JPH1168811A - スター型データ伝送方式及びその装置 - Google Patents

スター型データ伝送方式及びその装置

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JPH1168811A
JPH1168811A JP22849297A JP22849297A JPH1168811A JP H1168811 A JPH1168811 A JP H1168811A JP 22849297 A JP22849297 A JP 22849297A JP 22849297 A JP22849297 A JP 22849297A JP H1168811 A JPH1168811 A JP H1168811A
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Yoshimasa Asano
宜正 浅野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、送信権終了直前にフレームが送信さ
れた場合でも、次に送信権を与えられた局装置は送信権
を与えられている時間内にフレームの送信を行う。 【解決手段】ダミー用タイマ部14に、ある局装置2の
送信権終了後で次の局装置5に送信権を移す前に、全て
の局装置2、5に対してダミーフレームを送信する所定
の時間T2 を設定し、そのときに全ての局装置2、5に
対してダミーフレームを送信して、フレーム同士の衝突
をなくし、次に送信権を持つD局装置5が送信権を得て
から直ぐにフレームを送信できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハブ(HUB)装
置に対して伝送路を介してスター状に複数の局装置を接
続し、ある局装置の送信権が終了すると、ハブ装置から
ダミーフレームを送信して予め定められた順番に従って
送信権を次の局装置に移動するスター型データ伝送方式
及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ローカエリアネットワーク(LA
N)の主流であるIEEE802.3 方式(イーサネット)は、
CSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access/Coll
isionDetect)というメディアアクセス制御を行ってい
る。
【0003】このCSMA/CDは、各局装置が共通伝
送路に伝送される信号を監視し、一定時間空きがあれば
送信し、空きがなければ空きがでるまで送信を遅らせ
る。又、このCSMA/CDは、フレームの送信中も他
局装置とのフレームの衝突がないかを監視し、これらフ
レーム同士の衝突が起きればフレームの送信を中断し、
定められた時間遅れて再度フレームを送信する。
【0004】このようなCSMA/CD動作であるの
で、伝送路の使用率が高くなってくると、他局装置の各
フレーム同士の衝突が頻繁に起きたり、いつまでもフレ
ームの送信ができない場合が発生する。
【0005】このような事からCSMA/CDは、フレ
ーム伝送にあたってリアルタイム性が要求される用途に
は向いていない。これに対し、一定時間内に確実に情報
の交換が可能というリアルタイム性を実現し、かつ標準
に準拠したCSMA/CD方式の局装置がそのまま使用
できる方式が例えば特願平8−51984号「スター型
データ伝送装置」に提案されている。このスター型デー
タ伝送装置は、通常、ダミーフレームを利用して各局装
置の送信権を制御し、各フレーム同士の衝突は発生しな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記伝
送装置では、送信権を与えられた局装置が送信権終了直
前にフレームを送信し、かつ次に送信権を与えられた局
装置が直ちにフレームを送信すると、これらフレーム同
士の衝突が発生してしまう。
【0007】この場合、次に送信権を与えられた局装置
が衝突による再送信を行う前に、与えられていた送信権
がさらに次の局装置に移動してしまい、先の送信権を与
えられた局装置は一定時間内にフレームの送信を行うこ
とが不可能になる虞がある。
【0008】そこで本発明は、送信権終了直前にフレー
ムが送信された場合でも、次に送信権を与えられた局装
置は送信権を与えられている時間内にフレームの送信が
