JPH1155686A - 画像処理装置及び方法、並びにキー信号生成装置及び方法、並びに画像合成装置、並びに記録媒体 - Google Patents

画像処理装置及び方法、並びにキー信号生成装置及び方法、並びに画像合成装置、並びに記録媒体

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JPH1155686A
JPH1155686A JP20820597A JP20820597A JPH1155686A JP H1155686 A JPH1155686 A JP H1155686A JP 20820597 A JP20820597 A JP 20820597A JP 20820597 A JP20820597 A JP 20820597A JP H1155686 A JPH1155686 A JP H1155686A
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Tomoo Mitsunaga
知生 光永
Migaku Yokoyama
琢 横山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1の画像の背景に複数の色が含まれている
場合には、第1の画像から抜き出したい前景の境界付近
において、オペレータが背景色の均一である領域毎に背
景色を指定してやる必要があったので、大変な作業量と
なっていた。 【解決手段】 背景色算出部6は、画像1入力を構成す
る前景と背景の境界に関する情報と、上記画像1入力を
用いて前景と背景の境界付近の画素における局所的な背
景色を算出する。また、背景色除去部7は、この背景色
算出部6で算出した背景色に基づいて画像から背景色の
影響を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力画像から背景
色の影響を除去する画像処理装置及び方法、並びに前景
と背景からなる画像からキー信号を生成するキー信号生
成装置及び方法、並びに第1の画像の前景と第2の画像
の背景とを合成する画像合成装置、並びに記録媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば第1の画像aの前景
と、背景からなる第2の画像bとを合成する処理が映画
製作や、他の映像ファイルを作成する際に行われてい
た。
【0003】例えば、図12に示すように、前景と背景
からなる第1の画像aと、背景からのみなる第2の画像
bのうち、第1の画像aの前景と第2の画像bの背景と
を合成する際には、第1の画像aから前景を抜き出すた
めのマスク画像cを生成しなければならなかった。
【0004】画素において前景が寄与する割合をキー信
号と呼ぶが、マスク画像cはキー信号を算出すれば用意
に生成することが出来る。例えばキー信号の値は、前景
において1、背景において0で、前景と背景が混合する
領域では0以上1以下の値になる。マスク画像cは、例
えばキー信号の値を用いて、0から255までの値を取
るモノクロ画像として容易に作成できる。
【0005】ところで、キー信号を用いて第1の画像a
から前景の画像を単純に抜き出す場合には問題がある。
前景の境界付近は前景色と背景色が混合しているので、
抜き出した前景画像と第2の画像b(背景)をキー信号
を用いて合成してしまうと、合成画像の前景の境界付近
では、境界付近に残ってしまっている第1の画像aの背
景色と、第2の画像bの新しい背景色が混ざってしまう
からである。
【0006】そのため、上記二つの画像a,bを混合す
る際には第1の画像aから予め第1の画像の背景色の影
響を削除することが望ましい。
【0007】一方、画像からキー信号を算出するための
従来の技術としてクロマキー法がある。クロマキーは色
空間(例えばRGB空間)上でキーの値kの等値面を決
定し、注目画素の色を色空間にマッピングして、マッピ
ング後の点を通る等値面のキーの値kを算出して、これ
をキー信号とする方法である。
【0008】クロマキーを用いた特許には、特開平1−
155476号公報に開示されている「絵柄のマスク作
成方法」、特開平4−68763号公報に開示されてい
る「切き抜マスク作成方法」、特開平3−5116号公
報に開示されている「ディジタルラインクロマキー装
置」、Vlahos.P,”Compositings
ystem for recorded signal
color”,US−Patent、がある。また、
クロマキーを用いた論文としては、三島,”多面体スラ
イスを用いたクロマキーのソフトウェア,”NICOG
RAPH論文集Vo.8 pp−44−52(199
2)、を始めとして多数の応用例があるが、ここでは良
く知られている基本的な方法について説明する。
【0009】クロマキーは、例えば青一色で塗り潰され
た部屋において人や車を撮影し、出来上がった画像から
背景色となる青色を図13に示すように色空間で削除す
る方法である。
【0010】例えば、図13の右上図における画像の注
目画素のキー信号を算出したい場合は、注目画素の色を
RGB空間にマッピングする。ただし、背景色は青一色
であるとする。RGB空間では図13の左図に示すよう
に、背景の色を点(0,0,1)とする。また、前景だ
けの領域と前景と背景の混合した領域の境界を、切片b
と傾きmをオペレータが指定して生成される正4角錐の
4個の側面とする。ここで、キーの値kが0から1まで
の等値面は、キーの値kが0の点とキーの値kが1の等
値面を内挿するようにして得られるような、正4角錐の
4個の側面とする。
【0011】この場合、図13においてキーの値が1の
等値面の下側で、かつ0≦R≦1,0≦G≦1,0≦B
≦1で表される立方体の内側の領域に含まれる点は、全
てキーの値kが1の点である。そして、画面上の各画素
毎に算出されたキーの値kを、画素において前景の影響
の占める割合を示すキー信号αとして、(1−α)と背
景の青色を掛け合わせて画素の色から引くことにより、
背景色の影響を削除した前景色のみの画像を得ることが
できる。
【0012】この方法では、オペレータは切片bと傾き
mを調節しながら、例えば生成されたキーを用いて背景
色の影響を削除した画像を見て、適当なキーの等値面を
作成することが出来る。切片bと傾きmを調節すること
は、キーの値kが1の領域の境界を決定することなの
で、オペレータがRGB空間内の前景領域を決定する意
味を持つ。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記図12で
説明したように、第1の画像aの背景に複数の色が含ま
れている場合には、第1の画像aから抜き出したい前景
の境界付近において、例えばオペレータが背景色の均一
である領域毎に背景色を指定してやる必要があったの
