【発明の詳細な説明】
心臓血管系に作用する2-アミノ-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン誘導体
本発明は心臓血管系に作用する化合物、特に2-アミノ-1,2,3,4-テトラヒドロ-
ナフタレン誘導体、ならびにそれらの治療目的への使用に関する。
ヒドロキシル化された2-アミノ-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン類の中の或
るものは、ドーパミン作動性レセプターの作用薬であることが知られており、そ
の構造と活性の間の関係に関して幾つかの研究がなされているが、それは、最大
のドーパミン作動活性を確保でき同時にドーパミンの好ましくない効果を避ける
ことのできる構造的特徴を決定する目的で行われているものである。
H.E.Katerinopoulos及びD.I.Schusterは、
“Drugs of the Future”、Vol.12(3)、223
〜253頁(1987)で、このような研究の興味深い概説を行っている。
しかしながら、各種の研究がなされているにも拘らず、ドーパミン作動性レセ
プターのトポロジーは未だに説明されておらず、過去10年間で幾つものレセプ
ターモデルが提唱されている。
ドーパミンおよび/または2-アミノ-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレンと構造
関連性を有する化合物の分野では、アミノ基上におけるC3-C4アルキル基の存在
がドーパミン作動活性のために必要な条件の一つであることが数人の著者によっ
て見いだされているが、アミノ基上の第二の置換基の構造がどうあるべきかにつ
いては見いだされていない。
それにもかかわらず、これらの2つの置換基の構造特性が現実には非常に変化
しやすいこと、及び、分子における小さな変化が医薬活性に対して定量的、定性
的に相互に関連しつつ影響を及ぼすことを示す例がいくつか文献に記載されてい
る。
そのような顕著な例の中で、下記の物を挙げることができる。
ヨーロッパ特許出願第72061号(Fisons PLC)には、特にドーパミンおよび
下式のモノ-またはジ-置換部分を有するアミノテトラヒドロナフタレンについて
の記載がある。
[式中、
Xは水酸基で任意に置換された-(CH2)n-鎖;nは1から7までの整数;R1およびR2
は同一でも異なってもよく水素、アルキル基またはフェニル基;D2は水素、アル
キル基、フェニル基;1個以上の水酸基、ピリジル基、フェニル基で置換された
アルキル基;ハロゲン、アルキル基、アミノ基、アルコキシ基またはニトロ基を
もつフェニル基で置換されたアルキル基;あるいはD2は任意にモノ−またはジ−
ヒドロキシで置換されたフェニルエチル若しくはテトラヒドロナフチル部分であ
る。
ヨーロッパ特許出願第72061号に記載されている化合物のうち、下式で示
される国際一般名ドペキサミン(The Merck Index 第11版、No.3418、538ペー
ジ)は、発明者等が知る限り、不全の急性治療用に開発され、使用されている唯
一の化合物である:
ドペキサミンは、ヨーロッパ特許出願72061号に記載され例示されている
いくつかの化合物から選ばれたものであるのにも拘らず、ドーパミン作動性レセ
プターの作用物質としてドーパミンより作用が弱く、またドーパミンと同様経口
投与で吸収されない点に注目される[A.Fitton及びP.Benfield、Drugs、39(2)、3
08-330、(1990)]。
ヨーロッパ特許出願第142283号(Fisons PLC)には、ドーパミン類似体化
合物群が記載されているが、そのドーパミン部分のアミノ基はやはり第二級であ
る。
文献には、ドペキサミンの好ましい特性を保持し、かつ経口投与した時にドー
パミン作動性レセプターに対する選択性を向上させるために、カテコールアミン
構造を有するようにした化合物が幾つか挙げられている。
その中で、ヨーロッパ特許出願第321968号(SIMES Societa Italiana Me
dicinali e Sintetici S.p.A.)に記載されている、次式で表される化合物が特に
注目される:
[式中、
R及びR1は同一または異なって、水素、または脂肪族、芳香族、若しくはヘテロ
芳香族カルボン酸に由来するアシル、炭酸若しくはカルバミン酸に由来するアシ
ル、またはリン酸に由来するアシル; n及びpは0及び1から選択される整数;
mは1、2、3、4から選択される整数で、n+p=1且つm+n=2、3、または4;R2及びR3は
同一または異なって、水素、ハロゲン、アルキル、またはアルコキシ]。
これらの化合物はD1及びD2ドーパミン作動性レセプターの作動薬であると同
時にα1拮抗作用を示し、他のレセプター系とは相互作用しないが、経口投与活
性を得るには、適切なプロドラッグの形態にする必要がある。
国際出願WO 93/19036号(Zambon Group S.p.A.)に記載されている化合物は、ド
ーパミンよりも強力なドーパミン作動性作用薬であってレセプター・サブタイプ
に選択性を示さず、他のレセプター系と相互作用せず、同時に副作用やドーパミ
ンにおける治療上の不利な点もないことから、特に注目される。
上記の国際出願に記載された化合物は次の式で表される:
[式中、
R1及びR2は同一または異なって、水素原子またはOY'基;
Y及びY'は同一または異なって、水素原子、または脂肪族、芳香族、若しくはヘ
テロ芳香族カルボン酸に由来するアシル基、炭酸若しくはカルバミン酸に由来す
るアシル基、またはリン酸に由来するアシル基;
mは1または2;
nは3と7の間の整数;
R3は水素原子またはC1-C4アルキル基;
R4及びR5は同一または異なって、水素、ハロゲン、C1-C3アルキルまたはアルコ
キシ]。
国際出願WO 95/07885号(Zambon Group S.p.A.)は1993年9月14日出願のイタリ
ア出願MI93A001973号の優先権を主張して1995年3月23日に発行された公報である
が、これには、次式で表されるドーパミン作動性作用薬が記載されている。
[式中、
Rは水素原子またはOY基;
R1は水素原子またはOY’基;
R2は水素原子またはOY”基;
但しR、R1、R2中の少なくとも1つは水素原子であるが、R、R1、R2が同時に水素
原子であることはなく、またR1およびR2がそれぞれ同時にOY’基あるいはOY”基
であることはなく;
Y、Y'、Y"は同一または異なってそれぞれ水素原子、任意に置換されていてもよ
い脂肪族、芳香族、若しくはヘテロ芳香族カルボン酸に由来するアシル基、任意
に置換されていてもよい炭酸若しくはカルバミン酸に由来するアシル基、または
リン酸に由来するアシル基;
mは1または2;
nは3と8の間の整数;
pは2と4の間の整数;
R3は水素原子またはC1-C4アルキル基;
R4は任意にハロゲン、C1-C3アルキルまたはアルコキシで置換されていてもよい
フェニル、または、酸素、窒素、及びイオウの中から選択される一以上のヘテロ
原子を含む5員または6員のヘテロアリール基で、これは任意にハロゲン、ヒド
ロキシ、C1-C3アルキルまたはアルコキシで置換されていてもよく;
XはCH2、NH、S、SO、SO2、CO、CF2または0で、R4が5員または6員のヘテロアリ
ール基の場合、Xは単結合であってもよく;
但しX=0であるならば、R4はフェニルでもピリジルでもない]。
本発明者らは、ドーパミンや上記公知化合物よりも強力なドーパミン作動性レ
セプターの作用薬を見いだしたが、これは、実質的に他のレセプター系とは相互
作用なく、経口吸収で長期間にわたる作用を確保できるものである。
よって、本発明の目的は、次式で表される化合物ならびに薬学的に許容される
それらの塩を提供するものである:
[式中、
mは4、5、6、7および8から選ばれる整数;
R、R'、R"は水素原子またはOH基であって、R、R'、R"中の少なくとも1つは水素
原子であるが、R、R'、R"が同時に水素原子であることはなく、またR'およびR"
が共に同時にOH基であることも無いか;
あるいはR'およびR"の内の一方がNHCHO、NHCH3、NHSO2CH3、CH2OHあるいはCH3基
で他方が水素であり;
R1およびR2は同一または異なって、水素原子、C1-C3アルキル基、または、それ
らが結合する炭素原子と共にシクロプロピルを形成し;
nは0、1、2、3、および4から選ばれる整数;
pは0と1の間から選ばれる整数;
R3は水素原子またはC1-C4アルキル基;
YはS、O、N(R7)CO、CO(R7)NまたはN(R7);
XはN(R8)、O、S、SO、SO2、COまたは単結合;
R4、R5、およびR6は同一または異なって、それぞれ水素原子、OH、ハロゲン、C1
-C4アルキル基、C1-C4アルコキシ基、ニトロ基、C1-C4アルキルチオ基、NH2基、
モノ-またはジ-C1-C4アルキルアミノ基、SH基、C1-C4アルキルスルフォニル基、
C1-C4アルコキシカルボニル基、NHCHO基、C1-C4アルキルカルボニルアミノ基、N
HCONH2基、C1-C4アルキルスルフォニルアミノ基、C1-C4アルキルアミノスルフォ
ニル基、SO2NH2、NHSO2NH2、COOH、SO3H、CONH2、CH2OHまたはフェニル基である
か;または
R4およびR5は互いにオルソ位置にあって共同して、CR"'RIV、CO、S、O及びNRV(
ここでR"'は水素原子またはC1-C4アルキル基、RIVは水素原子、C1-C4アルキル基
、またはアミノ基でRVは水素原子またはC1-C4アルキル基;あるいはR"'は隣接す
るR"'若しくはRVと共に単結合を示すか、またはRVは隣接するR"'若しくはRVと共
に単結合を示す)から選択される、3個あるいは4個の基からなり任意に不飽和で
あってもよい鎖を形成する);
R7は水素原子またはC1-C4アルキル基;
R8は水素原子であるか、または
R7とR8は共同して-CH2-または-CH2-CH2-鎖を形成するか;あるいは、
R4がXに関しオルソ位置にある場合、R4はR7と共に、単結合を構成するか、-CH2-
若しくは-CH2-CH2-鎖を形成し、または
X=0の場合、
R4がXに関しオルソ位置にあるならば、R4はR3と共に-CH2-O-鎖を形成し、
アスタリスクは不斉炭素原子を示し;
但し、p=1ならばXはN(R8)基で;R及びR'またはR"がOH基である場合、R1およ
びR2は水素原子で、且つ
a)YがN(R7)、R7が水素またはアルキル、且つR3が水素の場合、R4、R5、およ
びR6の内の少なくとも1つは水素、ハロゲン、C1-C4アルキル基、またはC1-C4ア
ルコキシ基とは異なり;
b)YがN(R7)、R7が水素またはアルキル、R3が水素、且つXが単結合の場合、R4
、R5、およびR6の内の少なくとも1つは水素、ハロゲン、NH2、C1-C4アルキル
基、C1-C4アルコキシ基、及びニトロとは異なり;
c)YがN(R7)、R7が水素またはアルキル、nが1、R3が水素、且つXが単結合の
場合、R4、R5、およびR6の内の少なくとも1つは水素でもOHでもない]。
但し、a)は、上記国際出願WO 93/19036及びWO 95/07885に包含される化合物
は式Iの化合物から除かれる。
また、b)及びc)においては、上記ヨーロッパ特許出願第72061号に包含さ
れる化合物は式Iの化合物から除かれる。
式Iで表される化合物は、アスタリスクで示された少なくとも1個の不斉中心
を有し立体異性体の形態でありうる。
本発明の目的は単一の立体異性体の形または立体異性体の混合物の形の式Iで
表される化合物を提供することである。
式Iで表される化合物は経口投与でも有効でかつ作用が長時間持続性のドーパ
ミン作動性レセプター作用物質であり、心臓血管系の治療、特に高血圧症、心不
全、腎不全、末梢動脈症、脳血管障害、および虚血性心疾患の治療に有用である
。
ハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭素、及びヨウ素の各原子を含む。
アルキルまたはアルコキシ基の例としては、メチル、エチル、n−プロピル、
i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、sec−ブチル、t−ブチル、メトキ
シ、エトキシ、n−プロポキシ、i−プロポキシ、n−ブトキシ、及びi−ブト
キシが挙げられる。
CR"'RIV、CO、S、O及びNRVから選択され、3個若しくは4個の基からなる任意
に不飽和であることのできる鎖の例としては、以下のものが挙げられる:
-O-CHR"-O-、-S-CO-NRV-、-CHR"'-CO-NRV-、-S-CRIV=N-、-O-CO-NRV-、-CO-NRV-
NRV-、-NRV-CO-NRV-。
式Iの化合物のうち、好ましいものは、R'が水素原子、R及びR"が水酸基で、
アスタリスクを付した炭素がS立体配置を有するものである。
さらに好ましい化合物は、R'、R1およびR2が水素原子、R及びR"が水酸基、mが
6、そしてアスタリスクを付した炭素がS立体配置を有するものである。
置換基R4、R5、およびR6において、好ましいものは、水素、OH、メトキシ、メ
チル、ニトロ、クロロ、メチルスルフォニル、NH2、SO2NH2、メチルスルフォニ
ルアミノ、NH2CONH2、メトキシカルボニル、アセチルアミノ、CONH2、CH2OH、SO3
H及びメチレンジオキシである。更に、R4及びR5が互いにオルソ位置にあって鎖
を形成する場合には、式-S-CO-NRV-(ここでRV-は水素原子)で表される基であ
る。
式Iの化合物の具体例を以下に挙げる。
(S)−N−プロピル−N−[6−[(1,4−ベンゾジオキサン−2−イル
)メチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(3−メチルスルフォニルフェニル
)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(3,4−メチレンジオキシフェニ
ル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テト
ラヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テト
ラヒドロ−2−ナフチル)−N’−メチル−N’−[2−(2−オキソ−3H−
1,3−ベンゾチアゾール−6−イル)エチル]−1,6−ヘキサンジアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[4−(2−メトキシフェニル)ピペラジ
ン−1−イル]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロ−2−ナフチルアミン
(R)−N−プロピル−N−[6−[2−(2−オキソ−3H−1,3−ベン
ゾチアゾール−6−イル)エチルアミノ]ヘキシル]−6−ヒドロキシ−7−フ
ォルミルアミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(2−ニトロフェノキシ)エチルア
ミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2
−ナフチルアミン
(R)−N−プロピル−N−[6−[2−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェ
ニル)エチルアミノ]ヘキシル]−6−ヒドロキシ−7−フォルミルアミノ−1
,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−ニトロフェノキシ)エチルア
ミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2
−ナフチルアミン
(R)−N−プロピル−N−[6−(2−フェニルエチルアミノ)ヘキシル]
−6−ヒドロキシ−7−フォルミルアミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2
−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−メチルスルフォニルフェノキ
シ)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テト
ラヒドロ−2−ナフチルアミン
(R)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−メチルスルフォニルフェニル
)エチルアミノ]ヘキシル]−6−ヒドロキシ−7−フォルミルアミノ−1,2
,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[(2−メトキシフェノキシ)アセチルア
ミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2
−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[7−[2−(2−オキソ−3H−1,3−ベン
ゾチアゾール−6−イル)エチルアミノ]ヘプチル]−5,6−ジヒドロキシ−
1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−ヒドロキシフェニルチオ)エ
チルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒド
ロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[5−[2−(2−オキソ−3H−1,3−ベン
ゾチアゾール−6−イル)エチルアミノ]ペンチル]−5,6−ジヒドロキシ−
1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピ
ルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ
−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−フォルミルアミノフェニル)
エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−(6,7−ジヒドロキシ−1,2,3,4
−テトラヒドロイソキノリン−2−イル)ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−
1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[5−[2−(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−
3−メチル−1,3−ベンゾチアゾール−6−イル)エチルアミノ]ヘキシル]
−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェ
ニル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テ
トラヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−オキソ−6−[2−(2−オキソ−3H−
1,3−ベンゾチアゾール−6−イル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジ
ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(3−ニトロ−4−ヒドロキシフェ
ニル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テ
トラヒドロ−2−ナフチルアミン
(R)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−メチルスルフォニルフェニル
)エチルアミノ]ヘキシル]−6,7−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[3−(3,4−ジヒドロキシフェニル)
プロピルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(2,3−ジヒドロ−3−オキソ
−1H−インダゾール−5−イル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒド
ロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(3−メチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テ
トラヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−
1H−ベンズイミダゾール−5−イル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジ
ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[4−(4−ヒドロキシフェニルメチル)
ピペラジン−1−イル]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−
テトラヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−
3H−ベンゾキサゾール−6−イル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒ
ドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[3−(2−ヒドロキシフェニル)プロピ
ルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ
−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−アミノフェニル)エチルアミ
ノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−
ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(3,5−ジヒドロキシ−4−メチ
ルフェニル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,
4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−(2−フェニルエチルアミノ)ヘキシル]
−6−ヒドロキシ−5−ヒドロキシメチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−2
−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(2−オキソ−3H−1,3−ベン
ゾチアゾール−6−イル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−
1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−(2−フェニルエチルアミノ)ヘキシル]
−5−フォルミルアミノ−6−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2
−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(2−オキソ−3H−1,3−ベン
ゾチアゾール−5−イル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−
1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−(2−フェニルエチルアミノ)ヘキシル]
−6−ヒドロキシ−5−メチルスルフォニルアミノ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(2−オキソ−3H−1,3−ベン
ゾチアゾール−6−イル)エチルアミノ]ヘキシル]−5−ヒドロキシ−1,2
,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−(2−フェニルエチルアミノ)ヘキシル]
−5,6−ジヒドロキシ−4−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナ
フチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(3−クロロ−5−ヒドロキシフェ
ニル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テ
トラヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−(2−フェニルエチルアミノ)ヘキシル]
−6−ヒドロキシ−5−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチル
アミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−メチルスルフォニルフェニル
)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−(2−フェニルエチルアミノ)ヘキシル]
−6−ヒドロキシ−5−メチルアミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナ
フチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−(2,3ジヒドロ−インドール−1−イル
)ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−
ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェ
ニル)エチルアミノ)ヘキシル]−6−ヒドロキシ−5−ヒドロキシメチル−1
,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−ヒドロキシフェノキシ)エチ
ルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ
−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェ
ニル)エチルアミノ)ヘキシル]−5−フォルミルアミノ−6−ヒドロキシ−1
,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(3,4−ジヒドロキシフェニル)
エトキシ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ
−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェ
ニル)エチルアミノ]ヘキシル]−5−ヒドロキシ−6−メチルスルフォニルア
ミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(3−メトキシ−4−ヒドロキシフ
ェニル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−
テトラヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェ
ニル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−4−メチル−1,2
,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(3−ヒドロキシ−4−メトキシフ
ェニル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−
テトラヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェ
ニル)エチルアミノ)ヘキシル]−6−ヒドロキシ−5−メチル−1,2,3,
4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(3,4−ジヒドロキシフェニル)
エチルチオ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒド
ロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェ
ニル)エチルアミノ)ヘキシル]−6−ヒドロキシ−5−メチルアミノ−1,2
,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(3−アミノ−4−ヒドロキシフェ
ニル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テ
トラヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−メチルスルフォニルフェニル
)エチルアミノ)ヘキシル]−6−ヒドロキシ−5−ヒドロキシメチル−1,2
,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−スルファモイルフェニル)エ
チルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒド
ロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−メチルスルフォニルフェニル
)エチルアミノ]ヘキシル]−5−フォルミルアミノ−6−ヒドロキシ−1,2
,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−メチルスルフォニルアミノフ
ェニル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−
テトラヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−メチルスルフォニルフェニル
)エチルアミノ]ヘキシル]−6−ヒドロキシ−5−メチルスルフォニルアミノ
−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−アミノカルボニルアミノフェ
ニル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テ
トラヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−メチルスルフォニルフェニル
)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−4−メチル−1,2,3
,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−アセチルアミノフェニル)エ
チルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒド
ロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−メチルスルフォニルフェニル
)エチルアミノ)ヘキシル]−6−ヒドロキシ−5−メチル−1,2,3,4−
テトラヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[(3,4−ジヒドロキシフェニル)アセ
チルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒド
ロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−メチルスルフォニルフェニル
)エチルアミノ)ヘキシル]−6−ヒドロキシ−5−メチルアミノ−1,2,3
,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−メトキシカルボニルフェニル
)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−ヒドロキシメチルフェニル)
エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−カルバモイルフェニル)エチ
ルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ
−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−カルボキシフェニル)エチル
アミノ]−ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ
−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−スルフォフェニル)エチルア
ミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2
−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(2−アミノ−1,3−ベンゾチア
ゾール−6−イル)エチルアミノ]−ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,
2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン
薬学的に許容される式Iで表される化合物の塩は例えば塩酸、臭化水素酸、沃
化水素酸、硝酸、硫酸、燐酸、酢酸、安息香酸、マレイン酸、フマール酸、桂皮
酸、酒石酸、クエン酸、アスパラギン酸、メタンスルホン酸および3,7-ジ-tert-
ブチルナフタレン-1,5-ジスルホン酸(ジブジン酸)等の有機酸および無機酸の
塩である。
式Iで表される化合物は次に記す合成法により製造することが出来る。
即ち、下記の式で表される化合物
[式中、
R1及びR2は前記の通り;
R9、R10およびR11は水素原子またはOZ基で、Zは水素原子または例えばメチル基
、ベンジル基、ベンゾイル基および4-メトキシベンゾイル基から選ばれる保護基
を表し、少なくともR9、R10およびR11のうち1個は水素原子であるが、R9、R10
およびR11のすべてが同時に水素原子であることは無く、R10およびR11が共に同
時にOZ基である事は無いか;
あるいはR10およびR11の内の一方がNHCHO、NHCH3、NHSO2CH3、CH2OHあるいはCH3
基で他方が水素である]と、
下記の式で表される酸
[式中、m、p、R4、R5、R6、X、およびYは前述の意味である;WはCH2またはCO
基;Qは、nが1、2、3、または4の場合には、CO-(CH2)n-1-CHR3(式中、R3は前述
の通り)あるいは、nが0の場合、QはCHR3またはCO基(式中、R3は前
述の通り)]
あるいはその反応性誘導体(ハロゲン化アシル等)またはin situで任意に調製
される混合無水物を、不活性溶媒中アルカリ性炭酸塩または重炭酸塩または三級
アミン等の塩基の存在下で反応させて、下式で表される中間体
[式中、m、p、W、Y、Q、X、R1、R2、R4、R5、R6、R9、R10、及びR11は前記の通
り]を得、これを還元して式Iの化合物を得る。その還元の前または後で必要に
応じて水酸基の保護基を外す。
式IVで表される化合物の還元は、電子親和性還元剤、特に任意に硫化ジメチル
とコンプレックスを形成させてもよいジボラン、テトラヒドロフラン、トリエチ
ルアミン等の脂肪族アミンもしくはN,N−ジエチルアニリンまたはピリジンの
ような芳香族アミンを用いて実施することができる。
あるいは、還元は水素化アルミニウムリチウムをはじめとする水素化金属など
の求核性還元剤を用いても実施することができる。
還元反応は例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテルまたは1,2-ジメトキ
シエタンなどの適当な溶媒中で実施される。
必要に応じて行われる水酸基の脱保護は、加水分解または水素化分解等の通常
の方法で実施される。
式IIで表される化合物は既知であるかまたは既知の方法(英国特許第1509
454号-The Wellcome Foundation Ltd.)で容易に製造される。
式IIIで表される化合物も既知であるか、通常の方法で容易に製造される。
あるいはYがN(R7)基である式Iの化合物は、別の方法によっても調製可能であ
る。
即ち、まず、式IIの化合物と、次式で表される酸:
[式中、YはN(R7)基;mおよびR7は前記と同じ]の適切な反応性誘導体とを縮合さ
せ、公知の手法で任意に還元反応を行って下式で表される中間体:
[式中、YはN(R7)基;m、W、R1、R2、R7、R9、R10及びR11は前記の通り]を得る
。
次いで、式VIの中間体を、次式で表される適切な反応性誘導体:
[式中、n、p、R3、R4、R5、R6、およびXは前記と同じ;rは0または1]と反応さ
せ、対応する式IVの中間体を得る。
更に還元により、本発明の目的物である式I[式中、YはN(7)基である]で表
される化合物が得られるが、その前後に、必要に応じて水酸基の保護基をはずす
ことができる。
またあるいは、式I[式中、YはN(R7)基である]で表される化合物は次に記す
合成法で調製することができる。すなわち、先ず式IIの化合物を次式で表される
二カルボン酸の好適な反応性誘導体:
[式中、mは前記の通り]と反応させて、次式:
[式中、m、R1、R2、R9、R10及びR11は前記の通り]で表される中間体を得る。
これをさらに次式:
[式中、YはN(R7)基;n、p、X、R3、R4、R5、R6、及びR7は前記の通り]で表され
るアミンと縮合反応させると、対応する式IVの中間体が得られる。
次いで、還元反応によって、本発明の目的物である、式I(式中、YはN(R7)基
)で表される化合物を得ることができるが、この還元反応の前あるいは後で任意
に水酸基の脱保護を行うことができる。
任意に保護されていてもよい式Iの化合物のうちのあるものは、式Iで表される
他の化合物を、分子内に存在するある一定の官能基の転換によって合成するため
の中間体としても使用できる。
このように、例えば、式Iの化合物[式中、R4、R5、およびR6の一以上のもの
はニトロ基あるいはアルキルカルボニル基]は、対応する式Iの化合物[式中、
R4、R5、およびR6の一以上のものはアミノ基あるいはカルボキシル基]へと、還
元あるいは加水分解によって転換することができる。さらに、式Iの化合物[式
中、R4、R5、およびR6の一以上のものはアミノ基あるいはカルボキシル基]をア
シル化または還元することにより、R4、R5、およびR6の一以上がアルキルカルニ
ルアミノ基あるいはCH2OH基であるような、対応する式Iの化合物に転換すること
ができる。
同様にして、式IVの中間体についても同じ転換操作を行うことができる。
光学活性型の式Iの化合物は、光学的分離もしくは立体特異的または立体選択
的合成によって得られる。
式Iで表される化合物の塩の調製は、従来の方法により実施される。
インビトロ結合実験の結果から判るように、式Iの化合物はドーパミンおよび
ドペキサミンより強い親和性を有するD1およびD2ドーパミン作動性レセプターの
作用薬である(実施例98)。
また、その活性は、国際出願WO93/19036に記載されている化合物の活性に、少
なくとも同等のものである。
インビトロでの実験結果は、ウサギ脾動脈(RSA)試験およびウサギ耳動脈(REA)
試験など、インビボ活性を予測させる、単離組織による機能研究によっても追認
されている(実施例99)。
本発明の目的物である式Iの化合物のインビボ活性は、ラットに対する静注あ
るいは経口投与で評価されている(実施例100)。
他のレセプター系との相互作用試験では、式Iで表される化合物は著しい相互
作用を示さず、従って特異性が高い。
式Iの化合物はまた、経口投与では中枢神経系に作用しない。この作用の欠如
は、カテコールアミン構造を有する他の化合物には一般に存在しない更に有利な
性質である。
選択性およびレセプター特異性という特性を有する一方中枢神経系への作用が
ないことから、式Iの化合物が心臓血管系疾患の治療とりわけ高血圧症の治療、
心不全、腎不全の治療、末梢動脈症、脳血管障害および虚血性心疾患の治療に適
していることは明らかである。
既に強調した高い薬理活性に加え、本発明の目的物質である式Iの化合物を更
に際立たせている点は、経口投与での吸収性と長期に持続する活性である。
実際に治療に使用した結果、式Iの化合物は非腸管経路でも腸管経路でも投与
可能であるという点において、ドーパミンおよびドペキサミンと異なる。
治療用量は一般に1日当たり5mg〜1gで、1回投与量は経口で1〜300mgである
。
適切な担体との混合物形態をとる式Iの化合物または薬学的に許容されるそれ
らの塩の有効治療量を含む薬剤組成物は、本発明の更なる目的物である。
本発明の目的物である薬剤組成物は経腸または非経腸投与に適した液体の形態
であってもよいが、錠剤、カプセル、顆粒等の経口投与に適した固形形態が好ま
しい。
本発明の目的物である薬剤組成物の調製は、従来行われてきた技術で実施する
ことができる。
式Iで表される化合物は、それ自体を経口投与することによっても有効である
が、ある具体的な治療上のまたは医薬としての要求を満たすためにそれらに対応
するプロドラッグに形を変えることが場合によっては有用である。
フェノールおよびカテコール誘導体の分野で用いられる技術に従い、1個また
は2個の水酸基を薬学的に許容される塩でエステル化することにより適切なプロ
ドラッグが得られる。
式Iで表される化合物のプロドラッグの具体例は、水酸基が酢酸でエステル化
されたアセトキシ誘導体および1個または2個の水酸基が燐酸でエステル化され
たモノ−またはジ−フォスフォネートである。
式Iで表される化合物でプロドラッグに転換されたもの、特にフェノール性水
酸基または1個もしくは2個のカテコール性水酸基が薬学的に許容される酸でエ
ステル化されて得られる化合物、ならびに対応するプロドラッグの形で式Iで表
される化合物を含有する薬剤組成物、特にフェノール性水酸基または1個もしく
は2個のカテコール性水酸基が薬学的に許容される酸でエステル化されている式
Iで表される化合物を含有する薬剤組成物は本発明の範囲に含まれる。
本発明をさらによく説明するために、以下に実施例を示す。
クロマトグラフィーによる精製はシリカゲル(230-400メッシュ)カラムを用
いて行った。
マススペクトル分析は次の条件下で実施した:化学的イオン化、イソブタン、
陽イオン。
次の略記を用いた:N,N−ジメチルホルムアミドをDMF、テトラヒドロフ
ランをTHF、及びジメチルスルフォキサイドをDMSO。
実施例1
6−[(4−メトキシフェニルチオ)アセチルアミノ]ヘキサン酸(中間体1)
の調製
DMF(50μl)と塩化チオニル(1.8g;15.1mmol)を、J.Or
g.Chem.、56(18)、5346−8(1991)記載の通りに調製し
た(4−メトキシフェニルチオ)酢酸(2g;10.1mmol)をCH2Cl2(2
0ml)に溶解させた溶液に、撹拌しながら室温で添加した。
1時間後に溶剤を減圧下で蒸発させ、得られた油状物をCH2Cl2(3ml)
に溶解させた。
得られた溶液と、4N NaOH溶液(3ml)を同時に、水(5ml)に6
−アミノヘキサン酸(1.3g;9.9mmol)とNaOH(0.4g;10mmol
)を溶解させた溶液に、激しく撹拌しながら滴下添加した。
反応混合液を室温で2時間撹拌した。
相分離の後、水性相をCH2Cl2(5ml)で洗浄し、37% HClでpH
lになるまで酸性化し、次いでCH2Cl2(20ml)で抽出した。
有機相をNa2S〇4で乾燥した。
0℃に冷却して得られた固形物を濾過して中間体1(2.4g)を得た。
同様の操作により下記の化合物を調製した。
J.Med.Chem.、15(9)、940−4(1972)記載の通りに
調製した(4−フェニルメトキシフェノキシ)酢酸から出発して、6−[(4−
フェニルメトキシフェノキシ)アセチルアミノ]ヘキサン酸(中間体2)。
3−(4−メトキシフェニル)プロピオン酸(アルドリッヒ)から出発して、
6−[3−(4−メトキシフェニル)プロピオニルアミノ]ヘキサン酸(中間体
3)。
(3,4−メチレンジオキシフェニル)酢酸(アルドリッヒ)から出発して、
6−[(3,4−メチレンジオキシフェニル)アセチルアミノ]ヘキサン酸(中
間体4)。
J.Am.Chem.Soc.、77、5373(1955)記載の通りに調
製した2−カルボキシ−1,4−ベンゾジオキサンから出発して、6−[(1,
4−ベンゾジオキサン−2−イル)カルボニルアミノ]ヘキサン酸(中間体5)
。
3−(2−メトキシフェニル)プロピオン酸(アルドリッヒ)から出発して、
6−[3−(2−メトキシフェニル)プロピオニルアミノ]ヘキサン酸(中間体
6)。
J.Med.Chem.、27、967−78(1984)記載の通りに調製
した(2−ニトロフェノキシ)酢酸から出発して、6−[(2−ニトロフェノキ
シ)アセチルアミノ]ヘキサン酸(中間体7)。
J.Med.Chem.、27、967−78(1984)記載の通りに調製
した(4−ニトロフェノキシ)酢酸から出発して、6−[(4−ニトロフェノキ
シ)アセチルアミノ]ヘキサン酸(中間体8)。
J.Med.Chem.、27、967−78(1984)記載の通りに調製
した(4−メチルスルホニルフェノキシ)酢酸から出発して、6−[(4−メチ
ルスルホニルフェノキシ)アセチルアミノ]ヘキサン酸(中間体9)。
(4−ニトロフェニル)酢酸(アルドリッヒ)から出発して、6−[(4−ニ
トロフェニル)アセチルアミノ]ヘキサン酸(中間体10)。
実施例2
6−(6,7−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−
2−イル)−6−オキソ−ヘキサン酸(中間体11)の調製
CH2Cl2(10ml)に塩化ヘキサン二酸モノメチルエステル(3.6g;
20.2mmol)を溶解した溶液を、CH2Cl2(50ml)に6,7−ジメトキ
シ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン塩酸塩(3.1g;13.5mm
ol)(アルドリッヒ)とトリエチルアミン(3.7g;37.1mmol)を溶解さ
せた溶液に、撹拌しながら室温で添加した。
2時間後に水(50ml)を加え、相分離させた。
有機相を0.2N HCl水溶液で、続いてNaCl飽和溶液で洗浄した。
Na2SO4で乾燥し、減圧下乾固させた後、残留物をメタノール(10ml)
に溶解させた。
得られた溶液に、NaOH(1.1g;27.5mmol)を水(5ml)に溶解
させた溶液を撹拌しながら室温で滴下添加し、この反応混合液を2時間撹拌した
。
減圧下でメタノールを蒸発させた後、水(10ml)、CH2Cl2(20ml
)、および37% HClをpHlになるまで加えた。
相分離後、水性相を再びCH2Cl2(20ml)で抽出した。
回収した有機相をNa2SO4で乾燥し、溶剤を蒸発させて中間体11(3.6
g)を油状物として得た。
同様の操作で下記の化合物を調製した。
4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン(アルドリッヒ)から出発して、6
−[4−(2−メトキシフェニル)−ピペラジン−1−イル]−6−オキソ−ヘ
キサン酸(中間体12)。
2,3−ジヒドロインドール(アルドリッヒ)から出発して、6−(2,3−
ジヒドロ−インドール−1−イル)−6−オキソ−ヘキサン酸(中間体13)。
実施例3
6−[2−[3,4−ジ(フェニルメトキシ)フェニル]エトキシ]ヘキサン
酸(中間体14)の調製
NaH(0.7g;29.2mmol)を、窒素雰囲気中室温で、J.Me d.
Chem.、28(9)、1269−73(1985)記載の通りに調製した2
−[3,4−ジ(フェニルメトキシ)フェニル]エタノール(9g;26.9mm
ol)と1,5−ジブロモペンタン(12.4g;53.9mmol)をTHF(20
0ml)とDMF(20ml)中に溶解させた溶液に添加した。
反応混合液を還流・撹拌しながら5時間加熱し、1N HCl水溶液(500
ml)に注ぎ入れた。
エチルエーテルで抽出(2×200ml)後、有機相を水で洗浄し、Na2S
O4で乾燥し、減圧下で乾固させた。
粗生成物をクロマトグラフィ(溶離液 石油エーテル:酢酸エチル=7525
)で精製し、5−ブロモペンチル−2−[3,4−ジ(フェニルメトキシ)フェ
ニル]エチル−エーテル(4g)を油状物として得た。
ヨウ素(20mg)と、10分後に、5−ブロモペンチル−2−[3,4−ジ
(フェニルメトキシ)フェニル]エチルエーテル(3.8g;7.9mmol)をT
HF(25ml)に溶解させた溶液を、マグネシウムの削り屑(0.2g;8.
3mmol)をTHF(5ml)に入れた懸濁液を、窒素雰囲気下室温で滴下添加し
た。
反応混合液を還流しながら5時間加熱し、次いで室温に冷却し、ドライアイス
を入れたフラスコ中に注ぎ入れた。
室温に加熱した後、エチルエーテルと1NHCl水溶液を加えた。
相分離を行い、有機相をNa2SO4で乾燥させた。
減圧下で蒸発乾固させた後、粗生成物をクロマトグラフィ(溶離液 CH2Cl2
:CH3OH:HCOOH 50%=95:5:0.5)で精製し、中間体14
(2g)を白色固形物として得た。
実施例4
1−(4−メトキシフェニルメチル)ピペラジン(中間体15)の調製
4−メトキシフェニルメチルクロライド(3.9g;25mmol)(アルドリッ
ヒ)を、ピペラジン(21.5g;250mmol)、トリエチルアミン(3g;3
0mmol)およびヨウ化カリウム(4.1g;25mmol)をDMF(150ml)
に溶解させた溶液に添加した。
5時間後に反応混合物を水に注ぎ入れ、エチルエーテルで3回抽出した。
水性相から溶剤を減圧下で蒸発させて少量に濃縮し、再度エチルエーテルで3
回抽出した。
有機相を前記抽出物上に回収し、Na2SO4で乾燥させ、減圧下で蒸発乾固さ
せた。
粗生成物をクロマトグラフィ(溶離液 CH2Cl2:CH3OH:アンモニア
30%=90:10:1)で精製し、中間体15(4.4g)を油状物として得
た。
実施例5
(3−クロロ−4−t−ブチルジメチルシリルオキシ)フェニル酢酸t−ブチ
ルジメチルシリルエステル(中間体16)の調製
イミダゾール(1.8g;26.4mmol)を、窒素雰囲気下室温で、(3−ク
ロロ−4−ヒドロキシ)フェニル酢酸(1g;5.3mmol)(アルドリッヒ)と
t−ブチルジメチルシリルクロライド(2g;13.3mmol)をDMF(6ml
)に溶解させた溶液に添加した。
反応混合液を撹拌しながら5時間室温で保ち、次いで5% Na2C〇3水溶液
(25ml)に注ぎ入れ、ヘキサンで抽出(2×30ml)した。
有機相をNa2SO4で乾燥させ、溶剤を減圧留去して、中間体16(2.2g
)を油状物として得た。
同様の操作により下記の化合物を得た。
(3−ニトロ−4−ヒドロキシ)フェニル酢酸(アルドリッヒ)から出発して
、(3−ニトロ−4−t−ブチルジメチルシリルオキシ)フェニル酢酸t−ブチ
ルジメチルシリルエステル(中間体17)を得た。
(3−メトキシ−4−ヒドロキシ)フェニル酢酸(アルドリッヒ)から出発し
て、(3−メトキシ−4−t−ブチルジメチルシリルオキシ)フェニル酢酸t−
ブチルジメチルシリルエステル(中間体18)を得た。
実施例6
6−[2−[3,4−ジ(フェニルメトキシ)フェニル]エチルチオ]ヘキサ
ン酸(中間体19)の調製
臭素(9.6g;60.0mmol)を無水DMF溶液(50ml)に溶解した溶
液を、2−[3,4−ジ(フェニルメトキシ)フェニル]エタノール(20.0
g;59.8mmol)とトリフェニルホスファイン(17.2g;65.6mmol)
を無水DMF(200ml)に溶解した撹拌溶液に滴下添加し、窒素雰囲気下0
℃に保った。
反応混合液を室温まで加熱し、1.5時間撹拌し、次いで氷水に注ぎ入れ、エ
チルエーテルで2回抽出した。
回収した有機相をNa2SO4で乾燥させ、溶剤を減圧留去した。
粗生成物をクロマトグラフィ(溶離液 石油エーテル:酢酸エチル=9 5:
5)で精製し、2−[3,4−ジ(フェニルメトキシ)フェニル)−1−ブロモ
エタン(16.3g)を白色固形物として得た。
2−[3,4−ジ(フェニルメトキシ)フェニル)−1−ブロモエタン(13
.9g;35.0mmol)とチオ尿素(3.5g;46.0mmol)を無水エタノー
ル(50ml)に溶解した撹拌溶液を、還流しながら16時間窒素雰囲気下で加
熱した。
溶剤を減圧留去し、1.4N NaOH水溶液(50ml)を加えた。
この混合液を還流しながら1.5時間加熱し、次いで氷水中に注ぎ入れた。
pH1になるまで濃HClを加え、混合液をエチルエーテルで2回抽出した。
回収した有機相を水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、溶剤を減圧留去し、2
−[3,4−ジ(フェニルメトキシ)フェニル]エタンチオール(12.0g)
を油状物として得た。
水(90ml)、アリコット336R(塩化トリオクチルメチルアンモニウム
)(0.28g;0.7mmol)および、水(20ml)に溶解したNaOH(1
.7g;42.5mmol)を室温で、2−[3,4−ジ(フェニルメトキシ)フェ
ニル]エタンチオール(12.2g;34.8mmol)とエチル 6−ブロモヘキ
サノエート(15.5g;69.mmol)をベンゼン(140ml)に入れた撹拌
溶液に滴下添加した。
この混合液を室温で1.5時間撹拌した。
有機相を水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、溶剤を減圧留去した。
残留物をエタノール(110ml)に溶解させ、NaOH(4.1g;102
.5mmol)を水(20ml)に溶解させた溶液を滴下添加した。
この混合液を室温で1時間撹拌した。減圧下で溶媒を留去した後、エチルエー
テル(100ml)、水(50ml)、および濃HClをpH1になるまで加え
た。
水性相をエチルエーテル(100ml)で2回抽出した。
有機相を回収し、水で洗浄し、Na2SO4で乾燥した。
溶剤を減圧留去して中間体19(15.5g)を白色固形物として得た。
実施例7
5−(2−アミノエチル)−1,3−ベンゾチアゾール−2(3H)−オン
塩酸塩(中間体20)の調製
無水トリフルオロ酢酸(45.9g;218.7mmol)を室温で、チラミン(
10.0g;72.9mmol)をエチルエーテル(100ml)に入れた撹拌懸濁
液に滴下添加した。
反応混合液を1時間撹拌し、次いで減圧濃縮した。
残留物をメタノール(150ml)に溶解させ、溶剤を減圧留去した。
得られた4−(2−トリフルオロアセチルアミノエチル)フェノール(16.
7g;71.6mmol)をエチルエーテル(350ml)に溶解させ、硝酸ナトリ
ウム(6.1g;71.7mmol)と硝酸セリウム六水和物(0.3g;0.7mm
ol)を6N HCl(120ml)に溶解させ激しく撹拌した溶液に、室温でゆ
っくり添加した。
反応混合液を室温で5時間撹拌し、次いでCH2Cl2(350ml)を加え、
相分離を行なった。
有機相をNa2SO4で乾燥させ、溶剤を減圧留去した。
得られた2−(4−ヒドロキシ−3−ニトロフェニル)−N−トリフルオロア
セチル−エチルアミン(19.1g;68.6mmol)を、ピリジン(200ml
)に溶解させた。
N,N−ジメチルチオカルバモイルクロライド(16.9g;137.3mmol
)を室温で加え、反応混合液を55℃に加熱して5時間撹拌した。
溶剤を減圧留去し、クロロフォルム(200ml)を添加し、溶剤を再び留去
した。
残留物をCH2Cl2(200ml)に溶解させ、溶液を1N HCl(100
ml)、続いて水(50ml)で洗浄した。
有機相をNa2SO4で乾燥させ、溶剤を減圧留去した。
残留物をクロマトグラフィ(溶離液 CH2Cl2:CH3OH=99:1)で精
製し、O−[2−ニトロ−4−(2−トリフルオロアセチルアミノエチル)フェ
ニル]−N,N−ジメチルチオカルバメート(19.8g)を黄色固形物として
得た。
固形物のままのO−[2−ニトロ−4−(2−トリフルオロアセチルアミノエ
チル)フェニル]−N,N−ジメチルチオカルバメート(19.8g;54.2
mmol)を、205℃で0.5時間加熱した。
室温に冷却後、CH2Cl2(200ml)を添加し、不溶分を濾過し、溶剤を
減圧留去し、残留物をクロマトグラフィ(溶離液 CH2Cl2:CH3OH=98
:2)で精製し、S−[2−ニトロ−4−(2−トリフルオロアセチルアミノエ
チル)フェニル]−N,N−ジメチルチオカルバメート(17.5g)を黄白色
固形物として得た。
水(85ml)と酢酸(3.5ml)に、S−[2−ニトロ−4−(2−トリ
フルオロアセチルアミノエチル)フェニル]−N,N−ジメチルチオカルバメー
ト(13.2g;36.1mmol)を入れた撹拌懸濁液を、還流しながら加熱した
。
鉄粉(14.0g)を30分かけて徐々に添加し、次いで反応混合液を還流し
ながら2時間激しく撹拌した。
冷却後、メタノール(50ml)を添加し、この混合液から不溶分を濾過し、
溶剤を減圧留去した。
残留物をクロマトグラフィ(溶離液 CH2Cl2:CH3〇H=98:2)で精
製した。得られた固形物をメタノールに溶解させ、この溶液にHClのエチルエ
ーテル溶液(15%w/v)を加えてpH1になるまで酸性化した。
S−[2−アミノ−4−(2−トリフルオロアセチルアミノエチル)フェニル
]−N,N−ジメチルチオカルバメート塩酸塩(7.1g)を黄白色固形物とし
て得た。
水(118ml)に入れたS−[2−アミノ−4−(2−トリフルオロアセチ
ルアミノエチル)フェニル]−N,N−ジメチルチオカルバメート塩酸塩(3.
