JPH1148330A - 真空成形型の脱型機構 - Google Patents

真空成形型の脱型機構

Info

Publication number
JPH1148330A
JPH1148330A JP21921997A JP21921997A JPH1148330A JP H1148330 A JPH1148330 A JP H1148330A JP 21921997 A JP21921997 A JP 21921997A JP 21921997 A JP21921997 A JP 21921997A JP H1148330 A JPH1148330 A JP H1148330A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
mold
internal space
vacuum forming
air flow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21921997A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiro Nakada
信弘 中田
Koichi Yamagishi
浩一 山岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoac Corp
Original Assignee
Inoue MTP KK
Inoac Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inoue MTP KK, Inoac Corp filed Critical Inoue MTP KK
Priority to JP21921997A priority Critical patent/JPH1148330A/ja
Publication of JPH1148330A publication Critical patent/JPH1148330A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形品の変形を最小限にして不適切な変形や
破損等を好適に防止すると共に、該成形品の効率的な脱
型を可能とする。 【解決手段】 熱可塑性シートSに所要形状の真空成形
を施すための型本体12に開設した複数の空気流通孔2
4,36の内で、成形品Tの脱型に際して噴出空気の付
与を必要としない領域に位置する空気流通孔36に、一
方向弁30を配設する。これにより、熱可塑性シートS
に真空成形を施すため内部空間16に負圧を形成する場
合は、通常の空気流通孔24からの吸気と共に、一方向
弁30が開放して対応の空気流通孔36からも吸気が行
なわれる。また、成形品Tの脱型のため内部空間16に
正圧を形成する場合は、一方向弁30が閉成して対応の
空気流通孔36からの空気の噴出を遮断し、通常の空気
流通孔24からのみ空気が噴出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、真空成形型の脱
型機構に関し、更に詳細には、内部空間に形成した負圧
により熱可塑性シートを外部表面に密着させて真空成形
を行なう真空成形型において、成形後に該内部空間に正
圧を形成して噴出空気により成形品を脱型するようにし
た脱型機構の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】塩化ビニール(PVC)や合成樹脂等を材
質とする薄肉のシート材(熱可塑性シート)を所定形状に
成形する技術として、「真空成形」が広く一般的に実施さ
れている。この真空成形は、例えば図8および図9に示
す如く、クランプ部材62,62で把持したシート材S
を加熱して軟化させた状態で真空成形型60に位置決め
セットし、該成形型60の内部空間16に空気導通管2
8を介して接続した空気圧調整源64を運転して空気を
吸引することにより、シート材Sを薄く延ばしながら真
空成形型60の外部表面18に密着させ、その後に冷却
して所定形状に成形するものである。すなわち、真空成
形型60の外部表面18には、外部と内部空間16とを
連通する複数個の空気流通孔24が適宜位置に開設して
あり、前記空気圧調整源64を運転して内部空間16内
に適宜の負圧を形成することにより、シート材Sと外部
表面18との間に介在する空気を各空気流通孔24を介
して内部空間16内へ吸引させ、この際の真空圧を利用
して前記シート材Sを外部表面18に好適に密着させる
ようになっている。
【0003】また、前記シート材Sを所定形状に成形し
