JPH1148930A - 車両用ブレーキ装置 - Google Patents
車両用ブレーキ装置Info
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- JPH1148930A JPH1148930A JP21192597A JP21192597A JPH1148930A JP H1148930 A JPH1148930 A JP H1148930A JP 21192597 A JP21192597 A JP 21192597A JP 21192597 A JP21192597 A JP 21192597A JP H1148930 A JPH1148930 A JP H1148930A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 差圧制御弁の動作をメカニカルに制御して、
優れた応答性を備え、しかも差圧の制御を精度よく行う
ことができる差圧制御弁及びブレーキ制御装置を提供す
ること。 【解決手段】 車両ブレーキ装置は、マスタリンダ1と
ホイールシリンダ2とを接続する管路3に差圧制御弁4
が配置されており、差圧制御弁4の第1連通孔6はマス
タシリンダ1側に連通するとともに、第2連通孔7はホ
イールシリンダ2側に接続されている。また、差圧制御
弁4を迂回する管路8には、吸入側をマスタシリンダ1
側とし、吐出側をホイールシリンダ2側とするように、
ポンプ9が配置されている。更に、管路3のマスタシリ
ンダ1と差圧制御弁4との間から分岐した管路11は、
差圧制御弁4の第3連通孔12に接続されており、この
管路11には、管路11を開閉2位置に制御する電磁弁
である制御弁(遮断弁)13が配置されている。この遮
断弁13は、通電時には閉状態となる常開弁(N/O
弁)である。
優れた応答性を備え、しかも差圧の制御を精度よく行う
ことができる差圧制御弁及びブレーキ制御装置を提供す
ること。 【解決手段】 車両ブレーキ装置は、マスタリンダ1と
ホイールシリンダ2とを接続する管路3に差圧制御弁4
が配置されており、差圧制御弁4の第1連通孔6はマス
タシリンダ1側に連通するとともに、第2連通孔7はホ
イールシリンダ2側に接続されている。また、差圧制御
弁4を迂回する管路8には、吸入側をマスタシリンダ1
側とし、吐出側をホイールシリンダ2側とするように、
ポンプ9が配置されている。更に、管路3のマスタシリ
ンダ1と差圧制御弁4との間から分岐した管路11は、
差圧制御弁4の第3連通孔12に接続されており、この
管路11には、管路11を開閉2位置に制御する電磁弁
である制御弁(遮断弁)13が配置されている。この遮
断弁13は、通電時には閉状態となる常開弁(N/O
弁)である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばブレーキ液
圧の差圧を調節できる車両用ブレーキ装置に関するもの
である。
圧の差圧を調節できる車両用ブレーキ装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、ブレーキ液の管路や該管路を
開閉する制御弁を備えた車両用ブレーキ装置では、ブレ
ーキペダルを踏んだ場合には、その踏込量や踏力に応じ
て、所定の制動力が得られる様に設定されている。
開閉する制御弁を備えた車両用ブレーキ装置では、ブレ
ーキペダルを踏んだ場合には、その踏込量や踏力に応じ
て、所定の制動力が得られる様に設定されている。
【0003】また、この種の車両用ブレーキ装置では、
ブレーキペダルを踏み込む際の踏力を増大させ、マスタ
シリンダ圧ひいてはホイールシリンダ圧を増加させて制
動力を向上するために、例えばバキュームブースタの様
なブレーキ倍力装置が使用されている。
ブレーキペダルを踏み込む際の踏力を増大させ、マスタ
シリンダ圧ひいてはホイールシリンダ圧を増加させて制
動力を向上するために、例えばバキュームブースタの様
なブレーキ倍力装置が使用されている。
【0004】ところが、バキュームブースタ等は体格が
大きく、車載困難な場合があるので、それに代わる技術
が提案されている。例えば特開平8−230634号に
は、アンチスキッド制御やトラクション制御を行なう場
合に、戻しポンプ、切換弁、吸込弁の制御を、ブレーキ
ペダルの作動を表す信号に依存して行なうことにより、
バキュームブースタの機能を肩代りする技術が提案され
ている。
大きく、車載困難な場合があるので、それに代わる技術
が提案されている。例えば特開平8−230634号に
は、アンチスキッド制御やトラクション制御を行なう場
合に、戻しポンプ、切換弁、吸込弁の制御を、ブレーキ
ペダルの作動を表す信号に依存して行なうことにより、
バキュームブースタの機能を肩代りする技術が提案され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ホイールシ
リンダ側の圧力を直接制御するために、前記切換弁とし
てオン−オフタイプの電磁弁である差圧制御弁を使用す
る場合には、差圧制御弁を駆動する印加電流の電流値や
そのデューティ比が、その駆動を制御するコンピュータ
部で決定されるので、演算遅れや演算精度の影響を受け
ることがある。
リンダ側の圧力を直接制御するために、前記切換弁とし
てオン−オフタイプの電磁弁である差圧制御弁を使用す
る場合には、差圧制御弁を駆動する印加電流の電流値や
そのデューティ比が、その駆動を制御するコンピュータ
部で決定されるので、演算遅れや演算精度の影響を受け
ることがある。
【0006】そのため、差圧制御弁の応答性や精度が悪
くなって、例えば運転者がブレーキペダルを踏んでマス
タシリンダ圧(M/C圧)を上昇させても、適切なタイ
ミングで適切な分だけホイールシリンダ圧(W/C圧)
が上昇しなかったり、逆に上がり過ぎたりするという問
題があった。
くなって、例えば運転者がブレーキペダルを踏んでマス
タシリンダ圧(M/C圧)を上昇させても、適切なタイ
ミングで適切な分だけホイールシリンダ圧(W/C圧)
が上昇しなかったり、逆に上がり過ぎたりするという問
題があった。
【0007】この対策として、差圧制御弁に配置された
弁体の受圧面積差によって、メカニカルに(ΔW/C圧
/ΔM/C圧)が決定される様な構成も考えられている
が、この差圧制御弁を例えば圧力増幅アシストブレーキ
等の制御に用いようとすると、電子制御装置による精密
な制御が必要なり、必ずしも十分ではない。
弁体の受圧面積差によって、メカニカルに(ΔW/C圧
/ΔM/C圧)が決定される様な構成も考えられている
が、この差圧制御弁を例えば圧力増幅アシストブレーキ
等の制御に用いようとすると、電子制御装置による精密
な制御が必要なり、必ずしも十分ではない。
【0008】本発明は前記課題に鑑みなされたものであ
り、差圧制御弁の動作をメカニカルに制御して、優れた
応答性を備え、しかも差圧の制御を精度よく行うことが
できる差圧制御弁及びブレーキ制御装置を提供すること
を目的とする。
り、差圧制御弁の動作をメカニカルに制御して、優れた
応答性を備え、しかも差圧の制御を精度よく行うことが
できる差圧制御弁及びブレーキ制御装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、車両
制動時にブレーキ液圧を発生するブレーキ液圧発生手段
(例えばマスタシリンダ)と、ブレーキ液圧発生手段か
らのブレーキ液圧を受けて車輪制動力を発生する車輪制
動力発生手段(ホイールシリンダ)と、ブレーキ液圧発
生手段側のブレーキ液圧と車輪制動力発生手段側のブレ
ーキ液圧を導入して、ブレーキ液圧発生手段側と車輪制
動力発生手段側との間に差圧を発生させる差圧制御弁
と、を備えた車両用ブレーキ装置において、差圧制御弁
にパイロット圧を導入する導入路と、導入路の連通・遮
断を行う制御弁と、を備え、制御弁により導入路を遮断
した際のパイロット圧によって、差圧制御弁の差圧特性
を可変としたことを特徴とする車両用ブレーキ装置であ
る。
制動時にブレーキ液圧を発生するブレーキ液圧発生手段
(例えばマスタシリンダ)と、ブレーキ液圧発生手段か
らのブレーキ液圧を受けて車輪制動力を発生する車輪制
動力発生手段(ホイールシリンダ)と、ブレーキ液圧発
生手段側のブレーキ液圧と車輪制動力発生手段側のブレ
ーキ液圧を導入して、ブレーキ液圧発生手段側と車輪制
動力発生手段側との間に差圧を発生させる差圧制御弁
と、を備えた車両用ブレーキ装置において、差圧制御弁
にパイロット圧を導入する導入路と、導入路の連通・遮
断を行う制御弁と、を備え、制御弁により導入路を遮断
した際のパイロット圧によって、差圧制御弁の差圧特性
を可変としたことを特徴とする車両用ブレーキ装置であ
る。
【0010】従って、この車両用ブレーキ装置を、例え
ば図16に示す構成に適用することにより、ポンプを使
用することなく、例えば前輪と後輪に加わるブレーキ液
圧を違えることができる。つまり、導入路を制御弁によ
って遮断してパイロット圧を封じ込め、その封じ込めら
れたパイロット圧を差圧制御弁に作用させて、差圧特性
を例えば図17に示す様に変更することができる。
ば図16に示す構成に適用することにより、ポンプを使
用することなく、例えば前輪と後輪に加わるブレーキ液
圧を違えることができる。つまり、導入路を制御弁によ
って遮断してパイロット圧を封じ込め、その封じ込めら
れたパイロット圧を差圧制御弁に作用させて、差圧特性
を例えば図17に示す様に変更することができる。
【0011】具体的には、差圧制御弁の折れ点圧力を設
定する例えば弁体を付勢するバネのセット荷重を、パイ
ロット圧によって実質的に変更することによって、差圧
特性を変更することができる。請求項2の発明は、車両
制動時にブレーキ液圧を発生するブレーキ液圧発生手段
と、ブレーキ液圧発生手段からのブレーキ液圧を受けて
車輪制動力を発生する車輪制動力発生手段と、ブレーキ
液圧発生手段側からブレーキ液を吸引し、車輪制動力発
生手段側へ吐出するポンプと、ブレーキ液圧発生手段側
のブレーキ液圧と車輪制動力発生手段側のブレーキ液圧
を導入するとともに、ポンプによりブレーキ液の移動が
行われた際に、ブレーキ液圧発生手段側と車輪制動力発
生手段側との間に差圧を発生させる差圧制御弁と、を備
えた車両用ブレーキ装置において、差圧制御弁にパイロ
ット圧を導入する導入路と、導入路の連通・遮断を行う
制御弁と、を備え、制御弁により導入路を遮断した際の
パイロット圧によって、差圧制御弁の差圧特性を可変と
したことを特徴とする車両用ブレーキ装置である。
定する例えば弁体を付勢するバネのセット荷重を、パイ
ロット圧によって実質的に変更することによって、差圧
特性を変更することができる。請求項2の発明は、車両
制動時にブレーキ液圧を発生するブレーキ液圧発生手段
と、ブレーキ液圧発生手段からのブレーキ液圧を受けて
車輪制動力を発生する車輪制動力発生手段と、ブレーキ
液圧発生手段側からブレーキ液を吸引し、車輪制動力発
生手段側へ吐出するポンプと、ブレーキ液圧発生手段側
のブレーキ液圧と車輪制動力発生手段側のブレーキ液圧
を導入するとともに、ポンプによりブレーキ液の移動が
行われた際に、ブレーキ液圧発生手段側と車輪制動力発
生手段側との間に差圧を発生させる差圧制御弁と、を備
えた車両用ブレーキ装置において、差圧制御弁にパイロ
