JPH1162378A - 自動車のウィンドウレギュレータ - Google Patents

自動車のウィンドウレギュレータ

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JPH1162378A
JPH1162378A JP9228915A JP22891597A JPH1162378A JP H1162378 A JPH1162378 A JP H1162378A JP 9228915 A JP9228915 A JP 9228915A JP 22891597 A JP22891597 A JP 22891597A JP H1162378 A JPH1162378 A JP H1162378A
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Katsuhiko Miyoshi
勝彦 三好
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インナパネルに固定されたベースプレートに
モータを支持し、そのモータの出力軸に固定されたピニ
オンを回転し、これに係合するギアを回転させ、そのギ
アに固定され、かつベースプレートに枢支されたリフト
アームを揺動させ、リフトアーム上部に設けたスライダ
を、窓ガラスを支持する窓ガラス支持部材に形成したガ
イドスロット中に摺動させて窓ガラスを昇降させるウィ
ンドウレギュレータにおいて、モータのコストを低減す
る。 【解決手段】 ベースプレート9をインナパネル5に固
定し、そのベースプレート9を貫通する枢軸14によっ
てギア17とリフトアーム16を固定し、ギア17、モ
ータ11及びピニオン13をペースプレート9よりも車
室内側に配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドア本体のインナ
パネルとアウタパネルの間に配置された窓ガラスを昇降
させる自動のウィンドウレギュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】車体の側部に開閉可能に支持されたサイ
ドドア、又は車体の後部に開閉可能に支持されたバック
ドアに、窓ガラスを昇降させるウィンドウレギュレータ
を付設することは従来より周知である。このようなウィ
ンドウレギュレータとして、ドア本体のインナパネルに
固定されたベースプレートにモータを固定支持し、その
モータの出力軸に固定されたピニオンに係合するギア
を、上記ベースプレートに枢支したリフトアームに固着
し、モータの作動によってリフトアームを揺動させ、そ
のリフトアームの先端部を、窓ガラスを支持した窓ガラ
ス支持部材に対して水平方向に移動させ、これによって
窓ガラスを昇降させる形式のウィンドウレギュレータが
知られている。
【0003】従来のこの種のウィンドウレギュレータ
は、その全ての構成要素がドア本体のインナパネルとア
ウタパネルの間の空間内に配置され、従ってそのモータ
もこの空間内に収容されている。その際、インナパネル
とアウタパネルの間の空間は、窓ガラスが昇降できるよ
うに、その上部が開放されている。従って、この開放さ
れた上部開口から雨水が空間内に侵入することになるの
で、モータとこれに関連する電装部品に対して防水処理
を施す必要がある。ところが、このように防水処理を施
したモータは、そのコストが高く、これによってウィン
ドウレギュレータ全体の製造コストが上昇する欠点を免
れない。
【0004】また、前述のピニオンとこれに噛み合うギ
アも、インナパネルとアウタパネルの間の空間に配置さ
れているが、その空間の上部開口から塵埃が侵入する
と、これがピニオンとギアの間に入り込み、これによっ
てピニオンとギアとの摩耗が促進され、これらの部品の
寿命が低下するおそれもある。
【0005】上述した不具合の発生を阻止するには、モ
ータと、ピニオンと、これに噛み合うギアを、インナパ
ネルとアウタパネルの間の空間ではなく、インナパネル
よりも車室内側に配置することが考えられる。このよう
