JPH11509595A - オイルポンプを備えたオイルシール式回転スプール真空ポンプ - Google Patents

オイルポンプを備えたオイルシール式回転スプール真空ポンプ

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Abstract

(57)【要約】 本発明はロータ(3)とオイルポンプ(45,46)とを備えたオイルシール式回転スプール真空ポンプ(1)であって、オイルポンプのポンプ室がガスのための供給部(64)とオイルのための供給部(65)とを備えている形式のものに関する。真空ポンプへのガス/オイル混合物の供給を簡単化するために、オイルポンプ(45,46)の循環する吐出容積室内へまず始めにオイルだけが、次いでオイルと空気とが吸込まれるように、ガスのための供給部とオイルのためのの供給部との配置が選択されている。

Description

【発明の詳細な説明】 オイルポンプを備えた オイルシール式回転スプール真空ポンプ 本発明はオイルポンプを備えたオイルシール式回転スプール真空ポンプであっ て、そのポンプ室がオイルのための供給部とガスのための供給部とを備えている 形式のものに関する。ガス、有利には空気によるオイルのローディングによって 、真空ポンプの運転騒音の削減が得られる。 請求項1の上位概念に記載した特徴を有する回転スプール真空ポンプはドイツ 連邦共和国特許出願公開第3922417号明細書から公知である。従来技術に もとづくオイルポンプの吐出室内へのガス及びオイルのための供給部は、オイル ポンプがまず始めに空気だけを、次いでオイルだけを吸込むように配置されてい る。このことは、後続のスプールが、循環する吐出容積室を空気吸込開口から既 に遮断し終えて初めてオイルのための吸込開口が開放されるように、空気のため の吸込開口とオイルのための吸込開口との間隔の大きさが決定されることにより 達成される。空気とオイルとを同時に吸込むことは不可能である。それゆえ、公 知の解決手段では、均一に周方向に分配された少なくとも3つのスプールを備え たオイルポンプの使用が前 提される。このようにすることによってのみ、ポンプの始動状態中でもオイルを 吸込むことが保証される。しかし、オイルの供給なしでは、オイルポンプ並びに オイルを供給すべき回転スプール真空ポンプが比較的短時間で損傷を被る。しか も、3つのスプールを備えた回転スプールポンプとして形成されたオイルポンプ は高価であり、ひいてはコスト増大を招く。その上、吸込まれる空気もしくは吸 込まれるオイルの量はノズルによって影響されるのみであり、ノズルでは閉塞の 恐れが生じる。 ヨーロッパ特許公開第474066号明細書からは、同様に回転スプールポン プとして形成されたオイルポンプに供給されるガス及びオイルをオイルポンプ内 への流入に先立って混合することが公知である。このことのために、ベンチュリ ノズルが使用される。このベンチュリノズルの領域内では空気流及びオイル流が 平行に向けられる。このことにより圧力低下が生じ、その結果、連れ込まれたガ スによりオイルがローディングされる。この解決手段も、特にベンチュリノズル を使用するため、技術的に比較的高価である。 本発明の課題とするところは、オイルシール式真空ポンプへのガス・オイル混 合物の供給が特別簡単であるような、冒頭に記載した形式のオイルシール式真空 ポンプを形成することにある。 本発明によればこの課題は請求項1に記載の特徴に より解決される。本発明にもとづく真空ポンプでは、回転スプールポンプとして 形成されたオイルポンプ及び/又はオイルポンプとは無関係な、オイルと空気と の混合のための手段をもはや使用する必要がない。まず始めにオイルを、次いで 空気とオイルとを同時に吸込むことにより、既にオイルポンプ内でガスとオイル との有効な混合が生じる。まず始めにオイル、次いでオイルと空気との吸込は同 一の吐出容積室内で行われる。吐出容積室が空気の吸込開口とオイルの吸込開口 とを常時分離していなければならない形式の、回転スプールを備えたオイルポン プはもはや不必要である。さらに、特別な利点とするところは、吸込まれる空気 成分が空気のための吸込開口の角度位置を介して規定されることができることに ある。吐出される混合物の空気成分/オイル成分に影響を与える目的のためのノ ズルの使用が省かれる。 次に、本発明のその他の利点及び詳細を、第1図及び第2図に示された実施例 につき詳細に説明する。 第1図は本発明に基づく回転スプール真空ポンプのための1実施例の縦断面図 、及び 第2図はオイルポンプが挿入されている軸受部材の端面図である。 図示のポンプ1は、主として、外側の壁5と、カバー6と、ポンプ室8,9及 び軸受孔11を備えた内部分7と、ポンプ室8,9を端面側で閉鎖する端板12 及び軸受部材13とを備えている。軸受孔11の軸線は符号14で示されている 。