JPH1179810A - コンクリート製品の表面仕上げ用組成物 - Google Patents
コンクリート製品の表面仕上げ用組成物Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】通常の擬結遅延剤を用いた場合には、蒸気養生
等の促進養生後における洗い出しが困難であること等の
問題を解決し、コンクリート表面に施すことにより、促
進養生後の任意の時期において、生成コンクリート製品
の洗い出しが可能となるコンクリート製品の表面仕上げ
用組成物を提供する。 【解決手段】超遅延剤と増粘材とを主成分とするコンク
リート製品の表面仕上げ用組成物である。
等の促進養生後における洗い出しが困難であること等の
問題を解決し、コンクリート表面に施すことにより、促
進養生後の任意の時期において、生成コンクリート製品
の洗い出しが可能となるコンクリート製品の表面仕上げ
用組成物を提供する。 【解決手段】超遅延剤と増粘材とを主成分とするコンク
リート製品の表面仕上げ用組成物である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート製品
の表面仕上げ用組成物に関するものであり、特に養生、
脱型して得られたコンクリート製品の表面を、良好な作
業効率のもとに、洗い出し仕上げ可能ならしめるコンク
リート製品の表面仕上げ用組成物に関するものである。
の表面仕上げ用組成物に関するものであり、特に養生、
脱型して得られたコンクリート製品の表面を、良好な作
業効率のもとに、洗い出し仕上げ可能ならしめるコンク
リート製品の表面仕上げ用組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンクリート製品の表面化粧仕上げの一
手法として、骨材あらわし仕上げがある。
手法として、骨材あらわし仕上げがある。
【0003】骨材あらわし仕上げは、モルタル又はコン
クリートの表面から、セメントペースト部分を洗い出し
て、骨材を露出させる方法であって、その具体的手段と
しては、 凝結遅延剤を用いる。 未硬化コンクリートを水洗いする。 硬化したコンクリートを酸洗いする。 などの方法がある。これらのうち、最近では凝結遅延剤
を用いる工法が多く採用されている。
クリートの表面から、セメントペースト部分を洗い出し
て、骨材を露出させる方法であって、その具体的手段と
しては、 凝結遅延剤を用いる。 未硬化コンクリートを水洗いする。 硬化したコンクリートを酸洗いする。 などの方法がある。これらのうち、最近では凝結遅延剤
を用いる工法が多く採用されている。
【0004】凝結遅延剤による洗い出し仕上げは、型枠
面に予め遅延剤を塗布又は散布、あるいは、遅延剤を含
浸させた布やペーパーを張っておき、コンクリートを打
ち込み、所定の養生終了後脱型し、凝結硬化の遅延した
コンクリート表面を高圧水又はブラシなどで洗い、骨材
を露出させる方法である。
面に予め遅延剤を塗布又は散布、あるいは、遅延剤を含
浸させた布やペーパーを張っておき、コンクリートを打
ち込み、所定の養生終了後脱型し、凝結硬化の遅延した
コンクリート表面を高圧水又はブラシなどで洗い、骨材
を露出させる方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法では、凝結遅延剤の遅延効果が不十分であるため、
高温常圧養生(以下「蒸気養生」と記す。)あるいは高
温高圧養生(以下「オートクレーブ養生」と記す。)等
の硬化促進養生を施した場合には、擬結遅延剤の塗布量
が著しく多くなり不経済となる。また、擬結遅延剤の塗
りムラが生じ易く、このため洗い出し面にもムラが出る
などの問題がある。
方法では、凝結遅延剤の遅延効果が不十分であるため、
高温常圧養生(以下「蒸気養生」と記す。)あるいは高
温高圧養生(以下「オートクレーブ養生」と記す。)等
の硬化促進養生を施した場合には、擬結遅延剤の塗布量
が著しく多くなり不経済となる。また、擬結遅延剤の塗
りムラが生じ易く、このため洗い出し面にもムラが出る
などの問題がある。
【0006】このため、通常は、コンクリート打設後、
気中養生を行い、母体のコンクリートが脱型しても欠損
を生じない程度の強度(脱型強度)に達したのを見計ら
って脱型し、洗い出し作業を行っているが、このような
方法では、製品の製造効率が悪く、特に強度発現の遅い
