JPH1150760A - 上げ下げ障子を有する断熱ドア - Google Patents

上げ下げ障子を有する断熱ドア

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JPH1150760A
JPH1150760A JP10197288A JP19728898A JPH1150760A JP H1150760 A JPH1150760 A JP H1150760A JP 10197288 A JP10197288 A JP 10197288A JP 19728898 A JP19728898 A JP 19728898A JP H1150760 A JPH1150760 A JP H1150760A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 断熱機能の向上、室内快適度の向上、意匠効
果の向上。 【解決手段】 躯体1の開口縁部に設けた躯体枠10の
室内側略全面に合成樹脂枠60を装着する。躯体枠10
の開口部にアルミ型材で形成したドア本体枠20を開閉
可能に装着すると共に上記ドア本体枠20の室内側略全
面に合成樹脂枠61を装着する。ドア本体枠20に上下
動可能に支持させた障子框40の室内側略全面に合成樹
脂枠62を装着する。障子框40の室内側に配置した合
成樹脂枠62を障子内周側に延出させて延出部62dを
形成する。室内外で対向する合成樹脂枠60,61,6
2間にシール材を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、勝手口等に取り付
ける上げ下げ障子を有する断熱ドアに関する。
【0002】
【従来の技術】勝手口等に取り付けられるドアにおい
て、そのドアに開口部を形成し、この開口部に一対の障
子を上下にスライド、及び、任意位置停止自在に取り付
けて、ドアを閉状態のままで通風ができるようにしたも
のは公知である(例えば、実公平4−35516号公報
参照)。最近、建物の断熱機能の向上に対する要望が高
くなっており、上記勝手口等に取り付けるドアについて
も断熱機能の優れた構造のもの、即ち、断熱ドアが求め
られている。
【0003】断熱ドアの枠体として用いられている従来
のものとしては、室内外に配置するアルミ型材とアルミ
型材の間に断熱材を配置する枠体の例があるが、このよ
うな構成のものは一定幅の断熱材を配置することから、
室内外幅、即ち、見込み寸法が大きくなるという不具合
に加えて、室外側から室内側のアルミ型材に伝わった熱
又は冷熱が、アルミ型材表面から室内に輻射し室内にい
る人に気温以上の熱感又は冷感を与えるという不具合が
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記不具合に
対応するために発明されたものであり、断熱機能が優
れ、室内の快適度が向上し、デザイン的にも優れた上げ
下げ障子を有した断熱ドアを提供することを課題とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1記載の上げ下げ障子を有する断熱
ドアは、躯体1の開口縁部に設けた躯体枠10の室内側
略全面に合成樹脂枠60を装着し、上記躯体枠10の開
口部にアルミ型材で形成したドア本体枠20を開閉可能
に装着すると共に上記ドア本体枠20の室内側略全面に
合成樹脂枠61を装着し、ドア本体枠20に上下動可能
に支持させた障子框40の室内側略全面に合成樹脂枠6
2を装着し、更に、上記障子框40の室内側に配置した
合成樹脂枠62を障子内周側に延出させて延出部62d
を形成することを特徴とする。
【0006】本発明の請求項2記載の上げ下げ障子を有
する断熱ドアは、上記手段に加えて、躯体枠10の室内
側面に装着した合成樹脂枠60の内縁部とドア本体枠2
0の室内側面に装着した合成樹脂枠61の外縁部とを重ね
合せて対向面を形成させ、ドア本体枠20の室内側面に
装着した合成樹脂枠61の内縁部と障子框40の室内側
面に配置した合成樹脂枠62の外縁部とを重ね合せて対
向面を形成させることを特徴とする。
【0007】本発明の請求項3記載の上げ下げ障子を有
する断熱ドアは、請求項2の手段に加えて、上記各対向
面間にシール材を配置することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の態様】以下、本実施例の詳細な構成につ
