JPH1170031A - 車両用座席 - Google Patents

車両用座席

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JPH1170031A
JPH1170031A JP9249469A JP24946997A JPH1170031A JP H1170031 A JPH1170031 A JP H1170031A JP 9249469 A JP9249469 A JP 9249469A JP 24946997 A JP24946997 A JP 24946997A JP H1170031 A JPH1170031 A JP H1170031A
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義明 河合
Yoshitaka Ogimura
好孝 荻村
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則孝 春日井
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】座席の通気層に導入するエアの風向および風量
を制御する。 【解決手段】車両用座席9は、通気層22と外部のエア
吹き出し機構とを接続してエアの一部を通気層に導入す
る導入通路12を備える。導入通路には、可撓性ホース
30の入口側に、外部のエア吹出し口の形状に応じてこ
のエア吹出し口を覆って接続されるアダプタ31を、出
口側に通気層22の座り部側と背もたれ部側にそれぞれ
開口するコネクタ受入れ具33A、33Bに接続される
コネクタ32をそれぞれ設ける。コネクタ32とコネク
タ受入れ具33A、33Bとの接続時、コネクタとコネ
クタ受入れ具とを相対変位可能に調整して通気層22へ
導入されるエアを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用座席に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年では、エアコンディショナが取り付
けられた自動車が一般に普及している。エアコンディシ
ョナは、外気温に応じて車室内に冷気または暖気をエア
吹出し口から供給し、室内を適切な温度に保持するよう
にしている。また、車室内に設けられ座り部と背もたれ
部とからなる座席は、成型されたウレタンフォーム等の
弾力性を有するクッション部材の表面を、合成皮革ある
いは布等のシート状部材により覆って形成される。車両
に設けられたエアコンディショナは、エンジンを動力源
として動作するようになっているので、動作開始から室
内を適温とするまでには、エアコンディショナの能力、
外気温との温度差、室内の空間の大小、乗車人数等に左
右されはするものの、しばらく時間がかかる。このた
め、夏などに炎天下で太陽熱により熱せられた自動車に
乗り込むと、座席自体が蓄熱されて高温となっており、
座席の熱が身体に伝わったり、身体のうち座席に触れる
部分が汗でベとついたりして不快感を催すことがある。
【0003】このような不具合を解決するために、本出
願人は快適な座り心地を提供することができる車両用座
席を提案している(特願平8−284679号)。この
車両用座席は、エア吹き出し機構を備えた車両の座席に
おいて、座席の表面側に、非通気性部材からなる下層
と、この下層上面に取り付けられ内部にエアが流通可能
な空隙が形成されたエア流通部材からなる通気層と、こ
の通気層の上面を覆って取り付けられるとともに上記通
気層を外部と連通させる通気部が形成された上層からな
る各層を形成するとともに、上記通気層とエア吹き出し
機構のエア吹き出し口とを接続しエア吹き出し機構から
送出されるエアの一部を通気層に導入する導入通路(導
入ホース)を設けるようにしている。この導入通路は、
外部のエアを車両用座席の通気層に導くようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記導入通
路では、出口側は通気層の導入口に接続されているの
で、通気層への風量を調整するには、導入通路の途中に
風量調整弁を設ける必要がある。このため、導入通路の
長大化やコストアップを招くという問題がある。さら
に、通気層に導入されたエアの流れる方向が一定である
ため、所望の部分だけにきめ細かくエアを導入すること
が難しいという問題がある。
【0005】本発明は上記問題点を除くためになされた
もので、簡素な構造でエアシートへの風量の調整を容易
に行うことができ、しかも、エアシート内に導入される