て得られた成形品Tを脱型する際には、図10に示す如
く、前記空気圧調整源64から内部空間16へ空気を送
り込んで該空間16内に適宜の正圧を形成することによ
り、この内部空間16内の空気が各空気流通孔24から
噴出し、この際の噴出圧を利用して成形品Tを真空成形
型60の外部表面18から剥離させるようになってい
る。従って真空成形型60の外部表面18が、例えば適
宜位置に凹部20,20を有する凹凸形状であったとし
ても、成形品Tにおける該凹部20,20に対応した凸
部Tb,Tbが、対応の空気流通孔24(24a)から噴
出する空気の噴出圧により最大外郭部22の全幅より外
方へ押し拡げられ、これにより成形品Tを該成形型60
から好適かつ容易に脱型することが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した如く、図9に
示すような形状の成形品Tを真空成形型60から脱型す
る場合には、該成形品Tの凸部Tb,Tbの先端部を、
該成形型60の最大外郭部22より外方へ拡開させるこ
とが必要である。換言すると、成形品Tの凸部Tb,T
bより下方の中間部Tcおよび下部Tdに対応した空気
流通孔24,24aだけに空気を噴出するようにすれば
該成形品Tを真空成形型60から脱型することができ、
最大外郭部22で成形される上部Taに対応した空気流
通孔24bから空気を噴出させる必要はない。しかる
に、前述した従来の真空成形型60では、真空成形に係
る空気吸引用の空気流通孔24(24a,24b)は単な
る通し孔であるうえに、これら空気流通孔24(24a,
24b)を脱型に係る空気噴出用として兼用するように
なっているから、成形品Tの脱型に際して前記空気圧調
整源64から送られた空気が、全ての空気流通孔24か
ら噴出するようになっている。すなわち、全ての空気流
通孔24から噴出した噴出空気が成形品Tの内側全体に
付与され、該成形品T全体が外方へ膨張して大きく変形
してしまうことから、不適切な位置での折曲がりや変形
および強度が低い部分での破損等を招来する問題点を内
在していた。更には、脱型時に噴出空気の付与を必要と
しない前記上部Taに対応した空気流通孔24bからも
空気が噴出することから、成形品Tの脱型に際して多量
の空気を使用することになり、前記空気圧調整源64の
運転効率が低くなると共に効果的な脱型をなし得ない欠
点も指摘される。
【0005】
【発明の目的】本発明は、前述した課題を解決するべく
新規に提案されたものであって、成形品の脱型に際して
噴出空気の付与を必要としない領域に位置する空気流通
孔に一方向弁を設けることにより、成形品の変形を最小
限にして不適切な変形や破損等を好適に防止すると共
に、該成形品の効率的な脱型をなし得るようにした真空
成形型の脱型機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した課題を克服し、
所期の目的を達成するため本発明に係る真空成形型の脱
型機構は、熱可塑性シートに所要形状の真空成形を施す
ための型本体であって、この型本体に開設した複数の空
気流通孔を介して、型本体における所定形状の外部表面
と内部空間とを連通し、前記熱可塑性シートを前記型本
体に押し当てると共に前記内部空間に所要の負圧を形成
して、前記空気流通孔からの吸気により該熱可塑性シー
トを前記外部表面に密着させて真空成形を行ない、次い
で前記内部空間に所要の正圧を形成して、前記空気流通
孔からの噴出空気により該熱可塑性シートの成形品を前
記外部表面から脱型させるよう構成した真空成形型にお
いて、前記複数の空気流通孔の内で、前記成形品の脱型
に際して前記噴出空気の付与を必要としない領域に位置
する空気流通孔に一方向弁を配設し、前記熱可塑性シー
トに真空成形を施すため前記内部空間に負圧を形成する
場合は、前記一方向弁が開放して対応の空気流通孔から
吸気が行なわれ、前記成形品の脱型のため前記内部空間
に正圧を形成する場合は、前記一方向弁が閉成して対応
の空気流通孔からの空気の噴出を遮断するよう構成した
ことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る真空成形型の
脱型機構につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参
照しながら以下説明する。なお、従来技術で説明した部
材と同一の部材については、同一符号を付して説明する
こととする。
【0008】図1は、本発明の好適な実施例に係る真空
