JPH11755A - 金属鋳造用装置 - Google Patents

金属鋳造用装置

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JPH11755A
JPH11755A JP16534797A JP16534797A JPH11755A JP H11755 A JPH11755 A JP H11755A JP 16534797 A JP16534797 A JP 16534797A JP 16534797 A JP16534797 A JP 16534797A JP H11755 A JPH11755 A JP H11755A
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casting
pressure
pressurized gas
casting chamber
metal
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JP16534797A
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Juji Iwaki
重次 岩城
Matsuyuki Miyake
松之 三宅
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Nissin Co Ltd
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Nissin Co Ltd
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C13/00Dental prostheses; Making same
    • A61C13/20Methods or devices for soldering, casting, moulding or melting

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Dentistry (AREA)
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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Dental Prosthetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 チタン等の歯科用高融点金属の鋳造に適し、
優れた鋳込み能力により鋳込み不足のない鋳造品が低コ
ストで製造できる金属鋳造用装置を提供する。 【解決手段】 鋳造室1の内部に、ルツボ2と鋳型3が
設けられており、溶融された金属4を、鋳型3の鋳込み
口5から鋳型空洞10へ流し込んで鋳造品を製造する装
置で、この鋳造室1には、減圧ポンプ9と加圧ガス供給
源12が接続されており、加圧ガス供給源12から鋳造
室1内へ供給される加圧ガスの流入が開閉弁8によって
制御され、加圧ガス供給源12のガス供給圧力P1 が、
鋳型空洞10内へ溶融状態の金属を鋳込み不足なく鋳込
むのに必要なガス圧力P2 よりも大きく、鋳込みを行う
際に、開閉弁8が開いて鋳造室1内へ加圧ガスが流入
し、鋳造室1の内部圧力がガス圧力P2 に達した時点
で、鋳造室1内への加圧ガスの流入が開閉弁8によって
遮断される構造になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科の分野におい
て利用される金属、例えばチタン等の高融点金属を鋳造
するのに適した金属鋳造用装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日までに、虫歯や脱落した歯牙を修復
する際に補綴物が利用されてきており、このような歯科
補綴物を構成する材料として、高融点金属、例えばチタ
ン、白金等やこれらの合金が使用されている。その中で
も、特にチタンは強度、耐蝕性、生体適合性、価格等の
点において非常に適した材料であり、広く利用されてい
