JPH11512135A - 粉末状イオノマーの製造方法並びにその床および壁の外装材の保護層としての使用 - Google Patents

粉末状イオノマーの製造方法並びにその床および壁の外装材の保護層としての使用

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JPH11512135A
JPH11512135A JP9510711A JP51071197A JPH11512135A JP H11512135 A JPH11512135 A JP H11512135A JP 9510711 A JP9510711 A JP 9510711A JP 51071197 A JP51071197 A JP 51071197A JP H11512135 A JPH11512135 A JP H11512135A
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スィシュ,アレクザンドル
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ソムメ レヴェトマント ルクセンブルグ ソシエ テ アノニム
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Abstract

(57)【要約】 この発明は、粉末状前駆体を中和剤により中和することによる粉末状イオノマーの製造法に関するものである。この発明の特別な特徴は、前駆体が粉末の形で使用されること、および中和が請求項1にしたがって実施されることである。得られる生成物は、粉末付着法または押し出し法によって高温状態で支持体に適用されるフィルムを形成することにより、床および壁の外装材を製造するための摩耗層として使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 粉末状イオノマーの製造方法並びにその床および 壁の外装材の保護層としての使用発明の目的 この発明は、粉末状イオノマーの製造方法を対象とするものである。 それは、床および壁の外装材(coverings)保護のための、この方法により得 られた粉末状イオノマーの使用にも及ぶものである。技術的背景 床および壁の外装は、主として塩化ビニルのホモポリマーまたはコポリマーか ら製造される。ポリ塩化ビニルの使用は、その物質的および機械的特性に加えて 、特に ・シート製造のためのカレンダー法および押し出し、 ・プラスティゾルコーティング による使用におけるその容易さとその多様さにより関心が持たれる。 処方中に膨張剤を入れることにより、フォームを得ることができる。これは、 凹凸効果を得るために局所的に加圧して抑圧することができる。 しかしながら、実際には、環境保護上の理由から、塩素も窒素も含まないポリ マーによってポリ塩化ビニルを置きかえる試みのために研究が行われている。 特許DE−3903670C1号およびDE−3903669C1号は、カレ ンダー法またはプラスティゾルコーティングにより可塑化処理したポリメタクリ ル酸メチルからの床または壁外装材の製造を記載している。 この製品は、高レベルの可塑剤を含み、したがってその移行性および揮発性か ら生ずる欠点を示す。さらに、このアクリル化合物は、比較的高価なポリマーで ある。 特許出願BE−09300955号には、カレンダー法または押し出しによる エチレン・酢酸ビニルコポリマーフォーム上に置かれ、摩耗層として押し出され たイオノマーと称する化合物のシートで覆われた、床外装材の製造が記載されて いる。この型の摩耗層は、その優れた特性(透明度、摩擦、かき傷および汚れに 対する抵抗)により、特に有利であると考えられる。 イオノマーの製造は、資料:ワイリー・インターサイエンス発行、エンサイク ロペヂア・オブ・ポリマー・サイエンス第8巻(1987年)第393−423 頁「イオン性ポリマー」中に記載されている。 イオノマーは、一般に2段階で生成される:すなわち、前駆体の製造とその後 の金属塩による中和である。 前駆体を得るには、イオン性ポリマーを、通常官能化したモノマーとオレフィ ン性モノマーの共重合により、または既存のポリマーの直接官能化により製造す る。典型的には、カルボキシル基の存在は、アクリル酸またはメタクリル酸とエ チレン、スチレンまたはその他のモノマーを共重合させることにより得られる。 生成するコポリマーは遊離酸官能を含み、これは金属水酸化物、酢酸金属、また は塩により所望の程度まで中和することができる。 第2段階は、酸基の中和からなる。