JPH1176146A - 光学装置 - Google Patents

光学装置

Info

Publication number
JPH1176146A
JPH1176146A JP9250117A JP25011797A JPH1176146A JP H1176146 A JPH1176146 A JP H1176146A JP 9250117 A JP9250117 A JP 9250117A JP 25011797 A JP25011797 A JP 25011797A JP H1176146 A JPH1176146 A JP H1176146A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
filter
laser
interference
optical element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9250117A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1176146A5 (ja
Inventor
Tadashi Hirata
唯史 平田
Toshiyuki Nagaoka
利之 永岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP9250117A priority Critical patent/JPH1176146A/ja
Publication of JPH1176146A publication Critical patent/JPH1176146A/ja
Publication of JPH1176146A5 publication Critical patent/JPH1176146A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laser Surgery Devices (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高出力のレーザー光を用いた場合でも十分
にカットし得て良好な観察画像を得るようにする。 【解決手段】 互いに異なる複数の特定波長のレーザ
ー光をカットするためのフィルター作用を持つ光学素子
を少なくとも一つ設け、特定波長の透過率が1%以下。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、体腔内の患部を観
察しながらレーザー光を照射して治療を行なう内視鏡用
の光学装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内視鏡は、胃、大腸等の観察、診断と同
時に治療に用いられる。この内視鏡による治療のうち体
腔内の患部を切開、切除又は凝固するために、レーザー
治療装置を用いたレーザー光の治療が一般化しつつあ
る。このような治療に用いられるレーザー光としては、
波長が1060nmのYAGレーザーが主流であるが、近
年小型で安価な半導体レーザーが使用され始めている。
この治療用半導体レーザーは、波長が750nmから10
50nmまでの様々の波長のものがある。
【0003】一方、近年内視鏡の先端部や接眼部に固体
撮像素子(CCD)を配置し、モニターテレビを通して
物体を観察する電子内視鏡が用いられるようになった。
このCCDは、近赤外光に対しても感度を有するため
に、YAGレーザーや半導体レーザーを用いて治療を行
なう場合、治療部位に照射されたレーザー光が反射し、
この反射光が内視鏡光学系を通ってCCDに入射する。
そのために、観察画面全体が明るくなりすぎて被写体を
鮮明な画像にて観察することが不可能になる。
【0004】この欠点を解消するために、内視鏡光学系
の撮像光学系中にYAGレーザーや半導体レーザーを除
去するレーザーカットフィルターを設け、レーザーによ
る治療の際も鮮明な画像が得られるようにした光学系が
知られている。
【0005】このような内視鏡光学系の従来例として例
えば実開昭55−43053号公報に記載されたものが
知られている。
【0006】これら従来例として用いられるレーザーカ
ットフィルターは、そのほとんどがレーザー光の波長の
