JPH1156221A - 冷凍中種生地、冷凍パン生地及びこれを用いた製パン方法 - Google Patents

冷凍中種生地、冷凍パン生地及びこれを用いた製パン方法

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JPH1156221A
JPH1156221A JP10061182A JP6118298A JPH1156221A JP H1156221 A JPH1156221 A JP H1156221A JP 10061182 A JP10061182 A JP 10061182A JP 6118298 A JP6118298 A JP 6118298A JP H1156221 A JPH1156221 A JP H1156221A
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JP
Japan
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dough
frozen
minutes
bread
yeast
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JP10061182A
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English (en)
Inventor
Manabu Kosaka
学 小坂
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NIPPN Corp
Original Assignee
Nippon Flour Mills Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、冷凍中種生地を提供し、速成法
により製パンできるようにすることを目的としたもので
ある。 【解決手段】 小麦粉又はライ麦粉、イースト、水その
他の副材料を混捏し、発酵させた中種生地を急速冷凍
し、これを冷凍保存したことを特徴とする冷凍中種生
地。前記により製造した冷凍中種生地を解凍し、これを
本捏配合材料と共に混捏し、所定時間のフロアタイムを
取り、その後、分割成形し、ついで焼成することを特徴
とした冷凍中種生地を用いた製パン方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、量の多少に拘ら
ず、速成的に良質の製パンが出来るようにすることを目
的とした冷凍中種生地、冷凍パン生地及びこれを用いた
製パン方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来知られている中種法は、小麦粉の5
0%以上にイースト、水を加えて中種を作り、2〜5時
間発酵させた後(PH5.0〜5.3であった)、ミキ
サーにもどし、残りの小麦粉、副材料と水を加えて本捏
し、15〜20分のフロアタイムをとってねかし、分割
成形後、25分ベンチタイムをとる。ついで整形、型詰
の後、ホイロを40分とった後、200℃で40分間焼
成する。次に速成法(ノータイム法)としては、強力粉
にイーストフードを増量し、その他の原料と共に混捏
し、0〜30分間発酵させた後、分割成形し、ついで焼
成する製パン方法である。
【0003】
【発明により解決しょうとする課題】前記従来の中種製
パン方法によれば、品質良好なパンが出来る反面、中種
を作るのに時間(2〜5時間)が掛るので、いわゆる焼
立てのパンを提供することがむつかしいのみならず、製
品パンの量的制約を受けるなどの問題点がある。また速
成法は比較的早く焼立てパンを得ることができる反面、
発酵時間を短縮させる為に、製品の風味が不十分になり
勝な点に問題点がある製パン方法である。
【0004】
【課題を解決する為の手段】然るにこの発明は、冷凍中
種を使用することにより、中種を作るのに必要な発酵時
間が節約できるので、従来の問題点を改善できると共
に、一度の製パン量の制約が大幅に少なくなり(必要時
に必要量の製パンができる)、かつ醗酵時間が十分とれ
るので、風味上の問題点を改善し、又はPHも調整する
ことで前記従来の問題点を解決したのである。
【0005】更にイースト中種法と、天然酵母中種法と
によって、夫々最適のPHを採用することにより、製品
の品質を一層向上させることができる。
【0006】即ち冷凍中種生地の発明は、小麦粉又はラ
イ麦粉、イースト、水その他食塩を含まない副材料を混