複数の方法が使用可能である: 溶液中の反応では、コポリマーを溶解させ、次いで溶液中のそれを中和し、そ れを沈殿させ、洗浄し、最後に乾燥する。得られたイオノマーは、その後湿気の 取込みを完全に防ぐためにデシケーターで保存する。 この製造方法は、文献、例えば、ケーリング・ハンおよびエイチ・ラバーン・ ウイリアムス、ジャーナル・オブ・アプライド・ポリマー・サイエンス第38巻 第73−86頁(1989年)「イオノマー:ポリ(エチレン・コ・メタクリル 酸)ナトリウム塩」、および特許US−5003012号に記載されている。 押し出し中の中和反応は、生成物の溶融時に押し出しダイス中で行われる。そ のダイス中で達する温度は約180℃ないし260℃であり、時にはこれより高 い温度である。使用し得るカチオン源は、特にNa2CO3、K2CO3、Mg(O H)2、ZnO、Cu(CH3COO)2である。 この反応において、揮発性生成物はダイス上の脱気室へ排出される。この脱気 段階は、高い流動率をもつイオノマー前駆体と一緒に揮散物質が存在するため、 きわめて微妙である。それ故、この技術は、あまり高くないメルトインデックス 値を示す前駆体から出発するイオノマーの製造を制限する。 さらに、この技術は、溶融材料と金属表面の接触を惹き起こす。その化学的組 成(酸部分の存在)のため、この生成物は腐食性があり、耐腐食処理した金属表 面を用いて作業をする必要がある。そうしなければ、イオノマーが腐食により加 工器具の侵食を起こす。この技術ではまた、酸と水と高温の相乗作用により腐食 が助長されるので、水分を制限する必要がある。 この製造技術は、特許EP−0537487A1号に記載されている。 前駆体のフィルムを一定時間中和用溶液中につけて、浸漬によりそれを中和す ることが可能である。その場合、中和の程度は溶液中に存在する時間により調節 される。この技術はまた、水分を完全に除くための乾燥期間を従えている。 この技術の説明は、刊行物:テイン・ジュ、ミツアキ・ハシヤマおよびアディ ・アイゼンバーグ、カナディアン・ジャーナル・オブ・ケミストリー第61巻第 680頁(1983年)「部分的イオン化および中和ナフィオンポリマーの動的 機械的研究」に通説されている。 これら種々の技術、特に第2のものは、イオノマーフィルムを得ることを可能 にする。その侵食、かき傷、汚れに対する良好な抵抗性およびその透明性は、床 外装材における摩耗層としてそれを使用することを可能にする。しかしながら、 下層または支持体との接着に関する難点、および特に複雑な器具の金属部分上へ の貼り付きの問題が見られる。実際、その化学的組成のため、熱い器具(シリン ダー)によるこのフィルムの加工は、貼り付きを引き起こす。それ故、「ホット タック」という言葉が使われる。接着の問題については、今日検討されている解 決法は、主として「ホットメルト」型の試薬または糊のコーティングを用いてこ のフィルムを適用することである。この解決法は、公開特許出願WO 95/1 1333号およびWO 95/08593号の目的となっている。 使用上の欠点、主として「ホットタック」の欠点を回避する解決法の一つは、 イオノマー粉末の形態としてのイオノマーの使用である。この選択方法は、摩耗 層のような透明フィルムを溶解状態で得ると同時にシリンダー上への貼りつきの 問題を回避することを可能にする。しかしながら、この化学的組成(イオン結合 が存在する)に基づくと、イオノマーは前駆体(水素結合)に比べてはるかに大 きな凝集エネルギーをもち、それは、これを粉末化するのを極めて困難にする。 それ故、低温粉末化が必要になるが、この技術はきわめて高価につき、しかも冷 たいままのイオノマーを含むため極めて微妙なままである。さらに、粉末の微細 さにより爆発の危険性が増加するため、この技術により得られた粉末の使用には 利点がない。実際、電荷の蓄積があり、それゆえ火花が出る危険性が大きい。検 討の際には予防措置が必要である。 2種の粉末の乾燥混合物にもとづく技術によりイオノマー樹脂を製造すること が、すでに提案されている。 資料:データベースWPI、セクションCh、第8651週;イギリス国ロン ドン、ダーウエント・パブリケーションズ・リミテッド;クラスA18、第AN 86−336142号、および第JP−A−61−252204号(三菱石油株 式会社)、1986年11月10日によると、α−β不飽和カルボン酸を含むα −オレフィンコポリマーと、第IIaおよびIIb族金属の水酸化物から選ばれた少 なくとも1種の粉末状架橋剤の均一分散体を製造し続いて溶融混練することが提 案されている。