JPH1159555A - シャフト駆動式移動装置 - Google Patents

シャフト駆動式移動装置

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Publication number
JPH1159555A
JPH1159555A JP21949697A JP21949697A JPH1159555A JP H1159555 A JPH1159555 A JP H1159555A JP 21949697 A JP21949697 A JP 21949697A JP 21949697 A JP21949697 A JP 21949697A JP H1159555 A JPH1159555 A JP H1159555A
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JP
Japan
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shaft member
shaft
torsion
moving device
detecting
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Application number
JP21949697A
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English (en)
Inventor
Toshiro Hayashi
俊郎 林
Yuuichi Nanae
裕一 名苗
Hiroyoshi Hayashi
広佳 林
Naomasa Sato
直正 佐藤
Hiroyuki Ito
浩之 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャフト駆動式移動装置においてコスト上昇
や重量増加を伴うことなくシャフト部材への入力トルク
の検出を行うとともに、省スペース化を図る。 【解決手段】 シャフト駆動式移動装置1は、回転する
シャフト部材4を介して動力を車輪3に伝達するための
駆動機構2を有する。シャフト部材4の捻れを検出する
捻れ検出手段7と、該捻れ検出手段7によって検出され
る捻れからシャフト部材4にかかる入力トルクを算出す
るトルク算出手段8とを設け、トルク算出手段8が求め
た入力トルクを示す信号を動力制御手段9に送出して、
移動装置1の主動力若しくは該主動力に対する補助動力
の制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転するシャフト
部材を介して車輪への動力伝達を行うシャフト駆動式移
動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】主動力を検出してこれに応じた動力源の
制御を行う移動装置としては、例えば、モータを補助動
力源として備えたアシスト自転車(あるいは電気自転
車)が知られており、該自転車は運転者の脚力を検出し
て、その大小に応じた補助動力をモータで得て、これに
より運転者の脚力の不足分を補うことで人力の負担を軽
減するように構成したものである。
【0003】そして、運転者の脚力を検出する手段とし
ては、クランクやチェーンホィールに対して付設される
機械式のトルクセンサが挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
アシスト自転車にあっては、トルクセンサの付設による
コスト上昇や重量増加の問題やトルクセンサの配置スペ
ースの確保に問題がある。
【0005】例えば、クランクに対して機械式トルクセ
ンサを付設した場合には、そのために大きな配置スペー
スや専用のハウジングが必要となるため、これがコスト
高や重量化の原因となる。また、チェーンホィールに対
して機械式トルクセンサを付設した場合にもチェーンホ
ィールのハウジング内に大きな配置スペースが必要であ
る。
【0006】そこで、本発明は、シャフト駆動式移動装
置において著しいコスト上昇や重量増加を伴うことなく
シャフト部材への入力トルクの検出を行うとともに、省
スペース化を図ることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した課題を
解決するために、回転するシャフト部材の捻れを検出す
る捻れ検出手段と、該捻れ検出手段によって検出される
捻れからシャフト部材にかかる入力トルクを算出するト
ルク算出手段と、該トルク算出手段によって求められた
入力トルクから移動装置の主動力若しくは主動力に対す
る補助動力を算出して動力制御を行う動力制御手段とを
