JPH11507369A - プレリポソーム凍結乾燥体から得られるサブミクロンリポソーム懸濁液 - Google Patents

プレリポソーム凍結乾燥体から得られるサブミクロンリポソーム懸濁液

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JPH11507369A JP9502034A JP50203497A JPH11507369A JP H11507369 A JPH11507369 A JP H11507369A JP 9502034 A JP9502034 A JP 9502034A JP 50203497 A JP50203497 A JP 50203497A JP H11507369 A JPH11507369 A JP H11507369A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、水性/t−ブタノール溶媒系の、容易に再構成する、サブミクロン−再構成性プレリポソーム凍結乾燥体及びその調製方法並びに使用方法を提供する。1つの実施態様では、非横断抵抗性アントラサイクリンであるアンナマイシンの、サブミクロンで安定なリポソーム組成物の調製の為の改良方法が開示される。最適な脂質組成物は、DMPC:DMPGのモル比が7:3で、最適な脂質:薬剤重量比が50:1である。選ばれた組成物は、リン脂質、アンナマイシン、及びアンナマイシンlmg当たり1.7mgのTween20を含むブレリポソーム凍結乾燥粉末である。リポソーム懸濁液は、使用のその日こ、37℃の通常の食塩水を添加し(アンナマイシン1mg当たり1ml)、1分間の手震盪によって得られる。Tween20の存在は、再構成工程の短縮(二時間以上から一分へ)、遊離薬剤結晶の初期生成の回避、及びリポソーム小胞の崩壊無しに、中央値粒子サイズを減少させる(1.5μmから0.15〜0.20μmへ)点で必須である。室温でのプレリポソーム粉末の化学的安定性は、3ケ月以上であり、室温でのリポソーム懸濁液の化学的且つ物理的安定性は24時間以上であった。in vitroでの組成物の細胞毒性は、通常の蒸発方法で調製されたものと等しかった。この研究の結果は、少量の界面活性剤が、再構成工程を高め、親脂性薬剤の凍結乾燥リポソーム組成物のリポソームサイズを減少する為に使用出来る事を示す。

Description

【発明の詳細な説明】 プレリポソーム凍結乾燥体から得られるサブミクロンリポソーム懸濁液 本発明は、水性/t−ブタノール溶媒系の、容易に再構成する、サブミクロン −再構成性プレリポソーム凍結乾燥体に関する。一つの実施態様では、プレリポ ソーム凍結乾燥体は、水溶液の存在下でリポソームへの再構成によって、サブミ クロンサイズ(直径)分布のリポソームを与える。特定の実施態様では、サイズ 分布は、約400nm以下であり、更に別の実施態様では、400nm〜200 nmの間であり、更に、約300nm〜約400nm直径のリポソームを含み、 幾つかの例では、200〜150nmの範囲を含む。 リポソームの商品化の障害は、大量にリポソームを製造する方法に関して適当 な調節手段が存在していないことである。調節手段及び治療関連にとっては、再 生製品が必要である。リポソームの製造方法を開示したものは多数存在する。2 つの顕著な技術的事項が製造方法の商業的有用性を支配する。即ち、含有量の均 一性及び無菌性である。今までに、受容し得る含有量の均一性及び無菌性のリポ ソームを製造した製造方法は、サイズ調節に関して付随的問題を持っていた。本 発明以前は、プレリポソーム凍結乾燥体の組成物は、再構成により、1ミクロン より大きい直径の範囲に分布していた。これは、特定の治療適用、特にRESの 回避に有益な適用にとっては、理想的でない事を証明するものである。4%未満 の界面活性剤の使用は、安定なリポソーム製剤を造る事が報告されている(22 )。然しながら、この報告の方法は、脂質膜を造る為に、有毒な有機溶媒の蒸発 を必要とした。その様な系からのサブミクロンリポソーム製剤の形成には、超音 波処理を必要とした。この方法は、臨床組成物にとっては不適当な水準の有機溶 媒を保有する結果となる。薄膜の更なる再構成は、再構成での実質的困難性によ り、リポソーム製剤の為の前駆体としては適さない物質を存在させる。 日本特許出願 No.91−177731号明細書(公開No.6-183953)(25) は、ミセル及び、水溶液中でリン脂質とノニオン性ポリオキシエチレン界面活性 剤の混合物を超音波で処理して得られる「小胞」と言われるものの調製を議論し ている。この方法は、5%以上の界面活性剤を伴う。この物質の凍結乾燥化は報 告されていない。 日本特許出願 No.93−13786号明細書(公開No.6-227966)(26)は 、30%までのノニオン界面活性剤とリン脂質を含む抗ガン剤を放出する感熱性 リポソーム製剤を議論している。この製剤は、凍結乾燥されたものであるとは記 載されていない。 バンガム等(Bangham et al.)の最初のリポソーム製剤(J.Mol.Biol.,1965, 12:238-252)は、有機溶媒にリン脂質を溶解して、次いで反応容器上にリン脂質 膜を残して乾燥する為に溶媒を蒸発させる事を含む。次に、水相の適当量を添加 し、混合物を「膨潤」させて、多層状小胞(multilamellar vesicle)(MLV)から成 る、得られたリポソームを、機械的手段で分散させる。この方法は、パハジョポ ウロ等(Paphadjopoulos et al.)(Biochem.Biophys.Acta.,1968,135:624-638 )によって開示されている小さな超音波処理単層状小胞(unilamellar vesicle)及 び大きな単層状小胞の開発の基礎を用意する。 単層状小胞は、キュリス等(Cullis et al.)が開示する方法により、押出し装 置を使用して製造され(PCT Application No.WO87/00238,published January 1 6,1986,entitled“Extrusion Technique for Oroducing Unilamellar Vesicle s”)、参照によってここに導入される。この方法によって造られた小胞、所謂、 「LUVETS」は、膜フィルターを通して、加圧下で押し出される。 その他のクラスのリポソームは、実質的に等しい層状溶質分布を有する事を特 徴とするものである。このクラスのリポソームは、米国特許第4,522,80 3号明細書(Lenk,et al.)に定義されている様な安定な多重小胞(plurilamellar vesicle)(SPLV)、米国特許第4,558,579号明細書(Fountain et al.)に 記載されている様な単相小胞(monophasic vesicle)及び、小胞が、少なくとも1 回の凍結及び融解サイクルに曝露される凍結融解多層状小胞(この方法は、バリ ー等(Bally et al.)