JPH11506174A - 編織布の洗浄法 - Google Patents

編織布の洗浄法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、編織布上の汚れや染みをより効果的に処理する方法を提供するものである。この方法は、洗剤組成物を汚れや染みに塗布する工程、編織布の汚れや染みの部分の一方の側に隣接して吸収性層を置く工程、及び編織布の汚れや染みの部分のもう一方の側に、好ましくは親水性の溶剤、もしくは水の存在下で、熱、圧力、もしくは熱と圧力をかけて、汚れや染みの幾分かを、もしくは全てを吸収性層に吸収させる工程からなるものである。洗剤組成物は、キャップにフォームパッドの取り付けられた容器を用いて、編織布に塗布することができる。このキャップは、洗剤組成物が通過できるような小さな開口部を有している。

Description

【発明の詳細な説明】 編織布の洗浄法 本発明は、編織布から汚れや染みを除去する方法に関するものである。 或る種の汚れは、例えば洗濯機中での洗濯物の通常の洗浄工程で、必ずしも効 果的に除去されるとは限らない。このような汚れは、本発明に於いて通常の洗濯 物洗浄工程の前に行う洗浄処理を意味する前処理、及び/又は本発明に於いて通 常の洗濯物洗浄工程の後に行う洗浄処理を意味する後処理により、より効果的に 除去できる。本発明は、後処理洗浄法に関するものである。 1986年11月12日に公開されたヨーロッパ特許出願第200807号明 細書には、アイロンがけしながら洗濯物を洗浄する為の、すなわち後処理用のア イロンが開示されている。この目的を達成する為に、アイロンのハウジングに、 ブラシを収容する為の窪みを作ることができる(3頁の22行目から4頁の1行 目)。このアイロンには、真空洗浄手段も設置されている。しかし、この洗浄方 法を高める為に洗浄用組成物を用いる、ということは示唆されていない。 1973年7月24日に公開された米国特許第3748268号明細書には、 汚れや染みを除去する為の洗剤組成物が開示されている。この組成物は、主とし てカーペットを洗浄する為のものであるが、編織布についても触れられている。 この特許は、洗剤組成物が汚れにしみ込むのを助ける為に軽く擦る行為を含む前 処理洗浄方法を用い、その後で乾いた吸収性の布を用いて汚れを除去することが できる、ということを示唆している。その後、水を塗布し、また任意ではあるが 、汚れや組成物の残存物を除去する為に吸収性物質を用いて、洗浄作業を完了さ せる。 しかしながら、多くの編織布、特に絹や羊毛から作られた編織布は、カーペッ トよりもずっとデリケートである。カーペットに適用される穏やかに擦る行為を 編織布に適用した場合、それは激しく擦る行為であると考えられる。しかしなが ら、デリケートな織物に許容される非常に穏やかな処理では、汚れが完全に除去 されないことがある。 1994年8月11日に公開されたドイツ特許出願第A−43 03 454 号明細書には、汚れ除去法と汚れ除去セットが記載されている。この方法には、 汚れ除去剤を汚れに塗布する工程が含まれる。この後、その汚れは活性化されて 熱湯と共に洗い流される。熱湯は、熱いアイロンを用いてスポンジ中の水を加熱 することにより塗布される。この洗浄法では、織物の広い面積に、すなわち少な くともスポンジの面積に対応する面積に、水を塗布することになる。その結果、 新しい油脂汚れが、除去されるというよりも、むしろ織物上に広がってしまう。 また、織物とアイロンの間にスポンジがあると、汚れや染みの部分に熱が効果的 に到達するのが妨げられてしまう。単純にアイロンで熱を更にかけると、スポン ジが焦げたり、溶けたりする。 本発明の目的は、洗剤組成物を汚れや染みに塗布する工程、編織布の汚れや染 みの部分の一方の側に隣接して吸収性層を置く工程、及び汚れや染みの幾分かを もしくは全てを吸収性層に吸収させる為に、熱、圧力、もしくは熱と圧力をかけ る工程からなる、編織布上の汚れや染みを処理する為のより効果的な方法を提供 することである。 本発明の別の目的は、この洗浄法の終わりには編織布が乾いていて、すぐに着 られるようにすることである。 発明の要旨 本発明の目的は、編織布の汚れや染みのある部分の反対側に、好ましくは親水 性の溶剤、もしくは水の存在下で、熱及び/又は圧力をかけることにより達成さ れる。理論に拘泥するわけではないが、熱及び/又は圧力をかけることにより、 粘度のような物理的特性が変化して洗浄効果が改善されるものと考えられる。こ のような特性の変化により、洗剤組成物が汚れにより良く浸透して、洗浄効果が 向上するのである。また、熱をかけることにより、残存している水分が全て蒸発 して、編織布が乾く。 本発明の好ましい態様に於いては、 (a)洗剤組成物を汚れや染みに塗布し、編織布の汚れや染みの部分に隣接し て吸収性層を、また汚れや染みの幾分かを、もしくは全てを吸収性層に移す為の 第一の手段を置き、その後、 (b)親水性溶剤、もしくは水を編織布の汚れや染みの部分に塗布し、編織布 の汚れや染みの部分に隣接して吸収性層を、また汚れや染みの幾分かを、もしく は全てを吸収性層に移す為の第二の手段を置く 工程を含む、編織布上の汚れや染みを処理する方法が提供される。 汚れを吸収性層に移す為の第二の手段は、好ましくは熱をかけることによるも のであり、より好ましくは手持ち式の家庭用のアイロンを用いることによるもの である。汚れや染みの幾分かを、もしくは全てを移す為の第一の手段には、汚れ や染みを擦る工程、汚れや染みを押し出す工程、もしくは汚れや染みにブラシを かける工程を含むのが好ましい。 図面の簡単な説明 図1は、フォームパッドがキャップに取り付けられている容器の、上部と縦方 向の図を示す。このキャップは、液体が通過することのできる小さい開口部を、 中央に有している。 図2は、ブラシがキャップに取り付けられている容器の、上部と縦方向の図を 示す。このキャップは、液体が通過することのできる小さい開口部を、中央に有 している。 図3は、ポリプロピレン製の多孔質の凸状のパッドをもつ容器の、上部と縦方 向の図を示す。このパッドは、300〜700マイクロメーターの大きさの細孔 を有している。 図4は、ポリプロピレン製の多孔質の凸状のパッドと、この多孔質体を通過す る液体の量を制限する複数の孔を有する支持板とをもつ容器の、上部と縦方向の 図を示す。このパッドは、300〜700マイクロメーターの大きさの細孔を有 している。 図5は、ロールオンタイプの先端をもつ容器の、上部と縦方向の図を示す。 図6は、ピストンタイプの先端をもつ容器の、上部と縦方向の図を示す。織物 の表面にピストンの先端を押し付けると、液体が容器内から織物に放出される。 図7は、液体を表面上に塗布するのに用いられる、先端の長い従来の容器の縦 方向の図を示す。 図8は、スポンジタイプの第一処理部材と第二処理部材とを有する、手動式の 器具を示す。 図9は、第一処理部材を構成する剛毛突起と、第二処理部材としての使い捨て のスポンジとを有する手動式の器具を示す。 図10は、ループ状の突起を含む第一処理部材と第二処理部材とをもつ手動式 の器具を示す。 発明の詳細な説明 最も好ましい洗浄法は、 (a)洗剤組成物を汚れや染みに塗布し、編織布の汚れや染みの部分に隣接し て吸収性層を、また汚れや染みの幾分かを、もしくは全てを吸収性層に移す為の 第一の手段を置く工程、その後で (b)親水性溶剤、もしくは水を編織布の汚れや染みの部分に塗布し、編織布 の汚れや染みの部分に隣接して吸収性層を置く工程、及び編織布の汚れや染みの 部分に熱をかける工程を含むものである。熱もしくは圧力、又はその両方は、い ずれの手段によってもかけることができるが、アイロンのような手持ち式の道具 でかけるのが最も好ましい。本体に固定された熱板をもつ従来のアイロンが、手 持ち式の道具として非常に好ましい。熱板は、電気的手段により加熱するのが最 も一般的であり、温度を調節する為の手段を有していてもよい。アイロンにより 水や蒸気が供給されてもよい。吸収性層をアイロン台のような平らな面の上に置 き、汚れや染みの付いた編織布を吸収性層の上に、吸収性層に接触させて平らに 広げるのが最も好ましい。そうすることにより、汚れや染みを完全に、もしくは 実質的に完全に吸収性層に移す為に、編織布の汚れや染みの部分に容易にアイロ ンをかけることができる。アイロンがけは、40〜180℃の温度で行うのが好 ましい。 