JPH1154930A - 多層配線基板の製造方法 - Google Patents
多層配線基板の製造方法Info
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- JPH1154930A JPH1154930A JP9204346A JP20434697A JPH1154930A JP H1154930 A JPH1154930 A JP H1154930A JP 9204346 A JP9204346 A JP 9204346A JP 20434697 A JP20434697 A JP 20434697A JP H1154930 A JPH1154930 A JP H1154930A
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- layer
- plating
- lower wiring
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】セミアディティブ法により下部配線層とビアを
形成するにあたって、貼付面の段差を小さくして配線間
の絶縁抵抗の低下や短絡を防止した製造方法を提供する
こと。 【解決手段】下部絶縁層101上に無電解メッキ層10
3を形成し、第1感光性ドライフィルムDF1を貼り付
け、露光・現像して下部配線層用開口パターンを開口さ
せる。無電解メッキ層103を通じて電流を流し、この
開口内に電解メッキ下部配線層105を形成する。第1
感光性ドライフィルムDF1および電解メッキ下部配線
層105上に第2感光性ドライフィルムDF2を貼り付
け、露光・現像して、電解メッキ下部配線層105の一
部上面にビア用開口パターンOP2を開口させる。無電
解メッキ層103を通じて電流を流し、この開口OP2
内に電解メッキによりビア107を形成する。
形成するにあたって、貼付面の段差を小さくして配線間
の絶縁抵抗の低下や短絡を防止した製造方法を提供する
こと。 【解決手段】下部絶縁層101上に無電解メッキ層10
3を形成し、第1感光性ドライフィルムDF1を貼り付
け、露光・現像して下部配線層用開口パターンを開口さ
せる。無電解メッキ層103を通じて電流を流し、この
開口内に電解メッキ下部配線層105を形成する。第1
感光性ドライフィルムDF1および電解メッキ下部配線
層105上に第2感光性ドライフィルムDF2を貼り付
け、露光・現像して、電解メッキ下部配線層105の一
部上面にビア用開口パターンOP2を開口させる。無電
解メッキ層103を通じて電流を流し、この開口OP2
内に電解メッキによりビア107を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上部配線層と下部
配線層とをビアを介して接続する多層配線基板の製造方
法に関し、さらに詳しくは、ビアをフォトリソグラフィ
技術およびメッキ技術によって形成する多層配線基板の
製造方法に関する。
配線層とをビアを介して接続する多層配線基板の製造方
法に関し、さらに詳しくは、ビアをフォトリソグラフィ
技術およびメッキ技術によって形成する多層配線基板の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より多層配線基板を形成するのに、
セミアディティブ法が知られている。この手法は、まず
下部絶縁層上に全面に無電解メッキを施し、その後フォ
トレジストによって開口を形成する。ついで、無電解メ
ッキ層を通じて電流を流し電解メッキにより開口内に電
解メッキ下部配線層を形成する。その後、フォトレジス
トを除去し、さらに露出した無電解メッキ層をエッチン
グ除去して無電解メッキ下部配線層と電解メッキ下部配
線層の2層からなる下部配線層を形成するのである。
セミアディティブ法が知られている。この手法は、まず
下部絶縁層上に全面に無電解メッキを施し、その後フォ
トレジストによって開口を形成する。ついで、無電解メ
ッキ層を通じて電流を流し電解メッキにより開口内に電
解メッキ下部配線層を形成する。その後、フォトレジス
トを除去し、さらに露出した無電解メッキ層をエッチン
グ除去して無電解メッキ下部配線層と電解メッキ下部配
線層の2層からなる下部配線層を形成するのである。
【0003】またこの手法を下部配線層上にビアを形成
する場合に応用することも行われている。即ち、下部配
線層および下部配線層間に露出する下部絶縁層上に無電
解メッキによって全面に無電解メッキ層を形成する。そ
の後、この上に後に形成するビアの高さと同じかそれよ
りも厚くフォトレジスト層を形成し、露光現像してビア
用開口を形成し、この無電解メッキ層を介して電流を流
しビア用開口内に電解メッキビアを形成する。ついで、
フォトレジストを除去し、さらに露出している下部配線
層間(および下部配線層上)の無電解メッキ層をエッチ
ング除去することにより、下部配線層間の絶縁を確保す
ると共に下部配線層上の必要部分にビア(ビアポスト)
を形成する。
する場合に応用することも行われている。即ち、下部配
線層および下部配線層間に露出する下部絶縁層上に無電
解メッキによって全面に無電解メッキ層を形成する。そ
の後、この上に後に形成するビアの高さと同じかそれよ
りも厚くフォトレジスト層を形成し、露光現像してビア
用開口を形成し、この無電解メッキ層を介して電流を流
しビア用開口内に電解メッキビアを形成する。ついで、
フォトレジストを除去し、さらに露出している下部配線
層間(および下部配線層上)の無電解メッキ層をエッチ
ング除去することにより、下部配線層間の絶縁を確保す
ると共に下部配線層上の必要部分にビア(ビアポスト)
を形成する。
【0004】その後、上部配線層を形成するには、さら
に絶縁樹脂ペーストを塗布し乾燥させ、研磨によってビ
アの上面を露出させた後に、下部配線層と同様にして上
部配線層を形成する。このようにして配線層及び絶縁層
を1層ずつ積み重ねてゆく方法をビルドアップ配線形成
法と呼ばれている。
に絶縁樹脂ペーストを塗布し乾燥させ、研磨によってビ
アの上面を露出させた後に、下部配線層と同様にして上
部配線層を形成する。このようにして配線層及び絶縁層
を1層ずつ積み重ねてゆく方法をビルドアップ配線形成
法と呼ばれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したセ
ミアディティブ法によって下部配線層やビアを形成する
場合、使用するフォトレジストには、液状のものを塗布
乾燥して使用するタイプ(液状レジスト)と、すでに半
乾燥状態のフィルム状のレジストを貼り付けるタイプ