で、大変な作業量となっていた。
【0014】また、上記図13を用いて説明したよう
に、画像からキー信号を算出する際の、従来の技術であ
るクロマキーに代表される方法には問題があった。例え
ばクロマキーの様に背景色を予め指定してしまう方法で
は、前景と背景の境界付近において背景の中に多くの色
が含まれている場合に、対応できないからである。ま
た、キー作成の過程において、前景の中に指定した背景
色(例えば青色)が混ざっている場合に、本当は前景の中
の領域なのに背景と勘違いしてキーを作成してしまう。
【0015】これらの問題は、前景と背景の境界付近に
おいて局所的な領域毎にキーを作成することで解決する
が、例えばオペレータが前景と背景の境界付近におい
て、局所的な領域毎に前景色(前景の領域)と背景色(背
景の領域)を決定することは、前景と背景の境界付近に
多数の背景色が存在する場合に、オペレータの作業が膨
大になってしまう。
【0016】そこで、本発明は、上記実情に鑑みてなさ
れたものであり、局所的な領域の背景色を自動的に算出
し、画像から除去するための画像処理装置及び方法の提
供を目的とする。
【0017】また、本発明は、上記実情に鑑みてなされ
たものであり、前景と背景の境界付近において局所的な
前景色と背景色とを自動的に算出し、キー信号再生時に
オペレータの作業量を低減できるキー信号生成装置及び
方法の提供を目的とする。
【0018】また、本発明は、上記実情に鑑みてされた
ものであり、上記画像処理装置及び方法、或いは上記キ
ー信号生成装置及び方法を用いて、画像合成時にオペレ
ータの作業量を低減させることのできる画像合成装置の
提供を目的とする。
【0019】また、本発明は、上記画像処理方法、或い
は上記キー信号生成方法に関するプログラムを記録した
記録媒体を提供することで、オペレータの作業量を低減
することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像処理装
置は、上記課題を解決するために、背景色算出手段が、
画像を構成する前景と背景の境界に関する情報と、上記
入力画像を用いて、前景と背景の境界付近の画素におけ
る局所的な背景色を算出し、背景色除去手段が、上記背
景色算出手段で算出した背景色に基づいて画像から背景
色の影響を除去する。
【0021】ここで、上記背景色算出手段は、前景と背
景の境界に関する情報、例えば、前景だけの領域と、背
景だけの領域と、前景と背景が混合した領域に分割する
ための情報や、または、パラメータで制御される曲面で
表されるキーに関する情報を用いて、前景と背景が混合
した領域に含まれる画素について、注目する画素の近傍
に存在して、かつ、背景だけの領域に含まれる画素から
自動的に背景色を算出する。
【0022】また、上記背景色除去手段は、算出された
背景色とキー信号を用い、自動的に画像から背景色の影
響を削除する。
【0023】また、本発明に係る画像処理方法は、上記
課題を解決するために、画像を構成する前景と背景の境
界に関する情報と上記画像を用いて、前景と背景の境界
付近の画素における局所的な背景色を算出し、この背景
色に基づいて画像から背景色の影響を除去する。
【0024】また、本発明に係るキー信号生成装置は、
上記課題を解決するために、境界情報算出手段で前景と
上記背景の境界情報を算出し、前景色算出手段で上記境
界情報算出手段で算出した上記境界情報と上記画像とを
用いて上記前景と上記背景の境界付近における局所的な
前景色を算出し、背景色算出手段で境界情報算出手段で
算出した上記境界情報と上記画像とを用いて上記前景と
上記背景の境界付近における局所的な背景色を算出し、
キー信号生成装置で上記前景色算出手段で算出した上記
前景色と上記背景色算出手段で算出した上記背景色とを
用いてキー信号を生成する。
【0025】ここで、上記前景色算出手段と上記背景色
算出手段は、前景と背景の境界に関する情報、例えば、
前景だけの領域と、背景だけの領域と、前景と背景が混
合した領域に分割するための情報や、または、パラメー
タで制御される曲面で表されるキーに関する情報を用い
て、前景と背景が混合した領域に含まれる画素について
は、注目する画素の近傍に存在して、前景だけの領域に
含まれる画素から前景色を算出し、同様に、背景だけの
領域に含まれる画素から背景色を算出する。
【0026】また、キー信号生成手段は、算出された前
景色と背景色を用いてキー信号を算出する。
【0027】また、本発明に係るキー信号生成方法は、
上記課題を解決するために、前景と上記背景の境界情報
を算出し、この境界情報と上記画像とを用いて、上記前
景と上記背景の境界付近における局所的な前景色と背景
色とを算出し、これら前景色と背景色とを用いて、上記
キー信号を生成する。
【0028】また、本発明に係る画像合成装置は、上記
課題を解決するために、画像を構成する前景と背景の境
界に関する情報と上記画像を用いて、前景と背景の境界
付近の画素における局所的な背景色を算出する背景色算
出手段と、上記背景色算出手段で算出した背景色に基づ
いて画像から背景色の影響を除去する背景色除去手段と
を備える。
【0029】ここで、上記背景色算出手段は、前景と背
景の境界に関する情報、例えば、前景だけの領域と、背
景だけの領域と、前景と背景が混合した領域に分割する
ための情報や、または、パラメータで制御される曲面で
表されるキーに関する情報を用いて、前景と背景が混合
した領域に含まれる画素について、注目する画素の近傍
に存在して、かつ、背景だけの領域に含まれる画素から
自動的に背景色を算出する。
【0030】また、上記背景色除去手段は、算出された
背景色とキー信号を用い、自動的に画像から背景色の影
響を削除する。
【0031】また、本発明に係る画像合成装置は、上記
課題を解決するために、前景と上記背景の境界情報を算
出する境界情報算出手段と、上記境界情報算出手段で算
出した上記境界情報と上記画像とを用いて、上記前景と
上記背景の境界付近における局所的な前景色を算出する
前景色算出手段と、上記境界情報算出手段で算出した上
記境界情報と上記画像とを用いて、上記前景と上記背景
の境界付近における局所的な背景色を算出する背景色算
出手段と、上記前景色算出手段で算出した上記前景色と
上記背景色算出手段で算出した上記背景色とを用いて、
上記キー信号を生成するキー信号生成手段と、上記キー
信号生成手段により生成された上記キー信号を用いて、
上記第1の画像の前景と、上記第2の画像の背景とを合
成する合成手段とを備える。
【0032】ここで、上記前景色算出手段と上記背景色
算出手段は、前景と背景の境界に関する情報、例えば、
前景だけの領域と、背景だけの領域と、前景と背景が混
合した領域に分割するための情報や、または、パラメー