いて説明する。本発明の実施例に係る断熱ドアは、一戸
建住宅やマンションの勝手口用のドアとして取り付けら
れる。図2に示すように、躯体1の壁面に形成した開口
部にはヒンジ2、2を介して片開きの断熱ドア3を装着
する。該断熱ドア3には開閉用の把手24を設ける。断
熱ドア3を装着するための開口部の周壁には、アルミ型
材からなる躯体枠10を取り付ける。躯体枠10は、図
2に示すように、躯体右枠10a、躯体左枠10b、躯
体上枠10c、及び躯体下枠10d(総称して表現する
ときは躯体枠10という)から成り、それぞれビス等に
より躯体1壁に固定する。
【0009】躯体枠10を構成する各枠10a〜10d
は、それぞれ種々の形状のアルミ型材で形成されている
が、この基本形状は公知のものであるので説明を省略す
る。躯体枠10の室内側面には、後述の合成樹脂枠(以
下、「合成樹脂枠」は単に「樹脂枠」と略称する)を装
着するため樹脂枠装着部(単に「装着部」と略称する)
が形成してある。例えば、図1に示すように、躯体右枠
10aに形成した装着部19a、19bは、樹脂枠60
を装着するためのカシメ部19aと、係合部19bとし
て形成してある。図3、4に示すように、躯体上下枠1
0c、10dにもカシメ部19aと係合部19bとが設
けてある。
【0010】躯体枠10に対して、ドア本体枠20をヒ
ンジ2、2を介して開閉自在に軸着する。ドア本体枠2
0は、図1に示すドア右枠20a及びドア左枠(図
外)、並びに図3、4に示すドア上枠20c及びドア下
枠20dとから構成し、押出成形されたアルミ型材の各
種形状のものが使用されている。(なお、左右上下枠2
0a〜20dを総称して表現するときは「ドア本体枠2
0」という。)ドア本体枠20の中央開口部は上げ下げ
障子の収納部21を形成している。図1に示すように、
ドア左右枠の内壁、即ち、収納部21両側に障子案内部
材22、22が配置されている。
【0011】この障子案内部材22、22の内周には、
それぞれ上下方向に案内レールとして任意位置停止レー
ル23を設けてあり、これらのレール23に後述の障子
右框40a及び障子左框(図外)の突片40eが係合し
ている。更に、ドア本体枠20の室外側には、室外側板
50が固定してあり、この室外側板50内には網戸(図
外)が設けてある。ドア本体枠20及び障子案内部材2
2には後述の樹脂枠61を装着するための装着部29
a、29bが形成されている。即ち、図1、3、4に示
すように、ドア本体枠20の室内側面には障子案内部材
22の側面に至るまで、カシメ部29a及び係合部29
bとが形成されている。また、ドア左枠には、室内外に
それぞれ把手24、24とロック部材25が取り付けて
ある。また、ドア本体枠20の障子30側にはシール用
のタイト材26が付設されている。
【0012】ドア本体枠20の収納部21には、内障子
30a及び外障子30b(総称するときは、障子30と
表現する)とからなる上げ下げ障子30が上下動自在及
び任意位置での停止自在に配置される。各障子30a、
30bは、それぞれ個別に障子案内部材22、22に支
持案内される。また、障子30は、障子板31及び障子
板31を保持する障子框40とからなる。障子板31
は、本実施例では総て二枚障子を用いる。障子框40
は、図1、3、4に示すようにアルミ型材からなる障子
右框40a、障子左框(図外)、障子上框40c、及び
障子下框40dからなる(各框を総称して表現するとき
は「障子框40」と表現する)。障子框40の室内側面
には、後述の樹脂枠62を装着するためのカシメ部49
aと係合部49bとからなる装着部が形成される。ま
た、障子框40の内周面にも、図1、3、4に示すよう
に後述の断面L型の押縁62cを保持させるための係合
部46、47が一定距離離して二箇所形成してある。
【0013】次に、樹脂枠60〜62の取付けについて
説明する。前述したように躯体枠10、ドア本体枠2
0、及び障子框40の室内側面に樹脂枠60〜62を取
り付ける。換言すれば、本実施例に係る躯体枠10、ド
ア本体枠20、及び障子框40は、室外側のアルミ型材
と室内側の樹脂枠60〜62との組み合わせから構成さ
れる。まず、躯体枠10の室内側面に取り付ける樹脂枠
60は、図1、3、4に示すように室内側への突出部6
0b及び装着部19aへの取付部60aが形成されてお
り、全体として巾厚で立体的に形成する。
