JPH11501701A - 湿式加工した布地のストーンウォッシュした外観を形成する方法 - Google Patents
湿式加工した布地のストーンウォッシュした外観を形成する方法Info
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Abstract
(57)【要約】
染色されたセルロース系の布地を、酸性のpHを有し、酸性の媒体中で最適のセルロース分解活性を持つ少なくとも一つのセルラーゼ酵素と、天然および合成の無機珪酸塩、ポリアルキレンオキシドポリマー、アクリル系ポリマー、および天然、合成および半合成の多糖類から成る群から選ばれた染料再付着防止剤を含む水性組成物に接触させることによって、上記布地にストーンウォッシュ加工した外観を形成するように処理する方法。上記布地は、インジゴ染色されるのが好ましく、未縫製品であっても、衣服に縫製されているも、また縫製した布地からなる他の物品であってもよい。
Description
【発明の詳細な説明】
湿式加工した布地にストーンウォッシュした外観を形成する方法
本発明は、処理される材料の上への染料の再付着を減らしながら、布地や衣服
にストーンウォッシュの効果を作り出す方法に関する。
処理される材料の魅力を増す種々の視覚効果を作り出す、布地や衣服の湿式加
工は、公知の業務である。この加工は、衣服をインジゴ染めした場合、および/
またはジーンズ、ジャケットおよびスカート等におけるように、衣服をデニム布
で造った場合、および同様に造られたアクセサリーや種々の非衣服物品において
、特に一般的である。
より一般的な湿式加工として、インジゴ染めの衣服の研磨、すなわち「ストー
ンウォッシュ」は、工業的に広く実施されている。業界の用語と一致させ明確に
すると、「ストーンウォッシュ」は次のような方法であると考えられる。即ち、
普通タンブラーや洗濯機の水浴の中で、軽石または他の研磨材の機械的な摩擦に
よって、セルロース系の衣服や布地から染料を除いて、比較的接触のない地色部
分を残しながら、その布地または衣服の表面に局部的な研磨で色の薄い斑点や区
域を作り出す方法である。さらに、化学的または酵素的な手段でその研磨された
布地または衣服に似た外観を作り出方法や、その機械的研磨との併用も、業界で
は、ストーンウォッシュの定義に包含されるものと認識されている。
改善された外観を与えるのに最も一般的な種類の酵素は、セルラーゼである。
セルラーゼ酵素は、典型的に二つの群に分けられる。すなわち、中性のpH領域
(pH約6ないし8)で活性が一番高いものと、酸性のpH領域(pH約4ない
し6)で活性が一番高いものである。各種類の酵素は上記のpHの範囲の外でも
若干の活性を有するけれども、これらの範囲は最適の性能を示すpHの値を表す
ものである。どちらの種類も、「ストーンウォッシュ」の外観を与えるために一
般に使用され、どちらも長所と短所を持っている。
中性のセルラーゼ処理の長所の一つは、洗浄工程中に除去されたインジゴ染料
の中程度の量だけが布地の白い部分に再付着して、明るく、きれいに見えるハイ
ライトの領域を持つストーンウォッシュされたデニムの衣服を作り出すことであ
る。主な短所は、典型的には、中性のセルラーゼ酵素が酸性のセルラーゼ酵素よ
りも若干遅く反応して、加工時間が長くなることである。
酸性のセルラーゼ処理の主な長所は、布地上での反応が中性のセルラーゼ酵素
よりずっと早いことである。中性のセルラーゼ酵素による同様の処理より2ない
し5倍も早い反応時間が珍しくはない。主な短所は、低いpHでインジゴの溶解
度が低いことに一部起因してより多量の染料が衣服に再付着することである。
化学的に布地や衣服をストーンウォッシュするための方法および組成物は一般
に、例えば米国特許第4,832,864号、第4,912,056号、第5,
006,126号および第5,122,159号に記載されている。しかし、迅
