JPH1180202A - 天然および養殖オキナワモズクから酢酸の含量の異なるフコイダンおよびそれの製造法 - Google Patents
天然および養殖オキナワモズクから酢酸の含量の異なるフコイダンおよびそれの製造法Info
- Publication number
- JPH1180202A JPH1180202A JP10204220A JP20422098A JPH1180202A JP H1180202 A JPH1180202 A JP H1180202A JP 10204220 A JP10204220 A JP 10204220A JP 20422098 A JP20422098 A JP 20422098A JP H1180202 A JPH1180202 A JP H1180202A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fucoidan
- acetic acid
- natural
- acid
- okinawa mozuku
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
- Cosmetics (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
- Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 天然および養殖オキナワモズクを原料とする
酢酸の含量の異なるフコイダンおよびそれの製造法 【解決手段】オキナワモズク(天然および養殖)からフ
コイダンを水または酸で抽出すると多量の酢酸を置換す
るフコイダンが製造出来る(特願平8−359852;
特願平9−285948).しかしながら,オキナワモ
ズクをアルカリで処理すると,酢酸基の少ないフコイダ
ンを製造することが分かった(L−フコース:D−キシ
ロース:D−グルクロン酸:酢酸:硫酸=3.5−5.
0:−0.1−0.3:0.5−1.5:0.0−1.
5:0.4−1.5).このフコイダンは水或いは酸で
抽出した物と同様の物理的および化学的性質を持つもの
で広い分野で利用することが可能である.
酢酸の含量の異なるフコイダンおよびそれの製造法 【解決手段】オキナワモズク(天然および養殖)からフ
コイダンを水または酸で抽出すると多量の酢酸を置換す
るフコイダンが製造出来る(特願平8−359852;
特願平9−285948).しかしながら,オキナワモ
ズクをアルカリで処理すると,酢酸基の少ないフコイダ
ンを製造することが分かった(L−フコース:D−キシ
ロース:D−グルクロン酸:酢酸:硫酸=3.5−5.
0:−0.1−0.3:0.5−1.5:0.0−1.
5:0.4−1.5).このフコイダンは水或いは酸で
抽出した物と同様の物理的および化学的性質を持つもの
で広い分野で利用することが可能である.
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は天然および養殖オキナワ
モズクから,低コレステロール剤,抗胃潰瘍剤,抗エイ
ズウイルス剤,細菌付着防止剤,保湿剤,増粘剤,およ
びL−フコースの供給剤として医薬品,機能性食品,化
粧品,バイオテクノロジーおよびその他工業で利用可能
である酢酸基の置換度の異なるフコイダンを簡易に製造
することに関するものである.
モズクから,低コレステロール剤,抗胃潰瘍剤,抗エイ
ズウイルス剤,細菌付着防止剤,保湿剤,増粘剤,およ
びL−フコースの供給剤として医薬品,機能性食品,化
粧品,バイオテクノロジーおよびその他工業で利用可能
である酢酸基の置換度の異なるフコイダンを簡易に製造
することに関するものである.
【0002】
【発明の背景】先に,養殖オキナワモズクからアセチル
フコイダンの製造および製造法の特許を申請した(特願
平8−359852;特願平9−285948).しか
しながら,フコイダンに置換する酢酸基はアルカリで容
易に解離することが判ったので,本発明では水,酸に加
え種々のアルカリ条件で酢酸基の存在状態を検討した.
フコイダンの製造および製造法の特許を申請した(特願
平8−359852;特願平9−285948).しか
しながら,フコイダンに置換する酢酸基はアルカリで容
易に解離することが判ったので,本発明では水,酸に加
え種々のアルカリ条件で酢酸基の存在状態を検討した.
【0003】
【発明の目的】オキナワモズクにはフコイダンが多量存
在することが申請者によって明らかにされた(約2.0
%;湿潤藻体当たり).また,オキナワモズクは生育の
北限が鹿児島県奄美大島で南限は沖縄県の石垣島であ
る.従って,本藻は沖縄県の有望な生物資源である.先
に,オキナワモズクからフコイダンを製造してその化学
成分を調べた結果,フコイダンに酢酸基が多量置換する
ことを発明した.しかしながら,この酢酸基はアルカリ
の条件下で容易に解離することが分かったので,本発明
では酢酸基の置換度とアルカリの濃度との関係を明らか
にすることを目的にした.
在することが申請者によって明らかにされた(約2.0
%;湿潤藻体当たり).また,オキナワモズクは生育の
北限が鹿児島県奄美大島で南限は沖縄県の石垣島であ
る.従って,本藻は沖縄県の有望な生物資源である.先
に,オキナワモズクからフコイダンを製造してその化学
成分を調べた結果,フコイダンに酢酸基が多量置換する
ことを発明した.しかしながら,この酢酸基はアルカリ
の条件下で容易に解離することが分かったので,本発明
では酢酸基の置換度とアルカリの濃度との関係を明らか
にすることを目的にした.
