JPH1166593A5 - - Google Patents
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- JPH1166593A5 JPH1166593A5 JP1997236476A JP23647697A JPH1166593A5 JP H1166593 A5 JPH1166593 A5 JP H1166593A5 JP 1997236476 A JP1997236476 A JP 1997236476A JP 23647697 A JP23647697 A JP 23647697A JP H1166593 A5 JPH1166593 A5 JP H1166593A5
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Description
【発明の名称】記録媒体用光スポット生成装置
【特許請求の範囲】
【請求項1】光収束用光学素子が、コリメータより入射される光束からそのスポットを記録媒体のトラックに作り、かつトラックサーボによりトラック直角方向へ変位される記録媒体用光スポット生成装置において、
前記コリメータは、前記光収束用光学素子の運動範囲に対して前記光収束用光学素子が前記コリメータからのコリメート光の入射を受けるのを可能とする大きさとし、前記コリメータのトラック方向寸法は、前記光収束用光学素子がトラック直角方向へは変位するのに対してトラック方向へは変位しない対応分だけ、トラック直角方向寸法より短く切除されていることを特徴とする記録媒体用光スポット生成装置。
【請求項2】入射側光軸から出射側光軸へ光軸方向を90°変換するミラーが設けられ、前記コリメータは、前記出射側光軸上の前記ミラーと前記光収束用光学素子との間に配設され、切除側の辺部を前記ミラーの面に沿わせるとともに、光軸方向へ前記ミラーと少なくとも部分的に重複して配置されていることを特徴とする請求項1記載の記録媒体用光スポット生成装置。
【請求項3】入射側光軸から出射側光軸へ光軸方向を90°変換するミラーが設けられ、前記コリメータは、トラック方向を前記出射側光軸の方向に平行な方向として、前記入射側光軸上に配設されていることを特徴とする請求項1記載の記録媒体用光スポット生成装置。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、光ディスクや光カード等の記録媒体の記録情報を読取り及び/又は書き込む記録媒体用光スポット生成装置に係り、詳しくは小型化に有利な記録媒体用光スポット生成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光ディスクや光カード等の記録媒体の記録情報を読取り及び/書き込む記録媒体用光スポット生成装置では、コリメータレンズによりコリメート光を生成し、これを対物レンズに通過させて、記録媒体の所定トラックにスポットを当てている。一方、対物レンズは、記録媒体の目標のトラックに光束のスポットを当てるために、トラックサーボによる制御を受けており、トラック直角方向へ変位するようになっている。
【0002】
【従来の技術】
光ディスクや光カード等の記録媒体の記録情報を読取り及び/又は書き込む記録媒体用光スポット生成装置では、コリメータレンズによりコリメート光を生成し、これを対物レンズに通過させて、記録媒体の所定トラックにスポットを当てている。一方、対物レンズは、記録媒体の目標のトラックに光束のスポットを当てるために、トラックサーボによる制御を受けており、トラック直角方向へ変位するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のコリメータレンズは円形になっているので、その直径は、トラック直角方向の対物レンズの変位にもかかわらず、対物レンズが全面にコリメータレンズからのコリメート光を受けるのを保証できる値となっている。
【0005】
この発明の目的は、小型化を達成できる記録媒体用光スポット生成装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の記録媒体用光スポット生成装置によれば、光収束用光学素子が、コリメータより入射される光束からそのスポットを記録媒体のトラックに作り、かつトラックサーボによりトラック直角方向へ変位される。このような記録媒体用光スポット生成装置において、コリメータは、光収束用光学素子の運動範囲に対して光収束用光学素子がコリメータからのコリメート光の入射を受けるのを可能とする大きさとされる。そして、コリメータのトラック方向寸法は、光収束用光学素子がトラック直角方向へは変位するのに対してトラック方向へは変位しない対応分だけ、トラック直角方向寸法より短く切除されている。