成形型10を概略で示す縦断面図である。この真空成形
型10は、成形対象の成形品Tと略一致した外郭形状に
成形した外部表面18を有する成形体13と、該成形体
13の下部開口を覆蓋する底板14とからなり、全体と
して内部空間16を有する所定肉厚の型本体12として
構成されている。なお実施例では、型本体12の外部表
面18における側面部に適宜凹部(アンダーカット部と
もいう)20,20が形成され、側方へ突出した最大外郭
部22を上部に形成した真空成形型10を例示してい
る。
【0009】前記型本体12には、外部と内部空間16
とを連通する複数個の空気流通孔(通常の空気流通孔)2
4が所定位置に開設されていると共に、前記底板14の
略中央部に設けた開口14aには、空気圧調整源64に
連結した空気導通管28が接続されている。従って、空
気を吸い込むように空気圧調整源64を運転すると、内
部空間16内に適宜の負圧が形成されることにより、通
常の各空気流通孔24を介して外部の空気が内部空間1
6内へ吸引されると共に、空気を送り出すように空気圧
調整源64を運転すると、内部空間16内に適宜の正圧
が形成されることにより、通常の各空気流通孔24を介
して内部空間16内の空気が成形型10の外部へ噴出す
るようになる。なお前記空気流通孔24は、空気を吸い
込むように前記空気圧調整源64を運転した際に、外部
表面18に沿わせてセットしたシート材Sが、該外部表
面18全体に好適に密着するのに適した個数および位置
に形成してある。
【0010】本実施例の真空成形型10では、図1に示
す如く、前記最大外郭部22の上方を指向する外部表面
18の所定位置(噴出空気を付与する必要のない領域)
に、空気の流通方向を規制する複数個(図では2個)の一
方向弁30,30が設置されている。これら一方向弁3
0,30は、図2に示す如く、所要径(例えば5mm程
度)および全長(20〜50mm程度)の有底円筒状の本
体32において、その底部34に前記通常の空気流通孔
24と略同径の空気流通孔36が形成されている。また
本体32の開口部38には、該開口部38を覆蓋し得る
大きさに設定した円盤状の弁体40が、2本のビス4
2,42で該本体32に固定されている。この弁体40
は、ゴムやシリコン等の弾性体で形成されると共に、端
縁部における近接した位置で前記ビス42,42により
本体32に固定されてフラップ状を呈している。従っ
て、常には本体32に略密着した状態で前記開口部38
を閉塞しているが、前記ビス42,42による固定側と
反対側(非固定側)は自体が弾性変形することにより、本
体32から容易に離間するようになっている。
【0011】このように構成された一方向弁30は、図
1に示す如く、底部34の外端面を前記型本体12にお
ける外部表面18に整合させた状態で、真空成形型10
に配設固定されている。すなわち、型本体12の所定位
置には、前記一方向弁30の本体32の外径に合致した
装着孔26,26が穿設してあり、各一方向弁30は底
部34側を該装着孔26に嵌挿した状態で該型本体12
に固定されている。なお、図1に示した各一方向弁3
0,30は、全く同一に形成されたものである。
【0012】そして、型本体12に配設固定した各一方
向弁30では、例えば空気を吸い込むように前記空気圧
調整源64を運転すると、内部空間16内に適宜の負圧
が形成されることに伴って、図3(a)に示す如く、前記
弁体40が弾性変形して非固定側が本体32の開口部3
8から離間するようになる。すなわち、底部34に形成
した前記空気流通孔36が、開口部38を介して内部空
間16と連通した状態となり、該空気流通孔36および
開口部38を介して外部の空気が内部空間16内へ吸引
されるようになる。従って、空気を吸い込むように前記
空気圧調整源64を運転した際には、各一方向弁30は
外部の空気が空気流通孔36を介して内部空間16内へ
吸引されることを許容し、図3(b)に示す如く、前記通
常の空気流通孔24と同じく機能してシート材Sを外部
表面18に密着させ得るようになる。
【0013】また、内部空間16側へ空気を送り込むよ
うに前記空気圧調整源64を運転すると、該内部空間1
6に適宜の正圧が形成されることに伴って、図4(a)に
示す如く、前記弁体40の非固定側が本体32の端部へ
押圧されて開口部38へ密着するようになる。すなわ
ち、底部34に形成した前記空気流通孔36と内部空間
16とが非連通状態となり、該内部空間16内の空気が
本体32に内部へ流入し得ないから、該内部空間16内
の空気が該空気流通孔36を介して成形型10の外部へ