捏し、発酵させた中種生地を急速冷凍し、これを冷凍保
存したことを特徴とする冷凍中種生地であり、発酵時間
を0〜40℃で2〜72時間としたものである。
【0007】又他の発明は、小麦粉又はライ麦粉、イー
スト、水その他の副材料を混捏した生地を、PH4.9
〜5.3まで発酵させて中種生地とし、該中種生地を急
速冷凍し、これを冷凍保存したことを特徴とする冷凍中
種生地であり、小麦粉又はライ麦粉、天然酵母、水その
他の副材料を混捏した生地を、PH3.0〜4.9まで
発酵させて中種生地とし、該中種生地を急速冷凍し、こ
れを冷凍保存したことを特徴とする冷凍中種生地であ
る。
【0008】次に冷凍パン生地の発明は、前記により製
造した冷凍中種生地を解凍し、これを本捏配合材料と共
に混捏し、所定の発酵をさせた後、所定時間のフロアタ
イムを取り、その後、分割成形し、これを急速冷凍し、
ついで冷凍保管することを特徴とした冷凍パン生地であ
る。
【0009】更に製パン方法の発明は、前記により製造
した冷凍中種生地を解凍し、これを本捏配合材料と共に
混捏し、所定時間のフロアタイムを取り、その後、分割
成形し、ついで焼成することを特徴とした冷凍中種生地
を用いた製パン方法である。また前記フロアタイムは、
1〜60分とするものであり、冷凍中種生地と、本捏配
合材料との比率を小麦粉換算で、2:98〜70:30
とするものである。
【0010】前記発明において、必要な発酵時間は温度
により大差があるので、0〜40℃で2〜72時間とな
っているが、発酵時間が72時間を越える場合にはイー
ストの活性が弱くなり、発酵が進まなくなることが認め
られるので、好ましくは、10〜30℃で2〜18時間
である。
【0011】またフロアタイムは、常温で1〜60分で
あり、60分を越えると、生地を分割する際に生地が荒
れるおそれがある。次に中種冷凍生地と、本捏配合原料
の比率は、小麦粉換算で、2:98より少ない比率であ
ると、中種冷凍生地を用いる本来の効果が期待できなく
なる。また70:30より多い比率であると、生地温度
が適正な温度にならず現実的でなくなる。そこで前記範
囲内での実施は可能であり、効果も認められるが、実用
上は5:95〜70:30程度である。
【0012】前記発明の本捏工程で用いるイーストの添
加量は、従来の速成法で用いられている量と同等とす
る。
【0013】この発明における冷凍中種生地の保存形態
は一様でなく、粒状(例えば1粒5〜100g位)、ブ
ロック状(例えば50〜250g位)などが普通である
が、必ずしも形状に制約されない。但し使用時に計量が
容易であり、計量精度も良いことが好ましい。特に本捏
時に均一混入が容易であることがより好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明は、従来作られていた中
種法による中種生地を急速冷凍した後、冷凍保存した冷
凍中種生地である。
【0015】また前記冷凍中種生地を解凍し、これに見
合う量の本捏材料を添加して本捏した生地を、通常の要
領により分割焼成した製パン方法である。
【0016】この発明は、製パン作業中最も時間を要す
る中種工程を工場内で行い、合理的、かつ完全な管理の
もとに、良品質の中種生地を多量生産して冷凍保存す
る。そこでパン製造業者が、前記冷凍中種生地を使用し
て製パンするもので、必要な時に必要量の速成製パンが
できるにも拘らず、従来の中種製パン法に優るとも劣ら
ぬ良質のパン製品を得ることができる。
【0017】従来製パン時の膨脹剤としてイーストが使
用されていたが、この発明においては、イースト又は天
然酵母を使用し、醗酵時のPHを夫々PH4.9〜5.
3又はPH3.0〜4.9に規制することにより、良質
の製品を得たのである。
【0018】尚、この際に、小麦粉又はライ麦粉、イー
スト、水その他の副材料を混捏した時点の生地のPH
5.5〜5.8であることが望ましく、小麦粉又はライ
麦粉、天然酵母、水その他の副材料を混捏した時点の生
地のPH4.5〜5.5であることが望ましい。
【0019】
【実施例1】 冷凍中種生地の製法(食パン用) ・配 合 イースト 10g 強力小麦粉 350g イーストフード 0.5g 水 200g 前記配合材料を、ミキサーに入れ低速2分、高速2分で
ミキシングした生地(捏ね上げ温度27℃)を、28℃
の発酵室に入れて4時間発酵させた後、取出す。ついで
この生地を50g宛に分割した後、−30℃で30分間
急速冷凍して、この発明の冷凍中種生地を得た。この冷
凍中種生地を−20℃で冷凍保管し、必要時に、必要量
