JPH1180070A - キラルβ−ヒドロキシケトンの製造法 - Google Patents

キラルβ−ヒドロキシケトンの製造法

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JPH1180070A
JPH1180070A JP9238450A JP23845097A JPH1180070A JP H1180070 A JPH1180070 A JP H1180070A JP 9238450 A JP9238450 A JP 9238450A JP 23845097 A JP23845097 A JP 23845097A JP H1180070 A JPH1180070 A JP H1180070A
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JP
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JP9238450A
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English (en)
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Masakatsu Shibazaki
正勝 柴▲崎▼
Hiroaki Sasai
宏明 笹井
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Chisso Corp
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不斉アルドール反応により、単一工程で、直
接高光学純度のβ−ヒドロキシケトンを合成することが
できる製造法を提供する。 【解決手段】 光学活性ビナフトール又はビナフトール
誘導体と希土類化合物と反応させて得られる金属錯体存
在下で、不斉アルドール反応させるキラルβ−ヒドロキ
シケトンの製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学活性(キラ
ル)β−ヒドロキシケトンの製造法に関する。さらに詳
しく言えば、不斉合成触媒を用いた不斉アルドール反応
による光学活性β−ヒドロキシケトンの製造法、及びそ
れによって得られる新規なβ−ヒドロキシケトンに関す
る。
【0002】
【従来の技術】本発明者等は、先に光学活性配位子を有
する希土類錯体を用いた不斉合成反応の種々の研究を行
い、例えば、特開平6−154618、特開平6−25
6270、特開平6−306026号公報、WO−95
/0132、J.Am.Chem.Soc.,114,
4418(1992)、Tetrahedron Le
tt.,34, 851(1993)、Tetrahe
dron Lett.,34, 855(1993)、
Tetrahedron Lett.,34,2657
(1993)、J.Am.Chem.Soc.,11
5,10372(1993)、J.Org.Che
m.,60,7388 (1995)に報告している。
上記文献には、塩化ランタンと光学活性ジリチウム1,
1’−ビ−2−ナフトキシドをテトラヒドロフラン中混
合し、水と水酸化ナトリウムを加える方法、又はナトリ
ウムアルコキシドを含む、ランタンアルコキシドのテト
ラヒドロフラン溶液に、光学活性1,1’−ビ−2−ナ
フトール、水、塩化リチウムを順次加える方法により調
製した希土類金属錯体触媒を用いて、各種アルデヒドと
ニトロアルカンとの触媒的不斉ニトロアルドール反応に
より、光学純度の高いニトロアルドール体を得ることを
見いだしている。また、光学活性配位子を有する希土類
錯体が、不斉マイケル付加反応、ヒドロホスホニル化反
応、α−アミノフォスホン酸の不斉合成に有用な触媒で
あることを見いだしている。
【0003】一方、光学活性β−ヒドロキシケトンの製
造法の開発は、医薬、農薬、香料、液晶中間体原料を供
給する上で重要であり、その製造法の中でも触媒的不斉
アルドール反応は、少量の不斉源から、多量の光学活性
体を得ることが可能であり、光学活性体を効率的に得る
方法として、活発に研究されている。光学活性ルイス酸
触媒による不斉アルドール反応は、多くの研究がなさ
れ、高い光学純度の光学活性β−ヒドロキシケトン誘導
体が得られることが見いだされている。例えば、二価ス
ズ、ホウ素、チタン、銅などを触媒金属として用い、光
学活性配位子から触媒を調製している。代表的な論文を
以下に記載する。Chem.Lett.,129(19
90)、J.Am.Chem.Soc.,113104
1(1191)、J.Am.Chem.Soc.,11
3 9365(1991)、Tetrahedron.
Lett.,33 4927 (1992)、Tetr
ahedron.Lett.,33 4927 (19
92)、Tetrahedron.Lett.,33
6907(1992)、Tetrahedron.Le
tt.,34 1507(1993)、J.Am.Ch
em.Soc.,115 7039(1993)。
【0004】これらの触媒反応は、アルデヒドと、シリ
ルエノールエーテル、ケテンシリルアセタール、ケテン
シリルチオアセタール等のシリル化合物との不斉アルド
ール反応によるものであり、生成物は、シリル化された
β−ヒドロキシケトン化合物として得られる。
【0005】また、遷移金属錯体は、ルイス酸触媒と異
なった反応機構により触媒反応を進行させることが期待
されるため、遷移金属錯体を用いる触媒的不斉アルドー
ル反応も多くの研究がなせれている。例えば次の論文を
あげることが出来る。Tetrahedron Let
t.,28 793 (1987)、Synth.Co
mmun.,23 1251 (1993)。本発明者
等は、遷移金属錯体として、光学活性二座フォスフィン
配位子から調製されるパラジウム錯体を用いて、アルデ
ヒドとシリルエノールエーテル、ケテンシリルアセター
ル、ケテンシリルチオアセタール等の触媒的不斉アルド
ール反応により、高純度の光学活性β−ヒドロキシケト
ン誘導体を得ることを見いだしている(J.Org.C
hem.60,2648 (1995)、特開平9−1
83787号公報)。
【0006】これら上記に掲げた触媒を用いた不斉アル
ドール反応では、基質としてアルデヒドとシリルエノー
ルエーテル、ケテンシリルアセタール、ケテンシリルチ
オアセタール等のシリル化合物を必要する。シリル化合
物は、カルボニル化合物から数工程をへて製造されるた
め、比較的高価な原料であり、また生成物であるシリル
化されたヒドロキシケトン生成物を数工程をへて加水分
解して光学活性β−ヒドロキシケトン誘導体を合成する
工程が必要である。従って、従来の光学活性β−ヒドロ
キシケトン誘導体の合成法に比べ、短い工程で、安価な
原料から少量の不斉源から多量の光学活β−ヒドロキシ
ケトン誘導体を製造できる触媒的不斉アルドール反応に
よる製造法が求められている。
【0007】基質としてシリルエノールエーテル、ケテ
ンシリルアセタール、ケテンシリルチオアセタール等の
シリル化合物を用いずに、アルデヒドとケトン間で不斉
アルドール反応を行っている例として、Chem.Le