【0004】
【発明の構成】発明者は上記の問題点に着眼し,ミキサ
ー或いはホモゲナイザーを使用して細胞壁を破壊したオ
キナワモズクをアルカリ(0.01−0.50モル)液
に調製してフコイダンを抽出後(室温,2時間),酸で
中和を行い,スプレードライアー,又はアルコール,又
は凍結乾燥によりフコイダンを製造した.表1に0.0
12モルの水酸化ナトリウムで処理した場合のフコイダ
ンの化学分析値を示した. なお,収率は湿潤藻体に対して算出した.また,全糖お
よびウロン酸含量はフェノール硫酸およびカルバゾール
硫酸法で求めた.さらに,硫酸含量はバリウム沈殿法で
求めた.また,L−フコースとD−キシロースは液体ク
ロマトグラフィーによった.この条件で処理したフコイ
ダンの1HNMR(500MHz:日本電子製)のスペ
クトラムを図1に示した.L−フコースと酢酸のメチル
プロトンのシグナルの面積比から両者の構成比は約9.
0:1.0であった.水或いは酸で抽出したフコイダン
のL−フコースと酢酸の構成比はそれぞれ5.0:1.
0或いは4.8:1.0であったことから,上記のアル
カリの条件で約1/2に酢酸が減少したことになる.ア
ルカリの濃度を変えて(0.01−0.50モル)オキ
ナワモズクからフコイダンを抽出すると酢酸基の含量が
著しく変動した.即ち,高いアルカリ溶液でオキナワモ
ズクを処理すると,酢酸基は著しく減少した(例えば,
0.2モル水酸化ナトリウム,室温,2時間撹拌でゼロ
%). 図1 オキナワモズクから弱アルカリで抽出したフコイ
ダンの1H−NMRスペクトラム
ー或いはホモゲナイザーを使用して細胞壁を破壊したオ
キナワモズクをアルカリ(0.01−0.50モル)液
に調製してフコイダンを抽出後(室温,2時間),酸で
中和を行い,スプレードライアー,又はアルコール,又
は凍結乾燥によりフコイダンを製造した.表1に0.0
12モルの水酸化ナトリウムで処理した場合のフコイダ
ンの化学分析値を示した. なお,収率は湿潤藻体に対して算出した.また,全糖お
よびウロン酸含量はフェノール硫酸およびカルバゾール
硫酸法で求めた.さらに,硫酸含量はバリウム沈殿法で
求めた.また,L−フコースとD−キシロースは液体ク
ロマトグラフィーによった.この条件で処理したフコイ
ダンの1HNMR(500MHz:日本電子製)のスペ
クトラムを図1に示した.L−フコースと酢酸のメチル
プロトンのシグナルの面積比から両者の構成比は約9.
0:1.0であった.水或いは酸で抽出したフコイダン
のL−フコースと酢酸の構成比はそれぞれ5.0:1.
0或いは4.8:1.0であったことから,上記のアル
カリの条件で約1/2に酢酸が減少したことになる.ア
ルカリの濃度を変えて(0.01−0.50モル)オキ
ナワモズクからフコイダンを抽出すると酢酸基の含量が
著しく変動した.即ち,高いアルカリ溶液でオキナワモ
ズクを処理すると,酢酸基は著しく減少した(例えば,
0.2モル水酸化ナトリウム,室温,2時間撹拌でゼロ
%). 図1 オキナワモズクから弱アルカリで抽出したフコイ
ダンの1H−NMRスペクトラム
【0005】表2に水で抽出したフコイダンに加え,種
々の濃度のアルカリ溶液で処理して得たフコイダンの構
成分子比を算出して示した.
々の濃度のアルカリ溶液で処理して得たフコイダンの構
成分子比を算出して示した.
【発明の効果】以上述べた如く,天然および養殖オキナ
ワモスクを水または酸で抽出することに加え,種々の濃
度のアルカリ溶液で抽出すると,酢酸基の量が著しく変
動した.しかしながら,これらのフコイダンは酢酸の量
が著しく変動するのみで,フコイダンとしての性質に変
化がなく,多くの分野(医薬品,食品,化粧品,および
その他工業)に多量に供給することが出来る.
ワモスクを水または酸で抽出することに加え,種々の濃
度のアルカリ溶液で抽出すると,酢酸基の量が著しく変
動した.しかしながら,これらのフコイダンは酢酸の量
が著しく変動するのみで,フコイダンとしての性質に変
化がなく,多くの分野(医薬品,食品,化粧品,および
その他工業)に多量に供給することが出来る.
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/725 ADN A61K 31/725 ADN ADZ ADZ 35/80 ADU 35/80 ADUZ
Claims (2)
- 【請求項1】天然および養殖オキナワモズク(Clad
osiphonokamuranus TOKIDA)
の藻体および胞子(盤状体)から培養して得たものか
ら,L−フコース,D−キシロース,D−グルクロン
酸,酢酸,および硫酸の分子構成比が3.5−5.0:
0.1−0.3:0.5−1.5:0.0:1.5:
0.5−1.5から成るフコイダン. - 【請求項2】養殖或いは天然オキナワモズクをミキサー
或いはホモゲナイザーで処理した後,水,酸,またはア
ルカリを加えてフコイダンを撹拌抽出し,後者の場合は
中和後,ケイソウ土濾過或いは連続遠心分離機による処
理を行い、スプレードライアー或いはアルコール或いは
凍結乾燥機で酢酸基の置換度の異なるフコイダンを製造
する方法.
