方法。
JP19903997A 1997-07-24 1997-07-24 コンタクトプローブおよびその製造方法 Pending JPH1144708A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19903997A JPH1144708A (ja) 1997-07-24 1997-07-24 コンタクトプローブおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19903997A JPH1144708A (ja) 1997-07-24 1997-07-24 コンタクトプローブおよびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1144708A true JPH1144708A (ja) 1999-02-16

Family

ID=16401110

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19903997A Pending JPH1144708A (ja) 1997-07-24 1997-07-24 コンタクトプローブおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1144708A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001021581A (ja) * 1999-07-08 2001-01-26 Micronics Japan Co Ltd プローブ組立体の製造方法
WO2002084306A1 (en) * 2001-04-13 2002-10-24 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Contact probe
US6784680B2 (en) 2000-06-01 2004-08-31 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Contact probe with guide unit and fabrication method thereof
WO2007119637A1 (ja) * 2006-04-14 2007-10-25 Kabushiki Kaisha Nihon Micronics フレキシブル配線基板および電気的接続装置
US7800001B2 (en) 2006-04-14 2010-09-21 Kabushiki Kaisha Nihon Micronics Probe sheet and electrical connecting apparatus
JP2011039066A (ja) * 2006-10-24 2011-02-24 Ind Technol Res Inst 多層電気プローブおよびその製造方法
US7934945B2 (en) 2006-09-28 2011-05-03 Kabushiki Kaisha Nihon Micronics Electrical connecting apparatus
US7934944B2 (en) 2006-04-07 2011-05-03 Kabushiki Kaisha Nihon Micronics Electrical connecting apparatus
US8202684B2 (en) 2006-04-14 2012-06-19 Kabushiki Kaisha Nihon Micronics Method for manufacturing probe sheet
JP2016211898A (ja) * 2015-04-30 2016-12-15 東京特殊電線株式会社 伝送線路及び検査治具
KR102008463B1 (ko) * 2019-04-08 2019-08-08 주식회사 프로이천 패널 테스트를 위한 프로브 핀의 제조 방법

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001021581A (ja) * 1999-07-08 2001-01-26 Micronics Japan Co Ltd プローブ組立体の製造方法
US6784680B2 (en) 2000-06-01 2004-08-31 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Contact probe with guide unit and fabrication method thereof
WO2002084306A1 (en) * 2001-04-13 2002-10-24 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Contact probe
EP1387174A4 (en) * 2001-04-13 2005-09-28 Sumitomo Electric Industries CONTACT PROBE
US7190179B2 (en) 2001-04-13 2007-03-13 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Contact probe
US7934944B2 (en) 2006-04-07 2011-05-03 Kabushiki Kaisha Nihon Micronics Electrical connecting apparatus
JP2007285800A (ja) * 2006-04-14 2007-11-01 Micronics Japan Co Ltd フレキシブル配線基板および電気的接続装置
US7800001B2 (en) 2006-04-14 2010-09-21 Kabushiki Kaisha Nihon Micronics Probe sheet and electrical connecting apparatus
WO2007119637A1 (ja) * 2006-04-14 2007-10-25 Kabushiki Kaisha Nihon Micronics フレキシブル配線基板および電気的接続装置
US8202684B2 (en) 2006-04-14 2012-06-19 Kabushiki Kaisha Nihon Micronics Method for manufacturing probe sheet
US7934945B2 (en) 2006-09-28 2011-05-03 Kabushiki Kaisha Nihon Micronics Electrical connecting apparatus
JP2011039066A (ja) * 2006-10-24 2011-02-24 Ind Technol Res Inst 多層電気プローブおよびその製造方法
JP2016211898A (ja) * 2015-04-30 2016-12-15 東京特殊電線株式会社 伝送線路及び検査治具
KR102008463B1 (ko) * 2019-04-08 2019-08-08 주식회사 프로이천 패널 테스트를 위한 프로브 핀의 제조 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100491453B1 (ko) 접점 구조와 그 제조 방법 및 이를 이용한 프로브 접점조립체
JP2001091539A (ja) マイクロファブリケーションで形成するコンタクトストラクチャ
JPH1144708A (ja) コンタクトプローブおよびその製造方法
JP3902294B2 (ja) コンタクトプローブおよびその製造方法
JPH10142259A (ja) コンタクトプローブの製造方法並びにそれを用いたコンタクトプローブおよびそれを備えたプローブ装置
JP3219008B2 (ja) コンタクトプローブおよびその製造方法と前記コンタクトプローブを備えたプローブ装置
JP3204146B2 (ja) コンタクトプローブおよびその製造方法、並びにコンタクトプローブを備えたプローブ装置
JP3822722B2 (ja) コンタクトプローブおよびその製造方法と前記コンタクトプローブを備えたプローブ装置
JPH1116961A (ja) 屈曲部を有する金属体およびその成形方法と前記金属体を用いたコンタクトプローブおよびその製造方法
JPH10319040A (ja) コンタクトプローブおよびその製造方法
JP3346279B2 (ja) コンタクトプローブおよびそれを備えたプローブ装置並びにコンタクトプローブの製造方法
JPH10185951A (ja) コンタクトプローブおよびそれを備えたプローブ装置並びにコンタクトプローブの製造方法
JP2913617B2 (ja) 縦型プローブカード
JP3446636B2 (ja) コンタクトプローブ及びプローブ装置
JP3634526B2 (ja) コンタクトプローブおよびこれを備えたプローブ装置
JP2003057266A (ja) コンタクトプローブ及びその製造方法
JP3936600B2 (ja) コンタクトプローブ及びその製造方法
JPH10288629A (ja) コンタクトプローブおよびこれを備えたプローブ装置
JPH10221370A (ja) コンタクトプローブおよびその製造方法、並びにコンタクトプローブを備えたプローブ装置
JPH1164380A (ja) 屈曲部を有する金属体の成形方法とこの成形方法を用いたコンタクトプローブの製造方法
JP2001330625A5 (ja)
JPH11352151A (ja) コンタクトプローブおよびそれを備えたプローブ装置並びにコンタクトプローブの製造方法
JPH10339740A (ja) プローブ装置
JPH10197562A (ja) コンタクトプローブおよびこれを備えたプローブ装置
JPH10239353A (ja) コンタクトプローブおよびそれを備えたプローブ装置並びにコンタクトプローブの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Effective date: 20040223

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Effective date: 20040223

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422