tt.,391(1985)があげられる。そこでは、
アミノ酸エステルの亜鉛錯体を触媒として用いて、p−
ニトロベンズアルデヒドとアセトンとの不斉アルドール
反応による光学活性な4−ヒドロキシー4−フェニル−
2−ブタノンの合成が記載されている。しかし、アルデ
ヒドとしてベンズアルデヒド誘導体、メチルケトンとし
てアセトンのみ検討がなされているだけで、本発明の課
題とするβ−ヒドロキシケトンの製造法を提供するもの
ではなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来技術に伴う問題点を解決しようとするものであっ
て、不斉アルドール反応により、単一工程で、直接高光
学純度のβ−ヒドロキシケトンを合成することができる
製造法を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
について鋭意研究の結果、光学活性ビナフトール又はビ
ナフトール誘導体と希土類化合物と反応させて得られる
金属錯体を使用することにより、基質としてシリルエノ
ールエーテル、ケテンシリルアセタール、ケテンシリル
チオアセタール等のシリル化合物を用いずとも、直接的
に、触媒的な不斉アルドール反応により光学活性β−ヒ
ドロキシケトンを得ることができる新規反応系を確立
し、本発明を完成するに至った。
【0010】(1) 光学活性ビナフトール又はビナフ
トール誘導体と希土類化合物と反応させて得られる金属
錯体存在下で、不斉アルドール反応させることを特徴と
するキラルβ−ヒドロキシケトンの製造法。 (2) 下記一般式1で示されるアルデヒド化合物と下
記一般式2で示されるメチルケトン化合物を、光学活性
ビナフトール又はビナフトール誘導体と希土類化合物と
反応させて得られる金属錯体存在下で、不斉アルドール
反応させることを特徴とするキラルβ−ヒドロキシケト
ンの製造法。
【0011】
【化4】
【0012】〔式1中、R1 は、アルキル基、シクロア
ルキル基、アルケニル基、アルキニル基(これら置換基
は、いずれもハロゲン原子、水酸基、アルコキシ基、ア
ミノアルキル基、チオアルキル基、芳香族基又は複素環
基で任意に置換されても良い)、芳香族基又は複素環基
(芳香族基と複素環基は、いずれもアルキル基、アルコ
キシ基、ハロゲン基、ニトロ基、シアノ基、アルコキシ
カルボニル基、アルカノイル基、アミノ基、N−モノア
ルキルアミノ基、N,N−ジアルキルアミノ基、カルバ
モイル基、N−モノアルキルカルバモイル基、N,N−
ジアルキルカルバモイル基、アミノアルキル基、N−モ
ノアルキルアミノアルキル基、N,N−ジアルキルアミ
ノアルキル基よりなる群から選ばれる1〜3個の同一又
は異なる置換基を有しても良い)を表す。〕
【0013】
【化5】
【0014】〔式2中、R2 は、アルキル基、シクロア
ルキル基、アルケニル基、アルキニル基(これら置換基
は、いずれもハロゲン原子、水酸基、アルコキシ基、ア
ミノアルキル基、チオアルキル基、芳香族基又は複素環
基で任意に置換されても良い)、アルコキシ基、チオア
ルコキシ基、又は芳香族基(芳香族基は、アルキル基、
アルコキシ基、ハロゲン基、ニトロ基、シアノ基、アル
コキシカルボニル基、アルカノイル基、アミノ基、N−
モノアルキルアミノ基、N,N−ジアルキルアミノ基、
カルバモイル基、N−モノアルキルカルバモイル基、
N,N−ジアルキルカルバモイル基、アミノアルキル
基、N−モノアルキルアミノアルキル基、N,N−ジア
ルキルアミノアルキル基よりなる群から選ばれる1〜3
個の同一又は異なる置換基を有しても良い)を表す。〕
【0015】(3) 前記金属錯体が、希土類金属化合
物と、下記一般式3又は一般式4で示される光学活性
1,1’−ビ−2−ナフトール類とアルカリ金属化合物
とを反応させて得られる金属錯体であることを特徴とす
る前記(1)又は(2)に記載の光学活性β−ヒドロキ
シケトンの製造法。
【0016】
【化6】
【0017】(式3又は4中、R3 、R4 は同じでも異
なっていてもよく、水素原子、アルキル基、アルケニル
基、フェニル基、ハロゲン原子、トリアルキルシリルエ
チニル基又はシアノ基を表す。) (4) 前記不斉アルドール反応が、−80℃〜50℃
の温度範囲で行われることを特徴とする前記(1)〜
(3)のいずれかに記載の光学活性β−ヒドロキシケト
ンの製造法。
【0018】(5) (S)−6,6−ジメチル−5−
ヒドロキシ−7−フェニル−3−ヘプタノン。 (6) (S)−4,4−ジメチル−3−ヒドロキシ−
1'−ナフチル−1−ペンタノン。 (7) (S)−4,4−ジメチル−1,5−ジフェニ
ル−3−ヒドロキシ−1−ペンタノン。 (8) (S)−5,5−ジメチル−4−ヒドロキシ−
6−フェニル−2−ヘキサノン。
【0019】上記(5)〜(8)に記載のキラルβ−ヒ
ドロキシケトン化合物は、新規な化合物であり、本発明
の製造法により始めて見いだされた。これらの新規なキ
ラルβ−ヒドロキシケトン化合物は、医薬、農薬、香
料、液晶中間体原料の中間体として有用であり、特に医
薬の製造の際の中間体として有用である。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明において用いる金属錯体
は、光学活性ビナフトール又はビナフトール誘導体と希
土類化合物と反応させて得られる。
【0021】ここでの光学活性ビナフトール又はビナフ
トール誘導体は、いずれのものでも用いることができる
が、R体またはS体それぞれ片方のみを使用する。光学
活性ビナフトール又はビナフトール誘導体としては、前
記一般式3又は4で表される光学活性1,1’−ビ−2
−ナフトール類が好ましい。R3 の位置は3位、4位、
5位、6位、7位のうちいずれでもよいし、R4 も3’
位、4’位、5’位、6’位及び7’位のいずれでもよ
い。また、R3 、R4 は各々、水素原子、アルキル基
(メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチ
ル、s−ブチルまたはt−ブチル等が挙げられる)、フ
ェニル基、アルケニル基(エテニル、1−プロペニル、
3−ブテニル等が挙げられる)、トリアルキルシリルエ
チニル基(ここでアルキルとしてはメチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、n−ブチル、s−ブチルまたは
t−ブチル等が挙げられる)、シアノ基又はハロゲン原
子を表す。R3 、R4 として好ましくは、水素原子、
6,6’−置換トリアルキルシリルエチニル基である。
【0022】また、希土類化合物の希土類金属として
は、Y、La、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、
Pr、Yb等が挙げられ、いずれでもよいが、好ましく
はLa、Yb、Smである。希土類化合物としては、希
土類金属の、アルコキサイド(メトキサイド、エトキサ
イド、プロポキサイド、イソプロポキサイド、n−ブト
キサイド、s−ブトキサイドおよびt−ブトキサイド等
が挙げられる)、塩化物(無水物および水和物どちらで
もかまわない)又は硝酸塩などが挙げられる。希土類化
合物としては、好ましくはLa(OR)3 (ここでRは