により開示されている(PCT Application No.87/00043,Jan uary 15,1987,entitle“Multilamellar Liposomes Having Improved Trapping Efficiencies”))と呼ばれ、それぞれは、参照によってここに導入される。ホ ンダ等(Honda et al.)(Japanese Ptent Pub.No.60-155109)は、5%の脂肪酸 を必要とする水素化リポソームを開示する。 アントラサイクリン抗生物質、即ち、ドキソルビシン(Dox)、ダウノルビシン 及びイダルビシンは、その中で、最も有効で、広く使用されている抗ガン剤であ る。然しながら、それらの使用は、激烈な副作用、主に、急性骨髄消去(myelosu ppression)、慢性心臓毒及び本来の、又は後天性薬剤抵抗の為に制限されている (1,2)。リポソームは、このクラスの化合物のキャリヤーとして、異なる研 究者によって広く研究されている。リポソームの導入は、動物では、Doxの心 臓毒(3)及びその胃腸の副作用及び人間の発砲薬活性(4)を減少する事が示 されている。リポソーム−Doxの腫瘍標的組成物は、現在、人間で評価されて いる(5)。その他の興味ある研究は、多薬剤抵抗(multidrug resistance)(MDR )、アントラサイクリン及びその他の薬剤に対する後天性抵抗の一般的メカニズ ムは、カルジオリピン又はホスファチジルセリンの様な或る種の脂質を含むリポ ソームにカプセル化されたDoxを使用する事によって、骨髄細胞で、in vitro及 び in vivoにおいて克服されるかも知れない事を示している(6,7)。 リポソーム−Doxの薬学的組成物の開発は、脂質小胞の内部水性空間から外 部水性環境へ漏出するDoxの傾向により、多数の技術的問題に遭遇する。酸性 pHを創る事によって、リポソームの内側で、陽子を付加された薬剤を保持し、 リポソーム膜を横切るその能力を阻害する事から基本的に成る遠隔投与技術は、 最適なカプセル化効率を持つ組成物をもたらす(8)。未だ、現に、臨床試験段 階にある全てのリポソーム組成物は、懸濁液中で小さな単層状小胞から成り、従 って、粒子の凝集による粒度安定性が、潜在的問題として残る。 このクラスの化合物の治療指数(therapeutic index)を高める為の別の方法は 、新しい、そして潜在的に毒性が少なく、より活性な同族体の使用である。多数 の同族体が合成、研究されているが、その殆どは、MDRの現象以前に取り上げ られたものである。然しながら、ここ2〜3年で、非横断抵抗性を持ったアント ラサイクリンの幾つかのサブファミリーが開示されている(9,10,11)。 それらの殆どは、高度に親脂性であり、従って、水溶液での静脈投与には適さず 、それらは、それらの静脈投与の為の配達システムの開発を必要とする。 改良された抗ガン剤、特に抗ガン剤を、患者の身体の適当な部位に、望ましく ない副作用を最小限にしながら配達する為の改良された組成物に対する要望が引 続き存在する。 1つの観点での本発明は、水性/t−ブタノール溶媒系の、容易に再構成する 、サブミクロン−再構成性プレリポソーム凍結乾燥体から成る。プレリポソーム 凍結乾燥体は、アニオン、カチオン又はノニオンである事の出来る界面活性剤を 含み、好ましくは、Tween 界面活性剤(Tween surfactant)で、Tween20 が最も好 ましい。界面活性剤は、サブミクロン−再構成性プレリポソーム凍結乾燥体の脂 質含有量の約4モル%未満〜約0.1モル%、最も好ましくは、サブミクロン− 再構成性プレリポソーム凍結乾燥体の脂質含有量の約3モル%〜約2モル%から 成る。本発明者は、約4%より多い使用、特に5%以上の界面活性剤の使用は、 リポソーム本来の状態に深刻な悪影響を持つ事を見出した。約4%未満の界面活 性剤を使用すると、プレリポソーム凍結乾燥体の水和時間が約1分以下に減少し 、薬剤結晶化及びリポソーム粒子凝集体の形成が防がれ、或いは、実質的に減少 し、リポソームサイズは、界面活性剤を含まないリポソームに比較して約400 nm以下に減少する。「界面活性剤を含まない」状態は、リポソームを、1〜2 ミクロンの範囲にする。本発明では、単なる手震盪バイアルは、約1μm未満、 特に、約400nm未満、そして特に200〜150nmの範囲のリポソームの 形成をもたらす。 その他の実施態様では、本発明は、凍結乾燥体からサブミクロンリポソームを 製造する方法であって、界面活性剤を、凍結乾燥化前に、凍結乾燥されるべき液 体中に導入する工程を含む方法に関する。界面活性剤は、上述のものが適当であ る。 他の観点においては、本発明は、脂質形成剤を含む材料の再構成によって形成 されたリポソームを、サブミクロンサイズまで限定する方法であって、界面活性 剤を、再構成の前又は再構成の時に、前記材料中に導入する工程を含む方法に関 する。 他の実施態様では、本発明は、立体障害剤、例えば、ノニオン界面活性剤を含 む、立体的抗原性ヒンダードリポソームに関する。 他の実施態様では、本発明は、アントラサイクリン化合物のリポソーム組成物 に関する。本発明者は、親脂性で、非横断抵抗性アントラサイクリンの配達の為 のリポソームキャリヤーについて広範囲に探索を行った。探索の目的は、リポソ ーム膜に対して本来の親和性を持つ化合物の選択(従って、様々なリポソームの 脂質膜内に容易に導入する為)及び、それらの静脈投与に対して、キャリヤーと して最適の薬学的性質(腫瘍標的性を高めた)を持つリポソームの使用にあった (12)。探索の結果、それらの特性を持つ主要化合物として、アンナマイシン を選択した。本発明者は、リポソームアンナマイシンは、in vitro及びin vivo において、Doxと共に横断抵抗性がなく心臓毒も少ない事を報告した(13, 14)。 プレフォームリポソーム又は、リポソーム構成成分の凍結乾燥化に続く、使用 の日にリポソーム懸濁液を得る為の水溶液での再構成化は、過去において、本発 明者及びその他の者によって十分に探索されている(15,16)。プレリポソ ーム凍結乾燥粉末を使用する組成物の持つ潜在的問題は、再生可能なリポソーム 懸濁液を得る為の再構成工程で遭遇する困難性に、基本的に関わるものである。 本明細書では、本発明者は、極めて安定で、再構成するのが容易な、親脂性アン トラサイクリンアンナマイシンのサブミクロン懸濁液の製造の為の改良凍結乾燥 方法を開示し、組成物の特性改善における、少量の界面活性剤Tween20 によって 演じられる決定的な役割について報告する。 一つの観点での本発明は、リポソームにカプセル化された、式、 を有するアントラサイクリン化合物を含む、薬学的組成物に関する。X及びX′ の一方は水素であり、他方はハロゲンである。Y及びY′の一方は水素であり、 他方は、水素、ヒドロキシ及び−OCORから成る群から選ばれ、Z及びZ′の 一方は水素であり、他方は、水素、ヒドロキシ及び−OCORから成る群から選 ばれる。Rは1〜6の炭素原子を有するアルキルである。リポソームは、少なく と一種の脂質及びノニオン界面活性剤を含み、アントラサイクリン化合物対ノニ オン界面活性剤の重量比は、約0.3:1〜3:1である。 