JPH1167112A - ジャイロトロン制御装置 - Google Patents

ジャイロトロン制御装置

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JPH1167112A
JPH1167112A JP21726897A JP21726897A JPH1167112A JP H1167112 A JPH1167112 A JP H1167112A JP 21726897 A JP21726897 A JP 21726897A JP 21726897 A JP21726897 A JP 21726897A JP H1167112 A JPH1167112 A JP H1167112A
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JP
Japan
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power supply
gyrotron
collector
anode
control device
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Application number
JP21726897A
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English (en)
Inventor
Fusao Saito
房男 斎藤
Yasuo Suzuki
靖生 鈴木
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Toshiba Corp
Toshiba System Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba System Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ボディ電源及びアノード電源等の電源を独立し
て設置すると共に各種運転モードにより個別制御して、
アノード電源の変調により高周波出力のエネルギー変化
がないモジュレーションが可能で、運転信頼性が高くプ
ラズマ計測の効率が向上したジャイロトロン制御装置を
提供する。 【解決手段】請求項1記載の発明に係るジャイロトロン
制御装置は、高周波発振部とコレクタ部間に電子ビーム
を減速する電圧を印加してコレクタ部の熱負荷を下げる
と同時に電子ビームのエネルギーを電源部に回収して総
合効率を上げるジャイロトロン制御装置において、コレ
クタ電源27とボディ電源26及びアノード電源25さらにヒ
ータ電源23を各々独立して設けると共に、これらの電源
を制御する制御回路28にジャイロトロン1の運転モード
を備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、核融合装置である
核融合プラズマ加熱用の電子サイクロトロン共鳴加熱装
置に用いられるジャイロトロンの運転制御をするジャイ
ロトロン制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ジャイロトロンについては、大電力高周
波発生源として、核融合装置で核融合プラズマ加熱用の
電子サイクロトロン共鳴加熱装置に使用されている。図
6の概略構成図に示すようにジャイロトロン1は、真空
容器2の一端にカソード電極3及びアノード電極4等に
より構成した電子銃部5が、各々真空境界を兼ねる絶縁
スペーサ6,7の支持により設置されている。
【0003】また、この電子銃部5に結合したボディ部
8は、高周波発振部の空胴共振器9とモード変換器10及
びミラー部11により構成され、さらにボディ部8には、
真空容器2の真空境界を兼ねる絶縁スペーサ12を介し
て、可動ミラー13と出力窓14を備えたコレクタ部15が設
けられている。なお、前記電子銃部5の周囲には第1超
電導磁石16を、また、空胴共振器9の周囲には第2超電
導磁石17を配置して、これら第1,第2超電導磁石16,
17は、断熱真空容器18内に収納されて構成している。
【0004】また、図7のブロック構成図を示すよう
に、ジャイロトロンの電源及び制御回路は、前記ジャイ
