JPH1147312A - ソリッドゴルフボール - Google Patents
ソリッドゴルフボールInfo
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- JPH1147312A JPH1147312A JP9219284A JP21928497A JPH1147312A JP H1147312 A JPH1147312 A JP H1147312A JP 9219284 A JP9219284 A JP 9219284A JP 21928497 A JP21928497 A JP 21928497A JP H1147312 A JPH1147312 A JP H1147312A
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Abstract
バーとを具備するソリッドゴルフボールにおいて、内層
カバーが1価の金属塩にて中和されたアイオノマー樹脂
を60〜100重量%含有してなる熱可塑性樹脂にて形
成され、かつ外層カバーが2価の金属塩にて中和された
アイオノマー樹脂を60〜100重量%含有してなる熱
可塑性樹脂にて形成されると共に、内層カバーと外層カ
バーとの硬度差がショアD硬度で5以下であることを特
徴とするソリッドゴルフボール。 【効果】 本発明のソリッドゴルフボールは、ソリッド
ゴルフボールの本来の特徴である良好な飛び性能及び耐
久性を損なうことなく、打感が向上したものである。
Description
ールの特徴である良好な飛び性能及び耐久性を損なうこ
となく、打感が向上した2層カバーを有するソリッドゴ
ルフボールに関する。
種々の構造のゴルフボールが市場に提供されており、中
でも競技用ゴルフボールとして一般に用いられているの
は、ゴムを基材とするコアをアイオノマー樹脂等からな
る外層カバーで被覆したツーピースソリッドゴルフボー
ルと、ソリッド又はリキッドセンターに糸ゴムを巻きつ
け、これを外層カバーで被覆した糸巻きゴルフボールで
あり、これらゴルフボールが市場の大半を占めている。
優れた飛び性能及び耐久性を有することから、多くのゴ
ルファーに使用されているが、打感が非常に硬く感じら
れ、また打撃時の球離れの速さからコントロール性に劣
るという欠点を有し、このためプロゴルファーやアマチ
ュア上級者には、ツーピースソリッドゴルフボールより
も糸巻きゴルフボールを使用する人が多い。一方、糸巻
きゴルフボールは、フィーリング、コントロール性に優
れる反面、飛距離、耐久性の点でツーピースソリッドゴ
ルフボールに劣るという問題がある。
ールと糸巻きゴルフボールとは、互いに相反する性能を
有しており、プレーヤーは自分の伎倆や好みにより使用
するゴルフボールを選択しているのが現状である。
ドゴルフボールにおいて糸巻きゴルフボールに近いフィ
ーリングを実現すべく、ソリッドセンター、内層カバ
ー、及び外層カバーからなる新しいタイプのスリーピー
スソリッドゴルフボールが提案されている(特公平7−
8301号公報、特開平7−24084号公報、特開平
9−10358号公報など)。これら公報に開示された
ゴルフボールはいずれも外層カバーが内層カバーより硬
く形成されており、特にドライバーショットなどの飛距
離を多く必要とするショットに対して低スピンになるよ
うに設計されている。
を出すには有利であるが、低スピン構造であるため止ま
りにくいという性質を有している。
ゴルフボールも数多く提案されている(特公平5−41
10号公報、特開平7−24085号公報など)。これ
らは、内層カバーが外層カバーよりも硬いことが特徴
で、外層カバーを軟らかくすることによりクラブフェー
スとボールとの摩擦を増大させ、スピンの増大化を図っ
ている。
は、スピン量は増大するものの、外層カバーが軟らかい
ために、反発性が低下し、飛距離の増大化を図れない場
合がある。
で、ソリッドゴルフボールの特徴である良好な飛び性能
及び耐久性を損なうことなく、打感を向上させたソリッ
ドゴルフボールを提供することを目的とする。
発明者は上記目的を達成するため、鋭意検討を行った結
果、ゴム基材からなるソリッドコアと、このソリッドコ
アを被覆する内層カバーと、この内層カバーを被覆する
外層カバーとを備えた2層カバー構造のソリッドゴルフ
ボールにおいて、内層カバーを1価の金属塩にて中和さ
れたアイオノマー樹脂を60〜100重量%含有してな
る熱可塑性樹脂にて形成し、かつ外層カバーを2価の金
属塩にて中和されたアイオノマー樹脂を60〜100重
量%含有してなる熱可塑性樹脂にて形成すると共に、上
記内層カバーと外層カバーとの硬度差をショアD硬度で
5以下にすることにより、ソリッドゴルフボールの特徴
である良好な飛び性能及び耐久性を損なうことなく、打
感が軟らかくフィーリングが向上したソリッドゴルフボ
ールが得られることを知見した。
の硬度をそれぞれショアD硬度50〜70にすること、
更にソリッドコアをポリブタジエンを主材として形成す
ると共に、100kg荷重負荷時の変形量を3〜7mm
にすること、更に内層カバー、外層カバーの厚さを0.