る。そして、このような金属を用いて歯科補綴物を作製
する際には、必要とする形状の空洞部が形成された鋳型
が使用され、この鋳型の空洞部分に、上記の金属を溶融
させた状態で注入して成型後、鋳型を破壊して鋳造物を
取り出すのが一般的である。
【0003】従来の一般的金属鋳造用装置としては、図
3に示されるような、鋳型空洞10が形成された鋳型3
の上方に、傾倒可能な金属製のルツボ2が配置された構
造のものがある。この装置は、ルツボ2の上面に載せた
金属4を不活性ガス(例えばアルゴンガス)雰囲気中で
アーク融解させ、金属4が完全に溶融した時点で、ルツ
ボ2を傾倒させて鋳型3の鋳込み口5へ溶融金属を流し
込み、開閉弁(電気式開閉弁)8が開いて、圧力調整器
11により設定された圧力値で加圧ガス供給源12から
鋳造室1の内部へ加圧ガスが流入し、鋳造室1の内部が
ガス加圧されて、鋳造を行うものである。この場合にお
いて、一般的に金属鋳造用装置の鋳込み能力は、この圧
力値に比例し、向上するとされている。
【0004】しかしながら、この図3に示される金属鋳
造用装置では、鋳込み能力に関係する圧力値が圧力調整
器11により一義的に決定される。このため、より高い
鋳込み能力を得ようとすると、圧力調整器11の設定圧
力値をより高い値とする必要があり、これに伴い、鋳造
室1の耐圧力構造をより強化する必要が生じてくるとい
う問題点がある。又、鋳造室1の内部には、圧力調整器
11により設定された圧力値に達するまでガスの供給が
行われるので、1回の鋳造工程において、より多量のガ
スが消費されることになるという問題点もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決し、より高い鋳込み能力を得ながら、軽微な耐圧
力構造鋳造室が使用可能であり、しかも、鋳造工程にお
ける加圧ガスの消費量を低減させることが可能な金属鋳
造用装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の金属鋳造用装置
は、気密性を有する鋳造室1の内部に、ルツボ2と鋳型
3が設けられており、前記ルツボ2の上面で溶融された
金属4を、上記鋳型3の鋳込み口5から該鋳型3の内部
に設けられた所望の形状の鋳型空洞10へ流し込むこと
により鋳造成形品を製造する際に使用される装置であっ
て、前記鋳造室1に、該鋳造室1の内部を減圧状態をす
ることが可能な減圧ポンプ9と、該鋳造室1の内部へ加
圧ガスを供給する加圧ガス供給源12とが接続されてお
り、前記加圧ガス供給源12から前記鋳造室1内へ供給
される加圧ガスの流入が開閉弁8によって制御される構
造を有するものにおいて、前記加圧ガス供給源12のガ
ス供給圧力P1 が、前記鋳型3の鋳型空洞10内へ溶融
状態の金属を鋳込み不足なく鋳込むのに必要なガス圧力
2 よりも大きいこと、及び、鋳込みを行う際に、前記
開閉弁8が開いて、前記加圧ガス供給源12から前記鋳
造室1内へ加圧ガスが流入し、前記鋳造室1の内部圧力
が前記ガス圧力P2 に達した時点で、前記鋳造室1内へ
の加圧ガスの流入が前記開閉弁8によって遮断されるこ
とを特徴とする。
【0007】又、本発明は、前述の構造を有する金属鋳
造用装置において、前記鋳造室1に、該鋳造室1の内部
圧力を検出可能な圧力検出器7が設けられており、前記
圧力検出器7が、前記鋳造室1の内部圧力が前記ガス圧
力P2 に達した時点で前記開閉弁8に制御信号を送り、
該鋳造室1内への加圧ガスの流入を遮断することを特徴
とするものでもある。
【0008】更に、本発明は、前述の構造を有する金属
鋳造用装置において、前記開閉弁8が、前記鋳造室1の
内部圧力を機械的に検出し、該内部圧力が前記ガス圧力
2に達した時点で該鋳造室1内への加圧ガスの流入を
遮断する構造を有した圧力検出式開閉弁8’であること
を特徴とするものでもある。
【0009】又、本発明は、前述の構造を有する金属鋳
造用装置において、前記開閉弁8が、前記鋳造室1の内
部圧力が前記ガス圧力P2 に達するまでの時間の間だけ
開くように制御されることを特徴とするものでもある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の金属鋳造用装置の
