JPH116072A - 耐アルカリ性装飾金被膜形成用金液 - Google Patents

耐アルカリ性装飾金被膜形成用金液

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JPH116072A
JPH116072A JP17656997A JP17656997A JPH116072A JP H116072 A JPH116072 A JP H116072A JP 17656997 A JP17656997 A JP 17656997A JP 17656997 A JP17656997 A JP 17656997A JP H116072 A JPH116072 A JP H116072A
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JP
Japan
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gold
film
solution
decorative
forming
Prior art date
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Application number
JP17656997A
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English (en)
Inventor
Setsuo Sato
節雄 佐藤
Hiroyuki Hamada
浩幸 浜田
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NE Chemcat Corp
Original Assignee
NE Chemcat Corp
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Publication of JPH116072A publication Critical patent/JPH116072A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルカリ性洗剤に耐性を有し、自動食器洗い
機で繰り返し洗浄しても剥がれない装飾金被膜を形成す
るための金液を提供すること。 【解決手段】 金、ロジウムおよびビスマスのそれぞれ
の金属有機化合物、樹脂並びに有機溶剤を含有する装飾
膜形成用金液において、更にインジウムの金属有機化合
物をインジウムとして0.05〜0.5重量%添加した耐
アルカリ性装飾金被膜形成用金液、並びにこの金液を利
用する洗剤に対し耐性を有する装飾金被膜の形成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食器等の被装飾物
に施される装飾膜用の金液に関し、更に詳しくは、アル
カリ性の洗剤に対する耐性を持った食器等の装飾金被膜
を得るための耐アルカリ性装飾膜形成用金液に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス又は陶磁器等の食器には、その表
面に貴金属の装飾膜が施され、豪華な外観を与えるもの
がある。これらの食器は、レストランやホテルなどで多
く用いられている。この装飾膜は、金等の貴金属の金属
有機化合物、卑金属の金属有機化合物、樹脂及び有機溶
剤からなる金液を食器の表面に塗布し、焼成して得られ
る。このような金液は、水金あるいはペースト金とも呼
ばれる。
【0003】ところで、レストランやホテルでこの装飾
膜が施された食器を洗うときには、アルカリ性洗剤を用
いた自動食器洗い機を使用するのが一般的である。しか
し、アルカリ性洗剤による洗浄が繰り返し行われると、
装飾膜が剥がれてしまい、美観を著しく損ねる結果、そ
の食器は使用できなくなるという問題があった。そこ
で、アルカリ性洗剤に耐性を有し、自動食器洗い機で繰
り返し洗浄しても剥がれない装飾膜を得ることが要望さ
れていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記要望に
応えるためになされたものであり、アルカリ性洗剤に対
する耐性を持った装飾金被膜を形成するための金液の提
供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
の結果、金、ロジウム及びビスマスを含む装飾膜形成用
金液に少量のインジウムを添加することにより上記課題
を解決し得ることを見出し、本発明を完成させた。