取出して製パンに使用する。
【0020】 冷凍中種生地を使用したノータイム製法の食パン ・配 合 解凍した冷凍中種 560.5g 強力小麦粉 150g 砂糖 25g 油脂 25g 脱脂粉乳 10g 塩 10g イースト 12g 水 125g
【0021】前記配合材料(油脂以外)を、ミキサーに
入れ、低速2分、高速5分でミキシングした後、油脂を
入れて、更に低速1分、高速7分でミキシングして本捏
生地を得る。ついで20分間のフロアタイムをとった
後、200g宛に分割して丸め、20分間ベンチタイム
をとり、整形して型詰めし、38℃で50分間ホイロを
とった後、200℃で30分間焼成すれば、冷凍中種生
地を用いた風味豊かな食パンが出来た。前記食パンは、
従来の中種法によって製造した食パンと比較し、遜色な
く、複数回の製パンにおいても均質の食パンができる利
点があった。
【0022】
【実施例2】 冷凍中種生地の製法(食パン用) ・配 合 パネトーネ種(天然酵母) 75g 小麦粉(準強力粉) 100g 砂糖 25g 油脂 25g 脱脂粉乳 10g 卵 50g 水 10g
【0023】前記配合材料を、ミキサーに入れ低速2
分、高速5分、温度27℃でミキシングした生地を、3
0℃の発酵室に入れて9時間発酵させた後、取出す。つ
いでこの生地を50g宛に分割した後、−30℃で30
分間急速冷凍して、この発明の冷凍中種生地を得た。こ
の冷凍中種生地を−20℃で冷凍保管し、必要時に、必
要量取出して製パンに使用する。
【0024】 冷凍中種生地を使用したノータイム製法の食パン ・配 合 解凍した冷凍中種 295g 強力小麦粉 350g 塩 10g イースト 12g イーストフード 0.5g 水 250g
【0025】前記配合材料を、ミキサーに入れ、低速2
分、高速12分でミキシングして本捏生地とする。つい
で20分間のフロアタイムをとった後、200g宛に分
割して丸め、20分間ベンチタイムをとり、整形、型詰
めし、38℃で50分間ホイロをとった後、200℃で
35分間焼成すれば、この発明の方法による食パンが出
来た。この食パンは、従来の中種法による食パンに比
し、遜色がなかった。前記実施例による食パンの評価は
表1の通りである。
【0026】
【表1】
【0027】
【実施例3】 冷凍中種生地の製法(フランスパン) (1)・配 合 粉末ホイートサワーパン種 100g 強力小麦粉 100g 水 200g 前記配合材料を、ミキサーに入れ低速1分、高速3分で
ミキシングした後(捏ね上げ温度27℃)、28℃の発
酵室に入れて48時間発酵させる。
【0028】 (2)・配 合 (1)の発酵生地 400g 強力小麦粉 200g 水 200g
【0029】前記配合材料を、ミキサーに入れ、低速1
分、高速3分、温度27℃でミキシングした後、28℃
の発酵室に入れて、24時間発酵させた後取出し、−3
0℃で30分間急速冷凍して、この発明の冷凍中種生地
を得た。この冷凍中種生地を−20℃で冷凍保管し、必
要時に、必要量取出して製パンに使用する。
【0030】 冷凍中種生地を使用したノータイム製法のフランスパン ・配 合 解凍した冷凍中種生地 100g フランスパン用小麦粉 1000g 塩 20g インスタントドライイースト 8g イーストフード 2g モルトシロップ 2g 水 580g
【0031】前記配合材料を、ミキサーに入れ、低速2
分、高速8分でミキシングして本捏生地とする。ついで
45分間のフロアタイムをとった後、350g宛に分割
して丸めて25分間ベンチタイムをとり、整形し、28
℃、湿度70%で70分間ホイロをとった後、200℃
で蒸気を入れ乍ら35分間焼成すれば、この発明による
フランスパンが出来る。このフランスパンは、従来の中
種法によるフランスパンと比較し、遜色が見られなかっ
た。
【0032】
【実施例4】 冷凍中種生地の製法(ライ麦を用いたサワーパン) (1)・配 合 粉末ライサワーパン種 100g ライ麦粉 250g 水 275g
【0033】前記配合材料を、ミキサーに入れ低速1
分、高速3分、温度27℃でミキシングした後、28℃
の発酵室に入れて48時間発酵する。
【0034】 (2)・配 合 (1)の発酵生地 625g ライ麦粉 250g 水 125g
【0035】前記配合材料を、ミキサーに入れ、低速1
分、高速3分、温度27℃でミキシングした後、28℃
の発酵室に入れて、24時間発酵させた後取出し、−3
0℃で30分間急速冷凍して、この発明の冷凍中種生地
ができる。この冷凍中種生地を−20℃で冷凍保管す
