JPH1149741A - アルカノイルアミドアルキルアミンオキサイドの製造法 - Google Patents
アルカノイルアミドアルキルアミンオキサイドの製造法Info
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- JPH1149741A JPH1149741A JP21285297A JP21285297A JPH1149741A JP H1149741 A JPH1149741 A JP H1149741A JP 21285297 A JP21285297 A JP 21285297A JP 21285297 A JP21285297 A JP 21285297A JP H1149741 A JPH1149741 A JP H1149741A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 アルカノイルアミドアルキルアミンオキサイ
ドが45重量%以上の反応物を得ることの可能な製造法の
提供。 【解決手段】 飽和脂肪族炭化水素類、飽和環状炭化水
素類、芳香族炭化水素類、有機エステル類、アルコール
類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類よりなる群
から選ばれる1種以上の溶媒を3級アミンに対して10〜
60重量%と、1個以上の水酸基を有する多塩基酸または
その塩を3級アミンに対して0.1〜5重量%存在させ、5
0〜100℃の温度で3級アミンと過酸化水素水溶液の反応
を行う。
ドが45重量%以上の反応物を得ることの可能な製造法の
提供。 【解決手段】 飽和脂肪族炭化水素類、飽和環状炭化水
素類、芳香族炭化水素類、有機エステル類、アルコール
類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類よりなる群
から選ばれる1種以上の溶媒を3級アミンに対して10〜
60重量%と、1個以上の水酸基を有する多塩基酸または
その塩を3級アミンに対して0.1〜5重量%存在させ、5
0〜100℃の温度で3級アミンと過酸化水素水溶液の反応
を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄剤等の界面活
性剤として有用なアルカノイルアミドアルキルアミンオ
キサイドの製造法に関する。
性剤として有用なアルカノイルアミドアルキルアミンオ
キサイドの製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】アルキルアミンオキサイドは、優れた増
泡効果や洗浄力増強作用を示すことが知られており、例
えば各種洗浄剤の補助活性剤として使用されている。ま
たアルカノイルアミドアルキルアミンオキサイドは、生
分解性や安全性に優れ、皮膚に対して低刺激であるとい
った特徴がある。
泡効果や洗浄力増強作用を示すことが知られており、例
えば各種洗浄剤の補助活性剤として使用されている。ま
たアルカノイルアミドアルキルアミンオキサイドは、生
分解性や安全性に優れ、皮膚に対して低刺激であるとい
った特徴がある。
【0003】アミンオキサイドは3級アミンを酸化する
ことによって合成されるものであり、一般には過酸化水
素水溶液と反応させることによって製造されている。し
かしながら、アミンオキサイドの濃度が約30重量%を超
えると反応液はゲル状となり、製造は困難になってく
る。そこでゲル化を制御乃至回避してアミンオキサイド
を製造するための方法が幾つか提案されている。
ことによって合成されるものであり、一般には過酸化水
素水溶液と反応させることによって製造されている。し
かしながら、アミンオキサイドの濃度が約30重量%を超
えると反応液はゲル状となり、製造は困難になってく
る。そこでゲル化を制御乃至回避してアミンオキサイド
を製造するための方法が幾つか提案されている。
【0004】特開昭56−61349号公報において植田ら
は、あらかじめアミンに対してその10〜40重量%に相当
する水を混合し、これを加熱攪拌した混合物に対し、濃
度が6〜15重量%の過酸化水素水溶液を滴下反応させる
ことによりアミンオキサイドを得ることを開示してい
る。しかしながら、これによって得られるアミンオキサ
イド水溶液は、アミンオキサイドの濃度が僅かに30〜40
重量%程度のものである。
は、あらかじめアミンに対してその10〜40重量%に相当
