JPH1159464A - 電動モータ駆動式転舵制御装置 - Google Patents

電動モータ駆動式転舵制御装置

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JPH1159464A
JPH1159464A JP9228614A JP22861497A JPH1159464A JP H1159464 A JPH1159464 A JP H1159464A JP 9228614 A JP9228614 A JP 9228614A JP 22861497 A JP22861497 A JP 22861497A JP H1159464 A JPH1159464 A JP H1159464A
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JP
Japan
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electric motor
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JP9228614A
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English (en)
Inventor
Kenji Nishikawa
賢司 西川
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】車輪を操舵する機構に発生した異常を速やかに
かつ確実に検出することが可能な電動モータ駆動式転舵
制御装置を提供する。 【解決手段】電流モータ17に供給される電流Iが第1
しきい値Sに一旦達して(過電流検出フラッグFが一旦
オン)、第1計数値CTOCの歩進が開始されると、電流
Iが第1しきい値S未満に下降し続けて(過電流検出フ
ラッグFのオフ)、第2計数値CTNOCが0から第2し
きい値CTNOCLIMITまで歩進されない限り、第1計数値
CTOCの歩進を継続し、この第1計数値CTOCが第1し
きい値CTOCLIMITに達すると、リレー36の接点をオ
フにして、電源から電動モータ17に至る電流経路を遮
断している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動モータによっ
て車輪を操舵する電動モータ駆動式転舵制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置としては、例えば特
開平6−219289号公報に記載のものがある。ここ
では、電動モータによって車輪を操舵しており、この電
動モータに流れる電流を検出すると共に、車輪の舵角を
検出し、電動モータに設定値以上の電流が流れているに
もかかわらず、車輪の舵角が変動しない状態が所定時間
だけ継続すると、モータがロックしていると見なしてい
る。これによって、モータの焼き付けを防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電動モータ
の駆動制御に際しては、電動モータに過電流が流れる度
に、電流の供給を一時的に中断する。例えば、ドライバ
ICによって電動モータを制御する場合、図5(a)に
示す様に電動モータに流れる電流Iと予め定められたし
きい値Sを比較し、電動モータの電流Iがしきい値Sを
越えたときには、このドライバICによる電流Iの供給
を一時的に中断してから、このドライバICによる電流
Iの供給を再開する。この結果、電動モータの電流Iの
供給が間欠的に行われ、この電流Iが鋸波状の波形とな
る。
【0004】一方、先に述べた従来の制御装置において
は、その制御を上位のプロセッサによって行っており、
この上位のプロセッサが電動モータの過電流を監視して
いる。例えば、ドライバICによる電流Iの供給と中断
に伴い、図5(b)の過電流検出フラッグFが形成され
ている場合、上位のプロセッサは、この過電流検出フラ
ッグFを図5(c)の予め定められた周期で監視し、こ
の監視の度に、過電流検出フラッグFがオンであれば、
電動モータに過電流が流れ続けていると見なす。
【0005】しかしながら、ドライバICによる電動モ
ータへの電流の供給を間欠的に行っている状態で、プロ
セッサによる周期的な監視を行うと、電流の供給を一時