「カプセル化」、「閉じ込め」及び「導入」は、本明細書では、脂質小胞内に 包含されるか又はリポソームの壁内の何処かに含まれる事を意味するのに使用さ れる。 本発明の好ましい実施態様では、アントラサイクリン化合物は、アンナマイシ ンである。界面活性剤は、約2〜約25個の炭素原子を有する界面活性剤分子の カルボキシレート部分を持つポリオキシエチレンソルビタンカルボキシレートを 含むのが好ましい。適当なカルボキシレート部分の例は、モノパルミテート、モ ノステアレート、トリステアレート、モノオレエート及びトリオレエートである 。特に好ましい界面活性剤は、市販の界面活性剤であるTween20 の様な、ポリオ キシエチレンソルビタンモノラウレートから成る。本発明の実施態様では、アン トラサイクリン化合物対ノニオン界面活性剤の重量比は、約1:1.7が好まし く、リポソームは、約7:3のモル比で、脂質ジミリストイルホスファチジルコ リン及びジミリストイルホスファチジルグリセロールを含むのが好ましく、アン トラサイクリン化合物対脂質の重量比は、約1:40〜約1:100、最も好ま しくは1:50である。 その他の観点では、本発明は、上述のアントラサイクリン化合物、好ましくは 水和した時にリポソームを形成するのに適した少なくとも一種の脂質である、ア ンナマイシン及び上述のノニオン界面活性剤を含むプレリポソーム凍結乾燥粉末 に関する。この粉末組成物は、以下に詳細に述べられる水和によって、水性リポ ソーム組成物に再構成することが出来る。 その他の観点では、本発明は、プレリポソーム凍結粉末組成物の調製方法に関 し、 (a)上述のアントラサイクリン化合物及びジメチルスルホキシドから成る第一 溶液を調製する工程、 (b)少なくとも一種の脂質、t−ブチルアルコール及び水を含む第二溶液を調 製する工程、 (c)最終組成物において、脂質とアントラサイクリン化合物の所望の比率を与 えるのに必要とされる割合で、第一溶液と第二溶液とを結合して第三溶液を調製 する工程、 (d)最終組成物において、約0.3:1〜約3:1のアントラサイクリン化合 物と界面活性剤の比を与える量で、第三溶液に界面活性剤を添加する工程、 (e)濾過によって溶液を殺菌する工程、及び (f)溶液を冷凍し、凍結乾燥する工程、 を含む方法に関する。 その他の観点では、本発明は、哺乳動物中での腫瘍細胞の生長を抑制する方法 に関する。この方法は、哺乳動物に、上述のリポソーム組成物の有効量を投与す る事を含む。 本発明は、従来の組成物及び方法に比べ多くの利点を有する。1つの重要な利 点は、本発明から得られるリポソームの減少したサイズである。リポソームの大 部分は、直径1μm未満が好ましく、或る実施態様での直径は、0.2μm以下 である。この小さなリポソームサイズは、小さなリポソームが、長期間のin viv oでの循環で残留し易く、従って、それらが腫瘍組織に到達する機会が増加する ことから、利点となる。如何なる理論にも拘束される積りはないが、200nm〜400 nm直径リポソーム及び、更に200〜150nm 直径リポソームは、RES による「攻略 」を回避する。 本発明の組成物は、乳癌、白血病、肉腫、結腸癌及び肺癌の様な或る種の人間 の悪性腫瘍の治療に有用である。特に、生物活性剤が、得られるリポソーム中に 導入される時に、その様な使用が助長される。特別の例では、導入はいずれの点 (即ち、凍結乾燥前、凍結乾燥後、水和後)であっても良い。 図1は、アンナマイシンの化学構造を示す。 図2は、界面活性剤なしで、遊離のアンナマイシン結晶の発現の時間と中央値 リポソームサイズに関する脂質:アンナマイシン重量比の効果を示す。 図3は、プレリポソーム粉末(脂質:アンナマイシン重量比50:1)の再構 成後6時間の、遊離のアンナマイシン結晶の数(△、▲)及び中央値リポソーム サイズ(○、●)に関するTween20(黒印)及びTween80(白印)の存在の効果を示す 。 図4は、界面活性剤の最適量の存在における、遊離のアンナマイシン結晶の発 現の時間に関する脂質:アンナマイシン重量比の効果を示す 図5は、室温(26±1℃)及び正規のライト(60〜100の足元キャンド ルライト)で貯蔵したプレリポソーム凍結乾燥粉末中でのアンナマイシンの化学 的安定性を示す。 図6は、室温(26±1℃)及び正規のライト(60〜100の足元キャンド ルライト)で貯蔵したリポソームアンナマイシン懸濁液中でのアンナマイシンの 化学的安定性を示す。 本発明は、次の定義によって良く理解されるであろう。 プレリポソーム凍結乾燥体に関する「水性/t−ブタノール溶媒系」とは、調 製が「水性とt−ブタノールのみ」の手段で行われる事、及びt−ブタノール以 外の有機溶媒が実質的に存在しない事及びプレリポソーム凍結乾燥体中に、t− ブタノールが約0.01%未満、好ましくは約0.003%未満で存在する事を 意味する。特に、水性/t−ブタノール溶媒系は、ハロゲン化溶媒を全く含まな い。有機溶媒又は、本発明のプレリポソーム凍結乾燥粉末と合体又はカプセル化 された薬剤の付随物として存在するハロゲンは、この計算の中には含まれない事 が理解されるべきである。 プレリポソーム凍結乾燥体に関する「容易に再構成する」は、約1分の手震盪 で、200〜400nm範囲及び/又は200〜150nm範囲で特定の濃度を 持つ約400nm以下のリポソームを得る為の完全な再構成を意味する。その様 な粉末の特徴は、ユニークな三次元構造の、そのふわふわしたコンシステンシー にある。 プレリポソーム凍結乾燥体に関する「サブミクロン−再構成性」は、水溶液の 存在下で、再構成によってリポソーム中に形成されるサブミクロンサイズ分布の リポソームを意味する。特定の実施態様では、サイズ分布は、約400nm以下 であり、別の実施態様では、約300nm以下、更に、約300nm〜約200 nm直径のリポソームを含み、更に約200〜150nm直径のリポソームを含 む。 特に述べない限り、中央値直径を意味するサイズ分布は、ここに、ニコンププ ログラム(Nicomp program)を使用するQUELS 手順で決定されたものとして提示さ れる。更に、200〜150nm 範囲での特定の実施例のサイズ分布は、凍結破壊電子 顕微鏡(freeze fracture electron microscopy)で確認された。 「プレリポソーム凍結乾燥体」は、水溶液の添加によってリポソームを形成す る、非水性材料を意味する。幾つかの実施態様では、非水性材料は乾燥(非液体 における非ゲルの様な)材料である。凍結乾燥体は、非揮発性材料からの凍結液 体の昇華の乾燥残渣、回転蒸発及び類似方法の残渣及び、水相の添加により(攪 拌して、又はしないで)、リポソームとなる乾燥組成物を含める為に広く使用さ れる。特に、「プレリポソーム凍結乾燥体」は、凍結乾燥時には、リポソーム形 態にない事を理解すべきである。 「リポソーム」は、脂質、脂肪酸、脂質二層型構造、単層状小胞及び無定形脂 質小胞を含む、球状構造を一般的に意味する。分類的には、リポソームは、閉じ 込められた水性内容物を含む脂質二層膜に完全に近い。リポソームは、単層状小 胞(単独の二層膜を保有する)又は多層状小胞(多重膜二層で、それぞれが水性 層によって、次のものから分離していることで特徴付けられるたまねぎ状構造) であっても良い。