イソプロピル基あるいはt−ブチル基を表す。)、La
Cl3 (無水物および水和物どちらでもかまわない)、
Yb(OR)3 (ここでRは前記と同義である。)、Y
bCl 3 (無水物および水和物どちらでもかまわな
い)、Sm(OR)3 (ここでRは前記と同義であ
る。)等である。
【0023】本発明における金属錯体は、好ましくは、
希土類金属化合物と、上記一般式3又は一般式4で示さ
れる光学活性1,1’−ビ−2−ナフトール類とアルカ
リ金属化合物とを反応させて得られるものが好ましい。
ここで、アルカリ金属化合物としては、アルキルアルカ
リ金属類、水酸化アルカリ金属などが使用できる。ここ
で、アルカリ金属としては、リチウム、ナトリウム、カ
リウムが挙げられる。アルキルアルカリ金属類として
は、メチルリチウム、t−ブチルリチウム等が挙げら
れ、水酸化アルカリ金属としては、水酸化リチウム、水
酸化ナトリウムおよび水酸化カリウム等が挙げられる。
アルカリ金属化合物としては、アルキルアルカリ金属類
が好ましく、より好ましくはn−ブチルリチウム、メチ
ルリチウムが好ましい。本発明における金属錯体の製造
において、上記光学活性ビナフトール又はビナフトール
誘導体と希土類化合物とアルカリ金属化合物の反応系に
おけるモル比は、2:1:3〜3:1:5が好ましく、
より好ましくは3:1:3〜3:1:4である。
【0024】本発明における金属錯体調製時に使用する
ことができる溶媒としては、希土類金属錯体構造を変化
させなければいずれの溶媒も使用することができる。例
えば、テトラヒドロフラン(THF)、エーテル系溶媒
(ジエチルエーテル、1,4−ジオキサン等)、ハロゲ
ン系溶媒(塩化メチレン、クロロホルム、1,1,1−
トリクロロエタン及びモノクロロベンゼン等)、炭化水
素系溶媒(ベンゼン、トルエン、n−ヘキサン及びn−
ヘプタン等)、脂肪酸エステル類(酢酸エチル、酢酸メ
チル等)が挙げられ、その他にもジメチルスルホキシ
ド、N,N’−ジメチルホルムアミド等の極性溶媒が使
用できる。これらの溶媒は単独もしくは2種類以上混合
して使用してもかまわない。
【0025】これらの溶媒の中で、テトラヒドロフラン
が好ましい。希土類化合物として、希土類塩化物を使用
する場合、含水THFから調整された金属錯体を用いる
ことができる。また、乾燥したTHF中で希土類アルコ
キシド、アルカリ金属化合物、光学活性1,1’−ビ−
2−ナフトール類から調整した触媒溶液、更にこの触媒
に水を添加した触媒溶液、含水THF中で、希土類塩化
物、アルカリ金属化合物、光学活性1,1’−ビ−2−
ナフトール類から調整できる触媒を使用できる。
【0026】金属錯体は、特開平6−154618号公
報、特開平6−256270号公報、特開平30602
6号公報に記載した詳細な調製法により合成することが
できる。ここに、一例(下記反応式)を挙げて簡単に説
明する。
【0027】
【化7】
【0028】ここで、更に具体的に説明すると、一般式
3又は4で示される光学活性1,1’−ビ−2−ナフト
ール類をTHF等の溶媒に溶解し、それにランタントリ
イソプロポキサイド〔La(O−(i)C3 7 3
等の希土類化合物の溶液を加え、室温で攪拌後、ブチル
リチウム等のアルカリ金属化合物の溶液を0℃で加え、
室温で一晩攪拌して、本発明における金属錯体を溶液の
形態で得ることができる。この調製法は代表的なもの
で、特に本発明において使用した金属錯体の調製法とし
て限定するものではない。本発明における金属錯体は、
希土類元素特有の性質である多様な結合様式ゆえに、単
量体を始めとして、ハロゲン原子やランタン原子あるい
はアルカリ金属原子等の橋掛け原子とする二量体、三量
体からオリゴマー、ポリマーあるいはこれらの混合物と
なりうる。本発明における金属錯体は、このようにして
得られるが、構造としては下記一般式5又は6で示され
る構造の金属錯体であろうと推定される。しかし、本発
明の内容がこれらに限定されるものではない。
【0029】
【化8】
【0030】式(5)あるいは(6)中、Xはアルカリ
金属を表し、Lnはランタノイド金属を表す。本発明に
おいて用いることができる金属錯体は、例えば、上記一
般式5においてLnがLaで、XがLiの場合、LaL
3 トリス(R)−ビナフトキシド錯体〔(R)−LL
Bと略される〕と称される。
【0031】本発明における上記のような金属錯体は、
不斉アルドール反応の原料であるアルデヒド化合物に対
して、0.005〜0.3モル等量程度で、生成物の光
学活性β−ヒドロキシケトンを得ることができる。さら
に穏和な条件で反応時間を短くするために、0.3モル
等量を越える量を使用してもかまわない。
【0032】本発明において、不斉アルドール反応は、
原料物質としてアルデヒド化合物とα位に水素原子を有
するカルボニル化合物を用いて、キラルβ−ヒドロキシ
ケトン化合物を生成する反応をいう。原料物質の1つで
あるα位に水素原子を有するカルボニル化合物として
は、不斉アルドール反応に用いられるものであればいず
れのものでも使用できるが、好ましくは前記一般式2で
示されるメチルケトン化合物である。
【0033】原料物質のもう1つであるアルデヒド化合
物としては、不斉アルドール反応に用いられるものであ
ればいずれのものでも使用できるが、好ましくは前記一
般式1で示されるアルデヒド化合物である。
【0034】一般式1又は2においてアルキル基として
はC1-10アルキル基が挙げられ、C 1-10アルキル基とし
ては、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、
n−ブチル、i−ブチル、s−ブチル、t−ブチル、1
−ペンチル、2−ペンチル、3−ペンチル、i−ペンチ
ル、ネオペンチル、t−ペンチル、1−ヘキシル、2−
ヘキシル、3−ヘキシル、1−メチル−1−エチル−n
−ペンチル、1,1,2−トリメチル−n−プロピル、
1,2,2−トリメチル−n−プロピル、3,3−ジメ
チル−n−ブチル、1−ヘプチル、2−ヘプチル、1−
エチル−1,2−ジメチル−n−プロピル、1−エチル
−2,2−ジメチル−n−プロピル、1−オクチル、3
−オクチル、4−メチル−3−n−ヘプチル、6−メチ
ル−2−n−ヘプチル、2−プロピル−1−n−ヘプチ
ル、2,4,4−トリメチル−1−n−ペンチル、1−
ノニル、2−ノニル、2,6−ジメチル−4−n−ヘプ
チル、3−エチル−2,2−ジメチル−3−n−ペンチ
ル、3,5,5−トリメチル−1−n−ヘキシル、1−
デシル、2−デシル、4−デシル、3,7−ジメチル−
1−n−オクチル及び3,7−ジメチル−3−n−オク
チル等が挙げられ、好ましくはメチル、エチル、n−プ
ロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、s−
ブチル、t−ブチル、1−ペンチル、1−ヘキシル、1
−ヘプチル、1−オクチル、1−ノニル、1−デシルで
ある。
【0035】一般式1又は2においてシクロアルキル基
としては、C3-10シクロアルキル基が挙げられ、C3-10
シクロアルキル基としては、シクロプロピル、1−メチ
ルシクロプロピル、2−メチルシクロプロピル、4−メ
