JPH1152943A - グランドピアノの転倒防止装置 - Google Patents
グランドピアノの転倒防止装置Info
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- JPH1152943A JPH1152943A JP9219156A JP21915697A JPH1152943A JP H1152943 A JPH1152943 A JP H1152943A JP 9219156 A JP9219156 A JP 9219156A JP 21915697 A JP21915697 A JP 21915697A JP H1152943 A JPH1152943 A JP H1152943A
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Landscapes
- Auxiliary Devices For Music (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 地震の際にピアノの足が折れたり、転倒した
りすることを防止する。 【解決手段】 グランドピアノの、鍵盤側1 から見て後
足4 の右方向に離れピアノ本体5 の下面から床面に達す
る補助足20を設けた。補助足と後足とを一体的に連結固
定する連結部材21を設けた。各足2 、3 、4 の途中とピ
アノ本体下面とを連結する斜めの補強アーム30、31、32
を設けた。補強アームは、それぞれが鉄製の角パイプで
形成され、上端にピアノ本体下面に結合されるフランジ
35を有し、下端に四角形断面のピアノの足の途中の2面
に跨がって結合される屈曲板34を有する。補助足が、下
端部に長さ調節手段22を有する。前足、後足、及び補助
足の下端に床面に対する滑り抑制手段40を設けた。滑り
抑制手段が、ピアノの足及び補助足の各々の足の下端部
を収容する鉄板製の収容部と、床面に載置され底を床面
から浮かせて収容部を支持する環状のゴム台とからな
る。
りすることを防止する。 【解決手段】 グランドピアノの、鍵盤側1 から見て後
足4 の右方向に離れピアノ本体5 の下面から床面に達す
る補助足20を設けた。補助足と後足とを一体的に連結固
定する連結部材21を設けた。各足2 、3 、4 の途中とピ
アノ本体下面とを連結する斜めの補強アーム30、31、32
を設けた。補強アームは、それぞれが鉄製の角パイプで
形成され、上端にピアノ本体下面に結合されるフランジ
35を有し、下端に四角形断面のピアノの足の途中の2面
に跨がって結合される屈曲板34を有する。補助足が、下
端部に長さ調節手段22を有する。前足、後足、及び補助
足の下端に床面に対する滑り抑制手段40を設けた。滑り
抑制手段が、ピアノの足及び補助足の各々の足の下端部
を収容する鉄板製の収容部と、床面に載置され底を床面
から浮かせて収容部を支持する環状のゴム台とからな
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地震の際にグラン
ドピアノが転倒しないようにする転倒防止装置に関す
る。
ドピアノが転倒しないようにする転倒防止装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、アップライトピアノの転倒防止装
置に関しては幾つもの提案があるが、グランドピアノの
転倒防止装置はあまりない。一方で、兵庫県南部地震の
際に、多くのグランドピアノが転倒し、その多くは足が
折れていることが確認された。グランドピアノは、図6
に略図で示すように、鍵盤1側の2本の前足2、3及び
鍵盤と反対側の1本の後足4との3本の足で立っている
ものであるから、比較的倒れやすいものである。そし
て、後足4は鍵盤側から見てやや左側に偏っている。し
かも、ピアノ本体5の内部には、弦を張るための強力な
鋳鉄製の構造物を設けてあり、この構造物は重量の大き
いものであり、その本体内の配置は、鍵盤1の側から見
て右側に偏っている。重心の位置は、図6(a)の平面
図において足の下端を結ぶ三角形の内側にはあるが、前
足3と後足4の下端位置を結ぶ線6にかなり近い位置に
ある。このことは、ピアノを3本の足の位置で夫々に持
ち上げてみると、前足3の位置が最も重く、次に後足4
