JPH1176705A - アニオン性高分子凝集剤 - Google Patents

アニオン性高分子凝集剤

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JPH1176705A
JPH1176705A JP9256202A JP25620297A JPH1176705A JP H1176705 A JPH1176705 A JP H1176705A JP 9256202 A JP9256202 A JP 9256202A JP 25620297 A JP25620297 A JP 25620297A JP H1176705 A JPH1176705 A JP H1176705A
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polymer flocculant
anionic
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徹 宮嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建設骨材洗浄廃水の凝集沈降処理を行なうに
あたり、従来のアニオン性高分子凝集剤エマルジョンよ
りも有効な高分子凝集剤を提供する。 【解決手段】 逆相エマルジョン重合によるアニオン化
率10〜40モル%のアニオン性高分子エマルジョンに
おいて、高分子中のアニオン基が全て中和されており、
かつ余剰のアルカリを包含しており、そのアルカリ余剰
量がアニオン基に対し20モル%以上であることを特徴
とするアニオン性高分子凝集剤により、目的が達成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建設骨材洗浄廃水の
凝集に特に有効なエマルジョン型のアニオン性高分子凝
集剤に関する。
【0002】
【従来の技術】これまでに各種のアニオン性高分子凝集
剤が知られている。 例えば、アクリル酸塩・アクリル
アミド共重合物はアニオン性高分子凝集剤の代表例であ
り、最近は作業性容易であることからエマルジョンタイ
プが賞用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来公知のアニオン性
高分子凝集剤は性能上不満足である。 特に砂利・砂等
を生産する建設骨材洗浄廃水の凝集処理に対して効果的
なアニオン性高分子凝集剤が求められていた。
【0004】
【課題を解決する為の手段】本発明の請求項1の発明
は、下記(A)〜(E)成分を適時混合強攪拌し、油相
中に微細単量体相液滴を形成させた後に重合操作を行
い、親水性界面活性剤を混合して得た、高分子凝集剤中
の全アニオン性ビニル単量体単位は解離し、かつ全アニ
オン性ビニル単量体単位の20モル%以上の余剰遊離ア
ルカリを含有していることを特徴とするアニオン性高分
子凝集剤である。 (A)全単量体中10〜40モル%の水溶性アニオン性
ビニル単量体またはその混合物。 (B)残余のアクリルアミド。 (C)水。 (D)少なくとも1種類の炭化水素から成る油状物。 (E)逆相エマルジョンすなわち油中水型エマルジョン
を生成するに有効な量とHLBである少なくとも1種類
の界面活性剤。
【0005】本発明の請求項2の発明は、水溶性アニオ
ン性ビニル単量体が(メタ)アクリル酸塩である事を特
徴とする請求項1に記載のアニオン性高分子凝集剤であ
る。
【0006】本発明の請求項3の発明は、下記(A)〜
(E)成分を適時混合強攪拌し、油相中に微細単量体相
液滴を形成させた後に重合操作を行い、親水性界面活性
剤を混合して得た、高分子凝集剤中の全アニオン性ビニ
ル単量体単位は解離し、かつ全アニオン性ビニル単量体
単位の20モル%以上の余剰遊離アルカリを含有してい
ることを特徴とするアニオン性高分子凝集剤である。 (A)アクリルアミド。 (B)アクリルアミドに対し10〜40モル%のほう酸
ソーダまたは炭酸ソーダ (C)水。 (D)少なくとも1種類の炭化水素から成る油状物。 (E)逆相エマルジョンすなわち油中水型エマルジョン