エアの流れ方向をも自由に変えることができる車両用座
席を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る車両用座席
は、エア吹き出し機構を備えた車両の座席において、座
席の表面側に、非通気性部材からなる下層と、この下層
上面に取り付けられ内部にエアが流通可能な空隙が形成
されたエア流通部材からなる通気層と、この通気層の上
面を覆って取り付けられるとともに上記通気層を外部と
連通させる通気部が形成された上層とからなる各層を形
成するとともに、上記通気層とエア吹き出し機構のエア
吹き出し口とを接続しエア吹き出し機構から送出される
エアの一部を通気層に導入する導入通路を設け、この導
入通路を、可撓性ホースと、このホースの入口側端部に
取り付けられエア吹き出し機構のエア吹出し口をこのエ
ア吹出し口の形状に応じて覆って接続されるアダプタ
と、このホースの出口側端部に取り付けられたコネクタ
とから構成するとともに、通気層のエア導入口には、上
記コネクタが嵌挿されて接続されるコネクタ受入れ具を
設け、コネクタとコネクタ受入れ具との接続時、コネク
タとコネクタ受入れ具とを相対変位可能に調整して通気
層へ導入されるエアを制御するようにしたものである。
【0007】本発明に係る車両用座席では、コネクタと
コネクタ受入れ具との接続時、コネクタとコネクタ受入
れ具とを相対変位させると通気層へ導入されるエアが制
御されるようになっているので、通気層への風量の調整
を容易に行うことができ、しかも、通気層内に導入され
るエアの流れ方向をも自由に変えることができる。この
ため、利用者ごとに座席におけるエアの導入エリアと導
入量をきめ細かく調整することができるので、居住性能
が向上する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基いて本発明の実施
の形態について説明する。図1は本発明の一実施例に係
る車両用座席を示す斜視図、図2は図1の車両用座席を
一部破断して示す斜視図である。本発明の一実施例に係
る車両用座席10は、図1に示すように、例えば、エア
ーコンディショナ、送風機、ヒータ等の図示しない外部
のエア吹き出し機構を備えた自動車に設けられ、座席9
と、この座席9と外部のエア吹き出し機構とを接続する
導入ホース12とから構成される。座席9は、図2に示
すように、シートクッションフレーム4に座り部側のシ
ートパッド6が、シートバックフレーム5に背もたれ部
側のシートパッド7がそれぞれ取り付けられる。
【0009】ところで、座席9は、図2および図6に示
すように、塩化ビニール、レザー等の非通気性のシート
状部材からなる下層21と、この下層21上面に取り付
けられ内部にエアが流通可能な空隙が形成されたクッシ
ョン材からなる通気層22と、この通気層22の上面に
取り付けられ非通気部23と通気部24とがそれぞれ所
定の部位に形成された上層25とが一体に連続して形成
される。クッション材22は、弾力性を有しかつ折りた
たみ可能な所定の厚さを有する可撓性クッション部材
で、図6に示すように、ダブルパイル織編機によりプラ
スチック・モノフィラメント糸条をパイル糸のように織
り又は編み込んでハニカム構造に形成される。上層25
のうち、背もたれ部の上端および座り部の前端には、隙
間25A、25Bがそれぞれ形成され、これら隙間25
A、25Bは、利用者が座席9に着座しても接触あるい
は閉塞されることがなく、通気層22の内部と外部とを
連通するようになっている。上層25の通気部24は、
通気性を有する繊維布、または、メッシュ状の布からな
り、利用者が着座して接触する部位C1(太腿部、臀
部)、C2(背中部)にほぼ応じて形成される。本実施
例では、接触する部位C1、C2よりわずかに狭い範囲
に形成されている(通気部24は、図11の斜線部分で
示す。)。非通気部23は、断熱性を有するシート状部
材からなり、利用者が着座した際、腰部に対応する部位
に、すなわち、車両用座席9の座り部と背もたれ部との
間に沿って所定の長さを有して形成される。
【0010】ところで、導入ホース12は、図1に示す
ように、合成樹脂の素材を蛇腹状に成形した、可撓性を
有する伸縮可能なホース部30と、このホース部30の
入口側端部に取り付けられ外部のエア吹出し口を覆って
接続されるアダプタ31と、このホース部30の出口側
端部に取り付けられたコネクタ32とからなっている。
また、座席9には、座り部と背もたれ部との間の折曲さ
れる部位P1の両側に形成され通気層22に連通するエ
