JPH1170828A - 背後からの衝撃時に頸部を保護する装置が設けられた車両用座席 - Google Patents
背後からの衝撃時に頸部を保護する装置が設けられた車両用座席Info
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- B60N2/42—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles the seat constructed to protect the occupant from the effect of abnormal g-forces, e.g. crash or safety seats
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 背後から衝撃を受けた場合に頸部を保護する
装置を有する車両用空席を提供する。 【解決手段】 自動車用座席がその背もたれに強度部材
(9)を持ち、その部材には下側部分(10)にピボッ
トで取り付けられてヘッドレスト(5)を有する上側部
分(11)があり;強度部材のそれら2つの部分は、ロ
ック装置によってつながっており;該ロック装置は、そ
れら部分を一緒に保持し、背後から衝撃が加わった場
合、搭乗者の背中が強度部材の上側部分のスラスト部材
(22)にもたれかかった時に外れるような寸法となっ
ていることから、背もたれ強度部材の上側部分および背
もたれの正面の上側領域がヘッドレストとともに前方に
回転し;その動きはエネルギー吸収装置(14)によっ
てブレーキをかけられるようになっている。
装置を有する車両用空席を提供する。 【解決手段】 自動車用座席がその背もたれに強度部材
(9)を持ち、その部材には下側部分(10)にピボッ
トで取り付けられてヘッドレスト(5)を有する上側部
分(11)があり;強度部材のそれら2つの部分は、ロ
ック装置によってつながっており;該ロック装置は、そ
れら部分を一緒に保持し、背後から衝撃が加わった場
合、搭乗者の背中が強度部材の上側部分のスラスト部材
(22)にもたれかかった時に外れるような寸法となっ
ていることから、背もたれ強度部材の上側部分および背
もたれの正面の上側領域がヘッドレストとともに前方に
回転し;その動きはエネルギー吸収装置(14)によっ
てブレーキをかけられるようになっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、背後からの衝撃時
に頸部を保護する装置が設けられた車両用座席に関す
る。
に頸部を保護する装置が設けられた車両用座席に関す
る。
【0002】詳細には本発明は、ヘッドレストが上に取
り付けられ強度部材支持パッドがある背もたれを有して
なる車両用座席であって、前記背もたれは搭乗者の背中
を支えるよう設計された正面を有し;前記背もたれの強
度部材は、互いに関して移動可能な2つの部分から構成
されており、すなわち最初に下側部分が次に上側部分が
ヘッドレストを有するものであり;前記上側部分は下側
部分にピボットで取り付けられて、第1および第2の角
度位置の間で回転軸で回転し、それはそれぞれ下側部分
に対して行くかぎりの後方および前方に傾斜しており;
背もたれ自体の正面は2つの重なった領域を有してお
り、すなわち下側領域と上側領域を持ち、それらの領域
はそれぞれ、背もたれ強度部材の下側部分および上側部
分に固定されており;背もたれ強度部材の上側部分は前
記上側部分の回転軸の高さより下で背もたれに配置され
たスラスト部材を有していることで、車両に背後から衝
撃が加わった場合に、スラスト部材が背もたれのパッド
に押し込まれながら、搭乗者の背中が前記スラスト部材
に対して後方にもたれかかることによって、背もたれの
強度部材の上側部分がそれの第2の角度位置方向に移動
するようになっており;背もたれ強度部材の上側部分と
下側部分は、ロック装置によって相互に連絡していて、
該ロック装置が通常は上側部分の偶発的回転を防止する
ようになっており;前記ロック装置は、背後からの衝撃
があった場合に、背もたれの上側部分が第2の角度位置
になく、前記スラスト部材が所定の値を超えた後方への
力を受けた時に外れるようになっており;前記ヘッドレ
ストは背もたれの上側部分に取り付けられていて、背後
からの衝撃があった場合にその上側部分と同じ動きをす
るようになっている、車両用座席に関するものである。
り付けられ強度部材支持パッドがある背もたれを有して
なる車両用座席であって、前記背もたれは搭乗者の背中
を支えるよう設計された正面を有し;前記背もたれの強
度部材は、互いに関して移動可能な2つの部分から構成
されており、すなわち最初に下側部分が次に上側部分が
ヘッドレストを有するものであり;前記上側部分は下側
部分にピボットで取り付けられて、第1および第2の角
度位置の間で回転軸で回転し、それはそれぞれ下側部分
に対して行くかぎりの後方および前方に傾斜しており;
背もたれ自体の正面は2つの重なった領域を有してお
り、すなわち下側領域と上側領域を持ち、それらの領域
はそれぞれ、背もたれ強度部材の下側部分および上側部
分に固定されており;背もたれ強度部材の上側部分は前
記上側部分の回転軸の高さより下で背もたれに配置され
たスラスト部材を有していることで、車両に背後から衝
撃が加わった場合に、スラスト部材が背もたれのパッド
に押し込まれながら、搭乗者の背中が前記スラスト部材
に対して後方にもたれかかることによって、背もたれの
強度部材の上側部分がそれの第2の角度位置方向に移動
するようになっており;背もたれ強度部材の上側部分と
下側部分は、ロック装置によって相互に連絡していて、
該ロック装置が通常は上側部分の偶発的回転を防止する
ようになっており;前記ロック装置は、背後からの衝撃
があった場合に、背もたれの上側部分が第2の角度位置
になく、前記スラスト部材が所定の値を超えた後方への
力を受けた時に外れるようになっており;前記ヘッドレ
ストは背もたれの上側部分に取り付けられていて、背後
からの衝撃があった場合にその上側部分と同じ動きをす
るようになっている、車両用座席に関するものである。
【0003】このように、車両に背後からの衝撃が加わ
った場合に、背もたれの上側部分はヘッドレストと共に
前方に回転することで、 ・第1に、ヘッドレストが搭乗者の頸部の項部に近づい
てくることで、その項部を効果的に保持し、 ・第2に、背もたれの上側部分の後方傾斜が小さくなる
ことで、傾斜効果によって座っている搭乗者が上方に投
げ出される傾向が小さくなって、搭乗者の頸部の項部が
ヘッドレストより上の位置を取るのが防止される。
った場合に、背もたれの上側部分はヘッドレストと共に
前方に回転することで、 ・第1に、ヘッドレストが搭乗者の頸部の項部に近づい
てくることで、その項部を効果的に保持し、 ・第2に、背もたれの上側部分の後方傾斜が小さくなる
ことで、傾斜効果によって座っている搭乗者が上方に投
げ出される傾向が小さくなって、搭乗者の頸部の項部が
ヘッドレストより上の位置を取るのが防止される。
【0004】これによって、搭乗者が怪我をする危険性
が低下する。
が低下する。
【0005】
【従来の技術】WO−A−97/10117号明細書に
は、上記の種類の車両用座席の例が記載されている。
は、上記の種類の車両用座席の例が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そうではあっても当該
明細書に記載の座席は、背もたれの上側部分がそれの第
2の角度位置に達した時に、該上側部分の回転が突然止
まることで、座席の搭乗者が衝撃を受ける危険性が生じ
るという欠点を持っている。
明細書に記載の座席は、背もたれの上側部分がそれの第
2の角度位置に達した時に、該上側部分の回転が突然止
まることで、座席の搭乗者が衝撃を受ける危険性が生じ
るという欠点を持っている。
【0007】その欠点を軽減するべく上記の明細書で
は、背もたれの上側部分が前方に回転した後に、背もた
れ全体がバネによって保持されながら、後方に回転する
ようにしている。しかしながら、そのような配置とする
ことで、座席の装具がさらに複雑となり、さらには背も
たれ全体の後方回転によって、背もたれの後ろにいる搭
乗者が怪我をする危険性、あるいは硬く大きい物体が背
もたれの後ろに偶発的に来た場合には座席の使用者が怪
我をする危険性さえも生じる。
は、背もたれの上側部分が前方に回転した後に、背もた
れ全体がバネによって保持されながら、後方に回転する