【0007】
コリメータには、コリメータレンズの他に、非球面プレスレンズ、非球面をレプリカ形成したもの、光軸方向に屈折率分布を持たせたもの、光軸から放射する方向に屈折率分布を持たせたもの、異種屈折率のガラス球面研磨レンズを貼り合わせたもの、フレネルゾーンプレートの形状のもの等、一切のコリメータを含むものとする。
【0008】
この記録媒体用光スポット生成装置は、読み込み専用の光ピックアップ装置としてだけでなく、読み込み及び書き込み兼用の光スポット生成装置、さらに、書き込み専用の光スポット生成装置にも適用される。記録媒体への書き込みの場合は、読み込みの場合よりも例えばレーザー光の出力が適当に増大される。コリメータより光収束用光学素子に入射される光束は、1個に限定されず、2個以上であってもよい。すなわち、記録媒体に形成される光束のスポットは、単一であっても、複数であってもよい。
【0009】
こうして、コリメータは、トラック方向寸法を、対物レンズがトラック方向へ変位しない対応分だけ、トラック直角方向寸法より小径とされる。
【0010】
この発明の記録媒体用光スポット生成装置によれば、入射側光軸から出射側光軸へ光軸方向を90°変換するミラーが設けられ、コリメータは、出射側光軸上のミラーと光収束用光学素子との間に配設され、切除側の辺部をミラーの面に沿わせるとともに、光軸方向へミラーと少なくとも部分的に重複して配置されている。
【0011】
トラック方向へ両端部を切除されたコリメータは、切除側の辺部をミラーの面に沿わせるとともに、ミラーの出射側光軸の方向へミラーと少なくとも部分的に重複されるので、記録媒体用光スポット生成装置は、出射側光軸の方向への寸法を縮小できる。
【0012】
この発明記録媒体用光スポット生成装置によれば、入射側光軸から出射側光軸へ光軸方向を90°変換するミラーが設けられ、コリメータは、トラック方向を出射側光軸の方向に平行な方向として、入射側光軸上に配設されている。
【0013】
コリメータは、入射側光軸上に配設され、かつ小径方向のトラック方向をミラーの出射側光軸の方向に平行な方向とされるので、ミラーの入射側光軸の範囲における出射側光軸方向寸法を縮小できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は光ピックアップ装置10の光路図である。図2は光ピックアップ装置10の内部の側面図である。また、図1において、光ディスク34のR方向及びT方向は、それぞれ光ディスク34の半径方向(Radial方向。R方向及び反R方向はそれぞれ光ディスク34の外周側方向及び内周側方向に相当する。)及び光ディスク34の情報トラックの接線方向(Tangential方向)をそれぞれ示し、各光学素子におけるR方向及びT方向は、それぞれ光ディスク34のR方向及びT方向へスポットを変位させるときの各光学素子の移動方向を示している。また、フォトダイオード受光面68におけるR’方向,T’方向はそれぞれ光ディスク34のR方向及び反T方向に対応する方向を示し、ビームスプリッタ24及び焦点調節レンズ50におけるR’方向及びT’方向は、それぞれフォトダイオード受光面68のR’方向及びT’方向に反射光のスポットを変位させるときのビームスプリッタ24及び焦点調節レンズ50の移動方向を示している。
【0015】
図1及び図2において、半導体レーザー12は、半導体レーザー12から光ディスク34までの光軸32の始端となる発光部14を中心に、また、フォトダイオード16を、発光部14からR方向へ所定量偏心した個所に、それぞれもつ。ホログラムモジュール18は、半導体レーザー12側の面に回折格子面20を、また、回折格子面20とは反対側の面にホログラム面22をもつ。発光部14から放射されたレーザー光は、ホログラムモジュール18の回折格子面20により、光軸32上の1個と、それに対して各側にそれぞれ3個ずつの計7個の光束に分割される。7個の光束は、ビームスプリッタ24を直進して通過し、ミラー26において向きを90°変更し、コリメータレンズ28(図2では実線で図示されている方のコリメータレンズ28)及び対物レンズ30を順番に通過し、CD等の光ディスク34において、ほぼT方向に沿って一列にスポットM,E,F,G,H,I,Jを生成する。スポットM,E,F,G,H,I,Jの配列は、中心のスポットMに対して対称の配列であり、すなわち、光軸32上のスポットMに対してスポットEとF、スポットGとH、及びスポットIとJが、対称位置の関係になっている。なお、コリメータレンズ28は、円形ではなく、T方向両端を直線で切除された小判形となっているが、これについては、後述する。