寒冷期には脱型強度を得るのに多く日を費やしてしまう
ため、製造日数が長くなるといった問題があった。
気中養生を行い、母体のコンクリートが脱型しても欠損
を生じない程度の強度(脱型強度)に達したのを見計ら
って脱型し、洗い出し作業を行っているが、このような
方法では、製品の製造効率が悪く、特に強度発現の遅い
寒冷期には脱型強度を得るのに多く日を費やしてしまう
ため、製造日数が長くなるといった問題があった。
【0007】一方、特公平2−15519号に開示され
る超長時間擬結遅延剤(以下「超遅延剤」と記す。)
は、セメントの水和反応を一時的に停止させ、極めて長
時間にわたり、擬結を遅延させた後、再び反応が開始す
るような性質のものであるため、このような超遅延剤に
よれば、従来の擬結遅延剤に比べて優れた遅延効果を得
ることができることが判明した。しかしながら、この超
遅延剤は、流動性のある液体で粘度が低いため、これを
型枠面に塗布した場合、型枠表面が超遅延剤をはじいて
しまい、うまく塗布できないといった問題があった。
る超長時間擬結遅延剤(以下「超遅延剤」と記す。)
は、セメントの水和反応を一時的に停止させ、極めて長
時間にわたり、擬結を遅延させた後、再び反応が開始す
るような性質のものであるため、このような超遅延剤に
よれば、従来の擬結遅延剤に比べて優れた遅延効果を得
ることができることが判明した。しかしながら、この超
遅延剤は、流動性のある液体で粘度が低いため、これを
型枠面に塗布した場合、型枠表面が超遅延剤をはじいて
しまい、うまく塗布できないといった問題があった。
【0008】本発明は、上記従来の問題点、即ち、通常
の擬結遅延剤を用いた場合には、蒸気養生等の促進養生
後における洗い出しが困難であること等の問題を解決
し、コンクリート表面に施すことにより、促進養生後の
任意の時期において、生成コンクリート製品の洗い出し
が可能となるコンクリート製品の表面仕上げ用組成物を
提供することをその目的とする。
の擬結遅延剤を用いた場合には、蒸気養生等の促進養生
後における洗い出しが困難であること等の問題を解決
し、コンクリート表面に施すことにより、促進養生後の
任意の時期において、生成コンクリート製品の洗い出し
が可能となるコンクリート製品の表面仕上げ用組成物を
提供することをその目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、超遅延剤と増粘材とを主成分とするコン
クリート製品の表面仕上げ用組成物をその要旨とする。
め、本発明は、超遅延剤と増粘材とを主成分とするコン
クリート製品の表面仕上げ用組成物をその要旨とする。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を説明す
る。
る。
【0011】本発明のコンクリート製品の表面仕上げ用
組成物は、超遅延剤と増粘材とを主成分とする。そし
て、このようなコンクリート製品の表面仕上げ用組成物
は、モルタル又はコンクリートと接する面に付着させら
れ、その後、モルタル又はコンクリートが打設される。
そして、上記モルタル,コンクリートを養生、脱型して
得られたコンクリート製品について、上記面(モルタ
ル,コンクリートと接する面)に当接しているコンクリ
ート製品の当接面を洗い出すことにより、未硬化のモル
タル,コンクリートが洗い落とされ、骨材等が部分的に
露出した仕上げ状態が形成される。
組成物は、超遅延剤と増粘材とを主成分とする。そし
て、このようなコンクリート製品の表面仕上げ用組成物
は、モルタル又はコンクリートと接する面に付着させら
れ、その後、モルタル又はコンクリートが打設される。
そして、上記モルタル,コンクリートを養生、脱型して
得られたコンクリート製品について、上記面(モルタ
ル,コンクリートと接する面)に当接しているコンクリ
ート製品の当接面を洗い出すことにより、未硬化のモル
タル,コンクリートが洗い落とされ、骨材等が部分的に
露出した仕上げ状態が形成される。
【0012】本発明に用いる上記超遅延剤は、ホスホン
酸誘導体、特に、カルシウムキレート剤として作用する
ことができ、ヒドロキシおよびアミノ基を含むホスホン
酸誘導体が挙げられる。具体的には、次のような化合物
が挙げられる。
酸誘導体、特に、カルシウムキレート剤として作用する
ことができ、ヒドロキシおよびアミノ基を含むホスホン
酸誘導体が挙げられる。具体的には、次のような化合物
