JPH1169842A - 駆動回路 - Google Patents

駆動回路

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JPH1169842A
JPH1169842A JP9229733A JP22973397A JPH1169842A JP H1169842 A JPH1169842 A JP H1169842A JP 9229733 A JP9229733 A JP 9229733A JP 22973397 A JP22973397 A JP 22973397A JP H1169842 A JPH1169842 A JP H1169842A
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Mitsuharu Tabata
光晴 田畑
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 常に正常に動作し、しかも安価な駆動回路を
得る。 【解決手段】 一端がブロックB22が出力する第2相
を受けて、他端がブロックB12内の制御回路K1の電
源端子に接続されたコンデンサC21と、一端がブロッ
クB12内の高電位側トランジスタQ1及び低電位側ト
ランジスタQ2の接続点へ接続され、他端がブロックB
12内の制御回路K1の電源端子へ接続されたコンデン
サC1を備えている。コンデンサC1に電荷が不足して
きても、コンデンサC21から電荷を補充できるので、
高電位側トランジスタQ1はオンすることができ、駆動
回路が常に正常に動作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、直流から複数相
の交流を生成してUPS(Uninterrupted PowerSuppl
y、無停電電源)あるいは回転機等の駆動対象に出力す
る駆動回路に関し、特にフルブリッジインバータ回路の
高電位側トランジスタの制御手段に電源を供給するブー
トストラップ回路の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は複数相の交流を生成して出力する
フルブリッジインバータ回路を含む従来の駆動回路のう
ち、一相に関わる部分を示す回路図である。
【0003】まず、従来の駆動回路の構成を説明する。
高電位側トランジスタ(IGBT、以下同じ)Q1は、
コレクタ端子が高電位V+へ接続され、エミッタ端子が
低電位側トランジスタQ2のコレクタ端子へ接続されて
いる。低電位側トランジスタQ2は、エミッタ端子が低
電位V−へ接続されている。高電位側トランジスタQ1
及び低電位側トランジスタQ2の接続点は出力端子OU
Tに接続されている。この高電位側トランジスタQ1及
び低電位側トランジスタQ2からなる部分はアーム回路
と称される。
【0004】フリーホイールダイオードF1は高電位側
トランジスタQ1のコレクタ端子・エミッタ端子間に接
続されている。制御回路K1の出力端子はゲート抵抗G
R1を介して高電位側トランジスタQ1のゲート端子へ
接続されている。
【0005】フリーホイールダイオードF2は低電位側
トランジスタQ2のコレクタ端子・エミッタ端子間に接
続されている。制御回路K2の出力端子はゲート抵抗G
R2を介して低電位側トランジスタQ2のゲート端子へ
接続されている。
【0006】制御回路K1のバイアス用端子は高電位側
トランジスタQ1及び低電位側トランジスタQ2の接続
点へ接続されている。制御回路K2のバイアス用端子は
低電位V−へ接続されている。
【0007】直流電源V1は、低電位側出力端子が低電
位V−に接続され、高電位側出力端子が制御回路K2の
電源入力端子と抵抗R1及びダイオードである整流手段
RECを介して制御回路K1の電源入力端子とに接続さ
れている。
【0008】コンデンサC1は、一端が整流手段REC
の出力端子と制御回路K1の電源入力端子との接続点に
接続され、他端が高電位側トランジスタQ1及び低電位
側トランジスタQ2の接続点に接続されている。コンデ
ンサC2は、一端が直流電源V1の低電位側出力端子と
制御回路K2の電源入力端子との接続点に接続され、他
端が低電位V−に接続されている。
【0009】従来の駆動回路の構成は、複数の図4に示
す構成が独立して設けられている。この種の従来の技術
には、例えば特開平8−103087号公報、特開平8
−294286号公報に開示の技術等がある。