する水を混合し、これを加熱攪拌した混合物に対し、濃
度が6〜15重量%の過酸化水素水溶液を滴下反応させる
ことによりアミンオキサイドを得ることを開示してい
る。しかしながら、これによって得られるアミンオキサ
イド水溶液は、アミンオキサイドの濃度が僅かに30〜40
重量%程度のものである。
【0005】特開平3−120248号公報においてスミスら
は、不活性有機溶剤中でトリアルキルアミンを濃厚な過
酸化水素(例えば70重量%)と反応させることによっ
て、非吸湿性のトリアルキルアミンオキサイド二水和物
を製造することを開示している。しかしながらこの方法
では、過酸化水素の分解によってアミンの転化率が低下
する恐れがあり、またアルカノイルアミドアルキルアミ
ンオキサイドに対する適用例は示されていない。
は、不活性有機溶剤中でトリアルキルアミンを濃厚な過
酸化水素(例えば70重量%)と反応させることによっ
て、非吸湿性のトリアルキルアミンオキサイド二水和物
を製造することを開示している。しかしながらこの方法
では、過酸化水素の分解によってアミンの転化率が低下
する恐れがあり、またアルカノイルアミドアルキルアミ
ンオキサイドに対する適用例は示されていない。
【0006】さらに特公昭60−55060号公報には、多塩
基酸又はその塩の存在下で脂肪族3級アミンと過酸化水
素水溶液を反応させることが開示されている。しかし、
この場合もアルカノイルアミドアルキルアミンオキサイ
ドに対する適用例は示されておらず、また生成物の濃度
も低い。
基酸又はその塩の存在下で脂肪族3級アミンと過酸化水
素水溶液を反応させることが開示されている。しかし、
この場合もアルカノイルアミドアルキルアミンオキサイ
ドに対する適用例は示されておらず、また生成物の濃度
も低い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、製品中のア
ルカノイルアミドアルキルアミンオキサイドの濃度が高
い、具体的には濃度が45重量%以上の反応物を得るため
の方法を提供することを課題としている。それによっ
て、生産性の向上、輸送コストの低減、配合自由度の増
大などを図るものである。また本発明は、過酸化水素の
分解を抑制し、3級アミンの転化率を向上させることも
課題としている。
ルカノイルアミドアルキルアミンオキサイドの濃度が高
い、具体的には濃度が45重量%以上の反応物を得るため
の方法を提供することを課題としている。それによっ
て、生産性の向上、輸送コストの低減、配合自由度の増
大などを図るものである。また本発明は、過酸化水素の
分解を抑制し、3級アミンの転化率を向上させることも
課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明者らは種々検討を行い、3級アミンと過酸化
水素水溶液を反応させてアルカノイルアミドアルキルア
ミンオキサイドを製造するに際し、反応を特定の溶媒中
で、しかも多塩基酸またはその塩の存在下に加温下で行
うことにより、反応生成物自体におけるアルカノイルア
ミドアミンオキサイドの濃度を高くできることを見出
し、本発明に到達した。
めに本発明者らは種々検討を行い、3級アミンと過酸化
水素水溶液を反応させてアルカノイルアミドアルキルア
ミンオキサイドを製造するに際し、反応を特定の溶媒中
で、しかも多塩基酸またはその塩の存在下に加温下で行
うことにより、反応生成物自体におけるアルカノイルア
ミドアミンオキサイドの濃度を高くできることを見出
し、本発明に到達した。
【0009】即ち本発明は、下記の一般式(I)
【0010】
【化2】
【0011】(式中、R1は炭素数7〜21の直鎖又は分
岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、R2及びR3
はそれぞれ炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシア
ルキル基を示し、nは2〜3の数を示す。)で表される
3級アミンと過酸化水素水溶液を反応させ、アルカノイ
ルアミドアルキルアミンオキサイドを45重量%以上含有
する反応物を製造するに際し、飽和脂肪族炭化水素類、
飽和環状炭化水素類、芳香族炭化水素類、有機エステル
類、アルコール類、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル類よりなる群から選ばれる1種以上の溶媒を3級アミ