ロトロン1のカソード電極3とボディ部8間には、第1
電源19が接続されていて電圧が加えられ、アノード電極
4に対しては、前記第1電源19と直列接続した第1抵抗
20と、第2抵抗21により分割された電圧が与えられてい
る。
【0005】さらに、前記カソード電極3とコレクタ部
15間には、第2電源22から電圧が加えられ、カソード電
極3のヒータ3aには、ヒータ電源23から電圧が印加さ
れていて、前記第1電源19と第2電源22及びヒータ電源
23は、いずれも制御回路24により制御される。なお、前
記各電源18,19,22,23はいずれも直流電源として、ジ
ャイロトロン1の各電極等の各部に供給しているが、一
般にこの直流電源は、交流電源から図示しない交直変換
装置であるサイリスタ変換装置により得ている。
【0006】前記ジャイロトロン1の動作については、
カソード電極3はヒータ電源23によりヒータ3aを介し
て加熱されることで熱電子の放出を行う。この熱電子
は、前記第1電源19と第1抵抗20から、カソード電極3
とアノード電極4間に印加された電位差により電子ビー
ムを形成するが、この電子ビームは、第1超電導磁石16
で形成された軸方向の磁場により、旋回運動をしながら
磁力線に沿って進行して空胴共振器9に入射される。
【0007】なお、この電子ビームの集束に必要な第2
超電導磁石17により発生した軸方向の磁場は、第2超電
導磁石17によって電子銃部5から空胴共振器9にかけて
増大し、空胴共振器9において最大となる。
【0008】また、第1電源19の出力電圧、及び第2抵
抗21の両端に生じる電圧と磁場により、旋回運動エネル
ギーを増した電子ビームが空胴共振器9の内部を通過す
る際に、空胴共振器9内の電界と共振作用を起こして、
旋回運動が電界により減速される部分ができ、その減速
されたエネルギーが電磁波へと変換される。この電磁波
は、空胴共振器9に接続したモード変換器10とミラー1
1、さらに可動ミラー13及び出力窓14を介し、高周波と
して外部に送出される。
【0009】なお、ジャイロトロン1内でエネルギー変
換を終えた前記電子ビームは、前記第2電源22により印
加されたコレクタ部15とボディ部8との電位差により、
コレクタ部15に回収され、残りの運動エネルギーは熱的
に処理される。通常、前記第2電源22の出力電源は、第
1電源19の出力より小さく設定されていて、この差電圧
に相当する電子ビームのエネルギーが回収される。
【0010】このように、ジャイロトロン制御装置にお
いては、前記第1電源19と第2電源22及びヒータ電源23
を制御して、ジャイロトロン1を駆動することにより高
周波を外部に送出するもので、近年は開発の進歩によ
り、 100GHz以上の周波数で長パルスの出力が可能と
なりつつある。
【0011】なお、このジャイロトロン1を核融合装置
の核融合プラズマ加熱用に使用する場合は、前記出力窓
14から図示しない伝送系により高周波を伝搬し、同じく
図示しない核融合装置に入射するようにしている。ま
た、前記ジャイロトロン1の運転に際しては、予め、ジ
ャイロトロン1を始めとして、核融合装置への搬出系の
各部に対するエージングを行うと共に、核融合装置の運
転状態に応じて高周波を断続出力させるパルス運転、及
び連続出力させる運転が要求される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ジャイロトロン制御装
置は、制御回路24において前記各第1電源19と第2電源
22及びヒータ電源23を制御することにより、ジャイロト
ロン1を適切に運転して高周波を送出するが、近年はジ
ャイロトロン1の開発が進歩したことから、 100GHz
以上の周波数で10S程度の長パルス出力が可能になりつ
つある。また近年は、核融合装置内でのプラズマ計測を
効率よく行うために、ジャイロトロン1からの高周波出
力をモジュレーション(変調)する方法が見直されてい
る。
【0013】しかしながら、従来のジャイロトロン制御
装置において、高周波出力をモジュレーションする場合
には、アノード電極4へ加える電圧を変調させるため
に、前記第1電源19の出力を変調させていた。
【0014】しかし、この第1電源19は一つの電源で、
アノード電極4の電源とボディ部8の電源とを共用して