ット圧を導入する導入路と、導入路の連通・遮断を行う
制御弁と、を備え、制御弁により導入路を遮断した際の
パイロット圧によって、差圧制御弁の差圧特性を可変と
したことを特徴とする車両用ブレーキ装置である。
【0012】本発明では、ポンプを作動させる場合に
は、差圧制御弁によって、ブレーキ液圧発生手段側のブ
レーキ液圧(例えばマスタシリンダ圧)と車輪制動力発
生手段側のブレーキ液圧(例えばホイールシリンダ圧)
との間に、差圧を発生することができる。具体的には、
例えばホイールシリンダ圧をマスタシリンダ圧よりも増
圧することができる。
は、差圧制御弁によって、ブレーキ液圧発生手段側のブ
レーキ液圧(例えばマスタシリンダ圧)と車輪制動力発
生手段側のブレーキ液圧(例えばホイールシリンダ圧)
との間に、差圧を発生することができる。具体的には、
例えばホイールシリンダ圧をマスタシリンダ圧よりも増
圧することができる。
【0013】この発生する差圧は、通常、差圧制御弁の
内部に配置された弁体を付勢するバネのセット荷重によ
り決められる。つまり、セット荷重が大きいほど、例え
ば図6に示す差圧特性の折れ点圧力が増加する。従っ
て、パイロット圧を差圧制御弁に導入して制御弁により
封じ込め、このパイロット圧をセット荷重に反映するよ
うにすれば、差圧特性を任意に変更することができる。
内部に配置された弁体を付勢するバネのセット荷重によ
り決められる。つまり、セット荷重が大きいほど、例え
ば図6に示す差圧特性の折れ点圧力が増加する。従っ
て、パイロット圧を差圧制御弁に導入して制御弁により
封じ込め、このパイロット圧をセット荷重に反映するよ
うにすれば、差圧特性を任意に変更することができる。
【0014】しかも、一旦制御弁によって、パイロット
圧を封じ込めた後は、差圧制御弁の差圧特性のうち、増
圧の程度(即ち△W/C圧/△M/C圧)はメカニカル
に決まるので、従来の様に、設定する差圧に応じてソレ
ノイドに通電する電流値や印加電流を制御する必要がな
い。よって、例えばマスタシリンダ圧に対して、速やか
に且つ精密にホイールシリンダ圧を設定できるという顕
著な効果を奏する。
圧を封じ込めた後は、差圧制御弁の差圧特性のうち、増
圧の程度(即ち△W/C圧/△M/C圧)はメカニカル
に決まるので、従来の様に、設定する差圧に応じてソレ
ノイドに通電する電流値や印加電流を制御する必要がな
い。よって、例えばマスタシリンダ圧に対して、速やか
に且つ精密にホイールシリンダ圧を設定できるという顕
著な効果を奏する。
【0015】請求項3の発明では、パイロット圧は、ブ
レーキ液圧発生手段のブレーキ液圧であることを特徴と
する車両用ブレーキ装置である。つまり、パイロット圧
として、例えばマスタシリンダ圧を採用することができ
る。この場合、マスタシリンダ圧を直接に検出するか、
あるいは、マスタシリンダ圧は踏力等により増減するの
で、踏力等を検出し、踏力等が所定の値の時に制御弁を
駆動してパイロット圧を封じ込めることにより、差圧特
性を所望に設定できることになる。
レーキ液圧発生手段のブレーキ液圧であることを特徴と
する車両用ブレーキ装置である。つまり、パイロット圧
として、例えばマスタシリンダ圧を採用することができ
る。この場合、マスタシリンダ圧を直接に検出するか、
あるいは、マスタシリンダ圧は踏力等により増減するの
で、踏力等を検出し、踏力等が所定の値の時に制御弁を
駆動してパイロット圧を封じ込めることにより、差圧特
性を所望に設定できることになる。
【0016】請求項4の発明では、差圧制御弁は、受圧
面積差を有する第1弁体を備えた弁機構を有することを
特徴とする車両用ブレーキ装置である。本発明は、差圧
制御弁の構造を具体的に示したものであり、第1弁体
は、受圧面積差を有するので、受けた圧力により所定の
摺動方向に移動し、例えばバネ等の付勢力を受けてバラ
ンスする。従って、このバランスした状態において、各
受圧側同士の差圧を保持することができる。
面積差を有する第1弁体を備えた弁機構を有することを
特徴とする車両用ブレーキ装置である。本発明は、差圧
制御弁の構造を具体的に示したものであり、第1弁体
は、受圧面積差を有するので、受けた圧力により所定の
摺動方向に移動し、例えばバネ等の付勢力を受けてバラ
ンスする。従って、このバランスした状態において、各
受圧側同士の差圧を保持することができる。
【0017】請求項5の発明は、弁機構は、バネにより
離間方向に付勢された第1弁体と第2弁体とからなり、
第1弁体の先端側は、ブレーキ液圧発生手段側と連通し
て、バネを圧縮する方向にブレーキ液圧が加わる様に設
定されるとともに、第1弁体の側面側は、ポンプ側と連
通して、バネを離間する方向にブレーキ液圧が加わる様
に設定され、第2弁体の第1弁体と逆方向の後端側は、
制御弁の配置された導入路を介してブレーキ液圧発生手
段側に連通して、バネを圧縮する方向にブレーキ液圧が
加わる様に設定されていることを特徴とする車両用ブレ
ーキ装置である。
離間方向に付勢された第1弁体と第2弁体とからなり、
第1弁体の先端側は、ブレーキ液圧発生手段側と連通し
て、バネを圧縮する方向にブレーキ液圧が加わる様に設
定されるとともに、第1弁体の側面側は、ポンプ側と連
通して、バネを離間する方向にブレーキ液圧が加わる様
に設定され、第2弁体の第1弁体と逆方向の後端側は、
制御弁の配置された導入路を介してブレーキ液圧発生手
段側に連通して、バネを圧縮する方向にブレーキ液圧が
加わる様に設定されていることを特徴とする車両用ブレ
ーキ装置である。
【0018】本発明は、より具体的に差圧制御弁の構造
を規定したものであり、本発明では、両弁体の中間に位
置するバネにより、第1弁体と第2弁体とが離間方向に
付勢され、第2弁体にパイロット圧が加わる様に設定さ
れている。これにより、ポンプの作動によって、第1弁
体がバネの付勢力に抗して移動しようとする際には、パ
イロット圧がバネによる付勢力を介して第1弁体に伝わ
ることになるので、図6に示す様に、折れ点圧力が上昇
することになる。つまり、パイロット圧を導入すること
により、差圧特性を変更することができる。
を規定したものであり、本発明では、両弁体の中間に位
置するバネにより、第1弁体と第2弁体とが離間方向に
付勢され、第2弁体にパイロット圧が加わる様に設定さ
れている。これにより、ポンプの作動によって、第1弁
体がバネの付勢力に抗して移動しようとする際には、パ
イロット圧がバネによる付勢力を介して第1弁体に伝わ
ることになるので、図6に示す様に、折れ点圧力が上昇
することになる。つまり、パイロット圧を導入すること
により、差圧特性を変更することができる。
【0019】請求項6の発明は、第1弁体の先端側か
ら、その軸方向に突出する細径部を設け、細径部にてシ
ールされる構成を有することを特徴とする車両用ブレー
キ装置である。本発明では、細径部があることにより、
第1弁体の先端側において、実質的にブレーキ液圧が加
わる受圧面積が減少することになる。そのため、第1弁
体の先端側から加わる圧力に対抗して設定される例えば
バネの付勢力を小さく設定できる。これにより、バネを
小型化できるので、差圧制御弁自体も小型化できること
になる。
ら、その軸方向に突出する細径部を設け、細径部にてシ
ールされる構成を有することを特徴とする車両用ブレー
キ装置である。本発明では、細径部があることにより、
第1弁体の先端側において、実質的にブレーキ液圧が加
わる受圧面積が減少することになる。そのため、第1弁
体の先端側から加わる圧力に対抗して設定される例えば
バネの付勢力を小さく設定できる。これにより、バネを
小型化できるので、差圧制御弁自体も小型化できること
になる。
【0020】請求項7の発明は、第1弁体を先端側に付
勢する補助バネを設けたことを特徴とする車両用ブレー
キ装置である。第1弁体を付勢するバネのバネ定数は、
例えば高G助勢を行なう場合には、その制御性を確保す
るために、高くする必要があるが、そうすると、折れ点
圧力はある程度大きくなる。そこで、本発明では、図1
1に例示する様に、補助バネを用いることにより、前記
バネのバネ定数を小さくすることが可能となるので、結
果として、最低折れ点圧力を低く設定することができ
る。それにより、差圧特性の変更範囲を拡大することが
できる。
勢する補助バネを設けたことを特徴とする車両用ブレー
キ装置である。第1弁体を付勢するバネのバネ定数は、
例えば高G助勢を行なう場合には、その制御性を確保す
るために、高くする必要があるが、そうすると、折れ点
圧力はある程度大きくなる。そこで、本発明では、図1
1に例示する様に、補助バネを用いることにより、前記
バネのバネ定数を小さくすることが可能となるので、結
果として、最低折れ点圧力を低く設定することができ
る。それにより、差圧特性の変更範囲を拡大することが
できる。
【0021】請求項8の発明は、ブレーキペダルの踏み
込み状態に応じて、ポンプ及び制御弁を駆動することに
より、車輪制動力発生手段に加わるブレーキ液圧を調節
することを特徴とする車両用ブレーキ装置である。本発
明は、いわゆる圧力増幅アシストブレーキの制御を行な
う装置に関するものである。そのため、制御弁を駆動し
てパイロット圧を封じ込めた状態で、例えば踏力や踏込
速度等のブレーキペダルの踏み込み状態に応じて、ポン
プを駆動することにより、所定の差圧特性に基づいて、
例えばマスタシリンダ圧より高いホイールシリンダ圧と
なる様に差圧を発生させて、制動力を向上することがで
きる。
込み状態に応じて、ポンプ及び制御弁を駆動することに
より、車輪制動力発生手段に加わるブレーキ液圧を調節
することを特徴とする車両用ブレーキ装置である。本発
明は、いわゆる圧力増幅アシストブレーキの制御を行な
う装置に関するものである。そのため、制御弁を駆動し
てパイロット圧を封じ込めた状態で、例えば踏力や踏込
速度等のブレーキペダルの踏み込み状態に応じて、ポン
プを駆動することにより、所定の差圧特性に基づいて、
例えばマスタシリンダ圧より高いホイールシリンダ圧と
なる様に差圧を発生させて、制動力を向上することがで
きる。
【0022】請求項9の発明は、ブレーキブースタに導
入される負圧に基づいて、ブレーキブースタに失陥が生
じたと判断された場合には、ポンプ及び制御弁を駆動す
ることにより、車輪制動力発生手段に加わるブレーキ液
圧を調節することを特徴とする車両用ブレーキ装置であ
る。
入される負圧に基づいて、ブレーキブースタに失陥が生
じたと判断された場合には、ポンプ及び制御弁を駆動す
ることにより、車輪制動力発生手段に加わるブレーキ液
圧を調節することを特徴とする車両用ブレーキ装置であ
る。
【0023】本発明は、いわゆるブレーキブースタの失
陥時の制御を行なう装置に関するものである。そのた
め、ブレーキブースタの失陥時に、制御弁を駆動してパ
イロット圧を封じ込めた状態で、ポンプを駆動すること
により、所定の差圧特性に基づいて、例えばマスタシリ
ンダ圧より高いホイールシリンダとなる様に差圧を発生
させて、ブレーキブースタの失陥によって機能しない倍
力作用の代わりに、制動力を向上することができる。
陥時の制御を行なう装置に関するものである。そのた
め、ブレーキブースタの失陥時に、制御弁を駆動してパ
イロット圧を封じ込めた状態で、ポンプを駆動すること
により、所定の差圧特性に基づいて、例えばマスタシリ