【0016】
光軸66は、スポットMを始端とするスポットM,E,F,G,H,I,Jの反射光の光軸であり、スポットMからビームスプリッタ24までは、光軸32と重複する。すなわち、光ディスク34の反射光は、順番に、対物レンズ30、コリメータレンズ28、及びミラー26を通過して、ビームスプリッタ24へ入射され、ビームスプリッタ24において、90°向きを変えられ、焦点調節レンズ50の方へ向かう。フォトダイオード受光面68は、光軸66に対して直角で所定の間隔を開けて一列に配置された光検出素子としてのフォトダイオード52M,52E,52F,52G,52H,52I,52Jを含む平面として定義される。ビームスプリッタ24から焦点調節レンズ50の方へ出射した反射光は、焦点調節レンズ50を通過して、各フォトダイオード52M,52E,52F,52G,52H,52I,52Jへ入射される。なお、光軸66上のフォトダイオード52Mのみは、R’方向及びT’方向へそれぞれ2個の計4個のフォトダイオード52A,52B,52C,52Dより成り、スポットMの反射光は4個に分割されて、各フォトダイオード52A,52B,52C,52Dへ入射される。フォトダイオード52A,52B,52C,52Dへの反射光の入射は、光ディスク34のトラックのデータ読み取りだけでなく、DPD法によるトラッキングサーボ制御の誤差信号としても利用される。
【0017】
一方、スポットMの反射光の一部は、ビームスプリッタ24からホログラムモジュール18の方へ向かい、その一部がホログラムモジュール18のホログラム面22により向きをフォトダイオード16の方へ変えられて、フォトダイオード16へ入射する。フォトダイオード16へ入射された反射光は、フォーカスサーボ制御誤差信号として利用され、この誤差信号に基づいて対物レンズ30が光軸32方向へ変位させて、対物レンズ30と光ディスク34との距離が適正値へ制御される。
【0018】
半導体レーザー12の発振周波数や回折格子の格子間隔等には製造上のばらつきがある。また、コリメータレンズ28の焦点距離と、コリメータレンズ28及び焦点調節レンズ50の合成焦点距離との比にも製造上のばらつきがある。これらばらつきは、フォトダイオード受光面68における反射光のの間隔に影響を与え、フォトダイオード52を除くフォトダイオード52E,52F,52G,52H,52I,52Jへ各反射光が適切に入射しない原因となる。そこで、光ピックアップ装置10の製作時では、焦点調節レンズ50及びフォトダイオード受光面68を光軸66の方向へ変位させてみて、各反射光が対応のフォトダイオード52M,52E,52F,52G,52H,52I,52Jへ正しく入射する光軸方向位置を探し出し、こうして探し出した光軸方向位置で焦点調節レンズ50及びフォトダイオード受光面68を固定するようにする。
【0019】
図3はコリメータレンズ28の斜視図である。コリメータレンズ28は、対物レンズ30(図1及び図2)が、その運動範囲の全位置において、その全面にコリメータレンズ28からのコリメート光が入射されるのを保証する大きさとされる。対物レンズ30は、トラッキングのためにR方向へ変位するが、T方向へは微小変位である。したがって、コリメータレンズ28は、R方向へは対物レンズ30の変位分に対応する寸法を持たなければならないのに対し、T方向へは、対物レンズ30の変位しない対応分、T方向両端を切除しても、対物レンズ30全体に光が入射されるのを保証できる。対物レンズ30の有効光束径を4mm、対物レンズ30のトラッキング移動を片側0.5mm、コリメータレンズ28の外側の縁幅を0.3mmとすると、対物レンズ30の任意位置に対してコリメート光を入射させるのに必要なコリメータレンズ28のR方向寸法Drは次の通りとなる。
Dr=4+0.5+0.5+0.3+0.3
=5.6mm
【0020】