【0010】次に、従来の駆動回路の動作を説明する。
まず、高電位側トランジスタQ1及び低電位側トランジ
スタQ2はそれぞれゲート電位がエミッタ電位より高い
ときコレクタ端子・エミッタ端子間が導通する。
【0011】フリーホイールダイオードF1及びフリー
ホイールダイオードF2はそれぞれフルブリッジ動作に
必要なために挿入されているもので、動作の説明は省略
する。
【0012】コンデンサC1は、ブートストラップ電源
として作用する。すなわち、例えば高電位側トランジス
タQ1、低電位側トランジスタQ2がそれぞれオン、オ
フすると高電位側トランジスタQ1のエミッタの電位は
上昇する。高電位側トランジスタQ1がオンするために
は、同トランジスタQ1のゲートの電位がエミッタの電
位より高くしなければならないため、同トランジスタQ
1のエミッタの電位が上昇するとともにゲートの電位も
上昇させなければならない。コンデンサC1は、高電位
側トランジスタQ1のエミッタの電位の上昇に伴って、
制御回路K1の電源入力端子の電位を上昇させる。この
コンデンサC1の作用によって、高電位側トランジスタ
Q1は、エミッタの電位の上昇に伴ってゲートの電位も
上昇するため、オンし続けることができる。このとき、
整流手段RECはコンデンサC1から直流電源V1側へ
の電流の逆流を防止する。
【0013】高電位側トランジスタQ1又は低電位側ト
ランジスタQ2がオンするように制御することをオン制
御、オフするように制御することをオフ制御と称する。
制御回路K1及びK2は、これらに与えられる駆動信号
に応じて駆動し、オン制御又はオフ制御を行う。
【0014】トランジスタQ1として用いられているI
GBTは絶縁ゲート型ではあるがコンデンサC1からゲ
ートに送られる電荷を寄生容量等によって消費すること
によって電力を消費し、コンデンサC1の電荷量が少な
くなると、ゲートの電位は低下する。
【0015】次に図5を用いて動作を説明する。t0〜
t1において、制御回路K1、制御回路K2はそれぞれ
オフ制御、オン制御を行っている。これによって、高電
位側トランジスタQ1、低電位側トランジスタQ2はそ
れぞれオフ、オンする。高電位側トランジスタQ1、低
電位側トランジスタQ2がそれぞれオフ、オンことによ
って出力端子OUTの電位が低電位V−へ近づくためコ
ンデンサC1は充電される。
【0016】次にt1〜t2において、制御回路K1、
制御回路K2はそれぞれオン制御、オフ制御を行う。こ
れによって高電位側トランジスタQ1、低電位側トラン
ジスタQ2はそれぞれオン、オフする。このとき、前述
したようにコンデンサC1よりなるブートストラップ電
源の作用によって、高電位側トランジスタQ1はそのエ
ミッタ電位が上昇してもオンし続けることができる。
【0017】このように、従来では制御回路K1に接続
されている電力供給用のコンデンサはコンデンサC1の
みである。制御回路K1はコンデンサC1によって電力
が供給されて駆動し、制御回路K2は直流電源V1によ
って電力が供給されて駆動する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】制御回路K1がオン制
御を行っている期間では、出力端子OUTの電位が高電
位V+へ近づいているため、コンデンサC1は充電され
ることはない。したがって、制御回路K1がオン制御を
行おうとする期間が図5のt4〜t6のように長くなる
と、高電位側トランジスタQ1等が電荷を消費すること
によってt4〜t6の途中でコンデンサC1に蓄電され
た電荷は減少し続け、ついには、高電位側トランジスタ
Q1のゲートの電位がエミッタの電位に対しオンするに
十分な電位を保てず、高電位側トランジスタQ1はオフ
し、従来の駆動回路は正常に動作しないという問題点が
ある。
【0019】容量の大きなコンデンサC1を用いてコン
デンサC1に充電される電荷量を大きくすることによっ
て、制御回路K1がオン制御を行う期間の途中でコンデ
ンサC1に蓄積された電荷が不足することを抑制するこ
とができる。しかし、一般に容量の大きなコンデンサは
高価なため、駆動回路が高価になるという問題点があ
る。
【0020】本発明はこれらの問題点を解決するために
なされたものであり、常に正常に動作し、しかも安価な
駆動回路を得ることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
