JPH1170187A - マルチピースソリッドゴルフボール - Google Patents

マルチピースソリッドゴルフボール

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JPH1170187A
JPH1170187A JP9234273A JP23427397A JPH1170187A JP H1170187 A JPH1170187 A JP H1170187A JP 9234273 A JP9234273 A JP 9234273A JP 23427397 A JP23427397 A JP 23427397A JP H1170187 A JPH1170187 A JP H1170187A
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intermediate layer
rubber
center
golf ball
solid golf
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JP9234273A
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Kazue Sugimoto
和重 杉本
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B37/00Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
    • A63B37/12Special coverings, i.e. outer layer material
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B37/00Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B37/00Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
    • A63B37/02Special cores
    • A63B37/08Liquid cores; Plastic cores
    • A63B2037/087Wound cores or layers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
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    • A63B37/007Characteristics of the ball as a whole
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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明により、マルチピースソリッドゴルフ
ボール、特に物性にばらつきの少ないマルチピースソリ
ッドゴルフボールを提供する。 【解決手段】 本発明は、センター(1)と該センター上
に形成された中間層(2)と該中間層を被覆するカバー(3)
とから成るマルチピースソリッドゴルフボールにおい
て、該中間層が1層以上のゴムを主成分とする層で構成
され、該中間層に用いるゴムがムーニー粘度25〜40ML
(1+4)100℃を有することを特徴とするマルチピースソリ
ッドゴルフボールに関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチピースソリ
ッドゴルフボール、特に物性にばらつきの少ないマルチ
ピースソリッドゴルフボールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ゴルフボールは糸巻きゴルフ
ボールとソリッドゴルフボールに大きく分けることがで
きる。一般アマチュアゴルファーのほとんどは、耐久
性、飛行性能に優れるソリッドゴルフボール、特にツー
ピースボールを好んで使用しているのが現状である。こ
れまでのツーピースゴルフボールといえば、耐久性や飛
行性能は優れるものの、打球感は硬いというのが一般的