的に中断しているときに、プロセッサによる監視が行わ
れることがある。つまり、過電流検出フラッグFがオフ
のときに、プロセッサによって、この過電流検出フラッ
グFが読み込まれることがあり、この場合は、過電流が
流れ続けているとは判定されない。このため、電動モー
タに過電流が流れ続け得る事態が継続しているにもかか
わらず、プロセッサは、この事態を判定することができ
ず、この結果、モータロックの判定が遅れてしまった。
【0006】あるいは、過電流検出フラッグFを監視す
るのではなく、プロセッサによって電動モータの電流I
を直接する監視する場合も、この電流Iが鋸波状の波形
であるから、監視のタイミングによって、この電流Iが
しきい値以上となったり、しきい値未満となるので、過
電流が流れ続け得る事態が継続しているにもかかわら
ず、この事態を判定することができなかった。
【0007】そこで、本発明は、上記課題を解決するた
めになされたもので、車輪を操舵する機構に発生した異
常を速やかにかつ確実に検出することが可能な電動モー
タ駆動式転舵制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、電動モータによって車輪を操舵する電動
モータ駆動式転舵制御装置であって、前記電動モータに
過電流が流れている状態の継続時間が第1しきい値を越
えると、異常が発生していると判定する判定手段を備
え、該判定手段は、前記電動モータに過電流が流れてい
ない状態の継続時間が第2しきい値以下である場合に
は、前記電動モータに過電流が流れている状態が継続し
ていると見なしている。
【0009】この様な構成によれば、電動モータに過電
流が一旦流れると、電動モータに過電流が流れていない
状態の継続時間が第2しきい値以下である限り、つまり
過電流が一時的に検出されなくても、電動モータに過電
流が流れている状態が継続していると見なす。
【0010】また、本発明は、電動モータによって車輪
を操舵する電動モータ駆動式転舵制御装置であって、前
記電動モータを流れる過電流を検出する過電流検出手段
と、前記過電流検出手段によって電動モータへの過電流
が検出されている期間を計時する第1計時手段と、前記
過電流検出手段によって電動モータへの過電流が検出さ
れていない期間を計時する第2計時手段と、前記過電流
検出手段による過電流の検出に応答して、前記第2計時
手段を初期状態に戻すと共に、第2計時手段による計時
時間が第2しきい値を越えると、前記第1計時手段を初
期状態に戻し、第1計時手段による計時時間が第1しき
い値を越えると、異常が発生していると判定する判定手
段とを備えている。
【0011】この様な構成によれば、第2計時手段は、
過電流検出手段によって電動モータへの過電流が検出さ
れていない期間を計時し、過電流の検出に応答して初期
状態に戻される。したがって、この第2計時手段は、過
電流が検出されていない連続的な期間を計時することに
なる。また、第1計時手段は、過電流検出手段によって
電動モータへの過電流が検出されている期間を計時し、
第2計時手段による計時時間が第2しきい値を越えると
初期状態に戻される。したがって、電動モータの過電流
が一旦検出された場合は、第2計時手段による計時時間
が第2しきい値を越える直前まで電動モータの過電流が
検出されなくても、つまり過電流が一時的に検出されな
くても、第1計時手段による計時が継続される。更に、
判定手段は、第1計時手段による計時時間が第1しきい
値を越えると、電動モータを含む操舵機構に異常が発生
していると判定している。
【0012】すなわち、電動モータの過電流が一旦検出
されると、過電流が一時的に検出されなくても、第1計
時手段による計時が継続され、この第1計時手段による
計時時間が第1しきい値を越えたときに、電動モータを
含む操舵機構に異常が発生したと判定される。
【0013】このため、電動モータの駆動制御に際し、
電動モータに過電流が流れる度に、電流の供給を一時的
に中断したとしても、第1計時手段による計時時間に基
づいて、電動モータを含む操舵機構の異常を速やかにか
つ確実に検出することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して説明する。図1は、本発明の電動モータ駆
動式転舵制御装置の一実施形態を示している。また、図
2は、この実施形態の転舵制御装置を適用した車両の概
略構成を示している。