の位置であり、前足2の位置が最も軽いことから分か
る。従って、鍵盤1側から見て右側斜め後方(線6に直
角な外方)に倒れやすいことは明らかである。別に、各
足の下端には、移動を容易にするためにキャスター7、
8、9が設けられている。
置に関しては幾つもの提案があるが、グランドピアノの
転倒防止装置はあまりない。一方で、兵庫県南部地震の
際に、多くのグランドピアノが転倒し、その多くは足が
折れていることが確認された。グランドピアノは、図6
に略図で示すように、鍵盤1側の2本の前足2、3及び
鍵盤と反対側の1本の後足4との3本の足で立っている
ものであるから、比較的倒れやすいものである。そし
て、後足4は鍵盤側から見てやや左側に偏っている。し
かも、ピアノ本体5の内部には、弦を張るための強力な
鋳鉄製の構造物を設けてあり、この構造物は重量の大き
いものであり、その本体内の配置は、鍵盤1の側から見
て右側に偏っている。重心の位置は、図6(a)の平面
図において足の下端を結ぶ三角形の内側にはあるが、前
足3と後足4の下端位置を結ぶ線6にかなり近い位置に
ある。このことは、ピアノを3本の足の位置で夫々に持
ち上げてみると、前足3の位置が最も重く、次に後足4
の位置であり、前足2の位置が最も軽いことから分か
る。従って、鍵盤1側から見て右側斜め後方(線6に直
角な外方)に倒れやすいことは明らかである。別に、各
足の下端には、移動を容易にするためにキャスター7、
8、9が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、地震の際に
グランドピアノの足が折れたり、転倒したりすることを
防止する転倒防止装置を提供することを目的とする。
グランドピアノの足が折れたり、転倒したりすることを
防止する転倒防止装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の手段は、鍵盤側
の2本の前足と鍵盤の反対側の1本の後足とを有するグ
ランドピアノの転倒防止装置において、鍵盤側から見て
前記後足の右方向に離れピアノ本体の下面から床面に達
する補助足を設けたことを特徴とする(請求項1)。
の2本の前足と鍵盤の反対側の1本の後足とを有するグ
ランドピアノの転倒防止装置において、鍵盤側から見て
前記後足の右方向に離れピアノ本体の下面から床面に達
する補助足を設けたことを特徴とする(請求項1)。
【0005】グランドピアノは鍵盤側の2本の前足と鍵
盤の反対側の1本の後足との3本の足で立っており、ピ
アノの後部を支える一本の後足が鍵盤側から見てやや左
側に偏って設けてあり、内部に鋳物の構造物が右側に偏
って設けてある。このため、グランドピアノは鍵盤に向
かって右側の前足と後足との下端を結ぶ線を中心に外側
へ倒れやすい。これに対し、補助足を設けたことによ
り、補助足が右方向へ離れている分右側の前足と補助足
とを結ぶ線から重心位置が遠くなるから、右側へ倒れに
くくなる。
盤の反対側の1本の後足との3本の足で立っており、ピ
アノの後部を支える一本の後足が鍵盤側から見てやや左
側に偏って設けてあり、内部に鋳物の構造物が右側に偏
って設けてある。このため、グランドピアノは鍵盤に向
かって右側の前足と後足との下端を結ぶ線を中心に外側
へ倒れやすい。これに対し、補助足を設けたことによ
り、補助足が右方向へ離れている分右側の前足と補助足
とを結ぶ線から重心位置が遠くなるから、右側へ倒れに
くくなる。
【0006】前記手段において、前記補助足と前記後足
とを一体的に連結固定する連結部材を設けた構成とする
のがよい(請求項2)。この構成では、鍵盤側から見て
略左右方向の振動が作用したとき、補助足の下端に横荷
重が作用する傾向となるが、連結部材がこれに対応でき
て、補助足が折れにくいから、ピアノが倒れにくい。ま
た、補助足及び連結部材は、鉄製の角パイプとするのが
よい。これは、強度が優れており、ピアノの足は角形が
多く、同様な角形の角パイプとすることで違和感がな
く、美観が損なわれにくい。
とを一体的に連結固定する連結部材を設けた構成とする
のがよい(請求項2)。この構成では、鍵盤側から見て
略左右方向の振動が作用したとき、補助足の下端に横荷
重が作用する傾向となるが、連結部材がこれに対応でき
て、補助足が折れにくいから、ピアノが倒れにくい。ま
た、補助足及び連結部材は、鉄製の角パイプとするのが