設けたものである。
【0008】従って、本発明によれば、シャフト部材の
捻れからその入力トルクを求めて、これに応じた動力制
御を行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明シャフト駆動式移動
装置の基本構成を示す概念図である。
【0010】シャフト駆動式移動装置1において、駆動
機構2は動力を車輪3に伝達するための機構であり、回
転するシャフト部材4を介して動力が車輪3に伝達され
る。つまり、シャフト部材4の入力側の端部には動力変
換部5が設けられており、該動力変換部5によって上記
動力がシャフト部材4の回転力に変換される。そして、
シャフト部材4の出力側の端部には動力変換部6が設け
られており、該動力変換部6によってシャフト部材4の
回転力が車輪3の回転力に変換される。尚、動力変換部
6から車輪3への動力伝達についてはこれを直接的に行
っても良いし、他の動力伝達装置を介して間接的に行っ
ても良い。
【0011】例えば、アシスト自転車の場合には、上記
車輪3が自転車の後輪に相当し、動力である運転者の脚
力によって図示しないクランクが回転されると、シャフ
ト部材4がその中心軸回りに回転され、これが後輪に伝
達されることで自転車の推進力が得られることになる。
【0012】捻れ検出手段7は、シャフト部材4の捻れ
を検出するものであり、例えば、シャフト部材4の中心
軸回りの捻れ角を光学的(光量変化、干渉縞等に依
る。)あるいは電気/磁気的(静電容量や抵抗、磁界の
強さの変化等に依る。)に検出する。
【0013】トルク算出手段8は、捻れ検出手段7によ
って検出された捻れからシャフト部材4にかかる入力ト
ルクを算出するために設けられており、その算出結果を
動力制御手段9に送出する。例えば、入力トルクが上記
したシャフト部材4の中心軸回りの捻れ角に比例する場
合には、該捻れ角に所定の比例係数を掛けるだけで容易
に入力トルクが求められる。
【0014】動力制御手段9は、トルク算出手段8によ
って求められた入力トルクから移動装置1の主動力若し
くは該主動力に対する補助動力を算出して動力制御を行
うために設けられており、制御出力を動力源/補助動力
源10に送出する。尚、動力源/補助動力源10にはエ
ンジンやモータ等が含まれ、例えば、アシスト自転車の
場合には、主動力である脚力に対してモータが補助動力
源であり、動力制御手段9によってモータが制御され、
運転者がペダルを踏み込む際の脚力がシャフト部材4へ
の入力トルクとして検出される。また、補助用モータ付
きの車椅子や台車等の場合には、主動力である腕力に対
してモータが補助動力源であり、腕力によるシャフト部
材4への入力トルクを検出して動力制御手段9が該入力
トルクに基づいてモータを制御する。
【0015】尚、動力制御手段9による補助動力量の算
出についてはその方法の如何を問わない。算出方法は移
動装置1の形態に応じて各種各様であり、装置の使用目
的や機構等によって決定されるからである。
【0016】上記した捻れ検出手段7については、図2
に示すように、シャフト部材4のうち入力側の端部若し
くは端部寄りの部分11においてその中心軸回りの回転
変位を検出する第1の検出手段12と、シャフト部材4
のうち出力側の端部(例えば、ギヤ部等。)若しくは端
部寄りの部分13においてその中心軸回りの回転変位を
検出する第2の検出手段14とを設け、これらによる検
出信号を角度算出手段15に送出して、第1の検出手段
12による検出信号(回転変位を「θi」と記す。)と
第2の検出手段14による検出信号(回転変位を「θ
o」と記す。)との間の差を求めて、シャフト部材4の
捻れ角(これを「Δθ」と記すと、「Δθ=θi−θ
o」である。)を算出するように構成することが好まし
く、これによって入力トルクを精度良く求めることがで
きる。
【0017】尚、角度算出手段15によって得られた捻
れ角Δθを示す信号はトルク算出手段8に送出され、該
トルク算出手段8は、比例計算によって捻れ角Δθから
入力トルクを算出する。
【0018】上記した第1又は第2の検出手段について
は、シャフト部材4の中心軸回りの変形を検出すること
ができれば如何なる構成であっても構わないが、シャフ
ト部材4の回転への影響が少ない非接触式の検出が好ま
しい。
【0019】例えば、図3に示すように、シャフト部材
4のうち端部若しくは端部寄りの部分16、17に、シ
ャフト部材4の回転中心軸回りに所定の間隔をもって凹
凸(例えば、歯車の凹凸等。)をそれぞれ形成する(図
3に黒筋で示す部分18が凹部であり、該凹部の間に位
置する部分19が凸部である。)とともに、該凹凸を光
学的に検出する光学検出手段20、20′を設けた構成