速に作用する酸性セルラーゼ酵素処理で、染色された材料を処理しながら、再付
着される染料の量を減らして、明るい綺麗なコントラストの部分を持ち、魅力的
なストーンウォッシュの外観を持った衣服を迅速にための改良された組成物と方
法が要求される。
本発明の目的は、染色されたセルロース系の布地および衣服を湿式加工して、
迅速で効果的な方法でストーンウォッシュの外観を化学的に作り出す方法を提供
することである。
本発明の別の目的は、染料が除去された明るく綺麗に見える色変化の目立つ(
ハイライト)部分を持つ布地および衣服を得る、上記の方法を提供することであ
る。
本発明のさらに別の目的は、迅速に作用する酸性セルラーゼ酵素を、主な染料
除去剤として使用でき、しかも染料の処理物への再付着を実質的に避けることが
できる、上記の方法を提供することである。
本発明のさらにもう一つの目的は、インジゴ染めのデニムの布地または衣服を
加工するのに特に適した、上記の方法を提供することである。
これらの目的および以下に明らかになる他の目的を達成するために、本発明で
は、未縫製形状または衣服形状のいずれかの、染色された布地を、酸性のpHを
持つ水性組成物で処理することによって、ストーンウォッシュの効果を作り出す
、上記布地の改良された処理方法を提供するものであり、上記水性組成物は、少
なくとも一種の酸性セルラーゼ酵素と、天然および合成の無機珪酸塩、ポリアル
キレンオキシドポリマー、アクリルポリマー(ホモポリマーおよび共重合物)お
よび天然および合成のガムを含む天然、合成および半合成の多糖類から成る群か
ら選ばれた染料再付着防止用の添加剤を含むものである。上記の添加剤を使う新
規な方法によって、迅速に作用する酸性セルラーゼ酵素を使って、染料を除去し
て、希望の色密度の局部的な変化を起こさせ、一方「逆染め」、すなわち低いp
Hの洗浄水から処理される布地への染料(特にインヂゴ染料)の再付着を実質上
防止することができるようになる。
本発明の改良された湿式加工法は、染色されたセルロース系布地、主に木綿デ
ニム地を、(a)酸性のpH領域で最高の活性をもつセルラーゼ酵素、および(
b)染料再付着防止用の添加剤、ならびに場合により緩衝剤、界面活性剤、酵素
活性化剤、可溶化剤などのような他の従来の添加剤を含む水溶液または水性の溶
液と接触させることを包含する。この布地は水溶液と一緒に振盪または攪拌され
る。
本発明によって処理される布地は、未縫製の形でも、衣服の形状に縫製された
ものでも、または縫製済の布地から成る他の物品であってもよいが、新規な(未
着用)衣服または物品の形でもよい。
「ストーンウォッシュの外観」という語は、染色されたセルロース性の布地の
表面上での色密度の変化した局部的な部分を含み、軽石または他の「ストーン類
」で布地を機械的に研磨することによってできる外観に似せた外観を言う。
ストーンウォッシュは一般に、工業用の洗濯機、円筒式タンブラー、変換式乾
燥機(converted dryers)または類似の装置で行われる。この方法の実施に必要な
パラメータは、加工中、衣服、布地またはストーンウォッシュされる物品と一緒
に洗液を入れ、衣服等と酵素や他の加工用薬剤が接触、または間歇的に接触でき
るようにする手段である。さらに、ストーンウォッシュされる物品の表面が、他
の布地またはストーンウォッシュされる物品を含む他の表面と擦り合うことがで
きるように、この系に機械的エネルギーを導入する手段がなければならない。洗
濯機またはタンブラーの場合、これは衣服等が内側向けに動いて、互いに擦り合
うことが出来るような速度で、衣服等の入った円筒を回転させることによって達
成される。パドル式染色機の場合は、これは加工液の表面またはその近くに装着
された外部パドル輪によって達成される。パドルは回転して循環流を作る。この
流れおよび/またはパドルは、衣服等を捕まえて、他の衣服およびパドルと擦り