光を反射する多層膜干渉フィルターで、このレーザーカ
ットフィルターは、レーザー光の波長の光の透過率を出
来る限り小さく抑え、一方可視域の光の透過率はできる
だけ高くしてある。又色再現性を良くするために可視域
の光の透過率は、波長域全体にわたって出来るだけ一定
であることが望まれる。
【0007】又、他の従来例として、例えば実開昭52
−142311号公報や実公昭59−29683号公報
に記載された光学系が知られている。
【0008】更に、二つ又はそれ以上の異なる波長のレ
ーザー光をカットするようにした従来例として実開平6
−63009号公報や特開平9−54255号公報等に
記載された光学系が知られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例等の従来の
内視鏡光学系は、レーザーカットフィルターの透過率の
低下が十分ではなく又どの程度の透過率にすることが望
ましいかの開示がなく又、その解明が全くなされていな
い。
【0010】このように従来の光学系は、透過率の減少
が十分ではなく、大出力のレーザーを用いた場合に、レ
ーザー光のカットが十分でなくそのため鮮明な画像での
観察を行ない得ない。
【0011】特に、一般に半導体レーザーは、発振波長
がYAGレーザーに比べて短く、そのため半導体レーザ
ーの発振波長領域では固体撮像素子の感度が高くレーザ
ー光を十分にカットしないと観測画面が乱れ正しい治療
が行ないえない。
【0012】本発明は、高出力のレーザー装置を用いた
場合でも良好な観察画像を得ることが可能であり、半導
体レーザー(LDレーザー)やYAGレーザー装置のい
ずれにも対応できる内視鏡光学装置を提供することを目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の光学装置は、互
いに異なる複数のレーザー光を用いて生体を処置と同時
に観察するためのもので、光学系中に複数の特定波長の
レーザー光をカットするためのフィルター作用を持つ少
なくとも一つの光学素子が設けられ、複数の特定波長の
光の透過率が1%以下であることを特徴としている。
【0014】本発明の光学装置は、前述のように波長の
異なる複数のレーザー装置のいずれにも対応できしかも
高出力のレーザー装置を用いてもレーザー光による影響
がほとんどなくしたがって観察画像が全体的に明るくな
って不鮮明な画像になるのを防止するためには、使用す
るレーザー光の波長である複数の特定波長の光に対して
その透過率がどの程度までであれば十分であるかを検討
した結果にもとづくものである。そしてその結果として
各特定波長の光の透過率が夫々1%以下であれば、レー
ザー光により全体が明るくなりすぎることなく鮮明な画
像にての観察が可能であることの解明にもとづいてなさ
れたのが本発明である。
【0015】図7は、本発明の光学装置で用いるレーザ
ーカットフィルターの配置の基本を示す図で、図におい
て、1,4はYAGレーザー光カット用光学素子(YA
Gレーザーカットフィルター)、2,3はLDレーザー
光カット用光学素子(LDレーザーカットフィルタ
ー)、5は吸収フィルターである。これら光学素子のう
ち、光学素子1,4は透明板の表面に干渉膜Aをコート
した干渉フィルターで図8に示す曲線Aにて示す波長特
性を有している。又光学素子2,3は同様に透明板に干
渉膜Bをコートしたもので、図8に曲線Bにて示す波長
透過率特性をもつ干渉フィルター、5は図7に曲線Cに
て示す特性を有する吸収フィルターである。又図8にお
いて曲線DはCCDの波長に対する感度特性を示し、E
はLDレーザー光(波長810nm)、FはYAGレーザ
ー光(波長1060nm)である。図8においては、YA
Gレーザー光カット用光学素子の分光透過率は、曲線A
で示す通り可視波長域を透過し、950nm近傍でカッ
トオフとなり、1200nm近傍で立ち上がる特性を有
している。また、LDレーザー光カット用光学素子の分
光透過率は、曲線Bに示すように可視波長域を透過し、
可視波長域の下限付近の700nm近傍でカットオフと
なり、940nm前後から立ち上がる特性を有してい
る。
【0016】このように、分光透過率特性Aを有する干
渉膜Aを設けた光学素子と特性Bを有する干渉膜Bを設
けた光学素子を夫々少なくとも二つ設けることにより二
