JPH1180746A - ポリ塩化ビニール樹脂を含有する廃プラスチックスの処理方法 - Google Patents
ポリ塩化ビニール樹脂を含有する廃プラスチックスの処理方法Info
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- JPH1180746A JPH1180746A JP24512797A JP24512797A JPH1180746A JP H1180746 A JPH1180746 A JP H1180746A JP 24512797 A JP24512797 A JP 24512797A JP 24512797 A JP24512797 A JP 24512797A JP H1180746 A JPH1180746 A JP H1180746A
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- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ポリ塩化ビニール樹脂を含有する廃プラスチ
ックスを化学的に分解処理し、ポリ塩化ビニール樹脂中
に含有されている塩素分を除去し、塩素を含まない良質
の燃料を得ると共に、ポリ塩化ビニール樹脂の分解によ
って生成した塩化水素を、高純度の塩酸または塩化物と
して回収する。 【解決手段】 ポリ塩化ビニール樹脂を含有する廃プラ
スチックスを、溶融槽4において化学的に分解処理し燃
料を得ると共に、ポリ塩化ビニール樹脂の分解によって
生じた塩化水素を、吸収塔5において塩酸または各種塩
化物として回収し、次いで精製処理槽8において、回収
された塩酸または各種塩化物の水溶液中に過酸化水素を
添加し、塩酸または各種塩化物の水溶液中に含有されて
いる有機物を、過酸化水素と反応させて酸化分解し除去
する。
ックスを化学的に分解処理し、ポリ塩化ビニール樹脂中
に含有されている塩素分を除去し、塩素を含まない良質
の燃料を得ると共に、ポリ塩化ビニール樹脂の分解によ
って生成した塩化水素を、高純度の塩酸または塩化物と
して回収する。 【解決手段】 ポリ塩化ビニール樹脂を含有する廃プラ
スチックスを、溶融槽4において化学的に分解処理し燃
料を得ると共に、ポリ塩化ビニール樹脂の分解によって
生じた塩化水素を、吸収塔5において塩酸または各種塩
化物として回収し、次いで精製処理槽8において、回収
された塩酸または各種塩化物の水溶液中に過酸化水素を
添加し、塩酸または各種塩化物の水溶液中に含有されて
いる有機物を、過酸化水素と反応させて酸化分解し除去
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ポリ塩化ビニー
ル樹脂を含有する廃プラスチックスを化学的に分解処理
し、ポリ塩化ビニール樹脂の分解によって生じた塩化水
素を、塩酸または各種の塩化物として回収する廃プラス
チックスの処理方法に関するものである。
ル樹脂を含有する廃プラスチックスを化学的に分解処理
し、ポリ塩化ビニール樹脂の分解によって生じた塩化水
素を、塩酸または各種の塩化物として回収する廃プラス
チックスの処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリ塩化ビニール樹脂を含有する廃プラ
スチックスを化学的に分解処理して、固体または液体の
燃料を得る廃プラスチックスの処理方法には、従来から
種々のプロセスが知られており、その典型的なプロセス
として、廃プラスチックスを加熱処理し、廃プラスチッ
クス中のポリ塩化ビニールを熱分解することにより、ポ
リ塩化ビニール中に含有されている塩素分を塩化水素と
して除去し、塩素を含まない良質の燃料を得ると共に、
ポリ塩化ビニールの熱分解時に、分解ガス中に含まれて
いる塩化水素を水に吸収させ塩酸として回収し、また
は、前記分解ガス中に含まれている塩化水素を水酸化ナ
トリウムなどのアルカリ性物質と反応させ、各種塩化物
として回収する方法(以下、先行技術という)が知られ
ている。
スチックスを化学的に分解処理して、固体または液体の
燃料を得る廃プラスチックスの処理方法には、従来から
種々のプロセスが知られており、その典型的なプロセス
として、廃プラスチックスを加熱処理し、廃プラスチッ
