JPH1169714A - スピンドルモータ、及びスピンドルモータを回転体の駆動源とする回転体装置 - Google Patents
スピンドルモータ、及びスピンドルモータを回転体の駆動源とする回転体装置Info
- Publication number
- JPH1169714A JPH1169714A JP9230470A JP23047097A JPH1169714A JP H1169714 A JPH1169714 A JP H1169714A JP 9230470 A JP9230470 A JP 9230470A JP 23047097 A JP23047097 A JP 23047097A JP H1169714 A JPH1169714 A JP H1169714A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- spindle motor
- dynamic pressure
- motor
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Rotational Drive Of Disk (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 起動時にスラスト動圧軸受面に接触摺動が生
じないようにする。 【解決手段】 空気動圧軸受によってロータをステータ
に支承するスピンドルモータ又はこのスピンドルモータ
を回転体の駆動源とする回転体装置において、ロータに
固着された空気動圧軸受の構成部材である円柱状部材4
の下面に静圧受圧面10を形成し、且つ下軸受カバー1
4即ちステータのベースプレート1に絞りを有する放出
口11を設ける。モータの起動時には、停止時のモータ
の荷重を支える程度の弱い静圧空気をファンモータの如
き静圧発生源から導通路12と13を介して前記絞りを
有する放出口11に供給する。これによって、ロータは
静止位置である第1の所定位置から僅かに離れた第2の
所定位置まで上昇させられるから、スラスト動圧軸受面
に接触摺動が生じるのが防止される。
じないようにする。 【解決手段】 空気動圧軸受によってロータをステータ
に支承するスピンドルモータ又はこのスピンドルモータ
を回転体の駆動源とする回転体装置において、ロータに
固着された空気動圧軸受の構成部材である円柱状部材4
の下面に静圧受圧面10を形成し、且つ下軸受カバー1
4即ちステータのベースプレート1に絞りを有する放出
口11を設ける。モータの起動時には、停止時のモータ
の荷重を支える程度の弱い静圧空気をファンモータの如
き静圧発生源から導通路12と13を介して前記絞りを
有する放出口11に供給する。これによって、ロータは
静止位置である第1の所定位置から僅かに離れた第2の
所定位置まで上昇させられるから、スラスト動圧軸受面
に接触摺動が生じるのが防止される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラジアル動圧軸受
部とスラスト動圧軸受部とを有する空気動圧軸受を備え
たスピンドルモータ、及びこのスピンドルモータを磁気
ディスク、光ディスク又はポリゴンミラー等の回転体の
駆動源とした回転体装置に関し、特にその起動時のスラ
スト動圧軸受面の接触摺動による磨耗の防止に関する。
部とスラスト動圧軸受部とを有する空気動圧軸受を備え
たスピンドルモータ、及びこのスピンドルモータを磁気
ディスク、光ディスク又はポリゴンミラー等の回転体の
駆動源とした回転体装置に関し、特にその起動時のスラ
スト動圧軸受面の接触摺動による磨耗の防止に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置、光ディスク装置又は
ポリゴンミラーを含むスキャナー等の回転体装置におい
て、磁気ディスク、光ディスク又はポリゴンミラーを等
の回転体を駆動する駆動源に、空気動圧軸受を備えたス
ピンドルモータが広く採用されている。これは、空気動
圧軸受は構造が複雑でなく小型化が可能なこと、定格回
転中は非接触で回転するから、軸受に起因する振動や回
転むらがなく、しかも高速耐久性に優れていること、更
に油やグリースを用いないから潤滑剤の飛散による汚染
が全くないこと等の特長を有するからである。
ポリゴンミラーを含むスキャナー等の回転体装置におい
て、磁気ディスク、光ディスク又はポリゴンミラーを等
の回転体を駆動する駆動源に、空気動圧軸受を備えたス
ピンドルモータが広く採用されている。これは、空気動
圧軸受は構造が複雑でなく小型化が可能なこと、定格回