5g;9.5mmol)の撹拌懸濁液を、還流しながら4時間加熱した。
冷却した反応混合物を濾過し、固形物を水で洗浄して、5−(2−トリフルオ
ロアセチルアミノエチル)−1,3−ベンゾチアゾール−2(3H)−オン(2
.3g)を白色固形物として得た。
5−(2−トリフルオロアセチルアミノエチル)−1,3−ベンゾチアゾール
−2(3H)−オン(1.7g)を、エタノール(17ml)と6N HCl(
17ml)溶液に溶解させた。
反応混合物を還流しながら5時間加熱し、溶剤を減圧留去して中間体20(1
.3g)を灰白色固形物として得た。
実施例8
6−(2−アミノエチル)−1,3−ベンゾチアゾール−2(3H)−オン臭
化水素酸塩(中間体21)の調製
無水トリフルオロ酢酸(21.8g;103.6mmol)を室温で、2−(4−
ニトロフェニル)−エチルアミン塩酸塩(10.5g;51.8mmol)(アルド
リッヒ)をCH2Cl2(100ml)に入れた撹拌懸濁液に滴下添加した。
反応混合物を1時間撹拌し、次いで減圧下で濃縮した。
残留物をメタノール(150ml)に溶解させ、溶剤を減圧留去した。
得られた2−(4−ニトロフェニル)−N−トリフルオロアセチル−エチルア
ミン(13.3g)を、エタノール(250ml)と濃HCl(5.1ml)に
溶解させた。
パラジウム−炭素10%(水50%)(1.3g)を加え、反応混合物を水素
雰囲気下(2.7気圧)、室温で1時間撹拌した。
減圧下での濾過と溶剤留去により、4−(2−トリフルオロアセチルアミノ)
エチルアニリン塩酸塩(13.4g)を得た。
4−(2−トリフルオロアセチルアミノ)エチルアニリン塩酸塩(13.1g
;48.8mmol)とチオシアン酸カリウム(11.9g;122.4mmol)をク
ロロベンゼン(150ml)に溶解させた撹拌溶液を、110℃で7時間加熱し
、冷却後反応混合液を室温で16時間撹拌し、溶剤を減圧留去した。
残留物にエチルエーテル(100ml)を加え、この懸濁液を室温で30分間
撹拌した。
濾過後、固形物を水(100ml)に入れ、50℃で10分間撹拌しながら懸
濁させ、次いで濾過して、CH2Cl2(40ml)を加えた。
この懸濁液を室温で15分間撹拌し、濾過して、4−(2−トリフルオロアセ
チルアミノエチル)−フェニルチオ尿素(11.5g)を薄茶色の固形物として
得た。
臭素(12.9g;80.7mmol)を、クロロフォルム(150ml)に入れ
た4−(2−トリフルオロアセチルアミノエチル)−フェニルチオ尿素(11.
1g;31.8mmol)の撹拌懸濁液に10℃で滴下添加した。
反応混合液を室温で30分間撹拌し、還流しながら1時間加熱した。混合物を
冷却、濾過して黄色固形物を得、これを少量のアセトンで洗浄し、水(200m
l)に懸濁させた。
飽和NaHCO3溶液を添加して完全にアルカリ化した。
これを濾過して、2−アミノ−6−[(2−トリフルオロアセチルアミノ)エ
チル]−1,3−ベンゾチアゾール(8.6g)を白色固形物として得た。
亜硝酸ナトリウム(2.9g;42.7mmol)を水(4.6ml)に溶解した
溶液を、2−アミノ−6−[(2−トリフルオロアセチルアミノ)エチル]−1
,3−ベンゾチアゾール(4.1g;14.2mmol)を85%燐酸(94ml)
に溶解した撹拌溶液に、−5℃で2時間かけて滴下添加した。
この混合液をさらに40分間撹拌した後、硫酸銅・五水化物(28.4g;1
13.7mmol)と塩化ナトリウム(35.5g;607.5mmol)を水(124
ml)に溶解した撹拌溶液に、40分間かけて−5℃で加えた。
反応混合物を−5℃で1時間撹拌し、1晩放置して室温とした。
この懸濁液をCH2Cl2で2回抽出(2×100ml)し、有機相を水、飽和
NaHCO3、および食塩水で順番に洗浄し、次いでNa2SO4で乾燥し、溶剤
を減圧留去した。
残留物をクロマトグラフィ(溶離液 石油エーテル:酢酸エチル=8:2)で
精製し、2−クロロ−6−[(2−トリフルオロアセチルアミノ)エチル]−1
,3−ベンゾチアゾール(2.7g)を白色固形物として得た。
ナトリウムメトキシドの5.4Mメタノール溶液(2.7ml)を、2−クロ
ロ−6−[(2−トリフルオロアセチルアミノ)エチル]−1,3−ベンゾチア
ゾール(2.1g;6.8mmol)をメタノール(24ml)に溶解した撹拌溶液
に、室温で加えた。
反応混合液を80℃で5時間加熱し、次いで水(3.5ml)を加えて2時間
加熱した。
溶剤を減圧留去し、残留物に水とCH2Cl2を加えた。
相分離を行い、有機相を食塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、溶剤を減圧留
去した。
得られた6−(2−アミノエチル)−2−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾー
ル(1.3g)を48% HBr(9ml)に溶解させ、反応混合物を還流しな
がら1時間撹拌した。
0℃に冷却し、濾過して中間体21(1.3g)を薄茶色固形物として得た。
実施例9
2−アミノ−6−(2−アミノエチル)−1,3−ベンゾチアゾール二塩酸塩
(中間体22)の調製
6N HCl(20ml)を室温で、実施例8のように調製した2−アミノ−
6−[(2−トリフルオロアセチルアミノ)エチル]−1,3−ベンゾチアゾー
ル(0.96g;3.3mmol)を無水エタノール(20ml)に溶解した撹拌溶
液に添加した。
反応混合物を還流しながら24時間加熱し、次いで溶剤を減圧留去して、中間
体22(0.84g)を白色固形物として得た。
実施例10
2−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)エチルアミン(中間体23)の調
製
J.Chem.Soc.,Perkin Trans.1、4、1095−8
(1982)記載の通りに調製した3−クロロ−5−メトキシベンジルアルコー
ル(3.4g;19.7mmol)とDMF(76μl)を、CH2Cl2(20ml
)に溶解した溶液を、室温で窒素雰囲気下、塩化チオニル(2.5g;21.0
mmol)をCH2Cl2(30ml)に溶解した撹拌溶液に滴下添加した。
反応混合物を還流しながら4時間加熱し、次いで蟻酸(50μl)を加え、こ
の混合液をさらに30分間撹拌した。
水(30ml)を加え、相分離を行い;有機相を10% KHCO3、次いで水
で洗浄し、Na2SO4で乾燥させた。
溶剤を減圧留去して、3−クロロ−5−メトキシベンジルクロライド(3.5
g;18.3mmol)を得、これを窒素雰囲気下で無水DMSO(35ml)に溶
解させた。
シアン化ナトリウム(1.5g;30.6mmol)を添加し、反応混合液を室温
で1時間撹拌し、次いで氷水中に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。
有機相を水で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、溶剤を減圧留去した。
得られた3−クロロ−5−メトキシフェニルアセトニトリル(3.2g;17
.6mmol)を、窒素雰囲気下で無水THF(100ml)に溶解させた。
ボラン・硫化ジメチル複合体(2.6g;33.7mmol)を、撹拌しながら室
温でゆっくり添加した。
反応混合液を還流しながら3時間加熱した。5℃に冷却後、濃HCl(2ml
)のメタノール溶液(20ml)をゆっくり添加した。
反応混合物を還流しながら2時間加熱し、次いで溶剤を減圧留去した。
水と酢酸エチルを残留物に加えて、相分離を行なった。
水性相を30% NH4OHでアルカリ化し、酢酸エチルで抽出した。
有機相を水で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、溶剤を減圧留去して、中間体23
(2.6g)を油状物として得た。
実施例11
(S)−N−プロピル−N−[(6−アミノ−1−オキソ)ヘキシル]−5,
6−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン(中間体
24)の調製
トリエチルアミン(12.7g;126.1mmol)と、次いで6−フタルイミ
ドヘキサン酸クロライド(15.5g;55.5mmol)をCH2Cl2(120m
l)に溶解した溶液を、(S)−N−プロピル−5,6−ジメトキシ−1,2,
3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン塩酸塩(14.4g;50.4mmol
)をCH2Cl2(150ml)に懸濁させた液 に、撹拌しながら室温で添加し
た。
この反応混合液を撹拌しながら室温に1.5時間保った。
水(250ml)を加え、相分離後、有機相を水(150ml)で洗浄し、N
a2SO4で乾燥し、溶剤を減圧留去した。
残留物をクロマトグラフィ(溶離液 石油エーテル:酢酸エチル=6:4)で
精製し、(S)−N−プロピル−N−[(6−フタルイミド−1−オキソ)ヘキ
シル]−5,6−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルア
ミン(24.1g)を得た。
(S)−N−プロピル−N−[(6−フタルイミド−1−オキソ)ヘキシル]
−5,6−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン(
24.1g;48.9mmol)を33%エタノール性メチルアミン(240ml)
に溶解した溶液を、撹拌しながら室温で20時間保った。
反応混合物を減圧で乾燥し、残留物をクロマトグラフィ(溶離液 CH2Cl2
:CH3OH:アンモニア30%=90:10:1)で精製し、中間体24(1
1.9g)を油状物として得た。
実施例12
(S)−N−プロピル−N−[(6−アミノ)ヘキシル]−5,6−ジメトキ
シ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二塩酸塩(中間体25
)の調製
ボラン・硫化ジメチル錯体(3g;37mmol)を室温で、撹拌および窒素雰囲
気下で、実施例11記載の通りに調製した中間体24(2.3g;6.34mmol
)をTHF溶液(40ml)に溶解させた溶液にゆっくり添加した。
添加終了時に、反応混合液を還流しながら2時間加熱した。
5℃に冷却後、37% HCl(1.5ml)のメタノール溶液(12ml)
を加えた。
反応混合物を還流しながら再び1時間加熱し、次いで溶剤を常圧で蒸留して濃
縮し、減圧で乾固させた。
残留物をメタノール(30ml)に溶解させ、溶剤を減圧留去し;メタノール
(30ml)を再び加え、溶剤を蒸発して乾固させた。
粗生成物をクロマトグラフィ(溶離液 CH2Cl2:CH3OH:HCOOH5
0%=85:15:1)で精製した。
得られた固形物を無水エタノールに溶解させ、HClのエチルエーテル溶液(
15%w/v)を、明らかに酸性pHになるまで添加した。
溶剤を減圧留去し、中間体25(1.9g)を無定形白色固形物として得た。
実施例13
(S)−N−プロピル−N−[(6−アミノ)ヘキシル]−5,6−ジヒドロ
キシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二臭化水素酸塩(中
間体26)の調製
実施例12記載の通りに調製した中間体25(1.2g;2.87mmol)を4
8%HBr(10ml)に溶解させた溶液を、還流しながら窒素雰囲気下で5時
間加熱した。
反応混合物を減圧乾燥させ、得られた残留物に無水エタノール(20ml)を
加えた。
溶剤を蒸発させ、酢酸エチル(20ml)を加え、再び溶剤を蒸発させた。
反応粗生成物を無水エタノール/酢酸エチル混合液から晶析し、中間体26(
1.2g)を白色固形物として得た。
実施例14
(S)−N−プロピル−5,6−ジ(フェニルメトキシ)−1,2,3,4−
テトラヒドロ−2−ナフチルアミン塩酸塩(中間体27)の調製
DMF(28ml)にジ−t−ブチル重炭酸塩(14.5g;66.2mmol)
を溶解させた溶液を、室温で撹拌しながら窒素雰囲気下で、(S)−N−プロピ
ル−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミ
ン臭化水素酸塩(20g;66mmol)とトリメチルアミン(6.7g;66mmol)
をDMF(160ml)に溶解させた溶液に添加した。
この混合液を3時間撹拌し、次いで水、氷およびエチルエーテルの混合液中に
注ぎ入れた。
明らかに酸性になるまで1N HClを加え、相分離を行なった。
有機相を水で2回洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、減圧留去して乾固させた。
残留物をDMF(250ml)に溶解させ、この溶液に炭酸カリウム(34.
4g;248.9mmol)と臭化ベンジル(26.6g;155.5mmol)を、撹
拌しながら室温で添加した。
この混合液を60℃で7時間加熱し、次いで撹拌しながら16時間室温で保ち
、最後に水とエチルエーテルの混合溶液中に注ぎ入れた。
相を分離した後、有機相を水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、溶剤を減圧留
去した。
残留物をクロマトグラフィ(溶離液 石油エーテル:酢酸エチル=93:7)
で精製し、(S)−N−t−ブトキシカルボニル−N−プロピル−5,6−ジ(
フェニルメトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン(2
3g)を油状物として得た。
HClの酢酸エチル溶液(13%w/v)(250ml)を、(S)−N−t
−ブトキシカルボニル−N−プロピル−5,6−ジ(フェニルメトキシ)−1,
2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン(23g;45.8mmol)を酢
酸エチル(100ml)に溶解させた溶液に撹拌しながら室温で添加した。
30分後に沈殿物を濾過し、酢酸エチルで洗浄し、真空下50℃で10時間乾
燥させて中間体27(16.4g)を白色固形物として得た。
実施例15
(S)−N−プロピル−N−[(6−アミノ−1−オキソ)ヘキシル]−5,
6−ジ(フェニルメトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルア
ミン(中間体28)の調製
塩化6−フタルイミドヘキサン酸(11.2g;40.2mmol)をCH2Cl2
(60ml)に溶解させた溶液を、実施例14記載の通りに調製した中間体27
(16g;36.5mmol)とトリエチルアミン(9.2g;91.3mmol)をC
H2Cl2(130ml)に溶解させた溶液に、室温で撹拌しながら添加した。
この混合液を撹拌しながら室温で1時間保った。
水を加えて相分離を行なった後、有機相を水(100ml)で洗浄し、Na2
SO4で乾燥させ、溶剤を減圧留去した。
残留物をメチルアミンの33%エタノール性溶液(240ml)に溶解させ、
この反応混合液を撹拌しながら6時間室温で保った。
溶剤を減圧留去後、残留物をクロマトグラフィ(溶離液 CH2Cl2:CH3
OH:アンモニア30%=90:10:1)で精製し、中間体28(10.9g
)を得た。
実施例16
(S)−N−プロピル−N−(5,6−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロ−2−ナフチル)−5−カルボキシ−ペンタンアミド(中間体29)の調
製
塩化ヘキサン二酸モノメチルエステル(5.9g;33.3mmol)をCH2C
l2(10ml)に溶解させた溶液を、(S)−N−プロピル−5,6−ジメト
キシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン臭化水素酸塩(10
g;30.3mmol)とトリメチルアミン(7.6g;75.3mmol)をCH2C
l2(80ml)に溶解させた溶液に、室温で撹拌しながら添加した。
2時間後に水(100ml)を加え、相分離を行なった。
有機相を0.2N HCl水溶液、次いで水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ
、減圧で留去乾燥させた。
残留物をメタノール(50ml)に溶解させ、NaOH(3.3g;82.5
mmol)を水(17ml)に溶解させた溶液を、撹拌しながらこの溶解液に室温で
滴下添加した。
反応混合液を撹拌しながら3時間保った。
溶剤を減圧留去後、残留物を水(40ml)に溶解させた。
この溶液をエチルエーテル(40ml)で洗浄し、次いで37% HClを加
えてpH1になるまで酸性化し、CH2Cl2(100ml)で抽出した。
有機相をNa2SO4で乾燥後、溶剤を蒸発させて中間体29(11 4g)を
油状物として得た。
同様の操作で下記の化合物を調製した。
実施例14記載の通りに調製した中間体27から出発して、(S)−N−プロ
ピル−N−(5,6−ジ(フェニルメトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ
−2−ナフチル]−5−カルボキシ−ペンタンアミド(中間体30)。
J.Med.Chem.、29、912(1986)記載の通りに調製した(
S)−N−プロピル−5−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフ
チルアミンから出発して、(S)−N−プロピル−N−[5−メトキシ−1,2
,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチル]−5−カルボキシ−ペンタンアミド(
中間体31)。
実施例17
4−ニトロフェニル(S)−N−プロピル−N−[5,6−ジ(フェニルメト
キシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチル]−6−アミノ−6−オ
キソヘキサノエート(中間体32)の調製
DMF(25μl)と塩化チオニル(1.2g,10.1mmol)を、窒素雰囲
気下室温で、実施例16記載の通りに調製した中間体30(3.4g;6.4
mmol)をCH2Cl2(18ml)に溶解させた溶液に添加した。
室温で30分後に、この反応混合液を減圧留去して乾燥させた。
得られた残留物をCH2Cl2(10ml)に溶解させ、この溶液を窒素雰囲気
下で、4−ニトロフェノール(0.82g;5.9mmol)とトリエチルアミン(
1.2g;11.9mmol)をCH2Cl2(16ml)とDMF(1ml)に溶解
させた撹拌溶液に滴下添加した。
この混合液を室温で2.5時間撹拌し、次いで水(30ml)とCH2Cl2(
50ml)を加えた。
有機相を水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、溶剤を減圧留去した。
残留物をクロマトグラフィ(溶離液 CH2Cl:CH3OH=99:1)で精
製し、中間体32(3.5g)を油状物として得た。
実施例18
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−メトキシフェニルチオ)エチ
ルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−
2−ナフチルアミン二塩酸塩(中間体33)の調製
塩化チオニル(1.4g;11.7mmol)を、撹拌しながら室温で、実施例1
記載の通りに調製した中間体1(2.4g;7.7mmol)をCH2Cl2(20m
l)に溶解させた懸濁液に添加した。
1時間後に溶剤を減圧留去して油状物を得、これをCH2Cl2(10ml)に
溶解させた。
この溶液を、(S)−N−プロピル−5,6−ジメトキシ−1,2,3,4−
テトラヒドロ−2−ナフチルアミン臭化水素酸塩(2.3g;7mmol)をCH2
Cl2(30ml)に溶解させた懸濁液にトリエチルアミン(2.1g;21mmo
l)を加えて得られた懸濁液に、撹拌しながら室温で滴下添加した。
反応混合液を撹拌しながら室温で1時間保った。
水(40ml)を加えて相分離をした後、有機相を酸性水で洗浄し、Na2S
O4で乾燥させ、減圧で乾固させた。
残留物を窒素雰囲気下でTHF(20ml)に溶解させた。
得られた溶液に、ボラン・硫化ジメチル錯体(3.2g;40.8mmol)を、
撹拌しながら室温でゆっくり添加した。
添加終了後に、反応混合液を還流しながら1.5時間加熱した。
5℃に冷却後、37% HCl(1.3ml)のメタノール溶液(11ml)
を加えた。
反応混合液を還流しながら再び1時間加熱し、次いで溶剤を常圧留去して濃縮
し、減圧で乾固させた。
この残留物をメタノール(20ml)に溶解させ、溶剤を減圧留去した。
さらにメタノール(20ml)を加え、溶剤を蒸発して乾燥させ、得られた粗
生成物をクロマトグラフィ(溶離液 CH2Cl2:CH3OH:HCOOH 50
%=90:10:1)で精製した。
得られた精製物を無水エタノール(20ml)に溶解させた。
HClのエチルエーテル溶液(15%w/v)を明らかに酸性pHになるまで
加え、溶剤を減圧留去して、中間体33(2.1g)を無定形白色固形物として
得た。
同様の操作で下記の化合物を調製した。
中間体3から出発して、(S)−N−プロピル−N−[6−[3−(4−メト
キシフェニル)プロピルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジメトキシ−1,2,3
,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二塩酸塩(中間体34)。
中間体11から出発して、(S)−N−プロピル−N−[6−(6,7−ジメ
トキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−イル)ヘキシル]−
5,6−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二塩
酸塩(中間体35)。
中間体13から出発して、(S)−N−プロピル−N−[6−(2,3−ジヒ
ドロ−インドール−1−イル)ヘキシル]−5,6−ジメトキシ−1,2,3,
4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二塩酸塩(中間体36)。
実施例19
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−ニトロフェニル)エチルアミ
ノ]ヘキシル]−5,6−ジ(フェニルメトキシ)−1,2,3,4−テトラヒ
ドロ−2−ナフチルアミン二塩酸塩(中間体37)の調製
実施例18記載と同様の操作、ただし(S)−N−プロピル−5,6−ジメト
キシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン臭化水素酸塩と中間
体1の代わりに、それぞれ実施例14記載の通りに調製した中間体27と、実施
例1記載の通りに調製した中間体10を使用して、中間体37を得た。
実施例20
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−フェニルメトキシフェノキシ
)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロ−2−ナフチルアミン二塩酸塩(中間体38)の調製
塩化チオニル(3g;25.2mmol)を、窒素雰囲気下室温で、実施例1記載
の通りに調製した中間体2(6.4g;17.2mmol)をCH2Cl2(52ml
)に溶解させた懸濁液に添加した。
1時間後に溶剤を減圧留去して油状物を得、これをCH2Cl2(17ml)に
溶解させた。
四ホウ酸ナトリウム(5.3g;26.3mmol)を窒素雰囲気下で、(S)−
N−プロピル−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナ
フチルアミン臭化水素酸塩(4g;13.2mmol)を水(80ml)に溶解させ
た溶液に添加した。
70℃に加熱して完全に溶解させ、室温に冷却した後、CH2Cl2(10ml
)、炭酸カリウム(14.2g;102.7mmol)、および激しく撹拌しながら
、CH2Cl2に溶解させた上記の調製溶液を添加した。
室温で1時間後に、37% HClでpH1になるまで酸性化し、相分離を行
なった。
水性相をCH2Cl2(50ml)で抽出した。回収した有機相を、HClで僅
かに酸性にした食塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、減圧で乾固させた。
得られた残留物を窒素雰囲気下室温で、THF(40ml)に溶解させた。
得られた溶液に、ボラン・硫化ジメチル錯体(6.2g;78.9mmol)を、
撹拌しながら室温でゆっくり添加した。
添加終了後に、反応混合液を還流しながら1.5時間加熱した。
5℃に冷却後、37% HCl(3ml)のメタノール溶液(27ml)を加
えた。
反応混合液を還流しながら再び1時間加熱し、次いで溶剤を常圧留去して濃縮
し、減圧で乾固させた。
この残留物をメタノール(50ml)に溶解させ、溶剤を減圧留去した。
さらにメタノール(50ml)を加え、溶剤を蒸発して乾燥させ、得られた粗