いることから、前記したようにアノード電極4へ加える
電圧(アノード電圧)を変調させると、同時に電磁波の
エネルギーを規定している出力電圧で、第1電源19と第
2抵抗21によるボディ部8への電圧(ボディ電圧)も変
調される。
【0015】このために、カソード電極3とアノード電
極4との間の電位差変化から、ジャイロトロン1から出
力される電磁波である高周波のエネルギーも変化してし
まうために、プラズマ計測を行う際の効率が低下する不
具合があった。
【0016】本発明の目的とするところは、ボディ電源
及びアノード電源等の電源を独立して設置すると共に、
各種運転モードにより個別制御して、アノード電源の変
調に際して高周波出力のエネルギー変化しないモジュレ
ーションが可能で、運転信頼性が高くプラズマ計測の効
率が向上したジャイロトロン制御装置を提供することに
ある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明に係るジャイロトロン制御装置は、
高周波発振部とコレクタ部間に電子ビームを減速する電
圧を印加してコレクタ部の熱負荷を下げると同時に電子
ビームのエネルギーを電源部に回収して総合効率を上げ
るジャイロトロン制御装置において、コレクタ電源とボ
ディ電源及びアノード電源さらにヒータ電源を各々独立
して設けると共に、これらの電源を制御する制御回路に
ジャイロトロンの運転モードを備えたことを特徴とす
る。
【0018】ジャイロトロンにおける各電極に対する電
源を電極別に独立したので、制御回路における統括制御
が容易になり、かつ、個別制御の自由度が増して電源構
成が単純化されると共に、各種の運転モードによりジャ
イロトロンと核融合装置に対して適切な運転制御が行え
る。また、アノード電源を変調することにより、出力さ
れるエネルギーに変化を与えずに、高周波のモジュレー
ションが行えることから、プラズマ計測の効率が向上す
る。
【0019】請求項2記載の発明に係るジャイロトロン
制御装置は、請求項1において、制御回路に備えたジャ
イロトロンの運転モードが、パルス運転モード及び連続
運転モードであることを特徴とする。制御回路におい
て、予め設定したパルス運転モード及び連続運転モード
により、核融合装置におけるプラズマ加熱のためのジャ
イロトロンによる高周波入射の運転を、核融合装置から
の外部信号あるいは内部信号に従って容易に制御するこ
とができる。
【0020】請求項3記載の発明に係るジャイロトロン
制御装置は、請求項1において、制御回路に備えたジャ
イロトロンの運転モードが、パルスエージング運転モー
ド及び連続エージング運転モードであることを特徴とす
る。制御回路において、予め設定したパルスエージング
運転モード及び連続エージング運転モードに従い、ジャ
イロトロンを運転することにより、ジャイロトロン及び
送出系に対するエージング調整が容易に行える。
【0021】請求項4記載の発明に係るジャイロトロン
制御装置は、請求項1において、制御回路にてボディ電
源をアノード電源よりも早期に立ち上げる制御をするこ
とを特徴とする。ジャイロトロンの運転に際して、ボデ
ィ電源がアノード電源より早く立ち上げられることによ
り、カソード電極から電子ビームのみが引き出されて、
高周波発振が行われないという異常動作が防止される。
【0022】請求項5記載の発明に係るジャイロトロン
制御装置は、請求項1において、制御回路に備えたジャ
イロトロンのパルス運転モードにおいて、コレクタ電源
を連続運転とすることを特徴とする。ジャイロトロンの
パルス運転に際して、コレクタ電源を連続運転すること
により、コレクタ部へのコレクタ電圧の有無に関わら
ず、コレクタ電圧にバラツキが生じないので、安定した
高周波出力が得られる。
【0023】請求項6記載の発明に係るジャイロトロン
制御装置は、請求項1において、制御回路に備えたジャ
イロトロンのパルス運転モードにおいて、コレクタ電圧
をボディ電源及びアノード電源が停止されてジャイロト
ロン内で電子ビームが消滅した後に停止することを特徴
とする。
【0024】パルス運転時のコレクタ電圧の停止時期
を、ボディ電源及びアノード電源の停止より遅らせると
共に、ジャイロトロン内の電子ビームが消滅した後に行
うので、比較的放電時定数の長いボディ電源に電流が流