この二層は、疎水性の「尾」領域と、親水性の「頭」領域を有 する2つの脂質単一層から成る。膜二層の構造は、脂質単一層の疎水性(非極性 )の「尾」が二層の中心方向に配向する一方、親水性の「頭」が水性相の方向に 配向するものである。 「TweenTM」とは、通常のソルビタン糖に結合したポリオキシエチレンの、異 なる鎖長の混合物から成る、市販のノニオン界面活性剤(ICI Americans Inc.)を 意味する。これらのポリオキシエチレン糖は、又、脂肪酸に結合する。Tween20 の場合、組成物はポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(分子量約13 00)である。Tween80 は、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート(分子 量約1350)である。Tween20 は、以下に示される。 その他の界面活性剤としては、Tween、Span、Pluronic and Brij(Sigma Chemi cal,St.Louis,MO)が挙げられる。 「立体的抗原性ヒンダード」とは、少なくとも75%のリポソーム表面が閉塞 されることを意味する。閉塞されるとは、閉塞された空間の少なくとも90%が 、0.05μm未満の粒子の閉塞された空間への侵入を妨げる事を意味する。実 際には、閉塞は、挑戦された場合に、(膠着の様な)接触依存性生物学的反応(c ontact dependent biological reaction)を妨げる。本発明の特定の実施態様で は、水性/t- ブタノール系の、容易に再構成する、サブミクロン−再構成性プレ リポソーム凍結乾燥体は、立体的抗原性ヒンダードリポソームに再構成する。 「立体障害剤」は、リポソームの曝露された脂質層の周りに存在する部分であ る。その様な剤は、曝露された脂質層の中に、一般的に挿入されるが、ファンデ ルワールス力又は水素結合、共有結合によって、曝露された脂質表面に適用して も良い。Tween界面活性剤、特にTween20は、その様な部分の例であ る。 特定の理論に拘泥する積りはないが、Tween20の脂肪酸鎖は、リポソー ムに対して、外側のソルビタン及びポリオキシメチレンで、曝露された脂質二層 に挿入するものと考えられる。 「生物活性剤」は、殺菌剤、抗腫瘍薬、抗生物質、アジュバンド又はワクチン の様な薬理活性剤;ジアゾ化合物の様な対照剤;生物学的マーカー又は識別化抗 原の様な診断物質及びガラクトースアルブミンの様な薬剤を標的に運ぶ担体剤等 を包含する広い言葉として使用される。更に、生物活性剤は、遺伝子フラグメン トを含めても良い。アンナマイシンは生物活性剤である。 サブミクロン再構成性プレリポソーム凍結乾燥体を含むアンナマイシンは、1 7mgのTween20を、500mgの脂質と10mgのアンナマイシンに添 加する事によって調製出来る。脂質成分は、例えば、ジミリストイルホスファチ ジルコリン(DMPC)とジミリストイルホスファチジルグリセロール(DMP G)が7:3のモル比である事が出来る。この比は、約3モル%と計算される。 即ち、100分子当たり、脂質が97、Tween20が3存在する。 本発明の組成物及び方法は、価値のある薬学的性質を所有(又は発揮)する。 これらは、腸管外の分野、特に静脈、投与の分野で、小さい直径の滅菌均一リポ ソームの増大された生産を提供する。この効果は、例えば、ここに開示の方法を 使用して、高等哺乳動物の循環器系の毛細管を閉塞しない組成物を提供する事で 証明することが出来る。 この様に、これらの組成物及び方法は、細菌感染又は癌の治療で遭遇する様な 抗生物質及び抗腫瘍薬治療で使用する事が出来る。この組成物は、特に、投与直 前に、病院の薬局で、調剤用の再構成可能な組成物を調製するのに有用である。 本発明の組成物は、人間を含む哺乳動物を含み、哺乳動物に限定されない動物 に、一般に投与される。本発明の薬学的に活性な組成物は、ガレニック薬局(Gal enic pharmacy)の通常の方法によって処理し、患者、例えば、人間を含む哺乳動 物に投与する為の医薬剤を造る事が出来る。 本発明の組成物は、通常の賦形剤、即ち、腸管外、腸内(例えば、口腔又は吸 引)又は、この活性な組成物と有害的に反応しない局所適用に適した、薬学的に 受容し得る有機又は無機担体との混合物として使用する事が出来る。適当な薬学 的に受容し得る担体としては、水、塩溶液、アルコール、アラビアゴム、植物油 、ベンジルアルコール、ポリエチレングリコール、ゼラチン、ラクトース、アミ ロース又は澱粉の様な炭水化物、ステアリン酸マグネシウム、タルク、珪酸、粘 稠パラフィン、香油、脂肪酸エステル、ヒドロキシメチルセルロース、ポリビニ ルピロリドン等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。薬学的製剤 は殺菌する事が出来、所望ならば、補助剤、例えば、潤滑剤、防腐剤、安定剤、 湿潤剤、乳化剤、浸透圧バッファーに影響を及ぼす塩、着色剤、香り及び/又は 芳香物質等で、この活性組成物と有害的に反応しないものと混合する事も出来る 。又、所望ならば、その他の活性薬剤、例えば、ビタミンとも組合せる事が出来 る。 腸管外適用には、注射可能な、殺菌水溶液が特に適当である。局所適用には、 非スプレー形態、局所適用に合った担体を含み、動的粘度、好ましくは水より大 きな動的粘度を有する粘稠な半固体又は固体形態として使用される。適当な組成 物としては、溶液、懸濁液、エマルジョン、クリーム、軟膏、粉末、糊膏、膏薬 等が挙げられるがこれらに限定されるものではなく、所望ならば、殺菌され、又 は補助剤、例えば、防腐剤、安定剤、湿潤剤、バッファー又は浸透圧に影響を及 ぼす塩等と混合される。又、局所適用には、活性成分が、好ましくは、固体又は 液体不活性担体材料との組合せで、絞り出し容器に又は、加圧された揮発性で、 通常ガス状噴射剤、例えばフレオンとの混合物として充填される、スプレー性エ アゾール製剤が適当である。 特定の場合における活性組成物の実際に好ましい量は、利用される特定の組成 物、組成された特定の組成物、適用の形態及び特定の位置及び治療される組織に よって変わる事は理解されるであろう。患者への投与量は、通常の考察、例えば 、対象組成物と公知の薬剤との違いの通例の比較、及び適当な、通常の薬理学プ ロトコル手段による通常の考察を使用して決定出来る。 一般に、本発明は、界面活性剤が、薬剤重量を除いて、最終凍結乾燥粉末の約 4%(w/w)を越えない所で、十分に使用出来る。実施例1 I.材料及び方法 A.材料 ジミリストイルホスファチジルコリン(DMPC)と1,2−ジミリスト イル−sn−グリセロ−3−[ホスフォル-rac-(1グリセロール)](DMPG )を、Nippon Fine Chemicals,Inc.,Osaka,Japanから粉末として入手した。 アンナマイシン(>95%純度)(分子量=640.39)は、前述の方法を僅 かに変更して合成した(17)。 