【0015】図2において、前輪操舵機構11は、ステ
アリングホイール12の操舵軸に連動するピニオン(図
示せず)と、このピニオンにかみ合うラック軸13を備
えており、ステアリングホイール12の操舵に伴い、ピ
ニオンが回動すると、ラック軸13が左右方向に移動
し、このラック軸13に連動する各前輪14,15の舵
角が変わる。
【0016】また、後輪操舵機構16は、電動モータ1
7(例えばブラシレスモータ)の駆動軸に連動するピニ
オン(図示せず)と、このピニオンにかみ合うラック軸
18を備えており、電動モータ17の作動に伴い、ピニ
オンが回動すると、ラック軸18が左右方向に移動し、
このラック軸18に連動する各後輪19,20の舵角が
変わる。
【0017】ステアリングセンサ21は、ステアリング
ホイール12の操舵軸の回転角を検出する。車速センサ
22は、この車両の速度を検出する。車輪速センサ23
は、車輪の回転速度を検出する。ヨーレートセンサ24
は、この車両のヨーレートを検出する。後輪舵角センサ
25は、各後輪19,20の舵角を検出する。位置セン
サ26は、電動モータ17の駆動軸の回転角を検出す
る。
【0018】電動モータ駆動式転舵制御装置27は、各
センサ21〜26の検出出力、及び電動モータ17への
供給電圧等を入力し、これらの検出出力や電動モータ1
7への供給電圧等に基づいて、電動モータ17を駆動制
御し、各後輪19,20の舵角を変更する。
【0019】この電動モータ駆動式転舵制御装置27
は、図1に示す様に構成され、メインCPU28、サブ
CPU29、ドライバ駆動&監視用IC30、ドライバ
IC31、オア回路32、電源IC33及びメモリ34
等を備える。
【0020】メインCPU28は、各センサ21〜26
の検出出力及び電動モータ17への供給電圧等に基づい
て、電動モータ17の駆動軸の回転方向、回転角及び回
転速度を求め、回転方向と回転角に応じて、各駆動信号
LA1,LA2〜LC1,LC2をドライバ駆動&監視用I
C30に通知し、また回転速度をサブCPU29に通知
する。サブCPU29は、回転速度に応じて、PWM信
号をドライバ駆動&監視用IC30に通知する。
【0021】ドライバ駆動&監視用ICIC30は、メ
インCPU28からの各駆動信号LA1,LA2〜LC
1,LC2に応答して、ドライバIC31の上段側の各ス
イッチング素子31aのいずれか1つと、ドライバIC
31の下段側の各スイッチング素子31bのいずれか1
つを選択する。また、ドライバ駆動&監視用IC30
は、サブCPU29からのPWM信号に対応する期間だ
け、選択した各スイッチング素子31a,31bをオン
にする。これによって、電源(図示せず)からの電流が
ヒューズ35→リレー36→抵抗37→上段側のスイッ
チング素子31a→電動モータ17→下段側のスイッチ
ング素子31bと言う経路で流れる。
【0022】この様な上段側のスイッチング素子31a
及び下段側のスイッチング素子31bの選択とオンを繰
り返し、これによって電動モータ17がいずれかの回転
方向に適宜の回転速度で一定の回転角だけ回転し、各後
輪19,20の舵角が変更される。
【0023】また、上段側のスイッチング素子31a及
び下段側のスイッチング素子31bの選択とオンの繰り
返しに伴い、ドライバIC31の抵抗37には、電動モ
ータ17に供給される電流Iが流れる。ドライバ駆動&
監視用IC30は、この電流Iの量を検出し、この電流
Iの量をメインCPU28に通知する。また、ドライバ
駆動&監視用IC30は、この電流Iと予め定められた
第1しきい値S及び第2しきい値S2(S<S2)を比較
し、この電流Iが第1しきい値Sを越えると、下段側の
各スイッチング素子31bを一旦オフにして、電動モー
タ17への電流Iの供給を一時的に中断してから、この
電流Iの供給を再開する。
【0024】この様な電動モータ17への電流Iの供給
と中断の繰り返しによって、図5(a)に示す様に電流
Iが鋸波状の波形となる。ドライバ駆動&監視用ICI
C30は、電流Iと第1しきい値Sの比較に基づいて、
図5(b)に示す過電流検出フラッグFを形成し、この
過電流検出フラッグFを過電流検出信号としてメインC
PU28に出力する。
【0025】なお、ドライバ駆動&監視用IC30は、
電流Iを予め定められた第2しきい値S2(S<S2)と
も比較し、この電流Iが第2しきい値S2を越えると、