できるスター型データ伝送方式及びその装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、ハブ
装置に対して伝送路を介してスター状に複数の局装置を
接続し、これら局装置のうち1つの局装置の送信権が終
了すると、ハブ装置からダミーフレームを送信して予め
定められた順番に従って送信権を次の局装置に移動する
スター型データ伝送方式において、局装置の送信権終了
後で次の局装置に送信権を移す前に、複数の局装置に対
して送信権を与えない時間帯を設けるスター型データ伝
送方式である。
【0010】請求項2によれば、ハブ装置に対して伝送
路を介してスター状に複数の局装置を接続し、これら局
装置のうち1つの局装置の送信権が終了すると、ハブ装
置からダミーフレームを送信して予め定められた順番に
従って送信権を次の局装置に移動するスター型データ伝
送方式において、複数の局装置に対して与える送信権の
時間長を、フレームの再送信可能な所定の時間長に設定
するスター型データ伝送方式である。
【0011】請求項3によれば、請求項2記載のスター
型データ伝送方式において、ある局装置の送信権終了直
前にフレームが送信されると、このフレームの送信後に
ハブ装置から一定時間だけダミーフレームを送信し、こ
の後に次の局装置に送信権を移動する。
【0012】請求項4によれば、ハブ装置に対して伝送
路を介してスター状に複数の局装置を接続し、これら局
装置のうち1つの局装置の送信権が終了すると、ハブ装
置からダミーフレームを送信して予め定められた順番に
従って送信権を次の局装置に移動するスター型データ伝
送方式において、局装置の送信権終了と同時に、送信権
の与えられていた局装置の送信側を伝送路から切り離す
スター型データ伝送方式である。
【0013】請求項5によれば、ハブ装置に対して伝送
路を介してスター状に複数の局装置を接続し、これら局
装置のうち1つの局装置の送信が終了すると、ハブ装置
からダミーフレームを送信して予め定められた順番に従
って送信権を次の局装置に移動するスター型データ伝送
装置において、局装置の送信権終了後で次の局装置に送
信権を移動する前に、複数の局装置に対して送信権を与
えない時間帯を設ける手段、を備えたスター型データ伝
送装置である。
【0014】請求項6によれば、請求項5記載のスター
型データ伝送装置において、局装置の送信権終了後で次
の局装置に送信権を移動する前に、ハブ装置から複数の
局装置に対して所定の時間だけダミーフレームを送信す
る手段を備えた。
【0015】請求項7によれば、ハブ装置に対して伝送
路を介してスター状に複数の局装置を接続し、これら局
装置のうち1つの局装置の送信権が終了すると、ハブ装
置からダミーフレームを送信して予め定められた順番に
従って送信権を次の局装置に移動するスター型データ伝
送装置において、複数の局装置に対して与える送信権の
時間長をフレームの再送信可能な所定の時間長に設定す
る手段と、送信権を移す次の局装置に対してフレームの
送信を一定時間待たせる手段と、を備えたスター型デー
タ伝送装置である。
【0016】請求項8によれば、ハブ装置に対して伝送
路を介してスター状に複数の局装置を接続し、これら局
装置のうち1つの局装置の送信権が終了すると、ハブ装
置からダミーフレームを送信して予め定められた順番に
従って送信権を次の局装置に移動するスター型データ伝
送装置において、局装置の送信権終了と同時に、送信権
の与えられていた局装置の送信側を伝送路から切り離す
手段を備えたスター型データ伝送装置である。
【0017】請求項9によれば、請求項8記載のスター
型データ伝送装置において、局装置の送信権終了と同時
にゲート制御信号を送出するゲート制御部と、このゲー
ト制御部から送出されたゲート制御信号を受けて複数の
局装置との受信側のラインを切り離す受信禁止部と有す
る。
【0018】
【発明の実施の形態】
(1) 以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参
照して説明する。図1はスター型データ伝送装置の構成
図である。このスター型データ伝送装置は、ハブ装置1
に対して、CSMA/CDの方式のメディアアクセス制
御の機能を有する複数の局装置、例えば4つの局装置
(A局装置、B局装置、C局装置、D局装置)2〜5が
