JPH1157876A - マスターバックブレーキシェル成形用金型 - Google Patents

マスターバックブレーキシェル成形用金型

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JPH1157876A
JPH1157876A JP9216732A JP21673297A JPH1157876A JP H1157876 A JPH1157876 A JP H1157876A JP 9216732 A JP9216732 A JP 9216732A JP 21673297 A JP21673297 A JP 21673297A JP H1157876 A JPH1157876 A JP H1157876A
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die
brake shell
thickness
punch
back brake
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Toshio Yuhara
利雄 湯原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マスターバックブレーキシェルの周壁部の薄
肉化を容易・確実に達成することができる新規なマスタ
ーバックブレーキシェル成形用金型の提供。 【解決手段】 上記ポンチ6とダイス5とのクリアラン
スcをマスターバックブレーキシェル8の周壁部1bの
板厚t2 よりも5〜15%程度狭く設定すると共に、ダ
イス肩5aの丸み半径Rを0.5〜2.0t2 に設定す
る。これによって破断などを招くことなく、深絞り時に
マスターバックブレーキシェル周壁部の薄肉化を容易・
確実に達成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円筒状をしたマス
ターバックブレーキシェルを深絞り加工する際に用いる
成形用金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、バス、トラック等に備えられる
マスターバックブレーキのシェルは、図7に示すよう
に、一端が開口した円筒状のシェル本体1の開口部に取
付フランジ2が形成された構造となっている。
【0003】そして、このような形状をしたマスターバ
ックブレーキシェルを製造するには図9に示すように、
絞り板3を金型4のポンチ6上に設置し(図9(A))
た後、ダイス5を押し下げ(図9(B))、そのダイス
肩5aによって絞り板3を絞り加工して成形するように
なっている(図9(C))。その後、図8に示すよう
に、強度が要求されるシェル本体1の天井部1aに補強
部材7を取り付けて、加工後のシェル本体1の強度を増
すようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、絞り加工後
のシェル本体1にこのような補強部材7を後から取り付
ける方法では、製造工程が増えてしまう上に、シェル本
体1の重量が増大してしまうといった不都合がある。
【0005】そのため、強度が要求される天井部1aの
肉厚t1 はそのままで、周壁部1bの肉厚t2 のみを天
井部1aの肉厚t1 の40〜70%程度まで薄肉化する
絞り加工を行うことで、充分な強度を保持しつつ製造工
程の簡略化とシェル本体1の軽量化を達成することがで
きる。
【0006】しかしながら、従来の金型による絞り加工
では周壁部1bの肉厚t2 を天井部1aの肉厚t1 の4
0〜70%程度まで薄肉化することは極めて困難なた
め、良好な成形品を得ることができなかった。すなわ
ち、絞り加工によってシェル本体1の周壁部1bのみを
薄肉化するには、ダイス5とポンチ6とのクリアランス
を所望の肉厚程度に狭くすることによって行うことにな
るが、単にダイス5とポンチ6とのクリアランスを狭く
しただけでは、ダイス5による絞り加工時にシェル本体
1の周壁部1bがその応力によって簡単に破断してしま
うこととなっていた。
【0007】そこで、本発明はこのような課題を有効に
解決するために試行錯誤した結果、案出されたものであ
り、その目的はマスターバックブレーキシェルの周壁部
の薄肉化を容易・確実に達成することができる新規なマ
スターバックブレーキシェル成形用金型を提供するもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、冷間圧延鋼板をポンチとダイスによって深
絞り加工して、周壁部の板厚t2 が天井部板厚t1 の4
0〜70%となる円筒状のマスターバックブレーキシェ
ルを成形するための金型において、上記ポンチとダイス
とのクリアランスを上記マスターバックブレーキシェル
の周壁部の板厚t2 よりも5〜15%程度狭く設定する
と共に、上記ダイス肩の丸み半径Rを0.5t2 〜2.
0t2 に設定したものである。
【0009】すなわち、本発明はポンチとダイスとのク
リアランスと、ダイス肩の丸み半径Rを上記の範囲に設
定したものであり、これによって、絞り加工時の破断を
招くことなく軽量化と強度を兼ね備えたマスターバック
ブレーキシェルを容易且つ確実に得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明を実施する好適一形
態を添付図面を参照しながら説明する。
【0011】図1は本発明に係るマスターバックブレー
キシェル成形用金型の実施の一形態を示す縦断面図、図
3はこの成形用金型で得られるマスターバックブレーキ
シェル8の実施の一形態を示す縦断面図である。
【0012】図示するように、この金型は円筒状をした
ポンチ6と、このポンチ6を嵌合すべく昇降する筒状の
ダイス5とから構成されており、上述したように、この
ポンチ6上に冷間圧延鋼板(SPC−A〜E)等の絞り