上段側の各スイッチング素子31aをオフにして、電動
モータ17への電流Iの供給を停止し、かつ異常電流検
出信号をメインCPU28に通知する。この第2しきい
値S2は、第1しきい値Sよりも大きくされており、例
えば上段側のスイッチング素子31aがオン状態で、下
段側の各スイッチング素子31bが短絡すると、この第
2しきい値S2を電流Iが越える。
【0026】さて、この様な構成において、電流Iが鋸
波状であっても、車輪を操舵する電動モータの異常を速
やかにかつ確実に検出するために、図3のフローチャー
トの処理を行っている。
【0027】まず、メインCPU28は、予め定められ
た周期で、過電流検出信号である図5(b)の過電流検
出フラッグFを監視し(ステップ101)、この過電流
検出フラッグFがオンであれば(ステップ101,Ye
s)、第1計数値CTOCを歩進し(ステップ102)、
更に第2計数値CTNOCを0に初期化する(ステップ1
03)。そして、メインCPU28は、第1計数値CT
OCが予め定められた第1しきい値CTOCLIMIT未満であ
ることを確認してから(ステップ104,No)、ステッ
プ101に戻る。
【0028】過電流検出フラッグFがオンであり続けれ
ば、各ステップ101,102,103,104を一定
周期で繰り返す度に、第1計数値CTOCが歩進され、こ
の第1計数値CTOCが第1しきい値CTOCLIMITに達す
る(ステップ104,Yes)。この場合、メインCPU
28は、第1計数値CTOCを第1しきい値CTOCLIMIT
に固定し(ステップ105)、モータがロック状態もし
くは過負荷状態であると判定して、この旨をオア回路3
2を介して報知し、かつリレー36の接点をオフにし、
電源から電動モータ17に至る電流経路を遮断する(ス
テップ106)。これによって、電動モータ17、各種
の電子機器及びワイヤーハーネス等を保護する。
【0029】また、各ステップ101,102,10
3,104を一定周期で繰り返すうちに、過電流検出フ
ラッグFがオフになると(ステップ101,No)、メイ
ンCPU28は、第2計数値CTNOCを歩進し(ステッ
プ107)、第2計数値CTNOCが予め定められた第2
しきい値CTNOCLIMIT未満であることを確認してから
(ステップ108,No)、ステップ101に戻る。
【0030】過電流検出フラッグFがオフであり続けれ
ば、各ステップ101,107,108が一定周期で繰
り返され、その度に、第2計数値CTNOCが歩進される
ものの、第2計数値CTNOCが第2しきい値CTNOCLIMI
T未満であるうちに(ステップ108,No)、再び過電
流検出フラッグFがオンになると(ステップ101,Ye
s)、第1計数値CTOCを歩進し(ステップ102)、
第2計数値CTNOCを0に初期化し(ステップ10
3)、第1計数値CTOCが第1しきい値CTOCLIM
IT未満であることを確認してから(ステップ104,
No)、ステップ101に戻ることになる。
【0031】このとき、第1計数値CTOCを0に初期化
せずに、この第1計数値CTOCの歩進を継続する。した
がって、鋸波状の電流Iが一時的に第1しきい値S未満
となっても(過電流検出フラッグFがオフ)、この電流
Iが直ちに第1しきい値Sに復帰すれば(過電流検出フ
ラッグFがオン)、この第1計数値CTOCの歩進が継続
されることになる。
【0032】この後、再び過電流検出フラッグFがオフ
になった場合は(ステップ101,No)、各ステップ1
01,107,108を繰り返して、第2計数値CT
NOCの0からの歩進を再開するが、第2計数値CTNOC
第2しきい値CTNOCLIMIT未満であるうちに(ステップ
108,No)、再び過電流検出フラッグFがオンになる
と(ステップ101,Yes)、各ステップ101,10
2,103,104に戻って、第1計数値CTOCの歩進
を継続する。
【0033】こうして第2計数値CTNOCが第2しきい
値CTNOCLIMITに達することなく、第1計数値CTOC
歩進が継続され、この結果、この第1計数値CTOCが第
1しきい値CTOCLIMITに達すると(ステップ104,Y
es)、第1計数値CTOCを第1しきい値CTOCLIMITに
固定し(ステップ105)、リレー36の接点をオフに
して、電源から電動モータ17に至る電流経路を遮断す
る(ステップ106)。