【0014】この樹脂枠60は、ドア本体枠20の室内
側周囲に重ね合わせ状態で対向させて位置させるため
に、化粧枠を兼ねることになり、意匠的に優れた素材、
形状及び色彩のものが選ばれる。また、図1,3,4に
示すように、樹脂枠60の室外側面には後述の対向する
樹脂枠61室内面に当接するシール材が付設されてい
る。
【0015】次に、ドア本体枠20の装着部29a、2
9bに取り付ける樹脂枠61は、図1、3、4に示すよ
うに、室内側の平面部61b、及び取付部61aで形成
されており、全体として巾薄で板状に形成する。この樹
脂枠61には、ドア本体枠20とは一定の断熱用の空間
部61cを形成させるための足部61d・・を設ける。
この樹脂枠61は、ドア本体枠20の室内側面の形状に
より適宜設計すればよいが、実施例では部分的に室内外
方向において巾厚に形成されている。また、樹脂枠62
の平面部62bに重ね合わせ状態で対向する樹脂枠61
の端部には気密性向上のため軟質突片61eが設けら
れ、シール材を構成している。前記取付部61aの構成
は、基本的には躯体枠10用樹脂枠60の取付部60a
の構成と同様である。この樹脂枠61においても、断熱
機能の向上を最大の課題としつつも、その形状、素材、
色彩等を適宜選択することにより、意匠的に優れたもの
とすることができる。
【0016】次に、障子框40の装着部49a、49b
に取り付ける樹脂枠62は、図1、3、4に示すよう
に、室内側の平面部62b、障子框40への取付部62
aで形成されている。この樹脂枠62には、別体とし
て、障子板31をその周部において挟持する断面L型の
押縁62cが配置される。該押縁62cは、障子框40
と障子板31との間に配置され、その室内側端面には障
子板31内周面に延出する延出部62dが形成されてい
る。また、延出部62dの端部は突片62eとして形成
され、軟質舌片62fを介して障子板31に当接し、シ
ール材を構成している。そして、この延出部62d、樹
脂枠62、及びドア本体枠20用の樹脂枠61の各室内
側面は面一位置とする。したがって、ドア本体枠20の
室内面は各樹脂枠61、62、及び押縁62cにより面
一形状となる。
【0017】上記構成により、室外側に位置するアルミ
型材から伝えられ、且つ輻射される熱気や冷気は、室内
側の樹脂枠60〜62により断熱されるために室内に伝
わることはない。特に、室内外方向で対向する合成樹脂
枠60,61,62間にシール材を配置することで、ド
ア本体枠20を構成するアルミ型材が空間的に室内側と
遮断されるから、室内外の断熱効果を一層向上させるこ
とができる。また、室内側が樹脂枠60〜62で統一さ
れるため、樹脂枠60〜62の素材、形状、色彩の選択
が容易となり、意匠上の選択の余地が高まる。
【0018】更に、各枠10、20、40への樹脂枠6
0〜62の取付において、その取付部60a、61a、
62aを突出部60b、平面部61b、62bより室外
側に位置させ、カシメ手段と圧着係合手段との組合わせ
を用いたことにより、取り付けが確実になる。また、各
枠10、20、40と樹脂枠60〜62との材質相違に
伴う熱膨張率の差によって各枠間に若干の長さ等の歪み
が生じても、圧着係合手段を用いた部分の僅かなズレ又
は弾性変形によりその歪みを吸収できるので、枠、框に
反り・湾曲等の歪みの発生が少ない。
【0019】また、歪みの可能性が少ない分だけ、枠、
框を精密に設計でき、機密性・断熱性を向上させること
が出来る。その結果、アルミ型材の枠10、20、40
と樹脂枠60〜62との合計寸法(巾寸法)を小さくす
ることができ、かつ、外見上体裁がよい形状となる。更
に、各樹脂枠60〜62の室内側面を面一形状とすると
共に、障子の収納部21をドア本体枠20室外側に偏位
させたことにより、室外からみれば、重量感にあふれた
構造とすることができると共に、室内側では、出っ張り
がないことから、室内空間を広くとることができ、かつ
断熱ドア周辺部の壁や窓と面一形状とし易いから、意匠
的にも優れた構造とすることができる。
【0020】更に、延出部62dを形成したことによ
り、室内側からはアルミ型材を見ることはなく樹脂枠6
0しか見えないので、意匠上の効果も優れている。な
お、上記実施例では、係合部19b,29b、49b
は、押圧による係合手段を採用したが、その他、嵌合、
掛け止め等の他の手段を採用してもよく、アルミ枠と樹