噴出することが規制される。従って、空気を送り込むよ
うに前記空気圧調整源64を運転した際には、図4(b)
に示す如く、前記通常の空気流通孔24では内部空間1
6内の空気が噴出することにより成形品Tを外部表面1
8から剥離させるのに対し、各一方向弁30では空気流
通孔36を遮断して内部空間16内の空気が成形型10
の外部へ噴出することを許容せず、該成形品Tを外部表
面18に密着した状態に保持するようになる。
【0014】
【実施例の作用】次に、前述のように構成された本実施
例に係る真空成形型の脱型機構の作用につき説明する。
【0015】(真空成形時について)図5は、本実施例の
真空成形型10によりシート材Sから成形品Tを成形す
る状態を示す縦断面図である。前記シート材Sは、左右
両側に配設されたクランプ部材62,62により両端部
を固定保持されており、図示しないヒータにより所定温
度に加熱されて軟化した状態になっている。そして、設
定温度に加熱されたシート材Sを成形型10の上方から
下降移動(または該シート材Sに対して成形型10を下
方から上昇移動)させ、該シート材Sを型本体12の外
部表面18を覆うように押し当てると共に、空気を吸い
込むように前記空気圧調整源64を運転することによ
り、内部空間16内の空気が吸引されて該内部空間16
に適宜の負圧が形成されることに伴い、シート材Sと外
部表面18との間に介在していた空気は、通常の空気流
通孔24を介して内部空間16内へ吸引される。また内
部空間16内に負圧が形成されるので、各一方向弁3
0,30においては、図3(a)に示す如く、弁体40が
適宜弾性変形して開口部38から離間することに伴って
空気流通孔36と内部空間16とが連通状態となり、前
記通常の空気流通孔24と同様に、シート材Sと外部表
面18との間に介在していた空気は、空気流通孔36を
介して内部空間16内へ吸引される。従って、シート材
Sの真空成形時には、型本体12の外部表面18に形成
された全ての空気流通孔24,36から空気が吸引され
るようになり、シート材Sを該外部表面18全体に密着
させて好適な成形がなされる。
【0016】(脱型時について)図6は、本実施例の真空
成形型10により成形された成形品Tを型本体12から
脱型する状態を示す縦断面図である。真空成形および冷
却が完了して所定の成形品Tが成形されたら、空気を送
り込むように前記空気圧調整源64を運転して内部空間
16内へ空気を送ることにより、該内部空間16に適宜
の正圧が形成される。これにより、前記通常の空気流通
孔24では、空気をそのまま型本体12の外部へ噴出す
るようになり、これら通常の空気流通孔24が開設され
た領域の外部表面18に密着していた成形品Tにおける
凸部Tb,中間部Tcおよび下部Tdは、空気の噴出圧
により該外部表面18から剥離して外方へ押圧されるに
至る。一方、前記各一方向弁30,30では、前記弁体
40が本体32側へ押圧されて開口部38へ密着するよ
うになり、底部34に形成した空気流通孔36を介して
空気が型本体12の外部へ噴出することを規制し、これ
ら一方向弁30が配設された最大外郭部22上部の外部
表面18に密着していた成形品Tの上部Taは、噴出空
気が付与されないから該外部表面18に密着した状態に
保持される。
【0017】前述した如く、本実施例に係る真空成形型
の脱型機構では、型本体12から成形品Tを脱型するに
際して、噴出空気の付与を必要としない領域に一方向弁
30を配設固定することにより、該成形品Tの変形を最
小限に留めることができる。すなわち実施例の真空成形
型10では、成形品Tを型本体12から脱型する場合に
は、外部表面18に形成した前記凹部20,20に対応
した該成形品Tの凸部Tb,Tbから下方(中間部Tcお
よび下部Td)を該外部表面18から剥離されせば、該
凸部Tb,Tbの間隔が型本体12の最大外郭部22の
全幅よりも外方へ押し拡げられ、成形品Tを型本体12
から容易に脱型することが可能となる。
【0018】また成形品Tにおいて、例えば空気の噴出
による噴出圧で容易に変形してしまう部分や不具合が生
じる可能性がある部分がある場合には、これらの部分に
対応した型本体12の外部表面18の所定部位に前記一
方向弁30を配設固定すれば、脱型に際して該成形品T
が変形したまま原形に復元しなくなったり、不適切な部
分で折曲がったり、更には破断,破損に至る等の不都合
を好適に回避することができる。
【0019】更に、噴出空気の付与を必要としない部位
には空気の噴出を規制するようにしたので、必要最少量
の空気を使用して型本体12から成形品Tを脱型するこ