ンダ圧より高いホイールシリンダとなる様に差圧を発生
させて、ブレーキブースタの失陥によって機能しない倍
力作用の代わりに、制動力を向上することができる。
【0024】請求項10の発明は、ブレーキ液圧発生手
段のブレーキ液圧又はブレーキブースタに導入される負
圧の状態に基づいて、ブレーキブースタの倍力作用の上
限に達したと判断した場合には、ポンプ及び制御弁を駆
動することにより、車輪制動力発生手段に加わるブレー
キ液圧を調節することを特徴とする車両用ブレーキ装置
である。
段のブレーキ液圧又はブレーキブースタに導入される負
圧の状態に基づいて、ブレーキブースタの倍力作用の上
限に達したと判断した場合には、ポンプ及び制御弁を駆
動することにより、車輪制動力発生手段に加わるブレー
キ液圧を調節することを特徴とする車両用ブレーキ装置
である。
【0025】本発明は、いわゆる高G助勢の制御を行な
う装置に関するものである。そのため、ブレーキブース
タの倍力作用の上限に達した場合に、制御弁を駆動して
パイロット圧を封じ込めた状態で、ポンプを駆動するこ
とにより、所定の差圧特性に基づいて、例えばマスタシ
リンダ圧より高いホイールシリンダとなる様に差圧を発
生させて、制動力を一層向上することができる。
う装置に関するものである。そのため、ブレーキブース
タの倍力作用の上限に達した場合に、制御弁を駆動して
パイロット圧を封じ込めた状態で、ポンプを駆動するこ
とにより、所定の差圧特性に基づいて、例えばマスタシ
リンダ圧より高いホイールシリンダとなる様に差圧を発
生させて、制動力を一層向上することができる。
【0026】請求項11の発明は、車両に加わる荷重と
ブレーキ液圧発生手段のブレーキ液圧とに応じて、ポン
プ及び制御弁を駆動することにより、荷重の影響を低減
する様に、車輪制動力発生手段に加わるブレーキ液圧を
調節することを特徴とする車両用ブレーキ装置である。
ブレーキ液圧発生手段のブレーキ液圧とに応じて、ポン
プ及び制御弁を駆動することにより、荷重の影響を低減
する様に、車輪制動力発生手段に加わるブレーキ液圧を
調節することを特徴とする車両用ブレーキ装置である。
【0027】本発明は、いわゆる制動力配分の制御を行
なう装置に関するものである。そのため、制御弁を駆動
してパイロット圧を封じ込めた状態で、ポンプを駆動す
ることにより、所定の差圧特性に基づいて、例えば前輪
側のホイールシリンダ圧を後輪側のホイールシリンダ圧
より高めることができる。
なう装置に関するものである。そのため、制御弁を駆動
してパイロット圧を封じ込めた状態で、ポンプを駆動す
ることにより、所定の差圧特性に基づいて、例えば前輪
側のホイールシリンダ圧を後輪側のホイールシリンダ圧
より高めることができる。
【0028】しかも、このホイールシリンダ圧の配分
は、パイロット圧により所望の値に設定できるので、例
えば荷重に応じてその圧力配分を設定することにより、
制動力配分をも設定することができる。そのため、例え
ば荷重が異なっている場合でも、同じ踏力で、車両全体
として同様な制動力(車両減速G)を実現することがで
きる。
は、パイロット圧により所望の値に設定できるので、例
えば荷重に応じてその圧力配分を設定することにより、
制動力配分をも設定することができる。そのため、例え
ば荷重が異なっている場合でも、同じ踏力で、車両全体
として同様な制動力(車両減速G)を実現することがで
きる。
【0029】請求項12の発明は、車両の旋回時に、操
舵角とヨーレートとに応じて、ポンプ及び制御弁を駆動
することにより、車輪制動力発生手段に加わるブレーキ
液圧を調節することを特徴とする車両用ブレーキ装置で
ある。本発明は、いわゆる旋回トレース制御を行なう装
置に関するものである。そのため、制御弁を駆動してパ
イロット圧を封じ込めた状態で、ポンプを駆動すること
により、所定の差圧特性に基づいて、例えばマスタシリ
ンダ圧より高いホイールシリンダとなる様に差圧を発生
させて、あるいは、例えば旋回内輪側のホイールシリン
ダ圧を旋回外輪側のホイールシリンダ圧より高めること
により、旋回時における旋回性能を向上することができ
る。
舵角とヨーレートとに応じて、ポンプ及び制御弁を駆動
することにより、車輪制動力発生手段に加わるブレーキ
液圧を調節することを特徴とする車両用ブレーキ装置で
ある。本発明は、いわゆる旋回トレース制御を行なう装
置に関するものである。そのため、制御弁を駆動してパ
イロット圧を封じ込めた状態で、ポンプを駆動すること
により、所定の差圧特性に基づいて、例えばマスタシリ
ンダ圧より高いホイールシリンダとなる様に差圧を発生
させて、あるいは、例えば旋回内輪側のホイールシリン
ダ圧を旋回外輪側のホイールシリンダ圧より高めること
により、旋回時における旋回性能を向上することができ
る。
【0030】請求項13の発明は、車両制動時に第1の
ブレーキ液圧を発生するブレーキ液圧発生手段と、ブレ
ーキ液圧発生手段からの第1のブレーキ液圧を受けて車
輪制動力を発生する車輪制動力発生手段と、ブレーキ液
圧発生手段側から第1のブレーキ液圧であるブレーキ液
を吸引して、車輪制動力発生手段側へ吐出するポンプ
と、ポンプにより、ブレーキ液の移動が行われた際に、
ブレーキ液圧発生手段側と車輪制動力発生手段側との間
のブレーキ液の差圧を、第1のブレーキ液圧が所定圧以
上である場合に発生可能な差圧制御弁と、差圧制御弁内
に設けられ、第1のブレーキ液圧のブレーキ液を導入す
る蓄圧室とブレーキ液発生手段とを接続する導入路と、
導入路の連通・遮断を行う制御弁と、を備え、差圧制御
弁は、蓄圧室へのブレーキ液の導入状態に応じて、車輪
制動力発生手段側からブレーキ液圧発生手段側へのブレ
ーキ液の流動する際の圧力減衰を行うしきい値である所
定圧を変更することを特徴とする車両用ブレーキ装置で
ある。
ブレーキ液圧を発生するブレーキ液圧発生手段と、ブレ
ーキ液圧発生手段からの第1のブレーキ液圧を受けて車
輪制動力を発生する車輪制動力発生手段と、ブレーキ液
圧発生手段側から第1のブレーキ液圧であるブレーキ液
を吸引して、車輪制動力発生手段側へ吐出するポンプ
と、ポンプにより、ブレーキ液の移動が行われた際に、
ブレーキ液圧発生手段側と車輪制動力発生手段側との間
のブレーキ液の差圧を、第1のブレーキ液圧が所定圧以
上である場合に発生可能な差圧制御弁と、差圧制御弁内
に設けられ、第1のブレーキ液圧のブレーキ液を導入す
る蓄圧室とブレーキ液発生手段とを接続する導入路と、
導入路の連通・遮断を行う制御弁と、を備え、差圧制御
弁は、蓄圧室へのブレーキ液の導入状態に応じて、車輪
制動力発生手段側からブレーキ液圧発生手段側へのブレ
ーキ液の流動する際の圧力減衰を行うしきい値である所
定圧を変更することを特徴とする車両用ブレーキ装置で
ある。
【0031】本発明においても、蓄圧室に導入した第1
のブレーキ液圧を制御弁によって封じ込め、この第1の
ブレーキ液圧によってしきい値(即ち折れ点圧力)を変
更することによって、前記請求項1と同様に、差圧制御
弁の差圧特性を変更することができる。
のブレーキ液圧を制御弁によって封じ込め、この第1の
ブレーキ液圧によってしきい値(即ち折れ点圧力)を変
更することによって、前記請求項1と同様に、差圧制御
弁の差圧特性を変更することができる。
【0032】また、同様に、一旦制御弁にて導入路を遮
断した後は、差圧はメカニカルに決まるので、従来の電
流制御の差圧制御弁を用いた場合より、応答性及び精度
が優れている。
断した後は、差圧はメカニカルに決まるので、従来の電
流制御の差圧制御弁を用いた場合より、応答性及び精度
が優れている。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車両用ブレーキ装
置の好適な実施の形態を、例(実施例)を挙げて図面に
基づいて詳細に説明する。 (実施例1) a)まず、車両用ブレーキ装置の構成について説明す
る。尚、図1では4輪のうちの1輪に関する装置構成を
例に挙げている。
置の好適な実施の形態を、例(実施例)を挙げて図面に
基づいて詳細に説明する。 (実施例1) a)まず、車両用ブレーキ装置の構成について説明す
る。尚、図1では4輪のうちの1輪に関する装置構成を
例に挙げている。
【0034】図1に示す様に、本実施例の車両ブレーキ
装置は、マスタリンダ1とホイールシリンダ2とを接続
する管路3に差圧制御弁4が配置されており、差圧制御
弁4の第1連通孔6はマスタシリンダ1側に連通すると
ともに、第2連通孔7はホイールシリンダ2側に接続さ
れている。
装置は、マスタリンダ1とホイールシリンダ2とを接続
する管路3に差圧制御弁4が配置されており、差圧制御
弁4の第1連通孔6はマスタシリンダ1側に連通すると
ともに、第2連通孔7はホイールシリンダ2側に接続さ
れている。
【0035】また、差圧制御弁4を迂回する管路8に
は、吸入側をマスタシリンダ1側とし、吐出側をホイー
ルシリンダ2側とするように、ポンプ9が配置されてい
る。更に、管路3のマスタシリンダ1と差圧制御弁4と
の間から分岐した管路11は、差圧制御弁4の第3連通
孔(導入路)12に接続されており、この管路11に
は、管路11を開閉2位置に制御する電磁弁である制御
弁(以下遮断弁と記す)13が配置されている。尚、こ
の遮断弁13は、通電時には閉状態となる常開弁(N/
O弁)である。
は、吸入側をマスタシリンダ1側とし、吐出側をホイー
ルシリンダ2側とするように、ポンプ9が配置されてい
る。更に、管路3のマスタシリンダ1と差圧制御弁4と
の間から分岐した管路11は、差圧制御弁4の第3連通
孔(導入路)12に接続されており、この管路11に
は、管路11を開閉2位置に制御する電磁弁である制御
弁(以下遮断弁と記す)13が配置されている。尚、こ
の遮断弁13は、通電時には閉状態となる常開弁(N/
O弁)である。
【0036】また、前記マスタシリンダ1には、ブレー
キペダル14の踏込時に、その内部に負圧を導入するこ
とによって踏力を倍力するブレーキブースタ16が接続
されている。前記車両用ブレーキ装置は、図2に示す様
に、周知のCPU17a、ROM17b、RAM17
c、及び入出力部17dを備えた電子制御装置(EC
U)17により制御される。
キペダル14の踏込時に、その内部に負圧を導入するこ
とによって踏力を倍力するブレーキブースタ16が接続
されている。前記車両用ブレーキ装置は、図2に示す様
に、周知のCPU17a、ROM17b、RAM17
c、及び入出力部17dを備えた電子制御装置(EC
U)17により制御される。
【0037】このECU17の入出力部17dには、例
えばブレーキペダル14の踏込を検出するストップスイ
ッチ21、ブレーキペダル14のストロークを検出する
ストロークセンサ22、ブレーキペダル14の踏力を検
出する踏力センサ23、マスタシリンダ圧(M/C圧)
を検出するマスタシリンダ圧センサ24、ホイールシリ
ンダ圧(W/C圧)を検出するホイールシリンダ圧セン
サ26、ブレーキブースタ16に導入される負圧を検出
する負圧センサ27、搭載される荷物等の荷重を検出す
る荷重センサ28、車輪速度を検出する車輪速度センサ
29等の各種のセンサが接続され、その検出信号が入力
される。尚、踏力センサ23に代えてマスタシリンダ圧
センサ24を用いてもよい。
えばブレーキペダル14の踏込を検出するストップスイ
ッチ21、ブレーキペダル14のストロークを検出する