(ドライフィルムレジスト)とがある。このうち、液状
レジストは、多少の凹凸にも確実に追従して形成できる
利点があるが、均一な厚さに塗布することが難しい。ま
た、一度に厚く塗布することが難しく、例えば1回に1
0μm程度の厚さしか形成できない。必要な厚みよりも
レジストが薄い場合には、ビア等の上部がレジストの開
口縁を乗り越えて横方向に広がり、キノコ状になるなど
形状や高さのばらつきを生じるため、レジストは所定の
厚さを確保する必要がある。従って、厚く形成したい場
合には、数回(例えば40μmとしたいときには4〜5
回)の塗布と乾燥を繰り返す必要がある。
ミアディティブ法によって下部配線層やビアを形成する
場合、使用するフォトレジストには、液状のものを塗布
乾燥して使用するタイプ(液状レジスト)と、すでに半
乾燥状態のフィルム状のレジストを貼り付けるタイプ
(ドライフィルムレジスト)とがある。このうち、液状
レジストは、多少の凹凸にも確実に追従して形成できる
利点があるが、均一な厚さに塗布することが難しい。ま
た、一度に厚く塗布することが難しく、例えば1回に1
0μm程度の厚さしか形成できない。必要な厚みよりも
レジストが薄い場合には、ビア等の上部がレジストの開
口縁を乗り越えて横方向に広がり、キノコ状になるなど
形状や高さのばらつきを生じるため、レジストは所定の
厚さを確保する必要がある。従って、厚く形成したい場
合には、数回(例えば40μmとしたいときには4〜5
回)の塗布と乾燥を繰り返す必要がある。
【0006】一方、ドライフィルムレジスト(以下、単
にドライフィルムともいう)は、当初からある一定の厚
さに形成されているため、均一な厚さのレジスト層が形
成でき、貼り付けるだけで足りるので取り扱いも容易で
ある。また、厚いもの(例えば厚さ40μmのもの)も
容易に入手できる利点もある。しかし、貼り付け面の凹
凸が大きい場合には、その形に追従できず、局部的にレ
ジストが浮き上がるレジスト浮きを生じる。このような
レジスト浮きがあると、メッキ時にこの浮き上がり部分
にメッキ液が浸透し、不要部にもメッキが付着するメッ
キダレが生じることがあった。上述したように電解メッ
キ後には露出した無電解メッキ層を除去するためにエッ
チング処理を行うのであるが、このメッキダレが配線間
に生じた場合には、十分に配線間のメッキが除去できな
いことになる。従って、配線間の絶縁抵抗が低下した
り、甚だしい場合には配線間がショート(短絡)するこ
ともある。
にドライフィルムともいう)は、当初からある一定の厚
さに形成されているため、均一な厚さのレジスト層が形
成でき、貼り付けるだけで足りるので取り扱いも容易で
ある。また、厚いもの(例えば厚さ40μmのもの)も
容易に入手できる利点もある。しかし、貼り付け面の凹
凸が大きい場合には、その形に追従できず、局部的にレ
ジストが浮き上がるレジスト浮きを生じる。このような
レジスト浮きがあると、メッキ時にこの浮き上がり部分
にメッキ液が浸透し、不要部にもメッキが付着するメッ
キダレが生じることがあった。上述したように電解メッ
キ後には露出した無電解メッキ層を除去するためにエッ
チング処理を行うのであるが、このメッキダレが配線間
に生じた場合には、十分に配線間のメッキが除去できな
いことになる。従って、配線間の絶縁抵抗が低下した
り、甚だしい場合には配線間がショート(短絡)するこ
ともある。
【0007】さらに、下部配線層と上部配線層の間に所
定の絶縁抵抗を確保するため、絶縁層は所定の厚さとす
る必要があり、ビアの高さも所定の高さとする必要があ
るので、一般に、下部及び上部配線層の厚さよりも高く
する必要があった。
定の絶縁抵抗を確保するため、絶縁層は所定の厚さとす
る必要があり、ビアの高さも所定の高さとする必要があ
るので、一般に、下部及び上部配線層の厚さよりも高く
する必要があった。
【0008】従って、上述のように下層配線層の上部に
ビアを形成する場合において、液状レジストを塗布する
場合には、形成するビアの高さよりも高くレジストを形
成するため、複数回にわたって液状レジストの塗布と乾
燥を繰り返す必要があり、工数を要していた。一方、図
5に示すように、ドライフィルムDFを用いてビア7を
形成する場合には、既に、下部絶縁層1上に形成された
下部配線層2とその間に露出する下部絶縁層1との段
差、従って、各々の上に無電解メッキ層3を形成した後
の凹凸の段差が大きい上、ドライフィルムDFに厚さの
厚いものを使用するため、追従性が悪く、レジスト浮き
Fを生じる(図5(a)参照)。そのため、電解メッキ時
に、このレジスト浮きFの部分にメッキ液が浸透してメ
ッキが析出し、メッキダレDを生じる。特にビア形成時
には、ビア部分を高く(厚く)形成する条件で電解メッ
キを行うため、このメッキダレDの部分も厚く析出しや
すい。そのため、その後の無電解メッキ層3のエッチン
グ除去を目的としたエッチングでは十分に除去できない
ままとなり、配線間の絶縁抵抗が低下したり、配線間シ
ョートが発生することがあった。
ビアを形成する場合において、液状レジストを塗布する
場合には、形成するビアの高さよりも高くレジストを形
成するため、複数回にわたって液状レジストの塗布と乾
燥を繰り返す必要があり、工数を要していた。一方、図
5に示すように、ドライフィルムDFを用いてビア7を
形成する場合には、既に、下部絶縁層1上に形成された
下部配線層2とその間に露出する下部絶縁層1との段
差、従って、各々の上に無電解メッキ層3を形成した後
の凹凸の段差が大きい上、ドライフィルムDFに厚さの
厚いものを使用するため、追従性が悪く、レジスト浮き
Fを生じる(図5(a)参照)。そのため、電解メッキ時
に、このレジスト浮きFの部分にメッキ液が浸透してメ
ッキが析出し、メッキダレDを生じる。特にビア形成時
には、ビア部分を高く(厚く)形成する条件で電解メッ
キを行うため、このメッキダレDの部分も厚く析出しや
すい。そのため、その後の無電解メッキ層3のエッチン
グ除去を目的としたエッチングでは十分に除去できない
ままとなり、配線間の絶縁抵抗が低下したり、配線間シ
ョートが発生することがあった。
【0009】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、扱いやすいドライフィルムレジストを用い
つつ、レジスト浮きによるメッキダレ現象の生じない信
頼性の高い配線基板の製造方法を提供することを目的と
する。
のであって、扱いやすいドライフィルムレジストを用い
つつ、レジスト浮きによるメッキダレ現象の生じない信