タで制御される曲面で表されるキーに関する情報を用い
て、前景と背景が混合した領域に含まれる画素について
は、注目する画素の近傍に存在して、前景だけの領域に
含まれる画素から前景色を算出し、同様に、背景だけの
領域に含まれる画素から背景色を算出する。
【0033】また、キー信号生成手段は、算出された前
景色と背景色を用いてキー信号を算出する。
【0034】また、本発明に係る記録媒体は、画像を構
成する前景と背景の境界に関する情報と上記入力画像を
用いて、前景と背景の境界付近の画素における局所的な
背景色を算出する背景色算出工程と、上記背景色算出手
段で算出した背景色に基づいて画像から背景色の影響を
除去する背景色除去工程とを備える処理手順を記録して
なる。
【0035】また、本発明に係る記録媒体は、前景と上
記背景の境界情報を算出する境界情報算出工程と、上記
境界情報算出工程で算出した上記境界情報と上記画像と
を用いて、上記前景と上記背景の境界付近における局所
的な前景色を算出する前景色算出工程と、上記境界情報
算出工程で算出した上記境界情報と上記画像とを用い
て、上記前景と上記背景の境界付近における局所的な背
景色を算出する背景色算出工程と、上記前景色算出工程
で算出した上記前景色と上記背景色算出工程で算出した
上記背景色とを用いて、上記キー信号を生成するキー信
号生成工程とを備える処理手順を記録してなる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像処理装置
及び方法、並びにキー信号生成装置及び方法、並びに画
像合成装置、並びに記録媒体に関する実施の形態につい
て説明する。
【0037】先ず、図1〜図4を用いて、上記画像処理
装置及び方法の実施の形態となる背景色除去装置につい
て説明する。
【0038】この背景色除去装置は、図1に示すよう
に、画像入力端子1からの入力画像から背景色の影響を
除去する背景色除去処理を行うため、画像1入力を構成
する前景と背景の境界に関する情報と、上記画像1入力
を用いて前景と背景の境界付近の画素における局所的な
背景色を算出する背景色算出部6と、この背景色算出部
6で算出した背景色に基づいて画像から背景色の影響を
除去する背景色除去部7とを備えてなる。
【0039】また、この背景色除去装置は、入力端子2
から供給されるキー信号α、すなわち上記前景と背景の
境界に関する情報、に応じて前景だけの領域R1と、背
景だけの領域R3と、前景と背景が混合した領域R2を形
成する領域分割部3と、背景色を除去する対象となる注
目画素pを決定する注目画素決定部4と、この注目画素
決定部4で決定された注目画素pに最も近い、上記領域
R3上での画素qを算出する最近画素算出部5も備えて
なる。
【0040】そして、上記背景色算出部6は、上記最近
画素算出部5で算出された最近画素qに所定の条件下で
近傍であるいくつかの画素を算出し、これらのいくつか
の画素の色の平均値を算出して背景色bとする。
【0041】この背景色bは、背景色除去部7に供給さ
れる。背景色除去部7は、上記背景色を含んだ注目画素
pの色C1と、キー信号αと、上記背景色bを用いて、
背景色の影響を除去した画素の色C2を算出し、出力端
子8に供給する。
【0042】この図1に示した各部での演算処理は、図
2に示す中央演算部(CPU)10内部の論理演算部
(ALU)11で行われる。
【0043】CPU10は、ALU11の他、レジスタ
12と、コントローラ13を有してなる。このCPU1
0は、インターフェース(I/F)15を介して供給さ
れる入力データを、一旦RAM18に記憶させた後、A
LU11による演算後に、RAM18またはROM19
を介して、出力データとして出力する。
【0044】レジスタ12は、ALU11における計算
に使用されるデータや計算結果などを、一時的に記憶す
る。ALU11は、レジスタ12が保持するデータを読
み込み、そのデータに対して所定の演算を行ない、その
演算結果をレジスタ12に出力する。コントローラ13
は、ROM19に記憶されているプログラムに従って、
レジスタ12およびALU11を制御し、プログラムに
記憶された計算などを行なわせる。
【0045】RAM18は、CPU10を制御するプロ
グラムを記憶する他に、CPU10から供給されるデー
タを保管してI/F15に出力するようになされてい
る。ROM19は、CPU10において使用されるデー
タやプログラムを、一時的に記憶するようになされてい
る。
【0046】以下、図3のフローチャートと図4を用い
て、図1及び図2に示した背景色除去装置の動作を説明
する。
【0047】ここで、レジスタ12とコントローラ13
における動作説明は省略するが、これらの各部は各ステ
ップにおいて必要に応じて上述した範囲で動作する。
【0048】また、最初に、画像とキー信号がI/F1
5を通じて入力され、ROM19に確保された2個の画
像用の記憶領域にそれぞれ記憶されているとする。ま
た、図4に示した画像1の境界線L0,L1の2曲線を表
すパラメータはROM19に記憶される。
【0049】図3のフローチャートの各ステップで用い
られる変数は、RAM18からレジスタ12に送られ、
上記図1に詳細な構成を示したALU11によって必要
な演算を施された後に、再びレジスタ12を介してRA
M18に送られる。また、フローチャートにおける一連
の処理を行なうプログラムがI/F15から入力されR
AM18に記憶されている。
【0050】なお、この背景色除去装置に入力されるキ
ー信号αは、本件出願人が特開平9−37153号公報
にて開示した「キー信号生成装置及び方法」の技術によ
り生成できる。この技術は、前景と背景の混合比である
キー信号の曲面を近似して算出し、複数個のパラメータ
で制御する方法による。この方法を用いると図4に示す
ように、前景と背景の混合した領域の前景側の境界線L
1と背景側の境界線L0を算出できるため、画像全体を前
景のみの領域R1と、前景と背景が混ざった領域R2と、
背景のみの領域R3に分割することが出来る。
【0051】上記背景除去装置では、ALU11を構成
している領域分割部3が上記キー信号αに基づいて上記
境界線L1と上記境界線L0を算出し、画像全体を前景の
みの領域R1と、前景と背景が混ざった領域R2と、背景
のみの領域R3に分割している。
【0052】先ず、ステップS1で、ALU11を構成
する注目画素決定部4は、画像中の画素を順に画素
(1),画素(2),...,画素(n)として、画素の番号i
をi=1で初期化する。具体的には、ALU11でiに
1を代入する。
【0053】ステップS2で、注目画素決定部4は、画
素iが前景のみの領域R1、前景と背景の混合した領域
R2、背景のみの領域R3のどれに含まれるか調べる。具
体的には、番号iの画素に対応した領域をRAM18に