ストロークセンサ22、ブレーキペダル14の踏力を検
出する踏力センサ23、マスタシリンダ圧(M/C圧)
を検出するマスタシリンダ圧センサ24、ホイールシリ
ンダ圧(W/C圧)を検出するホイールシリンダ圧セン
サ26、ブレーキブースタ16に導入される負圧を検出
する負圧センサ27、搭載される荷物等の荷重を検出す
る荷重センサ28、車輪速度を検出する車輪速度センサ
29等の各種のセンサが接続され、その検出信号が入力
される。尚、踏力センサ23に代えてマスタシリンダ圧
センサ24を用いてもよい。
【0038】また、ECU17の入出力部17dには、
例えばポンプ9を駆動するポンプモータ31、遮断弁1
3等の各種のアクチュエータが接続され、それらに対し
て制御信号が出力される。 b)次に、本実施例に用いられる差圧制御弁4の構造を
説明する。
例えばポンプ9を駆動するポンプモータ31、遮断弁1
3等の各種のアクチュエータが接続され、それらに対し
て制御信号が出力される。 b)次に、本実施例に用いられる差圧制御弁4の構造を
説明する。
【0039】図3に示す様に、差圧制御弁4は、図の左
右に移動可能な第1弁体(第1制御ピストン)42及び
第2弁体(第2制御ピストン)43を備えた弁機構41
を有している。この第1,第2制御ピストン42,43
は、主バネ44により各々第1,第2皿状部材46,4
7を介して離間方向に付勢されている。
右に移動可能な第1弁体(第1制御ピストン)42及び
第2弁体(第2制御ピストン)43を備えた弁機構41
を有している。この第1,第2制御ピストン42,43
は、主バネ44により各々第1,第2皿状部材46,4
7を介して離間方向に付勢されている。
【0040】前記第1,第2皿状部材46,47は、第
1,第2壁部4a,4bによりシールされた中空部45
に配置されている。尚、各第1,第2皿状部材46,4
7は各第1,第2制御ピストン42,43とは別体であ
り、それぞれ接合されていない。
1,第2壁部4a,4bによりシールされた中空部45
に配置されている。尚、各第1,第2皿状部材46,4
7は各第1,第2制御ピストン42,43とは別体であ
り、それぞれ接合されていない。
【0041】前記第1制御ピストン42には、ゴム製の
シート部材48が外嵌されている。シート部材48より
図の左側に位置する第1制御ピストン42の先端部(断
面積S1)42aは、先端中空部51内にて左右に摺動
し、先端中空部51は、第1連通孔6を介してマスタシ
リンダ1側に連通している。従って、この第1連通孔6
を介して、第1制御ピストン42の先端側には、マスタ
シリンダ圧が加わる。
シート部材48が外嵌されている。シート部材48より
図の左側に位置する第1制御ピストン42の先端部(断
面積S1)42aは、先端中空部51内にて左右に摺動
し、先端中空部51は、第1連通孔6を介してマスタシ
リンダ1側に連通している。従って、この第1連通孔6
を介して、第1制御ピストン42の先端側には、マスタ
シリンダ圧が加わる。
【0042】また、シート部材48より図の右側に位置
する第1制御ピストン42の中央部(断面積S2)42
bは、外周中空部52内にて左右に移動し、外周中空部
52は、第2連通孔7を介してホイールシリンダ2側及
びポンプ9の吐出側に連通している。従って、この第2
連通孔7を介して、第1制御ピストン42の中央部42
bには、ホイールシインダ圧が加わる。
する第1制御ピストン42の中央部(断面積S2)42
bは、外周中空部52内にて左右に移動し、外周中空部
52は、第2連通孔7を介してホイールシリンダ2側及
びポンプ9の吐出側に連通している。従って、この第2
連通孔7を介して、第1制御ピストン42の中央部42
bには、ホイールシインダ圧が加わる。
【0043】尚、シート部材48の左方端面48aと第
1制御ピストン42の段部42cとによってシート部4
9が構成され、この左方端面48aに段部42cが着座
することによって、第1連通孔6と第2連通孔7との連
通が遮断される。一方、第2制御ピストン43が内嵌さ
れる図の右側の後端中空部53は、第3連通孔12及び
管路11を介して、マスタシリンダ1側に連通してい
る。従って、遮断弁13がオフ(OFF)で開状態の場
合は、第3連通孔12を介して、第2制御ピストン43
の後端部(断面積S3)43aに、パイロット圧として
のマスタシリンダ圧が加わるが、遮断弁13がオン(O
N)で閉状態の場合は、第3連通孔12内には遮断弁1
3がオフされた時点でのパイロット圧(封じ込め圧)が
保持され、その封じ込め圧が第2制御ピストン43の後
端部43aに加わることになる。
1制御ピストン42の段部42cとによってシート部4
9が構成され、この左方端面48aに段部42cが着座
することによって、第1連通孔6と第2連通孔7との連
通が遮断される。一方、第2制御ピストン43が内嵌さ
れる図の右側の後端中空部53は、第3連通孔12及び
管路11を介して、マスタシリンダ1側に連通してい
る。従って、遮断弁13がオフ(OFF)で開状態の場
合は、第3連通孔12を介して、第2制御ピストン43
の後端部(断面積S3)43aに、パイロット圧として
のマスタシリンダ圧が加わるが、遮断弁13がオン(O
N)で閉状態の場合は、第3連通孔12内には遮断弁1
3がオフされた時点でのパイロット圧(封じ込め圧)が
保持され、その封じ込め圧が第2制御ピストン43の後
端部43aに加わることになる。
【0044】尚、本実施例では、断面積S2=断面積S
3であり、断面積S1>断面積S2,断面積S3の関係
に設定されている。また、前記主バネ44の付勢力であ
るセット荷重は、図6に示す様に、差圧制御弁4の差圧
特性を決める折れ点圧力を設定するものであり、セット
荷重が大きいほど折れ点圧力が高くなる。本実施例で
は、(他の外力が加わっていない場合の)基準となるセ
ット荷重F1に対応して、遮断弁13が駆動されていな
い時の折れ点圧力をP0としている。
3であり、断面積S1>断面積S2,断面積S3の関係
に設定されている。また、前記主バネ44の付勢力であ
るセット荷重は、図6に示す様に、差圧制御弁4の差圧
特性を決める折れ点圧力を設定するものであり、セット
荷重が大きいほど折れ点圧力が高くなる。本実施例で
は、(他の外力が加わっていない場合の)基準となるセ
ット荷重F1に対応して、遮断弁13が駆動されていな
い時の折れ点圧力をP0としている。
【0045】c)次に、前記差圧制御弁4の動作を、更
に詳細に説明する。 i)まず、図4にて、低圧カット時、即ちマスタシリンダ
圧が低い場合に、遮断弁13がオフされる場合について
説明する。 ポンプモータ31及び遮断弁13がオフの状態で、ブ
レーキペダル14が踏まれていないときには、マスタシ
リンダ圧及びホイールシリンダ圧とも発生していない。
に詳細に説明する。 i)まず、図4にて、低圧カット時、即ちマスタシリンダ
圧が低い場合に、遮断弁13がオフされる場合について
説明する。 ポンプモータ31及び遮断弁13がオフの状態で、ブ
レーキペダル14が踏まれていないときには、マスタシ
リンダ圧及びホイールシリンダ圧とも発生していない。
【0046】よって、この場合には、図4(a)に示す
様に、主バネ44の付勢力によって、第1,第2皿状部
材46,47は離間方向に押圧されて、それぞれ第1,
第2壁部4a,4bに着座している。尚、この場合、第
1,第2制御ピストン42,43は、図の左右方向に自
由に移動可能である。
様に、主バネ44の付勢力によって、第1,第2皿状部
材46,47は離間方向に押圧されて、それぞれ第1,
第2壁部4a,4bに着座している。尚、この場合、第
1,第2制御ピストン42,43は、図の左右方向に自
由に移動可能である。
【0047】次に、ポンプモータ31及び遮断弁13
がオフの状態で、ブレーキペダル14が浅く踏まれる
と、マスタシリンダ圧及びホイールシリンダ圧とも低圧
が発生することになる。よって、この場合には、図4
(b)に示す様に、第3連通孔12を介して低圧のマス
タシリンダ圧が導入されるので、第2制御ピストン43
は図の左側に押圧される。すると、第2皿状部材47は
主バネ44の付勢力に抗して、図の左側に僅かに(x
1)移動する。これにより、主バネ44は圧縮された状
態となるので、実質的に主バネ44のセット荷重が大き
くなったことになる。例えばセット荷重はF1からF2
(但しF2>F1)に変化する。
がオフの状態で、ブレーキペダル14が浅く踏まれる
と、マスタシリンダ圧及びホイールシリンダ圧とも低圧
が発生することになる。よって、この場合には、図4
(b)に示す様に、第3連通孔12を介して低圧のマス
タシリンダ圧が導入されるので、第2制御ピストン43
は図の左側に押圧される。すると、第2皿状部材47は
主バネ44の付勢力に抗して、図の左側に僅かに(x
1)移動する。これにより、主バネ44は圧縮された状
態となるので、実質的に主バネ44のセット荷重が大き
くなったことになる。例えばセット荷重はF1からF2
(但しF2>F1)に変化する。
【0048】上述した様に、主バネ44のセット荷重に
より、差圧制御弁4の折れ点圧力が決まるので、第3連
通孔12に導入されるマスタシリンダ圧によって、主バ
ネ44のセット荷重が実質的に増加することにより、折
れ点圧力は、例えば図6のP0からP1に増加する。
より、差圧制御弁4の折れ点圧力が決まるので、第3連
通孔12に導入されるマスタシリンダ圧によって、主バ
ネ44のセット荷重が実質的に増加することにより、折
れ点圧力は、例えば図6のP0からP1に増加する。
【0049】尚、このとき、シート部49による流路の
完全な遮断は行われないので、第1制御ピストン42の
図の右側への付勢は行われず、よって、第1皿状部材4
6は第1壁部4aに着座したままである。従って、この
状態で、遮断弁13がオンされて管路11が遮断される
と、第3連通孔12内のブレーキ液圧が封じ込められ
て、第2皿状部材47の移動状態が保持されるので、主
バネ44のセット荷重が基準値F1より高い値F2に固
定される。
完全な遮断は行われないので、第1制御ピストン42の
図の右側への付勢は行われず、よって、第1皿状部材4
6は第1壁部4aに着座したままである。従って、この
状態で、遮断弁13がオンされて管路11が遮断される
と、第3連通孔12内のブレーキ液圧が封じ込められ
て、第2皿状部材47の移動状態が保持されるので、主
バネ44のセット荷重が基準値F1より高い値F2に固
定される。
【0050】ここで、本差圧制御弁4における圧力バラ
ンスを考えてみる。但し、各記号は下記の様に設定す
る。 S1:第1制御ピストンの後端部の断面積 S2:第1制御ピストンの中央部の断面積 S3:第2制御ピストンの断面積 PM:第1連通孔側の圧力 PW:第2連通孔側の圧力 PP:第3連通孔側の圧力 つまり、マスタシリンダ圧が増加し始めると主バネ44
がたわみ始めるが、この場合、第2制御弁43を図の左
側に押す力、従って第1制御ピストン42を左側に押す
力は、PP×S3である。一方、第1制御ピストン42
を右側に押す力は、(PM×S1)−PW×(S1−S
2)である。
ンスを考えてみる。但し、各記号は下記の様に設定す
る。 S1:第1制御ピストンの後端部の断面積 S2:第1制御ピストンの中央部の断面積 S3:第2制御ピストンの断面積 PM:第1連通孔側の圧力 PW:第2連通孔側の圧力 PP:第3連通孔側の圧力 つまり、マスタシリンダ圧が増加し始めると主バネ44
