JPH117902A - 展張マスク方式カラー陰極線管およびその製造方法並びに該カラー陰極線管に用いる展張マスクの製造方法 - Google Patents
展張マスク方式カラー陰極線管およびその製造方法並びに該カラー陰極線管に用いる展張マスクの製造方法Info
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- JPH117902A JPH117902A JP16130997A JP16130997A JPH117902A JP H117902 A JPH117902 A JP H117902A JP 16130997 A JP16130997 A JP 16130997A JP 16130997 A JP16130997 A JP 16130997A JP H117902 A JPH117902 A JP H117902A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 製造中の熱処理工程を経てもグリッド素体の
張力の低下を抑制できる展張マスク方式カラー陰極線管
およびその製造方法並びに該カラー陰極線管に用いる展
張マスクの製造方法を得る。 【解決手段】 所定の間隔をおいて互いに平行に対向配
置された一対の支持棒9、10と、両支持棒9、10間
に間隔をおいて取り付けられた一対の弾性支持体11、
12とより成るフレーム13上に、両支持棒9、10の
間に差し渡される如く多数のグリッド素体14が並列し
て設けられたアパーチャグリル構体15を架張してなる
展張マスクにおいて、アパーチャグリル構体15の熱膨
張係数よりも小さい熱膨張係数を有する金属板16で、
両支持棒9、10の両端部間をそれぞれ連結した。
張力の低下を抑制できる展張マスク方式カラー陰極線管
およびその製造方法並びに該カラー陰極線管に用いる展
張マスクの製造方法を得る。 【解決手段】 所定の間隔をおいて互いに平行に対向配
置された一対の支持棒9、10と、両支持棒9、10間
に間隔をおいて取り付けられた一対の弾性支持体11、
12とより成るフレーム13上に、両支持棒9、10の
間に差し渡される如く多数のグリッド素体14が並列し
て設けられたアパーチャグリル構体15を架張してなる
展張マスクにおいて、アパーチャグリル構体15の熱膨
張係数よりも小さい熱膨張係数を有する金属板16で、
両支持棒9、10の両端部間をそれぞれ連結した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、展張マスク方式
カラー陰極線管、特に展張マスクの構造とその製造方法
に関するものである。
カラー陰極線管、特に展張マスクの構造とその製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、展張マスク方式カラー陰極線管
を示す概略断面図である。図において、1は管体であ
り、ネック部2を有するファンネル3の開口端にパネル
部4が接合されて構成されている。5はネック部2内に
配置された電子銃、6はパネル部4のフェースプレート
7の内面に形成されたストライプ状の蛍光面、8は蛍光
面6に対向してパネル部4内に配置され、電子ビームの
到達位置を決定する色選別電極である展張マスクであ
り、電子銃5から発射される例えば赤、緑および青の各
色に対応する電子ビームを蛍光面6の対応する色の蛍光
体ストライプ上に射突させるようにしている。
を示す概略断面図である。図において、1は管体であ
り、ネック部2を有するファンネル3の開口端にパネル
部4が接合されて構成されている。5はネック部2内に
配置された電子銃、6はパネル部4のフェースプレート
7の内面に形成されたストライプ状の蛍光面、8は蛍光
面6に対向してパネル部4内に配置され、電子ビームの
到達位置を決定する色選別電極である展張マスクであ
り、電子銃5から発射される例えば赤、緑および青の各
色に対応する電子ビームを蛍光面6の対応する色の蛍光
体ストライプ上に射突させるようにしている。
【0003】図5は、従来の展張マスクを示す斜視図で
ある。この展張マスク8は、所定の間隔をおいて互いに
平行に対向配置された一対の支持棒9、10と、この両
支持棒9、10のベッセル点又はその近傍位置間に取り
付けられた一対の弾性支持体11、12とより成るフレ
ーム13上に、両支持棒9、10の間に差し渡される如
く多数のグリッド素体14が並列して設けられたアパー
チャグリル構体15を架張して構成されており、隣接す
るグリッド素体14間に電子ビームが通過するスリット
が形成されている。そして展張マスク8は通常、一方の
支持棒9と両弾性支持体11、12にそれぞれ取り付け
た弾性を有する保持部材(図示せず)の遊端に設けた透
孔をパネル部4の内側壁に設けたスタッドピン(図示せ
ず)に嵌着して、パネル部4内の所定位置に所謂3点支
持にて取り付けられる。
ある。この展張マスク8は、所定の間隔をおいて互いに
平行に対向配置された一対の支持棒9、10と、この両
支持棒9、10のベッセル点又はその近傍位置間に取り
付けられた一対の弾性支持体11、12とより成るフレ
ーム13上に、両支持棒9、10の間に差し渡される如
く多数のグリッド素体14が並列して設けられたアパー
チャグリル構体15を架張して構成されており、隣接す
るグリッド素体14間に電子ビームが通過するスリット
が形成されている。そして展張マスク8は通常、一方の
支持棒9と両弾性支持体11、12にそれぞれ取り付け
た弾性を有する保持部材(図示せず)の遊端に設けた透
孔をパネル部4の内側壁に設けたスタッドピン(図示せ
ず)に嵌着して、パネル部4内の所定位置に所謂3点支
持にて取り付けられる。
【0004】かかる構成の展張マスク8は、次のように
して製造される。まず、両支持棒9、10にその外側か
ら、すなわち両支持棒9、10の互いに対向する側とは
反対側から荷重をかけて両支持棒9、10同士を接近さ
せるように両弾性支持体11、12を撓ませ、この状態
で両支持棒9、10にアパーチャグリル構体15を溶接
する。その後、上述の荷重を解除し、その際の両弾性支