この技術は、腐食防止処理をした混練機の使用を回避する。 資料:US−A−4638034号によると、エチレン・アクリル酸コポリマ ーまたはその塩が、アルカノール副産物以外の溶媒または水の不存在下における 溶融状態でけん化される。同じく装置の腐食回避が探索されている。 資料:US−A−5036134号によると、スチレン・アクリレート型のイ オノマー前駆体と亜鉛有機塩が乾燥下に粉砕され、次いで水冷したブラベンダー 型混合機中において溶融状態で混合される。生成物はペンキの結合剤として使用 される。 最後に、資料:US−A−3755219号は、スチレン・マレイン酸無水物 、マレイン酸メチルの本質的に乾燥したヘテロポリマーと水酸化ナトリウム溶液 を激しく攪拌することにより混合することを提案している。 一つの変法によると、スチレン・マレイン酸無水物の乾燥コポリマーが激しく 攪拌され、アンモニアガスで中和される。 得られたインターポリマーは、顔料の結合剤または紙、ボール紙または同様な 材料の顔料による外装材の接着剤として、紙のコーティング用でんぷんまたは蛋 白材料と共に使用される。この発明が指向する目的 この発明は、従来技術における提案に固有の問題点、特に: ・金属表面への熱時貼りつき、 ・加工具の腐食、 ・脱気、 ・粉砕、 ・安全、 ・許容可能なメルトインデックスに対する前駆体の限られた選択 の解消または減少を可能にするイオノマーの製造方法の提供を指向する。 さらに、得られたフィルム特性を最終製品の要求に応じて容易に変性できる方 法を指向する。図面の簡単な説明 図1は、床の外装材製造のためにこの発明のイオノマーを使用した押し出しコ ーティング技術を概略的に示す。この発明の特徴的な要素 この発明は、粉末状イオノマー製造のための新規方法を開発することを指向す るものであり、この型のイオノマーは、特に、床および壁外装材の摩耗層に使用 するのに適する。 この発明は、所定量の中和剤溶液を急速混合機中へ基本的に乾燥粉末の性質を 維持しながら量を調節して添加することにより中和を行うことを特徴とする、中 和剤により粉末状の前駆体を中和することを含む、粉末状イオノマーの製造方法 に関するものである。 この技術の基本的利点は、本来の意味のイオノマーが前述の理由から制御を極 めて困難とするにもかかわらず、粉末状出発材料が、特性、特に粒度測定値の特 性を充分容易に制御できる前駆体であることである。 好ましくは、中和溶液は、飽和に近い濃度である。数分攪拌後、中和されたイ オノマー前駆体の粉末は、その後一定量(約10%)の水を含有するにもかかわ らず、当初の特性(粒度測定値、流動性…)を取り戻す。 この技術で処理した粉末は、乾燥状態を維持し、フィルム製造用粉末にとって 好適な分配技術を直接使用できる。 中和剤の溶解度は、中和率を制限する。しかしながら、一般に水である溶媒を 用いてpHを変化することにより、この溶解度を増加させることができる。 この技術は、 ・中和剤(塩基) ・前駆体 ・加工技術 ・中和率 ・製品の性能 に関して大きな自由度をもたらす。 それはまた、爆発の危険性減少および特に中和率の制御により、安全性に関す る利点を示す。 使用する中和用溶液は、塩または好ましくは塩基または金属酸化物を溶解する ことにより得られる。好適な塩基は、前駆体の酸部位の中和を可能にするに十分 な強さのものである。即ち、NaOH、KOH、Ca(OH)2、Mg(OH)2 、Zn(OH)2のような広範囲の塩基が選択できる。また、ZnO、MgO、 CaO、K2Oのような金属酸化物、Na2SiO3、・・のような珪酸塩、Na2 CO3、CaCO3のような炭酸塩、ほう酸塩、燐酸塩などが好適である。中和率 は使用する塩基の溶解度によって異なる。さらに、複数の金属カチオンをもつ中 和イオノマーを得るように、これらの塩基の混合を行うことが可能である。した がって、この中和技術は、金属カチオンの選択に関して中和に大きな柔軟性をも たらす。 前駆体粉末の粒度測定値は、通常450μmより低く、平均径は170μmで ある。中和後、粒度測定値は常に450μmより低いが、平均径は150μmで ある。この減少は、おそらく静電現象の減少による。中和生成物は、凝集傾向を 全くもたない。極めて微細な粒度測定値は、厚みが少ないフィルムの製造を可能 とし、反応表面の増加により中和を容易にする。 この発明の操作条件は、粉末状を呈する前駆体に対して中和を実施することで ある。多数の前駆体が、粉末状で存在するかまたは粉砕可能である。しかしなが ら、決して既知の技術で知られている限定的な物理的または化学的特性、特に押 し出し中の反応の場合の限定因子となる粘度によって束縛されるものではない。 