記憶されている領域判定用のマップから算出する。ここ
で、領域R2に含まれると判定すればステップS3〜ス
テップS6を処理する。また、領域R1に含まれると判
定すればステップS8に進み、領域R3に含まれると判
定すればステップS9に進む。
【0054】ここで、ステップS2で画像iが領域R2
に含まれると判定すると、ALU11を構成する最近画
素算出部5は、ステップS3で、領域R3に含まれる画
素で、画素iに最も距離が近い画素qを求める。具体的
には、RAM18に記録されている領域判定用のマップ
から領域R3に含まれる画素を探して画素iとの距離を
最近画素算出部5で算出し、画素の座標と算出した距離
を一時的な変数に格納し、格納した距離より短い距離が
得られた場合には、一時的な画素の座標と算出した距離
を更新し、最終的に画素iに最も近い画素qを算出し
て、画素qの座標をRAM18に記憶する。
【0055】次ぎに、ステップS4で、ALU11を構
成する背景色算出部6は、領域R3に含まれる画素で、
画素qから距離2以下、境界線L0から距離2以下とい
う条件下での画素q1,q2,...を算出する。具体的に
は、RAM18に確保されている領域判定用のマップを
用いて、領域R3に含まれる画素qiを探して画素qとの
距離を算出する。また、RAM18に記憶されている境
界線L0のパラメータから曲線の方程式を算出して、画
素qiと境界線L0の距離を算出する。そして、画素qか
ら距離2以下で、かつ境界線L0から距離2以下の画素
を次々と算出して、RAM18に用意された画素用の配
列に色を書き込む。
【0056】そして、ステップS5で背景色算出部6
は、画素q1,q2,...の色の平均値bを算出する。具体
的には、RAM18に確保された画素用の配列に記憶さ
れている全ての色の平均値を算出し、RAM18に確保
された背景色用の変数bに書き込む。
【0057】そして、ステップS6で、ALU11を構
成している背景色除去部7は、画素iにおけるキー信号
αを入力して、色C2を、 C2=C1−(1−α)*b から求める。具体的には、RAM18に確保された変数
C1,bと、ROM19に確保された画像用の記憶領域
に記憶されたキー信号のマップを参照して、ここから得
られる画素iのキー信号αを用いて、画素iから背景色
の影響を除去した色C2を上記式のように算出し、RA
M18に確保された画像用の記憶領域の画素iに対応す
る場所に書き込む。
【0058】上記ステップS2で画素iが領域R1に含
まれると判定し、ステップS8に進むと、背景色除去部
7は、C2=C1とする。すなわち、RAM18から取
り出した変数C2に画素iの値C1を代入する。
【0059】また、上記ステップS2で画素iが領域R
3に含まれると判定し、ステップS9に進むと、背景色
除去部7は、C2=0とする。すなわち、RAM18か
ら取り出した変数C2に画素iの値0を代入する。
【0060】そして、ステップS7では、RAM18に
記憶されている変数iに1だけ加算する。また、ステッ
プS10では、画素i≦nか調べて、yesならステッ
プS2に進み、noならendとし、RAM18に確保
された画像用の記憶領域の色C2がI/F15を経てモ
ニタ17に表示される。
【0061】このように、図1及び図2に示した背景色
除去装置は、従来と比較して、前景と背景の境界付近に
おいて、局所的に背景色が自動的に決定でき、背景色に
複数の色が含まれている場合にも、画像から背景色の影
響を高い精度で取り除くことが出来る。このため、オペ
レータが局所的な領域毎に背景色を指定する場合に比べ
て、作業量が大幅に削減できる。
【0062】次ぎに、図5〜図8を用いて、上記キー信
号生成装置及び方法の実施の形態について説明する。
【0063】この実施の形態は、前景と背景からなる画
像からキー信号を生成するキー信号生成装置であり、図
5に示すように、画像入力端子20から入力された画像
の前景と背景の境界情報を算出する境界情報算出部21
と、この境界情報算出部21で算出した上記境界情報と
上記画像とを用いて、上記前景と背景の境界付近におけ
る局所的な前景色を算出する前景色算出部25と、境界
情報算出部21で算出した上記境界情報と上記画像とを
用いて、上記前景と上記背景の境界付近における局所的
な背景色を算出する背景色算出部27と、前景色算出部
25で算出した上記前景色と背景色算出部27で算出し
た上記背景色とを用いて、上記キー信号を生成するキー
信号生成部28とを備えてなる。
【0064】また、このキー信号生成装置は、境界情報
算出部21で算出した境界情報に基づいて入力画像を前
景だけの領域R1、背景だけの領域R3、前景と背景が混
合した領域R2に分割する領域分割部22と、キー信号
を生成する対象となる注目画素を決定する注目画素決定
部23と、この注目画素決定部23で決定された注目画
素pに最も近い、上記領域R1上での画素rを算出する
最近画素算出部24と、上記注目画素pに最も近い、上
記領域R3上での画素qを算出する最近画素算出部26
も備えてなる。
【0065】そして、上記前景色算出部25は、上記最
近画素算出部24で算出された最近画素rに所定の条件
下で近傍であるいくつかの画素を算出し、これらのいく
つかの画素の色の平均値を算出して前景色fとする。
【0066】また、上記背景色算出部27は、上記最近
画素算出部26で算出された最近画素qに所定の条件下
で近傍であるいくつかの画素を算出し、これらのいくつ
かの画素の色の平均値を算出して背景色bとする。
【0067】キー信号生成部28は、上記前景色fと背
景色bに基づいて画素pにおけるキー信号αを生成して
出力端子29に供給する。
【0068】この図5に示した各部での演算処理も、上
記図2に示したCPU10内部のALU11で行われ
る。ここで、CPU10、ALU11、レジスタ12、
コントローラ13、I/F15、RAM18、ROM1
9における基本的な動作は、既に上述した通りである。
【0069】以下、図6のフローチャートと図7及び図
8を用いて、図5及び図2に示したキー信号生成装置の
動作を説明する。
【0070】ここでも、レジスタ12とコントローラ1
3における動作説明は省略するが、これらの各部は各ス
テップにおいて必要に応じて上述した範囲で動作する。
【0071】最初に、入力画像がROM19に確保され
た画像用の記憶領域に記憶されているとする。また、図
6のフローチャートにおける一連の処理を行なうプログ
ラムがI/F15から入力されRAM18に記憶されて
いるとする。
【0072】そして、図6のフローチャートの各ステッ
プで用いられる変数は、RAM18からレジスタ12に
送られ、ALU11によって必要な演算を施された後
に、再びレジスタ12を介してRAM18に送られる。