【0034】また、過電流検出フラッグFがオフであり
続け、各ステップ101,107,108が一定周期で
繰り返されて、第2計数値CTNOCが歩進され、この第
2計数値CTNOCが第2しきい値CTNOCLIMITに達する
と(ステップ108,Yes)、メインCPU28は、第
2計数値CTNOCを第2しきい値CTNOCLIMITに固定し
(ステップ109)、第1計数値CTOCを0に初期化し
てから(ステップ110)、ステップ101に戻る。
【0035】このときには、第1計数値CTOCを0に初
期化するので、この後に過電流検出フラッグFがオンと
なったときには、第1計数値CTOCの計数を0からやり
直す。
【0036】すなわち、図3のフローチャートの処理に
おいては、電流Iが第1しきい値Sに一旦達して(過電
流検出フラッグFが一旦オン)、第1計数値CTOCの歩
進が開始されると、電流Iが第1しきい値S未満に下降
し続けて(過電流検出フラッグFのオフ)、第2計数値
CTNOCが0から第2しきい値CTNOcLIMITまで歩進さ
れない限り、第1計数値CTOCの歩進を継続し、この第
1計数値CTOCが第1しきい値CTOCLIMITに達する
と、リレー36の接点をオフにして、電源から電動モー
タ17に至る電流経路を遮断している。
【0037】このため、ドライバIC31によって電動
モータ17への電流Iの供給と中断が繰り返され、これ
によって電流Iが鋸波状の波形となっても、電動モータ
17を含む操舵機構の異常を速やかにかつ確実に検出す
ることができる。
【0038】電動モータ17に過電流が流れ続け得る事
態は、この電動モータ17がロックしているとき、ある
いは車両の緊急回避やループ橋における高G旋回時の過
負荷によって電動モータ17が少ししか動かないときに
起こり、これに伴う電動モータ17への電流の流し過ぎ
によって、電動モータ17の焼き付き、コントロールユ
ニットの破壊、ワイヤーハーネスの溶断等が発生する。
【0039】したがって、この実施形態では、電動モー
タ17を含む操舵機構の異常を速やかにかつ確実に検出
することによって、電動モータ17の焼き付き、コント
ロールユニットの破壊、ワイヤーハーネスの溶断等を未
然に防止することができる。
【0040】次に、図1の転舵制御装置における操舵機
構の異常を速やかにかつ確実に検出するための他の処理
を図4のフローチャートに従って述べる。ここでは、メ
インCPU28は、過電流検出信号がハイレベルの期間
(過電流検出フラッグFがオンの期間)を計測すると共
に、過電流検出信号がローレベルの期間(過電流検出フ
ラッグFがオフの期間)を計測し、これらの期間に基づ
いて処理を行っている。この過電流検出信号がハイレベ
ルやローレベルの期間は、パルス幅に相当し、このパル
ス幅を計測する機能をCPUに搭載することが多いの
で、この機能を利用している。
【0041】まず、メインCPU28は、過電流検出信
号がハイレベルの期間(過電流検出フラッグFがオンの
期間)を計測しており(ステップ201,Yes)、この
過電流検出信号のハイレベル期間Hiが予め定められた
第1期間HiLIMIT未満であれば(ステップ202,N
o)、ステップ201に戻る。
【0042】また、過電流検出信号のハイレベル期間H
iが第1期間HiLIMITに達すると(ステップ202,Y
es)、メインCPU28は、第1計数値CTPOCを歩進
し(ステップ203)、更に第2計数値CTPNOcを0
に初期化する(ステップ204)。そして、メインCP
U28は、第1計数値CTPOCが予め定められた第1し
きい値CTPOCLIMIT未満であることを確認してから
(ステップ205,No)、ステップ201に戻る。
【0043】過電流検出信号のハイレベル期間Hiが継
続していれば、各ステップ201,202,203,2
04,205を繰り返す度に、第1計数値CTPOCが歩
進され、この第1計数値CTPOCが第1しきい値CTP
OCLIMITに達する(ステップ205,Yes)。このとき、
メインCPU28は、第1計数値CTPOCを第1しきい
値CTPOCLIMITに固定し(ステップ206)、モータ
がロック状態もしくは過負荷状態であると判定して、こ
の旨をオア回路32を介して報知し、かつリレー36の
接点をオフにし、電源から電動モータ17に至る電流経
路を遮断する(ステップ207)。
【0044】各ステップ201,202,203,20