であった。
【0003】しかし、ツーピースボールは、コアおよび
カバーの硬度を調節することで糸巻きゴルフボールのよ
うなソフトな打球感を得る努力がなされている。また、
コアやカバーを2層以上にして、糸巻きゴルフボールに
匹敵する、ソフトな打球感が得られるように改良されて
きた。このようなコアやカバーを2層以上にした構造の
ゴルフボールをマルチピースソリッドゴルフボールとい
う。
【0004】最近ではこのようなマルチピースソリッド
ゴルフボール、特にコアを2層にするか、カバーを2層
したスリーピースソリッドゴルフボールが次々と開発さ
れてきている。スリーピースソリッドゴルフボールに
は、ツーピースボールのコアに相当する部分を2層化し
た、2層コアスリーピースボールが提案されているが、
その製法の1例について説明する。
【0005】まず、2層コアのセンターとなる部分を加
硫成形した後、中間層となる部分をセンターの周りに被
覆し加硫成形する。そして得られたコアにカバーを被覆
することにより、スリーピースソリッドゴルフボールを
作製する。2層コアを作製する工程を更に詳細に説明す
ると、センターについては、所望の物性を有するように
配合したゴム組成物を適当な大きさのプラグとして、金
型に投入し球状に加硫成形する。中間層については、ま
ず2つの凹型半球状のキャビティーに、中間層となるゴ
ム組成物をプラグとして両方の金型に投入し、そのあと
雄型によりゴム組成物を押し込むことにより凹みをつ
け、片方の凹みにセンターを挿入した後、もう一方のキ
ャビティーを重ね合わせてセンターを包み込む。これを
加硫成形することにより、2層コアを作製する。
【0006】ここで、中間層ゴム組成物でセンターを上
下から包み込んだ際に、中間層ゴム組成物は未加硫であ
るため、センターを包み込んだ後しばらくは上下ゴムが
接着しているが、ゴムが縮もうとする性質から、接着面
から剥がれだし始める。このような状態のまま加硫プレ
スを行うと、中間層ゴムの剥がれた部分とセンターに対
してその反対側の部分とでは、中間層ゴムの厚さが不均
一となり、その結果センターが偏心することになる。セ
ンターの偏心は、ボール物性のばらつきを引き起こすた
め、そのような偏心はできる限り抑えることが必要であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来のマルチピースソリッドゴルフボールの有する問
題点を解決し、物性にばらつきの少ないマルチピースソ
リッドゴルフボールを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記目的を
達成すべく鋭意検討を行った結果、センター(1)と1層
以上のゴムを主成分とする中間層(2)とカバー(3)とから
成るマルチピースソリッドゴルフボールにおいて、上記
中間層に用いるゴムのムーニー粘度を特定範囲に設定す
ることにより、接着面の中間層ゴム剥がれを抑制し、セ
ンターの偏心を抑制して、物性にばらつきの少ないマル
チピースソリッドゴルフボールが得られることを見い出
し、本発明を完成するに至った。
【0009】即ち、本発明は、センター(1)と該センタ
ー上に形成された中間層(2)と該中間層を被覆するカバ
ー(3)とから成るマルチピースソリッドゴルフボールに
おいて、該中間層が1層以上のゴムを主成分とする層で
構成され、該中間層に用いるゴムがムーニー粘度25〜40
ML(1+4)100℃を有することを特徴とするマルチピース
ソリッドゴルフボールに関する。
【0010】ここで、「ムーニー粘度」とは、回転式可
塑度計の1種であるムーニー粘度計で測定される工業的
な粘度の指標であり、配合ゴム粘度の測定にゴム工業に
おいてよく用いられる。円筒形のダイスとその中央にお
いたロータによって形成される空隙に配合ゴムを密閉充
填し、試験温度100℃、予備加熱時間1分間、ロータの
回転時間4分間、回転数2rpmでロータを回転したとき
に生じるトルク値により得られる。単位記号としてML
(1+4)100℃、ここでMはムーニー粘度、Lはロータの形
状であり大ロータ(L形)を表し、(1+4)は予備加熱時間
1分間、ロータの回転時間4分間を表し、100℃は試験