課題解決手段は、直流から複数相の交流を生成して駆動
対象へ出力する駆動回路であって、高電位・低電位間に
直列に接続された高電位側トランジスタ及び低電位側ト
ランジスタ、前記高電位側トランジスタの制御端子に接
続されオン制御及びオフ制御を行うための第1制御手
段、前記低電位側トランジスタの制御端子に接続されオ
ン制御及びオフ制御を行うための第2制御手段を含み、
前記高電位側及び低電位側トランジスタの接続点の電位
を前記複数相のうちの一相として出力する第1ブロック
と、前記第1及び第2制御手段に電源を供給するための
電源回路とを備え、前記電源回路は前記第1制御手段に
接続されたブートストラップ回路を含み、前記ブートス
トラップ回路は、前記一相の出力点に一端が接続された
第1コンデンサと、前記一相と異なる少なくとも1つの
他相の出力点に一端が接続された少なくとも1つの第2
コンデンサとを備えた駆動回路。
【0022】本発明の請求項2に係る課題解決手段にお
いて、前記ブートストラップ回路は、前記第2コンデン
サの他端から前記第1コンデンサの他端方向へ電流の流
れを強制する整流手段をさらに備える。
【0023】本発明の請求項3に係る課題解決手段にお
いて、前記ブートストラップ回路は、前記第2コンデン
サの一端と前記他相の出力点との間に接続された抵抗を
さらに備える。
【0024】本発明の請求項4に係る課題解決手段は、
前記第1ブロックと同じ構成の第2ブロックをさらに備
え、前記第1ブロック内の第1制御回路は比較的低い周
波数で駆動され、第2ブロック内の前記第2制御回路は
比較的高い周波数で駆動される。
【0025】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は本発明の実施の形態1における駆
動回路を示す回路図である。実施の形態1の駆動回路
は、直流を交流へ変換するために用いられるフルブリッ
ジインバータ回路であり、駆動対象に供給される2つの
相を有する交流を生成して出力する。実施の形態1に適
用される2相用の駆動対象としてはUPS等がある。
【0026】まず、実施の形態1の駆動回路の構成を説
明する。実施の形態1の駆動回路は2つの相のうちの一
方の相に関わるブロックB11及びB12と他方の相に
関わるブロックB21及びB22と電源V1と電源V2
とを備えている。ブロックB11及びB21はそれぞれ
ブロックB12及びB22に制御用電源を供給するブロ
ックである。
【0027】実施の形態1では、ブロックB12及びブ
ロックB22のうち一方が第1ブロックであり、他方が
第2ブロックである。ブロックB11及びB21のそれ
ぞれはブートストラップ回路を含む電源回路を構成す
る。ブートストラップ回路は、ブロックB11について
は、ダイオードD1,D2よりなる整流手段REC、コ
ンデンサC1(第1コンデンサ)、C21(第2コンデ
ンサ)、抵抗R1、R21によって構成され、ブロック
B21についても同様である。
【0028】まず、実施の形態1の駆動回路の構成を説
明する。ブロックB11及びブロックB12内、並びに
ブロックB21及びブロックB22内の構成はそれぞれ
図4に示す構成と主として同様である。すなわち、高電
位側トランジスタQ1は、コレクタ端子が高電位V+へ
接続され、エミッタ端子が低電位側トランジスタQ2の
コレクタ端子へ接続されている。低電位側トランジスタ
Q2は、エミッタ端子が低電位V−へ接続されている。
高電位側トランジスタQ1及び低電位側トランジスタQ
2の接続点は出力端子OUTに接続されている。この高
電位V+・低電位V−間に直列に接続された高電位側ト
ランジスタQ1及び低電位側トランジスタQ2からなる
部分はアーム回路と称される。
【0029】フリーホイールダイオードF1は高電位側
トランジスタQ1のコレクタ端子・エミッタ端子間に接
続されている。制御回路K1の出力端子はゲート抵抗G
R1を介して高電位側トランジスタQ1のゲート端子
(制御端子)へ接続されている。
【0030】フリーホイールダイオードF2は低電位側
トランジスタQ2のコレクタ端子・エミッタ端子間に接
続されている。制御回路K2の出力端子はゲート抵抗G
R2を介して低電位側トランジスタQ2のゲート端子へ
接続されている。
【0031】制御回路K1のバイアス用端子は高電位側
トランジスタQ1及び低電位側トランジスタQ2の接続
点へ接続されている。制御回路K2のバイアス用端子は
低電位V−へ接続されている。
【0032】直流電源V1は、低電位側出力端子が低電