持体11、12の復元力によってアパーチャグリル構体
15を架張することにより、各グリッド素体14に張力
を付与する。次いで、熱輻射、さびの発生等を防止する
ため、460℃前後、10〜20分間の黒化処理を施
す。
して製造される。まず、両支持棒9、10にその外側か
ら、すなわち両支持棒9、10の互いに対向する側とは
反対側から荷重をかけて両支持棒9、10同士を接近さ
せるように両弾性支持体11、12を撓ませ、この状態
で両支持棒9、10にアパーチャグリル構体15を溶接
する。その後、上述の荷重を解除し、その際の両弾性支
持体11、12の復元力によってアパーチャグリル構体
15を架張することにより、各グリッド素体14に張力
を付与する。次いで、熱輻射、さびの発生等を防止する
ため、460℃前後、10〜20分間の黒化処理を施
す。
【0005】このようにして製造された展張マスク8
は、蛍光面6を形成した後、パネル部4内に組み込ま
れ、ファンネル3とパネル部4とを溶着させるために、
460℃前後、40〜50分間のフリットシール処理が
施される。最後に、管体1内を真空にするために、35
0℃前後、20〜30分間の排気処理が施される。な
お、支持棒9、10、弾性支持体11、12およびアパ
ーチャグリル構体15の材料は、その大部分が鉄(F
e)である。
は、蛍光面6を形成した後、パネル部4内に組み込ま
れ、ファンネル3とパネル部4とを溶着させるために、
460℃前後、40〜50分間のフリットシール処理が
施される。最後に、管体1内を真空にするために、35
0℃前後、20〜30分間の排気処理が施される。な
お、支持棒9、10、弾性支持体11、12およびアパ
ーチャグリル構体15の材料は、その大部分が鉄(F
e)である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の展張
マスク方式カラー陰極線管は、製造中にアパーチャグリ
ル構体15の張力の低下が生じており、品質上問題とな
っていた。これは上述した黒化処理、フリットシール処
理、排気処理の際の熱と張力により、グリッド素体14
にクリープ現象が発生して伸びるからである。このグリ
ッド素体14の張力の低下は、展張マスクの組み立て後
57Kg/mm2であったものが、黒化処理後38Kg
/mm2、フリットシール後33Kg/mm2のように起
こる。このようにクリープ現象が発生して張力の低下し
た展張マスクは、外部からの軽い衝撃によってグリッド
素体14が大きく振動してしまい、画面の色ずれの原因
となっていた。従来、このような課題を解決するため
に、例えばフレーム13のターンバックルの加圧力を上
げたり、アパーチャグリル構体15の剛性を上げる等の
対策が考えられていたが、未だ充分な効果は得られなか
った。
マスク方式カラー陰極線管は、製造中にアパーチャグリ
ル構体15の張力の低下が生じており、品質上問題とな
っていた。これは上述した黒化処理、フリットシール処
理、排気処理の際の熱と張力により、グリッド素体14
にクリープ現象が発生して伸びるからである。このグリ
ッド素体14の張力の低下は、展張マスクの組み立て後
57Kg/mm2であったものが、黒化処理後38Kg
/mm2、フリットシール後33Kg/mm2のように起
こる。このようにクリープ現象が発生して張力の低下し
た展張マスクは、外部からの軽い衝撃によってグリッド
素体14が大きく振動してしまい、画面の色ずれの原因
となっていた。従来、このような課題を解決するため
に、例えばフレーム13のターンバックルの加圧力を上
げたり、アパーチャグリル構体15の剛性を上げる等の
対策が考えられていたが、未だ充分な効果は得られなか
った。
【0007】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、製造中の熱処理工程を経てもグ
リッド素体の張力の低下を抑制できる展張マスク方式カ
ラー陰極線管およびその製造方法並びに該カラー陰極線
管に用いる展張マスクの製造方法を得ることを目的とす
る。
ためになされたもので、製造中の熱処理工程を経てもグ
リッド素体の張力の低下を抑制できる展張マスク方式カ
ラー陰極線管およびその製造方法並びに該カラー陰極線
管に用いる展張マスクの製造方法を得ることを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る展張マス
ク方式カラー陰極線管は、所定の間隔をおいて対向配置
された一対の支持棒と、この両支持棒間に所定の間隔を
おいて取り付けられ両支持棒を互いに遠ざかる方向に偏
倚せしめる一対の弾性支持体と、両支持棒と交わる方向
のグリッド素体が多数並列して設けられ両支持棒間に架
張して支持されたアパーチャグリル構体と、このアパー
チャグリル構体の熱膨張係数よりも小さい熱膨張係数を
有しグリッド素体の長さ方向に一対の支持棒間を連結す
る連結部材を備えた展張マスクを有するものである。
ク方式カラー陰極線管は、所定の間隔をおいて対向配置
された一対の支持棒と、この両支持棒間に所定の間隔を
おいて取り付けられ両支持棒を互いに遠ざかる方向に偏
倚せしめる一対の弾性支持体と、両支持棒と交わる方向
のグリッド素体が多数並列して設けられ両支持棒間に架
張して支持されたアパーチャグリル構体と、このアパー
チャグリル構体の熱膨張係数よりも小さい熱膨張係数を
有しグリッド素体の長さ方向に一対の支持棒間を連結す
る連結部材を備えた展張マスクを有するものである。
【0009】また、この発明に係る展張マスク方式カラ
ー陰極線管は、一対の支持棒の両端部間をそれぞれ連結
する一対の連結部材を有するものである。
ー陰極線管は、一対の支持棒の両端部間をそれぞれ連結
する一対の連結部材を有するものである。
【0010】さらに、この発明に係る展張マスク方式カ
ラー陰極線管は、連結部材には張力が付与されていない
ものである。
ラー陰極線管は、連結部材には張力が付与されていない
ものである。
【0011】また、この発明に係る展張マスク方式カラ
ー陰極線管は、連結部材が金属板からなり、板厚が0.