【0006】すなわち本発明は、金、ロジウムおよびビ
スマスのそれぞれの金属有機化合物、樹脂並びに有機溶
剤を含有する装飾膜形成用金液において、更にインジウ
ムの金属有機化合物をインジウムとして0.05〜0.5
重量%添加したことを特徴とする耐アルカリ性装飾膜形
成用金液である。
【0007】また本発明は、この耐アルカリ性装飾膜形
成用金液を被装飾物に塗布し、次いで、これを焼成する
ことを特徴とする装飾金被膜の形成方法である。
【0008】さらに本発明は、被装飾物に、上記耐アル
カリ性装飾膜形成用金液を塗布し、ついでこれを焼成す
ることにより得られるアルカリ性洗剤に対し耐性を有す
る金被膜装飾製品である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の耐アルカリ性装飾膜形成
用金液(以下、「耐アルカリ被膜用金液」ということが
ある)は、金(Au)、ロジウム(Rh)およびビスマ
ス(Bi)のそれぞれの有機金属化合物、樹脂並びに有
機溶剤を含有する従来の金液に、インジウム(In)と
して0.05〜0.5重量%(以下単に「%」で示す)と
なる量のインジウムの金属有機化合物を添加することに
より調製される。
【0010】このインジウムの金属有機化合物は、上記
の金、ロジウム、ビスマス等の金属有機化合物の製造に
当たり一般に使用されている有機化合物を利用して製造
することができる。 例えば、インジウムをオクチル
酸、ナフテン酸、デカン酸、カプリル酸、アビエチエン
酸(ロジン)等の有機酸、アルコキシド、硫化バルサム
あるいはアリールメルカプタン等の有機化合物と結合さ
せ、金属有機化合物として調製したものを用いることが
できる。
【0011】インジウムの金属有機化合物の耐アルカリ
被膜用金液中での配合量は、装飾金被膜に耐アルカリ性
を付与し、その剥離を防止する目的のために、金属とし
て0.05〜0.5重量%(以下単に「%」で示す)であ
ることが必要である。 インジウムの配合量が0.05%
より少ないと、金膜の剥離を防止する効果が損なわれる
ことがあり、また、0.5%より多いと金膜の表面が荒
れたり、赤色がかった金色になり、装飾効果が損なわれ
るおそれがある。
【0012】本発明の耐アルカリ被膜用金液の調製は、
アルカリ性洗剤の作用に対し、金膜の剥離を防止する作
用を有するインジウムの金属有機化合物を使用する以外
は、従来の金液と同様の成分を利用し、従来と同様の方
法で実施できる。
【0013】すなわち、装飾膜(金膜)に金色を与える
膜の主要成分である金、金膜に連続性を与えるとともに
金膜の輝度を高める働きをするロジウムおよび金膜と被
装飾物との接着剤としての役割を果たすビスマスのそれ
ぞれの金属有機化合物が必須金属成分として配合され
る。
【0014】上記の金属有機化合物としては、例えばオ
クチル酸、ナフテン酸、デカン酸、カプリル酸、アビエ
チエン酸(ロジン)等の有機酸、アルコキシド、硫化バ
ルサムあるいはアリールメルカプタン等の有機化合物と
結合させ、調製したものを用いることができる。
【0015】また、樹脂は、金液中でバインダとして作
用するものであり、好適な樹脂の例としては、メラミン
樹脂等の尿素系樹脂;アルキド樹脂;アクリル樹脂;エ
ポキシ樹脂;ロジン;ロジンとマレイン酸の反応物;エ
チルセルロース、ニトロセルロース、酢酸セルロース等
のセルロース系樹脂等が挙げられる。 樹脂は、これら
の中から1種以上を適宜選択して用いることができる。
【0016】更に、有機溶剤は、金属有機化合物及び樹
脂を溶解し均一な液状にするだけでなく、さらに粘度を
調節して塗布性を与える役割を果たすものである。本発
明で利用可能な有機溶剤としては、上記の機能を果たす
ものであれば特に制約はなく、例えばピネン、ジペンテ
ィ、ジペンティオキシド、パイン油等のテルペン;ター
ピネオール、ベンジルアルコール、テキサノール、シク
ロヘキサノール等のアルコール;ターピニルアセテー
ト、ベンジルアセテート等のテルペンエステル;トルエ
ン、キシレン、テトラリン、ケロシン等の炭化水素;ラ
ベンダー油、ローズマリー油、リモネン油、アニシード
油、ササフラス油、ウインターグリーン油、フェンネル
油、テレピン油等の精油等が挙げられる。 有機溶剤も
これらの中から1種以上を適宜選択して用いることが可
能である。
【0017】本発明の耐アルカリ被膜用金液における各
成分の配合量は、特に制限されるものではないが、通
常、金は金属として5〜40%程度、ロジウムは金属と
して0.01〜0.3%程度、ビスマスは金属として0.
