JPH1170447A - 工作物の面の研削方法 - Google Patents

工作物の面の研削方法

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JPH1170447A
JPH1170447A JP24594497A JP24594497A JPH1170447A JP H1170447 A JPH1170447 A JP H1170447A JP 24594497 A JP24594497 A JP 24594497A JP 24594497 A JP24594497 A JP 24594497A JP H1170447 A JPH1170447 A JP H1170447A
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JP
Japan
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grinding
grinding wheel
workpiece
working portion
movable plate
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JP24594497A
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English (en)
Inventor
Arihiro Kamamura
有宏 鎌村
Chuichi Sato
忠一 佐藤
Shinichi Takamura
信一 高村
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 回転する砥石車の端面を用いて工作物の面を
研削する際に高能率研削を実現させることができる工作
物の面の研削方法を提供する。 【解決手段】 回転軸13の回りに回転するカップ状の
砥石車14はその端面を用いて工作物11の面12を研
削する。際に、砥石車14の回転軸13を、砥石前部作
用部P側の最浅部aと砥石後部作用部Q側の最深部bと
の切り込み深さの差がhになるように工作物11の基準
平面の法線に対して砥石車後部作用部Q側に角度α傾斜
せしめ、砥石車前部作用部Pと砥石車後部作用部Qとへ
工作物11の研削除去作用を分配して、高能率研削を可
能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作物の面の研削
方法に関し、特に、回転するカップ状の砥石車の端面を
用いて工作物の面を研削する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の工作物の面の研削方法としては、
図10に示されるような従来の工作物の面の研削方法、
すなわち、工作物1の面2を回転軸3の回りに回転する
カップ状の砥石車4の端面を用いて研削する方法(カッ
プ研削方法)がある。図10において、工作物1は砥石
車4に対して図10中の矢印Aの方向に送られ、この場
合、工作物1の面2を良好に研削仕上げするためには砥
石車4の回転軸3と工作物1の基準平面とを互いに直角
にして研削を行う必要がある。この研削がなされた面2
は平面となり砥石車4の研削条痕は綾目状をなす(図1
0(b))。
【0003】また、一般に、上記カップ研削では、研削
熱の発生量が大きいことが問題になり、その原因は砥石
車4の端面が工作物1の面2に対して作用する際の摩擦
熱によるものと考えられている。従来の工作物の面の研
削方法では、通常、砥石車4の端面は当初平面に形成さ
れ研削中の摩耗作用により、図11に示すような内側ほ
ど突出した凸状推面となる。図11は、砥石車4の切り
込み深さtである場合の研削状態を示しており、この場
合、砥石車4の凸状推面は全域が工作物1との接触域を
構成し、該接触域は、主として研削作用が生じる研削作
用域(i)と、主として摩擦作用が生じる摩擦作用域
(ii)とを含む。研削作用域(i)は砥石車前部作用部
P側(図10(b))における砥石車4の端面外周部
に、摩擦作用域(ii)は砥石車4の端面内側に位置して
いる。研削作用は研削作用域(i)で主として行われ、
摩擦作用域(ii)ではほとんど行われず摩擦熱が発生す
る。
【0004】そこで、摩擦作用域(ii)を減らして摩擦
熱を減らす方法として、砥石車4をその回転軸3が砥石
車前部作用部P側に傾斜させる第1の従来技術、及び砥
石車4の端面にその周辺部ほど突出した凹状推面を形成
して砥石車4の端面内側における工作物1の面2との接