が挙げられる。そして、光学検出手段として反射式の光
センサを用いる場合には、発光ダイオード等の発光素子
から発した光をシャフト部材4の凹凸に当てて、その反
射光をフォトトランジスタ等の受光素子によって捉える
ことで、シャフト部材4の中心軸回りの変形を簡易な構
成で検出することができる。
【0020】また、光学検出手段20、20′の代わり
に上記凹凸18、19を磁気的に検出する磁気検出手段
を用いる場合には、例えば、励磁コイルと検出コイルと
を設けて、鉄等の磁性材料で形成されたシャフト部材の
凹凸による磁気抵抗の差を検出することでシャフト部材
の中心軸回りの変形を検出することができる。
【0021】この他、上記した凹凸の代わりに反射率の
異なる部材(図3に黒筋で示す部分18が反射率の低い
部分であり、当該部分の間に位置する白筋の部分19が
高反射率の部分であると考えれば良い。)をシャフト部
材に設けた構成、あるいは、磁気的な検出方法を採用す
る場合において、上記凹凸の代わりにN極とS極とが交
互に着磁された磁気パターンをシャフト部材に形成し
て、これを検出素子(コイルやホール素子等。)によっ
て検出する構成等、各種の形態が挙げられるが、シャフ
ト部材の変形による影響を受け難く、かつ経年変化の少
ない構成を採用することが好ましい。
【0022】また、図3ではシャフト部材4の周囲に検
出手段20、20′を配置した例を示したが、これとは
逆に、シャフト部材に検出手段を取り付け、シャフト部
材の周囲に設けられた部材の変化を検出手段によって捉
えてシャフト部材の相対的な回転変位を検出する構成も
可能である。
【0023】そして、上記光学検出手段20としては、
図4に示すように、シャフト部材4の凹凸に応じた検出
信号を出力する第1の光検出手段21と、該第1の光検
出手段21による検出信号の位相に対して所定の位相差
(例えば、90°)をもつように第1の光検出手段21
に対して所定の位置関係をもって配置された第2の光検
出手段22とを設け、これらの光検出手段の検出信号を
回転方向検出手段23に送出して、両検出信号の位相を
比較することでシャフト部材4の回転方向を検出するこ
とができる。つまり、シャフト部材4が図4に矢印Cで
示すように時計回りに回転した場合には、第1の光検出
手段21の検出信号が第2の光検出手段22の検出信号
に対して進相となり、これとは逆に、シャフト部材4が
図4において反時計回りに回転した場合には、第2の光
検出手段22の検出信号が第1の光検出手段21の検出
信号に対して進相となる。
【0024】尚、シャフト部材4の入力側の部分にこれ
ら光検出手段21、22を設けることにより時間遅れが
殆どない回転検出を行うことができる。
【0025】また、光検出手段21、22を上記磁気検
出手段に置換しても良いことは勿論である。
【0026】
【実施例】以下に、本発明をシャフト駆動式のアシスト
自転車に適用した実施例について、図5乃至図10に従
って説明する。
【0027】図5に示すアシスト自転車24には、その
後輪25の車軸26に対して補助動力源としてのモータ
27が付設されている。該モータ27には、例えば、3
相ブラシレスモータが用いれられ、これは制御ユニット
28によって制御される。
【0028】制御ユニット28は、フレーム29に取り
付けられたプレート30に固定されており、また、モー
タ27への供給電源であるリチウムイオン電池31、3
1、・・・が同様にプレート30に固定されている。
尚、フレーム29は、自転車のヘッドパイプ32から後
斜め下方に延びており、さらにその一部が後輪25の車
軸26に及んでいる。
【0029】そして、ベダル33、33の踏み込みによ
ってクランク34、34が回転され、その回転力が、図
6に示すように、ベベルギヤを使った直交変換機構35
(上記動力変換部5に相当する。)によってドライブシ
ャフト36(上記シャフト部材4に相当する。)に伝達
された後、ベベルギヤを使った直交変換機構37(上記
動力変換部6に相当する。)によって後輪25の回転力
へと変換される。
【0030】図6は、後輪25の車軸26を含む平面に
よってアシスト自転車24を切断した断面における要部
の構成を概略的に示したものであり(ペダル33及びク
ランク34についてはその一方だけを示す。)、上記直
交変換機構35を内蔵するギヤハウジング38と、上記
直交変換機構37を内蔵するギヤハウジング39とに架
け渡されたチューブ40内にドライブシャフト36がそ
の中心軸回りに回転可能な状態で配置されている。
【0031】ギヤハウジング38内にはクランク軸41
に固定されたベベルギヤ42が設けられており、該ベベ
ルギヤ42は、ドライブシャフト36の前端部に設けら