ンに対して10〜60重量%と、1個以上の水酸基を有する
多塩基酸またはその塩を3級アミンに対して0.1〜5重
量%存在させ、50〜100℃の温度で反応を行うことを特
徴とする、アルカノイルアミドアルキルアミンオキサイ
ドの製造法を提供するものである。
岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、R2及びR3
はそれぞれ炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシア
ルキル基を示し、nは2〜3の数を示す。)で表される
3級アミンと過酸化水素水溶液を反応させ、アルカノイ
ルアミドアルキルアミンオキサイドを45重量%以上含有
する反応物を製造するに際し、飽和脂肪族炭化水素類、
飽和環状炭化水素類、芳香族炭化水素類、有機エステル
類、アルコール類、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル類よりなる群から選ばれる1種以上の溶媒を3級アミ
ンに対して10〜60重量%と、1個以上の水酸基を有する
多塩基酸またはその塩を3級アミンに対して0.1〜5重
量%存在させ、50〜100℃の温度で反応を行うことを特
徴とする、アルカノイルアミドアルキルアミンオキサイ
ドの製造法を提供するものである。
【0012】本発明の製法によれば、上記のように反応
生成物中におけるアルカノイルアミドアルキルアミンオ
キサイドの濃度を高くすることができ、また溶媒の除去
を容易に行うことができる。それによってさらに、低濃
度の水溶液から水を除去するような場合に比して、より
小さな消費エネルギーでアルカノイルアミドアルキルア
ミンオキサイドの濃度が高い製品を得ることが可能にな
る。
生成物中におけるアルカノイルアミドアルキルアミンオ
キサイドの濃度を高くすることができ、また溶媒の除去
を容易に行うことができる。それによってさらに、低濃
度の水溶液から水を除去するような場合に比して、より
小さな消費エネルギーでアルカノイルアミドアルキルア
ミンオキサイドの濃度が高い製品を得ることが可能にな
る。
【0013】また、溶媒としてポリオキシエチレンアル
キルエーテル類を用いた場合には、溶媒を除去する必要
も無く、反応生成物をそのまま洗浄剤等に配合できると
いう利点がある。
キルエーテル類を用いた場合には、溶媒を除去する必要
も無く、反応生成物をそのまま洗浄剤等に配合できると
いう利点がある。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明によって製造されるアミン
オキサイドは、上記の式(I)に対応して、以下の式
(II)で表されるアルカノイルアミドアルキルアミンオ
キサイドである。
オキサイドは、上記の式(I)に対応して、以下の式
(II)で表されるアルカノイルアミドアルキルアミンオ
キサイドである。
【0015】
【化3】
【0016】(式(II)中、R1〜R3及びnは前記と同じ
意味を表す。) 式(I)で表される原料の3級アミンとしては、例え
ば、オクチルアミノプロピルジメチルアミン、デシルア
ミノプロピルジメチルアミン、ドデシルアミノプロピル
ジメチルアミン、トリデシルアミノプロピルジメチルア
ミン、テトラデシルアミノプロピルジメチルアミン、ヘ
キサデシルアミノプロピルジメチルアミン、デシルアミ
ノプロピルジヒドロキシエチルアミン、ドデシルアミノ
プロピルジヒドロキシエチルアミン、デシルアミノエチ
ルメチルアミン、ドデシルアミノエチルジメチルアミン
などが挙げられる。これらのうち、洗浄性および起泡性
に優れたアミンオキサイドが得られる点から、デシルア
ミノプロピルジメチルアミン、ドデシルアミノプロピル
ジメチルアミン、トリデシルアミノプロピルジメチルア
ミン、テトラデシルアミノプロピルジメチルアミンなど
がより好ましい。
意味を表す。) 式(I)で表される原料の3級アミンとしては、例え
ば、オクチルアミノプロピルジメチルアミン、デシルア
ミノプロピルジメチルアミン、ドデシルアミノプロピル
ジメチルアミン、トリデシルアミノプロピルジメチルア
ミン、テトラデシルアミノプロピルジメチルアミン、ヘ
キサデシルアミノプロピルジメチルアミン、デシルアミ
ノプロピルジヒドロキシエチルアミン、ドデシルアミノ
プロピルジヒドロキシエチルアミン、デシルアミノエチ
ルメチルアミン、ドデシルアミノエチルジメチルアミン