4,205を繰り返すうちに、過電流検出信号がローレ
ベルになると、メインCPU28は、この過電流検出信
号がローレベルの期間(過電流検出フラッグFがオフの
期間)を計測し(ステップ201,No)、この過電流検
出信号のローレベル期間Loが予め定められた第2期間
LoLIMIT未満であれば(ステップ208,No)、ステ
ップ201に戻る。
【0045】また、過電流検出信号のローレベル期間L
oが第2期間LoLIMITに達すると(ステップ208,Y
es)、メインCPU28は、第2計数値CTPNOcを歩
進し(ステップ209)、第2計数値CTPNOcが予め
定められた第2しきい値CTPNOcLIMIT未満であること
を確認してから(ステップ210,No)、ステップ20
1に戻る。
【0046】過電流検出信号のローレベル期間Loが継
続すれば、各ステップ201,208,209,210
が繰り返され、その度に、第2計数値CTPNOcが歩進
されるものの、第2計数値CTPNOcが第2しきい値C
TPNOcLIMIT未満であるうちに(ステップ210,N
o)、再び過電流検出信号がハイレベルの期間が計測し
され(ステップ201,Yes)、このハイレベル期間H
iが第1期間HiLIMITに達すると(ステップ202,Y
es)、第1計数値CTPOCを再び歩進して、この第1計
数値CTPOCの歩進を継続し(ステップ203)、第2
計数値CTPNOcを0に初期化し(ステップ204)、
第1計数値CTPOCが第1しきい値CTPOCLIMIT未満
であることを確認してから(ステップ205,No)、ス
テップ201に戻る。
【0047】各ステップ201,202,203,20
4,205の処理を過電流検出信号がハイレベルのとき
に繰り返し、各ステップ201,208,209,21
0の処理を過電流検出信号がローレベルのときに繰り返
すうちに、第2計数値CTPNOcが第2しきい値CTP
NOcLIMITに達することなく、第1計数値CTPOCの歩進
が継続され、この結果、この第1計数値CTPOCが第1
しきい値CTPOCLIMITに達すると(ステップ205,Y
es)、第1計数値CTPOCを第1しきい値CTPOCLIMI
Tに固定し(ステップ206)、リレー36の接点をオ
フにして、電源から電動モータ17に至る電流経路を遮
断する(ステップ207)。
【0048】また、第2計数値CTPNOcが歩進され、
この第2計数値CTPNOcが第2しきい値CTPNOcLIMI
Tに達すると(ステップ210,Yes)、メインCPU2
8は、第2計数値CTPNOcを第2しきい値CTPNOcLI
MITに固定し(ステップ211)、第2計数値CTPOC
を0に初期化してから(ステップ212)、ステップ2
01に戻る。
【0049】このときには、第1計数値CTPOCを0に
初期化するので、この後に過電流検出信号がハイレベル
となったときには、第1計数値CTPOCの計数を0から
やり直す。
【0050】すなわち、この図4のフローチャートの処
理においては、第1期間HiLIMITに相当する過電流検
出信号の各ハイレベル期間を計数するとと共に、第2期
間LoLIMITに相当する過電流検出信号の各ローレベル
期間を計数し、各ローレベル期間の第2計数値CTP
NOcが第2しきい値CTPNOcLIMITに達する前に、各ハ
イレベル期間の第1計数値CTPOCが第1しきい値CT
OCLIMITに達すると、電源から電動モータ17に至る
電流経路を遮断している。
【0051】なお、本発明は、上記実施形態限定される
ものでなく、多様な変形が可能である。例えば、電動モ
ータ17の電流経路を遮断するために、リレー36の接
点をオフにする代わりに、ドライバIC31の上段側の
各スイッチング素子31aをオフにしたり、下段側の各
スイッチング素子31bをオフにしたり、あるいは全て
の各スイッチング素子をオフにしても構わない。また、
過電流検出信号の代わりに、ドライバ駆動&監視用IC
30から出力される異常電流検出信号を監視して、車輪
を操舵する電動モータの異常を検出しても構わない。更
に、計数値を周期的に歩進することによって、計時を行
うのではなく、ハイレベルの期間の開示時刻と終了時刻
を計測して、このハイレベルの期間を計時したり、ロー
レベルの期間の開示時刻と終了時刻を計測して、このロ
ーレベルの期間を計時しても良い。