が挙げられる。
【0013】アミノトリ(メチレンホスホン酸)、アミ
ノトリ(メチレンホスホン酸)五ナトリウム塩、1−ヒ
ドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸、1−ヒド
ロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸四ナトリウム
塩、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)、
エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)カルシ
ウムナトリウム塩、ヘキサメチレンジアミンテトラ(メ
チレンホスホン酸)、ヘキサメチレンジアミンテトラ
(メチレンホスホン酸)カリウム塩、ジエチレントリア
ミンペンタ(メチレンホスホン酸)、ジエチレントリア
ミンベンタ(メチレンホスホン酸)ナトリウム塩。
ノトリ(メチレンホスホン酸)五ナトリウム塩、1−ヒ
ドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸、1−ヒド
ロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸四ナトリウム
塩、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)、
エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)カルシ
ウムナトリウム塩、ヘキサメチレンジアミンテトラ(メ
チレンホスホン酸)、ヘキサメチレンジアミンテトラ
(メチレンホスホン酸)カリウム塩、ジエチレントリア
ミンペンタ(メチレンホスホン酸)、ジエチレントリア
ミンベンタ(メチレンホスホン酸)ナトリウム塩。
【0014】また、他の超遅延剤としては、ヒドロキシ
カルボン酸およびそれらの塩;クエン酸、グルコン酸、
酒石酸、フマル酸、イタコン酸、マロン酸およびグルコ
ヘプタノン酸等を含むポリカルボン酸およびそれらの
塩、例えば、ポリマレイン酸、ポリフマル酸、ポリアク
リル酸およびポリメタクリル酸、好ましくは低分子量ポ
リカルボン酸;酸化防止剤、例えば、アスコルビン酸お
よびイソアスコルビン酸;ポリマー、例えば、スルホン
酸−アクリル酸コポリマー、ポリヒドロキシシランおよ
びポリアクリルアミド、好ましくは低分子量ポリマー;
炭水化物、例えば、スクロース、コーンシロップ;リグ
ノスルホネート、例えばリグノスルホン酸カルシウム等
が挙げられる。これらのうちでは、ヒドロキシカルボン
酸、ポリカルボン酸、イソアスコルビン酸、ポリヒドキ
シシランが好適である。
カルボン酸およびそれらの塩;クエン酸、グルコン酸、
酒石酸、フマル酸、イタコン酸、マロン酸およびグルコ
ヘプタノン酸等を含むポリカルボン酸およびそれらの
塩、例えば、ポリマレイン酸、ポリフマル酸、ポリアク
リル酸およびポリメタクリル酸、好ましくは低分子量ポ
リカルボン酸;酸化防止剤、例えば、アスコルビン酸お
よびイソアスコルビン酸;ポリマー、例えば、スルホン
酸−アクリル酸コポリマー、ポリヒドロキシシランおよ
びポリアクリルアミド、好ましくは低分子量ポリマー;
炭水化物、例えば、スクロース、コーンシロップ;リグ
ノスルホネート、例えばリグノスルホン酸カルシウム等
が挙げられる。これらのうちでは、ヒドロキシカルボン
酸、ポリカルボン酸、イソアスコルビン酸、ポリヒドキ
シシランが好適である。
【0015】本発明においては、特に、少なくとも1種
の前記ホスホン酸タイプの超遅延剤と、少なくとも1種
の異なるタイプ、即ち、非ホスホン酸タイプの超遅延剤
との混合物として用いるのが好ましい。非ホスホン酸タ
イプの超遅延剤の多くは、滅水特性をも有するので、こ
れらは最終硬化コンクリートの圧縮強度を増加させる作
用をも有し、極めて有利である。
の前記ホスホン酸タイプの超遅延剤と、少なくとも1種
の異なるタイプ、即ち、非ホスホン酸タイプの超遅延剤
との混合物として用いるのが好ましい。非ホスホン酸タ
イプの超遅延剤の多くは、滅水特性をも有するので、こ
れらは最終硬化コンクリートの圧縮強度を増加させる作
用をも有し、極めて有利である。
【0016】本発明において、特に好ましい超遅延剤
は、前記ホスホン酸タイプの超遅延剤とクエン酸との混