外側の壁5と内部分7との間にはオイル室17が設けられており、オイル室は ポンプの運転中に部分的にオイルにより充填されている。オイルレベルのコント ロールのためにカバー6に2つのオイルアイ18,19(最大、最小のオイルレ ベル)が設けられている。オイル充填接続部及びオイル排出接続部は図示されて いない。符号20でオイルパンが示されている。 内部分7の内部にはロータ3が配置されている。ロータ3は一体に形成されて おり、かつ端面に配置された2つの回転子部分21,22と、これら回転子部分 の間に配置された軸受部分23とを備えている。回転子部分21,22は2つの スプール26,27のためのスリット24,25を備えている。第1図にもとづ く図示は、それぞれのスプール中間室28,29が図平面内に位置するように行 われている。スプールスリット24,25はそれぞれロータの対応する端面を起 点として切削されており、その結果、簡単にスリット寸法を得ることができる。 軸受部分23は回転子部分21,22の間に位置しており、かつ、軸受孔11は ロータの唯一の支承部を形成している。 回転子部分22及び対応するポンプ室9は、ポンプ室8を備えた回転子部分2 1に比して大きな直径を有している。回転子部分22及びポンプ室9は高真空段 を形成している。この高真空段9,22の入口は運転中に吸込接続部30に連通 する。高真空段9,22の出口と予備真空段8,21の入口とはポンプ室8,9 の軸線に平行に延びているハウジング孔31を介して連通している。予備真空段 8,21の出口はオイル室17内に開口している。オイルを含有したガスはオイ ル室内で鎮静し、かつ出口接続部33を介してポンプから流出する。図面を見や すくするため、両方のポンプ段の入口開口及び出口開口は第1図には図示されて いない。ポンプのハウジング2は効果的に、可能な限り少ない部品点数で構成さ れている。少なくとも、両方のポンプ室8,9及びオイル室17を囲む壁部分5 ,7は一体に形成されていることが望ましい。 軸受部材13は軸受孔11の軸線14と同軸的にロータ駆動軸のための孔35 を備えている。この軸は直に駆動モータ4の駆動軸36から成ることができる。 第1図に示す実施例では、駆動軸36の自由な端面とロータ3との間に連結部材 37が設けられている。駆動軸36とロータとの連結の種類と仕方は詳細には図 示されていない。この連結の種類と仕方はドイツ連邦共和国特許出願公開第43 25285号明細書に詳細に説明されている。 図示のポンプはオイルポンプを備えている。オイルポンプは軸受部材13内へ モータ側から形成されたポンプ室45と、このポンプ室内で回転する楕円形の偏 心体46とから成る。偏心体には、スパイラルばね48の圧力を受けている遮断 スプール47が当接している。オイルポンプの偏心体46は連結部材37の構成 部分である。偏心体は固定的に又は形状係合的に−軸方向の遊びだけを有して一 連結部材37に結合されている。 オイルポンプ45,46を備えた図示の実施例では、軸受部材13はモータ4 に面した側に円形の切欠58を備えており、この切欠内にディスク59が配置さ れている。ディスクは駆動モータ4のハウジング61によりその位置に保持され ている。ディスクは中央の孔62を備えており、この孔は駆動モータ4の駆動軸 36により貫通されている。さらに、ディスク59はオイルポンプ45,46の ポンプ室45を制限する役目を有している。 オイルポンプ45,46は第1の通路64を介してオイル室17から空気を、 かつ第2の通路65を介してオイルパン20からオイルを供給される。オイルポ ンプから吐出された空気・オイル・混合物は、軸受孔11内へ開口(開口67) した通路66内へ流入する。開口67の高さのところに軸受ジャーナル23が一 貫して延びる半径方向孔68を備えており、この半径方向孔からは、ノズル70 を備えた軸方向孔69がスプール中間室28へ向かって分岐している。通路66 の開口67と軸受ジャーナル23内の半径方向孔68 の開口との位置は、スプール26がそのT−位置を占めている場合にのみ短時間 だけ通路66から孔68内にオイルが流入することができるように選択されてい る。半径方向孔68が軸受ジャーナル23を完全に貫通しているため2つの開口 が存在しており、その結果、スプールがそのT−位置を占めた場合にはいつでも オイルポンプ45,46への接続が生じる。ロータ3のそれぞれの1回転ごとに 、スプール26は2度このT−位置を占める。この位置でスプール中間室28は 最小の容積を有している。ノズルを介してそのつど短時間だけスプール中間室2 8内へ噴入されるオイル・空気・混合物はスプール中間室28を貫流して無圧で ポンプ室8内に達する。そのことのために、カバー12の内側はスプール中間室 28からポンプ室8まで延びている溝71を備えている。スプール中間室28が 常時ポンプ室8に連通するのを保証するために、回転子部分21の自由な端面は 付加的に中央の旋削部72を備えている。 