位V−に接続され、高電位側出力端子が制御回路K2の
電源入力端子と抵抗R1及び整流手段RECを介して制
御回路K1の電源入力端子とに接続されている。
【0033】コンデンサC1は、一端が整流手段REC
の出力端子と制御回路K1の電源入力端子との接続点に
接続され、他端が高電位側トランジスタQ1及び低電位
側トランジスタQ2の接続点に接続されている。コンデ
ンサC2は、一端が直流電源V1の低電位側出力端子と
制御回路K2の電源入力端子との接続点に接続され、他
端が低電位V−に接続されている。
【0034】さらに実施の形態1の駆動回路では、ブロ
ックB11内にコンデンサC21及び抵抗R21を備
え、ブロックB21内にコンデンサC12及び抵抗R1
2を備えている。
【0035】コンデンサC21は、一端が抵抗R21を
介してブロックB22内の高電位側トランジスタQ1及
び低電位側トランジスタQ2の接続点に接続され、他端
がダイオードD1及びダイオードD2の接続点に接続さ
れている。コンデンサC12は、一端が抵抗R12を介
してブロックB12内の高電位側トランジスタQ1及び
低電位側トランジスタQ2の接続点に接続され、他端が
ダイオードD1及びダイオードD2の接続点に接続され
ている。
【0036】ブロックB12内の出力端子OUT及びブ
ロックB22内の出力端子OUTは図示しない駆動対象
に接続されている。実施の形態1では、高電位側トラン
ジスタQ1及び低電位側トランジスタQ2はNチャネル
タイプのIGBTを用いる。
【0037】このように、実施の形態1の駆動回路は各
相について対称的に構成されている。
【0038】次に、実施の形態1の駆動回路の動作を説
明する。なお、実施の形態1の駆動回路は各相について
対称的に構成されているため、ブロックB11及びブロ
ックB12の動作とブロックB21及びブロックB22
の動作は同様である。したがって、ブロックB11及び
ブロックB12に着目して動作を説明する。
【0039】まず、高電位側トランジスタQ1及び低電
位側トランジスタQ2はそれぞれゲート電位がエミッタ
電位より高いときコレクタ端子・エミッタ端子間が導通
する。
【0040】高電位側トランジスタQ1又は低電位側ト
ランジスタQ2がオンするように制御することをオン制
御、オフするように制御することをオフ制御と称する。
制御回路K1及びK2は、これらに与えられる駆動信号
に応じて駆動し、オン制御又はオフ制御を行う。
【0041】フリーホイールダイオードF1及びフリー
ホイールダイオードF2はそれぞれフルブリッジ動作に
必要なために挿入されているもので、動作の説明は省略
する。
【0042】整流手段RECは直流電源V1から制御回
路K1方向のみに電流を流す。また、出力端子OUTの
電位が変化すると、この電位変化の交流成分は、ブロッ
クB11及びブロックB12においてコンデンサC21
を介して整流手段RECに流れ、ダイオードD2によっ
て整流されて制御回路K1やコンデンサC1へ流れる。
また、ダイオードD2がコンデンサC1の電荷がコンデ
ンサC21へ流出することを防止するため、コンデンサ
C1から制御回路K1へ供給される電荷が低減されるこ
とを防止できる。
【0043】抵抗R1及びR21のそれぞれは、コンデ
ンサC1及びC21に流れ込む電流の最大値を制限す
る。これによって、充電の際に大電流がコンデンサC1
及びC21に流れ込むことによって生じるノイズを低減
できるため、このノイズの影響による駆動回路の誤動作
を防止できる。
【0044】コンデンサC1は、従来の技術で述べたよ
うに、ブートストラップ電源として作用する。
【0045】次に図2を用いて動作を説明する。図2に
示すt2〜t6におけるブロックB12内のオン制御、
オフ制御は図5のt2〜t6に対応している。
【0046】まず、t2〜t3において、ブロックB1
2内の制御回路K1、制御回路K2はそれぞれオフ制
御、オン制御を行っている。これによって、ブロックB
12内の高電位側トランジスタQ1、低電位側トランジ
スタQ2はそれぞれオフ、オンする。ブロックB12内
の高電位側トランジスタQ1、低電位側トランジスタQ
2がそれぞれオフ、オンすることによってブロックB1
2内の出力端子OUTの電位が低電位V−へ近づくため
ブロックB11内のコンデンサC1は充電される。な
お、このコンデンサC1には、直流電源V1からの電荷
やコンデンサC21からの電荷が蓄電される。