ようにしている。しかしながら、そのような配置とする
ことで、座席の装具がさらに複雑となり、さらには背も
たれ全体の後方回転によって、背もたれの後ろにいる搭
乗者が怪我をする危険性、あるいは硬く大きい物体が背
もたれの後ろに偶発的に来た場合には座席の使用者が怪
我をする危険性さえも生じる。
【0008】そこで本発明の特定の目的は、これらの欠
点を軽減することにある。
点を軽減することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明によ
れば、対象とする種類の座席は本質的に、背後からの衝
撃があった場合に、角度位置全体で背もたれの強度部材
の上側部分の運動を停止させながら、前記上側部分がそ
れの第2の角度位置に移動するようにするエネルギー吸
収手段をさらに有することを特徴とする。
れば、対象とする種類の座席は本質的に、背後からの衝
撃があった場合に、角度位置全体で背もたれの強度部材
の上側部分の運動を停止させながら、前記上側部分がそ
れの第2の角度位置に移動するようにするエネルギー吸
収手段をさらに有することを特徴とする。
【0010】本発明の好ましい実施態様においては、以
下の配置の1以上を用いることができる。
下の配置の1以上を用いることができる。
【0011】・背もたれ強度部材の上側部分が下側部分
の上に取り付けられて、前方に回転するのと同時に上方
に移動する。
の上に取り付けられて、前方に回転するのと同時に上方
に移動する。
【0012】・背もたれ強度部材の上側部分が、前記ス
ラスト部材を構成する水平の下側横材を有するフレーム
の形態である。
ラスト部材を構成する水平の下側横材を有するフレーム
の形態である。
【0013】・ロック装置が、エネルギー吸収手段を有
する。
する。
【0014】・背後からの衝撃がない場合に、ロック装
置が、背もたれ強度部材の上側部分を、前記強度部材の
下側部分に対して第1の角度位置に保持する。
置が、背もたれ強度部材の上側部分を、前記強度部材の
下側部分に対して第1の角度位置に保持する。
【0015】・背もたれ強度部材の上側部分が、滑り路
を滑るピボットによって、前記強度部材の下側部分にピ
ボットで取り付けられ;前記滑り路の少なくとも一方
が、通常は第1末端で相当するピボットを保持するが、
背後からの衝撃があった場合には変形して、前記ピボッ
トが滑り路の第1末端から第2末端まで移動できるよう
にしながら、滑り路の前記第1末端および第2末端の間
でのピボットの行程を通じて滑り路が連続的に塑性変形
を受けるようになっている形状の第1末端と第2末端の
間で縦方向に延びている。
を滑るピボットによって、前記強度部材の下側部分にピ
ボットで取り付けられ;前記滑り路の少なくとも一方
が、通常は第1末端で相当するピボットを保持するが、
背後からの衝撃があった場合には変形して、前記ピボッ
トが滑り路の第1末端から第2末端まで移動できるよう
にしながら、滑り路の前記第1末端および第2末端の間
でのピボットの行程を通じて滑り路が連続的に塑性変形
を受けるようになっている形状の第1末端と第2末端の
間で縦方向に延びている。
【0016】・前記滑り路が、それの第1末端にある拡
大部分と、該拡大部分から前記滑り路の第2末端まで延
びる相対的に狭い部分とを有する溝によって形成されて
おり;前記の相対的に狭い部分は、背後からの衝撃があ
った場合に、相当するピボットが移動できるようにしな
がら、塑性変形するようになっている。
大部分と、該拡大部分から前記滑り路の第2末端まで延
びる相対的に狭い部分とを有する溝によって形成されて
おり;前記の相対的に狭い部分は、背後からの衝撃があ
った場合に、相当するピボットが移動できるようにしな
がら、塑性変形するようになっている。
【0017】・ロック装置が制御部材によって作動する
非可逆的制御機構であり;該制御機構は、前記背もたれ
強度部材の上側部分を、制御部材の駆動の関数として、
それの第1角度位置および第2角度位置の間で移動さ
せ、制御部材が駆動されていない時は背もたれ強度部材
の前記上側部分をロックするようになっている。
非可逆的制御機構であり;該制御機構は、前記背もたれ
強度部材の上側部分を、制御部材の駆動の関数として、
それの第1角度位置および第2角度位置の間で移動さ
せ、制御部材が駆動されていない時は背もたれ強度部材
の前記上側部分をロックするようになっている。
【0018】・前記制御機構が、一組の歯と噛み合う1
以上の回転駆動部材を有してなり;該駆動部材の一方と
前記一組の歯は、背もたれ強度部材の上側部分とつなが
っており、それの他方は前記強度部材の下側部分とつな
がっていることで、前記一組の歯に対する駆動部材の移
動によって、背もたれ強度部材の上側部分の傾斜が変わ
るようになっており;前記一組の歯は連続的に塑性変形
して、背後からの衝撃があった場合に、駆動部材が回転
することなく、前記一組の歯に沿って動くようにできる
ようになっており;そうして、前記一組の歯がエネルギ
ー吸収手段を構成している。
以上の回転駆動部材を有してなり;該駆動部材の一方と
前記一組の歯は、背もたれ強度部材の上側部分とつなが
っており、それの他方は前記強度部材の下側部分とつな
がっていることで、前記一組の歯に対する駆動部材の移
動によって、背もたれ強度部材の上側部分の傾斜が変わ
るようになっており;前記一組の歯は連続的に塑性変形
して、背後からの衝撃があった場合に、駆動部材が回転
することなく、前記一組の歯に沿って動くようにできる
ようになっており;そうして、前記一組の歯がエネルギ
ー吸収手段を構成している。
【0019】・背もたれ補強部材の上側部分が、滑り路
にスライド可能な形で受けられるピボットを介して前記
強度部材の下側部分にピボットで取り付けられ;1以上
のピボットが前記駆動部材を有し、前記一組の歯が相当
する滑り路に形成されている。
にスライド可能な形で受けられるピボットを介して前記
強度部材の下側部分にピボットで取り付けられ;1以上
のピボットが前記駆動部材を有し、前記一組の歯が相当
する滑り路に形成されている。
【0020】・背もたれ強度部材の上側部分が、滑り路
にスライド可能な形で受けられるピボットによって前記
強度部材の下側部分にピボットで取り付けられ;1以上
のピボットが1つの連結具に固定されており;該ピボッ
トの一方と相当する滑り路が背もたれ強度部材の上側部
分に固定され;それの他方が前記強度部材の下側部分に
固定され;前記連結具が、前記滑り路を含む背もたれ強
度部材の一部に対して、前記の非可逆的制御機構によっ
て移動可能であることから、連結具の移動に伴って滑り
路でのピボットの相当する移動も行われ;背後からの衝
撃があった場合に、連結具が塑性変形し得ることで、エ
ネルギー吸収手段を構成している。
にスライド可能な形で受けられるピボットによって前記
強度部材の下側部分にピボットで取り付けられ;1以上
のピボットが1つの連結具に固定されており;該ピボッ
トの一方と相当する滑り路が背もたれ強度部材の上側部
分に固定され;それの他方が前記強度部材の下側部分に
固定され;前記連結具が、前記滑り路を含む背もたれ強
度部材の一部に対して、前記の非可逆的制御機構によっ
て移動可能であることから、連結具の移動に伴って滑り
路でのピボットの相当する移動も行われ;背後からの衝
撃があった場合に、連結具が塑性変形し得ることで、エ
ネルギー吸収手段を構成している。
【0021】・制御機構が、前記連結具に相当する滑り
路を含む背もたれ強度部材部分で回転するよう取り付け
られた歯車を有してなり;該歯車は連結具に形成された
歯ざおと噛み合っている。
路を含む背もたれ強度部材部分で回転するよう取り付け
られた歯車を有してなり;該歯車は連結具に形成された
歯ざおと噛み合っている。
【0022】・前記連結具が、第1末端と第2末端の間
に延びる溝が設けられた1枚のシート状金属の形態のも
のであり;該溝は、第1の末端に拡大部分および該拡大
部分から溝の第2末端まで延びる相対的に狭い部分を有
し;連結具に固定されたピボットが前記拡大部分で実質
的に機能しておらず;前記溝は、少なくとも背もたれ強
度部材の上側部分が第1の角度位置にある時に、前記ピ
ボットが滑る滑り路に実質的に対応して配置されてお
り;前記溝は、背後からの衝撃があった場合に、背もた
れ強度部材の上側部分が第2の角度位置方向に移動する
時、連続的に塑性変形しながら、前記ピボットを溝の第
2末端方向に移動させることができるようになってい
る。
に延びる溝が設けられた1枚のシート状金属の形態のも
