JPH115545A - コラムホールカバー - Google Patents

コラムホールカバー

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JPH115545A
JPH115545A JP16013897A JP16013897A JPH115545A JP H115545 A JPH115545 A JP H115545A JP 16013897 A JP16013897 A JP 16013897A JP 16013897 A JP16013897 A JP 16013897A JP H115545 A JPH115545 A JP H115545A
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joint
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JP16013897A
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English (en)
Inventor
Yoshihisa Kato
嘉久 加藤
Yoshitaka Kuwajima
喜崇 桑嶋
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Daihatsu Motor Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステアリングコラムが挿通される挿通孔とス
テアリングコラムとの間を確実に閉塞できるコラムホー
ルカバー。 【解決手段】 ダッシュパネル16に取り付けられたパ
ネル側カバー22には、内面が一定の半径を有する球の
一部として球面状になった上接合部24が形成されてい
る。ステアリングギヤボックス34に取り付けられたゴ
ム製のコラム側カバー42には、外面が上接合部24の
内面と同径の球の一部として球面状になった下接合部4
4が形成されている。コラム側カバー42がパネル側カ
バー22に対して移動しても、吸収部52が弾性変形し
てこの移動が吸収され、下接合部44は上接合部24に
対して位置ずれしない。上接合部24と下接合部44と
の接合面は球面状なので、ステアリングロアーシャフト
18の周囲に、全周に渡ってシール円が構成され、上接
合部24と下接合部44との間が密閉される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コラムホールカバ
ーに関し、さらに詳しくは、例えば、ダッシュボードや
フロアパネル等に形成された挿通孔にステアリングコラ
ムが挿通された状態で、このステアリングコラムと挿通
孔との間を閉塞するコラムホールカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】図12には、従来のコラムホールカバー
110が示されている(実開昭57−122471号参
照)。また、図11には、このコラムホールカバー11
0が適用された車両のキャブ112が示されている。キ
ャブ112のフロア114に形成された開口116を、
ステアリングロアシャフト118が貫通している。
【0003】ステアリングギヤ装置120のギヤケース
122の入力軸124側端部には、ボルト126によっ
て筒状の第1カバー128が固着されている。第1カバ
ー128のキャブ112側の端部周縁には、この第1カ
バー128の軸線J5に対して傾斜する方向にフランジ
を外方に屈曲させて、略円錐状のガイド部130が形成
されている。
【0004】一方、開口116の周縁には、筒状かつ蛇
腹状の樹脂製第2カバー132の一端部がボルト140
によって共締めされて取り付けられている。第2カバー
132の他端は、第1カバー128のガイド部130に
対応する略円錐状に形成され、このガイド部130に押
圧当接している。
【0005】このため、第1カバー128と第2カバー
132とによってジョイント134の防塵を行うことが
できる。また、開口116がコラムカバー136と第2
カバー132とによって二重に閉塞され、開口116の
シール性が向上している。
【0006】しかし、このコラムホールカバー110で
は、ガイド部130と第2カバー132の他端とが略円
錐状に面接触して、第1カバー128と第2カバー13
2とが当接しているため、例えば、開口116の周縁に
先に取り付けられた第2カバー132に対して、第1カ
バー128が取り付けられたギヤケース122を下方か