クス中のポリ塩化ビニールを熱分解することにより、ポ
リ塩化ビニール中に含有されている塩素分を塩化水素と
して除去し、塩素を含まない良質の燃料を得ると共に、
ポリ塩化ビニールの熱分解時に、分解ガス中に含まれて
いる塩化水素を水に吸収させ塩酸として回収し、また
は、前記分解ガス中に含まれている塩化水素を水酸化ナ
トリウムなどのアルカリ性物質と反応させ、各種塩化物
として回収する方法(以下、先行技術という)が知られ
ている。
【0003】図2は、先行技術の一例として塩酸を回収
する場合の工程図である。図面に示すように、破砕機
1、ホッパー2、スクリューフィーダー3、溶融槽4お
よび塩酸吸収塔5がこの順序で配置されており、廃プラ
スチックスは、破砕機1において破砕された後、ホッパ
ー2およびスクリューフィーダー3を介して溶融槽4に
供給される。
する場合の工程図である。図面に示すように、破砕機
1、ホッパー2、スクリューフィーダー3、溶融槽4お
よび塩酸吸収塔5がこの順序で配置されており、廃プラ
スチックスは、破砕機1において破砕された後、ホッパ
ー2およびスクリューフィーダー3を介して溶融槽4に
供給される。
【0004】廃プラスチックスは、溶融槽4および/ま
たはスクリューフィーダー3において適宜の手段により
所定温度に加熱される。その結果、廃プラスチックス中
のポリ塩化ビニールは、他に共存するプラスチックスが
あればそのプラスチックスと共に溶融して熱分解反応を
起こす。
たはスクリューフィーダー3において適宜の手段により
所定温度に加熱される。その結果、廃プラスチックス中
のポリ塩化ビニールは、他に共存するプラスチックスが
あればそのプラスチックスと共に溶融して熱分解反応を
起こす。
【0005】溶融槽4における廃プラスチックスの熱分
解反応時に発生した、塩化水素を含む分解ガスは、溶融
槽4内に吹き込まれた窒素ガス等のキャリアーガスによ
って塩酸吸収塔5に吹き込まれる。塩酸吸収塔5内に吹
き込まれた分解ガスは、塔内上部から噴射された水によ
りスクラビングされ、水に吸収されて粗塩酸となり、塔
底部に設けられた排出口から排出され回収される。
解反応時に発生した、塩化水素を含む分解ガスは、溶融
槽4内に吹き込まれた窒素ガス等のキャリアーガスによ
って塩酸吸収塔5に吹き込まれる。塩酸吸収塔5内に吹
き込まれた分解ガスは、塔内上部から噴射された水によ
りスクラビングされ、水に吸収されて粗塩酸となり、塔
底部に設けられた排出口から排出され回収される。
【0006】塩酸吸収塔5において水に吸収されないオ
フガスは、吸収塔5の上部のガス排出口から排出され、
オフガス処理ユニット6において燃焼処理された後、大
気中に放散される。一方、溶融槽4の底部に設けられた
排出口からは、塩素分が除去された溶融プラスチックス
が排出され、燃料処理ユニット7において、目的に応じ
た形態の燃料になるように処理される。
フガスは、吸収塔5の上部のガス排出口から排出され、
オフガス処理ユニット6において燃焼処理された後、大
気中に放散される。一方、溶融槽4の底部に設けられた
排出口からは、塩素分が除去された溶融プラスチックス
が排出され、燃料処理ユニット7において、目的に応じ
た形態の燃料になるように処理される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来の方法には、次のような問題がある。即ち、回収さ
れた塩酸または塩化物中には、プラスチックス自体、ま
たは、プラスチックスに通常添加されている可塑剤の熱
分解による主要生成物である各種炭化水素類のような有
機物が混入しているために、回収した塩酸や塩化物の品
質低下を招いている。上記回収した塩酸や塩化物を、品
質の優れた商品価値の高い高純度製品にするためには、
蒸留や再晶析等のような再処理工程が必要であり、従っ
て、作業が複雑化すると共に製造コストの上昇が避けら
れない。
従来の方法には、次のような問題がある。即ち、回収さ
れた塩酸または塩化物中には、プラスチックス自体、ま
たは、プラスチックスに通常添加されている可塑剤の熱
分解による主要生成物である各種炭化水素類のような有
機物が混入しているために、回収した塩酸や塩化物の品
質低下を招いている。上記回収した塩酸や塩化物を、品
質の優れた商品価値の高い高純度製品にするためには、