これに対して、対物レンズ30のトラック方向全範囲へコリメート光を入射するのに必要なコリメータレンズ28のT方向寸法Dtは、対物レンズ30がトラック方向へ変位しないので、次の通りとなる。
Dt=4+0.3+0.3
=4.6mm
【0021】
従来のコリメータレンズでは、5.6mmの直径とする円形とされていたのに対し、このコリメータレンズ28では、R方向寸法Drは従来値と同一の5.6mmであるものの、T方向寸法Dtは4.6mmと、17%縮小され、トラック方向両端を切除された小判形となる。コリメータレンズ28のT方向は、発光部14からミラー26の方へ向かう光軸32の前半の直進方向(=光ピックアップ装置10の長さ方向)に一致するので、コリメータレンズ28のT方向の端部の切除により、光ピックアップ装置10の長さを縮小できる。
【0022】
図1及び図2では、コリメータレンズ28(実線)はミラー26と対物レンズ30との間に配置されているが、図2の仮想線に示されるように、コリメータレンズ28をビームスプリッタ24とミラー26との間に配置してもよい。この場合、両端を切除されるコリメータレンズ28のT方向は、ミラー26からコリメータレンズ28へ向かう光軸32の後半の直進方向(=光ピックアップ装置10の高さ方向)に一致する。コリメータレンズ28の配置場所がミラー26と対物レンズ30との間からビームスプリッタ24とミラー26との間へ移されることにより、光ピックアップ装置10の高さを縮小できる。また、ビームスプリッタ24とミラー26との間に配置されたコリメータレンズ28のT方向、すなわち小寸法方向が、光ピックアップ装置10の高さ方向とされたことにより、半導体レーザー12からコリメータレンズ28までの部位の高さ増大を抑制できる。
【0023】
図4はコリメータレンズ28の別の配置例を示す。コリメータレンズ28は、光ピックアップ装置10の高さ方向へ部分的にミラー26の上端より沈められている。コリメータレンズ28の切除側の辺はミラー26の面に沿わせられ、光ピックアップ装置10の高さの一層の低減が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光ピックアップ装置の光路図である。
【図2】光ピックアップ装置の内部の側面図である。
【図3】コリメータレンズの斜視図である。
【図4】コリメータレンズの別の配置例を示す図である。
【符号の説明】
10 光ピックアップ装置(記録媒体用光スポット生成装置)
26 ミラー
28 コリメータレンズ(コリメータ)
30 対物レンズ(光収束用光学素子)
32 光軸
34 光ディスク
M,E,F,G,H,I,J スポット
【特許請求の範囲】
【請求項1】光収束用光学素子が、コリメータより入射される光束からそのスポットを記録媒体のトラックに作り、かつトラックサーボによりトラック直角方向へ変位される記録媒体用光スポット生成装置において、
前記コリメータは、前記光収束用光学素子の運動範囲に対して前記光収束用光学素子が前記コリメータからのコリメート光の入射を受けるのを可能とする大きさとし、前記コリメータのトラック方向寸法は、前記光収束用光学素子がトラック直角方向へは変位するのに対してトラック方向へは変位しない対応分だけ、トラック直角方向寸法より短く切除されていることを特徴とする記録媒体用光スポット生成装置。
【請求項2】入射側光軸から出射側光軸へ光軸方向を90°変換するミラーが設けられ、前記コリメータは、前記出射側光軸上の前記ミラーと前記光収束用光学素子との間に配設され、切除側の辺部を前記ミラーの面に沿わせるとともに、光軸方向へ前記ミラーと少なくとも部分的に重複して配置されていることを特徴とする請求項1記載の記録媒体用光スポット生成装置。
【請求項3】入射側光軸から出射側光軸へ光軸方向を90°変換するミラーが設けられ、前記コリメータは、トラック方向を前記出射側光軸の方向に平行な方向として、前記入射側光軸上に配設されていることを特徴とする請求項1記載の記録媒体用光スポット生成装置。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、光ディスクや光カード等の記録媒体の記録情報を読取り及び/又は書き込む記録媒体用光スポット生成装置に係り、詳しくは小型化に有利な記録媒体用光スポット生成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光ディスクや光カード等の記録媒体の記録情報を読取り及び/書き込む記録媒体用光スポット生成装置では、コリメータレンズによりコリメート光を生成し、これを対物レンズに通過させて、記録媒体の所定トラックにスポットを当てている。一方、対物レンズは、記録媒体の目標のトラックに光束のスポットを当てるために、トラックサーボによる制御を受けており、トラック直角方向へ変位するようになっている。