ら挿入して組付ける際に、挿入位置がわずかでもずれた
り、挿入角度が傾いたりすると、ガイド部130と第2
カバー132の他端とが面接触しないことになる。特
に、ステアリングギア装置120のピニオン軸J6が、
ステアリングギヤ装置120が取り付けられたシャシフ
レーム138(サスペンションメンバ)の搭載方向(略
鉛直上方)に対して傾斜している場合には、第1カバー
128を第2カバー132に対してずれることなく取り
付けることが難しく、第1カバー128と第2カバー1
32との嵌合性が低下する。このため、開口116を確
実に閉塞できないおそれが生じる。このとき、ガイド部
130と第2カバー132の他端とをギヤケース122
の組付け後に密着固定することは、ギヤケース122の
近傍に作業スペースがないため難しい。
【0007】また、ギヤケース122を下方から挿入し
て組付けた後に、例えば、第1カバー128が第2カバ
ー132に対して相対的に移動した場合にも、ガイド部
130と第2カバー132の他端とが離れることがあ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる事実を
考慮し、ステアリングコラムが挿通される挿通孔とステ
アリングコラムとの間を確実に閉塞できるコラムホール
カバーを得ることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、ステアリングコラムが挿通される挿通孔とこのステ
アリングコラムとの間を閉塞するコラムホールカバーで
あって、前記挿通孔が形成されたパネルに取り付けら
れ、内面が球面状とされると共に前記ステアリングコラ
ムが挿通される第1開口が形成された第1接合部を備え
るパネル側カバーと、前記ステアリングコラムに取り付
けられ、外面が前記第1接合部の内面と同径の球面状と
されて第1接合部の内面に面接触すると共に前記ステア
リングコラムが挿通される第2開口が形成された第2接
合部を備えるコラム側カバーと、前記パネル側カバーと
前記コラム側カバーの少なくとも一方に設けられ、弾性
変形によりパネル側カバーとコラム側カバーとの相対的
な移動を吸収して第1接合部の内面と第2接合部の外面
とが前記ステアリングコラムの周囲に全周に亘って接触
した状態を維持する吸収部と、を有することを特徴とす
る。
【0010】ステアリングコラムが挿通孔に挿通された
状態で、パネルに取り付けられたパネル側カバーの第1
接合部の内面と、ステアリングコラムに取り付けられた
コラム側カバーの第2接合部の外面とが、ステアリング
コラムの周囲を全周に亘って面接触する。この接触面
に、ステアリングコラムを包囲する略円状のシール円が
構成されて、第1接合部の内面と第2接合部の外面との
接触面がシールされる。
【0011】コラム側カバーとパネル側カバーとが相対
的に移動しても、吸収部が弾性変形することによりこの
移動が吸収され、第1接合部の内面と第2接合部の外面
とがステアリングコラムの周囲に全周に亘って接触した
状態が維持される。また、第1接合部の内面及び第2接
合部の外面は共に球面状とされているので、コラム側カ
バーとパネル側カバーとが相対的に移動しても、シール
円がステアリングコラムの周囲を全周に亘って囲んだま
ま接触面内を移動し、第1接合部の内面と第2接合部の
外面との接触面がシールされた状態が維持される。これ
により、挿通孔とステアリングコラムとの間が確実に閉
塞される。
【0012】ステアリングコラムが取り付けられたサス
ペンションメンバ等を車両に搭載し、ステアリングコラ
ムを挿通孔に挿通する場合に、ステアリングコラムの軸
がサスペンションメンバ搭載方向に対して傾斜していて
も、吸収部が弾性変形するため、第1接合部の内面と第
2接合部の外面とが面接触し、挿通孔とステアリングコ
ラムとの間が確実に閉塞される。これにより、ステアリ
ングコラムの挿通孔への挿通性及び、サスペンションメ
ンバの車両への取り付け性が向上し、作業が容易にな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図2には、本発明の一実施の形態
に係るコラムホールカバー10が示されている。また、
図1には、このコラムホールカバー10によって挿通孔
14とステアリングコラム12との間を閉塞した状態が
示されている。挿通孔14は、車両のダッシュパネル1
6に形成されており、ステアリングコラム12を構成す
るステアリングロアーシャフト18の上部が挿通されて