を生成するに有効な量とHLBである少なくとも1種類
の界面活性剤。
【0007】本発明の請求項4の発明は、遊離アルカリ
がアンモニア、炭酸ソーダ、重炭酸ソーダほう酸ソーダ
およびこれらの混合物から選ばれることを特徴とする請
求項1ないし請求項3に記載のアニオン性高分子凝集剤
である。
【0008】本発明の請求項5の発明は、親水性界面活
性剤がHLB9〜15のノニオン性界面活性剤であるこ
とを特徴とする請求項1ないし請求項4に記載のアニオ
ン性高分子凝集剤である。
【0009】本発明の請求項6の発明は、建設骨材洗浄
廃水の凝集に用いることを特徴とする請求項1ないし請
求項5に記載のアニオン性高分子凝集剤である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の第一の限定は、下記
(A)〜(E)成分を適時混合強攪拌し、油相中に微細
単量体相液滴を形成させた後に重合操作を行い、親水性
界面活性剤を混合して得た、高分子凝集剤中の全アニオ
ン性ビニル単量体単位は解離し、かつ全アニオン性ビニ
ル単量体単位の20モル%以上の余剰遊離アルカリを含
有していることを特徴とするアニオン性高分子凝集剤で
ある。 (A)全単量体中10〜40モル%の水溶性アニオン性
ビニル単量体またはその混合物。 (B)残余のアクリルアミド。 (C)水。 (D)少なくとも1種類の炭化水素から成る油状物。 (E)逆相エマルジョンすなわち油中水型エマルジョン
を生成するに有効な量と
【0011】本発明の第二の限定は、請求項1に記載の
アニオン性高分子凝集剤において、水溶性アニオン性ビ
ニル単量体が(メタ)アクリル酸塩である事を特徴とす
る。
【0012】本発明の第三の限定は、下記(A)〜
(E)成分を適時混合強攪拌し、油相中に微細単量体相
液滴を形成させた後に重合操作を行い、親水性界面活性
剤を混合して得た、高分子凝集剤中の全アニオン性ビニ
ル単量体単位は解離し、かつ全アニオン性ビニル単量体
単位の20モル%以上の余剰遊離アルカリを含有してい
ることを特徴とするアニオン性高分子凝集剤である。 (A)アクリルアミド。 (B)アクリルアミドに対し10〜40モル%のほう酸
ソーダまたは炭酸ソーダ (C)水。 (D)少なくとも1種類の炭化水素から成る油状物。 (E)逆相エマルジョンすなわち油中水型エマルジョン
を生成するに有効な量とHLBである少なくとも1種類
の界面活性剤。
【0013】本発明の第四の限定は、請求項1ないし請
求項3に記載のアニオン性高分子凝集剤において、遊離
アルカリがアンモニア、炭酸ソーダ、重炭酸ソーダ、ほ
う酸ソーダおよびこれらの混合物から選ばれることを特
徴とする。
【0014】本発明の第五の限定は、請求項1ないし請
求項4に記載のアニオン性高分子凝集剤において、親水
性界面活性剤がHLB9〜15のノニオン性界面活性剤
であるとを特徴とする。
【0015】本発明の第六の限定は、請求項1ないし請
求項5に記載のアニオン性高分子凝集剤において、建設
骨材洗浄廃水の凝集に用いることを特徴とする。
【0016】本発明に用いられる水溶性アニオン性ビニ
ル単量体の具体例としては、(メタ)アクリル酸塩、2
−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸塩、
ビニルスルホン酸塩、スチレンスルホン酸塩、イタコン
酸塩、マレイン酸塩、フマール酸塩等が挙げられるが、
これらの中でもアクリル酸塩が最も好ましく使用でき
る。
【0017】本発明に用いられる(D)成分である少な
くとも1種類の炭化水素から成る油状物の具体例として
は、灯油、軽油、中油などの鉱油、あるいはこれらと実
質的に同じ範囲の沸点や粘度などの特性を有する炭化水
素系合成油あるいはこれらの混合物が挙げられる。
【0018】本発明に用いられる(E)成分である界面
活性剤はHLB3〜6のノニオン性界面活性剤であり、
その具体例としてはソルビタンモノオレート、ソルビタ
ンモノステアレート、ソルビタンモノパルミテートなど