【0002】
【従来の技術】
光ディスクや光カード等の記録媒体の記録情報を読取り及び/又は書き込む記録媒体用光スポット生成装置では、コリメータレンズによりコリメート光を生成し、これを対物レンズに通過させて、記録媒体の所定トラックにスポットを当てている。一方、対物レンズは、記録媒体の目標のトラックに光束のスポットを当てるために、トラックサーボによる制御を受けており、トラック直角方向へ変位するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のコリメータレンズは円形になっているので、その直径は、トラック直角方向の対物レンズの変位にもかかわらず、対物レンズが全面にコリメータレンズからのコリメート光を受けるのを保証できる値となっている。
【0005】
この発明の目的は、小型化を達成できる記録媒体用光スポット生成装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の記録媒体用光スポット生成装置によれば、光収束用光学素子が、コリメータより入射される光束からそのスポットを記録媒体のトラックに作り、かつトラックサーボによりトラック直角方向へ変位される。このような記録媒体用光スポット生成装置において、コリメータは、光収束用光学素子の運動範囲に対して光収束用光学素子がコリメータからのコリメート光の入射を受けるのを可能とする大きさとされる。そして、コリメータのトラック方向寸法は、光収束用光学素子がトラック直角方向へは変位するのに対してトラック方向へは変位しない対応分だけ、トラック直角方向寸法より短く切除されている。
【0007】
コリメータには、コリメータレンズの他に、非球面プレスレンズ、非球面をレプリカ形成したもの、光軸方向に屈折率分布を持たせたもの、光軸から放射する方向に屈折率分布を持たせたもの、異種屈折率のガラス球面研磨レンズを貼り合わせたもの、フレネルゾーンプレートの形状のもの等、一切のコリメータを含むものとする。
【0008】
この記録媒体用光スポット生成装置は、読み込み専用の光ピックアップ装置としてだけでなく、読み込み及び書き込み兼用の光スポット生成装置、さらに、書き込み専用の光スポット生成装置にも適用される。記録媒体への書き込みの場合は、読み込みの場合よりも例えばレーザー光の出力が適当に増大される。コリメータより光収束用光学素子に入射される光束は、1個に限定されず、2個以上であってもよい。すなわち、記録媒体に形成される光束のスポットは、単一であっても、複数であってもよい。
【0009】
こうして、コリメータは、トラック方向寸法を、対物レンズがトラック方向へ変位しない対応分だけ、トラック直角方向寸法より小径とされる。
【0010】
この発明の記録媒体用光スポット生成装置によれば、入射側光軸から出射側光軸へ光軸方向を90°変換するミラーが設けられ、コリメータは、出射側光軸上のミラーと光収束用光学素子との間に配設され、切除側の辺部をミラーの面に沿わせるとともに、光軸方向へミラーと少なくとも部分的に重複して配置されている。
【0011】
トラック方向へ両端部を切除されたコリメータは、切除側の辺部をミラーの面に沿わせるとともに、ミラーの出射側光軸の方向へミラーと少なくとも部分的に重複されるので、記録媒体用光スポット生成装置は、出射側光軸の方向への寸法を縮小できる。
【0012】
この発明記録媒体用光スポット生成装置によれば、入射側光軸から出射側光軸へ光軸方向を90°変換するミラーが設けられ、コリメータは、トラック方向を出射側光軸の方向に平行な方向として、入射側光軸上に配設されている。
【0013】