蒸留や再晶析等のような再処理工程が必要であり、従っ
て、作業が複雑化すると共に製造コストの上昇が避けら
れない。
【0008】従って、この発明の目的は、上述した問題
を解決し、ポリ塩化ビニール樹脂を含有する廃プラスチ
ックスを化学的に分解処理し、ポリ塩化ビニール樹脂中
に含有されている塩素分を除去し、塩素を含まない良質
の燃料を得ると共に、ポリ塩化ビニール樹脂の分解によ
って生成した塩化水素を、高純度の塩酸または各種塩化
物として、容易に且つ経済的に回収することができる方
法を提供することにある。
を解決し、ポリ塩化ビニール樹脂を含有する廃プラスチ
ックスを化学的に分解処理し、ポリ塩化ビニール樹脂中
に含有されている塩素分を除去し、塩素を含まない良質
の燃料を得ると共に、ポリ塩化ビニール樹脂の分解によ
って生成した塩化水素を、高純度の塩酸または各種塩化
物として、容易に且つ経済的に回収することができる方
法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上述した
観点から、廃プラスチックスの化学的分解処理時に、ポ
リ塩化ビニール樹脂の分解によって生じた塩化水素を、
高純度の塩酸または各種塩化物として、簡単な設備によ
り容易に且つ経済的に回収することができる方法を開発
すべく鋭意研究を重ねた。その結果、塩酸吸収塔から回
収された、炭化水素のような不純物を含有する塩酸また
は塩化物の水溶液に過酸化水素水を添加し、過酸化水素
水によって前記不純物である炭化水素を酸化、分解すれ
ば、高純度の塩酸または塩化物を回収し得ることを知見
した。
観点から、廃プラスチックスの化学的分解処理時に、ポ
リ塩化ビニール樹脂の分解によって生じた塩化水素を、
高純度の塩酸または各種塩化物として、簡単な設備によ
り容易に且つ経済的に回収することができる方法を開発
すべく鋭意研究を重ねた。その結果、塩酸吸収塔から回
収された、炭化水素のような不純物を含有する塩酸また
は塩化物の水溶液に過酸化水素水を添加し、過酸化水素
水によって前記不純物である炭化水素を酸化、分解すれ
ば、高純度の塩酸または塩化物を回収し得ることを知見
した。
【0010】この発明は、上記知見に基づいてなされた
ものであって、請求項1に記載の発明は、ポリ塩化ビニ
ール樹脂を含有する廃プラスチックスを化学的に分解処
理して、固体または液体の燃料を得ると共に、前記ポリ
塩化ビニール樹脂の分解によって生じた塩化水素を、塩
酸または各種の塩化物として回収する廃プラスチックス
の処理方法において、前記回収された塩酸または各種塩
化物の水溶液に過酸化水素を添加し、前記塩酸または各
種塩化物の水溶液中に含有されている有機物を前記過酸
化水素と反応させ、前記有機物を酸化、分解して除去す
ることにより、高純度の塩酸または各種塩化物として回
収することに特徴を有するものである。
ものであって、請求項1に記載の発明は、ポリ塩化ビニ
ール樹脂を含有する廃プラスチックスを化学的に分解処
理して、固体または液体の燃料を得ると共に、前記ポリ
塩化ビニール樹脂の分解によって生じた塩化水素を、塩
酸または各種の塩化物として回収する廃プラスチックス
の処理方法において、前記回収された塩酸または各種塩
化物の水溶液に過酸化水素を添加し、前記塩酸または各
種塩化物の水溶液中に含有されている有機物を前記過酸
化水素と反応させ、前記有機物を酸化、分解して除去す
ることにより、高純度の塩酸または各種塩化物として回
収することに特徴を有するものである。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の方法におけるポリ塩化ビニール樹脂の分解を、前記廃
プラスチックスを200℃から360℃の温度まで加熱
することにより誘起される熱分解によって行うことを特
徴とするものである。請求項3に記載の発明は、請求項
1に記載の方法において、ポリ塩化ビニール樹脂の分解
によって生成した塩化水素を、水を吸収媒体としてスク
ラビングすることにより塩酸となし、前記塩酸を前記過
酸化水素と反応させることを特徴とするものであり、そ
して、請求項4に記載の発明は、上記ポリ塩化ビニール
樹脂の分解によって生成した塩化水素を、アルカリ性物
質の水溶液と反応させて各種塩化物の水溶液となし、前
記各種塩化物の水溶液を前記過酸化水素と反応させるこ