を挙げる事ができる。
【0019】本発明において油中水型エマルジョン重合
により得られた重合物と混合される親水性界面活性剤
(いわゆる転相剤)としてはアニオン性界面活性剤ある
いはHLB9〜15のノニオン性界面活性剤が用いら
れ、好ましくはHLB10〜14のノニオン性界面活性
剤が用いられる。 好ましいノニオン性界面活性剤の代
表例としては例えばポリオキシエチレンノニルフェニル
エーテルを挙げる事ができる。
【0020】本発明に係る高分子は本質的に公知の重合
法により共重合する事ができる。例えば重合性ビニル単
量体と連鎖移動剤を含む水溶液と、HLBが3〜6であ
るノニオン性界面活性剤を含む有機分散媒とを混合し乳
化させた後、ラジカル重合開始剤の存在下、温度30〜
80°Cで重合させ、油中水型イオン性重合体エマルジ
ョンを製造する方法が特開昭61−236250号公報
に記載されているが、この方法を適用して単量体組成を
代える事により本発明の油中水型エマルジョンを合成す
る事ができる。 この油中水型エマルジョンに親水性界
面活性剤を添加して水に混合し、水中油型エマルジョン
に転相して溶解し、凝集剤として使用する。
【0021】本発明において、アニオン性単量体単位を
中和してなおかつアニオン性単量体単位の20%以上余
剰のアルカリの存在が本発明の特徴であるが、かかる余
剰アルカリは、重合時にほう酸ソーダまたは炭酸ソーダ
を共存させてアミド基を加水分解して得られたアンモニ
アを包含した状態のアニオン性高分子凝集剤エマルジョ
ン、あるいはアクリル酸ソーダのごとき水溶性アニオン
性ビニル単量体とアクリルアミドの共重合体エマルジョ
ンを得た後にアンモニアあるいは炭酸ソーダ等の弱アル
カリをエマルジョン中に添加しても良く、モノマーの段
階で中和量以上の過剰の弱アルカリを共存させてもよ
い。 弱アルカリを用いるのはアミド基の加水分解を防
止するためである。 アルカリの余剰量はアニオン性単
量体単位の20%以上であることが望ましく20%未満
では凝集効果の向上は認められない。 余剰アルカリが
凝集効果を促進する確たる理由は不明であるが、実験事
実として認められその経済的効果は大きい。
【0022】
【実施例】次に実施例によって、本発明を具体的に説明
するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施
例に制約されるものではない。
【0023】(合成例−1)攪拌機および温度制御装置
を備えた反応槽に沸点190°Cないし230°Cのイ
ソパラフィン120.0Kgおよびソルビタンモノオレ
ート7.5Kgを仕込んだ。 脱塩水165Kgおよび
アクリル酸ソーダ(NaAAc)20モル%、アクリル
アミド(AAm)80モル%の組成のモノマー200K
gの混合物を加え、ホモジナイザーにて攪拌乳化した。
得られたエマルジョンを窒素置換の後、ジメチルアゾ
ビスイソブチレート40gを加え、温度50°Cに制御
しながら重合反応を完結させ、対アクリル酸ソーダ30
モル%のアンモニア水エマルジョンを加え、その後ポリ
オキシエチレンノニルフェニルエーテル7.5Kgを添
加混合して試験に供する試料(試料−1)とした。
【0024】(合成例−2)アクリル酸ソーダ(NaA
Ac)40モル%、アクリルアミド(AAm)60モル
%の混合モノマーを用いて重合したほかは合成例−1と
同様の操作を行い、余剰アルカリ対アクリル酸ソーダ3
0モル%のエマルジョンを得、試験に供する試料(試料
−1)とした。
【0025】(合成例−3)アクリル酸(HAAc)2
0モル%アクリルアミド(AAm)80モル%の組成の
モノマー200Kgに対アクリル酸150モル%のアン
モニア水を加えた後合成例−1と同様の重合操作とポリ
オキシエチレンノニルフェニルエーテル7.5Kgの添
加混合を行い試験に供する試料(試料−3)とした。
【0026】(合成例−4)アクリルアミド(AAm)
200Kgに対アクリルアミド40モル%の炭酸ソーダ
を加えたモノマー溶液を合成例−1と同様の重合操作を
行い、加水分解率25%のポリアクリルアミド部分加水
