JPH115760A - ジエーテルの製造方法 - Google Patents

ジエーテルの製造方法

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JPH115760A
JPH115760A JP9160032A JP16003297A JPH115760A JP H115760 A JPH115760 A JP H115760A JP 9160032 A JP9160032 A JP 9160032A JP 16003297 A JP16003297 A JP 16003297A JP H115760 A JPH115760 A JP H115760A
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propanediol
isopropyl
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mol
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Application number
JP9160032A
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English (en)
Inventor
Hideji Iwasaki
秀治 岩崎
Takashi Onishi
孝志 大西
Kazuo Takegawa
和雄 武川
Naohiko Kawakami
直彦 川上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Organic Chemical Industry Co Ltd
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Osaka Organic Chemical Industry Co Ltd
Kuraray Co Ltd
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Publication date
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    • Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 2,2−ジ置換−1,3−プロパンジオール
を安全かつ経済的にジエーテル化する。 【解決手段】 2,2−ジ置換−1,3−プロパンジオ
ールを、非プロトン性極性溶媒及び/又は環状エーテル
中でアルカリ金属水酸化物及びハロゲン化物と反応させ
ることによりジエーテル化する一般式1のジエーテルの
製造方法。 (R1及びR2は独立的に置換されてもよいアルキル
基、シクロアルキル基、アラルキル基もしくはアリール
基を表し、又はR1とR2は1つになって2価の脂肪族
炭化水素基を表し、R3は置換されてもよい一級アルキ
ル基又は一級アラルキル基を表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、式(1)
【0002】
【化4】
【0003】(式中、R1及びR2はそれぞれ独立的に、
置換されていてもよいアルキル基、シクロアルキル基、
アラルキル基もしくはアリール基を表し、又はR1とR2
は1つになって2価の脂肪族炭化水素基を表し、R3は
置換されてもよい一級アルキル基又は一級アラルキル基
を表す。)で示されるジエーテルの製造方法に関する。
【0004】
【従来の技術】式(1)で示されるジエーテルは、溶剤
として、あるいは金属イオンのキレート形成剤として有
用であることが知られており、対応するジオールの水酸
基をアルキル化あるいはアラルキル化することによって
製造できることが特開平2−256633号公報に記載
されている。例えば、同公報の実施例には、(i)テト
ラヒドロフラン中、水素化ナトリウムの存在下、対応す
るジオールの水酸基をヨウ化メチルでメチル化すること
により式(1)のジエーテルを得る方法、(ii)ジオキ
サン中あるいは無溶媒でカリウムt−ブトキシドの存在
下に対応するジオールの水酸基をヨウ化メチルでメチル
化して式(1)のジエーテルを得る方法が示されてい
る。また、同公報には、硫酸のジアルキルエステルを用
いて対応するジオールの水酸基をアルキル化することに
よっても式(1)のジエーテルを得ることが可能である
と記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
特開平2−256633号公報の実施例に示された方法
で使用する水素化ナトリウムやカリウムt−ブトキシド
は、いずれも塩基性が強く、しかも水に触れると分解す
る性質を有しているので、高い安全性で収率よく目的化
合物を得るという観点から、工業的規模で取扱う場合に
は困難を伴う。また、水素化ナトリウムやカリウムt−
ブトキシドは、比較的高価な塩基であり、目的化合物の
製造コストの増大の一因となる。
【0006】また、硫酸のジアルキルエステルは、人体