熱や圧力をかける為の他の道具は、熱ローラー、もしくはその他のいずれかの 熱アプリケーターである。このローラー、もしくはアプリケーターには、洗剤組 成物供給手段が装備されていてもよい。 適当なアプリケーターには、ヨーロッパ特許出願第A−0 493 348号 明細書に開示されているような吸引ブラシの付いたスチームアイロン、及びヨー ロッパ特許出願第A−0 552 397号明細書に開示されているような熱電 気アプリケーターが含まれる。ヨーロッパ特許出願第A−0 629 736号 明細書に開示されているような、噴霧器付きのスチームアイロンも適している。 この明細書によれば、洗剤組成物をアイロン中に溜め、噴霧器により編織布に直 接、送り出してもよい。 理論に拘泥するわけではないが、場合によっては軽く擦りながら洗剤組成物を 塗布することで、疎水性の汚れが先ず親水性になると考えられる。その後、場合 によっては軽く擦りながら水を再度塗布する。汚れは、汚れの付着している織物 を吸収性層に隣接して置くことにより除去される。この処理により親水性化した 汚れが、吸収性層に移動するのである。 編織布とは、シャツ、ブラウス、ソックス、スカート、ズボン、ジャケット、 下着等のような衣類、及びテーブルクロス、タオル、カーテン等を含む、布から 作られたあらゆる物である。本発明で用いる編織布の定義には、カーペットや、 それに類する床を覆う物は含まれない。 本発明に用いる編織布は、通常、製織、もしくは編成により作られたものであ る。織布、編布、もしくはその他のタイプの編織布を作る為には、合成繊維(例 えばポリエステル、ポリアミド等)、及び植物からの天然繊維(例えば木綿、麻 )や動物からの天然繊維(例えば羊毛、アンゴラ、絹)を含む、多くの様々な繊 維を用いることができる。様々な繊維を混ぜ合わせたものも、一般的に用いられ る。 洗剤組成物の好ましい成分について、以下に詳しく述べる。 本発明に用いる洗剤組成物の非常に好ましい成分は、溶剤である。より好まし い溶剤は、ハンセンのパラメーターにより決まる。本発明で定義される疎水性溶 剤とは、ハンセンの水素結合力パラメーターdHが18(ジュール/cm30.5 以下の溶剤であると考えられる。好ましい疎水性溶剤は、ハンセンの水素結合力 パラメーターdHが12(ジュール/cm30.5以下であって、且つハンセンの 極性パラメーターdPが8(ジュール/cm30.5以下のものである。 用いるのに好ましい溶剤には、引火点が70℃以上であって、初留点が130 ℃以上であり、凝固点が20℃未満の炭化水素と、脂肪族脂肪酸エステルとの混 合物が含まれる。より好ましい溶剤は、鎖長がC7以上のアルカンもしくはアル ケンであり、特に炭素原子の平均数が8〜20のアルカンもしくはアルケンであ る。特に好ましい疎水性の溶剤は、脱臭ケロシン、ソルベントナフサ、塩素化炭 化水素、及びテルペンである。更により好ましいのは、パラフィン類、イソパラ フィン、ナフテン、芳香族炭化水素、オレフィン、1,1,1−トリクロロエタ ンパークロロエチレン、塩化メチレン、シェルゾールSSR混合物(C8〜C1 1イソパラフィン+脂肪族C7エステル5%)、及びD−リモネンである。溶剤 は、本発明の洗剤組成物に、洗剤組成物の3〜90重量%、より好ましくは4〜 45重量%、最も好ましくは5〜25重量%のレベルで用いる。 ハンセンのパラメーターdHが18(ジュール/cm30.5未満のその他の溶 剤には、グリコールエーテル、より好ましくはエチレンオキシド、プロピレンオ キシド、もしくはそれらの混合物をベースとするグリコールエーテルが含まれる 。特に好ましいのは、エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリ コールモノメチルエーテル、2−ブトキシエタノール、ブチルジエチレングリコ ールエーテルエタノール、ブトキシトリグリコール、ブチレングリコール、ヘキ シレングリコール、及びプロピルプロパノールである。このような溶剤は、短鎖 界面活性剤、長鎖界面活性剤、もしくはそれらの混合物と組み合わせて用いるこ とができ、また組み合わせて用いるのが好ましい。 本発明の一つの態様に於いては、上で定義した疎水性の溶剤を、全HLB値が 好ましくは2〜16、より好ましくは8〜14である、短鎖界面活性剤と長鎖界 面活性剤からなる混合物と組み合わせて用いる。短鎖と長鎖のモル比は、好まし くは1:10から10:1であり、より好ましくは1:3から3:1であり、最 も好ましくは約1:1である。界面活性剤は、好ましくは洗剤組成物の1〜50 重量%、より好ましくは10〜40重量%、最も好ましくは15〜30重量%の レベルで存在する。 短鎖界面活性剤は、疎水性部としてC6〜C10アルキル鎖を含む界面活性剤 である。用いるのに好ましい短鎖界面活性剤は、EOが2〜5のC4〜C8脂肪 アルコールポリグリコールエーテルである。C6〜C8アルキルスルホネート、 C6〜C8アルキルスルフェート、C6〜C8アルキルエトキシスルフェート、 C6〜C10ベタイン、もしくはC6〜C10アミンオキシドも有用である。 本発明の洗剤組成物に有用な長鎖界面活性剤には、以下のものが含まれる。 高級脂肪酸の水溶性の塩、すなわち「石鹸」は、本発明の組成物中の有用なア ニオン界面活性剤である。これには、炭素原子を約8〜約24個、好ましくは炭 素原子を約12〜約18個含む高級脂肪酸のナトリウム塩、カリウム塩、エタノ ールアミン塩、アンモニウム塩、及びアルキルアンモニウム塩のようなアルカリ 金属石鹸が含まれる。石鹸は、油脂類を直接鹸化することにより、もしくは遊離 脂肪酸を中和することにより作ることができる。特に有用なのは、ココナツオイ ルや牛脂から得られる脂肪酸の混合物のエタノールアミン塩、ナトリウム塩、及 びカリウム塩、すなわちモノエタノール、ナトリウム、もしくはカリウム牛脂及 びココナツ石鹸である。 有用なアニオン界面活性剤には、炭素原子を約10〜約20個含むアルキル基 とスルホン酸もしくは硫酸エステル基とを、その分子構造中に有する有機硫酸反 応生成物の水溶性の塩、好ましくはアルカリ金属塩、エタノールアミン塩、アン モニウム塩、及びアルキロールアンモニウム塩も含まれる。(「アルキル」とい う語には、アシル基のアルキル部分が含まれる。)この群の合成界面活性剤の例 は、アルキルスルフェート、特に、牛脂やココナツオイルのグリセリドを還元す ることにより得られるもののような高級アルコール(C8〜C18の炭素原子)を 硫酸化することにより得られるもの;及び炭素原子を約9〜約15個含むアルキ ル基をもつ、直鎖、もしくは枝分かれ鎖のアルキルベンゼンスルホネート、例え ば米国特許第2,220,099号、及び第2,477,383号の各明細書に 記載されているタイプのもの;及びメチルエステルスルホネートである。特に有 用なのは、C11〜C13LASと略記される、アルキル基中の炭素原子の平均数が 約11〜13の線状直鎖アルキルベンゼンスルホネートである。 本発明に於けるその他のアニオン界面活性剤は、アルキルグリセリルエーテル スルホネート、特に牛脂やココナツオイルから得られる高級アルコールのエーテ ル;ココナツオイル脂肪酸モノグリセリドスルホネート及びスルフェート;一分 子につきエチレンオキシドを約1〜約10単位含み、且つアルキル基中に炭素原 子を約8〜約12個含むアルキルフェノールエチレンオキシドエーテルスルフェ ートの塩;及び一分子につきエチレンオキシドを約1〜約10単位含み、且つア ルキル基中に炭素原子を約10〜約20個含むアルキルエチレンオキシドエーテ ルスルフェートの塩である。 本発明に於いて有用なその他のアニオン界面活性剤には、脂肪酸基中に炭素原 子を約6〜20個含み、且つエステル基中に炭素原子を約1〜10個含むアルフ ァ−スルホン化脂肪酸のエステルの水溶性の塩;アシル基中に炭素原子を約2〜 9個含み、且つアルカン成分中に炭素原子を約9〜約23個含む2−アシルオキ シアルカン−1−スルホン酸の水溶性の塩;アルキル基中に炭素原子を約10〜 20個含み、且つエチレンオキシドを約1〜30モル含むアルキルエーテルスル フェート;炭素原子を約12〜24個含むオレフィンスルホネートの水溶性の塩 ;及びアルキル基中に炭素原子を約1〜3個含み、且つアルカン成分中に炭素原 子を約8〜約20個含むベーターアルキルオキシアルカンスルホネートが含まれ る。 水溶性のノニオン界面活性剤も、本発明の組成物の界面活性剤として有用であ る。