JPH1149875A - 膜強度にすぐれた透湿性フィルムの製造方法 - Google Patents

膜強度にすぐれた透湿性フィルムの製造方法

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JPH1149875A
JPH1149875A JP24017797A JP24017797A JPH1149875A JP H1149875 A JPH1149875 A JP H1149875A JP 24017797 A JP24017797 A JP 24017797A JP 24017797 A JP24017797 A JP 24017797A JP H1149875 A JPH1149875 A JP H1149875A
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JP
Japan
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moisture
film
permeable
water
permeable film
Prior art date
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Application number
JP24017797A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Nakamura
博之 中村
Katsuo Take
勝生 竹
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Toyo Cloth Co Ltd
Original Assignee
Toyo Cloth Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1149875A publication Critical patent/JPH1149875A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透湿性と膜強度がバランスよく改良された透
湿性フィルムの製造方法に関するものであり、透湿性防
水布帛の透湿膜として好適で、スポーツ衣料、防寒衣、
作業衣などの用途に広く利用することができる。 【解決手段】 フッ素変性ポリウレタンと水不溶性、溶
媒可溶性ポリアルキレンオキサイド変性物が55/45
〜95/5重量%の樹脂溶液を、コンマコーターを用い
て離型紙上に均一厚みに塗布した後、乾燥させ離型紙を
剥離することにより製造する。さらに繊維布帛上に、転
写法によりこの透湿性フィルムを積層一体化すれば、透
湿性防水布帛にすぐれた透湿性と膜強度を効果的かつ容
易に付与することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透湿性と膜強度が
バランスよく改良された透湿性フィルムの製造方法に関
するものであり、特に透湿性防水布帛としてスポーツ衣
料、防寒衣、作業衣などの用途に広く利用することがで
きる。
【0002】
【従来の技術】従来、透湿性防水布帛としては、繊維布
帛上にポリウレタンの水混和性溶媒溶液を塗布し、つい
で水浴中に浸漬して微多孔質膜を形成する方法(特公昭
60−47955号公報)や、繊維布帛上にフッ素変性
ポリウレタン主体の合成重合体からなる多孔質の樹脂層
を形成する方法(特開平3−27184号公報)などが
知られている。しかしこれらの透湿性防水布帛は、湿式
凝固法による疎水性微多孔膜構造であるため、膜強度が
低く、例えば軽い運動時の水蒸気としての汗は透過でき
るが、激しい運動時の液状の汗は放出されず不決感を伴
うという欠点があった。
【0003】また液状の汗を放出させる目的で、樹脂膜
中に親水性物質を配合する方法(特公昭5−4407号
公報)も試みられているが、吸湿あるいは吸水した状態
で膜強度が極端に低下し、透湿性も不十分であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記欠
点を改良すべく鋭意研究した結果、フッ素変性ポリウレ
タンと水不溶性、溶媒可溶性ポリアルキレンオキサイド
変性物を含有する樹脂溶液から乾式製膜することによ
り、透湿性と膜強度がバランスよく改良された透湿性フ
ィルムが容易に得られ、透湿性防水布帛の透湿膜として