る。
【0036】 冷凍中種生地を使用したノータイム製法のライ麦混合パン ・配 合 解凍した冷凍中種生地 240g ライ麦粉 190g フランスパン用小麦粉 270g 塩 12g イースト 14g 油脂 6g 水 260g
【0037】前記配合材料(油脂を除く)を、ミキサー
に入れ、低速1分、高速4分28℃でミキシングした
後、油脂を入れて、高速1分ミキシングして本捏生地を
得る。ついで10分間フロアタイムをとり、500g宛
に分割して丸めてベンチタイムを5分間とり、整形、型
詰め後45℃、湿度60%で50分間ホイロをとった
後、220℃で50分間蒸気介在のもとに焼成すれば、
この発明によるサワーパンができた。前記サワーパン
は、サワー種法による従来のパンと比較して、遜色がな
かった。
【0038】
【実施例5】 冷凍中種生地の製法(クロワッサン) ・配 合 パネトーネ種(天然酵母) 75g 小麦粉(準強力粉) 100g 砂糖 25g 油脂 25g 脱脂粉乳 10g 卵 50g 水 10g
【0039】前記配合材料を、ミキサーに入れ低速2
分、高速5分、温度27℃でミキシングし、得た生地を
10〜38℃の発酵室に入れて4〜48時間発酵させ
る。このようにして得た発酵済の生地を50g宛に分割
して丸め、30℃で−30分間急速冷凍して、この発明
の冷凍中種生地を得た。この冷凍中種生地を−20℃で
冷凍保管し、必要時に、必要量取出して製パンに使用す
る。
【0040】 冷凍中種生地を使用したノータイム製法のクロワッサン冷凍生地 ・配 合 解凍した冷凍中種生地 100g 強力小麦粉 1000g 塩 20g 砂糖 80g 脱脂粉乳 20g 冷凍生地用イースト 60g イーストフード 2g 水 500g ロールイン油脂 550g
【0041】前記配合材料を、ミキサーに入れ、低速2
分、高速8分でミキシングして生地とする(捏ね上げ温
度22℃)。この生地を10分間のフロアタイムをとっ
た後、ロールイン油脂の折り込みで三つ折を3回繰り返
えして、最終生地厚さ4mm前後にロール仕上げする。
この生地を二等辺三角形にカット(約45g)した後、
−30℃で30〜60分間急速冷凍し、ついで−20℃
で冷凍保管する。
【0042】前記実施例は、中種法による中種冷凍生地
を用いて、クロワッサンの冷凍生地を得たものである。
従って前記冷凍生地を解凍後、成形し、ホイロを取り、
200℃で12分間焼成すれば、クロワッサンが出来
る。この場合には、90分位でパンができるので、注文
を受けて焼成し、すぐに販売することも可能となる。
【0043】
【実施例6】 冷凍イースト中種生地の製法 ・配 合 イースト 40g 強力小麦粉 1400g イーストフード 1g 水 800g
【0044】前記配合材料を、ミキサーに入れ低速2
分、高速2分でミキシングし、得た生地を28℃で4時
間醗酵させる。このようにして得た生地を50g宛に分
割して丸め、−20℃〜−30℃で30分間急速冷凍し
て、この発明の冷凍イースト中種生地を得た。この冷凍
イースト中種生地を−15℃〜−30℃で冷凍保管す
る。この時、ミキシング直後の中種生地のPHは5.7
であった。醗酵終了後の中種生地のPHは、5.1であ
った。
【0045】 冷凍イースト中種生地を使用したノータイム製法の食パン ・配 合 解凍した冷凍イースト中種生地 2241g 強力小麦粉 600g 砂糖 50g 油脂 50g 脱脂粉乳 20g 塩 20g イースト 25g 水 480g
【0046】前記配合材料(油脂以外)を、ミキサーに
入れ、低速2分、高速5分でミキシングした後、油脂を
入れて、更に低速1分、高速7分でミキシングして生地
とする(捏ね上げ温度28℃)。この生地を20分間の
フロアタイムをとった後、220g宛に分割して丸め、
20分間ベンチタイムをとり、整形して型詰めし、温度
38℃、湿度80%で50分間ホイロをとった後、20
0℃で35分間焼成すれば、冷凍イースト中種生地を用
いた風味豊かな食パンが出来た。
【0047】
【実施例7】 冷凍天然酵母中種生地の製法 ・配 合 天然酵母元種 1000g 強力小麦粉 2000g 水 1000g
【0048】前記配合材料を、ミキサーに入れ低速4
分、中速1分でミキシングし、得た生地を28℃で4時
間醗酵させる。このようにして得た生地を50g宛に分
割して丸め、−20℃〜−30℃で30分間急速冷凍し
て、この発明の冷凍天然酵母中種生地を得た。この冷凍
天然酵母中種生地を−15℃〜−30℃で冷凍保管す
る。
【0049】前記において、天然酵母元種のPHは4.