合物、とりわけ、アミノトリ(メチレンホスホン酸)と
クエン酸との混合物である。この場合、ホスホン酸タイ
プの超遅延剤とクエン酸との混合比は、1:1〜2:1
(重量比)とするのが好ましい。
は、前記ホスホン酸タイプの超遅延剤とクエン酸との混
合物、とりわけ、アミノトリ(メチレンホスホン酸)と
クエン酸との混合物である。この場合、ホスホン酸タイ
プの超遅延剤とクエン酸との混合比は、1:1〜2:1
(重量比)とするのが好ましい。
【0017】一方、本発明において使用される増粘材と
しては、セルロース系のメチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース等や、ポリビニルアルコール(PV
A)、デンプン等の増粘剤が挙げられる。さらに、粘性
を付与する粉体として微粉スラグ、フライアッシュ、炭
酸カルシウム、シリカヒューム(シリカの極微細粉末)
等も使用可能である。本発明においては、両者を総称し
て増粘材と称する。
しては、セルロース系のメチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース等や、ポリビニルアルコール(PV
A)、デンプン等の増粘剤が挙げられる。さらに、粘性
を付与する粉体として微粉スラグ、フライアッシュ、炭
酸カルシウム、シリカヒューム(シリカの極微細粉末)
等も使用可能である。本発明においては、両者を総称し
て増粘材と称する。
【0018】なお、本発明において、前記超遅延剤およ
び上記増粘材は、いずれも各々1種を単独で用いても、
2種以上を混合して用いても良い。
び上記増粘材は、いずれも各々1種を単独で用いても、
2種以上を混合して用いても良い。
【0019】超遅延剤と増粘材との混合比は、増粘材自
身の特性と混合液としての作業性等から適宜決定され
る。一般には、超遅延剤:増粘材=100:10〜30
0の範囲で、用いる増粘材の種類に応じて決定される。
混合比の一例は、後掲の実施例に示す通りであり、例え
ば、増粘材としてシリカヒュームを用いる場合、その混
合比は、超遅延剤:シリカヒューム=100:20〜1
00の範囲が好ましい。
身の特性と混合液としての作業性等から適宜決定され
る。一般には、超遅延剤:増粘材=100:10〜30
0の範囲で、用いる増粘材の種類に応じて決定される。
混合比の一例は、後掲の実施例に示す通りであり、例え
ば、増粘材としてシリカヒュームを用いる場合、その混
合比は、超遅延剤:シリカヒューム=100:20〜1
00の範囲が好ましい。
【0020】超遅延剤と増粘材とを主成分とする、表面
仕上げ用組成物をモルタル,コンクリートに接する面に
付着させる方法としては、特に制限はなく、刷毛、ロー
ラー、ゴムべら等を用いて塗布する方法又は、スプレー
等により散布する方法等を採用することができる。しか
して、この付着量を調節することにより、得られる製品
の洗い出し深さを適当に調節することができる。通常の
場合、混合物付着量は30〜300g/m2 程度をする
のが好ましい。
仕上げ用組成物をモルタル,コンクリートに接する面に
付着させる方法としては、特に制限はなく、刷毛、ロー
ラー、ゴムべら等を用いて塗布する方法又は、スプレー
等により散布する方法等を採用することができる。しか
して、この付着量を調節することにより、得られる製品
の洗い出し深さを適当に調節することができる。通常の
場合、混合物付着量は30〜300g/m2 程度をする
のが好ましい。
【0021】超遅延剤および増粘材の混合物を、モルタ
ル,コンクリートと接する面に付着させた後は、この混
合物を乾燥させた後等に、モルタル,コンクリートを打
ち込む。ここで、乾燥が十分でない場合には、洗い出し
面にムラが生じ易いため、十分に乾燥していることを確
認した後、モルタル,コンクリートを打ち込むことが好
ましい。
ル,コンクリートと接する面に付着させた後は、この混
合物を乾燥させた後等に、モルタル,コンクリートを打
ち込む。ここで、乾燥が十分でない場合には、洗い出し
面にムラが生じ易いため、十分に乾燥していることを確
認した後、モルタル,コンクリートを打ち込むことが好
ましい。
【0022】モルタル,コンクリートを打ち込んだ後
は、所要の養生を行なう。本発明においては凝結遅延効
果の高い超遅延剤を用いるため、蒸気養生、オートクレ
ープ養生等の促進養生を行なうことができるが、気中養
生でも良いことはいうまでもない。