とが可能となり、多量の空気を使用することによる前記
空気圧調整源64の負荷を小さくすることができ、該ポ
ンプ64の運転効率を高め得ると共に耐用年数を長くす
ることができる。
【0020】
【変更例】図7は、本発明に係る真空成形型の脱型機構
に実施される一方向弁の一変更例を概略で示す動作説明
図である。この変更例の一方向弁50では、有底円筒状
の本体32の内部に弾性体であるコイル状のスプリング
(弾性体)52を配設すると共に、該スプリング52の開
口部38側の端部に、該開口部38を覆蓋し得る大きさ
の球体(弁体)54を固定したものである。この球体54
は、前記スプリング52の収縮弾力により常には開口部
38の端面に当接して該開口部38を閉塞した状態に付
勢保持されている。そして真空成形時において、前記空
気圧調整源64により内部空間16に適宜の負圧が形成
された際には、図7(a)に示す如く、前記球体54がス
プリング52の収縮弾力に抗して開口部38から離間し
て空気流通孔36と内部空間16とを連通状態とするこ
とにより、型本体12の外部の空気を内部空間16内へ
吸引してシート材Sを外部表面18に密着させるように
なる。また成形品Tの脱型時においては、図7(b)に示
す如く、内部空間16内に適宜の正圧が形成されると共
に前記スプリング52の収縮弾力により前記球体54は
開口部38へ確実に押圧され、前記空気流通孔36と内
部空間16とを非連通状態として該空気流通孔36から
の空気の噴出を規制し、成形品Tを外部表面18に密着
した状態に保持させ得る。
【0021】なお一方向弁に関しては、前記実施例およ
び変形例に示した形態のものに限定されるものではな
く、真空成形時において外部空気の吸引を許容し、脱型
時において内部空間16内の空気の噴出を規制するもの
であれば、これ以外の形状,形態であってもよい。例え
ば、前記空気流通孔24における内部空間16側に前記
弁体40をビス42で固定すれば、真空成形時には該弁
体40が弾性変形して外部空気の吸引を許容すると共
に、脱型時には該弁体40が型本体12の内側面に押圧
されて該空気流通孔24を密着的に覆蓋し、内部空間1
6内の空気の噴出を規制することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る真空成
形型の脱型機構は、該成形型から成形品を脱型するに際
して、噴出空気を付与する必要のない部位や噴出空気を
付与すると変形したり破断,破損する可能性がある部分
が成形品にある場合には、その部分に対応する成形型の
領域に一方向弁を設けたものである。すなわち、この一
方向弁を有する真空成形型の脱型機構では、外部空気の
吸引を許容して熱可塑性シートを好適に密着させて好適
な真空成形を保障すると共に、内部空間内の空気の噴出
を規制して脱型時には成形品の変形を最小限に留めるこ
とができ、該成形品の不適切な変形や折曲がりおよび破
断,破損等の不都合を好適に回避すると共に防止し得る
有益な効果を奏する。また、成形品の脱型に必要とされ
る部分にだけ噴出空気を付与することが可能であるか
ら、必要最少量の空気で成形品を脱型することができ、
空気圧調整源の運転効率を高めることができると共に負
荷を小さくして耐用年数を長くし得る等の利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る真空成形型を概略で示す
縦断面図である。
【図2】実施例の真空成形型の脱型機構に実施される一
方向弁を分解して示す斜視図である。
【図3】真空成形時における一方向弁および通常の空気
流通孔を断面状態で示す説明図である。
【図4】脱型時における一方向弁および通常の空気流通
孔を断面状態で示す説明図である。
【図5】真空成形時における真空成形型全体を断面状態
で示す作用説明図である。
【図6】脱型時における真空成形型全体を断面状態で示
す作用説明図である。
【図7】一方向弁の変更例を作動状態で示す要部断面図
である。
【図8】従来の真空成形型によるシート材の成形工程を
成形準備状態で示す説明図である。
【図9】従来の真空成形型によるシート材の成形工程を
成形状態で示す説明図である。
【図10】従来の真空成形型によるシート材の成形工程
を脱型状態で示す説明図である。
【符号の説明】
12 型本体 16 内部空間 18 外部表面 24,36 空気流通孔 30,50 一方向弁 38 開口部 40 弁体 52 スプリング(弾性体) 54 球体(弁体) S シート材(熱可塑性シート) T 成形品