つの干渉フィルターAにより1000nm〜1150n
mの間の波長の透過率が1%以下になり、又二つの干渉
フィルターBにより750nm〜950nmの間の波長の透
過率が1%以下になる。これによって大出力のレーザー
装置を用いた内視鏡による治療の場合も、反射されたレ
ーザー光を十分にカットして鮮明な画像での観察が可能
になる。
【0017】本発明において、干渉フィルターの数が多
ければそれだけ特定波長の光を十分にカットできる。し
かし光学素子の厚さが一定の厚さであるため干渉フィル
ターの数が多いと光学系の全長が長くなり好ましくな
い。特に内視鏡光学系は、出来るだけ小型であることが
要求されるため全長が長くなることは好ましくない。一
般的には、図7に示す基本構成のようにLDレーザー用
干渉フィルター二つとYAGレーザー用干渉フィルター
二つ用いることが望ましい。
【0018】又、後に述べる第5の実施の態様の光学系
のように三つの干渉フィルターにて構成することも可能
である。つまりLDレーザー用干渉フィルター二つとY
AGレーザー用干渉フィルター一つとにて構成する。即
ち、透過率を低下させるためには干渉フィルターの数が
多いほど望ましいが、フィルター面1つだけでも特定波
長の透過率を1%以下に抑えることが可能であれば、必
ずしも1つの波長に対して複数のフィルター作用を持つ
面を設ける必要はない。この場合、図8に示すようにY
AGレーザーはその波長では固体撮像素子の感度があま
り大きくないので、LDフィルターよりも少ないフィル
ター面数で済ませられる場合が多い。
【0019】上記のように複数の干渉フィルターを配置
した場合、相対する(向かい合って配置された)二つの
干渉フィルターの間で多重反射が生じレーザー光をカッ
トする効果が減少する。つまり図9に示すように二つの
向かい合って配置された二つの光学素子(干渉フィルタ
ー)6,7において、光学素子7の干渉膜IF2により
反射された光つまりカットすべき波長領域の光が光学素
子6の干渉膜IF1にて再度反射され、この反射が干渉
膜IF1と干渉膜IF2との間で繰返される。このよう
に多重反射された光の一部は図示するように干渉膜IF
2(光学素子7)を透過する。このように、本来カット
すべき波長の光が多重反射の後に透過し、これがレーザ
ー光カットの効果を減少させることになり、特定波長の
透過率を1%以下に減少させることができなくなる場合
がある。
【0020】本発明においては、図7に示す基本構成の
ように、フィルター2とフィルター3との間に図8に曲
線Cにて示す特性の吸収フィルターを配置することによ
りこの欠点を解消した。図8からわかるとおり、吸収フ
ィルターは徐々に透過率が低下してLDレーザー光カッ
ト用光学素子の分光透過率のカットオフ波長と立ち上が
り波長の間で最も透過率が低くなり、更に波長が長くな
ると徐々に透過率が大きくなるような特性を有してい
る。この構成では、このような吸収フィルターで、2つ
の干渉フィルターの間で多重反射するレーザー光を吸収
することにより減少させる。上記の構成はLDレーザー
光カット用フィルターと吸収フィルターの透過率が低い
波長がほぼ一致しているため、撮像素子の感度が比較的
高いLDレーザー光の透過率を特に小さくするために有
効である。吸収フィルターの透過率が最も低くなる波長
λBは720nm<λB<950nmに設定されている
ことが望ましい。
【0021】又本発明のように、複数の干渉膜を設けた
光学素子(干渉フィルター)を光学系中に配置すると、
光学系の全長が長くなり光学系の小型化にとって不利で
ある。そのため光学素子の厚さを薄くする(干渉膜をコ
ートする透明板を薄くする)ことが考えられるがあまり
薄くすると光学素子の強度が弱くなり好ましくない。そ
のため図11(A)に示す二つの光学素子8、9を図1
1(B)のように薄くした2枚の光学素子8A、9Aを
図11(C)のように互いに接合して強度を保つことが
望ましい。また、2つの光学素子8A、9Aの両面に干
渉膜を設け、これらを図11(D)のように接合しても
良い。この構成では少ないスペースに更に多くの干渉膜
を設けることができるため、内視鏡の(特に先端硬性部
の)全長短縮に非常に有効である。なお、この場合は、
干渉膜は、入射側または射出側の媒質が接着材であるこ