05mm〜0.8mm、幅が2mm〜30mmで、その
組成がFe−Ni系合金であるものである。
ー陰極線管は、連結部材が金属板からなり、板厚が0.
05mm〜0.8mm、幅が2mm〜30mmで、その
組成がFe−Ni系合金であるものである。
【0012】さらにまた、この発明に係る展張マスク方
式カラー陰極線管の製造方法は、アパーチャグリル構体
の熱膨張係数よりも小さい熱膨張係数を有しグリッド素
体の長さ方向に一対の支持棒間を連結する連結部材を備
えた展張マスクをカラー陰極線管の管体内に取り付ける
工程と、展張マスクが取り付けられたカラー陰極線管を
高温処理する工程と、この高温処理工程の後、連結部材
を加熱処理して連結部材の張力を除去する工程を備えた
ものである。
式カラー陰極線管の製造方法は、アパーチャグリル構体
の熱膨張係数よりも小さい熱膨張係数を有しグリッド素
体の長さ方向に一対の支持棒間を連結する連結部材を備
えた展張マスクをカラー陰極線管の管体内に取り付ける
工程と、展張マスクが取り付けられたカラー陰極線管を
高温処理する工程と、この高温処理工程の後、連結部材
を加熱処理して連結部材の張力を除去する工程を備えた
ものである。
【0013】また、この発明に係る展張マスク方式カラ
ー陰極線管の製造方法は、連結部材の加熱処理が高周波
加熱であり、連結部材には、この連結部材よりも電気抵
抗値の低い低抵抗部材が重合されているものである。
ー陰極線管の製造方法は、連結部材の加熱処理が高周波
加熱であり、連結部材には、この連結部材よりも電気抵
抗値の低い低抵抗部材が重合されているものである。
【0014】さらにまた、この発明に係る展張マスクの
製造方法は、一対の支持棒と一対の弾性支持体とよりな
るフレームを形成する工程と、多数のグリッド素体が並
列して設けられたアパーチャグリル構体を形成する工程
と、両支持棒が相互に近づくようにフレームを加圧した
状態でアパーチャグリル構体を支持棒に固定する工程
と、アパーチャグリル構体を支持棒に固定した後フレー
ムの加圧を解除して、一対の支持棒間をアパーチャグリ
ル構体の熱膨張係数よりも小さい熱膨張係数を有する連
結部材で連結する工程を備えたものである。
製造方法は、一対の支持棒と一対の弾性支持体とよりな
るフレームを形成する工程と、多数のグリッド素体が並
列して設けられたアパーチャグリル構体を形成する工程
と、両支持棒が相互に近づくようにフレームを加圧した
状態でアパーチャグリル構体を支持棒に固定する工程
と、アパーチャグリル構体を支持棒に固定した後フレー
ムの加圧を解除して、一対の支持棒間をアパーチャグリ
ル構体の熱膨張係数よりも小さい熱膨張係数を有する連
結部材で連結する工程を備えたものである。
【0015】また、この発明に係る展張マスクの製造方
法は、一対の支持棒と一対の弾性支持体とよりなるフレ
ームを形成する工程と、多数のグリッド素体が並列して
設けられたアパーチャグリル構体を形成する工程と、両
支持棒が相互に近づくようにフレームを加圧した状態で
アパーチャグリル構体を支持棒に固定すると共に、一対
の支持棒間をアパーチャグリル構体の熱膨張係数よりも
小さい熱膨張係数を有する連結部材で連結する工程と、
アパーチャグリル構体と連結部材が取り付けられたフレ
ームの加圧を解除する工程を備えたものである。
法は、一対の支持棒と一対の弾性支持体とよりなるフレ
ームを形成する工程と、多数のグリッド素体が並列して
設けられたアパーチャグリル構体を形成する工程と、両
支持棒が相互に近づくようにフレームを加圧した状態で
アパーチャグリル構体を支持棒に固定すると共に、一対
の支持棒間をアパーチャグリル構体の熱膨張係数よりも
小さい熱膨張係数を有する連結部材で連結する工程と、
アパーチャグリル構体と連結部材が取り付けられたフレ
ームの加圧を解除する工程を備えたものである。
【0016】
実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1の展張
マスクを示す斜視図である。図において、9および10
は所定の間隔をおいて互いに平行に対向配置された一対
の支持棒、11および12は両支持棒9,10のベッセ
ル点又はその近傍位置間に所定の間隔をおいて取り付け
られ両支持棒9,10を互いに遠ざかる方向に偏倚せし
める一対の弾性支持体であり、両支持棒9,10ととも
にフレーム13を構成している。15は両支持棒9、1
0の間に差し渡される如く多数のグリッド素体14が並
列して設けられ、隣接するグリッド素体14間に電子ビ
ームが通過するスリットが形成されたアパーチャグリル
構体であり、各グリッド素体14と直交する両端辺を両
支持棒9,10にシーム溶接等で固着することにより、
両支持棒9,10間に架張して支持されている。16は
アパーチャグリル構体15の熱膨張係数よりも小さい熱
膨張係数を有し、グリッド素体14の長さ方向に両支持
棒9,10の両端部間をそれぞれ連結する連結部材を構
成する一対の金属板であり、例えばFe−Ni系合金(N
iが28〜34重量%)からなる。なお、支持棒9、1
0、弾性支持体11、12およびアパーチャグリル構体
15の材料は、その大部分が鉄(Fe)である。
マスクを示す斜視図である。図において、9および10
は所定の間隔をおいて互いに平行に対向配置された一対
の支持棒、11および12は両支持棒9,10のベッセ
ル点又はその近傍位置間に所定の間隔をおいて取り付け
られ両支持棒9,10を互いに遠ざかる方向に偏倚せし
める一対の弾性支持体であり、両支持棒9,10ととも
にフレーム13を構成している。15は両支持棒9、1
0の間に差し渡される如く多数のグリッド素体14が並
列して設けられ、隣接するグリッド素体14間に電子ビ