のであり;該溝は、第1の末端に拡大部分および該拡大
部分から溝の第2末端まで延びる相対的に狭い部分を有
し;連結具に固定されたピボットが前記拡大部分で実質
的に機能しておらず;前記溝は、少なくとも背もたれ強
度部材の上側部分が第1の角度位置にある時に、前記ピ
ボットが滑る滑り路に実質的に対応して配置されてお
り;前記溝は、背後からの衝撃があった場合に、背もた
れ強度部材の上側部分が第2の角度位置方向に移動する
時、連続的に塑性変形しながら、前記ピボットを溝の第
2末端方向に移動させることができるようになってい
る。
【0023】・非可逆的制御機構が、背もたれ強度部材
の下側部分が有し、背もたれの下側部分にピボットで取
り付けられて、背もたれの上側部分に蝶番で取り付けら
れた歯付き連結具と噛み合う歯車を駆動し;前記非可逆
的制御機構は、背後からの衝撃があった場合に、前記歯
車が所定の値を超える回転トルクを受けた時には必ず、
歯車を回転させることができるが制御部材で措置が行わ
れない場合はそれにブレーキをかけるようになってい
る。
の下側部分が有し、背もたれの下側部分にピボットで取
り付けられて、背もたれの上側部分に蝶番で取り付けら
れた歯付き連結具と噛み合う歯車を駆動し;前記非可逆
的制御機構は、背後からの衝撃があった場合に、前記歯
車が所定の値を超える回転トルクを受けた時には必ず、
歯車を回転させることができるが制御部材で措置が行わ
れない場合はそれにブレーキをかけるようになってい
る。
【0024】・前記非可逆的制御機構が歯車を有し;そ
の歯車は背もたれ強度部材の下側部分に取り付けられて
いて、前記下側部分にピボットで取り付けられている歯
付きカムを有しており;該カムは、背もたれ強度部材の
上側部分に固定された要素と接触するベアリング縁部を
有することで、前記上側部分を第2の角度位置方向のみ
に移動させることができるようになっており;背もたれ
強度部材の前記上側部分は、第1の角度位置方向に弾性
的に押し出されるようになっている。
の歯車は背もたれ強度部材の下側部分に取り付けられて
いて、前記下側部分にピボットで取り付けられている歯
付きカムを有しており;該カムは、背もたれ強度部材の
上側部分に固定された要素と接触するベアリング縁部を
有することで、前記上側部分を第2の角度位置方向のみ
に移動させることができるようになっており;背もたれ
強度部材の前記上側部分は、第1の角度位置方向に弾性
的に押し出されるようになっている。
【0025】・背もたれ強度部材の上側部分に固定され
た前記要素が、前記上側部分を、背もたれ強度部材の下
側部分にピボットで取り付けられた連結具とつないでい
る。
た前記要素が、前記上側部分を、背もたれ強度部材の下
側部分にピボットで取り付けられた連結具とつないでい
る。
【0026】・背もたれ強度部材の上側部分が、背後か
らの衝撃があった場合に、背もたれ強度部材の上側部分
が第2の角度位置方向に移動する際に加わる力に耐え、
その後衝撃のエネルギーの一部を吸収し続けながら部分
的に断裂するのに好適な寸法の断裂可能な金属シートに
よって、前記強度部材の下側部分とつながっている。
らの衝撃があった場合に、背もたれ強度部材の上側部分
が第2の角度位置方向に移動する際に加わる力に耐え、
その後衝撃のエネルギーの一部を吸収し続けながら部分
的に断裂するのに好適な寸法の断裂可能な金属シートに
よって、前記強度部材の下側部分とつながっている。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の他の特徴および利点は、
以下に記載される各種実施態様(本発明はそれに限定さ
れるものではない)についての以下の説明から、さらに
は添付の図を参照することにより明らかになる。これら
の図においては、同じ参照符号を用いて同一または類似
の要素を示してある。
以下に記載される各種実施態様(本発明はそれに限定さ
れるものではない)についての以下の説明から、さらに
は添付の図を参照することにより明らかになる。これら
の図においては、同じ参照符号を用いて同一または類似
の要素を示してある。
【0028】図1は、車両用座席1、特には自動車の前
部座席を示す図であり、その座席は第1に、車両の床3
上に取り付けられた座席プロパー(proper)2と、第2
に横方向水平軸X周囲で座席プロパー2にピボットで取
り付けられた背もたれ4を有するものである。
部座席を示す図であり、その座席は第1に、車両の床3
上に取り付けられた座席プロパー(proper)2と、第2
に横方向水平軸X周囲で座席プロパー2にピボットで取
り付けられた背もたれ4を有するものである。
【0029】背もたれ4には、パッド4aを有し、ヘッ
ドレスト5も有する金属製強度部材がある。背もたれ4
には、搭乗者の背中を支持するよう設計された正面部6
があり、該正面部自体が下側領域7と上側領域8に細分
され、以下に説明するように、車両が背後からの衝撃を
受けた場合にそれらの傾斜が変化し得るようになってい
る。
ドレスト5も有する金属製強度部材がある。背もたれ4
には、搭乗者の背中を支持するよう設計された正面部6
があり、該正面部自体が下側領域7と上側領域8に細分
され、以下に説明するように、車両が背後からの衝撃を
受けた場合にそれらの傾斜が変化し得るようになってい
る。
【0030】そのために、本発明の第1の実施態様につ
いて図2に示したように、背もたれの強度部材9は互い
に対して移動し得る2つの部分から構成されている。具
体的には、下側部分10が横方向軸X周囲で座席プロパ
ーにピボットで取り付けられていて、背もたれの正面の
下側領域7に固定されており、次に上側部分11が仮想
ピボット軸X’(図1)周囲で下側部分10にピボット
で取り付けられており、背もたれの正面の上側領域8に
固定されている。
いて図2に示したように、背もたれの強度部材9は互い
に対して移動し得る2つの部分から構成されている。具
体的には、下側部分10が横方向軸X周囲で座席プロパ
ーにピボットで取り付けられていて、背もたれの正面の
下側領域7に固定されており、次に上側部分11が仮想
ピボット軸X’(図1)周囲で下側部分10にピボット
で取り付けられており、背もたれの正面の上側領域8に
固定されている。
【0031】ここで検討している特定の例では、背もた
れ強度部材の下側部分10は、横軸X周囲で座席プロパ
ー2にピボットで取り付けられ、下側横材13によって
互いに連結されている2つの垂直側板12を有する。
れ強度部材の下側部分10は、横軸X周囲で座席プロパ
ー2にピボットで取り付けられ、下側横材13によって
互いに連結されている2つの垂直側板12を有する。
【0032】側板12は、背もたれの各側にある相当す
る位置に配置され、それぞれ個々の第1末端15から個
々の第2末端16まで上方向かつ後方に傾斜している個
々の下側溝14を有する。
る位置に配置され、それぞれ個々の第1末端15から個
々の第2末端16まで上方向かつ後方に傾斜している個
々の下側溝14を有する。
【0033】さらに2つの側板12は、背もたれの対向
する両側に互いに対応するよう配置され、それぞれが第
1末端18から第2末端19まで上方および前方に延び
ているそれぞれの上側溝17を有する。
する両側に互いに対応するよう配置され、それぞれが第
1末端18から第2末端19まで上方および前方に延び
ているそれぞれの上側溝17を有する。
【0034】背もたれ強度部材の上側部分11にはさら
に、管状部材などの金属断面部材がある。その部材は曲
がっていてU字形となっており、頂部横材20と若干後
方に湾曲している剛性の横材22によって底部末端近く
で互いに連結されている2個の側枝部21がある。
に、管状部材などの金属断面部材がある。その部材は曲
がっていてU字形となっており、頂部横材20と若干後
方に湾曲している剛性の横材22によって底部末端近く
で互いに連結されている2個の側枝部21がある。
【0035】横材22は、背もたれ4の内側に配置さ
れ、座席プロパー2よりわずかに高いが、背もたれ強度
部材の上側部分11における仮想ピボット軸X’より下
にある(図1参照)。
れ、座席プロパー2よりわずかに高いが、背もたれ強度
部材の上側部分11における仮想ピボット軸X’より下
にある(図1参照)。
【0036】さらに、強度部材の上側部分11に属する
各側枝部21は、 ・相当する下側溝14で係合し、通常は前記溝の第1末
端15にある下側ピボット23;ならびに ・相当する溝17に係合し、通常は前記溝の第1末端1