Tween20、DMSO、クロロホルム及びt−ブチルアルコールは、Aldr ich Chemical Company,Inc.,Milwaukee,WI から入手した。正常な食塩水は、 Abbott Laboratories,North Chicago,ILから入手した。 B.リポソーム調製 脂質組成物は、全ての場合において、DMPC:DMPGが、7:3のモ ル比であった。又、その他の比を探索したが、何等顕著な利点は得られなかった 。従って、7:3のモル比での結果だけを示す。10:1〜100:1の範囲の 薬剤重量比に対して、異なる合計脂質をテストした。 使用した凍結乾燥方法は、変性を伴いその他の化合物の為に、本発明者によっ て使用された方法に適合された(15)。要するに、プレリポソーム粉末は、最 初、異なる成分のt−ブチルアルコールの溶液を凍結−乾燥することによって調 製され、リポソーム懸濁液は、使用のその日に、プレリポソーム粉末の調節され た水和によって得られた。この方法は、次の一般的な工程を含む。 1.プレリポソーム凍結乾燥粉末の調製 a.溶液1:DMSO中のアンナマイシン(100mg/ml)。 b.溶液2:90%のt−ブチルアルコールと10%の水中のDMPCとD MPG(モル比7:3)(最終濃度81.3mg脂質/ml)。 c.溶液3:所望の脂質:薬剤比を達成するのに必要な割合の、溶液1及び 2。 d.溶液4:或る量の界面活性剤を、溶液3に添加。 e.殺菌の為の、再生セルロース(Micro Filtration Systems)の0.22μ m孔フィルターによる溶液4の濾過。 f.25mlの凍結乾燥バイアルに入れた、10mgのアンナマイシンを含 む溶液4のアリコット。バイアルの内容物は、アセトン中で、ドライアイスで凍 結した。 g.全てのDMSO及びt−ブチルアルコールを除去する為の48時間凍結 乾燥。 2.リポソームアンナマイシン懸濁液の調製 使用のその日に、プレリポソーム粉末は、37℃に予熱した食塩水(1ml 食塩水/mgアンナマイシン)を、凍結乾燥したバイアルに添加し、全ての凍結 乾燥材料が懸濁するまで、手震盪することによって再構成された。 C.リポソームの特性 1.閉じ込め効率 閉じ込め効率(%EE)は、前述の示差密度遠心分離法(differential density centrifugation method)によって決定した(18)。リポソームからの アンナマイシンの滲出又は解離は、時間対閉じ込め効率の順次決定で評価した。 x時間での薬剤滲出%=0時間での%EE−x時間での%EE。 2.サイズ 中央値リポソームサイズ及びサイズ分布は、ガウシアン法(Gaussian me thod)を使用する事によって、Nicomp Submicron Particle Sizer(Model 370;Ni comp Particle Sizing System,Santa Barbara,CA)で測定した。 3.界面活性剤の効果 リポソームサイズ及びリポソーム懸濁液中でのアンナマイシンの結晶化 に関するノニオン界面活性剤(Tween20及びTween80)(ポリオキ シエチレン(20)ソルビタンモノラウレート及びポリオキシエチレン(20) ソルビタンモノオレート、それぞれ、ICI Americas Inc.から市販されている) の効果が、再構成後の異なる時間点で、蛍光顕微鏡で評価された。全てのプレリ ポソーム製剤は同じ方法を使用して造られたが、脂質:薬剤比又は界面活性剤濃 度は異なる。リポソーム懸濁液は室温(25〜26℃;60〜100 キャンドルフート正 規光)で貯蔵された。再構成バイアルの底及び中央部分からサンプルを採り、異 なる時間点で、蛍光顕微鏡及びサイジングで分析した。全体のスライドを二度ス クリーンした。平均結晶数/フィールドは、ランダムに選んだ6つのフィールド から得られた。 4.脂質:薬剤比の効果 異なる脂質:薬剤比を使用するプレリポソームアンナマイシン製剤(界面 活性剤を含むものと含まないもの)のバイアルを再構成した。薬剤結晶化は、上 述の蛍光顕微鏡を使用して、再構成後に、1間を10分毎に、1〜6時間毎に、 及び1〜7日毎に評価した。 5.アンナマイシンの化学的安定性 凍結乾燥粉末又はリポソーム懸濁液でのアンナマイシンの化学的安定性は 、時間にわたって残留する無傷のアンナマイシンの量を定量化する事によって評 価した。アンナマイシンの定量化は、前述の蛍光検出器(励起波長485nm、 エミッション波長532nm)を使用して、高性能液体クロマトグラフィーで行 った(19)。 6.リポソームの物理的安定性 リポソームの物理的安定性は、リポソーム懸濁液の形成後の異なる時間点 で、アンナマイシン滲出%、リポソームサイズ分布の変化及び中央値サイズ、及 び遊離アンナマイシン結晶又は上述のリポソーム凝集体のデノボ発現(de novo a ppearance)を決定する事によって評価した。 II.結果 A.リポソーム特性に関する、脂質:薬剤比及び界面活性剤の添加効果 界面活性剤の添加前及び凍結乾燥工程(溶液3)前に、「材料と方法」の 所で述べた、DMSO、t−ブチルアルコール及び水混合物中での脂質及びアン ナマイシンの透明な溶液を得るのに、問題はなかった。 得られた凍結乾燥粉末は、均質でフレーク状であり、物理的外観はオレンジ色 であった。脂質:薬剤比又は界面活性剤の添加が、プレリポソーム粉末の物理的 外観を変えることは、明らかではなかった。 水和/再構成工程及び、脂質:薬剤比が10:1〜25:1範囲を使用した、 界面活性剤なしのプレリポソーム粉末から得られたリポソーム懸濁液の外観が、 幾つかの明瞭な問題を提示した。37℃に温められた食塩水を使用しても、大き な凝集体の無い均質な懸濁液を得る為には、長時間(2時間まで)の手震盪を必 要とした。再構成工程の完結時点で、遊離の薬剤結晶又はリポソーム凝集体の存 在しない一般的な多層状リポソーム懸濁液が顕微鏡で観察された。然しながら、 1分以内で、遊離のアンナマイシン結晶の発現が明らかになり、再構成後6時間 で極めて顕著となった。これらの制限を解決する為の試みにおいて、本発明者は 、先ず初めに、遊離アンナマイシン結晶の発現及びリポソームサイズに関する脂 質:薬剤比の効果について探索した。結果は図2に示される。遊離アンナマイシ ン結晶の発現は、脂質:薬剤比を、25:1以上に増加させると、明らかに遅れ た。然しながら、中央値リポソームサイズもまた、増加した(50:1の比で約 1.6μm〜100:1の比で6μmに)。100:1の脂質:薬剤重量比を使 用する製剤では、結晶は観察されなかったが、人間における計画された治療的投 与量を投与するのに必要とされる脂質の量及び中央値リポソームサイズは過剰で ある様に思われ、最大の欠点を構成するものと考えられた。結果として、50: 1の脂質:薬剤重量比が、更なる組成最適化研究の為に選ばれた。 次に、本発明者は、リポソームサイズ分布及びアンナマイシン結晶の形成に関 する界面活性剤Tween20及びTween80の存在効果について研究した 。 アンナマイシン1mg当たり、0.5〜4.0mgの界面活性剤の量でテスト した。脂質:薬剤比はこれらの試験で、50:1で一定に保った。