れ込むという異常現象は発生しない。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図
面を参照して説明する。なお、上記した従来技術と同じ
構成部分については、同一符号を付して詳細な説明を省
略する。第1実施の形態は請求項1に係り、図1のブロ
ック構成図を示すように、ジャイロトロン制御装置は、
真空容器2内にカソード電極3とアノード電極4、及び
ボディ部8とコレクタ部15等を設けたジャイロトロン1
と、それぞれ別個に設けたヒータ電源23とアノード電源
25、及びボディ電源26とコレクタ電源27、さらに制御回
路28により構成している。
【0026】前記ヒータ電源23は、カソード電極3とヒ
ータ3aに接続されていて、アノード電源25は、前記カ
ソード電極3とアノード電極4に、また、ボディ電源26
はアノード電極4とボディ部8に接続している。さら
に、コレクタ電源27は、前記カソード電極3とコレクタ
部15に接続しており、制御回路28は、前記ヒータ電源23
とアノード電源25、及びボディ電源26とコレクタ電源27
と接続している。
【0027】なお、この制御回路28は、前記独立した各
電源を統括制御すると共に、前記ジャイロトロン1に対
する各種運転モード等の制御システムを備えた構成とし
ている。
【0028】次に、上記構成による作用について説明す
る。アノード電源25とボディ電源26とが独立して設けら
れており、制御回路28でそれぞれを任意に統括制御する
ことが可能なことから、アノード電源25を変調させるこ
とで、出力波である高周波のモジュレーションが容易に
行うことができる。
【0029】また、この高周波のモジュレーションに際
して、前記ボディ部8に対するボディ電圧は、アノード
電源25の変調に係わりなく安定してボディ電源26から加
えられるので、高周波のモジュレーションに際して出力
エネルギーが変化することがなく、安定したジャイロト
ロン1の運転によるプラズマ加熱により、信頼性の高い
核融合装置の運転ができる。
【0030】さらに、前記制御回路28によれば、前記各
ヒータ電源23とアノード電源25、及びボディ電源26とコ
レクタ電源27に対して、それぞれ独立して任意の運転モ
ードにより統括制御することができるので、ジャイロト
ロン1と共に核融合装置における、適切な運転制御とプ
ラズマ計測を容易とすることができる。また、制御回路
28を始めとして各電源のユニット化等、ジャイロトロン
制御装置におけるシステム構成の簡素化が可能である。
【0031】第2実施の形態は請求項2に係り、なお、
上記第1実施の形態と同様の構成部分については、説明
を省略して異なる部分を重点に説明する。上記図1に示
すジャイロトロン制御装置で、前記ジャイロトロン1で
発振させた高周波を図示しない伝送系により伝搬し、核
融合装置に入射して核融合プラズマ加熱のために運転す
るものである。
【0032】また、前記制御回路28には、図2のタイム
チャートに示すジャイロトロン1のパルス運転モード
と、図3のタイムチャートに示すジャイロトロン1の連
続運転モードを備えた構成としている。
【0033】次に、上記構成による作用について説明す
る。上記図6に示すようにジャイロトロン1が発振した
高周波は、出力窓14から出力されて図示しない伝送系に
より核融合装置に入射されて核融合プラズマ加熱を行
う。
【0034】前記制御回路28では、内部同期のマスター
パルス29における繰り返し時間(Tc)30によると共
に、核融合装置の運転状態等から発される外部同期によ
る入射開始信号31及び入射終了信号32等によっても運転
制御が行われる。従って、ジャイロトロン1のコレクタ
部15とボディ部8及びアノード電極4に電圧を加える時
期についても、それぞれコレクタ電源27とボディ電源26
及びアノード電源25を個別で任意に制御することができ
る。
【0035】先ず、ジャイロトロン1の長パルス出力調
整を主目的とする運転の場合は、図2のタイムチャート
に示すパルス運転モードによる。これによれば、マスタ
ーパルス(内部同期)29と共に、外部同期による入射開
始信号31により、コレクタ電源27のサイリスタ変換装置
(THY)が、遅れ時間(Tth)33後にONしてコレ
クタ電圧としての所定電圧を発生する。