既知の技術において、酸の性質および酸の比率が限定因子を構成する。実際、 酸部位の存在は、機械に対する貼り付きおよび押し出し機の反応で誘発される腐 食を起こす妨害要素である。この発明の中和技術は、この欠点を回避し、酸の比 率および酸の性質を制限することなしに前駆体を使用することを可能にする。 粉末形態のイオノマーの使用は、分布および加工中における熱い金属表面に対 するあらゆる接触を回避し、したがって製品の化学的組成に固有のあらゆる貼り 付きのおそれの回避を可能にする。さらに、強塩基の水溶液を使用するこの発明 の中和技術は、無視できない量(約10%)の水をもたらすが、これは妨害要素 ではなく好ましい要素であることが明らかになった。水は、静電現象の減少によ り分布の改善を可能にする。またそれは、流動化要素(フィルム生成性の改善) として作用する。さらに、水は、安全性に関して、静電電荷の蓄積減少さらには 酸素の希釈および熱の吸収により爆発の危険性を減少させる。 この発明により推奨される中和技術の使用は、中和率に対する大きな自由度を 提供する。それは、販売品の中和度が生産者によりあらかじめ決められている既 存のイオノマーの品質からの開放を可能にする。それ故、イオノマーの選択にお ける極めて大きな自由度と相対的独立の保持が可能である。 この発明による技術の別の利点は、中和を複数の金属カチオンで実施すること ができる可能性である。それらの効果を結合するために、複数の型のカチオンで 中和したイオノマーを生成することが可能である。 それ故、この技術は、極めて変化に富む型のカチオンをもった種々の中和率の イオノマーを、場合により上記のような混合物として、得ることを可能にする。 また、例えば、珪酸ナトリウムのような珪酸塩から形成されたシリカのごとき 中和剤のアニオンを選択することにより、系内で生成した添加剤を、このように して混入することが可能である。 イオノマーフィルムの性能は、中和度と中和剤の性質に束縛されるが、その機 能が用途に応じて調節されたフィルムを製造することが可能である。それ故、こ の発明による技術は、所望の性能と得られた性能間で可能な最高の妥協をもたら すために、まさに最適のものである。 この発明によって得られる粉末状イオノマーは、粉末付着について知られた技 術により適切なポリマー支持体上に付着され、好ましくは金属と接触せずに、特 に赤外線により溶融されて、好ましくは透明な、床または壁の外装を得るために 上記ポリマー支持体の摩耗層または保護層として役立つフィルムを形成すること ができる。 また粉末状イオノマーは、好ましくは透明な、床または壁の外装を得るために ポリマー支持体の摩耗層または保護層として役立つフィルムを形成することを目 的として中和後に従来の押し出し技術により加工することができる。この技術の 利点は、もし支持体がその押し出し機の出口におけるフィルムイオノマーと同じ 温度または近い温度に加熱されているならば、ポリマー支持体上における押し出 しで得られるフィルムの優れた接着が得られる点にある。 さらなる利点は、このようにして、例えば約数μmの極めて薄いイオノマー保 護フィルムを製造することができる点にある。 ポリマー支持体上における上記2つの場合(粉末付着または押し出し・コーテ ィング)に、イオノマーは、従来の技術によるイオノマーの製造技術と異なって 、あらかじめ乾燥またはろ過を必要とせずにそのまま使用することができる。 さらに、従来のイオノマーの押し出しを使用する場合の欠点を考えたとき予期 されるものと異なって、この発明の型のイオノマーは、極めて優れた挙動を示す 、すなわち過熱、粘度、脱気または腐食に基づく一般的な欠点がないことが確認 される。したがって、床または壁の外装材の製造に従来の押し出し機を使用する ことができる。 イオノマー使用の技術的特徴は、軟質ポリ塩化ビニルの「ドライブレンド」ま たは「ドライミックス」製造について知られた技術とほとんど違わない。 混練は、乾燥粉末「ドライミックス」の形で存在する混合物を得ることを目的 とする。 「ドライミックス」は、2個のタンクの混合機(ヘンシェル(商標)、パペン マイヤー(商標)、M.T.I.(商標)など)中で製造することができる。上 部タンクは、ジャケットを持つものである。 ポリ塩化ビニルの場合において、ジャケットを持つタンクは、加熱ができるよ うにされている。イオノマーの場合、一般に使用する粉末が比較的低い融点(8 0−90℃)を有し、加熱が凝集を招く危険性をもつので、通常タンクの加熱は 必要がない;しかしながら、ジャケットは、冷却または混練物の温度制御に役立 ち、過剰な摩擦加熱を回避する。 