事実、好ましい方法では、アニオン界面活性剤とノニオン界面活性剤との混 合物を用いる。このようなノニオン物質には、アルキレンオキシド基(親水性) と、脂肪族性であっても、アルキル芳香族性であってもよい有機疎水性化合物と の縮合により得られる化合物が含まれる。親水性の要素と疎水性の要素との間の バランスが所望の度合いである水溶性の化合物を生成させる為に、いずれかの特 定の疎水性基と縮合させるポリオキシアルキレン基の長さを調節するのは容易で ある。 ノニオン界面活性剤として適切なものには、アルキルフェノールのポリエチレ ンオキシド縮合物、例えば、炭素原子を約6〜16個含むアルキル基をもつアル キルフェノールの直鎖状の、もしくは枝分かれ鎖状の縮合生成物であって、アル キルフェノール1モルにつきエチレンオキシドを約4〜25モル有するものが含 まれる。 好ましいノニオン界面活性剤は、炭素原子を8〜22個含む脂肪族アルコール の直鎖状の、もしくは枝分かれ鎖状の水溶性縮合生成物であって、アルコール1 モルにつきエチレンオキシドを1〜25モル有するもの、特にアルコール1モル につきエチレンオキシドを2〜7モル有するものである。特に好ましいのは、炭 素原子を約9〜15個含むアルキル基を有するアルコールの縮合生成物、及びプ ロピレングリコールとエチレンオキシドとの縮合生成物である。 その他の好ましいノニオン界面活性剤は、脂肪酸エステルとN−アルキルポリ ヒドロキシアミンとの反応により得られるポリヒドロキシ脂肪酸アミドである。 本発明に用いるのに好ましいアミンはN−(R1)−CH2(CH2OH)4− CH2−OHであり、また好ましいエステルはC12〜C20脂肪酸メチルエス テルである。最も好ましいのは、N−メチルグルカミド(グルコースから得るこ とができる)とC12〜C20脂肪酸メチルエステルとの反応生成物である。 ポリヒドロキシ脂肪酸アミドの製造方法は、1992年4月16日に公開され た国際特許出願第9206073号明細書に記載されている。この出願明細書に は、溶剤の存在下でのポリヒドロキシ脂肪酸アミドの調製が記載されている。本 発明の非常に好ましい態様に於いては、N−メチルグルカミドをC12〜C20 メチルエステルと反応させる。 半極性ノニオン界面活性剤には、炭素原子が約10〜18個のアルキル成分を 一つと、炭素原子を1〜約3個含むアルキル基、及びヒドロキシアルキル基から なる群から選ばれる成分を二つ含む水溶性のアミンオキシド;炭素原子が約10 〜18個のアルキル成分を一つと、炭素原子を約1〜3個含むアルキル基、及び ヒドロキシアルキル基からなる群から選ばれる成分を二つ含む水溶性のホスフィ ンオキシド;及び炭素原子が約10〜18個のアルキル成分を一つと、炭素原子 を約1〜3個含むアルキル成分、及びヒドロキシアルキル成分からなる群から選 ばれる成分を一つ含む水溶性のスルホキシドが含まれる。 両性界面活性剤には、脂肪族成分が直鎖であっても、枝分かれ鎖であってもよ く、また脂肪族置換基の一つが炭素原子を約8〜18個含み、且つ少なくとも一 つの脂肪族置換基がアニオン性水可溶化基を含んでいる、脂肪族炭化水素の誘導 体、もしくは複素環式第二及び第三アミンの脂肪族誘導体が含まれる。 双性イオン界面活性剤には、脂肪族置換基の一つが炭素原子を約8〜18個含 んでいる、脂肪族第四アンモニウムホスホニウム及びスルホニウム化合物の誘導 体が含まれる。 有用なカチオン界面活性剤には、式R4567+-の水溶性第四アンモニ ウム化合物が含まれる。式中、R4は炭素原子を10〜20個、好ましくは12 〜18個有するアルキルであり、R5、R6、及びR7はそれぞれC1〜C7アルキ ル、好ましくはメチルであり、X-はアニオン、例えば塩化物である。このよう なトリメチルアンモニウム化合物の例には、C12-14アルキルトリメチルアンモ ニウムクロリド、及びココアルキルトリメチルアンモニウムメトスルフェートが 含まれる。 本発明の組成物に用いることのできるその他の界面活性剤には、C10〜C1 8グリセロールエーテル、C10〜18アルキルポリグリコシドとそれらに対応 する硫酸化ポリグリコシド、アルキルエステルスルホネート、及びオレオイルサ ルコシネートが含まれる。 本発明の組成物には、酵素も配合することができる。 本発明の組成物は、溶液とした時のpHが7以上であり、また有機性であって も無機性であってもよい中性、もしくはアルカリ性の塩を含むことができる。こ のような塩のうちの幾つかは不活性であるが、これらの塩の多くは、洗濯溶液中 で洗浄性ビルダー物質としても機能する。 中性の水溶性の塩の例には、塩化、フッ化、及び硫酸アルカリ金属、エタノー ルアミン、アンモニウム、もしくは置換アンモニウムが含まれる。上記のものの ナトリウム塩、エタノールアミン塩、及びアンモニウム塩が好ましい。クエン酸 と、一般的に他のいずれかの有機酸もしくは無機酸とを、本発明に配合すること ができる。 その他の有用な水溶性の塩には、洗剤用ビルダー物質として一般的に知られて いる化合物が含まれる。ビルダーは通常、燐酸、ポリ燐酸、ホスホン酸、ポリホ スホン酸、炭酸、ケイ酸、硼酸、及びポリヒドロキシスルホン酸の様々な水溶性 のアルカリ金属塩、エタノールアミン塩、アンモニウム塩、もしくは置換アンモ ニウム塩から選ばれるものである。好ましいのは、上記のもののナトリウム塩、 エタノールアミン塩、及びアンモニウム塩である。 無機燐酸塩ビルダーの具体例は、トリポリ燐酸ナトリウム及びカリウム、ピロ 燐酸ナトリウム及びカリウム、重合度が約6〜21の高分子状メタ燐酸ナトリウ ム及びカリウム、並びにオルト燐酸ナトリウム及びカリウムである。ポリ燐酸塩 ビルダーの例は、エチレンジホスホン酸の塩、エタン1−ヒドロキシ−1,1− ジホスホン酸の塩、及びエタン1,1,2−トリホスホン酸の塩である。その他 の燐系ビルダー化合物は、米国特許第3,159,581号、第3,213,0 30号、第3,422,021号、第3,422,137号、第3,400,1 76号、及び第3,400,148号の各明細書に開示されている。これらの特 許は、参考として本明細書に記載するものである。しかしながら、通常、環境上 の理由から、燐酸塩は避けるのが好ましい。 非燐系の無機系ビルダーの例は、炭酸ナトリウム及びカリウム、重炭酸ナトリ ウム及びカリウム、セスキ炭酸ナトリウム及びカリウム、四硼酸ナトリウム及び カリウム十水和物、及びアルカリ金属の酸化物に対するSiO2のモル比が約0 .5〜約4.0、好ましくは約1.0〜約2.4であるケイ酸ナトリウム及びカ リウムである。 本発明で用いる洗剤組成物は液状であって、上記のものから選ばれる有効成分 を含み、洗剤組成物の残部、典型的には5〜92重量%が水からなっているのが 好ましい。洗剤組成物の好ましい粘度は1〜10000mPa.sであり、より 好ましくは1〜4000mPa.sであり、最も好ましくは1〜300mPa. sである。 本発明に用いる親水性の溶剤は、ハンセンのパラメーターのdHが18(ジュ ール/cm30.5より大きいか、もしくはdPが8(ジュール/cm30.5より 大きい溶剤であると考えられる。 好ましい親水性の溶剤は、水(水溶液を含む);アルコール(エタノール、I PA);ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、及びエチレングリコ ールを含むグリコールエーテル;エチレンシアノヒドリン;エタノールアミン、 及びトリエタノールアミンである。 漂白可能な汚れを処理する為の本発明の方法に於いては、漂白剤も有用である 。漂白剤は、上記の組成物に配合してもよいし、別の漂白用組成物として添加し てもよい。過酸化物系漂白剤が、最も好ましい。 吸収性層 本発明に於いて用いる「吸収性層」という語は、流動体を吸収して含有する物 質をいう。 吸収性層は、通常圧縮可能であって、どのような形にも合わせることができ、 液体を吸収して保持することのできる、いかなる吸収性の手段であってもよい。 吸収性パッドは、様々な大きさや形(例えば、方形、円形、非対称形等)にする ことができる。吸収性物質として適切なものの例には、微粉砕した木材パルプ、 クレープ状のセルロース製詰綿、溶融吹込成形ポリマー、化学的に剛化、変性、 もしくは架橋させたセルロース繊維、ティシューラップやティシューラミネート を含むティシュー、吸収性発泡体、吸収性スポンジ、超吸収性ポリマー、吸収性 ゲル化物質、これらに相当するあらゆる物質、もしくはこれらの物質の組み合わ せが含まれる。