8にある上側ピボット24を有する。
各側枝部21は、 ・相当する下側溝14で係合し、通常は前記溝の第1末
端15にある下側ピボット23;ならびに ・相当する溝17に係合し、通常は前記溝の第1末端1
8にある上側ピボット24を有する。
【0037】最後に、背もたれの強度部材9はさらに、
通常は「第1の」角度位置と称される上記の位置に前記
強度部材の上側部分11を保持するロック装置も有す
る。
通常は「第1の」角度位置と称される上記の位置に前記
強度部材の上側部分11を保持するロック装置も有す
る。
【0038】有利には、図3に示したように、溝14お
よび17の少なくとも一方、例えば両方の下側溝14に
形成され、対応するピボット23と共動する上で役立つ
隆起部25によって構成することができる。
よび17の少なくとも一方、例えば両方の下側溝14に
形成され、対応するピボット23と共動する上で役立つ
隆起部25によって構成することができる。
【0039】各溝14の相対的に狭い部分29を規定す
る隆起部25は通常、ピボット23を溝14の第1端1
5に形成された拡大部分28に保持する上で役立つ(図
4)。
る隆起部25は通常、ピボット23を溝14の第1端1
5に形成された拡大部分28に保持する上で役立つ(図
4)。
【0040】しかしながら、車両が背後からの衝撃を受
けると、座席に座っている搭乗者の背中が、背もたれの
パッド4a中に押し込まれることで、横材22に対して
後方にもたれかかるようになる。
けると、座席に座っている搭乗者の背中が、背もたれの
パッド4a中に押し込まれることで、横材22に対して
後方にもたれかかるようになる。
【0041】背後からの衝撃が激しいものであれば、そ
のようにして搭乗者が横材22に対して加える力によっ
て、ピボット23が溝14の相対的に狭い部分29に入
り込み、前記ピボットが溝14の第2末端16の方向に
移動するに連れて、隆起部25を平らとする。同時に、
上側ピボット24は溝17の第2端19方向に移動す
る。
のようにして搭乗者が横材22に対して加える力によっ
て、ピボット23が溝14の相対的に狭い部分29に入
り込み、前記ピボットが溝14の第2末端16の方向に
移動するに連れて、隆起部25を平らとする。同時に、
上側ピボット24は溝17の第2端19方向に移動す
る。
【0042】背もたれ強度部材の下側部分10の横材1
3はかなり低い位置にあることで、上側部分11の動き
を妨害しないようになっているのがわかる。
3はかなり低い位置にあることで、上側部分11の動き
を妨害しないようになっているのがわかる。
【0043】これらの配置によって、衝撃のエネルギー
の一部は、隆起部25の破砕によって消散される。
の一部は、隆起部25の破砕によって消散される。
【0044】さらに背もたれ強度部材の上側部分11
は、上方に移動しながら前方に回転し(図示の例では、
上側部分11の回転軸X’が、この運動の際に上方に移
動する)、それに伴って背もたれの正面の上側領域8と
ヘッドレスト5も移動する。例えば、ヘッドレスト5は
この運動中、上方に約5cm〜10cm、前方に5cm
〜10cm移動し得る。
は、上方に移動しながら前方に回転し(図示の例では、
上側部分11の回転軸X’が、この運動の際に上方に移
動する)、それに伴って背もたれの正面の上側領域8と
ヘッドレスト5も移動する。例えば、ヘッドレスト5は
この運動中、上方に約5cm〜10cm、前方に5cm
〜10cm移動し得る。
【0045】そこで第1に、ヘッドレストはより高くな
り、搭乗者の頸部の項部により近いところまで行くこと
で、衝撃時に頸部をより良好に制止し、第2に、背もた
れの正面の上側領域8が相対的に小さい範囲で後方に滑
る限りにおいて、座席の搭乗者が飛び出し効果によって
上方に動く傾向が低下する。
り、搭乗者の頸部の項部により近いところまで行くこと
で、衝撃時に頸部をより良好に制止し、第2に、背もた
れの正面の上側領域8が相対的に小さい範囲で後方に滑
る限りにおいて、座席の搭乗者が飛び出し効果によって
上方に動く傾向が低下する。
【0046】それによって、座席の搭乗者が頸部の項部
を怪我する危険性が低下する。
を怪我する危険性が低下する。
【0047】ヘッドレスト5は、該ヘッドレスト5と背
もたれ強度部材の上側部分11の間をつなげるような標
準的な種類のものとすることができることがわかる。
もたれ強度部材の上側部分11の間をつなげるような標
準的な種類のものとすることができることがわかる。
【0048】検討している例では、この連結は、頂部横
材20に固定された2個のソケット26と前記ヘッドレ
ストの高さを調節するためにヘッドレストに固定されて
いるスライド可能に受ける棹部27によって行われる。
そうではあっても、このヘッドレスト5と背もたれ強度
部材の上側部分11との間の連結は、他の従来の種類の
ものであることも可能であり、特には、ヘッドレスト5
の傾斜を調節する機構を持たせることも考えられる。
材20に固定された2個のソケット26と前記ヘッドレ
ストの高さを調節するためにヘッドレストに固定されて
いるスライド可能に受ける棹部27によって行われる。
そうではあっても、このヘッドレスト5と背もたれ強度
部材の上側部分11との間の連結は、他の従来の種類の
ものであることも可能であり、特には、ヘッドレスト5
の傾斜を調節する機構を持たせることも考えられる。
【0049】本発明の第1の実施態様の別形態において
は、図6に示すように、溝14および17は隆起部25
を持たない。そのような状況下では、各下側溝14(ま
たは1種類の溝14および17の少なくとも両方)がそ
の第1末端15の近傍に個々の拡大部分28と、前記拡
大部分28から前記各溝の第2末端16まで延びるピボ
ット23より狭い、相対的に狭い連続部分29を有す
る。
は、図6に示すように、溝14および17は隆起部25
を持たない。そのような状況下では、各下側溝14(ま
たは1種類の溝14および17の少なくとも両方)がそ
の第1末端15の近傍に個々の拡大部分28と、前記拡
大部分28から前記各溝の第2末端16まで延びるピボ
ット23より狭い、相対的に狭い連続部分29を有す
る。
【0050】このようにして、ピボット23は、背もた
れが通常の使用位置にある限り、対応する部分28では
実質的に何の役割も果たさずに受け止められており、背
後からの衝撃があった場合に、それに続いてピボット2
3が溝14の第2末端16の方向に移動すると、溝14
の相対的に狭い部分29を連続的に塑性変形させること
で、衝撃のエネルギーの一部を吸収する。
れが通常の使用位置にある限り、対応する部分28では
実質的に何の役割も果たさずに受け止められており、背
後からの衝撃があった場合に、それに続いてピボット2
3が溝14の第2末端16の方向に移動すると、溝14
の相対的に狭い部分29を連続的に塑性変形させること
で、衝撃のエネルギーの一部を吸収する。
【0051】有利には、溝14の相対的に狭い部分29
は、わずかに楔形形状となっていて、前記溝14の第1
末端16に向かってテーパ状となっている。
は、わずかに楔形形状となっていて、前記溝14の第1
末端16に向かってテーパ状となっている。
【0052】図7〜12に示した本発明の第2および第
3の実施態様においては、座席およびそれの背もたれの
強度部材の全般的構造は、前述のものと類似しているこ
とから、以下の説明においては、第1の実施態様と比較
して、本発明の第2および第3の実施態様が持つ違いに
のみ注目する。
3の実施態様においては、座席およびそれの背もたれの
強度部材の全般的構造は、前述のものと類似しているこ
とから、以下の説明においては、第1の実施態様と比較
して、本発明の第2および第3の実施態様が持つ違いに
のみ注目する。
【0053】本発明の第2の実施態様においては、図7
〜9に示したように、下側溝14には、拡大部分28お
よび相対的に狭い部分29はないが、それに代えて、下
側溝14の一方に一組の歯30が設けられていて、前記
溝の縦方向の縁部の一方を形成している。
〜9に示したように、下側溝14には、拡大部分28お
よび相対的に狭い部分29はないが、それに代えて、下
側溝14の一方に一組の歯30が設けられていて、前記
溝の縦方向の縁部の一方を形成している。
【0054】さらに、溝14に沿って移動するピボット
23には、軸XおよびX’に平行に延び、ノブ32によ
って回転し得る2個のフィンガー31を持つ回転部材が
ある。
23には、軸XおよびX’に平行に延び、ノブ32によ