などが挙げられる。これらのうち、洗浄性および起泡性
に優れたアミンオキサイドが得られる点から、デシルア
ミノプロピルジメチルアミン、ドデシルアミノプロピル
ジメチルアミン、トリデシルアミノプロピルジメチルア
ミン、テトラデシルアミノプロピルジメチルアミンなど
がより好ましい。
【0017】上記の如き3級アミンと反応させる過酸化
水素水溶液は、水溶液中の過酸化水素濃度が好ましくは
40〜90重量%、より好ましくは60〜80重量%、さらに好
ましくは65〜70重量%のものである。水溶液中の過酸化
水素濃度が高すぎると攪拌状態が悪くなり、アミンオキ
サイドの分解が促進される一方で、低すぎると製品の濃
度が低くなり、生産性が悪くなる。上記した好ましい範
囲は、こうした観点に基づいて定められたものである。
水素水溶液は、水溶液中の過酸化水素濃度が好ましくは
40〜90重量%、より好ましくは60〜80重量%、さらに好
ましくは65〜70重量%のものである。水溶液中の過酸化
水素濃度が高すぎると攪拌状態が悪くなり、アミンオキ
サイドの分解が促進される一方で、低すぎると製品の濃
度が低くなり、生産性が悪くなる。上記した好ましい範
囲は、こうした観点に基づいて定められたものである。
【0018】過酸化水素水溶液は、3級アミンと過酸化
水素のモル比が1:0.9〜1.4の割合となる量で仕込むの
が好ましい。より好ましくは1:1.0〜1.3となる量であ
り、さらに好ましくは1:1.05〜1.25となる量である。
過酸化水素のモル比が少ないと、反応時間が長くなると
共に、残存3級アミンが多くなる傾向が生ずる。逆に過
酸化水素のモル比が大きいと、反応後の残存過酸化水素
量が多くなり、副反応が生じやすくなる。なお、使用す
る過酸化水素水溶液の濃度と量により、製品中の水分量
を所望の値にコントロールすることができる。
水素のモル比が1:0.9〜1.4の割合となる量で仕込むの
が好ましい。より好ましくは1:1.0〜1.3となる量であ
り、さらに好ましくは1:1.05〜1.25となる量である。
過酸化水素のモル比が少ないと、反応時間が長くなると
共に、残存3級アミンが多くなる傾向が生ずる。逆に過
酸化水素のモル比が大きいと、反応後の残存過酸化水素
量が多くなり、副反応が生じやすくなる。なお、使用す
る過酸化水素水溶液の濃度と量により、製品中の水分量
を所望の値にコントロールすることができる。
【0019】本発明においては溶媒として、飽和脂肪族
炭化水素類、飽和環状炭化水素類、芳香族炭化水素類、
有機エステル類、アルコール類、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル類よりなる群から選ばれる1種以上の溶
媒が用いられる。これらのうち、3級アミンの転化率の
向上、および反応後の溶媒の除去という観点から好まし
い例としては、炭素数5〜10の飽和脂肪族炭化水素類、
炭素数5〜10の飽和環状炭化水素類、炭素数5〜10の芳
香族炭化水素類、炭素数2〜6の脂肪酸と炭素数1〜6
のアルキルよりなる有機エステル類、炭素数3〜8のア
ルコール類、アルキルの炭素数10〜16のポリオキシエチ
レンアルキルエーテル類が挙げられる。これらの具体的
な化合物として、飽和脂肪族炭化水素類としてはn−ヘ
キサン、n−ヘプタン、n−オクタンなど、飽和環状炭
化水素類としてはシクロヘキサン、シクロヘプタンな
ど、芳香族炭化水素類としてはトルエン、キシレンな
ど、有機エステル類としては酢酸メチル、酢酸エチル、
酢酸ブチルなど、アルコール類としてはイソプロピルア
ルコールなど、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類
としては、ポリオキシエチレンラウリルエーテルなどを
挙げることができる。
炭化水素類、飽和環状炭化水素類、芳香族炭化水素類、
有機エステル類、アルコール類、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル類よりなる群から選ばれる1種以上の溶
媒が用いられる。これらのうち、3級アミンの転化率の
向上、および反応後の溶媒の除去という観点から好まし
い例としては、炭素数5〜10の飽和脂肪族炭化水素類、
炭素数5〜10の飽和環状炭化水素類、炭素数5〜10の芳
香族炭化水素類、炭素数2〜6の脂肪酸と炭素数1〜6
のアルキルよりなる有機エステル類、炭素数3〜8のア
ルコール類、アルキルの炭素数10〜16のポリオキシエチ