生成物を脱水メタノール(50ml)に溶解させた。HClのエチルエーテル溶
液(15%w/v)(2ml)を加えた後、溶剤を減圧留去し、粗生成物をクロ
マトグラフィ(溶離液 CH2Cl2:CH3OH:HCOOH 50%=90:1
0:1)で精製した。
得られた固形物を無水エタノール(50ml)に溶解させ;HClのエチルエ
ーテル溶液(15%w/v)を明らかに酸性pHになるまで加え、溶剤を減圧留
去して、中間体38(4g)を無定形白色固形物として得た。
同様の操作で下記の化合物を調製した。
中間体14から出発して、(S)−N−プロピル−N−[6−[2−[3,4
−ジ(フェニルメトキシ)フェニル]エトキシ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロ
キシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン塩酸塩(中間体39
)。
中間体6から出発して、(S)−N−プロピル−N−[6−[3−(2−メト
キシフェニル)プロピルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,
3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二塩酸塩(中間体40)。
中間体19から出発して、(S)−N−プロピル−N−[6−[2−[3,4
−ジ−(フェニルメトキシ)フェニル]エチルチオ]ヘキシル]−5,6−ジヒ
ドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン塩酸塩(中間体
41)。
実施例21
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェ
ニル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジメトキシ−1,2,3,4−テト
ラヒドロ−2−ナフチルアミン二塩酸塩(中間体42)の調製
DMF(2滴)と塩化オキサリル(0.8g;6.3mmol)を、実施例5記載
の通りに調製した中間体16(2.2g;5.3mmol)をCH2Cl2(4ml)
に溶解させた溶液に、窒素雰囲気下0℃で添加した。
反応混合液を撹拌しながら0℃で1.5時間保ち、その後自然に室温になるよ
うに放置した。
溶剤を減圧留去して得られた残留物をCH2Cl2(5ml)に溶解させた。
この溶液を、窒素雰囲気下室温で、実施例11記載の通りに調製した中間体2
4(1.9g;5.3mmol)と、トリエチルアミン(1.6g;16mmol)をC
H2Cl2(5ml)に溶解させた溶液に滴下添加した。
3時間後に水(10ml)を加え、相分離を行い、水性相をCH2Cl2(10
ml)で抽出した。
回収した有機相をNa2SO4で乾燥させ、溶剤を減圧留去した。
残留物をエチルエーテル(20ml)に溶解させ、フッ化テトラブチルアンモ
ニウム三水化物(3.4g;10.8mmol)をこの溶液に加えた。
室温で撹拌して2時間後に、溶剤を減圧留去し、残留物を水とCH2Cl2に分
離した。
有機相をNa2SO4で乾燥させ、溶剤を減圧留去した。
得られた粗生成物をクロマトグラフィ(溶離液 CH2Cl2:CH3OH=98
:2)で精製し、(S)−N−プロピル−N−[6−[(3−クロロ−4−ヒド
ロキシフェニル)アセチルアミノ]−1−オキソヘキシル]−5,6−ジメトキ
シ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン(1.7g)を油状物
として得た。
同様の操作により、中間体17から出発して、(S)−N−プロピル−N−[
6−[(3−ニトロ−4−ヒドロキシフェニル)アセチルアミノ]−1−オキソ
ヘキシル]−5,6−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチ
ルアミンを得た。
ボラン・硫化ジメチル錯体(1.6g;20.3mmol)を、撹拌しながら窒素
雰囲気下、(S)−N−プロピル−N−[6−[(3−クロロ−4−ヒドロキシ
フェニル)アセチルアミノ]−1−オキソヘキシル]−5,6−ジメトキシ−1
,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン(1.7g;3.2mmol)を
THF(10ml)に溶解させた溶液にゆっくり添加した。添加終了時に、反応
混合液を還流しながら1.5時間加熱した。
5℃に冷却後、37% HCl(0.8ml)のメタノール溶液(7ml)を
加えた。
反応混合液を還流しながら再び1時間加熱し、次いで溶剤を常圧留去して濃縮
し、減圧で乾固させた。
この残留物をメタノール(15ml)に溶解させ、溶剤を減圧留去した。
さらにメタノール(15ml)を加え、溶剤を蒸発させて乾燥させ、得られた
残留物を無水エタノール(15ml)に溶解させた。HClのエチルエーテル溶
液(15%w/v)(0.5ml)を加え、溶剤を減圧留去した後、粗生成物を
クロマトグラフィ(溶離液 CH2Cl2:CH3OH:HCOOH 50%=85
:15:1)で精製した。
得られた固形物を無水エタノール(20ml)に溶解させ;HClのエチルエ
ーテル溶液(15%w/v)を明らかに酸性pHになるまで加え、溶剤を減圧留
去して、中間体42(1.4g)を無定形白色固形物として得た。
同様の操作により、下記の化合物を調製した。
(S)−N−プロピル−N−[6−[(3−ニトロ−4−ヒドロキシフェニル
)アセチルアミノ]−1−オキソヘキシル]−5,6−ジメトキシ−1,2,3
,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミンから出発して、(S)−N−プロピル
−N−[6−[2−(3−ニトロ−4−ヒドロキシフェニル)エチルアミノ]ヘ
キシル]−5,6−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチル
アミン二塩酸塩(中間体43)。
実施例22
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(3−メトキシ−4−ヒドロキシフ
ェニル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジ(フェニルメトキシ)−1,2
,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二塩酸塩(中間体44)の調製
DMF(2滴)と塩化オキサリル(0.7g;5.5mmol)を、実施例5記載
の通りに調製した中間体18(1.8g;4.4mmol)をCH2Cl2(3ml)
に溶解した溶液に、窒素雰囲気下0℃で添加した。
反応混合液を撹拌しながら0℃で1.5時間保ち、その後自然に室温になるよ
うに放置した。
溶剤を減圧留去して得られた残留物をCH2Cl2(3ml)に溶解させた。
この溶液を、窒素雰囲気下室温で、実施例15記載の通りに調製した中間体2
8(2.3g;4.4mmol)と、トリエチルアミン(1.3g;13.1mmol)
をCH2Cl2(3ml)に溶解させた溶液に滴下添加した。
4時間後に水(10ml)を加え、相分離を行い、水性相をCH2Cl2(10
ml)で抽出した。
回収した有機相をNa2SO4で乾燥させ、溶剤を減圧留去した。
残留物をエチルエーテル(15ml)に溶解させ、フッ化テトラブチルアンモ
ニウム三水化物(2.8g;8.9mmol)をこの溶液に加えた。
室温で撹拌して2時間後に、溶剤を減圧留去し、残留物を水とCH2Cl2に分
離した。
有機相をNa2SO4で乾燥させ、溶剤を減圧留去した。
得られた粗生成物をクロマトグラフィ(溶離液 CH2Cl2:CH3OH=98
:2)で精製し、(S)−N−プロピル−N−[6−[(3−メトキシ−4−ヒ
ドロキシフェニル)アセチルアミノ]−1−オキソヘキシル]−5,6−ジ(フ
ェニルメトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン(2.
8g)を油状物として得た。
ボラン・硫化ジメチル錯体(1.9g;24.2mmol)を、(S)−N−プロ
ピル−N−[6−[(3−メトキシ−4−ヒドロキシフェニル)アセチルアミノ
]−1−オキソヘキシル]−5,6−ジ(フェニルメトキシ)−1,2,3,4
−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン(2.8g;4.1mmol)をTHF(25
ml)に溶解させた溶液に、撹拌しながら窒素雰囲気下で添加した。添加終了後
、反応混合液を還流しながら1.5時間加熱した。
5℃に冷却後、37% HCl(0.9ml)のメタノール溶液(8ml)を
加えた。
反応混合液を還流しながら再び1時間加熱し、次いで溶剤を常圧留去して濃縮
し、減圧で乾固させた。
この残留物をメタノール(20ml)に溶解させ、溶剤を減圧留去した。
さらにメタノール(20ml)を加え、溶剤を蒸発させて乾燥させ、得られた
残留物を無水エタノール(20ml)に溶解させた。HClのエチルエーテル溶
液(15%w/v)(0.5ml)を加え、溶剤を減圧留去した後、粗生成物を
クロマトグラフィ(溶離液 CH2Cl2:CH3OH:HCOOH 50%=90
:10:1)で精製した。
得られた固形物を無水エタノール(20ml)に溶解させ;HClのエチルエ
ーテル溶液(15%w/v)を明らかに酸性pHになるまで加え、溶剤を減圧留
去して、中間体44(1.5g)を無定形白色固形物として得た。
実施例23
(S)−N−プロピル−N−[6−[3−(3,4−ジメトキシフェニル)プ
ロピルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒド
ロ−2−ナフチルアミン二塩酸塩(中間体45)の調製
DMF(2滴)と塩化チオニル(1.2g;10.1mmol)を、3−(3,4
−ジメトキシフェニル)プロピオン酸(1.4g;6.6mmol)(アルドリッヒ
)をCH2Cl2(10ml)に溶解させた溶液に、窒素雰囲気下室温で添加した
。
1時間後に溶剤を減圧留去して油状物を得、これをCH2Cl2(5ml)に溶
解させた。
トリエチルアミン(0.8g;7.9mmol)と上記で調製されたCH2Cl2の
溶液を、実施例11記載の通りに調製した中間体24(2g;5.5mmol)をC
H2Cl2(15ml)に溶解させた溶液に、撹拌しながら室温で添加した。
反応混合液を撹拌しながら室温で3時間保った。
水(30ml)を加えて相分離を行った後、有機相をNa2SO4で乾燥させ、
溶剤を減圧留去した。
残留物をTHF(15ml)に溶解させた。
得られたこの溶液に、ボラン・硫化ジメチル錯体(2.6g;32.5mmol)
を、撹拌しながら窒素雰囲気下室温でゆっくり添加した。添加終了時に、反応混
合液を還流しながら1.5時間加熱した。
5℃に冷却後、37% HCl(1ml)のメタノール溶液(7.5ml)を
加えた。
反応混合液を還流しながら再び1時間加熱し、次いで溶剤を常圧留去して濃縮
し、減圧で乾固させた。
この残留物をメタノール(30ml)に溶解させ、溶剤を減圧留去した。
さらにメタノール(30ml)を加え、溶剤を蒸発させて乾燥させ、得られた
残留物を無水エタノール(30ml)に溶解させた。HClのエチルエーテル溶
液(15%w/v)(1ml)を加え、溶剤を減圧留去した後、粗生成物をクロ
マトグラフィ(溶離液 CH2Cl2:CH3OH:HCOOH 50%=90
10:1)で精製した。
得られた固形物を無水エタノールに溶解させ;HClのエチルエーテル溶液(
15%w/v)を明らかに酸性pHになるまで加え、溶剤を減圧留去して、中間
体45(1.3g)を無定形白色固形物として得た。
同様の操作により、下記の化合物を調製した。
Chem.Pharm.Bull.、30(7)、2440−6(1982)
記載の通りに調製した(3−メチル−4−メトキシフェニル)酢酸から出発して
、(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(3−メチル−4−メトキシフェニ
ル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロ−2−ナフチルアミン二塩酸塩(中間体46)。
J.Chem.Res.Synop.、(5)、149(1981)記載の通
りに調製した(3,5−ジメトキシ−4−メチルフェニル)酢酸から出発して、
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(3,5−ジメトキシ−4−メチルフ
ェニル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジメトキシ−1,2,3,4−テ
トラヒドロ−2−ナフチルアミン二塩酸塩(中間体47)。
中間体28およびJ.Org.Chem.、49(26)、5243−6(1
984)記載の通りに調製した(4−メトキシ−3−フェニルメトキシフェニ
ル)酢酸から出発して、(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−メトキ
シ−3−フェニルメトキシフェニル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジ(
フェニルメトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二塩
酸塩(中間体48)。
実施例24
(S)−N−プロピル−N−[6−[4−(4−メトキシフェニルメチル)ピペ
ラジン−1−イル]ヘキシル]−5,6−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロ−2−ナフチルアミン三塩酸塩(中間体49)の調製
塩化チオニル(1.1g;9.2mmol)を、実施例16記載の通りに調製した
中間体29(2.3g;6.1mmol)をCH2Cl2(15ml)に溶解させた溶
液に、窒素雰囲気下室温で添加した。
1時間後に溶剤を減圧留去して油状物を得、これをCH2Cl2(5ml)に溶
解させた。
上記で調製されたCH2Cl2の溶液を、実施例4記載の通りに調製した中間体
15(1.2g;5.8mmol)とトリエチルアミン(0.8g;7.9mmol)を
CH2Cl2(15ml)に溶解させた溶液に、撹拌しながら室温で添加した。
反応混合液を撹拌しながら室温で2時間保った。
水(30ml)を加えて相分離を行った後、水性相をCH2Cl2(20ml)
で抽出した。
回収した有機相を水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、溶剤を減圧留去した。
残留物をTHF(15ml)に溶解させた。
得られたこの溶液に、ボラン・硫化ジメチル錯体(3.3g;42mmol)を、
撹拌しながら窒素雰囲気下室温でゆっくり添加した。添加終了時に、反応混合液
を還流しながら1.5時間加熱した。
5℃に冷却後、37% HCl(1.4ml)のメタノール溶液(12ml)
を加えた。
反応混合液を還流しながら再び1時間加熱し、次いで溶剤を常圧留去して濃縮
し、減圧で乾固させた。
この残留物をメタノール(30ml)に溶解させ、溶剤を減圧留去した。
さらにメタノール(30ml)を加え、溶剤を蒸発させて乾燥させ、得られた
残留物を無水エタノール(30ml)に溶解させた。HClのエチルエーテル溶
液(15%w/v)(1ml)を加え、溶剤を減圧留去して、中間体49(2.
5g)を無定形白色固形物として得た。
同様の操作により、下記の化合物を調製した。
中間体21から出発して、(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(2−オ
キソ−3H−1,3−ベンゾチアゾール−6−イル)エチルアミノ]ヘキシル]
−5,6−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二
塩酸塩(中間体50)。
中間体20から出発して、(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(2−オ
キソ−3H−1,3−ベンゾチアゾール−5−イル)エチルアミノ]ヘキシル]
−5,6−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二
塩酸塩(中間体51)。
中間体22から出発して、(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(2−ア
ミノ−1,3−ベンゾチアゾール−6−イル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,
6−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン三塩酸塩
(中間体52)。
中間体23から出発して、(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(3−ク
ロロ−5−メトキシフェニル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジメトキシ
−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二塩酸塩(中間体53)
。
中間体21及び中間体31から出発して、(S)−N−プロピル−N−[6−
[2−(2−オキソ−3H−1,3−ベンゾチアゾール−6−イル)エチルアミ
ノ]ヘキシル]−5−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチル
アミン二塩酸塩(中間体54)。
実施例25
(S)−N−プロピル−N−[6−[(3,4−ジメトキシフェニル)アセチル
アミノ]ヘキシル]−5,6−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2
−ナフチルアミン(中間体55)の調製
DMF(2滴)と塩化チオニル(0.8g;6.7mmol)を、(3,4−ジメ
トキシフェニル)酢酸(0.8g;4.1mmol)(アルドリッヒ)をCH2Cl2
(7ml)に溶解させた溶液に、窒素雰囲気下室温で添加した。
1時間後に溶剤を減圧留去して油状物を得、これをCH2Cl2(5ml)に溶
解させた。
上記で調製されたCH2Cl2の溶液を、実施例12記載の通りに調製した中間
体25(1.4g;3.3mmol)とトリエチルアミン(1.2g;11.9mmol
)をCH2Cl2(14ml)に溶解させた溶液に、撹拌しながら室温で添加した
。
反応混合液を撹拌しながら室温で3時間保ち、水(25ml)の中に注ぎ入れ
た。
相分離を行った後、水性相をCH2Cl2(25ml)で抽出し、回収した有機
相を水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、溶剤を減圧留去した。
得られた粗生成物をクロマトグラフィ(溶離液 CH2Cl2:CH3OH:アン
モニア30%=95:5:0.5)で精製し、中間体55(0.6g)を油状物
として得た。
実施例26
(S)−N−プロピル−N−[5,6−ジ(フェニルメトキシ)−1,2,3,
4−テトラヒドロ−2−ナフチル]−N’−[2−(4−メトキシカルボニルフ
ェニル)エチル]−1,6−ヘキサンジアミド(中間体56)の調製
塩化チオニル(1.25g;10.5mmol)を、実施例16記載の通りに調製
した中間体30(3.7g;7.0mmol)をCH2Cl2に溶解させた溶液に、窒
素雰囲気下で添加した。
室温で2時間後に、反応混合液を減圧で蒸発乾固させた。
得られた残留物をCH2Cl2(5ml)に溶解させ、この溶液を、Beric
hte、71、59(1938)記載の通りに調製した4−(2−アミノエチル
)安息香酸メチル(1.5g;7.0mmol)とトリエチルアミン
(1.8g;17.5mmol)をCH2Cl2(40ml)に溶解させた撹拌溶液に
、窒素雰囲気下で添加した。
室温で2時間後に、水(30ml)を加え、相分離を行った。
水性相をCH2Cl2(20ml)で抽出し;回収した有機相を水で洗浄し、N
a2SO4で乾燥させ、濾過し、溶剤を減圧留去した。
得られた粗生成物をクロマトグラフィ(溶離液 CH2Cl2:CH3OH=95
:5)で精製し、中間体56(4.0g)を無定形固形物として得た。
実施例27
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−メトキシカルボニルフェニル)
エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジ(フェニルメトキシ)−1,2,3,4
−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン(中間体57)の調製
ボラン・硫化ジメチル錯体(2.0g;25.6mmol)を、実施例26記載の
通りに調製した中間体56(4.4g;6.4mmol)をTHF(100ml)に
溶解させた溶液に、窒素雰囲気下撹拌しながら、室温でゆっくり添加した。
添加終了時に、反応混合液を還流しながら1.5時間加熱した。
5℃に冷却後、濃HCl(1.4ml)のメタノール溶液(10ml)をゆっ
くり加えた。
反応混合液を還流しながら再び2時間加熱し、次いで溶剤を常圧留去して濃縮
し、減圧で乾固させた。
この残留物をメタノール(30ml)に溶解させ、溶剤を減圧留去した。
再びメタノール(30ml)を加え、溶剤を蒸発させた。
酢酸エチル(50ml)、水(30ml)および30% NH4OH水溶液を、
pH14になるまで加えた。
水性相を酢酸エチル(30ml)で抽出し、有機相を回収し、水で洗浄して
Na2SO4で乾燥させた。
溶剤を減圧留去して得られた粗生成物をクロマトグラフィ(溶離液 CH2Cl2
:CH3OH:NH4OH30%=90:10:0.5)で精製し、中間体57
(3.0g)を油状物として得た。
実施例28
(S)−N−プロピル−N−[5,6−ジ(フェニルメトキシ)−1,2,3,
4−テトラヒドロ−2−ナフチル]−N’−[2−(4−カルボキシフェニル)
エチル]−1,6−ヘキサンジアミド(中間体58)の調製
4N NaOH水溶液(2ml)を、実施例26記載の通りに調製した中間体
56(2.0g;2.9mmol)をメタノール(10ml)に溶解させた撹拌溶液
に、室温で滴下添加した。
反応混合液を還流しながら撹拌して2時間加熱した。
溶剤を減圧留去し、CH2Cl2(20ml)、水(20ml)および濃HCl
をpH1になるまで加えた。
水性相をCH2Cl2(20ml)で抽出し、次いで有機相を回収して水で洗浄
し、Na2SO4で乾燥した。
溶剤を減圧留去して中間体58(1.9g)を白色無定形固形物として得た。
実施例29
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−スルホフェニル)エチルアミノ
]ヘキシル]−5,6−ジ(フェニルメトキシ)−1,2,3,4−テトラヒド
ロ−2−ナフチルアミン二塩酸塩(中間体59)の調製
4−(2−アミノエチル)ベンゼンスルホン酸(1.7g;8.5mmol)(ア
ルドリッヒ)を水(51ml)に溶解させた溶液を、実施例17記載の通りに調
製した中間体32(3.5g;5.4mmol)をピリジン(210ml)に溶解さ
せた撹拌溶液に、室温で滴下添加した。
反応混合液を70℃に加熱し、2時間撹拌した。
溶剤を減圧留去し、メタノール(30ml)を加え、次いで溶剤を減圧留去し
た。
残留物をクロマトグラフィ(溶離液 CH2Cl2:CH3OH:HCOOH50
%=85:15:1)で精製した。
精製された生成物を窒素雰囲気下で無水THF(30ml)に溶解させ、次い
でボラン・硫化ジメチル錯体(1.5g;19.0mmol)を、撹拌しながら室温
でゆっくり添加した。
反応混合液を還流しながら2時間加熱した。
5℃に冷却後、濃HCl(0.7ml)のメタノール溶液(7ml)をゆっく
り加えた。
反応混合液を還流しながら2時間加熱し、溶剤を常圧留去して濃縮し、次いで
減圧で乾固させた。
この残留物をメタノール(20ml)に溶解させ;溶剤を減圧で完全に留去し
、再びメタノール(20ml)を加え、溶剤を留去した。
無水エタノール(20ml)とHClのエチルエーテル溶液(15% w/v
)(1ml)を加えた。
溶剤を減圧留去して粗生成物を得、これをクロマトグラフィ(溶離液CH2C
l2:CH3OH:HCOOH 50%=85:15:1)で精製した。
得られた固形物を無水エタノールに溶解させ、この溶液にHClのエチルエー
テル溶液(15% w/v)をpH1になるまで加え、溶剤を減圧留去した。
メタノールから晶析させて、中間体59(1.4g)を白色固形物として得た
。
実施例30
(S)−N−プロピル−N−[5,6−ジ(フェニルメトキシ)−1,2,3,
4−テトラヒドロ−2−ナフチル]−N’−フェニルメトキシカルボニル−N’
−[2−(4−メトキシカルボニルフェニル)エチル]−1,6−ヘキサンジア
ミン(中間体60)の調製
ベンジルクロロフォルメート(0.8g;4.7mmol)を、実施例27記載の
通りに調製した中間体57(2.7g;4.1mmol)とトリエチルアミン(0.