チルシクロヘキシル、シクロブチル、シクロペンチル、
シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シ
クロノニル、シクロデシル等が挙げられ、好ましくはシ
クロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロ
ヘキシルである。
【0036】一般式1又は2においてアルケニル基とし
てはC2-10アルケニル基が挙げられ、C2-10アルケニル
基としては、エテニル、1−プロペニル、2−プロペニ
ル、1−メチルビニル、1−ブテニル、2−ブテニル、
3−ブテニル、1−メチル−1−プロペニル、1−メチ
ル−2−プロペニル、2−メチル−2−プロペニル、1
−エチル−2−ビニル、1−ペンテニル、2−ペンテニ
ル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、1,2−ジメチ
ル−1−プロペニル、1,2−ジメチル−2−プロペニ
ル、1−エチル−1−プロペニル、1−エチル−2−プ
ロペニル、1−メチル−1−ブテニル、1−メチル−2
−ブテニル、2−メチル−1−ブテニル、1−i−プロ
ピルビニル、2,4−ペンタジエニル、1−ヘキセニ
ル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニ
ル、5−ヘキセニル、2,4−ヘキサジエニル、1−メ
チル−1−ペンテニル、1−ヘプテニル、1−オクテニ
ル、1−ノネニル及び1−デセニル等が挙げられ、好ま
しくはエテニル、1−プロペニル、3−ブテニル、1−
メチル−1−プロペニル、1−ペンテニル、4−ペンテ
ニル、1−ヘキセニル、5−ヘキセニル、1−ヘプテニ
ル、1−オクテニル、1−ノネニル及び1−デセニルで
ある。
【0037】一般式1又は2においてアルキニル基とし
ては、C2-10アルキニル基が挙げられ、C2-10アルキニ
ル基としては、エチニル、1−プロピニル、2−プロピ
ニル、1−ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1
−ペンチニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、4−
ペンチニル、1−ヘキシニル、2−ヘキシニル、3−ヘ
キシニル、4−ヘキシニル、5−ヘキシニル、1−ヘプ
チニル、1−オクチニル、1−ノニニル及び1−デシニ
ル等が挙げられ、好ましくはエチニル、1−プロピニ
ル、1−ブチニル、1−ペンチニル、4−ペンチニル、
1−ヘキシニル、5−ヘキシニル、1−ヘプチニル、1
−オクチニル、1−ノニニル及び1−デシニルである。
【0038】ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素
原子、臭素原子及びヨウ素原子が挙げられる。
【0039】一般式1又は2においてアルコキシ基とし
ては、C1-10アルコキシ基が挙げられ、C1-10アルコキ
シ基としては、例えば、メトキシ、エトキシ、n−プロ
ポキシ、i−プロポキシ、n−ブトキシ、sec−ブト
キシ、t−ブトキシ、n−ペンチルオキシ、n−ヘキシ
ルオキシ、n−ヘプチルオキシ、n−オクチルオキシ、
n−ノニルオキシ及びn−デシルオキシ等が挙げられ、
好ましくはメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、i−
プロポキシ、n−ブトキシ、sec−ブトキシ、t−ブ
トキシが挙げられる。
【0040】一般式1又は2において芳香族基として
は、C6-10芳香族基が挙げられ、C6- 10芳香族基として
は、例えば、フェニル、1−インデニル、2−インデニ
ル、3−インデニル、4−インデニル、5−インデニ
ル、6−インデニル、7−インデニル、1−ナフチル、
2−ナフチル、1−テトラヒドロナフチル、2−テトラ
ヒドロナフチル、5−テトラヒドロナフチル及び6−テ
トラヒドロナフチル等が挙げられ、好ましくはフェニ
ル、1−ナフチル、2−ナフチル、1−テトラヒドロナ
フチル及び2−テトラヒドロナフチルである。
【0041】一般式1において複素環基としては、芳香
族系複素環基及び非芳香族系複素環基が挙げられる。芳
香族系複素環基としては、5〜7員環までの単環式複素
環基、構成原子数が8〜10までの縮合二環式複素環基
が挙げられ、酸素原子、窒素原子、硫黄原子が1〜3原
子単独もしくは2種以上含むことができる。
【0042】非芳香族系複素環基としては、5〜7員環
までの単環式複素環基、構成原子数が6〜10までの縮
合二環式複素環基が挙げられ、酸素原子、窒素原子、硫
黄原子が1〜3原子単独もしくは2種以上含むことがで
きる。
【0043】芳香族系複素環基としては、例えば、2−
チエニル、3−チエニル、2−フリル、3−フリル、2
−ピラニル、3−ピラニル、4−ピラニル、2−ベンゾ
フラニル、3−ベンゾフラニル、4−ベンゾフラニル、
5−ベンゾフラニル、6−ベンゾフラニル、7−ベンゾ
フラニル、1−イソベンゾフラニル、4−イソベンゾフ
ラニル、5−イソベンゾフラニル、2−ベンゾチエニ
ル、3−ベンゾチエニル、4−ベンゾチエニル、5−ベ
ンゾチエニル、6−ベンゾチエニル、7−ベンゾチエニ
ル、1−イソベンゾチエニル、4−イソベンゾチエニ
ル、5−イソベンゾチエニル、2−クロメニル、3−ク
ロメニル、4−クロメニル、5−クロメニル、6−クロ
メニル、7−クロメニル、8−クロメニル、1−ピロリ
ル、2−ピロリル、3−ピロリル、1−イミダゾリル、
2−イミダゾリル、4−イミオゾリル、1−ピラゾリ
ル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、2−チアゾリ
ル、4−チアゾリル、5−チアゾリル、3−イソチアゾ
リル、4−イソチアゾリル、5−イソチアゾリル、2−
オキサゾリル、4−オキサゾリル、5−オキサゾリル、
3−イソオキサゾリル、4−イソオキサゾリル、5−イ
ソオキサゾリル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピ
リジル、2−ピラジニル、2−ピリミジニル、4−ピリ
ミジニル、5−ピリミジニル、3−ピリダジニル、4−
ピリダジニル、1−インドリジニル、2−インドリジニ
ル、3−インドリジニル、5−インドリジニル、6−イ
ンドリジニル、7−インドリジニル、8−イドリジニ
ル、1−イソインドリル、4−イソインドリル、5−イ
ソインドリル、1−インドリル、2−インドリル、3−
インドリル、4−インドリル、5−インドリル、6−イ
ンドリル、7−インドリル、1−インダゾリル、2−イ
ンダゾリル、3−インダゾリル、4−インダゾリル、5
−インダゾリル、6−インダゾリル、7−インダゾリ
ル、1−プリニル、2−プリニル、3−プリニル、6−
プリニル、7−プリニル、8−プリニル、2−キノリ
ル、3−キノリル、4−キノリル、5−キノリル、6−
キノリル、7−キノリル、8−キノリル、1−イソキノ
リル、3−イソキノリル、4−イソキノリル、5−イソ
キノリル、6−イソキノリル、7−イソキノリル、8−
イソキノリル、1−フタラジニル、5−フタラジニル、
6−フタラジニル、2−ナフチリジニル、3−ナフチリ