ームが通過するスリットが形成されたアパーチャグリル
構体であり、各グリッド素体14と直交する両端辺を両
支持棒9,10にシーム溶接等で固着することにより、
両支持棒9,10間に架張して支持されている。16は
アパーチャグリル構体15の熱膨張係数よりも小さい熱
膨張係数を有し、グリッド素体14の長さ方向に両支持
棒9,10の両端部間をそれぞれ連結する連結部材を構
成する一対の金属板であり、例えばFe−Ni系合金(N
iが28〜34重量%)からなる。なお、支持棒9、1
0、弾性支持体11、12およびアパーチャグリル構体
15の材料は、その大部分が鉄(Fe)である。
【0017】かかる構成の展張マスク8は、次のように
して製造される。先ず、一対の支持棒9、10と一対の
弾性支持体11、12とよりなるフレーム13を形成す
る。これと並行して上述の構成のアパーチャグリル構体
15を形成した後、両支持棒9、10にその外側から、
すなわち両支持棒9、10の互いに対向する側とは反対
側から荷重をかけて両支持棒9、10同士を接近させる
ように両弾性支持体11、12を撓ませ、この状態で両
支持棒9、10にアパーチャグリル構体15をシーム溶
接する。その後、上述の荷重を解除し、その際の両弾性
支持体11、12の復元力によってアパーチャグリル構
体15を架張することにより、各グリッド素体14に張
力を付与する。次いで、両支持棒9,10の両端部に金
属板16をシーム溶接等で固着し、両支持棒9,10の
両端部間を一対の金属板16でそれぞれ連結する。この
時、金属板16には張力がかかっていない。最後に、熱
輻射、さびの発生等を防止するため、460℃前後、1
0〜20分間の黒化処理を施す。
して製造される。先ず、一対の支持棒9、10と一対の
弾性支持体11、12とよりなるフレーム13を形成す
る。これと並行して上述の構成のアパーチャグリル構体
15を形成した後、両支持棒9、10にその外側から、
すなわち両支持棒9、10の互いに対向する側とは反対
側から荷重をかけて両支持棒9、10同士を接近させる
ように両弾性支持体11、12を撓ませ、この状態で両
支持棒9、10にアパーチャグリル構体15をシーム溶
接する。その後、上述の荷重を解除し、その際の両弾性
支持体11、12の復元力によってアパーチャグリル構
体15を架張することにより、各グリッド素体14に張
力を付与する。次いで、両支持棒9,10の両端部に金
属板16をシーム溶接等で固着し、両支持棒9,10の
両端部間を一対の金属板16でそれぞれ連結する。この
時、金属板16には張力がかかっていない。最後に、熱
輻射、さびの発生等を防止するため、460℃前後、1
0〜20分間の黒化処理を施す。
【0018】このようにして製造された展張マスク8は
図4に示すように、蛍光面6を形成した後、パネル部4
内に組み込まれ、ファンネル3とパネル部4とを溶着さ
せるために、460℃前後、40〜50分間のフリット
シール処理が施される。最後に、管体1内を真空にする
ために、350℃前後、20〜30分間の排気処理が施
される。
図4に示すように、蛍光面6を形成した後、パネル部4
内に組み込まれ、ファンネル3とパネル部4とを溶着さ
せるために、460℃前後、40〜50分間のフリット
シール処理が施される。最後に、管体1内を真空にする
ために、350℃前後、20〜30分間の排気処理が施
される。
【0019】このように金属板16を備えた展張マスク
8によれば、黒化処理、フリットシール処理、排気処理
等の高温処理を受ける際、温度の上昇に伴ってアパーチ
ャグリル構体15、支持棒9、10、弾性支持体11、
12、金属板16はそれぞれ膨張するが、金属板16の
熱膨張係数がアパーチャグリル構体15の熱膨張係数よ
り小さくなっているので、金属板16に張力が集中し、
グリッド素体14の張力は低下する。従って、黒化処
理、フリットシール処理、排気処理といった高温処理に
おけるグリッド素体14のクリープの発生が抑制され
る。
8によれば、黒化処理、フリットシール処理、排気処理
等の高温処理を受ける際、温度の上昇に伴ってアパーチ
ャグリル構体15、支持棒9、10、弾性支持体11、
12、金属板16はそれぞれ膨張するが、金属板16の
熱膨張係数がアパーチャグリル構体15の熱膨張係数よ
り小さくなっているので、金属板16に張力が集中し、
グリッド素体14の張力は低下する。従って、黒化処
理、フリットシール処理、排気処理といった高温処理に
おけるグリッド素体14のクリープの発生が抑制され
る。
【0020】図2は、高温処理前と高温処理後のアパー
チャグリル構体15の中央部Aと端部Bにおけるグリッド
素体14の張力を測定した結果を、比較例(従来例)と
合せて示す図である。同図において、曲線Iは高温処理
前のグリッド素体14の張力、曲線IIは本実施の形態に
係わる高温処理後のグリッド素体14の張力、曲線III
は比較例に係わる高温処理後のグリッド素体14の張力
をそれぞれ示す。この図から、アパーチャグリル構体1
5の端部Bにおいて、高温処理後のグリッド素体14の
張力の低下の割合が、比較例(曲線III)に比べて本実
施の形態(曲線II)の方が小さく、従って、クリープの
発生が抑制されていることがわかる。この結果、グリッ
ド素体14の高温処理後の張力は高温処理前の状態(曲
線I)に近くなっている。画面の色ずれは、特にアパー
チャグリル構体15の端部Bにおけるグリッド素体14
の伸びが大きく影響するため、端部Bにあるグリッド素
体14の張力低下を小さく抑えることが重要である。
チャグリル構体15の中央部Aと端部Bにおけるグリッド
素体14の張力を測定した結果を、比較例(従来例)と
合せて示す図である。同図において、曲線Iは高温処理