いる。また、この車両では、エンジン等が取り付けられ
たサスペンションメンバの車体への搭載方向(鉛直線L
1に沿って上方向、矢印Aで示す)に対して、ステアリ
ングロアーシャフト18(この軸線をL2で示す)が、
所定の傾斜角θで傾斜している。
【0014】ダッシュパネル16の下面(エンジンルー
ム側の面)には、挿通孔14の周囲に、コラムホールカ
バー10を構成するパネル側カバー22が取り付けられ
ている。
【0015】図3及び図4にも示すように、パネル側カ
バー22は、径方向外側、且つ、斜め上方に向かって凸
の円弧が周方向に連続し、全体として環状に形成された
上接合部24を有している。別言すれば、上接合部24
は、一定の半径を有する球殻を、この球殻の中心から見
て同じ方向にある平行な2平面で切り取ったときの、こ
れら2平面の間にある形状となっている。このため、上
接合部24の内面は、一定の半径を有する球の一部とし
て球面状になっている。そして、上接合部24は、その
上端から下端に向かって、径方向外側に徐々に広がりな
がら、下方に垂れ下がる形状となっている。
【0016】上接合部24の上端からは、上接合部24
の中心線J1に対して所定の角度傾いた、略円筒状の上
カバー部26が構成されている。上カバー部26の上端
には径方向内側に延出された内フランジ28及び、内フ
ランジ28よりも上接合部24寄りの位置から外側に延
出された外フランジ30が形成されている。
【0017】内フランジ28には、ダッシュパネル16
の挿通孔14と略同径の開口32が形成されており、開
口32の周囲が、内フランジ28及び外フランジ30に
よって補強されている。内フランジ28が挿通孔14の
周囲でダッシュパネル16に密着されて、パネル側カバ
ー22がダッシュパネル16に取り付けられる。
【0018】なお、パネル側カバー22は、金属若しく
は硬質樹脂等の、所定の剛性を有する材料によって一体
的に形成されている。また、上カバー部26は、上接合
部24、内フランジ28及び外フランジ30りも薄肉と
されて剛性が低くなっており、図1上下方向に所定値以
上の応力が作用すると弾性変形するようになっている。
【0019】ステアリングロアーシャフト18の下部は
ステアリングギヤボックス34の内部に挿入されてい
る。このステアリングギヤボックス34によって、ステ
アリング操作によるステアリングロアーシャフト18の
回転が、車両幅方向の移動に変換され、図示しない車輪
が転舵される。
【0020】ステアリングギヤボックス34の上端に
は、ゴム製のコラム側カバー42が取り付けられてい
る。図3及び図4にも示すように、コラム側カバー42
は、パネル側カバー22と略同様に、径方向外側、且
つ、斜め上方に向かって凸の円弧が周方向に連続し、全
体として環状に形成された下接合部44を有している。
そして、下接合部44の外面は、上接合部24の内面と
同径の球の一部として球面状になっている。
【0021】下接合部44の内面の下端には、全周に渡
って内側に膨出されたリブ48が形成されており、下接
合部44の剛性が高められている。
【0022】下接合部44の上端からは、上に凸とされ
た吸収部52が、軸方向内側に向かって形成されてい
る。さらに、吸収部52の内側からは、下接合部44の
中心線J2に対して所定の角度傾いた略円筒状の下カバ
ー部46が、下接合部44の内側で斜め下方に向かって
形成されている。
【0023】図4に示すように、上接合部24の内側に
下接合部44を下方から差し入れると、上接合部24の
内面と下接合部44の外面とが、共に同径の球状に形成
されているので面接触する。さらに、コラム側カバー4
2をパネル側カバー22に向かって押すと、吸収部52
が弾性変形して、この弾性反力で、上接合部24の内面
と下接合部44の外面とが密着する。特に、図2にシー
ル円C1で示す部分は、ステアリングロアーシャフト1
8を包囲して円状に強く密着し、上接合部24の内面と
下接合部44の外面との間をシールしている(以下、こ
の状態を「装着状態」とする)。そして、図1に示すよ
うに、シール円C1によって構成される平面は水平とな
っており、サスペンションメンバ搭載方向(鉛直上方、
図1に矢印Aで示す)と直交している。また、このと
き、上接合部24の下端が、下接合部44の下端よりも
下方に位置するように、上接合部24及び下接合部44
の長さが決められている。
【0024】図1に示すように、下カバー部46の下部
の内面には、ステアリングギヤボックス34の上端から
外側に張り出したフランジ36を外側から包囲すると共