本発明にもとづくポンプが1段のポンプである場合には、オイル・空気・混合 物の規定の成分は孔66,68,69及びスプール中間室28を通ってポンプ室 8内に流入し、ポンプ室からオイル室17へ戻される。極めて少ないオイル成分 だけが軸受孔11と軸受ジャーナル23との間の軸受隙間内に達し、この支承部 に潤滑オイルを供給する。潤滑オイルは軸受隙間を貫 流し、次いで同様にポンプ室8内に達する。真空ポンプが、第1図に示す実施例 でのように、2段に形成されている場合には、第3のオイル・空気・部分流が支 承部11,23の軸受隙間内へ高真空ポンプ段9,22へ向かって流入する。オ イル・空気・混合物が高真空段内へ達してしまうと、オイルを含んだ空気が真空 ポンプの最終圧の特性を損なう。それゆえ、通路66の開口67から高真空段の ポンプ室9に至るまでの間に、脱気ステップが設けられる。そのことのために、 軸受ジャーナル23は環状の溝74を備えており、この環状の溝の高さのところ に、中間真空(孔31)に連通した孔75が開口している。 第2図は軸受部材13の端面図を示す。この軸受部材13内にはオイルポンプ の円形のポンプ室45が設けられている。ポンプ室内には楕円形に形成されたロ ータ46が配置されており、このロータに遮断スプール47が下から当接してい る。回転方向が矢印で示されている。その容積を増大しつつある吐出容積室(遮 断スプール47の右側)内にはまず最初にオイル供給部81が開口している。こ のオイル供給部は軸受部材13の表面に溝として形成されており、かつオイル供 給通路65(第1図)の開口部からポンプ室45まで延びている。この溝は側方 へ分岐した溝82を介して遮断スプール47の背面に連通していて、この遮断ス プールに潤滑オイルを供給し、かつ遮断スプールスリ ット内の圧力負荷軽減を生ぜしめる。 角度αだけずれて空気供給部83がポンプ室45内に開口している。この空気 供給部も溝として形成されており、かつ空気供給通路64(第1図)に連通して いる。 吸い込まれたオイル・空気・混合物はそのつどの吐出容積室から出口84へ搬 送される。出口は溝により形成されており、この溝は通路66(第1図)に連通 している。 オイル・空気・混合物内の空気成分は角度α(オイル供給部からの空気供給部 の方位的な間隔)の大きさに依存している。角度αの変化により、この成分に影 響を与えることができる。角度αの大きさは5°と90°との間、有利には30 〜40の間に位置している。規定の吸込位相部分中にオイル並びに空気が吸い込 まれることが重要であり、このことは図示のロータとは別のロータにもあてはま る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ロータ(3)とオイルポンプ(45,46)とを備えたオイルシール式回 転スプール真空ポンプ(1)であって、オイルポンプのポンプ室がガスのための 供給部(64)とオイルのための供給部(65)とを備えている形式のものにお いて、オイルポンプ(45,46)の循環する吐出容積室内へまず最初にオイル だけが、次いでオイルと空気とが吸込まれるように、ガスのための供給部(64 )とオイルのための供給部(65)との配置が選択されていることを特徴とする オイルポンプを備えたオイルシール式回転スプール真空ポンプ。 2.オイルポンプ(45,46)がロータ(46)と、このロータに当接した 遮断スプール(47)とを有していることを特徴とする請求項1記載の回転スプ ール真空ポンプ。 3.ロータ(46)が楕円の形状を有していることを特徴とする請求項2記載 の回転スプール真空ポンプ。 4.オイルポンプ(45,46)が回転スプールポンプ内に統合されており、 かつ、オイルポンプがロータ(3)のための駆動軸(36)に連結されているこ とを特徴とする請求項1,2又は3記載の回転スプール真空ポンプ。 5.オイルポンプ(45,46)のポンプ室(45)が駆動側で軸受部材(1 3)内に設けられており、かつ、軸受部材(13)に当接したディスク(59) が一方のポンプ室壁を形成していることを特徴とする請求項4記載の回転スプー ル真空ポンプ。 6.軸受部材(13)及び/又はディスク(59)が溝(81〜84)を備え ており、これらの溝がオイルポンプ(45,46)のポンプ室(45)内に開口 していることを特徴とする請求項5記載の回転スプール真空ポンプ。 7.オイルを案内する溝(81)が分岐(82)を介して遮断スプールスリッ トに連通していることを特徴とする請求項2又は6記載の回転スプール真空ポン プ。 8.オイルポンプ(45,46)の出口(84)がハウジング内及び軸受部材 (23)内の通路(66,68,69)を介してスプール中間室(28)に連通 していることを特徴とする請求項1から7までのいずれか1項記載の回転スプー ル真空ポンプ。
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