それぞれ各伝送路(以下、ケーブルと称する)6〜9を
介してスター状に接続されている。これらケーブル6〜
9は、例えばツイストや光ケーブルが用いられる。
【0019】図2はハブ装置1の具体的な構成図であ
る。なお、同図には、図示する関係上ハブ装置1に対し
て2つの局装置(A局装置、D局装置)2、5が接続さ
れた場合について示してあり、他のB局装置、C局装置
は省略してある。
【0020】伝送監視部10には、周回タイマ部11及
び外部基準クロック部12が接続されている。このうち
周回タイマ部11は、各局装置2〜5に送信権を与える
ための周回時間を計測する機能を有し、外部基準クロッ
ク部12は、基準クロックを発生する機能を有してい
る。
【0021】伝送監視部10は、各局装置2〜5の1送
信あたりの送信時間や異常状態の監視、切り離し指示、
送信権の周回、局装置2、5の優先度などハブ基本機能
部13を通して制御する機能を有している。
【0022】なお、送信権を持つ各局装置2〜5の送信
許可時間は、周回タイマ11によって周回時間から許可
される時間と、伝送監視部10によって1回の送信権あ
たりに許可される送信時間と最大フレーム数によって与
えられる。
【0023】ダミー用タイマ部14は、ダミーフレーム
の送信時間を計測してその計測時間をダミー送信制御部
15に送出する機能を有している。又、このダミー用タ
イマ部14は、ある局装置2〜5の送信権終了後で次の
局装置に送信権を移動する前に、全ての局装置2〜5に
対して送信権を与えない時間帯を設ける、すなわち全て
の局装置2〜5に対してダミーフレームを送信する所定
の時間T2 が設定されている。
【0024】このようにある局装置2〜5の送信権終了
後で次の局装置に送信権を移す前に、全ての局装置2〜
5に対してダミーフレームを送信することにより、ある
局装置から送信権終了直前に送信されたフレームと次に
送信権を持つ局装置から送信されたフレームとの衝突を
防いでいる。
【0025】ダミー送信制御部15は、ダミーフレーム
の送信を制御するため、すなわち各局装置2〜5のうち
送信権を与える1つの局装置にダミーフレームを送信せ
ずに、送信権を与えない他の全ての局装置に対してダミ
ーフレームを送信するためのダミーフレーム制御信号a
を送信禁止部16、17に送出する機能を有している。
【0026】ダミー発生部18は、ダミー送信制御部1
5からのダミーフレーム制御信号aを受けて、ダミーフ
レーム入力信号bを発生してハブ基本機能部13に供給
する機能を有している。
【0027】このハブ基本機能部13には、送信データ
線18を介して各送信禁止部16、17が接続されてい
る。このうち送信禁止部16、17は、それぞれ各トラ
ンシーバ部19、20、各ケーブル6〜9を介して各局
装置2、5が接続され、ダミー送信制御部15から出力
されたダミーフレーム制御信号aを受けて特定の局装置
2、5、すなわち送信権を与える1つの局装置に対して
ダミーフレームの送信を禁止する機能を有している。
【0028】各トランシーバ部19、20は、各局装置
2〜5と各ケーブル6、9とをそれぞれ接続する機能を
有するもので、これらトランシーバ部19、20には、
それぞれ受信検出部21、22が接続され、さらにこれ
ら受信検出部21、22が伝送監視部10に接続されて
いる。
【0029】上記ハブ基本機能部13は、受信フレーム
を中継したり再送信したりする機能を有している。すな
わち、ハブ基本機能部13は、受信データ線23を通し
て受信したフレームを入力し、このフレームを送信した
局装置の除く全ての局装置にに送信フレームとして送信
データ線18に送信する機能を有している。
【0030】このハブ基本機能部13は、IEEE802.3 準
拠であるCSMA/CD方式のハブコントローラを用い
ており、このCSMA/CD方式のハブコントローラに
リアルタイム性を持たせるためにダミーフレームを用い
て特定の1局、すなわち各局装置2〜5のうち1局装置
のみに送信権を与える機能を有している。
【0031】すなわち、このハブ基本機能部13は、ダ
ミーフレームをダミー発生部18から出力されるダミー
フレーム入力信号bとして入力し、このダミーフレーム
入力信号bを送信データ線18から送信禁止部16、ト
ランシーバ部19を通して特定の局装置、すなわち送信
権を与える1つの局装置を除いた他の全ての局装置2〜
5に送信する機能を有している。