混合物は、第2のタンク(下部タンク)中へ機械的に移される。ジャケットを 持つこの混練用の第2のタンクは、冷却されている。これは、一般に、必要なら ば材料を急速に冷却できるように、第1のものの4倍の容積をもつ。 この混練機は、短期間(10ないし15分間)急速に(3000rev/mi n)作動する。それは、混合物50ないし500kgを分配する混合能力を持つ 。 非常に大きな容積(例えば単位充填量2000kg)に対しては、加熱速度が 遅い混練機を用いる。よく使用されているものは、混合器具がらせん形のリボン 付きスクリュー又はパドルからなる水平型混合機(リボンブレンダー型のもの) である。 イオノマー粉末の加工は、押し出し、押し出しコーティング、およびその他の 押し出し方法の種々の技術により行うことができる。この点については、種々の 既知の器具を推奨する。 温度調節機付きの、ポリ塩化ビニルの「ドライミックス」の押し出しに推奨さ れる(円筒スクリューまたは円錐スクリュー)2軸スクリュー押し出し機、およ び多軸スクリュー押し出し機があげられる。 図1を引用して記載する押し出しコーティング、また押し出しラミネーション とも呼ばれる技術は、イオノマー粉末の押し出しのために、この発明の粉末イオ ノマー製品が供給され、押し出し機頭部において、押し出し装置の軸の延長上に (直角でなく)ダイスの下の支持体3の開放が可能なように固定された(長さ1 .5ないし2メートルの)平形ダイス2を備えた押し出し機1から成り立ってい る。この支持体は、有利には、あらかじめ押し出し機頭部の出口におけるフィル ムの温度に加熱されている。 イオノマーのフィルムおよび支持体は、圧延機4内で加圧合体される。フィル ムの測定は、平形ダイス2および圧延機4の高さで同時に行われる。しかし、フ ィルムの最終の厚みは、圧延機の引き抜き速度により決定される。リボンは直ち に冷却され、次いで位置6で巻回される。 床および/または壁の外装材に使用されるもののような、所望により凹凸を有 する標準的な装飾支持体にも、この発明が提供する技術により製造されたイオノ マーの被覆を乗せることができる。 この発明を、限定的でない実施例として示す好ましい実施形態を引用してさら に詳細に説明する。実施例1:ドライブレンドとしての中和 PRODEX型の急速混合機中で、飽和に近い中和用溶液を前駆体粉末に徐々 に加える。 添加終了後、混合物を乾燥した外観の粉末が得られるまで(5ないし30分間 )混練する。この粉末を、剥離紙に塗布し、予備ゲル化し、ISOTEXオーブ ン中190℃で3分間溶融する。 下記の表は、中和用溶液の濃度と塩基の型の変化が中和率の変更と種々の型の カチオンの含有を可能にすることを示す。 (*)珪酸ナトリウム:14%NaOH中27%SiO2 実施例2:溶融による粉末の加工 エスコマーA404(エクソン)1kgを、実施例1記載の方法にしたがって 水60mlにおける水酸化ナトリウム26gの溶液を使用して中和する。 得られた白色粉末は、30%中和したイオノマーナトリウム塩である。この粉 末をふるいにかけ、0.5%ネオシルTS(クロスフィールド)と混合する。次 いでそれを下記のような組成: エチレン・酢酸ビニルコポリマー : 350 白亜 : 250 顔料 : 14 滑剤 : 13 で配合したエチレン・酢酸ビニルコポリマー樹脂をベースとするカレンダーフィ ルムにスクレーパを使用して塗布する。 付着物は、赤外線ランプの下を通過させることにより軽く結合させ、熱空気を 送出するオーブン(ISOTEX)中、190℃で3分間溶融する。 表は、スクレーパの開きと粒径の関数として得られた摩耗層の重量と厚みを示 す。 フィルムは透明であり;付着重量が 250μgでふるいにかけた粉末について250gより大きい、 310μgでふるいにかけた粉末について250gより大きい、 450μgでふるいにかけた粉末について230gより大きい場合欠陥を示さな い。 実施例3:イオノマーの押し出し エスコマーM5404(エクソン)20kgを、実施例1記載の方法にしたが って水3リットルにおける水酸化ナトリウム1070.5gの溶液を使用して中 和する。 得られた白色粉末は、75%中和したイオノマーナトリウム塩である。 この粉末を、開口幅が0.3mmに調節された平形ダイス付きの2軸押し出し 機MAPREの供給ホッパーに導入する。 スクリューの回転速度は70rev/minである。