転中は非接触で回転するから、軸受に起因する振動や回
転むらがなく、しかも高速耐久性に優れていること、更
に油やグリースを用いないから潤滑剤の飛散による汚染
が全くないこと等の特長を有するからである。
【0003】しかしながら、空気動圧軸受を備えたスピ
ンドルモータは、回転停止時にスラスト軸受の動圧発生
面が固体接触し、従って起動時には接触摺動して磨耗が
生じるという問題がある。これを、空気動圧軸受を備え
た従来のスピンドルモータである図7を参照してより具
体的に説明する。図7において、スラスト動圧軸受はロ
ータ側のハブ7の下端に設けられたドーナツ盤状スラス
ト部材5とステータ側のベースプレート1上に前記ドー
ナツ盤状スラスト部材5に対向して設けられたドーナツ
盤状スラスト押さえ部材6とで構成されている。スラス
ト動圧発生面はドーナツ盤状スラスト部材5の図4に示
す如きスラスト動圧発生溝が設けられた下面と、ドーナ
ツ盤状スラスト押さえ部材6の平滑な上面であり、この
間の間隙はミクロンオーダーという非常に狭いものであ
る。定格回転時には、この狭いすきまに動圧空気がポン
プ作用によって押し込まれるために非接触となるが、回
転停止時には磁気ディスク等の回転体を含むロータが自
重により降下し、ドーナツ盤状スラスト部材5の下面が
ドーナツ盤状スラスト押さえ部材6の上面に着座し、動
圧発生面が固体接触することになる。すると、起動時に
は、ドーナツ盤状スラスト部材5の下面がドーナツ盤状
スラスト押さえ部材6の上面と接触しながら回転するか
ら、接触摺動による磨耗が生じる。
ンドルモータは、回転停止時にスラスト軸受の動圧発生
面が固体接触し、従って起動時には接触摺動して磨耗が
生じるという問題がある。これを、空気動圧軸受を備え
た従来のスピンドルモータである図7を参照してより具
体的に説明する。図7において、スラスト動圧軸受はロ
ータ側のハブ7の下端に設けられたドーナツ盤状スラス
ト部材5とステータ側のベースプレート1上に前記ドー
ナツ盤状スラスト部材5に対向して設けられたドーナツ
盤状スラスト押さえ部材6とで構成されている。スラス
ト動圧発生面はドーナツ盤状スラスト部材5の図4に示
す如きスラスト動圧発生溝が設けられた下面と、ドーナ
ツ盤状スラスト押さえ部材6の平滑な上面であり、この
間の間隙はミクロンオーダーという非常に狭いものであ
る。定格回転時には、この狭いすきまに動圧空気がポン
プ作用によって押し込まれるために非接触となるが、回
転停止時には磁気ディスク等の回転体を含むロータが自
重により降下し、ドーナツ盤状スラスト部材5の下面が
ドーナツ盤状スラスト押さえ部材6の上面に着座し、動
圧発生面が固体接触することになる。すると、起動時に
は、ドーナツ盤状スラスト部材5の下面がドーナツ盤状
スラスト押さえ部材6の上面と接触しながら回転するか
ら、接触摺動による磨耗が生じる。
【0004】スラスト動圧発生面に発生する接触摺動に
よる磨耗は、空気動圧軸受の寿命、従ってスピンドルモ
ータの寿命を短くすることになる。この問題への対応策
として、スラスト動圧軸受の構成部材にセラミック等の
耐磨耗性の高い材料を用いたものと、特開平7−259
849号公報に開示されている構造に工夫したものがあ
る。後者を図7を参照して説明すれば、ラジアル動圧軸
受面の間隙、即ち図3に示す如きラジアル動圧発生溝が
形成された円柱状部材3の外周面と平滑面である円筒状
部材4の内周面との間隙を、スラスト動圧発生溝が設け
られたドーナツ盤状スラスト部材5の下面と平滑面であ
るドーナツ盤状スラスト押さえ部材6の上面との間隙よ
りも小さくし、ラジアル動圧軸受面が接触するのは止む
を得ないとしてもスラスト動圧軸受面の接触摺動だけは
防止したものである。この場合のラジアル動圧軸受の構
成部材にはセラミックの如き耐磨耗性の高い材料が用い
られている。しかしながら、これらはいずれも加工と組
立が困難であるという問題がある。
よる磨耗は、空気動圧軸受の寿命、従ってスピンドルモ
ータの寿命を短くすることになる。この問題への対応策
として、スラスト動圧軸受の構成部材にセラミック等の
耐磨耗性の高い材料を用いたものと、特開平7−259
849号公報に開示されている構造に工夫したものがあ
る。後者を図7を参照して説明すれば、ラジアル動圧軸
受面の間隙、即ち図3に示す如きラジアル動圧発生溝が
形成された円柱状部材3の外周面と平滑面である円筒状
部材4の内周面との間隙を、スラスト動圧発生溝が設け
られたドーナツ盤状スラスト部材5の下面と平滑面であ
るドーナツ盤状スラスト押さえ部材6の上面との間隙よ
りも小さくし、ラジアル動圧軸受面が接触するのは止む