頼性の高い配線基板の製造方法を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段および効果】しかして、請
求項1に記載の解決手段は、上部配線層と下部配線層と
を接続するためのビアを有する多層配線基板の製造方法
であって、下部絶縁層上に形成された無電解メッキ層上
に第1感光性ドライフィルムレジストを貼り付けた後、
露光・現像して下部配線層用開口パターンを開口させる
工程と、上記無電解メッキ層を通じて電流を流し、上記
下部配線層用開口パターン内に電解メッキにより電解メ
ッキ下部配線層を形成する工程と、上記第1感光性ドラ
イフィルムレジストおよび上記電解メッキ下部配線層上
に第2感光性ドライフィルムレジストを貼り付けた後、
露光・現像して、該電解メッキ下部配線層の一部上面に
ビア用開口パターンを開口させる工程と、上記無電解メ
ッキ層を通じて電流を流し、上記ビア用開口パターン内
に電解メッキによりビアを形成する工程と、上記第1及
び第2感光性ドライフィルムレジストを除去する工程
と、上記無電解メッキ層のうち露出している部分をエッ
チング除去する工程と、を備えることを特徴とする多層
配線基板の製造方法である。
求項1に記載の解決手段は、上部配線層と下部配線層と
を接続するためのビアを有する多層配線基板の製造方法
であって、下部絶縁層上に形成された無電解メッキ層上
に第1感光性ドライフィルムレジストを貼り付けた後、
露光・現像して下部配線層用開口パターンを開口させる
工程と、上記無電解メッキ層を通じて電流を流し、上記
下部配線層用開口パターン内に電解メッキにより電解メ
ッキ下部配線層を形成する工程と、上記第1感光性ドラ
イフィルムレジストおよび上記電解メッキ下部配線層上
に第2感光性ドライフィルムレジストを貼り付けた後、
露光・現像して、該電解メッキ下部配線層の一部上面に
ビア用開口パターンを開口させる工程と、上記無電解メ
ッキ層を通じて電流を流し、上記ビア用開口パターン内
に電解メッキによりビアを形成する工程と、上記第1及
び第2感光性ドライフィルムレジストを除去する工程
と、上記無電解メッキ層のうち露出している部分をエッ
チング除去する工程と、を備えることを特徴とする多層
配線基板の製造方法である。
【0011】上記手段によれば、第1感光性ドライフィ
ルムレジスト上に第2感光性ドライフィルムレジストを
貼り付けるので、第2感光性ドライフィルムレジストの
みを貼る場合と異なり、貼り付け面の段差が小さくな
る。従って、第2感光性ドライフィルムレジストを容易
にかつ浮き上がりがなく貼り付けられる。従って、レジ
スト浮きに伴って発生するメッキダレ現象を防止でき、
配線間の絶縁抵抗が高い信頼性の高い配線が形成でき
る。また、ビア用パターンを形成するのに(第2感光
性)ドライフィルムレジストを用いているので、液状レ
ジストを塗布するのに比べて、厚く均一な厚さのレジス
ト膜を容易に形成できるので、安価な多層配線基板とす
ることができる。
ルムレジスト上に第2感光性ドライフィルムレジストを
貼り付けるので、第2感光性ドライフィルムレジストの
みを貼る場合と異なり、貼り付け面の段差が小さくな
る。従って、第2感光性ドライフィルムレジストを容易
にかつ浮き上がりがなく貼り付けられる。従って、レジ
スト浮きに伴って発生するメッキダレ現象を防止でき、
配線間の絶縁抵抗が高い信頼性の高い配線が形成でき
る。また、ビア用パターンを形成するのに(第2感光
性)ドライフィルムレジストを用いているので、液状レ
ジストを塗布するのに比べて、厚く均一な厚さのレジス
ト膜を容易に形成できるので、安価な多層配線基板とす
ることができる。
【0012】ここで、下部絶縁層としては、エポキシ樹
脂やBT(ヒ゛スマレイミト゛-トリアシ゛ン)樹脂、ポリイミド樹脂等の
絶縁性樹脂から形成されたものや、アルミナ、窒化アル
ミ、ガラスセラミック等のセラミック、ガラス−エポキ
シ樹脂、ガラス−BT樹脂等の複合材料等を適宜選択で
きる。また、無電解メッキ層の材質は、下部絶縁層の材
質との密着性、導電性やメッキの容易さ等を考慮して適
宜選択すればよいが、例えばCu、Ni、Au等を選択
することができる。
脂やBT(ヒ゛スマレイミト゛-トリアシ゛ン)樹脂、ポリイミド樹脂等の
絶縁性樹脂から形成されたものや、アルミナ、窒化アル
ミ、ガラスセラミック等のセラミック、ガラス−エポキ
シ樹脂、ガラス−BT樹脂等の複合材料等を適宜選択で
きる。また、無電解メッキ層の材質は、下部絶縁層の材
質との密着性、導電性やメッキの容易さ等を考慮して適
宜選択すればよいが、例えばCu、Ni、Au等を選択
することができる。
【0013】また、電解メッキ下部配線層やビアの材質
も、無電解メッキ層やビアを形成した後に形成する絶縁
層の材質との密着性、導電性やメッキの容易さ等を考慮
して適宜選択すればよいが、例えばCu、Ni、Au、
Cr等を選択することができる。さらに、無電解メッキ
層のエッチング除去時にビアの頂部がエッチングされる
のを防止するために、無電解メッキ層と異なる材質のメ
ッキによりビア上面を薄く形成してもよい。即ち、例え
ば、Cu無電解メッキ層を通じて電流を流しCu電解メ
ッキによってビアを形成し、さらに薄い電解Niメッキ
によってビア上面を形成しても良い。このようにする
と、ビア上面のNiメッキによりCuエッチング時に上
部を保護することができる。また、ビアを形成した後に
形成する絶縁層の材質は、下部絶縁層やビアの材質、絶
縁性や吸水性等の特性を考慮して選択すればよいが、例
えば、エポキシ樹脂、BT樹脂、ポリイミド樹脂等が挙
げられる。
も、無電解メッキ層やビアを形成した後に形成する絶縁
層の材質との密着性、導電性やメッキの容易さ等を考慮
して適宜選択すればよいが、例えばCu、Ni、Au、
Cr等を選択することができる。さらに、無電解メッキ
層のエッチング除去時にビアの頂部がエッチングされる
のを防止するために、無電解メッキ層と異なる材質のメ
ッキによりビア上面を薄く形成してもよい。即ち、例え
ば、Cu無電解メッキ層を通じて電流を流しCu電解メ
ッキによってビアを形成し、さらに薄い電解Niメッキ
によってビア上面を形成しても良い。このようにする
と、ビア上面のNiメッキによりCuエッチング時に上
部を保護することができる。また、ビアを形成した後に
形成する絶縁層の材質は、下部絶縁層やビアの材質、絶
縁性や吸水性等の特性を考慮して選択すればよいが、例
えば、エポキシ樹脂、BT樹脂、ポリイミド樹脂等が挙
げられる。
【0014】さらに、請求項2に記載の解決手段は、前
記第2感光性ドライフィルムレジストを貼り付ける前