触面を減らす第2の従来技術が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1の従来技術のように、砥石車4をその回転軸3が工作
物1の砥石車前部作用部P側に傾斜させると、砥石車4
による工作物1の研削仕上げ面は凹状となり、その研削
条痕は筋条となり良好な仕上げ面を得ることができな
い。また、研削作用は砥石車4の砥石車前部作用部P側
でのみ行われ、砥石車4の砥石車俊部作用部Qでは行わ
れないため、研削能率が制限される。
【0006】一方、上記第2の従来技術のように、砥石
車4の端面に周辺部ほど突出した凹状推面を形成して砥
石車4の端面内側における工作物1の面2との接触面を
減らす方法では、研削された工作物1の面2は、研削条
痕が綾目となり良好な仕上げ面が得られるが、砥石車4
の磨耗、研削熱等により研削能率が制限される。この方
法は、一見砥石車4の端面の接触域の全体(図11にお
いてP及びQで示される部分)が有効に研削作用を行っ
ているようであるが、実際には研削作用の大部分は、砥
石車4の砥石車前部作用部P側で行われ、砥石車4の砥
石車後部作用部Q側ではわずかの除去作用しか行われ
ず、該P側とQ側とで研削作用がアンバランスとなり研
削能率が制限される。
【0007】以上の説明は工作物1の面2の平面研削の
例であるが、リングや円柱の端面研削の場合でも同様の
問題がある。
【0008】本発明は上記従来技術の問題点を解決する
ためになされたものであり、その目的は、回転する砥石
車の端面を用いて工作物の面を研削する際に高能率研削
を実現させることができる工作物の面の研削方法を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の工作物の面の研削方法によれば、回
転する砥石車の端面を用いて工作物の面を研削する工作
物の面の研削方法において、前記砥石車の回転軸を前記
工作物の基準平面の法線に対して砥石車後部作用部側に
傾斜させつつ前記砥石車の端面により前記工作物の面を
研削することを特徴とする。
【0010】請求項1記載の工作物の面の研削方法によ
れば、砥石車の回転軸を工作物の基準平面の法線に対し
て砥石車後部作用部側に傾斜させつつ砥石車の端面によ
り前記工作物の面を研削するので、砥石車前部作用部と
砥石車後部作用部とへ工作物の研削除去作用を分配させ
ることができ、回転する砥石車の端面を用いて工作物の
面を研削する際に高能率研削を実現させることができ
る。
【0011】また、上記のように研削された面は第1の
従来技術による方法と同じく工作物の仕上げ面は凹状と
なり、その研削条痕は筋状となる。そこでさらに、前記
回転軸を前記法線に対して垂直に保持しつつ前記砥石車
の端面によりさらに研削するのがよい。これにより、工
作物の面を高精度に研削仕上げできる。
【0012】上述の工作物の面の研削方法は、回転する
砥石車と、前記砥石車の端面で工作物の面を研削すべく
前記砥石車を支持する支持手段とを備える工作物の面の
研削装置において、前記支持手段は、前記砥石車の回転
軸が前記工作物の基準平面の法線に対して砥石車後部作
用部側に傾斜する第1姿勢と、前記回転軸が前記法線に
対して垂直になる第2姿勢とを選択的に執るように前記
砥石車を支持するように構成されていることを特徴とす
る工作物の面の研削装置により実施することができる。
【0013】前記アライメント手段は、前記工作物を支
持するベッドと、前記砥石車の端面で前記工作物の面を
研削すべく前記砥石車を支持する支持部材と、前記砥石
車が前記第1姿勢と前記第2姿勢とを選択的に執るよう
に前記支持部材と前記ベッドとをアライメントを行いつ
つ接続するアライメント機構とを備えているのがよい。
【0014】前記アライメント機構は、前記支持部材と
前記ベッドとを接続する板ばねと、前記砥石車が前記第
1姿勢を執るように前記支持部材の移動を規制すべく前
記ベッドに設けられた第1ストッパと、前記砥石車が前
記第2姿勢を執るように前記支持部材の移動を規制すべ
く前記ベッドに設けられた第2ストッパとを備えるのが
よい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0016】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態に係る工作物の面の研削方法の説明図で
あり、(a)は同方法で使用される砥石と工作物の縦断
面図であり、(b)は、同平面図であり、(c)は工作
物の研削された側の端面図である。同図において、工作
物11は直方体をなし、回転軸13の回りに回転するカ
ップ状の砥石車14は、その端面を用いて工作物11の
面12を研削する(カップ研削方法)。工作物11は砥