とを前提として、その屈折率に適合した特性を持たせる
必要がある。
【0022】又、比較的厚い強度を十分保つことの出来
る厚さの平行平面板の両面に干渉膜を形成してもよい。
しかし干渉膜の蒸着作業がむずかしい欠点がある。
【0023】又干渉膜をコートする平行平面板を赤外吸
収フィルター用の材料を用いることによっても光学系の
全長を短くすることが可能である。つまり平行平面板と
して赤外吸収フィルターの片面又は両面に干渉膜をコー
トすることにより平行平面板の枚数を削減することがで
き、これにより光学系の全長を短くできる。
【0024】更に、後に示す第6の実施の形態のよう
に、光学系を構成する一つのレンズを赤外吸収フィルタ
ー材料にて形成し、又はこの赤外吸収フィルター材料よ
りなるレンズのレンズ面に干渉膜をコートするか又は他
のレンズ面に干渉膜をコートすることにより、光学系の
全長を短くすることが可能であり、これらの手段の一部
又はすべてを適用することは、光学系の短縮にとって有
効である。
【0025】又、干渉フィルターは、コートされた干渉
膜の表面にほこり等の微小な異物が付着することがあ
る。このような微小な異物の付着した干渉フィルターを
光学系中に配置して使用した場合、この異物が像に影響
を与え良好な画像が得られないことがあり好ましくな
い。
【0026】しかしこのような異物による悪影響は異物
の大きさに比較して光束径が十分大きければほとんど画
像に影響を与えない。
【0027】本発明においては、例えば後に示す第1の
実施の形態のように干渉フィルターを明るさ絞りの近く
に配置することにより上記欠点を解消している。つまり
明るさ絞り近傍は、光学系中で最も光束径の大きいとこ
ろであり、したがって明るさ絞りに近づけてフィルター
を配置すれば、フィルターに付着する微小異物に比べて
光束径は十分大になり望ましい。
【0028】より具体的には、光束径が0.05mm以上
の位置に配置すれば、フィルターに付着する微小異物に
よる影響はほとんどない。又光束径が0.1mm以上であ
ればより好ましく、更に光束径が0.2mm以上であれば
前記微小異物による影響は非常に小さくなる。
【0029】
【発明の実施の形態】次に本発明の光学装置にて用いら
れる光学系の実施の形態を図面をもとに説明する。
【0030】まず、本発明の光学系が用いられる内視鏡
のシステム全体の構成を図面にもとづいて簡単に説明す
る。
【0031】図14は、本発明の光学系が用いられる内
視鏡のシステム全体の構成を示す図であって、11は内
視鏡、12は内視鏡対物光学系、13は固体撮像素子、
14はライトガイド、15は照明レンズ、16はレーザ
ープローブ、17は照明用光源、18はYAGレーザー
装置、19は半導体レーザー装置、20はプロセッサ
ー、21はモニターである。
【0032】図示する内視鏡システムにおいて、照明光
源17よりの照明光をライトガイド14および照明レン
ズ15を通して観察物体を照明し、照明された観察物体
を内視鏡対物光学系12により固体撮像素子13に結像
し、モニター21により観察する。このような内視鏡シ
ステムにおいては、レーザー光により画像の乱れ等が生
じ鮮明な画像での観察ができなくなる。特にレーザー装
置として大出力のレーザー装置を用いた場合、前記のレ
ーザー光による悪影響は、極めて顕著である。
【0033】本発明では次の実施の形態にて示す構成の
光学系を用いることにより鮮明な画像での観察を可能に
した。
【0034】図1は、本発明の第1の実施の形態を示す
もので、内視鏡対物光学系に相当する部分である。図に
おいてL1 は負レンズ、L2 は正レンズ、L3 は正レン
ズ、L4 はレンズL3 に接合された負レンズであり、こ
れらレンズより光学系を構成する。又正レンズL2 と接
合レンズL3 、L4 の間には透明板の一方の面にLDレ
ーザーカットフィルター(干渉膜B)が設けられ他方の
面にYAGレーザーカットフィルター(干渉膜A)が設
けられた光学素子Fa1と吸収フィルターFbとが配置さ
れ又接合レンズL3 ,L4 の像側には光学素子Fa1
同様の構成の光学素子Fa2が配置されている。又FSは
フレアー絞りである。明るさ絞りSは光学素子Fa1の物
体側の面の近傍に配置されている。つまりこの光学素子