に、前記電解メッキ下部配線層上面を荒らす粗化処理工
程を備えることを特徴とする請求項1に記載の多層配線
基板の製造方法である。
記第2感光性ドライフィルムレジストを貼り付ける前
に、前記電解メッキ下部配線層上面を荒らす粗化処理工
程を備えることを特徴とする請求項1に記載の多層配線
基板の製造方法である。
【0015】上記手段によれば、粗化処理工程により、
電解メッキ下部配線層表面が粗面となる。このため、第
2感光性ドライフィルムを貼り付けたときに両者間の接
触面積が大きくなり、電解メッキ下部配線層と第2感光
性ドライフィルムレジストとの密着性がさらに向上す
る。したがって、電解メッキ下部配線層から第2感光性
ドライフィルムレジストが剥がれることがなくなり、レ
ジスト浮きやメッキダレを防止できる。従って、より信
頼性の高い多層配線基板を製造することができる。
電解メッキ下部配線層表面が粗面となる。このため、第
2感光性ドライフィルムを貼り付けたときに両者間の接
触面積が大きくなり、電解メッキ下部配線層と第2感光
性ドライフィルムレジストとの密着性がさらに向上す
る。したがって、電解メッキ下部配線層から第2感光性
ドライフィルムレジストが剥がれることがなくなり、レ
ジスト浮きやメッキダレを防止できる。従って、より信
頼性の高い多層配線基板を製造することができる。
【0016】ここで、粗化処理工程とは、電解メッキ下
部配線層上面の粗度を大きくする処理を指し、具体的に
は、電解メッキ下部配線層の上面を過硫酸塩系エッチン
グ液や硫酸−過酸化水素系エッチング液等を用いたエッ
チング(ソフトエッチング)により粗面化する方法が挙
げられる。これらのソフトエッチングによれば、エッチ
ング速度が小さいため、エッチングが急激に進行せず処
理時間による粗面化の度合いのばらつきが小さくなって
好ましい。また、電解メッキ下部配線層の上面にCuや
Cu,Zn,Coなどからなる合金メッキにより針状あ
るいは粒状メッキを施しても良い。なお、この粗化処理
工程においては、第1感光性ドライフィルムを貼り付け
たまま処理を行うので、ドライフィルムが耐えられる処
理を選択すると良い。
部配線層上面の粗度を大きくする処理を指し、具体的に
は、電解メッキ下部配線層の上面を過硫酸塩系エッチン
グ液や硫酸−過酸化水素系エッチング液等を用いたエッ
チング(ソフトエッチング)により粗面化する方法が挙
げられる。これらのソフトエッチングによれば、エッチ
ング速度が小さいため、エッチングが急激に進行せず処
理時間による粗面化の度合いのばらつきが小さくなって
好ましい。また、電解メッキ下部配線層の上面にCuや
Cu,Zn,Coなどからなる合金メッキにより針状あ
るいは粒状メッキを施しても良い。なお、この粗化処理
工程においては、第1感光性ドライフィルムを貼り付け
たまま処理を行うので、ドライフィルムが耐えられる処
理を選択すると良い。
【0017】なお、この粗化処理によって形成された電
解メッキ下部配線層上面のうち、第2感光性ドライフィ
ルムレジストを貼り付けた後に開口させたビア用開口パ
ターン内に露出する部分(開口部底面)については、電
解メッキ下部配線層とビアとの接続性を向上させるた
め、電解メッキによりビアを形成する前に、酸性脱脂に
よるレジスト残さ除去やエッチング(ソフトエッチン
グ)による活性化等をしても良い。
解メッキ下部配線層上面のうち、第2感光性ドライフィ
ルムレジストを貼り付けた後に開口させたビア用開口パ
ターン内に露出する部分(開口部底面)については、電
解メッキ下部配線層とビアとの接続性を向上させるた
め、電解メッキによりビアを形成する前に、酸性脱脂に
よるレジスト残さ除去やエッチング(ソフトエッチン
グ)による活性化等をしても良い。
【0018】さらには、電解メッキ下部配線層を形成す
る工程において、半光沢あるいは無光沢電解メッキによ
って電解メッキ下部配線層を形成するのも好ましい。電
解メッキ下部配線層の析出表面自身が粗面となるので、
粗化処理が不要となる。もしくは、弱いあるいは短時間
の粗化処理で十分な粗化面が得られるからである。
る工程において、半光沢あるいは無光沢電解メッキによ
って電解メッキ下部配線層を形成するのも好ましい。電
解メッキ下部配線層の析出表面自身が粗面となるので、
粗化処理が不要となる。もしくは、弱いあるいは短時間
の粗化処理で十分な粗化面が得られるからである。
【0019】さらに請求項3に記載の解決手段は、前記
電解メッキ下部配線層を形成する工程において、該電解
メッキ下部配線層の上面と第1感光性ドライフィルムレ
ジストとの上面の段差が0〜5μmの範囲になるように
該電解メッキ下部配線層を形成することを特徴とする請
求項1または2のいずれかに記載の多層配線基板の製造
方法である。
電解メッキ下部配線層を形成する工程において、該電解
メッキ下部配線層の上面と第1感光性ドライフィルムレ
ジストとの上面の段差が0〜5μmの範囲になるように
該電解メッキ下部配線層を形成することを特徴とする請
求項1または2のいずれかに記載の多層配線基板の製造
方法である。
【0020】上記手段によれば、電解メッキ下部配線層
の上面と第1感光性ドライフィルムレジストとの上面の
段差が0〜5μmと小さくされている。このため、段差
がこの範囲にあると、第2感光性ドライフィルムレジス
トの貼り付け時に、このドライフィルムレジストが段差
に確実に追従するため、レジスト浮きを発生しないで確
実に貼り付けることができ、メッキダレを生じない。従
って、より信頼性の高い多層配線基板を製造することが
できる。
の上面と第1感光性ドライフィルムレジストとの上面の
段差が0〜5μmと小さくされている。このため、段差
がこの範囲にあると、第2感光性ドライフィルムレジス
トの貼り付け時に、このドライフィルムレジストが段差
に確実に追従するため、レジスト浮きを発生しないで確
実に貼り付けることができ、メッキダレを生じない。従
って、より信頼性の高い多層配線基板を製造することが
できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図面を参照しつつ説明する。図1〜3は、本発明の多層
配線基板の製造工程を説明するための部分拡大断面図で
ある。図1(a)のエポキシ系樹脂からなる下部絶縁層1
01は、図示しないコア基板(BT樹脂−ガラス複合
材)上に形成されており、電解Cuメッキによって形成
された下層ビア102が内部を図中上下に貫通して形成
されている。また、絶縁層101および下層ビア102
の図中上面101a、102aは、バフ研磨によって平
滑に整面されている。
図面を参照しつつ説明する。図1〜3は、本発明の多層