にすれば、モータやピニオン、或いはギアに雨水や塵埃
が付着することはなく、前述の欠点を除去することが可
能となる。
【0006】ところが、従来のウィンドウレギュレータ
においては、ギアとリフトアームが溶接などによって一
体に固着されていたため、ギアを上記空間外に配置する
ことはできず、従ってモータとピニオンを、インナパネ
ルとアウタパネルの間の空間外に配置することはできな
かった。リフトアームは、揺動しながら窓ガラス支持部
材を昇降させる要素であるから、これをインナパネルと
アウタパネルの間の空間外に配置することはできず、ギ
アは、かかるリフトアームに一体に固着される要素であ
るから、このギアについても上記空間外に配置すること
はできなかったのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した新
規な認識に基づきなされたものであって、その目的とす
るところは、インナパネルとアウタパネルの間の空間に
侵入してくる雨水や塵埃が、モータ、ピニオン及びギア
に付着することを阻止し、もってその寿命を伸ばすと共
に、モータのコストを低減できる自動車のウィンドウレ
ギュレータを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、ドア本体のインナパネルとアウタパネルの
間に配置された窓ガラスを昇降させる自動車のウィンド
ウレギュレータにおいて、前記インナパネルに形成され
た孔を塞ぐように配置されて当該インナパネルに固定さ
れたベースプレートと、該ベースプレートよりも車室内
側に位置し、かつ当該ベースプレートに固定支持された
モータと、前記ベースプレートよりも車室内側に位置
し、かつ前記モータの出力軸に固定されて当該モータに
よって回転駆動されるピニオンと、前記ベースプレート
を貫通して、前記インナパネルとアウタパネルの間の空
間から、ベースプレートよりも車室内側へと延び、かつ
当該ベースプレートに回転自在に支持された枢軸と、ベ
ースプレートよりも車室内側に位置すると共に、前記枢
軸の車室内側の端部に固定され、かつ前記ピニオンに噛
み合って当該ピニオンの回転によって前記枢軸の中心軸
線まわりに回転駆動されるギアと、前記空間に配置され
ていて、前記枢軸の空間側の端部に基端部が固定され、
当該枢軸の回転により、その中心軸線のまわりに揺動す
るリフトアームと、前記空間に配置され、かつ窓ガラス
の下部を支持すると共に、前記リフトアームの自由端側
がほぼ水平方向に移動可能に組付けられた窓ガラス支持
部材とを具備することを特徴とする自動車のウィンドウ
レギュレータを提案する(請求項1)。
【0009】その際、前記枢軸の外周面と、該枢軸が回
転自在に嵌合するベースプレートの支持孔との間をシー
ルするシール部材を設けると有利である(請求項2)。
【0010】また、上記請求項1又は2に記載の自動車
のウィンドウレギュレータにおいて、前記ベースプレー
トとインナパネルとの間にシール部材を設けると有利で
ある(請求項3)。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に従って説明する。
【0012】図1は、自動車のドアを一部破断して示す
正面図であり、ここに示したドア1は、図示していない
車体の側部に開閉可能に支持されたサイドドアである。
このドア1は、ドア本体2と、その前後(図1における
左右)の部位に固定され、かつ上方に突出する窓枠3
と、窓ガラス6と、ウィンドウレギュレータ7とを有し
ている。
【0013】ドア本体2は、ドア1を閉じた状態で車外
側に位置するアウタパネル4と、同じ状態でアウタパネ
ル4よりも車内側に位置するインナパネル5とを具備
し、これらのパネル4,5はその上部を除く周縁部がヘ
ミング加工とスポット溶接によって固定され、その内部
に空間Sが区画され、その上部が開口している。図1で
は、この上部開口の部位に符号30を付してある。
【0014】窓ガラス6は、ドア本体2のインナパネル
5とアウタパネル4の間に配置され、ウィンドウレギュ
レータ7によって矢印A方向に昇降され、これによっ