【0073】なお、境界情報算出部21は、本件出願人
が特開平9−37153号公報で開示した「キー信号生
成装置及び方法」の技術を用いて、図7に示すように、
画像1におけるキー信号の中間データとして、キーの値
が0の境界線L0と、キーの値が1の境界線L1を算出す
る。
【0074】そして、領域分割部22は、境界線L0、
L1により図7に示すように、画像全体を前景のみの領
域R1と、前景と背景が混ざった領域R2と、背景のみの
領域R3に分割する。
【0075】先ず、ステップS11で、ALU11を構
成する注目画素決定部23は、画像中の画素を順に画素
(1),画素(2),...,画素(n)として、画素の番号i
をi=1で初期化する。具体的には、ALU11でiに
1を代入する。
【0076】ステップS12で、注目画素決定部23
は、画素iが前景のみの領域R1、前景と背景の混合し
た領域R2、背景のみの領域R3のどれに含まれるか調べ
る。具体的には、番号iの画素に対応した領域をRAM
18に記憶されている領域判定用のマップから算出す
る。ここで、領域R2に含まれると判定すればステップ
S13〜ステップS16を処理する。また、領域R1に
含まれると判定すればステップS18に進み、領域R3
に含まれると判定すればステップS19に進む。
【0077】ここで、ステップS12で画像iが領域R
2に含まれると判定すると、ALU11を構成する最近
画素算出部24は、ステップS13で、領域R1に含ま
れる画素で、画素iに最も距離が近い画素rを求める。
具体的には、RAM18に記録されている領域判定用の
マップから領域R1に含まれる画素を探して画素iとの
距離を算出し、画素の座標と算出した距離を一時的な変
数に格納し、格納した距離より短い距離が得られた場合
には、一時的な画素の座標と算出した距離を更新し、最
終的に画素iに最も近い画素rを算出して、画素rの座
標をRAM18に記憶する。同様に、このステップS1
3で、ALU11を構成する最近画素算出部26は、領
域R3に含まれる画素で、画素iに最も距離が近い画素
qを求める。
【0078】次ぎに、ステップS14で、ALU11を
構成する前景色算出部25は、領域R1に含まれる画素
で、画素rから距離2以下、境界線L1から距離2以下
の画素r1,r2,...を算出する。具体的には、RAM1
8に確保されている領域判定用のマップを用いて、領域
R1に含まれる画素riを探して画素rとの距離を算出す
る。また、RAM18に記憶されている境界線L1のパ
ラメータから曲線の方程式を算出して、画素riと境界
線L1の距離を算出する。そして、画素rから距離2以
下で、かつ境界線L1から距離2以下の画素を次々と算
出して、RAM18に用意された画素用の配列に色を書
き込む。同様に、背景色算出部27は、領域R3に含ま
れる画素で、画素qから距離2以下、境界線L0から距
離2以下の画素q1,q2,...を算出する。
【0079】そして、ステップS15で前景色算出部2
5は、画素r1,r2,...の色の平均値fを算出する。具
体的には、RAM18に確保された画素用の配列に記憶
されている全ての色の平均値を算出し、RAM18に確
保された背景色用の変数fに書き込む。同様に、背景色
算出部27は、画素q1,q2,...の色の平均値bを算出
する。
【0080】そして、ステップS16で、ALU11を
構成しているキー信号生成部28は、画素iにおけるキ
ー信号αを算出する。
【0081】このキー信号生成部28は、図8に示すよ
うに、画素pの色C1、前景色f、背景色bをRGB空
間にマッピングして、点fと点bを結ぶ半直線に対して
点C1の垂線の足である点gを求め、以下の式により画
素pのキー信号αを算出する。
【0082】α=|g−b|/|f−b| 上記ステップS12で画素iが領域R1に含まれると判
定し、ステップS18に進むと、キー信号生成部28
は、α=1とする。
【0083】また、上記ステップS12で画素iが領域
R3に含まれると判定し、ステップS19に進むと、キ
ー信号生成部28は、α=0とする。
【0084】そして、ステップS17では、RAM18
に記憶されている変数iに1だけ加算する。また、ステ
ップS20では、画素i≦nか調べて、yesならステ
ップS12に進み、noならendとし、RAM18に
確保されたキー信号αがI/F15を経てモニタ17に
表示される。
【0085】このように、図5及び図2に示したキー信
号生成装置は、従来と比較して、前景と背景の境界付近
において、局所的に前景色と背景色を自動的に決定でき
るので、局所的な領域毎に正確なキー信号を算出でき
る。このため、オペレータが局所的な領域毎に前景色と
背景色を指定する場合に比べて、作業量が大幅に削減で
きる。
【0086】次ぎに、上記画像処理装置及び方法の他の
実施の形態について図9及び図10を参照しながら説明
する。
【0087】この実施の形態は、画像から背景色の影響
を削除するために、局所的な背景色を自動的に算出し、
画像から除去する背景色除去装置である。
【0088】この背景色除去装置の構成は、上記図1及
び図2に示した構成と基本的に同様である。異なるのは
最近画素算出部5での最近画素Bの算出処理であり、図
9に示すフローチャートではステップS3の処理が異な
る。
【0089】先ず、ステップS1で、ALU11を構成
する注目画素決定部4は、上述したように画素の番号i
をi=1で初期化する。
【0090】ステップS2で、注目画素決定部4は、画
素iが前景のみの領域R1、前景と背景の混合した領域
R2、背景のみの領域R3のどれに含まれるか調べる。具
体的には、本件出願人が特開平9−37153号公報で
開示した「キー信号生成装置及び方法」の技術を用い、
前景のキーが3次元のモデル、即ち、3次−1次のベジ
ェ曲面が3次のパラメータの方向に連続して輪の形に繋
がっている形状で生成されたとき、これをxy=0の平
面に射影して、前景のみの領域R1、前景と背景の混合
した領域R2、背景のみの領域R3に分類して、画素iが
領域R1,R2,R3のどれに含まれるかを調べる。
【0091】図10は、n個のベジェ曲面Qk(1≦k
≦n)が連続して繋がることで前景のキーを表したと
き、この曲面の高さを平面にマッピングした図である。
【0092】ここで、ベジェ曲面Qk(1≦k≦n)
は、前景と背景の混合した領域のキーを3次元の曲面で
表したもので、前景のキーの高さ方向(xyz座標系の
z方向)はキーの値kを表し、前景のキーの縦横方向
(xyz座標系のxy方向)は画像上の座標(x,y)
を表している。
【0093】そして、ベジェ曲面Qk(1≦k≦n)で
は、前景のキーの高さ方向(xyz座標系のz方向)を
パラメータs(0≦s≦1)で、前景のキーの縦横方向
(xyz座標系のxy方向)をパラメータt(0≦t≦
1)で制御している。