合って、物品に必要な機械的作用を作り出すような方向にもって行く。
ストーンウォッシュの工程は、セルラーゼ酵素および/または軽石への単純な
暴露でなく、典型的に幾つかの工程から成っている。衣服等は、典型的には先ず
(a)アミラーゼ酵素および界面活性剤、(b)酸化剤、アルカリおよび界面活
性剤、(c)溶媒および界面活性剤または(d)温湯を使って糊抜きされる。こ
の後、しばしば必須ではないが一回以上の濯ぎが行われる。このあと普通、研磨
工程があり、ここで研磨された外観を作り出すのにセルラーゼ酵素および他の助
剤が使用される。これが、本発明による染料再付着防止剤が普通存在する工程で
ある。研磨のあと、時により、漂白工程(すべての色を薄くしたい場合だけ)、
脱塩素工程(漂白工程が使われたときだけ)、脱離した過剰の染料を洗い流すた
めに洗浄剤や漂白剤がよく添加される洗浄工程、一回以上の濯ぎ、および最終の
柔軟剤の使用がある。そのあと、衣服は抽出して過剰の水を除き、乾燥、プレス
される。染料の再付着を防ぐために添加剤を入れるのに好ましい時点は、セルラ
ーゼ酵素と一緒にであるが、添加剤は糊抜き工程、研磨の前後の濯ぎ、洗浄工程
、または複数の工程で添加しても、いくらかの利点を与えることができる。
インジゴ染料は、ストーンウォッシュした布地や衣服に使用される最も一般的
な染料であるが、ストーンウォッシュの概念は、セルロース系の繊維、単糸、ま
たは撚糸から部分的または全体として作られ、着色剤がバット染料(たとえばイ
ンジゴ)、顔料(またはピグメント染料)、硫化染料、または他の分類の染料で
あっても、その繊維、単糸、または撚糸の表面と中心との間に色差を有するよう
に、染色、顔料付けまたは着色されるすべての布地、衣服または物品に適用され
る。この主要な概念は、繊維または単糸が「輪染め」されること、すなわち染め
た繊維の外観が、繊維の一番外側の輪の部分で濃く染められ、中心部で薄く染め
られ(または全くそめられない)状態にあることである。ストーンウォッシュの
工程はセルロース性の繊維の一番外側の部分を損傷し、繊維の染まっていない(
または薄く染まった)中心部を露出させる。
この新規な方法に使用される染料再付着または逆染めの防止用の添加剤は、ゼ
オライトのような天然および合成の無機珪酸塩、ポリアルキレンオキシド・ポリ
アミン共重合物、アクリル系ホモポリマーおよび共重合物を含むポリアルキレン
オキシドポリマー、アクリル系ホモポリマーおよび共重合物および天然および合
成のガムを含む天然、合成および半合成の多糖類およびセルロース系ポリマーか
ら成る群から選ばれる。
本発明の方法に使用される染料再付着防止用の添加剤の種々の範疇の代表的な
一般構造は、下記を包含するがそれらに限定されない。天然/合成の無機珪酸塩
ポリアルキレンオキシドポリマー類
ポリアミノエトキシレート類
ポリエチレンオキシドポリマー類
ポリエチレングリコールポリマー類
多糖類ポリマー類
メチルセルロース
ヒドロキシプロピルメチルセルロース
キサンタンガム
アクリル系ホモポリマーおよび共重合物
下記は、商品名、供給者および/または化学名または構造で同定される化合物
または物質の例示的な例であり、酸性溶液にあまり溶けないインジゴのような染
料でも、その再付着を防ぐため、ストーンウォッシュ溶液への添加剤として有効
であることが分かっている。
製品名 構造の情報
天然および半合成の多糖類
KELZANTM キサンタンガム
(メルク・アンド・カンパニー)
ラムザンガム
ウエランガム
グアーガム
ロカストビーンガム (主にガラクトマンナン)
KELGINTM MV 、KELGINTM LV アルギン酸ナトリウム
(メルク・アンド・カンパニー)
他のアルギン酸金属塩
KELACIDTM アルギン酸(ポリマンヌロン酸+
(メルク・アンド・カンパニー) ポリグルクロン酸