結果は図3に 示される。Tween20及びTween80共に、投与量依存形式で、再構成 後6時間で、遊離アンナマイシン結晶の形成を阻止した。遊離アンナマイシン結 晶は、アンナマイシン1mg当たり、Tween20を≧1.7mg又はTwe en80を≧3.0mg含む組成物中では観察されなかった。又両界面活性剤は 、投与量依存形式で、中央値リポソームサイズを減少した。この効果は、ミセル に一致する小粒子(<50nm)の集団の発現によって示される様な顕著なリポ ソーム崩壊の結果となる、両方の剤及び、アンナマイシン1mg当たり、いすれ かの界面活性剤の≧3.0mgの量と比較し得るものである。又、いすれかの界 面活性剤の存在は、プレリポソーム凍結粉末を再構成するのに必要とされる時間 を短縮する事が分かった。リポソームの崩壊無しに、薬剤結晶化を完全に防ぐ界 面活性剤の最少量は、アンナマイシン1mg当たり、1.7mgのTween2 0であった。 界面活性剤の最適量を含む組成物でのアンナマイシン結晶化に関する脂質:薬 剤比の効果は、次に研究された。結果は図4に示される。>48時間にわたって 薬剤結晶化を遅らせるのに最も低い脂質:薬剤比は50:1であった。薬剤結晶 化は、30:1の脂質:薬剤比が使用された時に、2〜3時間以内で起こった。 これら全ての研究結果として、アンナマイシン1mg当たり、1.7mgのT ween20を含み、脂質:薬剤比が50:1の組成物が、更なる特性研究の為 に選択された。この組成物の特徴は、 1.1分の再構成時間 2.24時間で遊離アンナマイシン結晶なし 3.リポソーム懸濁液の中央値サイズ:0.15〜0.2μm 4.24時間でミセルの存在なし、 である。 全ての特性研究は、10mgのアンナマイシン、モル比7:3のDMPC:D MPGを500mg、及び1.7mgのTween20を含むバイアル中で行 った。 B.選ばれたリポソームアンナマイシン組成物の特徴 1.光学顕微鏡評価 遊離アンナマイシンの結晶又はリポソーム凝集体は、Tween20を含 む全ての組成物(アンナマイシン1mg当たり、1.7mg;脂質:薬剤重量比 50:1)において、24時間以内では観察されなかった。表1は、Tween 20を含む6つの異なるバッチとTween20を含まない1つの対照バッチで 得られた結果を示す。遊離アンナマイシンの結晶は、Tween20を含まない バッチでは、蛍光顕微鏡でも、直接検査の沈降観察でも明らかに観察された。T ween20含有バッチは、24時間では結晶又は沈殿物を示さず、48時間で も、1つも結晶を示さなかった。 c=光学又は蛍光顕微鏡で観察されたアンナマイシン結晶 s=目に見える沈降物 −=アンナマイシン結晶も沈降物もなし 2.%EE 6つの異なるバッチの%EEは、表1に示される。それらの全てが>95 %である(平均98.2%)。 3.粉末度 中央値粉末度及びサイズ分布は、同じ6バッチで決定し、非常に再生性で あることが分かった:182、154、176、140、145及び154nm 。 4.安定性研究 a.プレリポソーム凍結乾燥粉末中のアンナマイシンの化学的安定性 図5は、室温に保たれ、60〜100のキャンドルフート光に曝露された 凍結乾燥アンナマイシンの4つの異なるバッチにおける、経過時間(0〜8週) に対するアンナマイシン含有量の変化を示す。試験されたバッチのいずれにおい ても、この時間枠中に、アンナマイシン含有量の顕著な減少は検出されなかった 。 b.リポソーム懸濁液中のアンナマイシンの化学的安定性 図6は、室温に保たれ、60〜100のキャンドルフート光に曝露された リポソームアンナマイシン(1バッチ当たり3サンプル)の6つの異なるバッチ における、経過時間(0〜168時間)に対するアンナマイシン含有量の変化を 示す。試験されたバッチのいずれにおいても、この時間枠中に、アンナマイシン 含有量の顕著な減少は検出されなかった。 c.リポソームアンナマイシンの物理的安定性:薬剤滲出及びサイズ分布変 化 表2は、室温及び60〜100のキャンドルフート光で保たれたリポソーム アンナマイシンの3つの異なるバッチの%EE及び中央値サイズの変化を示す。 薬剤滲出は、この時間中、0.6〜1.8%の間の範囲であり、中央値サイズ の変化は、0.00〜0.03μmの間の範囲であった。 再構成:温めた普通の食塩水(30℃)、10ml/バイアル、1分手震盪。 貯蔵条件:室温(25±1℃)、60〜100のキャンドルフートライト。 III.検討 以上の記述は、親脂性アントラサイクリン抗生物質アンナマイシンのリポソー ム形成の特性を顕著に改善するのに、界面活性剤、Tween20の少量の効果 を示す。アンナマイシンは、異なる動物モデルでの生物学的活性及び脂質膜に対 するその高い親和性の結果として、リポソームでの形成の容易性を約束する横断 抵抗性の欠如の故に、30種以上の親脂性アントラサイクリンの中から選択され た(12、14)。然しながら、大規模工業生産として受入れられる凍結乾燥リ ポソームアンナマイシン結晶の開発が試みられた時、再構成工程の期間の長さ及 びリポソーム懸濁液での早いアンナマイシン結晶の発現の2つの問題に遭遇した 。Tween20の正確な量の添加及び特定の脂質:薬剤重量比の使用は、これ らの制限の完全な解決をもたらした。更に、Tween20の存在は、6〜9フ ォルド(fold)により、得られたリポソームの中央値サイズを減少した。これは、 小さなリポソームは、細網内皮系による親和性として取り上げられず、従って、 循環中で長期間残留して、内皮バリヤーを横切って、腫瘍組織に到達するそれら の機会を増加するが故に、利点である。 ここに報告された発見は、新規であり、且つそれらは、その他の親脂性化合物 のリポソーム形成の開発に適用出来るので潜在的に重要である。必要とされる界 面活性剤の量及びタイプは、然しながら、それぞれの薬剤によって変動するかも 知れない。アンナマイシンの場合、界面活性剤の量とタイプは、Tween20 の量の高い量が、リポソームを崩壊させる事が分かり、低い量は、完全に薬剤結 晶化を避けえず、その他の試験された界面活性剤、Tween80の場合では、 薬剤結晶化を完全に防ぐ為に必要な量は、著しいリポソーム崩壊の原因となる事 が分かったので、臨界的である事は明らかである。 Tween80の添加は、リポソームの安定性及び閉じ込め効率を高める(2 0〜22)が、中央値サイズを減少せず、水和時間又はリポソームに閉じ込めら れた水不溶性薬剤の結晶化を減少させない事を以前に報告した。界面活性剤 の最適量の存在が水和工程を高める事が出来、遊離の薬剤結晶の形成を減少し、 リポソームのサイズが減少するメカニズムは未知であり、憶測の域をでない。T ween20の炭化水素の尾は脂質層内に侵入して、リポソーム融合及び帰結脂 質及び、前述に示唆した(22)様な、リポソーム粒子の衝突によるアンナマイ シン変化を減少するリポソームの表面上にポリエチレンオキサイド基を残すこと が出来るかも知れない。また別に、Tween20は、水溶液が凍結乾燥プレリ ポソーム粉末に添加されて、リポソームを形成し、遊離の薬剤結晶の形成の機会 を減少する時に、アンナマイシン分子の遊離の会合を防ぐかも知れない。