a1は明るさ絞りSに極めて近い位置におかれ、したが
ってフィルター表面の微小異物による画像への影響は全
くない。又光学素子Fa2は明るさ絞りより若干離れた位
置に配置されているが前述の微小な異物による像への影
響のほとんどない光束径が0.05mm以上の位置に配置
されている。又吸収フィルターFbにより光学素子Fa1
とFa2との間で多重反射されるレーザー光は十分に吸収
されるために光学系を透過する光の特定波長の透過率は
極めて低い。なお、フレアー絞りはリン青銅からなる薄
い板状体に結像に寄与する光束を遮らないがフレアー成
分を遮る程度の開口を設けたもので、フィルター同士の
間に微少な空気間隔を形成して、所期のフィルター作用
が得られるようにしている。
【0035】この第1の実施の形態にて用いられている
フィルターの透過率は、LDレーザーカットフィルター
(干渉膜B)が1面当り0.2%(波長810nm)、
YAGレーザーカットフィルター(干渉膜A)が1面当
り0.3%であり、又吸収フィルターの透過率は、波長
810nmで6%、波長1060nmで24%である。
【0036】図2は本発明の第2の実施の形態を示すも
ので、光学系の構成は第1の実施の形態のものと類似し
ている。
【0037】この光学系では、第1の実施の形態とは光
学素子Fa1とFa2の配置位置が異なっている。つまりレ
ンズL1 とレンズL2 との間に光学素子Fa1を又レンズ
2と接合レンズL3 ,L4 との間に吸収フィルターF
と光学素子Fa2が配置されている。又明るさ絞りSは
第1の実施の形態の光学系と同様に吸収フィルターFb
の物体側(正レンズL2の後方)に設けられている。又
FSはフレアー絞りである。
【0038】これら第1、第2の実施の形態の光学系で
用いる光学素子Fa1、Fa2の厚さは、0.5mmである
が、光学系の全長を短くするためには0.3mm以下が
望ましく、0.2mm以下であれば更に望ましい。
【0039】図3は本発明の光学系の第3の実施の形態
を示す図である。この光学系は、負レンズL1 と正レン
ズL2 と正レンズL3 と負レンズL4 を接合した接合レ
ンズとよりなり第1,第2の実施の形態と光学系のレン
ズ構成はと、実質上同じである。しかし、フィルター光
学素子(干渉フィルター)はすべて透明板の片面のみに
干渉膜をコートしたものである。つまり、第1の光学素
子Fa1はその像側の面にYAGレーザーカットのための
干渉膜が、第2レンズL2 と吸収フィルターFb との間
に配置されている第2の光学素子Fa2はその物体側の面
(絞り側の面)にLDレーザーカットのための干渉膜
が、第3,第4の光学素子Fa3,Fa4は、夫々接合レン
ズL3 ,L4 の像側に配置され、第3の光学素子Fa3
その物体側の面にLDレーザーカットのための干渉膜が
第4の光学素子Fa4の物体側の面にYAGレーザーカッ
トのための干渉膜が設けられている。又明るさ絞りSは
光学素子Fa2の物体側面近傍に配置されている。
【0040】この光学系中では、レンズL4から像面に
至る部分で軸上マージナル光線の光軸に対する傾向が最
も大きくなっている。このため、第3の実施の形態の光
学系のように光学系の最も像側に光学素子(フィルタ
ー)を配置すると、撮像面で反射した光が前記光学素子
へ入射する角度が大になり、そのためこの光学素子にて
反射するフレアー光が拡がり強度が弱くなる。これによ
りこのフレアー光の影響がほとんどなくなるという利点
を有する。なお、一般的にもレンズ系の最終レンズから
像面までの間は光線の傾角が大きい場合が多いので、干
渉フィルターを光線傾向の大きいところに置いてフレア
ーを弱めるという観点から言えば、この位置にフィルタ
ーを配置することが望ましい。
【0041】図4は本発明の光学系の第4の実施の形態
を示すもので、この実施の形態の光学系は、第3の実施
の形態と類似するレンズ構成で又光学素子が透明板の片
面に干渉膜を設けた干渉フィルターを設けた点で同様の
構成であるが光学素子の配置位置が若干異なっている。
つまり光学素子Fa1は負レンズL1 と正レンズL2との
間、光学素子Fa2は正レンズL2 と吸収フィルターFb
との間に配置されており、これら光学素子Fa1,Fa2
配置位置は、図3に示すものと同じである。しかし光学