5g;5.0mmol)をCH2Cl2(70ml)に溶解させた撹拌溶液に、室温で
滴下添加した。
この混合液を室温で1時間撹拌し、次いで1N HCl(20ml)を加えた
。
相分離を行い、有機相を10% KHCO3水溶液(20ml)で洗浄し、Na2
SO4で乾燥させ、溶剤を減圧留去した。
中間体60(3.1g)を無定形固形物として得た。
同様の操作により下記の化合物を調製した。
中間体37から出発して、(S)−N−プロピル−N−[5,6−ジ(フェニ
ルメトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチル]−N’−フェニ
ルメトキシカルボニル−N’−[2−(4−ニトロフェニル)エチル]−1,6
−ヘキサンジアミン(中間体61)。
中間体59から出発して、(S)−N−プロピル−N−[5,6−ジ(フェニ
ルメトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチル]−N’−フェニ
ルメトキシカルボニル−N’−[2−(4−スルホフェニル)エチル]−1,6
−ヘキサンジアミン(中間体62)。
実施例31
(S)−N−プロピル−[5,6−ジ(フェニルメトキシ)−1,2,3,4−
テトラヒドロ−2−ナフチル]−N’−フェニルメトキシカルボニル−N’−[
2−(4−カルバモイルフェニル)エチル]−1,6−ヘキサンジアミン(中間
体63)の調製
32% NaOH水溶液(3ml)を、実施例30記載の通りに調製した中間
体60(3.1g;3.9mmol)をジオキサン(30ml)とメタノール(3m
l)に溶解させた撹拌溶液に、室温で滴下添加した。
反応混合液を80℃に加熱し、撹拌しながら1時間保った。
溶剤を減圧留去し、酢酸エチル(50ml)、水(30ml)および濃HCl
をpH1になるまで加えた。
水性相を酢酸エチル(20ml)で抽出し、次いで有機相を回収して水で洗浄
し、Na2SO4で乾燥した。
溶剤を減圧留去して残留物を得、これをCH2Cl2(40ml)に溶解させた
。
塩化チオニル(0.6g;5.0mmol)を、窒素雰囲気下室温で、この撹拌溶
液に添加した。
室温で1時間後、反応混合液を減圧留去して乾燥させた。
得られた残留物をCH2Cl2(10ml)に溶解させ、この溶液を窒素雰囲気
下で、アンモニアをTHFに溶解させた0.65M撹拌溶液(80ml)に滴下
添加した。
溶剤を減圧留去し、CH2Cl2(40ml)と水(20ml)を加えた。
有機相を水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させた。
残留物をクロマトグラフィ(溶離液 CH2Cl2:CH3OH:NH4OH30
%=90:10:0.5)で精製し、中間体63(2.5g)を無定形固形物と
して得た。
実施例32
(S)−N−プロピル−[5,6−ジ(フェニルメトキシ)−1,2,3,4−
テトラヒドロ−2−ナフチル]−N’−フェニルメトキシカルボニル−N’−[
2−(4−アミノフェニル)エチル]−1,6−ヘキサンジアミン(中間体64
)の調製
鉄粉(0.65g)を、実施例30記載の通りに調製した中間体61(1.1
g;1.4mmol)を水(6ml)と酢酸(0.3ml)に溶解させた撹拌懸濁液
に、還流しながら30分かけて添加した。
反応混合液を還流しながら6時間加熱し、次いで水(10ml)と酢酸エチル
(30ml)を加えた。
この混合液をセライト(Celite(登録商標))で濾過し、相分離を行な
った。
有機相を水、次いでKHCO3水溶液で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、溶剤
を減圧留去した。
残留物をクロマトグラフィ(溶離液 CH2Cl2:CH3OH=9:1)で精製
し、中間体64(0.7g)を油状物として得た。
実施例33
(S)−N−プロピル−[5,6−ジ(フェニルメトキシ)−1,2,3,4−
テトラヒドロ−2−ナフチル]−N’−フェニルメトキシカルボニル−N’−[
2−(4−アセチルアミノフェニル)エチル]−1,6−ヘキサンジアミン(中
間体65)の調製
塩化アセチル(0.08g;1.0mmol)を、実施例32記載の通りに調製し
た中間体64(0.7g;0.9mmol)とトリエチルアミン(0.14g;1.
4mmol)をCH2Cl2(7ml)に溶解させた撹拌溶液に、窒素雰囲気下室温で
滴下添加した。
2時間後に水(10ml)とCH2Cl2(10ml)を加え;相分離を行ない
、有機相をNa2SO4で乾燥させた。
溶剤を減圧留去して中間体65(0.7g)を油状物として得た。
実施例34
(S)−N−プロピル−[5,6−ジ(フェニルメトキシ)−1,2,3,4−
テトラヒドロ−2−ナフチル]−N’−フェニルメトキシカルボニル−N’−[
2−(4−メチルスルホニルアミノフェニル)エチル]−1,6−ヘキサンジア
ミン(中間体66)の調製
無水メタンスルホン酸(0.7g;4.0mmol)を、実施例32記載の通りに
調製した中間体64(3.0g;4.0mmol)とトリエチルアミン(0.4g;
4.0mmol)をCH2Cl2(50ml)に溶解させた撹拌溶液に、窒素雰囲気下
0℃で滴下添加した。
反応混合液を40℃に加熱し、撹拌しながら2時間保ち、次いで0℃に冷却し
て無水メタンスルホン酸(0.35g;2.0mmol)を再び添加した。
反応混合液を40℃に加熱し、撹拌しながら2時間保ち、次いで水(25ml
)を加え、相分離を行なった。
有機相をNa2SO4で乾燥させ、溶剤を減圧留去した。
残留物をクロマトグラフィ(溶離液 CH2Cl2:CH3OH:NH4OH 30
%=95:5:0.5)で精製し、中間体66(3.1g)を油状物として得た
。
実施例35 (S)−N−プロピル−[5,6−ジ(フェニルメトキシ)−1,
2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチル]−N’−フェニルメトキシカルボニ
ル−N’−[2−(4−アミノカルボニルアミノフェニル)エチル]−1,6−
ヘキサンジアミン(中間体67)の調製
濃HCl(0.7g;7.1mmol)とシアン化ナトリウム(0.38g;5.
8mmol)を、実施例32記載の通りに調製した中間体64(2.2g;2.9mm
ol)をクロロベンゼン(20ml)に溶解させた撹拌溶液に、窒素雰囲気下室温
で滴下添加した。
反応混合液を110℃に加熱し、撹拌しながら1時間保った。
溶剤を減圧留去し、次いで水(30ml)と酢酸エチル(50ml)を加えた
。
相分離を行ない、有機相をNa2SO4で乾燥させ、溶剤を減圧留去した。
残留物をクロマトグラフィ(溶離液 CH2Cl2:CH3OH:NH4OH 30
%=90:10:0.5)で精製し、中間体67(1.9g)を油状物として得
た。
実施例36
(S)−N−プロピル−[6−[2−(4−メチルスルホニルフェニル)エチル
アミノ]ヘキシル]−5,6−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2
−ナフチルアミン二塩酸塩(中間体68)の調製
1,1’−カルボニルジイミダゾール(0.76g;4.7mmol)を、J.C
hem.Soc.、1501−6(1948)記載の通りに調製した(4−メチ
ルスルホニル)フェニル酢酸(1.0g;4.7mmol)をCH2Cl2(25ml
)に溶解させた撹拌懸濁液に添加した。
反応混合液を撹拌しながら1.5時間室温に保ち、次いでトリエチルアミン(
0.48g;4.7mmol)と、実施例11記載の通りに調製した中間体24(1
.7g;4.7mmol)をCH2Cl2(20ml)に溶解させた溶液を添加した。
1時間後に水(30ml)とCH2Cl2(30ml)を添加し;相分離を行な
い、有機相をNa2SO4で乾燥させた。
溶剤を減圧留去し、残留物を窒素雰囲気下で、無水THF(25ml)に溶解
させた。
ボラン・硫化ジメチル錯体(2.1g;26.6mmol)を、撹拌しながら室温
でゆっくり添加した。
反応混合液を還流しながら1.5時間加熱した。
5℃に冷却後、濃HCl(1.1ml)のメタノール溶液(11ml)をゆっ
くり加えた。
反応混合液を還流しながら1時間加熱し、溶剤を常圧留去して濃縮し、次いで
減圧で乾固させた。
この残留物をメタノール(30ml)に溶解させ;溶剤を減圧で完全に留去し
、再びメタノール(30ml)を加え、溶剤を留去した。
無水エタノール(30ml)とHClのエチルエーテル溶液(15% w/v
)(1ml)を加え;溶剤を減圧留去して粗生成物を得、これをクロマトグラフ
ィ(溶離液 CH2Cl2:CH3OH:HCOOH 50%=85:15:1)で
精製した。
得られた固形物を無水エタノールに溶解させ、この溶液にHClのエチルエー
テル溶液(15% w/v)を加えてpH1に酸性化した。
溶剤を減圧留去して中間体68(2.3g)を白色無定形固形物として得た。
実施例37
(S)−N−プロピル−[5,6−ジ(フェニルメトキシ)−1,2,3,4−
テトラヒドロ−2−ナフチル]−N’−フェニルメトキシカルボニル−N’−[
2−(4−スルファモイルフェニル)エチル]−1,6−ヘキサンジアミン(中
間体69)の調製
DMF(15μl)と塩化チオニル(0.65g;5.5mmol)を、実施例2
9記載の通りに調製した中間体59(3.0g;3.7mmol)をトルエン(60
ml)に溶解させた撹拌溶液に、窒素雰囲気下室温で滴下添加した。
反応混合液を80℃に加熱し、撹拌しながら4時間保ち、次いで溶剤を減圧留
去した。
残留物をTHF(30ml)に溶解させ、この溶液を0℃、窒素雰囲気下で、
THF(28ml)にアンモニアを溶解させた0.65M溶液に滴下添加した。
反応混合液を自然に室温になるまで1晩放置し、次いで溶剤を減圧留去し、残
留物に水(30ml)とCH2Cl2(50ml)を加えた。
相分離を行ない、有機相をNa2SO4で乾燥させ、溶剤を減圧留去した。
残留物をクロマトグラフィ(溶離液 CH2Cl2:CH3OH=95:5)で精
製し、中間体69(1.6g)を油状物として得た。
実施例38
(S)−N−プロピル−N−[6−[(1,4−ベンゾジオキサン−2−イル)
メチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロ−2−ナフチルアミン二塩酸塩(化合物1)の調製
実施例20記載と同様の操作により、ただし中間体2の代わりに中間体5を使
用して、化合物1を得た。
同様にして下記の化合物を得た。
中間体4から出発して、(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(3,4−
メチレンジオキシフェニル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ
−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二塩酸塩(化合物2)。
中間体12から出発して、(S)−N−プロピル−N−[6−[4−(2−メ
トキシフェニル)ピペラジン−1−イル]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−
1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン三塩酸塩(化合物3)。
中間体7から出発して、(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(2−ニト
ロフェノキシ)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3
,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二塩酸塩(化合物4)。
中間体8から出発して、(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−ニト
ロフェノキシ)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3
,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二塩酸塩(化合物5)。
中間体9から出発して、(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−メチ
ルスルホニルフェノキシ)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−
1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二塩酸塩(化合物6)。
実施例39
(S)−N−プロピル−[6−[(2−メトキシフェノキシ)アセチルアミノ]
−ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナ
フチルアミン塩酸塩(化合物7)の調製
DMF(2滴)と塩化チオニル(0.6g;5mmol)を、Cesk.Farm
.1968、17(1)、28−33(Chemical Abstracts
69:67041g)記載の通りに調製した(2−メトキシフェノキシ)酢酸(
0.6g;3.3mmol)をCH2Cl2(10ml)に溶解させた懸濁液に、窒素
雰囲気下室温で添加した。
3時間後に溶剤を減圧留去して油状物を得、これをCH2Cl2(5ml)に溶
解させた。
四ホウ酸ナトリウム(1g;5mmol)を窒素雰囲気下で、実施例13記載の通
りに調製した中間体26(1.2g;2.5mmol)を水(15ml)に溶解させ
た溶液に添加した。
70℃に加熱して完全に溶解させ、室温に冷却した後、CH2Cl2(2ml)
、炭酸カリウム(2.7g;19.5mmol)、および激しく撹拌しながら、CH2
Cl2に溶解させた上記の調製溶液を添加した。
室温で1時間保った後、反応混合液をHCl 37%によりpH1になるまで
酸性化し、相分離を行なった。
水性相をCH2Cl2(15ml)で抽出した。回収した有機相を、HClで僅
かに酸性にした食塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、減圧で乾固させた。
得られた残留物をクロマトグラフィ(溶離液 CH2Cl2:CH3OH:HCO
OH 50%=85:15:1)で精製した。
得られた固形物を無水エタノールに溶解させた。
HClのエチルエーテル溶液(15%w/v)を明らかに酸性pHになるまで
加え、溶剤を減圧留去して、化合物7(0.9g)を無定形白色固形物として得
た。
実施例40
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−ヒドロキシフェニルチオ)エチ
ルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ
−2−ナフチルアミン二臭化水素酸塩(化合物8)の調製
実施例18記載の通りに調製した中間体33(1.9g;3.2mmol)を48
% HBr(19ml)に溶解させた溶液を、還流しながら窒素雰囲気下で5時
間加熱した。
反応混合液を減圧下で乾燥させ、得られた残留物に無水エタノール(40ml
)を加えた。
溶剤を蒸発させ、酢酸エチル(40ml)を加えて、溶剤を再び蒸発させた。
得られた残留物をクロマトグラフィ(溶離液 CH2Cl2:CH3OH:HCO
OH 50%=85:15:1)で精製し、化合物8(0.8g)を無定
形白色固形物として得た。
同様の操作により下記の化合物を調製した。
中間体34より、(S)−N−プロピル−N−[6−[3−(4−ヒドロキシ
フェニル)プロピルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,
4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二臭化水素酸塩(化合物9)。
中間体35より、(S)−N−プロピル−N−[6−(6,7−ジヒドロキシ
−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−イル)ヘキシル]−5,6
−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二臭化水
素酸塩(化合物10)。
中間体42より、(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(3−クロロ−4
−ヒドロキシフェニル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1
,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二臭化水素酸塩(化合物11
)。
中間体43より、(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(3−ニトロ−4
−ヒドロキシフェニル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1
,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二化水素酸塩(化合物12)
。
中間体45より、(S)−N−プロピル−N−[6−[3−(3,4−ジヒド
ロキシフェニル)プロピルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2
,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二臭化水素酸塩(化合物13)。
中間体46より、(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(3−メチル−4
−ヒドロキシフェニル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1
,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二臭化水素酸塩(化合物14
)。
中間体49より、(S)−N−プロピル−N−[6−[4−(4−ヒドロキシ
フェニルメチル)ピペラジン−1−イル]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−
1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン三臭化水素酸塩(化合物1
5)。
中間体40より、(S)−N−プロピル−N−[6−[3−(2−ヒドロキシ
フェニル)プロピルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,
4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二臭化水素酸塩(化合物16)。
中間体47より、(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(3,5−ジヒド
ロキシ−4−メチルフェニル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキ
シ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二臭化水素酸塩(化合
物17)。
中間体50より、(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(2−オキソ−3
H−1,3−ベンゾチアゾール−6−イル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6
−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二臭化水
素酸塩(化合物18)。
中間体51より、(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(2−オキソ−3
H−1,3−ベンゾチアゾール−5−イル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6
−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二臭化水
素酸塩(化合物19)。
中間体54より、(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(2−オキソ−3
H−1,3−ベンゾチアゾール−6−イル)エチルアミノ]ヘキシル]−5−ヒ
ドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二臭化水素酸塩
(化合物20)。
中間体53より、(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(3−クロロ−5
−ヒドロキシフェニル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1
,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二臭化水素酸塩(化合物21
)。
中間体68より、(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−メチルスル
ホニルフェニル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,
3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二臭化水素酸塩(化合物22)。
中間体36より、(S)−N−プロピル−N−[6−(2,3−ジヒドロイン
ドール−1−イル)ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テト
ラヒドロ−2−ナフチルアミン二臭化水素酸塩(化合物23)。
実施例41
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−ヒドロキシフェノキシ)エチル
アミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−
2−ナフチルアミン二塩酸塩の調製(化合物24)
実施例20に従って調製した中間体38(3.4g、5.5mmol)の無水
エタノール(100ml)溶液に37%HCl(1ml)と木炭上10%Pd(
水50%)(0.7g)を添加した。
得られた混合物をParrの装置(2.7atm)中で3時間水素化した。
触媒を濾過し、溶液を減圧下で蒸発乾固した。
残渣をクロマトグラフィー(溶離液 CH2Cl2:CH3OH:HCOOH5
0%=85:15:2)で精製した。
得られた固体を無水エタノール(40ml)に溶解し、HClのエチルエーテ
ル溶液(15% w/v)をpHが明らかに酸性となるまで加え、減圧下で溶媒
を蒸発させて、化合物24(2.5g)を白色無定形固体として得た。
同様の操作により下記の化合物を調製した。
中間体39より、(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(3,4−ジヒド
ロキシフェニル)エトキシ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,
4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン塩酸塩(化合物25)。
中間体44より、(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(3−メトキシ−
4−ヒドロキシフェニル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−
1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二塩酸塩(化合物26)。
中間体48より、(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(3−ヒドロキシ
−4−メトキシフェニル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−
1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二塩酸塩(化合物27)。
中間体41より、(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(3,4−ジヒド
ロキシフェニル)エチルチオ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3
,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン塩酸塩(化合物28)。
化合物12より、(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(3−アミノ−4
−ヒドロキシフェニル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1
,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン三塩酸塩(化合物29)。
中間体69より、(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−スルファモ
イルフェニル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3
,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二塩酸塩(化合物30)。
中間体66より、(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−メチルスル
ホニルアミノフェニル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1
,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二塩酸塩(化合物31)。
中間体67より、(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−アミノカル
ボニルアミノフェニル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1
,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二塩酸塩(化合物32)。
中間体65より、(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−アセチルア
ミノフェニル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3
,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二塩酸塩(化合物33)。
実施例42
(S)−N−プロピル−N−[6−[(3,4−ジヒドロキシフェニル)アセチ
ルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ
−2−ナフチルアミン臭化水素酸塩(化合物34)の調製
実施例25に従って調製した中間体55(0.6g、1.1mmol)の
CH2Cl2(8ml)溶液に窒素雰囲気中0℃で三臭化ホウ素のCH2Cl2中1
M溶液(4.7ml)を添加し、反応混合物を自発的発熱により室温に達するま
で放置した。
3時間後に室温でメタノール(5ml)を加え、得られた溶液を減圧下で蒸発
乾固した。得られた粗製品をクロマトグラフィー(溶離液 CH2Cl2:CH3
OH:HCOOH 50%=85:15:1)で精製して、化合物34(0.6
g)を無定形白色固体として得た。
実施例43
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−メトキシカルボニルフェニル)
エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロ−2−ナフチルアミン二塩酸塩(化合物35)の調製