5〜3mmにすることにより、上記性能がより良好に発
揮されることを知見し、本発明をなすに至ったものであ
る。
と、内層カバーと、外層カバーとを具備するソリッドゴ
ルフボールにおいて、内層カバーが1価の金属塩にて中
和されたアイオノマー樹脂を60〜100重量%含有し
てなる熱可塑性樹脂にて形成され、かつ外層カバーが2
価の金属塩にて中和されたアイオノマー樹脂を60〜1
00重量%含有してなる熱可塑性樹脂にて形成されると
共に、内層カバーと外層カバーとの硬度差がショアD硬
度で5以下であることを特徴とするソリッドゴルフボー
ル、(2)内層カバー及び外層カバーの硬度がそれぞれ
ショアD硬度50〜70の範囲である(1)記載のソリ
ッドゴルフボール、(3)ソリッドコアがポリブタジエ
ンを主材とするゴム組成物からなると共に、100kg
荷重負荷時の変形量が3〜7mmである(1)又は
(2)記載のソリッドゴルフボール、及び(4)内層カ
バー及び外層カバーの厚さがそれぞれ0.5〜3mmの
範囲である(1)乃至(3)のいずれか1項記載のソリ
ッドゴルフボールを提供する。
と、本発明のソリッドゴルフボールは、図1に示したよ
うに、ソリッドコア1と、該ソリッドコア1を覆うカバ
ー2とからなるもので、このカバー2は、上記ソリッド
コア1を被覆する内層カバー3と、この内層カバー3を
被覆する外層カバー4とからなる2層構造に形成されて
いる。この場合、図1はソリッドコア1が1層のスリー
ピースボールを示すが、必要によりコアは2層以上のマ
ルチコアとすることもできる。
ついて説明すると、まず、コアが1層のスリーピースボ
ールの場合、上記ソリッドコア1は、ゴム基材を主成分
とするもので、このゴム基材としては従来からソリッド
ゴルフボールに用いられている天然ゴム及び/又は合成
ゴムを使用することができるが、本発明においては、シ
ス構造を少なくとも40%以上有する1,4−シス−ポ
リブタジエンが特に好ましく、所望により該ポリブタジ
エンに天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレンブタジ
エンゴムなどを適宜配合することもできる。また、マル
チコアの場合も、その中心コア及びこれを被覆する包囲
コアも上記と同様のゴム材料にて形成することができ
る。
00kgの荷重を加えた時の変形量が3〜7mm、特に
3.1〜6.5mm、更に好ましくは3.2〜6.0m
mであることが好ましい。なお、ソリッドコア1の直径
は33〜41mm、好ましくは34〜40mm、更に好
ましくは35〜40mmであることが推奨される。
上述したように内層カバーと外層カバーとからなる2層
構造に形成されているものであり、まず、内層カバーに
ついて説明すると、1価の金属塩にて中和されたアイオ
ノマー樹脂を60〜100重量%、特に65〜100重
量%含有してなる熱可塑性樹脂にて形成されるものであ
る。1価の金属塩にて中和されたアイオノマー樹脂が6
0重量%未満であると、反発性が低下し、飛距離の低下
につながる場合がある。なお、ここでいう1価の金属塩
を構成する金属イオンは、ナトリウムイオン、リチウム
イオンなどのことをいう。
オノマー樹脂として、具体的には、ナトリウム塩中和型
としてハイミラン1605(三井・デュポンポリケミカ
ルズ製)、サーリン8320、同AD8512(デュポ
ン製)など、リチウム塩中和型として、サーリン793
0(デュポン製)などを挙げることができ、これらは1
種を単独又は2種以上を混合して用いてもよい。
定を満たせば、多価金属塩にて中和されたアイオノマー
樹脂や他の材料として熱可塑性エラストマーなどを配合
してもよく、例えば、亜鉛塩中和型としてハイミラン1
706(三井・デュポンポリケミカルズ製)、サーリン
9320(デュポン製)、マグネシウム塩中和型として
ハイミランAM7311(三井・デュポンポリケミカル
ズ製)など、また結晶性ポリエチレンブロックを有する
熱可塑性エラストマーとしてD6100Pダイナロン
(日本合成ゴム製)、ポリエステル系熱可塑性エラスト
マー、エチレン−不飽和カルボン酸アルキル共重合体の
無水マレイン酸変性物、エチレン−不飽和カルボン酸−