温度を表す、を用いる(JIS K 6300)。
【0011】以下、本発明のマルチピースソリッドゴル
フボールをスリーピースソリッドゴルフボールを例にと
り、図1を参照して具体的に説明する。図1は本発明の
スリーピースソリッドゴルフボールの1つの態様の断面
概略図である。本発明のマルチピースソリッドゴルフボ
ールでは、センター(1)上に中間層(2)を形成し、該中間
層(2)上にカバー(3)を形成する。
【0012】図2は、2層コア部分の製造工程を模式的
に示した経路図である。図のように、まず(i)2つの金
型の凹型半球状のキャビティー(4)に、中間層となるゴ
ム組成物をプラグ(6)として金型に投入し、そのあと(i
i)雄型(5)によりゴム組成物を押し込むことにより凹み
をつけ、(iii)片方の凹みにセンター(1)を挿入した後、
(iv)もう一方のキャビティーを重ね合わせてセンターを
包み込む。本来ならば、この状態(v)のものを加硫工程
(vi)で加硫成形することにより、2層コアを作製する。
ところが、状態(v)において、センター(1)を中間層(2)
で上下から包み込んだ際に、中間層ゴムは未加硫である
ため、センターを包み込んだ後しばらくは中間層ゴムど
おしの境界面は密着しているが、その後ゴムの元の形に
戻ろうとする力のために、(vii)接着面から剥がれだし
始める(7)。このような状態のまま加硫プレスを行う
と、図3に示すように、中間層ゴムの剥がれた部分とセ
ンターに対してその反対側の部分とでは、中間層ゴムの
厚さが不均一となり、その結果センターが偏心すること
になる。センターの偏心は、ボール物性のばらつきを引
き起こす原因となる。
【0013】本発明では、このような中間層(2)にムー
ニー粘度25〜40ML(1+4)100℃を有するゴムを用いるこ
とにより、中間層ゴムどおしの密着性が大幅に改良さ
れ、接着面からの剥がれが全くなくなり、その結果、セ
ンターの偏心も抑えられ、物性のばらつきの少ないマル
チピースソリッドゴルフボールが得られるものである。
【0014】センター(1)および中間層(2)は、基本的
に、基材ゴム、架橋剤、不飽和カルボン酸の金属塩、必
要に応じて充填剤、老化防止剤等を含有するゴム組成物
を、加熱圧縮加硫することにより得られる。センター
(1)は、そのようなゴム組成物を、通常のソリッドセン
ターに用いられる方法、条件を用いて加熱圧縮加硫する
ことにより作製される。得られたセンター(1)上に、前
述の方法により、中間層(2)を形成する。本発明の中間
層(2)は2層以上の多層構造を有してもよい。
【0015】本発明のセンター(1)に用いられる基材ゴ
ムとしては、従来からソリッドゴルフボールに用いられ
ている天然ゴムおよび/または合成ゴムが用いられる。
特にシス-1,4-結合少なくとも40%以上、好ましくは80
%以上を有するいわゆるハイシスポリブタジエンゴムが
好ましい。ハイシスポリブタジエンゴムには、所望によ
り、天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレンポリブタ
ジエンゴム、エチレン-プロピレン-ジエンゴム(EPD
M)等を配合してもよい。
【0016】本発明の中間層(2)に用いられる基材ゴム
は、ポリブタジエンゴム、特にシス-1,4-結合80%以上
を有するいわゆるハイシスポリブタジエンゴムが好まし
いが、なかでも1,2-ビニル構造3.5%以下およびムーニ
ー粘度25〜40ML(1+4)100℃、好ましくは25〜35ML(1
+4)100℃を有するポリブタジエンゴムが最も好ましい。
ムーニー粘度が25ML(1+4)100℃よりも小さいと、ゴム
練り等の際の加工性が悪くなり、40ML(1+4)100℃より
大きいと、中間層ゴムどおしの密着性が悪く、センター
の偏心を引き起こす。また、1,2-ビニル構造が3.5%よ
りも大きいと中間層ゴムどおしの密着性が低下すると共
に、反発性能も低下する。
【0017】架橋剤には、有機過酸化物、例えばジクミ
ルパーオキサイドまたはt-ブチルパーオキサイドが挙げ
られ、ジクミルパーオキサイドが好適である。配合量は
基材ゴム100重量部に対して、センター(1)では0.5〜2.0
重量部、中間層(2)では1.0〜3.0重量部である。センタ