最初の メカニズムは、結晶は、Tween20が存在しない場合の再構成後、直ぐには 観察されない事から、薬剤結晶化は初期リポソーム形成後に起こる事を示してい る事は明らかである。 本明細書において開示されたリポソームアンナマイシン製剤は臨床試験で使用 される。その細胞毒性は、in vitroで、KBの対して試験され、本発明者が以前に 報告した(13)蒸発方法を使用して得た製剤と比較した。2つの製剤の細胞毒 性は、等しい事が分かった。又、半急性マウス毒性試験を行った結果では、蒸発 方法で得たリポソーム製剤は、Tween20を含むプレリポソーム粉末から得 られた製剤の約2倍の毒性を示す(LD508mg/kg対16mg/kg)。こ の相違は、多分、両方の製剤の異なるサイズ分布による。 Tween20の存在は患者において、アレルギー反応を誘発し得る。Twe en80は、米国での臨床使用(etoposide,multivitamins,etc)で認められた 異なる腸管外組成物中の通常の成分である。又、Tween 80は、現在、極めて約束 された結果を伴う強力な研究下にある、新規な抗腫瘍剤Taxotere(23)の通常の成 分である。Taxotereの治療投与量を配達するのに必要なTween80 の量は、リポソ ームアンナマイシンの計画された治療投与量で投与されるTween20 の量の約30 〜50倍と計算されている。尚、Tween20 の存在による第二のアレルギー反応は 、リポソームアンナマイシンの潜在的副作用であり、それらを回避する為の予備 薬物治療は、次の臨床試験では必要かも知れない。 IV.参照 以下の資料は、参照によってここに導入される。 本発明によるリポソームは、天然又は合成リン脂質を含む様々な両親媒性物質 から調製する事が出来る。多くの適当なリン脂質が、当該技術分野において知ら れている。本発明のリポソームは、多層状小胞、単層状小胞である事が出来、ま た、定義されていない層状構造を有する。その様なリポソームから成る薬学的組 成物は、薬学的に受容し得る担体又は希釈剤を含む事が出来る。上述の界面活性 剤に加えて、使用可能なその他のポリオキシエチレンソルビタンカルボキシレー ト界面活性剤は、ICI Americans Inc.から市販されている。 本発明のリポソーム組成物は、哺乳動物、特に人間の腫瘍細胞の生長を抑制す る方法に使用出来る。この方法は、哺乳動物に対して、この組成物の有効量を投 与する事を含む。投与工程は、腸管外及び静脈内、動脈内、筋肉内、リンパ球内 (intralymphatic)、腹腔内、皮下、胸内、又はくも膜下注射又は局所適用又は口 腔投与によるのが適当である。その様な投与は、腫瘍の退化又は消滅が達成され るまで、時間割に従って、繰り返されるのが好ましく、その他の形態の腫瘍治療 、例えば外科手術又は、異なる薬剤での化学的療法との組合せで使用しても良い 。 本発明による組成物の投与される投与量は、投与される対象哺乳動物に関して 、約40〜100mg/m2が好ましい。 本発明の特定の実施態様に関する上述の記載は、本発明のあらゆる可能な実施 態様の完全な列挙を示すものではない。当業者は、本発明の範囲内にある上述の 特定の実施態様に対して、変更がなされ得る事を認めるであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペレス ソラー ロマン アメリカ合衆国 テキサス州 77005 ヒ ューストン ライス ブールヴァード 2904

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.水性/t−ブタノール溶媒系の、容易に再構成する、サブミクロン−再構成 性プレリポソーム凍結乾燥体。 2.前記プレリポソーム凍結乾燥体が界面活性剤を含む、請求項1記載のサブミ クロン−再構成性プレリポソーム凍結乾燥体。 3.前記界面活性剤が、アニオン性、カチオン性又はノニオン性である、請求項 2記載のサブミクロン−再構成性プレリポソーム凍結乾燥体。 4.前記界面活性剤が、ノニオン性である、請求項3記載のサブミクロン−再構 成性プレリポソーム凍結乾燥体。 5.前記界面活性剤が、Tween界面活性剤である、請求項4記載のサブミク ロン−再構成性プレリポソーム凍結乾燥体。 6.前記界面活性剤が、Tween20である、請求項5記載のサブミクロン− 再構成性プレリポソーム凍結乾燥体。 7.前記界面活性剤が、約4モル%〜約2モル%のサブミクロン−再構成性プレ リポソーム凍結乾燥体の脂質含有量から成る、請求項6記載のサブミクロン−再 構成性プレリポソーム凍結乾燥体。 8.前記界面活性剤が、約4モル%〜約0.1モル%のサブミクロン−再構成性 プレリポソーム凍結乾燥体の脂質含有量から成る、請求項2記載のサブミクロン −再構成性プレリポソーム凍結乾燥体。 9.前記界面活性剤が、約4モル%〜約2モル%のサブミクロン−再構成性プレ リポソーム凍結乾燥体の脂質含有量から成る、請求項8記載のサブミクロン−再 構成性プレリポソーム凍結乾燥体。 10.凍結乾燥体からサブミクロンリポソームを調製する方法であって、前記凍結 乾燥化前に、界面活性剤を凍結乾燥されるべき液体に導入する事を特徴とする方 法。 11.前記界面活性剤が、アニオン性、カチオン性又はノニオン性である、請求項 10記載の方法。 12.前記界面活性剤が、ノニオン性である、請求項11記載の方法。 13.前記界面活性剤が、Tween界面活性剤である、請求項12記載の方法。 14.前記界面活性剤が、Tween20である、請求項13記載の方法。 15.前記界面活性剤が、約4モル%〜約2モル%のサブミクロン−再構成性プレ リポソーム凍結乾燥体の脂質含有量から成る、請求項14記載の方法。 16.前記界面活性剤が、約4モル%〜約0.1モル%のサブミクロン−再構成性 プレリポソーム凍結乾燥体の脂質含有量から成る、請求項10記載の方法。 17.前記界面活性剤が、約4モル%〜約2モル%のサブミクロン−再構成性プレ リポソーム凍結乾燥体の脂質含有量から成る、請求項16記載の方法。 18.脂質形成剤を含む材料の再構成によって形成される時に、リポソームを約4 00nm未満に限定する方法であって、界面活性剤を、再構成前、又は再構成時 に、前記材料に導入する事を特徴とする方法。 19.立体的抗原性ヒンダードリポソーム。 20.立体障害剤を含む、請求項19記載のリポソーム。 21.立体障害剤が、ノニオン界面活性剤である、請求項20記載のリポソーム。 22.立体障害剤が、Tween界面活性剤である、請求項20記載のリポソーム 。 23.薬学的組成物であって、リポソーム中にカプセル化された、次式を有するア ントラサイクリン化合物を含む事を特徴とする組成物。 (ここで、X及びX′の一方は、水素であり、他方はハロゲンであり、Y及び Y′の一方は水素であり、他方は、水素、ヒドロキシ及び-OCORから成る群 から選ばれ、Z及びZ′の一方は水素であり、他方は、水素、ヒドロキシ及び- OCORから成る群から選ばれ、Rは1〜6の炭素原子を有するアルキルであり 、リポソームは、少なくと一種の脂質及びノニオン界面活性剤を含み、アントラ サイクリン化合物対ノニオン界面活性剤の重量比は、約0.5:1〜 約3:1である)。 