がたわみ始めるが、この場合、第2制御弁43を図の左
側に押す力、従って第1制御ピストン42を左側に押す
力は、PP×S3である。一方、第1制御ピストン42
を右側に押す力は、(PM×S1)−PW×(S1−S
2)である。
【0051】そして、遮断弁13がオフの場合は、圧力
バランスがとれるポイントは、下記式(1)に、PM=
PP、S2=S3を代入して整理することにより、 (PM×S1)−PW×(S1−S2)=PP×S3…(1) PP=PWとなり、よって、PP=PW=PMとなる。
バランスがとれるポイントは、下記式(1)に、PM=
PP、S2=S3を代入して整理することにより、 (PM×S1)−PW×(S1−S2)=PP×S3…(1) PP=PWとなり、よって、PP=PW=PMとなる。
【0052】尚、ここで、単に遮断弁13がオンされた
だけでは(他の状態は変更無しの場合)、PP=PW=
PMの状態は、そのまま維持される。 次に、遮断弁13がオンされ、低圧のブレーキ液が第
3連通孔12に封じ込められている状態で、ポンプモー
タ31がオンされてポンプ9が駆動される場合、即ち差
圧制御弁4が駆動される場合について説明する。
だけでは(他の状態は変更無しの場合)、PP=PW=
PMの状態は、そのまま維持される。 次に、遮断弁13がオンされ、低圧のブレーキ液が第
3連通孔12に封じ込められている状態で、ポンプモー
タ31がオンされてポンプ9が駆動される場合、即ち差
圧制御弁4が駆動される場合について説明する。
【0053】まず、遮断弁13がオンされた時点で、第
3連通孔12に低圧のブレーキ液が封じ込められるの
で、それにより、上述した様に、実質的に主バネ44の
セット荷重が増大して、折れ点圧力は、例えば図6に示
すP1となっている。ここで、ポンプ9が駆動されてホ
イールシリンダ圧(PW)が増加すると、図4(c)に
示す様に、第1制御ピストン42の圧力バランスによっ
て、第1制御ピストン42は、シート部49にてその流
路を実質的に遮断する様に、図の右側に移動する。これ
により、第1皿状部材46は図の右方向に移動する。
尚、実際には、差圧を調節するために、シート部49に
おける微少な開閉動作が行われている。
3連通孔12に低圧のブレーキ液が封じ込められるの
で、それにより、上述した様に、実質的に主バネ44の
セット荷重が増大して、折れ点圧力は、例えば図6に示
すP1となっている。ここで、ポンプ9が駆動されてホ
イールシリンダ圧(PW)が増加すると、図4(c)に
示す様に、第1制御ピストン42の圧力バランスによっ
て、第1制御ピストン42は、シート部49にてその流
路を実質的に遮断する様に、図の右側に移動する。これ
により、第1皿状部材46は図の右方向に移動する。
尚、実際には、差圧を調節するために、シート部49に
おける微少な開閉動作が行われている。
【0054】この状態においては、マスタシリンダ圧
(PM)とホイールシリンダ圧(PW)とは、図6に示
す様に、折れ点圧力P1を有する差圧特性に従って変化
する。即ち、折れ点圧力P1以下では、マスタシリンダ
圧が増加してもホイールシリンダ圧はそれほど増加しな
いが、折れ点圧力P1を越えると、その増圧の程度は急
速に大きくなる。
(PM)とホイールシリンダ圧(PW)とは、図6に示
す様に、折れ点圧力P1を有する差圧特性に従って変化
する。即ち、折れ点圧力P1以下では、マスタシリンダ
圧が増加してもホイールシリンダ圧はそれほど増加しな
いが、折れ点圧力P1を越えると、その増圧の程度は急
速に大きくなる。
【0055】この場合の第1制御ピストン42における
圧力バランスを考えると、下記式(2)となる。 PM×S1=PW×(S1−S2)+F2 …(2) 尚、前記式(1)に、S2=S3のみを代入して整理す
ることにより、下記式(3)となる。
圧力バランスを考えると、下記式(2)となる。 PM×S1=PW×(S1−S2)+F2 …(2) 尚、前記式(1)に、S2=S3のみを代入して整理す
ることにより、下記式(3)となる。
【0056】 PW={S1/(S1−S2)}×PM −(PP×S2)/(S1−S2) …(3) つまり、PMの増加分△PMに対して、S1/(S1−
S2)倍だけPWは増加する関係になる。
S2)倍だけPWは増加する関係になる。
【0057】ii)次に、図5にて、高圧カット時、即ち
マスタシリンダ圧が高い場合に、遮断弁13がオフされ
る場合について説明するが、基本的な動作は、低圧カッ
ト時と同じであるので、簡単に説明する。 ポンプモータ31及び遮断弁13がオフの状態で、ブ
レーキペダル14が踏まれていないときには、マスタシ
リンダ圧及びホイールシリンダ圧とも発生していない。
マスタシリンダ圧が高い場合に、遮断弁13がオフされ
る場合について説明するが、基本的な動作は、低圧カッ
ト時と同じであるので、簡単に説明する。 ポンプモータ31及び遮断弁13がオフの状態で、ブ
レーキペダル14が踏まれていないときには、マスタシ
リンダ圧及びホイールシリンダ圧とも発生していない。
【0058】よって、この場合には、図5(a)に示す
様に、主バネ44の付勢力によって、第1,第2皿状部
材46,47は離間方向に押圧されて、それぞれ第1,
第2壁部4a,4bに着座している。 次に、ポンプモータ31及び遮断弁13がオフの状態
で、ブレーキペダル14が深く踏まれると、マスタシリ
ンダ圧及びホイールシリンダ圧とも高圧となる。
様に、主バネ44の付勢力によって、第1,第2皿状部
材46,47は離間方向に押圧されて、それぞれ第1,
第2壁部4a,4bに着座している。 次に、ポンプモータ31及び遮断弁13がオフの状態
で、ブレーキペダル14が深く踏まれると、マスタシリ
ンダ圧及びホイールシリンダ圧とも高圧となる。
【0059】よって、この場合には、図5(b)に示す
様に、第3連通孔12を介して高圧のマスタシリンダ圧
が導入されるので、第2制御ピストン43は、低圧の場
合よりも図の左側に強く押圧されて、第2皿状部材47
は大きく(x2;x2>x1)移動する。これにより、
主バネ44は大きく圧縮された状態となるので、実質的
に主バネ44のセット荷重が前記低圧時のF2よりも大
きな値F3に変化する。これにより、折れ点圧力は、例
えば図6のP2に増加する。
様に、第3連通孔12を介して高圧のマスタシリンダ圧
が導入されるので、第2制御ピストン43は、低圧の場
合よりも図の左側に強く押圧されて、第2皿状部材47
は大きく(x2;x2>x1)移動する。これにより、
主バネ44は大きく圧縮された状態となるので、実質的
に主バネ44のセット荷重が前記低圧時のF2よりも大
きな値F3に変化する。これにより、折れ点圧力は、例
えば図6のP2に増加する。
【0060】次に、遮断弁13がオンされ、高圧のブ
レーキ液が第3連通孔12に封じ込められている状態
で、ポンプ9が駆動される場合について説明する。ま
ず、遮断弁13がオンされた時点で、第3連通孔12に
高圧のブレーキ液が封じ込められるので、前記の様に、
折れ点圧力は例えば図6に示すP2となっている。
レーキ液が第3連通孔12に封じ込められている状態
で、ポンプ9が駆動される場合について説明する。ま
ず、遮断弁13がオンされた時点で、第3連通孔12に
高圧のブレーキ液が封じ込められるので、前記の様に、
折れ点圧力は例えば図6に示すP2となっている。
【0061】ここで、ポンプ9が駆動されてホイールシ
リンダ圧(PW)が増加すると、図5(c)に示す様
に、第1制御ピストン42の圧力バランスによって、第
1制御ピストン42は、図の右側に移動する。この状態
においては、マスタシリンダ圧(PM)とホイールシリ
ンダ圧(PW)とは、図6に示す様に、折れ点圧力P2
を有する差圧特性に従って変化する。
リンダ圧(PW)が増加すると、図5(c)に示す様
に、第1制御ピストン42の圧力バランスによって、第
1制御ピストン42は、図の右側に移動する。この状態
においては、マスタシリンダ圧(PM)とホイールシリ
ンダ圧(PW)とは、図6に示す様に、折れ点圧力P2
を有する差圧特性に従って変化する。
【0062】従って、封じ込められた圧力PPが低圧よ
りも高圧の場合の方が、折れ点圧力は大きくなるので、
封じ込められた圧力PPを調節することにより、即ち、
遮断弁13の動作タイミングを選択することにより、差
圧制御弁4の差圧特性を調節することができる。
りも高圧の場合の方が、折れ点圧力は大きくなるので、
封じ込められた圧力PPを調節することにより、即ち、
遮断弁13の動作タイミングを選択することにより、差
圧制御弁4の差圧特性を調節することができる。
【0063】d)次に、上述した差圧制御弁4を備えた
車両ブレーキ装置にて行われる制御処理について、図7
〜図10のフローチャートに基づいて説明する。 ここでは、ホイールシリンダ圧をマスタシリンダ圧よ
り増加させて、制動力を増大する圧力増幅アシストブレ
ーキ制御(PAB)について説明する。
車両ブレーキ装置にて行われる制御処理について、図7
〜図10のフローチャートに基づいて説明する。 ここでは、ホイールシリンダ圧をマスタシリンダ圧よ
り増加させて、制動力を増大する圧力増幅アシストブレ
ーキ制御(PAB)について説明する。
【0064】まず、図7のステップ100にて、ブレー
キペダル14が踏まれて、ストップスイッチ21がオン
となったか否かを判定する。ここで、肯定判断されると
ステップ110に進み、一方否定判断されると一旦本処
理を終了する。ステップ110では、本圧力増幅アシス
トブレーキ制御を実施する条件が満たされたか否かを判
定する。ここで肯定判断されるとステップ120に進
み、一方否定判断されると一旦本処理を終了する。この
判定条件としては、例えば、ストロークセンサ22に検
出値に基づいてペダルストローク速度が所定値(XAm
m/sec)以上か否か、あるいは踏力センサ23等の
検出値に基づいて踏力変化速度が所定値(XBkgf/
sec)以上か否かを判定する条件が挙げられる。
キペダル14が踏まれて、ストップスイッチ21がオン
となったか否かを判定する。ここで、肯定判断されると
ステップ110に進み、一方否定判断されると一旦本処
理を終了する。ステップ110では、本圧力増幅アシス
トブレーキ制御を実施する条件が満たされたか否かを判
定する。ここで肯定判断されるとステップ120に進
み、一方否定判断されると一旦本処理を終了する。この
判定条件としては、例えば、ストロークセンサ22に検
出値に基づいてペダルストローク速度が所定値(XAm
m/sec)以上か否か、あるいは踏力センサ23等の
検出値に基づいて踏力変化速度が所定値(XBkgf/
sec)以上か否かを判定する条件が挙げられる。
【0065】ステップ120では、ポンプモータ31を
オンして、ポンプ9を作動させる。続くステップ130
では、遮断弁13をオンして、一旦本処理を終了する。
よって、上述した制御により、ホイールシリンダ圧をマ
スタシリンダ圧より高めて制動力を向上することができ
る。
オンして、ポンプ9を作動させる。続くステップ130
では、遮断弁13をオンして、一旦本処理を終了する。
よって、上述した制御により、ホイールシリンダ圧をマ
スタシリンダ圧より高めて制動力を向上することができ
る。