石車14に対して図1中の矢印Bの方向に送られる。砥
石車14は、その端面にその周辺部ほど突出した凹状推
面を形成して砥石車14の端面内側における工作物11
の面12との接触面を減らしている。また、砥石車14
は、砥石車前部作用部P側(図1(b))の最浅部aに
おいて切り込み深さhが、従来の場合に切り込み可能な
深さにほぼ等しい値、例えば2.5μmで工作物11の
面12を研削するように切り込み量が調節されている。
さらに、砥石車14の回転軸13は、砥石前部作用部P
側の最浅部aと砥石後部作用部Q側の最深部bとの切り
込み深さの差がhになるように工作物11の基準平面の
法線に対して砥石車後部作用部Q側に角度α、例えば
0.0014°傾斜せしめられる(D=100mm)。
角度αはα=tan-1(h/D)で表わされる。但し、
Dは砥石車14の外径である。これにより、工作物11
の全研削除去量の約半分が砥石車前部作用部Pで除去さ
れ、残りの半分が砥石車後部作用部Qで除去される。そ
の結果、砥石車前部作用部Pと砥石車後部作用部Qとで
工作物11の研削除去量を等しくすることができ、結果
として、1回で従来のほぼ倍の2hの深さの研削除去量
を得ることができる。
【0017】上記のように砥石車14の回転軸13を砥
石車後部作用部Q側に角度α傾斜させて研削した工作物
11の面12を研削面は凹状となり(図1(c))、そ
の研削条痕は筋条になる(図1(b))。往復で研削さ
せる場合、もどり時は従来並みの切り込み量hとする。
【0018】以上の研削(粗研削)を所定回数繰返して
完了した後、砥石車14の回転軸13を工作物11の基
準平面に垂直にして工作物11の面12を研削し高精度
に研削仕上げを行う。この場合、切り込み深さは必要最
小限の量であることは言うまでもない。
【0019】(第2の実施の形態)図2は、本発明の第
2の実施の形態に係る工作物の面の研削方法の説明図で
あり、(a)は同方法で使用される砥石と工作物の縦断
面端面図であり、(b)は同平面図であり、(c)は図
2(a)と直角方向に関する縦断面端面図である。同図
において、工作物21は軸方向に突出する鍔を外周部に
有すると共に中央部に切欠き孔を有するリング状をな
す。
【0020】図2おいて、回転軸23の回りに回転する
カップ状の砥石車24は、その端面を用いて工作物21
の端面22を研削する(カップ研削方法)。工作物21
は砥石車24に対して図2中の矢印Cの方向に回転して
送られる。砥石車24は、その端面にその周辺部ほど突
出した凹状推面を形成して砥石車24の端面内側におけ
る工作物21の端面22との接触面を減らしている。
【0021】さらに、砥石車24は図2(a)及び図2
(c)中矢印Dの方向へ送られて研削切り込みが与えら
れる。
【0022】例えば、上記砥石車24の送り速度が50
μm/secで、工作物21の回転送り速度が10rp
sであれば、砥石車前部作用部P’と砥石車後部作用部
Q’の合計切込深さは工作物回転1回当り5μmとな
る。
【0023】さらに、砥石車24の回転軸23は、砥石
車前部作用部P’側の(r0+r1)/2上の部分a’
と砥石後部作用部Q’側の半径(r0+r1)/2上の
部分b’との切り込み深さの差がh’(図示せず)にな
るように工作物21の基準平面の法線に対して砥石車後
部作用部Q側に角度α’、例えば0.0033°傾斜せ
しめられる(図2(c))。角度α’はα’=tan-1
(h’/Dsinβ)で表わされる。但しDは砥石車2
4の外径であり、βは、砥石車24の回転中心Rに関し
て砥石車前部作用部P’側の部分a’と砥石車後部作用
部Q’側の部分b’とがなす開き角の半分である(図2
(b))。本実施の形態では、h’=2.5μm,D=
50mm,β=60°の場合、α’=0.0033°と
なる。
【0024】上記構成により、工作物21の全研削除去
量の約半分(ほぼ、従来技術により研削除去可能な量に
等しい量)が砥石車前部作用部P’で除去され、残りの
半分が砥石車後部作用部Q’で除去され、砥石車前部作
用部P’と砥石車後部作用部Q’とへ工作物21の研削
除去作用を分配することができ、すなわち、工作物21
の回転送り速度を一定とした場合、矢印D方向の送り速
度を従来のほぼ倍に設定でき、高能率研削を実現させる
ことができる。
【0025】上記のように砥石車24の回転軸23を砥
石車後部作用部Q’側に角度α’傾斜させて研削した工
作物21の面22を研削面は凹状となり、その研削条痕
は筋条になる(図2(b))。
【0026】該研削を完了した後、砥石車24の回転軸
23を工作物21の基準平面に垂直にして工作物21の
端面22を研削し高精度の研削仕上げを行う。この場