は、所要の養生を行なう。本発明においては凝結遅延効
果の高い超遅延剤を用いるため、蒸気養生、オートクレ
ープ養生等の促進養生を行なうことができるが、気中養
生でも良いことはいうまでもない。
【0023】養生後は脱型し、適当な時期に高圧水又
は、ブラシなど用い、常法に従って洗い出しを行なう。
は、ブラシなど用い、常法に従って洗い出しを行なう。
【0024】この洗い出しは、脱型後直ちに行なう必要
はなく、促進養生を行なった場合でも、脱型後、数日経
過した後に行なうことができる。この洗い出し条件、即
ち高圧水の圧力や洗い出し時期等によっても、洗い出し
深さを調節することできる。
はなく、促進養生を行なった場合でも、脱型後、数日経
過した後に行なうことができる。この洗い出し条件、即
ち高圧水の圧力や洗い出し時期等によっても、洗い出し
深さを調節することできる。
【0025】なお、本発明において打設する、モルタ
ル,コンクリート配合には、特に制限はなく、従来一般
的に採用されているモルタル,コンクリート配合で良
い。
ル,コンクリート配合には、特に制限はなく、従来一般
的に採用されているモルタル,コンクリート配合で良
い。
【0026】本発明においては、凝結遅延剤として超遅
延剤を用いるため、その優れた凝結遅延効果により、促
進養生後においても、任意の時期に、例えば、作業員の
手があいた時に洗い出しを行なうことが可能とされる。
延剤を用いるため、その優れた凝結遅延効果により、促
進養生後においても、任意の時期に、例えば、作業員の
手があいた時に洗い出しを行なうことが可能とされる。
【0027】しかも、超遅延剤のみでは、モルタル,コ
ンクリートと接する面に均一に付着させることが困難で
あるが、本発明においては超遅延剤と増粘材とを混合し
て用いるため、モルタル,コンクリートと接する面に、
容易に均一付着させることが可能となり、ムラのない良
好な洗い出し面を得ることができる。
ンクリートと接する面に均一に付着させることが困難で
あるが、本発明においては超遅延剤と増粘材とを混合し
て用いるため、モルタル,コンクリートと接する面に、
容易に均一付着させることが可能となり、ムラのない良
好な洗い出し面を得ることができる。
【0028】
【実施例】以下に実験例、実施例および比較例を挙げ
て、本発明をより具体的に説明する。
て、本発明をより具体的に説明する。
【0029】
【実験例1】超遅延剤としてアミノトリ(メチレンホス
ホン酸)とクエン酸との1.5:1(重量比)の混合物
を用い、この超遅延剤と下記の表1に示す増粘材とを下
記の表1に示す混合比で混合した。
ホン酸)とクエン酸との1.5:1(重量比)の混合物
を用い、この超遅延剤と下記の表1に示す増粘材とを下
記の表1に示す混合比で混合した。
【0030】得られた混合物の流動性、作業性(モルタ
ル,コンクリートと接する面への付着作業の難易性)等
を調べ、下記の基準で評価し、結果を下記の表1に示し
た。なお、下記の表1において、「モルタル,コンクリ
ートと接する面」を「型枠面」と称する。 ◎:非常に良好 ○:良好 △:使用可
ル,コンクリートと接する面への付着作業の難易性)等
を調べ、下記の基準で評価し、結果を下記の表1に示し
た。なお、下記の表1において、「モルタル,コンクリ
ートと接する面」を「型枠面」と称する。 ◎:非常に良好 ○:良好 △:使用可
【0031】
【表1】
【0032】
【実施例1〜11】実験例1で用いたと同様の超遅延剤
に、下記の表2に示す増粘材を下記の表2に示す混合比
で混合してなる混合物を、モルタル,コンクリートと接
する面に、下記の表2に示す塗布量となるように塗布
し、十分に乾燥させた後、上記面に、下記配合の化粧モ
ルタルを打ち込んだ。 化粧モルタル配合(重量比) セメント:1 細骨材:1 種 石:3
に、下記の表2に示す増粘材を下記の表2に示す混合比
で混合してなる混合物を、モルタル,コンクリートと接
する面に、下記の表2に示す塗布量となるように塗布
し、十分に乾燥させた後、上記面に、下記配合の化粧モ
ルタルを打ち込んだ。 化粧モルタル配合(重量比) セメント:1 細骨材:1 種 石:3
【0033】その後、下記の表2に示す条件で養生した
後、脱型(打設の翌日)し、脱型後、下記の表2に示す
条件で洗い出しを行った。
後、脱型(打設の翌日)し、脱型後、下記の表2に示す
条件で洗い出しを行った。