ジニル、4−ナフチリジニル、2−キノキサリニル、5
−キノキサリニル、6−キノキサリニル、2−キナゾリ
ニル、4−キナゾリニル、5−キナゾリニル、6−キナ
ゾリニル、7−キナゾリニル、8−キナゾリニル、3−
シンノリニル、4−シンノリニル、5−シンノリニル、
6−シンノリニル、7−シンノリニル、8−シンノリニ
ル、2−プテニジニル、4−プテニジニル、6−プテニ
ジニル、7−プテニジニル及び3−フラザニル等が挙げ
られる。
【0044】芳香族系複素環基として好ましくは、2−
チエニル、3−チエニル、2−フリル、3−フリル、2
−ピラニル、3−ピラニル、4−ピラニル、2−ベンゾ
フラニル、3−ベンゾフラニル、4−ベンゾフラニル、
5−ベンゾフラニル、6−ベンゾフラニル、7−ベンゾ
フラニル、1−イソベンゾフラニル、4−イソベンゾフ
ラニル、5−イソベンゾフラニル、2−ベンゾチエニ
ル、3−ベンゾチエニル、4−ベンゾチエニル、5−ベ
ンゾチエニル、6−ベンゾチエニル、7−ベンゾチエニ
ル、1−イソベンゾチエニル、4−イソベンゾチエニ
ル、5−イソベンゾチエニル、2−クロメニル、3−ク
ロメニル、4−クロメニル、5−クロメニル、6−クロ
メニル、7−クロメニル、8−クロメニル、1−ピロリ
ル、2−ピロリル、3−ピロリル、1−イミダゾリル、
2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、1−ピラゾリ
ル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、2−チアゾリ
ル、4−チアゾリル、5−チアゾリル、3−イソチアゾ
リル、4−イソチアゾリル、5−イソチアゾリル、2−
オキサゾリル、4−オキサゾリル、5−オキサゾリル、
3−イソオキサゾリル、4−イソオキサゾリル、5−イ
ソオキサゾリル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピ
リジル、2−ピラジニル、2−ピリミジニル、4−ピリ
ミジニル、5−ピリミジニル、3−ピリダジニル、4−
ピリダジニル、1−インドリジニル、2−インドリジニ
ル、3−インドリジニル、5−インドリジニル、6−イ
ンドリジニル、7−インドリジニル、8−インドリジニ
ル、1−イソインドリル、4−イソインドリル、5−イ
ソインドリル、1−インドリル、2−インドリル、3−
インドリル、4−インドリル、5−インドリル、6−イ
ンドリル及び7−インドリルが挙げられる。
【0045】非芳香族系複素環としては、例えば、t−
ピロリジニル、2−ピロリジニル、3−ピロリジニル、
1−ピロリニル、2−ピロリニル、3−ピロリニル、4
−ピロリニル、5−ピロリニル、1−イミダゾリジニ
ル、2−イミダゾリジニル、4−イミダゾリジニル、1
−イミダゾリニル、2−イミダゾリニル、4−イミダゾ
リニル、1−ピラゾリジニル、3−ピラゾリジニル、4
−ピラゾリジニル、1−ピラゾリニル、2−ピラゾリニ
ル、3−ピラゾリニル、4−ピラゾリニル、5−ピラゾ
リニル、1−ピペリジル、2−ピペリジル、3−ピペリ
ジル、4−ピペリジル、1−ピペラジニル、2−ピペラ
ジニル、3−ピペラジニル、1−インドリニル、2−イ
ンドリニル、3−インドリニル、4−インドリニル、5
−インドリニル、6−インドリニル、7−インドリニ
ル、1−イソインドリニル、2−イソインドリニル、4
−イソインドリニル、5−イソインドリニル、2−キヌ
クリジニル、3−キヌクリジニル、4−キヌクリジニ
ル、2−モルフォリニル、3−モルフォリニル、4−モ
ルフォリニル、1−アゼチジニル、2−アゼチジニル、
3−アゼチジニル、1−アゼチジノニル、3−アゼチジ
ノニル及び4−アゼチジノニル等が挙げられる。
【0046】非芳香族複素環として好ましくは、1−ピ
ロリジニル、2−ピロリジニル、3−ピロリジニル、1
−ピロリニル、2−ピロリニル、3−ピロリニル、4−
ピロリニル、5−ピロリニル、1−イミダゾリジニル、
2−イミダゾリジニル、4−イミダゾリジニル、1−イ
ミダゾリニル、2−イミダゾリニル、4−イミダゾリニ
ル、1−ピラゾリジニル、3−ピラゾリジニル、4−ピ
ラゾリジニル、1−ピラゾリニル、2−ピラゾリニル、
3−ピラゾリニル、4−ピラゾリニル、5−ピラゾリニ
ル、1−ピペリジル、2−ピペリジル、3−ピペリジ
ル、4−ピペリジル、1−ピペラジニル、2−ピペラジ
ニル、3−ピペラジニル、2−モルフォリニル、3−モ
ルフォリニル、4−モルフォリニルが挙げられる。
【0047】一般式2においてチオアルコキシ基として
はC1-10チオアルコキシ基が挙げられ、C1-10チオアル
コキシ基としては、例えば、メチルチオ、エチルチオ、
n−プロピルチオ、i−プロピルチオ、n−ブチルチ
オ、sec−ブチルチオ、t−ブチルチオ、n−ペンチ
ルチオ、n−ヘキシルチオ、n−ヘプチルチオ、n−オ
クチルチオ、n−ノニルチオ及びn−デシルチオ等が挙
げられ、好ましくはメチルチオ、エチルチオ、n−プロ
ピルチオ、i−ブロピルチオ、n−ブチルチオ、sec
−ブチルチオ、t−ブチルチオが挙げられる。
【0048】一般式1あるいは2におけるR1 、R
2 が、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、
アルキニル基を表す場合、これら置換基は、いずれもハ
ロゲン原子、水酸基、アルコキシ基、アミノアルキル
基、チオアルキル基、芳香族基又は複素環基で任意に置
換されていても良い。一般式1あるいは2におけるR1
が芳香族基又は複素環基を表す場合、R2 が芳香族基を
表す場合、芳香族基又は複素環基は、いずれもアルキル
基、アルコキシ基、ハロゲン基、ニトロ基、シアノ基、
アルコキシカルボニル基、アルカノイル基、アミノ基、
N−モノアルキルアミノ基、N,N−ジアルキルアミノ
基、カルバモイル基、N−モノアルキルカルバモイル
基、N,N−ジアルキルカルバモイル基、アミノアルキ
ル基、N−モノアルキルアミノアルキル基、N,N−ジ
アルキルアミノアルキル基よりなる群から選ばれる1〜
3個の同一又は異なる置換基を有しても良い。
【0049】一般式1のR1 の好ましい置換基は、アル
キル基、シクロアルキル基、アルキニル基、芳香族基、
あるいは複素環基である。一般式2のR2 の好ましい置
換基は、アルキル基、シクロアルキル基、アルキニル
基、チオアルコキシ基、又は芳香族基である。
【0050】本発明において、不斉アルドール反応に用
いられるメチルケトン化合物は、アルデヒド化合物に対
して、過剰量使用することで高い収率で、光学活性β−
ヒドロキシケトンを得ることができる。特にα位に水素
が存在するアルデヒド化合物を基質として使用する場
合、アルデヒド化合物同志の副生自己縮合物が抑えられ
るため、メチルケトン化合物の過剰使用は特に有効であ
る。
【0051】過剰量のメチルケトン化合物は、反応終了
時溶媒とともに回収して、直接または溶媒と分離精製し
て再使用可能である。
【0052】本発明における不斉アルドール反応に用い
られる溶媒としては、触媒調製時に使用した溶媒、例え
ば、テトラヒドロフラン、エーテル系溶媒(ジエチルエ
ーテル、1,4−ジオキサン等)、ハロゲン系溶媒(塩
化メチレン、クロロホルム、1,1,1−トリクロロエ