ー(1)での0.5重量部、中間層(2)での1.0重量部より少な
いと軟らかくなり過ぎて反発が悪くなり飛距離が低下す
る。センター(1)での2.0重量部、中間層(2)での3.0重量
部を越えると硬くなり過ぎ、打球感が悪くなる。
【0018】不飽和カルボン酸の金属塩は、共架橋剤と
して作用し、特にアクリル酸またはメタクリル酸等のよ
うな炭素数3〜8のα,β-不飽和カルボン酸の、亜鉛、
マグネシウム塩等の一価または二価の金属塩が挙げられ
るが、高い反発性を付与するアクリル酸亜鉛が好適であ
る。配合量は基材ゴム100重量部に対して、センター(1)
では15〜30重量部、好ましくは20〜30重量部であり、中
間層(2)では20〜35重量部、好ましくは25〜35重量部で
ある。センター(1)での30重量部、中間層(2)での20重量
部を越えると硬くなり過ぎて打球感が悪くなる。センタ
ー(1)での15重量部、中間層(2)での35重量部より少ない
と反発が悪くなり飛距離が低下する。
【0019】充填剤は、ゴルフボールのセンターに通常
配合されるものであればよく、例えば無機塩(具体的に
は、酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム)、高比
重金属粉末(例えば、タングステン粉末、モリブデン粉
末等)およびそれらの混合物が挙げられる。配合量はカ
バーおよびセンターの比重、大きさに左右され限定的で
はないが基材ゴム100重量部に対して、センター(1)では
3〜15重量部、好ましくは3〜10重量部であり、中間層
(2)では15〜50重量部である。センター(1)での3重量
部、中間層(2)での15重量部より少ないと、センターが
軽くなり過ぎてボールが軽くなり過ぎる。センター(1)
での15重量部、中間層(2)での50重量部を越えるとセン
ターが重くなり過ぎて、ボールが重くなり過ぎる。
【0020】更に本発明のゴルフボールのセンター(1)
および中間層(2)には、酸化防止剤またはしゃく解剤、
その他ソリッドゴルフボールのセンターの製造に通常使
用し得る成分を適宜配合してもよい。尚、酸化防止剤は
0.2〜1.5重量部が好ましい。
【0021】センターの外径は20〜35mm、好ましくは25
〜35mmである。20mmより小さいと中間層厚みが厚くなり
過ぎ、打球感が悪くなり、35mmより大きいと中間層の厚
みが薄くなり過ぎて中間層の効果が得られない。また、
中間層を形成後の直径は37〜40mmが好ましく、前述のよ
うにセンター直径が20〜35mmであることから、中間層の
厚さは1〜10mmとなり、好ましくは2〜8mmである。1
mmより小さいと中間層ゴムの密着が弱く、剥がれを発生
し易い。10mmより大きいと中間層が厚くなり過ぎ、打球
感が悪くなる。
【0022】次いで、上記中間層(2)上にはカバー(3)を
被覆する。本発明のゴルフボールはカバーはソリッドゴ
ルフボールのカバー材として通常使用されるエチレン-
(メタ)アクリル酸の共重合体中のカルボン酸の一部を
金属イオンで中和したアイオノマー樹脂、またはその混
合物が用いられる。上記の中和する金属イオンとして
は、アルカリ金属イオン、例えばNaイオン、Kイオン、
Liイオン等;2価金属イオン、例えばZnイオン、Ca
イオン、Mgイオン等;3価金属イオン、例えばAlイオ
ン、Ndイオン等;およびそれらの混合物が挙げられる
が、Naイオン、Znイオン、Liイオン等が反発性、耐
久性等からよく用いられる。アイオノマー樹脂の具体例
としては、それだけに限定されないが、ハイミラン155
7、1605、1652、1705、1706、1707、1855、1856(三井デ
ュポンポリケミカル社製)、IOTEC 7010、8000(エクソン
(Exxon)社製)等を例示することができる。
【0023】また、本発明において、上記カバー用組成
物には、主成分としての上記樹脂の他に必要に応じて、
硫酸バリウム等の充填剤や二酸化チタン等の着色剤や、
その他の添加剤、例えば分散剤、老化防止剤、紫外線吸
収剤、光安定剤並びに蛍光材料または蛍光増白剤等を、
ゴルフボールカバーによる所望の特性が損なわれない範
囲で含有していてもよいが、通常、着色剤の配合量は0.