好適であることを見出したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第一は、膜強度
にすぐれた透湿性フィルムの製造方法において、フッ素
変性ポリウレタン55〜95重量%と水不溶性、溶媒可
溶性ポリアルキレンオキサイド変性物5〜45重量%を
含有する樹脂溶液から乾式製膜することを特徴とする。
【0006】本発明の第二は、膜強度にすぐれた透湿性
フィルムの製造方法において、繊維布帛上にフッ素変性
ポリウレタン55〜95重量%と水不溶性、溶媒可溶性
ポリアルキレンオキサイド変性物5〜45重量%を含有
する樹脂溶液から乾式製膜により樹脂膜を形成すること
を特徴とする。
【0007】本発明におけるフッ素変性ポリウレタン
は、ポリウレタンとフッ素含有重合体とを高分子反応に
よって共重合させる方法や、少くとも1個の活住水素を
有する含フッ素化合物をポリウレタンと共重合させる方
法(特開平4−146275号公報、特開平4−163
373公報および特開平6−2278号公報)などによ
り製造される。ポリウレタンにフッ素変性して疎水性を
付与することにより、親水性ポリマーである水不溶性、
溶媒可溶性ポリアルキレンオキサイド変性物との相分離
を促進して透湿性と膜強度がさらに改良される。フッ素
含有率は、通常10〜50%が好ましい。
【0008】水不溶性、溶媒可溶性ポリアルキレンオキ
サイド変性物は、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピ
レンオキサイド、これらの混合物ならびに共重合物を、
例えばイソシアネート化合物を用いて架橋処理したもの
である(特開昭50−36280号公報および特開平6
−316623号公報)。ポリアルキレンオキサイドを
配合することにより、透湿性が著しく改良され、さらに
液状の汗が放出可能となる。また架橋処理で水不溶化す
ることにより、吸湿あるいは吸水した状態での膜強度の
低下を抑制することができる。
【0009】フッ素変性ポリウレタンと水不溶性、溶媒
可溶性ポリアルキレンオキサイド変性物との配合割合
は、55/45〜95/5重量%、好ましくは透湿性と
膜強度とのバランスの良好な60/40〜70/30重
量%である。フッ素変性ポリウレタンの配合割合が、5
5重量%未満では透湿性は改良されるが、膜強度が著し
く低下する。また95重量%を超えると膜強度は改良さ
れるが、透湿性が著しく低下するため、いずれも実用性
に乏しい。
【0010】乾式製膜における溶媒としては、通常ジメ
チルホルドアミド、ジメチルアセトアミド、テトラヒド
ロフラン、ジメチルスルホキシドなどの単独またはこれ
らの混合物が使用される。乾式製膜は、樹脂溶液をキャ
ストして溶媒を蒸発させることにより製膜されるが、好
ましくは離型紙上に樹脂溶液をコンマコーター、ナイフ
コーター、リバースコーターなどにより均一厚みに塗布
した後、乾燥させ離型紙を剥離することにより製膜され
る。本発明における透湿性フィルムは、乾式製膜により
膜強度が著しく改良され、その厚みは通常5〜30μm
であり、透湿性と膜強度を考慮すると10〜20μmが
好ましい。なお樹脂膜中に、着色剤、安定剤、充填剤、
その他の添加剤を添加してもよい。
【0011】本発明における繊維布帛は、ナイロン、ポ
リエステル、ポリアクリロニトリル、綿、レーヨンなど
の繊維単独またはこれらの混合繊維よりなる織布、編
布、不織布などが用いられ、必要により起毛処理を施し
てもよい。繊維布帛上に乾式製膜により樹脂膜を形成す
る方法としては、転写法、樹脂膜を直接繊維布帛に接着
する方法、直接グラビアコート法などにより積層一体化
されるが、転写による方法がより好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】フッ素変性ポリウレタンと水不溶
性、溶媒可溶性ポリアルキレンオキサイド変性物が55
/45〜95/5重量%のジメチルホルムアミド溶液
を、コンマコーターを用いて離型紙上に均一厚みに塗布
した後、80℃で10分間乾燥させ離型紙を剥離するこ
とにより、透湿性と膜強度がバランスよく改良された透
湿性フィルムを容易に製造することができる。この透湿
性フィルムは、繊維布帛と積層一体化すれば、透湿性防
水布帛としての用途に広く利用できる。得られた透湿性
フィルムの特性を、下記の基準により評価した。
【0013】(1)透湿度は、JIS L 1099−
1985 A−1法により測定した。 (2)膜強度 乾強度は、あらかじめ短冊状に切り20℃、相対湿度6