【0036】さらに遅れ時間(Tg)34後に、コレクタ
電源27の出力電圧をコレクタ部15に供給するスイッチン
グ素子である例えばGTO(Gate Turn-Off Thyristor
)をONすると、コレクタ電源27からコレクタ電圧が
コレクタ部15に加わる。
【0037】前記コレクタ電源27(GTO)ONから、
ボディ電源26のインバータが遅れ時間(Tb)35後にO
Nし、さらに、アノード電源25のインバータは、遅れ時
間(Ta)36後にONする。この結果から、コレクタ部
15とボディ部8及びアノード電極4に、それぞれ所定電
圧が加わることから、ジャイロトロン1が発振して高周
波が出力される。
【0038】また、入射終了信号32で、前記ボディ電源
26のインバータとアノード電源25のインバータのONが
終了するが、前記アノード電源25のインバータがONし
ているのはアノード電源出力幅(Tp)37の間であり、
なお、前記コレクタ電源27であるサイリスタ変換装置
(THY)のON状態は連続して継続されている。
【0039】ここで、前記コレクタ電源27におけるGT
OのONは、入射終了信号32よりAmSまで続くが、こ
のAmSは、ジャイロトロン1内で電子ビームが消滅す
る時間で、一般にボディ電源26とアノード電源25が停止
すると約数十mSで電子ビームは消滅する。
【0040】この後は、次の入射開始信号と入射終了信
号により、前記コレクタ電源27のGTOと、ボディ電源
26のインバータ、及びアノード電源25のインバータのO
NとOFFが、前回と同様に繰り返されて、核融合装置
の核融合プラズマ加熱に対するジャイロトロン1におけ
るパルス運転が適切に行われる。
【0041】次に、ジャイロトロン1の連続出力調整を
主目的として行う運転の場合は、図3のタイムチャート
に示す連続運転モードによる。これによれば、マスター
パルス(内部同期)29における繰り返し時間(Tc)30
には関わりなく、起動時はコレクタ電源27であるサイリ
スタ変換装置(THY)が、遅れ時間(Tth)33後に
ONしてから、さらに遅れ時間(Tg)34後に、コレク
タ電源27のGTOがONする。
【0042】この後に、ボディ電源26のインバータが遅
れ時間(Tb)35後にONし、さらに、アノード電源25
のインバータは、遅れ時間(Ta)36後にONする。な
お、この後は前記コレクタ電源27であるサイリスタ変換
装置と、コレクタ電源27のGTO、及びボディ電源26の
インバータにおける各ON状態は継続され、これによ
り、核融合装置の核融合プラズマ加熱に対するジャイロ
トロン1の連続運転が適切に行われる。
【0043】第3実施の形態は請求項3に係り、なお、
上記第1実施の形態と同様の構成部分については、説明
を省略して異なる部分を重点に説明する。上記図1に示
すジャイロトロン制御装置で、前記制御回路28によりジ
ャイロトロン1や搬出系等のエージング調整を目的とし
て行う運転制御の場合である。
【0044】また、前記制御回路28には、図4のタイム
チャートに示すパルスエージング運転モードと、図5の
タイムチャートに示す連続エージング運転モードを備え
た構成としている。
【0045】次に、上記構成による作用について説明す
る。先ず、ジャイロトロン1等に対するパルスエージン
グ調整の場合は、図4のタイムチャートに示すパルスエ
ージング運転モードによる。これによれば、マスターパ
ルス(内部同期)29により、コレクタ電源27のサイリス
タ変換装置(THY)がONして、所定のコレクタ電圧
を出力する。これより、遅れ時間(Tth)33と遅れ時
間(Tg)34を加えた後に、コレクタ電源27のGTOが
ONして、前記コレクタ電圧がコレクタ部15に加わる。
【0046】前記コレクタ電源27のGTOがONしてか
ら、ボディ電源26のインバータが遅れ時間(Tb)35後
にONし、さらに、アノード電源25のインバータは、遅
れ時間(Ta)36後にONする。なお、このアノード電
源25のインバータのON状態は、アノード電源出力幅
(Tp)37だけ継続するが、同様にアノード電源出力幅
(Tp)37の終了時点まで、前記ボディ電源26のインバ
ータのON状態が継続する。
【0047】しかし、前記コレクタ電源27のサイリスタ
変換装置(THY)と、コレクタ電源27のGTOのON