吸収性パッドの形状や構造は、変化させることも可能である(例 えば、吸収性パッドが、厚みの異なる領域、親水性勾配、超吸収性勾配、もしく は平均密度が低く平均基本重量の小さい捕捉域を有していてもよいし、或いは一 つ、もしくはそれ以上の層、もしくは構造体を含んでいてもよい)。また、吸収 性パッドの大きさ、及び吸収力を変えることができる。 任意ではあるが、吸収性層は、液体を透過させることができる(ポリフィルム )か、もしくはできない(例えば不織のものも)バックシートを含むことができ る。バックシートがポリフィルムである場合には、以下の事柄が適用される。ポ リバックシートを吸収性パッドの底面上に置き、好ましくは、使い捨て用品の製 造で良く知られているもののような取付手段により、吸収性パッドに接合させる 。例えば、接着剤の均一な連続層、接着剤のパターン化した層、又は接着剤の一 連の分離した線、螺旋、もしくは斑点により、バックシートを吸収性パッドに固 定させることができる。 満足できるものであることの分かっている接着剤は、ミネソタ州のセント・ポ ールにあるエッチ・ビー・フラー社により製造され、HL−1258として販売 されているものである。取付手段は、1986年3月4日に Minetola 等に対し て発行された、「Disposable Waste-Containment Garment」というタイトルの米 国特許第4,573,986号明細書に開示されているような、接着剤のフィラ メントの隙間のあるパターン網からなっているのが好ましく、1975年10月 7日に Sprague Jr.に対して発行された米国特許第3,911,173号、19 78年11月22日に Ziecker等に対して発行された米国特許第4,785,9 96号、及び1989年6月27日に Werenicz に対して発行された米国特許第 4,842,666号の各明細書に示されている装置、及び方法により説明され るような、螺旋状に渦を巻いた接着剤の数本のフィラメントからなっているのが より好ましい。或いは、取付手段は、当該技術分野で公知の熱接着剤、圧接着剤 、 超音波接着剤、動的機械的接着剤、もしくはその他のいずれかの適当な取付手段 、又はこれらの取付手段の組み合わせからなっていてよい。 バックシートは、液体を通さないものであり、また好ましくは耐熱性のある薄 いプラスチックフィルムから作られるが、液体を通さない柔軟性のあるその他の 素材も用いることができる。バックシートは、吸収性層に吸収されて含有されて いる液体が、その下に広げられている物を濡らすのを防ぐ。従って、バックシー トは、織布もしくは不織布、ポリエチレンもしくはポリプロピレンの熱可塑性フ ィルムのようなポリマーフィルム、又はフィルムをコートした不織布のような複 合材料からなっていてよい。 任意ではあるが、吸収層は、トップシート、もしくは外部保護層を含むことが できる。トップシートは液体透過性を有していて、液体をその厚さ方向に容易に 浸透させる。好ましくは、この外部保護層の特性には、 −内部吸着剤物質である繊維が、外部保護層から外に失われたり、移動したり するのを実質的に防ぐのに適した設計のものであること、 −好ましくは、内部吸着剤物質を実質的に溶かすのに十分な熱の伝達を妨げる のに十分な伝熱性、もしくは熱収縮性をもっていること、及び −熱い家庭用のアイロン等と接触した時の熱に対して比較的安定であることが 含まれる。 適切なトップシートは、多孔質の発泡体、網状の発泡体、開口部のあるプラス チックフィルム、又は天然繊維(例えば木材や木綿の繊維)、合成繊維(例えば ポリエステル繊維やポリプロピレン繊維)、もしくは天然繊維と合成繊維との組 み合わせからできている織製ウェブ、もしくは不織ウェブのような、非常に様々 な素材から作ることができる。このトップシートを作るのに用いることのできる 製造技術は、数多くある。トップシートは、例えば、不織繊維、カード繊維、湿 式堆積繊維、溶融吹込成形繊維、水で絡ませた繊維、これらの組み合わせ等の不 織ウェブであってよい。トップシートとして好ましいのは、織物の分野の当業者 に良く知られている手段によりカーディングして熱的に接着させたものである。 好ましいトップシートは、マサチューセッツ州のウォールポールにあるインター ナショナル・ペパー・カンパニーの一部門であるヴェラテック社製のP−8とい う商品名のもののような、ステープル長のポリプロピレン繊維でできたウェブか らなるものである。 用いることのできる別の不織布は、キャマスにあるクラウン・ゼラーバッチに より製造されている、セレストラという商品名のものである。 吸収性構造体は、トップシートとバックシートとの間に位置させるが、これら 二つを一体的な部材として含んでいてもよい。吸収性構造体は、おむつ、生理用 品、もしくは成人用の失禁用品のような使い捨て衛生用品にも一般的に用いられ ている非常に様々な液体吸収性物質から作ることができる。 使い捨て商品産業で用いられるような吸収層として用いる為の典型的な吸収性 構造体は、1986年9月9日に Weisman等に対して発行された「High-Density Absorbent Structures」というタイトルの米国特許第4,610,678号、 1987年6月16日に Weisman等に対して発行された「Absorbent Articles W ith Dual-Layered Cores」というタイトルの米国特許第4,673,402号、 1989年12月19日に Angstadt 等に対して発行された「Absorbent CoreHav ing A Dusting Layer」というタイトルの米国特許第4,888,231号、及 び1989年5月30日に Alemany等に対して発行された「High Density Absor bent Mambers Having Lower Density and Lower Basis Weight Acquisition Zon es」というタイトルの米国特許第4,834,735号の各明細書に記載されて いる。吸収性パッドのその他の設計については、ヨーロッパ特許出願第9330 5150.0号、及び第93309614.1号の各明細書に記載されている。 典型的な設計には、繊維状(例えばセルロースでできた)物質を、実質的には ヒドロゲル形成物質である「超吸収性物質」と共に使用することが含まれる。吸 収性ゲル化物質は、液体に対する吸収力が高いので、おむつや生理用品のような 吸収性衛生用品に広く用いられている。このようなゲル化物質は、1グラムにつ き15〜約50gの液体を吸収するのが典型的である。ゲル化物質は、粒子の大 きさが20〜2000マイクロメーターの粒子の形で、最も頻繁に用いられる。 ヨーロッパ特許出願第A−0 407 838号明細書には、水溶液とした場 合に塊を生じない、架橋ポリマーと非架橋ポリマーの混合物からなる、食料品用 のゲル形成物質が開示されている。 ヨーロッパ特許出願第A−0 278 601号明細書には、アクリル酸、も しくはアクリル酸の塩を主成分として含む水溶性のエチレン性不飽和モノマー、 もしくはそれらの架橋生成物から形成されるもののような吸収性ゲル化ポリマー と、アルミナやシリカのような無機物質との混合物が開示されている。この混合 物中のポリマーは、二種以上の化学的に異なるタイプのものの、いずれの組み合 わせからなっていてもよい。開示されている吸収性混合物は、低粘度の液体と高 粘度の液体の両方を吸収させるのに適している。 国際特許出願第91/12029号明細書には、凝集した吸収性ゲル化物質粒 子とゼオライト物質とからなる、臭いを抑制する組成物が開示されている。この 吸収性ゲル化物質は、加水分解したアクリロニトリルをグラフトさせた澱粉、ア クリル酸をグラフトさせた澱粉、ポリアクリレート、無水リンゴ酸をベースとす るコポリマー、もしくはそれらの組み合わせから作られている。 米国特許第4,333,464号明細書には、澱粉、β−ヒドロキシエチルア クリレート、アクリロニトリル、アクリル酸やアクリルアミド、カルボキシメチ ルセルロース、アクリレートの親水性コポリマー、ビニルエステルとエチレン性 不飽和カルボン酸とのコポリマーやそれらの鹸化物、ポリビニルアルコールやそ の誘導体から選ばれる、二種類の吸収性ゲル化物質の混合物からなっていてよい 水吸収性ポリマーを有する生理用品が開示されている。 