ア導入口に、コネクタ受入れ具33A、33Bが設けら
れる。コネクタ受入れ具33A、33Bは、図3に示す
ように、上記導入ホース12のコネクタ32が嵌挿され
て接続されるようになっている。
【0011】コネクタ受入れ具33A、33Bは、図
3、図5および図6に示すように、座席9の座り部側
(図3、図6および図7のA方向参照)のクッション材
22と背もたれ部側(図3、図6および図7のB方向参
照)のクッション材22とにそれぞれ開口する長孔3
4、35が座り部と背もたれ部との傾斜角度に応じて周
方向の所定位置に形成される小径筒部39を備えてい
る。また、コネクタ受入れ具33A、33Bは、図8に
示すように、この小径筒部39の外側に連続し、内周に
係合溝37(37A、37B、37C)が周方向所定位
置に形成された大径筒部36とからなっている。コネク
タ受入れ具33A、33Bの開口側には、コネクタ32
のコネクタ受入れ具33A、33Bに対する回動位置を
指し示す指示部(基準表示部)38が形成される。
【0012】コネクタ32は、図3、図5、図7および
図8に示すように、小径筒部39内に挿入されて回動自
在に摺動する半割状筒部40と、コネクタ受入れ具33
A、33Bの大径筒部36に対応して形成され、上記係
合溝37に弾撥係止される係止爪(係止部)41を有す
る筒状部42と、この筒状部42のホース部30側に形
成されコネクタ受入れ具33A、33Bの指示部38に
衝合される大径部43とから構成される。大径部43は
ホース部30に取り付けられた接続筒30Aに回動可能
に接続される。半割状筒部40は、コネクタ32がコネ
クタ受入れ具33A、33Bに挿入されて回動される
と、回動位置に応じて、長孔34、35のいずれか一方
を塞ぐか、あるいは両方の長孔34、35を開き、例え
ば、エアーコンディショナ、送風機、ヒータ等の図示し
ない外部のエア吹き出し機構から導入ホース12を介し
て導入される所定温度のエアを、座席9のクッション材
22の座り部側と背もたれ部側との少なくともいずれか
一方に選択的に導くようになっている。
【0013】筒状部42には、図3に示すように、係止
爪41の回りにL字状の切り込み溝44が形成され、係
止爪41が径方向に弾性変位するようになっている。係
止爪41は、コネクタ32がコネクタ受入れ具33A、
33Bに挿入されて回動されると、コネクタ受入れ具3
3A、33Bの大径筒部36内周に形成された係合溝3
7に嵌り込み、コネクタ32の回動を阻止すると共に、
抜け止めの機能をも果たすようになっている。コネクタ
32の大径部43には、図3、図7および図8に示すよ
うに、コネクタ32の所定の周方向位置を示す表示部4
4A、44B、44C(44Aの表示は、座席9の座り
部側へのエアの導入を、44Bの表示は、同じく背もた
れ部側へのエアの導入を、また、44Cは座り部側と背
もたれ部側への両方へのエアの導入をそれぞれ示す。)
が形成される。コネクタ32がコネクタ受入れ具33
A、33B内に挿入されて回動され、指示部38に所望
の表示部44A、44B、44Cを合致させると、半割
状筒部40が回動位置に応じて長孔34、35のうち所
定の長孔34、35を開放または閉塞し、係止爪41は
コネクタ受入れ具33A、33Bの係合溝37のうち、
表示部44A、44B、44Cにそれぞれ対応する係止
溝37A、37B、37Cのいずれかに嵌り込み、コネ
クタ32の回動を阻止するとともに、コネクタ32がコ
ネクタ受入れ具33A、33Bから抜け止めされるよう
になっている。
【0014】コネクタ受入れ具33A、33Bには、図
4に示すように、筒状の栓部材50が挿入され、座席9
の内部と外部との連通を遮断するようになっている。栓
部材50は、コネクタ受入れ具33A、33Bに挿入さ
れて長孔34、35を塞ぐとともに係合溝37に嵌合可
能な突部53を備えた小径筒部51と、小径筒部51の
外側に形成され指示部38に衝合される大径筒部52と
から構成される。この栓部材50は、座席9のコネクタ
受入れ具33A、33Bの一方に導入ホース12のコネ
クタ32を接続した際、座席9の通気層22内に導入さ
れたエアがコネクタ受入れ具33A、33Bの他方から
漏れないようにし、導入されたエアを所望のエア流れ方
向にバランス良く導くために、コネクタ受入れ具33
A、33Bの他方に装着される。
【0015】アダプタ31は、図9に示すように、ホー
ス部30に接続され拡開するエア取入れ口61を有する
基部60と、このエア取入れ口61に沿って揺動可能に
形成され図示しない外部のエア吹き出し機構のエア吹出