不飽和カルボン酸アルキルエステルの三元共重合体など
を挙げることができる。
ーとして2価の金属塩にて中和されたアイオノマー樹脂
を60〜100重量%、特に65〜100重量%含有し
てなる熱可塑性樹脂にて形成される。2価の金属塩にて
中和されたアイオノマー樹脂が60重量%未満である
と、耐摩耗性が低下するため、アイアン打撃時の表面耐
久性が悪くなる場合がある。なお、ここでいう2価の金
属塩を構成する金属イオンとしては、亜鉛イオン、マグ
ネシウムイオンなどが挙げられる。具体的には、亜鉛塩
中和型としてハイミラン1554、同1706(三井・
デュポンポリケミカルズ製)、サーリン9320(デュ
ポン製)、マグネシウム塩中和型としてハイミランAM
7311(三井・デュポンポリケミカルズ製)などが例
示され、これらは1種を単独又は2種以上を混合して用
いてもよい。
満たすものであれば、他のアイオノマー樹脂を配合する
こともでき、例えば、1価の金属塩にて中和されたアイ
オノマー樹脂などを挙げることができ、具体的には、ナ
トリウム塩中和型としてハイミラン1605(三井・デ
ュポンポリケミカルズ製)、サーリン8320(デュポ
ン製)など、リチウム塩中和型として、サーリン793
0(デュポン製)などを好適に使用できる。
必要に応じて顔料、分散剤、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、紫外線安定剤、可塑剤等の公知の添加剤を配合する
こともできる。
バーとの硬度差はショアD硬度で5以下、特に3以下、
更には2以下にすることが必要で、この場合、内層及び
外層カバーはそれぞれショアD硬度50〜70、特に5
1〜68、更に好ましくは51〜66であることが好ま
しく、ショアD硬度が50未満であると反発性が低下
し、またショアD硬度が70を超えると打撃時のフィー
リングが非常に硬くなり、使用に耐え難くなってしまう
場合がある。なお、本発明でいう硬度とはASTM22
40に準拠した計測方法により測定されるものである。
は、通常1〜5mm、特に1.2〜4.5mmに形成さ
れることが好ましく、また本発明において、上記内層カ
バーと外層カバーそれぞれの厚さは、通常0.5〜3m
m、特に0.6〜2.5mmに形成し得、この場合、ど
ちらか一方のカバー厚が0.5mmより薄いと打撃耐久
性が低下し、割れる原因になる場合があり、また、3m
mより厚いと反発性が低下してしまう場合がある。
たゴム基材を使用してソリッドコアを加硫成形し、得ら
れたソリッドコアに対して上述した上記内層カバー3、
外層カバー4を順に被覆形成することによって2層構造
のカバーを有するソリッドゴルフボールを製造すること
ができる。
材、架橋剤、共架橋剤、不活性充填剤を使用し、加硫条
件、配合比を適宜調節して製造を行う。
ゴム及び/又は合成ゴムなどを使用することができ、架
橋剤としては、ジクミルパーオキサイドやジ−t−ブチ
ルパーオキサイドのような有機過酸化物等を例示でき、
特にジクミルパーオキサイドを使用することが好まし
い。なお、架橋剤の配合量は基材ゴム100重量部に対
して通常0.5〜2重量部である。
脂肪酸の金属塩、特に、炭素原子数3〜8の不飽和脂肪
酸(例えば、アクリル酸、メタアクリル酸等)の亜鉛塩
やマグネシウム塩等の金属塩を例示できるが、アクリル
酸亜鉛が特に好適である。この共架橋剤の配合量は基材
ゴム100重量部に対して10〜34重量部、好ましく
は12〜34重量部である。
酸バリウム、シリカ、炭酸カルシウム及び炭酸亜鉛等が
例示されるが、酸化亜鉛、硫酸バリウムが一般的で、そ
の配合量はコアとカバーの比重、ボールの重量規格等に
応じて適宜調節され、特に限定されないが、通常は基材
ゴム100重量部に対して15〜35重量部である。な
お、本発明においては酸化亜鉛、硫酸バリウムの配合割
合を適宜調整することで上述した最適なソリッドコアの
硬度(100kg荷重負荷時のボールの最適な変形量)
を得ることができる。
組成物は通常の混練機、例えばバンバリーミキサーやロ
ール等を用いて混練し、コア用金型に圧縮又は射出成形
し、成形体を架橋剤及び共架橋剤が作用するのに十分な