状態については、マスターパルス(内部同期)29の繰り
返し時間(Tc)30と関係なく継続している。従って、
ヒータ電源23とコレクタ電源27は連続して運転される
が、ボディ電源26とアノード電源25は、繰り返し時間
(Tc)30後の次のマスターパルス29により再び運転さ
れて、以後これを繰り返す。
【0048】即ち、以後の繰り返しにおいては、ボディ
電源26のインバータのONは、遅れ時間(Tth)33と
遅れ時間(Tg)34及び遅れ時間(Tb)35を加えた後
に、またアノード電源25のインバータは、これより遅れ
時間(Ta)36後にONし、いずれもアノード電源出力
幅(Tp)37まで継続する。これにより、ジャイロトロ
ン1等に対して適切なパルスエージング調整が行われ
る。
【0049】次に、ジャイロトロン1の連続エージング
調整を主目的として行う運転の場合は、図5のタイムチ
ャートに示す連続エージング運転モードによる。これに
よれば、マスターパルス(内部同期)29により、コレク
タ電源27のサイリスタ変換装置(THY)がONすると
共に、遅れ時間(Tth)33と遅れ時間(Tg)34を加
えた後に、コレクタ電源27のGTOがONする。
【0050】また、前記コレクタ電源27のGTOがON
してから、ボディ電源26のインバータが遅れ時間(T
b)35後にONし、さらに、アノード電源25のインバー
タは、遅れ時間(Ta)36後にONして、アノード電源
出力幅(Tp)37だけ継続される。しかし、前記コレク
タ電源27のサイリスタ変換装置(THY)と、コレクタ
電源27のGTO及びボディ電源26のインバータのON状
態については、マスターパルス(内部同期)29の繰り返
し時間(Tc)30と関係なく継続する。
【0051】従って、ヒータ電源23とコレクタ電源27、
及びボディ電源26は連続して運転されるが、アノード電
源25は、繰り返し時間(Tc)30後の次のマスターパル
ス29により再び運転されて、以後これを繰り返すことか
ら、ジャイロトロン1等に対して適切な連続エージング
調整が行われる。
【0052】第4実施の形態は請求項4に係り、ジャイ
ロトロン1における異常動作を防止するものであり、上
記第1乃至第3実施の形態と同様の構成部分について
は、説明を省略して異なる部分を重点に説明する。上記
図1に示すジャイロトロン制御装置においては、前記ヒ
ータ電源23とアノード電源25、及びボディ電源26とコレ
クタ電源27を独立して設けると共に、制御回路28により
各電源を統括制御することが可能な構成としている。
【0053】また、上記図2乃至図5の各運転モードで
も示したように、ボディ電源26をアノード電源25よりも
早いタイミングで立ち上げるように構成する。即ち、ア
ノード電極4にアノード電圧を加えるアノード電源25を
ONするタイミングを、ボディ電源26がONされた後に
設定している。
【0054】次に、上記構成による作用について説明す
る。ジャイロトロン1において、ヒータ電源23とヒータ
3aによりカソード電極3が加熱されていて、もしも、
ボディ部8及びコレクタ部15に対する電圧が加わらぬ状
態で、アノード電源25からアノード電極4にのみ電圧が
加わる場合を想定する。
【0055】この場合には、アノード電極4におけるア
ノード電圧により、前記カソード電極3から放出された
熱電子は、電子ビームとして引き出されるが、ボディ部
8及びコレクタ部15に電圧が加わっていないために、ジ
ャイロトロン1として発振が行われず、従って、高周波
の出力波が得られないという異常状態が生じる。
【0056】しかしながら、アノード電極4にアノード
電圧を加えるアノード電源25を、ボディ電源26がONさ
れた後にONさせることにより、ジャイロトロン1にお
いては、始動当初から正常な発振動作が行われる。これ
により、前記のようなカソード電極3から電子ビームの
みが引き出されるという、異常動作が防止されて、ジャ
イロトロン1の安定運転と共に、核融合装置の運転に対
する健全性が向上する。
【0057】第5実施の形態は請求項5に係り、ジャイ
ロトロン1における出力を安定化するものであり、上記
第1乃至第3実施の形態と同様の構成部分については、
説明を省略して異なる部分を重点に説明する。
【0058】上記図1に示すジャイロトロン制御装置に