に対し有害な化合物であり、その取扱いには細心の注意
が必要となる。
【0007】従って、特開平2−256633号公報に
記載されたエーテルの製造方法を、式(1)のジエーテ
ルの製造に適用することは工業的に有利とはいえない。
【0008】本発明は、以上の従来の技術の課題を解決
しようとするものであり、上記の式(1)で示されるジ
エーテルを対応するジオールから製造するに際し、反応
を安全かつ経済的に実施することのできる、工業的に有
利な方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、式(1)の
ジエーテルに対応するジオール化合物を、非プロトン性
極性溶媒及び/又は環状エーテル中でアルカリ金属水酸
化物及びハロゲン化物と反応させることにより安全で容
易に、且つ高収率でジエーテル化することができること
を見出し、本発明を完成させるに至った。
【0010】即ち、本発明は、式(1)
【0011】
【化5】
【0012】(式中、R1及びR2はそれぞれ独立的に置
換されていてもよいアルキル基、シクロアルキル基、ア
ラルキル基もしくはアリール基を表し、又はR1とR2は
1つになって2価の脂肪族炭化水素基を表し、R3は置
換されてもよい一級アルキル基又は一級アラルキル基を
表す。)で表されるジエーテルの製造方法において、式
(2)
【0013】
【化6】
【0014】(式中、R1及びR2は上記定義のとおりで
ある。)で表されるジオールを、非プロトン性極性溶媒
及び/又は環状エーテル中でアルカリ金属水酸化物及び
式(3)
【0015】
【化7】R3X (3) (式中、R3は上記定義のとおりであり、Xはハロゲン
原子を表す。)で表されるハロゲン化物と反応させて式
(1)のジエーテルを得ることを特徴とする製造方法を
提供する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0017】本発明のジエーテルの製造方法は、前述し
たように、式(2)のジオールを、非プロトン性極性溶
媒及び/又は環状エーテル中でアルカリ金属水酸化物及
び式(3)のハロゲン化物と反応させることを特徴とし
ている。このように、本発明において使用する反応試薬
は、従来法で使用するものと比較していずれも、安全性
が高く、取扱いも容易なものである。従って、工業的設
備で反応を実施しやすい反応系を構成することができ
る。しかも、非常に高い収率で目的化合物を得ることが
できる。
【0018】式(1)及び式(2)において、R1及び
R2が表すアルキル基としては、例えばメチル基、エチ
ル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブ
チル基、アミル基、イソアミル基、ヘキシル基、ペプチ
ル基、オクチル基、3,7−ジメチルオクチル基、シク
ロヘキシルメチル基などが挙げられ、R1及びR2が表す
アラルキル基としては、例えばベンジル基、p−メチル
ベンジル基、フェネチル基などが挙げられる。また、R
1及びR2が表すシクロアルキル基としては、例えば、シ
クロヘキシル基、4−メチルシクロヘキシル基などが挙
げられ、R1及びR2が表すアリール基としては、例え
ば、フェニル基、p−トリル基、4−ビフェニル基、ナ
フチル基などが挙げられる。また、R1とR2が1つにな
って表してもよい2価の脂肪族炭化水素基としては、例
えばトリメチレン基、テトラメチレン基などが挙げられ
る。これらのR1及びR2は、反応に悪影響を与えない限
り、種々の置換基、例えば、メトキシ基、エトキシ基等
のアルコキシ基等で置換されていてもよい。また、式
(1)及び式(3)において、R3が表す一級アルキル
基としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、
ブチル基、イソブチル基、アミル基、イソアミル基、ヘ
キシル基、ペプチル基、オクチル基などが挙げられ、R
3が表す一級アラルキル基としては、例えばベンジル
基、p−メチルベンジル基、フェネチル基などが挙げら
れる。R3は、反応に悪影響を与えない限り、種々の置
換基、例えば、メトキシ基、エトキシ基等のアルコキシ
基などで置換されていてもよい。また、式(3)におい
てXが表すハロゲン原子としては、塩素原子、ハロゲン
原子、ヨウ素原子などを挙げることができる。
【0019】本発明の製造方法の出発物質として使用さ
れる式(2)で示されるジオールの具体例としては、
2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、2,2
−ジエチル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジイ
ソプロピル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジ−
n−プロピル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジ
イソブチル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジイ
ソペンチル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジフ
ェニル−1,3−プロパンジオール,2,2−ジベンジ
ル−1,3−プロパンジオール、2,2−ビス(シクロ
ヘキシルメチル)−1,3−プロパンジオール、2,2
−ジシクロペンチル−1,3−プロパンジオール、1,
1−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、2−メ
チル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、2−メ
チル−2−イソプロピル−1,3−プロバンジオール、
2−イソプロピル−2−イソブチル−1,3−プロパン
ジオール、2−イソプロピル−2−イソペンチル−1,
3−プロパンジオール、2−イソプロピル−2−(3,
7−ジメチルオクチル)−1,3−プロパンジオール、
2−イソプロピル−2−シクロヘキシルメチル−1,3
−プロパンジオール、2−ペンチル−2−ヘプチル−
1,3−プロパンジオール等を挙げることができる。
【0020】また、式(3)で示されるハロゲン化物の
具体例としては、塩化メチル、塩化エチル、塩化n−プ
ロピル、塩化ベンジル等の塩化物;臭化メチル、臭化エ
チル、臭化n−プロピル、臭化ベンジル等の臭化物;ヨ
ウ化メチル、ヨウ化エチル、ヨウ化n−プロピル等のヨ
ウ化物などが挙げられる。これらのハロゲン化アルキル
やハロゲン化アラルキルは、1種類のものを使用しても
よいし2種類以上を併用してもよい。これらの中でも化
合物の安定性、操作性、反応によって副生する塩の性状
などから塩化物を使用することが好ましい。
【0021】式(3)で示されるハロゲン化物の使用量
としては、式(2)で示されるジオール1モルに対し、
通常2〜20モル、好ましくは2〜10モルである。
【0022】本発明において使用する非プロトン性極性
溶媒としては、例えば、アセトニトリル、プロピオニト
リル等のニトリル類;ジグライム、ポリエチレングリコ
ールジメチルエーテルなどのエーテル類;ジメチルホル
ムアミド、ジエチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド、N−メチルピロリドン、N,N−ジメチルイミダゾ
リジノン等のアミド類などが挙げられる。また、本発明
において使用する環状エーテルとしては、例えば、テト
ラヒドロフラン、1,4−ジオキサンなどが挙げられ
る。本発明における非プロトン性極性溶媒及び/又は環
状エーテルとしては、上記したものの中でも、アセトニ
トリル、ジメチルホルムアミド又は1,4−ジオキサン
が好ましい。
【0023】なお、これらの非プロトン性極性溶媒及び
/又は環状エーテルは単独で使用してもよいし、2種類
以上を混合して使用してもよい。
【0024】これらの溶媒の使用量としては、式(2)
で示されるジオールに対して通常0.01〜50倍重量
であるが、反応の操作性、生産効率をより高いものとす
るためには式(2)で表されるジオールに対して0.1
〜10倍重量であることが好ましい。
【0025】本発明において使用するアルカリ金属水酸
化物としては、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム等であるが、中でも安価で入手容易な水酸
化ナトリウム又は水酸化カリウムが好ましい。
【0026】アルカリ金属水酸化物の使用量は、式
(2)で示されるジオール1モルに対して通常2モル以
上、好ましくは2〜10モルである。この場合、アルカ
リ金属水酸化物は、固体で使用してもよく、適切な溶媒
に溶解した溶液として使用してもよい。ここで、アルカ
リ金属水酸化物の溶解に使用される溶媒としては、前記
の非プロトン性極性溶媒の他、水を使用することもでき
る。なお、水を用いる場合、その使用量は、アルカリ金
属水酸化物に対して通常0.2〜1倍重量程度である。
【0027】本発明においては、反応をより円滑に進行
させるために、反応系内に第四級アンモニウム塩及びア
ルカリ金属ヨウ化物の少なくとも一方を共存させること
が好ましい。
【0028】第四級アンモニウム塩としては、テトラメ
チルアンモニウムクロライド、トリエチルベンジルアン
モニウムクロライド、テトラ−n−ブチルアンモニウム
クロライド、テトラ−n−ブチルアンモニウムブロミ
ド、テトラ−n−ブチルアンモニウムアイオダイド、ト
リ−n−オクチルメチルアンモニウムクロライド、セチ
ルピリジニウムクロライドなどを挙げることができる。
中でも、テトラ−n−ブチルアンモニウムクロライドや
テトラ−n−ブチルアンモニウムブロミドは、入手が容
易であり、好ましい。
【0029】また、アルカリ金属ヨウ化物としては、ヨ
ウ化ナトリウム、ヨウ化カリウム等を挙げることができ
る。中でも、より大きな反応速度が達成できるヨウ化カ
リウムの使用が好ましい。
【0030】本発明において第四級アンモニウム塩を使
用する場合、その使用量は式(2)で示されるジオール
に対して通常0.01から10モル%、好ましくは0.