【0032】上記各受信検出部21、22は、ハブ基本
機能部13からフレームを送信したときに、ハブ基本機
能部13から送信権を持たない各局装置に送信していた
ダミーフレームを止めるために、ハブ基本機能部13か
ら送信したフレームを検出してその受信検出信号cを伝
送監視部10に送信し、ダミーフレームの送信を中止さ
せる機能を有している。
【0033】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて図3に示す伝送フレームを参照して説明する。同図
は、ハブ装置1に対して4つの局装置(A,B、C、D
局装置)2〜5が接続され、これら局装置2〜5に対し
1回の送信権において1つの送信フレームの送信を許可
した場合の伝送フレームを示している。
【0034】送信権は、A局装置2から順番にB局装置
3、C局装置4、D局装置5の順で周回し、優先度は設
けられていない。又、時間経過は図上左側から右側に向
かって進むものとする。
【0035】先ず、送信権がA局装置2に与えられた場
合、ダミー用タイマ部14は、ダミーフレームの送信時
間を計測してその計測時間をダミー送信制御部15に送
出する。
【0036】このダミー送信制御部15は、各局装置2
〜5のうち送信権を与えるA局装置2にダミーフレーム
を送信せずに、送信権を与えない他の全てのB、C、D
局装置3〜5に対してダミーフレームを送信するための
ダミーフレーム制御信号aを送信禁止部16、17及び
ダミー発生部18に送出する。
【0037】このダミー発生部18は、ダミー送信制御
部15からのダミーフレーム制御信号aを受けると、ダ
ミーフレーム入力信号bを発生してハブ基本機能部13
に供給する。
【0038】このハブ基本機能部13は、ダミー発生部
18から出力されたダミーフレーム入力信号bを入力
し、このダミーフレーム入力信号bを送信データ線18
から送信禁止部16、トランシーバ部19を通して特定
の局装置、すなわち送信権を与えるA局装置2を除いた
他の全てのB、C、D局装置3〜5に送信する。
【0039】ここで、A局装置2が送信フレームを送信
しなければ、このフレームを送信しない間、ハブ基本機
能部13からはダミーフレームの送信が継続される。そ
して、ダミー用タイマー部14によって定められた時間
1 が経過し、A局装置2の送信権終了後で次のB局装
置3に送信権を移動する前になると、ダミー用タイマー
部14は、全てのA〜D局装置2〜5に対してダミーフ
レームを送信する所定の時間T2 をダミー送信制御15
に渡す。
【0040】このダミー送信制御部15は、ダミー用タ
イマー部14からのダミーフレームを送信する所定の時
間T2 を受けると、全ての局装置2〜5に対してダミー
フレームを送信するためのダミーフレーム制御信号aを
送信禁止部16、17及びダミー発生部18に送出す
る。
【0041】このダミー発生部18は、ダミー送信制御
部15からのダミーフレーム制御信号aを受けて、ダミ
ーフレーム入力信号bを発生してハブ基本機能部13に
供給する。
【0042】これにより、ハブ基本機能部13は、ダミ
ー発生部18から出力されたダミーフレーム入力信号b
を入力し、このダミーフレーム入力信号bを送信データ
線18から送信禁止部16、トランシーバ部19を通し
て全ての局装置2〜5に送信する。
【0043】この後、ハブ基本機能部13は、ダミー発
生部18から出力されるダミーフレーム入力信号bを送
信データ線18から送信禁止部16、トランシーバ部1
9を通して送信権を与えるB局装置3を除いた他の全て
のA、C、D局装置2、3〜5に送信することにより、
送信権をB局装置3に移動する。
【0044】次に、インターフレーム間隔TO を空けた
後にダミーフレームが送信されるが、インターフレーム
間隔TO は、CSMA/CD方式のインフーフレーム間
隔以上空けてはいけない。
【0045】送信権がB局装置3に移動すると、このB
局装置3には送信データがあるので、このB局装置3
は、CSMA/CD方式のインフーフレーム間隔以上空
けてから送信フレームをハブ装置1に送信する。
【0046】ハブ基本機能部13では、B局装置3から
の送信フレームを受信検出部21、22で検出すると、
伝送監視部10の動作によりダミーフレームの送信を直
ちに中止させ、送信フレームを送信権を持たないA、
C、D局装置2、4、5に送信する。