素子Fa3,Fa4は互いに近接配置され吸収フィルターF
b と接合レンズL3 ,L4 の間に配置されている点で相
違する。
【0042】図5は本発明の第5の実施の形態を示す。
この実施の形態は、薄い透明板の片面に干渉膜をコート
した2枚の光学素子を接合したものと片面に干渉膜をコ
ートした他の1枚の光学素子を用いた点で、他の実施の
形態の光学系と異なっている。
【0043】即ち、光学系は負レンズL1 と正レンズL
2 と正レンズL3 と負レンズL4を接合した接合レンズ
にて構成され、接合された二つの光学素子Fa1,Fa2
負レンズL1 と正レンズL2 との間に配置され、接合レ
ンズL3 ,L4 の像側に吸収フィルターFb 、その更に
像側に光学素子Fa3が配置されている。この第5の実施
の形態では、光学素子Fa1,Fa2を薄い透明板の1面に
干渉膜を設け、それら光学素子を互いに接合して一つの
光学素子にしている。つまり薄い透明板の物体側の面に
YAGレーザーをカットするための干渉膜を設けた光学
素子Fa1と薄い透明板の像側の面にLDレーザーをカッ
トする干渉膜を設けた光学素子Fa2とを互いに接着して
いる。又、光学素子Fa3はその吸収フィルターFb の側
の面にLDレーザーをカットする干渉膜を設けてある。
又明るさ絞りSは負レンズL1の像側に、フレアー絞り
FSは光学素子Fa2と正レンズL2 の間および吸収フィ
ルターFb と光学素子Fa3との間に配置している。
【0044】この第5の実施の形態は、光学素子(干渉
フィルター)を三つ設けたもので、そのうちLDレーザ
ーカットのための干渉フィルターBは二つ設けてあり、
これらフィルターにより750nm〜1150nmの間のL
Dレーザーにて発振される特定波長の光に対しては、そ
の透過率を1.0%以下に十分低くおさえることができ
る。又YAGレーザーをカットするための干渉フィルタ
ーAは一つのみであり、この波長の光に対しては若干透
過率が高くなっているが、図8に示すように、この波長
での固体撮像素子の感度が最も感度の高い波長域に比べ
て1/2 以下になっているため、画像観察上問題にならな
い程度である。
【0045】図6は本発明の第6の実施の形態を示す。
図示する光学系は、負レンズL1と正レンズL2、L3
よりなり、正レンズL2の物体側の面にLDカットフィ
ルターである干渉膜Bを、又正レンズL3の物体側の面
にYAGカットフィルターである干渉膜Aを、又その像
側の面にLDカットフィルターである干渉膜Bを夫々コ
ートしたものである。また、レンズL3は吸収フィルタ
ーの材料にて形成されている。
【0046】このように、レンズ面に干渉膜をコートす
ることと、吸収フィルター材料を用いてレンズを形成し
又この吸収フィルターの両面に干渉膜をコートすること
により、レーザーカットフィルターを構成する平行平面
板を省略することができ、それによりレンズ系の全長を
短縮したものである。
【0047】第2から第6の実施の形態の光学系で用い
られている干渉フィルターの特定波長に対する透過率
は、第1の実施の形態の光学系で用いられている干渉フ
ィルターと同じである。
【0048】以上述べた本発明の光学系において、光学
素子を配置する場合、その種類例えばYAGレーザーカ
ットフィルター、LDレーザーカットフィルター等の種
類を区別する必要がある。
【0049】光学素子の種類を区別するためには、図1
2に示すように光学素子を面取りすればよい。例えば、
LDレーザーカットフィルターは(A)のように面取り
せず、一方YAGレーザーカットフィルターは(B)の
ように面取り10を行なうようにすればよい。
【0050】又、光学素子の種類を区別する他の方法と
して、図13のように面取りの大きさを変える方法があ
る。つまり(A)が面取り10Aが大で、(B)が面取
り10Bが小であり、これにより種類を区別出来る。
【0051】本発明の光学装置として、特許請求の範囲
に記載する光学装置のほか、次の各項に記載する構成の
ものもその目的を達成し得るものである。
【0052】(1)特許請求の範囲の請求項1、2、3
又は4に記載する光学装置で、特定波長の透過率が0.
5%以下であることを特徴とする光学装置。
【0053】(2)特許請求の範囲の請求項1、2、3
又は4に記載する光学装置で、特定波長の透過率が0.