を得ないとしてもスラスト動圧軸受面の接触摺動だけは
防止したものである。この場合のラジアル動圧軸受の構
成部材にはセラミックの如き耐磨耗性の高い材料が用い
られている。しかしながら、これらはいずれも加工と組
立が困難であるという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は空気動圧軸受を備えたスピンドルモータ、又はこのス
ピンドルモータを回転体の駆動源とした回転体装置にお
いて、起動時にスラスト動圧軸受面に接触摺動が生じな
いようにすることである。
は空気動圧軸受を備えたスピンドルモータ、又はこのス
ピンドルモータを回転体の駆動源とした回転体装置にお
いて、起動時にスラスト動圧軸受面に接触摺動が生じな
いようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、空気動圧軸受
によってロータをステータに支承するスピンドルモー
タ、又はこのスピンドルモータを回転体の駆動源とする
回転体装置において、モータ静止時のモータの荷重を支
える程度の弱い静圧を前記ロータ又はロータ側軸受部材
に与える手段を備えた。そして、前記弱い静圧を前記ロ
ータ又はロータ側軸受部材に与える手段を、ロータに固
着された軸受部材の下端面に形成した静圧受圧面と、前
記ステータのベースプレートに設けられた絞りを有する
放出口と、及びこの絞りを有する放出口に外部からの弱
い静圧空気を伝える導通路とで構成した。また、前記弱
い静圧を前記ロータ又はロータ側軸受部材に与える手段
を、ロータに固着されたハブの下端面に形成した静圧受
圧面と、前記ステータのベースプレートに設けられた絞
りを有する放出口と、及びこの絞りを有する放出口に外
部からの弱い静圧空気を伝える導通路とで構成した。
によってロータをステータに支承するスピンドルモー
タ、又はこのスピンドルモータを回転体の駆動源とする
回転体装置において、モータ静止時のモータの荷重を支
える程度の弱い静圧を前記ロータ又はロータ側軸受部材
に与える手段を備えた。そして、前記弱い静圧を前記ロ
ータ又はロータ側軸受部材に与える手段を、ロータに固
着された軸受部材の下端面に形成した静圧受圧面と、前
記ステータのベースプレートに設けられた絞りを有する
放出口と、及びこの絞りを有する放出口に外部からの弱
い静圧空気を伝える導通路とで構成した。また、前記弱
い静圧を前記ロータ又はロータ側軸受部材に与える手段
を、ロータに固着されたハブの下端面に形成した静圧受
圧面と、前記ステータのベースプレートに設けられた絞
りを有する放出口と、及びこの絞りを有する放出口に外
部からの弱い静圧空気を伝える導通路とで構成した。
【0007】
【発明の実施の態様】図1は、空気動圧軸受によってロ
ータをステータに支承するスピンドルモータにおいて、
モータ停止時の回転体を含むロータの荷重を支える程度
の弱い静圧をロータ又はロータ側軸受部材に与える手段
を備えた本発明に係るシャフト回転型スピンドルモータ
の一実施例を示す。図1において1はステータのベース
プレート、2はロータのシャフトである。3はシャフト
穴を有する円柱状部材で、そのシャフト穴にはシャフト
2が圧入固着される。4はベースプレートに立設された
円筒状部材である。円筒状部材4には円柱状部材3がミ
クロンオーダーの狭いすきまを設けて挿入される。6は
ドーナツ盤状スラスト押さえ部材で、円柱状部材の上端
面に近接して配置され円筒状部材4の上端に固着され
る。7はシャフト2の上端に同軸にして固着されたロー
タの略カップ状ハブで、フロッピーディスク等の回転体
を外周面に支持する。ステータコイル8は円筒状部材4
の外周面に配置して取り付けられ、ロータ磁石9はステ
ータコイル8に対向した位置で略カップ状ハブ7の内周
面に配置して取り付けられている。
ータをステータに支承するスピンドルモータにおいて、
モータ停止時の回転体を含むロータの荷重を支える程度
の弱い静圧をロータ又はロータ側軸受部材に与える手段
を備えた本発明に係るシャフト回転型スピンドルモータ
の一実施例を示す。図1において1はステータのベース
プレート、2はロータのシャフトである。3はシャフト
穴を有する円柱状部材で、そのシャフト穴にはシャフト
2が圧入固着される。4はベースプレートに立設された
円筒状部材である。円筒状部材4には円柱状部材3がミ
クロンオーダーの狭いすきまを設けて挿入される。6は
ドーナツ盤状スラスト押さえ部材で、円柱状部材の上端
面に近接して配置され円筒状部材4の上端に固着され
る。7はシャフト2の上端に同軸にして固着されたロー