れたベベルギヤ43に噛合されている。つまり、クラン
ク軸41の回転に伴ってベベルギヤ42が回転される
と、該ベベルギヤ42からベベルギヤ43を介してドラ
イブシャフト36がその中心軸回りに回転されることに
なる。
【0032】ギヤハウジング38には上記光学検出手段
20に相当する光学検出部44がベベルギヤ42の後端
部に対向する位置関係をもって付設されており、該光学
検出部44によってドライブシャフト36についての入
力側の回転変位が検出される。尚、ベベルギヤ42の歯
車の凹凸が上記した凹凸18、19に相当しており、こ
のように歯車の凹凸を利用すると光学検出部44の被検
出部を別個に設ける必要がなく、構成が簡単になる。
【0033】ギヤハウジング39内において、ドライブ
シャフト36の後端に設けられたベベルギヤ45は、後
輪25の車軸26に固定されたベベルギヤ46に噛合さ
れており、よって、ドライブシャフト36の回転ととも
にベベルギヤ45が回転されると、該ベベルギヤ45か
らベベルギヤ46を介して伝達される力によって後輪2
5が回転されることになる。
【0034】ギヤハウジング39には上記光学検出手段
20′に相当する光学検出部47がベベルギヤ45の後
端部に対向する位置関係をもって付設されており、該光
学検出部47によってドライブシャフト36についての
出力側の回転変位が検出される。尚、ベベルギヤ45の
歯車の凹凸が上記した凹凸18、19に相当すること及
びその利点については、上記光学検出部44の説明にお
いて既述した通りである。
【0035】以上のように、ドライブシャフト36の捻
れ角をベベルギヤ43、45の歯車についての位相差に
置き換えて光学的に検出することができ、しかも、入力
トルクの検出にあたってドライブシャフト36の形状や
材質等について殆ど変更を加える必要がない。
【0036】尚、図6に示す後輪25において、車軸2
6がハブ48の中心を通っており、タイヤ49のリム5
0とハブ48との間にスポーク51、51、・・・が張
架されている。そして、ハブ48は上記モータ27のロ
ータの一部を構成しており、図示しないステータコイル
の励磁によって回転力が与えられる。
【0037】図7は上記アシスト自転車24の動力系統
の概要を示すブロック図であり、主動力(脚力)が駆動
機構52(上記直交変換機構35、37及びドライブシ
ャフト36を含む。)を介して車軸26に伝達されて後
輪25が回転される。
【0038】そして、トルク検出部53(上記ベベルギ
ヤ43、45及び光学検出部44、47を含む。)はド
ライブシャフト36にかかる入力トルクを検出して、そ
の信号を制御部54に送出する。
【0039】制御部54は、入力トルクに応じて補助動
力量を算出し、モータ27への制御信号を生成する。
【0040】尚、トルク検出部53における入力トルク
の算出処理や制御部54の処理にはコンピュータを用い
ることができるが、入力トルクがドライブシャフト36
の捻れ角に比例し、かつ補助動力量が入力トルクから乗
算程度の演算で求まる場合(入力トルクと同等のトルク
で脚力を補助する、所謂1/2動力アシスト等。)に
は、トルク検出部53及び制御部54を専用回路として
構成しても良い。
【0041】補助動力はモータ27の回転力として車軸
26に直接伝達され、後輪25の回転力とされる。
【0042】図8及び図9はドライブシャフト36の捻
れ角の検出について示すものであり、図8はドライブシ
ャフト及び複数のセンサを示しており、図9は各センサ
の出力する信号変化の一例を示している。
【0043】ドライブシャフト36の前端のベベルギヤ
43に対しては、2つのセンサ55、56が設けられて
おり、上記した光学検出部44を構成している。これら
のセンサ55、56は、ベベルギヤ43の歯の凹凸に応
じた2値化信号(H(ハイ)/L(ロー))を出力する
ものであり、お互いの出力信号の位相差が90°となる
ようにベベルギヤ43に対してその回転中心軸の回りに
所定の角度間隔をもって配置されている。
【0044】また、ドライブシャフト36の後端のベベ
ルギヤ45に対しては、上記光学検出部47を構成する
センサ57が設けられており、該センサ57はベベルギ
ヤ45の歯の凹凸に応じた2値化信号を出力する。
【0045】尚、上記センサ55乃至57には反射型フ
ォトセンサが用いられている。
【0046】図9において、信号「S55」が上記セン
サ55の出力信号を示し、信号「S56」が上記センサ
56の出力信号を示し、信号「S57」が上記センサ5
7の出力信号を示している。
【0047】図示した信号例は、ドライブシャフト36
がその静止状態から入力トルクによって図に矢印Aで示
す方向に回転した状況における各信号の時間的変化を示