1〜5モル%である。
【0031】また、アルカリ金属ヨウ化物を使用する場
合、その使用量は、式(2)で示されるジオールに対し
て通常0.1から100モル%、好ましくは1〜60モ
ル%である。
【0032】なお、第四級アンモニウム塩とアルカリ金
属ヨウ化物は、1種類を使用してもよいし2種類以上を
併用してもよい。
【0033】本発明に従うジエーテル化反応は、一般に
式(2)で示されるジオール、アルカリ金属水酸化物、
非プロトン性極性溶媒及び/又は環状エーテル、そして
所望により第四級アンモニウム塩あるいはアルカリ金属
ヨウ化物を投入した撹拌機付きの反応容器に、式(3)
で示されるハロゲン化物を添加することによって実施さ
れる。なお、式(3)で示されるハロゲン化物の添加中
および反応中は撹拌を十分に行うことが好ましい。
【0034】本発明における反応温度としては、工業的
に満足し得る反応速度でかつ収率よく目的化合物を得る
ためには、通常0℃〜200℃、好ましくは10℃〜1
00℃の範囲である。
【0035】また、本発明は、常圧、加圧等の圧力下で
実施することが出来るが、常圧から5kg/cm2の範
囲の圧力下で実施することが好ましい。
【0036】なお、本発明では、反応の進行をガスクロ
マトグラフィー等の手段によって追跡することができ
る。従って、反応を過不足のない適切な時間行うことが
でき、反応の終了時点を適切に見つけだすことができ
る。
【0037】反応終了後、反応混合物からの目的化合物
である式(1)のジエーテルの分離は常法に従って行う
ことができる。例えば、反応混合物に水を加えて副生す
る塩を溶解し、次いで水相を除去した後、必要に応じて
ヘキサンなどの有機溶媒で抽出して得た有機相を蒸留す
ることにより式(1)の化合物を取得することができ
る。
【0038】このようにして得られた式(1)で示され
るジエーテルは必要に応じて数段を有する蒸留塔を用い
て蒸留することなどによってさらに純度を高めることが
できる。
【0039】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明は以下の実施例に限定されるものではな
い。
【0040】実施例1 撹拌器、冷却器、温度計及びガス導入管を備えた内容積
200mlのフラスコに、2−イソブチル−2−イソプ
ロピル−1,3−プロパンジオール20g(0.11モ
ル)、アセトニトリル100g及び水酸化ナトリウム2
7.5g(0.69モル)を仕込み、撹拌しながら60
℃に昇温した後、メチルクロライドを導入しながら同温
度で6時間撹拌して2−イソブチル−2−イソプロピル
−1,3−プロパンジオールのジエーテル化を行った。
【0041】得られた反応混合物をガスクロマトグラフ
ィー(分析条件:カラム PEGHT(商品名)3m
(ジーエルサイエンス社製);カラム温度 70→24
0℃;昇温速度 5℃/分)で分析したところ、2−イ
ソブチル−2−イソプロピル−1,3−プロパンジオー
ルの転化率は100%であり、生成物中の2−イソブチ
ル−2−イソプロピル−1−メトキシ−3−プロパノー
ル(モノエーテル化物)と2−イソブチル−2−イソプ
ロピル−1,3−ジメトキシプロパン(ジエーテル化
物)とのモル比は、前者/後者=2/98であることが
わかった。
【0042】反応混合物を室温まで冷却した後、水12
0gを加えて生成した塩を溶解させ、次いで水相(下
層)を除去した。得られた有機相(上層)からアセトニ
トリルを減圧にて除去し、次いで得られた残留物にn−
ヘキサン100gを加えて希釈し、10%塩酸、水で順
次洗浄した後、減圧下に蒸留することによって、純度9
9.6%の2−イソブチル−2−イソプロピル−1,3
−ジメトキシプロパン(沸点87℃/10mmHg)2
0.5g(0.10モル)を得た。
【0043】実施例2 実施例1において、アセトニトリル100gに代えてジ
メチルホルムアミド100gを使用し且つ水酸化ナトリ
ウムの使用量を37.2g(0.93モル)としたこと
以外は実施例1と同様の操作を行い、2−イソブチル−
2−イソプロピル−1,3−プロパンジオールのジエー
テル化を行った。
【0044】得られた生成物を、実施例1と同様の条件
でガスクロマトグラフィー分析したところ、2−イソブ
チル−2−イソプロピル−1,3−プロパンジオールの
転化率は100%であり、生成物中の2−イソブチル−
2−イソプロピル−1−メトキシ−3−プロパノール
(モノエーテル化物)と2−イソブチル−2−イソプロ
ピル−1,3−ジメトキシプロパン(ジエーテル化物)
とのモル比は、前者/後者=4/96であることがわか
った。
【0045】反応混合物を室温まで冷却した後、水40
0gを加えて生成した塩を溶解させ、次いで水相(下
層)を除去した。次いで上層にn−ヘキサン100gを
加えて希釈し、10%塩酸、水で順次洗浄した後、減圧
下に蒸留することによって、純度99.6%の2−イソ
ブチル−2−イソプロピル−1,3−ジメトキシプロパ
ン(沸点87℃/10mmHg)20.1g(0.10
モル)を得た。
【0046】実施例3 実施例2において、水酸化ナトリウムの使用量を37.