好ましい一例を図面に示して本発明を説明するが、本発
明はこれに限定されるものではない。図1は、本発明の
金属鋳造用装置の好ましい一例を使用して鋳造を行う際
の状態を示す図であり、鋳造室1の内部における構造
と、鋳造室1の内部圧力を制御するために必要な圧力検
出器7、鋳造室1内へ供給される加圧ガスの流入を制御
可能な開閉弁8、加圧ガス供給源12及び減圧ポンプ9
の接続状態が示されている。この減圧ポンプ(真空ポン
プ)9は、鋳造室1の内部の空気を排気し、鋳造室1の
内部を減圧状態をするためのものであり、加圧ガス供給
源12としては、不活性ガスボンベ(一般的にはアルゴ
ンガスボンベ)が使用される。尚、図1の装置における
圧力調整器11は、加圧ガス供給源12からの供給ガス
圧力を、予め一定圧力、即ち、溶融金属が流動可能な時
間内に鋳造空洞10へ鋳込むのに必要な圧力に調整する
ためのものであるが、加圧ガス供給源12からの供給ガ
ス圧力が鋳造室1の設定耐圧(許容圧力)以下である場
合には設けなくても良い。
【0011】図1に示されるように、本発明の装置に
は、気密性を有する鋳造室1の内部にルツボ2と鋳型3
が設けられており、ルツボ2の上面で溶融された金属4
は、鋳型3の鋳込み口5から鋳型3の内部に設けられた
所望の形状の鋳型空洞10へ流し込まれる。図1の装置
におけるルツボ2の上方には、ルツボ2に載置される金
属4をアーク融解させるための電極棒13が設けられて
おり、このルツボ2は、その上面で溶解された金属4を
鋳型3の鋳込み口5へ流し込むことができるように、支
軸6を中心として傾斜可能な構造を有している。図1に
おいては、ルツボ2が支軸6を中心として傾斜したとき
の状態が点線で示されている。
【0012】本発明による金属鋳造用装置における大き
な特徴は、加圧ガス供給源12のガス供給圧力P1 が、
鋳型3の鋳型空洞10内へ溶融状態の金属を鋳込み不足
なく鋳込むのに必要なガス圧力P2 よりも大きいため
に、ガス供給圧力がP2 である加圧ガス供給源を有した
装置を用いた場合に比べて、開閉弁8が開いて加圧ガス
の流入が開始されてから、溶融状態の金属を鋳込み不足
なく鋳込むのに必要なガス圧力P2 に達するまでの時間
を短くすることができ、しかも、鋳造室1の内部圧力が
前記ガス圧力P2 に達した時点で、鋳造室1内への加圧
ガスの流入が開閉弁8によって遮断されるので、これに
より、鋳型空洞10へ溶融状態の金属を鋳込み不足なく
鋳込むのに必要かつ最低の不活性ガス消費量にできるこ
とである。さらに、不活性ガス消費量が少ないというこ
とは言い換えると、鋳造室1の内部圧力も軽減すること
になるため、その耐圧構造も、目的とする鋳込みに対し
て必要かつ最低の強度で足ることになる。このようにし
て、本発明では、この開閉弁8によって、鋳造室1の内
部圧力がガス圧力P2 を越えないように調整され、この
開閉弁8は、弁の開閉が電気的に制御されるもの(電気
式開閉弁)であっても、機械的に制御されるもの(機械
式開閉弁)であっても良い。
【0013】図1に例示した圧力制御タイプの本発明の
金属鋳造用装置にあっては、鋳造室1に、該鋳造室1の
内部圧力を検出可能な圧力検出器7が設けられており、
鋳造室1の内部圧力が鋳造に必要なガス圧力P2 に達し
た時点で、この圧力検出器7から開閉弁8に制御信号が
送られ、鋳造室1内への加圧ガスの流入が瞬時に遮断さ
れるようになっている。本発明では、このような圧力検
出器7として電気式圧力検出器が使用されるのが一般的
であるが、これに限定されるものではない。
【0014】一方、図2に示される本発明の金属鋳造用
装置においては、図1の装置における圧力検出器7及び
開閉弁8の代わりに、圧力検出式開閉弁8’が設けられ
ており、この開閉弁8’は、鋳造室1の内部圧力を機械
的に検出し、鋳造室1の内部圧力が前記ガス圧力P2
達した時点で鋳造室1内への加圧ガスの流入を遮断する
構造を有するものであり、この開閉弁8’によって、鋳
造室1の内部圧力がガス圧力P2 を越えないように調整
される。図2の装置において、他の部分は図1の装置と