米国特許第4,902,544号明細書には、架橋ヒドロコロイドと、おがく ず、粉砕したトウモロコシの穂軸、コットンリンター、木材パルプ等のような天 然のセルロース、イオン交換樹脂、もしくはクレイミネラルとからなる、柔軟性 のある管状のケーシングが開示されている。 ドイツ特許第B−1 544 002号明細書には、吸収させようとする液体 中に電解質が存在しているかどうかとは無関係に、吸収性物質に良好な吸収特性 を与える為に、アクリル酸ポリマーの塩と、グアガム、アルギン酸塩、もしくは キサンタンガムのいずれかとの混合物が開示されている。この吸収性複合材料に は、多価イオンを配合することができる。 米国特許第4,411,660号明細書には、上層が第一の層よりも早くゲル 化するような、異なるタイプの吸収性物質の二層からなる吸収性の製品が開示さ れている。 ヨーロッパ特許EP−B−0 401 189号明細書には、吸収性の製品の 好ましい特性は、二つの異なるタイプの吸収性ゲル化物質を混合物として一つの 層に用いるよりも、これら二つの吸収性ゲル化物質を別々の層に用いることによ り得られる、ということが開示されている。 本発明に於いて有用なヒドロゲル形成性吸収性ポリマーには、水に実質的には 不溶だが、多量の液体を吸収することのできる、水で膨潤する様々なポリマーが 含まれる。このようなポリマー物質は、一般的に「ヒドロコロイド」、もしくは 「超吸収性」物質とも呼ばれるものである。これらのヒドロゲル形成性吸収性ポ リマーは、スルホン酸基や、より典型的にはカルボキシ基のようなアニオン性の 官能基を、複数個有しているのが好ましい。本発明に用いるのに適したポリマー の例には、含酸重合性不飽和モノマーから得られるものが含まれる。従って、こ のようなモノマーには、炭素同士のオレフィン二重結合を少なくとも一つ含むオ レフィン性不飽和酸、及びその無水物が含まれる。より具体的には、これらのモ ノマーは、オレフィン性不飽和カルボン酸と酸無水物、オレフィン性不飽和スル ホン酸、及びそれらの混合物から選ぶことができる。 本発明に於けるヒドロゲル形成性吸収性ポリマーの製造にあたっては、幾つか の非酸モノマーも、通常、少量含めることができる。このような非酸モノマーに は、例えば、含酸モノマーの水溶性の、もしくは水分散性のエステル、及びカル ボン酸基やスルホン酸基を全く含んでいないモノマーを含めることができる。従 って、任意の非酸モノマーには、以下のタイプの官能基を含むモノマーを含める ことができる。カルボン酸もしくはスルホン酸エステル、ヒドロキシル基、アミ ド基、アミノ基、ニトリル基、及び第四アンモニウム塩基。これらの非酸モノマ ーは良く知られている物質であって、例えば1978年2月28日に発行された 米国特許第4,076,663号(マスダ等)、及び1977年12月13日に 発行された米国特許第4,062,817号(Westerman)の各明細書に、より詳 しく記載されている。これら二つの特許は、参考として本明細書に記載するもの である。 オレフィン性不飽和カルボン酸及び無水カルボン酸モノマーには、アクリル酸 そのもの、メタクリル酸、エタクリル酸、−クロロアクリル酸、a−シアノアク リル酸、−メチルアクリル酸(クロトン酸)、−フェニルアクリル酸、−アクリ ルオキシプロピオン酸、ソルビン酸、−クロロソルビン酸、アンゲリカ酸、桂皮 酸、p−クロロ桂皮酸、−ステリルアクリル酸、イタコン酸、シトラコン酸、メ サコン酸、グルタコン酸、アコニット酸、マレイン酸、フマル酸、トリカルボキ シエチレン、及び無水マレイン酸により代表されるアクリル酸が含まれる。 オレフィン性不飽和スルホン酸モノマーには、ビニルスルホン酸、アルキルス ルホン酸、ビニルトルエンスルホン酸、及びスチレンスルホン酸のような脂肪族 もしくは芳香族ビニルスルホン酸;スルホエチルアクリレート、スルホエチルメ タクリレート、スルホプロピルアクリレート、スルホプロピルメタクリレート、 2−ヒドロキシ−3−メタクリルオキシプロピルスルホン酸、及び2−アクリル アミド−2−メチルプロパンスルホン酸のようなアクリル及びメタクリルスルホ ン酸が含まれる。 本発明に用いるのに好ましいヒドロゲル形成性吸収性ポリマーは、カルボキシ 基を含有するものである。これらのポリマーには、加水分解した澱粉−アクリロ ニトリルグラフトコポリマー、部分的に中和した澱粉−アクリロニトリルグラフ トコポリマー、澱粉−アクリル酸グラフトコポリマー、部分的に中和した澱粉− アクリル酸グラフトコポリマー、鹸化した酢酸ビニル−アクリルエステルコポリ マー、加水分解したアクリロニトリルもしくはアクリルアミドコポリマー、上記 のコポリマーのいずれかをやや網状に架橋させたポリマー、部分的に中和したポ リアクリル酸、及び部分的に中和したポリアクリル酸をやや網状に架橋させたポ リマーが含まれる。これらのポリマーは、単独で用いることもできるし、二つ以 上の異なるポリマーの混合物の形で用いることもできる。これらのポリマー物質 の例は、米国特許第3,661,875号、米国特許第4,076,663号、 米国特許第4,093,776号、米国特許第4,666,983号、及び米国 特許第4,734,478号の各明細書に開示されている。 ヒドロゲル形成性粒子の製造に用いるのに最も好ましいポリマー物質は、部分 的に中和したポリアクリル酸をやや網状に架橋させたポリマー、及びその澱粉誘 導体である。ヒドロゲル形成性粒子が、中和した、やや網状に架橋させたポリア クリル酸(すなわち、ポリ(アクリル酸ナトリウム/アクリル酸))を約50〜 約95%、好ましくは約75%含んでいるのが最も好ましい。 上記のように、ヒドロゲル形成性吸収性ポリマーは、やや網状に架橋させるの が好ましい。網状の架橋は、ポリマーを実質的に水に不溶にするのに役立ち、ま たそれにより、前駆物質粒子の吸収力や抽出可能なポリマー含有率、及び結果と して生じるマクロ構造が幾らか決まる。ポリマーを網状に架橋させる方法、及び 一般的な網状架橋剤は、前に参照した米国特許第4,076,663号、及びド イツ特許出願第A−4020780号(Dahmen)の各明細書に、より詳しく記載 されている。 ヒドロゲル形成性吸収性ポリマーは広い範囲の様々な大きさをもつことができ るが、特定の粒度分布、及び大きさが好ましい。本発明の目的の為には、最大寸 法/最小寸法の比が、繊維(例えば、顆粒、フレーク、もしくは微粉砕物)のよ うには大きくないヒドロゲル形成性吸収性ポリマーに関しては、粒度は、篩い分 け試験により測定される前駆物質粒子の寸法と定義される。従って、例えば、6 00ミクロンの開口部をもつ#30の標準篩上に保持されるヒドロゲル形成性吸 収性ポリマー粒子は、600ミクロンより大きい粒度をもっていると考えられ、 600ミクロンの開口部をもつ#30の篩を通過し、且つ500ミクロンの開口 部をもつ#35の標準篩上に保持されるヒドロゲル形成性吸収性ポリマー粒子は 、500〜600ミクロンの粒度をもっていると考えられ、また500ミクロン の開口部をもつ#35の篩を通過するヒドロゲル形成性吸収性ポリマー粒子は、 500ミクロン未満の粒度をもっていると考えられる。本発明に於いて有用なヒ ドロゲル形成性吸収性ポリマーとして好ましいのは、粒子が、通常約1〜約20 00ミクロン、より好ましくは約20〜約1000ミクロンの範囲の大きさのも のである。 また、本発明の目的の為には、ヒドロゲル形成性吸収性ポリマーの質量メジア ン粒度は、得られる粒子の性質や特性を決定するのに重要である。ヒドロゲル形 成性吸収性ポリマー粒子の所定のサンプルの質量メジアン粒度は、サンプルを質 量ベースで二分する粒度と定義される。質量メジアン粒度の代わりに、粒子の寸 法の尺度として質量平均粒度を特定してもよい。質量平均粒度とは、質量ベース でのサンプルの平均粒度である。サンプルの質量メジアン粒度の測定方法は、後 述の試験方法の項に記載する。ヒドロゲル形成性吸収性ポリマー粒子の質量メジ アン粒度は、通常約20〜約1500ミクロン、より好ましくは約50〜約10 00ミクロンである。本発明に於いて有用な好ましいヒドロゲル形成性吸収性ポ リマーは、粒子が約1000ミクロン未満、より好ましくは約600ミクロン未 満、最も好ましくは約500ミクロン未満の質量メジアン粒度を有するものであ る。 最大寸法/最少寸法の比が大きい繊維のような物質の粒度は、それらの最大寸 法で示すのが典型的である。