タン及びモノクロロベンゼン等)、炭化水素系溶媒(ベ
ンゼン、トルエン、n−ヘキサン及びn−ヘプタン
等)、脂肪酸エステル類(酢酸エチル、酢酸メチル等)
が挙げられ、その他にもジメチルスルホキシド、N,
N’−ジメチルホルムアミド等の極性溶媒が使用でき、
これらの溶媒は単独もしくは2種類以上混合して使用し
てもかまわない。
【0053】本発明における不斉アルドール反応は、−
80℃〜50℃の温度範囲で反応を行うことが好まし
い。また、本発明における不斉アルドール反応の反応時
間としては、使用する触媒量により異なるが、一般的に
10〜500時間が適当である。具体的には、上記金属
触媒の溶液に、メチルケトン化合物を加え、上記温度範
囲で攪拌後、アルデヒド化合物を加え50〜300時間
攪拌し、必要により抽出、洗浄、乾燥して、光学活性β
−ヒドロキシケトンを得ることができる。
【0054】本発明において、上記のような特定の不斉
アルドール反応を行うことにより、単一工程で、直接、
高純度の光学活性β−ヒドロキシケトンを合成すること
ができ、更に、前記した新規なキラルβ−ヒドロキシケ
トンを得ることができた。これらの新規なキラルβ−ヒ
ドロキシケトンは、医薬、農薬、香料、液晶中間体原料
の中間体として有用であり、特に医薬の中間体として有
用である。
【0055】
【実施例】以下示す実施例は代表的な実験結果であり、
本発明の内容を限定するものではない。尚、光学純度は
液体クロマトグラフィ(HPLC)分析(ダイセル化学
工業(株)製CHIRALPAK ADあるいはCHI
RALCEL OD)により決定した。1H−NMRは
(270MHz)で測定した。絶対配置は、Moshe
rの方法(J.Am.Chem.Soc.,95 51
2(1973))および既知物質(Chem.Let
t.1399 (1984)、Tetrahedoro
nLett.,37 4911(1996))との比較
により決定した。
【0056】参考例1 希土類金属錯体溶液A0の調製 (R)−1,1’−ジヒドロキシ−2,2’−ビナフタ
レン515mg(1.8mmol)を50℃で2時間真
空乾燥させる。アルゴン気流下、(R)−1,1’−ジ
ヒドロキシ−2,2’−ビナフタレンをTHF40ml
に溶解し、0℃でランタントリイソプロポキサイド〔L
a(O−i−Pr)3〕190mg(0.6mmol)
のTHF(3ml)の溶液を滴下する。室温で30分間
撹拌後、0℃で1.8mmolのn−ブチルリチウム
(n−BuLi)(1.12ml)ヘキサン溶液を滴下
する。その後、室温で1晩撹拌し、THFを加えて、
0.06mmol/dm3の錯体触媒THF溶液(A
0)を調製した。ここで得られた金属錯体は、前記一般
式5におけるLnがLa(ランタン)で、Xがリチウム
を表す構造であろうと考えられ、LaLi3 トリス
(R)−ビナフトキシド錯体〔(R)−LLBと省略〕
と表される。
【0057】参考例2 希土類金属錯体溶液A1の調製 希土類金属錯体溶液A0に、水(0.6mmol)を含
むTHF溶液(0.6ml)を加え、THFをさらに加
えて、0.06mmol/dm3の上記錯体触媒THF
溶液(A1)を調製した。
【0058】参考例3 希土類金属錯体溶液A2の調製 参考例1と同様の方法により、(R)−1,1’−ジヒ
ドロキシ−2,2’−ビナフタレンと、イットリビュム
イソプロポキシド〔Yb(O−i−Pr)3〕から、錯
体触媒THF溶液(A2)を調製した。ここで得られた
金属錯体は、前記一般式5におけるLnがYbで、Xが
リチウムを表す構造であろうと考えられ、YbLi3
リス(R)−ビナフトキシド錯体〔(R)−YbLBと
省略〕と表される。
【0059】実施例1 (S)−6,6−ジメチル−5−ヒドロキシ−7−フェ
ニル−3−ヘプタノンの合成 参考例1で調製した触媒溶液A0(0.10mmol、
1.67ml)に2−ブタノン(25mmol、1.8
g)を−20℃で攪拌しながら混合した。30分後、そ
の溶液に2,2−ジメチル−3−フェニル−1−プロパ
ナール(0.5mmol、181mg)を加えて、−2
0℃で185時間攪拌した。1M−HCl(2ml)で
処理した後、ジエチルエーテル10mlで3回抽出し
た。抽出液は、飽和食塩水で、洗浄後Na2SO4で乾燥
した。減圧下濃縮して得られた残さをシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(ジエチルエーテル:ヘキサン=
1:12)により精製し、上記β−ヒドロキシケトン
(83mg、収率71%)を無色油状物として得た。光
学純度は、高速液体クロマトグラフィーにより分析した
結果、94%であった。
【0060】IR(neat)3502,2968,1
705cm-1 1 H−NMR(270MHz,CDCl3):δ0.8
(s,3H),0.90(s,3H),1.06(t,
j=7.3Hz,3H),2.42−2.82(m,6
H),3.18(br,1H),3.77(dd,j=
10.2, 2.3Hz,1H),7.17−7.30
(m,5H)13 NMR(67.8MHz,CDCl3) δ 7.5, 22.2, 23.2, 36.9,
37.8, 43.3,44.4, 72.9, 12
5.9, 127.7, 130.8, 138.6,
231.3 [α]D 24=−25.7(c=1.2,CHCl3(94%
e.e.)ここでe.e.は鏡像体過剰率を表す。)
【0061】実施例2 (S)−4,4−ジメチル−3−ヒドロキシ−1'−ナ
フチル−1−ペンタノンの合成 参考例1で調製した触媒溶液A0(0.10mmol、
1.67ml)に1’−アセナフトン(4mmol、6
80mg)を−20℃で攪拌しながら混合した。30分
後、その溶液にトリメチルアセトアルデヒド(0.5m
mol、51mg)を加えて、−20℃で253時間攪
拌した。1M−HCl(2ml)で処理した後、ジエチ
ルエーテル10mlで3回抽出した。抽出液は、飽和食
塩水で、洗浄後Na2SO4で乾燥した。減圧下濃縮して
得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ジエチルエーテル:ヘキサン=1:12)により精製
し、上記β−ヒドロキシケトン(70mg、収率55
%)を白色固体として得た。光学純度は、高速液体クロ
マトグラフィーにより分析した結果、76%e.e.で
あった。
【0062】m.p.60〜64℃ IR(KBr)3473,2957,1686cm-1 1 H−NMR(270MHz,CDCl3):δ1.00
(s,9H),3.09(dd,j=17.0, 1
0.2Hz,1H),3.27(dd,j=17.0,
2.0Hz,1H),3.98(dd,j=10.2
2.0Hz,1H),7.49−7.63(m,3
H),7.87−7.90(mm,2H),7.99−
8.02(m,1H),8.57−8.60(m,1
H)13 NMR(67.8MHz,CDCl3) δ 25.8, 34.5, 43.7, 75.6,
124.3, 125.7, 126.5, 12
7.7, 128.0,128.4, 132.8,
133.9, 126.1, 205.8, [α]D 24=−68.4(c=0.27,CHCl3 (7
6%e.e.)