5%の室内で24時間以上コンディショニングし、同室
内でオートグラフにて測定した。湿強度は、あらかじめ
短冊状に切り、蒸留水に24時間以上浸漬し、20℃、
相対湿度65%に調整した室内でオートグラフにて測定
した。
【0014】
【実施例1】下記処方の樹脂固形分濃度12.5%の樹
脂溶液をコンマコーターを用いて離型紙上に均一厚みに
塗布した後、80℃で10分間乾燥させ離型紙を剥離し
て厚み10μmの透湿性フィルムを得た。特性の評価結
果を表1に示す。 処方1 疎水性ポリマー/親水性ポリマー=7/3 フッ素変性ポリウレタン(21%のジメチルホルムアミド溶液) (ラックスキンUJ−8390、セイコー化成社製) 100重量部 水不溶性、溶媒可溶性ポリアルキレンオキサイド変性物 (結晶融解エンタルピー変化△H=161.38J/g) (アクアコークT、住友精化社製) 9重量部 ジメチルホルムアミド 131重量部
【0015】
【実施例2】実施例1において、水不溶性、溶媒可溶性
ポリアルキレンオキサイド変性物として結晶性の低いも
の(結晶融解エンタルピー変化△H=129.43J/
g)(アクアコークTQ−5、住友精化社製)に変更す
る以外は、同様にして透湿性フィルムを得た。特性の評
価結果を表1に示すが、実施例1と比較すると水蒸気の
拡散性が向上するため透湿性が若干改良されている。
【0016】
【実施例3】実施例2において、疎水性ポリマー/親水
性ポリマー=6/4としアクアコークTQ−5を14重
量部およびジメチルホルムアミド166重量部に変更す
る以外は、同様にして透湿性フィルムを得た。特性の評
価結果を表1に示すが、実施例1および2と比較すると
透湿性はさらに改良されるが、膜強度、特に湿強度は逆
に低下している。
【0017】
【比較例1】実施例1において、アクアコークTを使用
しない以外は、同様にして透湿性フィルムを得た。特性
の評価結果を表1に示すが、実施例1と比較すると膜強
度は著しく改良されるが、逆に透湿性は著しく低下して
いる。
【0018】
【比較例2】実施例2において、ラックスキンUJ−8
390を使用しない以外は、同様にして透湿性フィルム
を得た。特性の評価結果を表1に示すが、実施例1およ
び2と比較すると透湿性は著しく改良されるが、逆に膜
強度は著しく低下している。
【0019】
【表1】
【0020】
【発明の効果】フッ素変性ポリウレタンと水不溶性、溶
媒可溶性ポリアルキレンオキサイド変性物が55/45
〜95/5重量%の樹脂溶液から乾式製膜することによ
り、透湿性と膜強度がバランスよく改良された透湿性フ
ィルムを容易に製造することができる。この透湿性フィ
ルムは、透湿性防水布帛の透湿膜として好適であり、ス
ポーツ衣料、防寒衣、作業衣などの用途に広く利用され
る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 75/04 C08L 75/04 D06M 15/576 D06M 15/576

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フッ素変性ポリウレタン55〜95重量%
    と水不溶性、溶媒可溶性ポリアルキレンオキサイド変性
    物5〜45重量%を含有する樹脂溶液から乾式製膜する
    ことを特徴とする膜強度にすぐれた透湿性フィルムの製
    造方法。
  2. 【請求項2】繊維布帛上に、フッ素変性ポリウレタン5
    5〜95重量%と水不溶性、溶媒可溶性ポリアルキレン
    オキサイド変性物5〜45重量%を含有する樹脂溶液か
    ら乾式製膜により樹脂膜を形成することを特徴とする膜
    強度にすぐれた透湿性フィルムの製造方法。
JP24017797A 1997-07-31 1997-07-31 膜強度にすぐれた透湿性フィルムの製造方法 Pending JPH1149875A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002241518A (ja) * 2001-02-21 2002-08-28 Toray Coatex Co Ltd 遮光性を有する透湿防水シート材料およびこれを用いてなる透湿防水シート
JP2021120149A (ja) * 2020-01-30 2021-08-19 東洋クロス株式会社 多孔質フィルター、およびその製造方法

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