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10204220A JPH1180202A (ja) | 1997-07-03 | 1998-06-15 | 天然および養殖オキナワモズクから酢酸の含量の異なるフコイダンおよびそれの製造法 |
| AU80390/98A AU8039098A (en) | 1997-07-03 | 1998-06-22 | Acetylfucoidan prepared from okinawa LTuGTnemacystis decipiensLT/uGT and processfor preparing the same |
| PCT/JP1998/002793 WO1999001478A1 (en) | 1997-07-03 | 1998-06-22 | Acetylfucoidan prepared from okinawa nemacystis decipiens and process for preparing the same |
| EP98928633A EP0994122A4 (en) | 1997-07-03 | 1998-06-22 | ACETYLFUCOIDANE PREPARED FROM NEMACYSTIS DECIPIENS FROM OKINAWA AND PROCESS FOR THE PREPARATION THEREOF |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21543197 | 1997-07-03 | ||
| JP9-215431 | 1997-07-03 | ||
| JP10204220A JPH1180202A (ja) | 1997-07-03 | 1998-06-15 | 天然および養殖オキナワモズクから酢酸の含量の異なるフコイダンおよびそれの製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1180202A true JPH1180202A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=26514347
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10204220A Pending JPH1180202A (ja) | 1997-07-03 | 1998-06-15 | 天然および養殖オキナワモズクから酢酸の含量の異なるフコイダンおよびそれの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1180202A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006233099A (ja) * | 2005-02-25 | 2006-09-07 | Univ Of Ryukyus | 褐藻類盤状体由来フコイダン多糖およびその利用 |
| JP2008044913A (ja) * | 2006-08-21 | 2008-02-28 | Univ Of Ryukyus | オキナワモズク由来のヒアルロニダーゼ阻害剤又はアトピー性皮膚炎治療剤 |
-
1998
- 1998-06-15 JP JP10204220A patent/JPH1180202A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006233099A (ja) * | 2005-02-25 | 2006-09-07 | Univ Of Ryukyus | 褐藻類盤状体由来フコイダン多糖およびその利用 |
| JP2008044913A (ja) * | 2006-08-21 | 2008-02-28 | Univ Of Ryukyus | オキナワモズク由来のヒアルロニダーゼ阻害剤又はアトピー性皮膚炎治療剤 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4851224A (en) | Process for preparation of aloe products | |
| US4957907A (en) | Process for preparation of aloe products | |
| CA2376326A1 (en) | Unfermented gel fraction from psyllium seed husks | |
| WO1999041288A1 (en) | Sulfated saccharides | |
| JP3371124B2 (ja) | 養殖オキナワモズクを原料とするアセチルフコイダンおよ びそれの製造法 | |
| Rambourg-Schepens et al. | Severe ethylene glycol butyl ether poisoning. Kinetics and metabolic pattern | |
| SK280572B6 (sk) | Glykoproteíny bohaté na hydroxyprolín, kozmetické | |
| JPH1180202A (ja) | 天然および養殖オキナワモズクから酢酸の含量の異なるフコイダンおよびそれの製造法 | |
| DE10159244A1 (de) | Feste und stabile Kreatin/Citronensäure-Zusammensetzung(en) und Kohlenhydrat(e) bzw. deren Hydrate enthaltende Formulierung, Verfahren zu ihrer Herstellung und deren Verwendung | |
| JP2002284632A (ja) | 酒粕を有効成分とするスーパーオキシドアニオン消去物質 | |
| JP3413220B2 (ja) | 肌荒れ改善剤 | |
| JPH0515684B2 (ja) | ||
| US4315923A (en) | Process for the production of organ extracts with high herparin content | |
| JP3450383B2 (ja) | 活性酸素抑制剤 | |
| JP4580688B2 (ja) | コンドロイチン硫酸の製造方法 | |
| KR0173429B1 (ko) | 물리, 화학 및 생화학적 방법을 이용한 수용성 진주액의 제조방법 | |
| US3751564A (en) | Process for preparing scleroprotein-alkyl thiosulfate agents for the care of the hair | |
| RU2055079C1 (ru) | Способ получения препарата гиалуроновой кислоты | |
| DE2806181C2 (de) | Polysaccharid, Verfahren zu dessen Herstellung und Arzneimittel, das dieses Polysaccharid enthält | |
| JP3762234B2 (ja) | ポリ陽イオン物質で架橋された硫酸化多糖ならびにその製造方法 | |
| JP3433989B2 (ja) | 化粧品原料及びその製造方法 | |
| US3609137A (en) | Process for the production of an aescin-rich concentrate of active material from horse-chestnut seeds | |
| JPS57134420A (en) | Preparation of remedy for athlete's foot | |
| CN114224795B (zh) | 一种用于化妆品的灵芝提取物及其制备方法 | |
| JPH05295328A (ja) | プロポリス抽出液 |