NATROSOLTM 250 HR ヒドロキシエチルセルロース
(アクアロン・カンパニー)
METHOCELTM E5,E4M ヒドロキシプロピルメチルセルロース
(ダウ・ケミカル・カンパニー)
METHOCELTM HB-100 ヒドロキシブチルメチルセルロース
(ダウ・ケミカル・カンパニー)
ゼラチン
カゼイン
天然/合成無機珪酸塩
カオリン H2Al2Si2O8・H2O
フーラー土 コロイド状珪酸アルミニウム
VALFORTM 150 Na2O-Al2O3・(SiO2)x・(H2O)y
(PQコーポレーション)
BENTONETM 34,38,SD-1,SD-2 有機変性モンモリロナイト、
(レオックス社) モンモリロナイト=Al2O3・4SiO2・H2O
ベントナイト Al2O3・4SiO2・H2O、
R+.33(Al,Mg)2Si4O10(OH)2・nH2O
HECTALITETM 200 スメクタイト粘土(珪酸マグネシウム
(アメリカン・コロイド・カンパニー)アルミニウム鉱物)
ZEOSYLTM 110SD,DIAFILTM 810 水和無定型SiO2
(J.M.ヒューバー・コーポレーション)
HYDRITETM R
(ドライ・ブランチ・カオリン・カンパニー)
モンモリロナイト
ポリアルキレンオキシドポリマー
POLYOXTM WSR N-10,WSR N-3000,WSR N-750 (CH2CH2O)n
(ユニオン・カーバイド・コーポレーション)
CARBOWAXTM 400,4600,20M HO-(CH2CH2O)nH
(ユニオン・カーバイド・ケミカルス
・アンド・プラスチックス)
アクリル系ポリマー
CARBOPOLTM 907,910 アクリル酸、ホモポリマー
(B.F.グッドリッチ・カンパニー) [(CH2CHCOOH)n]
CARBOPOLTM 614,615 高分子ポリアクリル酸、
(B.F.グッドリッチ・カンパニー) ポリアルケニルポリエーテルで架橋
CARBOPOLTM 613,1622 架橋アクリル系共重合物
(B.F.グッドリッチ・カンパニー)
CARBOPOLTM 681 X-1 アクリル系ポリマー、
(B.F.グッドリッチ・カンパニー) アクリル酸エチル(配合)
SOKALANTM PA 70-PN,110S 線状ポリアクリル酸
(BASF AG) (分子量:70,000 & 250,000)
SOKALANTM HP-22 CAS #25820-49-9 (共重合物)
(BASF AG)
COLLOID 117/50,207
COLLOID X-0125-KN 706
GOODRITETM K-7600 N 線状ポリアクリル酸、
(B.F.グッドリッチ・カンパニー) ナトリウム塩(分子量:60,000)
PARAGUMTM 511
(パラケム・サザーン・インコーポレーテッド)
ALCOGUMTM L-11,L-15,L-27,L-37 アクリル酸エチル:メタクリル酸
(ナショナル・スターチ・アンド・
ケミカル・コーポレーション)
ALCOGUMTM L-83 アクリル酸エチル:メタクリル酸
(ナショナル・スターチ・アンド・ メチル:メタクリル酸ターポリマー
ケミカル・コーポレーション)
ACUSOLTM 842 アクリル酸エチル:メタクリル酸
(ローム&ハース・カンパニー)
ACUMERTM 8100
(ローム&ハース・カンパニー)
UCARTM 102,104,107 ジノニルフェノールエトキシレート/
(ユニオン・カーバイド・ TMN 付加物+アクリル酸エチル+
コーポレーション) メタクリル酸ポリマー(成分)
UCARTM 146 アクリル酸ブチル+スチレン+
(ユニオン・カーバイド・ メタクリル酸ポリマー(成分)
コーポレーション)
UCARTM 106HE アクリル系ポリマー(企業秘密)
(ユニオン・カーバイド・
コーポレーション)
TAMOLTM 731-D & 850 アクリル酸ポリマー