材料は、下記温度条件: ・スクリュー温度 :120℃ ・頚部温度 :180℃ ・本体温度 :区域1:185℃ 区域2:210℃ 区域3:220℃ 区域4:215℃ 区域5:200℃ ・ダイス温度 :区域1ないし5:215−220℃ で脱気しつつ押し出される。 ダイスを出ると、フィルムがシリンダー上で冷却され巻き取られる。得られた フィルムは、0.2mmの厚みを持ち、完全に透明である。 粉末が高い水分含有量をもつにもかかわらず、フィルムは泡を生じない。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年5月30日 【補正内容】 請求の範囲 1.ドライブレンド技術によって所定量の中和剤溶液を急速混合機中へ基本的 に乾燥粉末の性質を維持しながら量を調節して添加することにより中和を行うこ とを特徴とする、中和剤により粉末状の前駆体を中和することを含む、粉末状イ オノマーの製造方法。 2.使用する中和用溶液が、塩または好ましくは塩基もしくは金属酸化物の溶 解により得られることを特徴とする、請求の範囲1記載の方法。 3.得られた粉末が、約10%の水含有量を有し、それが流動化成分として作 用し、爆発の危険性を減少することを特徴とする、請求の範囲1または2記載の 方法。 4.床外装材の摩耗層を製造するための、上記請求の範囲のいずれか1項記載 の方法で得られたイオノマー粉末の使用。 5.得られたイオノマー粉末が、粉末付着に関する標準技術によりポリマー支 持体上に付着され、金属と接触せずに溶融されて、床または壁の外装材を得るた めに上記ポリマー支持体の摩耗層または保護層として役立つフィルムを形成する ことを特徴とする、請求の範囲4記載の使用。 6.粉末付着物が、赤外線により溶融されることを特徴とする、請求の範囲5 記載の使用。 7.イオノマー粉末が、床または壁の外装材を得るためにポリマー支持体上に 熱時適用されるフィルムを形成することを目的として、中和後に押し出しに付さ れることを特徴とする、請求の範囲4記載の使用。 8.摩耗層が透明であることを特徴とする、請求の範囲4ないし7のいずれか 1項記載の使用。 9.複数の型のカチオンで中和することによって生成したイオノマーを使用す ることを特徴とする、請求の範囲4ないし8のいずれか1項記載の使用。 10.中和剤のアニオンによりイオノマー中に形成された添加剤を含有するイオ ノマーを使用することを特徴とする、請求の範囲4ないし9のいずれか1項記載 の使用。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.所定量の中和剤溶液を急速混合機中へ基本的に乾燥粉末の性質を維持しな がら量を調節して添加することにより中和を行うことを特徴とする、中和剤によ り粉末状の前駆体を中和することを含む、粉末状イオノマーの製造方法。 2.使用する中和用溶液が、塩または好ましくは塩基もしくは金属酸化物の溶 解により得られることを特徴とする、請求の範囲1記載の方法。 3.得られた粉末が、約10%の水含有量を有し、それが流動化成分として作 用し、爆発の危険性を減少することを特徴とする、請求の範囲1または2記載の 方法。 4.床外装材の摩耗層を製造するための、上記請求の範囲のいずれか1項記載 の方法で得られたイオノマー粉末の使用。 5.得られたイオノマー粉末が、粉末付着に関する標準技術によりポリマー支 持体上に付着され、金属と接触せずに溶融されて、床または壁の外装材を得るた めに上記ポリマー支持体の摩耗層または保護層として役立つフィルムを形成する ことを特徴とする、請求の範囲4記載の使用。 6.粉末付着物が、赤外線により溶融されることを特徴とする、請求の範囲5 記載の使用。 7.イオノマー粉末が、床または壁の外装材を得るためにポリマー支持体上に 熱時適用されるフィルムを形成することを目的として、中和後に押し出しに付さ れることを特徴とする、請求の範囲4記載の使用。 8.摩耗層が透明であることを特徴とする、請求の範囲4ないし7のいずれか 1項記載の使用。 9.複数の型のカチオンで中和することによって生成したイオノマーを使用す ることを特徴とする、請求の範囲4ないし8のいずれか1項記載の使用。 10.中和剤のアニオンによりイオノマー中に形成された添加剤を含有するイオ ノマーを使用することを特徴とする、請求の範囲4ないし9のいずれか1項記載 の使用。
JP9510711A 1995-09-01 1996-08-28 粉末状イオノマーの製造方法並びにその床および壁の外装材の保護層としての使用 Pending JPH11512135A (ja)

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