って回転し得る2個のフィンガー31を持つ回転部材が
ある。
【0055】これら2本のフィンガー31は、側枝部2
1の一方と背もたれ強度部材の上側部分11の横材22
に固定されたソケット33内に進入していることから、
フィンガー31が溝14に沿って移動すると、背もたれ
強度部材の上側部分11の相当する角度移動が生じる。
1の一方と背もたれ強度部材の上側部分11の横材22
に固定されたソケット33内に進入していることから、
フィンガー31が溝14に沿って移動すると、背もたれ
強度部材の上側部分11の相当する角度移動が生じる。
【0056】さらに、歯付き溝14を有する側板12に
取り付けられた弾性金属ワイヤ34は、ソケット33に
対して連続的にもたれかかることで、フィンガー31を
一組の歯30内に押し出すようになっている。
取り付けられた弾性金属ワイヤ34は、ソケット33に
対して連続的にもたれかかることで、フィンガー31を
一組の歯30内に押し出すようになっている。
【0057】一組の歯30、フィンガー31、ノブ3
2、ソケット33およびバネ34は一体となって、制御
機構35を形成している。その機構によって、ノブ32
を回すことで、背もたれ強度部材の上側部分11を傾斜
させて、下側部分10との関係で調節することが可能と
なる。
2、ソケット33およびバネ34は一体となって、制御
機構35を形成している。その機構によって、ノブ32
を回すことで、背もたれ強度部材の上側部分11を傾斜
させて、下側部分10との関係で調節することが可能と
なる。
【0058】そこでこの傾斜は、次のものの間で調節す
ることができる。
ることができる。
【0059】・第1に、フィンガー31が対応する溝1
4の第1端15にあることが認められる場合に、強度部
材11の第1の前記角度位置(図8)と; ・第2に、フィンガー31が対応する溝14の第2端1
6にある場合に、強度部材11の第2の上記角度位置
(図9)。
4の第1端15にあることが認められる場合に、強度部
材11の第1の前記角度位置(図8)と; ・第2に、フィンガー31が対応する溝14の第2端1
6にある場合に、強度部材11の第2の上記角度位置
(図9)。
【0060】この調節は、座席1の座りを改善する上で
役立つ。
役立つ。
【0061】制御機構35は可逆的ではない。すなわ
ち、それは通常、ノブ35が作動しない限り、ロックさ
れたままである。
ち、それは通常、ノブ35が作動しない限り、ロックさ
れたままである。
【0062】そうではあっても、背もたれ強度部材の上
側部分11がその第2の角度位置にない時に、背後から
の十分に大きい衝撃を車両が受けると、一組の歯30が
連続的に破壊して、フィンガー31が対応する溝14の
端部16方向に移動することで、背もたれ強度部材の上
側部分11が図9に示したように、その第2の角度位置
まで移動できるようになる。
側部分11がその第2の角度位置にない時に、背後から
の十分に大きい衝撃を車両が受けると、一組の歯30が
連続的に破壊して、フィンガー31が対応する溝14の
端部16方向に移動することで、背もたれ強度部材の上
側部分11が図9に示したように、その第2の角度位置
まで移動できるようになる。
【0063】この動きの間、一組の歯30の連続的塑性
変形によって、衝撃エネルギーの一部が吸収され、前述
のように、背もたれの正面の上側領域8がヘッドレスト
とともに前方および上方に移動する。
変形によって、衝撃エネルギーの一部が吸収され、前述
のように、背もたれの正面の上側領域8がヘッドレスト
とともに前方および上方に移動する。
【0064】背もたれ強度部材の上側部分11が、座席
の使用者によって既に図9に示したような第2の角度位
置に設定されている時に背後からの衝撃があった場合、
この上側部分は前記の第2の角度位置に留まり、背もた
れが搭乗者を保護するのに最適な位置にすでにあること
から、それは問題とはならない。
の使用者によって既に図9に示したような第2の角度位
置に設定されている時に背後からの衝撃があった場合、
この上側部分は前記の第2の角度位置に留まり、背もた
れが搭乗者を保護するのに最適な位置にすでにあること
から、それは問題とはならない。
【0065】図10〜12に示したような本発明の第3
の実施態様においては、溝14および17のいずれも隆
起部を持たず、溝14の一方のピボット23は、歯車3
8と噛み合う歯ざお37が設けられたクランク状の連結
具36に固定されている。
の実施態様においては、溝14および17のいずれも隆
起部を持たず、溝14の一方のピボット23は、歯車3
8と噛み合う歯ざお37が設けられたクランク状の連結
具36に固定されている。
【0066】歯車38は、対応する側板12にピボット
で取り付けられており、従来の種類の非可逆的伝動装置
39に連結していて、その伝動装置自体は回転ノブ40
によって制御されている。
で取り付けられており、従来の種類の非可逆的伝動装置
39に連結していて、その伝動装置自体は回転ノブ40
によって制御されている。
【0067】そうして連結具36、それの歯ざお37、
歯車38、伝動装置39およびノブ40は、ノブ40で
動かすことで、歯車38とピボット23の間の距離を変
える上で役立つ非可逆的駆動機構41を構成している。
歯車38、伝動装置39およびノブ40は、ノブ40で
動かすことで、歯車38とピボット23の間の距離を変
える上で役立つ非可逆的駆動機構41を構成している。
【0068】そうして、次のものの間で、対応する溝1
4に沿ってピボット23を移動させることが可能であ
る。
4に沿ってピボット23を移動させることが可能であ
る。
【0069】・第1に、背もたれ強度部材の上側部分1
1について上述の第1角度位置に相当する前記溝14の
第1末端15(図11); ・第2に、背もたれ強度部材の上側部分11について上
述の第2角度位置に相当する前記溝14の第2末端16
(図12)。
1について上述の第1角度位置に相当する前記溝14の
第1末端15(図11); ・第2に、背もたれ強度部材の上側部分11について上
述の第2角度位置に相当する前記溝14の第2末端16
(図12)。
【0070】それとは対照的に、背もたれの上側部分1
1に力が加わったとしても、ノブ40が作動しなけれ
ば、歯車38はロックされた状態である。
1に力が加わったとしても、ノブ40が作動しなけれ
ば、歯車38はロックされた状態である。
【0071】そうではあっても、車両に背後から十分に
大きい衝撃が加わった場合には、連結具36が連続的に
塑性変形して、第2の実施態様に関して前述のように、
前記上側部分がすでに前記第2の角度位置に調節されて
いなければ、背もたれの上側部分11が回転して、それ
の第2の角度位置に入ることができるようになってい
る。
大きい衝撃が加わった場合には、連結具36が連続的に
塑性変形して、第2の実施態様に関して前述のように、
前記上側部分がすでに前記第2の角度位置に調節されて
いなければ、背もたれの上側部分11が回転して、それ
の第2の角度位置に入ることができるようになってい
る。
【0072】この塑性変形を容易にするため、連結具3
6は有利には、ピボット23が機能せずに受けられてい
る拡大部分を形成している第1末端43から相対的に狭
い第2末端44まで延びる楔形溝42が設けられ、ピボ
ット23と第2末端44の間にある溝42の部分45は
通常の環境下ではピボット23が溝に沿って移動するの
を防ぐだけの狭さとなっている。
6は有利には、ピボット23が機能せずに受けられてい
る拡大部分を形成している第1末端43から相対的に狭
い第2末端44まで延びる楔形溝42が設けられ、ピボ
ット23と第2末端44の間にある溝42の部分45は
通常の環境下ではピボット23が溝に沿って移動するの
を防ぐだけの狭さとなっている。
【0073】溝42は好ましくは、背もたれ強度部材の
上側部分11がそれの第1の角度位置にある時には、隣
接する溝14と実質的に合うように配置されている(図
11)。 このようにして、車両に対して背後からの衝
撃が加わった場合に、ピボット23が移動するに連れ
て、溝43が塑性変形することで、衝撃のエネルギーの
一部が吸収される。
上側部分11がそれの第1の角度位置にある時には、隣
接する溝14と実質的に合うように配置されている(図
11)。 このようにして、車両に対して背後からの衝
撃が加わった場合に、ピボット23が移動するに連れ
て、溝43が塑性変形することで、衝撃のエネルギーの
一部が吸収される。
【0074】図13および14に示したような本発明の