実施例26に従って調製した中間体56(1.9g,2.7mmol)のメタ
ノール(50ml)溶液に木炭上10%Pd(水50%)(0.4g)を加えた
。
混合物を水素(2.7atm)中40℃で6時間撹拌した。
触媒を濾過して除き、溶液を減圧下で蒸発乾固した。
残渣を窒素中でTHF(50ml)に溶解し、室温で撹拌しつつボラン・硫化
ジメチル錯体(1.1g,13.7mmol)を緩やかに添加した。
反応混合物を還流下で2時間加熱した。
5℃に冷却した後、濃HCl(0.5ml)のメタノール(4ml)溶液を緩
やかに添加した。
混合物を還流下で2時間加熱した後、常圧蒸留で濃縮し、ついで減圧下で蒸発
乾固した。
残渣をメタノール(20ml)に溶解し、溶媒を減圧下で蒸発させ、メタノー
ル(20ml)を加えて再度蒸発させた。
無水エタノール(20ml)とHClのエチルエーテル溶液(15% w/v
)(1ml)を加え、減圧下で溶媒を蒸発させて粗製品を得、これをクロマトグ
ラフィー(溶離液 CH2Cl2:CH3OH:HCOOH 50%=85:15:
2)で精製した。
得られた固体を無水エタノールに溶解し、HClのエチルエーテル溶液(15
% w/v)を加えてpHを1とした。
溶媒を減圧下で蒸発させて、化合物35(0.6g)を白色無定形固体として
得た。
同様の操作により下記の化合物を調製した。
中間体58より、(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−ヒドロキシ
メチルフェニル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,
3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二塩酸塩(化合物36)。
実施例44
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−カルバモイルフェニル)エチル
アミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−
2−ナフチルアミン二塩酸塩(化合物37)の調製
実施例31に従って調製した中間体63(2.4g,3.1mmol)のエタ
ノール(70ml)溶液に濃HCl(0.7ml)と木炭上10%Pd(0.5
g)を添加した。
混合物を水素(2.7atm)中室温で36時間撹拌した。
触媒を濾過して除き、溶媒を減圧下で蒸発させた。
粗製品をクロマトグラフィー(溶離 液CH2Cl2:CH3OH:HCOOH
50%=80:20:2)で精製した。
得られた固体を無水エタノールに溶解し、HClのエチルエーテル溶液(15
% w/v)を加えてpHを1とした。
溶媒を減圧下で蒸発させて、化合物37(0.7g)を白色無定形固体として
得た。
実施例45
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−カルボキシフェニル)エチルア
ミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2
−ナフチルアミン二塩酸塩(化合物38)の調製
実施例43に従って調製した化合物35(1.0g,1.8mmol)のジオ
キサン(10ml)および濃HCl(5ml)溶液を撹拌しつつ還流下で6時間
加熱した。
溶媒を減圧下で除去し、残渣をクロマトグラフィー(溶離液 CH2Cl2:C
H3OH:HCOOH 50%=80:20:2)で精製した。
得られた固体を無水エタノールに溶解し、HClのエチルエーテル溶液(15
% w/v)を加えてpHを1とした。
溶媒を減圧下で蒸発させて、化合物38(0.6g)を白色無定形固体として
得た。
実施例46
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−スルホフェニル)エチルアミ
ノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−
ナフチルアミン二塩酸塩(化合物39)の調製
実施例29に従って調製した中間体59(0.9g,1.2mmol)の95
%エタノール(240ml)中懸濁液に濃HCl(2ml)と木炭上10%Pd
(水50%)(0.6g)を添加した。
混合物を水素(2.7atm)中室温で16時間撹拌した後、水(250ml
)を加え、触媒を濾過し、フィルター上で水洗した。
溶媒を減圧下で除去して、化合物39(0.6g)を白色無定形固体として得
た。
実施例47
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(2−アミノ−1,3−ベンゾチアゾ
ール−6−イル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,
3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン三塩酸塩(化合物40)の調製
実施例24に従って調製した中間体52(0.9g,1.4mmol)のクロ
ロホルム(44ml)溶液を窒素中−35℃で撹拌しつつ三塩化ホウ素のCH2
Cl2中1M溶液(27ml)を滴下した。
反応混合物を−30℃で15分間撹拌した後50℃に加熱し、4時間撹拌した
。
メタノール(30ml)を加え溶媒を減圧下で除去した。
残渣をクロマトグラフィー(溶離液 CH2Cl2:CH3OH:HCOOH5
0%=80:20:1)で精製した。
得られた固体を無水エタノールに溶解し、HClのエチルエーテル溶液(15
% w/v)を加えてpHを1とした。
溶媒を減圧下で蒸発させて、化合物40(0.54g)を白色無定形固体とし
て得た。
実施例48
4−(2,3−ジメトキシフェニル)−2−オキソペンタン酸の調製
ヨウ化第一銅(7.62g,40mmol)の無水エチルエーテル溶液(76
ml)を窒素中0℃で撹拌しつつ、メチルリチウム(60mmol)のエーテル
中1.6N溶液(37.5ml)を10分間にわたって添加した。
溶液を5分間撹拌した後、ヨーロッパ特許出願0534536号(Zambo
n Group S.p.A)に記載の方法で調製した4−(2,3−ジメトキ
シフェニル)−2−オキソ−3−ブテン酸(4.72g,20mmol)の無水
THF溶液(40ml)を緩やかに添加した。
混合物を窒素中0℃で1晩撹拌した後、0℃で強く撹拌されつつある1.2N
HCl溶液(0.5l)中に注ぎ、混合物を酢酸エチル(4×100ml)で
抽出した。
有機層を乾燥し、減圧下で蒸発させて褐色の油状物(5g)を得た。
クロマトグラフィー(溶離液 CH2Cl2:CH3OH:CH3COOH=95
:5:0.5)による精製により、4−(2,3−ジメトキシフェニル)−2−
オキソペンタン酸(3.84g,収率76%)を黄色の油状物として得、n−ヘ
キサンで処理して固化させた。
実施例49
2−ヒドロキシイミノ−4−(2,3−ジメトキシフェニル)ペンタン酸の調製
実施例48に従って調製した4−(2,3−ジメトキシフェニル)−2−オキ
ソペンタン酸(0.5g,2mmol)の無水エタノール溶液(20ml)を窒
素中室温で撹拌しつつ無水ピリジン(0.52ml)を添加した。
温度を10℃以下に保ちつつヒドロキシルアミン塩酸塩(0.17g,2.4
mmol)を2回に分けて添加した。
溶液を室温で2時間撹拌し、氷水(100ml)中に注ぎ、濃塩酸(pH1)
によって酸性とし、酢酸エチルで2回抽出した。
捕集した有機層を水洗・乾燥し、真空中で濃縮して、2−ヒドロキシイミノ−
4−(2,3−ジメトキシフェニル)ペンタン酸(0.52g,収率97%)を
無色の油状物として得、放置して固化させた。
実施例50
2−アミノ−4−(2,3−ジメトキシフェニル)ペンタン酸の調製
塩化第二水銀(92.3g,0.34mmol)の水(1850ml)溶液を
0℃に冷却し、アルミニウム箔(45.9g,1.7mmol)で処理した。
室温で1時間放置後に生じたアルミニウムアマルガムを濾過し、エタノールで
洗浄し、水(300ml)中に懸濁させた。
温度を25℃以下に保って撹拌しつつ、実施例49に従って調製した2−ヒド
ロキシイミノ−4−(2,3−ジメトキシフェニル)ペンタン酸(34.63g
,0.13mol)のメタノール(300ml)溶液を加えた。
室温で1晩撹拌した後、混合物を45℃で5時間加熱し、溶解が完了するまで
濃HClを加えて酸性とし、イオン交換樹脂アンバーライトIR−120(登録
商標)(300g)を用いたクロマトグラフィーにより、H2O:CH3OH=1
;1、水、2.5%水酸化アンモニウムで順次溶離した。
捕集した各フラクションを真空蒸発させ、2−アミノ−4−(2,3−ジメト
キシフェニル)ペンタン酸(17.5g,収率53%)を白色固体として得た。
実施例51
N−(1,2,3,4−テトラヒドロ−5,6−ジメトキシ−4−メチル−1−
オキソ−2−ナフチル)トリフルオロアセトアミドの調製
窒素中で−5℃に冷却され撹拌されている、実施例50に従って調製した2−
アミノ−4−(2,3−ジメトキシフェニル)ペンタン酸(17.5g,69m
mol)のトリフルオロ酢酸(200ml)溶液に無水トリフルオロ酢酸(3
6.33g,173mmol)を添加した。
溶液を0℃で1時間、室温で1晩撹拌し、メタノールで希釈し、減圧下で濃縮
し、酢酸エチルで溶出した。
有機層を重炭酸ナトリウム水溶液および水で洗浄し、蒸発乾固して褐色の油状
物を得た。
この粗製品をフラッシュクロマトグラフィー(溶離液n−ヘキサン:酢酸エチ
ル=9:1)で精製し、N−(1,2,3,4−テトラヒドロ−5,6−ジメト
キシ−4−メチル−1−オキソ−2−ナフチル)トリフルオロアセトアミド(1
8g,収率79%)を淡橙色の固体として得た。
実施例52
1,2,3,4−テトラヒドロ−5,6−ジメトキシ−4−メチル−2−ナフチ
ルアミンの調製
実施例51に従って調製したN−(1,2,3,4−テトラヒドロ−5,6−
ジメトキシ−4−メチル−1−オキソ−2−ナフチル)トリフルオロアセトアミ
ド(6.2g,18.7mmol)のエタノール(250ml)溶液を70%過
塩素酸(0.37ml)で酸性とし、Parr振盪機(4.08atm)で木炭
上10%Pd触媒の存在下60℃で1晩水素化した。
水素化完了後触媒を濾過して除去し、エタノールで洗浄した。
有機相の半分を真空蒸発させ、残液をNaOHの32%水溶液(5.25ml
,56.1mmol)と共に50℃で1晩撹拌した。
混合物を濃縮し、水で溶出し、酢酸エチルで2回抽出した。
有機相を合わせて10%HClで洗浄し、水性相をNaOHで塩基性とし、酢
酸エチルで抽出した。
有機抽出物を乾燥し、蒸発乾固して1,2,3,4−テトラヒドロ−5,6−
ジメトキシ−4−メチル−2−ナフチルアミン(3.44g,収率83%)を黄
色の油状物として得、精製することなく以後の反応に使用した。
実施例53
1,2,3,4−テトラヒドロ−5,6−ジメトキシ−4−メチル−2−ナフチ
ルプロパンアミドの調製
実施例52に従って調製した1,2,3,4−テトラヒドロ−5,6−ジメト
キシ−4−メチル−2−ナフチルアミン(3.7g,16.7mmol)の無水
CH2Cl2溶液を0℃に冷却し、窒素中でトリエチルアミン(2.8ml,20
.2mmol)を加え、ついで塩化プロピオニル(1.64ml,18.4mm
ol)を緩やかに加えた。
溶液を窒素中室温で1晩撹拌した後、減圧下で蒸発乾固し、酢酸エチルで溶出
し、NaHCO3飽和水溶液、5%HCl、および塩水で洗浄した。
有機相をNa2SO4上で乾燥し、濃縮して1,2,3,4−テトラヒドロ−5
,6−ジメトキシ−4−メチル−2−ナフチルプロパンアミド(4.58g,定
量的収率)を白色固体として得た。
実施例54
N−プロピル−1,2,3,4−テトラヒドロ−5,6−ジメトキシ−4−メチ
ル−2−ナフチルアミン塩酸塩の調製
実施例53に従って調製した1,2,3,4−テトラヒドロ−5,6−ジメト
キシ−4−メチル−2−ナフチルプロパンアミドを原料とし、実施例12と同様
の操作によって、N−プロピル−1,2,3,4−テトラヒドロ−5,6−ジメ
トキシ−4−メチル−2−ナフチルアミン塩酸塩を定量的収率で白色固体として
得た。
実施例55
実施例18と同様の操作により、下記の化合物を調製した。
N−プロピル−N−[6−(2−フェニルエチルアミノ)ヘキシル]−4−メ
チル−5,6−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミ
ン二塩酸塩(中間体70)、無定形固体(収率93%)。
N−プロピル−N−[6−[2−(4−メチルスルホニルフェニル)エチルア
ミノ]ヘキシル]−4−メチル−5,6−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロ−2−ナフチルアミン二塩酸塩(中間体71)、黄色無定形固体(定量的
収率)。
N−プロピル−N−[6−[2−(3−クロロ−4−メトキシフェニル)エチ
ルアミノ]ヘキシル]−4−メチル−5,6−ジメトキシ−1,2,3,4−テ
トラヒドロ−2−ナフチルアミン二塩酸塩(中間体72)、白色フォーム(収率
97%)。
N−プロピル−N−[6−[2−(3−クロロ−4−メトキシフェニル)エチ
ルアミノ]ヘキシル]−4−メチル−5−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロ−2−ナフチルアミン二塩酸塩(中間体73)、白色無定形固体(収率10
0%)。
N−プロピル−N−[6−[2−(4−メチルスルホニルフェニル)エチルア
ミノ]ヘキシル]−4−メチル−5−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ
−2−ナフチルアミン二塩酸塩(中間体74)、白色無定形固体(収率100%
)。
実施例56
実施例13と同様の操作により、下記の化合物を調製した。
N−プロピル−N−[6−(2−フェニルエチルアミノ)ヘキシル]−4−メ
チル−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルア
ミン二臭化水素酸塩(化合物41)、淡紅色固体(収率62%)。
N−プロピル−N−[6−[2−(4−メチルスルホニルフェニル)エチルア
ミノ]ヘキシル]−4−メチル−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テト
ラヒドロ−2−ナフチルアミン二臭化水素酸塩(化合物42)、淡紅色固体(収
率42%)。
N−プロピル−N−[6−[2−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)エ
チルアミノ]ヘキシル]−4−メチル−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4
−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二臭化水素酸塩(化合物43)、ベージュ
色固体(収率48%)。
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェ
ニル)エチルアミノ]ヘキシル]−5−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロ−2−ナフチルアミン二臭化水素酸塩(化合物44)、象牙色固体(収率6
9%)。
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−メチルスルホニルフェニル)
エチルアミノ]ヘキシル]−5−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−
2−ナフチルアミン二臭化水素酸塩(化合物45)、象牙色無定形固体(収率6
7%)。
実施例57
(S)−N−(5−ヒドロキシ−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ
−2−ナフチル)プロパンアミドの調製
国際出願WO93/19036(Zambon Group S.P.A.)
に従って調製した(S)−N−(5,6−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロ−2−ナフチル)プロパンアミド(79g,0.3mol)のCHCl3
(800ml)溶液に乾燥窒素雰囲気中でヨードトリメチルシラン(143ml
,1.05mol)を添加した。
溶液を1晩放置し、チオ硫酸ナトリウム10%水溶液で洗浄し、蒸発乾固した
。
イソプロパノールからの晶出により(S)−N−(5−ヒドロキシ−6−メト
キシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチル)プロパンアミド(72.
4g,収率96.8%)を白色固体として得た。
実施例58
(S)−N−(5−トリフルオロメチルスルホニルオキシ−6−メトキシ−1,
2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチル)プロパンアミドの調製
実施例57に従って調製した(S)−N−(5−ヒドロキシ−6−メトキシ−
1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチル)プロパンアミド(60.8g,
0.24mol)、K2CO3(67.5g,0.48mol)、N−フェニル−
ビス(トリフルオロメチルスルホンイミド)(95.9g,0.264mol)
のTHF(750ml)中混合物を1晩撹拌した。
蒸発の後、残渣を水とCH2Cl2で溶出し、有機相を蒸発させ、酢酸エチル/
石油エーテルから晶出させて(S)−N−(5−トリフルオロメチルスルホニル
オキシ−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチル)プロパ
ンアミド(81.7g,収率89.2%)を白色固体として得た。
実施例59
(S)−2−メトキシ−6−(1−オキソプロピル)アミノ−5,6,7,8−
テトラヒドロナフチル−1−カルボン酸メチルエステルの調製
実施例58に従って調製した(S)−N−(5−トリフルオロメチルスルホニ
ルオキシ−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチル)プロ
パンアミド(22.g,0.058mol)、トリエチルアミン(17.7ml
,0.128mmol)、メタノール(30ml)、酢酸パラジウム(0.5g
,2.23mol)、1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン(1g,
2.42mmol)のDMSO(50ml)溶液を室温で15分撹拌した。
溶液にCO気流を4〜5分通した後、反応容器をCO(6atm)中に置いた
。
温度を75℃に上げ、24時間後に反応混合物を室温まで放冷した。
水(400ml)を加え、混合物をCH2Cl2で抽出した。
蒸発後、残渣をアセトニトリルから晶出させて(S)−2−メトキシ−6−
(1−オキソプロピル)アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフチル−1−
カルボン酸メチルエステル(10g)を白色固体として得た。さらに母液からも
クロマトグラフィー(溶離液CH2Cl2:CH3OH=98:2)により追加の
生成物(4.7g)を得た。
全収率87.3%。
実施例60
(S)−2−メトキシ−6−(1−オキソプロピル)アミノ−5,6,7,8−
テトラヒドロナフチル−1−カルボン酸の調製
実施例59に従って調製した(S)−2−メトキシ−6−(1−オキソプロピ
ル)アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフチル−1−カルボン酸メチルエ
ステルの調製(9g,0.031mol)のメタノール(90ml)および40
%NaOH(13.8ml)中溶液を65℃で72時間加熱した後、蒸発させた
。
残渣を水に溶解し、エーテルで抽出し、HClで酸性とした。
酸の沈澱を加熱した酢酸エチルで抽出した。
蒸発後(S)−2−メトキシ−6−(1−オキソプロピル)アミノ−5,6,
7,8−テトラヒドロナフチル−1−カルボン酸(7.4g、収率86.1%)
を白色固体として得た。
実施例61
(S)−2−メトキシ−6−(1−オキソプロピル)アミノ−5,6,7,8−
テトラヒドロナフチル−1−カルバミン酸メチルエステルの調製
実施例60に従って調製した(S)−2−メトキシ−6−(1−オキソプロピ
ル)アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフチル−1−カルボン酸(7.7
g,0.0278mol)、ジフェニルホスホリルアジド(6.6ml,0.0
306mol)、トリエチルアミン(5.8ml,0.0417mol)のジオ
キサン(75ml)中混合物を1晩還流下に置いた。
メタノール(18.5ml)を添加し、さらに2時間還流した。
蒸発後、残渣をCHCl3で溶出し、水、塩酸、重炭酸ナトリウムで洗浄し、
Na2SO4上で乾燥した。
クロロホルムの蒸発により粗製品(7.7g)を得、これをアセトニトリルか
ら晶出させて(S)−2−メトキシ−6−(1−オキソプロピル)アミノ−5,
6,7,8−テトラヒドロナフチル−1−カルバミン酸メチルエステル(6.5
g、収率76%)を白色固体として得た。
実施例62
(S)−2−メトキシ−6−プロピルアミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナ
フチル−1−カルボン酸メチルエステル塩酸塩の調製
実施例59に従って調製した(S)−2−メトキシ−6−(1−オキソプロピ
ル)アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフチル−1−カルボン酸メチルエ
ステル(8g,0.0275mol)のTHF(65ml)溶液に窒素中でボラ
ン・硫化ジメチル錯体(5.73ml,0.0605mol)を滴下した。
混合物を還流下で1時間加熱した後、蒸発させた。
メタノール(50ml)と濃HCl(2.5ml)を注意深く添加し、溶液を
還流下で2時間加熱した。
蒸発後、メタノールを添加し、再度蒸発して(S)−2−メトキシ−6−プロ
ピルアミノ−5,6,7,8−テトラヒドロナフチル−1−カルボン酸メチルエ
ステル塩酸塩(8.5g,収率98.5%)を無定形固体として得た。
同様の操作により下記の化合物を調製した。
(S)−2−メトキシ−6−プロピルアミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ
ナフチル−1−カルバミン酸メチルエステル、白色固体(収率49.3%)。
実施例63
(S)−2−メトキシ−6−[[6−(フェニルアセチルアミノ)−1−オキソ
ヘキシル]プロピルアミノ]−5,6,7,8−テトラヒドロナフチル−1−カ
ルバミン酸メチルエステル(中間体75)の調製
実施例62に従って調製した(S)−2−メトキシ−6−プロピルアミノ−5
,6,7,8−テトラヒドロナフチル−1−カルボン酸メチルエステル(731
mg,2.5mmol)のCH2Cl2(10ml)溶液にトリエチルアミン(0
.7ml,5mmol)、ついで6−(フェニルアセチルアミノ)ヘキサン酸塩
化物(736mg,2.75mmol)のCH2Cl2(10ml)溶液を添加し
た。
反応混合物を室温で2時間撹拌し、希HCl、重炭酸ナトリウム、水で洗浄し
、Na2SO4上で乾燥した。
減圧下で蒸発後、中間体75(1.25g,収率95.5%)を無定形固体と
して得た。
同様の操作により下記の化合物を調製した。
(S)−2−メトキシ−6−[[6−(フェニルアセチルアミノ)−1−オキ
ソヘキシル]プロピルアミノ]−5,6,7,8−テトラヒドロナフチル−1−
カルボン酸メチルエステル(中間体76)、濃厚な油状物(収率80%)。
実施例64
(S)−N−[[6−(5−アミノ−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロ−2−ナフチル)プロピルアミノ]−6−オキソヘキシル]ベンゼンアセト
アミド(中間体77)の調製
実施例63に従って調製した中間体75(2.4g,4.58mmol)のH
Br48%(40ml)溶液を1晩撹拌した。
蒸発後、残渣を酢酸エチルで溶出し、重炭酸ナトリウムで洗浄した。
有機相を蒸発させて、中間体77(2.1g,収率100%)を黄色油状物と
して得た。
実施例65
(S)−N−[[2−メトキシ−6−[6−(フェニルアセチルアミノ)−1−
オキソヘキシル]プロピルアミノ]−5,6,7,8−テトラヒドロ−1−ナフ
チル]メタンスルホンアミド(中間体78)の調製
実施例64に従って調製した中間体77とメタンスルホニルクロリドを原料と
し、実施例63と同様な操作によって中間体78を無定形固体として得た(収率
94.4%)。
実施例66
実施例12と同様の操作により、下記の化合物を調製した。
中間体76より、(S)−N−プロピル−N−[[6−(2−フェニルエチル
)アミノ]ヘキシル]−5−メチル]−6−メトキシ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロ−2−ナフチルアミン(中間体79)、黄色油状物(収率54%)。
中間体75より、(S)−2−メトキシ−N1−メチル−N6−[[6−(2−
フェニルエチル)アミノ]ヘキシル]−N6−プロピル−5,6,7,8−テト
ラヒドロナフチル−1,6−ジアミン三塩酸塩(中間体80)、白色無定形固体
(収率77%)。
中間体78より、(S)−[2−メトキシ−6−[[6−(2−フェニルエチ
ル)アミノ]ヘキシル]プロピルアミノ]−5,6,7,8−テトラヒドロ−1
−ナフチル]メタンスルホンアミド(中間81)、淡黄色油状物(収率55%)
。
実施例67
実施例13と同様の操作により、下記の化合物を調製した。
中間体79より、(S)−N−プロピル−N−[[6−(2−フェニルエチル
)アミノ]ヘキシル]−5−メチル]−6−ヒドロキシ−1,2,3,4−テト
ラヒドロ−2−ナフチルアミン二臭化水素酸塩(化合物46)、無定形栗色固体
(収率45%)。
中間体80より、(S)−N−プロピル−[[6−(2−フェニルエチル)ア
ミノ]ヘキシル]−5−メチルアミノ−6−ヒドロキシ−1,2,3,4−テト
ラヒドロ−2−ナフチルアミン三臭化水素酸塩(化合物47)、橙色固体(収率
65%)。
実施例68
実施例42と同様の操作により、下記の化合物を調製した。
中間体81より、(S)−[2−ヒドロキシ−6−[[6−(2−フェニルエ
チル)アミノ]ヘキシル]プロピルアミノ]−5,6,7,8−テトラヒドロ−
1−ナフチル]アミン]メタンスルホニルアミド二臭化水素酸塩(化合物48)
、栗色固体(収率53%)。
実施例69
(R)−N−プロピオニル−6−メトキシ−7−ニトロ−1,2,3,4−テト
ラヒドロ−2−ナフチルアミンの調製
ヨーロッパ特許出願74903に従って調製した(R)−N−プロピオニル−
6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン(4.5g
,19.3mmol)のトリフルオロ酢酸(2ml)溶液を0℃で撹拌しつつ1
00%硝酸(0.8ml,19.3mmol)のトリフルオロ酢酸(2ml)溶
液を滴下した。
30分後に室温減圧下で溶媒を蒸発させた。
残渣に水(30ml)および塩化メチレン(50ml)を加え、層を分離し、
有機層を重炭酸ナトリウム溶液で洗浄した後、Na2SO4上で乾燥し、減圧下で
蒸発乾固した。
残渣をクロマトグラフィー(溶離液として石油エーテル:酢酸エチルの比を1
:1から1:4まで連続的に変化させる)により精製して、(R)−N−プロピ
オニル−6−メトキシ−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフ
チルアミン(2.4g)を淡黄色固体として得た。
実施例70
(R)−N−プロピル−6−メトキシ−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロ−2−ナフチルアミン塩酸塩の調製
実施例69に従って調製した(R)−N−プロピオニル−6−メトキシ−7−
ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン(2.2g,7.