合、切り込み深さは必要最小限の量であることは言うま
でもない。
【0027】上記実施の形態は、軸方に突出する鍔を外
周部に有すると共に中央部に切欠き孔を有するリング状
の工作物21を対象としたが、鍔なしリング、又は円柱
状部材にも適用できる。
【0028】以下、上記研削方法を実施する装置の実施
の形態を図を参照しながら説明する。
【0029】図3及び図4は、それぞれ、本発明の第2
の実施の形態に係る工作物の面の研削方法を実施する研
削装置の構成を示す。同図において、工作物31は軸方
向に突出する鍔を外周部に有すると共に中央部に切欠き
孔を有するリング状をなし、主軸頭35に水平軸の回り
に回転自在に支持されている。主軸頭35はテーブル3
6を介してベッド37の上に載置されている。またテー
ブル36の上にはモータ38が載置されており、モータ
38と主軸頭35とはそれらのプーリ同士がベルトで連
結されている。これにより、工作物31はモータ38に
よりプーリ側から見て反時計回りに回転せしめられる。
【0030】一方、カップ状の砥石車34は、その端面
を用いて工作物31の端面32を研削すべく回転軸33
の回りに回転自在に砥石車軸頭39によって支持され、
且つ回転せしめられる。砥石車34は、その端面にその
周辺部ほど突出した凹状推面を形成して砥石車34の端
面内側における工作物31の端面32との接触面を減ら
している。砥石車軸頭39は後述するアライメント機構
41を介してテーブル40の上に載置されている。テー
ブル40はベッド37の上に載置されており、砥石車3
4を工作物31に対して切り込み動作を行わせる機能を
有する。
【0031】以下、図5及び図6を参照しながら、アラ
イメント機構41を詳細に説明する。図5は、アライメ
ント機構41の部分断面立面図であり、図6は、図5の
アライメント機構41のA−A線断面図である。
【0032】アライメント機構41は、砥石車34の回
転軸33が工作物31の基準平面の法線に対して砥石車
後部作用部Q’側に角度α’傾斜する第1姿勢と、該回
転軸33が該法線に対して垂直になる第2姿勢とを選択
的に執るようにテーブル40に対して砥石車軸頭39を
アライメントしつつ接続するアライメント機構としての
機能を有する。
【0033】具体的には、アライメント機構41は、砥
石車軸頭39を固定する可動板50と、テーブル40に
固定される固定板51と、可動板50の一端Jと固定板
51の一端Kとを接続する板ばね52と、可動板50の
他端Lと固定板51の他端Mとを接続する板ばね53
と、可動板51を上下方向に移動させるアクチュエータ
54とを主として備える。
【0034】板ばね52は可動板50の一端Jと固定板
51の一端Kにそれぞれボルトにて固定され、可動板5
0及び固定板51の全幅に対応する寸法の1枚の板ばね
であってもよく、互いに間隔を開けて配列された2枚の
板ばねであってもよい。同様に、板ばね53も可動板5
0の他端Lと固定板51の他端Mにそれぞれボルトにて
固定され、可動板50及び固定板51の全幅に対応する
寸法の1枚の板ばねであってもよく、互いに間隔を開け
て配列された2枚の板ばねであってもよい。
【0035】固定板51は、ストッパ55a及び55b
をその上面に有しており、可動板50を間に介してスト
ッパ55a及び55bの上方にストッパ56a及び56
bを有している。ストッパ55a及び55b及びストッ
パ56a及び56bの位置は以下の条件を満たすように
設定されている。
【0036】アクチュエータ54は、固定板51の下側
に取付けられた油圧シリンダ57と油圧シリンダ57内
を往復動するピストンを有するロッド58とを備えてい
る。ロッド58はピストンの反対側の端部に丸棒状のヘ
ッドを有している。ロッド58は固定板51を貫通して
前記ヘッドは可動板50に形成された空所に係合してい
る。これにより、アクチュエータ54の作動によりロッ
ド58を下方に移動させると、板ばね52,53が図5
の実線位置に移動して可動板50はストッパ55a及び
55bとの当接位置(図6(a))に位置決めされ、そ
の結果、砥石車34の回転軸33が工作物31の基準平
面の法線に対して砥石車後部作用部Q’側に角度α’傾
斜する第1姿勢を執る。
【0037】一方、アクチュエータ54を作動させてロ
ッド58を上方に移動させると、板ばね52,53が図
5の二点鎖線位置に移動して可動板50はストッパ56
a及び56bとの当接位置(図6(b))に位置決めさ
れ、その結果、砥石車34の回転軸33が工作物31の
基準平面の法線に対して垂直になる第2姿勢を執る。
【0038】図5で、可動板50に載置された砥石軸頭