1%以下であることを特徴とする光学装置。
【0054】(3)特許請求の範囲の請求項1、2又は
3あるいは前記の(1)又は(2)の項に記載する光学
装置で、前記特定波長をカットする光学素子が透明板の
片面に干渉膜を設けた構成であることを特徴とする光学
装置。
【0055】(4)特許請求の範囲の請求項1、2又は
3あるいは前記の(1)又は(2)の項に記載する光学
装置で、前記特定波長をカットする光学素子が透明板の
両面に干渉膜を設けた構成であることを特徴とする光学
装置。
【0056】(5)特許請求の範囲の請求項2に記載す
る光学装置で、前記フィルター作用を持つ干渉膜の数が
前記特定波長の数よりも大であることを特徴とする光学
装置。
【0057】(6)前記の(5)の項に記載する光学装
置で、光学素子のフィルター作用面の二つ以上が同じ波
長をカットするものであることを特徴とする光学装置。
【0058】(7)特許請求の範囲の請求項3に記載す
る光学装置で、前記吸収物質の透過率が最も低くなる波
長が前記干渉膜の透過率のカットオフ波長と立ち上り波
長との間に来るように前記干渉膜と吸収物質の分光透過
率が選定されていることを特徴とする光学装置。
【0059】(8)特許請求の範囲の請求項3あるいは
前記の(7)の項に記載する光学装置で、前記吸収物質
からなる光学素子の前後に各々前記干渉膜が配置されて
いることを特徴とする光学装置。
【0060】(9)特許請求の範囲の請求項1、2、3
又は4あるいは前記の(1)、(2)、(3)、
(4)、(5)、(6)、(7)又は(8)の項に記載
する光学装置で、特定波長が約810nmと約1060nm
を含むことを特徴とする光学装置。
【0061】(10)前記の(7)の項に記載する光学
装置で、光学素子の透過率が最も低くなる波長λB が7
20nm<λB <950nmであることを特徴とする光学装
置。
【0062】(11)特許請求の範囲の請求項1、2、
3又は4あるいは前記の(1)、(2)、(3)、
(4)、(5)、(6)、(7)、(8)、(9)又は
(10)の項に記載する光学装置で、前記光学装置が内
視鏡である。
【0063】
【発明の効果】本発明の光学装置は、複数のフィルター
作用を有する面を設けることにより大出力のレーザー装
置を備えた内視鏡の光学系として使用した場合も良好な
画像での観察を行ない得るようにした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す図
【図3】本発明の第3の実施の形態を示す図
【図4】本発明の第4の実施の形態を示す図
【図5】本発明の第5の実施の形態を示す図
【図6】本発明の第6の実施の形態を示す図
【図7】本発明光学系で用いる光学素子の配置の基本構
成を示す図
【図8】本発明で用いる光学素子等の波長透過率特性を
示す図
【図9】複数の干渉フィルターを用いた時の多重反射を
示す図
【図10】干渉フィルターの間に吸収フィルターを配置
した時の多重反射を示す図
【図11】光学素子の厚さを薄くする方法を示す図
【図12】光学素子の種類を区別する方法を示す図
【図13】光学素子の種類を区別する他の方法を示す図
【図14】本発明の光学系を用いる内視鏡のシステムを
示す図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに異なる複数の特定波長のレーザー光
    を照射して生体を処理する装置と、前記生体を処理する
    際に前記生体を観察するための光学系とを備え、前記複
    数の特定波長のレーザー光をカットするためのフィルタ
    ー作用を持つ光学素子が前記光学系中に設けられ、前記
    特定波長の透過率が1%以下であることを特徴とする光
    学装置。
  2. 【請求項2】前記フィルター作用を持つ光学素子が干渉
    膜を有し、前記光学系中に前記フィルター作用を持つ干
    渉膜が3面以上含まれていることを特徴とする請求項1
    の光学装置。
  3. 【請求項3】前記光学系が前記フィルター作用を持つ光
    学素子として、干渉膜を持つ光学素子と光吸収物質から
    成る光学素子とを備えていることを特徴とする請求項1
    又は2の光学装置。
  4. 【請求項4】前記干渉膜を有する光学素子がその片面だ
    けに干渉膜を有し、複数の前記光学素子が干渉膜を有し
    ない面同士を密着又は密接させて配置されていることを
    特徴とする請求項2又は3の光学装置。
JP9250117A 1997-09-01 1997-09-01 光学装置 Pending JPH1176146A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9250117A JPH1176146A (ja) 1997-09-01 1997-09-01 光学装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9250117A JPH1176146A (ja) 1997-09-01 1997-09-01 光学装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1176146A true JPH1176146A (ja) 1999-03-23
JPH1176146A5 JPH1176146A5 (ja) 2005-06-02

Family

ID=17203082

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9250117A Pending JPH1176146A (ja) 1997-09-01 1997-09-01 光学装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1176146A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1039172A2 (en) 1999-03-19 2000-09-27 Nissan Motor Co., Ltd. Support of friction wheels for continously variable transmission