【0047】そして、ダミー用タイマー部14によって
定められた時間T1 が経過し、B局装置3の送信権終了
後で次のC局装置4に送信権を移動する前になると、上
記同様にダミー用タイマー部14は、全てのA〜D局装
置2〜5に対してダミーフレームを送信する所定の時間
をダミー送信制御15に渡すので、所定の時間T2 だけ
全ての局装置2〜5に対してダミーフレームが送信され
る。
【0048】この後、送信権が次のC局装置4に移動す
る。ここで、この送信権を得たC局装置4が送信権終了
直前にフレームを送信すると、伝送監視部10は、C局
装置4から送信されたフレームが到着する前に、このC
局装置4の送信権を終了させる。
【0049】これと共に、ダミー用タイマー部14は、
上記同様に、全てのA〜D局装置2〜5に対してダミー
フレームを送信する所定の時間T2 をダミー送信制御1
5に渡すので、所定の時間T2 だけC局装置4を含めた
全ての局装置2〜5に対してダミーフレームが送信され
る。
【0050】このようにC局装置4の送信権終了後で次
のD局装置5に送信権を移動する前になると、全ての局
装置2〜5に対してダミーフレームが送信されるので、
このダミーフレームとC局装置4から送信されたフレー
ムとの衝突が発生する。
【0051】なお、このC局装置4から送信されたフレ
ームは、C局装置4が次に送信権を得たときに再送信さ
れる。この衝突終了後、送信権はD局装置5に移動す
る。そして、D局装置5の送信権が終了すると、再び送
信権はA局装置2に移動し、送信権がA〜D局装置2〜
5間に周回する。
【0052】このように上記第1の実施の形態において
は、ダミー用タイマ部14に、ある局装置2〜5の送信
権終了後で次の局装置に送信権を移す前に、全ての局装
置2〜5に対してダミーフレームを送信する所定の時間
2 を設定し、そのときに全ての局装置2〜5に対して
ダミーフレームを送信するので、例えばC局装置4から
送信権終了直前に送信されたフレームと次に送信権を持
つD局装置5から送信されたフレームとが衝突すること
がなくなり、次に送信権を持つD局装置5は、送信権を
得てから直ぐにフレームを送信することができる。 (2) 以下、本発明の第2の実施の形態について説明す
る。
【0053】この第2の実施の形態は、上記第1の実施
の形態で説明した図1及び図2に示す構成と同一であ
り、その異なるところはダミーフレームの制御方法とな
っている。
【0054】図2に示す構成のスター型データ伝送装置
のハブ装置1を用いて説明すると、ダミー用タイマ部1
4には、各局装置2〜5に対して与える送信権の時間長
を、フレーム同士の衝突による再送信が可能な時間長に
して設定されている。
【0055】具体的には、各局装置2〜5に与える送信
権の長さをIEEE802.3 に定められた衝突による再送信可
能な時間T4 に設定されている。従って、ハブ装置1
は、ダミー用タイマ部14により各局装置2〜5に対し
て与える送信権の時間長をフレームの再送信可能な所定
の時間長に設定することから、送信権を移す次の局装置
に対してフレームの送信を一定時間待たせる機能を有す
るものとなる。
【0056】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて図4に示す伝送フレームを参照して説明する。先
ず、送信権がA局装置2に与えられた場合、ダミー用タ
イマ部14は、ダミーフレームの送信時間を計測してそ
の計測時間をダミー送信制御部15に送出する。
【0057】このダミー送信制御部15は、各局装置2
〜5のうち送信権を与えるA局装置2にダミーフレーム
を送信せずに、送信権を与えない他の全てのB、C、D
局装置3〜5に対してダミーフレームを送信するための
ダミーフレーム制御信号aを送信禁止部16、17及び
ダミー発生部18に送出する。
【0058】このダミー発生部18は、ダミー送信制御
部15からのダミーフレーム制御信号aを受けると、ダ
ミーフレーム入力信号bを発生してハブ基本機能部13
に供給する。
【0059】このハブ基本機能部13は、ダミー発生部
18から出力されたダミーフレーム入力信号bを入力
し、このダミーフレーム入力信号bを送信データ線18
から送信禁止部16、トランシーバ部19を通して特定
の局装置、すなわち送信権を与えるA局装置2を除いた
他の全てのB、C、D局装置3〜5に送信する。
【0060】A局装置2が送信フレームを送信しない
