JPH1180099A - (1s,2r)−1−アミノ−2−インダノール−(r,r)−タートレート メタノール溶媒和物の調製方法 - Google Patents

(1s,2r)−1−アミノ−2−インダノール−(r,r)−タートレート メタノール溶媒和物の調製方法

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JPH1180099A
JPH1180099A JP10199421A JP19942198A JPH1180099A JP H1180099 A JPH1180099 A JP H1180099A JP 10199421 A JP10199421 A JP 10199421A JP 19942198 A JP19942198 A JP 19942198A JP H1180099 A JPH1180099 A JP H1180099A
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amino
tartrate
methanol
methanol solvate
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パトリック ホフ ロバート
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 公知の方法よりもずっと高い濃度において、
(1S,2R)−1−アミノ−2−インダノール−
(R,R)−タートレート メタノール溶媒和物を固体
形態で得ることができる方法を提供する。 【解決手段】 (1S,2R)−1−アミノ−2−イン
ダノール−(R,R)−タートレート メタノール溶媒
和物を調製する方法であって、溶媒中でシス−1−アミ
ノ−2−インダノールのエナンチオマー混合物が、高め
られた温度で、(R,R)−酒石酸及びメタノールと反
応し、及び光学的に濃縮された(1S,2R)−1−ア
ミノ−2−インダノール−(R,R)−タートレート
メタノール溶媒和物が晶出し、その後に、該結晶が回収
される方法において、上記回収が10〜50℃の温度
で、メタノールと溶媒との合計量に対して0〜20重量
%の水の存在下で行われ、但し、反応混合物が本質的に
水を含まないときには、該回収は実質的には30〜50
℃で行われることを特徴とする方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、(1S,2R)−
1−アミノ−2−インダノール−(R,R)−タートレ
ート メタノール溶媒和物を調製する方法に関し、該方
法においては、溶媒中でシス−1−アミノ−2−インダ
ノールのエナンチオマー混合物が、高められた温度で、
(R,R)−酒石酸及びメタノールと反応し、及び、光
学的に濃縮された(1S,2R)−1−アミノ−2−イ
ンダノール−(R,R)−タートレート メタノール溶
媒和物が晶出し、その後に、該結晶が回収される。
【0002】
【従来の技術】このような方法は、米国特許第5420
353号より知られ、該方法では、非常に稀釈された溶
液において及び水が無い環境(<0.1 H2 O)におい
て、(1S,2R)−1−アミノ−2−インダノール−
(R,R)−タートレート メタノール溶媒和物結晶
が、20℃に冷却した後に、得られる。
【0003】該既知の方法の欠点は、しかし、該方法は
かなりの程度稀薄な状態で遂行されなければならない点
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、公知の方法
よりもずっと高い濃度において、(1S,2R)−1−
アミノ−2−インダノール−(R,R)−タートレート
メタノール溶媒和物を、固体形態で得ることができる
方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】これは、本発明に従い達
成され、該方法においては、回収が10〜50℃の温度
で、メタノールと溶媒との合計量に対して0〜20重量
%の水の存在下で行われ、但し、反応混合物が本質的に
水を含まないときには、該回収は、実質的には30〜5
0℃で行われる。
【0006】事実は、本出願人は、公知の方法におい
て、高い濃度のcis−1−アミノ−2−インダノール
が用いられた場合、cis−1−アミノ−2−インダノ