配線基板の製造工程を説明するための部分拡大断面図で
ある。図1(a)のエポキシ系樹脂からなる下部絶縁層1
01は、図示しないコア基板(BT樹脂−ガラス複合
材)上に形成されており、電解Cuメッキによって形成
された下層ビア102が内部を図中上下に貫通して形成
されている。また、絶縁層101および下層ビア102
の図中上面101a、102aは、バフ研磨によって平
滑に整面されている。
【0022】まず、この絶縁層101の上側表面101
aを過マンガン酸溶液(45g/l)で粗化する。さら
に、下層ビア102の上面102aのCuを硫酸−過酸
化水素系エッチング液(奥野製薬製;OPC−400)
によってソフトエッチングし、Sn−Pdコロイド溶液
(奥野製薬製;OPC−80)に浸漬してPd触媒核を
吸着させる。ついで、無電解Cuメッキ(奥野製薬製;
ビルドカッパー)により絶縁層上面101aおよびビア
上面102a全体に厚さ0.5〜1.0μmの無電解C
uメッキ層103を被着した(図1(b))。これにより
下層ビア102と無電解メッキ層103とが接続され
た。
aを過マンガン酸溶液(45g/l)で粗化する。さら
に、下層ビア102の上面102aのCuを硫酸−過酸
化水素系エッチング液(奥野製薬製;OPC−400)
によってソフトエッチングし、Sn−Pdコロイド溶液
(奥野製薬製;OPC−80)に浸漬してPd触媒核を
吸着させる。ついで、無電解Cuメッキ(奥野製薬製;
ビルドカッパー)により絶縁層上面101aおよびビア
上面102a全体に厚さ0.5〜1.0μmの無電解C
uメッキ層103を被着した(図1(b))。これにより
下層ビア102と無電解メッキ層103とが接続され
た。
【0023】その後、ホットロールラミネータを用いて
厚さ25μmの第1感光性ドライフィルムレジストDF
1(日本合成化学製;NIT−225)を無電解メッキ
層103上にラミネートする。ついで、下部配線層パタ
ーンを露光し、1%炭酸ナトリウム水溶液を用いて現像
し、下部配線層用開口パターンOP1を開口させる(図
1(c))。なお、無電解メッキ層と次述する電解Cuメ
ッキとの密着性の向上のため、開口パターンOP1の底
面について、酸性脱脂によってレジスト残さを除去し、
ソフトエッチングによって無電解Cuメッキ層表面を活
性化する。さらに、図1(d)に示すように、無電解Cu
メッキ層103を通じて電流を流して、硫酸銅系電解C
uメッキを行い、開口パターンOP1内に、厚さ約22
μmの電解メッキ下部配線層105を形成した。このと
き、第1感光性ドライフィルムレジストDF1の上面D
F1aと電解メッキ下部配線層105の上面105aと
の段差dが、0〜5μmになるようにCuメッキを施し
た。なお、下部配線層105の方がドライフィルムDF
1の上面DF1aよりも高くなる(即ち、段差d<0と
なる)場合には、電解メッキ下部配線層105は、開口
OP1の開口端を越えて横に広がり、キノコ状となるの
で好ましくない。一方、段差dが5μmを越える場合に
は、後に貼り付ける第2感光性ドライフィルムDF2が
段差dに追従しにくくなるので、段差dが大きくなるに
従ってレジスト浮きが生じやすくなり、後述する電解メ
ッキ工程においてメッキダレが生じやすくなる。
厚さ25μmの第1感光性ドライフィルムレジストDF
1(日本合成化学製;NIT−225)を無電解メッキ
層103上にラミネートする。ついで、下部配線層パタ
ーンを露光し、1%炭酸ナトリウム水溶液を用いて現像
し、下部配線層用開口パターンOP1を開口させる(図
1(c))。なお、無電解メッキ層と次述する電解Cuメ
ッキとの密着性の向上のため、開口パターンOP1の底
面について、酸性脱脂によってレジスト残さを除去し、
ソフトエッチングによって無電解Cuメッキ層表面を活
性化する。さらに、図1(d)に示すように、無電解Cu
メッキ層103を通じて電流を流して、硫酸銅系電解C
uメッキを行い、開口パターンOP1内に、厚さ約22
μmの電解メッキ下部配線層105を形成した。このと
き、第1感光性ドライフィルムレジストDF1の上面D
F1aと電解メッキ下部配線層105の上面105aと
の段差dが、0〜5μmになるようにCuメッキを施し
た。なお、下部配線層105の方がドライフィルムDF
1の上面DF1aよりも高くなる(即ち、段差d<0と
なる)場合には、電解メッキ下部配線層105は、開口
OP1の開口端を越えて横に広がり、キノコ状となるの
で好ましくない。一方、段差dが5μmを越える場合に
は、後に貼り付ける第2感光性ドライフィルムDF2が
段差dに追従しにくくなるので、段差dが大きくなるに
従ってレジスト浮きが生じやすくなり、後述する電解メ
ッキ工程においてメッキダレが生じやすくなる。
【0024】ついで、電解メッキ下部配線層105の上
面105aを過硫酸塩系エッチング剤(荏原ユージライ
ト製;PB−228)でソフトエッチングして粗化面1
05bを形成する。このソフトエッチングによる粗化処
理によって下部配線層105の上面105aは粗化され
て粗化面105bとなり、次述する第2ドライフィルム
レジストDF2を貼り付けたときに、粗化面105bと
第2ドライフィルムDF2とが強固に密着するようにな
る。なお、この粗化処理には、過硫酸塩系エッチング液
によるソフトエッチングを用いたので、エッチング速度
が小さく、処理時間が多少変動しても粗化処理状態に与
える影響が少ない。このため、工程管理が容易になり歩
留まりも向上する。
面105aを過硫酸塩系エッチング剤(荏原ユージライ
ト製;PB−228)でソフトエッチングして粗化面1
05bを形成する。このソフトエッチングによる粗化処
理によって下部配線層105の上面105aは粗化され
て粗化面105bとなり、次述する第2ドライフィルム
レジストDF2を貼り付けたときに、粗化面105bと
第2ドライフィルムDF2とが強固に密着するようにな
る。なお、この粗化処理には、過硫酸塩系エッチング液
によるソフトエッチングを用いたので、エッチング速度
が小さく、処理時間が多少変動しても粗化処理状態に与
える影響が少ない。このため、工程管理が容易になり歩
留まりも向上する。
【0025】ついで厚さ40μmの第2ドライフィルム
レジストDF2(日本合成化学製;NIT−240)を
第1ドライフィルムレジストDF1の上面DF1aおよ
び粗化面105b上にホットロールラミネータを用いて
貼り付ける。このとき、前記したように、第1ドライフ
ィルムDF1の上面DF1aと下部配線層105の上面
105a、したがって粗化面105bとの段差dは5μ