タの略カップ状ハブで、フロッピーディスク等の回転体
を外周面に支持する。ステータコイル8は円筒状部材4
の外周面に配置して取り付けられ、ロータ磁石9はステ
ータコイル8に対向した位置で略カップ状ハブ7の内周
面に配置して取り付けられている。
【0008】10はロータ側軸受部材である円筒状部材
3の下端面に設けられた静圧受圧面、11は静圧受圧面
10に弱い静圧を与える絞りを有する放出口、12と1
3は放出口11に弱い静圧空気を伝える導通路である。
そして14はステータのベースプレートの一部を構成す
るドーナツ盤状下スラスト押さえ部材或いは下軸受カバ
ーである。放出口11と導通路12は、この下スラスト
押さえ部材或いは下軸受カバー14に取り付けられてい
る。放出口11はシャフト2を中心にして対称に配置さ
れるもので、少なくとも2個設けられる。
3の下端面に設けられた静圧受圧面、11は静圧受圧面
10に弱い静圧を与える絞りを有する放出口、12と1
3は放出口11に弱い静圧空気を伝える導通路である。
そして14はステータのベースプレートの一部を構成す
るドーナツ盤状下スラスト押さえ部材或いは下軸受カバ
ーである。放出口11と導通路12は、この下スラスト
押さえ部材或いは下軸受カバー14に取り付けられてい
る。放出口11はシャフト2を中心にして対称に配置さ
れるもので、少なくとも2個設けられる。
【0009】円柱状部材3と円筒状部材4とで構成され
たラジアル動圧軸受部において、円柱状部材3の外周面
には図3に示す如きラジアル動圧発生溝G1が形成さ
れ、且つ円筒状部材4の内周面は平滑面とされている。
また円柱状部材3とドーナツ盤状上スラスト押さえ部材
6並びにドーナツ盤状下スラスト押さえ部材14とで構
成されたスラスト動圧軸受部において、円柱状部材3の
円環状の上端面と下端面には図4に示す如きスラスト動
圧発生溝G2が形成され、且つドーナツ盤状上スラスト
押さえ部材6の下面並びにドーナツ盤状下スラスト押さ
え部材14の上面はいずれも平滑面とされている。
たラジアル動圧軸受部において、円柱状部材3の外周面
には図3に示す如きラジアル動圧発生溝G1が形成さ
れ、且つ円筒状部材4の内周面は平滑面とされている。
また円柱状部材3とドーナツ盤状上スラスト押さえ部材
6並びにドーナツ盤状下スラスト押さえ部材14とで構
成されたスラスト動圧軸受部において、円柱状部材3の
円環状の上端面と下端面には図4に示す如きスラスト動
圧発生溝G2が形成され、且つドーナツ盤状上スラスト
押さえ部材6の下面並びにドーナツ盤状下スラスト押さ
え部材14の上面はいずれも平滑面とされている。
【0010】図5の励磁回路図と図6のタイムチャート
図を参照して起動時と停止時の動作を説明する。時刻T
1 においてモータの起動スイッチがオンされると、図示
されていないコントローラはファンモータ用スイッチS
W2 をオンし、静圧発生源であるファンモータ17を起
動させる。するとファンモータから押し出された弱い静
圧空気が導通路13から導通路12を経て放出口11に
与えられる。この弱い静圧空気は、絞りを有する放出口
11から静圧受圧面10に放出される。この時点まで
は、円柱状部材3の下端面はスラスト押さえ部材14の
上面に着座しているが、上記の絞りを有する放出口11
から放出された弱い静圧空気によって、回転体を含むロ
ータはミクロンオーダーではあるが第2の所定位置に上
昇させられ、ファンンモータ17が運転中はこの位置を
保持し続ける。なお、円柱状部材の下端面はスラスト押
さえ部材14の上面に着座している時のロータの位置を
第1の所定位置と言う。要するに、静圧受圧面10に弱
い静圧空気が絞りを有する放出口11から与えられるこ
とによって、ロータは第1の所定位置から第2の所定位
置に上昇させられるのである。
図を参照して起動時と停止時の動作を説明する。時刻T
1 においてモータの起動スイッチがオンされると、図示
されていないコントローラはファンモータ用スイッチS
W2 をオンし、静圧発生源であるファンモータ17を起
動させる。するとファンモータから押し出された弱い静
圧空気が導通路13から導通路12を経て放出口11に
与えられる。この弱い静圧空気は、絞りを有する放出口
11から静圧受圧面10に放出される。この時点まで
は、円柱状部材3の下端面はスラスト押さえ部材14の
上面に着座しているが、上記の絞りを有する放出口11
から放出された弱い静圧空気によって、回転体を含むロ
ータはミクロンオーダーではあるが第2の所定位置に上
昇させられ、ファンンモータ17が運転中はこの位置を
保持し続ける。なお、円柱状部材の下端面はスラスト押