前のグリッド素体14の張力、曲線IIは本実施の形態に
係わる高温処理後のグリッド素体14の張力、曲線III
は比較例に係わる高温処理後のグリッド素体14の張力
をそれぞれ示す。この図から、アパーチャグリル構体1
5の端部Bにおいて、高温処理後のグリッド素体14の
張力の低下の割合が、比較例(曲線III)に比べて本実
施の形態(曲線II)の方が小さく、従って、クリープの
発生が抑制されていることがわかる。この結果、グリッ
ド素体14の高温処理後の張力は高温処理前の状態(曲
線I)に近くなっている。画面の色ずれは、特にアパー
チャグリル構体15の端部Bにおけるグリッド素体14
の伸びが大きく影響するため、端部Bにあるグリッド素
体14の張力低下を小さく抑えることが重要である。
【0021】アパーチャグリル構体15のグリッド素体
14にかかる張力を金属板16との組み合わせで分析し
たところ、金属板16として Fe−Ni系合金の板材を
用いるのが、熱膨張係数特性と材料入手の容易さから最
も良いことがわかった。また、金属板16の幅が2mm、
板厚が0.05mmより小さい場合には、アパーチャグリ
ル構体15を構成するグリッド素体14のクリープの抑
制効果が小さく、逆に幅が30mm、板厚が0.8mmよ
り大きい場合には、グリッド素体14のクリープの抑制
効果が略飽和状態に達する。従って、 Fe−Ni系合金
の板材を用いて、その幅が2〜30mm、板厚が0.05
〜0.8mmにするのが好ましい。
14にかかる張力を金属板16との組み合わせで分析し
たところ、金属板16として Fe−Ni系合金の板材を
用いるのが、熱膨張係数特性と材料入手の容易さから最
も良いことがわかった。また、金属板16の幅が2mm、
板厚が0.05mmより小さい場合には、アパーチャグリ
ル構体15を構成するグリッド素体14のクリープの抑
制効果が小さく、逆に幅が30mm、板厚が0.8mmよ
り大きい場合には、グリッド素体14のクリープの抑制
効果が略飽和状態に達する。従って、 Fe−Ni系合金
の板材を用いて、その幅が2〜30mm、板厚が0.05
〜0.8mmにするのが好ましい。
【0022】実施の形態2.実施の形態2は、展張マス
ク8の製造時における金属板16の取り付け方法のみが
実施の形態1と異なるものである。すなわち、展張マス
ク8が次のようにして製造されるものである。先ず、一
対の支持棒9、10と一対の弾性支持体11、12とよ
りなるフレーム13を形成する。これと並行して上述の
構成のアパーチャグリル構体15を形成した後、両支持
棒9、10にその外側から、すなわち両支持棒9、10
の互いに対向する側とは反対側から荷重をかけて両支持
棒9、10同士を接近させるように両弾性支持体11、
12を撓ませ、この状態で両支持棒9、10にアパーチ
ャグリル構体15をシーム溶接すると共に、両支持棒
9,10の両端部に金属板16をシーム溶接等で固着
し、両支持棒9,10の両端部間を一対の金属板16で
それぞれ連結する。。その後、上述の荷重を解除し、そ
の際の両弾性支持体11、12の復元力によってアパー
チャグリル構体15を架張することにより、各グリッド
素体14に張力を付与する。この時、金属板16には張
力がかかる。
ク8の製造時における金属板16の取り付け方法のみが
実施の形態1と異なるものである。すなわち、展張マス
ク8が次のようにして製造されるものである。先ず、一
対の支持棒9、10と一対の弾性支持体11、12とよ
りなるフレーム13を形成する。これと並行して上述の
構成のアパーチャグリル構体15を形成した後、両支持
棒9、10にその外側から、すなわち両支持棒9、10
の互いに対向する側とは反対側から荷重をかけて両支持
棒9、10同士を接近させるように両弾性支持体11、
12を撓ませ、この状態で両支持棒9、10にアパーチ
ャグリル構体15をシーム溶接すると共に、両支持棒
9,10の両端部に金属板16をシーム溶接等で固着
し、両支持棒9,10の両端部間を一対の金属板16で
それぞれ連結する。。その後、上述の荷重を解除し、そ
の際の両弾性支持体11、12の復元力によってアパー
チャグリル構体15を架張することにより、各グリッド
素体14に張力を付与する。この時、金属板16には張
力がかかる。
【0023】このようにして製造された展張マスク8に
よれば、高温処理前にグリッド素体14と金属板16の
両方に張力が付与されているので、高温処理の際に実施
の形態1の場合よりも低い温度で金属板16に張力が集
中するようになる。したがって、高温処理におけるグリ
ッド素体14のクリープ発生の抑制効果が大きくなる利
点がある。
よれば、高温処理前にグリッド素体14と金属板16の
両方に張力が付与されているので、高温処理の際に実施
の形態1の場合よりも低い温度で金属板16に張力が集
中するようになる。したがって、高温処理におけるグリ
ッド素体14のクリープ発生の抑制効果が大きくなる利
点がある。
【0024】実施の形態3.図3は、実施の形態3によ
る展張マスク方式カラー陰極線管の製造方法を示す一部
破断図である。この実施の形態3は、展張マスク8がパ
ネル部4内に組み込まれ、フリットシール処理、排気処
理等の高温処理を受けた後の処理に特徴があるものであ
る。すなわち、排気処理等の高温処理が終わった後に、
管体1の外部から高周波コイル17で金属板16に渦電
流を流して加熱、焼きなましを行い、金属板16をクリ
ープさせて金属板16の張力を除去する。
る展張マスク方式カラー陰極線管の製造方法を示す一部
破断図である。この実施の形態3は、展張マスク8がパ
ネル部4内に組み込まれ、フリットシール処理、排気処
理等の高温処理を受けた後の処理に特徴があるものであ