間、上記同様にハブ基本機能部13からはダミーフレー
ムの送信が継続される。そして、ダミー用タイマー部1
4によって定められた時間T3 が経過すると、ハブ基本
機能部13からのダミーフレームの送信が終了し、送信
権を次のB局装置3に移動する。
【0061】すなわち、ハブ基本機能部13は、ダミー
発生部18から出力されるダミーフレーム入力信号bを
送信データ線18から送信禁止部16、トランシーバ部
19を通して送信権を与えるB局装置3を除いた他の全
てのA、C、D局装置2、4、5に送信することによ
り、送信権をB局装置3に移動する。
【0062】なお、このとき局装置2に対して与える送
信権の時間長は、ダミー用タイマ部14に設定されてい
るフレーム同士の衝突による再送信が可能な時間長T4
としい作用しない。
【0063】次に、インターフレーム間隔TO を空けた
後にダミーフレームが送信されるが、インターフレーム
間隔TO は、CSMA/CD方式のインフーフレーム間
隔以上空けてはいけない。
【0064】送信権がB局装置3に移動すると、このB
局装置3には送信データがあるので、このB局装置3
は、CSMA/CD方式のインフーフレーム間隔以上空
けてから送信フレームをハブ基本機能部13に送信す
る。
【0065】ハブ基本機能部13では、B局装置3から
の送信フレームを受信検出部21、22で検出すると、
伝送監視部10の動作によりダミーフレームの送信を直
ちに中止させ、送信フレームを送信権を持たないA、
C、D局装置2、4、5に送信する。
【0066】この送信フレームの送信の後、送信権が次
のC局装置4に移動する。ここで、この送信権を得たC
局装置4が送信権終了直前にフレームを送信すると、こ
のとき既に伝送監視部10は、C局装置4から送信され
たフレームが到着する前に、このC局装置4の送信権を
移動させている。
【0067】このような場合、上記の如くダミー用タイ
マ部14には、各局装置2〜5に対して与える送信権の
時間長を、フレーム同士の衝突による再送信が可能な時
間長T4 にして設定しているので、ハブ基本機能部13
からは、この時間長T4 だけ送信権を与えるC局装置4
を除いた他の全てのA、B、D局装置2、3、5にダミ
ーフレームが送信される。
【0068】これによりC局装置4は、送信フレームを
送信する。D局装置5は、C局装置4の送信権が終了す
るまでの一定時間待ってから送信権を得て、フレームの
送信を行う。そして、D局装置5の送信権が終了する
と、再び送信権はA局装置2に移動し、送信権がA〜D
局装置2〜5間に周回する。
【0069】このように上記第2の実施の形態において
は、ダミー用タイマ部14に各局装置2〜5に対して与
える送信権の時間長を、フレーム同士の衝突による再送
信が可能な時間長に設定したので、例えばC局装置4か
ら送信権終了直前に送信されたフレームと次に送信権を
持つD局装置5から送信されたフレームとが衝突するこ
とがなくなり、C局装置4は許可時間内にフレームの再
送信ができる。 (3) 次に本発明の第3の実施の形態について説明する。
なお、図1及び図2と同一部分には同一符号を付してそ
の詳しい説明は省略する。
【0070】図5はスター型データ伝送装置のハブ装置
の具体的な構成図である。このスター型データ伝送装置
は、上記第1の実施の形態に対し、ある局装置2〜5の
送信権終了と同時に、送信権の与えられていた局装置の
送信側をケーブル6、9から切り離すもので、ある局装
置2〜5の送信権終了と同時にゲート制御信号dを送出
するゲート制御部30と、このゲート制御部30から送
出されたゲート制御信号dを受けて各局装置2〜5との
受信側のラインを切り離す受信禁止部31、32とを追
加した構成となっている。
【0071】すなわち、ある局装置の送信権終了と同時
にゲート制御部30からゲート制御信号dを各受信禁止
部31、32に送信し、各局装置2〜5からのフレーム
を受信禁止部31、32で停止させ、ハブ基本機能部1
3に伝達しないものとなっている。
【0072】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて図6に示す伝送フレームを参照して説明する。先
ず、送信権がA局装置2に与えられた場合、上記実施の
形態と同様に、ハブ基本機能部13からは、ダミー発生
部18から出力されたダミーフレーム入力信号bを送信