m以内とされており、第2ドライフィルムDF2はレジ
スト浮きを生じることなく密着して貼り付けることがで
きた。その後、ビア用パターンを露光し、1%炭酸ナト
リウム水溶液を用いて現像し、直径60μmのビア用開
口パターンOP2を開口させる(図2(a))なお、開口
パターンOP2の底面についても、酸性脱脂によってレ
ジスト残さを除去し、ソフトエッチングによって下部配
線層表面を活性化して、下部配線層と次述する電解Cu
メッキ(ビア)との密着性が向上させる。
レジストDF2(日本合成化学製;NIT−240)を
第1ドライフィルムレジストDF1の上面DF1aおよ
び粗化面105b上にホットロールラミネータを用いて
貼り付ける。このとき、前記したように、第1ドライフ
ィルムDF1の上面DF1aと下部配線層105の上面
105a、したがって粗化面105bとの段差dは5μ
m以内とされており、第2ドライフィルムDF2はレジ
スト浮きを生じることなく密着して貼り付けることがで
きた。その後、ビア用パターンを露光し、1%炭酸ナト
リウム水溶液を用いて現像し、直径60μmのビア用開
口パターンOP2を開口させる(図2(a))なお、開口
パターンOP2の底面についても、酸性脱脂によってレ
ジスト残さを除去し、ソフトエッチングによって下部配
線層表面を活性化して、下部配線層と次述する電解Cu
メッキ(ビア)との密着性が向上させる。
【0026】ついで、電解メッキ下部配線層105を形
成したとき(図1(d))と同様に、無電解メッキ層10
3を通じて電流を流し、硫酸銅系電解Cuメッキによ
り、直径60μm、高さ40μmのビア107を形成し
た(図2(b))。上記したように、第2ドライフィルム
DF2にレジスト浮きが生じていないので、電解メッキ
中に第2ドライフィルムDF2の下にメッキ液が入り込
んでメッキが析出するメッキダレは生じない。なお、本
例では厚さ40μmの第2ドライフィルムDF2を用い
てこれとほぼ同じ高さ(40μm)のビア107を形成
した。これは、後述する工程においてビア107の上部
を5μm程度研磨によって除去するため、ビア107の
上部の形状についてあまり問題とならないからである。
さらに厚いドライフィルム(例えば50μmのもの)を
用いて高さ40μmのビア107を形成しても良いこと
は言うまでもない。
成したとき(図1(d))と同様に、無電解メッキ層10
3を通じて電流を流し、硫酸銅系電解Cuメッキによ
り、直径60μm、高さ40μmのビア107を形成し
た(図2(b))。上記したように、第2ドライフィルム
DF2にレジスト浮きが生じていないので、電解メッキ
中に第2ドライフィルムDF2の下にメッキ液が入り込
んでメッキが析出するメッキダレは生じない。なお、本
例では厚さ40μmの第2ドライフィルムDF2を用い
てこれとほぼ同じ高さ(40μm)のビア107を形成
した。これは、後述する工程においてビア107の上部
を5μm程度研磨によって除去するため、ビア107の
上部の形状についてあまり問題とならないからである。
さらに厚いドライフィルム(例えば50μmのもの)を
用いて高さ40μmのビア107を形成しても良いこと
は言うまでもない。
【0027】その後、3%NaOH水溶液のシャワーに
よってドライフィルムレジストDF2、およびDF1を
剥離し除去した。これにより、図2(c)に示すように、
電解メッキ下部配線層105上にビア(ビアポスト)1
07が形成できた。
よってドライフィルムレジストDF2、およびDF1を
剥離し除去した。これにより、図2(c)に示すように、
電解メッキ下部配線層105上にビア(ビアポスト)1
07が形成できた。
【0028】ついで、過硫酸塩系エッチング液(荏原ユ
ージライト製;PB−228)によってソフトエッチン
グを行い、全面にわたってCuを約1μmエッチング除
去することにより、電解メッキ下部配線層105間の無
電解Cuメッキ層を除去し、下部絶縁層101の上面1
01aを露出させ、各配線パターンを独立させる。これ
により、無電解Cuメッキ層103のうち露出した部分
は除去され、電解メッキ下部配線層105の下部となっ
た部分のみ無電解メッキ下部配線層103aとして残
り、下部配線層106が形成された(図3(a))。
ージライト製;PB−228)によってソフトエッチン
グを行い、全面にわたってCuを約1μmエッチング除
去することにより、電解メッキ下部配線層105間の無
電解Cuメッキ層を除去し、下部絶縁層101の上面1
01aを露出させ、各配線パターンを独立させる。これ
により、無電解Cuメッキ層103のうち露出した部分
は除去され、電解メッキ下部配線層105の下部となっ
た部分のみ無電解メッキ下部配線層103aとして残
り、下部配線層106が形成された(図3(a))。
【0029】その後、下部配線層106およびビア10
7の表面に、周知の黒化処理を施し表面を粗化した。こ
の粗化によって次述する絶縁層との密着性を向上させる
ことができる。ついで、図3(b)に示すように、エポキ
シ樹脂系絶縁ペーストをスクリーン印刷によって塗布
し、150℃で2時間キュアして下部配線層106の上
面から約35μmの厚さの絶縁層111を形成した。こ
の際、ビア107の上方にも絶縁層が形成されるが、絶
縁ペーストが流れ拡がるので、その高さはビア107上
方で10μm程度となる。
7の表面に、周知の黒化処理を施し表面を粗化した。こ
の粗化によって次述する絶縁層との密着性を向上させる
ことができる。ついで、図3(b)に示すように、エポキ
シ樹脂系絶縁ペーストをスクリーン印刷によって塗布
し、150℃で2時間キュアして下部配線層106の上
面から約35μmの厚さの絶縁層111を形成した。こ
の際、ビア107の上方にも絶縁層が形成されるが、絶
縁ペーストが流れ拡がるので、その高さはビア107上
方で10μm程度となる。
【0030】さらに、絶縁層111の上面をバフ研磨に
よって平坦にする。この研磨によって、ビア107の上
方の絶縁層が除去され、図3(c)に示すように、ビア1
07の上部も約5μm研磨されてビア107が露出す
る。なお、ビア107の研磨しろ(本例の場合5μm)
は、確実にビア107の上面が絶縁層111から露出す
るように、絶縁層111の厚さやビア107の高さのば
らつき等を勘案し、適当な値が選択される。
よって平坦にする。この研磨によって、ビア107の上
方の絶縁層が除去され、図3(c)に示すように、ビア1
07の上部も約5μm研磨されてビア107が露出す
る。なお、ビア107の研磨しろ(本例の場合5μm)
は、確実にビア107の上面が絶縁層111から露出す