る。すなわち、排気処理等の高温処理が終わった後に、
管体1の外部から高周波コイル17で金属板16に渦電
流を流して加熱、焼きなましを行い、金属板16をクリ
ープさせて金属板16の張力を除去する。
【0025】上述の実施の形態1、2により高温処理を
経て製造された展張マスク方式カラー陰極線管は、グリ
ッド素体14と金属板16の両方に張力がかかっている
場合があり、このように陰極線管の完成時点で金属板1
6に張力がかかっていると、グリッド素体14に十分な
張力をかけることができない。しかるに、実施の形態3
によれば、金属板16にかかっている張力を除去するこ
とができるので、グリッド素体14に十分な張力をかけ
ることができる。
経て製造された展張マスク方式カラー陰極線管は、グリ
ッド素体14と金属板16の両方に張力がかかっている
場合があり、このように陰極線管の完成時点で金属板1
6に張力がかかっていると、グリッド素体14に十分な
張力をかけることができない。しかるに、実施の形態3
によれば、金属板16にかかっている張力を除去するこ
とができるので、グリッド素体14に十分な張力をかけ
ることができる。
【0026】なお、図3に示すように、金属板16にそ
れよりも電気抵抗値の低い低抵抗部材を構成する低抵抗
金属板18を重合したものを用いれば、高周波コイル1
7で高周波加熱する際に低抵抗金属板18に渦電流が流
れて金属板16を加熱、焼きなましすることができ、金
属板16に渦電流を流して加熱するよりも短時間で金属
板16の焼きなましを実施できる。金属板16が Fe−
Ni系合金からなる場合は、低抵抗金属板18としてF
e板をあげることができる。
れよりも電気抵抗値の低い低抵抗部材を構成する低抵抗
金属板18を重合したものを用いれば、高周波コイル1
7で高周波加熱する際に低抵抗金属板18に渦電流が流
れて金属板16を加熱、焼きなましすることができ、金
属板16に渦電流を流して加熱するよりも短時間で金属
板16の焼きなましを実施できる。金属板16が Fe−
Ni系合金からなる場合は、低抵抗金属板18としてF
e板をあげることができる。
【0027】
【発明の効果】この発明に係る展張マスク方式カラー陰
極線管によれば、アパーチャグリル構体の熱膨張係数よ
りも小さい熱膨張係数を有しグリッド素体の長さ方向に
一対の支持棒間を連結する連結部材を展張マスクに設け
たので、黒化処理、フリットシール処理、排気処理等の
高温処理を受ける際にグリッド素体のクリープ現象の発
生を抑制することができ、グリッド素体の張力の低下を
防止することができる。これにより、外部からの軽い衝
撃によってグリッド素体が大きく振動してしまい、画面
の色ずれが発生するのを防止することができる。
極線管によれば、アパーチャグリル構体の熱膨張係数よ
りも小さい熱膨張係数を有しグリッド素体の長さ方向に
一対の支持棒間を連結する連結部材を展張マスクに設け
たので、黒化処理、フリットシール処理、排気処理等の
高温処理を受ける際にグリッド素体のクリープ現象の発
生を抑制することができ、グリッド素体の張力の低下を
防止することができる。これにより、外部からの軽い衝
撃によってグリッド素体が大きく振動してしまい、画面
の色ずれが発生するのを防止することができる。
【0028】また、一対の支持棒の両端部間をそれぞれ
連結する一対の連結部材を有するようにしたので、アパ
ーチャグリル構体の全域に亘ってグリッド素体の張力の
低下をバランス良く防止することができる。
連結する一対の連結部材を有するようにしたので、アパ
ーチャグリル構体の全域に亘ってグリッド素体の張力の
低下をバランス良く防止することができる。
【0029】さらに、連結部材には張力が付与されてい
ないようにしたので、グリッド素体に十分な張力を付与
することができるという効果がある。
ないようにしたので、グリッド素体に十分な張力を付与
することができるという効果がある。
【0030】また、連結部材が金属板からなり、板厚が
0.05mm〜0.8mm、幅が2mm〜30mmで、
その組成がFe−Ni系合金としたので、グリッド素体
のクリープ現象を効果的に抑制することができる。
0.05mm〜0.8mm、幅が2mm〜30mmで、
その組成がFe−Ni系合金としたので、グリッド素体
のクリープ現象を効果的に抑制することができる。
【0031】さらにまた、この発明に係る展張マスク方
式カラー陰極線管の製造方法によれば、アパーチャグリ
ル構体の熱膨張係数よりも小さい熱膨張係数を有しグリ
ッド素体の長さ方向に一対の支持棒間を連結する連結部
材を備えた展張マスクをカラー陰極線管の管体内に取り
付ける工程と、展張マスクが取り付けられたカラー陰極
線管を高温処理する工程と、この高温処理工程の後、連
結部材を加熱処理して連結部材の張力を除去する工程を
備えたので、高温処理工程後にグリッド素体と連結部材
の両方に張力がかかっている場合があっても、連結部材
にかかっている張力を除去することができ、グリッド素
体に十分な張力をかけることができる。
式カラー陰極線管の製造方法によれば、アパーチャグリ
ル構体の熱膨張係数よりも小さい熱膨張係数を有しグリ
ッド素体の長さ方向に一対の支持棒間を連結する連結部
材を備えた展張マスクをカラー陰極線管の管体内に取り
付ける工程と、展張マスクが取り付けられたカラー陰極
線管を高温処理する工程と、この高温処理工程の後、連
結部材を加熱処理して連結部材の張力を除去する工程を
備えたので、高温処理工程後にグリッド素体と連結部材
の両方に張力がかかっている場合があっても、連結部材
にかかっている張力を除去することができ、グリッド素
体に十分な張力をかけることができる。