データ線18から送信禁止部16、トランシーバ部19
を通して特定の局装置、すなわち送信権を与えるA局装
置2を除いた他の全てのB、C、D局装置3〜5に送信
する。
【0073】A局装置2が送信フレームを送信しない
間、ハブ基本機能部13からはダミーフレームの送信が
継続され、ダミー用タイマー部14によって定められた
時間T3 が経過すると、ハブ基本機能部13からのダミ
ーフレームの送信が終了し、送信権を次のB局装置3に
移動する。
【0074】次に、インターフレーム間隔TO を空けた
後にダミーフレームが送信されるが、インターフレーム
間隔TO は、CSMA/CD方式のインフーフレーム間
隔以上空けてはいけない。
【0075】送信権がB局装置3に移動すると、このB
局装置3には送信データがあるので、このB局装置3
は、CSMA/CD方式のインフーフレーム間隔以上空
けてから送信フレームをハブ基本機能部13に送信す
る。
【0076】このハブ基本機能部13では、B局装置3
からの送信フレームを受信検出部21、22で検出する
と、伝送監視部10の動作によりダミーフレームの送信
を直ちに中止させ、送信フレームを送信権を持たない各
局装置2、4、5に送信する。
【0077】この送信フレームの送信の後、送信権が次
のC局装置4に移動する。ここで、この送信権を得たC
局装置4が送信権終了直前にフレームを送信した場合、
ゲート制御部30は、伝送監視部10からの指令により
C局装置4の送信権終了と同時にゲート制御信号dを受
信禁止部31、32に送出する。
【0078】これら受信禁止部31、32は、ゲート制
御部30から送出されたゲート制御信号dを受けて各局
装置2〜5との受信側のラインを切り離すので、C局装
置4から送信権終了直前に送信したフレームは、ハブ基
本機能部13に到達しない。
【0079】これによりD局装置5は、送信権の獲得の
後直ちにフレームの送信が可能になる。そして、D局装
置5の送信権が終了すると、再び送信権はA局装置2に
移動し、送信権がA〜D局装置2〜5間に周回する。
【0080】このように上記第3の実施の形態において
は、ある局装置2〜5の送信権終了と同時に、送信権の
与えられていた局装置の送信側をケーブル6、9から切
り離すうにしたので、例えばC局装置4から送信権終了
直前に送信されたフレームと次に送信権を持つD局装置
5から送信されたフレームとが衝突することがなくな
り、D局装置4は送信権獲得の直後にフレームを送信す
ることが可能になる。
【0081】
【発明の効果】以上詳記したように本発明の請求項1〜
4によれば、送信権終了直前にフレームが送信された場
合でも、次に送信権を与えられた局装置は送信権を与え
られている時間内にフレームの送信ができるスター型デ
ータ伝送方式を提供できる。
【0082】又、本発明の請求項5〜9によれば、送信
権終了直前にフレームが送信された場合でも、次に送信
権を与えられた局装置は送信権を与えられている時間内
にフレームの送信ができるスター型データ伝送装置を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるスター型データ伝送装置の第1
の実施の形態を示す構成図。
【図2】同伝送装置におけるハブ装置の具体的な構成
図。
【図3】同伝送装置の伝送フレームの一例を示す図。
【図4】本発明に係わるスター型データ伝送装置の第2
の実施の形態の伝送フレームの一例を示す図。
【図5】本発明に係わるスター型データ伝送装置の第3
の実施の形態のハブ装置の具体的な構成図。
【図6】同伝送装置の伝送フレームの一例を示す図。
【符号の説明】
1…ハブ装置、 2〜5…局装置、 6〜9…伝送路(ケーブル)、 10…伝送監視部、 11…周回タイマ部、 12…外部基準クロック部、 13…ハブ基本機能部、 14…ダミー用タイマ部、 15…ダミー送信制御部、 16,17…送信禁止部、 18…ダミー発生部、 19,20…トランシーバ部、 21,22…受信検出部、 30…ゲート制御部、 31,32…受信禁止部。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハブ装置に対して伝送路を介してスター
    状に複数の局装置を接続し、これら局装置のうち1つの
    局装置の送信権が終了すると、前記ハブ装置からダミー
    フレームを送信して予め定められた順番に従って前記送