て、ドア本体2の上辺部と窓枠3によって区画された窓
開口33が開閉される。窓ガラス6が最上方位置に上昇
したとき、ドア本体2のインナパネル5とアウタパネル
4の間の空間Sの上部開口30から上方に突出した窓ガ
ラス部分が窓開口33を閉鎖し、また窓ガラス6が最下
方位置に下降したとき、当該窓ガラス6は、インナパネ
ル6とアウタパネル4の間の空間S内に収容され、この
とき窓開口33が開放される。
【0015】上述のようにドア本体2のインナパネル5
とアウタパネル4の間に配置された窓ガラス6を昇降さ
せる自動車のウィンドウレギュレータ7は次のように構
成されている。
【0016】図2は、図1のII−II線に沿って切断した
水平断面図であり、図2には、図1で破断して示したア
ウタパネル4が示されている。また図3は、ウィンドウ
レギュレータ7をドア本体2に組付ける前の様子を示す
斜視図である。図2及び図3における符号Oは、アウタ
パネル4よりも車外の領域を、また符号Iは、ドア1を
閉じた状態でインナパネル5よりも車室内となる領域を
示している。また本明細書における「車室内側」なる文
言は、全て、ドアを閉じた状態で、そのドアよりも車室
内側となる領域を意味する。
【0017】図1乃至図3に示すように、ドア本体2の
インナパネル5には孔8が形成され、この孔8を塞ぐよ
うにベースプレート9が配置されている。ベースプレー
ト9は鋼板などの高剛性材料より成り、ボルト10と図
示していないナットによってインナパネル5に固定され
ている。かかるベースプレート9の車室内側の面にモー
タ11が直接、又は図示していないブラケットを介して
固定支持されている。このように、モータ11は、ベー
スプレート9よりも車室内側に位置し、かつ当該ベース
プレート9に固定支持される。
【0018】またモータ11の出力軸12にはピニオン
13が固定されており、モータ11によって回転駆動さ
れるこのピニオン13も、ベースプレート9よりも車室
内側に位置している。
【0019】ベースプレート9には、これに形成された
支持孔15を貫通する枢軸14が回転自在に支持され、
この枢軸14は、インナパネル5とアウタパネル4の間
の空間Sから、ベースプレート9よりも車室内側へと延
び、その車室内側の端部にはギア17が固定されてい
る。
【0020】このギア17も、ベースプレート9よりも
車室内側に位置すると共に、前述のピニオン13に噛み
合い、このピニオン13の回転によって、枢軸14の中
心軸線のまわりに回転駆動される。
【0021】またインナパネル5とアウタパネル4の間
の空間Sにはリフトアーム16が配置され、当該リフト
アーム16は、その基端部が枢軸14の空間S側の端部
に固定され、枢軸14の回転により、その中心軸線のま
わりを揺動する。
【0022】窓ガラス6は、その下部が窓ガラス支持部
材18に支持されている。この窓ガラス支持部材18も
インナパネル5とアウタパネル4の間の空間Sに配置さ
れている。かかる窓ガラス支持部材18には、ほぼ水平
方向に延びるガイドスロット19が形成されていて、前
述のリフトアーム16の自由端側に設けられたスライダ
20が摺動自在に嵌合している。スライダ20に代え、
リフトアーム16の自由端側にローラ(図示せず)を回
転自在に支持し、このローラをガイドスロット19に転
動自在に嵌合し、或いはリフトアーム16の自由端側に
突部(図示せず)を突設し、これをガイドスロット19
に摺動自在に嵌合してもよい。このように、窓ガラス6
の下部を支持する窓ガラス支持部材18には、リフトア
ーム16の自由端側がほぼ水平方向に移動可能に組付け
られている。
【0023】上述のように、図示したウィンドウレギュ
レータ7は、ベースプレート9、モータ11、ピニオン
13、枢軸14、ギア17、リフトアーム16及び窓ガ
ラス支持部材18を有していて、ベースプレート9がイ
ンナパネル5に固着され、枢軸14がそのベースプレー
ト9を貫通していると共に、リフトアーム16と窓ガラ
ス支持部材18が、インナパネル6とアウタパネル4の
間の空間Sに配置され、モータ11とピニオン13とギ