【0047】次にt3〜t4において、ブロックB22
内の制御回路K1、制御回路K2はそれぞれオフ制御、
オン制御を行っている。これによって、ブロックB22
内の高電位側トランジスタQ1、低電位側トランジスタ
Q2はそれぞれオフ、オンする。ブロックB22内の高
電位側トランジスタQ1、低電位側トランジスタQ2が
それぞれオフ、オンすることによってブロックB22内
の出力端子OUTの電位が低電位V−へ近づくためブロ
ックB11内のコンデンサC21は電源V1によって充
電される。
【0048】次にt4〜t5において、ブロックB12
及びブロックB22内の制御回路K2はオフ制御を行
う。これによってブロックB12及びブロックB22内
の低電位側トランジスタQ2はオフする。またブロック
B12及びブロックB22内の制御回路K1はオン制御
を行う。これによってブロックB12及びブロックB2
2内の高電位側トランジスタQ1はオンする。このと
き、従来と同様に、コンデンサC1のブートストラップ
電源としての作用によって、高電位側トランジスタQ1
はそのエミッタ電位が上昇してもオンし続けることがで
きる。コンデンサC1の電荷が消費されるとコンデンサ
C1の電荷がダイオードD2を介して流れ込み補充され
る。すなわち、図2のt4〜t6のように、ブロックB
12内の制御回路K1がオン制御を長時間継続して行っ
ているときに、ブロックB22内の制御回路K2がオン
制御及びオフ制御を繰り返し行うことによって、コンデ
ンサC21が繰り返し充電されコンデンサC1に電力の
不足分を供給することができる。
【0049】この図2のように、ブロックB22内の制
御回路K2のオン制御・オフ制御の周波数がブロックB
12内の制御回路K1のオン制御・オフ制御の周波数よ
り高い制御には駆動対象がモータにおけるPWM制御法
がある。この制御法では、制御回路K1はオン制御を長
期間行い、ブロックB22内の制御回路K2が行うオン
制御・オフ制御によって低電位側トランジスタQ2を高
周波スイッチングすることによって、モータの制御上極
めて有効な結果を得られる場合がある。なお、ブロック
B22内の低電位側トランジスタQ2が高周波スイッチ
ングすればよく、ブロックB22内の高電位側トランジ
スタQ1は必ずしも高周波スイッチングする必要はな
い。
【0050】また、ブロックB22内の低電位側トラン
ジスタQ2が高周波スイッチングしてもブロックB22
内の出力端子OUTの電位は変化するとは限らない。こ
の理由は、例えばブロックB22内の高電位側トランジ
スタQ1が高周波スイッチングしないとき、ブロックB
22内の出力端子OUTが低電位V−の電位になった後
は駆動対象が出力端子OUTへ影響を及ぼすことによっ
て、低電位側トランジスタQ2が高周波スイッチングし
ても出力端子OUTの電位が変化しないことがあるから
である。しかし、ブロックB12内の出力端子OUTの
電位が低電位V−より非常に高い電位であって、かつブ
ロックB12内の制御回路K1がオン制御を行うときに
は、ブロックB12内の出力端子OUTからブロックB
22内の出力端子OUTへ駆動対象を介して電流が流れ
るため、ブロックB22内の出力端子OUTの電位が変
化し、この電位変化の交流成分は、コンデンサC21を
介して制御回路K1へ流れる。したがって、ブロックB
12内のQ1がオン制御を長期間行い、ブロックB22
内の低電位側トランジスタQ2が高周波スイッチングす
る期間において、コンデンサC21はコンデンサC1に
電力を補助的に供給することができる。
【0051】IGBTは、ゲート・エミッタ間電圧が変
化するとき寄生容量の充放電によって電力を消費する
が、ゲート・エミッタ間電圧が一定のときこの電力の消
費は殆どない。また、制御回路は、一般にオン制御から
オフ制御又はオフ制御からオン制御を行うときオン制御
又はオフ制御を保つときよりも電力を多く消費する。し
たがって、オン制御からオフ制御又はオフ制御からオン
制御を行うときよりもオン制御又はオフ制御を保つとき
の方が電力消費は少なくて済む。したがってコンデンサ
C21の補助があれば、制御回路K1がオン制御を長期
間行う場合に、コンデンサC1の電荷量を長期間維持す
るのは十分可能である。
【0052】このように、コンデンサC21はコンデン
サC1の補助的な役割を果たすため、コンデンサC21
の容量はコンデンサC1より大きくする必要はない。し
たがって、コンデンサC21は容量が小さい安価なもの