9mmol)のTHF(30ml)溶液を室温で撹拌しつつボラン・疏化ジメチ
ル錯体(1.6g,20.0mmol)を緩やかに添加した。
添加終了後、反応混合物を還流下で1.5時間加熱した。
5℃に冷却した後、濃塩酸(0.8ml)のメタノール(8ml)溶液を添加
した。
反応混合物を再度還流下で1.5時間加熱し、常圧で濃縮した。
メタノール(20ml)を加え、溶媒を減圧蒸留で除去し、再度メタノール(
20ml)を加え、溶媒を蒸発させて乾固した。
残渣を酢酸エチルで溶出した。
固体を濾過し50℃で真空乾燥して、(R)−N−プロピル−6−メトキシ−
7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン塩酸塩(2.
3g)をベージュ色固体として得た。
実施例71
4−(2−カルボキシエチル)フェニルチオ尿素の調製
4−アミノフェニル酢酸(200g,1.32mol)の水(1000ml)お
よび濃HCl(130g,1.32mol)溶液を50℃で撹拌しつつチオシア
ン酸カリウム(257g,2.64mol)を加えた。
反応混合物を100℃で16時間加熱した後、0℃に冷却し濾過した。
得られた固体に無水エタノール(600ml)を加え、混合物を還流下で1時
間加熱した。
0℃に冷却し、濾過し、固体を60℃で真空乾燥して、4−(2−カルボキシ
エチル)フェニルチオ尿素(173g)を固体として得た。
実施例72
2−クロロ−6−(2−カルボキシエチル)−1,3−ベンゾチアゾールの調製
実施例71に従って調製した4−(2−カルボキシエチル)フェニルチオ尿素
(172g,0.82mol)のクロロホルム(1.7l)中懸濁液を0℃で撹
拌しつつ臭素(261g,1.64mol)を緩やかに添加した。
30分経過の後、反応混合物を還流下で1時間加熱し、0℃に冷却し濾過した
。
固体をアセトンで洗浄し、水(2.5ml)に溶解し、室温で撹拌しつつ10
.8N NaOH水溶液(67ml)を加えた。
1時間後に固体を濾過し水洗した。
60℃で真空乾燥して、2−アミノ−6−(2−カルボキシエチル)−1,3
−ベンゾチアゾール(129g)を得た。
2−アミノ−6−(2−カルボキシエチル)−1,3−ベンゾチアゾール(1
04g,0.5mol)の85%燐酸(1145ml)溶液を0℃で撹拌しつつ
、亜硝酸ナトリウム(104g,1.5mol)の水(155ml)溶液を2時
間にわたって滴下した。
1時間経過後に混合物を0℃で撹拌しつつ、CuSO4・5H2O(500g,
2.0mol)および塩化ナトリウム(584g,10.0mol)の水(2l
)溶液に添加した。
反応混合物を1晩放置して室温とし、濾過の後、固体を水洗し60℃で真空乾
燥して、2−クロロ−6−(2−カルボキシエチル)−1,3−ベンゾチアゾー
ル(104g)を得た。
実施例73
2−メトキシ−6−(2−カルボキシエチル)−1,3−ベンゾチアゾール(中
間体82)の調製
メタノール(180ml)を撹拌しつつ金属ナトリウム(17.8g)を小量
ずつ加え、完全に溶解した後、実施例72に従って調製した2−クロロ−6−(
2−カルボキシエチル)−1,3−ベンゾチアゾール(80g,0.35mol
)を加え、反応混合物を還流下で3時間加熱した。
溶媒を蒸発させ、残渣に水(640ml)、メタノール(160ml)を加え
、さらに室温で撹拌しつつ濃HCl(44ml)を加えた。
0℃に冷却し、濾過し、固体を60℃で真空乾燥して中間体82(71g)を
ベージュ色固体として得た。
実施例74
6−(2−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−6−イル)アセチルアミノヘ
キサン酸(中間体83)の調製
実施例73に従って調製した中間体82(2.0g,9.0mmol)とN−
ヒドロキシスクシンイミド(1.0g,9.0mmol)のジオキサン(15m
l)溶液を室温で撹拌しつつ、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド(1
.85g,9.0mmol)を添加した。
1時間後にエチルエーテル(15ml)を加え、反応混合物を濾過した。
溶液を蒸発乾固し、得られた残渣をジオキサン(10ml)とDMF(5ml
)
に溶解した。
得られた溶液を室温で撹拌しつつ、6−アミノヘキサン酸(1.2g,9.0
mmol)とジシクロヘキシルアミン(1.6g,9.0mmol)の水(6m
l)およびエタノール(6ml)溶液に加えた。
1時間後に溶媒を減圧下で蒸発させ、水(20ml)を加え、さらに撹拌しつ
つ硫酸水素カリウム(1.3g,9.6mmol)の水(6ml)溶液を加えた
。
30分後に沈澱を濾過し、60℃で真空乾燥して、中間体83(2.8g)を
白色固体として得た。
実施例75
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(3−メチルスルホニルフェニル)エ
チルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ
−2−ナフチルアミン二塩酸塩(中間体84)の調製
実施例36と同様の操作により、中間体84を調製した。
実施例76
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(3−メチルスルホニルフェニル)エ
チルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒド
ロ−2−ナフチルアミン二臭化水素酸塩(化合物49)の調製
実施例75に従って調製した中間体84を原料とし、実施例40と同様の操作
により、化合物49を調製した。
実施例77
実施例16と同様の操作により、下記の化合物を調製した。
(S)−N−プロピル−N−(5,6−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロ−2−ナフチル)−6−カルボキシヘキサンアミド(中間体85)。
(S)−N−プロピル−N−(5,6−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロ−2−ナフチル)−4−カルボキシブタンアミド(中間体86)。
実施例78
(S)−N−プロピル−N−[(7−アミノ)ヘプチル]−5,6−ジメトキシ
−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二塩酸塩(中間体87)
の調製
実施例77に従って調製した中間体85(2.6g,6.6mmol)の塩化
メチレン(40ml)水溶液を室温で撹拌しつつ、塩化チオニル(0.87g,
7.3mmol)を添加した。
2時間後に反応混合物を蒸発乾固した。
残渣を塩化メチレン(40ml)に溶解し、得られた溶液を0℃で撹拌しつつ
アンモニアのTHF中0.65M溶液(40ml)に滴下した。
1時間後に溶媒を減圧下で蒸発させ、水および酢酸エチルを加え、相分離させ
た。
有機層を重炭酸カリウム溶液、ついで水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥した。
溶媒を蒸発させた後、得られた残渣をTHF(80ml)に溶解した。
得られた溶液を室温で撹拌しつつ、ボラン・硫化ジメチル錯体(3.8g,4
9.2mmol)を緩やかに加えた。
添加終了後、反応混合物を還流下で1.5時間加熱した。
5℃に冷却後、濃HCl(6ml)のメタノール(30ml)溶液を加えた。
反応混合物を再度還流下で1時間加熱した後、常圧蒸留で溶媒を除去して濃縮
し、減圧下で蒸発乾固した。
残渣をメタノール(30ml)に溶解し、溶媒を減圧蒸留で除去し、メタノー
ル(30ml)を加え、再度溶媒を留去して乾固した。
残渣をクロマトグラフィー(溶離液 CH2Cl2:CH3OH:HCOOH5
0%=85:15:2)によって精製し、得られた生成物を無水エタノール(2
0ml)に溶解した。
HClのエチルエーテル溶液(15% w/v)をpHが明らかに酸性となる
まで加え、溶媒を減圧蒸留によって除去し、中間体87(1.8g)を無定形固
体として得た。
同様の操作により、下記の化合物を調製した。
中間体86より、(S)−N−プロピル−N−[(5−アミノ)ペンチル]−
5,6−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二塩
酸塩(中間体88)。
中間体29より、アンモニアの代わりにメチルアミンを用いて、(S)−N−
プロピル−N−[(6−メチルアミノ)ヘキシル]−5,6−ジメトキシ−1,
2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二塩酸塩(中間体89)。
実施例79
実施例23と同様の操作により、下記の化合物を調製した。
実施例78に従って調製した中間体87、および実施例73に従って調製した
中間体82より、(S)−N−プロピル−N−[7−[2−(2−オキソ−3H
−1,3−ベンゾチアゾール−6−イル)エチルアミノ]エプチル]−5,6−
ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二塩酸塩(中
間体90)。
実施例78に従って調製した中間体88より、(S)−N−プロピル−N−[
5−[2−(2−オキソ−3H−1,3−ベンゾチアゾール−6−イル)エチル
アミノ]ペンチル]−5,6−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2
−ナフチルアミン二塩酸塩(中間体91)。
実施例78に従って調製した中間体89より、(S)−N−メチル−N−[2
−(2−オキソ−3H−1,3−ベンゾチアゾール−6−イル)エチル]−N’
−プロピル−N’−(5,6−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2
−ナフチル)−1,6−ヘキサンジアミン二塩酸塩(中間体92)。
実施例80
実施例40と同様の操作により、下記の化合物を調製した。
実施例79に従って調製した中間体90より、(S)−N−プロピル−N−[
7−[2−(2−オキソ−3H−1,3−ベンゾチアゾール−6−イル)エチル
アミノ]エプチル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−
2−ナフチルアミン二臭化水素酸塩(化合物50)。
実施例79に従って調製した中間体91より、(S)−N−プロピル−N−[
5−[2−(2−オキソ−3H−1,3−ベンゾチアゾール−6−イル)エチル
アミノ]ペンチル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−
2−ナフチルアミン二臭化水素酸塩(化合物51)。
実施例79に従って調製した中間体92より、(S)−N−メチル−N−[2
−(2−オキソ−3H−1,3−ベンゾチアゾール−6−イル)エチル]−N’
−プロピル−N’−(5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−
2−ナフチル)−1,6−ヘキサンジアミン二臭化水素酸塩(化合物52)。
実施例81
(S)−N−プロピル−N−(5−メトキシカルボニル)ペンチル]−5,6−
ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン塩酸塩(中間
体93)の調製
(S)−N−プロピル−5,6−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ
−2−ナフチルアミン臭化水素酸塩(4.0g,12.1mmol)とトリエチ
ルアミン(3.0g,30.0mmol)のCH2Cl2(40ml)溶液を室温
で撹拌しつつヘキサン二酸塩化物モノメチルエステル(2.4g,13.3mm
ol)のCH2Cl2(5ml)溶液を加えた。
2時間後に水(50ml)を加え相を分離させた。有機相を0.2N HCl
水溶液、ついで水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥し、減圧下で蒸発乾固した。残
渣をTHF(30ml)に溶解した。
溶液を室温で撹拌しつつボラン・硫化ジメチル錯体(1.7g,21.7mm
ol)を緩やかに加えた。
添加完了後、反応混合物を還流下で2時間加熱した。
5℃に冷却後、37%HCl溶液(1.5ml)とメタノール(12ml)の
混合物を添加した。
反応混合物を再度還流下で1時間加熱した後、常圧で溶媒を留去し、減圧下で
乾固した。
残渣をメタノール(30ml)に溶解し、減圧下で溶媒を留去し、再度メタノ
ール(30ml)を加え、溶媒を蒸発させて乾固した。
この粗製品をクロマトグラフィー(溶離液 CH2Cl2:CH3OH:HCOOH
50%=90:10:1)で精製した。
得られた固体を無水エタノールに溶解し、HClのエチルエーテル溶液(15
%w/v)をpHが明らかに酸性となるまで加えた。
減圧下で溶媒を蒸発させて中間体93(2.7g)を無定形固体として得た。
実施例82
(S)−N−プロピル−N−(5−カルボキシ)ペンチル−5,6−ジメトキシ
−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン塩酸塩(中間体94)の
調製
実施例81に従って調製した中間体93(2.6g,6.3mmol)のメタ
ノール(13ml)溶液を室温で撹拌しつつNaOH(1.1g,27.5mm
ol)の水(3ml)溶液を滴下した。
2時間後に反応混合物を乾固した。
残渣を水に溶解し、溶液に濃HClを加えてpHを1とした後、酢酸エチルで
抽出した。
有機相をNa2SO4上で乾燥し、減圧下で溶媒を蒸発させて中間体94 (1
.8g)を無定形固体として得た。
実施例83
(S)−N−プロピル−N−[6−オキソ−[6−[2−(2−オキソ−3H−
1,3−ベンゾチアゾール−6−イル)エチルアミノ]ヘキシル]]−5,6−
ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン(中間体95
)の調製
実施例82に従って調製した中間体94(1.8g,4.5mmol)とトリ
エチルアミン(0.46g,4.5mmol)のTHF(10ml)および
DMF(8ml)溶液を室温で撹拌しつつ、1,1’−カルボニルジイミタゾー
ル (0.73g,4.5mmol)を添加した。
1時間経過後に、実施例8に従って調製した中間体21(1.2g,4.5m
mol)とトリエチルアミン(0.46g,4.5mmol)のDMF(20m
l)溶液を加えた。
1晩経過後、混合物を水および酢酸エチルに注ぎ、相を分離させ、有機相をN
a2SO4上で乾燥し減圧下で蒸発乾固した。
残渣をクロマトグラフィー(溶離液 CH2Cl2:CH3OH:アンモニア=
90:10:0.5)で精製して、中間体95(1.1g)を無定形固体として
得た。
実施例84
実施例42と同様の操作により、下記の化合物を調製した。
実施例83に従って調製した中間体95より、(S)−N−プロピル−N−[
6−オキソ−[6−[2−(2−オキソ−3H−1,3−ベンゾチアゾール−6
−イル)エチルアミノ]ヘキシル]]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4
−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン臭化水素酸塩(化合物53)。
実施例85
実施例1と同様の操作により、下記の化合物を調製した。
J.Chem.Soc.,1501−6(1948)に記載の方法に従って調
製した(4−メチルスルホニルフェニル)酢酸より、[6−(4−メチルスルホ
ニルフェニル)アセチルアミノ]ヘキサン酸(中間体96)。
実施例86
(R)−N−プロピル−6,7−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−
2−ナフチルアミン塩酸塩の調製
J.Org.Chem.,50,3619−22(1985)に記載の方法に
従って調製した(R)−6,7−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−
2−ナフチルアミン(2.0g,9.6mmol)とトリエチルアミン(1.1
g,10.8mmol)のCH2Cl2(20ml)溶液を室温で撹拌しつつ、塩
化プロピオニル(1.0g,10.8mmol)を添加した。
1時間後に混合物をHClで酸性とした水に注ぎ、相を分離させ、有機相を水
洗し、Na2SO4上で乾燥し、減圧下で乾固した。
残渣を窒素中でTHF(75ml)に溶解した。
溶液を室温で撹拌しつつボラン・硫化ジメチル(2.9g,37.0mmol
)を添加した。
添加完了後、反応混合物を還流下で2時間加熱した。
5℃に冷却後、濃HCl(1.7ml)のメタノール(14ml)溶液を加え
た。
反応混合物を再度還流下で2時間加熱し、常圧で溶媒を留去し、減圧下で乾固
した。
残渣をメタノール(30ml)に溶解し、減圧蒸留で溶媒を除去し、メタノー
ル(30ml)を加え、溶媒を再度留去して乾固し、(R)−N−プロピル−6
,7−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン塩酸塩
(2.6g)を白色固体として得た。
実施例87
実施例18と同様の操作により、実施例86に従って調製した(R)−N−プ
ロピル−6,7−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルア
ミン塩酸塩、および実施例85に従って調製した中間体96を原料として、下記
の化合物を調製した。
(R)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−メチルスルホニルフェニル)
エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒド
ロ−2−ナフチルアミン(中間体97)。
実施例88
実施例40と同様の操作により、実施例87に従って調製した中間体97を原
料として、下記の化合物を調製した。
(R)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−メチルスルホニルフェニル)
エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロ−2−ナフチルアミン二臭化水素酸塩(化合物54)。
実施例89
(R)−N−プロピル−N−[6−[(4−メチルスルホニルフェニル)アセチ
ルアミノ]−1−オキソヘキシル]−6−メトキシ−7−ニトロ−1,2,3,
4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン(中間体98)の調製
実施例85に従って調製した中間体96(0.84g,2.56mmol)の
塩化メチレン(10ml)溶液を室温で撹拌しつつDMF(10μl)と塩化チ
オニル(0.45g,3.8mmol)を添加した。
1.5時間後に溶媒と過剰の塩化チオニルを減圧下で蒸発させ、得られた油状
物を塩化メチレン(4ml)に溶解した。
この溶液を、実施例70に従って調製した(R)−N−プロピル−6−メトキ
シ−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン塩酸塩(
0.7g,2.3mmol)およびトリエチルアミン(0.7g,7.0mmo
l)のCH2Cl2(10ml)懸濁液に室温で撹拌しつつ滴下した。
2時間後、水(10ml)を加え、相を分離させ、有機相をHCl酸性とした
水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥し、減圧下で蒸発乾固した。
得られた残渣をクロマトグラフィー(溶離液 CH2Cl2:CH3OH=98
:2)で精製し、中間体98(0.93g)を無定形固体として得た。
実施例90
(R)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−メチルスルホニルフェニル)エ
チルアミノ]ヘキシル]−6−メトキシ−7−メチルスルホニルアミノ−1,2
,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二塩酸塩(中間体99)の調製
実施例89に従って調製した中間体98(0.7g,1.2mmol)の無水
エタノール(50ml)溶液をParrの装置(3.4atm)中、木炭上Pd
(水中50%)(0.3g)の存在下で7時間水素化した。
触媒を濾過し溶媒を減圧下で蒸発させ、得られた残渣をCH2Cl2(6ml)
に溶解した。
溶液にトリエチルアミン(0.13g,1.3mmol)を加え、さらに室温
で撹拌しつつメタンスルホニルクロリド(0.15g,1.3mmol)を滴下
した。
室温で4時間放置した後、水(10ml)を加え、相を分離させ、有機相を1
0%HCl溶液、ついでNaHCO3溶液で洗浄した。
有機相をNa2SO4上で乾燥し、溶媒を減圧下で蒸発させた。
得られた残渣を窒素中でTHF(10ml)に溶解し、溶液を室温で撹拌しつ
つボラン・硫化ジメチル(0.48g,6.1mmol)を緩やかに加えた。
添加完了後、反応混合物を還流下で1.5時間加熱した。
5℃に冷却の後、濃HCl(0.25ml)のメタノール(2.5ml)溶液
を加えた。
反応混合物を再度還流下で1時間加熱し、常圧で溶媒を留去し、減圧下で蒸発
乾固した。
残渣をメタノール(10ml)に溶解し、溶媒を減圧下で留去し、メタノール
(10ml)を加え、溶媒を再度蒸発させ乾固した。
残渣をクロマトグラフィー(溶離液 CH2Cl2:CH3OH:HCOOH5
0%=90:10:1)で精製した。
得られた生成物を無水エタノール(20ml)に溶解し、HClのエチルエー
テル溶液(15% w/v)をpHが明らかに酸性となるまで加え、溶媒を減圧
下で蒸発させて、中間体99(0.34g)を無定形固体として得た。
実施例91
(R)−N−プロピル−N−[6−[2−(4−メチルスルホニルフェニル)エ
チルアミノ]ヘキシル]−6−ヒドロキシ−7−メチルスルホニルアミノ−1,
2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二塩酸塩(化合物55)の調製
実施例90に従って調製した中間体99(0.27g,0.4mmol)の水
(1ml)溶液に塩化メチレン(2ml)およびpHが塩基性になるまでK2C
O3水溶液を添加した。
相を分離させ、有機相をNa2SO4上で乾燥し乾固した。
得られた残渣をCHCl3(5ml)に溶解し、溶液を−30℃で撹拌しつつ
BCl3のCH2Cl2中1M溶液(2.3ml,2.3mmol)を加えた。
添加完了後、反応混合物を放置して室温とした。
室温で15時間経過後、メタノール(10ml)を加え、溶媒を減圧下で蒸発
させた。
残渣をクロマトグラフィー(溶離液 CH2Cl2:CH3OH:HCOOH5
0%=85:15:1)で精製し、得られた生成物を無水エタノール(5ml)
に溶解した。
HClのエチルエーテル溶液(15% w/v)をpHが明らかに酸性となる
まで加え、溶媒を減圧下で蒸発させて、化合物55(0.22g)を無定形固体
として得た。
実施例92
(R)−N−プロピル−N−[6−(2−フェニルエチルアミノ)ヘキシル]−
6−ヒドロキシ−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルア
ミン二塩酸塩(中間体100)の調製
6−(フェニルアセチルアミノ)ヘキサン酸(1.1g,4.4mmol)の
CH2Cl2(12ml)溶液を室温で撹拌しつつ、DMF(20μl)および塩
化チオニル(0.57g,4.8mmol)を添加した。
1時間後に溶媒と過剰の塩化チオニルを減圧下で蒸発させて油状物を得、これ
をCH2Cl2(5ml)に溶解した。
溶液を、実施例70に従って調製した(R)−N−プロピル−6−メトキシ−
7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン塩酸塩(1.