ア17が、この空間S内ではなく、ベースプレート9よ
りも車室内側に配置されている。
【0024】また、図示したウィンドウレギュレータ7
は、インナパネル5とアウタパネル4の間の空間Sに配
置されたイコライザアーム21と、インナパネル5に固
着されたガイドプレート22とを有し、イコライザアー
ム21は、枢ピン23を介してリフトアーム16に互い
に相対回動可能に枢着されている。本例のイコライザア
ーム21は、第1アーム21Aと第2アーム21Bより
成り、第1及び第2アーム21A,21Bが枢ピン23
を介して一体に固定連結され、リフトアーム16の長手
方向中間部に形成された図示していない孔に枢ピン23
が回転自在に嵌合している。
【0025】窓ガラス支持部材18には、前述のガイド
スロット19よりも前方側(図1の左側)の位置に、ほ
ぼ水平方向に延びる他のガイドスロット24が形成さ
れ、このガイドスロット24には、イコライザアーム2
1の上端側、すなわちその第2アーム21Bの上端側に
設けられたスライダ25が摺動自在に嵌合している。
【0026】またガイドプレート22にも、ほぼ水平方
向に延びるガイドスロット26が形成され、ここに、イ
コライザアーム21の下端側、すなわちその第1アーム
21Aの下端側に設けられたスライダ27が摺動自在に
嵌合している。
【0027】スライダ25,27の代りにローラを用
い、このローラを各ガイドスロット24,26に転動自
在に嵌合し、或いはイコライザアーム自体に突設した突
部を各ガイドスロット24,26にそれぞれ摺動自在に
嵌合させてもよい。また、ガイドスロット19,24,
26より成るガイド部に代えて、ほぼ水平方向に長く延
びたガイド溝より成るガイド部を窓ガラス支持部材18
とガイドプレート22に形成し、ここに上述したスライ
ダ20,25,27、又はローラ、或いは突部より成る
被ガイド部を、そのガイド部の長手方向に移動可能に嵌
合することもできる。
【0028】図示した例では、ガイドプレート22がベ
ースプレート9に溶接などによって一体に固着され、イ
ンナパネル5に形成された前述の孔8に連続して形成さ
れた孔28に、そのガイドプレート22が嵌合し、ボル
ト29と図示していないナットによって、そのガイドプ
レート22がインナパネル5に固着されている。ガイド
プレート22をベースプレート9とは分離して形成し、
また、ガイドプレート22をインナパネル5とアウタパ
ネル4の間の空間S内に配置して、インナパネル5に不
動に固定するように構成することもできる。この場合に
は、孔28は不要であり、この孔28をインナパネル5
に形成しない。
【0029】ベースプレート9、モータ11、ギア17
及びガイドプレート22は、図示していないドアトリム
によって覆われ、車室内の乗員がこれらを目視できない
ように隠蔽されている。
【0030】上述したウィンドウレギュレータ7をドア
本体2に組付けるには、図3に示すように、インナパネ
ル5に形成された孔8,28を通して、窓ガラス支持部
材18、イコライザアーム21、リフトアーム16をド
ア本体2の内部空間S内に挿入し、ベースプレート9と
ガイドプレート22を孔8,28にそれぞれ嵌合し、ボ
ルト10,29によって、これらをインナパネル5に固
定すればよい。
【0031】上述の如く構成されたウィンドウレギュレ
ータ7によって窓ガラス6を昇降させるには、先ず車室
内の乗員が車内に設けられた図示していないスイッチを
操作して、モータ11を作動させる。これによってピニ
オン13が回転すると共に、これに噛み合ったギア17
と枢軸14が、その枢軸14の中心軸線のまわりに回転
する。これにより、ギア17に枢軸14を介して一体に
固定されたリフトアーム16が枢軸14の中心軸線のま
わりに図1に矢印Bで示した方向に揺動する。これに伴
って、リフトアーム16に枢着されたイコライザアーム
21が矢印C方向に揺動する。このときリフトアーム1
6とイコライザアーム21にそれぞれ付設されたスライ
ダ20,25,27が、それぞれ窓ガラス支持部材18
とガイドプレート22に形成されたガイドスロット1