第4の実施態様においては、背もたれ強度部材の下側部
分の側板12はやはり、上方向および前方に延びる上側
溝17を有し、それらのそれぞれがやはり、背もたれ強
度部材の頂部部分11に固定されたピボット24を受け
入れる。
第4の実施態様においては、背もたれ強度部材の下側部
分の側板12はやはり、上方向および前方に延びる上側
溝17を有し、それらのそれぞれがやはり、背もたれ強
度部材の頂部部分11に固定されたピボット24を受け
入れる。
【0075】第3の実施態様の場合同様、これらの上側
溝17は平滑である。
溝17は平滑である。
【0076】さらに、やはり本発明の第3の実施態様同
様、背もたれ強度部材の上側部分11の角度位置は、従
来の非可逆型の伝動装置39を駆動する回転ノブ40に
よって調節することができる。例えば、伝動装置39
は、ドイツ特許3734363号、米国特許55932
10号、フランス特許843668号または米国特許1
529248号に開示された種類のものであることがで
きる。
様、背もたれ強度部材の上側部分11の角度位置は、従
来の非可逆型の伝動装置39を駆動する回転ノブ40に
よって調節することができる。例えば、伝動装置39
は、ドイツ特許3734363号、米国特許55932
10号、フランス特許843668号または米国特許1
529248号に開示された種類のものであることがで
きる。
【0077】この伝動装置のハウジング39aは側板1
2に固定されており、その伝動装置の入口軸39bはノ
ブ40に固定されていて、伝動装置の出口軸39cは、
円弧部分を占有している一組の歯51と噛み合っている
歯車50に固定され、他端が側板12にピボットで取り
付けられている連結具52の一端に形成されている。
2に固定されており、その伝動装置の入口軸39bはノ
ブ40に固定されていて、伝動装置の出口軸39cは、
円弧部分を占有している一組の歯51と噛み合っている
歯車50に固定され、他端が側板12にピボットで取り
付けられている連結具52の一端に形成されている。
【0078】さらに、連結具52はピボット54を介し
て背もたれ強度部材の上側部分11の下側端に連結して
おり、そのピボットも好ましくは、背もたれの上側部分
11の前記下側端に横材22を固定している。
て背もたれ強度部材の上側部分11の下側端に連結して
おり、そのピボットも好ましくは、背もたれの上側部分
11の前記下側端に横材22を固定している。
【0079】座席の反対側には同様の連結具(ただし、
歯を持たない)が設けられており、2つの連結具間に延
びる連結棒があって、それらの動きを同期化させるよう
になっている。
歯を持たない)が設けられており、2つの連結具間に延
びる連結棒があって、それらの動きを同期化させるよう
になっている。
【0080】伝動装置39は、歯車50に所定のトルク
が加わらない場合には、ノブ40による駆動がなければ
その歯車50が動くのを防止するようになっている。
が加わらない場合には、ノブ40による駆動がなければ
その歯車50が動くのを防止するようになっている。
【0081】それとは対照的に、前記所定のトルクより
大きいトルクが歯車50に加えられると、伝動装置39
は歯車50を回転させることができるが、それでもなお
その運動にはブレーキがかかっている。
大きいトルクが歯車50に加えられると、伝動装置39
は歯車50を回転させることができるが、それでもなお
その運動にはブレーキがかかっている。
【0082】そうして、その座席が取り付けられている
車両に背後から激しい衝撃があった場合に、搭乗者の背
中によって、横材22が後方に動くことで、歯車50で
トルクが発生し、それによって、背もたれ強度部材の上
側部分11の下側端が連結具52とともに上方および後
方に移動し、同時に背もたれ強化部材の上側部分11の
頂部端は、溝17に従って上方および前方に移動し、そ
の運動は伝動装置39によってブレーキをかけられてい
て、伝動装置が摩擦によって前記運動のエネルギーの一
部を吸収する。
車両に背後から激しい衝撃があった場合に、搭乗者の背
中によって、横材22が後方に動くことで、歯車50で
トルクが発生し、それによって、背もたれ強度部材の上
側部分11の下側端が連結具52とともに上方および後
方に移動し、同時に背もたれ強化部材の上側部分11の
頂部端は、溝17に従って上方および前方に移動し、そ
の運動は伝動装置39によってブレーキをかけられてい
て、伝動装置が摩擦によって前記運動のエネルギーの一
部を吸収する。
【0083】本発明の第5の実施態様においては、図1
5に示したように、背もたれ強度部材の上側部分は、 ・第4の実施態様の場合同様に、上方および前方に延び
る傾斜溝17でスライドする上側ピボット24、および ・ピボット57を介して側板12に固定されているロッ
カ連結具56に固定されたピボット55 を介して各側板12につながっている。
5に示したように、背もたれ強度部材の上側部分は、 ・第4の実施態様の場合同様に、上方および前方に延び
る傾斜溝17でスライドする上側ピボット24、および ・ピボット57を介して側板12に固定されているロッ
カ連結具56に固定されたピボット55 を介して各側板12につながっている。
【0084】ロッカ連結具56は、バネ58、例えば一
端がロッカ連結具のフック59に固定され他端が背もた
れの上側部分11に固定された中間金属部品61の穴6
0に固定されている引張りバネによって、ピボット55
を前方に動かすのに相当する回転方向に偏っている。
端がロッカ連結具のフック59に固定され他端が背もた
れの上側部分11に固定された中間金属部品61の穴6
0に固定されている引張りバネによって、ピボット55
を前方に動かすのに相当する回転方向に偏っている。
【0085】連結具56の角度位置、従って背もたれの
上側強度部材11の角度位置は、図13および14に関
して前述のものと同一または類似のノブ40、非可逆的
伝動装置39および歯車50を含む調節機構41によっ
て調節される。
上側強度部材11の角度位置は、図13および14に関
して前述のものと同一または類似のノブ40、非可逆的
伝動装置39および歯車50を含む調節機構41によっ
て調節される。
【0086】歯車50は、ピボット64周囲の側板12
にピボットで取り付けられたカム63にある環状の一組
の歯62と噛み合っている。前記カム63は、後方に向
き、背もたれ強化部材の上側部分11の下側端近傍にあ
る連結具56のピボット55と接触しているベアリング
縁部65を有する。
にピボットで取り付けられたカム63にある環状の一組
の歯62と噛み合っている。前記カム63は、後方に向
き、背もたれ強化部材の上側部分11の下側端近傍にあ
る連結具56のピボット55と接触しているベアリング
縁部65を有する。
【0087】車両用座席の通常の使用においては、バネ
58は、カム63のアバットメント縁部65に対して、
ピボット55を支えられた状態に保つだけ強力なもので
ある。
58は、カム63のアバットメント縁部65に対して、
ピボット55を支えられた状態に保つだけ強力なもので
ある。
【0088】それとは対照的に、交通事故によって車両
に背後から衝撃が加わると、使用者の骨盤が背もたれの
上側部分11の横材22にもたれかかり、それによって
連結具56がバネ58からの弾性的な押し出しに対抗し
て後方に回転するようになり、同時にピボット24が対
応する溝17で前方および上方に移動する。
に背後から衝撃が加わると、使用者の骨盤が背もたれの
上側部分11の横材22にもたれかかり、それによって
連結具56がバネ58からの弾性的な押し出しに対抗し
て後方に回転するようになり、同時にピボット24が対
応する溝17で前方および上方に移動する。
【0089】この運動中に、衝撃のエネルギーの一部が
バネ58によって吸収される。
バネ58によって吸収される。
【0090】有利にはさらに、背もたれの反対側にあ
る、ピボット24および55の近傍にある背もたれ強度
部材の上側部分11に溶接された上記の中間部品61に
より、衝撃のエネルギーが、背もたれ強度部材の上側部
分11の運動終了後にも吸収されるようにする。
る、ピボット24および55の近傍にある背もたれ強度
部材の上側部分11に溶接された上記の中間部品61に
より、衝撃のエネルギーが、背もたれ強度部材の上側部
分11の運動終了後にも吸収されるようにする。
【0091】例えば、前記中間部品は、背もたれ強度部
材の上側部分11の方に延びるフランジ66とそれぞれ
が金属シート61からカットされたタブ68を有するウ