ールの好ましくないエナンチオマー、(1R,2S)−
1−アミノ−2−インダノール、がタートーレートのジ
アステレオマーとして晶出することが頻繁に起こり、こ
れが起こることが予測不能な点で大変に好ましくないこ
とを見出した。加えて、本出願人は、驚くことには、回
収が高められた温度で行われるときには、この好ましく
ない結果が最早起きないこと、及び、この好ましくない
結果は、回収は同じように低い温度で行われても、ある
量の水の存在下においても又、起きないことを見出し
た。さらに、本発明に従う方法によれば、高い収率が得
られ、公知の方法の結果と比べて、(1R,2S)エナ
ンチオマーに対して、より高いエナンチオマー過剰率
(e.e.)で(1S,2R)−1−アミノ−2−イン
ダノールの結晶が、塩中に存在して得られることを見出
した。
【0007】
【発明の実施の形態】好ましくは、反応物の溶液は、最
初に、少なくとも部分的に加熱され、そして高められた
温度で互いに接触させられ、次いで、反応後に、反応混
合物が冷却される。この方法は、公知の方法による場合
と比べて顕著により多くの(1S,2R)−1−アミノ
−2−インダノール−(R,R)−タートレート メタ
ノール溶媒和物の結晶が、本発明に従う方法によって得
られ、そのことが結晶の回収を容易にするという重要な
利点を提供する。本発明は、D[v,0.9 ]−これは、
直径であって、90%の粒子が該直径と比べて、より小
さく且つ10%の粒子がより大きいと定義される直径−
が95μm より大きく、特に110μm より大きく、よ
り特には120μm より大きい粒子サイズ及び粒子サイ
ズ分布を有する(1S,2R)−1−アミノ−2−イン
ダノール−(R,R)−タートレートメタノール溶媒和
物の結晶にも関する。粒子サイズは、装置 Malve
rn 2600 を用いて測定した;適用した量は、装置に付
属する使用説明書に詳細に説明されている。
【0008】本発明に従う方法は、好ましくは比確定高
い濃度で遂行される;特に、施与される(1S,2R)
−1−アミノ−2−インダノールの量は、1mlの溶媒
あたり、0.02〜0.1 g、すなわち0.02〜0.1 g/mlで
あり、好ましくは0.05〜0.08g/mlである。
【0009】反応は、メタノールの存在下で行われる。
好ましくは、従って、メタノールが使用される唯一の有
機溶媒である。任意に、しかし、他の有機溶媒も共溶媒
としてメタノールに加えて使用することができる。
【0010】好適な共溶媒は、原理的には反応混合物中
で不活性であり、その中にcis−1−アミノ−2−イ
ンダノール及び酒石酸が相当程度溶解し、且つ、その中
に(R,R)−酒石酸の塩及びメタノール溶媒和物とし
ての(1S,2R)−1−アミノ−2−インダノールが
僅かに溶解するような、何らかの溶媒であり、例えばイ
ソブタノール、n−ブタノール、ジメチルフォルムアミ
ド(DMF)又はアセトニトリルである。
【0011】加えて、反応混合物は水も又含むことがで
きる。反応混合物中の水の量は、反応混合物中に存在す
るメタノールと有機溶媒との合計量に対して0〜20重
量%である。反応混合物が本質的に水を含まない場合、
例えばメタノールに対して5重量%未満の水を含む場合
には、回収は30〜50℃の温度、特に30〜37℃で行われ
る。好ましくは、反応混合物はメタノール量に対して2
〜15重量%の水を含む。反応混合物中の水の量が多いほ
ど、回収を行うことができる温度が低い。実際には、回
収は大抵10〜40℃で行われる。
【0012】cis−1−アミノ−2−インダノールの
エナンチオマー混合物の反応は、高められた温度で、好
ましくは30〜150 ℃、特に55〜80℃で行われる。
【0013】本発明に従う方法における出発物質は、c
is−1−アミノ−2−インダノールのエナンチオマー
の混合物、特にcis−1−アミノ−2−インダノール
のラセミ混合物である。本発明において、ラセミ混合物
は2つのエナンチオマーが等しい量で存在するか、又は
一のエナンチオマーが他のエナンチオマーよりも、少量
過剰に存在する混合物、例えば、e.e.が10%未満
の混合物であると理解される。
【0014】酒石酸は、好ましくは、反応混合物中のc
is−1−アミノ−2−インダノールの混合物に対して
1モル過剰の(R,R)−酒石酸が施与され、例えば1.