    信権を次の前記局装置に移動するスター型データ伝送方
    式において、 前記局装置の送信権終了後で次の前記局装置に送信権を
    移す前に、前記複数の局装置に対して前記送信権を与え
    ない時間帯を設けることを特徴とするスター型データ伝
    送方式。
  2. 【請求項2】 ハブ装置に対して伝送路を介してスター
    状に複数の局装置を接続し、これら局装置のうち1つの
    局装置の送信権が終了すると、前記ハブ装置からダミー
    フレームを送信して予め定められた順番に従って前記送
    信権を次の前記局装置に移動するスター型データ伝送方
    式において、 前記複数の局装置に対して与える前記送信権の時間長
    を、フレームの再送信可能な所定の時間長に設定するこ
    とを特徴とするスター型データ伝送方式。
  3. 【請求項3】 前記局装置の送信権終了直前にフレーム
    が送信されると、このフレームの送信後に前記ハブ装置
    から一定時間だけダミーフレームを送信し、この後に次
    の前記局装置に前記送信権を移動することを特徴とする
    請求項2記載のスター型データ伝送方式。
  4. 【請求項4】 ハブ装置に対して伝送路を介してスター
    状に複数の局装置を接続し、これら局装置のうち1つの
    局装置の送信権が終了すると、前記ハブ装置からダミー
    フレームを送信して予め定められた順番に従って前記送
    信権を次の前記局装置に移動するスター型データ伝送方
    式において、 前記局装置の送信権終了と同時に、送信権の与えられて
    いた前記局装置の送信側を前記伝送路から切り離すこと
    を特徴とするスター型データ伝送方式。
  5. 【請求項5】 ハブ装置に対して伝送路を介してスター
    状に複数の局装置を接続し、これら局装置のうち1つの
    局装置の送信が終了すると、前記ハブ装置からダミーフ
    レームを送信して予め定められた順番に従って送信権を
    次の前記局装置に移動するスター型データ伝送装置にお
    いて、 前記局装置の送信権終了後で次の前記局装置に送信権を
    移す前に、前記複数の局装置に対して送信権を与えない
    時間帯を設ける手段、を備えたことを特徴とするスター
    型データ伝送装置。
  6. 【請求項6】 前記局装置の送信権終了後で次の前記局
    装置に送信権を移す前に、前記ハブ装置から前記複数の
    局装置に対して所定の時間だけダミーフレームを送信す
    る手段を備えたことを特徴とする請求項5記載のスター
    型データ伝送装置。
  7. 【請求項7】 ハブ装置に対して伝送路を介してスター
    状に複数の局装置を接続し、これら局装置のうち1つの
    局装置の送信権が終了すると、前記ハブ装置からダミー
    フレームを送信して予め定められた順番に従って送信権
    を次の前記局装置に移動するスター型データ伝送装置に
    おいて、 前記複数の局装置に対して与える送信権の時間長をフレ
    ームの再送信可能な所定の時間長に設定する手段と、 送信権を移動する前記次の局装置に対してフレームの送
    信を一定時間待たせる手段と、を備えたことを特徴とす
    るスター型データ伝送装置。
  8. 【請求項8】 ハブ装置に対して伝送路を介してスター
    状に複数の局装置を接続し、これら局装置のうち1つの
    局装置の送信権が終了すると、前記ハブ装置からダミー
    フレームを送信して予め定められた順番に従って前記送
    信権を次の前記局装置に移動するスター型データ伝送装
    置において、 前記局装置の前記送信権終了と同時に、送信権の与えら
    れていた前記局装置の送信側を前記伝送路から切り離す
    手段を備えたことを特徴とするスター型データ伝送装
    置。
  9. 【請求項9】 前記局装置の前記送信権終了と同時にゲ
    ート制御信号を送出するゲート制御部と、 このゲート制御部から送出された前記ゲート制御信号を
    受けて前記複数の局装置との受信側のラインを切り離す
    受信禁止部と、を有することを特徴とする請求項8記載
    のスター型データ伝送装置。
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