(ローム&ハース・カンパニー)
MEROPANTM VD オキシランとの酢酸エテニルエステル
ポリマー(C4H6O2・C2H4O)x
新規なストーンウォッシュ法に使用するのに適したセルラーゼ酵素は、どんな
セルラーゼでもよく、酸性溶液中でセルロース系の繊維を分解する最適に活性な
カビまたはバクテリア源から生産されるものを含む。そのようなセルラーゼ酵素
を例示すると、CYTLASETMおよびIndiAgeTM酵素類(ジェネコール
・インコーポレーテッド製)およびCELLUSOFTTMおよびDENIMAXTM
(ノボ・ノルディスク製)等があり、これらはトリコデルマ・ロンギブチアタ ム
(もとのT.レエセイ)の株から誘導される。
しかし、本発明は特定のセルラーゼ酵素またはそのような酵素の特定の源に限
定されるものではなく、7.0未満のpH、好ましくは約4ないし約6の範囲の
pHの媒体として定義される酸性の媒体中で最高となるセルロース分解活性を持
ったすべての酵素の使用を包含するものと理解すべきである。
本発明の目的を達成するためには、染料再付着または逆染め防止用の添加剤が
布地処理溶液中に、約0.005%以上の重量(w/w)濃度で存在することが
必要である。この最低水準は、使用される添加剤の種類によって変わる。例えば
、下記は実験結果に基づく種々の種類の再付着防止用の添加剤についての代表的
な濃度範囲である。
天然/合成無機珪酸塩:0.025〜5.0%
ポリアルキレンオキシドポリマー:0.025〜2.5%
多糖類ポリマー:0.005〜5.0%
アクリル系ホモポリマーおよび共重合物:0.005〜8.0%
上記の重量濃度範囲は、中で布地を浸漬および/または振盪する洗浄液の総重
量に基づくものであることを強調しなければならない。しかし、本発明は本発明
の必須成分、すなわち酸性セルラーゼ酵素および再付着防止用添加剤を洗浄液に
添加するための特定の方法、順序または配合に限定されない。例えば、酵素およ
び再付着防止用添加剤は、先ず適当な溶剤および他の任意の成分と混合し、でき
た処方(液、濃厚液、ゲルまたは他の形)を洗浄水に添加してもよいし、また個
々の成分を乾燥した形または液状で洗浄水に別々に加えてもよい。
本発明の新規な方法に使用する水系の組成物は、適当な重量濃度の酸性セルラ
ーゼ酵素および逆染め防止用添加剤だけでなく、任意の追加の添加剤、例えば組
成物のpHをかなり安定な水準に保つための緩衝剤; 水溶液の湿潤性を増して、
処理される布地中での酵素の活性を促進するための界面活性剤; 酵素および界面
活性剤の溶解と分散を助けるための溶剤; セルラーゼ活性化剤; 抗酸化剤; 可溶
化剤; および二価の金属イオン封鎖剤のようなビルダー成分を含んでもよい。こ
れらの任意の成分の代表例には下記のものが含まれる。
界面活性剤−ポリエチレンオキシドポリマー、ポリプロピレンオキシドポリマ
ー、酸化エチレン−酸化プロピレンブロック共重合物、エトキシル化C1-18アル
キルフェノールおよびエトキシル化C1-18脂肪族アルコール。
溶剤−エチレングリコール、プロピレングリコール、およびポリエチレングリ
コールまたはポリプロピレングリコールの形のエチレングリコールまたはプロピ
レングリコールのオリゴマーおよび高重合物、アルコール類、テルペン類、およ
び脂肪族、芳香族およびナフテン系炭化水素。
セルラーゼ酵素活性化剤−蛋白質、コバルトおよびその塩、マグネシウムおよ
びその塩、カルシウムおよびその塩、カリウムおよびその塩、ナトリウムおよび
その塩またはマンノースおよびキシロースのような単糖類。
抗酸化剤−tert−ブチルヒドロキシトルエン、4,4’−ブチリデンビス
(6−tert−ブチル−3−メチルフェノール)、2,2’−ブチリデンビス
(6−tert−ブチル−4−メチルフェノール)、モノスチレン化クレゾール