2g,4.0mmol)とトリエチルアミン(1.0g,10.0mmol)の
塩化メチレン(15ml)溶液に常温で撹拌しつつ滴下した。
3時間後に水(15ml)を加え、相を分離させ、有機相をHClで酸性とし
た水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥し、減圧下で乾固した。
得られた残渣を窒素中でTHF(20ml)に溶解し、溶液を室温で撹拌しつ
つボラン・硫化ジメチル(1.9g,24.0mmol)を緩やかに添加した。
添加完了後、反応混合物を還流下で1.5時間加熱し、5℃に冷却の後、濃H
Cl(1ml)のメタノール(10ml)溶液を加えた。
反応混合物を再度還流下で1時間加熱し、常圧で溶媒を留去し、減圧下で乾固
した。
残渣をメタノール(30ml)に溶解し、溶媒を減圧下で留去し、メタノール
(30ml)を加え、溶媒を再度蒸発させ乾固した。
残渣をクロマトグラフィー(溶離液 CH2Cl2:CH3OH:HCOOH5
0%=90:10:1)で精製し、得られた生成物を無水エタノール(20ml
)に溶解した。
HClのエチルエーテル溶液(15% w/v)をpHが明らかに酸性となる
まで加え、溶媒を減圧下で蒸発させて、中間体100(1.8g)を無定形固体
として得た。
実施例93
(R)−N−プロピル−N−[6−(2−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール
−6−イル)アセチルアミノ−1−オキソヘキシル]−6−メトキシ−7−ニト
ロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン(中間体101)の調
製
実施例74に従って調製した中間体83(2.5g,7.4mmol)とトリ
エチルアミン(0.75g,7.4mmol)のTHF(44ml)溶液を−1
0℃で撹拌しつつ、イソブチルクロロホルマート(1.0g,7.4mmol)
を添加した。15分後に同じく−10℃で、トリエチルアミン(0.69g,6
.8mmol)と、実施例70に従って調製した(R)−N−プロピル−6−
メトキシ−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン塩
酸塩(2.0g,6.7mmol)を添加した。
反応混合物を1時間放置して室温とし、室温に15時間放置した後、酢酸エチ
ル(150ml)と水(50ml)を加え、相を分離させ、有機相を1%HCl
溶液、NaHCO3溶液、ついでNaCl飽和溶液で洗浄した。
有機相をNa2SO4で洗浄し、溶媒を減圧下で蒸発させた。
残渣をクロマトグラフィー(溶離液 CH2Cl2:CH3OH=97:3)で
精製して、中間体101(3.3g)を無定形固体として得た。
実施例94
(R)−N−プロピル−N−[6−[2−(2−オキソ−3H−1,3−ベンゾ
チアゾール−6−イル)エチルアミノ]ヘキシル]−6−メトキシ−7−ニトロ
−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二塩酸塩(中間体102
)の調製
実施例93に従って調製した中間体101(3.2g,5.5mmol)のジ
オキサン(40ml)溶液を室温で撹拌しつつ濃HCl(1ml)を加えた。
4時間後に溶媒を減圧下で蒸発させ、残渣に水と塩化メチレンを加えた。
相を分離させ、有機相をNaHCO3溶液で洗浄し、Na2SO4上で乾燥し、
減圧下で乾固した。
得られた残渣を窒素中でTHF(30ml)に溶解し、溶液を室温で撹拌しつ
つボラン・硫化ジメチル(2.6g,33.2mmol)を緩やかに添加した。
添加完了後、反応混合物を還流下で1.5時間加熱した。
5℃に冷却の後、濃HCl(1.4ml)のメタノール(14ml)溶液を加
えた。
反応混合物を再度還流下で1時間加熱し、常圧で溶媒を留去して濃縮し、減圧
下で乾固した。
残渣をメタノール(30ml)に溶解し、溶媒を減圧下で留去し、メタノール
(30ml)を加え、溶媒を再度蒸発させ乾固した。
残渣をクロマトグラフィー(溶離液 CH2Cl2:CH3OH:HCOOH5
0%=85:15:1)で精製し、得られた生成物を無水エタノール(20ml
)に溶解した。
HClのエチルエーテル溶液(15% w/v)をpHが明らかに酸性となる
まで加え、溶媒を減圧下で蒸発させて、中間体102(2.2g)を無定形固体
として得た。
実施例95
(R)−N−プロピル−N−[6−(2−フェニルエチルアミノ)ヘキシル]−
6−ヒドロキシ−7−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルア
ミン二塩酸塩(中間体103)の調製
実施例92に従って調製した中間体100(1.8g,3.3mmol)のC
HCl3(20ml)溶液を−50℃で撹拌しつつ、BCl3のCH2Cl2中1M
溶液(16.5ml,16.5mmol)を添加した。
添加完了後、反応混合物を室温に達するまで放置し、ついで50℃で5時間加
熱した。
さらに室温で15時間放置した後、メタノール(20ml)を加え、溶媒を減
圧下で蒸発させた。
残渣をメタノールに溶解し、再度溶媒を減圧下で蒸発させ、エタノール(20
ml)を加え、得られた溶液をParrの装置(3.4atm)中、木炭上Pd
(水中50%)(0.7g)の存在下で1時間水素化した。
触媒を濾過し溶媒を減圧下で蒸発させて、中間体103(1.6g)を無定形
固体として得た。
同様の操作により、下記の化合物を調製した。
中間体102より、(R)−N−プロピル−N−[6−[2−(2−オキソ−
3H−1,3−ベンゾチアゾール−6−イル)エチルアミノ]ヘキシル]−6−
ヒドロキシ−7−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン
二塩酸塩(中間体104)。
実施例96
(R)−N−プロピル−N−[6−(2−フェニルエチルアミノ)ヘキシル]−
6−ヒドロキシ−7−ホルミルアミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナ
フチルアミン一塩酸一蟻酸塩(化合物56)の調製
実施例95に従って調製した中間体103(0.9g,1.8mmol)およ
び無水酢酸(0.28g,2.7mmol)蟻酸(5.5ml)溶液を0℃で3
0分撹拌し、ついで50℃で1時間加熱した。 さらに室温に15時間放置した
後、無水酢酸(0.07g,0.7mmol)を加え、反応混合物を再度50℃
で4時間加熱した。
エチルエーテル(20ml)を加え、溶媒を減圧下で蒸発させた。
得られた残渣をクロマトグラフィー(溶離液 CH2Cl2:CH3OH:HC
OOH 50%=85:15:1)で精製して、化合物56(0.4g)を無定
形固体として得た。
同様の操作により下記の化合物を調製した。
中間体104より、(R)−N−プロピル−N−[6−[2−(2−オキソ−
3H−1,3−ベンゾチアゾール−6−イル)エチルアミノ]ヘキシル]−6−
ヒドロキシ−7−ホルミルアミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチ
ルアミン二蟻酸塩(化合物57)。
実施例97
(R)−N−プロピル−N−[6−(2−フェニルエチルアミノ)ヘキシル]−
6−ヒドロキシ−7−メチルアミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフ
チルアミン三塩酸塩(化合物58)の調製
実施例96に従って調製した化合物56(0.2g,0.38mmol)のT
HF(5ml)中懸濁液を窒素中室温で撹拌しつつ、ボラン・硫化ジメチル(0
.11g,1.5mmol)を緩やかに加えた。
添加完了後、反応混合物を還流下で3.5時間加熱した。
5℃に冷却した後、濃HCl(60μl)のメタノール(0.6ml)溶液を
添加した。
反応混合物を再度還流下で1.5時間加熱し、溶媒を常圧で留去し、減圧下で
乾固した。
残渣をメタノール(5ml)に溶解し、溶媒を減圧下で留去し、メタノール(
5ml)を加え、溶媒を再度留去して乾固した。
残渣をクロマトグラフィー(溶離液 CH2Cl2:CH3OH:HCOOH5
0%=85:15:1)で精製し、得られた生成物を無水エタノール(5ml)
に溶解した。
HClのエチルエーテル溶液(15% w/v)をpHが明らかに酸性となる
まで加え、溶媒を減圧下で蒸発させて、化合物58(0.13g)を無定形固体
として得た。
実施例98
D1およびD2レセプターへの親和性の評価
レセプターとの結合
Sprague−Dawleyラットの雄(200〜250g)の脳を切除し
、Billard et al.,Life Sciences,35,188
5(1984)に記載の方法によって線条組織の膜を作製し、組織をpH7.4
のTris/HCl 50mM緩衝液(1:100 w/v)中でホモジナイズ
した。
ホモジネートを遠心し、ペレットを再度懸濁させ再度遠心し、NaCl 12
0mM、KCl 5mM、CaCl2 2mMおよびMgCl2 1mMを含むp
H 7.4のTris/HCl 50mM緩衝液にいま一度懸濁させた。
D1レセプターおよびD2レセプターに対する親和性の評価は、標識リガンドと
してそれぞれ[3H]−SCH23390〔(R+)−8−クロロ−2,3,4
,5−テトラヒドロ−3−メチル−5−フェニル−1H−3−ベンズアゼピン−
7−オール塩酸塩〕、[3H]−ドンペリドン(Merck Index XI
Ed.,No.3412,537頁)を使用して行った。
標準物質としてはドーパミン、ドペキサミン、および国際出願WO93/19
036の実施例6に記載の(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(2−メト
キシフェニル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3
,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二塩酸塩(Ref.A)を使用した。
[3H]−SCH23390を用いた試験における標準インキュベーション条
件(容積1000μl)は、Tris/HCl 50mM緩衝液(pH7.4)
、0.2nM [3H]−SCH23390、130〜140μg蛋白質/ml
の膜標本とした。
種々の濃度の被験化合物を含む混合物を37℃で20分間インキュベートし、
Whatman GF/Cフィルタで濾過し、氷で冷却した50mM Tris
/HCl緩衝液(pH 7.4)5mlで4回洗浄した。
D2レセプターとの親和性の検討のため、[3H]−ドンペリドン(0.3nM
)を緩衝液と膜標本を含む容積1000μlで上記と同様にインキュベートした
。
さらにウシ血清アルブミン(BSA)(0.01%)を添加した。
被験化合物のそれぞれの濃度について、混合物を37℃で30分間インキュベ
ートした。
次の表に化合物1〜10、13、15〜16、24〜25、34、Ref.A
、ドーパミン、ドペキサミンに対して得られた結果をKi(nM)として示す。
本発明の目的とする化合物は両レセプターサブタイプに対して強い親和性を有
し、D1レセプターおよびD2レセプターのいずれに対してもドーパミンおよびド
ペキサミンを上回り、Ref.Aと少なくとも同等の親和性を示している。
実施例99分離組織によるドーパミン作用活性の検討 ウサギ脾動脈(RSA)試験によるD1様活性の評価
Semeraro et al.,Naunyn.Schmied.Arch.
Pharmacol.,1990,342,539に従って動脈環を作製した。
動脈標本は、0.1μMの最大下濃度においてU46619(9,11−ジデ
オキシ−11α,9α−エポキシメタノプロスタグランジンF2α)を用いて収
縮させた。
被験化合物は累積的に投与した。
標準物質としてはRef.Aを用いた。
作用活性は、効果のピークにより評価し、効力比(Ref.AのEC50/被験
化合物のEC50)として表2に示す。ウサギ耳動脈(REA)試験によるD2様活性の評価
Steinsland et al.,Science,1978,443,
199に記載の方法を下記のように改変した方法で動脈環を作製した。
体重2.5〜3kgのニュージーランド・ラビット雄を大量のペントバルビタ
ールナトリウムの静脈内注射により屠殺し除血した。両耳を切除し、中耳動脈を
長さ3mmの環に切断した。
これらの標本をKrebs溶液(NaCl 118mM/l、KCl 4.7
mM/l、CaCl2 2.5mM/l、MgSO4 1.2mM/l、NaHC
O3 25mM/l、KH2PO4 1.2mM/l、グルコース11.1mM/
l含有)を含む25ml器官浴にセットし、95%O2−5%CO2と平衡させ、
35±1℃に保持した。
Krebs溶液に、カテコールアミンの酸化を避けるためにEDTA(10μ
M)を、ニューロンおよびニューロン外のカテコールアミン吸収を遮断するため
にデシプラミン(0.1μM)とコルチコステロン(30μM)を加えた。
標本を5分間隔で電気的に刺激した(10Hz、1msec、40〜80mA
、500msec持続)。
被験化合物は累積的に投与した。
標準物質としてはRef.Aを用いた。
作用活性は、効果のピークにより評価し、効力比(Ref.AのEC50/被験
化合物のEC50)として表2に示す。
上記データの示すように、本発明の目的である式Iの化合物はドーパミン作用
活性が著しく高く、Ref.Aのそれの最高100倍に達している。
実施例100
イン・ビボにおける降圧活性
14週齢以上の自発的高血圧症の雄ラット(Charles River)を
使用した。
バルビツール酸麻酔のもとで右頚動脈および左頚静脈にカテーテルを挿入し、
1晩おいて回復させた。
被験化合物は左頚静脈へのボーラス注入により投与した。
対照動物には同量の賦形剤を投与した。誘導された効果は4時間にわたり連続
的に記録した。平均血圧(MBP)の基準値は190〜200mmHgであった
。
化合物22の降圧活性をMBPの低下として表し、Ref.Aの降圧活性と比
較した結果を次表に示す。
同じく自発的高血圧症のラットに対する経口投与についても降圧活性を評価し
た。
化合物22の降圧活性をMBPの低下として表し、Ref.Aの降圧活性と比
較した結果を次表に示す。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項
【提出日】1996年7月25日
【補正内容】
i)翻訳文第8頁第7行の「NH2CONH2」を「NHCONH2」に、
ii)翻訳文第106頁第12行の「エプチル」を「ヘプチル」に、
iii)翻訳文第107頁第11行の「エプチル」を「ヘプチル」に、
iv)翻訳文第121頁第24行の「フェニル」を「フェノキシ」に、
v)翻訳文第128頁式(I)の下第1行の「塩類」を「塩類およびプロドラッ
グ」に、
vi)翻訳文第128頁下から第3行の「NHSO2NH2」を「NHSONH2」に、
vii)翻訳文第130頁第1行の「NH2CONH2」を「NHCONH2」に、
それぞれ補正する。)
式Iの化合物のうち、好ましいものは、R'が水素原子、R及びR"が水酸基で、
アスタリスクを付した炭素がS立体配置を有するものである。
さらに好ましい化合物は、R'、R1およびR2が水素原子、R及びR"が水酸基、mが
6、そしてアスタリスクを付した炭素がS立体配置を有するものである。
置換基R4、R5、およびR6において、好ましいものは、水素、OH、メトキシ、メ
チル、ニトロ、クロロ、メチルスルフォニル、NH2、SO2NH2、メチルスルフォニ
ルアミノ、NHCONH2、メトキシカルボニル、アセチルアミノ、CONH2、CH2OHSO3H
及びメチレンジオキシである。更に、R4及びR5が互いにオルソ位置にあって鎖を
形成する場合には、式-S-CO-NRV-(ここでRV-は水素原子)で表される基である
。
式Iの化合物の具体例を以下に挙げる。
(S)−N−プロピル−N−[6−[(1,4−ベンゾジオキサン−2−イル
)メチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(3−メチルスルフォニルフェニル
)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(3,4−メチレンジオキシフェニ
ル)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テト
ラヒドロ−2−ナフチルアミン
(S)−N−プロピル−N−[5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テト
ラヒドロ−2−ナフチル)−N’−メチル−N’−[2−(2−オキソ−3H−
1,3−ベンゾチアゾール−6−イル)エチル]−1,6−ヘキサンジアミン
(S)−N−プロピル−N−[6−[4−(2−メトキシフェニル)ピペラジ
ン−1−イル]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロ−2−ナフチルアミン
(R)−N−プロピル−N−[6−[2−(2−オキソ−3H−1,3−ベン
ゾチアゾール−6−イル)エチルアミノ]ヘキシル]−6−ヒドロキシ−7−フ
ォルミルアミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン
中間体29より、アンモニアの代わりにメチルアミンを用いて、(S)−N−
プロピル−N−[(6−メチルアミノ)ヘキシル]−5,6−ジメトキシ−1,
2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二塩酸塩(中間体89)。
実施例79
実施例23と同様の操作により、下記の化合物を調製した。
実施例78に従って調製した中間体87、および実施例73に従って調製した
中間体82より、(S)−N−プロピル−N−[7−[2−(2−オキソ−3H
−1,3−ベンゾチアゾール−6−イル)エチルアミノ]ヘプチル]−5,6−
ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二塩酸塩(中
間体90)。
実施例78に従って調製した中間体88より、(S)−N−プロピル−N−[
5−[2−(2−オキソ−3H−1,3−ベンゾチアゾール−6−イル)エチル
アミノ]ペンチル]−5,6−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2
−ナフチルアミン二塩酸塩(中間体91)。
実施例78に従って調製した中間体89より、(S)−N−メチル−N−[2
−(2−オキソ−3H−1,3−ベンゾチアゾール−6−イル)エチル]−N’
−プロピル−N’−(5,6−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2
−ナフチル)−1,6−ヘキサンジアミン二塩酸塩(中間体92)。
実施例80
実施例40と同様の操作により、下記の化合物を調製した。
実施例79に従って調製した中間体90より、(S)−N−プロピル−N−[
7−[2−(2−オキソ−3H−1,3−ベンゾチアゾール−6−イル)エチル
アミノ]ヘプチル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−
2−ナフチルアミン二臭化水素酸塩(化合物50)。
実施例79に従って調製した中間体91より、(S)−N−プロピル−N−[
5−[2−(2−オキソ−3H−1,3−ベンゾチアゾール−6−イル)エチル
アミノ]ペンチル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−
2−ナフチルアミン二臭化水素酸塩(化合物51)。
実施例79に従って調製した中間体92より、(S)−N−メチル−N−[2
−(2−オキソ−3H−1,3−ベンゾチアゾール−6−イル)エチル]−N’
−プロピル−N’−(5,6−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−
2−ナフチル)−1,6−ヘキサンジアミン二臭化水素酸塩(化合物52)。
として得た。
実施例98
D1およびD2レセプターへの親和性の評価
レセプターとの結合
Sprague−Dawleyラットの雄(200〜250g)の脳を切除し
、Billard et al.,Life Sciences,35,188
5(1984)に記載の方法によって線条組織の膜を作製し、組織をpH7.4
のTris/HCl 50mM緩衝液(1:100 w/v)中でホモジナイズ
した。
ホモジネートを遠心し、ペレットを再度懸濁させ再度遠心し、NaCl 12
0mM、KCl 5mM、CaCl2 2mMおよびMgCl2 1mMを含むp
H 7.4のTris/HCl 50mM緩衝液にいま一度懸濁させた。
D1レセプターおよびD2レセプターに対する親和性の評価は、標識リガンドと
してそれぞれ[3H]−SCH23390〔(R+)−8−クロロ−2,3,4
,5−テトラヒドロ−3−メチル−5−フェニル−1H−3−ベンズアゼピン−
7−オール塩酸塩〕、[3H]−ドンペリドン(Merck Index XI
Ed.,No.3412,537頁)を使用して行った。
標準物質としてはドーパミン、ドペキサミン、および国際出願WO93/19
036の実施例6に記載の(S)−N−プロピル−N−[6−[2−(2−メト
キシフェノキシ)エチルアミノ]ヘキシル]−5,6−ジヒドロキシ−1,2,
3,4−テトラヒドロ−2−ナフチルアミン二塩酸塩(Ref.A)を使用した
。
[3H]−SCH23390を用いた試験における標準インキュベーション条
件(容積1000μl)は、Tris/HCl 50mM緩衝液(pH7.4)
、0.2nM [3H]−SCH23390、130〜140μg蛋白質/ml
の膜標本とした。
特許請求の範囲
1 式
で表される化合物、および薬学的に許容されるその塩類およびプロドラッグ。
[式中、
mは4、5、6、7および8から選ばれる整数;
R、R'、R"は水素原子またはOH基であって、R、R'、R"中の少なくとも1つは水素
原子であるが、R、R'、R"が同時に水素原子であることはなく、またR'およびR"
が共に同時にOH基であることも無いか;
あるいはR'およびR"の内の一方がNHCHO、NHCH3、NHSO2CH3、CH2OHあるいはCH3基
で他方が水素であり;
R1およびR2は同一または異なって、水素原子、C1-C3アルキル基、または、それ
らが結合する炭素原子と共にシクロプロピルを形成し;
nは0、1、2、3、および4から選ばれる整数;
pは0と1の間から選ばれる整数;
R3は水素原子またはC1-C4アルキル基;
YはS、O、N(R7)CO、CO(R7)NまたはN(R7);
XはN(R8)、O、S、SO、SO2、COまたは単結合;
R4、R5、およびR6は同一または異なって、それぞれ水素原子、OH、ハロゲン、C1
-C4アルキル基、C1-C4アルコキシ基、ニトロ基、C1-C4アルキルチオ基、NH2基、
モノ-またはジ-C1-C4アルキルアミノ基、SH基、C1-C4アルキルスルフォニル基、
C1-C4アルコキシカルボニル基、NHCHO基、C1-C4アルキルカルボニルアミノ基、N
HCONH2基、C1-C4アルキルスルフォニルアミノ基、C1-C4アルキルアミノスルフォ
ニル基、SO2NH2、NHSONH2、COOH、SO3H、CONH2、CH2OHまたはフェニル基である
か;または
R4およびR5は互いにオルソ位置にあって共同して、CR"'RIV、CO、S、O及びNRV
メチルスルホニルアミノ、NHCONH2、メトキシカルボニル、アセチルアミ
ノ、CONH2、CH2OH、SO3H、またはメチレンジオキシ基であり、ある
いはR4とR5が互いにオルト位置にあって、式−S−CO−NR'V−(ただしR
'Vは水素原子)で表される鎖を形成する、請求項1に記載の化合物。
5 光学的に活性な形である請求項1の化合物。
6 式
で表される化合物の還元を含む、請求項1に記載の化合物の調製方法。
[式中、
m,p,Y,X,R1,R2,R4,R5,R6は請求項1に記載したと同じ意味を
持ち、
R9,R10,R11は水素またはOZ基(Zは水素原子、またはメチル、ベンジル
、ベンゾイル、4−メトキシベンゾイルから選択された保護基)であり、ただし
R9,R10,R11の少なくとも1つは水素原子であるがR9,R10,R11のすべて
が同時に水素原子であることはなく、R10とR11が同時にOZ基であることはな
いことを条件とし、
あるいはR10とR11のいずれか一方がNHCHO,NHCH3、NHSO2CH3
、CH2OHまたはCH3であり他方が水素原子であり、
WはCH2またはCO基であり、
Qは式
CO−(CH2)n-1−CHR3
(ここにR3は請求項1におけると同義、nは1、2、3または4)で表される
基、またはnが0のときCHR3もしくはCO基(R3は請求項1におけると同義
)〕
7 治療効果を有する量の請求項1に記載の化合物を適当な賦形剤と共に含有す
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.6 識別記号 FI
A61K 31/415 A61K 31/415
31/42 31/42
31/425 31/425
31/47 31/47
31/495 31/495
C07C 229/08 C07C 229/08
229/38 229/38
233/43 233/43
235/20 235/20
237/30 237/30
309/45 309/45
311/05 311/05
317/32 317/32
323/24 323/24
C07D 209/08 C07D 209/08
217/04 217/04
235/26 235/26 B
263/58 263/58
277/64 277/64
295/12 295/12 A
// C07M 7:00
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AU,BY,CA,CZ,FI,HU,
JP,KR,NO,NZ,PL,RU,SK,UA,U
S
(72)発明者 グランシーニ,ジャン,カルロ
イタリア国 I−20054 ノバ ミラネー
ゼ,ヴィア キャラバッジオ,34
(72)発明者 ナポレターノ,マウロ
イタリア国 I−20127 ミラノ,ヴィア
ベニーニ,37
(72)発明者 サンタンゲロ,フランセスコ
イタリア国 I−20148 ミラノ,ヴィア
ドン グノッチ,33