1〜0.5重量部が好ましい。
【0024】本発明のカバーは、ゴルフボールのカバー
の形成に使用されている一般に公知の方法、例えば射出
成形、プレス成形等により形成される。カバー層の厚さ
は1〜3mmが好ましく、カバー層を被覆する際に通常、
ディンプルと呼ばれるくぼみを多数表面上に形成する。
本発明のゴルフボールは美観を高め、商品価値を上げる
ために、通常ペイント仕上げ、マーキングスタンプ等を
施されて市場に投入される。
【0025】
【実施例】本発明を実施例により更に詳細に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0026】センターの作製 以下の表1に示した配合のセンター用ゴム組成物を混練
し、150℃で30分間加熱プレスすることにより直径30mm
のセンターを得た。
【0027】
【表1】
【0028】(実施例1〜3および比較例1〜3)2層コアの作製(中間層の形成) 以下の表2に示す中間層用配合材料を混練し、図2に示
すように、コイン型のプラグに成形し、上記のようにし
て得られたセンターを包み込み、中間層を150℃で20分
間加硫することにより直径38.4mmの実施例1〜3および
比較例1〜3の2層コアを作製した。得られた2層コア
の接着面剥がれ発生数および加硫後の偏心度を測定し、
その結果を表4に示した。試験方法は後記の通り行っ
た。
【0029】
【表2】 中間層用配合 実 施 例 比 較 例 1 2 3 1 2 3 BR-18 (注1) − − − 100 − − BR-11 (注2) 75 − 50 − − 100 BR-10 (注3) 25 100 50 − − − BR-02LL (注4) − − − − 100 − アクリル酸亜鉛 30 30 30 30 30 30 酸化亜鉛 21 21 21 21 21 21 酸化防止剤 (注5) 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 ジクミルパーオキサイド 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 ゴムのムーニー粘度(注6) 39 27 35 60 27 53 [ML(1+4)100℃] 1,2-ビニル構造成分率(%) 2.5 2.6 2.4 2.1 4.0 2.1
【0030】(注1)〜(注4) 日本合成ゴム(株)製のブタ
ジエンゴムであり、以下の性質を有する。 ゴム ムーニー粘度 1,2-ビニル構造 [ML(1+4)100℃] (%) (注1)BR-18 60 1.9 (注2)BR-11 43 2.1 (注3)BR-10 27.5 2.6 (注4)BR-02LL 27.5 4.0 (注5) 吉富製薬(株)製のヨシノックス425 (注6) 実施例1および3のように、2種のゴムを用いる場合のムーニー粘度は 2種のゴムのみの混合物のムーニー粘度である。
【0031】ゴルフボールの作製(カバーの形成) 上記のように得られた2層コアの上に、以下の表3に示
すカバー用配合材料を射出成形により被覆し直径42.7mm
のゴルフボールを作製した。得られたゴルフボールの飛
行性能(ボール速度、打出角、飛距離および左右バラツ
キ)を測定し、その結果を表4に示した。試験方法は後
記の通り行った。
【0032】
【表3】 (注7)三井デュポンポリケミカル(株)製の亜鉛イオン中
和エチレン-メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂 (注8)三井デュポンポリケミカル(株)製のナトリウムイ
オン中和エチレン-メタクリル酸共重合体系アイオノマ
ー樹脂 (注9)三井デュポンポリケミカル(株)製のナトリウムイ
オン中和エチレン-メタクリル酸共重合体系アイオノマ
ー樹脂 (注10)三井デュポンポリケミカル(株)製の亜鉛イオン中
和エチレン-メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂
【0033】(試験方法) 接着面剥がれ発生数 得られた2層コアの中間層成形1時間後の接着面剥がれ
の有無を試料数n=30で調べた。 加硫後の偏心度 得られた2層コアを3軸方向からX線写真撮影し、次式
により各方向の偏心度を求め、3方向の内の最大偏心度
をそのコアの偏心度とした。 飛行性能 ツルーテンパー社製スイングロボットにウッド1番クラ
ブ(ドライバー)を取付け、得られたゴルフボール各8
個をヘッドスピード45m/秒で打撃し、ボール速度、打出
角、キャリー(落下点までの飛距離)および左右バラツ
キを測定し、平均値および幅を示した。左右バラツキ