例えば、ヒドロゲル形成性吸収性ポリマー繊維を本 発明に用いる場合には、その繊維の長さを、「粒度」を示すのに用いる。(繊維 のデニール、及び/又は直径も特定することができる。)本発明に於いて有用な ヒドロゲル形成性吸収性ポリマーの典型的な態様では、繊維の長さは約5mmよ り長く、好ましくは約10〜約100mmであり、より好ましくは約10〜約5 0mmである。 本発明のヒドロゲル形成性吸収性ポリマー粒子として好ましいのは、高い吸収 力値、もしくはティーバッグ遠心分離能値を示すものである。吸収力、もしくは ティーバッグ遠心分離能は、所定のポリマーを自由膨潤条件下で液体と接触させ た時に、ポリマーがその液体を吸収する能力をいう。TCCは、吸収させようと する液体の性質、及び液体をポリマー物質と接触させる方法によって、著しく変 わることがある。本発明の目的の為には、ティーバッグ遠心分離能は、いずれか の所定のポリマーにより0.9%の食塩水が吸収される量であって、後述の試験 方法の項に示すティーバッグ遠心分離能テスト法に於いて、ポリマー物質1グラ ムに吸収された食塩水のグラムと定義されるものである。本発明のヒドロゲル形 成性吸収性ポリマー粒子として好ましいのは、ポリマー物質1グラムにつき食塩 水が少なくとも約20グラム、より好ましくは少なくとも約25グラムのティー バッグ遠心分離能値をもつものである。本発明に於いて有用なヒドロゲル形成性 吸収性ポリマー粒子が、ポリマー物質1グラムにつき食塩水が約20〜約70グ ラムのティーバッグ遠心分離能値をもっているのが典型的である。このように比 較的高い吸収力特性をもつヒドロゲル形成性吸収性ポリマー粒子の混合物が、本 発明に於いては特に有用である。このような粒子から形成される吸収性部材は、 明らかに、多量の流動体を保持することができるからである。 本発明の吸収性パッド用のその他の吸収性構造体には、上記のような粒状の超 吸収性物質を用いることができるが、それらからは凝集性の構造体が形成される 。このような「多孔質で吸収性の高分子状マクロ構造体と、それらを作る方法」 は、Roe等に譲渡された米国特許第5,124,188号/国際特許出願第9 1/15362号明細書に記載されている。 或いは、本発明に用いるのに適した超吸収性高吸収性発泡材料は、Trokhan と Phanに譲渡された米国特許第5,328,935号、及び第5,338,766 号の各明細書に記載されている。 或いは、DesMarais 等に譲渡された米国特許第5,268,224号明細書に 記載されているような「水性の体液用の吸収性発泡材料、及びこのような材料を 含む吸収用品」も、本出願に適している。 任意ではあるが、吸収性構造体は、油や油脂を吸収させる為に開発された幾つ かの特定の材料を含むことができる。このような材料の一例は、スリーエム(ミ ネソタ州のセント・ポールにあるミネソタ・マイニング・アンド・マニュファク チュアリング)の製品のT−151油吸着剤である。T−151吸収剤、及び同 様の吸収性材料は、典型的には高分子繊維でできた不織ウェブであって、ポリプ ロピレン、ポリエチレン、ポリ−4−メチルペンテン、アリーレン、スチレン、 及びそれらのコポリマーのような或る種のポリオレフィンポリマーや、ポリエス テル、ポリアミド、及びポリカーボネートを含むものである。方法 ティーバッグ遠心分離能試験 ティーバッグ遠心分離能試験により、静水圧に於けるゲル化物質の液体保持率 の尺度であるティーバッグ遠心分離能値を測定する。 超吸収性物質を「ティーバッグ」の中に入れ、塩化ナトリウムの0.9重量% 溶液に20分間浸し、その後3分間、遠心機にかける。保持されている液体の重 量の、乾燥超吸収性物質の初めの重量に対する比が、超吸収性物質の吸収力であ る。 塩化ナトリウムを蒸留水に溶解して得た0.9重量%溶液2リットルを、24 cm×30cm×5cmの寸法をもつトレイに注ぎ入れる。液体を満たした時の 高さは、約3cmでなければならない。 ティーバッグの寸法は6.5cm×6.5cmであって、ドイツのデュッセル ドルフにあるティーカンと呼ばれる会社から入手可能なものである。この小袋は 、台所用のプラスチック袋を密封する為の標準的な装置(例えば、ドイツのクル ップのバキュパック2プラス)により、ヒートシールすることができる。 このティーバッグの一部分を注意深く切り開いた後、重量を測定する。ティー バッグの中に、超吸収性物質のサンプルを0.200g±0.005g入れる。 その後、ティーバッグをヒートシーラーにより閉じる。これを、サンプルティー バッグと呼ぶ。 空のティーバッグを密閉して、ブランクとして用いる。 その後、各ティーバッグを水平に保持し、超吸収性物質が袋の中に均等にゆき わたるように、サンプルティーバッグを振盪させる。このサンプルティーバッグ とブランクのティーバッグを食塩水の表面に置き、完全に濡れるように、スパチ ュラを用いて約5秒間、食塩水中に沈める(ティーバッグは食塩水の表面に浮い てくるが、完全に濡れる)。直ぐに、タイマーをかける。 サンプルティーバッグとブランクのティーバッグを20分間浸した後、食塩水 から取り出して、バウクネヒトWS130・ボッシュ772NZK096、もし くは同等の遠心機(直径230mm)の中に入れて、それぞれのバッグを遠心機 の外壁に付着させる。遠心機の蓋を閉めて遠心機をスタートさせ、速度を急激に 1,400rpmに上げる。遠心機を1,400rpmで一旦安定化させてから タイマーをかける。3分後に、遠心機を止める。 サンプルティーバッグとブランクティーバッグを取り出し、別々に重量を測定 する。 超吸収性ヒドロゲル形成性物質のサンプルのティーバッグ遠心分離能(TCC )を、以下のようにして計算する。 TCC=〔(遠心機にかけた後のサンプルティーバッグの重量)−(遠心機に かけた後のブランクティーバッグの重量)−(乾燥超吸収性ヒドロゲ ル形成性物質の重量)〕÷(乾燥超吸収性物質の重量)質量メジアン粒度の測定 超吸収性物質の粒度分布は、重量の分かっているサンプルをレッツの機械的篩 い装置に入れ、限定された条件下で一定の時間振盪させる。各篩、及び下部の受 け皿に保持されているサンプルの画分の重量を測定して、サンプルの初めの重量 に対するパーセンテージとして報告する。 乾燥超吸収性高分子物質100g±0.5gを、サンプルカップに測り入れ、 その後蓋をする。 四枚の篩を以下のように、下から上に重ねる。ステンレススチール製の下部受 け皿、No.325、No.100、No.50、及びNo.20。これらは、 米国の篩系列(ASTM−E−11−61)の番号である。サンプルを、一連の 篩の一番上に移し、粉末をスクリーン全体に均等にゆきわたらせる。ステンレス スチール製のカバーをNo.20の篩の上に置く。 重ねた篩を、タイマー付きのレッツテスト篩振盪機・ヴィボトロニックVE1 型上の所定の位置に置く。レッツの蓋は、振盪機の上部に可能な限りぴったり合 うようにする。タイマーを10分にセットし、試験を開始する。振盪機が止まっ たら、重ねてある篩を振盪機から取り出す。 その後、篩に保持された各画分の重量を、例えば様々な測定により、0.0g の位まで測定する。 超吸収性物質が湿気を吸うのを避ける為に、この試験は、素早く行うことが重 要である。 ヒドロゲル形成性吸収性ポリマー粒子の所定のサンプルの質量メジアン粒度は 、質量ベースでサンプルを二分する粒度と定義される。すなわち、サンプルの半 分(重量による)が質量メジアン粒度よりも小さい粒度をもち、サンプルの半分 が質量メジアン粒度よりも大きい粒度をもつことになる。50%質量値が、米国 の標準試験用篩の開口部の大きさに合わない場合には、標準的な粒度をプロット する方法(所定の開口部サイズの篩に保持されるか、もしくはそれを通過する粒 子サンプルの累積重量パーセントを、確率紙上で、篩の開口部の大きさに対して プロットする)を、質量メジアン粒度を測定するのに用いるのが典型的である。 ヒドロゲル形成性吸収性ポリマー粒子の粒度を測定する為のこれらの方法は、1 991年10月29日に発行された米国特許第5,061,259号(Goldman 等)明細書に、より詳しく記載されている。この特許は、参考として本明細書に 記載するものである。 実施例 実施例中、組成は全て(特に断りのない限り)重量%で示す。 表1中、シェルゾールRは、C8〜C11イソパラフィンと脂肪族C7エステ ル5%との混合物である。