39が支持する砥石車34の工作物31に対する研削点
Oが、点L及び点L’の中点と点Mとの延長線上にあ
り、且つ点J及び点J’の中点と点Kとの延長線上にあ
るように板ばね52,53の長さをそれぞれ決定すれ
ば、可動板50は研削点Oの回りで回転するので、該研
削点Oは工作物31に対して移動することはない。
【0039】したがって、可動板50をストッパ55a
及び55bとの当接位置(図6(a))に位置決めして
粗研削を行った後、可動板50をストッパ56a及び5
6bとの当接位置(図6(b))に位置決めして研削仕
上げを行うことができる。
【0040】具体例としては、研削切り込み代として1
80μmの場合、粗研削のときは、工作物回転1回当た
り5μmの深さ方向切り込み速度で切り込み量150μ
mまで研削し、仕上げ研削のときは、工作物回転1回当
たり2.5μmの深さ方向切り込み速度で切り込み量3
0μmまで研削することができる。これを従来技術と比
べると、大部分を占める粗研削の深さ方向切り込み速度
をほぼ倍増することができるので、研削能率を向上させ
つつ研削仕上げの精度も確保することができる。
【0041】以下、図7を参照しながら、アライメント
機構41の第1の変形例を詳細に説明する。図7は、ア
ライメント機構41の第1の変形例の立面図である。
【0042】本変形例は、以下の点以外は上記アライメ
ント機構41(図5)と同じであり、同じ構成要素には
同じ参照番号を付して説明を省略する。すなわち、本変
形例に係るアライメント機構41は、板ばね53が設け
られておらず板ばね52のみが設けられており、ストッ
パ55は、砥石車34の回転軸33が工作物31の基準
平面の法線に対して砥石車後部作用部Q’側に角度α’
傾斜する第1姿勢を執るように可動板50の傾きを規定
すべく上面がα’の傾斜をなしており、ストッパ56
は、該回転軸33が該法線に対して垂直になる第2姿勢
を執るように可動板50の傾きを規定すべく下面が水平
面をなしている。
【0043】これにより、アクチュエータ54の作動に
よりロッド58を下方に移動させると、板ばね52が図
7の実線位置に移動して可動板50はストッパ55との
当接位置に位置決めされ、その結果、砥石車34の回転
軸33が工作物31の基準平面の法線に対して砥石車後
部作用部Q’側に角度α’傾斜する第1姿勢を執る。
【0044】一方、アクチュエータ54の作動させてロ
ッド58を上方に移動させると、板ばね52が図7の二
点鎖線位置に移動して可動板50はストッパ56との当
接位置(図7)に位置決めされる。その結果、砥石車3
4の回転軸33が工作物31の基準平面の法線に対して
垂直になる第2姿勢を執る。
【0045】以下、図8及び図9を参照しながら、アラ
イメント機構41の第2の変形例を詳細に説明する。図
8は、アライメント機構41の第2の変形例の正面図で
あり、図9は、図8のアライメント機構41の側面図で
ある。
【0046】本変形例は、以下の点以外は上記アライメ
ント機構41(図5)と同じであり、同じ構成要素には
同じ参照番号を付して説明を省略する。すなわち、本変
形例に係るアライメント機構41は、板ばね52,5
3、及びストッパ55a,55bが設けられておらず、
可動板50と固定板51との各一端が軸60によりピボ
ット式に連結されており、固定板51は、ストッパ55
a及び55bを他端においてその上面に有しており、可
動板50を間に介してストッパ55a及び55bの上方
にストッパ56a及び56bを有している。ストッパ5
5a及び55b及びストッパ56a及び56bは以下の
条件を満たす位置に設けられている。また、本変形例の
場合は、図4において、主軸頭35と主軸テーブル36
との間に主軸頭35を垂直方向に移動する移動機構(図
示せず)が設けられる。
【0047】これにより、アクチュエータ54の作動に
よりロッド58を下方に移動させると、可動板50はス
トッパ55bとの当接位置(二点鎖線で示される)に位
置決めされる。その結果、砥石車34の回転軸33が工
作物31の基準平面の法線に対して砥石車後部作用部
Q’側に角度α’傾斜する第1姿勢を執る。
【0048】一方、アクチュエータ54の作動させてロ
ッド58を上方に移動させると、可動板50はストッパ
56bとの当接位置(実線で示される)に位置決めされ
る。その結果、砥石車34の回転軸33が工作物31の
基準平面の法線に対して垂直になる第2姿勢を執る。
【0049】しかしながら、図8で、可動板50が第1
姿勢を執ったときにおける砥石車34の工作物31に対
する研削点O’が、可動板50が第2姿勢を執ったとき
における砥石車34の工作物31に対する研削点Oに対