に、上下から挟み込む挟持溝50が形成されている。従
って、フランジ36を挟持溝50が挟持して下接合部4
4がステアリングギヤボックス34の上端に密着し、コ
ラム側カバー42がステアリングギヤボックス34の取
り付けられている。
【0025】また、下カバー部46は、上記した装着状
態で、パネル側カバー22の上カバー部26と一体とな
って、全体としてほぼ完全な円筒を構成する。
【0026】なお、ダッシュパネル16の車室内側の面
には、開口14の周囲に、図示しないコラムカバーが取
り付けられて、ステアリングロアーシャフト18を含む
ステアリングコラムを包囲している。
【0027】次に、本実施の形態に係るコラムホールカ
バー10によって、ステアリングコラム12と挿通孔1
4との間を閉塞する方法、及び、コラムホールカバー1
0の作用を説明する。
【0028】まず、パネル側カバー22の内フランジ2
8を、エンジンルーム側(図1左下側)から、挿通孔1
4の周囲のダッシュパネル16に取り付ける。取り付け
は、図示しないボルト等によって行うことができるが、
特に、ダッシュパネル16及びパネル側カバー22が金
属製の場合には、溶接して取り付けることもできる。
【0029】次に、あらかじめステアリングギヤボック
ス34にコラム側カバー42が取り付けられたステアリ
ングロアーシャフト18を、パネル側カバー22の上カ
バー部26へ下方から差し入れる。この作業は、ステア
リングギヤボックス34が取り付けられたサスペンショ
ンメンバ(図示省略)を、車体に対して相対的に鉛直上
方(図1矢印A方向)に移動させて搭載することにより
行う。このとき、上接合部24の内面は球面状とされ、
上端から下端に向かって径方向外側に徐々に広がってい
るので、ステアリングロアーシャフト18がサスペンシ
ョンメンバ搭載方向(鉛直上方)から傾斜していても、
差し入れ作業が行いやすい。
【0030】下接合部44の外面が、上接合部24の内
面に接触し、さらにサスペンションメンバを上方に押す
と、吸収部52が弾性変形して、下接合部44の外面
が、上接合部24の内面に密着する(装着状態)。下接
合部44の外面及び上接合部24の内面は球面状に形成
されているので、シール円C1(図1及び図2参照)で
示すように、下接合部44の外面の一部と上接合部24
の内面の一部とが、ステアリングロアーシャフト18を
包囲して円状に強く密着し、上接合部24の内面と下接
合部44の外面との間をシールする。これにより、挿通
孔14とステアリングコラム12との間が完全に閉塞さ
れる。そして、ダッシュパネル16の車室内側に取り付
けられた図示しないコラムカバーと、パネル側カバー2
2及びコラム側カバー42とによって、車室内(図1右
上側)への水、空気、埃等の進入が阻止されると共に、
ステアリングロアーシャフト18が防塵される。
【0031】また、シール円C1によって構成される平
面は水平となっており、サスペンションメンバ搭載方向
と直交している。このため、ステアリングロアーシャフ
ト18を鉛直上方(図1矢印A方向)に向かって押した
ときに、シール円C1に沿って均等に下接合部44の外
面が上接合部24の内面に接触し、コラム側カバー42
が不用意に横滑りしない。
【0032】上接合部24は、その上端から下端に向か
って径方向外側に徐々に広がりながら下方に垂れ下がっ
ており、且つ、上接合部24の下端が、下接合部44の
下端よりも下方に位置している。これにより、雨等によ
って上方向や横方向から水滴が当たっても、水滴は上接
合部24と下接合部44との間に浸入しない。
【0033】吸収部52は、弾性変形可能となっている
ので、パネル側カバー22に対してコラム側カバー42
が相対的に位置ずれしても、この位置ずれが、吸収部5
2の弾性変形によって吸収され、上接合部24に対し
て、下接合部44が位置ずれしない。さらに、上接合部
24の内面及び下接合部44の外面は、共に球面状とな
っているので、パネル側カバー22に対してコラム側カ
バー42が相対的に位置ずれしても、ステアリングロア
ーシャフト18の周囲に全周に渡って強く密着するシー
ル円が構成される。これにより、上接合部24と下接合
部44との間が密閉される。
【0034】その例として、図5及び図6には、コラム
側カバー42にこじり力が作用して、下接合部44の中
心線J2が、上接合部24の中心線J1に対して矢印B
方向(図6参照)に傾いた場合が示されている。この場
合、吸収部52が弾性変形するため、上接合部24に対
して下接合部44は位置ずれしない。そして、上接合部