05〜2.05当量である。さらに、強酸、例えば塩酸、の添
加により、施与されるべき(R,R)−酒石酸の最適量
を、(1S,2R)−1−アミノ−2−インダノールの
量に対して1当量まで低下することができる。添加され
るべき酸の合計量は、cis−1−アミノ−2−インダ
ノールのエナンチオマーの混合物に対して少なくとも1
当量である。施与されるべき(R,R)−酒石酸のエナ
ンチオマー過剰率は、できる限り大きいことが好まし
く、例えば95%より大きく、特には99%より大き
い。
【0015】本方法の好ましい実施形態において、ci
s−1−アミノ−2−インダノールラセミ混合物が、一
部分、例えばcis−1−アミノ−2−インダノールラ
セミ混合物(ウェット)全体量の15〜50%が分け取
られ、そして(R,R)−酒石酸と反応が開始される;
メタノールの添加の後に、混合物が、例えば還流温度ま
で加熱される。反応成分の完全な混合を確実にするため
に、反応容器の内容物が攪拌される。次いで、残りのc
is−1−アミノ−2−インダノールが、メタノール溶
液の形態で供給され、混合物の冷却及び結晶の回収が続
く。
【0016】かくして得られた(1S,2R)−1−ア
ミノ−2−インダノール−(R,R)−タートレート
メタノール溶媒和物は、次いで脱塩工程に付され、光学
的に活性な(1S,2R)−1−アミノ−2−インダノ
ールが得られる。(1S,2R)−1−アミノ−2−イ
ンダノールは医薬品、例えばAIDS抑制薬、特にイン
ディナビール サルフェート(indinavir sulphate)の
調製、における重要な中間体であり、これの医薬は、例
えば米国特許第5420353号又はトンプソンら著、
J.Med.Chem.、第35巻、第1685頁、1992年に
記載されている。
【0017】本発明は、実施例により、それらに限定さ
れることなく、さらに説明される。
【0018】
【実施例】比較実験 低濃度 cis−1−アミノ−2−インダノールのラセミ混合物
(25.1g)を、375 mlのエタノールに溶解した。室温
で、375 mlのメタノール中の(R,R)−酒石酸(2
7.5g )溶液を加えた。水分量は、メタノールに対して
0.1 重量%より少なかった。次いで、反応混合物を60℃
まで加熱し、そして再び20℃まで冷却した。濾過により
固体を回収し、そして100 mlのメタノールで洗浄し
た。乾燥した後に、93.1%のe.e.、D[ v,0.9 ]
=92.7μm (装置 Malvern 2600 を用いて測定
した)を有する、(1S,2R)−1−アミノ−2−イ
ンダノール−(R,R)−タートレート メタノール溶
媒和物23.7gが得られた。
【0019】実施例I cis−1−アミノ−2−インダノールのラセミ混合物
(22.5g、水ウェット、含有量83.2%)を、(R,R)
−酒石酸(65g)と共に、60℃のメタノール120 ml中
に懸濁させた。60℃で1.5 時間攪拌した後に、210 ml
のメタノールを加え、そして混合物を還流させた。還流
状態で、熱メタノール120 ml中のcis−1−アミノ
−2−インダノールのラセミ混合物(42.4g、水ウェッ
ト、含有量83.2%)の溶液を加えた。還流状態で混合物
の攪拌を30分間続け、次いでそれを33℃まで再び冷却し
た。メタノール(10ml)を加え、攪拌を続けた後(一
晩)に、固体を濾過して分離し、及び120 mlのメタノ
ールで2 回洗浄した。乾燥した後に、97.5%のe.
e.、D[ v,0.9 ]=147.1 μm (装置 Malve
rn 2600 を用いて測定した)を有する(1S,2R)
−1−アミノ−2−インダノール−(R,R)−タート
レート メタノール溶媒和物54.3gが得られた。
【0020】実施例II cis−1−アミノ−2−インダノールのラセミ混合物
(66.6g、水ウェット、含有量81.1%)と、360 mlの
メタノール中の65gの(R,R)−酒石酸を、20mlの
水と共に還流させた。還流状態で混合物の攪拌を1 時間
続け、次いでそれを20℃まで再び冷却した。濾過して固
体を分離し、及び120 mlのメタノールで2 回洗浄し
た。乾燥した後に、96.7%のe.e.を有する(1S,
2R)−1−アミノ−2−インダノール−(R,R)−
タートレート メタノール溶媒和物54.3gが得られた。
【0021】実施例III cis−1−アミノ−2−インダノールのラセミ混合物
(66.6g、水ウェット、含有量81.1%)を、180 mlの
メタノールと10mlのDMFとを還流させた中へ溶解し
た。次いで、200 mlのメタノール中に溶解させた65g
の(R,R)−酒石酸を加えた。還流状態で混合物の攪
拌を1 時間続け、次いでそれを20℃まで再び冷却し、そ
して濾過による分離を行った。固体を120 mlのメタノ
ールで2回洗浄した。乾燥した後に、97.0%のe.e.