よい。これは、強度が優れており、ピアノの足は角形が
多く、同様な角形の角パイプとすることで違和感がな
く、美観が損なわれにくい。
【0007】前記手段において、2本の前足及び1本の
後足に、各足の途中とピアノ本体下面とを連結する斜め
の補強アームを設けた構成とするのがよい(請求項
3)。この構成では、ピアノの各足の下端に作用する水
平方向荷重に対して、足の付け根で折れやすいが、これ
を軽減できる。
後足に、各足の途中とピアノ本体下面とを連結する斜め
の補強アームを設けた構成とするのがよい(請求項
3)。この構成では、ピアノの各足の下端に作用する水
平方向荷重に対して、足の付け根で折れやすいが、これ
を軽減できる。
【0008】前記補強アームは、それぞれが鉄製の角パ
イプで形成され、上端にピアノ本体下面に結合されるフ
ランジを有し、下端に四角形断面のピアノの足の途中の
2面に跨がって結合される屈曲板を有する構成とするの
がよい(請求項4)。鉄製の角パイプは強度的に優れ、
ピアノの足は角形が多く、補強アームを同様な角形の角
パイプとすることで違和感がなく、美観が損なわれにく
い。また、屈曲板は2面で足に結合するから結合強度が
大きい。
イプで形成され、上端にピアノ本体下面に結合されるフ
ランジを有し、下端に四角形断面のピアノの足の途中の
2面に跨がって結合される屈曲板を有する構成とするの
がよい(請求項4)。鉄製の角パイプは強度的に優れ、
ピアノの足は角形が多く、補強アームを同様な角形の角
パイプとすることで違和感がなく、美観が損なわれにく
い。また、屈曲板は2面で足に結合するから結合強度が
大きい。
【0009】前記手段において、前記補助足が、下端部
に長さ調節手段を有する構成とするのがよい(請求項
5)。この構成では、本来3本足のグランドピアノに補
助足を付けて4本足にしたことから、床面の僅かな起伏
等に対応して確実に4本の足で立つには、少なくとも1
本の足の長さを調節できるようにすることが必要であ
り、補助足の長さを調節すれば確実に対応できる。ま
た、本来の足に付いているキャスターでピアノを移動さ
せる際に、補助足を短くして補助足を浮かせることによ
り、支障なく移動させることができる。
に長さ調節手段を有する構成とするのがよい(請求項
5)。この構成では、本来3本足のグランドピアノに補
助足を付けて4本足にしたことから、床面の僅かな起伏
等に対応して確実に4本の足で立つには、少なくとも1
本の足の長さを調節できるようにすることが必要であ
り、補助足の長さを調節すれば確実に対応できる。ま
た、本来の足に付いているキャスターでピアノを移動さ
せる際に、補助足を短くして補助足を浮かせることによ
り、支障なく移動させることができる。
【0010】前記手段において、前記前足、後足、及び
補助足の下端に床面に対する滑り抑制手段を設けた構成
とするのがよい(請求項6)。グランドピアノはキャス
ター付きのものが一般的であり、地震の際の横揺れによ
ってキャスターで床に接しているピアノは床面を移動す
る。この移動があることはピアノの足の下端に作用する
横荷重を軽減するが、他のものに衝突してピアノ自身と
衝突した相手のものとを損傷する危険である。また、床
面に足の下端を固定した場合には、足の下端に作用する
横荷重が非常に大きいものとなり、足が折れる危険があ
る。従って、少しは滑ることが可能なようにすることに
よって折損を防止する。
補助足の下端に床面に対する滑り抑制手段を設けた構成
とするのがよい(請求項6)。グランドピアノはキャス
ター付きのものが一般的であり、地震の際の横揺れによ
ってキャスターで床に接しているピアノは床面を移動す
る。この移動があることはピアノの足の下端に作用する
横荷重を軽減するが、他のものに衝突してピアノ自身と
衝突した相手のものとを損傷する危険である。また、床
面に足の下端を固定した場合には、足の下端に作用する
横荷重が非常に大きいものとなり、足が折れる危険があ
る。従って、少しは滑ることが可能なようにすることに
よって折損を防止する。
【0011】前記滑り抑制手段が、ピアノの足及び補助
足の各々の足に対して夫々に下端部を載せる底を有し底
の周辺から立ち上がり足の下端部を装入可能な余裕間隙
を介して包囲する周壁部を有し上端開口縁の全周を水平
方向に拡大させた鍔状部を有する鉄板製の収容部と、床