【0066】次に、ブレーキブースタ16の失陥時の
制御について説明する。まず、ブレーキブースタ16は
大気を導入する大気室と負圧を導入する負圧室との差に
より駆動されるが、ステップ200にて、その負圧室の
圧力(内圧)が、所定値(−XCmmHg)を上回るか
否かを判定する。ここで、肯定判断されると、必要な内
圧が得られていない、即ちブレーキブースタ16の失陥
時であるとして、ステップ210に進む。一方、否定判
断されると、ブレーキブースタ166は正常であるとし
て、一旦本処理を終了する。
制御について説明する。まず、ブレーキブースタ16は
大気を導入する大気室と負圧を導入する負圧室との差に
より駆動されるが、ステップ200にて、その負圧室の
圧力(内圧)が、所定値(−XCmmHg)を上回るか
否かを判定する。ここで、肯定判断されると、必要な内
圧が得られていない、即ちブレーキブースタ16の失陥
時であるとして、ステップ210に進む。一方、否定判
断されると、ブレーキブースタ166は正常であるとし
て、一旦本処理を終了する。
【0067】ステップ210では、ブレーキペダル14
が踏まれて、ストップスイッチ21がオンとなったか否
かを判定する。ここで、肯定判断されるとステップ22
0に進み、一方否定判断されると一旦本処理を終了す
る。ステップ220では、ポンプモータ31をオンし
て、ポンプ9を作動させる。
が踏まれて、ストップスイッチ21がオンとなったか否
かを判定する。ここで、肯定判断されるとステップ22
0に進み、一方否定判断されると一旦本処理を終了す
る。ステップ220では、ポンプモータ31をオンし
て、ポンプ9を作動させる。
【0068】続くステップ230では、遮断弁13をオ
ンして、一旦本処理を終了する。よって、上述した制御
により、ブレーキブースタ16が失陥した場合に、ホイ
ールシリンダ圧をマスタシリンダ圧より高めることによ
り、ブレーキブースタ16の差圧を利用した倍力作用に
代わって制動力を向上することができる。
ンして、一旦本処理を終了する。よって、上述した制御
により、ブレーキブースタ16が失陥した場合に、ホイ
ールシリンダ圧をマスタシリンダ圧より高めることによ
り、ブレーキブースタ16の差圧を利用した倍力作用に
代わって制動力を向上することができる。
【0069】次に、高G助勢の制御、即ち踏力が所定
の折れ点以上と高く、ブレーキブースタ16の機能が発
揮できない領域にて、ブレーキブースタ16の倍力作用
をアシストする制御を行うことができる。この高G助勢
の制御は、前記図7に示す制御とほぼ同様であるので、
詳しい説明は省略するが、前記図7のステップ110の
制御実行条件が異なる。
の折れ点以上と高く、ブレーキブースタ16の機能が発
揮できない領域にて、ブレーキブースタ16の倍力作用
をアシストする制御を行うことができる。この高G助勢
の制御は、前記図7に示す制御とほぼ同様であるので、
詳しい説明は省略するが、前記図7のステップ110の
制御実行条件が異なる。
【0070】つまり、制御実行条件として、マスタシリ
ンダ圧が所定値(XDbar)を上回るか否か、あるい
はブレーキブースタ16内の差圧が所定値(XEmmH
g)を下回るか否か等の条件を採用できる。 次に、踏力一定ブレーキ制御、即ち積載量等が違って
いても、同じ踏力で同じ様な制動力を発揮するための制
御について説明する。
ンダ圧が所定値(XDbar)を上回るか否か、あるい
はブレーキブースタ16内の差圧が所定値(XEmmH
g)を下回るか否か等の条件を採用できる。 次に、踏力一定ブレーキ制御、即ち積載量等が違って
いても、同じ踏力で同じ様な制動力を発揮するための制
御について説明する。
【0071】図9のステップ300にて、荷重センサ2
8からの信号に基づいて、最適折れ点圧力を算出する。
例えば図10に示す様なマップから、折れ点圧力を求め
る。つまり、重量が大きいほど高い制動力が求められる
ので、その場合は、折れ点圧力を低下させて、少ない踏
力(マスタシリンダ圧)でも大きなホイールシリンダ圧
が発生する様にする。
8からの信号に基づいて、最適折れ点圧力を算出する。
例えば図10に示す様なマップから、折れ点圧力を求め
る。つまり、重量が大きいほど高い制動力が求められる
ので、その場合は、折れ点圧力を低下させて、少ない踏
力(マスタシリンダ圧)でも大きなホイールシリンダ圧
が発生する様にする。
【0072】続くステップ310では、マスタシリンダ
圧が最適折れ点圧力を設定するための封じ込め圧PPF
を上回るか否かを判定する。ここで肯定判断されるとス
テップ320に進み、一方否定判断されると一旦本処理
を終了する。ステップ320では、ステップ220で
は、ポンプモータ31をオンして、ポンプ9を作動させ
る。
圧が最適折れ点圧力を設定するための封じ込め圧PPF
を上回るか否かを判定する。ここで肯定判断されるとス
テップ320に進み、一方否定判断されると一旦本処理
を終了する。ステップ320では、ステップ220で
は、ポンプモータ31をオンして、ポンプ9を作動させ
る。
【0073】続くステップ330では、遮断弁13をオ
ンして、一旦本処理を終了する。これにより、マスタシ
リンダ圧が最適折れ点圧力を設定するための封じ込め圧
PPFを上回った場合に、遮断弁13がオンされるの
で、第3連通孔12には、当該封じ込め圧PPFとなっ
たブレーキ液が封じ込められる。よって、ポンプ9を作
動させた場合には、最適折れ点圧力の差圧特性が得られ
ることになる。
ンして、一旦本処理を終了する。これにより、マスタシ
リンダ圧が最適折れ点圧力を設定するための封じ込め圧
PPFを上回った場合に、遮断弁13がオンされるの
で、第3連通孔12には、当該封じ込め圧PPFとなっ
たブレーキ液が封じ込められる。よって、ポンプ9を作
動させた場合には、最適折れ点圧力の差圧特性が得られ
ることになる。
【0074】この様に、本実施例では、遮断弁13をオ
ンすることによって、第3連通孔12内に低圧の封じ込
め圧を発生させ、それによって、実施的に主バネ44の
セット荷重を増加させることにより、折れ点圧力を増加
させている。これによって、差圧特性を変更して、同じ
マスタシリンダ圧でも高いホイールシリンダ圧を発生さ
せることができるので、踏力が同じでも高い制動力を発
揮することができる。即ち大きな車体減速度を実現でき
る。
ンすることによって、第3連通孔12内に低圧の封じ込
め圧を発生させ、それによって、実施的に主バネ44の
セット荷重を増加させることにより、折れ点圧力を増加
させている。これによって、差圧特性を変更して、同じ
マスタシリンダ圧でも高いホイールシリンダ圧を発生さ
せることができるので、踏力が同じでも高い制動力を発
揮することができる。即ち大きな車体減速度を実現でき
る。
【0075】また、本実施例は、従来の様に、必要とす
る差圧に応じて、差圧制御弁に加える電流値を算出し
て、デューティ制御をするものではなく、一旦折れ点圧
力を設定した後には、マスタシリンダ圧に対してメカニ
カルにホイールシリンダ圧が増圧されるので、制御の応
答性がよく、しかも電気ノイズ等の影響もないので、精
度的にも優れている。
る差圧に応じて、差圧制御弁に加える電流値を算出し
て、デューティ制御をするものではなく、一旦折れ点圧
力を設定した後には、マスタシリンダ圧に対してメカニ
カルにホイールシリンダ圧が増圧されるので、制御の応
答性がよく、しかも電気ノイズ等の影響もないので、精
度的にも優れている。
【0076】しかも、従来の様に、印加電流の電流値や
そのデューティ比が、その駆動を制御するコンピュータ
部で決定されるものではないので、演算遅れや演算精度
の影響を受けることもない。 (実施例2)次に、実施例2について説明するが、前記
実施例1と同様な箇所の説明は省略又は簡略化する。
そのデューティ比が、その駆動を制御するコンピュータ
部で決定されるものではないので、演算遅れや演算精度
の影響を受けることもない。 (実施例2)次に、実施例2について説明するが、前記
実施例1と同様な箇所の説明は省略又は簡略化する。
【0077】本実施例は、最低折れ点圧力を前記実施例
1より低減できるものであり、そのため、差圧制御弁の
構造が異なっている。図11に示す様に、本実施例の車
両ブレーキ装置に用いられる差圧制御弁51は、中空部
52内に配置された主バネ53以外に、外周中空部54
内に、第1制御ピストン56を図の左側に付勢する(バ
ネ定数の小さい)補助バネ57を備えている。また、ス
トロークA>ストロークBとなる様に設定している。
1より低減できるものであり、そのため、差圧制御弁の
構造が異なっている。図11に示す様に、本実施例の車
両ブレーキ装置に用いられる差圧制御弁51は、中空部
52内に配置された主バネ53以外に、外周中空部54
内に、第1制御ピストン56を図の左側に付勢する(バ
ネ定数の小さい)補助バネ57を備えている。また、ス
トロークA>ストロークBとなる様に設定している。
【0078】以下、本実施例の動作を具体例を挙げて説
明する。例えば、この車両ブレーキ装置を高G助勢に適
用する場合を考えると。最大折れ点圧力は例えば10M
Paぐらいに設定する必要がある。その時、主バネ53
がフルストローク(最大圧縮)してしまうと、制御中は
第3連通孔58内はデッドボリュームとなるので、第1
制御ピストン56の移動が困難になり、調圧不能とな
る。そこで、10MPaぐらいまでは、この主バネ53
は自由にたわめる必要があり、非常に高いバネ定数の主
バネ53を使用する必要がある。
明する。例えば、この車両ブレーキ装置を高G助勢に適
用する場合を考えると。最大折れ点圧力は例えば10M
Paぐらいに設定する必要がある。その時、主バネ53
がフルストローク(最大圧縮)してしまうと、制御中は
第3連通孔58内はデッドボリュームとなるので、第1
制御ピストン56の移動が困難になり、調圧不能とな
る。そこで、10MPaぐらいまでは、この主バネ53
は自由にたわめる必要があり、非常に高いバネ定数の主
バネ53を使用する必要がある。
【0079】一方、第1制御ピストン56側のシールま
でのストロークAは、ノーマルブレーキの効き遅れが発
生しない様に、ある寸法(例えば0.5mm)を確保す
る必要がある。ここで、最低折れ点圧力の発生時は、第
3連通孔58への圧力導入は、0MPa時となるが、そ
の時でも、前述した様に、非常に高いバネ定数の主バネ
53を0.5mmたわませた時の圧力が最低折れ点圧力
となる。つまり、非常にバネ定数が高いので、0.5m
mたわませるだけでもある程度の圧力が必要となるの
で、最低折れ点圧力を大きく下げることは困難である。
でのストロークAは、ノーマルブレーキの効き遅れが発
生しない様に、ある寸法(例えば0.5mm)を確保す
る必要がある。ここで、最低折れ点圧力の発生時は、第
3連通孔58への圧力導入は、0MPa時となるが、そ
の時でも、前述した様に、非常に高いバネ定数の主バネ
53を0.5mmたわませた時の圧力が最低折れ点圧力
となる。つまり、非常にバネ定数が高いので、0.5m
mたわませるだけでもある程度の圧力が必要となるの
で、最低折れ点圧力を大きく下げることは困難である。
【0080】そこで、本実施例では、補助バネ57を配
置するとともに、ストロークAを例えば0.5mm、ス
トロークBを例えば0.4mmとすることで、主バネ5
3のたわませる量を0.1mmまで減らし、初期の0.