6g(0.94モル)とし、さらにヨウ化カリウム8.
0g(0.05モル)を使用し且つ反応温度を30℃に
変更したこと以外は実施例2と同様の操作を行い、2−
イソブチル−2−イソプロピル−1,3−プロパンジオ
−ルのジエーテル化を行った。
【0047】得られた生成物を、実施例1と同様の条件
でガスクロマトグラフィー分析したところ、2−イソブ
チル−2−イソプロピル−1,3−プロパンジオールの
転化率は100%であり、生成物中の2−イソブチル−
2−イソプロピル−1−メトキシ−3−プロパノール
(モノエーテル化物)と2−イソブチル−2−イソプロ
ピル−1,3−ジメトキシプロパン(ジエーテル化物)
とのモル比は、前者/後者=3/97であることがわか
った。
【0048】得られた反応混合物に実施例2と同様の操
作を施すことによって、純度99.6%の2−イソブチ
ル−2−イソプロピル−1,3−ジメトキシプロパン2
0.3g(0.10モル)を得た。
【0049】実施例4 実施例2において、ジメチルホルムアミド100gに代
えて、ジメチルホルムアミド20g及び1,4−ジオキ
サン60gを使用し、水酸化ナトリウムの使用量を3
6.7g(0.92モル)とし、且つ反応温度を30℃
としたこと以外は実施例2と同様の操作を行い、2−イ
ソブチル−2−イソプロピル−1,3−プロパンジオー
ルのジエーテル化を行った。
【0050】得られた生成物を、実施例1と同様の条件
でガスクロマトグラフィー分析したところ、2−イソブ
チル−2−イソプロピル−1,3−プロパンジオールの
転化率は100%であり、生成物中の2−イソブチル−
2−イソプロピル−1−メトキシ−3−プロパノール
(モノエーテル化物)と2−イソブチル−2−イソプロ
ピル−1,3−ジメトキシプロパン(ジエーテル化物)
とのモル比は、前者/後者=3/97であることがわか
った。
【0051】得られた反応混合物に実施例1と同様の操
作を施すことによって、純度99.6%の2−イソブチ
ル−2−イソプロピル−1,3−ジメトキシプロパン2
0.3g(0.10モル)を得た。
【0052】実施例5 撹拌器、冷却器、温度計及びガス導入管を備えた内容積
200mlのフラスコに、2−イソアミル−2−イソプ
ロピル−1,3−プロパンジオール30g(0.16モ
ル)、アセトニトリル100g及び水酸化ナトリウム3
8.4g(0.96モル)を仕込み、撹拌しながら30
℃に昇温した後、メチルクロライドを導入しながら同温
度で6時間撹拌することにより2−イソアミル−2−イ
ソプロピル−1,3−プロパンジオールのジエーテル化
を行った。
【0053】得られた生成物を、実施例1と同様の条件
でガスクロマトグラフィー分析したところ、2−イソア
ミル−2−イソプロピル−1,3−プロパンジオールの
転化率は100%であり、生成物中の2−イソアミル−
2−イソプロピル−1−メトキシ−3−プロパノール
(モノエーテル化物)と2−イソアミル−2−イソプロ
ピル−1,3−ジメトキシプロパン(ジエーテル化物)
とのモル比は、前者/後者=2/98であることがわか
った。
【0054】得られた反応混合物に実施例1と同様の操
作を施すことによって、純度99.3%の2−イソアミ
ル−2−イソプロピル−1,3−ジメトキシプロパン3
2.4g(0.15モル)を得た。
【0055】実施例6 実施例5において、塩化メチルを臭化メチルに代えたこ
と以外は実施例5と同様の操作を行い、2−イソアミル
−2−イソプロピル−1,3−プロパンジオールのジエ
ーテル化を行った。
【0056】得られた生成物を、実施例1と同様の条件
でガスクロマトグラフィー分析したところ、2−イソア
ミル−2−イソプロピル−1,3−プロパンジオールの
転化率は100%であり、生成物中の2−イソアミル−
2−イソプロピル−1−メトキシ−3−プロパノール
(モノエーテル化物)と2−イソアミル−2−イソプロ