面に載置され前記底を床面から浮かせた状態に前記鍔状
部及び周壁部に当接して前記収容部を支持する環状のゴ
ム台とからなる構成とするのがよい(請求項7)。床面
の材質と関係するが、殆どの場合ゴムは滑り防止作用が
大きい。しかし、完全な固定作用ではなく、大きな力で
は動くから、移動抑制手段として最適である。また、環
状のゴムの上端にピアノ重量が作用するが、ピアノの足
の下端は床面から少し離れるだけで安定性がよく、更
に、ゴムは振動吸収作用があり、床に音が伝わることを
防止したい場合には都合がよい。
足の各々の足に対して夫々に下端部を載せる底を有し底
の周辺から立ち上がり足の下端部を装入可能な余裕間隙
を介して包囲する周壁部を有し上端開口縁の全周を水平
方向に拡大させた鍔状部を有する鉄板製の収容部と、床
面に載置され前記底を床面から浮かせた状態に前記鍔状
部及び周壁部に当接して前記収容部を支持する環状のゴ
ム台とからなる構成とするのがよい(請求項7)。床面
の材質と関係するが、殆どの場合ゴムは滑り防止作用が
大きい。しかし、完全な固定作用ではなく、大きな力で
は動くから、移動抑制手段として最適である。また、環
状のゴムの上端にピアノ重量が作用するが、ピアノの足
の下端は床面から少し離れるだけで安定性がよく、更
に、ゴムは振動吸収作用があり、床に音が伝わることを
防止したい場合には都合がよい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図1〜図
5を用いて説明する。この実施の形態は、図6に示した
グランドピアノに適用したもので、ピアノの同じ部分は
同じ図面符号で示してある。このグランドピアノの転倒
防止装置は、図1にピアノに設置した状態を示すよう
に、補助足20、連結部材21、長さ調節手段22、各
足の補強アーム30、31、32、滑り抑制手段40等
からなる。
5を用いて説明する。この実施の形態は、図6に示した
グランドピアノに適用したもので、ピアノの同じ部分は
同じ図面符号で示してある。このグランドピアノの転倒
防止装置は、図1にピアノに設置した状態を示すよう
に、補助足20、連結部材21、長さ調節手段22、各
足の補強アーム30、31、32、滑り抑制手段40等
からなる。
【0013】補助足20は、図1に示すように、鍵盤1
側から見て後足4の右方向(以下左、右の字句は鍵盤1
側から見た位置関係を示すものとする)に離れた位置
に、本体6の下面から突出して床面10に達するように
設けてある。補助足20は、図2に拡大して示すよう
に、所定長さの鋼製の角パイプで形成され、上端に角形
のフランジ部23を溶接され、途中に連結部材21を設
けられ、下端に長さ調節手段22を有している。前記フ
ランジ部23に取り付け用ねじ挿通孔24を適当数穿設
してあり、そのねじ挿通孔24を使用して木ねじ25に
よってピアノ本体5の下面の、足持ち台と称する部分に
固定される。この足持ち台は後足4の上端が固定されて
いる部分であり、ピアノ本体5の後部下面に設けてあ
り、頑丈な左右方向に長いものである。連結部材21
は、補助足20と同様な角パイプで形成され、補助足2
0の途中に一端を溶接され、他端が水平方向に伸延して
後足4の途中に達し、その端部に角形のフランジ部26
を溶接してあり、フランジ部26にねじ挿通孔27を穿
設してあり、そのねじ挿通孔27を使用して後足4の側
面に木ねじ28でねじ止めされている。
側から見て後足4の右方向(以下左、右の字句は鍵盤1
側から見た位置関係を示すものとする)に離れた位置
に、本体6の下面から突出して床面10に達するように
設けてある。補助足20は、図2に拡大して示すよう
に、所定長さの鋼製の角パイプで形成され、上端に角形
のフランジ部23を溶接され、途中に連結部材21を設
けられ、下端に長さ調節手段22を有している。前記フ
ランジ部23に取り付け用ねじ挿通孔24を適当数穿設
してあり、そのねじ挿通孔24を使用して木ねじ25に
よってピアノ本体5の下面の、足持ち台と称する部分に
固定される。この足持ち台は後足4の上端が固定されて
いる部分であり、ピアノ本体5の後部下面に設けてあ
り、頑丈な左右方向に長いものである。連結部材21
は、補助足20と同様な角パイプで形成され、補助足2
0の途中に一端を溶接され、他端が水平方向に伸延して
後足4の途中に達し、その端部に角形のフランジ部26