【0063】実施例3 (S)−4,4−ジメチル−1,5−ジフェニル−3−
ヒドロキシ−1−ペンタノンの合成 参考例1で調製した触媒溶液A0(0.10mmol、
1.67ml)にアセトフェノン(3.7mmol、4
45mg)を−20℃で攪拌しながら混合した。30分
後、その溶液に2,2−ジメチルー3−フェニル−1−
プロパナール(0.5mmol、81mg)を加えて、
−20℃で87時間攪拌した。1M−HCl(2ml)
で処理した後、ジエチルエーテル10mlで3回抽出し
た。抽出液は、飽和食塩水で、洗浄後Na2SO4で乾燥
した。減圧下濃縮して得られた残さをシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(ジエチルエーテル:ヘキサン=
1:12)により精製し、上記β−ヒドロキシケトン
(127mg、収率90%)を白色固体として得た。光
学純度は、高速液体クロマトグラフィーにより分析した
結果、69%e.e.であった。
【0064】m.p. 35.5〜36.5℃ IR(KBr)3536,3262,2963,167
8cm-1 1 H−NMR(270MHz,CDCl3):δ0.90
(s,3H),0.99(s,3H),2.58(d,
j=13.9Hz,1H),2.88(d,j=13.
9, 2H),3.03(dd,j=17.5, 9.
9Hz,1H),3.23(dd,j=17.5,
2.0Hz, 1H),3.96(dd,j=9.9,
2.0Hz, 1H)7.18−7.31(m,5
H),7.45−7.62(m,3H),7.94−
7.97(m,2H);13 NMR(67.8MHz,CDCl3) δ 22.4,23.5, 38.1, 39.7,
44.6, 73.0,125.9, 127.8,
128.1, 128.7, 130.9,133.
5, 137.0, 138.7, 201.7, [α]D 25=−50.6(c=0.27,CHCl3 (6
9%e.e.)
【0065】実施例4 (S)−5,5−ジメチル−4−ヒドロキシ−6−フェ
ニル−2−ヘキサノンの合成 参考例1で調製した触媒溶液A0(0.10mmol、
1.67ml)にアセトン(5mmol、290mg)
を−20℃で攪拌しながら混合した。30分後、その溶
液に2,2−ジメチル−3−フェニル−1−プロパナ−
ル(0.5mmol、81mg)を加えて、−20℃で
185時間攪拌した。1M−HCl(2ml)で処理し
た後、ジエチルエーテル10mlで3回抽出した。抽出
液は、飽和食塩水で、洗浄後Na2SO4で乾燥した。減
圧下濃縮して得られた残さをシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(ジエチルエーテル:ヘキサン=1:12)
により精製し、上記β−ヒドロキシケトン(90mg、
収率82%)を白色固体として得た。光学純度は、高速
液体クロマトグラフィーにより分析した結果、74%
e.e.であった。
【0066】m.p. 35.5〜36.5℃ IR(neat)3502、2964,1708cm-1 1 H−NMR(270MHz,CDCl3):δ0.80
(s,3H),0.90(s,3H),2.18(s,
3H),2.49(d,j=12.9, 1H),2.
54(dd,j=17.5, 9.9Hz,1H),
2.66(dd,j=17.5, 2.6Hz, 1
H),2.79(d,j=12.9Hz,1H),2.
9(br,1H),3.77(dd,j=9.9,
2.6 Hz,1H),7.17−7.30(m,5
H)13 NMR(67.8MHz,CDCl3) δ 21.7, 22.8, 30.4, 37.3,
43.9, 44.2,72.3,125.4, 1
27.3, 130.3, 138.1, 210.1 [α]D 24=−25.1(c=1.3,CHCl3(74%
e.e.)
【0067】実施例5 (S)−3−ヒドロキシ−4−メチル−1−フェニル−
1−ペンタノンの合成 参考例1で調製した触媒溶液A0(0.10mmol、
1.67ml)を用い、それにアセトフェノン(4.0
mmol、480mg)、イソブチルアルデヒド(0.