【0032】また、連結部材の加熱処理が高周波加熱で
あり、連結部材には、この連結部材よりも電気抵抗値の
低い低抵抗部材が重合されているので、短時間で連結部
材の焼きなましを行うことができる。
あり、連結部材には、この連結部材よりも電気抵抗値の
低い低抵抗部材が重合されているので、短時間で連結部
材の焼きなましを行うことができる。
【0033】さらにまた、この発明に係る展張マスクの
製造方法によれば、一対の支持棒と一対の弾性支持体と
よりなるフレームを形成する工程と、多数のグリッド素
体が並列して設けられたアパーチャグリル構体を形成す
る工程と、両支持棒が相互に近づくようにフレームを加
圧した状態でアパーチャグリル構体を支持棒に固定する
工程と、アパーチャグリル構体を支持棒に固定した後フ
レームの加圧を解除して、一対の支持棒間をアパーチャ
グリル構体の熱膨張係数よりも小さい熱膨張係数を有す
る連結部材で連結する工程を備え、連結部材を支持棒に
取り付ける工程をアパーチャグリル構体を支持棒に固定
する工程から分離させたので、展張マスクの製造工程の
単純化が可能であり、また、連結部材の精度の高い取り
付けも可能となる。
製造方法によれば、一対の支持棒と一対の弾性支持体と
よりなるフレームを形成する工程と、多数のグリッド素
体が並列して設けられたアパーチャグリル構体を形成す
る工程と、両支持棒が相互に近づくようにフレームを加
圧した状態でアパーチャグリル構体を支持棒に固定する
工程と、アパーチャグリル構体を支持棒に固定した後フ
レームの加圧を解除して、一対の支持棒間をアパーチャ
グリル構体の熱膨張係数よりも小さい熱膨張係数を有す
る連結部材で連結する工程を備え、連結部材を支持棒に
取り付ける工程をアパーチャグリル構体を支持棒に固定
する工程から分離させたので、展張マスクの製造工程の
単純化が可能であり、また、連結部材の精度の高い取り
付けも可能となる。
【0034】また、この発明に係る展張マスクの製造方
法によれば、一対の支持棒と一対の弾性支持体とよりな
るフレームを形成する工程と、多数のグリッド素体が並
列して設けられたアパーチャグリル構体を形成する工程
と、両支持棒が相互に近づくようにフレームを加圧した
状態でアパーチャグリル構体を支持棒に固定すると共
に、一対の支持棒間をアパーチャグリル構体の熱膨張係
数よりも小さい熱膨張係数を有する連結部材で連結する
工程と、アパーチャグリル構体と連結部材が取り付けら
れたフレームの加圧を解除する工程を備えたので、連結
部材にも張力が付与されたものとすることができ、高温
処理の際に低い温度で連結部材に張力が集中するように
なり、高温処理におけるグリッド素体のクリープ発生の
抑制効果を大きくすることができる。
法によれば、一対の支持棒と一対の弾性支持体とよりな
るフレームを形成する工程と、多数のグリッド素体が並
列して設けられたアパーチャグリル構体を形成する工程
と、両支持棒が相互に近づくようにフレームを加圧した
状態でアパーチャグリル構体を支持棒に固定すると共
に、一対の支持棒間をアパーチャグリル構体の熱膨張係
数よりも小さい熱膨張係数を有する連結部材で連結する
工程と、アパーチャグリル構体と連結部材が取り付けら
れたフレームの加圧を解除する工程を備えたので、連結
部材にも張力が付与されたものとすることができ、高温
処理の際に低い温度で連結部材に張力が集中するように
なり、高温処理におけるグリッド素体のクリープ発生の
抑制効果を大きくすることができる。
【図1】 この発明の実施の形態1による展張マスク方
式カラー陰極線管の展張マスクを示す斜視図である。
式カラー陰極線管の展張マスクを示す斜視図である。
【図2】 高温処理の前後におけるアパーチャグリル構
体の端部と中央部におけるグリッド素体の張力を測定し
たグラフである。
体の端部と中央部におけるグリッド素体の張力を測定し
たグラフである。
【図3】 この発明の実施の形態3による展張マスク方
式カラー陰極線管の製造方法を示す一部破断図である。
式カラー陰極線管の製造方法を示す一部破断図である。
【図4】 展張マスク方式カラー陰極線管を示す概略断
面図である。
面図である。
【図5】 従来の展張マスク方式カラー陰極線管の展張
マスクを示す斜視図である。
マスクを示す斜視図である。
1 管体、 8 展張マスク、 9、10 支持
棒、11、12 弾性支持体、 13 フレーム、
14 グリッド素体、15 アパーチャグリル構体、
16 金属板(連結部材)、17 高周波コイル、
18 低抵抗金属板(低抵抗部材)。
棒、11、12 弾性支持体、 13 フレーム、
14 グリッド素体、15 アパーチャグリル構体、
16 金属板(連結部材)、17 高周波コイル、
18 低抵抗金属板(低抵抗部材)。
Claims (8)
- 【請求項1】 所定の間隔をおいて対向配置された一対
の支持棒と、この両支持棒間に所定の間隔をおいて取り
付けられ上記両支持棒を互いに遠ざかる方向に偏倚せし
める一対の弾性支持体と、上記両支持棒と交わる方向の
グリッド素体が多数並列して設けられ上記両支持棒間に
架張して支持されたアパーチャグリル構体と、上記アパ
ーチャグリル構体の熱膨張係数よりも小さい熱膨張係数
を有し上記グリッド素体の長さ方向に上記一対の支持棒
間を連結する連結部材を備えた展張マスクを有する展張
マスク方式カラー陰極線管。 - 【請求項2】 連結部材は、一対の支持棒の両端部間を
それぞれ連結する一対有することを特徴とする請求項1
記載の展張マスク方式カラー陰極線管。 - 【請求項3】 連結部材には張力が付与されていないこ
とを特徴とする請求項1または2記載の展張マスク方式
カラー陰極線管。 - 【請求項4】 連結部材は金属板からなり、板厚が0.