9,24,26に案内されながら水平方向に移動する。
これによって、窓ガラス6が窓ガラス支持部材18と共
に昇降し、窓ガラス6は窓枠3に案内されて所定の軌跡
を描きながら矢印A方向に昇降する。このとき、窓ガラ
ス6は、窓ガラス支持部材18を介して、リフトアーム
16とイコライザアーム21とによって支持されるの
で、安定状態で昇降することができるが、イコライザア
ーム21を省略しても、窓ガラス6を昇降させることが
可能である。
【0032】上述のように、図示したウィンドウレギュ
レータ7によって、窓ガラス6を支障なく昇降させるこ
とができるが、この点は、従来のこの種のウィンドウレ
ギュレータと変りはない。従来のウィンドウレギュレー
タと異なるところは、先にも説明したように、モータ1
1、ピニオン13及びギア17が、インナパネル5とア
ウタパネル4との間の空間S内ではなく、ベースプレー
ト9よりも車室内側に配置されている点である。
【0033】この構成により、空間Sの上部開口30か
ら雨水や塵埃が侵入しても、これらがモータ11、ピニ
オン13及びギア17に付着することはない。このた
め、モータ11及びそのコネクタなどの電装部品に対し
て防水処理を施す必要はなく、その製造コストを低減で
きる。しかも、ピニオン13とギア17の間に、上部開
口30から侵入した塵埃が入り込むことがないので、こ
れらが塵埃によって早期に摩耗する不具合を阻止でき、
その寿命を伸ばすことができる。さらに、モータ11が
内部空間Sよりも車室内側に位置しているので、このモ
ータ11に接続されるハーネス(図示せず)の取回しも
簡素化でき、モータ11とこれに関連する要素のドア本
体への組付作業を簡素化することができる。
【0034】先にも説明したように、従来のこの種のウ
ィンドウレギュレータにおいては、そのリフトアームと
ギアが溶接などによって一体化されていたため、このギ
アをドア本体の内部空間外に配置することはできず、従
って、このギアに噛み合うピニオンも、さらにこれを駆
動するモータも、内部空間外に配置することはできなか
ったのであるが、図示したウィンドウレギュレータ7に
よれば、リフトアーム16とギア17を別々に構成する
と共に、これらを枢軸14によって固定し、その枢軸1
4を、インナパネル5に固定したベースプレート9を貫
通させることにより、ギア17を空間Sの外側、すなわ
ち、この空間Sよりも車室内側に配置し、かつピニオン
13とモータ11を空間S外に配置することを可能とし
たのである。
【0035】また、図2に示すように、本例の自動車の
ウィンドウレギュレータ7には、枢軸14の外周面と、
この枢軸14が回転自在に嵌合するベースプレート9の
支持孔15との間をシールするシール部材、図の例では
Oリング31が設けられている。このOリング31は、
枢軸14のフランジ14Aとベースプレート9との間に
配置され、かかるOリング31により、枢軸14とベー
スプレート9との間がシールされる。
【0036】またベースプレート9及びガイドプレート
22と、インナパネル5との間に、例えばブチルテープ
などから成るシール部材32を介設すると、インナパネ
ル5とアウタパネル4の間の空間Sと、車室内側とをよ
り一層確実にシールすることができる。図示した例で
は、テープ状のシール部材32が、インナパネル5に形
成された孔8,28の縁に沿って配置され、ベースプレ
ート9及びガイドプレート22と、インナパネル5との
間に挟み込まれている。孔28を廃止するときは、孔8
のまわりのみにシール部材32が配置される。このよう
に、ベースプレート9とインナパネル5との間にシール
部材32を設けるのである。
【0037】上述した各構成によって、インナパネル5
の孔8,28や、ベースプレート9の支持孔15を通し
て、空間Sから車室内側に雨水や塵埃が侵入することを
防止することができる。
【0038】以上、車体の側部に設けられたサイドドア
のウィンドウレギュレータに本発明を適用した実施形態
例を説明したが、本発明は車体の後部に開閉可能に設け
られるバックドアに付設されるウィンドウレギュレータ