【0034】得られた製品の仕上げ面を観察し、結果を
下記の表2に示した。
下記の表2に示した。
【0035】
【比較例1】増粘材を用いずに、下記の表2に示す条件
にて、実施例1と同様に行ない、結果を下記の表2に示
した。
にて、実施例1と同様に行ない、結果を下記の表2に示
した。
【0036】
【比較例2,3】凝結遅延材として、市販品(ルガゾー
ルF:日本シーカ社製)を用い、下記の表2に示す条件
にて、実施例1と同様に行ない、結果を下記の表2に示
した。
ルF:日本シーカ社製)を用い、下記の表2に示す条件
にて、実施例1と同様に行ない、結果を下記の表2に示
した。
【0037】
【表2】
【0038】上記表2より明らかなように、本発明の方
法によれば、蒸気養生、あるいはオートクレーブ養生を
行なっても、気中養生と同様に、脱型後10日後におい
ても同等の洗い出し面を得ることができる。一方、増粘
材を用いない場合、比較例1には、モルタル,コンクリ
ートと接する面に超遅延剤がはじかれ、均一に塗布でき
ないことから、洗い出し面にもムラが生じていた。
法によれば、蒸気養生、あるいはオートクレーブ養生を
行なっても、気中養生と同様に、脱型後10日後におい
ても同等の洗い出し面を得ることができる。一方、増粘
材を用いない場合、比較例1には、モルタル,コンクリ
ートと接する面に超遅延剤がはじかれ、均一に塗布でき
ないことから、洗い出し面にもムラが生じていた。
【0039】また、超遅延剤の代わりに市販の擬結遅延
剤(ルカゾール)を用いた場合には、蒸気養生を施すと
表面が硬化してしまい、洗い出しが不可能であった(比
較例2)。更に、塗布量を増やした場合には、均一に塗
布できないことから、洗い出し面にかなりムラが生じて
いた(比較例3)。なお、実施例の方法では、脱型後の
型枠清掃についても、従来に比べてはるかに容易に行な
うことができた。
剤(ルカゾール)を用いた場合には、蒸気養生を施すと
表面が硬化してしまい、洗い出しが不可能であった(比
較例2)。更に、塗布量を増やした場合には、均一に塗
布できないことから、洗い出し面にかなりムラが生じて
いた(比較例3)。なお、実施例の方法では、脱型後の
型枠清掃についても、従来に比べてはるかに容易に行な
うことができた。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明のコンクリート製
品の表面仕上げ用組成物は、超遅延剤の優れた擬結遅延
効果と、増粘材を併用することによる、モルタル,コン
クリートに接する面への均一付着性向上効果により、 蒸気養生やオートクレーブ養生等の促進養生を施し
た後でも充分洗い出しが可能であり、脱型直後のみなら
ず、脱型後10日経過後でも、洗い出しが可能である。 より、良好な作業性のもとに、最も適当な時期に
洗い出しを行うことが可能とされる。 洗い出し深さの調製も可能であり、均一でムラのな
い洗い出し面を得ることができる。 といった優れた効果が奏され、高品質の製品を容易かつ
効率的に得ることが可能とされる。
品の表面仕上げ用組成物は、超遅延剤の優れた擬結遅延
効果と、増粘材を併用することによる、モルタル,コン
クリートに接する面への均一付着性向上効果により、 蒸気養生やオートクレーブ養生等の促進養生を施し
た後でも充分洗い出しが可能であり、脱型直後のみなら
ず、脱型後10日経過後でも、洗い出しが可能である。 より、良好な作業性のもとに、最も適当な時期に
洗い出しを行うことが可能とされる。 洗い出し深さの調製も可能であり、均一でムラのな
い洗い出し面を得ることができる。 といった優れた効果が奏され、高品質の製品を容易かつ
効率的に得ることが可能とされる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C04B 24/26 C04B 24/26 B // C04B 103:22 103:44 (72)発明者 清水 正弘 東京都豊島区池袋2丁目51番13号 菱和コ ンクリート工業株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 超遅延剤と増粘材とを主成分とするコン
クリート製品の表面仕上げ用組成物。 - 【請求項2】 超遅延剤が、ホスホン酸誘導体,ヒドロ
キシカルボン酸,ヒドロキシカルボン酸塩,ポリカルボ
ン酸,ポリカルボン酸塩,酸化防止剤化合物および炭水
化物からなる群から選ばれた少なくとも一つの化合物で