し口を覆う複数の貼付け片62A、62B、62C、6
2Dからなっている。貼付け片62A、62B、62
C、62Dは、内側に粘着材63が貼り付けられ、エア
吹出し口の形状や大きさに応じて、エア吹出し口の周囲
を取り囲み、エアを取り込むようになっている。貼付け
片62A、62B、62C、62Dは、例えば、このア
ダプタ31が車両に搭載されるエアコンディショナ等に
接続される場合、エアコンディショナのエア吹出し口を
完全に閉塞しなくても、すなわち、多少の隙間が生じて
もエアを効率よく導入ホース12側に取り込むようにな
っている。
【0016】次に、上記一実施例に係る車両用座席の作
用について説明する。まず、図10に示すように、図示
しない外部のエア吹き出し機構を備えた自動車の車内に
配置された座席9に、利用者が座り、この座席9のコネ
クタ受入れ具33A、33Bのいずれか一方に、導入ホ
ース12のコネクタ32を接続し、コネクタ受入れ具3
3A、33Bの他方に栓部材50を装着する。次に、図
示しない外部のエア吹き出し機構の、例えば、エアコン
ディショナのエア吹出し口のいずれか1つの周囲にアダ
プタ31の貼付け片62A、62B、62C、62Dを
貼り付け、エア吹出し口の1つを覆う。
【0017】そして、利用者はコネクタ32の大径部4
3を回してコネクタ受入れ具33A、33Bの指示部3
8に所望の表示部44A、44B、44Cを合致させ
る。例えば、指示部38に表示部44Aを合わせると、
半割状筒部40が長孔34を開く一方、長孔35を閉塞
し、その位置で、係止爪41は係合溝37Aに嵌り込ん
で、コネクタ32をコネクタ受入れ具33A、33Bに
対してロックする。次に、エンジンを始動し図示しない
外部のエア吹き出し機構を動作させると、エアコンディ
ショナのエア吹出し口から所定温度のエア(冷気または
暖気)が導入ホース12を介して座席9の通気層22の
うち、座り部側に導入される。そして、指示部38に表
示部44Bを合わせれば、半割状筒部40が長孔35を
開く一方、長孔34を閉塞し、係止爪41は係合溝37
Bに嵌り込むので、通気層22のうち背もたれ部側にエ
アが導入される。また、指示部38に表示部44Cを合
わせれば、半割状筒部40が長孔34、35の両方を開
くので、通気層22の座り部側と背もたれ部側の両方に
エアが導入されるようになっている。
【0018】このように、導入ホース12を介して座席
9の通気層22に導入されたエアは、座席9の座り部側
あるいは背もたれ部側の少なくともいずれか一方のクッ
ション材22の内部を通過し、通気部24側に流れ込ん
だエアは、身体の一部(背中部、または、太腿部および
臀部)に触れ、仕事を終えたエアは排気部25A,25
Bから排出される。このように、コネクタ32を所望の
回動位置に合わせて座席9の通気層22内を通過するエ
アの流れ方向を制御することができるようになってい
る。また、係止爪41を係合溝37に係合させないよう
にコネクタ32を回動させ、指示部38を各表示部44
A、44B、44C間に合わせることにより、長孔3
4、35の開口面積を調整し、座席9の通気層22に導
入されるエアの風量を制御することができるようになっ
ている。また、エア吹出し口の周囲にアダプタ31の貼
付け片62A、62B、62C、62Dを貼り付け、エ
ア吹出し口を覆うようにしているので、導入ホース12
のアダプタ31は、エア吹き出し口の形状や大きさに左
右されることなく、多種のエア吹出し口に対応できるよ
うになっている。このように、本実施例に係る車両用座
席では、簡素な構造で座席の通気層内に導入されるエア
の流れ方向を自由に変えることができるだけでなく、エ
アの風量もきめ細かく調整することができ、しかも、多
種の形状のエア吹出し口にも対応させることができるよ
うになっている。
【0019】図11は、上記車両用座席の変形例を示す
もので、座席209は、上層25の非通気部23のほぼ
中央に、下層21との間に通気性のクッション材22の
代わりに、非通気性のクッション材143を挟み入れて
非通気層を形成するようにしている。この非通気層14
3両側には、上下層間21、25間に通気性のクッショ
ン材22が介装され、座り部側の通気層22Aと背もた
れ部側の通気層22Bとの間を連通する連通路144、
145を形成している。このため、座席209にエアを
導入した際、腰部への導入エアの温度上の影響を完全に
排除することができる。
【0020】なお、上記実施例では、コネクタ受入れ具
の係合溝を周方向に所定間隔で3ヶ所形成しているが、
これに限られるものではなく、周方向に多数形成し、半