24の内面と下接合部44の外面とが、ステアリングロ
アーシャフト18の周囲に円状に強く接触していた部分
(コラム側カバー42にこじり力が作用する前の状態
で、シール円C1で示される部分)も移動していく。具
体的には、図5に示すように、下接合部44の中心線J
2の上方が傾いた方の接触部分は下方に移動し、その反
対側の接触部分は上方に移動する。これにより、上接合
部24の内面の一部と下接合部44の外面の一部とで、
シール円C1に対して傾いたシール円C2が、ステアリ
ングロアーシャフト18の周囲に全周に渡って構成され
る。従って、上接合部24と下接合部44との間が密閉
される。
【0035】図7及び図8には、コラム側カバー42
に、中心線J2と直交する方向(図8に示す矢印C方
向)の力が作用した場合が示されている。この場合であ
っても、吸収部52が弾性変形するので、上接合部24
は下接合部44に対して位置ずれしない。そして、上接
合部24の内面と下接合部44の外面との接触面が移動
し、ステアリングロアーシャフト18の周囲に円状に強
く接触していた部分が、コラム側カバー42が移動した
方の接触部分は上方に、その反対側の接触部分は下方に
移動する。これにより、上接合部24の内面の一部と下
接合部44の外面の一部とで、シール円C1に対して傾
いたシール円C3が、ステアリングロアーシャフト18
の周囲に全周に渡って構成される。従って、上接合部2
4と下接合部44との間が密閉される。
【0036】さらに、図9及び図10には、コラム側カ
バー42に、中心線J2に沿った上方向(図10に示す
矢印D方向)の力が作用した場合が示されている。この
場合であっても、吸収部52が弾性変形するので、上接
合部24は下接合部44に対して位置ずれしない。そし
て、上接合部24の内面と下接合部44の外面との間
で、ステアリングロアーシャフト18の周囲に円状に強
く接触していた部分が全体的に上方に移動し、シール円
C1よりも小径のシール円C4が、ステアリングロアー
シャフト18の周囲に全周に渡って構成される。従っ
て、上接合部24と下接合部44との間が密閉される。
【0037】加えて、コラム側カバー42に作用する力
が、上記した3つの場合を複合したものであっても、吸
収部52が弾性変形することで、上接合部24は下接合
部44に対して位置ずれしない。そして、上接合部24
の内面の一部と下接合部44の外面の一部とがステアリ
ングロアーシャフト18の周囲に全周に渡って強く線接
触して、シール円が構成され、上接合部24と下接合部
44との間が密閉される。すなわち、上接合部24に対
する下接合部44のあらゆる位置ずれを吸収して、挿通
孔14とステアリングコラム12との間を完全に閉塞す
ることができる。
【0038】パネル側カバー22又はコラム側カバー4
2にこじり力が作用したり、車両が路面の凹凸を走行し
た際の微小振動が、サスペンションメンバを介してステ
アリングコラムに伝達されたりした場合には、パネル側
カバー22の上カバー部26及びコラム側カバー42の
下カバー部46が弾性変形する。これにより、こじり力
や微小振動等を吸収することもできる。
【0039】なお、パネル側カバー22及びコラム側カ
バー42の全体的形状は、上記したものに限られない。
要するに、パネル側カバー22には、内面が球面状とさ
れた上接合部24が形成されており、一方、コラム側カ
バー42には、外面が球面状とされて上接合部24の内
面に面接触する下接合部44が形成されていればよい。
従って、例えば、上接合部24の外面や下接合部44の
内面はどのような形状であってもよい。
【0040】また、コラム側カバー42は、全体がゴム
で形成されている必要はなく、パネル側カバー22とコ
ラム側カバー42との相対的な位置ずれを、弾性変形に
より吸収することができる吸収部が、少なくとも一部分
に形成されていればよい。例えば、コラム側カバー42
が樹脂や金属で形成されると共に、少なくともその一部
が薄肉とされる等によって弾性変形し、パネル側カバー
22とコラム側カバー42との相対的な位置ずれを吸収
するようになっていてもよい。さらに、この吸収部は、
コラム側カバー42に形成されている必要はなく、パネ
ル側カバー22に形成されていてもよいし、コラム側カ
バー42とパネル側カバー22の両方に形成されていて
もよい。
【0041】
【発明の効果】請求項1の発明においては、挿通孔が形
成されたパネルに取り付けられ、内面が球面状とされる
と共にステアリングコラムが挿通される第1開口が形成