分解物のエマルジョンを得、ポリオキシエチレンノニル
フェニルエーテル7.5Kgを添加混合して試験に供す
る試料(試料−4)とした。
【0027】(比較品合成例−1)アンモニア水エマル
ジョンの添加を行なわない以外は合成例−1と同様のエ
マルジョンを作り試験に供する試料(試料−5)とし
た。
【0028】(比較品合成例−2)アンモニア水エマル
ジョンの添加を行なわない以外は合成例−2と同様のエ
マルジョンを作り試験に供する試料(試料−6)とし
た。
【0029】(比較品合成例−3)アンモニア水エマル
ジョンの添加を対アクリル酸ソーダ10モル%とした以
外は合成例−1と同様のエマルジョンを作り試験に供す
る試料(試料−7)とした。
【0030】アンモニア水エマルジョンの添加を対アク
リル酸ソーダ10モル%とした以外は合成例−2と同様
のエマルジョンを作り試験に供する試料(試料−8)と
した。 以上まとめて表1に記載する。
【0031】
【表1】
【0032】
【発明の効果】建設骨材製造工場より排出される建設骨
材洗浄廃水(SS:2%)に対して、表1記載のアニオ
ン性高分子凝集剤エマルジョンをポリマー濃度0.1%
の水溶液の状態で表2記載量添加してシリンダーテスト
を行いフロックの沈降速度を測定した。 結果を表2に
示す。 本発明品の優位性は明らかである。
【0033】
【表2】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(A)〜(E)成分を適時混合強攪
    拌し、油相中に微細単量体相液滴を形成させた後に重合
    操作を行い、親水性界面活性剤を混合して得た、高分子
    凝集剤中の全アニオン性ビニル単量体単位は解離し、か
    つ全アニオン性ビニル単量体単位の20モル%以上の余
    剰アルカリを含有していることを特徴とするアニオン性
    高分子凝集剤。 (A)全単量体中10〜40モル%の水溶性アニオン性
    ビニル単量体またはその混合物。 (B)残余のアクリルアミド。 (C)水。 (D)少なくとも1種類の炭化水素から成る油状物。 (E)逆相エマルジョンすなわち油中水型エマルジョン
    を生成するに有効な量とHLBである少なくとも1種類
    の界面活性剤。
  2. 【請求項2】 水溶性アニオン性ビニル単量体が(メ
    タ)アクリル酸塩である事を特徴とする請求項1に記載
    のアニオン性高分子凝集剤。
  3. 【請求項3】 下記(A)〜(E)成分を適時混合強攪
    拌し、油相中に微細単量体相液滴を形成させた後に重合
    操作を行い、親水性界面活性剤を混合して得た、高分子
    凝集剤中の全アニオン性ビニル単量体単位は解離し、か
    つ全アニオン性ビニル単量体単位の20モル%以上の余
    剰アルカリを含有していることを特徴とするアニオン性
    高分子凝集剤。 (A)アクリルアミド。 (B)アクリルアミドに対し10〜40モル%のほう酸
    ソーダまたは炭酸ソーダ (C)水。 (D)少なくとも1種類の炭化水素から成る油状物。 (E)逆相エマルジョンすなわち油中水型エマルジョン
    を生成するに有効な量とHLBである少なくとも1種類
    の界面活性剤。
  4. 【請求項4】 余剰アルカリがアンモニア、炭酸ソー
    ダ、重炭酸ソーダおよびこれらの混合物から選ばれるこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項3に記載のアニオ
    ン性高分子凝集剤。
  5. 【請求項5】 親水性界面活性剤がHLB9〜15のノ
    ニオン性界面活性剤であることを特徴とする請求項1な
    いし請求項4に記載のアニオン性高分子凝集剤。
  6. 【請求項6】 建設骨材洗浄廃水の凝集に用いることを
    特徴とする請求項1ないし請求項5に記載のアニオン性
    高分子凝集剤。
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