コリメータは、入射側光軸上に配設され、かつ小径方向のトラック方向をミラーの出射側光軸の方向に平行な方向とされるので、ミラーの入射側光軸の範囲における出射側光軸方向寸法を縮小できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は光ピックアップ装置10の光路図である。図2は光ピックアップ装置10の内部の側面図である。また、図1において、光ディスク34のR方向及びT方向は、それぞれ光ディスク34の半径方向(Radial方向。R方向及び反R方向はそれぞれ光ディスク34の外周側方向及び内周側方向に相当する。)及び光ディスク34の情報トラックの接線方向(Tangential方向)をそれぞれ示し、各光学素子におけるR方向及びT方向は、それぞれ光ディスク34のR方向及びT方向へスポットを変位させるときの各光学素子の移動方向を示している。また、フォトダイオード受光面68におけるR’方向,T’方向はそれぞれ光ディスク34のR方向及び反T方向に対応する方向を示し、ビームスプリッタ24及び焦点調節レンズ50におけるR’方向及びT’方向は、それぞれフォトダイオード受光面68のR’方向及びT’方向に反射光のスポットを変位させるときのビームスプリッタ24及び焦点調節レンズ50の移動方向を示している。
【0015】
図1及び図2において、半導体レーザー12は、半導体レーザー12から光ディスク34までの光軸32の始端となる発光部14を中心に、また、フォトダイオード16を、発光部14からR方向へ所定量偏心した個所に、それぞれもつ。ホログラムモジュール18は、半導体レーザー12側の面に回折格子面20を、また、回折格子面20とは反対側の面にホログラム面22をもつ。発光部14から放射されたレーザー光は、ホログラムモジュール18の回折格子面20により、光軸32上の1個と、それに対して各側にそれぞれ3個ずつの計7個の光束に分割される。7個の光束は、ビームスプリッタ24を直進して通過し、ミラー26において向きを90°変更し、コリメータレンズ28(図2では実線で図示されている方のコリメータレンズ28)及び対物レンズ30を順番に通過し、CD等の光ディスク34において、ほぼT方向に沿って一列にスポットM,E,F,G,H,I,Jを生成する。スポットM,E,F,G,H,I,Jの配列は、中心のスポットMに対して対称の配列であり、すなわち、光軸32上のスポットMに対してスポットEとF、スポットGとH、及びスポットIとJが、対称位置の関係になっている。なお、コリメータレンズ28は、円形ではなく、T方向両端を直線で切除された小判形となっているが、これについては、後述する。
【0016】
光軸66は、スポットMを始端とするスポットM,E,F,G,H,I,Jの反射光の光軸であり、スポットMからビームスプリッタ24までは、光軸32と重複する。すなわち、光ディスク34の反射光は、順番に、対物レンズ30、コリメータレンズ28、及びミラー26を通過して、ビームスプリッタ24へ入射され、ビームスプリッタ24において、90°向きを変えられ、焦点調節レンズ50の方へ向かう。フォトダイオード受光面68は、光軸66に対して直角で所定の間隔を開けて一列に配置された光検出素子としてのフォトダイオード52M,52E,52F,52G,52H,52I,52Jを含む平面として定義される。ビームスプリッタ24から焦点調節レンズ50の方へ出射した反射光は、焦点調節レンズ50を通過して、各フォトダイオード52M,52E,52F,52G,52H,52I,52Jへ入射される。なお、光軸66上のフォトダイオード52Mのみは、R’方向及びT’方向へそれぞれ2個の計4個のフォトダイオード52A,52B,52C,52Dより成り、スポットMの反射光は4個に分割されて、各フォトダイオード52A,52B,52C,52Dへ入射される。フォトダイオード52A,52B,52C,52Dへの反射光の入射は、光ディスク34のトラックのデータ読み取りだけでなく、DPD法によるトラッキングサーボ制御の誤差信号としても利用される。
【0017】
一方、スポットMの反射光の一部は、ビームスプリッタ24からホログラムモジュール18の方へ向かい、その一部がホログラムモジュール18のホログラム面22により向きをフォトダイオード16の方へ変えられて、フォトダイオード16へ入射する。フォトダイオード16へ入射された反射光は、フォーカスサーボ制御誤差信号として利用され、この誤差信号に基づいて対物レンズ30が光軸32方向へ変位させて、対物レンズ30と光ディスク34との距離が適正値へ制御される。
【0018】