、ジスチレン化クレゾールおよび1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シク
ロヘキサン。
可溶化剤−エタノールなどの低級アルコール、ベンゼンスルホン酸塩、p−ト
ルエンスルホン酸塩のような低級アルキルスルホン酸塩、プロピレングリコール
などのグリコール、アセチルベンゼンスルホン酸塩、アセトアミド類、ピリジン
ジカルボン酸アミド、安息香酸塩および尿素。
ビルダー−有機ホスフェート類、ホスホネート類、ホスホノカルボン酸塩、ア
ミノ−ポリアセテート、ポリアクリル酸、ポリエチレングリコール、ポリビニル
アルコールおよびポリビニルピロリドンなどの非解離性のポリマー、およびジカ
ルボン酸、ジグリコール酸およびスルホン化カルボン酸の塩、硼酸塩、クエン酸
塩およびそれらの混合物。
この新規な方法に使用する酵素組成物は、液体、濃縮液、濃厚物、ゲルまたは
固体を含む、通常のどのような形態でもよい。種々のそのような組成物は先行技
術に開示されており、繊維処理の処方や製品加工の当業者に公知である。
下記のものは、染色された布地または衣服を処理してストーンウォッシュの外
観を作り出しながら、処理した材料への染料の再付着を実質上防止する新規な方
法に使用する本発明による水系組成物の代表例である。しかし、これらの例は本
発明を実施するのに専ら使用されるべき成分、材料または濃度を示すのに、また
は如何なる芳香においても本発明を限定することを意図するものではない。
実施例1〜7では、T.ロンギブラチアタムから誘導された酸性セルラーゼ酵
素、31.2%の酢酸ナトリウム、23.3%の酢酸および45.5%の水から
成る緩衝剤、特定の染料再付着防止用添加剤および100重量%にするのに充分
な量の水を含む本発明に使用する組成物を説明する。
実施例1
実施例2
実施例3
実施例4
実施例5
実施例6
実施例7
実施例8
各添加剤の逆染め防止効果を定量するために、インジゴ染のデニム地の湿式加
工において実施例1〜7の組成物を使用して実験室的な試験を行った。逆染め防
止の特性の変化を定量するのに使用した方法は、バージニア州、レストン、ハン
ター・アソシエーツ・ラボラトリー・インコーポレーテッドから入手できるハン
ターラブ0/45 D25−PC2色度計で総色差(ΔE)を測ることであった
。この装置は、三つの対立色の目盛を読み取り、その場合Lは黒→白(黒=0、
白=100)を、aは赤→緑(+a=赤、−a=緑)を、bは黄→青(+b=黄
、−b=青)を表す。ΔEは下記の式で計算される。
ΔE=〔(ΔL)2+(Δa)2(Δb)2〕1/2
個々の試験布の同じ位置で最初と最後のL、a、bを読み取る。
試験は、イリノイ州、シカゴ市、アトラス・エレクトリック・デバイセス・カ
ンパニーから入手できるラウンダー・オメータで行った。ラウンダー・オメータ
は、AATCCの認可した標準の実験室用の洗濯機であり、サーモスタットで調
節される水浴中で20個までの3インチ×8インチのステンレススチールの小容
器(1.2リットル容)を(40±2rpmで)回転させる。各容器には、実施
例1〜9の試験溶液200g、4インチ×4インチの白色の木綿布1枚、4イン
チ×4インチの糊抜きした14オンスのインジゴ染めのデニム布1枚および45
個の0.25インチのステンレススチールのボールを入れた。
各試験溶液のpHは5.0±0.1に調節した。各容器を密閉しラウンダー・
オメータ中で132±2°Fで60または75分間、回転させた。試験の終了時
に、布地を取り出し、ケンモア(シリース60)の家庭用洗濯機で、低水量で6
分サイクルで濯いだ。スピンサイクルの終了時、すべての試験布を従来の家庭用
の乾燥機で乾燥した。最後のL、a、bを読み取り、白色の試験布について総色
差(ΔE)を計算した。各試験溶液のΔEの改良パーセント(%I)を対照溶液
(逆染め防止用添加剤なしで同じ濃度の酵素および緩衝剤)と比較して下記のよ
うに計算した。