同様である。
【0015】更に、本発明では、開閉弁8として、鋳造
室1の内部圧力が前記ガス圧力P2に達するまでの時間
の間だけ開くように制御されるものが設けられた構造の
時間制御タイプの金属鋳造用装置とすることも可能であ
り、このような装置としては、例えば、ガス流入が開始
されてからガス圧力P2 に達するまでの時間を、図1の
圧力検出器7を介して測定し、この時間の間だけ開閉弁
8が開かれるように制御される構造のものや、あるい
は、上記時間を図2の圧力検出式開閉弁8’によって測
定し、この時間の間だけ開閉弁8’が開かれるように制
御される構造のものが挙げられる。
【0016】次に、ガス供給圧力の違いによる、減圧雰
囲気状態(不活性ガス置換された負圧雰囲気下)から一
定圧力に達するまでの密閉容器内の圧力変化及び、一定
圧力に達するまでの時間について説明する。図4は、一
般的な内容積を有する歯科金属鋳造用装置の鋳造室内
に、4kgf/cm2 及び10kgf/cm2 の圧力で
ガス充填を行った時の鋳造室の内部圧力‐時間曲線の一
例である。ガス充填とは、すなわち高圧側より低圧側へ
のガスの流れであり、この圧力差が大きい程、溶融金属
が鋳型空洞内へ早く強く流れ込むことになる。図4に示
されるように、鋳造室内へガス充填を行った場合、ガス
の流入に伴い、この圧力差が減少し、最終的に圧力差が
無くなった時点で、ガスの移動が無くなり充填が終了さ
れ、10kgf/cm2 の圧力でガス充填を行った時に
鋳造室内のゲージ圧(本明細書では、鋳造室の内部圧力
を、大気圧との圧力差として表示しており、大気圧(1
気圧)が0で、1気圧以下の圧力を負の圧力として表示
している)が3kgf/cm2 になるまでの時間s
1 と、4kgf/cm2 の圧力でガス充填を行った時に
鋳造室内のゲージ圧が3kgf/cm2になるまでの時
間s2 とでは、s1 の方がs2 よりも小さく、10kg
f/cm2 の圧力でガス充填を行った時の圧力上昇率θ
1 の方が、4kgf/cm2 の圧力でガス充填を行った
時の圧力上昇率θ2 よりも大きい。これを、金属鋳造用
装置に置き換えて見ると、鋳型空洞10へ溶融金属を押
し込むのに必要な圧力が今仮に4kgf/cm2 必要だ
とすると、圧力調整器11の設定圧力値は4kgf/c
2 で良いはずであるが、溶融金属は時間の経過と共に
凝固するため、流動可能時間内に鋳造が行われないと、
鋳込み不足となってしまう。特に、チタンなどのように
高融点金属は流動可能時間が非常に短く、圧力上昇率θ
2 では完全な鋳込成形は行えない場合が起こり得る。
【0017】ここで、本発明の金属鋳造用装置におけ
る、加圧ガス供給源12のガス供給圧力P1 と、鋳型3
の鋳型空洞10内へ溶融状態の金属を鋳込み不足なく鋳
込むのに必要なガス圧力P2 との関係を図5に示す。図
5に示されるように、本発明の装置にあっては、加圧ガ
ス供給源12のガス供給圧力P1 の方が、鋳込みに必要
とされるガス圧力P2 よりも大きく、ガス供給圧力がP
1 の時に鋳造室の内部圧力がP2 に到達するまでの時間
1 の方が、溶融金属の流動可能時間sp よりも小さ
い。本発明の装置を用いて鋳造を行う場合において一般
的なP2 の値は1〜3kgf/cm2 であり、s1 <s
p の条件を満たすのに一般的なP1 の値は5〜9kgf
/cm2 である。ただし、P1 の一般的な上限値が9k
gf/cm2 であるのは、一般的な鋳造室の耐圧が10
kgf/cm2 以下に設定されているためであり、鋳造
室1が更に大きな圧力にも耐え得る耐圧構造を有するも
のである場合には、P1 が9kgf/cm2 を越えても
良い。
【0018】尚、鋳造室の容積が約1400cm3 で、
鋳型の体積が約600cm3 で、実質的な空間容積が約
800cm3 である場合、加圧ガス供給源を用いて鋳造
室内のゲージ圧を3kgf/cm2 とするのに要する時
間は、鋳造室内へ供給される加圧ガスの圧力が4kgf
/cm2 の時には2秒以上かかるが、鋳造室内へ供給さ
れる加圧ガスの圧力が10kgf/cm2 で、3kgf
/cm2 に達した時点でガス流入を遮断する時には0.