さえ部材14の上面に着座している時のロータの位置を
第1の所定位置と言う。要するに、静圧受圧面10に弱
い静圧空気が絞りを有する放出口11から与えられるこ
とによって、ロータは第1の所定位置から第2の所定位
置に上昇させられるのである。
【0011】ロータが第1の所定位置から第2の所定位
置に上昇させられた時点T2 で、前記コントローラはス
テータ用スイッチSW1 をオンして、ステータコイル8
に励磁電流を流す。この時点では動圧軸受、特にスラス
ト動圧軸受部である円柱状部材3の下端面とドーナツ盤
状下スラスト押さえ部材14の上面とは離隔しているか
ら、この間に接触摺動は発生しない。即ち、図1のスピ
ンドルモータにおいては、起動時に動圧軸受に接触摺動
は発生しない。
置に上昇させられた時点T2 で、前記コントローラはス
テータ用スイッチSW1 をオンして、ステータコイル8
に励磁電流を流す。この時点では動圧軸受、特にスラス
ト動圧軸受部である円柱状部材3の下端面とドーナツ盤
状下スラスト押さえ部材14の上面とは離隔しているか
ら、この間に接触摺動は発生しない。即ち、図1のスピ
ンドルモータにおいては、起動時に動圧軸受に接触摺動
は発生しない。
【0012】モータが高速回転すると、円柱状部材3の
外周面と円筒状部材4の内周面との間のすきまにはラジ
アル動圧が、同時に円柱状部材3の上端面と上スラスト
押さえ部材6の下面並びに円柱状部材3の下端面と下ス
ラスト押さえ部材14の上面との間の各すきまにはスラ
スト動圧がそれぞれ発生し、モータは空気動圧軸受によ
って円滑に高速回転する。
外周面と円筒状部材4の内周面との間のすきまにはラジ
アル動圧が、同時に円柱状部材3の上端面と上スラスト
押さえ部材6の下面並びに円柱状部材3の下端面と下ス
ラスト押さえ部材14の上面との間の各すきまにはスラ
スト動圧がそれぞれ発生し、モータは空気動圧軸受によ
って円滑に高速回転する。
【0013】モータの停止スイッチがオフにされると、
前記コントローラはステータ用スイッチSW1 をオフに
してステータコイル8への励磁電流の供給を止め、モー
タを停止させる。ステータコイル8への励磁電流の供給
は無くなっても、モータは慣性でしばらく回転し続け
る。モータの回転が完全に停止した時刻T4 において、
前記コントローラはファンモータ用スイッチSW2 をオ
フにし、ファンモータ17の回転を停止させる。する
と、弱い静圧空気の供給は停止されるから、ロータは第
2の所定位置から第1の所定位置に下降し、静止する。
前記コントローラはステータ用スイッチSW1 をオフに
してステータコイル8への励磁電流の供給を止め、モー
タを停止させる。ステータコイル8への励磁電流の供給
は無くなっても、モータは慣性でしばらく回転し続け
る。モータの回転が完全に停止した時刻T4 において、
前記コントローラはファンモータ用スイッチSW2 をオ
フにし、ファンモータ17の回転を停止させる。する
と、弱い静圧空気の供給は停止されるから、ロータは第
2の所定位置から第1の所定位置に下降し、静止する。
【0014】ところで、定格回転中は空気動圧軸受によ
ってロータはステータに支承されているから、この間は
静止時のモータの荷重を支える程度の弱い静圧を与えな
くても本発明の課題を解決することが可能である。この
場合、モータの起動時には図6の時刻T1 でオンしたフ
ァンモータ用SW2 を、ステータコイル用スイッチSW
1 がオンした時刻T2 の後の時刻T5 でオフにし、また
モータの停止時には図6のステータコイル用スイッチS
W1 がオフする時刻T3 の前の時刻T6 でファンモータ
用SW2 をオンし、時刻T4 でオフにする。これらの制
御は図示していないコントローラによって行われる。な
お、ステータコイル用スイッチSW1 とファンモータ用
SW2 の制御は、図示していないコントローラで行うと
して説明したが、図5の励磁回路にタイマー或いは遅延
素子等の回路要素を追加することによっても実現でき
る。
ってロータはステータに支承されているから、この間は
静止時のモータの荷重を支える程度の弱い静圧を与えな
くても本発明の課題を解決することが可能である。この
場合、モータの起動時には図6の時刻T1 でオンしたフ
ァンモータ用SW2 を、ステータコイル用スイッチSW
1 がオンした時刻T2 の後の時刻T5 でオフにし、また
モータの停止時には図6のステータコイル用スイッチS
W1 がオフする時刻T3 の前の時刻T6 でファンモータ
用SW2 をオンし、時刻T4 でオフにする。これらの制
御は図示していないコントローラによって行われる。な