してX軸方向にΔXだけ工作物31に遠ざかり、Y軸方
向にΔYだけ上がるという問題が生じる。
【0050】このため、ΔYのずれは上記移動機構を作
動させて主軸頭35、すなわち工作物31をΔYだけ上
げることにより、ΔXのずれはテーブル40を作動させ
て砥石車34を工作物31から近づけることにより相殺
する。
【0051】
【発明の効果】請求項1記載の工作物の面の研削方法に
よれば、砥石車の回転軸を工作物の基準平面の法線に対
して砥石車後部作用部側に傾斜させつつ砥石車の端面に
より前記工作物の面を研削するので、砥石車前部作用部
と砥石車後部作用部とへ工作物の研削除去作用を分配さ
せることができ、回転する砥石車の端面を用いて工作物
の面を研削する際に高能率を研削を実現させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る工作物の面の研削方
法の説明図であり、(a)は同方法で使用される砥石と
工作物の縦断面図であり、(b)は同平面図であり、
(c)は工作物の研削された側の端面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る他の工作物の面の研
削方法の説明図であり、(a)は同方法で使用される砥
石と工作物の縦断面端面図であり、(b)は同平面図で
あり、(c)は図2(a)と直角方向に関する縦断面端
面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を実施する研削装置
の平面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を実施する研削装置
の正面図である。
【図5】アライメント機構41の部分断面立面図であ
る。
【図6】(a)は、可動板50をストッパ55a及び5
5bとの当接位置に位置決めした場合の図5のアライメ
ント機構41のA−A線断面図であり、(b)は、可動
板50をストッパ56a及び56bとの当接位置に位置
決めした場合の図5のアライメント機構41のA−A線
断面図である。
【図7】アライメント機構41の第1の変形例の構成図
である。
【図8】アライメント機構41の第2の変形例の構成図
である。
【図9】図8のアライメント機構41の側面図である。
【図10】従来の工作物の面の研削方法の説明図であ
り、(a)は、同方法で使用される砥石と工作物の縦断
面図であり、(b)は同平面図である。
【図11】従来の工作物の面の研削方法で使用される砥
石車の説明図である。
【符号の説明】
11,21,31 工作物 12 面 13,23,33 回転軸 14,24,34 砥石車 22,32 端面 35 主軸頭 36,40 テーブル 37 ベッド 38 モータ 39 砥石車軸頭 41 アライメント機構 50 可動板 51 固定板 52,53 板ばね 54 アクチュエータ 55,56 ストッパ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する砥石車の端面を用いて工作物の
    面を研削する工作物の面の研削方法において、前記砥石
    車の回転軸を前記工作物の基準平面の法線に対して砥石
    車後部作用部側に傾斜させつつ前記砥石車の端面により
    前記工作物の面を研削することを特徴とする工作物の面
    の研削方法。
JP24594497A 1997-08-28 1997-08-28 工作物の面の研削方法 Pending JPH1170447A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001198780A (ja) * 2000-01-14 2001-07-24 Bando Kiko Kk ガラス板の皮膜層を除去する方法及びその装置並びにその装置を具備したガラス板加工装置
JP2007143192A (ja) * 2004-03-15 2007-06-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 弾性表面波デバイスの製造方法
KR100910916B1 (ko) 2006-12-29 2009-08-05 주식회사 실트론 실리콘 잉곳의 표면 가공방법
CN102172874A (zh) * 2010-12-23 2011-09-07 万向硅峰电子股份有限公司 一种单晶棒外圆的滚磨方法
JP2019038044A (ja) * 2017-08-22 2019-03-14 株式会社ディスコ 研削方法

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