上記の試験法を使用して、実施例1〜7に使用した種々の逆染め防止用添加剤
に対する改良パーセント値を表Aに示す。
実施例9
予め糊抜きした24ポンドのデニムのジーンズと白色の木綿の試験布を125
ポンド容のミルナー解放ポケット式洗浄抽出機に入れた。機械に35ガロンの水
を入れ、138°F(59℃)に加熱した。特定の逆染め防止用添加剤およびデ
ニムkg当たり21.7mlの酸性セルラーゼ酵素をつぎに洗浄機に添加し、2
5分間振盪した。pHを5.1±0.1に調節するために、酢酸塩緩衝剤も加え
た。洗浄液を捨て、洗浄機の内容物を37ガロンの水で140°F(60℃)で
つぎに110°F(43℃)で濯いだ。つぎに、衣服と試験布を乾燥し、最後の
L、a、bを読み取った。表Bに添加剤の使用量とそれぞれのΔE値を示す。
実施例10
21ポンドのデニムのジーンズと白色の木綿の試験布を85ポンド容のユニマ
ック解放ポケット式洗浄抽出機に入れた。アミラーゼ酵素糊抜き剤を含む140
°F(60℃)の水38ガロンを機械に入れた。12分後、糊抜き液を抜いた。
120°F(49℃)の水42ガロンを機械に入れ、2分間濯いだ。140°F
(60℃)の水42ガロンを再び機械に入れた。つぎに、逆染め防止用添加剤お
よびデニムkg当たり18.6mlの酸性セルラーゼ酵素を洗浄機に添加し、2
0分間振盪した。pHを5.1に調節するために、酢酸塩緩衝剤も加えた。つぎ
に洗浄液を捨て、洗浄機の内容物を68ガロンの水で120°F(49℃)で続
けて3回濯いだ。つぎに、衣服と試験布を乾燥し、最後のL、a、bを読み取っ
た。表Cに添加剤の使用量とそれぞれのΔE値を示す。
本発明の種々の目的を達成し、実用的な条件によく適合する方法が提供される
ことが上記のように示された。
上記発明では種々の可能な実施態様を行うことができ、また上記の実施態様に
おいては種々の変更が可能であるので、ここに記載された事項は例示的なものと
解釈されるべきで、決して限定的な意味のものではないものと理解されるべきで
ある。
新規にして望ましいものであるので、特許として保護されることを求めるもの
を、以下の請求の範囲に記載する。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.6 識別記号 FI
D06C 29/00 D06C 29/00 Z
D06M 11/79 D06M 15/03
15/03 15/263
15/263 D06P 5/00 120
D06P 5/00 120 5/08 Z
5/08 D06M 11/06
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG),
AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C
H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB
,GE,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,
LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,M
W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD
,SE,SG,SI,SK,TJ,TT,UA,UZ,
VN
(72)発明者 シャンク,デービッド メリディス
アメリカ合衆国、ペンシルバニア州
19426、カレッジビル、ワーシントン ロ
ード 3624
(72)発明者 マイローラ,デービッド ジョン
アメリカ合衆国、ペンシルバニア州
19422、ブルー ベル、ラーフェイエット
ウエイ 1542