るように、絶縁層111の厚さやビア107の高さのば
らつき等を勘案し、適当な値が選択される。
【0031】その後、上記した図1(b)の場合と同様
に、過マンガン酸を用いて絶縁層111の表面を粗化
し、ビア107の上面(研磨面)を硫酸−過酸化水素系
エッチング剤でソフトエッチングする。さらに、Sn−
Pdコロイド溶液に浸漬した後、無電解Cuメッキを施
し、上部無電解メッキ層を形成し、さらに周知のセミア
ディティブ法によって、図4示すように、電解メッキ上
部配線層115と無電解メッキ上部配線層113aから
なる上部配線層116を形成する。具体的には、図示し
ない上部無電解メッキ層上に図示しないドライフィルム
レジストを貼り付け、露光・現像して上部配線層のパタ
ーンを開口させ、上部無電解メッキ層を通じて電流を流
し、開口内に電解Cuメッキにより電解メッキ配上部線
層115を形成する。その後、ドライフィルムを剥離
し、ソフトエッチングにより露出した上部無電解メッキ
層を除去して各パターンを独立させて形成する。なお、
上部配線層116は、上部無電解メッキ層上にパネルC
uメッキを行った後にエッチングするサブトラクティブ
法によって形成しても良い。
に、過マンガン酸を用いて絶縁層111の表面を粗化
し、ビア107の上面(研磨面)を硫酸−過酸化水素系
エッチング剤でソフトエッチングする。さらに、Sn−
Pdコロイド溶液に浸漬した後、無電解Cuメッキを施
し、上部無電解メッキ層を形成し、さらに周知のセミア
ディティブ法によって、図4示すように、電解メッキ上
部配線層115と無電解メッキ上部配線層113aから
なる上部配線層116を形成する。具体的には、図示し
ない上部無電解メッキ層上に図示しないドライフィルム
レジストを貼り付け、露光・現像して上部配線層のパタ
ーンを開口させ、上部無電解メッキ層を通じて電流を流
し、開口内に電解Cuメッキにより電解メッキ配上部線
層115を形成する。その後、ドライフィルムを剥離
し、ソフトエッチングにより露出した上部無電解メッキ
層を除去して各パターンを独立させて形成する。なお、
上部配線層116は、上部無電解メッキ層上にパネルC
uメッキを行った後にエッチングするサブトラクティブ
法によって形成しても良い。
【0032】さらに上層のビア、絶縁層、配線層を順に
形成し、図4に示すような、多層配線基板100を形成
した。図4の多層配線基板100においては、絶縁層1
11上に、無電解メッキ上部配線層113a、および電
解メッキ上部配線層115からなる上部配線層116が
形成され、下部配線層106と上部配線層116とはビ
ア107によって接続されている。さらに、上部配線層
116及びこの上に形成されたビア117相互間には絶
縁層121が形成されている。この絶縁層121上に
は、同様に無電解メッキ配線層123aと電解メッキ配
線層125からなる配線層126が形成され、この配線
層126の上部のうち絶縁層(エポキシ樹脂系ソルダー
レジスト層)131の開口部131a内には、Ni−A
uメッキ層128が形成され、さらに共晶ハンダからな
るハンダバンプ139が形成されている。この多層配線
基板100においては、各絶縁層(101,111,1
21)を貫通するビア(102,107,117)が、
上下に積み重なって形成されたいわゆるスタックドビア
を構成している。
形成し、図4に示すような、多層配線基板100を形成
した。図4の多層配線基板100においては、絶縁層1
11上に、無電解メッキ上部配線層113a、および電
解メッキ上部配線層115からなる上部配線層116が
形成され、下部配線層106と上部配線層116とはビ
ア107によって接続されている。さらに、上部配線層
116及びこの上に形成されたビア117相互間には絶
縁層121が形成されている。この絶縁層121上に
は、同様に無電解メッキ配線層123aと電解メッキ配
線層125からなる配線層126が形成され、この配線
層126の上部のうち絶縁層(エポキシ樹脂系ソルダー
レジスト層)131の開口部131a内には、Ni−A
uメッキ層128が形成され、さらに共晶ハンダからな
るハンダバンプ139が形成されている。この多層配線
基板100においては、各絶縁層(101,111,1
21)を貫通するビア(102,107,117)が、
上下に積み重なって形成されたいわゆるスタックドビア
を構成している。
【0033】このように、本実施例においては、第1感
光性ドライフィルムDF1の上に第2感光性ドライフィ
ルムDF2を貼り付けたので、段差dが小さい(0〜5
μm)ため、第2感光性ドライフィルムDF2にレジス
ト浮きが発生しない。従って、メッキダレ現象による絶
縁抵抗の低下や短絡の発生は生せず、信頼性の高い多層
配線基板とすることができる。また、無電解メッキ層1
03は、電解メッキ下部配線層105の形成時の導体と
して用いるだけでなく、ビア107の形成時の電解メッ
キにも導体として用いており、下部配線層上に無電解メ
ッキを形成する必要がないので、工程を簡略化すること
ができる。
光性ドライフィルムDF1の上に第2感光性ドライフィ
ルムDF2を貼り付けたので、段差dが小さい(0〜5
μm)ため、第2感光性ドライフィルムDF2にレジス
ト浮きが発生しない。従って、メッキダレ現象による絶
縁抵抗の低下や短絡の発生は生せず、信頼性の高い多層
配線基板とすることができる。また、無電解メッキ層1
03は、電解メッキ下部配線層105の形成時の導体と
して用いるだけでなく、ビア107の形成時の電解メッ
キにも導体として用いており、下部配線層上に無電解メ
ッキを形成する必要がないので、工程を簡略化すること
ができる。
【0034】なお、上記実施例においては、下部絶縁層
101上に3層の絶縁層(111,121,131)を
形成した例を示したが、積層された絶縁層の数に特に限
定はない。また、下部配線層と上部配線層を接続するビ
アに本発明を適用すればよく、図4に示すようないわゆ
るスタックドビアとなるようにビアを上下に積み重ねる
必要はない。一方、スタックドビアは、多数層にわたっ
て配線間を接続するのに、スタッガードビアに比較して
面積が少なくて済む利点があり、本発明は、このような
スタックドビアの形成においても有用なものである。
101上に3層の絶縁層(111,121,131)を
形成した例を示したが、積層された絶縁層の数に特に限
定はない。また、下部配線層と上部配線層を接続するビ
アに本発明を適用すればよく、図4に示すようないわゆ
るスタックドビアとなるようにビアを上下に積み重ねる
必要はない。一方、スタックドビアは、多数層にわたっ
て配線間を接続するのに、スタッガードビアに比較して