は、スイングロボットの飛行方向を0とし、左へずれた
ときはマイナス、右へずれたときはプラスでずれた距離
(ヤード)を表した。
【0034】(試験結果)
【表4】 試験項目 実 施 例 比 較 例 1 2 3 1 2 3 接着面剥がれ発生数(n=30) 0 0 0 25 5 17 加硫後の偏心度(mm) 0.25 0.21 0.17 0.52 0.35 0.41 0.06 0.05 0.07 0.10 0.08 0.13 偏心度のばらつき 〜 〜 〜 〜 〜 〜 0.51 0.48 0.42 1.03 0.78 0.92 ボール速度 (平均値) 64.83 64.81 64.87 64.81 64.85 64.88 (m/秒) (幅) 64.70 64.68 64.74 64.52 64.67 64.59 〜 〜 〜 〜 〜 〜 64.92 64.89 64.93 64.94 64.93 64.96 (0.22) (0.21) (0.19) (0.22) (0.26) (0.32) 打出角 (平均値) 11.21 11.23 11.18 11.17 11.22 11.19 (度) (幅) 10.95 10.98 10.92 10.71 10.85 10.86 〜 〜 〜 〜 〜 〜 11.38 11.36 11.32 11.41 11.35 11.37 (0.43) (0.38) (0.40) (0.70) (0.50) (0.51) キャリー (平均値) 227.8 228.2 227.9 226.7 226.9 226.8 (ヤード) (幅) 226.5 226.8 226.9 223.4 224.8 224.5 〜 〜 〜 〜 〜 〜 229.1 229.5 229.1 229.8 229.1 229.5 (2.6) (2.7) (2.2) (6.4) (4.3) (5.0) 左右バラツキ (平均値) 0.1 0.4 -0.3 1.5 -0.6 1.1 (ヤード) (幅) -3.5 -3.1 -2.8 -7.1 -4.5 -6.8 〜 〜 〜 〜 〜 〜 2.2 2.1 1.7 8.5 3.7 7.6
【0035】以上の結果より、本発明の中間層に用いる
ゴムがムーニー粘度25〜40ML(1+4)100℃および1,2-ビ
ニル構造3.5%以下を有する実施例1〜3のゴルフボー
ルは、中間層成形品の中間層どおしの接着面の剥がれが
なく、2層コアにおけるセンターの偏心度が小さいこと
がわかる。これに対して、比較例1および比較例3では
中間層に用いるゴムのムーニー粘度が大きく、比較例2
では中間層に用いるゴムの1,2-ビニル構造が多いため、
接着面の剥がれが多く発生し、2層コアにおけるセンタ
ーの偏心度が大きいことがわかる。更に、実施例1〜3
のゴルフボールは、比較例1〜3のゴルフボールに比べ
て、ボール速度、打出角、キャリー(落下点までの飛距
離)および左右バラツキの値について全て幅が狭く、物
性のばらつきが少ないことがわかる。
【0036】
【発明の効果】本発明のマルチピースソリッドゴルフボ
ールは、中間層に用いるゴムが特定範囲のムーニー粘度
を有し、1,2-ビニル構造3.5%以下を有するように設定
することにより、接着面の中間層ゴム剥がれを抑制し、
センターの偏心を抑制して、物性にばらつきを少なくさ
せ得たものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のゴルフボールの断面概略図である。
【図2】 本発明のゴルフボールの2層コアの製造工程
を模式的に示した経路図である。
【図3】 センターが偏心したゴルフボールの断面概略
図である。
【符号の説明】
1 … センター 2 … 中間層 3 … カバー 4 … キャビティー 5 … 雄型 6 … プラグ 7 … 接着面の剥がれ 8 … 最大肉厚 9 … 最小肉厚

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センター(1)と該センター上に形成され
    た中間層(2)と該中間層を被覆するカバー(3)とから成る
    マルチピースソリッドゴルフボールにおいて、該中間層
    が1層以上のゴムを主成分とする層で構成され、該中間
    層に用いるゴムがムーニー粘度25〜40ML(1+4)100℃を
    有することを特徴とするマルチピースソリッドゴルフボ
    ール。
  2. 【請求項2】 前記中間層に用いるゴムの1,2-ビニル構
    造成分が全ゴム成分の3.5%以下である請求項1記載の
    マルチピースソリッドゴルフボール。
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