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.未縫製の形または衣服または縫製された布地から成る他の物品の形の染色さ れたセルロース系布地を、酸性のpHを有し、(a)酸性の媒体中で最適のセル ロース分解活性を持つ少なくとも一つのセルラーゼ酵素および(b)天然および 合成の無機珪酸塩、ポリアルキレンオキシドポリマー、アクリル系ポリマー、お よび天然、合成および半合成の多糖類から成る群から選ばれた染料再付着防止剤 を含む水性組成物に接触させることを特徴とする、上記布地にストーンウォッシ ュ効果を作り出すための布帛処理方法。 2.上記組成物が、約0.025ないし約5.0重量%の天然または合成の無機 珪酸塩を含むことを特徴とする請求項1の方法。 3.上記無機珪酸塩が、カオリン粘土、フーラー土、ゼオライト、ベントナイト 、スメクタイト粘土および水和無定型二酸化珪素から成る群から選ばれることを 特徴とする請求項2の方法。 4.上記組成物が、約0.025ないし約2.5重量%のポリアルキレンオキシ ドポリマー類を含むことを特徴とする請求項1の方法。 5.上記ポリアルキレンオキシドポリマー類が、ポリアルキレンオキシドポリア ミン共重合物、ポリエチレンオキシドおよびポリエチレングリコールから成る群 から選ばれることを特徴とする請求項4の方法。 6.上記組成物が、約0.005ないし約5.0重量%のアクリル系ポリマーを 含むことを特徴とする請求項1の方法。 7.上記アクリル系ポリマーが、アクリル酸またはメタクリル酸のホモポリマー および上記酸と上記酸のエステルとの共重合物、ポリアルケニルポリエーテルま たはスチレンから成る群から選ばれることを特徴とする請求項6の方法。 8.上記組成物が、約0.005ないし約8.0重量%の天然、合成または半合 成の多糖類を含むことを特徴とする請求項1の方法。 9.上記天然、合成または半合成の多糖類が、天然および合成のガムおよび増粘 剤、ヒドロキシル化セルロース物質、ゼラチンおよびカゼインから成る群から選 ばれることを特徴とする請求項8の方法。 10.上記ガムが、キサンタン、ラムサン、ウエラン、グアーおよびローカスト ビーンガムから成る群から選ばれることを特徴とする請求項9の方法。 11.上記増粘剤が、アルギン酸、アルギン酸ナトリウムおよび他のアルギン酸 金属塩から成る群から選ばれることを特徴とする請求項9の方法。 12.上記セルロース系物質が、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロ ピルメチルセルロースおよびヒドロキシブチルメチルセルロースから成る群から 選ばれることを特徴とする請求項9の方法。 13.上記組成物が約4ないし6のpHを有することを特徴とする請求項1の方 法。 14.上記酵素がトリコデルマ・ロンギブラチアタムの株から誘導されることを 特徴とする請求項1の方法。 15.上記組成物がさらに緩衝剤を含むことを特徴とする請求項1の方法。 16.上記組成物がさらに、界面活性剤、溶剤、酵素活性化剤、抗酸化剤、可溶 化剤またはビルダーを含むことを特徴とする請求項1の方法。 17.上記布地が上記組成物とともに振盪または攪拌されることを特徴とする請 求項1の方法。 18.上記布地が洗濯機、タンブラー、変換式乾燥機または染料パドル機中で振 盪または攪拌されることを特徴とする請求項17の方法。 19.上記布地が未縫製の形であることを特徴とする請求項1の方法。 20.上記布地が衣服の形であることを特徴とする請求項1の方法。 21.上記衣服が新しい衣服の形であることを特徴とする請求項1の方法。 22.上記布地がバット染料、ピグメント染料、硫化染料または他の染料で染色 され、その染料が布地の繊維の表面に主に存在することを特徴とする請求項1の 方法。 23.上記布地が、インジゴ染料で染色されることを特徴とする請求項22の方 法。
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