とに特徴を有するものである。
の方法におけるポリ塩化ビニール樹脂の分解を、前記廃
プラスチックスを200℃から360℃の温度まで加熱
することにより誘起される熱分解によって行うことを特
徴とするものである。請求項3に記載の発明は、請求項
1に記載の方法において、ポリ塩化ビニール樹脂の分解
によって生成した塩化水素を、水を吸収媒体としてスク
ラビングすることにより塩酸となし、前記塩酸を前記過
酸化水素と反応させることを特徴とするものであり、そ
して、請求項4に記載の発明は、上記ポリ塩化ビニール
樹脂の分解によって生成した塩化水素を、アルカリ性物
質の水溶液と反応させて各種塩化物の水溶液となし、前
記各種塩化物の水溶液を前記過酸化水素と反応させるこ
とに特徴を有するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、この発明を図面を参照しな
がら説明する。図1は、本発明方法の一実施態様を示す
工程図である。図面に示すように、ポリ塩化ビニール樹
脂を含有する廃プラスチックスは、溶融槽4および/ま
たはスクリューフィーダー3により、所定温度に加熱さ
れて溶融し熱分解反応を起こし、熱分解反応時に発生し
た分解ガスは、溶融槽4内に吹き込まれたキャリアーガ
スによって塩酸吸収塔5に導かれ、吸収塔5内において
水を吸収媒体としてスクラビングすることにより、水に
吸収された上、粗塩酸として塔底部に設けられた排出口
から排出されると共に、水に吸収されないオフガスは、
塩酸吸収塔5から排出され、オフガス処理ユニット6に
おいて燃焼処理された後、大気中に放散され、また、溶
融槽4から排出された、塩素の除去された溶融プラスチ
ックスは、燃料処理ユニット7において、目的に応じた
燃料形態になるように処理されることは従来と同様であ
る。
がら説明する。図1は、本発明方法の一実施態様を示す
工程図である。図面に示すように、ポリ塩化ビニール樹
脂を含有する廃プラスチックスは、溶融槽4および/ま
たはスクリューフィーダー3により、所定温度に加熱さ
れて溶融し熱分解反応を起こし、熱分解反応時に発生し
た分解ガスは、溶融槽4内に吹き込まれたキャリアーガ
スによって塩酸吸収塔5に導かれ、吸収塔5内において
水を吸収媒体としてスクラビングすることにより、水に
吸収された上、粗塩酸として塔底部に設けられた排出口
から排出されると共に、水に吸収されないオフガスは、
塩酸吸収塔5から排出され、オフガス処理ユニット6に
おいて燃焼処理された後、大気中に放散され、また、溶
融槽4から排出された、塩素の除去された溶融プラスチ
ックスは、燃料処理ユニット7において、目的に応じた
燃料形態になるように処理されることは従来と同様であ
る。
【0013】この発明においては、塩酸吸収塔5の次に
精製処理槽8が設けられており、塩酸吸収塔5から排出
された粗塩酸を、精製処理槽8に送り込み、精製処理槽
8において、所定量の過酸化水素を添加し混合すること
により、前記粗塩酸中に含有されている有機物を、過酸
化水素と反応せしめて酸化分解し除去する。このように
して、精製処理槽8において、高純度の精製塩酸が得ら
れる。
精製処理槽8が設けられており、塩酸吸収塔5から排出
された粗塩酸を、精製処理槽8に送り込み、精製処理槽
8において、所定量の過酸化水素を添加し混合すること
により、前記粗塩酸中に含有されている有機物を、過酸
化水素と反応せしめて酸化分解し除去する。このように
して、精製処理槽8において、高純度の精製塩酸が得ら
れる。
【0014】ポリ塩化ビニール樹脂の分解によって生じ
た塩化水素を各種塩化物として回収する場合には、溶融
槽4おける熱分解反応時に発生した分解ガスを、吸収塔
において水酸化ナトリウム等のアルカリ性物質水溶液と
反応させることにより各種塩化物の水溶液となす。この
各種塩化物水溶液を精製処理槽8に送り込み、精製処理
槽8において、所定量の過酸化水素を添加し混合するこ
とにより、前記塩化物水溶液中に含有されている有機物
を、前記過酸化水素と反応せしめて酸化分解し除去す
る。このようにして、精製処理槽8において、高純度の
各種塩化物が得られる。
た塩化水素を各種塩化物として回収する場合には、溶融
槽4おける熱分解反応時に発生した分解ガスを、吸収塔