お、ステータコイル用スイッチSW1 とファンモータ用
SW2 の制御は、図示していないコントローラで行うと
して説明したが、図5の励磁回路にタイマー或いは遅延
素子等の回路要素を追加することによっても実現でき
る。
【0015】図2は、空気動圧軸受によってロータをス
テータに支承するスピンドルモータにおいて、モータ停
止時の荷重を支える程度の弱い静圧をロータ又はロータ
側軸受部材に与える手段を備えた本発明に係るシャフト
固定型スピンドルモータの一実施例を示す。図2におい
て1はステータのベースプレート、2はステータのシャ
フトである。3はシャフト穴を有する円柱状部材で、そ
のシャフト穴にはシャフト2が圧入固着される。4は円
筒状部材で、円柱状部材3がミクロンオーダーの狭いす
きまを設けて挿入される。6はドーナツ盤状スラスト押
さえ部材である。7はロータの略カップ状ハブで、フロ
ッピーディスク等の回転体を外周面に支持する。ステー
タコイル8は円柱状部材3の上端に取り付けられ、ロー
タ磁石9はステータコイル8に対向した位置で略カップ
状ハブ7の内周面に配置して取り付けられている。円筒
状部材4は略カップ状ハブ7の内周面に固着されてい
る。また、ドーナツ盤状スラスト押さえ部材6は略カッ
プ状ハブ7の下端部に一体に形成されており、その下端
面はハブ7の下端面を構成している。
テータに支承するスピンドルモータにおいて、モータ停
止時の荷重を支える程度の弱い静圧をロータ又はロータ
側軸受部材に与える手段を備えた本発明に係るシャフト
固定型スピンドルモータの一実施例を示す。図2におい
て1はステータのベースプレート、2はステータのシャ
フトである。3はシャフト穴を有する円柱状部材で、そ
のシャフト穴にはシャフト2が圧入固着される。4は円
筒状部材で、円柱状部材3がミクロンオーダーの狭いす
きまを設けて挿入される。6はドーナツ盤状スラスト押
さえ部材である。7はロータの略カップ状ハブで、フロ
ッピーディスク等の回転体を外周面に支持する。ステー
タコイル8は円柱状部材3の上端に取り付けられ、ロー
タ磁石9はステータコイル8に対向した位置で略カップ
状ハブ7の内周面に配置して取り付けられている。円筒
状部材4は略カップ状ハブ7の内周面に固着されてい
る。また、ドーナツ盤状スラスト押さえ部材6は略カッ
プ状ハブ7の下端部に一体に形成されており、その下端
面はハブ7の下端面を構成している。
【0016】10はドーナツ盤状スラスト押さえ部材6
の下面、従ってロータのハブ7の下端面に設けられた静
圧受圧面、11は静圧受圧面10に弱い静圧を与える絞
りを有する放出口、12と13は放出口11に弱い静圧
空気を伝える導通路である。絞りを有する放出口11と
導通路12は、ベースプレート1に取り付けられてい
る。放出口11はシャフト2を中心にして対称に配置さ
れるもので、少なくとも2個設けられる。
の下面、従ってロータのハブ7の下端面に設けられた静
圧受圧面、11は静圧受圧面10に弱い静圧を与える絞
りを有する放出口、12と13は放出口11に弱い静圧
空気を伝える導通路である。絞りを有する放出口11と
導通路12は、ベースプレート1に取り付けられてい
る。放出口11はシャフト2を中心にして対称に配置さ
れるもので、少なくとも2個設けられる。
【0017】円柱状部材3と円筒状部材4とで構成され
たラジアル動圧軸受部において、円柱状部材3の外周面
には図3に示す如きラジアル動圧発生溝G1が形成さ
れ、且つ円筒状部材4の内周面は平滑面とされている。
またベースプレート1のスラスト押さえ部材6に対向す
る上面部分とスラスト押さえ部材6とで構成されたスラ
スト動圧軸受部において、ベースプレート1のスラスト
押さえ部材6に対向する上面部分には図4に示す如きス
ラスト動圧発生溝G2が形成され、且つドーナツ盤状ス
ラスト押さえ部材6の下面は平滑面とされている。
たラジアル動圧軸受部において、円柱状部材3の外周面
には図3に示す如きラジアル動圧発生溝G1が形成さ
れ、且つ円筒状部材4の内周面は平滑面とされている。
またベースプレート1のスラスト押さえ部材6に対向す
る上面部分とスラスト押さえ部材6とで構成されたスラ
スト動圧軸受部において、ベースプレート1のスラスト
押さえ部材6に対向する上面部分には図4に示す如きス
ラスト動圧発生溝G2が形成され、且つドーナツ盤状ス
ラスト押さえ部材6の下面は平滑面とされている。
【0018】図2のスピンドルモータは、その起動時と
停止時、及び定格回転時の動作は、図1のものと全く同
じであるので説明は省略するが、起動時に動圧軸受に接
触摺動は発生しない。
停止時、及び定格回転時の動作は、図1のものと全く同