4mmはバネ定数の小さい補助バネ57を使うことで、
ストロークに対する荷重アップ分を減らして、最低折れ
点圧力を下げることが可能になった。
置するとともに、ストロークAを例えば0.5mm、ス
トロークBを例えば0.4mmとすることで、主バネ5
3のたわませる量を0.1mmまで減らし、初期の0.
4mmはバネ定数の小さい補助バネ57を使うことで、
ストロークに対する荷重アップ分を減らして、最低折れ
点圧力を下げることが可能になった。
【0081】この状態を図12に示すが、本実施例で
は、第1制御ピストン56のストロークに対して、荷重
(即ち折れ点圧力)を極めて低く設定できることが分か
る。 (実施例3)次に、実施例3について説明するが、前記
実施例1と同様な箇所の説明は省略又は簡略化する。
は、第1制御ピストン56のストロークに対して、荷重
(即ち折れ点圧力)を極めて低く設定できることが分か
る。 (実施例3)次に、実施例3について説明するが、前記
実施例1と同様な箇所の説明は省略又は簡略化する。
【0082】本実施例は、差圧制御弁を前記実施例1よ
り小型化できるものであり、そのため、差圧制御弁の構
造が異なっている。図13に示す様に、本実施例の車両
ブレーキ装置に用いられる差圧制御弁61は、第1制御
ピストン62の先端部63の先端面に、図の左側に突出
する細径のロッド部64を備えている。
り小型化できるものであり、そのため、差圧制御弁の構
造が異なっている。図13に示す様に、本実施例の車両
ブレーキ装置に用いられる差圧制御弁61は、第1制御
ピストン62の先端部63の先端面に、図の左側に突出
する細径のロッド部64を備えている。
【0083】このロッド部64は、差圧制御弁61の本
体内に穿設された摺動孔66内にて、シール部67によ
りシールされて摺動するものである。これにより、第1
制御ピストン62を図の右側に押圧する力は、前記実施
例1と比べてPM×(S1−S4)と小さくなるととも
に、第1制御ピストン62を図の左側に押圧する力は、
PW(S1−S2)となる。
体内に穿設された摺動孔66内にて、シール部67によ
りシールされて摺動するものである。これにより、第1
制御ピストン62を図の右側に押圧する力は、前記実施
例1と比べてPM×(S1−S4)と小さくなるととも
に、第1制御ピストン62を図の左側に押圧する力は、
PW(S1−S2)となる。
【0084】但し、S1〜S4は図示の部分の断面積、
図のPM、PW、PPは、各々第1〜第3連通孔65
a,65b,65cのブレーキ液圧。つまり、折れ点時
の第1制御ピストン62へ作用する力の関係は、PM×
(S1−S4)−PW×(S1−S2)=バネ力とな
り、PM=PWとすると、(PM×S2)−(PM×S
4)=バネ力となる。
図のPM、PW、PPは、各々第1〜第3連通孔65
a,65b,65cのブレーキ液圧。つまり、折れ点時
の第1制御ピストン62へ作用する力の関係は、PM×
(S1−S4)−PW×(S1−S2)=バネ力とな
り、PM=PWとすると、(PM×S2)−(PM×S
4)=バネ力となる。
【0085】即ち、実施例1に対して、同じ折れ点圧力
を設定する時に、実施例3においては、バネ力を(PM
−S4)だけ小さくすることができる。よって、主バネ
68を小型化することができ、それにより、差圧制御弁
61も小型化することができる。
を設定する時に、実施例3においては、バネ力を(PM
−S4)だけ小さくすることができる。よって、主バネ
68を小型化することができ、それにより、差圧制御弁
61も小型化することができる。
【0086】(実施例4)次に、実施例4について説明
するが、前記実施例1と同様な箇所の説明は省略又は簡
略化する。本実施例は、前記実施例1とは、差圧制御弁
の構造が異なっている。
するが、前記実施例1と同様な箇所の説明は省略又は簡
略化する。本実施例は、前記実施例1とは、差圧制御弁
の構造が異なっている。
【0087】図14に示す様に、本実施例の車両ブレー
キ装置に使用する差圧制御弁71は、第1皿状部材72
を備えるだけであり、第1制御ピストン73と第2制御
ピストン74とは、第1皿状部材72の図の左側にて直
接に接触している。また、図示しない遮断弁に連通する
第3連通孔76は、第1制御ピストン73と第2制御ピ
ストン74との間に連通している。
キ装置に使用する差圧制御弁71は、第1皿状部材72
を備えるだけであり、第1制御ピストン73と第2制御
ピストン74とは、第1皿状部材72の図の左側にて直
接に接触している。また、図示しない遮断弁に連通する
第3連通孔76は、第1制御ピストン73と第2制御ピ
ストン74との間に連通している。
【0088】次に、この差圧制御弁71の動作を、図1
5に基づいて説明する。 図示しないポンプモータ及び遮断弁がオフの状態で、
ブレーキペダルが踏まれていないときには、マスタシリ
ンダ圧及びホイールシリンダ圧とも発生していない。
5に基づいて説明する。 図示しないポンプモータ及び遮断弁がオフの状態で、
ブレーキペダルが踏まれていないときには、マスタシリ
ンダ圧及びホイールシリンダ圧とも発生していない。
【0089】よって、この場合には、図15(a)に示
す様に、主バネ77の付勢力によって、第1皿状部材7
2は押圧されて、第1壁部78に着座している。 次に、ポンプモータ及び遮断弁がオフの状態で、ブレ
ーキペダルが踏まれると、マスタシリンダ圧及びホイー
ルシリンダ圧とも上昇する。
す様に、主バネ77の付勢力によって、第1皿状部材7
2は押圧されて、第1壁部78に着座している。 次に、ポンプモータ及び遮断弁がオフの状態で、ブレ
ーキペダルが踏まれると、マスタシリンダ圧及びホイー
ルシリンダ圧とも上昇する。
【0090】よって、この場合には、図15(b)に示
す様に、第3連通孔76を介して上昇したマスタシリン
ダ圧が導入されるので、第2制御ピストン74は、図の
右側に付勢されて、第1皿状部材72は同方向に移動す
る。これにより、主バネ77は圧縮された状態となるの
で、実質的に主バネ77のセット荷重が大きくなる。こ
れにより、折れ点圧力は増加する。
す様に、第3連通孔76を介して上昇したマスタシリン
ダ圧が導入されるので、第2制御ピストン74は、図の
右側に付勢されて、第1皿状部材72は同方向に移動す
る。これにより、主バネ77は圧縮された状態となるの
で、実質的に主バネ77のセット荷重が大きくなる。こ
れにより、折れ点圧力は増加する。
【0091】次に、遮断弁がオンされ、高圧のブレー
キ液が第3連通孔76に封じ込められている状態で、ポ
ンプが駆動される場合について説明する。まず、遮断弁
がオンされた時点で、第3連通孔76に高圧(PP)の
ブレーキ液が封じ込められ、折れ点圧力は高くなってい
る。
キ液が第3連通孔76に封じ込められている状態で、ポ
ンプが駆動される場合について説明する。まず、遮断弁
がオンされた時点で、第3連通孔76に高圧(PP)の
ブレーキ液が封じ込められ、折れ点圧力は高くなってい
る。
【0092】ここで、ポンプが駆動されてホイールシリ
ンダ圧が増加すると、図15(c)に示す様に、第1制
御ピストン73の圧力バランスによって、第1制御ピス
トン73は、図の右側に移動する。この状態において
は、マスタシリンダ圧(PM)とホイールシリンダ圧
(PW)とは、前記図6に示す様に、折れ点圧力が上昇
した差圧特性に従って変化する。
ンダ圧が増加すると、図15(c)に示す様に、第1制
御ピストン73の圧力バランスによって、第1制御ピス
トン73は、図の右側に移動する。この状態において
は、マスタシリンダ圧(PM)とホイールシリンダ圧
(PW)とは、前記図6に示す様に、折れ点圧力が上昇
した差圧特性に従って変化する。
【0093】この様にして、本実施例においても、前記
実施例1と同様に、折れ点圧力を自由に変更することが
できる。特に本実施例では、この様な構造を採用するこ
とにより、実施例1に対し、部品点数が少なくなるとい
う利点がある。
実施例1と同様に、折れ点圧力を自由に変更することが
できる。特に本実施例では、この様な構造を採用するこ
とにより、実施例1に対し、部品点数が少なくなるとい
う利点がある。
【0094】(実施例5)次に、実施例5について説明
するが、前記実施例1と同様な箇所の説明は省略又は簡
略化する。本実施例は、前記実施例1と同様な差圧制御
弁を、前記実施例1とは異なる車両ブレーキ装置に適用
して、前輪側のホイールシリンダ圧よりも後輪側のホイ
ールシリンダ圧を低減できる様にしたものである。
するが、前記実施例1と同様な箇所の説明は省略又は簡
略化する。本実施例は、前記実施例1と同様な差圧制御
弁を、前記実施例1とは異なる車両ブレーキ装置に適用
して、前輪側のホイールシリンダ圧よりも後輪側のホイ
ールシリンダ圧を低減できる様にしたものである。
【0095】図16に示す様に、本実施例の車両ブレー
キ装置においては、マスタシリンダ81から前輪側のホ
イールシリンダ82に至る管路83から分岐した管路8
4は、前記実施例1と同様な構造の差圧制御弁86の第
2連通路87に連通するとともに、前記実施例1と同様
に遮断弁88を介して第3連通路89に連通している。
また、第1連通路91は、後輪側のホイールシリンダ9
2に連通している。
キ装置においては、マスタシリンダ81から前輪側のホ
イールシリンダ82に至る管路83から分岐した管路8
4は、前記実施例1と同様な構造の差圧制御弁86の第
2連通路87に連通するとともに、前記実施例1と同様
に遮断弁88を介して第3連通路89に連通している。
また、第1連通路91は、後輪側のホイールシリンダ9
2に連通している。
【0096】次に、この車両用ブレーキ装置の動作を説
明する。 例えば前輪より先に後輪がロック傾向に向かうとき、
遮断弁88を駆動するタイミングを調節することによ
り、積載状態にかかわらず、最適制動力配分に近づける
ことが可能である。
明する。 例えば前輪より先に後輪がロック傾向に向かうとき、
遮断弁88を駆動するタイミングを調節することによ
り、積載状態にかかわらず、最適制動力配分に近づける
ことが可能である。
【0097】つまり、前輪側には、マスタシリンダ圧が
そのまま伝わるが、後輪側のホイールシリンダ圧とマス
タシリンダ圧との関係は、遮断弁88の駆動タイミング
によって、第3連通孔89に封じ込める封じ込め圧によ
り決めることができる。例えば、図17に示す様に、積
載量が多い場合には封じ込め圧を低めて後輪側のホイー
ルシリンダ圧を低めに設定し、逆に積載量が少ない場合
には封じ込め圧を高めて後輪側のホイールシリンダ圧を
より高めに設定する。これにより、後輪側のロック傾向
を低減し、最適制動力配分を実現することができる。
そのまま伝わるが、後輪側のホイールシリンダ圧とマス
タシリンダ圧との関係は、遮断弁88の駆動タイミング
によって、第3連通孔89に封じ込める封じ込め圧によ
り決めることができる。例えば、図17に示す様に、積
載量が多い場合には封じ込め圧を低めて後輪側のホイー
ルシリンダ圧を低めに設定し、逆に積載量が少ない場合
には封じ込め圧を高めて後輪側のホイールシリンダ圧を
より高めに設定する。これにより、後輪側のロック傾向
を低減し、最適制動力配分を実現することができる。
【0098】また、荷重センサ等の情報により、最適
な制動力配分となる折れ点圧力を算出し(前記図10参
照)、マスタシリンダ圧がその折れ点圧力になったら、
遮断弁88を閉じることで、最適制動力配分を実現でき
る。尚、本発明は前記実施例に何ら限定されることな
く、本発明の技術的範囲を逸脱しない限り、種々の態様
で実施できることはいうまでもない。
な制動力配分となる折れ点圧力を算出し(前記図10参
照)、マスタシリンダ圧がその折れ点圧力になったら、
遮断弁88を閉じることで、最適制動力配分を実現でき
る。尚、本発明は前記実施例に何ら限定されることな
く、本発明の技術的範囲を逸脱しない限り、種々の態様
で実施できることはいうまでもない。
【0099】尚、前記実施例の説明に使用した図面で
は、説明を明瞭とするために、断面のハッチングを一部
省略してある。
は、説明を明瞭とするために、断面のハッチングを一部