5mmol,36mg)を加え、−30℃で277時間
攪拌し、上記β−ヒドロキシケトン(59mg、収率5
9%)を得た。光学純度は、高速液体クロマトグラフィ
ーにより分析した結果、54%e.e.であった。
【0068】実施例6 (S)−1,5−ジフェニル−3−ヒドロキシ−1−ペ
ンタノンの合成 参考例1で調製した触媒溶液A0(0.10mmol、
1.67ml)を用い、そこにアセトフェノン(4.0
mmol、480mg)、ヒドロシンナムアルデヒド
(0.5mmol、36mg)を加え、−20℃で72
時間攪拌し、上記β−ヒドロキシケトン(36mg、収
率28%)を得た。光学純度は、高速液体クロマトグラ
フィーにより分析した結果、54%e.e.であった。
【0069】実施例7 (R)−1,3−ジフェニル−3−ヒドロキシ−プロパ
ノンの合成 参考例3で調製した触媒溶液A2(0.10mmol、
1.67ml)を用い、そこにアセトフェノン(4.0
mmol、480mg)、ベンズアルデヒド(0.5m
mol、53mg)を加え、−20℃で198時間攪拌
し、上記β−ヒドロキシケトン(53mg、収率47
%)を得た。光学純度は、高速液体クロマトグラフィー
により分析した結果、36%e.e.であった。
【0070】実施例8 (S)−3−ヒドロキシ−フェニル−1−ペンタノンの
合成 参考例2で調製した触媒溶液A1(0.10mmol、
1.67ml)を用い、そこにアセトフェノン(2.5
mmol、300mg)、トリメチルアセトアルデヒド
(0.5mmol、50mg)を加え、−20℃で88
時間攪拌し、上記β−ヒドロキシケトン(44mg、収
率43%)を得た。光学純度は、高速液体クロマトグラ
フィーにより分析した結果、89%e.e.であった。
【0071】実施例9 (S)−3−ヒドロキシ−フェニル−1−ペンタノンの
合成 参考例1で調製した触媒溶液A0(0.10mmol、
1.67ml)を用い、そこにアセトフェノン(2.5
mmol、300mg)、トリメチルアセトアルデヒド
(0.5mmol、50mg)を加え、−20℃で88
時間攪拌し、上記β−ヒドロキシケトン(78mg、収
率76%)を得た。光学純度は、高速液体クロマトグラ
フィーにより分析した結果、88%e.e.であった。
【0072】実施例10 (S)−3−ヒドロキシ−フェニル−1−ペンタノンの
合成 参考例1で調製した触媒溶液A0(0.10mmol、
1.67ml)を用い、そこにアセトフェノン(0.7
5mmol、90mg)、トリメチルアセトアルデヒド
(0.5mmol、50mg)を加え、−20℃で13
5時間攪拌し、上記β−ヒドロキシケトン(44mg、
収率43%)を得た。光学純度は、高速液体クロマトグ
ラフィーにより分析した結果、87%e.e.であっ
た。
【0073】実施例11 (S)−3−ヒドロキシ−フェニル−1−ペンタノンの
合成 参考例1で調製した触媒溶液A0(0.10mmol、
1.67ml)を用い、そこにアセトフェノン(5.0
mmol、600mg)、トリメチルアセトアルデヒド
(0.5mmol、50mg)を加え、−30℃で91
時間攪拌し、上記β−ヒドロキシケトン(84mg、収
率81%)を得た。光学純度は、高速液体クロマトグラ
フィーにより分析した結果、91%e.e.であった。
【0074】
【発明の効果】本発明は、光学活性ビナフトール又はビ
ナフトール誘導体と希土類化合物と反応させて得られる
金属錯体を用いた不斉アルドール反応により、単一工程
で、直接、光学活性β−ヒドロキシケトン類を得ること
が出来る。また、本発明の製造法により、医薬中間体と
して有用な新規な光学活性β−ヒドロキシケトンが得ら
れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 C07M 7:00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学活性ビナフトール又はビナフトール
    誘導体と希土類化合物と反応させて得られる金属錯体存
    在下で、不斉アルドール反応させることを特徴とするキ
    ラルβ−ヒドロキシケトンの製造法。
  2. 【請求項2】 下記一般式1で示されるアルデヒド化合
    物と下記一般式2で示されるメチルケトン化合物を、光
    学活性ビナフトール又はビナフトール誘導体と希土類化
    合物と反応させて得られる金属錯体存在下で、不斉アル
    ドール反応させることを特徴とするキラルβ−ヒドロキ
    シケトンの製造法。 【化1】 〔式1中、R1 は、アルキル基、シクロアルキル基、ア
    ルケニル基、アルキニル基(これら置換基は、いずれも
    ハロゲン原子、水酸基、アルコキシ基、アミノアルキル
    基、チオアルキル基、芳香族基又は複素環基で任意に置
    換されても良い)、芳香族基又は複素環基(芳香族基と
    複素環基は、いずれもアルキル基、アルコキシ基、ハロ
    ゲン基、ニトロ基、シアノ基、アルコキシカルボニル
    基、アルカノイル基、アミノ基、N−モノアルキルアミ
    ノ基、N,N−ジアルキルアミノ基、カルバモイル基、
    N−モノアルキルカルバモイル基、N,N−ジアルキル
    カルバモイル基、アミノアルキル基、N−モノアルキル
    アミノアルキル基、N,N−ジアルキルアミノアルキル
    基よりなる群から選ばれる1〜3個の同一又は異なる置
    換基を有しても良い)を表す。〕 【化2】 〔式2中、R2 は、アルキル基、シクロアルキル基、ア
    ルケニル基、アルキニル基(これら置換基は、いずれも
    ハロゲン原子、水酸基、アルコキシ基、アミノアルキル
    基、チオアルキル基、芳香族基又は複素環基で任意に置
    換されても良い)、アルコキシ基、チオアルコキシ基、
    又は芳香族基(芳香族基は、アルキル基、アルコキシ
    基、ハロゲン基、ニトロ基、シアノ基、アルコキシカル
    ボニル基、アルカノイル基、アミノ基、N−モノアルキ
    ルアミノ基、N,N−ジアルキルアミノ基、カルバモイ
    ル基、N−モノアルキルカルバモイル基、N,N−ジア
    ルキルカルバモイル基、アミノアルキル基、N−モノア
    ルキルアミノアルキル基、N,N−ジアルキルアミノア
    ルキル基よりなる群から選ばれる1〜3個の同一又は異
    なる置換基を有しても良い)を表す。〕
  3. 【請求項3】 前記金属錯体が、希土類金属化合物と、
    下記一般式3又は一般式4で示される光学活性1,1’
    −ビ−2−ナフトール類とアルカリ金属化合物とを反応
    させて得られる金属錯体であることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の光学活性β−ヒドロキシケトンの製造
    法。 【化3】 (式3又は4中、R3 、R4 は同じでも異なっていても
    よく、水素原子、アルキル基、アルケニル基、フェニル
    基、ハロゲン原子、トリアルキルシリルエチニル基又は
    シアノ基を表す。)
  4. 【請求項4】 前記不斉アルドール反応が、−80℃〜
    50℃の温度範囲で行われることを特徴とする請求項1
    〜3のいずれかに記載の光学活性β−ヒドロキシケトン
    の製造法。
  5. 【請求項5】 (S)−6,6−ジメチル−5−ヒドロ
    キシ−7−フェニル−3−ヘプタノン。
  6. 【請求項6】 (S)−4,4−ジメチル−3−ヒドロ
    キシ−1'−ナフチル−1−ペンタノン。
  7. 【請求項7】 (S)−4,4−ジメチル−1,5−ジ
    フェニル−3−ヒドロキシ−1−ペンタノン。
  8. 【請求項8】 (S)−5,5−ジメチル−4−ヒドロ
    キシ−6−フェニル−2−ヘキサノン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111235187A (zh) * 2020-03-11 2020-06-05 岭南师范学院 一种酶催化环状酮与芳香醛反应制备β-羟基酮的方法
CN111235187B (zh) * 2020-03-11 2022-12-06 岭南师范学院 一种酶催化环状酮与芳香醛反应制备β-羟基酮的方法

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