を適用できる。特にオン制御又はオフ制御を保つときの
制御回路K1の消費電力が少なくなるように設計してお
くことによって、コンデンサC21の容量はさらに小さ
いものを適用できる。
【0053】なお、ブロックB22内の低電位側トラン
ジスタQ2を高周波スイッチングする場合、例えば図2
のt2〜t4では、ブロックB12内のコンデンサC1
が充電されているためにブロックB22からブロックB
12へ電力の供給が不要であるが、ブロックB22から
ブロックB12へコンデンサC21を介して電力が無駄
に供給される。しかし、上述のように、コンデンサC2
1の容量は小さいものを適用すれば、コンデンサC21
が消費する無駄な電力を低減できる。
【0054】実施の形態2.図3は本発明の実施の形態
2における駆動回路を示す回路図である。実施の形態3
は3相を出力する駆動回路である。実施の形態2に適用
される3相用の駆動対象としては回転機等がある。
【0055】まず、実施の形態2の駆動回路の構成を説
明する。実施の形態2の駆動回路は、実施の形態1の駆
動回路に第3相に関わるブロックB31及びB32、コ
ンデンサC31、C32、C23、C13、抵抗R3
1、R32、R23、R13を加えたものである。
【0056】コンデンサC31は、一端が抵抗R31を
介してブロックB32内の高電位側トランジスタQ1及
び低電位側トランジスタQ2の接続点に接続され、他端
がダイオードD1及びダイオードD2の接続点に接続さ
れている。コンデンサC32は、一端が抵抗R32を介
してブロックB32内の高電位側トランジスタQ1及び
低電位側トランジスタQ2の接続点に接続され、他端が
ダイオードD1及びダイオードD2の接続点に接続され
ている。コンデンサC23は、一端が抵抗R23を介し
てブロックB22内の高電位側トランジスタQ1及び低
電位側トランジスタQ2の接続点に接続され、他端がダ
イオードD1及びダイオードD2の接続点に接続されて
いる。コンデンサC13は、一端が抵抗R13を介して
ブロックB12内の高電位側トランジスタQ1及び低電
位側トランジスタQ2の接続点に接続され、他端がダイ
オードD1及びダイオードD2の接続点に接続されてい
る。
【0057】ブロックB31及びB32のその他の内部
構成はブロックB11及びB12又はブロックB21及
びB22と同様である。
【0058】実施の形態2では、ブロックB12、ブロ
ックB22及びブロックB32のうちの特定の1つが第
1ブロックであり、他の特定の1つが第2ブロックであ
る。ブロックB11、B21及びB31のそれぞれはブ
ートストラップ回路を含む電源回路を構成する。ブート
ストラップ回路は、ブロックB11については、整流手
段REC、コンデンサC1(第1コンデンサ)、C21
(第2コンデンサ)、C31(他の第2コンデンサ)、
抵抗R1、R21、R31によって構成され、ブロック
B21及びB31も同様である。
【0059】このように、実施の形態2の駆動回路は各
相について対称的に構成されている。
【0060】次に、実施の形態1の駆動回路の動作を説
明する。各ブロック内の動作は、実施の形態1と同様で
ある。
【0061】例えば、第1相に関わるブロックB11及
びブロックB12に着目すると、ブロックB12内の制
御回路K1がオン制御を行っているとき、ブロックB2
2又はブロックB32の少なくとも一方の制御回路K2
がオン制御及びオフ制御を繰り返し行えば、コンデンサ
C31又はコンデンサC21の少なくとも一方から電力
が供給される。したがって、ブロックB12内の制御回
路K1に供給される電力は、実施の形態1よりも充分に
なる。
【0062】変形例.実施の形態1及び2ではそれぞれ
2相、3相の駆動回路に適用した場合を示したが、4相
以上の駆動回路に適用してもよい。
【0063】また、実施の形態2では、ある相に関わる
ブロックは、他の相に関わるブロック全てから電力が供
給されている。実施の形態2を含み3相以上の駆動回路
の場合、ある相に関わるブロックは、他の全ての相に関
わるブロック全てのうち少なくとも1つのブロックから
電力が供給されていてもよい。例えば、図3において、
コンデンサC21及び抵抗R21を省略してもよい。
【0064】また、実施の形態1及び2では、各相に関
わる複数のブロックはそれぞれ他の相に関わるブロック
から電力が供給されているが、少なくとも1つの相に関
わるブロックが他の相に関わるブロックから電力が供給
されていればよい。例えば、図3において、コンデンサ