しており、信号S56の位相が信号55の位相より進相
となっている。
【0048】図10は入力トルクの算出に係る回路構成
例を示すものであり、センサ55の出力信号S55がア
ンプ58を介して回転方向検出部59(上記回転方向検
出手段23に相当する。)に送出されるとともに、計数
部60(上記トルク算出手段8に相当する。)の端子
(UP)に送出される。
【0049】また、センサ56の出力信号S56がアン
プ61を介して回転方向検出部59に送出される。
【0050】回転方向検出部59は、センサ55、56
の出力信号S55、S56について両者間の位相を比較
することによって、その進み具合に応じてドライブシャ
フト36の回転方向を示す検出信号(これを「S59」
と記す。)を計数部60の端子(DIR)に送出する。
【0051】そして、センサ57の出力信号S57がア
ンプ62を介して計数部60の端子(DW)に送出され
る。
【0052】計数部60は、その端子(UP)に入力さ
れる信号S55のパルス数に対してカウントアップ動作
を行い、また、端子(DW)に入力される信号S57の
パルス数に対してカウントダウン動作を行うことによっ
て、入力トルクによるドライブシャフト36の捻れ角を
求め、これに比例する入力トルク検出信号を出力する。
そして、計数部60は、その端子(DIR)に入力され
る検出信号S59に応じてドライブシャフト36の回転
方向検出信号を出力する。尚、このように回転方向と入
力トルク値を示す情報を別々に出力する代わりに、入力
トルク値に対して回転方向を示す正負の符号を付けるこ
とによって一つの符号付きデータを出力することもでき
る。
【0053】しかして、ドライブシャフト36に入力ト
ルクが加わり、ベベルギヤ43が図8に矢印Aで示す方
向に回転し、ベベルギヤ45が車輪(後輪)の負荷によ
り停止している場合(図9の期間「Ta」を参照。)に
は、ドライブシャフト36の捻れに応じてセンサ55、
56の出力信号S55、S56がそれぞれパルス信号と
して得られ(信号S57はL信号である。)、信号S5
5を計数部60がカウントすることによってドライブシ
ャフト36の捻れ角延いてはこれに比例する入力トルク
の大きさが分かる。また、このときの信号S55とS5
6との位相関係からベベルギヤ43の回転方向が分かる
ので、該回転方向に応じた正負の符号を入力トルクの大
きさに付与することによって入力トルクが求められる。
【0054】その後、図9に示す期間「Tb」では、ベ
ベルギヤ45が回転し、これに応じてセンサ57の出力
信号S57がパルス信号として得られ、そのパルス数分
だけ計数部60においてカウントダウンが行われるた
め、ドライブシャフト36についての上記捻れが解消し
た後の均衡時のトルクを求めることができる。
【0055】しかして、アシスト自転車24によれば、
クランク34から後輪25への動力伝達機構を構成する
ドライブシャフト36の捻れ角に基づいて入力トルクを
検出することができるので、トルク検出部53の構成が
簡単となり、省スペース化、低コスト化及び軽量化を図
ることができる。また、モータ27によって後輪25に
直接補助動力が得られるように構成することで、モータ
27の回転力をドライブシャフト36を介して後輪25
に伝達する構成に比べて動力伝達機構の簡単化を図るこ
とができる。
【0056】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、請求項1に係る発明によれば、シャフト部材の捻れ
を検出して、該捻れからシャフト部材に加わる入力トル
クを算出し、これに応じて主動力若しくは補助動力の制
御を行うことができる。よって、動力を車輪に伝達する
ためのシャフト部材を利用して入力トルクの検出を行う
ことで、トルク検出手段の配置スペースとしてはシャフ
ト部材に対する捻れの検出手段を配置するのに必要なス
ペースを確保すれば済み、コストの低減及び軽量化を図
ることができる。
【0057】請求項2に係る発明によれば、シャフト部
材に対してその入出力側部分にそれぞれ設けられる検出
手段の検出信号の差からシャフト部材の捻れ角を算出し
て、これに所定の比例係数を掛けることで容易に入力ト
ルクを求めることができ、構成の簡単化を図ることがで
きる。
【0058】請求項3に係る発明によれば、シャフト部
材に形成された凹凸を光学的若しくは磁気的に検出する
ことによって、シャフト部材の捻れ角を凹凸の検出に係
る位相差に変換してこれから入力トルクを確実に求める
ことができ、また、シャフト部材に検出用部材を付設す
る方法に比して構成が簡単であり、シャフト部材の回転
に与える影響が少ない。
【0059】請求項4に係る発明によれば、2つの検出