を溶接してあり、フランジ部26にねじ挿通孔27を穿
設してあり、そのねじ挿通孔27を使用して後足4の側
面に木ねじ28でねじ止めされている。
【0014】長さ調節手段22は、鋼板をプレス成形し
た椀状部材50を開口を下方にして上側中心にねじ51
の一端を揺動可能に取付け、そのねじ51の上端部を補
助脚20の角パイプ下端に設けた雌ねじ52に螺合さ
せ、ねじ51を回転させることにより長さを調節できる
ようにしたものである。53はロックナットである。こ
の長さ調節手段22は、ピアノをキャスターを利用して
移動させるときは、椀状部材50を上昇させて補助足2
0を短くして移動させ、所定のピアノ設置位置で補助足
20の長さ調節をして補助足20が床面側に当接した作
用状態とする。椀上部材50が揺動可能であることは、
下端の開口縁が全周で床面側に当接し、点接触にならな
い。
た椀状部材50を開口を下方にして上側中心にねじ51
の一端を揺動可能に取付け、そのねじ51の上端部を補
助脚20の角パイプ下端に設けた雌ねじ52に螺合さ
せ、ねじ51を回転させることにより長さを調節できる
ようにしたものである。53はロックナットである。こ
の長さ調節手段22は、ピアノをキャスターを利用して
移動させるときは、椀状部材50を上昇させて補助足2
0を短くして移動させ、所定のピアノ設置位置で補助足
20の長さ調節をして補助足20が床面側に当接した作
用状態とする。椀上部材50が揺動可能であることは、
下端の開口縁が全周で床面側に当接し、点接触にならな
い。
【0015】補強アーム30は左前足2のもの、補強ア
ーム31は右前足3のものであり、いずれも略同じ構成
であるので、一方の補強アーム31を図3に拡大して示
す。補強アーム31は、鋼製の角パイプで右前足3の途
中とピアノ本体5の下面を斜めの状態で結ぶ適当な長さ
に形成され、上端にフランジ部33を溶接され、下端に
屈曲板34を溶接されている。フランジ部33にはねじ
挿通孔35を穿設してあり、このねじ挿通孔35を使用
してピアノ本体5下面の鍵盤の棚板と称する部分に木ね
じ36によりねじ止めしてある。屈曲板34は右前足3
の途中の内側(左側)の側面3aと後側の面3bとに跨
がって当接するように直角に曲げられた鋼板製であり、
各面に分散してねじ挿通孔37を穿設してあり、このね
じ挿通孔37を使用して足の対応する面に木ねじ38に
よりねじ止めしてある。補強アーム30は、前記屈曲板
34の向きが反対になっている点が、補強アーム31と
異なるのみであり、図示説明を省略する。
ーム31は右前足3のものであり、いずれも略同じ構成
であるので、一方の補強アーム31を図3に拡大して示
す。補強アーム31は、鋼製の角パイプで右前足3の途
中とピアノ本体5の下面を斜めの状態で結ぶ適当な長さ
に形成され、上端にフランジ部33を溶接され、下端に
屈曲板34を溶接されている。フランジ部33にはねじ
挿通孔35を穿設してあり、このねじ挿通孔35を使用
してピアノ本体5下面の鍵盤の棚板と称する部分に木ね
じ36によりねじ止めしてある。屈曲板34は右前足3
の途中の内側(左側)の側面3aと後側の面3bとに跨
がって当接するように直角に曲げられた鋼板製であり、
各面に分散してねじ挿通孔37を穿設してあり、このね
じ挿通孔37を使用して足の対応する面に木ねじ38に
よりねじ止めしてある。補強アーム30は、前記屈曲板
34の向きが反対になっている点が、補強アーム31と
異なるのみであり、図示説明を省略する。
【0016】補強アーム32は後足4用のもので、前足
用の補強アーム30、31と同様に角パイプで形成さ
れ、下端に同様な屈曲板34を溶接されていて、これを
後足4の前面4aと左側面4bとにねじ止めされ、前足
2、3用のものとは上端のフランジ部38が左右方向に
長く形成されている点が相違している。このフランジ部
38が左右に長いことは、これをねじ止めする部分が支
柱と称する部分で、仮想線39で示すように、この部分
の大きさや間隔がグランドピアノの型式によって少しず
つ位置が異なり、色々な型式のものに対応できるように
左右に長く形成したものである。すなわち、支柱39
は、ピアノ本体5の下面の前記足持ち台の前側位置に露
出しており、幾本かが前後方向に、あるいは斜めに向い
て、間隔を隔てて設けてある。従ってこの内の少なくと
も2本にフランジ部38が跨がるように、左右に長く形