0であった。ミキシング直後天然酵母中種生地のPHは
4.8であり、醗酵終了後の中種生地のPHは4.2で
あった。
【0050】 (1)冷凍中種生地を使用したノータイム製法のフランスパン ・配 合 解凍した冷凍天然酵母中種生地 250g フランスパン用小麦粉 1750g 塩 35g インスタントドライイースト 12g ビタミンC10ppM溶液 2g モルトシロップ 4g 水 1180g
【0051】前記配合材料を、ミキサーに入れ、低速8
分、中速5分でミキシングした後、温度27℃で捏ね上
げる。次に30分間のフロアタイムをとった後、350
g宛に分割して丸め、25分間ベンチタイムをとる。整
形して型詰めし、温度28℃、湿度70%で120分間
ホイロをとった後、240℃で35分間蒸気入り、焼成
すれば、冷凍中種生地を用いた酸味のあるおいしいフラ
ンスパンができた。
【0052】 (2)冷凍中種生地を使用した包餡イーストドーナツ冷凍生地 ・配 合 解凍した冷凍天然酵母中種生地 150g 強力小麦粉 800g 薄力小麦粉 100g 冷凍用イースト 60g イーストフード 1g ベーキングパウダー 10g 食塩 15g 砂糖 12g ショートニング 10g 脱脂粉乳 2g 卵 10g 水 40g
【0053】前記配合材料をミキサーに入れ、低速3
分、中速3分でミキシングした後、油脂を入れて、つい
で低速2分、高速5分でミキシングして、温度24℃で
捏ね上げる。次に15分間のフロアタイムをとった後、
45g宛に分割し、20分間ベンチタイムをとる。
【0054】前記生地をモルダーで伸ばし、こしあん2
5g宛手で包む。この生地をアルミバットに並べ、−3
0℃で30分間急速冷凍した後、ビニール袋に入れて、
−20℃で保存する。
【0055】前記生地を室温で1時間解凍し、温度38
℃、湿度60%で1時間ホイロをとった後、フライ前に
室温で10分間乾燥する。180℃の油温で1分間フラ
イし、反転して1分間フライする。
【0056】 (3)冷凍中種生地を使用したホイロ後冷凍ハードロール生地の作成 ・配 合 解凍した冷凍天然酵母中種生地 250g フランスパン用小麦粉 1750g 塩 35g 砂糖 40g ショートニング 40g イースト 60g イーストフード 2g 水 1180g
【0057】前記配合材料を、ミキサーに入れ、低速8
分、中速5分でミキシングした後、温度27℃で捏ね上
げる。次に20分間のフロアタイムをとった後、50g
宛に分割し、20分間ベンチタイムをとる。整形して、
温度28℃、湿度75%で40分間ホイロをとった後、
醗酵させて、−30℃で30分間急速冷凍した後保管す
る。
【0058】前記生地を室温で15分間解凍し、190
℃〜200℃で15分間蒸気使用すれば、冷凍中種生地
を用いたハードロールができた。
【0059】 (4)冷凍中種生地を使用したパーベイク冷凍ハードロール生地の作成 ・配 合 解凍した冷凍天然酵母中種生地 250g フランスパン用小麦粉 1750g 塩 35g 砂糖 40g ショートニング 40g イースト 60g イーストフード 2g 水 1180g
【0060】前記配合材料を、ミキサーに入れ、低速8
分、中速5分でミキシングした後、温度27℃で捏ね上
げる。次に20分間のフロアタイムをとった後、50g
宛に分割して丸め、20分間ベンチタイムをとる。整形
して、温度28℃、湿度75%で40分間ホイロをと
る。この生地を190℃で3分、160℃で17分間蒸
気使用し、始めにスチームを入れる。オーブンからすぐ
に出して水をスプレーし、30℃前後までに冷えたら、
−30℃30分で冷凍保管する。
【0061】前記生地を室温で5分間解凍し、温度21
0℃で15分間蒸気使用により焼成する。
【0062】
【実施例8】 冷凍液種生地の製法 配 合 粉末ホイートサワーパン種 100g 強力小麦粉 100g 水 300g
【0063】前記配合材料を、ミキサーに入れピーター