において水酸化ナトリウム等のアルカリ性物質水溶液と
反応させることにより各種塩化物の水溶液となす。この
各種塩化物水溶液を精製処理槽8に送り込み、精製処理
槽8において、所定量の過酸化水素を添加し混合するこ
とにより、前記塩化物水溶液中に含有されている有機物
を、前記過酸化水素と反応せしめて酸化分解し除去す
る。このようにして、精製処理槽8において、高純度の
各種塩化物が得られる。
【0015】前記溶融槽4において行われるポリ塩化ビ
ニール樹脂の分解は、廃プラスチックスを200℃から
360℃の温度まで加熱することにより誘起される熱分
解によって行うことが好ましい。廃プラスチックスに対
する加熱温度が200℃未満では熱分解が生ぜず、一
方、加熱温度が360℃を超えると、溶融物がコーキン
グ化する問題が生ずる。好ましい加熱温度は、250〜
350℃の範囲内である。
ニール樹脂の分解は、廃プラスチックスを200℃から
360℃の温度まで加熱することにより誘起される熱分
解によって行うことが好ましい。廃プラスチックスに対
する加熱温度が200℃未満では熱分解が生ぜず、一
方、加熱温度が360℃を超えると、溶融物がコーキン
グ化する問題が生ずる。好ましい加熱温度は、250〜
350℃の範囲内である。
【0016】
【実施例】次に、この発明を実施例により説明する。図
1に示した工程に従って廃プラスチックスを処理した。
即ち、破砕機1において破砕された廃プラスチックス
を、ホッパー2、スクリューフィーダー3を経て溶融槽
4に供給し、溶融槽4において300℃の温度で溶融し
た。
1に示した工程に従って廃プラスチックスを処理した。
即ち、破砕機1において破砕された廃プラスチックス
を、ホッパー2、スクリューフィーダー3を経て溶融槽
4に供給し、溶融槽4において300℃の温度で溶融し
た。
【0017】溶融槽4内には、キャリアーガスとして窒
素ガスを吹込み、廃プラスチックスの溶融による熱分解
反応によって生じた分解ガスを、キャリアーガスによっ
て塩酸吸収塔5に吹き込んだ。吸収塔5に吹き込まれた
分解ガスは、塔内においてその上部から噴射される水に
吸収され、CODとして約5000ppmの炭化水素を
含有する約20wt.%の濃度の粗塩酸として回収した。
素ガスを吹込み、廃プラスチックスの溶融による熱分解
反応によって生じた分解ガスを、キャリアーガスによっ
て塩酸吸収塔5に吹き込んだ。吸収塔5に吹き込まれた
分解ガスは、塔内においてその上部から噴射される水に
吸収され、CODとして約5000ppmの炭化水素を
含有する約20wt.%の濃度の粗塩酸として回収した。
【0018】吸収塔5において回収された上記粗塩酸を
精製処理槽8に送り込み、精製処理槽8において、粗塩
酸100重量部に対し3.5重量部の量の30%過酸化
水素水を、粗塩酸に添加し混合攪拌して両者を反応させ
た。その結果、粗塩酸中の炭化水素は実質的に全部除去
された精製塩酸が得られた。
精製処理槽8に送り込み、精製処理槽8において、粗塩
酸100重量部に対し3.5重量部の量の30%過酸化
水素水を、粗塩酸に添加し混合攪拌して両者を反応させ
た。その結果、粗塩酸中の炭化水素は実質的に全部除去
された精製塩酸が得られた。
【0019】なお、精製処理前の粗塩酸の濃度は、過酸
化水素水の希釈水および酸化反応による生成水によって
若干希釈され、当初の20wt.%から19.4wt.%まで低
下したが、これによる実質的な障害は生じなかった。
化水素水の希釈水および酸化反応による生成水によって
若干希釈され、当初の20wt.%から19.4wt.%まで低
下したが、これによる実質的な障害は生じなかった。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
ポリ塩化ビニール樹脂を含有する廃プラスチックスを化
学的に分解処理し、ポリ塩化ビニール樹脂の分解によっ
て生じた塩化水素を、高純度の塩酸または各種塩化物と
して、簡単な設備により容易に且つ経済的に回収するこ
とができる、工業上有用な効果がもたらされる。
ポリ塩化ビニール樹脂を含有する廃プラスチックスを化
学的に分解処理し、ポリ塩化ビニール樹脂の分解によっ
て生じた塩化水素を、高純度の塩酸または各種塩化物と
して、簡単な設備により容易に且つ経済的に回収するこ
とができる、工業上有用な効果がもたらされる。