された第1接合部を備えるパネル側カバーと、ステアリ
ングコラムに取り付けられ、外面が第1接合部の内面と
同径の球面状とされて第1接合部の内面に面接触すると
共にステアリングコラムが挿通される第2開口が形成さ
れた第2接合部を備えるコラム側カバーと、パネル側カ
バーとコラム側カバーの少なくとも一方に設けられ、弾
性変形によりパネル側カバーとコラム側カバーとの相対
的な移動を吸収して第1接合部の内面と第2接合部の外
面とがステアリングコラムの周囲に全周に亘って接触し
た状態を維持する吸収部と、を有するので、コラム側カ
バーがパネル側カバーに対して位置ずれしても、コラム
側カバーの第1接合部とパネル側カバーの第2接合部と
の間は確実にシールされ、挿通孔とステアリングコラム
との間が確実に閉塞される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るコラムホールカバ
ーによって挿通孔とステアリングコラムとの間が閉塞さ
れた状態を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るコラムホールカバ
ーを示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係るコラムホールカバ
ーを示す分解斜視図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係るコラムホールカバ
ーを示す断面図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係るコラムホールカバ
ーにおいて第2接合部の軸線が第1接合部の軸線に対し
て傾斜した状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係るコラムホールカバ
ーにおいて第2接合部の軸線が第1接合部の軸線に対し
て傾斜した状態を示す断面図である。
【図7】本発明の一実施の形態に係るコラムホールカバ
ーにおいて第2接合部の軸線が第1接合部の軸線に対し
て直角方向に移動した状態を示す斜視図である。
【図8】本発明の一実施の形態に係るコラムホールカバ
ーにおいて第2接合部の軸線が第1接合部の軸線に対し
て直角方向に移動した状態を示す断面図である。
【図9】本発明の一実施の形態に係るコラムホールカバ
ーにおいて第2接合部の軸線が第1接合部の軸線に対し
て軸方向に移動した状態を示す斜視図である。
【図10】本発明の一実施の形態に係るコラムホールカ
バーにおいて第2接合部の軸線が第1接合部の軸線に対
して軸方向に移動した状態を示す断面図である。
【図11】従来のコラムホールカバーによって挿通孔と
ステアリングコラムとの間が閉塞された状態を示す断面
図である。
【図12】図11の主要部を拡大した断面図である。
【符号の説明】
10 コラムホールカバー 12 ステアリングコラム 14 挿通孔 16 ダッシュパネル(パネル) 18 ステアリングロアーシャフト 22 パネル側カバー 24 上接合部(第1接合部) 42 コラム側カバー 44 下接合部(第2接合部) 52 吸収部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングコラムが挿通される挿通孔
    とこのステアリングコラムとの間を閉塞するコラムホー
    ルカバーであって、 前記挿通孔が形成されたパネルに取り付けられ、内面が
    球面状とされると共に前記ステアリングコラムが挿通さ
    れる第1開口が形成された第1接合部を備えるパネル側
    カバーと、 前記ステアリングコラムに取り付けられ、外面が前記第
    1接合部の内面と同径の球面状とされて第1接合部の内
    面に面接触すると共に前記ステアリングコラムが挿通さ
    れる第2開口が形成された第2接合部を備えるコラム側
    カバーと、 前記パネル側カバーと前記コラム側カバーの少なくとも
    一方に設けられ、弾性変形によりパネル側カバーとコラ
    ム側カバーとの相対的な移動を吸収して第1接合部の内
    面と第2接合部の外面とが前記ステアリングコラムの周
    囲に全周に亘って接触した状態を維持する吸収部と、 を有することを特徴とするコラムホールカバー。
JP16013897A 1997-06-17 1997-06-17 コラムホールカバー Pending JPH115545A (ja)

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