で低速1分、高速3分でミキシングし、温度27℃で捏
ね上げる。醗酵室は28℃で48時間醗酵させる。
【0064】 配 合 前記で得た醗酵液 500g 強力小麦粉 200g 水 300g
【0065】前記配合材料を、ミキサーに入れピーター
で低速1分、高速3分でミキシングし、温度27℃で捏
ね上げる。醗酵室は28℃で24時間醗酵させる。この
ようにして得た生地を−20℃〜−30℃で30分間急
速冷凍して、−15℃〜−30℃で冷凍保管する。
【0066】 (1)冷凍液種を使用したノータイム製法のフランスパン ・配 合 解凍した冷凍液種生地 100g フランスパン用小麦粉 1000g 塩 20g インスタントドライイースト 8g イーストフード 2g モルトシロップ 2g 水 530g
【0067】前記配合材料を、ミキサーに入れ、低速2
分、高速8分でミキシングした後、温度27℃で捏ね上
げる。次に45分間のフロアタイムをとった後、350
g宛に分割して丸め、25分間ベンチタイムをとる。整
形して型詰めし、温度28℃、湿度70%で70分間ホ
イロをとった後、200℃で35分間蒸気を入れて、焼
成すれば、冷凍液種生地を用いたおいしいフランスパン
ができた。
【0068】 (2)冷凍中種生地を使用したイギリスパン冷凍生地の製法 ・配 合 解凍した冷凍液種生地 100g 強力小麦粉 1000g 冷凍用イースト 50g 食塩 20g 砂糖 15g ラード 20g 水 600g
【0069】前記配合材料をミキサーに入れ、低速3
分、中速3分でミキシングした後、油脂を入れて、つい
で低速2分、高速2分でミキシングして、温度24℃で
捏ね上げる。次に15分間のフロアタイムをとった後、
200g宛に分割して丸め、20分間ベンチタイムをと
る。
【0070】前記生地をモルダーで円盤状に伸ばし、ア
ルミバットに並べ、−30℃で30分間急速冷凍した
後、ビニール袋に入れて、−20℃で保存する。
【0071】前記生地を室温で1時間解凍し、丸め直
し、食パン型に詰め、温度38℃、湿度85%で90分
間ホイロをとった後、ふたをしないで、200℃で35
分間オーブンで焼成する。
【0072】
【実施例9】 冷凍天然酵母中種生地の製法 ・配 合 天然酵母元種 1000g 強力小麦粉 2000g 水 1000g
【0073】前記配合材料を、ミキサーに入れ低速4
分、中速1分でミキシングし、温度28℃で捏ね上げ
る。醗酵室温度を28℃で4時間醗酵させる。醗酵終了
後、パン用分割機(又はレオン社の分割機)を使って生
地を30g〜100g位の球状に分割する。または、醗
酵生地をリバースシーターを使って、麺帯状にして、ギ
ロチンカッターを用いて、生地を20g〜150gに分
割して、四角形の板状にする。
【0074】前記醗酵生地を分割した後、プラスチック
のバットに入れ、−20℃の冷凍庫で一晩冷凍し、ビニ
ール袋に詰め、冷凍庫で保存する。または、醗酵生地を
−30℃のトンネルフリーザーのネットコンベヤの上に
直接を乗せ、30分間凍結する。前記トンネルフリーザ
ーから出た生地をビニール袋に詰め、冷凍庫で保存す
る。
【0075】前記冷凍庫から取り出し、室温で1時間位
おいてから使用する。または、冷蔵庫に入れ、5℃で一
晩解凍する。或いは温度38℃のホイロに入れ、30分
位おいてから、使用する。または、ビニール袋のまま、
流水に入れ、30分位で解凍する。
【0076】生地の加入方法としては、解凍して加える
か、或いは凍ったまま加える。生地のミキシングによる
昇温を防ぎ、適切な生地温度に仕上げる。
【0077】
【発明の効果】この発明によれば、中種を冷凍保存し、
解凍して使うため、中種の製造から、パン生地の製造ま
で一貫して製造する必要がなく、効率的かつ合理的(必
要量を必要時に製造)に製パンできる効果がある。例え
ば小規模製パンが可能となり、午前中の売れ行きを勘案
して午後の製パン種類及び量を決めることも可能とな