にも広く適用できるものである。また窓枠のないサッシ
ュレスドアのウィンドウレギュレータにも適用可能であ
る。
【0039】
【発明の効果】請求項1に記載の自動車のウィンドウレ
ギュレータによれば、モータ、ピニオン及びギアを、イ
ンナパネルとアウタパネルの間の空間内ではなく、この
空間外の車室内側に配置したので、これらに、空間の上
部開口から侵入した雨水や塵埃が付着することを防止で
きる。これにより従来のような防水処理を施したモータ
を使用しなくてもよく、そのコストを低減でき、しかも
ピニオン及びギアの寿命を伸ばすことができる。
【0040】また、請求項2に記載の自動車のウィンド
ウレギュレータによれば、支持孔を通して、インナパネ
ルとアウタパネルの間の空間から雨水や塵埃が車室内側
へ侵入することを防止できる。
【0041】さらに、請求項3に記載の自動車のウィン
ドウレギュレータによれば、インナパネルに形成された
孔を通して、インナパネルとアウタパネルの間の空間か
ら雨水や塵埃が車室内側へ侵入することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドアを車外側から見たときの正面図であって、
そのアウタパネルの一部を破断して示した図である。
【図2】図1のII−II線拡大断面図である。
【図3】ドア本体に組付ける前のウィンドウレギュレー
タを示す斜視図である。
【符号の説明】
2 ドア本体 4 アウタパネル 5 インナパネル 6 窓ガラス 7 ウィンドウレギュレータ 8 孔 9 ベースプレート 11 モータ 12 出力軸 13 ピニオン 14 枢軸 15 支持孔 16 リフトアーム 17 ギア 18 窓ガラス支持部材 32 シール部材 S 空間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア本体のインナパネルとアウタパネル
    の間に配置された窓ガラスを昇降させる自動車のウィン
    ドウレギュレータにおいて、前記インナパネルに形成さ
    れた孔を塞ぐように配置されて当該インナパネルに固定
    されたベースプレートと、該ベースプレートよりも車室
    内側に位置し、かつ当該ベースプレートに固定支持され
    たモータと、前記ベースプレートよりも車室内側に位置
    し、かつ前記モータの出力軸に固定されて当該モータに
    よって回転駆動されるピニオンと、前記ベースプレート
    を貫通して、前記インナパネルとアウタパネルの間の空
    間から、ベースプレートよりも車室内側へと延び、かつ
    当該ベースプレートに回転自在に支持された枢軸と、ベ
    ースプレートよりも車室内側に位置すると共に、前記枢
    軸の車室内側の端部に固定され、かつ前記ピニオンに噛
    み合って当該ピニオンの回転によって前記枢軸の中心軸
    線まわりに回転駆動されるギアと、前記空間に配置され
    ていて、前記枢軸の空間側の端部に基端部が固定され、
    当該枢軸の回転により、その中心軸線のまわりに揺動す
    るリフトアームと、前記空間に配置され、かつ窓ガラス
    の下部を支持すると共に、前記リフトアームの自由端側
    がほぼ水平方向に移動可能に組付けられた窓ガラス支持
    部材とを具備することを特徴とする自動車のウィンドウ
    レギュレータ。
  2. 【請求項2】 前記枢軸の外周面と、該枢軸が回転自在
    に嵌合するベースプレートの支持孔との間をシールする
    シール部材を設けた請求項1に記載の自動車のウィンド
    ウレギュレータ。
  3. 【請求項3】 前記ベースプレートとインナパネルとの
    間にシール部材を設けた請求項1又は2に記載の自動車
    のウィンドウレギュレータ。
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Cited By (2)

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