【0094】ステップS2で画像iが領域R2に含まれ
ると判定すると、最近画素算出部5は、ステップS3
で、領域R3に含まれる画素で、画素iに最も距離が近
い画素Bを求める。具体的には、画素iの中心点Pにお
いて、画素iが含まれる曲面Qk(1≦k≦n)の3次
方向の曲線に対して法線を算出し、この法線上の画素で
あって、領域R3に含まれる画素で、画素iに最も距離
が近い画素Bを求める。
【0095】そして、ステップS4で背景色検出部6
は、領域R3に含まれる画素で、画素Bから距離2以
下、曲線L0から距離2以下の画素B1,B2,...を算出
し、ステップS5で画素B1,B2,...の色の平均値bを
算出する。
【0096】すなわち、ステップS3〜ステップS5で
は、注目する画素iの中心点Pにおいて、図10に示す
ようにパラメータs方向の曲線に対する法線を算出し、
この法線が図10におけるキー信号の値が0の曲線L0
を通過した直後の画素をBとして、画素Bから距離2以
内の範囲で、曲線L0から距離2以内の範囲で曲面Q
k(1≦k≦n)の外側に含まれる画素の平均値を背景
色bとして算出する。
【0097】そして、ステップS6で、ALU11を構
成している背景色除去部7は、画素iにおけるキー信号
αを入力して、色C2を、 C2=C1−(1−α)*b から求める。
【0098】上記ステップS2で画素iが領域R1に含
まれると判定し、ステップS8に進むと、背景色除去部
7は、C2=C1とする。
【0099】また、上記ステップS2で画素iが領域R
3に含まれると判定し、ステップS9に進むと、背景色
除去部7は、C2=0とする。
【0100】そして、ステップS7では、RAM18に
記憶されている変数iに1だけ加算する。また、ステッ
プS10では、画素i≦nか調べて、yesならステッ
プS2に進み、noならendとし、RAM18に確保
された画像用の記憶領域の色C2がI/F15を経てモ
ニタ17に表示される。
【0101】このように、図9に動作を示した背景色除
去装置は、従来と比較して、前景と背景の境界付近にお
いて、局所的に背景色が自動的、かつ正確に決定でき、
背景色に複数の色が含まれている場合にも、画像から背
景色の影響を高い精度で取り除くことが出来る。このた
め、オペレータが局所的な領域毎に背景色を指定する場
合に比べて、作業量が大幅に削減できる。
【0102】次ぎに、本発明に係る画像合成装置の実施
の形態について図11を参照しながら説明する。
【0103】図11において、画像提供装置61及び6
2は、例えばビデオテーププレーヤ、或いはハードディ
スク装置などのディスクプレーヤなどで、所定の画像を
再生して出力するようになされている。なお、ここで
は、画像提供装置61が再生する前景又は背景をそれぞ
れF又はBとする画像T1(第1の画像)が、キー信号
生成装置64及びミキサ65に供給されるようになされ
ており、この画像T1が、キー信号を生成する対象とさ
れている。また、画像提供装置62が再生する画像T2
(第2の画像)は、ミキサ65に供給されるようになさ
れており、この画像T2に対し、画像T1の前景Fが合
成されるようになされている。
【0104】キー信号生成装置64は、上記図5に示し
たキー信号生成装置と同様に構成されており、上述した
ようにしてキー信号αを生成し、ミキサ65に出力す
る。ミキサ65は、キー信号生成装置64からのキー信
号αを用いて、そこに入力される画像T1とT2とを合
成する。
【0105】ここで、ミキサ65は、上記図1に示した
背景除去装置の機能を備えており、画像T1から前景F
を抜き出す際に、背景色の影響を排除している。そし
て、その前景Fを、画像T2に合成(はめ込む)するよ
うになされている。
【0106】次ぎに、その動作について説明する。画像
提供装置61及び62では、画像T1及びT2がそれぞ
れ再生され、ミキサ65に供給される。さらに、画像提
供装置61が再生する画像T1は、キー信号生成装置6
4にも供給される。
【0107】キー信号生成装置64では、上述したよう
にして、キー信号αを生成し、ミキサ65に出力する。
ミキサ65では、上記背景色除去装置の機能を用い、キ
ー信号αを用いて、そこに入力される画像T1から前景
Fを抜き出す際に、背景色を削除し、その前景Fを、画
像T2に合成する。これにより、画像T2に前景Fを合
成した画像(合成画像)T4が生成される。
【0108】このように、上記画像合成装置は、画像合
成時に、上記キー信号生成方法を用いたキー信号生成装
置と、上記画像処理方法を用いたミキサを使って、画像
を合成しているので、オペレータの作業量を低減させる
ことができる。
【0109】なお、ここでは、キー信号生成装置64に
本発明のキー信号生成方法、及びミキサ65に本発明の
画像処理方法を適用していたが、いずれか一方のみ、す
なわちキー信号生成装置64には他のキー信号生成方法
を適用し、ミキサ65にのみ本発明の画像処理方法を適
用してもよい。また、キー信号生成装置64に本発明の
キー信号生成方法を適用し、ミキサ65では特に背景色
を除去する機能を持たせなくてもよい。
【0110】尚、以上の実施の形態においては、前景と
背景の境界に関する情報は、前景だけの領域と、背景だ
けの領域と、前景と背景が混合した領域に分割するため
の情報であったが、この情報は、例えばオペレータがペ
イントツール等を用いて作成した画像の輪郭を、前景と
背景が混合した領域とし、この輪郭の内側を前景だけの
領域、この輪郭の外側を背景だけの領域とすることもで
きる。
【0111】また、以上の実施の形態においては、画像
の局所的な領域における前景色や背景色を算出する際
に、前景と背景の混合した領域に含まれる画素から、前
景だけの領域、または背景だけの領域に含まれる画素の
内で注目する画素に最も近い画素を算出し、算出した画
素から一定距離の範囲に存在し、かつ、前景と背景が混
合した領域と前景だけの領域との境界線から一定距離の
範囲に存在する画素の平均値を算出して注目する画素の
前景色とし、また、前景と背景が混合した領域と背景だ
けの領域との境界線から一定距離の範囲に存在する画素
の平均値を算出して注目する画素の背景色とする方法を
示したが、これ以外の方法で局所的な領域における前景
色と背景色を算出する場合、即ち、注目する画素の近傍
となる画素を、前景だけの領域または背景だけの領域か
ら算出するために別の方法を用いる場合や、算出された
注目する画素の近傍となる画素から、注目する画素の前
景色や背景色を算出するために別の方法を用いる場合に
も、本発明の方法は適用可能であることは勿論である。
【0112】また、本発明に係る画像処理方法、すなわ
ち、画像を構成する前景と背景の境界に関する情報と上
記画像を用いて、前景と背景の境界付近の画素における
局所的な背景色を算出し、この背景色に基づいて画像か