デヒドールRは、ヘンケルにより販売されている、E Oが4の脂肪アルコールポリグリコールエーテルオクチルである。ドバノールR は、シェルにより販売されている、EOが3のエトキシル化第一アルコールであ る。 一組のポリコットンの布(50mm角)を、メーキャップ用化粧品、チョコレ ートソース、及びトマトソースで汚した。この汚れを、暗所で通常の室温(約2 0℃、60%RH)で、一日ねかせた。汚れの付着したそれぞれの布を、以下の 方法で洗浄した。 1.汚れの付着している部分を、吸収紙の上に直接置いた(用いた紙は、おむ つの吸収性コアであった)。 2.実施例1の組成物1mlを、汚れの付着している部分にたらした。 3.汚れの付着している部分に、通常の電気歯ブラシで10秒間ブラシをかけ た(用いた歯ブラシ、ブラウンRデンタルd3は、日常の歯の手入れに普通に用 いる為のものであった)。 4.工程2と工程3をもう一回、繰り返した。 5.蒸留水を1ml、汚れの付着している部分にたらし、120℃の温度に設 定したアイロンを用いて、圧力と熱を10秒間かけた。織物の皺を伸ばすのに普 通に用いる、典型的なアイロンがけの圧力を用いた。 6.蒸留水を更に2ml用いて、工程5を繰り返した。 7.布を乾かして、伸ばした。 実施例1の組成物の代わりに実施例2〜78の組成物を用いて、汚れの付着し た布に対して、この洗浄法を繰り返した。 実施例79 一組の羊毛、ポリコットン、及び木綿の布(50mm角)を、蜂蜜、サラダド レッシング、及びトマトソースで汚した。この汚れを、暗所で通常の室温(約2 0℃、60%RH)で、一日ねかせた。汚れの付着したそれぞれの布を、以下の 方法で洗浄した。 1.汚れの付着している部分を、吸収紙の上に直接置いた(用いた紙は、おむ つの吸収性コアであった)。 2.実施例74の組成物1mlを、図1に示した設計のアプリケーターを用い て、汚れの付着している部分に塗布した。このアプリケーターは、ボトルと、ポ リウレタンフォームのパッドを取り付けたキャップとからなるものであった。こ のキャップは、液体が通過できるような小さな開口部を中央に有している。 洗剤組成物を塗布した後、汚れをパッドの外側の面で擦って落とした。 3.汚れの付着している部分に蒸留水を1mlスプレイし、80℃の温度に設 定したアイロンを用いて、圧力と熱を15秒間かけた。織物の皺を伸ばすのに普 通に用いる、典型的なアイロンがけの圧力を用いた。 4.蒸留水を更に2ml用いて、工程3を繰り返した。 5.布を乾かして、伸ばした。 図1のアプリケーターの代わりに図2〜7のアプリケーターを用いて、汚れの 付着した布に対して、この洗浄法を繰り返した。 図1のアプリケーターの代わりに図4のアプリケーターを用い、また実施例7 4の組成物の代わりに実施例5の洗浄用組成物を用いて、汚いモーターオイルで 汚れたポリコットンの布に対して、この洗浄法を繰り返した。 実施例80〜93 一組の木綿の布(50mm角)を、口紅、及び泥で汚した。この汚れを、暗所 で通常の室温(約20℃、60%RH)で、一日ねかせた。汚れの付着したそれ ぞれの布を、以下の方法で洗浄した。 1.汚れの付着している部分を、吸収紙の上に直接置いた(用いた紙は、おむ つの吸収性コアであった)。 2.実施例6の組成物1mlを、図7に示した設計のアプリケーターを用いて 汚れの付着している部分に塗布した。洗剤組成物を塗布した後、洗浄用ボトルの 先端で汚れを擦って落とした。 3.汚れの付着している部分に実施例80の組成物を1mlスプレイし、10 0℃の温度に設定したアイロンを用いて、圧力と熱を15秒間かけた。織物の皺 を伸ばすのに普通に用いる、典型的なアイロンがけの圧力を用いた。 4.蒸留水を更に2ml用いて、工程3を繰り返した。 5.布を乾かして、伸ばした。 実施例80の組成物の代わりに実施例81〜93のアプリケータを用いて、汚 れの付着した布に対して、この洗浄法を繰り返した。 実施例94 一組の絹、及び羊毛の布(50mm角)を、メーキャップ用化粧品、及びトマ トソースで汚した。この汚れを、暗所で通常の室温(約20℃、60%RH)で 一日ねかせた。汚れの付着したそれぞれの布を、以下の方法で洗浄した。 1.汚れの付着している部分を、吸収紙の上に直接置いた(用いた紙は、おむ つの吸収性コアであった)。 2.二層不織布用のポリエステル繊維を含む原料を用いて、厚みが0.25〜 0.34mmで基本重量が84g/m2のリントフリーシートを作る。この織物 を切断して、一辺が10cmの100cm2のシートにする。実施例19の組成 物10gをこの基材の上にたらして塗布し、次いでローラーで絞る。 このシートを、汚れの付着している部分の上に置く。紙と汚れとが重なってい る部分に、歯ブラシでブラシを10秒間かける。歯を磨くのに通常用いる典型的 な圧を用いた。ブラッシングした後、紙を捨てる。 3.汚れの付着している部分に水を1mlスプレイし、40℃の温度に設定し たアイロンを用いて、圧力と熱を15秒間かけた。織物の皺を伸ばすのに普通に 用いる、典型的なアイロンがけの圧力を用いた。 4.水を更に2ml用いて、工程3を繰り返した。 5.布を乾かして、伸ばした。 代わりの方法では、上で説明したようにして作ったシートを押しつけるか、シ ートで擦ることにより、汚れの付着している部分を前処理した。洗浄用シートを 用いて前処理した後、汚れの付着している部分を、上の工程3、4、及び5に記 載したやり方で、アイロンを用いて洗浄した。この方法では、擦る工程で、汚れ が織物から、その下にある吸収性の紙に押し出される。 実施例95 一組の絹、及び羊毛の布(50mm角)を、メーキャップ用化粧品、及びトマ トソースで汚した。この汚れを、暗所で通常の室温(約20℃、60%RH)で 一日ねかせた。汚れの付着したそれぞれの布を、以下の方法で洗浄した。 1.汚れの付着している部分を、吸収紙の上に直接置いた(用いた紙は、台所 用のペーパータオルであった)。 2.二層不織布用のポリエステル繊維を含む原料を用いて、厚みが0.25〜 0.34mmで基本重量が84g/m2のリントフリーシートを作る。この織物 を切断して、一辺が10cmの100cm2のシートにする。実施例19の組成 物10gをこの基材の上にたらして塗布し、次いでローラーで絞る。 このシートを、汚れの付着している部分の上に置く。ペーパータオルと洗浄用 シートで挟まれた汚れの付着している部分を、図8に示した設計の器具のクリッ プの間に差し入れた。この器具の本体はプラスチック製であり、発泡ポリウレタ ンのパッドが、クリップの各端に取り付けられている。 シート/汚れ/吸収紙の集合体をクリップの間に挿入した後、矢印で示したよ うに連結手段に圧力をかけることにより、スポンジ間の間隔が狭められる。それ により、スポンジが、洗浄用シートとペーパータオルに接触する。このように設 計された道具により、織物に何ら損傷を与えることなく、汚れを織物から、その 下にある吸収紙に押し出すことができる。 3.汚れの付着している部分に水を1mlスプレイし、40℃の温度に設定し たアイロンを用いて、圧力と熱を15秒間かけた。織物の皺を伸ばすのに普通に 用いる、典型的なアイロンがけの圧力を用いた。 4.水を更に2ml用いて、工程3を繰り返した。 5.布を乾かして、伸ばした。 図8の汚れ洗浄器の代わりに、図9の汚れ洗浄器を用いて、汚れの付着した布 に対して、この洗浄法を繰り返した。 実施例96 一組のポリコットンの布(50mm角)を、メーキャップ用化粧品、チョコレ ートソース、及びトマトソースで汚した。この汚れを、暗所で通常の室温(約2 0℃、60%RH)で、一日ねかせた。汚れの付着したそれぞれの布を、以下の 方法で洗浄した。 1.汚れの付着している部分を、吸収紙の上に直接置いた(用いた紙は、おむ つの吸収性コアであった)。 2.実施例1の組成物を1ml、汚れの付着している部分にたらした。 3.ウルトラサームRのTM2000型複式温度コードレスマッサージ器で、 汚れの付着している部分にブラシをかけた。 4.工程2と工程3を、もう一回繰り返した。 5.汚れの付着している部分に蒸留水を1mlたらし、120℃の温度に設定 したアイロンを用いて、圧力と熱を10秒間かけた。織物の皺を伸ばすのに普通 に用いる、典型的なアイロンがけの圧力を用いた。 6.蒸留水を更に2ml用いて、工程5を繰り返した。 7.布を乾かして、伸ばした。 