板3を載置した後、ダイス5を降下させることで図3に
示すようなマスターバックブレーキシェル8を深絞り加
工できるようになっている。
【0013】また、このマスターバックブレーキシェル
8は、図3及び図4に示すように、その天井部1aの板
厚t1 に対してその周壁部1bの板厚t2 が40〜70
%程度の薄さに加工されており、必要な強度を保持しつ
つ軽量化を達成できるようになっている。
【0014】そして、このようなマスターバックブレー
キシェル8を深絞り加工するために、本発明は金型に以
下に示すような構造をしている。
【0015】先ず、図2及び図4に示すように、このダ
イス5とポンチ6のクリアランスcはマスターバックブ
レーキシェル8の周壁部1bの板厚t2 よりも約5〜1
5%程度狭く設定されている。例えば、このマスターバ
ックブレーキシェル8の天井部1aの板厚t1 が4.0
mm、周壁部1bの板厚t2 が2.0mmの場合にはダ
イス5とポンチ6とのクリアランスcは1.7〜1.9
mmの幅となっている。すなわち、低炭素鋼である冷間
圧延鋼板(SPC−A〜E,JIS−No3141)等
の絞り板3は、深絞り加工後にスプリングバックと称さ
れる戻りが約5〜15%程度発生することから、このク
リアランスcを周壁部1bの板厚t2 と同じ2.0mm
とすると加工後のスプリングバックによって周壁部1b
の板厚t2 が所望の値より大きくなってしまうためであ
る。
【0016】次に、図5に示すように、ダイス5の内周
縁に位置するダイス肩5aの丸み半径Rは周壁部1bの
板厚t2 に対して0.5t2 〜2.0t2 の範囲に設定
されている。例えば、周壁部1bの板厚t2 が2.0m
mの場合には、ダイス肩5aの丸み半径Rは1.0〜
4.0mmとなっている。すなわち、この範囲を超える
と、深絞り加工時に絞り板3に加わるダイス肩5aの応
力によって絞り板3が破断してしまい、良好な薄肉化が
達成できなくなるからである。尚、このクリアランスc
及びダイス肩5aの丸み半径Rについて幅を持たせたの
は、使用する絞り板3の材質によって加工時の引張り強
さ、耐力、伸び、スプリングバック等の機械的・物理的
特性が微妙に異なるからである。
【0017】そして、このような構造をした金型を用
い、従来と同様に冷間圧延鋼板からなる絞り板3を深絞
り加工すると、破断などの不都合を招くことなく容易か
つ確実に周壁部1bの薄肉化を行うことができる。
【0018】このように、本発明の深絞り加工用金型
は、ポンチとダイスとのクリアランスをマスターバック
ブレーキシェルの周壁部の板厚t2 よりも5〜15%程
度狭く設定すると共に、ダイス肩の丸み半径Rを0.5
〜2.0t2 に設定したため、周壁部1bの薄肉化を確
実に行うことが可能となり、従来の金型では困難であっ
た軽量化と高強度を兼ね備えたマスターバックブレーキ
シェルを容易且つ確実に得ることができる。尚、ダイス
肩5aの初期食い込みによる破断を防止するために、さ
らに図6に示すようにダイス肩5a内側上部5bを数μ
m〜数十μm程度削るようにしても良い。
【0019】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、深絞り加
工時の破断を招くことなく軽量化と強度を兼ね備えたマ
スターバックブレーキシェルを容易且つ確実に得ること
ができる。従って、従来のような補強部材が不要となっ
て加工工程が省略されるため、製造コストの低下も達成
できるといった優れた効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る加工用金型の実施の一形態を示す
縦断面図である。
【図2】図1中S部を示す部分拡大図である。
【図3】本発明の成形用金型で得ることができるマスタ
ーバックブレーキシェルの一例を示す縦断面図である。
【図4】図3中S部を示す部分拡大図である。
【図5】図2中S部を示す部分拡大図である。
【図6】本発明の他の実施の一形態を示す部分拡大図で
ある。
【図7】従来のマスターバックブレーキシェルの一例を
示す斜視図である。
【図8】(A)は従来のマスターバックブレーキシェル
の一例を示す縦断面図である。(B)は図8(A)中S
部を示す部分拡大図である。
【図9】従来のマスターバックブレーキシェルの絞り加
工の一例を示す工程図である。
【符号の説明】
3 絞り板 5 ダイス 5a ダイス肩 6 ポンチ 8 マスターバックブレーキシェル 1a 天井部 1b 周壁部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷間圧延鋼板をポンチとダイスによって
    深絞り加工して、周壁部の板厚t2 が天井部板厚t1
    40〜70%となる円筒状のマスターバックブレーキシ
    ェルを成形するための金型において、上記ポンチとダイ
    スとのクリアランスを上記マスターバックブレーキシェ
    ルの周壁部の板厚t2 よりも5〜15%程度狭く設定す
    ると共に、上記ダイス肩の丸み半径Rを0.5〜2.0
    2 に設定したことを特徴とするマスターバックブレー
    キシェル成形用金型。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49115070A (ja) * 1973-02-21 1974-11-02
JPS57149032A (en) * 1981-02-13 1982-09-14 American Can Co Method of molding vessel
JPS6116402U (ja) * 1984-07-04 1986-01-30 自動車機器株式会社 倍力装置のハウジング

Patent Citations (3)

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