レンアルキルエーテル類が挙げられる。これらの具体的
な化合物として、飽和脂肪族炭化水素類としてはn−ヘ
キサン、n−ヘプタン、n−オクタンなど、飽和環状炭
化水素類としてはシクロヘキサン、シクロヘプタンな
ど、芳香族炭化水素類としてはトルエン、キシレンな
ど、有機エステル類としては酢酸メチル、酢酸エチル、
酢酸ブチルなど、アルコール類としてはイソプロピルア
ルコールなど、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類
としては、ポリオキシエチレンラウリルエーテルなどを
挙げることができる。
【0020】上記の溶媒は、反応物を攪拌混合するのに
十分な量で用いられる。具体的には、3級アミンに対し
て10〜60重量%の量である。量が少なすぎると反応物の
混合状態が悪くなり、過酸化水素の分解が促進されがち
になる。また多すぎる場合には、反応物中のアルカノイ
ルアミドアルキルアミンオキサイドの濃度が小さくな
り、生産性が低下すると共に、溶媒の除去のコスト効率
が低下する傾向が生じてくる。こうした観点からより好
ましくは、溶媒の量は3級アミンに対して20〜50重量%
である。
十分な量で用いられる。具体的には、3級アミンに対し
て10〜60重量%の量である。量が少なすぎると反応物の
混合状態が悪くなり、過酸化水素の分解が促進されがち
になる。また多すぎる場合には、反応物中のアルカノイ
ルアミドアルキルアミンオキサイドの濃度が小さくな
り、生産性が低下すると共に、溶媒の除去のコスト効率
が低下する傾向が生じてくる。こうした観点からより好
ましくは、溶媒の量は3級アミンに対して20〜50重量%
である。
【0021】本発明の製法において、溶媒は反応後に、
留去、晶析濾過等の方法によって除去することができ
る。この場合、水溶液から水を除去するような場合に比
して、より消費エネルギーを小さくすることができる。
また、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類を溶媒と
して用いる場合は、それ自身が活性剤であることから、
除去を行わずにそのまま洗浄剤等に配合することができ
る。
留去、晶析濾過等の方法によって除去することができ
る。この場合、水溶液から水を除去するような場合に比
して、より消費エネルギーを小さくすることができる。
また、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類を溶媒と
して用いる場合は、それ自身が活性剤であることから、
除去を行わずにそのまま洗浄剤等に配合することができ
る。
【0022】本発明によれば、過酸化水素の分解を抑制
し、またアミンの転化率を向上させる目的で、1個以上
の水酸基を有する多塩基酸またはその塩が添加される。
こうした化合物として好ましいものは、クエン酸、イソ
クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、又はこれらのアルカリ金
属塩などである。またその添加量は、3級アミンに対し
て0.1〜5重量%、好ましくは0.2〜2重量%である。添
加量が少なすぎると所期の効果が果たしづらくなり、ま
た多すぎると製品中に多く残留するため、製品中のアル
カノイルアミドアルキルアミンオキサイドの濃度が相対
的に小さくなる。
し、またアミンの転化率を向上させる目的で、1個以上
の水酸基を有する多塩基酸またはその塩が添加される。
こうした化合物として好ましいものは、クエン酸、イソ
クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、又はこれらのアルカリ金
属塩などである。またその添加量は、3級アミンに対し
て0.1〜5重量%、好ましくは0.2〜2重量%である。添
加量が少なすぎると所期の効果が果たしづらくなり、ま
た多すぎると製品中に多く残留するため、製品中のアル
カノイルアミドアルキルアミンオキサイドの濃度が相対
的に小さくなる。
【0023】本発明の製法は、3級アミンを先に仕込
み、そこへ過酸化水素を添加する方法、或いは3級アミ
ンと過酸化水素を同時に仕込む方法の何れによっても良
い。例えば3級アミンを先に仕込み、そこへ過酸化水素
水溶液を添加する方法によって仕込みを行う場合、過酸
化水素水溶液の添加時間は、温度と規模に依存する。好
ましくは5分〜24時間。より好ましくは10分〜2時間程