面積が少なくて済む利点があり、本発明は、このような
スタックドビアの形成においても有用なものである。
【0035】さらに、上記実施形態では、粗化面105
bをソフトエッチングによって形成した(図2(a)参
照)。しかし、ソフトエッチングに代えて、表面が針状
または粒状になる酸性電解Cuメッキを、電解メッキ下
部配線層105を形成する電解Cuメッキに続いて施す
ことにより、粗化面105bを形成しても良い。このよ
うにすると、連続したメッキによって粗化面105bを
形成でき、エッチング作業やそれに伴う洗浄作業が不要
となる。
bをソフトエッチングによって形成した(図2(a)参
照)。しかし、ソフトエッチングに代えて、表面が針状
または粒状になる酸性電解Cuメッキを、電解メッキ下
部配線層105を形成する電解Cuメッキに続いて施す
ことにより、粗化面105bを形成しても良い。このよ
うにすると、連続したメッキによって粗化面105bを
形成でき、エッチング作業やそれに伴う洗浄作業が不要
となる。
【0036】また、他の手法としては、電解メッキ下部
配線層105を形成する電解Cuメッキ液に添加する光
沢剤等を調整することにより、析出面が無光沢あるいは
半光沢となるようにしてもよい。このようにすると、電
解メッキ下部配線層105の上面は、ソフトエッチング
等の粗化処理を施さずに粗化面105bとすることがで
きる。
配線層105を形成する電解Cuメッキ液に添加する光
沢剤等を調整することにより、析出面が無光沢あるいは
半光沢となるようにしてもよい。このようにすると、電
解メッキ下部配線層105の上面は、ソフトエッチング
等の粗化処理を施さずに粗化面105bとすることがで
きる。
【0037】上記においては、本発明を実施形態に即し
て説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、発明の範囲内において適宜変更して適用することが
できる。
て説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、発明の範囲内において適宜変更して適用することが
できる。
【図1】本発明の実施例にかかる多層配線基板の製造工
程の前段部分を説明する部分拡大断面図である。
程の前段部分を説明する部分拡大断面図である。
【図2】本発明の実施例にかかる多層配線基板の製造工
程の中段部分を説明する部分拡大断面図である。
程の中段部分を説明する部分拡大断面図である。
【図3】本発明の実施例にかかる多層配線基板の製造工
程の後段部分を説明する部分拡大断面図である。
程の後段部分を説明する部分拡大断面図である。
【図4】本発明の実施例にかかる多層配線基板の部分拡
大断面図である。
大断面図である。
【図5】従来の多層配線基板のビア形成工程の説明図で
ある。
ある。
100 多層配線基板 101 下部絶縁層 102,107,117 ビア 103 無電解Cuメッキ層 103a 無電解メッキ下部配線層 105 電解メッキ下部配線層 106 下部配線層 111,121,131 絶縁層 113a 無電解メッキ上部配線層 115 電解メッキ上部配線層 116 上部配線層 139 ハンダバンプ
Claims (3)
- 【請求項1】 上部配線層と下部配線層とを接続するた
めのビアを有する多層配線基板の製造方法であって、 下部絶縁層上に形成された無電解メッキ層上に第1感光
性ドライフィルムレジストを貼り付けた後、露光・現像
して下部配線層用開口パターンを開口させる工程と、 上記無電解メッキ層を通じて電流を流し、上記下部配線
層用開口パターン内に電解メッキにより電解メッキ下部
配線層を形成する工程と、 上記第1感光性ドライフィルムレジストおよび上記電解
メッキ下部配線層上に第2感光性ドライフィルムレジス
トを貼り付けた後、露光・現像して、該電解メッキ下部
配線層の一部上面にビア用開口パターンを開口させる工
程と、 上記無電解メッキ層を通じて電流を流し、上記ビア用開
口パターン内に電解メッキによりビアを形成する工程
と、 上記第1及び第2感光性ドライフィルムレジストを除去
する工程と、 上記無電解メッキ層のうち露出している部分をエッチン
グ除去する工程と、 を備えることを特徴とする多層配線基板の製造方法。 - 【請求項2】 前記第2感光性ドライフィルムレジスト
を貼り付ける前に、前記電解メッキ下部配線層上面を荒
らす粗化処理工程を備えることを特徴とする請求項1に
記載の多層配線基板の製造方法。 - 【請求項3】 前記電解メッキ下部配線層を形成する工
程において、該電解メッキ下部配線層の上面と第1感光
性ドライフィルムレジストとの上面の段差が0〜5μm
の範囲になるように該電解メッキ下部配線層を形成する
ことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の
多層配線基板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9204346A JPH1154930A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | 多層配線基板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9204346A JPH1154930A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | 多層配線基板の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1154930A true JPH1154930A (ja) | 1999-02-26 |
Family
ID=16488987
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9204346A Pending JPH1154930A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | 多層配線基板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1154930A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 1997-07-30 JP JP9204346A patent/JPH1154930A/ja active Pending
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