5秒以下となる。チタン等の高融点金属であっても、一
般的な歯科補綴物の形状や大きさにおいて高温での鋳型
温度で鋳造した場合、流動可能時間が0.5秒以下とな
ることはほとんどなく、よって、本発明の装置を用いる
ことにより溶融金属の流動可能時間内での鋳造が行え
る。
【0019】
【実施例】次に、図1に示した構造の本発明による金属
鋳造用装置を用いて従来の同装置(図3の構造のもの)
との鋳込み能力比較実験を行った際の実験結果を示す。
各装置を用いた場合の鋳込み能力(鋳込率)は、ロスト
ワックス法により195クロスポイントメッシュパター
ンのクロスポイント再現率(鋳込み口から内部に向かっ
てメッシュ状のパターンが形成された鋳型を用いて鋳込
みを行い、メッシュの交点がどれだけ形成されたかを百
分率にて表示したもの)として測定し、各装置とも、そ
れぞれ6回の実験を行って評価用サンプルを得た。 使用金属:JIS2種チタン 鋳型材:セレベストCB スプルー:φ2.0mm メッシュ部線径:φ0.5mm 鋳型温度:850℃ 加圧条件:加圧ガス供給源12から減圧状態(−60c
mHg、常圧よりも60cmHg低い圧力)の鋳造室内
へ供給される加圧ガスの圧力P1 と、鋳造時における鋳
造室内のゲージ圧P2 については次の通りである。本発
明の金属鋳造用装置を用いた場合の鋳造実験 P1 =10kgf/cm2 、P2 =3kgf/cm2 従来の金属鋳造用装置を用いた場合の鋳造実験 P1 =4kgf/cm2 、P2 =3kgf/cm2 上記鋳造実験により得られた鋳造品の鋳込率(クロスポ
イント再現率)を以下の表1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】表1に示されるように、本発明の金属鋳造
用装置を用いた場合の鋳込率は100%に近いものであ
ったが、従来の金属鋳造用装置を用いた場合の鋳込率は
40%前後であり、この実験から、鋳造時における鋳造
室内のゲージ圧P2 が同じであっても、急速に加圧を行
うことによりゲージ圧P2 に達するまでの時間が短い、
本発明の金属鋳造用装置を用いた場合の方が、従来の装
置よりも鋳込み能力が優れていることがわかった。
【0022】次に、図1に示した構造の本発明による金
属鋳造用装置を用いて、加圧ガス供給源から鋳造室内へ
供給される加圧ガスの圧力P1 を変化させて鋳込率の比
較を行うと同時に、鋳造室内の圧力変化と時間の関係に
ついて調べた。 使用金属:JIS2種チタン 鋳型材:セレベストCB パターン:143クロスポイントメッシュパターン スプルー:φ2.0mm 鋳型温度:850℃ 加圧条件:加圧ガス供給源から減圧状態(−60cmH
g)の鋳造室内へ供給される加圧ガスの圧力P1 と、鋳
造時における鋳造室内のゲージ圧P2 については次の通
りである。 (1) P1 =4.0kgf/cm2 、P2 =3.0kgf/cm2 (2) P1 =6.0kgf/cm2 、P2 =3.0kgf/cm2 (3) P1 =10.0kgf/cm2 、P2 =3.0kgf/cm2 (4) P1 =10.0kgf/cm2 、P2 =1.5kgf/cm2 上記圧力条件(1) 〜(4) における鋳造室内の圧力変化と
時間の関係を図6に示す。
【0023】上記鋳造実験により得られた鋳造品の鋳込
率は次の通りである。 圧力条件(1) の場合:70%±5% 圧力条件(2) の場合:90%±2% 圧力条件(3) の場合:100% 圧力条件(4) の場合:100% このように、本発明の金属鋳造用装置を用いた場合に
は、加圧ガス供給源からの圧力P1 を鋳造時における鋳
造室内のゲージ圧P2 よりも大きくすることにより、鋳
造品の鋳込率を高めることができ、圧力条件(4) の実験
結果から、鋳造時における鋳造室内のゲージ圧P2
1.5kgf/cm2 であっても、鋳込み不足のない製
品を得ることができ、効率的な充填が行えることが理解
される。
【0024】
【発明の効果】本発明の金属鋳造用装置を用いた場合に
は、設定圧力への到達時間が短く、一定圧力下での鋳造
が行われるので、歯科用補綴物として特に優れた材料で
あるチタン等の高融点金属を用いて鋳造を行う場合であ
っても、成型体(鋳造物)内に巣(小孔)が形成され
ず、均質で、品質の良い製品が製造できる。又、本発明
の金属鋳造用装置では、凝固時間の短い高融点金属で高
い鋳込み能力を得るための高圧力ガスを使用しながら、
低耐圧の装置構造設計で済ませることが可能であり、装
置製造における大幅な原価削減ができる。さらに、1回
の鋳造作業における不活性ガスの消費量も、必要かつ最
低の消費量で済ませることができるため、ランニングコ