半導体レーザー12の発振周波数や回折格子の格子間隔等には製造上のばらつきがある。また、コリメータレンズ28の焦点距離と、コリメータレンズ28及び焦点調節レンズ50の合成焦点距離との比にも製造上のばらつきがある。これらばらつきは、フォトダイオード受光面68における反射光のの間隔に影響を与え、フォトダイオード52を除くフォトダイオード52E,52F,52G,52H,52I,52Jへ各反射光が適切に入射しない原因となる。そこで、光ピックアップ装置10の製作時では、焦点調節レンズ50及びフォトダイオード受光面68を光軸66の方向へ変位させてみて、各反射光が対応のフォトダイオード52M,52E,52F,52G,52H,52I,52Jへ正しく入射する光軸方向位置を探し出し、こうして探し出した光軸方向位置で焦点調節レンズ50及びフォトダイオード受光面68を固定するようにする。
【0019】
図3はコリメータレンズ28の斜視図である。コリメータレンズ28は、対物レンズ30(図1及び図2)が、その運動範囲の全位置において、その全面にコリメータレンズ28からのコリメート光が入射されるのを保証する大きさとされる。対物レンズ30は、トラッキングのためにR方向へ変位するが、T方向へは微小変位である。したがって、コリメータレンズ28は、R方向へは対物レンズ30の変位分に対応する寸法を持たなければならないのに対し、T方向へは、対物レンズ30の変位しない対応分、T方向両端を切除しても、対物レンズ30全体に光が入射されるのを保証できる。対物レンズ30の有効光束径を4mm、対物レンズ30のトラッキング移動を片側0.5mm、コリメータレンズ28の外側の縁幅を0.3mmとすると、対物レンズ30の任意位置に対してコリメート光を入射させるのに必要なコリメータレンズ28のR方向寸法Drは次の通りとなる。
Dr=4+0.5+0.5+0.3+0.3
=5.6mm
【0020】
これに対して、対物レンズ30のトラック方向全範囲へコリメート光を入射するのに必要なコリメータレンズ28のT方向寸法Dtは、対物レンズ30がトラック方向へ変位しないので、次の通りとなる。
Dt=4+0.3+0.3
=4.6mm
【0021】
従来のコリメータレンズでは、5.6mmの直径とする円形とされていたのに対し、このコリメータレンズ28では、R方向寸法Drは従来値と同一の5.6mmであるものの、T方向寸法Dtは4.6mmと、17%縮小され、トラック方向両端を切除された小判形となる。コリメータレンズ28のT方向は、発光部14からミラー26の方へ向かう光軸32の前半の直進方向(=光ピックアップ装置10の長さ方向)に一致するので、コリメータレンズ28のT方向の端部の切除により、光ピックアップ装置10の長さを縮小できる。
【0022】
図1及び図2では、コリメータレンズ28(実線)はミラー26と対物レンズ30との間に配置されているが、図2の仮想線に示されるように、コリメータレンズ28をビームスプリッタ24とミラー26との間に配置してもよい。この場合、両端を切除されるコリメータレンズ28のT方向は、ミラー26からコリメータレンズ28へ向かう光軸32の後半の直進方向(=光ピックアップ装置10の高さ方向)に一致する。コリメータレンズ28の配置場所がミラー26と対物レンズ30との間からビームスプリッタ24とミラー26との間へ移されることにより、光ピックアップ装置10の高さを縮小できる。また、ビームスプリッタ24とミラー26との間に配置されたコリメータレンズ28のT方向、すなわち小寸法方向が、光ピックアップ装置10の高さ方向とされたことにより、半導体レーザー12からコリメータレンズ28までの部位の高さ増大を抑制できる。
【0023】
図4はコリメータレンズ28の別の配置例を示す。コリメータレンズ28は、光ピックアップ装置10の高さ方向へ部分的にミラー26の上端より沈められている。コリメータレンズ28の切除側の辺はミラー26の面に沿わせられ、光ピックアップ装置10の高さの一層の低減が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光ピックアップ装置の光路図である。
【図2】光ピックアップ装置の内部の側面図である。
【図3】コリメータレンズの斜視図である。
【図4】コリメータレンズの別の配置例を示す図である。
【符号の説明】
10 光ピックアップ装置(記録媒体用光スポット生成装置)
26 ミラー
28 コリメータレンズ(コリメータ)
30 対物レンズ(光収束用光学素子)
32 光軸
34 光ディスク
M,E,F,G,H,I,J スポット
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