ェブ67を有する溝形断面部材であることができる。
材の上側部分11の方に延びるフランジ66とそれぞれ
が金属シート61からカットされたタブ68を有するウ
ェブ67を有する溝形断面部材であることができる。
【0092】各タブ68は好ましくは、180°折り曲
げられていて、側板12に平行に実質的に水平方向で前
方に延びるようになっている。
げられていて、側板12に平行に実質的に水平方向で前
方に延びるようになっている。
【0093】さらに各タブ68は、穴69その他の相当
するピボット24または55に固定するのに好適な何ら
かの固定手段を有する。
するピボット24または55に固定するのに好適な何ら
かの固定手段を有する。
【0094】このようにして、車両が背後からの衝撃を
受けた後に、中間部品61が最初にその衝撃に抵抗し、
同時に背もたれ強度部材の上側部分11が移動して、そ
の第2の角度位置に入る。その後、ピボット24および
55がそれらの受面位置に達すると、タブ28が中間部
品61を構成する溝形断面部材のウェブ67の金属シー
トを有していることで、衝撃のエネルギーのさらに別の
一部を吸収する働きをする。
受けた後に、中間部品61が最初にその衝撃に抵抗し、
同時に背もたれ強度部材の上側部分11が移動して、そ
の第2の角度位置に入る。その後、ピボット24および
55がそれらの受面位置に達すると、タブ28が中間部
品61を構成する溝形断面部材のウェブ67の金属シー
トを有していることで、衝撃のエネルギーのさらに別の
一部を吸収する働きをする。
【0095】図15に示した実施態様では適宜に、完全
に非可逆的である制御機構、特には電動モーターによっ
て作動する制御機構によって、歯車50を駆動できるこ
ともわかる。
に非可逆的である制御機構、特には電動モーターによっ
て作動する制御機構によって、歯車50を駆動できるこ
ともわかる。
【0096】さらに、これらの実施態様のいずれにおい
ても、上側溝17と関連するピボット24を連結器具に
代えることも考えられる。
ても、上側溝17と関連するピボット24を連結器具に
代えることも考えられる。
【0097】
【発明の効果】本発明によれば、後方から衝撃を受けた
場合に搭乗者が怪我をする危険性が低下する。
場合に搭乗者が怪我をする危険性が低下する。
【図1】本発明の車輌用座席の概略図である。
【図2】本発明の第1の実施態様における、図1の座席
の背もたれの強度部材の斜視図である。
の背もたれの強度部材の斜視図である。
【図3】図2の部分詳細図である。
【図4】図2の背もたれ強度部材の縦断面図であり、通
常の使用位置を示す。
常の使用位置を示す。
【図5】図2の背もたれ強度部材の縦断面図であり、衝
撃後の位置を示す。
撃後の位置を示す。
【図6】本発明の第1の実施態様の別形態における図2
の部分詳細図である。
の部分詳細図である。
【図7】本発明の第2の実施態様における、図1の座席
の背もたれ強度部材の一部を示す分解斜視図である。
の背もたれ強度部材の一部を示す分解斜視図である。
【図8】それぞれ2つの最も端の角度位置にある強度部
材の上側部分を示す図7の背もたれ強度部材の部分概略
図である。
材の上側部分を示す図7の背もたれ強度部材の部分概略
図である。
【図9】それぞれ2つの最も端の角度位置にある強度部
材の上側部分を示す図7の背もたれ強度部材の部分概略
図である。
材の上側部分を示す図7の背もたれ強度部材の部分概略
図である。
【図10】本発明の第3の実施態様における、図1の座
席の背もたれ強度部材の部分斜視図である。
席の背もたれ強度部材の部分斜視図である。
【図11】それぞれ2つの最も端の角度位置にある前記
強度部材の上側部分を示す図10の強度部材の部分概略
図である。
強度部材の上側部分を示す図10の強度部材の部分概略
図である。
【図12】それぞれ2つの最も端の角度位置にある前記
強度部材の上側部分を示す図10の強度部材の部分概略
図である。
強度部材の上側部分を示す図10の強度部材の部分概略
図である。
【図13】本発明の第4の実施態様における、図1の座
席の背もたれ強度部材の部分概略図である。
席の背もたれ強度部材の部分概略図である。
【図14】図13の強度部材の制御機構を示す詳細断面
図である。
図である。
【図15】本発明の第5の実施態様における、図1の座
席の背もたれ強度部材の部分斜視図である。
席の背もたれ強度部材の部分斜視図である。
1 車両用座席 2 座席プロパー 3 車両の床 4 背もたれ 4a パッド 5 ヘッドレスト 6 正面部 7 下側領域 8 上側領域 9 強度部材 10 下側部分 11 上側部分 12 垂直側板 13 下側横材 14 下側溝(滑り路) 15 第1末端 16 第2末端 17 上側溝 18 第1末端 19 第2末端 20 頂部横材 21 側枝部 22 スラスト部材(下側横材) 23 下側ピボット 24 上側ピボット 25 隆起部 26 ソケット 27 棹部 28 拡大部分 29 相対的に狭い部分 30 歯 31 フィンガー 32 ノブ 33 ソケット 34 弾性金属ワイヤ(バネ) 35 制御機構 36 連結具 37 歯ざお 38 歯車 39 非可逆的伝導装置 39a ハウジング 39b 入口軸 39c 出口軸 40 回転ノブ 41 非可逆的制御機構 42 溝 43 第1末端 44 第2末端 45 相対的に狭い部分 50 歯車 51 歯 52 連結具 54 ピボット 55 要素 56 連結具 57 ピボット 58 バネ 59 フック 60 穴 61 金属シート 62 歯 63 カム 64 ピボット 65 ベアリング縁部(アバットメント縁部) 66 フランジ 67 ウェブ 68 タブ 69 穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ベルナール クルトワ フランス国 91150 モリグニィ リュ デ シェーヌ 26 (72)発明者 ヤシーヌ ジアル フランス国 91260 ジュヴィシィ シュ ル オルジュ リュ ジャン−ジャック ルソ 7
Claims (17)
- 【請求項1】 ヘッドレスト(5)が上に取り付けられ
パッド(4a)を支持する強度部材(9)がある背もた
れ(4)を有してなる車両用座席であって、前記背もた
れは搭乗者の背中を支えるよう設計された正面(6)を
有し;前記背もたれの強度部材(9)は、互いに関して
移動可能な2つの部分から構成されており、すなわち最
初に下側部分(10)が次に上側部分(11)がヘッド
レスト(5)を有するものであり;前記上側部分は下側
部分にピボットで取り付けられて、第1および第2の角
度位置の間で回転軸(X’)で回転し、それはそれぞれ
下側部分(10)に対して動くだけの後方および前方に
傾斜しており;背もたれ自体の正面部(6)は2つの重
なった領域を有しており、すなわち下側領域(7)と上
側領域(8)を持ち、それらの領域はそれぞれ、背もた
れ強度部材の下側部分(10)および上側部分(11)
に固定されており;背もたれ強度部材の上側部分(1
1)は前記上側部分(11)の回転軸(X’)の高さよ
り下で背もたれ(4)に配置されたスラスト部材(2
2)を有していることで、車両に背後から衝撃が加わっ
た場合に、スラスト部材が背もたれのパッド(4a)に
押し込まれながら、搭乗者の背中が前記スラスト部材に
対して後方にもたれかかることによって、背もたれの強
度部材の上側部分(11)がそれの第2の角度位置方向
に移動するようになっており;背もたれ強度部材の上側
部分と下側部分(11,10)は、ロック装置(14,
23,35,41)によって相互に連絡していて、該ロ
ック装置が通常は上側部分(11)の偶発的回転を防止
するようになっており;前記ロック装置は、背後からの
衝撃があった場合に、背もたれの上側部分(11)が第
2の角度位置になく、前記スラスト部材(22)が所定
の値を超えた後方への力を受けた時に外れるようになっ
ており;前記ヘッドレスト(5)は背もたれの上側部分
(11)に取り付けられていて、背後からの衝撃があっ
た場合にその上側部分(11)と同じ動きをするように
なっている車両用座席において、 背後から衝撃が加わった場合、背もたれ強度部材の上側
部分(11)が移動してそれの第2の角度位置に入ろう
とする間に、角度行程を通じて前記上側部分の動きにブ
レーキをかけるエネルギー吸収手段(29,30,4
2)をさらに有することを特徴とする座席。 - 【請求項2】 背もたれ強度部材の上側部分(11)が
下側部分(10)の上に取り付けられて、前方に回転す