度である。添加時間が短すぎると反応していない過酸化
水素が多く滞留するため、過酸化水素の分解や副反応が
起こり易く、また反応熱により温度が上がり易くなる。
他方、添加時間が長すぎると生産性が悪くなる。
み、そこへ過酸化水素を添加する方法、或いは3級アミ
ンと過酸化水素を同時に仕込む方法の何れによっても良
い。例えば3級アミンを先に仕込み、そこへ過酸化水素
水溶液を添加する方法によって仕込みを行う場合、過酸
化水素水溶液の添加時間は、温度と規模に依存する。好
ましくは5分〜24時間。より好ましくは10分〜2時間程
度である。添加時間が短すぎると反応していない過酸化
水素が多く滞留するため、過酸化水素の分解や副反応が
起こり易く、また反応熱により温度が上がり易くなる。
他方、添加時間が長すぎると生産性が悪くなる。
【0024】過酸化水素を添加した後、転化率を高める
ためには攪拌状態を保つのがよい。そのための時間は温
度にも依存するが、好ましくは30分〜24時間程度であ
り、より好ましくは1〜8時間程度である。ここで本発
明によれば、過酸化水素の添加、および攪拌状態での保
持の際の温度は、反応物が攪拌混合できる温度以上で且
つ生成したアミンオキサイドの分解温度以下、具体的に
は50〜100℃、好ましくは80〜90℃である。なお3級ア
ミンの転化率(Y)とは、 Y=[CAO/(CA+CAO)]×100 但し式中、 Y[%]:3級アミンの転化率 CA[mol/m3]:3級アミンの濃度 CAO[mol/m3]:アミンオキサイドの濃度 であり、例えば反応物を核磁気共鳴分析装置(NMR)
等を用いて分析することによって求めることができる。
ためには攪拌状態を保つのがよい。そのための時間は温
度にも依存するが、好ましくは30分〜24時間程度であ
り、より好ましくは1〜8時間程度である。ここで本発
明によれば、過酸化水素の添加、および攪拌状態での保
持の際の温度は、反応物が攪拌混合できる温度以上で且
つ生成したアミンオキサイドの分解温度以下、具体的に
は50〜100℃、好ましくは80〜90℃である。なお3級ア
ミンの転化率(Y)とは、 Y=[CAO/(CA+CAO)]×100 但し式中、 Y[%]:3級アミンの転化率 CA[mol/m3]:3級アミンの濃度 CAO[mol/m3]:アミンオキサイドの濃度 であり、例えば反応物を核磁気共鳴分析装置(NMR)
等を用いて分析することによって求めることができる。
【0025】本発明の製造法によれば、アルカノイルア
ミドアルキルアミンオキサイドは45重量%以上の濃度
で得られる。好ましくは50重量%以上の濃度で得ら
れ、より好ましくは60重量%以上の濃度で得ることがで
きる。従ってアミンオキサイドの生産性の向上を図るこ
とができ、付随的に輸送コストの低減などを達成するこ
とができる。
ミドアルキルアミンオキサイドは45重量%以上の濃度
で得られる。好ましくは50重量%以上の濃度で得ら
れ、より好ましくは60重量%以上の濃度で得ることがで
きる。従ってアミンオキサイドの生産性の向上を図るこ
とができ、付随的に輸送コストの低減などを達成するこ
とができる。
【0026】反応終了物は溶媒を含有しているが、これ
は前述のように留去、晶析濾過等の方法で容易に除去す
ることができる。これにより、溶媒を含有しない、高濃
度のアルカノイルアミドアルキルアミンオキサイド製品
を得ることができる。なお溶媒としてポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル類を用いた場合には、前述の通りそ
れ自身が活性剤であるので除去は不要である。
は前述のように留去、晶析濾過等の方法で容易に除去す
ることができる。これにより、溶媒を含有しない、高濃
度のアルカノイルアミドアルキルアミンオキサイド製品
を得ることができる。なお溶媒としてポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル類を用いた場合には、前述の通りそ
れ自身が活性剤であるので除去は不要である。
【0027】反応終了物中に未反応の過酸化水素がある
場合は、必要に応じ、例えば溶媒除去の前に公知の方法
(例えば水酸化ナトリウム水溶液の添加)によって分解
を行うことができる。なおその際、本発明の溶媒が存在
することにより、泡立ちを抑制できる効果が得られる。
場合は、必要に応じ、例えば溶媒除去の前に公知の方法
(例えば水酸化ナトリウム水溶液の添加)によって分解