り、売れ残りを極度に減少させることができる効果があ
る。
【0078】また中種の製造場所と、パン生地の製造場
所を同一にする必要がなく、立地上の利点を十分生かす
ことができると共に、高度の品質管理(従って材料比
率、温度、時間、その他処理条件の管理)が正確に行わ
れるので、販売者の現場製パンの場合であっても、各種
パンの特性に応じた均質のパンを連続的に提供できる効
果がある。
【0079】従来知られている粉末パン種又は冷蔵パン
種は、その中に存在する微生物を活性化して発酵させる
ことを目的としているので、生きた菌体の保有が重要で
ある。その為には、保管中の生菌体の減少に注意を払う
必要があり、使用する菌体にも自ら制約を生じる。これ
に対し、この発明の冷凍中種は菌体が大幅に減少してい
ても、発酵生成物が必要量混入されていれば、その効果
を十分発揮することができる効果がある。
【0080】また製パンに際しては必要量のイーストを
添加するので、冷凍中種に菌体を保有させておく必要性
がなく、従って中種製造時に使用する菌体については制
約がない。また中種で使用したイーストと同一イースト
を本捏時に使用する必要がなく、天然酵母や乳酸菌の併
用も可能である。また通常の中種添加量は、小麦粉等6
0%〜100%であるが、この発明の場合には5%でも
十分効力を奏し得ることが認められた。
【0081】また冷凍中種生地を購入し、これを使用し
て本捏の冷凍生地を作り保存しておけば、小規模店にお
ける随時製パンが可能となるなど効果もある。
【0082】次にイースト中種法においては、中種ミキ
シング後、生地をPH4.9〜5.3まで発酵させ、天
然酵母中種法においては、中種ミキシング後、生地をP
H3.0〜4.9まで発酵させたので、製品の品質を一
層向上させる効果がある。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小麦粉又はライ麦粉、イースト、水その
    他の副材料を混捏し、発酵させた中種生地を急速冷凍
    し、これを冷凍保存したことを特徴とする冷凍中種生
    地。
  2. 【請求項2】 発酵時間を0〜40℃で2〜72時間と
    したことを特徴とする請求項1記載の冷凍中種生地。
  3. 【請求項3】 小麦粉又はライ麦粉、イースト、水その
    他の副材料を混捏した生地を、PH4.9〜5.3まで
    発酵させて中種生地とし、該中種生地を急速冷凍し、こ
    れを冷凍保存したことを特徴とする冷凍中種生地。
  4. 【請求項4】 小麦粉又はライ麦粉、天然酵母、水その
    他の副材料を混捏した生地を、PH3.0〜4.9まで
    発酵させて中種生地とし、該中種生地を急速冷凍し、こ
    れを冷凍保存したことを特徴とする冷凍中種生地。
  5. 【請求項5】 請求項1、3、4の何れか1つで製造し
    た冷凍中種生地を解凍し、これを本捏配合材料と共に混
    捏し、所定の発酵をさせた後、所定時間のフロアタイム
    を取り、その後、分割成形し、ついで冷凍保管すること
    を特徴とした冷凍パン生地。
  6. 【請求項6】 請求項1、3、4の何れか1つで製造し
    た冷凍中種生地を解凍し、これを本捏配合材料と共に混
    捏し、所定時間のフロアタイムを取り、その後、分割成
    形し、ついで焼成することを特徴とした冷凍中種生地を
    用いた製パン方法。
  7. 【請求項7】 フロアタイムは、1〜60分とすること
    を特徴とした請求項6記載の冷凍中種生地を用いた製パ
    ン方法。
  8. 【請求項8】 冷凍中種生地と、本捏配合材料との比率
    を小麦粉換算で、2:98〜70:30とすることを特
    徴とした請求項6記載の冷凍中種生地を用いた製パン方
    法。
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