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性シート(S)に所要形状の真空成
    形を施すための型本体(12)であって、この型本体(12)に
    開設した複数の空気流通孔(24,36)を介して、型本体(1
    2)における所定形状の外部表面(18)と内部空間(16)とを
    連通し、前記熱可塑性シート(S)を前記型本体(12)に押
    し当てると共に前記内部空間(16)に所要の負圧を形成し
    て、前記空気流通孔(24,36)からの吸気により該熱可塑
    性シート(S)を前記外部表面(18)に密着させて真空成形
    を行ない、次いで前記内部空間(16)に所要の正圧を形成
    して、前記空気流通孔(24,36)からの噴出空気により該
    熱可塑性シート(S)の成形品(T)を前記外部表面(18)から
    脱型させるよう構成した真空成形型において、 前記複数の空気流通孔(24,36)の内で、前記成形品(T)の
    脱型に際して前記噴出空気の付与を必要としない領域に
    位置する空気流通孔(36)に一方向弁(30,50)を配設し、 前記熱可塑性シート(S)に真空成形を施すため前記内部
    空間(16)に負圧を形成する場合は、前記一方向弁(30,5
    0)が開放して対応の空気流通孔(36)から吸気が行なわ
    れ、 前記成形品(T)の脱型のため前記内部空間(16)に正圧を
    形成する場合は、前記一方向弁(30,50)が閉成して対応
    の空気流通孔(36)からの空気の噴出を遮断するよう構成
    したことを特徴とする真空成形型の脱型機構。
  2. 【請求項2】 前記一方向弁(30,50)は、前記成形品(T)
    を型本体(12)から脱型するに際し、該成形品(T)に噴出
    空気を付与すると変形や破損等を生ずる恐れのある部位
    に位置する空気流通孔(36)に配設される請求項1記載の
    真空成形型の脱型機構。
  3. 【請求項3】 前記一方向弁(30)は、前記空気流通孔(3
    6)における内部空間(16)側の開口部(38)に配設したフラ
    ップ状の弁体(40)からなり、この弁体(40)は前記負圧形
    成時に該負圧により吸引されて前記開口部(38)を開放
    し、また正圧形成時に該正圧により押圧されて該開口部
    (38)を閉成するようになっている請求項1または2に記
    載の真空成形型の脱型機構。
  4. 【請求項4】 前記一方向弁(50)は、前記空気流通孔(3
    6)における内部空間(16)側の開口部(38)に配設されて、
    弾性体(52)の復帰弾力により該開口部(38)を開放可能に
    閉塞する弁体(54)からなり、この弁体(54)は負圧形成時
    に前記弾性体(52)の弾力に抗して前記開口部(38)を開放
    し、また正圧形成時に前記弾性体(52)の復帰弾力により
    該開口部(38)を閉成するようになっている請求項1また
    は2に記載の真空成形型の脱型機構。
JP21921997A 1997-07-29 1997-07-29 真空成形型の脱型機構 Pending JPH1148330A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21921997A JPH1148330A (ja) 1997-07-29 1997-07-29 真空成形型の脱型機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21921997A JPH1148330A (ja) 1997-07-29 1997-07-29 真空成形型の脱型機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1148330A true JPH1148330A (ja) 1999-02-23

Family

ID=16732076

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21921997A Pending JPH1148330A (ja) 1997-07-29 1997-07-29 真空成形型の脱型機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1148330A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2442856A (en) * 2006-10-06 2008-04-16 Boeing Co Fabricating multi-material joining matrices