JP2002153414A (ja) * 2000-11-17 2002-05-28 Asahi Optical Co Ltd 電子内視鏡及び電子内視鏡システム
JP2007301227A (ja) * 2006-05-12 2007-11-22 Olympus Medical Systems Corp 撮像装置
JP2012002735A (ja) * 2010-06-18 2012-01-05 Panasonic Electric Works Co Ltd 空間情報検出装置
JP2012058732A (ja) * 2010-09-06 2012-03-22 Leica Microsystems (Schweiz) Ag 蛍光手術用実体顕微鏡
WO2012169369A1 (ja) 2011-06-06 2012-12-13 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 光学ユニットおよび内視鏡

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1039172A2 (en) 1999-03-19 2000-09-27 Nissan Motor Co., Ltd. Support of friction wheels for continously variable transmission
JP2002153414A (ja) * 2000-11-17 2002-05-28 Asahi Optical Co Ltd 電子内視鏡及び電子内視鏡システム
JP2007301227A (ja) * 2006-05-12 2007-11-22 Olympus Medical Systems Corp 撮像装置
JP2012002735A (ja) * 2010-06-18 2012-01-05 Panasonic Electric Works Co Ltd 空間情報検出装置
JP2012058732A (ja) * 2010-09-06 2012-03-22 Leica Microsystems (Schweiz) Ag 蛍光手術用実体顕微鏡
WO2012169369A1 (ja) 2011-06-06 2012-12-13 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 光学ユニットおよび内視鏡
US9106848B2 (en) 2011-06-06 2015-08-11 Olympus Medical Systems Corp. Optical unit and endoscope including the optical unit

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5879284A (en) Endoscope
CN1777802B (zh) 荧光观察用装置
EP1149555A2 (en) Fluorescent endoscope apparatus
WO2012169369A1 (ja) 光学ユニットおよび内視鏡
JP2000019373A (ja) 対物レンズ
EP4298983A1 (en) Beam splitting device for a distal end section of an endoscope, objective system and endoscope
JPH10170821A (ja) 内視鏡対物レンズ
JP4837279B2 (ja) 落射顕微鏡および蛍光フィルターセット
JP2001083400A (ja) 撮像光学系
CN118042976A (zh) 内窥镜成像系统、内窥镜摄像头及内窥镜摄像系统
JP2004344230A (ja) 内視鏡撮像装置
JP3808918B2 (ja) 内視鏡光学系
JP2001042230A (ja) 撮像光学系
US20050099677A1 (en) Fluorescence observing apparatus
JPH1176146A (ja) 光学装置
JP2000131521A (ja) 干渉膜およびこれを用いた撮像装置
US7298550B2 (en) Dichroic mirror, fluorescence filter set, and fluoroscopy apparatus
JPH0323832A (ja) 電子内視鏡装置
JPH0644902B2 (ja) 内視鏡
JPH10113329A (ja) 内視鏡の対物光学系
JPH09243935A (ja) 多層膜フィルター付きのレンズ
JPH09292570A (ja) 透過型蛍光顕微鏡
JP3044588B2 (ja) 内視鏡用対物レンズ
JP2767106B2 (ja) 電子内視鏡の対物レンズ
JP2000299806A (ja) 撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040817

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040817

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070509

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070522

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070717

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071127