脂枠60〜62との間の係合部で若干の相互移動(ズ
レ)が可能な構成であればよい。なお、上記特許請求の
範囲の項には、実施例に対応する図面符号を付したが、
本発明はこれに限定されるものではない。
【0021】
【発明の効果】本発明は、上記構成により下記の効果を
奏する。 1.請求項1又は2記載の発明によれば、アルミ型材か
らの伝熱及び輻射熱が各樹脂枠により遮断され、室外の
熱気や冷気が室内に伝わらず、室内の快適度が向上す
る。また、室内側が樹脂枠に統一されるため、樹脂枠の
色や形の選択が自由となり意匠上の選択の余地が高ま
る。また、室内側からはアルミ型材が視認できず樹脂枠
しか見えないことから視覚的な効果を期待することがで
きる。特に、躯体枠の室内側面に装着した合成樹脂枠の
内縁部とドア本体枠の室内側面に装着した合成樹脂枠の
外縁部とを重ね合せ位置として対向面を形成させ、ドア
本体枠の室内側面に装着した合成樹脂枠の内縁部と障子
框の室内側面に配置した合成樹脂枠の外縁部とを重ね合
せ位置として対向面を形成させることで、一層上記効果
を確実なものとすることができる。
【0022】2.請求項3記載の発明によれば、請求項
1記載の発明の効果に加えて、ドア本体枠を構成するア
ルミ型材が空間的に室内側と連通していないから、空気
の対流に伴う伝熱を抑制し、断熱効果を一層向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る断熱ドアの要部の水平断
面図(図2のA−A断面図)。
【図2】同断熱ドアの正面図。
【図3】図2のB−B断面の断面図。
【図4】図2のC−C断面の断面図。
【符号の説明】
1・・・躯体 2・・・ヒンジ 3・・・断熱ドア 10・・躯体枠 10a・・躯体右枠 10b・・躯体左枠 10c・・躯体上枠 10d・・躯体下枠 19a・・カシメ部(装着部) 19b・・係合部(装着部) 20・・ドア本体枠 20a・・ドア右枠 20c・・ドア上枠 20d・・ドア下枠 21・・収納部 22・・障子案内部材 23・・任意位置停止レール 24・・把手 25・・ロック部材 26・・タイト材 29a・・カシメ部(装着部) 29b・・係合部(装着部) 30・・(上げ下げ)障子 30a・・内障子 30b・・外障子 31・・障子板 40・・障子框 40a・・障子右框 40c・・障子上框 40d・・障子下框 40e・・突片 46、47・・係合部 49a・・カシメ部(装着部) 49b・・係合部(装着部) 50・・室外側板 51・・網戸 60・・(合成)樹脂枠(躯体枠10用) 60a・・取付部 60b・・突出部 61・・(合成)樹脂枠(ドア本体枠20用) 61a・・取付部 61b・・平面部 61c・・空間部 61d・・足部 61e・・軟質突片 62・・(合成)樹脂枠(障子框40用) 62a・・取付部 62b・・平面部 62c・・押縁 62d・・延出部 62e・・突片 62f・・軟質舌片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の構成要件A〜Dを具備することを
    特徴とする上げ下げ障子を有する断熱ドア。 A.躯体1の開口縁部に設けた躯体枠10の室内側略全面
    に合成樹脂枠60を装着する。 B.上記躯体枠10の開口部にアルミ型材で形成したドア
    本体枠20を開閉可能に装着し、上記ドア本体枠20の室内
    側略全面に合成樹脂枠61を装着する。 C.ドア本体枠20に上下動可能に支持させた障子框40の
    室内側略全面に合成樹脂枠62を装着する。 D.上記障子框40の室内側面に配置した合成樹脂枠62を
    障子内周側に延出させて延出部62dを形成する。
  2. 【請求項2】 構成要件Aにおける合成樹脂枠60の内縁
    部と構成要件Bにおける合成樹脂枠61の外縁部とを重ね
    合せ位置として対向面を形成させ、構成要件Bにおける
    合成樹脂枠61の内縁部と構成要件Cにおける合成樹脂枠
    62の外縁部とを重ね合せて対向面を形成させることを特
    徴とする請求項1記載の上げ下げ障子を有する断熱ド
    ア。
  3. 【請求項3】 上記各対向面間にシール材を配置するこ
    とを特徴とする請求項2記載の上げ下げ障子を有する断
    熱ドア。
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