省略してある。
【図1】 実施例1の車両用ブレーキ装置を示す概略構
成図である。
成図である。
【図2】 実施例1の電気的構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図3】 実施例1に用いられる差圧制御弁を示す説明
図である。
図である。
【図4】 実施例1の差圧制御弁の低圧カット時の動作
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図5】 実施例1の差圧制御弁の高圧カット時の動作
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図6】 実施例1によるM/C圧とW/C圧との関係
を示すグラフである。
を示すグラフである。
【図7】 実施例1の圧力増幅アシストブレーキ制御を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図8】 実施例1のブレーキブースタの失陥時の制御
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図9】 実施例1の制動力配分の制御を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図10】 実施例1の制動力配分の制御における重量
と折れ点圧力との関係を示すグラフである。
と折れ点圧力との関係を示すグラフである。
【図11】 実施例2に用いられる差圧制御弁を示す説
明図である。
明図である。
【図12】 実施例2の差圧制御弁による特性を示すグ
ラフである。
ラフである。
【図13】 実施例3に用いられる差圧制御弁を示す説
明図である。
明図である。
【図14】 実施例4に用いられる差圧制御弁を示す説
明図である。
明図である。
【図15】 実施例4の差圧制御弁の動作を示す説明図
である。
である。
【図16】 実施例5の車両用ブレーキ装置を示す概略
構成図である。
構成図である。
【図17】 実施例5の車両用ブレーキ装置によるM/
C圧とW/C圧との関係を示すグラフである。
C圧とW/C圧との関係を示すグラフである。
1,81…マスタシリンダ 2,82,92…ホイールシリンダ 4,51,61,71,86…差圧制御弁 6,65a,91…第1連通孔 7,65b,87…第2連通孔 9…ポンプ 12,58,65c,76,89…第3連通孔 13,88…制御弁(遮断弁) 16…ブレーキブースタ 42,56,62,73…第1制御ピストン 43,74…第2制御ピストン 44,53,68,77…主バネ 57…補助バネ
Claims (13)
- 【請求項1】 車両制動時にブレーキ液圧を発生するブ
レーキ液圧発生手段と、 該ブレーキ液圧発生手段からのブレーキ液圧を受けて車
輪制動力を発生する車輪制動力発生手段と、 前記ブレーキ液圧発生手段側のブレーキ液圧と前記車輪
制動力発生手段側のブレーキ液圧を導入して、前記ブレ
ーキ液圧発生手段側と前記車輪制動力発生手段側との間
に差圧を発生させる差圧制御弁と、 を備えた車両用ブレーキ装置において、 前記差圧制御弁にパイロット圧を導入する導入路と、 該導入路の連通・遮断を行う制御弁と、 を備え、 該制御弁により前記導入路を遮断した際の前記パイロッ
ト圧によって、前記差圧制御弁の差圧特性を可変とした
ことを特徴とする車両用ブレーキ装置。 - 【請求項2】 車両制動時にブレーキ液圧を発生するブ
レーキ液圧発生手段と、 該ブレーキ液圧発生手段からのブレーキ液圧を受けて車
輪制動力を発生する車輪制動力発生手段と、 前記ブレーキ液圧発生手段側からブレーキ液を吸引し、
前記車輪制動力発生手段側へ吐出するポンプと、 前記ブレーキ液圧発生手段側のブレーキ液圧と前記車輪
制動力発生手段側のブレーキ液圧を導入するとともに、
前記ポンプにより前記ブレーキ液の移動が行われた際
に、前記ブレーキ液圧発生手段側と前記車輪制動力発生
手段側との間に差圧を発生させる差圧制御弁と、 を備えた車両用ブレーキ装置において、 前記差圧制御弁にパイロット圧を導入する導入路と、 該導入路の連通・遮断を行う制御弁と、 を備え、 該制御弁により前記導入路を遮断した際の前記パイロッ
ト圧によって、前記差圧制御弁の差圧特性を可変とした
ことを特徴とする車両用ブレーキ装置。 - 【請求項3】 前記パイロット圧は、前記ブレーキ液圧
発生手段のブレーキ液圧であることを特徴とする前記請
求項1又は2に記載の車両用ブレーキ装置。 - 【請求項4】 前記差圧制御弁は、受圧面積差を有する
第1弁体を備えた弁機構を有することを特徴とする前記
請求項1〜3のいずれかに記載の車両用ブレーキ装置。 - 【請求項5】 前記弁機構は、バネにより離間方向に付
勢された前記第1弁体と第2弁体とからなり、 前記第1弁体の先端側は、前記ブレーキ液圧発生手段側
と連通して、前記バネを圧縮する方向にブレーキ液圧が
加わる様に設定されるとともに、該第1弁体の側面側
は、前記ポンプ側と連通して、前記バネを離間する方向
にブレーキ液圧が加わる様に設定され、 前記第2弁体の前記第1弁体と逆方向の後端側は、前記
制御弁の配置された導入路を介して前記ブレーキ液圧発
生手段側に連通して、前記バネを圧縮する方向にブレー
キ液圧が加わる様に設定されていることを特徴とする前
記請求項4に記載の車両用ブレーキ装置。 - 【請求項6】 前記第1弁体の先端側から、その軸方向
に突出する細径部を設け、該細径部にてシールされる構
成を有することを特徴とする前記請求項4又は5に記載
の車両用ブレーキ装置。 - 【請求項7】 前記第1弁体を先端側に付勢する補助バ
ネを設けたことを特徴とする前記請求項4又は6に記載
の車両用ブレーキ装置。 - 【請求項8】 ブレーキペダルの踏み込み状態に応じ
て、前記ポンプ及び前記制御弁を駆動することにより、
前記車輪制動力発生手段に加わるブレーキ液圧を調節す
ることを特徴とする前記請求項2〜7のいずれかに記載
の車両用ブレーキ装置。 - 【請求項9】 ブレーキブースタに導入される負圧に基
づいて、該ブレーキブースタに失陥が生じたと判断され
た場合には、前記ポンプ及び前記制御弁を駆動すること
により、前記車輪制動力発生手段に加わるブレーキ液圧
を調節することを特徴とする前記請求項2〜7のいずれ
かに記載の車両用ブレーキ装置。 - 【請求項10】 前記ブレーキ液圧発生手段のブレーキ
液圧又は前記ブレーキブースタに導入される負圧の状態
に基づいて、該ブレーキブースタの倍力作用の上限に達
したと判断した場合には、前記ポンプ及び前記制御弁を
駆動することにより、前記車輪制動力発生手段に加わる
ブレーキ液圧を調節することを特徴とする前記請求項2
〜7のいずれかに記載の車両用ブレーキ装置。 - 【請求項11】 前記車両に加わる荷重と前記ブレーキ
液圧発生手段のブレーキ液圧とに応じて、前記ポンプ及
び前記制御弁を駆動することにより、前記荷重の影響を
低減する様に、前記車輪制動力発生手段に加わるブレー
キ液圧を調節することを特徴とする前記請求項2〜7の
いずれかに記載の車両用ブレーキ装置。 - 【請求項12】 車両の旋回時に、操舵角とヨーレート
とに応じて、前記ポンプ及び前記制御弁を駆動すること
により、前記車輪制動力発生手段に加わるブレーキ液圧
を調節することを特徴とする前記請求項2〜7のいずれ
かに記載の車両用ブレーキ装置。 - 【請求項13】 車両制動時に第1のブレーキ液圧を発
生するブレーキ液圧発生手段と、 該ブレーキ液圧発生手段からの第1のブレーキ液圧を受
けて車輪制動力を発生する車輪制動力発生手段と、 前記ブレーキ液圧発生手段側から前記第1のブレーキ液
圧であるブレーキ液を吸引して、前記車輪制動力発生手
段側へ吐出するポンプと、 該ポンプにより、前記ブレーキ液の移動が行われた際
に、前記ブレーキ液圧発生手段側と前記車輪制動力発生
手段側との間のブレーキ液の差圧を、前記第1のブレー
キ液圧が所定圧以上である場合に発生可能な差圧制御弁
と、 該差圧制御弁内に設けられ、前記第1のブレーキ液圧の
ブレーキ液を導入する蓄圧室と前記ブレーキ液発生手段
とを接続する導入路と、 該導入路の連通・遮断を行う制御弁と、 を備え、 前記差圧制御弁は、前記蓄圧室へのブレーキ液の導入状
態に応じて、前記車輪制動力発生手段側から前記ブレー
キ液圧発生手段側へのブレーキ液の流動する際の圧力減
衰を行うしきい値である前記所定圧を変更することを特
徴とする車両用ブレーキ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21192597A JPH1148930A (ja) | 1997-08-06 | 1997-08-06 | 車両用ブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21192597A JPH1148930A (ja) | 1997-08-06 | 1997-08-06 | 車両用ブレーキ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1148930A true JPH1148930A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16613952
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21192597A Pending JPH1148930A (ja) | 1997-08-06 | 1997-08-06 | 車両用ブレーキ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1148930A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002337678A (ja) * | 2001-05-18 | 2002-11-27 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両用ブレーキ装置 |
| JP2002337679A (ja) * | 2001-05-18 | 2002-11-27 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両用ブレーキ装置 |
| JP2015020459A (ja) * | 2013-07-16 | 2015-02-02 | 本田技研工業株式会社 | 車両用制動力発生装置 |
| CN109910854A (zh) * | 2019-03-26 | 2019-06-21 | 吉林大学 | 一种利用真空助力器的汽车自动制动机构及其控制方法 |
-
1997
- 1997-08-06 JP JP21192597A patent/JPH1148930A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002337678A (ja) * | 2001-05-18 | 2002-11-27 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両用ブレーキ装置 |
| JP2002337679A (ja) * | 2001-05-18 | 2002-11-27 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両用ブレーキ装置 |
| JP2015020459A (ja) * | 2013-07-16 | 2015-02-02 | 本田技研工業株式会社 | 車両用制動力発生装置 |
| CN109910854A (zh) * | 2019-03-26 | 2019-06-21 | 吉林大学 | 一种利用真空助力器的汽车自动制动机构及其控制方法 |
| CN109910854B (zh) * | 2019-03-26 | 2023-11-24 | 吉林大学 | 一种利用真空助力器的汽车自动制动机构及其控制方法 |
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