成してある。そして、ねじ挿通孔41が色々な機種に応
じて選択使用できるように、多数設けられている。この
ねじ挿通孔41を選択使用して支柱に木ねじ42により
ねじ止めされている。
用の補強アーム30、31と同様に角パイプで形成さ
れ、下端に同様な屈曲板34を溶接されていて、これを
後足4の前面4aと左側面4bとにねじ止めされ、前足
2、3用のものとは上端のフランジ部38が左右方向に
長く形成されている点が相違している。このフランジ部
38が左右に長いことは、これをねじ止めする部分が支
柱と称する部分で、仮想線39で示すように、この部分
の大きさや間隔がグランドピアノの型式によって少しず
つ位置が異なり、色々な型式のものに対応できるように
左右に長く形成したものである。すなわち、支柱39
は、ピアノ本体5の下面の前記足持ち台の前側位置に露
出しており、幾本かが前後方向に、あるいは斜めに向い
て、間隔を隔てて設けてある。従ってこの内の少なくと
も2本にフランジ部38が跨がるように、左右に長く形
成してある。そして、ねじ挿通孔41が色々な機種に応
じて選択使用できるように、多数設けられている。この
ねじ挿通孔41を選択使用して支柱に木ねじ42により
ねじ止めされている。
【0017】滑り抑制手段40は、ピアノの左右の前足
2、3、後足4、補助足20の夫々の下端を床面10に
支持するもので、図5に拡大して示すように、鋼板を絞
り加工した容器状の収容部44と、これを支持する環状
のゴム台45とで構成されている。収容部44は、底4
6と、底の周辺から立ち上がり足の下端部、すなわち夫
々に対応するキャスター7、8、9、椀状部材50を、
挿入可能な余裕間隙を介して包囲する周壁部47と、上
端開口縁の全周を水平方向に拡大させた鍔状部48とを
有する。つまり、底46と周壁部47とが倒立円錐台形
をなし、これに鍔状部48を設けた形状である。ゴム台
45は、床面10に載置され収容部44の底46を床面
から浮かせて鍔状部48及び周壁部47に当接して収容
部44を支持する上面と内孔49を有する環状体であ
り、例えば天然ゴムで形成されている。図中、55はゴ
ムパッドである。
2、3、後足4、補助足20の夫々の下端を床面10に
支持するもので、図5に拡大して示すように、鋼板を絞
り加工した容器状の収容部44と、これを支持する環状
のゴム台45とで構成されている。収容部44は、底4
6と、底の周辺から立ち上がり足の下端部、すなわち夫
々に対応するキャスター7、8、9、椀状部材50を、
挿入可能な余裕間隙を介して包囲する周壁部47と、上
端開口縁の全周を水平方向に拡大させた鍔状部48とを
有する。つまり、底46と周壁部47とが倒立円錐台形
をなし、これに鍔状部48を設けた形状である。ゴム台
45は、床面10に載置され収容部44の底46を床面
から浮かせて鍔状部48及び周壁部47に当接して収容
部44を支持する上面と内孔49を有する環状体であ
り、例えば天然ゴムで形成されている。図中、55はゴ
ムパッドである。
【0018】このグランドピアノの転倒防止装置は、図
1に示したような設置状態に常時おかれ、この状態でピ
アノが使用される。地震の際には、補助足20を設けて
あることによって、本来最も転倒しやすい方向の転倒が
防止されるから、極めて転倒しにくい状態である。ま
た、横揺れが大きいとき、前足2、3、後足4、及び補
助脚20の各足の下端に設けてある滑り抑制手段40と
床面10との摩擦抵抗に相当する大きい水平方向の力が
各足の下端に作用する。この場合、滑り抑制手段40が
固定ではないから、大きい作用力の場合には滑りを生じ
て、前記摩擦抵抗に相当する水平方向の力は、その摩擦
抵抗よりは大きくならないから、また、各足は補強アー
ム30、31、32、及び連結部材21等で補強されて
いるから、折れることはない。従って、ピアノが転倒し
にくい。
1に示したような設置状態に常時おかれ、この状態でピ
アノが使用される。地震の際には、補助足20を設けて
あることによって、本来最も転倒しやすい方向の転倒が
防止されるから、極めて転倒しにくい状態である。ま
た、横揺れが大きいとき、前足2、3、後足4、及び補
助脚20の各足の下端に設けてある滑り抑制手段40と
床面10との摩擦抵抗に相当する大きい水平方向の力が
各足の下端に作用する。この場合、滑り抑制手段40が