ら背景色の影響を除去するという方法を用いた、処理手
順(プログラム)を記録媒体に記録し、このプログラム
を適宜読み出すことにより、容易に、注目画素における
背景色の影響を排除することができる。
【0113】この処理手順は、詳細に示すと、画像を構
成する前景と背景の境界に関する情報と上記入力画像を
用いて、前景と背景の境界付近の画素における局所的な
背景色を算出する背景色算出工程と、上記背景色算出手
段で算出した背景色に基づいて画像から背景色の影響を
除去する背景色除去工程とからなる。
【0114】また、本発明に係るキー信号生成方法、す
なわち、前景と上記背景の境界情報を算出し、この境界
情報と上記画像とを用いて、上記前景と上記背景の境界
付近における局所的な前景色と背景色とを算出し、これ
ら前景色と背景色とを用いて、上記キー信号を生成する
という方法を用いた処理手順(プログラム)を記録した
記録媒体から該プログラムを読み出して実行することに
より、容易に、注目画素のキー信号を生成することがで
きる。
【0115】この処理手順は、詳細に示すと、前景と上
記背景の境界情報を算出する境界情報算出工程と、上記
境界情報算出工程で算出した上記境界情報と上記画像と
を用いて、上記前景と上記背景の境界付近における局所
的な前景色を算出する前景色算出工程と、上記境界情報
算出工程で算出した上記境界情報と上記画像とを用い
て、上記前景と上記背景の境界付近における局所的な背
景色を算出する背景色算出工程と、上記前景色算出工程
で算出した上記前景色と上記背景色算出工程で算出した
上記背景色とを用いて、上記キー信号を生成するキー信
号生成工程とからなる。
【0116】
【発明の効果】本発明に係る画像処理装置及び方法は、
局所的な領域の背景色を自動的に算出し、画像から除去
するので、背景色に複数の色が含まれている場合にも、
画像から背景色の影響を高い精度で取り除くことが出来
る。また、オペレータが局所的な領域毎に背景色を指定
する場合に比べて、作業量が大幅に削減できる。
【0117】また、本発明に係るキー信号生成装置及び
方法は、前景と背景の境界付近において局所的な前景色
と背景色とを自動的に算出してキー信号を生成するの
で、局所的な領域毎に正確なキー信号を算出できる効果
がある。また、オペレータが局所的な領域毎に前景色と
背景色を指定する場合に比べて、作業量が大幅に削減で
きる。
【0118】また、本発明に係る画像合成装置は、上記
画像処理装置及び方法、或いは上記キー信号生成装置及
び方法を用いるので、画像合成時にオペレータの作業量
を低減させることができる。
【0119】また、本発明に係る記録媒体は、背景色除
去時、又はキー信号生成時にオペレータの作業量を低減
させるという効果を広く提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理装置及び方法の実施の形
態となる背景色除去装置の機能ブロック図である。
【図2】上記図1の機能ブロック図を動作させる論理演
算部(ALU)を含む全体構成を示す上記背景色除去装
置のブロック図である。
【図3】上記背景色除去装置の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図4】上記背景色除去装置の動作を説明するための図
である。
【図5】本発明に係るキー信号生成装置及び方法の実施
の形態となるキー信号生成装置の機能ブロック図であ
る。
【図6】上記キー信号生成装置の動作を説明するための
フローチャートである。
【図7】上記キー信号生成装置の動作を説明するための
図である。
【図8】上記キー信号生成装置の要部の動作を説明する
ための特性図である。
【図9】上記背景除去装置及び方法の他の実施の形態の
動作を説明するためのフローチャートである。
【図10】上記図9に示した他の実施の形態の動作を説
明するための図である。
【図11】本発明に係る画像合成装置の実施の形態の構
成を示すブロック図である。
【図12】画像合成処理を説明するための図である。
【図13】クロマキー生成処理を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
5 最近(最も近い)画素算出部、6 背景色算出部、
7 背景色除去部、24 最近画素算出部、25 前景
色算出部、26 最近画素算出部、27 背景色算出
部、28 キー信号生成部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年4月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像から背景色の影響を除去する背
    景色除去処理を行う画像処理装置において、 上記画像を構成する前景と背景の境界に関する情報と、
    上記入力画像を用いて、前景と背景の境界付近の画素に
    おける局所的な背景色を算出する背景色算出手段と、 上記背景色算出手段で算出した背景色に基づいて画像か
    ら背景色の影響を除去する背景色除去手段とを備えるこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 上記境界に関する情報は、前景だけの領
    域と、背景だけの領域と、前景と背景が混合した領域を
    形成するための情報であることを特徴とする請求項1記
    載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 上記境界情報は、パラメータで制御され
    る曲面で表されるキーに関する情報であることを特徴と
    する請求項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 上記境界情報を用いて上記前景と背景の
    境界付近の画素に対して前景の輪郭と垂直な方向を算出
    し、この方向に沿って上記背景色算出手段が上記背景色
    を算出することを特徴とする請求項3記載の画像処理装
    置。
  5. 【請求項5】 入力画像から背景色の影響を除去する
    ための画像処理方法において、 上記画像を構成する前景と背景の境界に関する情報と上
    記画像を用いて、前景と背景の境界付近の画素における
    局所的な背景色を算出し、この背景色に基づいて画像か
    ら背景色の影響を除去することを特徴とする画像処理方
    法。
  6. 【請求項6】 上記境界に関する情報は、前景だけの領
    域と、背景だけの領域と、前景と背景が混合した領域を
    形成するための情報であることを特徴とする請求項5記
    載の画像処理方法。
  7. 【請求項7】 上記境界情報は、パラメータで制御され
    る曲面で表されるキーに関する情報であることを特徴と