割状筒部40の周方向位置をきめ細かく設定し、長孔3
4、35の開口面積の設定ごとにロックさせるようにし
てもよい。さらに、上記実施例では、通気性のクッショ
ン材22の表面側に通気部24を設けているが、これに
限られるものではなく、クッション材22の表面側全面
を非通気性の薄いシートで構成し、エアを直接人体に触
れさせず、エアの温度がシートを介して人体に伝わるよ
うにしてもよい。その場合、腰部には断熱性の高い非通
気性部材を設けてもよい。また、エアコンディショナ等
の外部のエア吹き出し機構を使用しない場合、導入ホー
ス12を用いなくてもよいことはいうまでもない。さら
に、導入通路を、車両の床下に設け床に穿設した穴から
座席に接続するようにしてもよく、その場合、床上にホ
ースが現れることがないので、利用者の邪魔になること
がない。また、上記実施例では、コネクタ32をコネク
タ受入れ具33A、33Bに嵌挿して回動させ、回動位
置に応じてエアを制御するようにしているが、これに限
られるものではなく、コネクタとコネクタ受入れ具とを
軸方向に変位させ導入されるエアの風量の調整、エアの
流れ方向の調整を行うようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る車両用座
席によれば、エア吹き出し機構を備えた車両の座席にお
いて、座席の表面側に、非通気性部材からなる下層と、
この下層上面に取り付けられ内部にエアが流通可能な空
隙が形成されたエア流通部材からなる通気層と、この通
気層の上面を覆って取り付けられるとともに上記通気層
を外部と連通させる通気部が形成された上層とからなる
各層を形成するとともに、上記通気層とエア吹き出し機
構のエア吹き出し口とを接続しエア吹き出し機構から送
出されるエアの一部を通気層に導入する導入通路を設
け、この導入通路を、可撓性ホースと、このホースの入
口側端部に取り付けられエア吹き出し機構のエア吹出し
口をこのエア吹出し口の形状に応じて覆って接続される
アダプタと、このホースの出口側端部に取り付けられた
コネクタとから構成するとともに、通気層のエア導入口
には、上記コネクタが嵌挿されて接続されるコネクタ受
入れ具を設け、コネクタとコネクタ受入れ具との接続
時、コネクタとコネクタ受入れ具とを相対変位可能に調
整して通気層へ導入されるエアを制御したことにより、
簡素な構造で通気層内に導入されるエアの流れ方向を自
由に変えることができるだけでなく、通気層に導入され
るエアの風量も調整することができるので、居住性が向
上する効果がある。また、座席に予めエア導入流路が組
み込まれているため、導入通路を接続するだけで、外部
のエアを利用することができ、利便性が向上する。さら
に、外部に設けられた、タイプの異なる多種のエア吹出
し口に対応させることができるので、導入ホースの汎用
性を向上させ、コストダウンを図る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る車両用座席を示す斜視
図である。
【図2】図1の車両用座席の内部の構造を示す一部破断
斜視図である。
【図3】図1の車両用座席のコネクタとコネクタ受入れ
具を示す説明図である。
【図4】図1の車両用座席の栓部材を示す斜視図であ
る。
【図5】図1の車両用座席のコネクタとコネクタ受入れ
具とを接続した際の縦断面図である。
【図6】図1の車両用座席の構造を模式的に示す説明図
である。
【図7】図5のVII-VII 線に沿った縦断面図である。
【図8】図5のVIII-VIII 線に沿った縦断面図である。
【図9】図1の車両用座席のアダプタを示す斜視図であ
る。
【図10】図1の車両用座席に利用者が座った状態を示
す説明図である。
【図11】図1の車両用座席の変形例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
9 座席 12 導入ホース(導入通路) 21 下層 22 通気層 24 通気部 25 上層 30 ホース部(可撓性ホース) 31 アダプタ 32 コネクタ 33A、33B コネクタ受入れ具

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エア吹き出し機構を備えた車両の座席に
    おいて、座席の表面側に、非通気性部材からなる下層
    と、この下層上面に取り付けられ内部にエアが流通可能
    な空隙が形成されたエア流通部材からなる通気層と、こ
    の通気層の上面を覆って取り付けられるとともに上記通
    気層を外部と連通させる通気部が形成された上層とから