固定ではないから、大きい作用力の場合には滑りを生じ
て、前記摩擦抵抗に相当する水平方向の力は、その摩擦
抵抗よりは大きくならないから、また、各足は補強アー
ム30、31、32、及び連結部材21等で補強されて
いるから、折れることはない。従って、ピアノが転倒し
にくい。
【0019】
【発明の効果】請求項1、請求項2に記載の発明は、従
来最も倒れやすい側へ倒れにくくなる効果を奏する。請
求項3に記載の発明は、各足の折れを防止して、転倒を
防止できる効果を奏する。請求項4に記載の発明は、補
強構造によって美観が損なわれにくい効果を奏する。請
求項5に記載の発明は、補助足を設けても、確実に4本
の足で立つことができて振動に対応でき、平常時の使用
においてキャスターによる移動に支障が生じない効果を
奏する。請求項6に記載の発明は、地震の際にピアノの
キャスターによる自由な移動を抑制して損傷を防止し、
少しの移動を許容することによって足の折損を防止でき
る効果を奏する。請求項7に記載の発明は、地震の際の
ピアノの移動を抑制して、ピアノの破損を防止し、通常
の使用においては、安定した状態にピアノを置くことが
でき、床への音の伝播防止作用を騒音防止に適用できる
効果を奏する。
来最も倒れやすい側へ倒れにくくなる効果を奏する。請
求項3に記載の発明は、各足の折れを防止して、転倒を
防止できる効果を奏する。請求項4に記載の発明は、補
強構造によって美観が損なわれにくい効果を奏する。請
求項5に記載の発明は、補助足を設けても、確実に4本
の足で立つことができて振動に対応でき、平常時の使用
においてキャスターによる移動に支障が生じない効果を
奏する。請求項6に記載の発明は、地震の際にピアノの
キャスターによる自由な移動を抑制して損傷を防止し、
少しの移動を許容することによって足の折損を防止でき
る効果を奏する。請求項7に記載の発明は、地震の際の
ピアノの移動を抑制して、ピアノの破損を防止し、通常
の使用においては、安定した状態にピアノを置くことが
でき、床への音の伝播防止作用を騒音防止に適用できる
効果を奏する。
【図1】本発明の一実施の形態を示し、(a)は概略平
面図、(b)は概略右側面図である。
面図、(b)は概略右側面図である。
【図2】同実施の形態の補助足を拡大して示し、(a)
は右側面図、(b)は背面図である。
は右側面図、(b)は背面図である。
【図3】同実施の形態の右前足の補強アームを拡大して
示し、(a)は右側面図、(b)は平面図である。
示し、(a)は右側面図、(b)は平面図である。
【図4】同実施の形態の後足の補強アームを拡大して示
し、(a)は右側面図、(b)は平面図である。
し、(a)は右側面図、(b)は平面図である。
【図5】同実施の形態の滑り抑制手段を示す拡大縦断側
面図である。
面図である。
【図6】転倒防止装置を設けていないグランドピアノを
示し、(a)は概略平面図、(b)は概略右側面図であ
る。
示し、(a)は概略平面図、(b)は概略右側面図であ
る。
1 鍵盤 2 左前足 3 右前足 4 後足 5 ピアノ本体 7 キャスター 8 キャスター 9 キャスター 10 床面 20 補助足 21 連結部材 22 長さ調節手段 23 フランジ部 24 ねじ挿通孔 25 木ねじ 26 フランジ部 27 ねじ挿通孔 28 木ねじ 30 補強アーム(左前足の) 31 補強アーム(右前足の) 32 補強アーム(後足の) 33 フランジ部 34 屈曲板 35 ねじ挿通孔 36 木ねじ 37 ねじ挿通孔 38 フランジ部 39 支柱 40 滑り抑制手段 41 ねじ挿通孔 42 木ねじ 44 収容部 45 ゴム台 46 底 47 周壁部 48 鍔状部 49 内孔 50 椀状部材 51 ねじ 52 雌ねじ 53 ロックナット 55 ゴムパッド
Claims (7)
- 【請求項1】 鍵盤側の2本の前足と鍵盤の反対側の1
本の後足とを有するグランドピアノの転倒防止装置にお
いて、鍵盤側から見て前記後足の右方向に離れピアノ本
体の下面から床面に達する補助足を設けたことを特徴と
するグランドピアノの転倒防止装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のグランドピアノの転倒
防止装置において、前記補助足と前記後足とを一体的に
連結固定する連結部材を設けたことを特徴とするグラン