実施例1の組成物の代わりに、実施例2〜5、及び実施例19の組成物を用い て、汚れの付着した布に対して、この洗浄法を繰り返した。 実施例97 一組のポリコットンの布(50mm角)を、メーキャップ用化粧品、チョコレ ートソース、及びトマトソースで汚した。この汚れを、暗所で通常の室温(約2 0℃、60%RH)で、一日ねかせた。汚れの付着したそれぞれの布を、 以下の方法で洗浄した。 1.汚れの付着している部分を、吸収紙の上に直接置いた(用いた紙は、おむ つの吸収性コアであった)。 2.実施例19の組成物を1ml、汚れの付着している部分にたらして、10 0℃の温度に設定したアイロン(ブラウンRサフィア7000)を用いて、圧力 と熱を10秒間かけた。織物の皺を伸ばすのに普通に用いる、典型的なアイロン がけの圧力を用いた。 3.工程2と工程3を、もう一回繰り返した。 4.汚れの付着している部分に蒸留水を1mlたらして、120℃の温度に設 定したアイロンを用いて、圧力と熱を10秒間かけた。織物の皺を伸ばすのに普 通に用いる、典型的なアイロンがけの圧力を用いた。 5.蒸留水を更に2ml用いて、工程4を繰り返した。 6.布を乾かして、伸ばした。 実施例19の組成物の代わりに、実施例1〜8の組成物を用いて、汚れの付着 した布に対して、この洗浄法を繰り返した。 実施例98 一組の絹、及び羊毛の布(50mm角)を、メーキャップ用化粧品、チョコレ ートソース、及びトマトソースで汚した。この汚れを、暗所で通常の室温(約2 0℃、60%RH)で、一日ねかせた。汚れの付着したそれぞれの布を、以下の 方法で洗浄した。 1.汚れの付着している部分を、吸収紙の上に直接置いた(用いた紙は、おむ つの吸収性コアであった)。 2.ロウェンタRスチームブラシDA55の水用のタンクを、実施例19の組 成物で満たした。この器具を汚れの付着している部分の上に置き、汚れの付着し ている部分に、洗剤組成物1mlの蒸気をあてた。 3.汚れの付着している部分に、洗剤組成物1mlの蒸気をあてた。それと同 時に、器具の頭部に取り付けられている衣類用ブラシで、汚れの付着している部 分にブラシをかけた。 4.工程2と工程3を、もう一回繰り返した。 5.汚れの付着している部分に蒸留水を1mlたらし、120℃の温度に設定 したアイロンを用いて、圧力と熱を10秒間かけた。織物の皺を伸ばすのに普通 に用いる、典型的なアイロンがけの圧力を用いた。 6.蒸留水を更に2ml用いて、工程5を繰り返した。 7.布を乾かして、伸ばした。 代わりの方法では、上の工程2、3及び4に示したように洗剤組成物で前処理 した後、水用のタンクから洗剤組成物を抜き出して空にし、蒸留水で満たした。 その後、汚れの付着した部分に蒸留水1mlをたらし、ロウェンタRスチームブ ラシDA55を用いて、圧力と熱をかけた。 実施例99 一組の絹、及び羊毛の布(50mm角)を、メーキャップ用化粧品、及びトマ トソースで汚した。この汚れを、暗所で通常の室温(約20℃、60%RH)で 一日ねかせた。汚れの付着したそれぞれの布を、以下の方法で洗浄した。 1.二層不織布用のポリエステル繊維を含む原料を用いて、厚みが0.25〜 0.34mmで基本重量が84g/m2のリントフリーシートを作る。この織物 を切断して、一辺が10cmの100cm2のシートにする。実施例19の組成 物10gをこの基材にたらして塗布し、次いでローラーで絞る。 従来のプラスチックの射出成形技術と装置を用いて、図10に示す手持ち式の 汚れ除去器を作る。ポリプロピンから、連結手段を含む厚さ約0.48cmのア ームを形づくる。連結手段は、それぞれ約1.9cmの均一な幅を有していてよ く、或いは図に示した屈曲部の幅が約1.27cmとなるように幅を徐々に狭く して、より美的で好まれる様相を与える形にすることができる。この器具の全長 は、約13.34cmである。 各処理部材の基部の直径は約3.33cmであり、また各処理部材から外側に 向かって伸びているループ状の突起部分の直径は約2.86cmである。 連結手段のアーム間の屈曲部の角度、及びポリプロピレンの弾性の為に、器具 を置いた時に、第一処理部材と第二処理部材との間の間隔が約1.59cmとな る。手の圧力で握ると、この間隔が容易に狭まって、各処理部材から伸びている 突起が、処理しようとする織物上の汚れの反対側に接触する。 この器具中で第一処理部材、及び第二処理部材を構成している複数の突起に関 しては、これらの突起は、各処理部材から約2.0mmの間隔で伸びている、固 いループ状のモノフィラメントファイバーからなっている。 上記のタイプのシート状の物で汚れの付着している部分を軽くたたいて、汚れ の付着している部分を洗浄用組成物で湿らせる。一旦湿らせたら、図10に示し たタイプの器具を、織物の汚れている部分のいずれかの側に処理部材がくるよう に、汚れの付着している部分に置く。器具を10〜30回ゆっくり握って、説明 したループ状の突起を織物に密着させ、それにより、織物の表面に損傷を与える ことなく汚れを落とす。その後、この部分を、シート状の物で再びたたく。 2.その後、汚れの付着している部分を、吸収紙の上に直接置いた(用いた紙 は、台所用のペーパータオルであった)。 3.汚れの付着している部分に、水を1mlスプレイし、40℃の温度に設定 したアイロンを用いて、圧力と熱を15秒間かけた。織物の皺を伸ばすのに普通 に用いる、典型的なアイロンがけの圧力を用いた。 4.水を更に2ml用いて、工程3を繰り返した。 5.布を乾かして、伸ばした。 図10の汚れ洗浄器の代わりに、図8〜9の汚れ洗浄器を用いて、汚れの付着 した布に対して、この洗浄法を繰り返した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV, MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ, VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 洗剤組成物を汚れや染みに塗布する工程と、編織布の汚れや染みの部分 の一方の側に隣接して吸収性層を置く工程と、編織布の汚れや染みの部分のもう 一方の側に熱、圧力、もしくは熱と圧力をかけて、汚れや染みの幾分かを、もし くは全てを吸収性層に吸収させる工程とを含む、編織布上の汚れや染みを処理す る方法。 2. 編織布の汚れや染みの部分に熱、圧力、もしくは熱と圧力をかける工程 に、編織布の汚れや染みの部分に親水性の溶剤、もしくは水を塗布する工程も含 まれる、請求項1に記載の方法。 3. (a)洗剤組成物を汚れや染みに塗布し、編織布の汚れや染みの部分に 隣接して吸収性層を、また汚れや染みの幾分かを、もしくは全てを吸収性層に移 す為の第一の手段を置き、その後、 (b)親水性の溶剤、もしくは水を編織布の汚れや染みの部分に塗布し、 編織布の汚れや染みの部分に隣接して吸収性層を、また汚れや染みの幾分かを、 もしくは全てを吸収性層に移す為の第二の手段を置く 工程を含む、請求項2に記載の編織布上の汚れや染みを処理する方法。 4. 汚れや染みの幾分かを、もしくは全てを移す為の第二の手段に、好まし くは手持ち式の家庭用のアイロンを用いて行う編織布の汚れや染みの部分に熱を かける工程を含む、請求項3に記載の編織布上の汚れや染みを処理する方法。 5. 汚れや染みの幾分かを、もしくは全てを移す為の第一の手段に、汚れや 染みを擦る工程、汚れや染みを押し出す工程、もしくは汚れや染みにブラシをか ける工程を含む、請求項3または4に記載の編織布上の汚れや染みを処理する方 法。 6. 洗剤組成物が疎水性の溶剤を含有している、請求項1乃至5のいずれか に記載の方法。 7. 疎水性の溶剤が、脂肪族炭化水素、脂環式炭化水素、ハロゲンで置換さ れている脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、イソパラフィン、テルペン、及びそ れらの混合物からなる群から選ばれるものである、請求項6に記載の方法。 8. 洗剤組成物が、炭素鎖の長さがC4〜C10の界面活性剤と、炭素鎖の 長さがC12〜C20の界面活性剤とを更に含んでいる、請求項6に記載の方法 。 9. 洗剤組成物が、 a)疎水性溶剤3〜90重量%、 b)界面活性剤5〜50重量%、及び c)水5〜92重量% を含むものである、請求項6に記載の方法。
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