おいては、前記ヒータ電源23とアノード電源25、及びボ
ディ電源26とコレクタ電源27を独立して設けると共に、
制御回路28により各電源を統括制御することが可能な構
成とされている。また、上記図2及び図4のパルス運転
モードでも示したように、コレクタ電源27である図示し
ないサイリスタ変換装置を連続運転する構成としてい
る。
【0059】即ち、コレクタ部15に電圧を加えるコレク
タ電源27は、一般にサイリスタ変換装置を用いている
が、さらに、このコレクタ電源27からコレクタ部15に加
えるコレクタ電圧のスイッチング素子にGTOを使用し
ている。従って、コレクタ電源27としてのサイリスタ変
換装置を連続運転しても、前記GTOをONしなけれ
ば、コレクタ部15にコレクタ電圧は加わらない。
【0060】次に、上記構成による作用について説明す
る。ジャイロトロン1におけるパルス運転及びパルスエ
ージング運転の場合に、コレクタ部15に対してパルス状
の断続したコレクタ電圧を加える。
【0061】この際にコレクタ電源27のサイリスタ変換
装置を、前記スイッチング素子のGTOの動作に合わせ
てON,OFFさせると、サイリスタ変換装置からGT
Oを介して出力されて、コレクタ部15に加えられるコレ
クタ電圧にバラツキを生じることから、ジャイロトロン
1が出力する高周波の安定性に影響が生じる不具合があ
った。
【0062】しかしながら、コレクタ電源27のサイリス
タ変換装置については連続運転をさせておき、コレクタ
部15へパルス状にコレクタ電圧を加える時にのみ、前記
GTOを作動させることで、コレクタ部15にバラツキの
ないコレクタ電圧が供給される。これにより、ジャイロ
トロン1からの高周波出力を安定に保つことができるこ
とから、ジャイロトロン1と共に、核融合装置運転の安
定性が向上する。
【0063】第6実施の形態は請求項6に係り、ジャイ
ロトロン制御装置におけるパルス運転時の異常現象を防
止するものであり、上記第1乃至第3実施の形態と同様
の構成部分については、説明を省略して異なる部分を重
点に説明する。上記図1に示すジャイロトロン制御装置
においては、前記ヒータ電源23とアノード電源25、及び
ボディ電源26とコレクタ電源27を独立して設けると共
に、制御回路28により各電源を統括制御することが可能
な構成とされている。
【0064】また、上記図2のジャイロトロン1のパル
ス運転モードに示したように、コレクタ部15に加えるコ
レクタ電圧について、ボディ電源26及びアノード電源25
を停止したことにより、ジャイロトロン1内で電子ビー
ムが消滅するAmS後に、停止させる構成としている。
【0065】次に、上記構成による作用について説明す
る。ジャイロトロン制御装置における前記コレクタ電源
27とボディ電源26及びアノード電源25については、それ
ぞれ放電時定数が異なる構成となっている。従って、パ
ルス運転中にコレクタ電源27とボディ電源26及びアノー
ド電源25を同時に停止すると、最初にコレクタ部15の電
圧が0Vとなり、このために、放電時定数の長いボディ
電源26に電流が流れ込む現象が起こる不具合があった。
【0066】しかしながら、ボディ電源26及びアノード
電源25の停止から、ジャイロトロン1内の電子ビームが
消滅する時間(AmS)を経過した後に、コレクタ電源
27のスイッチング素子であるGTOをOFFさせてい
る。これにより、ボディ部8とアノード電極4に対する
ボディ電圧とアノード電圧がなくなり、さらに、ジャイ
ロトロン1内の電子ビームが消滅した後は、コレクタ部
15へのコレクタ電圧を停止しても、前記ボディ電源26に
電流が流れ込む現象は発生しないので、前記ジャイロト
ロン1における異常現象が防止できる。
【0067】
【発明の効果】以上本発明によれば、コレクタ電源とボ
ディ電源、及びアノード電源とヒータ電源を独立して設
けたことにより、各電源を個別にしかも統括制御するこ
とが容易で、ジャイロトロンのより自由度と安定性の高
い運転及びエージング調整が可能となり、ジャイロトロ
ンと共に核融合装置の信頼性が向上する。
【0068】また、アノード電源の変調による出力エネ
ルギー変動のない出力波のモジュレーションが可能とな
り、核融合装置のプラズマ計測装置と本ジャイロトロン