ストの大幅な削減が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金属鋳造用装置の好ましい一例におけ
る内部構造を示す図であり、この装置を用いて鋳造を行
う際の状態が示されている。
【図2】図1の装置における圧力検出器7及び開閉弁8
の代わりに、圧力検出式開閉弁8’が設けられている本
発明の金属鋳造用装置の内部構造を示す図である。
【図3】従来より知られている一般的な金属鋳造用装置
の内部構造を示す図である。
【図4】減圧状態の鋳造室(密閉容器)内に、4kgf
/cm2 の圧力及び10kgf/cm2 の圧力でガス充
填を行った時の鋳造室内のゲージ圧‐時間曲線の一例で
ある。
【図5】本発明の金属鋳造用装置における、加圧ガス供
給源12のガス供給圧力P1 と、鋳型3の鋳型空洞10
内へ溶融状態の金属を鋳込み不足なく鋳込むのに必要な
ガス圧力P2 との関係を示すグラフである。
【図6】減圧状態とした鋳造室(内容積:約800cm
3 )内に、4kgf/cm2 、6kgf/cm2 及び1
0kgf/cm2 の圧力でガス充填を行い、6kgf/
cm2 と10kgf/cm2 の場合には鋳造室内のゲー
ジ圧が3kgf/cm2に達した時点でガス供給を遮断
した時の、内部圧力‐時間曲線を示すグラフである。
【符号の説明】
1 鋳造室 2 ルツボ 3 鋳型 4 金属 5 鋳込み口 6 支軸 7 圧力検出器 8 開閉弁 9 減圧ポンプ 10 鋳型空洞 11 圧力調整器 12 加圧ガス供給源 13 電極棒

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気密性を有する鋳造室1の内部に、ルツ
    ボ2と鋳型3が設けられており、前記ルツボ2の上面で
    溶融された金属4を、上記鋳型3の鋳込み口5から該鋳
    型3の内部に設けられた所望の形状の鋳型空洞10へ流
    し込むことにより鋳造成形品を製造する際に使用される
    装置であって、前記鋳造室1に、該鋳造室1の内部を減
    圧状態をすることが可能な減圧ポンプ9と、該鋳造室1
    の内部へ加圧ガスを供給する加圧ガス供給源12とが接
    続されており、前記加圧ガス供給源12から前記鋳造室
    1内へ供給される加圧ガスの流入が開閉弁8によって制
    御される構造を有するものにおいて、 前記加圧ガス供給源12のガス供給圧力P1 が、前記鋳
    型3の鋳型空洞10内へ溶融状態の金属を鋳込み不足な
    く鋳込むのに必要なガス圧力P2 よりも大きいこと、及
    び、鋳込みを行う際に、前記開閉弁8が開いて、前記加
    圧ガス供給源12から前記鋳造室1内へ加圧ガスが流入
    し、前記鋳造室1の内部圧力が前記ガス圧力P2 に達し
    た時点で、前記鋳造室1内への加圧ガスの流入が前記開
    閉弁8によって遮断されることを特徴とする金属鋳造用
    装置。
  2. 【請求項2】 前記鋳造室1に、該鋳造室1の内部圧力
    を検出可能な圧力検出器7が設けられており、前記圧力
    検出器7が、前記鋳造室1の内部圧力が前記ガス圧力P
    2 に達した時点で前記開閉弁8に制御信号を送り、該鋳
    造室1内への加圧ガスの流入を遮断することを特徴とす
    る請求項1記載の金属鋳造用装置。
  3. 【請求項3】 前記開閉弁8が、前記鋳造室1の内部圧
    力を機械的に検出し、該内部圧力が前記ガス圧力P2
    達した時点で該鋳造室1内への加圧ガスの流入を遮断す
    る構造を有した圧力検出式開閉弁8’であることを特徴
    とする請求項1記載の金属鋳造用装置。
  4. 【請求項4】 前記開閉弁8が、前記鋳造室1の内部圧
    力が前記ガス圧力P2に達するまでの時間の間だけ開く
    ように制御されることを特徴とする請求項1記載の金属
    鋳造用装置。
JP16534797A 1997-06-06 1997-06-06 金属鋳造用装置 Pending JPH11755A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002113566A (ja) * 2000-10-05 2002-04-16 Sansha Electric Mfg Co Ltd 精密鋳造装置
EP1252950A4 (en) * 2000-01-07 2005-10-19 Nissin Dental Products Inc METAL CASTING DEVICE AND METAL CASTING METHOD USING THIS

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