手段の検出信号についてそれらの位相の進み具合を比較
することで、シャフト部材の回転方向を容易に検出する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装置の基本構成を概念的に示す図
である。
【図2】シャフト部材に加わる入力トルクの検出法につ
いての説明図である。
【図3】シャフト部材に形成された凹凸を光学的に検出
することでシャフト部材の捻れを検出する方法について
の説明図である。
【図4】シャフト部材の回転方向の検出についての説明
図である。
【図5】図6乃至図10とともに本発明の実施例を示す
ものであり、本図はアシスト自転車の概略的な側面図で
ある。
【図6】駆動機構の要部を示す水平断面図である。
【図7】駆動系統を示すブロック図である。
【図8】ドライブシャフト及びセンサを示す斜視図であ
る。
【図9】図8のセンサの出力信号を示すタイムチャート
図である。
【図10】シャフト部材に加わる入力トルクの算出に係
る回路構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…シャフト駆動式移動装置、2…駆動機構、3…車
輪、4…シャフト部材、7…捻れ検出手段、8…トルク
算出手段、9…動力制御手段、12…第1の検出手段、
14…第2の検出手段、15…角度算出手段、16、1
7…端部、18、19…凹凸、20、20′…光学検出
手段、21…第1の光検出手段、22…第2の光検出手
段、23…回転方向検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 直正 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 伊藤 浩之 東京都港区赤坂2丁目17番22号 赤坂ツイ ンタワー本館15階 オージャス株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転するシャフト部材を介して動力を車
    輪に伝達するための駆動機構を備えたシャフト駆動式移
    動装置において、 シャフト部材の捻れを検出する捻れ検出手段と、 該捻れ検出手段によって検出される捻れからシャフト部
    材にかかる入力トルクを算出するトルク算出手段と、 該トルク算出手段によって求められた入力トルクから移
    動装置の主動力若しくは主動力に対する補助動力を算出
    して動力制御を行う動力制御手段とを備えていることを
    特徴とするシャフト駆動式移動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載したシャフト駆動式移動
    装置において、 捻れ検出手段が、 シャフト部材のうち入力側の端部若しくは端部寄りの部
    分においてその回転変位を検出する第1の検出手段と、 シャフト部材のうち出力側の端部若しくは端部寄りの部
    分においてその回転変位を検出する第2の検出手段と、 上記第1の検出手段による検出信号と上記第2の検出手
    段による検出信号との差を求めることでシャフト部材の
    捻れ角を算出する角度算出手段とからなり、 該角度算出手段によって得られる捻れ角に基づきこれに
    比例する入力トルクをトルク算出手段が算出することを
    特徴とするシャフト駆動式移動装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載したシャフト駆動式移動
    装置において、 第1又は第2の検出手段が、シャフト部材の回転中心軸
    の回りに所定の間隔をもってシャフト部材に形成された
    凹凸と、該凹凸を光学的に検出する光学検出手段若しく
    は該凹凸を磁気的に検出する磁気検出手段とから構成さ
    れていることを特徴とするシャフト駆動式移動装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載したシャフト駆動式移動
    装置において、 光学検出手段が、シャフト部材の凹凸に応じた検出信号
    を出力する第1の光検出手段と、該第1の光検出手段に
    よる検出信号の位相に対して所定の位相差をもつように
    第1の光検出手段に対して所定の位置関係をもって配置
    された第2の光検出手段とを有しており、 上記第1及び第2の光検出手段の検出信号について両者
    の位相を比較することでシャフト部材の回転方向を検出
    する回転方向検出手段が設けられていることを特徴とす
    るシャフト駆動式移動装置。
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