じであるので説明は省略するが、起動時に動圧軸受に接
触摺動は発生しない。
【0019】図1及び図2のスピンドルモータにおいて
弱い静圧空気の供給源はファンモータであるとして説明
したが、これは静止時のモータの荷重は数10グラム程
度であり、この荷重を支えてロータを第2の所定位置に
保持するのに、小型ファンモータで充分に可能であるか
らである。しかし、静圧発生源としてはファンモータに
限定されないことは勿論である。
弱い静圧空気の供給源はファンモータであるとして説明
したが、これは静止時のモータの荷重は数10グラム程
度であり、この荷重を支えてロータを第2の所定位置に
保持するのに、小型ファンモータで充分に可能であるか
らである。しかし、静圧発生源としてはファンモータに
限定されないことは勿論である。
【0020】図8に、本発明に係るスピンドルモータS
Mを、回転体であるメディア15の駆動源としたハード
ディスク装置を示す。
Mを、回転体であるメディア15の駆動源としたハード
ディスク装置を示す。
【0021】
【発明の効果】本発明は、静圧軸受に用いられている2
〜3気圧の高圧空気でなく、静止時のモータの荷重を支
える程度の弱い静圧を、ロータ又はロータ側軸受に加え
てロータを第1の所定位置から僅かに上昇させた第2の
所定位置に保持するものであるが、起動時における動圧
軸受の接触摺動の発生を防止でき、従って装置の長寿命
化を達成できた。また静止時のモータの荷重を支える程
度の弱い静圧を発生する静圧発生源は、特別に設計製作
する必要はなく市販の小型ファンモータを用いることが
できるから、従来の静圧軸受を備えたスピンドルモータ
に比べると安価に製作できる。更に、絞りを有する放出
口、この放出口に静圧発生源からの静圧空気を伝える導
通路からなる静圧付与手段は構成が簡単なため、装置の
加工や組立が容易である。
〜3気圧の高圧空気でなく、静止時のモータの荷重を支
える程度の弱い静圧を、ロータ又はロータ側軸受に加え
てロータを第1の所定位置から僅かに上昇させた第2の
所定位置に保持するものであるが、起動時における動圧
軸受の接触摺動の発生を防止でき、従って装置の長寿命
化を達成できた。また静止時のモータの荷重を支える程
度の弱い静圧を発生する静圧発生源は、特別に設計製作
する必要はなく市販の小型ファンモータを用いることが
できるから、従来の静圧軸受を備えたスピンドルモータ
に比べると安価に製作できる。更に、絞りを有する放出
口、この放出口に静圧発生源からの静圧空気を伝える導
通路からなる静圧付与手段は構成が簡単なため、装置の
加工や組立が容易である。
【図1】本発明に係るシャフト回転型スピンドルモータ
の断面図である。
の断面図である。
【図2】本発明に係るシャフト固定型スピンドルモータ
の断面図である。
の断面図である。
【図3】ラジアル動圧発生溝の一例を示す図である。
【図4】スラスト動圧発生溝の一例を示す図である。
【図5】ステータコイルとファンモータの励磁回路図で
ある。
ある。
【図6】ステータコイルとファンモータの励磁の時間関
係を示す図である。
係を示す図である。
【図7】従来の空気動圧軸受を備えたスピンドルモータ
の断面図である。
の断面図である。
【図8】スピンドルモータを駆動源としたハードディス
ク装置の斜視図である。
ク装置の斜視図である。
1 ベースプレート 2 シャフト 3 円柱状部材 4 円筒状部材 5 スラスト部材 6 スラスト押さえ部材 7 ハブ 8 ステータコイル 9 ロータ磁石 10 静圧受圧面 11 絞りを有する放出口 12 導通路 13 導通路 14 動圧軸受用下カバー 15 メディア 16 電源 17 ファンモータ SM スピンドルモータ G1 ラジアル動圧発生溝 G2 スラスト動圧発生溝 SW1 ステータ用スイッチ SW2 ファンモータ用スイッチ
Claims (4)
- 【請求項1】 空気動圧軸受によってロータをステータ
に支承するスピンドルモータにおいて、静止時のモータ
の荷重を支える程度の弱い静圧をロータ又はロータ側軸
受部材に与える手段を備えたことを特徴とするスピンド
ルモータ。 - 【請求項2】 前記弱い静圧をロータ又はロータ側軸受
部材に与える手段を、前記ロータに固着された軸受部材
の下端面に形成された静圧受圧面と、前記ステータのベ
ースプレートに設けられた絞りを有する放出口と、及び
この絞りを有する放出口に外部からの弱い静圧空気を伝
える導通路とで構成したことを特徴とする請求項1の空
気動圧軸受を有するスピンドルモータ。 - 【請求項3】 前記弱い静圧をロータ又はロータ側軸受
部材に与える手段を、前記ロータに固着されたハブの下