    する請求項5記載の画像処理方法。
  8. 【請求項8】 上記境界情報を用いて上記前景と背景の
    境界付近の画素に対して、前景の輪郭と垂直な方向を算
    出し、この方向に沿って背景色を算出することを特徴と
    する請求項7記載の画像処理方法。
  9. 【請求項9】 前景と背景からなる画像からキー信号
    を生成するキー信号生成装置において、 上記前景と上記背景の境界情報を算出する境界情報算出
    手段と、 上記境界情報算出手段で算出した上記境界情報と上記画
    像とを用いて上記前景と上記背景の境界付近における局
    所的な前景色を算出する前景色算出手段と、 上記境界情報算出手段で算出した上記境界情報と上記画
    像とを用いて上記前景と上記背景の境界付近における局
    所的な背景色を算出する背景色算出手段と、 上記前景色算出手段で算出した上記前景色と上記背景色
    算出手段で算出した上記背景色とを用いて上記キー信号
    を生成するキー信号生成手段とを備えることを特徴とす
    るキー信号生成装置。
  10. 【請求項10】 上記境界情報算出手段が算出した境界
    情報は、前景だけの領域と、背景だけの領域と、前景と
    背景が混合した領域を形成するための情報であることを
    特徴とする請求項9記載のキー信号生成装置。
  11. 【請求項11】 上記境界情報算出手段が算出した境界
    情報は、パラメータで制御される曲面で表されるキーに
    関する情報であることを特徴とする請求項9記載のキー
    信号生成装置。
  12. 【請求項12】 上記境界情報を用いて上記前景と背景
    の境界付近の画素に対して前景の輪郭と垂直な方向を算
    出し、この方向に沿って上記前景色算出手段及び上記背
    景色算出手段が前景色及び背景色を算出することを特徴
    とする請求項11記載のキー信号生成装置。
  13. 【請求項13】 前景と背景からなる画像から前景の
    キー信号を生成するキー信号生成方法において、 上記前景と上記背景の境界情報を算出し、この境界情報
    と上記画像とを用いて、上記前景と上記背景の境界付近
    における局所的な前景色と背景色とを算出し、これら前
    景色と背景色とを用いて上記キー信号を生成することを
    特徴とするキー信号生成方法。
  14. 【請求項14】 上記境界情報は、前景だけの領域
    と、背景だけの領域と、前景と背景が混合した領域を形
    成するための情報であることを特徴とする請求項13記
    載のキー信号生成方法。
  15. 【請求項15】 上記境界情報は、パラメータで制御さ
    れる曲面で表されるキーに関する情報であることを特徴
    とする請求項13記載のキー信号生成方法。
  16. 【請求項16】 上記境界情報を用いて上記前景と背景
    の境界付近の画素に対して、前景の輪郭と垂直な方向を
    算出し、この方向に沿って前景色及び背景色を算出する
    ことを特徴とする請求項15記載のキー信号生成方法。
  17. 【請求項17】 少なくとも前景及び背景からなる第1
    の画像と、少なくとも背景からなる第2の画像とを受信
    し、上記第1の画像の前景と上記第2の画像の背景とを
    合成する画像合成装置において、 上記画像を構成する前景と背景の境界に関する情報と上
    記画像を用いて、前景と背景の境界付近の画素における
    局所的な背景色を算出する背景色算出手段と、 上記背景色算出手段で算出した背景色に基づいて画像か
    ら背景色の影響を除去する背景色除去手段とを備えるこ
    とを特徴とする画像合成装置。
  18. 【請求項18】 少なくとも前景及び背景からなる第1
    の画像と、少なくとも背景からなる第2の画像とを受信
    し、上記第1の画像の前景と上記第2の画像の背景とを
    合成する画像合成装置において、 上記前景と上記背景の境界情報を算出する境界情報算出
    手段と、 上記境界情報算出手段で算出した上記境界情報と上記画
    像とを用いて、上記前景と上記背景の境界付近における
    局所的な前景色を算出する前景色算出手段と、 上記境界情報算出手段で算出した上記境界情報と上記画
    像とを用いて、上記前景と上記背景の境界付近における
    局所的な背景色を算出する背景色算出手段と、 上記前景色算出手段で算出した上記前景色と上記背景色
    算出手段で算出した上記背景色とを用いて、上記キー信
    号を生成するキー信号生成手段と、 上記キー信号生成手段により生成された上記キー信号を
    用いて、上記第1の画像の前景と、上記第2の画像の背
    景とを合成する合成手段とを備えることを特徴とする画
    像合成装置。
  19. 【請求項19】 上記キー信号生成手段で生成したキー
    信号と上記背景色算出手段で算出した背景色に基づい
    て、上記画像から背景色の影響を除去する背景色除去手
    段を備えてなり、上記合成手段では上記背景色除去手段
    により背景色の影響が除去された第1の画像の前景と、
    上記第2の画像の背景とを合成することを特徴とする請
    求項18記載の画像合成装置。
  20. 【請求項20】 入力画像から背景色の影響を除去する
    処理手順を記録している記録媒体において、 上記画像を構成する前景と背景の境界に関する情報と上
    記入力画像を用いて、前景と背景の境界付近の画素にお
    ける局所的な背景色を算出する背景色算出工程と、 上記背景色算出手段で算出した背景色に基づいて画像か
    ら背景色の影響を除去する背景色除去工程とを備える処
    理手順を記録してなることを特徴とする記録媒体。
  21. 【請求項21】 前景と背景からなる画像から前景のキ
    ー信号を生成する処理手順を記録している記録媒体にお
    いて、 上記前景と上記背景の境界情報を算出する境界情報算出
    工程と、 上記境界情報算出工程で算出した上記境界情報と上記画
    像とを用いて、上記前景と上記背景の境界付近における
    局所的な前景色を算出する前景色算出工程と、 上記境界情報算出工程で算出した上記境界情報と上記画
    像とを用いて、上記前景と上記背景の境界付近における
    局所的な背景色を算出する背景色算出工程と、 上記前景色算出工程で算出した上記前景色と上記背景色
    算出工程で算出した上記背景色とを用いて、上記キー信
    号を生成するキー信号生成工程とを備える処理手順を記
    録してなることを特徴とする記録媒体。
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