を行うことができる。なおその際、本発明の溶媒が存在
することにより、泡立ちを抑制できる効果が得られる。
【0028】本発明の製法によって得られる製品の形態
は、用途に応じて所望のものとすることができる。例え
ば反応終了物から溶媒を留去し、ペースト状とし、これ
をフレーカーや押出機を用いて、フレーク状、ヌードル
状等に成形することができる。また反応終了物から溶媒
を晶析濾過により除去し、結晶状の製品とすることもで
きる。
は、用途に応じて所望のものとすることができる。例え
ば反応終了物から溶媒を留去し、ペースト状とし、これ
をフレーカーや押出機を用いて、フレーク状、ヌードル
状等に成形することができる。また反応終了物から溶媒
を晶析濾過により除去し、結晶状の製品とすることもで
きる。
【0029】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明するが、本発明
がこれらの実施例に限定されるものでないことは勿論で
ある。
がこれらの実施例に限定されるものでないことは勿論で
ある。
【0030】実施例1 温度計、冷却管、滴下ロート、攪拌翼を備えた容量500m
lの反応槽に、原料のドデシルアミノプロピルジメチル
アミン200gと、イソプロピルアルコール40g(対3級
アミン20重量%)、クエン酸1g(対3級アミン0.5重
量%)を仕込み、80℃まで昇温した。その後、攪拌を行
いながら、68重量%過酸化水素水溶液42.2g(対3級ア
ミンモル比1.2)を15分かけて滴下し、80℃のまま6時
間熟成を行い反応を終了した。NMRにより3級アミン
の転化率を求めると、99.5%であった。ドデシルアミノ
プロピルジメチルアミンオキサイドの濃度は75重量%で
あった。
lの反応槽に、原料のドデシルアミノプロピルジメチル
アミン200gと、イソプロピルアルコール40g(対3級
アミン20重量%)、クエン酸1g(対3級アミン0.5重
量%)を仕込み、80℃まで昇温した。その後、攪拌を行
いながら、68重量%過酸化水素水溶液42.2g(対3級ア
ミンモル比1.2)を15分かけて滴下し、80℃のまま6時
間熟成を行い反応を終了した。NMRにより3級アミン
の転化率を求めると、99.5%であった。ドデシルアミノ
プロピルジメチルアミンオキサイドの濃度は75重量%で
あった。
【0031】実施例2 温度計、冷却管、滴下ロート、攪拌翼を備えた容量500m
lの反応槽に、原料のテトラデシルアミノプロピルジメ
チルアミン200gと、酢酸エチル40g(対3級アミン20
重量%)、クエン酸1g(対3級アミン0.5重量%)を
仕込み、80℃まで昇温した。その後、攪拌を行いなが
ら、68重量%過酸化水素水溶液40.2g(対3級アミンモ
ル比1.2)を15分かけて滴下し、80℃のまま6時間熟成
を行い反応を終了した。NMRにより3級アミンの転化
率を求めると、99.2%であった。テトラデシルアミノプ
ロピルジメチルアミンオキサイドの濃度は75重量%であ
った。
lの反応槽に、原料のテトラデシルアミノプロピルジメ
チルアミン200gと、酢酸エチル40g(対3級アミン20
重量%)、クエン酸1g(対3級アミン0.5重量%)を
仕込み、80℃まで昇温した。その後、攪拌を行いなが
ら、68重量%過酸化水素水溶液40.2g(対3級アミンモ
ル比1.2)を15分かけて滴下し、80℃のまま6時間熟成
を行い反応を終了した。NMRにより3級アミンの転化
率を求めると、99.2%であった。テトラデシルアミノプ
ロピルジメチルアミンオキサイドの濃度は75重量%であ
った。
【0032】実施例3 温度計、冷却管、滴下ロート、攪拌翼を備えた容量500m
lの反応槽に、原料のドデシルアミノプロピルジメチル
アミン200gと、n−ヘキサン50g(対3級アミン25重
量%)、クエン酸二ナトリウム塩1g(対3級アミン0.
5重量%)を仕込み、80℃まで昇温した。その後、攪拌
を行いながら、68重量%過酸化水素水溶液42.2g(対3
級アミンモル比1.2)を15分かけて滴下し、80℃のまま
6時間熟成を行い反応を終了した。NMRにより3級ア
ミンの転化率を求めると、99.4%であった。ドデシルア
ミノプロピルジメチルアミンオキサイドの濃度は70重量
%であった。
lの反応槽に、原料のドデシルアミノプロピルジメチル
アミン200gと、n−ヘキサン50g(対3級アミン25重
量%)、クエン酸二ナトリウム塩1g(対3級アミン0.