ピル−1,3−ジメトキシプロパン(ジエーテル化物)
とのモル比は、前者/後者=3/97であることがわか
った。
【0057】得られた反応混合物に実施例1と同様の操
作を施すことによって、純度99.4%の2−イソアミ
ル−2−イソプロピル−1,3−ジメトキシプロパン3
2.1g(0.15モル)を得た。
【0058】実施例7 実施例5において、水酸化ナトリウム38.4gに加え
て50%水酸化ナトリウム水溶液51.2g(水酸化ナ
トリウムとして0.64モル)を使用し、且つ反応温度
を60℃としたこと以外は実施例5と同様の操作を行
い、2−イソアミル−2−イソプロピル−1,3−プロ
パンジオールのジエーテル化を行った。
【0059】得られた反応混合物を、実施例1と同様の
条件でガスクロマトグラフィー分析したところ、2−イ
ソアミル−2−イソプロピル−1,3−プロパンジオー
ルの転化率は100%であり、生成物中の2−イソアミ
ル−2−イソプロピル−1−メトキシ−3−プロパノー
ル(モノエーテル化物)と2−イソアミル−2−イソプ
ロピル−1,3−ジメトキシプロパン(ジエーテル化
物)とのモル比は、前者/後者=2/98であることが
わかった。
【0060】得られた反応混合物に実施例1と同様の操
作を施すことによって、純度99.6%の2−イソアミ
ル−2−イソプロピル−1,3−ジメトキシプロパン3
2.6g(0.15モル)を得た。
【0061】実施例8 実施例7において、更にトリ−n−オクチルメチルアン
モニウムクロライド0.02g(0.05ミリモル)を
反応系に添加し、反応温度を30℃とし且つ反応時間を
4時間に変更したこと以外は実施例7と同様の操作を行
い、2−イソアミル−2−イソプロピル−1,3−プロ
パンジオールのジエーテル化を行った。
【0062】得られた反応混合物を、実施例1と同様の
条件でガスクロマトグラフィー分析したところ、2−イ
ソアミル−2−イソプロピル−1,3−プロパンジオー
ルの転化率は100%であり、生成物中の2−イソアミ
ル−2−イソプロピル−1−メトキシ−3−プロパノー
ル(モノエーテル化物)と2−イソアミル−2−イソプ
ロピル−1,3−ジメトキシプロパン(ジエーテル化
物)とのモル比は、前者/後者=2/98であることが
わかった。
【0063】得られた反応混合物に実施例1と同様の操
作を施すことによって、純度99.6%の2−イソアミ
ル−2−イソプロピル−1,3−ジメトキシプロパン3
2.1g(0.15モル)を得た。
【0064】実施例9 実施例8において、2−イソアミル−2−イソプロピル
−1,3−プロパンジオール30gに代えて2,2−ジ
メチル−1,3−プロパンジオール16.6g(0.1
6モル)を使用したこと以外は実施例8と同様の操作を
行い、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオールの
ジエーテル化を行った。
【0065】得られた反応混合物を実施例1と同様の条
件でガスクロマトグラフィー分析したところ2,2−ジ
メチル−1,3−プロパンジオールの転化率は100%
であり、生成物における2,2−ジメチル−1−メトキ
シ−3−プロパノール(モノエーテル化物)と2,2−
ジメチル−1,3−ジメトキシプロパン(ジエーテル化
物)とのモル比は、前者/後者=1/99であった。
【0066】得られた反応混合物に実施例1と同様の操
作を施すことにより、純度99.2%の2,2−ジメチ
ル−1,3−ジメトキシプロパン18.5g(0.14
モル)を得た。
【0067】実施例10 実施例8において2−イソアミル−2−イソプロピル−
1,3−プロパンジオール30gに代えて2−フェニル
−2−メチル−1,3−プロパンジオール26.6g
(0.16モル)を使用したこと以外は実施例8と同様
の操作を行い、2−フェニル−2−メチル−1,3−プ
ロパンジオールのジエーテル化を行った。