005〜0.5%程度、樹脂は5〜50%程度、有機溶
剤は5〜50%程度の範囲とすることがそれぞれ好まし
い。
【0018】本発明の耐アルカリ被膜用金液には、上記
必須成分の他、更に必要に応じて他の任意成分、例え
ば、他種金属の金属有機化合物を配合することができ
る。例えば、更に卑金属の金属有機化合物としてバナジ
ウム(V)、ボロン(B)、鉛(Pb)、クロム(C
r)、アンチモン(Sb)、珪素(Si)、ジルコニア
(Zr)、チタン(Ti)、マンガン(Mn)、錫(S
n)、ニッケル(Ni)等の金属有機化合物を1種以上
添加してもよい。また、装飾膜に銀色系の色調を付与す
る場合は、さらに白金(Pt)及びパラジウム(Pd)
の1種以上を添加でき、装飾膜に黄色系の色調を付与す
る場合は、さらに銀(Ag)を添加することができる。
【0019】これら任意金属の金属有機化合物も、必須
金属の有機金属化合物と同様、各金属成分と、オクチル
酸、ナフテン酸、デカン酸、カプリル酸及びアビエチエ
ン酸等の有機酸、アルコキシド、硫化バルサムあるいは
アリールメルカプタン等と結合させ、調製したものを利
用できる。
【0020】本発明の耐アルカリ被膜用金液は、常法に
従い、上記した各成分を混合し、均一にすることにより
調製できるが、この金液は、被装飾物、例えば食器等に
塗布され、焼成することにより容易に耐アルカリ性を有
する装飾金被膜を形成することができる。
【0021】装飾金被膜を得るための本発明の金液の塗
布方法について特に制約はなく、例えばスクリーン印
刷、オフセット印刷、筆塗り、パッド転写等の従来慣用
されている方法を採用することが可能である。 また、
焼成の条件も特に制約はなく例えば、被装飾物がガラス
製食器の場合は、通常、空気中500〜650℃の温度
で1〜20分間程度、陶磁器製食器の場合は、通常、空
気中650〜850℃の温度で1〜20分間加熱すれば
よい。
【0022】焼成後の金膜は、金成分が連続した美麗な
表面を呈するので、被装飾物、とりわけ食器等に施す装
飾膜として優れたものである。しかも、本発明の金液を
用いて形成された装飾膜は、アルカリ性洗剤を用いた自
動食器洗い機等で繰り返し洗浄しても剥がれることがな
く、良好な美観を保つことができる。
【0023】
【実施例】以下に実施例を挙げ、本発明をより具体的に
説明するが、本発明はこれになんら制約されるものでは
ない。
【0024】実 施 例 表1に示した配合成分および配合量により、本発明品1
〜4および比較品1〜3の7種類の金液を調製した。
この各金液について、下記試験方法で金被膜を形成させ
た後、そのアルカリ性洗剤に対する耐性を評価した。
この結果を表2に示す。
【0025】[ 配合組成 ]
【表1】
【0026】[ 試験方法 ]本発明品および比較品を、
筆塗りにより直径20cmのボンチャイナ(陶器製)皿
の外周部に、巾2cmに塗布した。 その後、空気中7
60℃で10分焼成し、金膜を形成させた。
【0027】この金膜が形成された皿を、市販のアルカ
リ性洗剤を溶解した水溶液(濃度3g/l)に浸漬し、
3.5時間煮沸した。 その後、皿を取り出し、水洗した
後、軟らかい布で液を拭き取り、更に室温で乾燥させ
た。 皿の金膜と直角方向にセロハンテープを貼り、テ
ープを剥がした後の金膜の剥離状態を観察した。
【0028】[ 結 果 ]
【表2】
【0029】表2の結果から明らかなように、本発明の
耐アルカリ被膜用金液を用いて形成した金膜は、アルカ
リ性洗剤水溶液による煮沸という苛酷な条件下でも剥離
は20%程度にとどまり、優れたアルカリ耐性を示し
た。
【0030】
【発明の効果】本発明の金液を用い、被装飾物、例えば
ガラス製や陶磁器製の食器等に形成された装飾金被膜
は、アルカリ性洗剤に対して優れた耐性を有しているの
で、自動食器洗い機等で繰り返し洗浄しても装飾膜が剥
がれることがなく、良好な美観を保持することができ
る。よって本発明の金液は、洗剤による洗浄が繰り返さ
れる食器等の装飾金被膜を形成するための金液として有
効に利用することができるものである。 以 上

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金、ロジウムおよびビスマスのそれぞれ
    の金属有機化合物、樹脂並びに有機溶剤を含有する装飾
    膜形成用金液において、更にインジウムの金属有機化合
    物をインジウムとして0.05〜0.5重量%添加したこ
    とを特徴とする耐アルカリ性装飾金被膜形成用金液。
  2. 【請求項2】 請求項第1項記載の耐アルカリ性装飾膜
    形成用金液を被装飾物に塗布し、ついでこれを焼成する
    ことを特徴とする洗剤に対し耐性を有する装飾金被膜の
    形成方法。
  3. 【請求項3】 被装飾物に、請求項第1項記載の耐アル
    カリ性装飾膜形成用金液を塗布し、次いでこれを焼成す
    ることにより得られる洗剤に対し耐性を有する金被膜装
    飾製品。
JP17656997A 1997-06-18 1997-06-18 耐アルカリ性装飾金被膜形成用金液 Pending JPH116072A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020153014A1 (ja) * 2019-01-25 2020-07-30 株式会社ノリタケカンパニーリミテド インクジェット用水金液
JPWO2023032531A1 (ja) * 2021-08-30 2023-03-09

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