5重量%)を仕込み、80℃まで昇温した。その後、攪拌
を行いながら、68重量%過酸化水素水溶液42.2g(対3
級アミンモル比1.2)を15分かけて滴下し、80℃のまま
6時間熟成を行い反応を終了した。NMRにより3級ア
ミンの転化率を求めると、99.4%であった。ドデシルア
ミノプロピルジメチルアミンオキサイドの濃度は70重量
%であった。
【0033】実施例4 温度計、冷却管、滴下ロート、攪拌翼を備えた容量500m
lの反応槽に、原料のドデシルアミノプロピルジメチル
アミン200gと、ポリオキシエチレンラウリルエーテル1
20g(対3級アミン60重量%)、クエン酸1g(対3級
アミン0.5重量%)を仕込み、80℃まで昇温した。その
後、攪拌を行いながら、68重量%過酸化水素水溶液42.2
g(対3級アミンモル比1.2)を15分かけて滴下し、80
℃のまま8時間熟成を行い反応を終了した。NMRによ
り3級アミンの転化率を求めると、98.5%であった。ド
デシルアミノプロピルジメチルアミンオキサイドの濃度
は55重量%であった。
lの反応槽に、原料のドデシルアミノプロピルジメチル
アミン200gと、ポリオキシエチレンラウリルエーテル1
20g(対3級アミン60重量%)、クエン酸1g(対3級
アミン0.5重量%)を仕込み、80℃まで昇温した。その
後、攪拌を行いながら、68重量%過酸化水素水溶液42.2
g(対3級アミンモル比1.2)を15分かけて滴下し、80
℃のまま8時間熟成を行い反応を終了した。NMRによ
り3級アミンの転化率を求めると、98.5%であった。ド
デシルアミノプロピルジメチルアミンオキサイドの濃度
は55重量%であった。
【0034】比較例1 溶媒のイソプロピルアルコールを添加しないこと以外
は、実施例1と同様の反応を行った。滴下反応途中か
ら、反応物の粘度が増大し、攪拌が不可能となり、部分
的に白色のペースト状と液状とが混合した不均一の状態
となった。6時間の熟成の後、NMRにより転化率を求
めると、50%であった。
は、実施例1と同様の反応を行った。滴下反応途中か
ら、反応物の粘度が増大し、攪拌が不可能となり、部分
的に白色のペースト状と液状とが混合した不均一の状態
となった。6時間の熟成の後、NMRにより転化率を求
めると、50%であった。
【0035】比較例2 添加剤のクエン酸を添加しないこと以外は、実施例1と
同様の反応を行った。反応状態は、実施例1とほぼ同様
であった。NMRにより3級アミンの転化率を求める
と、85%であった。ドデシルアミノプロピルジメチルア
ミンオキサイドの濃度は75重量%であった。
同様の反応を行った。反応状態は、実施例1とほぼ同様
であった。NMRにより3級アミンの転化率を求める
と、85%であった。ドデシルアミノプロピルジメチルア
ミンオキサイドの濃度は75重量%であった。
【0036】以上の結果を表1にまとめて示す。
【0037】
【表1】
【0038】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、3級アミン
の転化率を向上させることができると共に、製品中のア
ルカノイルアミドアルキルアミンオキサイドの濃度が45
重量%以上と高い反応物を得ることができる。従って生
産性の向上や輸送コストの低減が図られ、また溶媒の除
去も簡便に行いうる。
の転化率を向上させることができると共に、製品中のア
ルカノイルアミドアルキルアミンオキサイドの濃度が45
重量%以上と高い反応物を得ることができる。従って生
産性の向上や輸送コストの低減が図られ、また溶媒の除
去も簡便に行いうる。
Claims (3)
- 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、R1は炭素数7〜21の直鎖又は分岐鎖のアルキ
ル基又はアルケニル基を示し、R2及びR3はそれぞれ炭
素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を示
し、nは2〜3の数を示す。)で表される3級アミンと
過酸化水素水溶液を反応させ、アルカノイルアミドアル
キルアミンオキサイドを45重量%以上含有する反応物を
製造するに際し、飽和脂肪族炭化水素類、飽和環状炭化
水素類、芳香族炭化水素類、有機エステル類、アルコー
ル類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類よりなる
群から選ばれる1種以上の溶媒を3級アミンに対して10
〜60重量%と、1個以上の水酸基を有する多塩基酸また
はその塩を3級アミンに対して0.1〜5重量%存在さ
せ、50〜100℃の温度で反応を行うことを特徴とする、
アルカノイルアミドアルキルアミンオキサイドの製造
法。 - 【請求項2】 過酸化水素水溶液中の過酸化水素の濃度
が40〜90重量%である、請求項1の製造法。 - 【請求項3】 溶媒がポリオキシエチレンアルキルエー
テル類である、請求項1又は2の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21285297A JPH1149741A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | アルカノイルアミドアルキルアミンオキサイドの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21285297A JPH1149741A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | アルカノイルアミドアルキルアミンオキサイドの製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1149741A true JPH1149741A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16629393
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21285297A Pending JPH1149741A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | アルカノイルアミドアルキルアミンオキサイドの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1149741A (ja) |
-
1997
- 1997-08-07 JP JP21285297A patent/JPH1149741A/ja active Pending
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