GB2537982A (en) * 2015-03-17 2016-11-02 Penso Holdings Ltd Method and apparatus for production of carbon fibre components
CN112721118A (zh) * 2021-01-13 2021-04-30 科蓝(嘉善)交通设施制造有限公司 一种用于转角镜加工的热成型机
CN115230027A (zh) * 2022-07-21 2022-10-25 南通康诚新材料科技有限公司 一种高性能纤维复合材料的成型模具

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2442856A (en) * 2006-10-06 2008-04-16 Boeing Co Fabricating multi-material joining matrices
GB2442856B (en) * 2006-10-06 2010-03-31 Boeing Co Tool assemblies and methods for fabricating components
GB2537982A (en) * 2015-03-17 2016-11-02 Penso Holdings Ltd Method and apparatus for production of carbon fibre components
GB2537982B (en) * 2015-03-17 2019-11-13 Penso Holdings Ltd Method and apparatus for production of carbon fibre components
US10668649B2 (en) 2015-03-17 2020-06-02 Penso Holdings Ltd Method and apparatus for production of carbon fiber components
CN112721118A (zh) * 2021-01-13 2021-04-30 科蓝(嘉善)交通设施制造有限公司 一种用于转角镜加工的热成型机
CN115230027A (zh) * 2022-07-21 2022-10-25 南通康诚新材料科技有限公司 一种高性能纤维复合材料的成型模具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5960815A (en) Air nozzle of inflating device
EP0886291B1 (en) Sheet-like key top and its manufacturing method
WO2019029184A1 (zh) 一种新型柔性手指
CN1845817B (zh) 发泡成形用模具以及聚氨酯泡沫塑料的制造方法
CN109020173A (zh) 一种正压曲面玻璃成型模具及其加热设备
JPH053370B2 (ja)
JPH1148330A (ja) 真空成形型の脱型機構
US20080251972A1 (en) Method for elongating foil
US7744363B2 (en) Valve device of injection molding device
CN209259924U (zh) 一种正压曲面玻璃成型模具及其加热设备
US6457693B1 (en) Suction pad
CN215703750U (zh) 医用过滤件定向吹浮模具
JPH01188777A (ja) 流体制御弁およびその製造方法
CN216635172U (zh) 一种可防止产品黏膜的注塑模具
JP2003094496A (ja) 成形金型の成形品離型装置
JPH05177697A (ja) 合成樹脂成形品の成形型及び成形方法
JPH115230A (ja) 射出成形同時絵付装置
CN222290882U (zh) 一种倒装模胚结构
JPH091564A (ja) 発泡樹脂成形品の製造方法
JP3291770B2 (ja) クッション材の製造方法
JPH0813500B2 (ja) ラベル供給装置のラベル吸着手段及びラベル供給方法
JPH06368B2 (ja) サ−モフオ−ミング成形方法および金型装置
CN114906473A (zh) 具有弹性单向阀的按压泵
JP2610323B2 (ja) 成形装置
JPS60149428A (ja) ブロ−成形用金型