ある、請求項1記載のコンクリート製品の表面仕上げ用
組成物。 - 【請求項3】 増粘材が、セルロース系化合物,ポリビ
ニルアルコール,デンプン,微粉スラグ,フライアッシ
ュ,炭酸カルシウムおよびシリカヒュームからなる群か
ら選ばれた少なくとも一つの化合物である、請求項1記
載のコンクリート製品の表面仕上げ用組成物。 - 【請求項4】 超遅延剤と増粘材との含有割合が、超遅
延剤/増粘材=100:10〜300の範囲に設定され
ている、請求項1記載のコンクリート製品の表面仕上げ
用組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12929898A JP3327209B2 (ja) | 1998-05-12 | 1998-05-12 | コンクリート製品の表面仕上げ用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12929898A JP3327209B2 (ja) | 1998-05-12 | 1998-05-12 | コンクリート製品の表面仕上げ用組成物 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29054290A Division JP2933377B2 (ja) | 1990-10-26 | 1990-10-26 | コンクリート製品の表面仕上げ方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1179810A true JPH1179810A (ja) | 1999-03-23 |
| JP3327209B2 JP3327209B2 (ja) | 2002-09-24 |
Family
ID=15006118
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12929898A Expired - Fee Related JP3327209B2 (ja) | 1998-05-12 | 1998-05-12 | コンクリート製品の表面仕上げ用組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3327209B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001322113A (ja) * | 2000-05-18 | 2001-11-20 | Kuraray Co Ltd | 無機質成形体表面用凝結遅延剤および無機質成形体の製法 |
| CN111848215A (zh) * | 2020-07-29 | 2020-10-30 | 浙江大东吴建筑科技有限公司 | 一种可调节露骨料混凝土水洗深度的负向缓蚀剂及其应用 |
| CN114015276A (zh) * | 2021-12-22 | 2022-02-08 | 中建商品混凝土有限公司 | 用于图像水泥制品的功能油墨及其制备方法 |
-
1998
- 1998-05-12 JP JP12929898A patent/JP3327209B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001322113A (ja) * | 2000-05-18 | 2001-11-20 | Kuraray Co Ltd | 無機質成形体表面用凝結遅延剤および無機質成形体の製法 |
| CN111848215A (zh) * | 2020-07-29 | 2020-10-30 | 浙江大东吴建筑科技有限公司 | 一种可调节露骨料混凝土水洗深度的负向缓蚀剂及其应用 |
| CN114015276A (zh) * | 2021-12-22 | 2022-02-08 | 中建商品混凝土有限公司 | 用于图像水泥制品的功能油墨及其制备方法 |
| CN114015276B (zh) * | 2021-12-22 | 2023-09-05 | 中建商品混凝土有限公司 | 用于图像水泥制品的功能油墨及其制备方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3327209B2 (ja) | 2002-09-24 |
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