端面に形成された静圧受圧面と、前記ステータのベース
プレートに設けられた絞りを有する放出口と、及びこの
絞りを有する放出口に外部からの弱い静圧空気を伝える
導通路とで構成したことを特徴とする請求項1の空気動
圧軸受を有するスピンドルモータ。 - 【請求項4】 空気動圧軸受によってロータをステータ
に支承するスピンドルモータであって静止時のモータの
荷重を支える程度の弱い静圧をロータ又はロータ側軸受
部材に与える手段を備えたことを特徴とするスピンドル
モータを、回転体の駆動源とする回転体装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9230470A JPH1169714A (ja) | 1997-08-13 | 1997-08-13 | スピンドルモータ、及びスピンドルモータを回転体の駆動源とする回転体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9230470A JPH1169714A (ja) | 1997-08-13 | 1997-08-13 | スピンドルモータ、及びスピンドルモータを回転体の駆動源とする回転体装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1169714A true JPH1169714A (ja) | 1999-03-09 |
Family
ID=16908335
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9230470A Pending JPH1169714A (ja) | 1997-08-13 | 1997-08-13 | スピンドルモータ、及びスピンドルモータを回転体の駆動源とする回転体装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1169714A (ja) |
-
1997
- 1997-08-13 JP JP9230470A patent/JPH1169714A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3466945B2 (ja) | 記録ディスク駆動用モータ及びこれを備えた記録ディスク駆動装置 | |
| JP3652875B2 (ja) | モータ | |
| JP3602732B2 (ja) | モータ | |
| JPH0460210A (ja) | スラスト動圧軸受の起動・停止装置 | |
| JP2003009462A (ja) | スピンドルモータ | |
| US5654597A (en) | Magnetic disk drive motor | |
| JP3184795B2 (ja) | スピンドルモータ、及びスピンドルモータを回転体の駆動源とする回転体装置 | |
| JP2005045868A (ja) | 振動モータ | |
| JPH1169712A (ja) | スピンドルモータ、及びスピンドルモータを回転体の駆動源とする回転体装置 | |
| JP3184787B2 (ja) | 空気動圧軸受、スピンドルモータ、及びスピンドルモータを回転体の駆動源とした回転体装置 | |
| JPH10108438A (ja) | スピンドルモータ | |
| JP2000215590A (ja) | ディスク駆動装置 | |
| JP3184789B2 (ja) | 動圧軸受を備えたモータ、及び該モータを駆動源とする回転体装置 | |
| JP4110605B2 (ja) | モータ | |
| JP2505004Y2 (ja) | 精紡機用高速回転装置 | |
| JP4351840B2 (ja) | 気体軸受装置 | |
| JPH03213715A (ja) | スラスト軸受 | |
| JPH09103043A (ja) | スリーブ軸受を備えたモータ | |
| JPH09219953A (ja) | スピンドルモータ | |
| JP2001065551A (ja) | 液体動圧軸受け、モータ、及び回転体装置 | |
| JPH05336693A (ja) | モータの回転軸受装置 | |
| JPH06141588A (ja) | センサレス多相直流モータの起動方法 | |
| JP2001045728A (ja) | 流体軸受モータ及びこれを用いたハードディスク駆動装置 | |
| JP2932344B2 (ja) | 回転電機 | |
| JPH01194832A (ja) | 動圧スピンドルモータ |