温度(例えば架橋剤としてジクミルパーオキサイドを用
い、共架橋剤としてアクリル酸亜鉛を用いる場合には約
130〜170℃)で加熱硬化してソリッドコアを調製
する。
したようなアイオノマー樹脂を主材とするカバー材を使
用して形成するが、内層カバーをソリッドコアに被覆形
成する方法、外層カバーをソリッドコアに被覆形成され
た内層カバーに被覆する方法は特に制限されず、通常は
予め半球殻状に成形した2枚の外層カバーで内層カバー
を包み、ソリッドコアにかぶせて加熱加圧成形するか、
内層・外層カバー材を順にソリッドコアに射出成形する
方法等を採用し得る。
ールは、上記外層カバーにディンプルを形成するが、デ
ィンプル数としては300〜600個、特に310〜5
50個、また、その幾何学的配列としては、8面体、2
0面体などで、ディンプルの模様としては、スクウェア
ー型、ヘキサゴン型、ペンタゴン型、トライアングル型
などのいかなるものを採用しても差支えない。
径、重さはゴルフ規則に従い、直径42.67mm以
上、重量は45.93g以下に形成することができる。
ッドゴルフボールの本来の特徴である良好な飛び性能及
び耐久性を損なうことなく、打感が向上したものであ
る。
的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるもの
ではない。
でソリッドコア、内層カバー及び外層カバーを形成し、
表1,2の性状のスリーピースソリッドゴルフボールを
製造した。
ールを用いて混練し、155℃で15分間加圧成形する
ことにより形成し、内層カバーは射出成形により、ソリ
ッドコアの表面を被って形成した。そして、この内層カ
バーの表面に射出成形によってカバーを形成し、スリー
ピースソリッドゴルフボールとした。
記の諸特性を評価した。結果を表1,2に示す。飛び性能 スイングロボットを用い、ドライバー(#W1,ブリヂ
ストンスポーツ製「PRO 230 Titan」ロフ
ト角11度,ハーモテックライト HM50J(HKカ
ーボンシャフト),硬度S,バランスD2)でヘッドス
ピード45m/secにて打撃し、それぞれのキャリー
とトータル飛距離を測定した。打感 #W1及びパター(#PT)について、プロゴルファー
3名により実打した時の感触を下記基準により評価し
た。 ◎:非常に軟らかい ○:軟らかい △:やや硬い ×:硬い耐久性 サンドウェッジ(#SW)でヘッドスピード33m/s
ecにて、同一のボールについて1回打撃を行った後、
ボール表面の様子を目視し、下記基準にて評価した。 ◎:非常に良好 ○:良好 △:普通 ×:傷又は切れあり
ケミカルズ製)サーリン(デュポン製) 3)日本合成ゴム製結晶性エチレンブロックを有する熱
可塑性エラストマー
スソリッドゴルフボールは、優れた飛び性能を維持しつ
つ、飛距離が増大すると共に、耐久性、打感の良好なも
のであることが確認された。
す断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 ソリッドコアと、内層カバーと、外層カ
バーとを具備するソリッドゴルフボールにおいて、内層
カバーが1価の金属塩にて中和されたアイオノマー樹脂
を60〜100重量%含有してなる熱可塑性樹脂にて形
成され、かつ外層カバーが2価の金属塩にて中和された
アイオノマー樹脂を60〜100重量%含有してなる熱
可塑性樹脂にて形成されると共に、内層カバーと外層カ
バーとの硬度差がショアD硬度で5以下であることを特
徴とするソリッドゴルフボール。 - 【請求項2】 内層カバー及び外層カバーの硬度がそれ
ぞれショアD硬度50〜70の範囲である請求項1記載
のソリッドゴルフボール。 - 【請求項3】 ソリッドコアがポリブタジエンを主材と
するゴム組成物からなると共に、100kg荷重負荷時
の変形量が3〜7mmである請求項1又は2記載のソリ
ッドゴルフボール。 - 【請求項4】 内層カバー及び外層カバーの厚さがそれ
ぞれ0.5〜3mmの範囲である請求項1乃至3のいず
れか1項記載のソリッドゴルフボール。
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