の電源と制御回路を更新することで、ジャイロトロンか
らの出力波のモジュレーションとプラズマ計測装置のタ
イミングを容易に同期させることにより、プラズマ計測
を効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施の形態のジャイロトロン
制御装置のブロック構成図。
【図2】本発明に係る第2実施の形態のパルス運転モー
ドのタイムチャート。
【図3】本発明に係る第2実施の形態の連続運転モード
のタイムチャート。
【図4】本発明に係る第3実施の形態のパルスエージン
グ運転モードのタイムチャート。
【図5】本発明に係る第3実施の形態の連続エージング
運転モードのタイムチャート。
【図6】ジャイロトロンの概略構成図。
【図7】従来のジャイロトロン制御装置のブロック構成
図。
【符号の説明】
1…ジャイロトロン、2…真空容器、3…カソード電
極、3a…ヒータ、4…アノード電極、5…電子銃部、
6,7,12…絶縁スペーサ、8…ボディ部、9…空胴共
振器、10…モード変換器、11…ミラー、13…可動ミラ
ー、14…出力窓、15…コレクタ部、16…第1超電導磁
石、17…第2超電導磁石、18…断熱真空容器、19…第1
電源、20…第1抵抗、21…第2抵抗、22…第2電源、23
…ヒータ電源、24,28…制御回路、25…アノード電源、
26…ボディ電源、27…コレクタ電源、29…マスターパル
ス(内部同期)、30…繰り返し時間(Tc)、31…入射
開始信号、32…入射終了信号、33…サイリスタ変換装置
ON遅れ時間(Tth)、34…コレクタ電源(GTO)
ON遅れ時間(Tg)、35…ボディ電源インバータON
遅れ時間(Tb)、36…アノード電源インバータON遅
れ時間(Ta)、37…アノード電源出力幅(Tp)。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波発振部とコレクタ部間に電子ビー
    ムを減速する電圧を印加してコレクタ部の熱負荷を下げ
    ると同時に電子ビームのエネルギーを電源部に回収して
    総合効率を上げるジャイロトロン制御装置において、コ
    レクタ電源とボディ電源及びアノード電源さらにヒータ
    電源を各々独立して設けると共に、これらの電源を制御
    する制御回路にジャイロトロンの運転モードを備えたこ
    とを特徴とするジャイロトロン制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御回路に備えたジャイロトロンの
    運転モードが、パルス運転モード及び連続運転モードで
    あることを特徴とする請求項1記載のジャイロトロン制
    御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御回路に備えたジャイロトロンの
    運転モードが、パルスエージング運転モード及び連続エ
    ージング運転モードであることを特徴とする請求項1記
    載のジャイロトロン制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御回路において、ボディ電源をア
    ノード電源よりも早期に立ち上げる制御をすることを特
    徴とする請求項1記載のジャイロトロン制御装置。
  5. 【請求項5】 前記制御回路に備えたジャイロトロンの
    パルス運転モードにおいて、コレクタ電源を連続運転と
    することを特徴とする請求項1記載のジャイロトロン制
    御装置。
  6. 【請求項6】 前記制御回路に備えたジャイロトロンの
    パルス運転モードにおいて、コレクタ電圧をボディ電源
    及びアノード電源が停止されてジャイロトロン内の電子
    ビームが消滅した後に停止することを特徴とする請求項
    1記載のジャイロトロン制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101531649B1 (ko) * 2013-10-30 2015-06-25 한국전기연구원 자이로트론 전원 장치 및 이를 이용한 전원 공급 방법
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