るのと同時に上方に移動する請求項1記載の座席。 - 【請求項3】 背もたれ強度部の上側部分(11)が、
前記スラスト部材を構成する水平の下側横材(22)を
有するフレームの形態である請求項1または2記載の座
席。 - 【請求項4】 前記ロック装置(14,23,35,4
1)が、エネルギー吸収手段(29,30,32)を有
する請求項1ないし3のいずれかに記載の座席。 - 【請求項5】 背後からの衝撃がない場合に、ロック装
置(14,23)が、背もたれ強度部材の上側部分(1
1)を、前記強度部材の下側部分(10)に対して第1
の角度位置に保持する請求項1ないし4のいずれかに記
載の座席。 - 【請求項6】 背もたれ強度部材の上側部分(11)
が、滑り路(14、17)を滑るピボット(23,2
4)によって、前記強度部材の下側部分(10)にピボ
ットで取り付けられ;前記滑り路の少なくとも一方(1
4)が、通常は第1の末端で相当するピボット(23)
を保持するが、背後からの衝撃があった場合には変形し
て、前記ピボットが滑り路の第1末端(15)から第2
末端(16)まで移動できるようにしながら、滑り路の
前記第1末端および第2末端の間でのピボットの行程を
通じて滑り路が連続的に塑性変形を受けるようになって
いる形状(29)の第1末端と第2末端(15、16)
の間で縦方向に延びている請求項5に記載の座席。 - 【請求項7】 前記滑り路が、それの第1末端(15)
にある拡大部分(28)と、該拡大部分から前記滑り路
の第2末端(16)まで延びる相対的に狭い部分(2
9)とを有する溝(14)によって形成されており;前
記の相対的に狭い部分は、背後からの衝撃があった場合
に、相当するピボット(23)が移動できるようにしな
がら、塑性変形するようになっている請求項6記載の座
席。 - 【請求項8】 ロック装置が制御部材(32,40)に
よって作動する非可逆的制御機構(35,41)であ
り;該制御機構は、前記背もたれ強度部材の上側部分
(11)を、制御部材(32,40)の駆動の関数とし
て、それの第1角度位置および第2角度位置の間で移動
させ、制御部材が駆動されていない時は背もたれ強度部
材の前記上側部分をロックするようになっている請求項
1ないし4のいずれかに記載の座席。 - 【請求項9】 前記制御機構が、一組の歯(30)と噛
み合う1以上の回転駆動部材(31)を有してなり;該
駆動部材の一方と前記一組の歯は、背もたれ強度部材の
上側部分(11)とつながっており、それの他方は前記
強度部材の下側部分(10)とつながっていることで、
前記一組の歯(30)に対する駆動部材(31)の移動
によって、背もたれ強度部材の上側部分(11)の傾斜
が変わるようになっており;前記一組の歯(30)は連
続的に塑性変形して、背後からの衝撃があった場合に、
駆動部材(31)が回転することなく、前記一組の歯に
沿って動くようにできるようになっており;そうして、
前記一組の歯がエネルギー吸収手段を構成している請求
項8記載の座席。 - 【請求項10】 背もたれ補強部材の上側部分(10)
が、滑り路(14,17)にスライド可能な形で受けら
れるピボット(23,24)を介して前記強度部材の下
側部分(11)にピボットで取り付けられ;1以上のピ
ボット(23)が前記駆動部材(31)を有し、前記一
組の歯(30)が相当する滑り路(14)に形成されて
いる請求項9記載の座席。 - 【請求項11】 背もたれ強度部材の上側部分(11)
が、滑り路(14、17)にスライド可能な形で受けら
れるピボット(23,24)によって前記強度部材の下
側部分(10)にピボットで取り付けられ;1以上のピ
ボット(23)が1つの連結具(36)に固定されてお
り;該ピボット(23)の一方と相当する滑り路(1
4)が背もたれ強度部材の上側部分(11)に固定さ
れ;それの他方が前記強度部材の下側部分(10)に固
定され;前記連結具(36)が、前記滑り路を含む背も
たれ強度部材の一部(10)に対して、前記の非可逆的
制御機構(41)によって移動可能であることから、連
結具(36)の移動に伴って滑り路(14,17)での
ピボット(23,24)の相当する移動も行われ;背後
からの衝撃があった場合に、連結具(36)が塑性変形
し得ることで、エネルギー吸収手段を構成している請求
項8記載の座席。 - 【請求項12】 制御機構(41)が、前記連結具に相
当する滑り路を含む背もたれ強度部材部分(10)で回
転するよう取り付けられた歯車(38)を有してなり;
該歯車は連結具(36)に形成された歯ざお(37)と
噛み合っている請求項11記載の座席。 - 【請求項13】 前記連結具が、第1末端と第2末端
(43,44)の間に延びる溝(42)が設けられた1
枚のシート状金属の形態のものであり;該溝は、第1の
末端に拡大部分および該拡大部分から溝の第2末端(4
4)まで延びる相対的に狭い部分(45)を有し;連結
具(36)に固定されたピボット(23)が前記拡大部
分で実質的に機能しておらず;前記溝(42)は、少な
くとも背もたれ強度部材の上側部分(11)が第1の角
度位置にある時に、前記ピボット(23)が滑る滑り路
(14)に実質的に対応して配置されており;前記溝
(42)は、背後からの衝撃があった場合に、背もたれ
強度部材の上側部分(11)が第2の角度位置方向に移
動する時、連続的に塑性変形しながら、前記ピボット
(23)を溝の第2末端(44)方向に移動させること
ができるようになっている請求項11または12記載の
座席。 - 【請求項14】 背もたれ強度部材の下側部分(10)
が有している非可逆的制御機構(41)が、背もたれの
下側部分(10)にピボットで取り付けられて、背もた
れの上側部分(11)に蝶番で取り付けられた歯付き連
結具(52)と噛み合う歯車(50)を駆動し;前記非
可逆的制御機構は、背後からの衝撃があった場合に、前
記歯車(50)が所定の値を超える回転トルクを受けた
時には必ず、歯車(50)を回転させることができるが
制御部材(40)で措置が行われない場合はそれにブレ
ーキをかけるようになっている請求項8記載の座席。 - 【請求項15】 前記非可逆的制御機構が歯車(50)
を有し;その歯車は背もたれ強度部材の下側部分(1
0)に取り付けられていて、前記下側部分(10)にピ
ボットで取り付けられている歯付きカム(63)を有し
ており;該カム(63)は、背もたれ強度部材の上側部
分(11)に固定された要素(55)と接触するベアリ
ング縁部(65)を有することで、前記上側部分(1
1)を第2の角度位置方向にのみ移動させることができ
るようになっており;背もたれ強度部材の前記上側部分
(11)は、第1の角度位置方向に弾性的に押し出され
るようになっている請求項8記載の座席。 - 【請求項16】 背もたれ強度部材の上側部分(11)
に固定された前記要素(55)が、前記上側部分(1
1)を、背もたれ強度部材の下側部分(10)にピボッ
トで取り付けられた連結具(56)とつないでいる請求
項15記載の座席。 - 【請求項17】 背もたれ強度部材の上側部分(11)
が、背後からの衝撃があった場合に、背もたれ強度部材
の上側部分(11)が第2の角度位置方向に移動する際
に加わる力に耐え、その後衝撃のエネルギーの一部を吸
収し続けながら部分的に断裂するのに好適な寸法の断裂
可能な金属シート(61)によって、前記強度部材の下
側部分(10)とつながっている請求項1ないし16の
いずれかに記載の座席。
Applications Claiming Priority (2)
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|---|---|---|---|
| FR9708435A FR2765533B1 (fr) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | Siege de vehicule dote d'un dispositif de protection du cou en cas de choc arriere |
| FR97/08435 | 1997-07-03 |
Related Child Applications (1)
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| FR (1) | FR2765533B1 (ja) |
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