を有する、(1S,2R)−1−アミノ−2−インダノ
ール−(R,R)−タートレート メタノール溶媒和物
54.8gが得られた。
【0022】実施例IV cis−1−アミノ−2−インダノールのラセミ混合物
(66.6g、水ウェット、含有量81.1%)を、390 mlの
メタノール及び10mlの水の中に溶解した。65gの
(R,R)−酒石酸を、60℃にて少しずつ加えた。還流
状態において混合物の攪拌を1時間続け、次いでそれを
20℃まで再び冷却した。固体を濾過して分離し、及び12
0 mlのメタノールで2 回洗浄した。乾燥した後に、9
7.2%のe.e.を有する、(1S,2R)−1−アミ
ノ−2−インダノール−(R,R)−タートレート メ
タノール溶媒和物56.2gが得られた。
【0023】
【発明の効果】本発明の方法によれば、高い濃度におい
て、(1S,2R)−1−アミノ−2−インダノール−
(R,R)−タートレート メタノール溶媒和物を固体
形態で得ることができる。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1S,2R)−1−アミノ−2−イン
    ダノール−(R,R)−タートレート メタノール溶媒
    和物を調製する方法であって、溶媒中でシス−1−アミ
    ノ−2−インダノールのエナンチオマー混合物が、高め
    られた温度で、 (R,R)−酒石酸及びメタノールと
    反応し、及び光学的に濃縮された(1S,2R)−1−
    アミノ−2−インダノール−(R,R)−タートレート
    メタノール溶媒和物が晶出し、その後に、該結晶が回
    収される方法において、上記回収が10〜50℃の温度
    で、メタノールと溶媒との合計量に対して0〜20重量
    %の水の存在下で行われ、但し、反応混合物が本質的に
    水を含まないときには、該回収は実質的には30〜50
    ℃で行われることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 反応物が、高められた温度で、少なくと
    も部分的に互いに接触させられ、及び反応後に得られる
    反応混合物が冷却されることを特徴とする請求項1記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 反応が55〜80℃で行われることを特徴と
    する請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 メタノールが溶媒として用いられること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の方
    法。
  5. 【請求項5】さらに、メタノール量に対して2〜15重
    量%の水が反応混合物中に存在することを特徴とする請
    求項1〜4のいずれか1つに記載の方法。
  6. 【請求項6】 施与される(1S,2R)−1−アミノ
    −2−インダノールの量が1mlの溶媒当たり0.02〜0.
    1 gであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1
    つに記載の方法。
  7. 【請求項7】 結晶が、次いで、脱塩工程に付され、光
    学的に活性な(1S,2R)−1−アミノ−2−インダ
    ノールが得られることを特徴とする請求項1〜6のいず
    れか1つに記載の方法。
  8. 【請求項8】 装置 Malvern 2600 を用いて測
    定され、且つD[v,0.9 ]で表される粒子サイズが9
    5μm より大きいところの(1S,2R)−1−アミノ
    −2−インダノール−(R,R)−タートレート メタ
    ノール溶媒和物の結晶。
  9. 【請求項9】 (1S,2R)−1−アミノ−2−イン
    ダノール−(R,R)−タートレートの(1R,2S)
    −1−アミノ−2−インダノール−(R,R)−タート
    レートに対するエナンチオマー過剰率が96%より大き
    いことを特徴とする請求項8記載の(1S,2R)−1
    −アミノ−2−インダノール−(R,R)−タートレー
    ト メタノール溶媒和物の結晶。
  10. 【請求項10】 光学的に活性な(1S,2R)−1−
    アミノ−2−インダノールの調製において、請求項8又
    は9記載の(1S,2R)−1−アミノ−2−インダノ
    ール−(R,R)−タートレート メタノール溶媒和物
    の結晶を用いる方法。
  11. 【請求項11】AIDS抑制薬、特にインディナビール
    サルフェート、を調製する方法であって、最初に(1
    S,2R)−1−アミノ−2−インダノールが請求項7
    又は10記載の方法に従い調製され、次いで(1S,2
    R)−1−アミノ−2−インダノールがAIDS抑制薬
    に転化される方法。
JP10199421A 1997-06-13 1998-06-11 (1s,2r)−1−アミノ−2−インダノール−(r,r)−タートレート メタノール溶媒和物の調製方法 Pending JPH1180099A (ja)

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NL1006305 1997-06-13
NL1006305A NL1006305C2 (nl) 1997-06-13 1997-06-13 Werkwijze voor de bereiding van (1S,2R)-1-amino-2-indanol-(R,R)-tartraat methanol solvaat.

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CN (1) CN1203224A (ja)
AT (1) ATE212615T1 (ja)
CA (1) CA2240305A1 (ja)
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