【0052】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、電
動モータに過電流が一旦流れると、電動モータに過電流
が流れていない状態の継続時間が第2しきい値以下であ
る限り、つまり過電流が一時的に検出されなくても、電
動モータに過電流が流れている状態が継続していると見
なしている。
【0053】また、本発明によれば、電動モータの過電
流が一旦検出されると、過電流が一時的に検出されなく
ても、第1計時手段による計時が継続され、この第1計
時手段による計時時間が第1しきい値を越えたときに、
電動モータを含む操舵機構に異常が発生していると判定
される。
【0054】このため、電動モータの駆動制御に際し、
電動モータに過電流が流れる度に、電流の供給を一時的
に中断したとしても、電動モータを含む操舵機構の異常
を速やかにかつ確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動モータ駆動式転舵制御装置の一実
施形態を示すブロック図
【図2】この実施形態の転舵制御装置を適用した車両の
概略構成を示す図
【図3】この実施形態の転舵制御装置における処理を示
すフローチャート
【図4】この実施形態の転舵制御装置における他の処理
を示すフローチャート
【図5】電動モータに供給される電流波形、過電流検出
フラッグ及び上位のプロセッサによる周期的な監視タイ
ミングを示す図
【符号の説明】
11 前輪操舵機構 12 ステアリングホイール 13,18 ラック軸 14,15 前輪 16 後輪操舵機構 17 電動モータ 19,20 後輪 21 ステアリングセンサ 22 車速センサ 23 車輪速センサ 24 ヨーレートセンサ 25 後輪舵角センサ 26 位置センサ 27 電動モータ駆動式転舵制御装置 28 メインCPU 29 サブCPU 30 ドライバ駆動&監視用IC 31 ドライバIC 32 オア回路 33 電源IC 34 メモリ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B62D 137:00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動モータによって車輪を操舵する電動
    モータ駆動式転舵制御装置であって、 前記電動モータに過電流が流れている状態の継続時間が
    第1しきい値を越えると、異常が発生していると判定す
    る判定手段を備え、該判定手段は、前記電動モータに過
    電流が流れていない状態の継続時間が第2しきい値以下
    である場合には、前記電動モータに過電流が流れている
    状態が継続していると見なす電動モータ駆動式転舵制御
    装置。
  2. 【請求項2】 電動モータによって車輪を操舵する電動
    モータ駆動式転舵制御装置であって、 前記電動モータを流れる過電流を検出する過電流検出手
    段と、 前記過電流検出手段によって電動モータへの過電流が検
    出されている期間を計時する第1計時手段と、 前記過電流検出手段によって電動モータへの過電流が検
    出されていない期間を計時する第2計時手段と、 前記過電流検出手段による過電流の検出に応答して、前
    記第2計時手段を初期状態に戻すと共に、第2計時手段
    による計時時間が第2しきい値を越えると、前記第1計
    時手段を初期状態に戻し、第1計時手段による計時時間
    が第1しきい値を越えると、異常が発生していると判定
    する判定手段とを備える電動モータ駆動式転舵制御装
    置。
JP9228614A 1997-08-25 1997-08-25 電動モータ駆動式転舵制御装置 Pending JPH1159464A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015209140A (ja) * 2014-04-28 2015-11-24 本田技研工業株式会社 走行支援装置及び車両

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015209140A (ja) * 2014-04-28 2015-11-24 本田技研工業株式会社 走行支援装置及び車両

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