ドピアノの転倒防止装置。 - 【請求項3】 請求項1、又は請求項2に記載のグラン
ドピアノの転倒防止装置において、2本の前足及び1本
の後足に、各足の途中とピアノ本体下面とを連結する斜
めの補強アームを設けたことを特徴とするグランドピア
ノの転倒防止装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載のグランドピアノの転倒
防止装置において、前記補強アームは、それぞれが鉄製
の角パイプで形成され、上端にピアノ本体下面に結合さ
れるフランジを有し、下端に四角形断面のピアノの足の
途中の2面に跨がって結合される屈曲板を有することを
特徴とするグランドピアノの転倒防止装置。 - 【請求項5】 請求項1、請求項2、請求項3、又は請
求項4に記載のグランドピアノの転倒防止装置におい
て、前記補助足が、下端部に長さ調節手段を有すること
を特徴とするグランドピアノの転倒防止装置。 - 【請求項6】 請求項1、請求項2、請求項3、請求項
4、又は請求項5に記載のグランドピアノの転倒防止装
置において、前記前足、後足、及び補助足の下端に床面
に対する滑り抑制手段を設けたことを特徴とするグラン
ドピアノの転倒防止装置。 - 【請求項7】 請求項6に記載のグランドピアノの転倒
防止装置において、前記滑り抑制手段が、ピアノの足及
び補助足の各々の足に対して夫々に下端部を載せる底を
有し底の周辺から立ち上がり足の下端部を装入可能な余
裕間隙を介して包囲する周壁部を有し上端開口縁の全周
を水平方向に拡大させた鍔状部を有する鉄板製の収容部
と、床面に載置され前記底を床面から浮かせた状態に前
記鍔状部及び周壁部に当接して前記収容部を支持する環
状のゴム台とからなることを特徴とするグランドピアノ
の転倒防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9219156A JPH1152943A (ja) | 1997-07-29 | 1997-07-29 | グランドピアノの転倒防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9219156A JPH1152943A (ja) | 1997-07-29 | 1997-07-29 | グランドピアノの転倒防止装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1152943A true JPH1152943A (ja) | 1999-02-26 |
Family
ID=16731087
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9219156A Pending JPH1152943A (ja) | 1997-07-29 | 1997-07-29 | グランドピアノの転倒防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1152943A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110111757A (zh) * | 2019-04-11 | 2019-08-09 | 宿州学院 | 一种钢琴支撑调平装置 |
-
1997
- 1997-07-29 JP JP9219156A patent/JPH1152943A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110111757A (zh) * | 2019-04-11 | 2019-08-09 | 宿州学院 | 一种钢琴支撑调平装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040712 |
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| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051025 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051101 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060307 |