24.界面活性剤が、ポリオキシエチレンソルビタンカルボキシレートを含み、界 面活性剤分子のカルボキシレート部分が約2〜約25個の炭素原子を有する、請 求項23記載の組成物。 25.界面活性剤が、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレートを含む、請求 項23記載の組成物。 26.アントラサイクリン化合物対ノニオン界面活性剤の重量比が、約1:1.7 である、請求項23記載の組成物。 27.リポソームが、モル比で約7:3の脂質ジミリストイルホスファチジルコリ ン及びジミリストイルホスファチジルグリセロールを含む、請求項23記載の組 成物。 28.アントラサイクリン化合物が、アンナマイシンである、請求項23記載の組 成物。 29.アントラサイクリン化合物対脂質の重量比が、約1:40〜約1:100で ある、請求項23記載の組成物。 30.リポソーム中にカプセル化されたアンナマイシンを含む薬学的組成物であっ て、リポソームが、少なくとも一種の脂質及びノニオン界面活性剤を含み、界面 活性剤が、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレートを含み、アンナマイシ ン対界面活性剤の重量比が約0.3:1〜約3:1である事を特徴とする組成物 。 31.アンナマイシン対界面活性剤の重量比が約1:1.7である、請求項30記 載の組成物。 32.水性/t−ブタノール溶媒系の、容易に再構成する、サブミクロン−再構成 性プレリポソーム凍結乾燥粉末組成物であって、式: (ここで、X及びX′の一方は、水素であり、他方はハロゲンであり、Y及び Y′の一方は水素であり、他方は、水素、ヒドロキシ及び−OCORから成る群 から選ばれ、Z及びZ′の一方は水素であり、他方は、水素、ヒドロキシ及び− OCORから成る群から選ばれる。Rは1〜6の炭素原子を有するアルキルであ る。リポソームは、少なくと1つの脂質及び非イオン界面活性剤を含み、アント ラサイクリン化合物対ノニオン界面活性剤の重量比は、約0.3:1〜約3:1 である)を有するアントラサイクリン化合物、水和した時にリポソームを形成す るのに適した少なくとも一種の脂質、及びノニオン界面活性剤を含む事を特徴と する組成物。 33.界面活性剤が、ポリオキシメチレンソルビタンカルボキシレートを含み、界 面活性剤分子のカルボキシレート部分が約2〜約25個の炭素原子を有する、請 求項32記載の組成物。 34.界面活性剤が、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレートを含む、請求 項32記載の組成物。 35.アントラサイクリン化合物対ノニオン界面活性剤の重量比が、約1:1.7 である、請求項23記載の組成物。 36.リポソームが、モル比で約7:3の脂質ジミリストイルホスファチジルコリ ン及びびジミリストイルホスファチジルグリセロールを含む、請求項32記載の 組成物。 37.アントラサイクリン化合物が、アンナマイシンである、請求項32記載の組 成物。 38.アントラサイクリン化合物対脂質の重量比が、約1:40〜約1:100で ある、請求項32記載の組成物。 39.プレリポソーム凍結乾燥粉末組成物であって、アンナマイシン、水和した時 にリポソームを形成するのに適した少なくとも一種の脂質、及びノニオン界面活 性剤を含み、前記化合物対ノニオン界面活性剤の重量比が、約0.3:1〜約3 :1である事を特徴とする組成物。 40.アンナマイシン対ノニオン界面活性剤の重量比が、約1:1.7である、請 求項39記載の組成物。 41.水性/t−ブタノール溶媒系の、容易に再構成する、サブミクロン−再構成 性プレリポソーム凍結乾燥粉末組成物を調製する方法であって、 (a)式: (ここで、X及びX′の一方は、水素であり、他方はハロゲンであり、Y及び Y′の一方は水素であり、他方は、水素、ヒドロキシ及び−OCORから成る群 から選ばれ、Z及びZ′の一方は水素であり、他方は、水素、ヒドロキシ及び− OCORから成る群から選ばれ、Rは1〜6の炭素原子を有するアルキルである )を有するアントラサイクリン化合物及びジメチルスルホキシドから本質的に成 る第一溶液を調製する工程、 (b)少なくとも一種の脂質、t−ブタノール及び水を含む第二溶液を調製す る工程、 (c)最終組成物において、脂質とアントラサイクリン化合物の所望の比率を 与えるのに必要とされる割合で、第一溶液と第二溶液とを結合して第三溶液を調 製する工程、 (d)最終組成物において、約0.3:1〜約3:1のアントラサイクリン化 合物対界面活性剤の比を与える量で、第三溶液に界面活性剤を添加する工程、 (e)濾過によって溶液を殺菌する工程、及び (f)溶液を冷凍し、凍結乾燥する工程、 を含む事を特徴とする方法。 42.第二溶液が、モル比で約7:3の脂質ジミリストイルホスファチジルコリン とびジミリストイルホスファチジルグリセロールを含む、請求項41記載の方 法。 43.界面活性剤が、ポリオキシメチレンソルビタンカルボキシレートを含み、界 面活性剤分子のカルボキシレート部分が約2〜約25個の炭素原子を有する、請 求項41記載の方法。 44.界面活性剤が、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレートを含む、請求 項32記載の方法。 45.アントラサイクリン化合物対ノニオン界面活性剤の重量比が、約1:1.7 である、請求項44記載の方法。 46.アントラサイクリン化合物が、アンナマイシンである、請求項41記載の方 法。 47.アントラサイクリン化合物対脂質の重量比が、約1:40〜約1:100で ある、請求項41記載の方法。 48.プレリポソーム凍結乾燥粉末組成物を調製する方法であって、 (a)アンナマイシン及びジメチルスルホキシドから成る第一溶液を調製する 工程、 (b)少なくとも一種の脂質、t−ブタノール及び水を含む第二溶液を調製す る工程、 (c)最終組成物において、脂質とアントラサイクリン化合物の所望の比率を 与えるのに必要とされる割合で、第一溶液と第二溶液とを結合して第三溶液を調 製する工程、 (d)最終組成物において、約0.3:1〜約3:1のアントラサイクリン化 合物と界面活性剤の比を与える量で、第三溶液に界面活性剤を添加する工程、 (e)濾過によって溶液を殺菌する工程、及び (f)溶液を冷凍し、凍結乾燥する工程、 を含む事を特徴とする方法。 49.アンナマイシン対界面活性剤の重量比が、約1:1.7である、請求項48 記載の方法。 50.請求項23、24、25、26、27、28、29、30又は31の組成物 の有効量を、哺乳動物に投与する事を含む事を特徴とする、腫瘍細胞の生長を 抑制する方法。 51.生物活性剤を更に含む事を特徴とする、水性/t−ブタノール溶媒系の、容 易に再構成する、サブミクロン−再構成性プレリポソーム凍結乾燥体。
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