【図1】この発明の方法の一実施態様を示す工程図であ
る。
る。
【図2】従来方法の一例を示す工程図である。
1 破砕機 2 ホッパー 3 スクリューフィーダー 4 溶融槽 5 塩酸吸収塔 6 オフガス処理ユニット 7 燃料処理ユニット 8 精製処理槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08J 11/10 CEV C08J 11/16 CEV 11/12 CEV C10L 5/48 11/16 CEV B09B 3/00 ZAB C10L 5/48 302A // B29K 27:06 105:26
Claims (4)
- 【請求項1】 ポリ塩化ビニール樹脂を含有する廃プラ
スチックスを化学的に分解処理して、固体または液体の
燃料を得ると共に、前記ポリ塩化ビニール樹脂の分解に
よって生じた塩化水素を、塩酸または各種の塩化物とし
て回収する廃プラスチックスの処理方法において、 前記回収された塩酸または各種塩化物の水溶液に過酸化
水素を添加し、前記塩酸または各種塩化物の水溶液中に
含有されている有機物を、前記過酸化水素と反応させて
酸化、分解し除去することにより、高純度の塩酸または
各種塩化物として回収することを特徴とする、ポリ塩化
ビニール樹脂を含有する廃プラスチックスの処理方法。 - 【請求項2】 前記ポリ塩化ビニール樹脂の分解を、前
記廃プラスチックスを200℃から360℃の温度まで
加熱することにより誘起される熱分解によって行う、請
求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 前記ポリ塩化ビニール樹脂の分解によっ
て生成した塩化水素を、水を吸収媒体としてスクラビン
グすることにより塩酸となし、前記塩酸を前記過酸化水
素と反応させる、請求項1に記載の方法。 - 【請求項4】 前記ポリ塩化ビニール樹脂の分解によっ
て生成した塩化水素を、アルカリ性物質の水溶液と反応
させて各種塩化物の水溶液となし、前記各種塩化物の水
溶液を前記過酸化水素と反応させる、請求項1に記載の
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24512797A JPH1180746A (ja) | 1997-09-10 | 1997-09-10 | ポリ塩化ビニール樹脂を含有する廃プラスチックスの処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24512797A JPH1180746A (ja) | 1997-09-10 | 1997-09-10 | ポリ塩化ビニール樹脂を含有する廃プラスチックスの処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1180746A true JPH1180746A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17129036
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24512797A Pending JPH1180746A (ja) | 1997-09-10 | 1997-09-10 | ポリ塩化ビニール樹脂を含有する廃プラスチックスの処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1180746A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| WO2021211517A1 (en) * | 2020-04-13 | 2021-10-21 | Eastman Chemical Company | Liquefying and dehalogenating waste plastics |
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- 1997-09-10 JP JP24512797A patent/JPH1180746A/ja active Pending
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