05mm〜0.8mm、幅が2mm〜30mmで、その
組成がFe−Ni系合金であることを特徴とする請求項
1または2記載の展張マスク方式カラー陰極線管。 - 【請求項5】 所定の間隔をおいて対向配置された一対
の支持棒と、この両支持棒間に所定の間隔をおいて取り
付けられ上記両支持棒を互いに遠ざかる方向に偏倚せし
める一対の弾性支持体と、上記両支持棒と交わる方向の
グリッド素体が多数並列して設けられ上記両支持棒間に
架張して支持されたアパーチャグリル構体と、上記アパ
ーチャグリル構体の熱膨張係数よりも小さい熱膨張係数
を有し上記グリッド素体の長さ方向に上記一対の支持棒
間を連結する連結部材を備えた展張マスクをカラー陰極
線管の管体内に取り付ける工程と、上記展張マスクが取
り付けられたカラー陰極線管を高温処理する工程と、こ
の高温処理工程の後、上記連結部材を加熱処理して上記
連結部材の張力を除去する工程を備えた展張マスク方式
カラー陰極線管の製造方法。 - 【請求項6】 連結部材の加熱処理は高周波加熱であ
り、連結部材には、この連結部材よりも電気抵抗値の低
い低抵抗部材が重合されていることを特徴とする請求項
5記載の展張マスク方式カラー陰極線管の製造方法。 - 【請求項7】 所定の間隔をおいて対向配置された一対
の支持棒とこの両支持棒間に所定の間隔をおいて取り付
けられ上記両支持棒を互いに遠ざかる方向に偏倚せしめ
る一対の弾性支持体とよりなるフレームを形成する工程
と、多数のグリッド素体が並列して設けられたアパーチ
ャグリル構体を形成する工程と、上記両支持棒が相互に
近づくように上記フレームを加圧した状態で上記アパー
チャグリル構体を上記支持棒に固定する工程と、上記ア
パーチャグリル構体を上記支持棒に固定した後上記フレ
ームの加圧を解除して、上記一対の支持棒間を上記アパ
ーチャグリル構体の熱膨張係数よりも小さい熱膨張係数
を有する連結部材で連結する工程を備えた展張マスクの
製造方法。 - 【請求項8】 所定の間隔をおいて対向配置された一対
の支持棒とこの両支持棒間に所定の間隔をおいて取り付
けられ上記両支持棒を互いに遠ざかる方向に偏倚せしめ
る一対の弾性支持体とよりなるフレームを形成する工程
と、多数のグリッド素体が並列して設けられたアパーチ
ャグリル構体を形成する工程と、上記両支持棒が相互に
近づくように上記フレームを加圧した状態で上記アパー
チャグリル構体を上記支持棒に固定すると共に、上記一
対の支持棒間を上記アパーチャグリル構体の熱膨張係数
よりも小さい熱膨張係数を有する連結部材で連結する工
程と、上記アパーチャグリル構体と上記連結部材が取り
付けられた上記フレームの加圧を解除する工程を備えた
展張マスクの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16130997A JPH117902A (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | 展張マスク方式カラー陰極線管およびその製造方法並びに該カラー陰極線管に用いる展張マスクの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16130997A JPH117902A (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | 展張マスク方式カラー陰極線管およびその製造方法並びに該カラー陰極線管に用いる展張マスクの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH117902A true JPH117902A (ja) | 1999-01-12 |
Family
ID=15732660
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16130997A Pending JPH117902A (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | 展張マスク方式カラー陰極線管およびその製造方法並びに該カラー陰極線管に用いる展張マスクの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH117902A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030034430A (ko) * | 2001-10-23 | 2003-05-09 | 삼성에스디아이 주식회사 | 마스크 프레임 조립체와 이를 가지는 칼라 음극선관 |
| KR100447654B1 (ko) * | 2002-02-06 | 2004-09-07 | 엘지.필립스디스플레이(주) | 칼라 음극선관용 마스크 어셈블리의 구조 및 제조방법 |
| KR100708639B1 (ko) * | 2001-01-12 | 2007-04-18 | 삼성에스디아이 주식회사 | 칼라 음극선관용 마스크 프레임 조립체 |
-
1997
- 1997-06-18 JP JP16130997A patent/JPH117902A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100708639B1 (ko) * | 2001-01-12 | 2007-04-18 | 삼성에스디아이 주식회사 | 칼라 음극선관용 마스크 프레임 조립체 |
| KR20030034430A (ko) * | 2001-10-23 | 2003-05-09 | 삼성에스디아이 주식회사 | 마스크 프레임 조립체와 이를 가지는 칼라 음극선관 |
| KR100447654B1 (ko) * | 2002-02-06 | 2004-09-07 | 엘지.필립스디스플레이(주) | 칼라 음극선관용 마스크 어셈블리의 구조 및 제조방법 |
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