【0068】得られた反応混合物を実施例1と同様の条
件でガスクロマトグラフィー分析したところ2−フェニ
ル−2−メチル−1,3−プロパンジオールの転化率は
100%であり、生成物における2−フェニル−2−メ
チル−1−メトキシ−3−プロパノール(モノエーテル
化物)と2−フェニル−2−メチル−1,3−ジメトキ
シプロパン(ジエーテル化物)とのモル比は、前者/後
者=3/97であった。
【0069】得られた反応混合物に実施例1と同様の操
作を施すことにより、純度99.0%の2−フェニル−
2−メチル−1,3−ジメトキシプロパン29.1g
(0.15モル)を得た。
【0070】実施例11 実施例8において、2−イソアミル−2−イソプロピル
−1,3−プロパンジオール30gに代えて2−フェニ
ル−2−メチル−1,3−プロパンジオール26.6g
(0.16モル)を使用し、塩化メチルに代えてヨウ化
メチル90.88g(0.64モル)を2時間かけて滴
下し、且つ30℃で4時間撹拌したこと以外は実施例8
と同様の操作を行い、2−フェニル−2−メチル−1,
3−プロパンジオールのジエーテル化を行った。
【0071】得られた反応混合物を実施例1と同様の条
件でガスクロマトグラフィー分析したところ2−フェニ
ル−2−メチル−1,3−プロパンジオールの転化率は
100%であり、生成物における2−フェニル−2−メ
チル−1−メトキシ−3−プロパノール(モノエーテル
化物)と2−フェニル−2−メチル−1,3−ジメトキ
シプロパン(ジエーテル化物)とのモル比は、前者/後
者=2/98であった。
【0072】得られた反応混合物に実施例1と同様の操
作を施すことにより、純度99.3%の2−フェニル−
2−メチル−1,3−ジメトキシプロパン29.0g
(0.15モル)を得た。
【0073】実施例12 実施例8において、2−イソアミル−2−イソプロピル
−1,3−プロパンジオール30gに代えて2−エチル
−2−メチル−1,3−プロパンジオール18.9g
(0.16モル)を使用したこと以外は実施例8と同様
の操作を行い、2−エチル−2−メチル−1,3−プロ
パンジオールのジエーテル化を行った。
【0074】得られた反応混合物を実施例1と同様の条
件でガスクロマトグラフィー分析したところ2−エチル
−2−メチル−1,3−プロパンジオールの転化率は1
00%であり、生成物における2−エチル−2−メチル
−1−メトキシ−3−プロパノール(モノエーテル化
物)と2−エチル−2−メチル−1,3−ジメトキシプ
ロパン(ジエーテル化物)とのモル比は、前者/後者=
3/97であった。
【0075】得られた反応混合物に実施例1と同様の操
作を施すことにより、純度99.3%の2−エチル−2
−メチル−1,3−ジメトキシプロパン20.0g
(0.13モル)を得た。
【0076】比較例1 実施例8において、アセトニトリル100gに代えてト
ルエン100gを使用し、且つ反応時間を8時間に変更
したこと以外は実施例8と同様の操作を行い、2−イソ
アミル−2−イソプロピル−1,3−プロパンジオ−ル
のジエーテル化を行った。
【0077】得られた反応混合物を実施例1と同様の条
件でガスクロマトグラフィー分析したところ、2−イソ
アミル−2−イソプロピル−1,3−プロパンジオール
の転化率は100%であるが、生成物における2−イソ
アミル−2−イソプロピル−1−メトキシ−3−プロパ
ノール(モノエーテル化物)と2−イソアミル−2−イ
ソプロピル−1,3−ジメトキシプロパン(ジエーテル
化物)とのモル比は、前者/後者=35/65であっ
た。
【0078】なお、得られた反応混合物を30℃でさら
に撹拌したが、これ以上の反応の進行は認められず、目
的化合物の割合は増加しなかった(ガスクロマトグラフ
ィー分析による)。
【0079】比較例2 比較例1において、反応速度を60℃とするとともに、
塩化メチルに代えてヨウ化メチル136.32g(0.