C21、抵抗R21、コンデンサC31及び抵抗R31
を省略してもよい。
【0065】実施の形態1及び2では、IGBTを用い
たが、これに代えてバイポーラトランジスタ、MOSト
ランジスタを用いても良い。
【0066】
【発明の効果】本発明請求項1によると、第1コンデン
サによって電力が高電位側トランジスタへ第1制御手段
を介して供給されることによって高電位側トランジスタ
はオンすることができるが、第1コンデンサが電力を供
給できなくても、第2コンデンサから電力が供給される
場合があるため、高電位側トランジスタはオンすること
ができ、駆動回路が正常に動作することが図れ、容量の
大きい高価なコンデンサを電源回路に適用せずに済むと
いう効果を奏す。
【0067】本発明請求項2によると、第1コンデンサ
に充電された電荷が第2コンデンサに流れ込むことを防
止できるため、第1コンデンサから第1制御回路へ供給
される電荷が低減されることを防止できるという効果を
奏す。
【0068】本発明請求項3によると、充電の際に大電
流が第2コンデンサに流れ込むことによって生じるノイ
ズを低減できるため、駆動回路の誤動作を防止できると
いう効果を奏す。
【0069】本発明請求項4によると、第1ブロック内
の第1制御回路が高電位側トランジスタをオンさせてい
るときに第2ブロック内の第2制御回路が高周波で駆動
することによって第2ブロック内の出力点の電位が変動
する。これによって、第2ブロックから第1ブロック内
の高電位側トランジスタへ第2コンデンサを介して電力
を供給することができるという効果を奏す。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における駆動回路を示
す回路図である。
【図2】 本発明の実施の形態1における駆動回路の動
作の一例を説明するためのタイミングチャートである。
【図3】 本発明の実施の形態2における駆動回路を示
す回路図である。
【図4】 従来の駆動回路を示す回路図である。
【図5】 従来の駆動回路の動作の一例を説明するため
のタイミングチャートである。
【符号の説明】
K1,K2 制御回路、REC 整流手段。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流から複数相の交流を生成して駆動対
    象へ出力する駆動回路であって、 高電位・低電位間に直列に接続された高電位側トランジ
    スタ及び低電位側トランジスタ、前記高電位側トランジ
    スタの制御端子に接続されオン制御及びオフ制御を行う
    ための第1制御手段、前記低電位側トランジスタの制御
    端子に接続されオン制御及びオフ制御を行うための第2
    制御手段を含み、前記高電位側及び低電位側トランジス
    タの接続点の電位を前記複数相のうちの一相として出力
    する第1ブロックと、 前記第1及び第2制御手段に電源を供給するための電源
    回路と、を備え、 前記電源回路は前記第1制御手段に接続されたブートス
    トラップ回路を含み、 前記ブートストラップ回路は、 前記一相の出力点に一端が接続された第1コンデンサ
    と、 前記一相と異なる少なくとも1つの他相の出力点に一端
    が接続された少なくとも1つの第2コンデンサと、を備
    えた駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記ブートストラップ回路は、前記第2
    コンデンサの他端から前記第1コンデンサの他端方向へ
    電流の流れを強制する整流手段をさらに備えた請求項1
    記載の駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記ブートストラップ回路は、前記第2
    コンデンサの一端と前記他相の出力点との間に接続され
    た抵抗をさらに備えた請求項1又は2記載の駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記第1ブロックと同じ構成の第2ブロ
    ックをさらに備え、 前記第1ブロック内の第1制御回路は比較的低い周波数
    で駆動され、第2ブロック内の前記第2制御回路は比較
    的高い周波数で駆動される請求項1記載の駆動回路。
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