    なる各層を形成するとともに、上記通気層とエア吹き出
    し機構のエア吹き出し口とを接続しエア吹き出し機構か
    ら送出されるエアの一部を通気層に導入する導入通路を
    設け、この導入通路を、可撓性ホースと、このホースの
    入口側端部に取り付けられエア吹き出し機構のエア吹出
    し口をこのエア吹出し口の形状に応じて覆って接続され
    るアダプタと、このホースの出口側端部に取り付けられ
    たコネクタとから構成するとともに、通気層のエア導入
    口には、上記コネクタが嵌挿されて接続されるコネクタ
    受入れ具を設け、コネクタとコネクタ受入れ具との接続
    時、コネクタとコネクタ受入れ具とを相対変位可能に調
    整して通気層へ導入されるエアを制御することを特徴と
    する車両用座席。
  2. 【請求項2】 コネクタをホースとコネクタ受入れ具と
    に対して回動可能に設け、コネクタ受入れ具との接続
    時、コネクタの回動位置に応じてエアシートへ導入され
    るエアを制御することを特徴とする請求項1に記載の車
    両用座席。
  3. 【請求項3】 コネクタ受入れ具は、座席の座り部と背
    もたれ部との間の折曲される部位の両側に設けられ、一
    方のコネクタ受入れ具には、導入通路のコネクタが接続
    されるとともに、他方のコネクタ受入れ具には、通気層
    内外の連通を遮断する栓部材が取り外し可能に装着され
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用座
    席。
  4. 【請求項4】 コネクタは、コネクタ受入れ具との接続
    時、所定の回動位置でロックされることを特徴とする請
    求項2に記載の車両用座席。
  5. 【請求項5】 コネクタは、コネクタ受入れ具との接続
    時、回動位置に応じて外部から通気層への風量を調整可
    能にしたことを特徴とする請求項2または4に記載の車
    両用座席。
  6. 【請求項6】 コネクタは、コネクタ受入れ具との接続
    時、回動位置に応じて通気層内に導入されたエアの流れ
    る方向を変更可能にしたことを特徴とする請求項2、4
    または5に記載の車両用座席。
  7. 【請求項7】 コネクタ受入れ具を、座席の、座り部側
    のエア流通部材と背もたれ部側のエア流通部材とにそれ
    ぞれ開口する孔が形成された小径筒部と、この小径筒部
    の外側に連続し周方向の所定位置に係合部が複数形成さ
    れた大径筒部を有する筒状部材から構成するとともに、
    コネクタを、上記小径筒部内に嵌挿されて回動する半割
    状筒部と、上記大径筒部内に収容可能に形成され上記係
    合部に弾撥係止される係止部を有する筒状部と、この筒
    状部のホース側に形成されコネクタ受入れ具の大径筒部
    に衝合される大径部とから構成し、コネクタのコネクタ
    受入れ具への接続時、コネクタをコネクタ受入れ具に対
    して周方向の所定の位置に係止するとともに、コネクタ
    受入れ具からの抜け止めを図ることを特徴とする請求項
    2ないし6のうちいずれか1に記載の車両用座席。
  8. 【請求項8】 コネクタの大径部には、コネクタの所定
    の周方向位置を示す表示部が、コネクタ受入れ具の開口
    側には、コネクタのコネクタ受入れ具に対する回動位置
    を指し示す基準表示部がそれぞれ形成される特徴とする
    請求項7に記載の車両用座席。
  9. 【請求項9】 アダプタは、一端がホースに接続され他
    端が外側に向かって拡開するエア取入れ口を有する基部
    と、このエア取入れ口に沿って形成され外部のエア吹出
    し口周囲に貼付けられてこのエア吹出し口を覆う複数の
    貼付け片からなることを特徴とする請求項1に記載の車
    両用座席。
  10. 【請求項10】 上層の全面をエア流通部材と外部との
    連通を遮断する非通気性部材から構成したことを特徴と
    する請求項1に記載の車両用座席。
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EP2468569A1 (en) * 2010-12-23 2012-06-27 Chen-Chang Lin Ventilative car seat back

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