96モル)を2時間かけて滴下し、且つ60℃で、4時
間撹拌したこと以外は比較例1と同様の操作を行い、2
−イソアミル−2−イソプロピル−1,3−プロパンジ
オールのジエーテル化を行った。
【0080】得られた反応混合物を実施例1と同様の条
件でガスクロマトグラフィー分析したところ、2−イソ
アミル−2−イソプロピル−1,3−プロパンジオール
の転化率は100%であるが、生成物における2−イソ
アミル−2−イソプロピル−1−メトキシ−3−プロパ
ノール(モノエーテル化物)と2−イソアミル−2−イ
ソプロピル−1,3−ジメトキシプロパン(ジエーテル
化物)とのモル比は、前者/後者=45/55であっ
た。
【0081】なお、得られた反応混合物を30℃でさら
に撹拌したが、これ以上の反応の進行は認められず、目
的化合物の割合は増加しなかった(ガスクロマトグラフ
ィー分析による)。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば、式(2)で示される
2,2−ジ置換−1,3−プロパンジオールを安全かつ
経済的にしかも高い収率でジエーテル化することによっ
て式(1)で示されるジエーテルを得ることができる。
従って、本発明のジエーテルの製造方法は、工業的に有
利な方法となる。
フロントページの続き (72)発明者 武川 和雄 大阪府柏原市片山町18番8号 大阪有機化 学工業株式会社内 (72)発明者 川上 直彦 大阪府柏原市片山町18番8号 大阪有機化 学工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1) 【化1】 (式中、R1及びR2は、それぞれ独立的に置換されても
    よいアルキル基、シクロアルキル基、アラルキル基もし
    くはアリール基を表し、又はR1とR2は1つになって2
    価の脂肪族炭化水素基を表し、R3は置換されてもよい
    一級アルキル基又は一級アラルキル基を表す。)で表さ
    れるジエーテルの製造方法において、式(2) 【化2】 (式中、R1及びR2は上記定義のとおりである。)で表
    されるジオールを、非プロトン性極性溶媒及び/又は環
    状エーテル中でアルカリ金属水酸化物及び式(3) 【化3】R3X (3) (式中、R3は上記定義のとおりであり、Xはハロゲン
    原子を表す。)で表されるハロゲン化物と反応させて式
    (1)のジエーテルを得ることを特徴とする製造方法。
  2. 【請求項2】 非プロトン性極性溶媒及び/又は環状エ
    ーテルが、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド及び
    ジオキサンからなる群から選ばれる少なくとも1種であ
    る請求項1に記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 第四級アンモニウム塩及びアルカリ金属
    ヨウ化物の少なくとも一方を共存させて反応を行う請求
    項1又は2記載の製造方法。
JP9160032A 1997-06-17 1997-06-17 ジエーテルの製造方法 Pending JPH115760A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021004760A1 (en) 2019-07-08 2021-01-14 Sabic Global Technologies B.V. Process for the di-o-alkylation of 1,3-diols to 1,3-diethers
US12612349B2 (en) 2020-10-13 2026-04-28 Sabic Global Technologies B.V. Process for the preparation of 2-isopentyl-2-isopropyl-1,3-dimethoxypropane

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021004760A1 (en) 2019-07-08 2021-01-14 Sabic Global Technologies B.V. Process for the di-o-alkylation of 1,3-diols to 1,3-diethers
CN114096506A (zh) * 2019-07-08 2022-02-25 Sabic环球技术有限责任公司 使1,3-二醇二-o-烷基化为1,3-二醚的方法
US20220356138A1 (en) * 2019-07-08 2022-11-10 Sabic Global Technologies B.V. Process for the di-o-alkylation of 1,3-diols to 1,3-diethers
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